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Title:
MOUNTING STRUCTURE FOR FRAME GARNISH
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/119318
Kind Code:
A1
Abstract:
A structure for mounting a frame garnish on a door window frame of a vehicle. The door window frame has a vertical section substantially vertically extending so as to be superposed on a center pillar of the vehicle. The vertical section is provided with an engagement receiving hole formed in the upper part of the vertical section and also with an insertion hole formed in the lower part of the vertical section. The frame garnish is provided with a body section, an engaging section, and an inserting section. The inserting section is inserted substantially vertically downward into the insertion hole, and the engaging section is inserted and engaged with the engagement receiving hole.

Inventors:
OKUDA HIROMICHI (JP)
TOYOTA MASARU (JP)
YAMASAKI HIROAKI (JP)
YOSHIDA KOJI (JP)
KAWANO MASANORI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/054662
Publication Date:
October 01, 2009
Filing Date:
March 11, 2009
Export Citation:
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Assignee:
AISIN SEIKI (JP)
OKUDA HIROMICHI (JP)
TOYOTA MASARU (JP)
YAMASAKI HIROAKI (JP)
YOSHIDA KOJI (JP)
KAWANO MASANORI (JP)
International Classes:
B60R13/04; B60J5/04
Foreign References:
JPH0734209U1995-06-23
JPH03107326U1991-11-05
JPH11291762A1999-10-26
Attorney, Agent or Firm:
ONDA, Hironori et al. (JP)
Hironori Onda (JP)
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Claims:
 車両のドアウィンドーフレームにフレームガーニッシュを取り付けるための取付構造において、
 前記ドアウィンドーフレームは、前記車両のセンターピラーに重なるように略鉛直方向に沿って延びる鉛直部を備えるとともに、前記車両のドアウィンドーガラスを囲繞するように形成され、
 前記鉛直部は、該鉛直部の上部に形成された係止穴と、鉛直部の下部に形成された差込穴とを有し、
 前記フレームガーニッシュは、鉛直方向に沿って延びる略板状の本体部と、該本体部の内側面の上部から該内側面に対して略垂直に突出した係入部と、前記本体部の内側面の下端部から略鉛直下向きに突出した差込部とを備え、
 前記差込部を前記差込穴に略鉛直下向きに差し込み且つ前記係入部を前記係止穴に挿入及び係止することによって、前記フレームガーニッシュを前記鉛直部に取り付ける、取付構造。
 前記差込穴の両側において、前記鉛直部を、前記鉛直部の下端部から同鉛直部の長手方向に沿って所定の長さだけ切り込むことによって、前記差込穴を有する片部が形成され、
 前記片部は、その断面がクランク状になるように折り曲げられている、請求項1に記載の取付構造。
 前記片部及び前記差込部は、前記車両のドアの内部に配置されている、請求項2に記載の取付構造。
 前記差込部は、前記鉛直部に所定の範囲で重なる、請求項3に記載の取付構造。
Description:
フレームガーニッシュの取付構

 本発明は、自動車のドアウィンドーフレ ムに取り付けられるフレームガーニッシュ 取付構造に関する。

 図9に示すように、ドアウィンドーフレー ム101は、自動車の各サイドドア102の上半部で 上下動可能に配設されたドアウィンドーガラ ス103を囲繞する形状を有する。特許文献1に 、車両前部側のドアウィンドーガラス103と 両後部側のドアウィンドーガラス103との境 付近において、各ドアウィンドーフレーム10 1にフレームガーニッシュ104が取り付けられ ことが開示されている。図9及び図10に示す うに、フレームガーニッシュ104は、略板状 成し、略鉛直方向に延びている。

 図9及び図11に示すように、ドアウィンド フレーム101は、車両前部側に位置する傾斜 と、ドアウィンドーガラス103の上縁に沿っ 延びる上辺部101bと、車両後部側に位置し且 つ車両のセンターピラーを覆うように略鉛直 方向に延びる鉛直部101aとを有する。鉛直部10 1aの上部及び下部には、該鉛直部101aをそれぞ れ貫通する係止穴101c及び受容穴101dが形成さ ている。鉛直部101aには、前記フレームガー ニッシュ104が取り付けられるようになってい る。

 詳しくは、図12に示すように、フレーム ーニッシュ104の内側面の上部には、該内側 に対して略垂直に突出した係入部104aが形成 れている。該係入部104aはドアウィンドーフ レーム101の鉛直部101aに形成された係止穴101c 挿入可能であり、フレームガーニッシュ104 鉛直部101aに係止する。

 図13に示すように、フレームガーニッシ 104の内側面の下部には、該内側面に対して 垂直に突出したボス104bが形成されている。 ボス104bは、ドアウィンドーフレーム101の鉛 直部101aに形成された受容穴101dに挿入可能で る。前記ボス104bを鉛直部101aの受容穴101dに 入するとともに、前記係入部104aを鉛直部101 aの係止穴101cに係入することで、フレームガ ニッシュ104がドアウィンドーフレーム101に り付けられる。こうして、ドアウィンドー レーム101の外装が、フレームガーニッシュ1 04によって装飾される。

 図12及び図13に示すように、ドアウィンド ーフレーム101の車室側の側面には、ドアウィ ンドーフレーム101に沿って、ゴム状材質から 成るシール用のドアウェザーストリップ105が 取り付けられている。ドアウェザーストリッ プ105は、ドアウィンドーフレーム101の鉛直部 101aに対応する鉛直部分105aを有し、該鉛直部 105aの幅は、鉛直部分105aの上部105bの方が下 に比べて大きい。鉛直部分105aの主たる部位 の幅は上部105bの幅の半分程である。このた 、ドアウィンドーフレーム101の車室側の側 の上部は、ドアウェザーストリップ105の幅 部分(上部105b)によって覆われ、前記係止穴10 1cと該係止穴101cに係入された前記係入部104a は室内側に露出されない。しかしながら、 記受容穴101dと該受容穴101dに挿入された前記 ボス104bとは、ドアウェザーストリップ105に って覆い隠されずに車室側に露出される。

 以上述べたように、従来のフレームガーニ シュ104の取り付け構造100では、ドアウィン ーフレーム101の車室側の側面がドアウェザ ストリップ105によって部分的に覆われるの 過ぎないため、ドアウィンドーフレーム101 車室側の側面の見栄えに劣る。そこで、ド ウェザーストリップ105の鉛直部分105aの幅を 上部105aから下部に亘って大きくすることに って、前記受容穴101dやこの受容穴101dに挿入 されたボス104bをも覆い隠すことも考えられ 。しかしながら、幅広の鉛直部分を有する アウェザーストリップ105を成形するための 型を作製すると、ドアウェザーストリップ10 5の製造費用が嵩むことに加え、ドアウェザ ストリップ105を成形するのに必要な材料量 増えてコスト高になる。

実開平02-026927号公報

 本発明の目的は、ウェザーストリップの変 を必要とせずに、簡単に取付可能で且つ優 た見栄えを実現し得るフレームガーニッシ の取り付け構造を提供することにある。
 上記目的を達成するために、本発明の態様 従い、車両のドアウィンドーフレームにフ ームガーニッシュを取り付けるための取付 造が提供される。前記ドアウィンドーフレ ムは、前記車両のセンターピラーに重なる うに略鉛直方向に沿って延びる鉛直部を備 るとともに、前記車両のドアウィンドーガ スを囲繞するように形成されている。前記 直部は、該鉛直部の上部に形成された係止 と、鉛直部の下部に形成された差込穴とを する。前記フレームガーニッシュは、本体 と係入部と差込部とを備える。前記本体部 、鉛直方向に沿って延びる略板状を成す。 記係入部は、前記本体部の内側面の上部か 該内側面に対して略垂直に突出している。 記差込部は、前記本体部の内側面の下端部 ら略鉛直下向きに突出している。

 好ましくは、前記差込穴の両側において 前記鉛直部を、前記鉛直部の下端部から同 直部の長手方向に沿って所定の長さだけ切 込むことによって前記差込穴を有する片部 形成されている。前記片部は、その断面が ランク状になるように折り曲げられている

 これによれば、フレームガーニッシュの 込部をドアウィンドーフレームの差込穴に し込み、フレームガーニッシュの係入部を アウィンドーフレーム係止穴に挿入するこ によって、ドアウィンドーフレームの鉛直 に対してフレームガーニッシュを取り付け ことができる。したがって、ウェザースト ップを変更することなく、また車重の増量 もたらすこともなく、かつ殆どコストアッ を招かずに、簡便に取付可能で且つ良好な 栄えを呈するフレームガーニッシュを取り けることが可能になる。また、フレームガ ニッシュの取付作業中に、フレームガーニ シュの横方向への動きを防止できるので、 定位置のばらつきを改善して見栄えを向上 ることができ、さらに作業効率も向上させ ことが可能となる。

本発明の一実施形態に係るフレームガ ニッシュを備えた車両の左側面図である。 図1における2-2線に沿った断面図である 。 図1における3-3線に沿った断面図である 。 図1における4-4線に沿った断面図である 。 図1のフレームガーニッシュの下部周辺 の斜視図である。 図5における6-6線に沿った断面図である 。 図5のフレームガーニッシュの内側面の 図である。 図5のフレームガーニッシュの取付構造 を示す図である。 一般的な車両の左側面図である。 従来のフレームガーニッシュの取付構 造を示す図である。 従来のフレームガーニッシュの取付構 造を示す図である。 図11における12-12線に沿った断面図で る。 図11における13-13線に沿った断面図で る。

 以下、本発明の一実施形態に係るフレー ガーニッシュ5の取付構造1を図1~図8に従っ 説明する。フレームガーニッシュ5は、車両2 の左右側部に取り付けられたサイドドアのド アウィンドーフレーム3の外装カバーとして 用され、ドアウィンドーフレーム3の鉛直部3 aの外側面に取り付けられる。本明細書中の 明において、「上方」、「前方」及び「左 」は、図中の符号“Up”、“Fr”、“LH” に それぞれ対応している。

 図1に示すように、本実施形態の車両2は 車室の左側前部に取り付けられる左前サイ ドア7と、車幅方向においてこの左前サイド ア7に対向する位置に取り付けられる右前サ イドドア(図示省略)と、左前サイドドア7の後 方に取り付けられる左後サイドドア8と、車 方向においてこの左後サイドドア8に対向す 部位に取り付けられる右後サイドドア(図示 省略)とを有する。図2に示すように、左前サ ドドア7と左後サイドドア8との境界部位、 び、右前サイドドアと右後サイドドアとの 界部位、即ち車両2の前後方向におけるほぼ 央部位の左右側部には、それぞれ略鉛直方 に延びたセンターピラー9が備えられる。

 左前サイドドア7、右前サイドドア、左後 サイドドア8及び右後サイドドアのドアウィ ドーフレーム3はそれぞれ、対応するセンタ ピラー9に重なるように略鉛直方向に延びる 鉛直部3aを有し、各鉛直部3aにフレームガー ッシュ5が取り付けられる。

 以下、本実施形態においては、左前サイド ア7のドアウィンドーフレーム3に対するフ ームガーニッシュ5の取付構造1について説明 する。
 左前サイドドア7は、車室の左前部を開閉自 在とするよう、その前端部において車両2に してヒンジ連結されている。図4に示すよう 、左前サイドドア7は、車室外側に配設され るアウタパネル7aと、車室内側に配設される ンナパネル7bとを有する。左前サイドドア7 上部には、ドアウィンドーガラス6が上下動 可能に配設されている。ドアウィンドーガラ ス6が下動すると、ドアウィンドーガラス6は ア7の内部に格納される。

 ドアウィンドーフレーム3は、ドアウィン ドーガラス6を囲繞するように左前サイドド 7の上部に配置されている。図1及び図2に示 ように、ドアウィンドーフレーム3は、セン ーピラー9の一部に重なるように略鉛直方向 に延びる鉛直部3aと、該鉛直部3aの上端から 前サイドドア7の前端に向かって緩やかな下 曲線を描きながら延びる傾斜部3bと、を備 る。

 図3に示すように、鉛直部3aの上端部近傍 は、係止穴3cが鉛直部3aを貫通するように形 成されている。図4に示すように、鉛直部3aの 下部は、左前ドア7のインナパネル7bに固定さ れている。鉛直部3aの下部には、差込穴3dが 成されている。差込穴3dには、フレームガー ニッシュ5の下端部に形成される差込部5b(図7 照)が差し込まれるようになっている。

 図5及び図6に示すように、鉛直部3aの下部 は、前記差込穴3dの両側において該鉛直部3a 下端から所定の長さだけ鉛直部3aの長手方向 に沿って切り込まれ、それによって、前記差 込穴3dを有する片部3eが形成される。詳しく 、片部3eは、鉛直部3aに対し谷折りに曲げら 、さらに片部3eの下端部寄りの部位が鉛直 3aと平行になるように山折りに折り曲げられ ている。つまり、片部3eの断面は、クランク 状を成している。このように片部3eの断面 クランク状を成しているので、フレームガ ニッシュ5の差込部5b(図7参照)が差込穴3dに差 し込まれると、差込部5bがドアウィンドーフ ーム3にオーバラップ範囲Lを保って固定さ ることになる(図4参照)。また、差込部5bが差 込穴3d内で鉛直部3aの幅方向にずれることは い。したがって、フレームガーニッシュ5は たつくことなくドアウィンドーフレーム3に 固定される。

 図7に示すように、フレームガーニッシュ 5は、鉛直部3aに沿って延びるとともに、鉛直 部3aの幅より若干大きな幅を有する略板状の 体部5hを含む。本体部5hの幅方向両端部は、 それぞれ内側に丸められている(図4参照)。こ れにより、本体部5hは鉛直部3aの幅方向両側 及び外側面を覆うことが可能である。本体 5hの内側面の上部には、該内側面に対して略 垂直に突出する係入部5aが形成されている。 入部5aは、ドアウィンドーフレーム3の上部 形成される前記係止穴3cに挿入及び係止可 である。フレームガーニッシュ5の下端部に 、ドアウィンドーフレーム3の前記差込穴3d 差し込み可能な差込部5bが、略鉛直下向き 突出するように形成されている。

 フレームガーニッシュ5をドアウィンドー フレーム3に取り付ける際には、図7に示すよ に、先ずフレームガーニッシュ5の内側側の 幅方向両端に、フレームガーニッシュ5の略 端から略下端に亘って延びるように両面テ プ5c,5cを貼着する。次に、フレームガーニッ シュ5の差込部5bを、ドアウィンドーフレーム 3の差込穴3dに差し込む。次いで、フレームガ ーニッシュ5の係入部5aを、ドアウィンドーフ レーム3の係止穴3cに挿入及び係止する。最後 に、前記両面テープ5c,5cをドアウィンドーフ ーム3の外側面に貼着して、ドアウィンドー フレーム3の鉛直部3aに対するフレームガーニ ッシュ5の取付けを完了する。

 前述したように、片部3eの断面がクラン 状を成しているために、差込部5bがドアウィ ンドーフレーム3に対してオーバラップラッ 範囲Lを保って固定される。したがって、差 部5bが鉛直部3aに対して該鉛直部3aの幅方向 動くことなく、フレームガーニッシュ5がド アウィンドーフレーム3に安定して固定され 。

 図2に示すように、ドアウィンドーフレー ム3の車室側の側面には、このドアウィンド フレーム3に沿って、ゴム状材質から成るシ ル用のドアウェザーストリップ10が取り付 られている。ドアウェザーストリップ10は、 ドアウィンドーフレーム3の鉛直部3aに対応す る鉛直部3aを有し、該鉛直部3aの幅は、鉛直 3aの上部10bの方が鉛直部3aの下部に比べて大 い。鉛直部分3aの主たる部位の幅は上部10b 幅の半分程である。

 図8に示すように、ドアウィンドーフレー ム3の車室側の側面における上部はドアウェ ーストリップ10(図8では示さず)の上部10bによ って覆われるため、ドアウィンドーフレーム 3の係止穴3cとこの係止穴3cに係入されたフレ ムガーニッシュ5の係入部5aとが覆い隠され 。ドアウェザーストリップ10の鉛直部分10a 下部の幅は、上部10bの幅に比較して小さい しかし、フレームガーニッシュ5の下部に形 された差込部5bが左前サイドドア7の内部に いてドアウィンドーフレーム3の差込穴3dに し込まれているため、差込部5b周辺が外部 露出しない。これによってドアウィンドー レーム3に対するフレームガーニッシュ5の取 付部分周辺が外部に露出せず、見栄えが優れ たものとなる。

 以上説明したように、フレームガーニッ ュ104の下端には、下方に向かって突出した 込部5bが設けられ、ドアウィンドーフレー 3の下部には、前記差込部5bを略鉛直下方に し込み可能な差込穴3dが設けられる。従って 、差込部5bを差込穴3dに差し込むことでフレ ムガーニッシュ104をドアウィンドーフレー 3に簡単に取付けることができる。本発明の レームガーニッシュの取り付け構造は、そ 主旨を逸脱しない範囲において様々な形態 実施することができる。