Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
NEUTRALIZATION APPARATUS AND METHOD FOR PART FEEDER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/123518
Kind Code:
A1
Abstract:
An object is to provide a neutralization apparatus and method for a part feeder for efficiently neutralizing a work (W) used as a lightweight granular matter. In order to achieve the object, there are provided the neutralization apparatus for the part feeder for removing the charge of the work in the part feeder having an inline feeder (IF) for transporting the granular work (W) along a predetermined path and a rotation drum (D) for continuously dropping the supplied work little by little to a predetermined portion of the inline feeder, which is characterized by comprising at least a pair of electrodes (E1, E2) comprising a + electrode and a - electrode provided near the predetermined position of the inline feeder in the rotation drum, a direct current high voltage power source (P), and polarity voltage forming circuits (12, 13, 14, 15, 16) which are supplied with power from the power source to form polarity high voltage and apply positive voltage to the + electrode and negative voltage to the - electrode, and a method therefor.

Inventors:
HIRANO AKIHIDE (JP)
ISHIYAMA TOMOYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/056459
Publication Date:
October 16, 2008
Filing Date:
April 01, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
SANKI COMPANY LTD (JP)
HIRANO AKIHIDE (JP)
ISHIYAMA TOMOYUKI (JP)
International Classes:
B65G47/14; B23P19/00; B65G43/00; H05F3/00
Foreign References:
JPS58212530A1983-12-10
JP2003312842A2003-11-06
JP2001253533A2001-09-18
JP2002053221A2002-02-19
Other References:
See also references of EP 2130791A4
Attorney, Agent or Firm:
YOSHITAKE, Kenji et al. (Room 323 Fuji Bldg.,2-3, Marunouchi 3-chome, Chiyoda-ku, Tokyo 05, JP)
Download PDF:
Claims:
 粒状のワークを所定経路に沿って搬送するインラインフィーダ、および供給された前記ワークを少量ずつ連続的に前記インラインフィーダの所定個所に対して落とし込む回転ドラムを有するパーツフィーダにおける、ワークの帯電を除去するパーツフィーダの除電装置において、
 前記回転ドラムにおける前記インラインフィーダの所定位置近傍に設けられた+電極と-電極とを含む少なくとも一対の電極と、
 直流電圧を発生する電源と、
 前記電源から極性高電圧を形成し、前記+電極に正の、また前記-電極に負の高電圧を印加する極性電圧形成回路と
 をそなえたことを特徴とするパーツフィーダの除電装置。
 請求項1記載のパーツフィーダの除電装置において、
 前記電極は、針状電極であることを特徴とするパーツフィーダの除電装置。
 請求項1記載のパーツフィーダの除電装置において、
 前記一対の電極は、前記インラインフィーダの所定経路を挟むように設けられたことを特徴とするパーツフィーダの除電装置。
 粒状のワークを所定経路に沿って搬送するインラインフィーダ、および供給された前記ワークを少量ずつ連続的に前記インラインフィーダの所定個所に対して落とし込む回転ドラムを有するパーツフィーダにおける、ワークの帯電を除去するパーツフィーダの除電方法において、
 前記回転ドラムにおける前記インラインフィーダの所定位置近傍に+電極と-電極とを含む少なくとも一対の電極を配し、
 高電圧を発生して正、負の極性高電圧を形成し、
 前記+電極に正の、また前記-電極に負の高電圧を印加する
 ことを特徴とするパーツフィーダの除電方法。
Description:
パーツフィーダの除電装置およ 方法

 本発明は、パーツフィーダの除電装置お び方法に係わり、とくにパーツフィーダに り搬送されるワークの帯電を除去する装置 よび方法に関する。

 電子機器に部品を実装する工程では、取 付けるべき部品をパーツフィーダで搬送し 順次回路基板に実装していく。この種の電 部品は、回路の小型化に伴い、相当に小型 量化しており、+であれ-であれ、帯電する パーツフィーダの接触面に静電的に吸着し 移動しなくなる。

 このため、パーツフィーダは、これら電 部品すなわちワークの除電を如何に効果的 行えるかが課題であって除電のための種々 試みがなされており、例えばワークにプラ マを作用させることにより、プラズマイオ がワークの帯電電荷を中和することを期待 た開発がなされている(日本特開2002-053221号 報参照)。

 しかしながら、プラズマイオンを作用さ るだけでは必ずしも十分な除電効果は得ら ない。このため、プラズマイオンによる方 以外の除電方式が求められている。

 本発明は上述の点を考慮してなされたも で、軽量粒状物としてのワークを効果的に 電し得るパーツフィーダの除電装置および 法を提供することを目的とする。

 上記目的達成のため、本発明では、
 粒状のワークを所定経路に沿って搬送する ンラインフィーダ、および供給された前記 ークを少量ずつ連続的に前記インラインフ ーダの所定個所に対して落とし込む回転ド ムを有するパーツフィーダにおける、ワー の帯電を除去するパーツフィーダの除電装 において、
 前記回転ドラムにおける前記インラインフ ーダの所定位置近傍に設けられた+電極と- 極とを含む少なくとも一対の電極と、
 直流電圧を発生する電源と、
 前記電源から極性高電圧を形成し、前記+電 極に正の、また前記-電極に負の高電圧を印 する極性電圧形成回路と
 をそなえたことを特徴とするパーツフィー の除電装置、
および
 粒状のワークを所定経路に沿って搬送する ンラインフィーダ、および供給された前記 ークを少量ずつ連続的に前記インラインフ ーダの所定個所に対して落とし込む回転ド ムを有するパーツフィーダにおける、ワー の帯電を除去するパーツフィーダの除電方 において、
 前記回転ドラムにおける前記インラインフ ーダの所定位置近傍に+電極と-電極とを含 少なくとも一対の電極を配し、
 高電圧を発生して正、負の極性高電圧を形 し、
 前記+電極に正の、また前記-電極に負の高 圧を印加する
 ことを特徴とするパーツフィーダの除電方 、
 を提供する。

本発明を適用したインラインフィーダ 構成を示す説明図。 本発明に係る電極の、インラインフィ ダにおける回転ドラム周囲への設置位置の 明図。 本発明の一実施例に用いる電源の構成 示すブロック線図。 本発明による除電を行う前の回転ドラ ムへのワークの吸着状況を示す説明図。 本発明による除電実施後の回転ドラム へのワークの吸着状況を示す説明図。

 以下、添付図面を参照して本発明の実施 形態を説明する。

 図1は、本発明を適用したインラインフィ ーダIFの構造を示している。このインライン ィーダIFは、直線状のシュートSの端部に回 ドラム式フィーダDFが配され、この回転ド ム式フィーダDFからワーク(図示せず)が連続 にシュートS上に供給される。

 回転ドラム式フィーダDFは、シュートSに して軸方向がやや斜め上向きに配された樹 製のドラムDがモータMによりローラRを介し 駆動されるもので、ドラムDは内部にワーク を掻き揚げるためのフィンが適宜間隔で配さ れている。これにより、モータMによってド ムDを回転させると、内部のフィンが外部か 供給されたワークを掻き揚げてシュートS上 に落下させる。

 その際、ドラムDの外周に配され、高電圧 電源PにダイオードD1,D2を介して接続された+ 極および-電極である一対の電極E1,E2から高 圧電界がワークに作用し、ワークがドラムD 吸着することを防止している。

 この電界は、+電極からは正の高電圧電界 として、また-電極からは負の高電圧電界と て形成され、ドラムD内のワークに作用する そして、正に帯電したワークは-電極からの 負の電界により中和され、負に帯電したワー クは+電極からの正の電界により中和されて 電除去される。

 図2(a),(b)は、回転ドラム式フィーダDFの部 分を要部だけ描いたものである。この場合、 ドラムDの外周近傍には、2対の電極位置a1,a2 よびb1,b2が示されている。これは、実験デー タを取るために、+電極および-電極を含む一 の電極を第1の位置a1,b1に配した場合と、第2 の位置a2,b2に配した場合とを想定したもので る。

 第1の位置a1,b1は、ドラムDの端部寄りに配 される場合、第2の位置a2,b2は、ドラムDのシ ート寄りの位置に配される場合であり、何 の場合も電極間距離Wは同じで、ドラムDから 電極までの距離が3通りである。

 そして、具体的には、電極E1,E2の相互間 離WがドラムDの直径とほぼ同寸法の100mm、ド ムDから電極E1,E2の先端までの距離が70mm、110 mm、140mmの3通りとしてデータを採取した。

 図3は、電極E1,E2間に与えるべき高電圧を 成するための電源構成を示している。交流 源の出力を整流回路11で整流し平滑回路12に 供給して直流電圧を形成し、昇圧器13で直流 電圧に変換し、高抵抗14を介して+電極E1、- 極E2に与える。

電圧は、例えば10,000V程度である。

 このような構成およびその出力電圧を用い 除電を行った結果は、下表1および同2に示 通りであり、表1に示すとおり、位置A1,A2に される電極E1は正、位置B1,B2に配される電極E 2は負の極性であり、ワークは-(マイナス)帯 である。

 また、ワーク排出個数を比べると、帯電前 40個であったところ、帯電後は下表2に示す りである。つまり、帯電後、除電無しの第1 回は半数の20個に低下したのに対し、除電し 第2回ないし第4回は帯電前と略同数となっ ことが判る。

 この結果、除電用の+電極E1、-電極E2の配 位置、ドラムDとの距離等による効果の相違 は見られるが、除電をすることによりほぼ帯 電前の排出量を維持できることが判る。また 、インラインフィーダの選別部に落下するワ ークは、静電荷等により拘束されていない自 然な姿勢を取るため、選別、整列が効率よく 行われる。

 図4Aおよび図4Bは、ドラムDにおける除電 、後のワークWの吸着状況の変化を示したも である。除電前の状態を示す図5Aでは、除 無しでワークがドラムDの内面に静電吸着し いるのに対し、除電後の状態を示す図5Bで ほぼ全数が落下し僅かな数のワークWが残っ いるに過ぎないことが見て取れる。

変形例

 上記実施例では、極性高電圧を形成する めに、交流電源、整流回路、平滑回路、昇 器およびダイオードを用いているが、交流 源の電圧を適当に昇圧して倍電圧整流回路 により整流することとして回路構成を簡略 することもできる。

 本発明は上述のように、回転ドラムにお るインラインフィーダの所定位置近傍に少 くとも一対の電極を配して+電極からは正の 、-電極からは負の高電圧電界をワークに印 するようにしたため、+,-両電極からの高電 電界の作用でワークの帯電が中和され、ワ クが回転ドラムに吸着し難くなり、インラ ンフィーダに円滑に供給される。