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Patent Searching and Data


Title:
MIST GENERATION DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/150933
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a mist generation device capable of efficiently obtaining the effect of beautifying the skin by applying light together with mist.  The mist generation device is provided with a mist generation unit (5) for generating mist by atomizing liquid, a mist nozzle (8) for jetting the mist generated by the mist generation unit, a light irradiation unit (10) for irradiating a place to which the mist is jetted with light, and a control unit (6) for controlling the light irradiation by the light irradiation unit.  The control unit (6) causes the light irradiation unit to emit light after the generation of the mist by the mist generation unit is started, while the control unit causes the light irradiation unit to continue emitting light even when the mist generation unit terminates the generation of the mist.

Inventors:
UJIIE YOSHIHIKO (JP)
OKAMOTO YUTSUKI (JP)
OSADA KOJI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/059537
Publication Date:
December 17, 2009
Filing Date:
May 25, 2009
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC ELEC WORKS CO LTD (JP)
UJIIE YOSHIHIKO (JP)
OKAMOTO YUTSUKI (JP)
OSADA KOJI (JP)
International Classes:
A61H33/12; A61N5/06
Foreign References:
JP2007330690A2007-12-27
JP2008161323A2008-07-17
Attorney, Agent or Firm:
ONDA, Hironori et al. (JP)
Hironori Onda (JP)
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Claims:
 ミスト発生装置であって、
 液体を霧状にしてミストを発生させるミスト発生部と、
 前記ミスト発生部により発生されるミストを噴出するミストノズルと、
 ミストが噴出される場所に対して光を照射する光照射部と、
 前記光照射部による光の照射を制御する制御部を備え、
 前記制御部は、前記ミスト発生部によるミストの発生が開始した後に、前記光照射部を発光させる一方、前記ミスト発生部がミストの発生を終了した場合でも、前記光照射部を継続して発光させることを特徴とするミスト発生装置。
 前記制御部は、前記ミスト発生部によるミストの発生が開始してから、0~5分の間で予め決められた時間経過後に、光を照射させるように前記光照射部を制御することを特徴とする請求項1に記載のミスト発生装置。
 前記制御部は、前記ミスト発生部によるミストの発生が終了した後から、1~5分の間で予め決められた時間経過するまで、光を照射させるように前記光照射部を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のミスト発生装置。
 ミスト発生装置であって、
 液体を霧状にしてミストを発生させるミスト発生部と、
 前記ミスト発生部により発生されるミストを噴出するミストノズルと、
 ミストが噴出される場所に対して光を照射する光照射部と、
 前記光照射部による光の照射を制御する制御部と、
 前記光照射部により光が照射される部位の温度を検知する温度検知部を備え、
 前記制御部は、前記温度検知部が予め決められた値以上の温度を検知したとき、光を照射させるように前記光照射部を制御することを特徴とするミスト発生装置。
 前記制御部は、前記温度検知部が35~40度の間で予め決められた値以上の温度を検知したとき、前記光照射部を発光させることを特徴とする請求項4に記載のミスト発生装置。
 前記制御部は、ミストの噴出と光の照射とを継続させた後にミストの噴出のみを終了させ、その後前記温度検知部が前記予め決められた値より低い温度を検知したときに、前記制御部は、光の照射を停止させるとともにミストを再噴出させることを特徴とする請求項5に記載のミスト発生装置。
 前記制御部は、前記光照射部の発光を停止させる場合、所定時間をかけて徐々に照度を低下させて発光を停止させることを特徴とする請求項1又は4に記載のミスト発生装置。
 前記制御部は、前記ミスト発生部がミストの発生を終了した時点から前記発光の照度を徐々に低下させることを特徴とする請求項7に記載のミスト発生装置。
 前記光照射部は、前記ミストノズルに隣接されており、
 前記ミスト発生部は、間欠して繰り返しミストを発生するように構成されていることを特徴とする請求項1又は4に記載のミスト発生装置。
 前記ミスト発生部は、液体を霧状にして予め決められた温度のミストを発生させる第1ミスト発生部と、第1ミスト発生部よりも低温のミストを発生させる第2ミスト発生部とを含むと共に、第1ミスト発生部と第2ミスト発生部を交互に作動させるように構成されており、
 前記制御部は、前記第1ミスト発生部がミストを発生させているときに、前記光照射部を発光させることを特徴とする請求項1又は4に記載のミスト発生装置。
 ミストが噴出される場所に付着した水分を除去する水分除去部を更に備えたことを特徴とする請求項1又は4に記載のミスト発生装置。
 前記水分除去部は、ミストが噴出される場所に風を送ることにより水分を除去すると共に、水分を除去する風を利用して前記光照射部の放熱を行うように構成されていることを特徴とする請求項11に記載のミスト発生装置。
 前記水分除去部は、前記ミスト発生部がミストの発生を終了した時点から送風を開始することを特徴とする請求項12に記載のミスト発生装置。
 前記ミストノズルが配置されるヘッド部材をさらに備えており、
 前記ヘッド部材は、前記光照射部が配置され、前記ミストノズルからミストが噴出される第1側面と、前記水分除去部が配置される第2側面とを有し、
 前記水分除去部は、前記第2側面から前記第1側面に向かって送風するファンを含むことを特徴とする請求項11に記載のミスト発生装置。
Description:
ミスト発生装置

 本発明は、使用者の肌にミストによる刺 を与えるミスト発生装置に関する。

 従来から、水などの液体をミスト化して 用者に向けて噴霧させ、使用者の肌にハリ 潤いを与えるなどの美容効果を目的とした スト発生装置(美容器)が広く用いられてい 。このようなミスト発生装置として、液体 加熱して発生させたミストを噴出口(ミスト ズル)から使用者の肌に向けて噴射するとと もに、光を照射して細胞を活性化させ美肌効 果を付与する美顔器が提案されている(例え 、特許文献1)。

 しかしながら、特許文献1のミスト発生装 置では、ミストの噴出期間と、光の照射期間 が同じである。このため、ミストの噴出及び 光の照射が終了すると、ミストを浴びた肌は 、気化熱により一時的にその表面温度が下が り、肌に悪影響を与える虞がある。また、光 を照射することによる美肌効果の効率を良く するためには、照射対象となる皮膚表面温度 が所定の温度以上に上昇した後、照射する必 要があった。

特開2007-330690号公報

 この発明は、ミストとともに光を照射する とにより効率よく美肌効果を得られるミス 発生装置を提供する。
 本発明の第1の態様のミスト発生装置は、液 体を霧状にしてミストを発生させるミスト発 生部と、前記ミスト発生部により発生される ミストを噴出するミストノズルと、ミストが 噴出される場所に対して光を照射する光照射 部と、前記光照射部による光の照射を制御す る制御部を備え、前記制御部は、前記ミスト 発生部によるミストの発生が開始した後に、 前記光照射部を発光させる一方、前記ミスト 発生部がミストの発生を終了した場合でも、 前記光照射部を継続して発光させる。

 本発明の第2の態様のミスト発生装置は、 液体を霧状にしてミストを発生させるミスト 発生部と、前記ミスト発生部により発生され るミストを噴出するミストノズルと、ミスト が噴出される場所に対して光を照射する光照 射部と、前記光照射部による光の照射を制御 する制御部と、前記光照射部により光が照射 される部位の温度を検知する温度検知部を備 え、前記制御部は、前記温度検知部が予め決 められた値以上の温度を検知したとき、光を 照射させるように前記光照射部を制御する。

ミスト発生装置の構成を示すブロック 。 (a)は、ミスト発生装置を示す正面図、( b)は、ミスト発生装置を示す側面図。 (a)~(c)は、ミストの発生タイミング、光 の照射タイミング及び冷却ファンの送風タイ ミングを示すタイミングチャート。 (a)及び(b)は、第2実施形態におけるミス トの発生タイミング及び光の照射タイミング を示すタイミングチャート。 第3実施形態のミスト発生装置のブロッ ク図。 (a)及び(b)は、第3実施形態におけるミス トの発生タイミング及び光の照射タイミング を示すタイミングチャート。 (a)は第4実施形態のミスト発生装置を示 す正面図、(b)はヘッド部を示す正面図、(c)は ヘッド部を示す側面図。 (a)~(c)は、第4実施形態におけるミスト 発生タイミング及び光の照射タイミングを すタイミングチャート。

 (第1実施形態)
 以下、本発明を具体化した一実施の形態を 面に従って説明する。
 図1に示すように、ミスト発生装置1の本体 ース2内には、水などの液体を供給するタン 3が設けられている。タンク3は、本体ケー 2内の下部に形成された液体溜り部4と連結さ れており、当該液体溜り部4にタンク3内の液 を供給し、貯留するようになっている。液 溜り部4の側面には、液体溜り部4に貯留さ た液体を加熱して沸騰させるミスト発生部( 1ミスト発生部)及び加熱装置としてのヒー 5が設けられている。このヒータ5は、液体溜 り部4内の液体を加熱し、沸騰させて水蒸気 発生させることができるようになっている また、本体ケース2内には、ヒータ5を制御す る制御部としての制御用CPU6が設けられてい 。当該制御用CPU6は、ヒータ5に印加する電圧 値を変更することができるようになっている 。

 そして、液体溜り部4の上部には、本体ケ ース2の上下方向に沿って延びる筒状の経路 してのミスト流路7が形成されている。この スト流路7の上部には、ミストを外部に噴出 (放出)するミストノズル8が配設されている。 このミストノズル8は、図2に示すように、本 ケース2の上面から外部に突出している。液 体溜り部4にて発生した水蒸気は、ミスト流 7を通過することにより、液状化してミスト なり、ミストノズル8から噴出されるように なっている。なお、制御用CPU6は、ヒータ5に 加する電圧値を変更することにより、水蒸 の量を調整して、噴出させるミスト量を制 するようになっている。

 また、本体ケース2の上面には、図2に示す うに、開閉式の蓋部材9(ヘッド部材)が備え れている。この蓋部材9の内側には、光照射 としての複数個の赤色LED10が配設されてい 。この赤色LED10は、蓋部材9が開放されたと 、肌の染みをなくす等の肌質を改善するこ ができる630nmの波長の光を蓋部材9の内側か 外方に向かって照射するように構成されて る。また、赤色LED10の照射強度は、照射され る面に対して60mW/cm 2 ~120mW/cm 2 の範囲内とされている。前述した制御用CPU6 、この赤色LED10の点灯制御(点灯させるか否 の制御及び照射強度の制御)も実行するよう なっている。

 さらに、蓋部材9には、赤色LED10を冷却す ための冷却ファン11が設けられている。こ 冷却ファン11は、赤色LED10へ送風することに り、赤色LED10を冷却することができるよう なっている。また、この冷却ファン11は、蓋 部材9の外側から内側に向かって送風するよ に構成されており、蓋部材9を開放した状態 使用した場合、冷却ファン11から蓋部材9の 側に送られた風は、赤色LED10の間を通過す 。すなわち、冷却ファン11は、赤色LED10を冷 しつつ、赤色LED10により温められた風を蓋 材9の内側から外方へと送る。なお、制御用C PU6が、この冷却ファン11の作動を制御するよ になっている。

 次に、上述したミスト発生装置1の動作を説 明する。
 先ず、タンク3は、水などの液体を液体溜り 部4に供給し、液体を貯留する。この状態で 制御用CPU6が、ヒータ5を作動させ、液体溜り 部4内の液体を加熱させ、沸騰させる。これ より、水蒸気が発生する。この水蒸気は、 スト流路7を通過する際にミストとなり、ミ トノズル8から噴出される(時点A1)。これに り、施術部位(使用者の肌)に、ミストが噴出 される。

 そして、制御用CPU6は、図3に示すように ミストを発生させてから(ヒータ5に電圧を印 可させてから)、所定時間(本実施形態では3分 )経過後、赤色LED10を点灯させ、使用者の肌に 対して光を照射させる(時点A2)。これにより 水蒸気から発生した温度の高い(少なくとも 用者の皮膚表面温度よりも高い)ミストを肌 に噴出して、使用者の肌の皮膚表面温度を十 分高くした後に、赤色LED10から光を照射する とができる。そして、使用者の肌の皮膚表 温度を所定温度(例えば、37度)以上にするこ とにより、光照射による美肌効果を効率よく 得ることができる。

 そして、ミストの発生を終了させる場合 制御用CPU6は、図3に示すように、ヒータ5の 動を停止させ、ミストの発生を終了させる( 時点A3)。続いて、制御用CPU6は、ミスト発生 了後、所定時間(本実施形態では5分)経過す まで、赤色LED10の発光を継続させ、肌に付着 した水分が気化することによる皮膚表面温度 の低下を防止する。すなわち、温度が高いミ ストが噴出されなくても、赤色LED10からの光 射により、肌に悪影響を与える虞がある急 な皮膚表面温度の低下を防止することがで る。

 また、制御用CPU6は、ミスト発生終了後、 所定時間(本実施形態では5分)経過するまで、 冷却ファン11を作動させ(時点A3~A4)、赤色LED10 冷却すると共に、温風を発生させ、肌に存 する余分な水分を除去する。温風を肌に吹 付けることにより、肌に付着した余分な水 を除去しつつ、水分が気化することによる 激な皮膚表面温度の低下を防止できる。ま 、冷却ファン11の送風と赤色LED10の放熱を利 用した温風を吹き付けることにより、使用者 の皮膚表面温度より冷たい風を吹き付けるよ りも皮膚表面温度の低下を防止できる。また 、赤色LED10を冷却するための冷却ファン11を 分除去に利用しているため、水分除去のた だけに送風機を設けるより製造コストを抑 ることができ、また、冷却と水分除去を効 的に行うことができる。従って、本実施形 では、冷却ファン11は、水分除去部となる。

 そして、制御用CPU6は、ミスト発生終了後、 所定時間(本実施形態では5分)経過後、赤色LED 10の発光を停止させる(時点A4)。
 第1実施形態は、以下の利点を有する。

 (1)制御用CPU6は、ミストの発生が開始して から所定時間(3分)経過後、赤色LED10によりミ トが吹き付けられる肌に光を照射させる。 れにより、水蒸気から発生した温度の高い ストを肌に噴出して、施術部位の皮膚表面 度を十分高くした後に、赤色LED10から光を 射することができる。そして、施術部位の 膚表面温度を所定温度(例えば、37度)以上に ることにより、光照射による美肌効果を効 よく得ることができる。

 (2)また、制御用CPU6は、ミストの発生が終 了した場合でも、所定時間(5分)経過するまで 、赤色LED10により光を照射させるようにして る。このため、使用者の皮膚表面温度より 温度が高いミストが噴出されなくても、赤 LED10からの光照射により、肌に付着した水 が気化することによる急激な皮膚表面温度 低下を防止することができ、肌への悪影響 防止できる。

 (3)また、制御用CPU6は、ミスト発生終了後 、所定時間(本実施形態では5分)経過するまで 、冷却ファン11を作動させ、赤色LED10を冷却 ると共に、温風を発生させるようにした。 のように温風を肌に吹き付けることにより 肌に付着した余分な水分を除去しつつ、水 が気化することによる急激な皮膚表面温度 低下を防止できる。また、温風を吹き付け ことにより、使用者の皮膚表面温度より冷 い風を吹き付けるよりも皮膚表面温度の低 を防止できる。また、赤色LED10を冷却するた めの冷却ファン11を水分除去に利用している め、水分除去のためだけに送風機を設ける り製造コストを抑えることができ、また、 却と水分除去を効率的に行うことができる

 (第2実施形態)
 次に、本発明を具体化した第2実施形態を説 明する。なお、以下に説明する実施形態では 、既に説明した第1実施形態と同様の構成は 同じ符号を付すなどして重複する詳細な説 及び図面は省略又は簡略する。

 第2実施形態におけるミスト発生装置1の動 を図4に基づき説明する。
 まず、タンク3は、水などの液体を液体溜り 部4に供給し、液体を貯留する。この状態で 制御用CPU6が、ヒータ5を作動させ、液体溜り 部4内の液体を加熱させ、沸騰させる。これ より、水蒸気が発生する。この水蒸気は、 スト流路7を通過する際にミストとなり、ミ トノズル8から使用者の肌に対して噴出され る(時点B1)。そして、制御用CPU6は、ミストを 生させてから(ヒータ5に電圧を印可させて ら)、所定時間(第2実施形態では3分)経過後、 赤色LED10を点灯させ、使用者の肌に対して光 照射させる(時点B2)。

 そして、ミストの発生を終了させる場合 制御用CPU6は、まず、ヒータ5の作動を停止 せ、ミストの発生を終了させる(時点B3)。続 て、制御用CPU6は、ミスト発生終了後、所定 時間(第2実施形態では5分)かけて、赤色LED10の 照射強度を徐々に低下させて消灯させる(時 B3~B4)。これにより、温度が高いミストが噴 されなくても、赤色LED10からの光照射により 、肌に悪影響を与える虞がある急激な皮膚表 面温度の低下を防止することができる。また 、徐々に照射強度を低下させることにより、 ミストを浴びることなく照射強度が強い光が 照射され続けることによる皮膚の乾燥を防ぐ ことができる。

 また、図示していないが、制御用CPU6は、 ミスト発生終了後、所定時間(第2実施形態で 5分)経過するまで、冷却ファン11を作動させ 、赤色LED10を冷却すると共に、温風を発生さ 、肌に存在する余分な水分を除去する。そ て、制御用CPU6は、ミスト発生終了後、所定 時間(第2実施形態では5分)経過後、赤色LED10の 発光を完全停止させる(時点B4)。

 第2実施形態は、第1実施形態の効果に加え 以下の利点を有する。
 (4)制御用CPU6は、ミスト発生終了後、所定時 間(第2実施形態では5分)かけて、赤色LED10の照 射強度を徐々に低下させて消灯させる。この ように、徐々に照射強度を低下させることに より、ミストを浴びることなく照射強度が強 い光が照射され続けることによる皮膚の乾燥 を防ぐことができると同時に、皮膚表面温度 の急激な低下を防止することができる。

 (第3実施形態)
 次に、本発明を具体化した第3実施形態を説 明する。なお、以下に説明する実施形態では 、既に説明した第1実施形態と同様の構成は 同じ符号を付すなどして重複する詳細な説 及び図面は省略又は簡略する。

 図5は、第3実施形態におけるミスト発生 置21の構成を示すブロック図である。図5に すように、第3実施形態のミスト発生装置21 は、第1実施形態におけるミスト発生装置1の 構成に加えて、使用者の皮膚に第1実施形態 ミストノズル8(以下、第1ミストノズル8と示 場合がある)から噴出されるミストよりも冷 たい冷ミストを噴出するための第2ミスト発 部としての冷ミスト噴出部22が追加されてい る。

 冷ミスト噴出部22は、出口端の口径が徐 に小径となるようテーパ状に形成されたベ チュリー管23と、空気を圧縮して送り出すエ アポンプ24と、発生したミストが通過する第2 ミスト流路25を備えている。ベンチュリー管2 3と第2ミスト流路25は、連結されており、さ にその連結部は、ヒータ5が備えられた第1液 体溜り部4とは別に設けられた第2液体溜り部2 0と連結されている。また、エアポンプ24は、 制御用CPU6によりその作動が制御されるよう なっている。

 以上のように構成された冷ミスト噴出部2 2において、エアポンプ24が作動すると、ベン チュリー管23内に風が送られる。そして、エ ポンプ24の作動によりベンチュリー管23内に 送られた送風は、そのテーパ状に形成された 出口端を通過することにより加速される。そ して、それに伴いミスト流路25及びベンチュ ー管23との連結部に生ずる負圧、即ちベン ュリー効果により第2液体溜り部20から吸い された液体が冷ミストとなって第2ミスト流 25内を移動する。

 図5に示すように、第2ミスト流路25の先端 には、第2ミストノズル26が形成されており、 第2ミスト流路25内を移動した冷ミストは、こ の第2ミストノズル26から吐出される。この第 2ミストノズル26は、第1ミストノズル8と隣接 ており、且つ、第1ミストノズル8からのミ トの噴出方向と同方向に冷ミストを噴出す ように構成されている。

 次に、上述したミスト発生装置21の動作を 6に基づき説明する。
 先ず、タンク3は、水などの液体を第1液体 り部4及び第2液体溜り部20に供給し、液体を 留する。この状態で、制御用CPU6が、まず、 ヒータ5を作動させ、第1液体溜り部4内の液体 を加熱させ、沸騰させる。これにより、水蒸 気が発生する。この水蒸気は、第1ミスト流 7を通過する際に、第2ミストノズルから噴出 される冷ミストよりも温度の高い温ミストと なり、第1ミストノズル8から使用者の肌へ噴 される(時点C1)。

 そして、制御用CPU6は、図6に示すように 温ミストを発生させてから(ヒータ5に電圧を 印可させてから)、所定時間(第3実施形態では 3分)経過後、赤色LED10を点灯させ、使用者の に対して光を照射させる(時点C2)。これによ 、水蒸気から発生し、使用者の皮膚表面温 よりも温度の高い温ミストを肌に噴出して 使用者の肌の皮膚表面温度を十分高くした に、赤色LED10から光を照射することができ 。すなわち、光照射による美肌効果を効率 く得ることができる。

 そして、制御用CPU6は、温ミストを発生さ せてから所定時間(第3実施形態では10分)経過 (時点C3)、ヒータ5の作動を停止させ、温ミ トの発生を終了させる。続いて、制御用CPU6 、温ミスト発生終了後、所定時間(第3実施 態では30秒)経過するまで、赤色LED10の発光を 継続させ、肌に付着した水分が気化すること による皮膚表面温度の低下を防止する(時点C3 ~C4)。

 その後、制御用CPU6は、エアポンプ24を作 させて、ベンチュリー管23内に送風する。 れにより、第2液体溜り部20から吸い出され 液体が冷ミストとなって第2ミスト流路25内 通過して第2ミストノズル26から使用者の肌 噴出される(時点C4)。その際、制御用CPU6は、 赤色LED10の発光を終了させる。

 そして、制御用CPU6は、所定時間(第3実施 態では3分)経過後、エアポンプ24を停止させ 、ベンチュリー管23内への送風を中止する。 れにより、冷ミストの噴出が終了する(時点 C5)。

 そして、制御用CPU6は、ヒータ5を作動さ て、再び温ミストを発生させる(時点C6)。ま 、制御用CPU6は、温ミストを発生させてから (ヒータ5に電圧を印可させてから)、所定時間 (第3実施形態では3分)経過後、前述同様、赤 LED10を点灯させ、使用者の肌に対して光を照 射させる(時点C7)。以降、同様にして、ミス 発生装置21は、温ミストと、冷ミストを交互 に繰り返し噴出する。以上のように、ミスト 発生装置21は、温ミストと、冷ミストを交互 噴出させて温刺激と、冷刺激を交互に肌に えるようになっている。

 第3実施形態は、第1実施形態の効果に加え 以下の効果を有する。
 (5)ミスト発生装置21は、温ミストと、冷ミ トを交互に肌に対して噴出させることがで る。温ミストが噴出されることにより、使 者の肌は温刺激され、抹消の血管が拡張さ る一方、冷ミストが噴出されることにより 使用者の肌は冷刺激され、血管が収縮する このような温刺激と、冷刺激が交互に繰り えられることにより、血管が拡張と収縮を り返し、鍛錬される。すなわち、血管が拡 しにくく、血行が悪い人でも、血管が拡張 やすくなり、血液循環が良くなる。このた 、肌のくま、くすみが改善される等、血行 悪いことによって引き起こされる様々な症 が温冷交互刺激による血行促進により改善 れる。また、温ミストが噴出されるとき、 色LED10により光が同時に照射されるため、温 刺激時と、冷刺激時の温度の差をより一層大 きくすることができる。これにより、温冷交 互刺激による血行促進の効果をより大きくす ることができる。

 (第4実施形態)
 次に、本発明を具体化した第4実施形態を説 明する。なお、以下に説明する実施形態では 、既に説明した第1実施形態と同様の構成は 同じ符号を付すなどして重複する詳細な説 及び図面は省略又は簡略する。

 第4実施形態の本体ケース2には、図7(a)に示 ように、ミスト流路7を通過してきたミスト が通過する細長い管状の供給ホース30が取り けられている。この供給ホース30の先端に 、図7(b)、図7(c)に示すように、利用者が手に 持って利用可能なヘッド部31(ヘッド部材)が けられている。このヘッド部31には、供給ホ ース30内を通過してきたミストを噴出させる ストノズル34が備えられている。また、ヘ ド部31には、図7(b)に示すように、ミストノ ル34がミストを噴射する方向と同方向に光を 照射する光照射部としての複数個の赤色LED32 配設されている。この赤色LED32は、肌の染 をなくす等の肌質を改善することができる63 0nmの波長の光を照射するように構成されてい る。また、赤色LED32の照射強度は、照射され 面に対して60mW/cm 2 ~120mW/cm 2 の範囲内とされている。本体ケース2に設け れた制御用CPU6は、この赤色LED32の点灯制御( 灯させるか否かの制御及び照射強度の制御) を実行するようになっている。

 また、ヘッド部31には、図7(b)に示すよう 、照射対象となる肌の皮膚表面温度を計測 る温度検知部としての温度センサ33が設け れている。この温度センサ33は、制御用CPU6 接続されており、制御用CPU6は、使用者の肌 皮膚表面温度を検知することができるよう なっている。なお、ヘッド部31は、使用者 肌に接触させて使用されるようになってい 。

 次に、上述したミスト発生装置21の動作を 8に基づき説明する。
 先ず、タンク3は、水などの液体を液体溜り 部4に供給し、液体を貯留する。この状態で 制御用CPU6が、ヒータ5を作動させ、液体溜り 部4内の液体を加熱させ、沸騰させる。これ より、水蒸気が発生する。この水蒸気は、 スト流路7及び供給ホース30を通過する際に ミストとなり、ミストノズル8から使用者の へ噴出される(時点D1)。

 そして、温度センサ33は、噴出対象とな 肌の温度の測定を開始し、計測結果を制御 CPU6に送信するようになっている。制御用CPU6 は、図8に示すように、温ミストを発生させ 後、温度センサ33から送信された肌の皮膚表 面温度が所定温度(第4実施形態では、37度)以 となったとき、赤色LED32を点灯させ、使用 の肌に対して光を照射させる(時点D2)。これ より、水蒸気から発生した温度の高いミス を肌に噴出して、使用者の肌の皮膚表面温 を十分高くした後に、赤色LED32から光を照 することができる。このため、光照射によ 美肌効果を効率よく得ることができる。

 そして、制御用CPU6は、ミストを発生させ てから所定時間(第4実施形態では10分)経過後 ヒータ5の作動を停止させ、ミストの発生を 終了させる(時点D3)。続いて、制御用CPU6は、 スト発生終了後、温度センサ33から送信さ た使用者の肌の皮膚表面温度が所定温度(第4 実施形態では、37度)より低くなるまで、赤色 LED32の発光を継続させ(時点D3~D4)、肌に付着し た水分が気化することによる皮膚表面温度の 急激な低下を防止する。

 その後、制御用CPU6は、再びヒータ5を作 させ、液体溜り部4内の液体を加熱させて沸 させ、ミストをミストノズル8から噴出させ る(時点D4)。そして、前述同様に、制御用CPU6 、図8に示すように、ミストを発生させた後 、温度センサ33から送信された肌の皮膚表面 度が所定温度(第4実施形態では、37度)以上 なったとき、赤色LED32を点灯させ、施術部位 に対して光を照射させる(時点D5)。制御用CPU6 、ミストを発生させてから所定時間(第4実 形態では10分)経過後、ヒータ5の作動を停止 せ、温ミストの発生を終了させる(時点D6)。 続いて、制御用CPU6は、ミスト発生終了後、 度センサ33から送信された使用者の肌の皮膚 表面温度が所定温度(第4実施形態では、37度) り低くなるまで、赤色LED10の発光を継続さ る(時点D6~D7)。以降、制御用CPU6は、同様の処 理を繰り返し実行する。

 第4実施形態は、第1実施形態の効果に加え 以下の効果を有する。
 (6)赤色LED32及びミストノズル8を使用者の肌 接触させて使用されるヘッド部31に設けた このため、使用者の肌に対してミストの噴 及び光の照射を同時に行うことができる。 た、制御用CPU6は、皮膚表面温度に基づいて 使用者の肌に対して間欠して繰り返しミス を噴出させるため、肌が熱くなりすぎるこ を防止することができる。

 尚、上記実施形態は、次のような別の実施 態(別例)にて具体化できる。
 上記実施形態において、冷却ファン11を設 たが、設けなくても良い。
 冷却ファン11を上記第4実施形態に適用して よい。例えば、ヘッド部31に冷却ファン11を 設け、上記第1実施形態と同様に、1つの冷却 ァン11により、LED32の冷却とLED32の放熱の送 とを行ってもよい。

 上記第2実施形態の照度制御を、第3実施形 のLED10の制御又は第4実施形態のLED32の制御に 適用してもよい。
 上記第1実施形態~第3実施形態において、制 用CPU6は、ミストを発生させてから、3分経 後、赤色LED10を点灯させたが、ミスト発生開 始から0~5分の範囲内ならば、赤色LED10の点灯 始時を任意に変更しても良い。例えば、制 用CPU6は、ミストを発生させてから、1分経 後、赤色LED10を点灯させてもよく、5分経過 、赤色LED10を点灯させてもよい。

 上記第1実施形態~第2実施形態では、制御 CPU6は、ミスト発生終了後、5分経過するま 、赤色LED10の発光を継続させたが、ミスト発 生終了から1~5分の範囲内ならば、赤色LED10の 灯終了時を任意に変更しても良い。例えば 制御用CPU6は、ミスト発生終了後、1分経過 るまで、赤色LED10の発光を継続させてもよく 、4分経過するまで、赤色LED10の発光を継続さ せてもよい。

 上記第3実施形態において、温ミストの噴出 時間と、冷ミストの噴出時間を任意に変更し ても良い。
 上記第3実施形態では、冷ミストをベンチュ リー方式にて発生させていたが、超音波方式 で発生させても良い。

 上記第4実施形態では、温度センサ33によ 皮膚表面温度が37度であると計測されたと 、光を照射させるようにしていたが、35~40度 の範囲内で赤色LED32の点灯開始時を任意に変 しても良い。例えば、温度センサ33により 膚表面温度が36度であると計測されたとき、 光を照射させるようにしてもよく、温度セン サ33により皮膚表面温度が40度であると計測 れたとき、光を照射させるようにしてもよ 。

 上記実施形態では、赤色LED10,32に、630nmの 波長の光を照射するようにさせていたが、肌 質を改善することができる波長であるならば 、光の波長を変更しても良い。

 上記実施形態では、冷却ファン11は、肌 水分を除去すると共に、赤色LED10,32を冷却し ていたが、肌の水分を除去するファンと、赤 色LED10,32を冷却するファンを別々に設けても い。

 上記実施形態では、赤色LED10,32を使用し が、赤色以外の他の色のLEDを使用しても良 。また、ハロゲンランプやキセノンフラッ ュランプなど、LED以外の光照射手段を用い も良い。