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Title:
MOBILE COMMUNICATION SYSTEM, BASE STATION DEVICE, MOBILE STATION DEVICE AND PROPAGATION STATUS GATHERING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/136418
Kind Code:
A1
Abstract:
A mobile communication system is provided with a means for gathering measurement results by making a mobile station device existing in a communication area of a discretionary base station device measure propagation status of a wireless signal transmitted from a peripheral base station device; and a means for acquiring location information of the mobile station device.

Inventors:
INOUE YUKI (JP)
CHO KEIZO (JP)
MORI SHINICHI (JP)
HOSONO HIROYUKI (JP)
ISHII AKIRA (JP)
IGARASHI KEI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/058089
Publication Date:
November 13, 2008
Filing Date:
April 25, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NTT DOCOMO INC (JP)
INOUE YUKI (JP)
CHO KEIZO (JP)
MORI SHINICHI (JP)
HOSONO HIROYUKI (JP)
ISHII AKIRA (JP)
IGARASHI KEI (JP)
International Classes:
G01S5/14; G01S19/14; H04W4/029; H04W24/10; H04W4/02; H04W84/04
Foreign References:
JP2003204296A2003-07-18
JP2004274313A2004-09-30
JP2005006124A2005-01-06
JPH08293828A1996-11-05
JP2006520119A2006-08-31
Other References:
See also references of EP 2150070A4
Attorney, Agent or Firm:
ITOH, Tadahiko (Yebisu Garden Place Tower 20-3, Ebisu 4-Chome, Shibuya-K, Tokyo 32, JP)
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Claims:
 任意の基地局装置の通信エリアに在圏する移動局装置に周辺の基地局装置からの無線信号の伝搬状況を測定させて測定結果を収集する手段と、
 上記移動局装置の位置情報を取得する手段とを備えたことを特徴とする移動通信システム。
 請求項1に記載の移動通信システムにおいて、
 上記移動局装置に自装置の位置を測定させ、上記伝搬状況の測定結果とともに収集することを特徴とする移動通信システム。
 請求項1に記載の移動通信システムにおいて、
 上記移動局装置から上りリンクによる直接送信を行わせ、隣接する基地局装置においてその無線信号により上記移動局装置の位置推定を行うことを特徴とする移動通信システム。
 請求項1に記載の移動通信システムにおいて、
 隣接する基地局装置から隣接エリア測定用の特殊信号を送信し、上記移動局装置は上記特殊信号に基づいて伝搬状況を測定することを特徴とする移動通信システム。
 請求項1に記載の移動通信システムにおいて、
 隣接する基地局装置のうちの一方の第1の基地局装置から他方の第2の基地局装置に対し、当該第2の基地局装置の通信エリアに在圏する移動局装置に上記第1の基地局装置からの無線信号の伝搬状況の測定を行わせ、測定結果を自装置に報告するよう指示する手段と、
 上記第2の基地局装置から測定結果を上記第1の基地局装置において取得する手段とを備えたことを特徴とする移動通信システム。
 請求項5に記載の移動通信システムにおいて、
 上記第1の基地局装置は、上記移動局装置から上りリンクによる直接送信で測定結果を取得する手段を備えたことを特徴とする移動通信システム。
 自装置の通信エリアに在圏する移動局装置に周辺の基地局装置からの無線信号の伝搬状況の測定を命じる報知信号を生成して送信する手段と、
 上記移動局装置から伝搬状況の測定結果を受信する手段とを備えたことを特徴とする基地局装置。
 基地局装置から周辺の基地局装置からの無線信号の伝搬状況の測定を命じる報知信号を受信する手段と、
 周辺の基地局装置からの無線信号の伝搬状況の測定を行う手段と、
 上記基地局装置に対して伝搬状況の測定結果を送信する手段とを備えたことを特徴とする移動局装置。
 任意の基地局装置の通信エリアに在圏する移動局装置に周辺の基地局装置からの無線信号の伝搬状況を測定させて測定結果を収集する工程と、
 上記移動局装置の位置情報を取得する工程とを備えたことを特徴とする伝搬状況収集方法。
Description:
移動通信システム、基地局装置 移動局装置、および、伝搬状況収集方法

 本発明は、移動通信システム、基地局装 、移動局装置、および、伝搬状況収集方法 関する。

 移動通信システムにおける通信エリアの 築および管理には、通信エリア内の各地点 の周辺基地局からの電波(無線信号)の到来 況(伝搬状況)を把握し、これらの測定地点の 位置情報と対応付けられた伝搬状況データを もとに基地局パラメタを設定・変更する必要 がある。なお、「伝搬状況」には、周辺基地 局からの電波の受信強度、周波数、偏波、波 形等の電波の状態およびそれらの時間的変動 等を含めた各種の特性等、移動局側で測定で きるあらゆる電波の状態を含むことができる 。

 また、基地局間のハンドオーバを円滑に う等の要請から通信エリアの周辺部は隣接 る基地局の通信エリアと若干オーバーラッ しており、複数の基地局からの無線信号が 来していることから、測定地点での周辺基 局としては、移動局が存在するとしたなら 受信品質が最も高いものとして選択される 信エリア中心の単一の基地局のみではなく 隣接する単一もしくは複数の基地局が含ま る。更に、環境によっては隣接しない基地 からの無線信号が到来していることもある

 従来、基地局の設置および管理は通信事業 側のオペレータが行っており、専用の測定 置を測定車に乗せて各地点で測定を行い、 の測定結果に基づいて基地局パラメタを設 ・変更していた。
3GPP TSG RAN #35 RP-070209 Lemesos, Cyprus, 6-9  March 2007(http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/TSG_RAN/TSGR_3 5/Docs/)

 上述したように、従来、基地局の設置お び管理は通信事業者側のオペレータが行っ おり、全ての基地局が通信事業者の管理下 ある場合には特に問題はなかったが、ホー 基地局(Home eNodeB)(非特許文献1等を参照。) 呼ばれるようなユーザが設置する基地局の 現により状況が変わってきている。ホーム 地局は、「Home NodeB」、「Femto Cell」「Access Point」等の名称で呼ばれることもある。

 すなわち、このようなホーム基地局は例 ば一家に1台程度の導入が見込まれており、 管理すべき通信エリアの数が膨大なものとな るため、従来のように通信事業者側のオペレ ータが巡回して伝搬状況を測定することは困 難となる。

 また、ホーム基地局は家庭内等に設置さ るものであるため、通信事業者側のオペレ タがその中に立ち入って伝搬状況を測定す ことは困難である。そのため、ホーム基地 の通信エリアを覆うマクロ基地局(通信事業 者側が設置する比較的規模の大きい基地局) ホーム基地局およびその通信エリア内の移 局に及ぼす影響を予測することができず、 渉等により受信品質の劣化等を引き起こす それがある。

 本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案 れたものであり、その目的とするところは 基地局(マクロ基地局であるかホーム基地局 であるかを問わない)内に在圏する移動局に り周辺基地局(マクロ基地局であるかホーム 地局であるかを問わない)からの無線信号の 伝搬状況と測定地点の位置情報とを取得する ことのできる、伝搬状況の遠隔測定に適した 移動通信システム、基地局装置、移動局装置 、および、伝搬状況収集方法を提供すること にある。

 上記の課題を解決するため、本発明にあ ては、請求項1に記載されるように、任意の 基地局装置の通信エリアに在圏する移動局装 置に周辺の基地局装置からの無線信号の伝搬 状況を測定させて測定結果を収集する手段と 、上記移動局装置の位置情報を取得する手段 とを備える移動通信システムを要旨としてい る。

 また、請求項2に記載されるように、請求 項1に記載の移動通信システムにおいて、上 移動局装置に自装置の位置を測定させ、上 伝搬状況の測定結果とともに収集するよう することができる。

 また、請求項3に記載されるように、請求 項1に記載の移動通信システムにおいて、上 移動局装置から上りリンクによる直接送信 行わせ、隣接する基地局装置においてその 線信号により上記移動局装置の位置推定を うようにすることができる。

 また、請求項4に記載されるように、請求 項1に記載の移動通信システムにおいて、隣 する基地局装置から隣接エリア測定用の特 信号を送信し、上記移動局装置は上記特殊 号に基づいて伝搬状況を測定するようにす ことができる。

 また、請求項5に記載されるように、請求 項1に記載の移動通信システムにおいて、隣 する基地局装置のうちの一方の第1の基地局 置から他方の第2の基地局装置に対し、当該 第2の基地局装置の通信エリアに在圏する移 局装置に上記第1の基地局装置からの無線信 の伝搬状況の測定を行わせ、測定結果を自 置に報告するよう指示する手段と、上記第2 の基地局装置から測定結果を上記第1の基地 装置において取得する手段とを備えるよう することができる。

 また、請求項6に記載されるように、請求 項5に記載の移動通信システムにおいて、上 第1の基地局装置は、上記移動局装置から上 リンクによる直接送信で測定結果を取得す 手段を備えるようにすることができる。

 また、請求項7に記載されるように、自装 置の通信エリアに在圏する移動局装置に周辺 の基地局装置からの無線信号の伝搬状況の測 定を命じる報知信号を生成して送信する手段 と、上記移動局装置から伝搬状況の測定結果 を受信する手段とを備える基地局装置として 構成することができる。

 また、請求項8に記載されるように、基地 局装置から周辺の基地局装置からの無線信号 の伝搬状況の測定を命じる報知信号を受信す る手段と、周辺の基地局装置からの無線信号 の伝搬状況の測定を行う手段と、上記基地局 装置に対して伝搬状況の測定結果を送信する 手段とを備える移動局装置として構成するこ とができる。

 また、請求項9に記載されるように、任意 の基地局装置の通信エリアに在圏する移動局 装置に周辺の基地局装置からの無線信号の伝 搬状況を測定させて測定結果を収集する工程 と、上記移動局装置の位置情報を取得する工 程とを備える伝搬状況収集方法として構成す ることができる。

 本発明の移動通信システム、基地局装置 移動局装置、および、伝搬状況収集方法に っては、基地局内に在圏する移動局により 辺基地局からの無線信号の伝搬状況と測定 点の位置情報とを取得することができ、伝 状況の遠隔測定を容易にすることができる

本発明の一実施形態にかかる移動通信 ステムの構成例を示す図である。 基地局(マクロ基地局、ホーム基地局) 構成例を示す図である。 移動局の構成例を示す図である。 実施形態の処理例を示す図(その1)であ 。 実施形態の処理例を示す図(その2)であ 。 実施形態の処理例を示す図(その3)であ 。 実施形態の処理例を示す図(その4)であ 。

符号の説明

 1           ネットワーク
 2、2#1、2#2   マクロ基地局
 21          ネットワーク通信部
 22          報知信号生成部
 23          移動局対向通信部
 24          空中線
 25          情報メモリ
 26          位置推定部
 27          測定結果送信部
 3           ホーム基地局
 4#1、4#2     マクロセル
 5           ホームセル
 6           移動局
 61          空中線
 62          基地局対向通信部
 63          報知信号読み出し部
 64          報告先切り替え部
 65          伝搬状況データ測定部
 66          位置データ測定部
 67          情報メモリ
 68          測定結果送信部

 以下、本発明の好適な実施形態につき説 する。

 <システム構成>
 図1は本発明の一実施形態にかかる移動通信 システムの構成例を示す図である。

 図1において、ネットワーク(NW:Network)1は ユーザデータの制御を行うユーザ制御装置(S -GW:Serving GatewayもしくはUPE:User Plane Entity)、 地局の制御を行う基地局制御装置(MME:Mobility  Management Entity)および更に上位のノードを含 むものである。

 ネットワーク1には、有線インタフェース (S1 Interface)を介して複数のマクロ基地局(Macro  eNodeB)2#1、2#2が接続されるとともに、ADSL(Asym metric Digital Subscriber Line)等の有線回線を介 てホーム基地局(Home eNodeB)3が接続されてい 。ここで、マクロ基地局2#1、2#2は通信事業 が設置する比較的規模の大きい基地局であ 、ホーム基地局3は個人等が設置する小規模 基地局である。マクロ基地局2#1、2#2は設置 点を通信事業者側で把握することが可能で るが、ホーム基地局3はどこに設置されるか が不確定である。

 マクロ基地局2#1のセクタのカバーするエ アがマクロセル(Macro Cell)4#1であり、マクロ 基地局2#2のセクタのカバーするエリアがマク ロセル4#2である。隣接するマクロセル4#1とマ クロセル4#2の間にはハンドオーバを円滑に行 うために若干のオーバーラップ部分が設けら れている。ホーム基地局3のカバーするエリ がホームセル(Home Cell)5である。

 ホームセル5には、ユーザの携帯する移動 局(UE:User Equipment)6が在圏しているものとする 。ここでは、移動局6はホーム基地局3から無 信号を受信可能であるとともに、マクロ基 局2#1から無線信号を受信可能であるものと る。

 図2はマクロ基地局2(2#1、2#2)およびホーム 基地局3の構成例を示す図である。

 図2において、マクロ基地局2およびホー 基地局3は、隣接する基地局(マクロ基地局、 ホーム基地局)もしくは上位のノードとネッ ワーク1を介して通信を行うネットワーク通 部21と、このネットワーク通信部21を介して 他の基地局もしくは上位のノードから伝搬状 況測定の要求を受けた場合に移動局6に対す 報知信号を生成する報知信号生成部22と、生 成された報知信号を空中線24を介して移動局6 に向けて送信するとともに、移動局6から空 線24を介して測定結果である伝搬状況データ (移動局6に位置測定機能が存在する場合には 置データを伴う)を受信する移動局対向通信 部23とを備えている。

 ここで、移動局6に対する報知信号には次の ものが含まれる。
(1)どの基地局(接続基地局/他基地局)の伝搬状 況を測定するのかを示す情報(例:基地局を特 するためのセルID)。なお、セル情報(セルID )で指定する代わりに、周辺セルリストに乗 っているすべてのセル情報について報告させ るようにしてもよい。
(2)測定した伝搬状況データをどの基地局(接 基地局/他基地局/複数の基地局)に報告する かを示す情報(例:基地局を特定するためのセ ルID)。
(3)隣接基地局への上りリンク(UL:Up Link)によ 伝搬状況データ(移動局に位置測定機能が存 する場合には位置データを伴う)の直接送信 の可否。なお、上りリンクによる伝搬状況デ ータの直接送信は位置推定が主たる目的であ り、伝搬状況データに変えて所定パターンの データとしてもよい。
(4)移動局が測定した伝搬状況データ(移動局 位置測定機能が存在する場合には位置デー を伴う)を報告するトリガ(基地局からの指示 /時間間隔/受信レベル閾値)。なお、測定タイ ミングと報告タイミングを別々に報知するこ とで移動局6の負荷を分散させることもでき 。
(5)隣接エリア測定用の特殊信号による測定の 可否および必要なタイミング情報。

 また、図2において、マクロ基地局2およ ホーム基地局3は、移動局対向通信部23で受 した伝搬状況データ(移動局6に位置測定機能 が存在する場合には位置データを伴う)を保 する情報メモリ25と、移動局6に位置測定機 が存在しない場合に対応すべく、移動局6か の上りリンクの送信信号から位置推定を行 、推定した位置データを情報メモリ25に格 する位置推定部26と、情報メモリ25に格納さ た測定結果(伝搬状況データ、位置データ) ネットワーク通信部21を介して要求元に送信 する測定結果送信部27とを備えている。

 図3は移動局6の構成例を示す図である。

 図3において、移動局6は、空中線61を介し て基地局との間で通信を行う基地局対向通信 部62と、この基地局対向通信部62で受信した 号から報知信号を読み出す報知信号読み出 部63と、報知信号で指示された内容に従って 測定結果の報告先の基地局を切り替える報告 先切り替え部64とを備えている。

 また、移動局6は、報知信号で指示された 内容に従って所定の基地局の伝搬状況を測定 する伝搬状況データ測定部65と、GPS(Global Posi tioning System)等により自装置の位置を測定す 位置データ測定部66と、測定した伝搬状況デ ータおよび位置データを保持する情報メモリ 67と、報知信号で指示されたトリガの条件が たされた場合に情報メモリ67に格納された 定結果(伝搬状況データ、位置データ)を基地 局対向通信部62を介して報告先の基地局に送 する測定結果送信部68とを備えている。な 、測定結果送信部68は、報告するトリガが「 基地局からの指示」である場合には、基地局 からの指示を待って測定結果を送信する。ま た、報告するトリガが「時間間隔」である場 合には、指定された時間間隔でイベント(Event )を内部的に発生させ、このイベントが発生 たタイミングで測定結果を送信する。この 合、イベントが発生しても通信中である等 より高負荷下にある状況では、報告タイミ グをずらすことで負荷分散を図ることがで る。また、報告するトリガが「受信レベル 値」である場合、受信レベルが閾値に達し 場合にイベントを内部的に発生させ、この ベントが発生したタイミングで測定結果を 信する。

 <処理例>
 以下、上記の実施形態の処理例について説 する。なお、マクロ基地局2#1からホーム基 局3に対して測定の要求を行い、ホーム基地 局3に在圏する移動局6によりマクロ基地局2#1 らの伝搬状況を測定する場合を例にして説 するが、要求する側および要求を受ける側 基地局はいずれのタイプであってもよい。 た、他の基地局を介さずに、上位のノード らの要求に応じて、もしくは自発的に、自 地局に在圏する移動局により任意の基地局 伝搬状況を測定することもできる。

 <処理例その1>
 図4は実施形態の処理例その1を示す図であ 。

 図4において、マクロ基地局2#1側でホーム 基地局3の通信エリア内でのマクロ基地局2#1 らの無線信号の伝搬状況を知りたい場合、 クロ基地局2#1はネットワーク1を介してその をホーム基地局3に要求する(ステップS101、S 102)。

 これを受け、ホーム基地局3は、自基地局 の通信エリアに在圏する移動局6に対してマ ロ基地局2#1に関する測定データを送るよう 知する(ステップS103)。

 移動局6は、マクロ基地局2#1から送信され るパイロット信号のパスロス(Path loss)等の伝 搬状況データを取得するとともに、GPS等によ り自装置の位置情報の測定を行い(ステップS1 04)、測定結果をホーム基地局3に送信する(ス ップS105)。

 ホーム基地局3は受信した測定結果をネッ トワーク1を介して要求元のマクロ基地局2#1 送信する(ステップS106、S107)。なお、ホーム 地局3は、自基地局の通信エリアに複数の移 動局が在圏する場合には、それらの全てから 測定結果が収集された際にネットワーク1を して要求元のマクロ基地局2#1に測定結果を 信するようにすることができる。

 以上の処理により、マクロ基地局2#1側に いて、ホーム基地局3の通信エリア内のどの 地点でマクロ基地局2#1からの電波がどの程度 届いているかを把握することができる。

 <処理例その2>
 図5は実施形態の処理例その2を示す図であ 、移動局6に位置測定機能が存在しない場合 処理例である。

 図5において、マクロ基地局2#1側でホーム 基地局3の通信エリア内でのマクロ基地局2#1 らの無線信号の伝搬状況を知りたい場合、 クロ基地局2#1はネットワーク1を介してその をホーム基地局3に要求する(ステップS111、S 112)。

 これを受け、ホーム基地局3は了解の旨(AC K:Acknowledge)をネットワーク1を介してマクロ基 地局2#1に返送する(ステップS113、S114)。

 次いで、ホーム基地局3は、自基地局の通 信エリアに在圏する移動局6に対してマクロ 地局2#1に関する測定データを送るよう報知 る(ステップS115)。この際、隣接するマクロ 地局2#1に対する上りリンクによる伝搬状況 ータの直接送信も指示する。

 移動局6は、先ず、マクロ基地局2#1から送 信されるパイロット信号のパスロス等の伝搬 状況データを取得する(ステップS116)。

 次いで、測定結果データを隣接基地局で るマクロ基地局2#1に上りリンクにより直接 信する(ステップS117)。マクロ基地局2#1では 動局6から直接送信される無線信号の到来角 および受信強度等から移動局6の位置を推定 る。直接送信が正常にマクロ基地局2#1で受 された場合には、マクロ基地局2#1から移動 6に了解の旨(ACK)が返される(ステップS118)。 お、移動局6は了解の旨(ACK)が返されなくて 処理を続行する。

 次いで、移動局6は測定結果をホーム基地 局3に送信し(ステップS119)、ホーム基地局3は 信した測定結果をネットワーク1を介して要 求元のマクロ基地局2#1に送信する(ステップS1 20、S121)。なお、ホーム基地局3は、自基地局 通信エリアに複数の移動局が在圏する場合 は、それらの全てから測定結果が収集され 際にネットワーク1を介して要求元のマクロ 基地局2#1に測定結果を送信するようにするこ とができる。

 なお、移動局6からマクロ基地局2#1に対し て上りリンクにより測定結果を直接送信した 上に、更にホーム基地局3およびネットワー 1を介して測定結果をマクロ基地局2#1に送信 るのは、上りリンクによる直接送信が正常 届くとは限らないため、測定結果の伝達を 実にするためである。また、上りリンクに る伝搬状況データの直接送信は位置推定が たる目的であるため、伝搬状況データに変 て所定パターンのデータとしてもよく、そ 場合は移動局6からホーム基地局3およびネ トワーク1を介して測定結果をマクロ基地局2 #1に送信することは必須となる。

 以上の処理により、マクロ基地局2#1側に いて、ホーム基地局3の通信エリア内のどの 地点でマクロ基地局2#1からの電波がどの程度 届いているかを把握することができる。

 <処理例その3>
 図6は実施形態の処理例その3を示す図であ 、隣接エリア測定用の特殊信号を用いるこ により伝搬状況測定の精度を高めたもので る。すなわち、移動局は測定を主目的とし ものではなく、通信事業者側のオペレータ 使用する専用の測定装置に比べて伝搬状況 ータの測定精度は低いため、通信エリアの 理に使用するには十分でない場合がある。 こで、測定される側の基地局が協調し、隣 エリア測定用の特殊信号を送信することに り測定の精度を高めている。

 図6において、マクロ基地局2#1側でホーム 基地局3の通信エリア内でのマクロ基地局2#1 らの無線信号の伝搬状況を知りたい場合、 クロ基地局2#1はネットワーク1を介してその をホーム基地局3に要求する(ステップS131、S 132)。

 これを受け、ホーム基地局3は測定のタイ ミング情報をネットワーク1を介してマクロ 地局2#1に通知する(ステップS133、S134)。

 次いで、ホーム基地局3は、自基地局の通 信エリアに在圏する移動局6に対してマクロ 地局2#1に関する測定データを送るよう報知 る(ステップS135)。この際、隣接エリア測定 の特殊信号による測定である旨とタイミン 情報も指示する。

 マクロ基地局2#1は、ホーム基地局3から通 知されたタイミング情報に従って、送信電力 を上げた隣接エリア測定用の特殊なパイロッ ト信号を複数回送信する(ステップS136)。移動 局6は、ホーム基地局3から通知されたタイミ グ情報に合わせて、マクロ基地局2#1から送 されるパイロット信号を受信し(ステップS13 7)、その際のパスロス等の統計データから伝 状況データを取得する。送信電力が通常よ 大きい上に複数回の測定が可能であるため 測定精度を高めることができ、通常では測 できない低いレベルの基地局情報も測定で るようになる。また、移動局6はGPS等により 自装置の位置情報の測定を行う。そして、測 定結果をホーム基地局3に送信する(ステップS 138)。

 ホーム基地局3は受信した測定結果をネッ トワーク1を介して要求元のマクロ基地局2#1 送信する(ステップS139、S140)。なお、ホーム 地局3は、自基地局の通信エリアに複数の移 動局が在圏する場合には、それらの全てから 測定結果が収集された際にネットワーク1を して要求元のマクロ基地局2#1に測定結果を 信するようにすることができる。

 以上の処理により、マクロ基地局2#1側に いて、ホーム基地局3の通信エリア内のどの 地点でマクロ基地局2#1からの電波がどの程度 届いているかを高い精度で把握することがで きる。

 <処理例その4>
 図7は実施形態の処理例その4を示す図であ 、処理例その3と同様に隣接エリア測定用の 殊信号により伝搬状況測定の精度を高めた のである。ただし、隣接エリア測定用の特 なパイロット信号を複数回送信するのでは く、所定期間にわたって特別なコードを連 して送信し続けるようにしたものである。

 図7において、マクロ基地局2#1側でホーム 基地局3の通信エリア内でのマクロ基地局2#1 らの無線信号の伝搬状況を知りたい場合、 クロ基地局2#1はネットワーク1を介してその をホーム基地局3に要求する(ステップS141、S 142)。

 これを受け、ホーム基地局3は了解の旨(AC K)をネットワーク1を介してマクロ基地局2#1に 通知する(ステップS143、S144)。

 次いで、ホーム基地局3は、自基地局の通 信エリアに在圏する移動局6に対してマクロ 地局2#1に関する測定データを送るよう報知 る(ステップS145)。この際、隣接エリア測定 の特殊信号による測定である旨も指示する

 マクロ基地局2#1は、送信電力を上げた隣 エリア測定用の特別なコードを連続して送 する(ステップS146)。移動局6は、マクロ基地 局2#1から送信される信号を複数回受信し(ス ップS147)、その際のパスロス等の統計データ から伝搬状況データを取得する。送信電力が 通常より大きい上に複数回の測定が可能であ るため、測定精度を高めることができ、通常 では測定できない低いレベルの基地局情報も 測定できるようになる。更に、マクロ基地局 2#1からの信号は連続して送信されるため、タ イミングを合わせる必要はなく、移動局6側 自由なタイミングで受信を行うことができ 。また、移動局6はGPS等により自装置の位置 報の測定を行う。そして、測定結果をホー 基地局3に送信する(ステップS148)。

 ホーム基地局3は受信した測定結果をネッ トワーク1を介して要求元のマクロ基地局2#1 送信する(ステップS149、S150)。なお、ホーム 地局3は、自基地局の通信エリアに複数の移 動局が在圏する場合には、それらの全てから 測定結果が収集された際にネットワーク1を して要求元のマクロ基地局2#1に測定結果を 信するようにすることができる。

 以上の処理により、マクロ基地局2#1側に いて、ホーム基地局3の通信エリア内のどの 地点でマクロ基地局2#1からの電波がどの程度 届いているかを高い精度で把握することがで きる。

 <総括>
 以上説明したように、本発明の実施形態に れば次のような利点がある。
(1)各基地局の通信エリア内に在圏する移動局 により伝搬状況の測定が行えるため、通信事 業者側の負担が軽減できる。
(2)家庭内等に設置されるホーム基地局の通信 エリア内においても伝搬状況の測定が可能と なる。
(3)測定される側の基地局が協調することで測 定の精度を高めることができる。
(4)総じて、周辺セルを含めた伝搬状況やエリ アの重なりを効率的に把握することができる 。

 以上、本発明の好適な実施の形態により 発明を説明した。ここでは特定の具体例を して本発明を説明したが、特許請求の範囲 定義された本発明の広範な趣旨および範囲 ら逸脱することなく、これら具体例に様々 修正および変更を加えることができること 明らかである。すなわち、具体例の詳細お び添付の図面により本発明が限定されるも と解釈してはならない。

 本国際出願は2007年4月27日に出願された日 本国特許出願第2007-120264号に基づく優先権を 張するものであり、その全内容を本国際出 に援用する。