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Patent Searching and Data


Title:
MONEY HANDLING SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/113152
Kind Code:
A1
Abstract:
In order to improve overall handling efficiency of the deposited money handling and withdrawal money handling, a money handling system has a receiving section to receive the money, an identification section to identify the kinds of money for counting the number of money supplies for each kind of money, a storage/feed-out section to perform storage/feed-out of the money, a money put-out section to put out the money such that the money can be externally taken out, a carrier section to carry the money to the storage/feed-out section or the money put-out section, a memory section to store the change information indicating the number of the reserve supplies of change for each kind of money, and a control section that controls the carrier section to carry the money received by the receiving section to the storage/feed-out section or the money put-out section and to carry the money fed out by the storage/feed-out section to the money put-out section in accordance with the change information stored on the memory section and the identification result from the identification section.

Inventors:
AKAMATSU TORU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/054303
Publication Date:
September 17, 2009
Filing Date:
March 10, 2008
Export Citation:
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Assignee:
GLORY KOGYO KK (JP)
AKAMATSU TORU (JP)
International Classes:
G07D3/00; G07D9/00; G07D11/00
Foreign References:
JP4050947B22008-02-20
JP2002042200A2002-02-08
JP2002334367A2002-11-22
JP2001067526A2001-03-16
JP2006155326A2006-06-15
JP2007065776A2007-03-15
Other References:
See also references of EP 2254094A4
Attorney, Agent or Firm:
YOSHITAKE, Kenji et al. (JP)
Kenji Yoshitake (JP)
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Claims:
 貨幣を計数する入金処理及び釣銭準備金を作成する出金処理を行う貨幣処理システムであって、
 前記貨幣を受け入れる受入部と、
 前記貨幣の金種を識別し、金種毎の数を計数する識別部と、
 前記貨幣の収納及び繰り出しを行う収納繰出部と、
 前記貨幣を外部から取出し可能になるように出金する出金部と、
 前記貨幣を前記収納繰出部又は前記出金部に搬送する搬送部と、
 前記釣銭準備金の金種毎の数を示す釣銭情報を記憶する記憶部と、
 前記記憶部に記憶された釣銭情報及び前記識別部の識別結果に基づいて、前記受入部によって受け入れられた貨幣を前記収納繰出部又は前記出金部に搬送し、前記収納繰出部によって繰り出された貨幣を前記出金部に搬送するように前記搬送部を制御する制御部と、を備えていることを特徴とする貨幣処理システム。
 前記制御部は、前記釣銭情報に示された釣銭準備金の数と前記出金部に搬送された貨幣の数との差に相当する数の貨幣を繰り出すように前記収納繰出部を制御し、当該収納繰出部によって繰り出された貨幣を前記出金部に搬送するように前記搬送部を制御する請求項1に記載の貨幣処理システム。
 前記収納繰出部は、前記搬送部によって搬送された貨幣を一時保留する一時保留部を有し、当該一時保留部に一時保留された貨幣の収納及び繰出しを行い、
 前記制御部は、前記一時保留された貨幣のうち、前記釣銭情報に示された釣銭準備金の数と前記出金部に搬送された貨幣の数との差に相当する数の貨幣を繰り出すように前記収納繰出部を制御する請求項1又は2に記載の貨幣処理システム。
 前記受入部に投入された貨幣の全てが前記出金部又は前記収納繰出部に搬送された後に入金金額を承認する入金確定又は入金金額を承認しない入金取消の指示を受け付ける指示受付部を更に備え、
 前記制御部は、前記指示受付部によって入金確定の指示が受け付けられた場合に、前記一時保留部に一時保留された貨幣を繰り出すように前記収納繰出部を制御する請求項3に記載の貨幣処理システム。
 文字又は画像を表示する表示部を更に備え、
 前記制御部は、前記受入部に載置された貨幣の全てが前記出金部又は前記収納繰出部に搬送された後に前記指示の入力を促す文字又は画像を表示するように前記表示部を制御する請求項4に記載の貨幣処理システム。
 前記指示受付部は、前記釣銭情報の指示を受け付け、
 前記制御部は、前記指示受付部によって受け付けられた釣銭情報を前記記憶部に書き込む請求項4又は5に記載の貨幣処理システム。
 前記制御部は、前記指示受付部によって入金取消の指示が受け付けられた場合に、前記一時保留部に一時保留された貨幣の全てを繰り出し、前記出金部へ搬送するように前記収納繰出部及び前記搬送部を制御する請求項4乃至6の何れか1項に記載の貨幣処理システム。
 前記制御部は、前記一時保留部に一時保留された貨幣のうち、前記出金部に直前に搬送された貨幣と同じ金種の貨幣を繰り出すように前記収納繰出部を制御する請求項3乃至7の何れか1項に記載の貨幣処理システム。
 前記出金部は、シャッタを有し、
 前記制御部は、前記釣銭情報に示される釣銭準備金の数に相当する貨幣が前記出金部に搬送された場合に、前記シャッタを開くように前記出金部を制御する請求項1乃至8の何れか1項に記載の貨幣処理システム。
 バラ状態の硬貨を計数し、計数結果を入金金額として確定する硬貨入金処理を行う硬貨処理装置と、
 紙幣を計数し、計数結果を入金金額として確定する紙幣入金処理及び紙幣の釣銭準備金を作成する紙幣出金処理を行う紙幣処理装置と、
 棒金を保管し、当該保管された棒金を用いて釣銭準備金を作成する硬貨出金処理を行う棒金処理装置と、
 前記硬貨処理装置、前記紙幣処理装置及び前記棒金処理装置を制御する制御部と、
 釣銭準備金の金種毎の数を示す釣銭情報を記憶する記憶部と、を備え、
 前記硬貨処理装置は、
 前記硬貨を受け入れる硬貨受入部と、
 前記硬貨の金種を識別し、金種毎の数を計数する硬貨識別部と、
 前記硬貨を収納する硬貨収納部と、
 前記硬貨を前記硬貨収納部に搬送する硬貨搬送部と、を備え、
 前記紙幣処理装置は、
 前記紙幣を受け入れる紙幣受入部と、
 前記紙幣の金種を識別し、金種毎の数を計数する紙幣識別部と、
 前記紙幣の収納及び繰り出しを行う紙幣収納繰出部と、
 前記紙幣を外部から取出し可能になるように出金する紙幣出金部と、
 前記紙幣を前記紙幣収納繰出部又は前記紙幣出金部に搬送する紙幣搬送部と、を備え、
 前記棒金処理装置は、
 前記棒金の保管及び繰り出しを行う棒金保管繰出部と、
 前記棒金を外部から取出し可能になるように出金する棒金出金部と、を備え、
 前記制御部は、硬貨入金処理を前記硬貨処理装置に行わせ、紙幣入金処理を前記紙幣処理装置に行わせると共に、当該紙幣入金処理中に前記釣銭情報に基づいて前記紙幣受入部によって受け入れられた紙幣を前記紙幣出金部に搬送した後に、不足分の釣銭準備紙幣を前記紙幣収納繰出部から前記紙幣出金部に搬送する紙幣出金処理を前記紙幣処理装置に行わせ、更に前記釣銭情報に基づいて前記棒金保管繰出部から前記棒金出金部へ棒金を出金する硬貨出金処理を前記棒金処理装置に行わせることを特徴とする貨幣処理システム。
Description:
貨幣処理システム

 本発明は、貨幣処理システムに関し、特 、店舗のバックヤードに設置され、売上金 計数及び釣銭準備金の作成を行う貨幣処理 ステムに関する。

 店舗のバックヤードには、当日営業の売 金を計数する入金処理を行う入金処理装置 び翌日営業の釣銭準備金を作成する出金処 を行う出金処理装置が設置されている。出 処理は、入金処理が終了した後(すなわち、 当日営業の売上金が確定した後)に行われる

 しかし、従来の貨幣処理システムでは、 金処理が行われた後に出金処理が行われる で、入金処理の処理時間が長くなればなる ど、出金処理を開始するまでの待ち時間も くなる。その結果、貨幣処理システムの処 効率が低下し、入金処理開始時点から出金 理終了時点までの処理時間が長くなる。特 、近年の長時間営業の大型店舗(例えば、ス ーパーマーケット)では、入金処理及び出金 理の数が多く且つバックヤードの作業時間 限られているので、出金処理が翌日営業の 前に行われる場合もある。

 また、入金処理では、売上金を計数する めに金種が識別され、金種毎の数が計数さ る。一方、出金処理では、収納された貨幣 出金するために貨幣の数が計数される。す わち、入金処理と出金処理が別々に行われ 場合には、計数が2回行われることになるの で、非効率である(特開2001-067526号公報、特開 2006-155326号公報及び特開2007-65776号公報)。

発明の概要

 本発明は、このような点を考慮してなさ たものであり、本発明によれば、貨幣処理 ステムの処理効率を向上させることができ ひいては、入金処理開始時点から出金処理 了時点までの処理時間を短縮することがで る。

 本発明の第1態様によれば、貨幣を計数する 入金処理及び釣銭準備金を作成する出金処理 を行う貨幣処理システムであって、
 前記貨幣を受け入れる受入部と、
 前記貨幣の金種を識別し、金種毎の数を計 する識別部と、
 前記貨幣の収納及び繰り出しを行う収納繰 部と、
 前記貨幣を外部から取出し可能になるよう 出金する出金部と、
 前記貨幣を前記収納繰出部又は前記出金部 搬送する搬送部と、
 前記釣銭準備金の金種毎の数を示す釣銭情 を記憶する記憶部と、
 前記記憶部に記憶された釣銭情報及び前記 別部の識別結果に基づいて、前記受入部に って受け入れられた貨幣を前記収納繰出部 は前記出金部に搬送し、前記収納繰出部に って繰り出された貨幣を前記出金部に搬送 るように前記搬送部を制御する制御部と、 備えていることを特徴とする貨幣処理シス ムが提供される。

 本発明において、前記制御部は、前記釣 情報に示された釣銭準備金の数と前記出金 に搬送された貨幣の数との差に相当する数 貨幣を繰り出すように前記収納繰出部を制 し、当該収納繰出部によって繰り出された 幣を前記出金部に搬送するように前記搬送 を制御することが好ましい。

 本発明において、前記収納繰出部は、前記 送部によって搬送された貨幣を一時保留す 一時保留部を有し、当該一時保留部に一時 留された貨幣の収納及び繰出しを行い、
 前記制御部は、前記一時保留された貨幣の ち、前記釣銭情報に示された釣銭準備金の と前記出金部に搬送された貨幣の数との差 相当する数の貨幣を繰り出すように前記収 繰出部を制御することが好ましい。

 本発明において、前記受入部に投入された 幣の全てが前記出金部又は前記収納繰出部 搬送された後に入金金額を承認する入金確 又は入金金額を承認しない入金取消の指示 受け付ける指示受付部を更に備え、
 前記制御部は、前記指示受付部によって入 確定の指示が受け付けられた場合に、前記 時保留部に一時保留された貨幣を繰り出す うに前記収納繰出部を制御することが好ま い。

 本発明において、文字又は画像を表示する 示部を更に備え、
 前記制御部は、前記受入部に載置された貨 の全てが前記出金部又は前記収納繰出部に 送された後に前記指示の入力を促す文字又 画像を表示するように前記表示部を制御す ことが好ましい。

 本発明において、前記指示受付部は、前記 銭情報の指示を受け付け、
 前記制御部は、前記指示受付部によって受 付けられた釣銭情報を前記記憶部に書き込 ことが好ましい。

 本発明において、前記制御部は、前記指 受付部によって取引取消の指示が受け付け れた場合に、前記一時保留部に一時保留さ た貨幣の全てを繰り出し、前記出金部へ搬 するように前記収納繰出部及び前記搬送部 制御することが好ましい。

 本発明において、前記制御部は、前記一 保留部に一時保留された貨幣のうち、前記 金部に直前に搬送された貨幣と同じ金種の 幣を繰り出すように前記収納繰出部を制御 ることが好ましい。

 本発明において、前記出金部は、シャッタ 有し、
 前記制御部は、前記釣銭情報に示される釣 準備金の数に相当する貨幣が前記出金部に 送された場合に、前記シャッタを開くよう 前記出金部を制御することが好ましい。

 本発明の第2態様によれば、バラ状態の硬貨 を計数し、計数結果を入金金額として確定す る硬貨入金処理を行う硬貨処理装置と、
 紙幣を計数し、計数結果を入金金額として 定する紙幣入金処理及び紙幣の釣銭準備金 作成する紙幣出金処理を行う紙幣処理装置 、
 棒金を保管し、当該保管された棒金を用い 釣銭準備金を作成する硬貨出金処理を行う 金処理装置と、
 前記硬貨処理装置、前記紙幣処理装置及び 記棒金処理装置を制御する制御部と、
 釣銭準備金の金種毎の数を示す釣銭情報を 憶する記憶部と、を備え、
 前記硬貨処理装置は、
 前記硬貨を受け入れる硬貨受入部と、
 前記硬貨の金種を識別し、金種毎の数を計 する硬貨識別部と、
 前記硬貨を収納する硬貨収納部と、
 前記硬貨を前記硬貨収納部に搬送する硬貨 送部と、を備え、
 前記紙幣処理装置は、
 前記紙幣を受け入れる紙幣受入部と、
 前記紙幣の金種を識別し、金種毎の数を計 する紙幣識別部と、
 前記紙幣の収納及び繰り出しを行う紙幣収 繰出部と、
 前記紙幣を外部から取出し可能になるよう 出金する紙幣出金部と、
 前記紙幣を前記紙幣収納繰出部又は前記紙 出金部に搬送する紙幣搬送部と、を備え、
 前記棒金処理装置は、
 前記棒金の保管及び繰り出しを行う棒金保 繰出部と、
 前記棒金を外部から取出し可能になるよう 出金する棒金出金部と、を備え、
 前記制御部は、硬貨入金処理を前記硬貨処 装置に行わせ、紙幣入金処理を前記紙幣処 装置に行わせると共に、当該紙幣入金処理 に前記釣銭情報に基づいて前記紙幣受入部 よって受け入れられた紙幣を前記紙幣出金 に搬送した後に、不足分の釣銭準備紙幣を 記紙幣収納繰出部から前記紙幣出金部に搬 する紙幣出金処理を前記紙幣処理装置に行 せ、更に前記釣銭情報に基づいて前記棒金 管繰出部から前記棒金出金部へ棒金を出金 る硬貨出金処理を前記棒金処理装置に行わ ることを特徴とする貨幣処理システムが提 される。

は、本発明の実施例1に係る貨幣処理シ ステムの構成を示すブロック図である。 は、図1の紙幣処理装置120の構成を示す ブロック図である。 は、図1の操作ターミナル140の外観を示 す平面図である。 は、本発明の実施例1に係る釣銭情報112 のデータ構造を示す概略図である。 は、本発明の実施例1に係る取引の処理 手順を示すフローチャートである。 は、確認メッセージ画面の一例を示す 略図である。 は、本発明の実施例1に係る紙幣の第1 銭準備金作成処理(図5のS503)の処理手順を示 フローチャートである。 は、本発明の実施例1に係る紙幣の第2 銭準備金作成処理(図5のS508)の処理手順を示 フローチャートである。 は、本発明の実施例2に係る貨幣処理シ ステムの構成を示すブロック図である。 は、図9の硬貨処理装置230の構成を示 ブロック図である。 は、図9の棒金処理装置250の構成を示 概略図である。 は、本発明の実施例2に係る釣銭情報21 2のデータ構造を示す概略図である。 は、本発明の実施例2に係る硬貨の第1 銭準備金作成処理(図5のS503)の処理手順を示 すフローチャートである。

 以下、本発明の実施例について図面を参 して説明する。なお、以下の実施例は、本 明の実施の一形態であって、本発明の範囲 限定するものではない。

 はじめに、本発明の実施例1について説明 する。本発明の実施例1は、入金処理及び出 処理を同時に行う貨幣処理システムの例で る。

 図1は、本発明の実施例1に係る貨幣処理 ステムの構成を示すブロック図である。

 本発明の実施例1に係る貨幣処理システム は、制御部100、記憶部110、本発明の実施例1 係る貨幣処理装置としての紙幣処理装置120 び硬貨処理装置130並びに操作ターミナル140 備えている。

 なお、本発明の実施例1は、貨幣処理装置 としての紙幣処理装置120及び硬貨処理装置130 が存在する例であるが、紙幣処理装置120と貨 幣処理装置130は何れも同様の構成を有してい るので、具体的構成については紙幣処理装置 120を例に説明し、硬貨処理装置130の具体的構 成の説明は省略する。また、本発明の実施例 1では、紙幣処理装置120又は貨幣処理装置130 一方のみが存在する貨幣処理システムであ ても良い。

 制御部100は、記憶部110、紙幣処理装置120 硬貨処理装置130及び操作ターミナル140に接 されている。制御部100は、記憶部110に記憶 れた制御プログラム111に従って紙幣処理装 120、硬貨処理装置130及び操作ターミナル140 制御する。

 記憶部110は、制御プログラム111及び釣銭 報112を記憶する。記憶部110は、制御部100の ーキングメモリとしても動作する。制御プ グラム111は貨幣処理システムを制御するた のプログラムであり、釣銭情報112は釣銭準 金の金種毎の数を示す情報である。釣銭準 金の金種及び数は、例えば店舗のレジ毎に なっていても良いし、全てのレジが同じで っても良い。

 紙幣処理装置120は、紙幣を計数し、紙幣 金処理及び釣銭準備金を作成する紙幣出金 理を行う。硬貨処理装置130は、バラ状態の 貨を計数し、硬貨入金処理及び釣銭準備金 作成する硬貨出金処理を行う。

 図2は、図1の紙幣処理装置120の構成を示 ブロック図である。

 紙幣処理装置120は、紙幣受入部121、紙幣 別部122、紙幣リジェクト部123、紙幣出金部1 24、紙幣収納繰出部125A~C、紙幣一時保留部126A ~C及び紙幣搬送部127を有している。

 紙幣受入部121は、投入された紙幣を1枚ず つ取り込んで紙幣処理装置120の中に受け入れ る。

 紙幣識別部122は、紙幣受入部121によって け入れられた紙幣の金種を識別し、金種毎 数を計数する。

 紙幣リジェクト部123は、紙幣識別部122に って金種が識別されなかった紙幣(以下、「 リジェクト紙幣」という)を集積する。

 紙幣出金部124は、釣銭用の紙幣(以下、「 釣銭準備紙幣」という)を紙幣処理装置120の 部から取出し可能になるように出金する。 幣出金部124は、図示されないシャッタを有 る。紙幣出金部124は、取引が確定されたと にロックを解除し、シャッタを開き、外部 ら紙幣の取出しが可能になる。

 紙幣収納繰出部125A~Cは、紙幣を収納する 納機構及び収納された紙幣を繰り出す繰出 構を有する。

 紙幣一時保留部126A~Cは、紙幣収納繰出部1 25A~Cの一部として構成される。紙幣一時保留 126A~Cは、紙幣搬送部127によって搬送された 幣を収納済みの紙幣と区分けして一時保留 、操作ターミナル140によって入金金額が承 され、入金確定の指示が受け付けられたと に一時保留を解除する。一時保留が解除さ たときには、一時保留されていた紙幣は、 幣収納繰出部125A~Cに収納される。一方、操 ターミナル150によって入金金額が承認され 、入金取消の指示が受け付けられた場合に 、一時保留されていた紙幣は繰出機構によ て繰り出される。

 紙幣搬送部127は、紙幣受入部121によって け入れられた紙幣を紙幣識別部122に搬送し 紙幣識別部122の識別結果に基づいて紙幣リ ェクト部123、紙幣出金部124、紙幣収納繰出 125A~C又は紙幣一時保留部126A~Cに当該紙幣を 送する。紙幣搬送部127は、紙幣収納繰出部1 25A~Cによって繰り出された紙幣を紙幣出金部1 24に搬送する。

 なお、本発明の実施例1では、紙幣収納繰 出部125A~C及び紙幣一時保留部126A~Cの数は3つ 限られるものではない。

 図3は、図1の操作ターミナル140の外観を す平面図である。

 操作ターミナル140は、指示受付部141、表 部142、ID情報読取部143、印字部144及び報知 145を有している。

 例えば、指示受付部141はオペレータの指 を受け付ける複数のキーであり、表示部142 所定の情報を表示する液晶ディスプレイで り、ID情報読取部143はカードリーダであり 印字部144はプリンタであり、報知部145は音 は光を出力するスピーカ又はランプである

 なお、本発明の実施例1では、指示受付部 141がオペレータのID情報の入力を受け付けて 良い。その場合には、指示受付部141とID情 読取部143は同一である。

 図4は、本発明の実施例1に係る釣銭情報11 2のデータ構造を示す概略図である。

 釣銭情報112は、釣銭準備紙幣の金種毎の 額及び数を示す釣銭準備紙幣情報112A並びに 釣銭準備硬貨の金種毎の金額及び数を示す釣 銭準備硬貨情報112Bを含む。釣銭情報112は、 示受付部141によって受け付けられたオペレ タの指示又は予め登録されている情報に基 いて設定され、記憶部110に記憶される。

 図5は、本発明の実施例1に係る取引の処 手順を示すフローチャートである。なお、 発明の実施例1に係る取引は、記憶部110に釣 情報112が記憶されていることを前提とする

 はじめに、指示受付部141によってオペレ タの取引情報の指示が受け付けられる(S501) 取引情報は、レジID、売上金額並びに残置 れた紙幣及び硬貨の金種毎の数を含む。

 次に、記憶部110に記憶された釣銭情報112 読み出される(S502)。

 次に、後述の第1釣銭準備金作成処理が行 われる(S503)。第1釣銭準備金作成処理では、 上金を計数するための入金処理及び釣銭準 金を作成するための出金処理が同時に行わ る。

 次に、図6に示されるような確認メッセー ジ画面が表示部142に表示される(S504)。確認メ ッセージ画面は、メッセージ142A、YESボタン14 2B及びNOボタン142Cを含む。メッセージ142Aは、 文字であっても良いし、画像であっても良い 。操作ターミナル140は、YESボタン142Bが選択 れた場合には入金確定の指示を受け付け、NO ボタン142Cが選択された場合には入金取消の 示を受け付ける。

 S504において表示されたYESボタン142Bが選 された場合には(S505-YES)、取引が確定される( S506)。このとき、S501において受け付けられた 取引情報及びS503において行われた第1釣銭準 金作成処理の処理結果が記憶部110に書き込 れる。

 次に、紙幣一時保留部126A~Cに一時保留さ た全ての紙幣が、紙幣収納繰出部125A~Cに収 される(S507)。

 次に、後述の第2釣銭準備金作成処理が行 われる(S508)。第2釣銭準備金作成処理は、S503 おいて行われた第1釣銭準備金作成処理の後 に不足している釣銭準備金を作成するための 出金処理を行うための処理である。

 次に、印字部144によって、S506において確 定された取引情報、S503において行われた第1 銭準備金作成処理の処理結果及びS508におい て行われた第2釣銭準備金作成処理の処理結 を含むジャーナルが印字される(S509)。この き、紙幣出金部124のシャッタが開かれる。

 一方、S504において表示されたNOボタン142C が選択された場合には(S505-NO)、紙幣一時保留 部126A~Cに一時保留された全ての紙幣が、紙幣 収納繰出部125A~Cによって紙幣搬送部127に繰り 出され、紙幣搬送部127によって紙幣出金部124 に搬送され、紙幣出金部124から紙幣処理装置 120の外に出金される(S510)。

 本発明の実施例1に係る取引は、S509,S510の 後に終了する。

 図7は、本発明の実施例1に係る紙幣の第1 銭準備金作成処理(図5のS503)の処理手順を示 すフローチャートである。

 はじめに、紙幣受入部121によって投入さ た紙幣が紙幣処理装置120の中に受け入れら る(S701)。

 次に、紙幣識別部122によってS701において 受け入れられた紙幣の金種が識別され、金種 毎の数が計数される(S702)。

 次に、S702における紙幣識別部122の計数結 果を示す紙幣計数データが記憶部110に書き込 まれる(S703)。このとき、既に紙幣計数データ が記憶部110に記憶されている場合には、当該 紙幣計数データが更新される。

 次に、図5のS501において受け付けられた 引情報及び図5のS502において読み出された釣 銭情報112に基づいて紙幣釣銭データが算出さ れる(S704)。紙幣釣銭データは、釣銭準備紙幣 の不足数を示すデータであり、釣銭情報112に 示される釣銭準備紙幣の金種毎の数と取引情 報に示される残置紙幣の金種毎の数との差で ある。

 次に、S704において算出された紙幣釣銭デ ータが正の値を示す場合(すなわち、釣銭準 紙幣が不足している場合)には(S705-YES)、S702 おいて識別された紙幣は、紙幣搬送部127に って紙幣出金部124に搬送される(S706)。

 次に、紙幣釣銭データの値が-1(減算)され る(S707)。

 一方、S704において算出された紙幣釣銭デ ータが0以下である場合(すなわち、釣銭準備 幣が充足している場合)には(S705-NO)、S702に いて識別された紙幣は、紙幣搬送部127によ て紙幣一時保留部126A~Cに搬送される(S708)。

 S701~S708は、紙幣受入部121に紙幣が残って る間繰り返され(S709-YES)、紙幣受入部121に紙 幣がなくなった場合に紙幣処理装置120の第1 銭準備金作成処理が終了する(S709-NO)。

 図8は、本発明の実施例1に係る紙幣の第2 銭準備金作成処理(図5のS508)の処理手順を示 すフローチャートである。

 はじめに、紙幣釣銭データが正の値を示 場合(すなわち、釣銭準備紙幣が不足してい る場合)には(S801-YES)、不足している金種につ て紙幣収納繰出部125A~Cから必要枚数の紙幣 紙幣搬送部127に繰り出され、紙幣搬送部127 よって紙幣出金部124に搬送される(S802)。

 次に、紙幣釣銭データの値が-1(減算)され る(S803)。

 一方、紙幣釣銭データが0以下である場合 (すなわち、釣銭準備紙幣が充足している場 )には(S801-NO)、紙幣処理装置120の第2釣銭準備 金作成処理が終了する。

 本発明の実施例1によれば、1回の取引に いて売上金等を計数する入金処理及び釣銭 備金を作成する出金処理が同時に行われる で、貨幣処理システムの処理効率を向上さ ることができ、ひいては、入金処理開始時 から出金処理終了時点までの処理時間を短 することができる。

 次に、本発明の実施例2について説明する 。本発明の実施例2は、硬貨の入金処理が硬 処理装置によって行われ、硬貨の出金処理 棒金処理装置によって行われる例である。 施例2では、硬貨処理装置が出金処理を行わ いので、硬貨の入金処理では金種別に分類 る必要がなく、金種混合状態で一括して処 される。

 図9は、本発明の実施例2に係る貨幣処理 ステムの構成を示すブロック図である。

 本発明の実施例2に係る貨幣処理システム は、制御部200、記憶部210、紙幣処理装置220、 硬貨処理装置230、操作ターミナル240及び棒金 処理装置250を備えている。

 制御部200は、記憶部210、紙幣処理装置220 硬貨処理装置230、操作ターミナル240及び棒 処理装置250に接続されている。制御部200は 記憶部210に記憶された制御プログラム211に って紙幣処理装置220、硬貨処理装置230、操 ターミナル240及び棒金処理装置250を制御す 。

 記憶部210は、制御プログラム211及び釣銭 報212を記憶する。記憶部210は、制御部200の ーキングメモリとしても動作する。制御プ グラム211は貨幣処理システムを制御するた のプログラムであり、釣銭情報212は釣銭準 金の金種毎の数を示す情報である。釣銭準 金の金種及び数は、例えば店舗のレジ毎に なっていても良いし、全てのレジに共通し いても良い。

 紙幣処理装置220は、紙幣を計数し、紙幣 金処理及び釣銭準備金を作成する紙幣出金 理を行う。紙幣処理装置220は、本発明の実 例1に係る紙幣処理装置120の各部121~127と同 の構成221~227を有している。硬貨処理装置230 、バラ状態の硬貨を計数し、硬貨入金処理 行う。棒金処理装置250は、棒金を保管し、 該保管された棒金を用いて釣銭準備金を作 する硬貨出金処理を行う。

 図10は、図9の硬貨処理装置230の構成を示 ブロック図である。

 硬貨処理装置230は、硬貨受入部231、硬貨 別部232、硬貨返却部233、硬貨収納部234、硬 一時保留部235及び硬貨搬送部236を備えてい 。

 硬貨受入部231は、投入された硬貨を1枚ず つ取り込んで硬貨処理装置230の中に受け入れ 、当該硬貨を硬貨識別部232に繰り出す。

 硬貨識別部232は、硬貨受入部231によって り出された硬貨の金種を識別し、金種毎の を計数する。

 硬貨一時保留部235は、硬貨搬送部236によ て搬送された硬貨を一括して一時保留し、 作ターミナル240によって入金金額が承認さ 、入金確定の指示が受け付けられたときに 、図10のA方向へ移動して一時保留されてい 硬貨を硬貨収納部234に一括して収納する。 方、操作ターミナル240によって入金取消の 示が受け付けられたときには、一時保留部2 35は、図10のB方向へ移動して一時保留されて た硬貨を硬貨返却部233に返却する。

 硬貨返却部233は、返却用の硬貨(以下、「 返却硬貨」という)を硬貨処理装置230の外部 ら取出し可能になるように返却する。硬貨 却部233は、図示されないシャッタを有する 硬貨返却部233は、操作ターミナル240によっ 入金金額が承認されず、入金取消の指示が け付けられたときに一時保留部235から硬貨 受け取り、ロックを解除し、シャッタを開 、外部から硬貨の取出しが可能になる。

 硬貨収納部234は、操作ターミナル240によ て入金金額が承認され、入金確定の指示が け付けられたときに硬貨一時保留部235に一 保留された硬貨を一括して収納する。

 硬貨搬送部236は、硬貨受入部231によって り出された硬貨を硬貨識別部232に搬送し、 貨識別部232の識別結果に基づいて硬貨一時 留部235に当該硬貨を搬送する。

 図11は、図9の棒金処理装置250の構成を示 概略図である。

 棒金処理装置250は、棒金保管繰出部251A~K 棒金計数部252A~K及び棒金出金部253を備えて る。

 棒金保管繰出部251A~Kは、金種毎に棒金を 列状態で保管するトレー形状であって、ト ーの引き出し量によって必要な数の棒金を 金することができる保管機構を有する。

 棒金計数部252A~Kは、棒金保管繰出部251A~K 対応して設けられている。棒金計数部252A~K 、棒金保管部251A~Kに保管された棒金のうち 金される棒金の数を計数する。

 棒金出金部253は、釣銭用の棒金(以下、「 釣銭準備棒金」という)を棒金処理装置250の に出金する。棒金出金部253は、シャッタ構 を有する。棒金出金部253は、操作ターミナ 240によって入金確定の指示が受け付けられ 必要な棒金が計数された後にロックを解除 、シャッタを開く。

 なお、本発明の実施例2では、棒金保管繰 出部251A~K及び棒金計数部252A~Kの数は11個にし 釣銭準備硬貨として需要が高い金種を複数 にするようにしているが、これに限られる のではない。

 図12は、本発明の実施例2に係る釣銭情報2 12のデータ構造を示す概略図である。

 釣銭情報212は、釣銭準備紙幣の金種毎の 額及び数を示す釣銭準備紙幣情報212A並びに 釣銭準備棒金の金種毎の金額及び数を示す釣 銭準備棒金情報212Bを含む。釣銭情報212は、 示受付部241によって受け付けられたオペレ タの指示又は予め登録されている情報に基 いて設定され、記憶部210に記憶される。

 次に、本発明の実施例2に係る硬貨の第1 銭準備金作成処理について説明する。なお 本発明の実施例2では、取引は本発明の実施 1(図5)と同様に行われ、紙幣の第1釣銭準備 作成処理(図5のS503)は本発明の実施例1(図7)と 同様に行われ、第2釣銭準備金作成処理(図5の S508)は紙幣についてのみ行われる。

 図13は、本発明の実施例2に係る硬貨の第1 釣銭準備金作成処理(図5のS503)の処理手順を すフローチャートである。

 はじめに、硬貨受入部231によって投入さ た硬貨が硬貨処理装置230の中に受け入れら 、硬貨識別部232に繰り出される(S1301)。

 次に、硬貨識別部232によってS1301におい 繰り出された硬貨の金種が識別され、金種 の数が計数される(S1302)。

 次に、S1302における硬貨識別部232の計数 果を示す硬貨計数データが記憶部210に書き まれる(S1303)。このとき、既に硬貨計数デー が記憶部210に記憶されている場合には、当 硬貨計数データが更新される。

 次に、図5のS501において受け付けられた 引情報及び図5のS502において読み出された釣 銭情報212に基づいて硬貨釣銭データが算出さ れる(S1304)。硬貨釣銭データは、釣銭準備硬 の不足数を示すデータであり、釣銭情報212 示される釣銭準備硬貨の金種毎の数と取引 報に示される残置硬貨の金種毎の数との差 ある。本発明の実施例2では、硬貨の入金は ラ硬貨で行われ、釣銭準備金の出金は棒金 行われる。従って、釣銭準備情報212に示さ た釣銭準備硬貨の数に相当する棒金の本数 硬貨釣銭データとして算出される。

 S1301~S1304は、硬貨受入部231に硬貨が残っ いる間繰り返され(S1305-YES)、硬貨受入部231に 硬貨がなくなった場合に硬貨処理装置230及び 棒金処理装置250の第1釣銭準備金作成処理が 了する(S1305-NO)。

 本発明の実施例2によれば、紙幣の入金処 理と出金処理を同時に行う紙幣処理装置220と 、硬貨の入金処理を行う硬貨処理装置230と、 硬貨の出金処理を行う棒金処理装置240を含む 貨幣処理システムとしたので、紙幣の売上金 等を計数する入金処理及び紙幣の釣銭準備金 を作成する出金処理が紙幣処理装置220によっ て同時に行われ、且つ硬貨の売上金等を計数 する入金処理が硬貨処理装置230によって行わ れ、硬貨の釣銭準備金を作成する出金処理が 棒金処理装置240によって硬貨の入金処理と同 時に行われるので、本発明の実施例1と同様 効果に加えて、釣銭準備硬貨を持ち運びし い棒金で作成することができる。