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Title:
MOLDING MACHINE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/020160
Kind Code:
A1
Abstract:
Intended is to provide a molding machine using a built-in type motor as an injecting electric motor. In this molding machine, a mounting structure for such a transmission mechanism from a rotational motion to a linear motion, as changes the rotation of the built-in motor into the linear motion thereby to transmit the linear motion to an injecting member, is simplified to improve the assembling workability. For this improvement, a sleeve is fixed in the rotor of the built-in type motor. In the hollow portion of the sleeve, a screw shaft or the rotating portion of a ball screw mechanism and the sleeve are connected and fixed by a connecting member. A nut member or the straight portion of the ball screw mechanism is fixed on a member for performing straight motions together with the injecting member.

Inventors:
TANIGUCHI YOSHIYA (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/064142
Publication Date:
February 12, 2009
Filing Date:
August 06, 2008
Export Citation:
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Assignee:
TOYO MACHINERY & METAL (JP)
TANIGUCHI YOSHIYA (JP)
International Classes:
B29C45/50; B22D17/20; B22D17/32
Foreign References:
JP2001088189A2001-04-03
JPH11198199A1999-07-27
Other References:
See also references of EP 2186616A4
Attorney, Agent or Firm:
The Patent Body Corporate TAKEWA INTERNATIONAL PATENT OFFICE (6-13 Nishishinbashi 1-chom, Minato-ku Tokyo 03, JP)
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Claims:
 射出用電動モータの回転をボールネジ機構により直線運動に変換することで射出用部材を前後進させ、前記射出用電動モータとして、円筒形の固定子と、該固定子の内部に位置する円筒形の回転子とをもつ、内部が中空のビルトイン(Built-In)型モータを用いる成形機において、
 前記ビルトイン型モータの前記回転子の内部にスリーブを固定し、このスリーブの中空部内において、前記ボールネジ機構の回転部であるネジ軸と前記スリーブとを連結具によって連結・固定し、前記射出用部材と一体となって直線運動する部材に前記ボールネジ機構の直動部であるナット体を固定したことを特徴とする成形機。
 請求項1に記載の成形機において、
 前記連結具は、その内周面側にテーパ部をもち径方向に変位可能なアウタレースと、その外周面側にテーパ部をもち径方向に変位可能なインナレースと、前記アウタレースと前記インナレースとの間に位置して軸方向に移動可能なテーパリングと、このテーパリングを軸方向に移動させる締め付けボルトとで構成されて、前記ビルトイン型モータの中空部の開放端側から、前記締め付けボルトを操作するようにしたことを特徴とする成形機。
Description:
成形機

 本発明は、電動駆動タイプの射出成形機 ダイカストマシンなどの成形機に係り、特 、射出用電動モータの回転をボールネジ機 により直線運動に変換することで射出用部 (インラインスクリュ式の射出成形機ではス クリュ、プリプラ式の射出成形機やダイカス トマシでは射出プランジャ)を前後進させる うにした成形機にかかわる技術に関する。

 例えば、従来の電動タイプのインライン クリュ式の射出成形機においては、射出用 動モータの出力軸に固定した駆動プーリと ボールネジ機構の回転部である例えばネジ に固定した被動プーリとに、タイミングベ トを掛け回して、射出用電動モータの回転 プーリ・ベルトによる回転伝達機構を介し ボールネジ機構のネジ軸に伝え、ネジ軸の 転で直線移動するボールネジ機構のナット と一体となって前後進する直動ブロックを 線移動させることで、スクリュを直線移動 せる構成を採ることが多い。このような構 をとると、射出用電動モータとして、その 心に出力軸をもつ一般的なACサーボモータ 採用できるが、プーリ・ベルトによる回転 達機構によって減速機構を構築する必要が るので、部品点数が増して、マシンの省ス ース化を阻害する要因となる。また、比較 に径の大きい被動プーリを回転させる必要 あるので、回転イナーシャが大きくなり、 転伝達の過渡応答性の向上には自ずと限界 あるものとなる。

 そこで、上記の回転イナーシャを小さくし 、回転伝達の過渡応答性を向上させるため 、射出用電動モータとして、内部が中空の ルトイン(Built-In)型モータ(ダイレクト結合 イプのモータ)を用いるようにした射出成形 が、特開平11-198199号公報(特許文献1)などに いて知られている。この特許文献1に開示さ れた射出成形機では、ビルトイン型モータの 回転を直線運動に変換してスクリュを直線移 動させるために、ボールねじ軸・スプライン 軸ユニットを用いており、ボールねじ軸・ス プライン軸ユニットのボールナットを固定フ レームに固定し、ボールナットに螺合された ボールねじ軸部の一端を、スクリュと一体と なって前後進するベアリングボックス(直動 ロック)に回転可能に保持すると共に、ボー ねじ軸部と一体のスプライン軸部を、ビル イン型モータのロータ(回転子)の内周面に 着した中空のロータシャフト(スリーブ)に、 スプラインを設けた係止部材を介してスプラ イン軸結合している。

特開平11-198199号公報

 特許文献1に示された技術では、射出用電 動モータにビルトイン型モータを用いている ので、射出(1次射出)立ち上げ時の過渡応答性 を高めることができ、また、ビルトイン型モ ータの中空部を有効利用することで、マシン の省スペース化にも貢献している。しかしな がら、特許文献1に示された技術では、ボー ねじ軸・スプライン軸ユニットを用いてい ので、スプライン軸結合のための構成要素 必要とする上、ボールねじ軸・スプライン ユニットの取り付けが繁雑で手間の掛かる のとなる。

 本発明は上記の点に鑑みなされたもので その目的とするところは、射出用電動モー としてビルトイン型モータを用いる成形機 おいて、ビルトイン型モータの回転を直線 動に変換して射出用部材に伝達するための 転→直線運動伝達機構の取り付け構造を、 素化し、以って、組み立て作業性を向上さ ることにある。

 本発明は上記した目的を達成するため、 出用電動モータの回転をボールネジ機構に り直線運動に変換することで射出用部材を 後進させ、前記射出用電動モータとして、 筒形の固定子と、該固定子の内部に位置す 円筒形の回転子とをもつ、内部が中空のビ トイン型モータを用いる成形機において、 記ビルトイン型モータの回転子の内部にス ーブを固定し、このスリーブの中空部内に いて、前記ボールネジ機構の回転部である ジ軸とスリーブとを連結具によって連結・ 定し、前記射出用部材と一体となって直線 動する部材に前記ボールネジ機構の直動部 あるナット体を固定し、前記連結具は、そ 内周面側にテーパ部をもち径方向に変位可 なアウタレースと、その外周面側にテーパ をもち径方向に変位可能なインナレースと 前記アウタレースと前記インナレースとの に位置して軸方向に移動可能なテーパリン と、このテーパリングを軸方向に移動させ 締め付けボルトとで構成されて、ビルトイ 型モータの中空部の開放端側から、締め付 ボルトを操作する構造とする。

 本発明では、射出用電動モータとしての ルトイン型モータの回転を直線運動に変換 て射出用部材に伝達するための回転→直線 動伝達機構として、汎用のボールネジ機構 採用し、ビルトイン型モータの回転子の内 に固定したスリーブとボールネジ機構の回 部であるネジ軸とを、連結具によって連結 固定し、ボールネジ機構の直動部であるナ ト体は射出用部材と一体となって直線運動 る部材に固定するようにしているので、ボ ルネジ機構の運動伝達のための取り付け構 が簡素化でき、組み立ても容易なものとな 。また、連結具として、その内周面側にテ パ部をもち径方向に変位可能なアウタレー と、その外周面側にテーパ部をもち径方向 変位可能なインナレースと、アウタレース インナレースとの間に位置して軸方向に移 可能なテーパリングと、このテーパリング 軸方向に移動させる締め付けボルトとで構 し、ビルトイン型モータの中空部の開放端 から、締め付けボルトを操作するようにし いるので、ボールネジ機構のネジ軸をビル イン型モータの回転子に、作業性よく、簡 ・容易に、かつ確実に、取り付けることが きる。

 以下、本発明の実施の形態を、図面を用い 説明する。 
 図1~図5は、本発明の一実施形態(以下、本実 施形態と記す)による電動タイプのインライ スクリュ式の射出成形機に係り、図1は、本 施形態の射出成形機の射出系メカニズムの 要を示す要部断面図である。

 図1において、1は、図示せぬ射出ユニッ ベース盤上に配設されたヘッドストック、2 、ヘッドストック1と所定距離をおいて対向 するように、同じく図示せぬ射出ユニットベ ース盤上に配設された保持プレート、3は、 の後端部をヘッドストック1に固定された加 シリンダ、4は、加熱シリンダ3の先端に取 付けられたノズル、5は、加熱シリンダ3の外 周に巻装されたバンドヒータ、6は、加熱シ ンダ3内に回転並びに前後進可能であるよう 配設されたスクリュ、1aおよび3aは、図示せ ぬホッパーから落下・供給される原料樹脂を 加熱シリンダ3の後端部内に供給するために ヘッドストック1および加熱シリンダ3にそれ ぞれ穿設された原料樹脂供給穴である。

 また、7は、ヘッドストック1と保持プレ ト2との間に架け渡された連結バー、8は、ヘ ッドストック1と保持プレート2との間で前後 可能なように、図示せぬレール部材上に直 ガイドを介して設けられた直動体、9は、直 動体8上に搭載された計量用の内部が中空の ルトイン(Built-In)型モータ(以下、計量用ビル トインモータ9と記す)、10は、計量用ビルト ンモータ9のケーシング、11は、ケーシング10 に固定された計量用ビルトインモータ9の円 形の固定子、12は、固定子11の内側で回転可 な計量用ビルトインモータ9の円筒形の回転 子、13は、回転子12の内周面に強嵌合などで 定されたスリーブ、14は、スリーブ13を回転 能に支承するため、ケーシング10とスリー 13との間に介装された軸受け、15は、スクリ 6の基端部を固定し、スリーブ13に固定され 回転連結体である。

 また、16は、保持プレート2に搭載された 出用の内部が中空のビルトイン(Built-In)型モ ータ(以下、射出用ビルトインモータ16と記す )、17は、射出用ビルトインモータ16のケーシ グ、18は、ケーシング17に固定された射出用 ビルトインモータ16の円筒形の固定子、19は 固定子18の内側で回転可能な射出用ビルトイ ンモータ16の円筒形の回転子、20は、回転子19 の内周面に強嵌合などで固定されたスリーブ で、図示では簡略化して描かれているが、ス リーブ20は、図示せぬ軸受けを介して、ケー ング17に回転可能に保持されるようになっ いる。

 また、21は、射出用ビルトインモータ16の 回転を直線運動に変換するボールネジ機構、 22は、保持プレート2に軸受け24を介して回転 能に保持されたボールネジ機構21のネジ軸( ールネジ機構21の回転部)、23は、ネジ軸22に 螺合されて、ネジ軸22の回転でネジ軸22に沿 て直線移動すると共に、その端部を、計量 ビルトインモータ9側のスリーブ13に直接ま は適宜の部材を介して固定されたボールネ 機構21のナット体(ボールネジ機構21の直動部 )、25は、射出用ビルトインモータ16側のスリ ブ20とネジ軸22の端部とを連結・固定する連 結具である。

 図2は、射出用ビルトインモータ16側のス ーブ20とボールネジ機構21のネジ軸22の端部 の連結・固定部を示す要部拡大図である。 2に示すように、スリーブ20の内周面とネジ 22の端部の外周面との間に連結具25が介装さ れており、この連結具25の後記するアウタレ ス26がスリーブ20の内周面に圧接され、連結 具25の後記するインナレース27がネジ軸22の端 部の外周面に圧接されることで、スリーブ20 ネジ軸22とが連結具25とにより、強固に固定 ・一体化されるようになっている。連結具25 圧接の調整操作は、射出用ビルトインモー 16の中空部の開放端側から、連結具25の後記 する調整ネジ30を回動操作することで、容易 かつ確実に行えるようになっており、射出 ビルトインモータ16の中空部を有効利用し スペースファクターの向上を図りつつ、射 用ビルトインモータ16の回転子19とそれによ 回転駆動される部材(ここではボールネジ機 構21のネジ軸22)との連結・固定を、操作性よ 、容易・確実に行えるようになっている。

 また、本実施形態では、このようにボー ネジ機構21のネジ軸22を回転駆動するための 射出用モータとしてビルトイン型モータ(射 用ビルトインモータ16)を採用し、プーリ・ ルトによる回転伝達機構を用いることなく 射出用ビルトインモータ16の回転子19とネジ 22とを一体化して、射出用ビルトインモー 16でボールネジ機構21のネジ軸22をダイレク 駆動するようにしているので、射出用回転 達系の回転イナーシャを低減でき、回転伝 の過渡応答性を向上させることができる。 た、射出用回転伝達系から減速機構を排す ことができるので、部品点数を削減するこ が可能となり、射出用ビルトインモータ16と して低回転高トルクの仕様のモータを採用で きることと、射出用回転伝達系の回転伝達の 過渡応答性を向上させることができることと が相俟って、射出(1次射出)初期のスクリュ6 前進立ち上げ特性を良好なものとすること できる。

 図3は、連結具25の断面構造を示す図であ 。連結具25は摩擦式締結具の一種であり、 外周と円筒内周とを固定・一体化するため ツールであり、軸外周と円筒内周に何等加 を施すことなく、軸外周と円筒内周とを強 に結合可能なツールであって、結合・固定 ための構造が簡素化できるものとなってい 。この連結具25は、その内周面側にテーパ部 をもち径方向に変位可能なアウタレース(外 部)26と、その外周面側にテーパ部をもち径 向に変位可能なインナレース(内輪部)27と、 ウタレース26とインナレース27との間に位置 して軸方向(図3で左右方向)に移動可能な第1 ーパリング28および第2テーパリング29と、第 1テーパリング28および第2テーパリング29を軸 方向に移動させる複数の締め付けボルト30と 構成されている。各締め付けボルト30は、 1テーパリング28に対しては、第1テーパリン 28に形成した各ネジ穴に螺合されており、 2テーパリング29に対しては、第2テーパリン 29に形成した各バカ穴に遊挿されていると に、締め付けボルト30の頭部が第2テーパリ グ29に当接するようになっている。

 図3に示す構成において、締め付けボルト 30を所定方向に回転させると、第1テーパリン グ28が図示で右方向に移動すると共に、第2テ ーパリング29が図示で左方向に移動し、これ よって、アウタレース26が拡がる方向に変 すると共に、インナレース27が狭まる方向に 変形して、アウタレース26がスリーブ20の内 面に圧接され、インナレース27がネジ軸22の 部の外周面に圧接されるようになっている

 図4は、計量用ビルトインモータ9側のス ーブ13と、スクリュ6の基端部を固定・保持 た回転連結体15およびボールネジ機構21のナ ト体23との連結・固定部を示す要部拡大図 ある。図4に示すように、ボールネジ機構21 ナット体23は、取り付けボルト31によってス ーブ13に固定されている。したがって、ボ ルネジ機構21の運動伝達のためのナット体23 の取り付け構造も、きわめて簡単化でき、 み立ても容易なものとなっている。

 また、図4に示すように、スクリュ6の基 部を固定・保持した回転連結体15は、スリー ブ13内に嵌め込まれており、回転連結体15は 取り付けボルト32によってスリーブ13に固定 れている。本実施形態では、このようにス リュ6を回転駆動するための計量用モータと してビルトイン型モータ(計量用ビルトイン ータ9)を採用し、プーリ・ベルトによる回転 伝達機構を用いることなく、計量用ビルトイ ンモータ9の回転子12とスクリュ6とを一体化 て、計量用ビルトインモータ9でスクリュ6を ダイレクト駆動するようにしているので、計 量用回転伝達系の回転イナーシャを低減でき 、回転伝達の過渡応答性を向上させることが できる。また、計量用回転伝達系から減速機 構を排することができるので、部品点数を削 減することが可能となり、計量用ビルトイン モータ9に低回転高トルクの仕様のモータを 用できることと、計量用回転伝達系の回転 達の過渡応答性を向上させることができる ととが相俟って、計量初期のスクリュ6の回 立ち上げ特性を良好なものとすることがで 、粘性の高い樹脂材料であっても、早期に クリュ6の安定回転を得ることができ、以っ て、良品成形に貢献することが可能となる。 また、計量用ビルトインモータ9の内部でス リュ6の基端部を固定・保持した回転連結体1 5を取り付けるようにしているので、省スペ ス化に貢献でき、さらに、回転連結体15のス リーブ13への固定も、取り付けボルト32によ 至ってシンプルな結合手法を採用すること でき、取り付け作業性にも優れたものとな 。

 本実施形態では、計量工程時には、マシ (射出成形機)全体の制御を司る後記するシ テムコントローラ41からの指令で、後記する サーボドライバ45-1を介して、計量用ビルト ンモータ9が回転速度(回転数)フィードバッ 制御で駆動制御され、これにより、スリー 13、回転連結体15と一体となってスクリュ6が 所定方向に回転する。このスクリュ6の回転 よって、図示せぬホッパーから原料樹脂供 穴1a、3aを通ってスクリュ6の後端側に供給さ れた原料樹脂を、混練・可塑化しつつスクリ ュ6のネジ送り作用によって前方に移送する が、一般的な計量動作であるが、本実施形 では、スクリュ6が所定方向に回転すると、 リーブ13に固定されたナット体23も回転する ことになり、このスクリュ6の回転駆動に伴 ナット体23の回転で、ナット体23がネジ軸22 沿って直線移動する。そこで、このスクリ 6の回転駆動に伴うナット体23の回転による ット体23の直線移動(計量用ビルトインモー 9やスクリュ6の直線移動)を打ち消すように システムコントローラ41は、後記するサーボ ドライバ45-2を介して、射出用ビルトインモ タ16を設定背圧を目標値とする圧力フィード バック制御によって駆動制御し、これによっ て、スクリュ6に付与する背圧を所定の圧力 保ちつつ、スクリュ6の先端側に溶融樹脂が り込まれるのにしたがって、スクリュ6を適 正制御で後退させる。つまり例えば、計量用 ビルトインモータ9を単位時間当たり10回転さ せるとすると、射出用ビルトインモータ16を 位時間当たり9.9回転させることで、スクリ 6の回転駆動に伴うナット体23の回転による ット体23の直線移動をキャンセルしつつ、 クリュ6に所定の背圧が付与されるように制 するようになっている。そして、スクリュ6 の先端側に1ショット分の溶融樹脂が貯えら た時点で、計量用ビルトインモータ9による クリュ6の回転駆動は停止される。

 一方、射出充填工程時には、計量が完了 た後の適宜タイミングにおいて、後記する ステムコントローラ41からの指令で、後記 るサーボドライバ45-2を介して、射出用ビル インモータ16が速度フィードバック制御で 動制御され、これにより、射出用ビルトイ モータ16の回転がボールネジ機構21によって 線運動に変換されて、この直線運動が前記 た直線運動伝達系を介してスクリュ6に伝達 されて、スクリュ6が急速に前進駆動される とで、スクリュ6の先端側に貯えられた溶融 脂が、型締め状態にある図示せぬ金型のキ ビティ内に射出充填され、1次射出工程が実 行される。1次射出工程に引き続く保圧工程 は、システムコントローラ41からの指令でサ ーボドライバ45-2を介して、射出用ビルトイ モータ16が、圧力フィードバック制御で駆動 制御され、これにより、設定された保圧力が スクリュ6から図示せぬ金型内の樹脂に付加 れる。

 図5は、本実施形態の射出成形機の制御系 の構成を簡略化して示すブロック図である。 図5において、41は、マシン(射出成形機)全体 制御を司るシステムコントローラ、42は、 業者が各種の入力操作を行うための入力装 、43は、作業者に各種の表示モードの画像を 表示するための表示装置、44は、マシンの各 に配設された多数のセンサ(位置センサ、速 度センサ、圧力センサ、回転量検出センサ、 温度センサなど)よりなるセンサ群、45は、マ シンの各部に配置されたアクチュエータ(前 したモータ9、16などのモータ)やヒータ等を 動制御するための多数のドライバ(モータド ライバ、ヒータドライバなど)からなるドラ バ群であり、ドライバ群45には、計量用ビル トインモータ9をフィードバック制御で駆動 るサーボドライバ45-1や、射出用ビルトイン ータ16をフィードバック制御で駆動するサ ボドライバ45-2が含まれている。

 また、システムコントローラ41内におい 、46は運転条件設定格納部、47は測定値格納 、48は運転プロセス制御部、49は表示処理部 である。

 運転条件設定格納部46には、あらかじめ 力された成形サイクルの各工程(型閉じ(型締 め)、射出、計量、型開き、エジェクト前進 エジェクト後退の各工程)の運転制御条件が き換え可能に格納され、測定値格納部47に 、センサ群44などによりマシンの各部の計測 情報(位置情報、速度情報、圧力情報、回転 情報、回転速度(単位時間当たりの回転数)情 報、温度情報など)がリアルタイムで取り込 れて格納される。運転プロセス制御部48は、 あらかじめ用意された各工程の運転制御プロ グラムと、運転条件設定格納部46に格納され 各工程の運転条件の設定値とに基づき、測 値格納部47中の計測情報や各部からの状態 認情報や自身の計時情報を参照しつつ、ド イバ群45を駆動制御して、各工程の運転を実 行させる。表示処理部49は、あらかじめ用意 れた各種の表示処理プログラムと、表示用 定データに基づき、必要に応じて、運転条 設定格納部46や測定値格納部47の内容を参照 して、各種の表示モードの画像を生成し、こ れを表示装置43に表示させる。

本発明の一実施形態に係る射出成形機 射出系メカニズムの概要を示す要部断面図 ある。 本発明の一実施形態に係る射出成形機 おける、射出用ビルトインモータ側のスリ ブとボールネジ機構のネジ軸の端部との連 ・固定部を示す要部拡大図である。 図2中の連結具の拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形機 おける、計量用ビルトインモータ側のスリ ブと、スクリュの基端部を固定・保持した 転連結体およびボールネジ機構のナット体 の連結・固定部を示す要部拡大図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形機 制御系の構成を簡略化して示すブロック図 ある。

符号の説明

 1 ヘッドストック
 1a 原料樹脂供給穴
 2 保持プレート
 3 加熱シリンダ
 3a 原料樹脂供給穴
 4 ノズル
 5 バンドヒータ
 6 スクリュ
 7 連結バー
 8 直動体
 9 計量用のビルトイン型モータ(計量用ビル トインモータ)
 10 ケーシング
 11 固定子
 12 回転子
 13 スリーブ
 14 軸受け
 15 回転連結体
 16 射出用のビルトイン型モータ(射出用ビ トインモータ)
 17 ケーシング
 18 固定子
 19 回転子
 20 スリーブ
 21 ボールネジ機構、
 22 ネジ軸(ボールネジ機構の回転部)
 23 ナット体(ボールネジ機構の直動部)
 24 軸受け
 25 連結具
 26 アウタレース
 27 インナレース
 28 第1テーパリング
 29 第2テーパリング
 30 締め付けボルト
 31 取り付けボルト
 32 取り付けボルト
 41 システムコントローラ
 42 入力装置
 43 表示装置
 44 センサ群
 45 ドライバ群
 45-1 サーボドライバ(計量用)
 45-2 サーボドライバ(射出用)
 46 運転条件設定格納部
 47 測定値格納部
 48 運転プロセス制御部
 49 表示処理部




 
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