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Title:
MIMEOGRAPH PRINTER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/026343
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a mimeograph printer comprising a plate discharging device (6). This plate discharging device includes a pair of vertical pulling rollers (61, 62) for pulling and clamping a discharged stencil paper (101) from a plate mounting member (31) and for conveying the same, while rotating, to a next stage, a winding core (63) for winding up the discharged stencil paper (101) conveyed by the pulling rollers, a plurality of take-up rollers (64, 65, 66) arranged to enclose the winding core, and first to third supporting belt members (71, 72, 73) adapted to run between the take-up rollers in a manner to support the winding core (63) therearound, and to rotate together, as the take-up rollers rotate, thereby to rotate the winding core. The mimeograph printer is characterized in that the first take-up roller (64) has its linear velocity set to 1.38 times as high as that of the pulling roller (61) or higher.

Inventors:
SATO TAICHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/057817
Publication Date:
March 06, 2008
Filing Date:
April 09, 2007
Export Citation:
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Assignee:
DUPLO SEIKO CORP (JP)
SATO TAICHI (JP)
International Classes:
B41L13/14
Foreign References:
JP3071994B22000-07-31
JPH08238835A1996-09-17
JPH05286223A1993-11-02
JP2004195873A2004-07-15
JPH08267897A1996-10-15
Attorney, Agent or Firm:
TANAKA, Mitsuo et al. (IMP Building3-7, Shiromi 1-chome,Chuo-ku, Osaka-sh, Osaka 01, JP)
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Claims:
 使用済みの孔版原紙を孔版装着体から剥ぎ取って回収する排版装置、を備えた孔版印刷機において、
 排版装置が、
 上記孔版原紙を、孔版装着体から引き込んで挟持し、回転しながら次段に搬送する、上下一対の引き込みローラと、
 引き込みローラによって搬送されてきた上記孔版原紙を、巻き取る、巻芯と、
 巻芯を取り囲むように配置された複数個の巻き取りローラと、
 巻芯を周囲から支持するように巻き取りローラ間に掛け渡されて、巻き取りローラの回転と共に回動して巻芯を回転させる、ベルト部材と、を備えており、
 巻き取りローラの回転線速度が、引き込みローラの回転線速度の1.38倍以上に設定されていることを特徴とする孔版印刷機。
 巻き取りローラの回転線速度が、引き込みローラの回転線速度の1.38~1.39倍である、請求項1記載の孔版印刷機。
Description:
孔版印刷機

 本発明は、使用済みの孔版原紙(以下、「 排版原紙」と称する)を孔版装着体から剥ぎ って巻き取りながら回収する排版装置、を えた孔版印刷機、に関するものである。

 孔版印刷機の排版装置としては、排版原 を巻芯に巻き取りながら回収するタイプ(特 許文献1参照)や、排版原紙を圧縮収納して回 するタイプ(特許文献2参照)が、知られてい 。

 特許文献1の装置では、排版原紙が巻芯に巻 き取られていくことにより、巻芯の中心から 最外側の排版原紙までの半径が次第に増大し ていき、排版原紙は、該半径が所定の大きさ になるまで、巻芯に巻き取られていく。そし て、上記半径が所定の大きさになると、それ 以上は排版原紙を巻き取ることができないこ とを意味する「満杯」が、表示される。通常 は、巻芯の周囲の状況に基づいて、「満杯」 となる最大巻き取り枚数が規定されている。

特公平3-71994号公報

特開2004-160662号公報

 特許文献1の装置では、排版作業の度に、排 版原紙が1枚ずつ巻芯に巻き取られていくの 、巻き取られた各排版の間に隙間ができや い。そのため、次のような不具合の生じる れがあった。
(1)巻き取られた排版原紙が嵩張ってしまい、 巻き取った排版原紙の枚数が少ないにも拘わ らず上記半径が大きくなり、その結果、規定 されている最大巻き取り枚数に達する前に「 満杯」となる。それ故、巻き取ることのでき る排版原紙の枚数が少なくなる。
(2)巻き取られた排版原紙の巻芯に対する接触 力が弱くなり、巻き取られた排版原紙が巻芯 から剥がれやすくなる。それ故、巻芯を取り 出して、巻き取られた排版原紙を廃棄する際 に、排版原紙が、巻芯から不用意に外れて、 作業者の衣服等を汚す恐れがある。

 本発明は、巻き取ることのできる排版原 の枚数を増大でき、また、巻き取られた排 原紙を廃棄する際に排版原紙が巻芯から不 意に外れるのを防止できる、排版装置、を えた孔版印刷機を、提供することを目的と る。

 本発明は、使用済みの孔版原紙を孔版装 体から剥ぎ取って回収する排版装置、を備 た孔版印刷機において、排版装置が、上記 版原紙を、孔版装着体から引き込んで挟持 、回転しながら次段に搬送する、上下一対 引き込みローラと、引き込みローラによっ 搬送されてきた上記孔版原紙を、巻き取る 巻芯と、巻芯を取り囲むように配置された 数個の巻き取りローラと、巻芯を周囲から 持するように巻き取りローラ間に掛け渡さ て、巻き取りローラの回転と共に回動して 芯を回転させる、ベルト部材と、を備えて り、巻き取りローラの回転線速度が、引き みローラの回転線速度の1.38倍以上に設定さ れていることを特徴としている。

 本発明は、更に、次のような具体的構成を 用するのが好ましい。
(i)巻き取りローラの回転線速度が、引き込み ローラの回転線速度の1.38~1.39倍である。

 本発明によれば、上下一対の引き込みロー によって挟持されている排版原紙を、巻芯 方へ引っ張ることができる。それ故、排版 紙を、引っ張った状態で、巻芯に巻き付け ことができる。したがって、次の効果を発 できる。
(1)排版原紙を巻芯に緊密に巻き取ることがで きる。それ故、巻き取ることのできる排版原 紙の枚数を増大できる。
(2)排版原紙を比較的強い接触力を持った状態 で巻芯に巻き取ることができる。それ故、巻 き取られた排版原紙を廃棄する際に、排版原 紙が巻芯から不用意に外れるのを防止できる 。したがって、外れた排版原紙が作業者の衣 服等を汚すのを防止できる。

 上記構成(i)によれば、本発明による効果 より確実に発揮できる。

本発明の排版装置、を備えた孔版印刷 の模式縦断面図である。 本発明の排版装置の模式縦断面拡大図 ある。 図2の排版装置の内部を示す上方斜視図 である。 図2の排版装置における第1~第3支持用ベ ルト部材の掛け渡された状態を示す模式図で ある。 本発明の排版装置の作動の最初の工程 示す縦断面拡大部分図である。 図5に続く工程を示す縦断面拡大部分図 である。 図6に続く工程を示す縦断面拡大部分図 である。 本発明の排版装置を備えた孔版印刷機 別の第1例を示す模式縦断面図である。 本発明の排版装置を備えた孔版印刷機 別の第2例を示す模式縦断面図である。

符号の説明

 101 排版原紙(使用済みの孔版原紙)
 31 孔版装着体
 6 排版装置
 61、62 引き込みローラ
 63 巻芯
 64~68 第1~第5巻き取りローラ
 71~73 第1~第3支持用ベルト部材

 図1は、本発明の排版装置、を備えた孔版 印刷機の模式縦断面図である。この孔版印刷 機10においては、孔版原紙100が、ロール11か 供給され、製版装置2においてサーマルヘッ 21により加熱穿孔されることによって製版 れ、印刷装置3へ給版される。給版されてき 孔版原紙100は、クランプ装置(図示せず)に って挟持されて、孔版装着体31に巻装される 。一方、印刷用紙111が、給紙装置4によって 刷装置3へ給紙される。そして、印刷装置3で は、押圧手段であるプレスローラ32によって 刷用紙111がローラ33に押し付けられ、孔版 紙100に基づいた印刷が行われる。印刷終了 、印刷された用紙111は、排紙装置5の排紙台5 1へ送られ、印刷に使用された孔版原紙(すな ち排版原紙)101は、排版装置6によって孔版 着体31から剥ぎ取られて巻芯63に巻き取られ 。

 図2は上記排版装置6の模式縦断面拡大図 図3は図2の排版装置6の内部を示す上方斜視 である。排版装置6は、排版原紙101を、上下 対の引き込みローラ61、62によって、孔版装 着体31から引き込んで後方(矢印X方向)に搬送 、巻芯63によって巻き取るようになってい 。

 排版装置6は、ケーシング8内に、上下の き込みローラ61、62と、巻芯63と、第1~第5巻 取りローラ64、65、66、67、68と、第1~第3支持 ベルト部材71、72、73と、搬送面用ベルト部 74と、を備えている。第1巻き取りローラ64 、下側の引き込みローラ61と巻芯63との間に 置されている。第2巻き取りローラ65は、上 の引き込みローラ62と巻芯63との間に配置さ れ、且つ、第1巻き取りローラ64との間に、巻 芯63へ通じる搬送隙間601を有するよう配置さ ている。第3~第5巻き取りローラ66、67、68は 第1及び第2巻き取りローラ64、65と共に、巻 63を取り囲むように配置されている。第1~第 3支持用ベルト部材71、72、73は、巻芯63を周囲 から支持するように巻き取りローラ間に掛け 渡され、巻き取りローラの回転と共に回動し て巻芯63を回転させるようになっている。搬 面用ベルト部材74は、引き込みローラ61と第 1巻き取りローラ64との間に掛け渡され、両ロ ーラ61、64間に、排版原紙101の搬送面を構成 ている。

 図4は、第1~第3支持用ベルト部材71、72、73 及び搬送面用ベルト部材74の掛け渡された状 を示している。図4(a)は、引き込みローラ61 第1巻き取りローラ64と搬送面用ベルト部材7 4とを示している。引き込みローラ61は、軸611 と長いローラ部612とからなっている。第1巻 取りローラ64は、軸641と4個の短いローラ部64 2とからなっている。そして、4本のベルト部 74が、ローラ部642とローラ部612との間に掛 渡されている。図4(b)は、第1巻き取りローラ 64と第3巻き取りローラ66と第1支持用ベルト部 材71とを示している。第3巻き取りローラ66は 軸661と4個の短いローラ部662とからなってい る。そして、4本のベルト部材71は、ローラ部 662とローラ部642との間にそれぞれ掛け渡され ている。図4(c)は、第3巻き取りローラ66と第4 き取りローラ67と第5巻き取りローラ68と第2 持用ベルト部材72とを示している。第4巻き りローラ67は、軸671と4個の短いローラ部672 からなっている。第5巻き取りローラ68は、 681と4個の短いローラ部682とからなっている 。そして、4本のベルト部材72は、ローラ部662 とローラ部672とローラ部682との間にそれぞれ 掛け渡されている。図4(d)は、第4巻き取りロ ラ67と第5巻き取りローラ68と第2巻き取りロ ラ65と第3支持用ベルト部材73とを示してい 。第2巻き取りローラ65は、軸651と4個の短い ーラ部652とからなっている。そして、4本の ベルト部材73は、ローラ部672とローラ部682と ーラ部652との間にそれぞれ掛け渡されてい 。

 なお、第1~第3支持用ベルト部材71、72、73 び搬送面用ベルト部材74は、伸縮自在なス リングベルトである。

 ケーシング8は、受体81と蓋体82とからな ている。蓋体82は、第2巻き取りローラ65及び 第5巻き取りローラ68を支持しており、それら を支持したまま、軸821回りに回動して開閉す るようになっている。図3は蓋体82を開いた状 態を示している。

 上側の引き込みローラ62は、軸621と、軸 向の複数箇所に設けられた短いローラ部622 、軸方向の複数箇所に設けられた羽根車91と 、からなっている。羽根車91は、排版原紙101 掻き込むためのものである。羽根車91は、 根911を放射状に有している。

 そして、第1巻き取りローラ64は、駆動モ タ(図示せず)にギヤ連結されており、下側 引き込みローラ61は、第1巻き取りローラ64に ギヤ連結されている。したがって、排版装置 6においては、駆動モータが作動すると、第1 き取りローラ64が回転し、第1支持用ベルト 材71を介して第3巻き取りローラ66が回転し 更に、第2支持用ベルト部材72を介して、第4 び第5巻き取りローラ67、68が回転し、更に 第3支持用ベルト部材73を介して、第2巻き取 ローラ65が回転する。また、第1巻き取りロ ラ64が回転すると、引き込みローラ61が回転 する。

 そして、本発明では、第1巻き取りローラ 64と引き込みローラ61とのギヤ比が、第1巻き りローラ64の回転線速度が引き込みローラ61 の回転線速度の1.38倍以上になるよう、設定 れている。

 上記構成の排版装置6は、次のように作動す る。
 用紙111への印刷が終了すると、図5に示すよ うに、孔版装着体31の回転が停止し、クラン 装置35が引き込みローラ61、62に対向して位 する。次に、図6に示すように、クランプ装 置35のクランプ部351が開くと、クランプ部351 先端部が引き込みローラ61、62の間に位置し 、クランプ装置35にて挟持されていた排版原 101の先端部が、羽根車91の羽根911によって き込みローラ61、62の間に掻き込まれ、引き みローラ61、62によって挟持される。そして 、引き込みローラ61、62の回転に伴って、排 原紙101が孔版装着体31から剥ぎ取られていき 、後方へ搬送されていく。

 このとき、上述したように、第1巻き取り ローラ64の回転線速度が引き込みローラ61の 転線速度の1.38倍以上になるよう設定されて るので、引き込みローラ61、62によって挟持 されている排版原紙101は、巻芯63の方へ引っ られることとなる。それ故、図7に示すよう に、排版原紙101は、引っ張られた状態で、巻 芯63に巻き取られていく。

 したがって、上記構成の排版装置6によれ ば、排版原紙101を巻芯63に緊密に巻き取るこ ができる。それ故、巻き取ることのできる 版原紙101の枚数を増大できる。

 また、上記構成の排版装置6によれば、排 版原紙101を比較的強い接触力を持った状態で 巻芯63に巻き取ることができる。それ故、巻 取られた排版原紙101を廃棄する際に、排版 紙101が巻芯63から不用意に外れるのを防止 きる。したがって、外れた排版原紙101が作 者の衣服等を汚すのを防止できる。

 なお、上記構成の排版装置6は、図1に示 ように印刷装置3が単胴式である場合だけで く、図8又は図9に示すように印刷装置3が複 式である場合にも、使用できる。

 実施例1、2及び比較例1として、表1に示す ように巻き取り条件を設定し、所定の巻き取 りテストを行って、巻き取り性能を評価した 。

(巻き取り条件)
 第1巻き取りローラ64の回転速度及び回転線 度A、引き込みローラ61の回転速度及び回転 速度B、及びA/Bを、表1に示すように設定し 。なお、第1巻き取りローラ64及び引き込み ーラ61の外径は、共に、22mmであった。

(巻き取りテスト)
 1枚の孔版原紙について5枚の印刷を行って 用済みとした。そして、使用済みの孔版原 (すなわち排版原紙)を排版して、巻芯63に巻 取った。

(巻き取り性能の評価)
 10枚の排版原紙を巻き取る毎に、巻き取ら た排版原紙を含む巻芯の外径Dを測定すると もに、巻き取り状態を、目視及び手の接触 よって、確認した。その結果を表2に示す。

 表1及び表2からわかるように、第1巻き取 ローラ64の回転線速度Aが、引き込みローラ6 1の回転線速度Bの1.38倍以上である場合に、巻 き取り状態は良好であった。特に、好ましく は、1.38倍~1.39倍である場合に、巻き取り状態 は確実に良好であった。したがって、そのよ うな場合には、巻き取ることのできる排版原 紙101の枚数を増大でき、また、巻き取られた 排版原紙101が巻芯63から不用意に外れるのを 止できる。

 本発明の孔版印刷機は、巻き取ることの きる排版原紙の枚数を増大できるので、産 上の利用価値が大である。