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Title:
PACKING MATERIAL PROVIDED WITH ELECTROMAGNETICALLY COUPLED MODULE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/096574
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a packing material provided with an electromagnetically coupled module. The packing material protects a wireless IC chip from shock from external and environmental changes without deteriorating flatness of the packing material, permits a radiating body and the electromagnetically coupled module to be easily assembled, has excellent radiation characteristics and is suitable for a RFID system. A packing material (20) is composed of liners (21, 22) and a wave-like core material (23), and electromagnetically coupled module (1) and radiating body (25) are arranged inside the packing material (20). The electromagnetically coupled module (1) is composed of a wireless IC chip (5) and a feed circuit board (10), which has the chip (5) mounted thereon and a resonance circuit including an inductance element. The radiating body (25) transmits/receives high frequency signals by being electromagnetically coupled with the electromagnetically coupled module (1).

Inventors:
OSAMURA MAKOTO (JP)
SAKAI NORIO (JP)
KATO NOBORU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/050356
Publication Date:
August 14, 2008
Filing Date:
January 15, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MURATA MANUFACTURING CO (JP)
OSAMURA MAKOTO (JP)
SAKAI NORIO (JP)
KATO NOBORU (JP)
International Classes:
B65D25/20; B65D5/44; B65D65/40; G06K19/00; G06K19/07; G06K19/077; H01Q7/00
Foreign References:
JP2007007888A2007-01-18
JPH10293828A1998-11-04
Attorney, Agent or Firm:
MORISHITA, Takekazu et al. (2-18 Minamihommachi 4-chome, Chuo-ku, Osaka-sh, Osaka 54, JP)
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Claims:
 シート状のライナーと、該ライナーに接合された波形の芯材とからなる包装材と、
 無線ICチップと、該無線ICチップが搭載されており、インダクタンス素子を含み所定の共振周波数を有する共振回路を含む給電回路基板とからなる電磁結合モジュールと、
 前記給電回路基板と電磁界結合する放射体と、
 を備えた電磁結合モジュール付き包装材であって、
 前記放射体は前記包装材の内側に配置されており、
 前記電磁結合モジュールは前記包装材の内側であって、前記放射体上に又は前記放射体に近接して設けられていること、
 を特徴とする電磁結合モジュール付き包装材。
 前記放射体は線状、針金状又は薄膜状の導電体であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の電磁結合モジュール付き包装材。
 前記放射体は前記芯材の波形と平行する方向に配置されていることを特徴とする請求の範囲第1項又は第2項に記載の電磁結合モジュール付き包装材。
 前記放射体は前記芯材の波形と直交する方向に配置されていることを特徴とする請求の範囲第1項又は第2項に記載の電磁結合モジュール付き包装材。
 前記芯材の一方の面に前記放射体を配置し、他方の面に前記電磁結合モジュールを配置したことを特徴とする請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の電磁結合モジュール付き包装材。
 前記放射体又は前記電磁結合モジュールは前記芯材の凹部に配置されていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の電磁結合モジュール付き包装材。
 前記放射体は前記芯材に織り込まれていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の電磁結合モジュール付き包装材。
 前記放射体は前記ライナーの内側面に配置されていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の電磁結合モジュール付き包装材。
                                                                                    
Description:
電磁結合モジュール付き包装材

 本発明は、電磁結合モジュール付き包装 、特に、RFID(Radio Frequency Identification)シス ムに用いられる無線ICチップを有する電磁結 合モジュール付き包装材に関する。

 近年、物品の管理システムとして、誘導 磁界を発生するリーダライタと物品や容器 どに付された所定の情報を記憶したICチッ (ICタグ、無線ICチップとも称する)とを非接 方式で通信し、情報を伝達するRFIDシステム 開発されている。例えば、特許文献1には、 ダンボールの外表面にアンテナ部とICチップ 互いに電気的に導通状態で取り付けた包装 が記載されている。ICチップを保護するた に別の面でこれを覆うことも記載されてい 。

 しかしながら、アンテナ部やICチップを包 体の外表面に取り付けた場合、まず、外部 境の影響を受けやすいという問題点があり しかも、取付け箇所が凸状になるので、部 的に嵩高くなり、包装体を積み上げて保管 る場合など、きちんと積み上げることが困 である。また、凸状のICチップに他の物品が 当接するとその衝撃でICチップが破損すると った問題点をも有している。また、アンテ 部とICチップとは電気的に導通状態で重ね わせて配置する必要があり、重ね合わせが れると信号の送受信に支障を生じるので、 ね合わせに高精度を要求される。また、ア テナ部が小さいので、送受信時の放射特性 十分ではないという問題点も有している。

特開2003-26177号公報

 そこで、本発明の目的は、包装材の平坦 を損なうことなく、無線ICチップが外部か の衝撃や環境の変化から保護され、放射体 電磁結合モジュールとの組立てが容易で、 射特性が良好である、RFIDシステムに好適な 磁結合モジュール付き包装材を提供するこ にある。

 前記目的を達成するため、本発明は、
 シート状のライナーと、該ライナーに接合 れた波形の芯材とからなる包装材と、
 無線ICチップと、該無線ICチップが搭載され ており、インダクタンス素子を含み所定の共 振周波数を有する共振回路を含む給電回路基 板とからなる電磁結合モジュールと、
 前記給電回路基板と電磁界結合する放射体 、
 を備えた電磁結合モジュール付き包装材で って、
 前記放射体は前記包装材の内側に配置され おり、
 前記電磁結合モジュールは前記包装材の内 であって、前記放射体上に又は前記放射体 近接して設けられていること、
 を特徴とする。

 本発明に係る電磁結合モジュール付き包 材において、無線ICチップと給電回路基板 で電磁結合モジュールが構成され、該電磁 合モジュールと放射体とは電磁界結合する 電磁結合モジュールと放射体とが電気的に 接接続することなく電磁界結合しているこ から、電磁結合モジュールを放射体上に設 る以外に近接して設けても動作する。また 電磁結合モジュールを放射体に対して高い 度で組み合わせる必要はなく、取付け工程 大幅に簡略化される。

 そして、電磁結合モジュールや放射体を 装材の内側に設けたため、包装材の平坦性 損なうことがなく、無線ICチップが外部か の衝撃や環境の変化から保護される。また 放射体から放射する送信信号の周波数及び 線ICチップに供給する受信信号の周波数は、 給電回路基板における共振回路の共振周波数 で実質的に決まり、放射体は種々の形状を採 用でき、かつ、安定した周波数特性が得られ るので、放射特性が良好である。

 本発明に係る電磁結合モジュール付き包 材において、放射体は線状、針金状又は薄 状の導電体で構成することができる。放射 は芯材の波形と平行する方向に配置されて てもよく、あるいは、芯材の波形と直交す 方向に配置されていてもよい。

 放射体及び電磁結合モジュールは包装材 内側であれば任意に配置することができ、 えば、芯材の一方の面に放射体を配置し、 方の面に電磁結合モジュールを配置しても く、芯材の凹部に配置してもよい。さらに 放射体は芯材に織り込まれていてもよく、 るいは、ライナーの内側面に配置されてい もよい。

 なお、無線ICチップは、電磁結合モジュ ルが取り付けられた包装材の内容物の各種 報がメモリされている以外に、情報が書き え可能であってもよく、RFIDシステム以外の 報処理機能を有していてもよい。

 本発明によれば、放射体及び電磁結合モ ュールが包装材の内側に配置されているた 、包装材の平坦性を損なうことなく、無線I Cチップが外部からの衝撃や環境の変化から 護され、また、放射体と電磁結合モジュー との接合に高精度を要求されることなく、 立てが容易である。また、電磁結合モジュ ルと放射体とは電磁界結合をしており、放 体は任意の形状が採用でき、放射特性が良 で、安定した周波数特性を得ることができ 。

本発明に係る包装材を示す断面図であ 、(A)は第1実施例、(B)は第1の変形例、(C)は 2の変形例を示す。 図1(A)に示した第1実施例である包装材 斜視図である。 (A)~(F)は放射体の各種形状を示す斜視図 である。 電磁結合モジュールを示す断面図であ 。 電磁結合モジュールの等価回路図であ 。 給電回路基板を示す分解斜視図である (A),(B)ともに無線ICチップと給電回路基 との接続状態を示す斜視図である。 本発明に係る包装材の第2実施例を示す 断面図である。 図8に示した第2実施例である包装材の 視図である。 本発明に係る包装材の第3実施例を示 断面図である。 本発明に係る包装材の第4実施例を示 断面図である。 本発明に係る包装材の第5実施例を示 断面図である。 本発明に係る包装材の第6実施例を示 断面図である。 本発明に係る包装材の第7実施例を示 断面図である。

 以下、本発明に係る電磁結合モジュール き包装材の実施例について添付図面を参照 て説明する。なお、各図において、共通す 部品、部分は同じ符号を付し、重複する説 は省略する。

 (第1実施例、図1~図3参照)
 図1(A)に電磁結合モジュール付き包装材の第 1実施例を示し、この包装材20は、いわゆるダ ンボールであって、表裏のライナー21,22と、 ライナー21,22の間に貼着された断面波形(コ ゲート)の芯材23とで構成されている。なお 包装材20としては、図1(B)に示すように、上 のライナー21と芯材23とからなるものであっ てもよい。

 無線ICチップ5と、該無線ICチップ5を搭載 た給電回路基板10とからなる電磁結合モジ ール1(後に詳述する)が、接着材19を介して芯 材23の波形の凹部に貼着され、該モジュール1 には導電体からなる薄膜状の放射体25が接着 18(図4参照)を介して貼着されている。放射 25は、導電材からなる薄板や針金、あるいは 、樹脂フィルム上にアルミ箔、銅箔、Al、Cu Agなどの金属めっき膜を設けたもので、芯材 23の波形の稜線と平行する方向に配置されて る。また、図1(C)に示すように、包装材20内 あって電磁結合モジュール1の近傍に複数の 放射体25'を設けてもよい。接着剤19は、絶縁 であり、誘電率の高い材料であることが望 しい。

 前記放射体25は、図3(A),(B)に示すように、 細長い直線体の一端に鍵状部25aを有するもの であってもよく、図3(C),(D)に示すように、電 結合モジュール1と同じ幅を有するシート状 体であってもよい。また、図3(E),(F)に示すよ に、電磁結合モジュール1に対する貼着部25b を有するものであってもよい。以下に説明す るように、電磁結合モジュール1と放射体25と は電磁界結合するため、放射体25はどのよう 形状であってもよく、針金状であってもよ 、あるいは、少なくとも電磁結合モジュー 1と対向する部分をメッシュ状としたもので あってもよい。

 (電磁結合モジュール、図4~図7参照)
 電磁結合モジュール1は、図4に示すように 無線ICチップ5と、該無線ICチップ5を搭載し 給電回路基板10とで構成されている。無線IC ップ5は、クロック回路、ロジック回路、メ モリ回路などを含み、必要な情報がメモリさ れており、給電回路基板10に内蔵された共振 路16と金属バンプ6を介して電気的に接続さ ている。なお、金属バンプ6の材料としては 、Au、半田などを用いることができる。

 共振回路16は、所定の周波数を有する送 信号を放射体25に供給するための回路、及び /又は、放射体25で受けた信号から所定の周波 数を有する受信信号を選択し、無線ICチップ5 に供給するための回路であり、所定の周波数 で共振する。共振回路16は、図4及び図5に示 ように、ヘリカル型のインダクタンス素子L びキャパシタンス素子C1,C2からなる集中定 型のLC直列共振回路にて構成されている。

 詳しくは、図6に示すように、給電回路基 板10は誘電体からなるセラミックシート11A~11G を積層、圧着、焼成したもので、接続用電極 12とビアホール導体13aを形成したシート11A、 ャパシタ電極14aを形成したシート11B、キャ シタ電極14bとビアホール導体13bを形成した ート11C、ビアホール導体13cを形成したシー 11D、導体パターン15aとビアホール導体13dを 成したシート11E、ビアホール導体13eを形成 たシート11F(1枚もしくは複数枚)、導体パタ ン15bを形成したシート11Gからなる。なお、 セラミックシート11A~11Gは磁性体のセラミッ ク材料からなるシートであってもよく、給電 回路基板10は従来から用いられているシート 層法、厚膜印刷法などの多層基板の製作工 により容易に得ることができる。

 以上のシート11A~11Gを積層することにより 、ヘリカルの巻回軸が放射体25と平行なイン クタンス素子Lと、該インダクタンス素子L 両端にキャパシタ電極14bが接続され、かつ キャパシタ電極14aがビアホール導体13aを介 て接続用電極12に接続されたキャパシタンス 素子C1,C2が形成される。そして、基板側電極 ターンである接続用電極12が金属バンプ6を して無線ICチップ5の端子(図7参照)と電気的 接続される。

 即ち、共振回路を構成する素子のうち、 イル状電極パターンであるインダクタンス 子Lから、磁界を介して、放射体25に送信信 を給電し、また、放射体25からの受信信号 、磁界を介して、インダクタンス素子Lに給 される。そのため、給電回路基板10におい 、共振回路16を構成するインダクタンス素子 L、キャパシタンス素子C1,C2のうち、インダク タンス素子Lが放射体25に近くなるようにレイ アウトすることが望ましい。

 図7に無線ICチップ5と給電回路基板10との 続形態を示す。図7(A)は無線ICチップ5の裏面 及び給電回路基板10の表面に、それぞれ、一 のアンテナ(バランス)端子7a,17aを設けたも である。図7(B)は他の接続形態を示し、無線I Cチップ5の裏面及び給電回路基板10の表面に それぞれ、一対のアンテナ(バランス)端子7a, 17aに加えて、グランド端子7b,17bを設けたもの である。但し、給電回路基板10のグランド端 17bは終端しており、給電回路基板10の他の 子に接続されているわけではない。

 図5に電磁結合モジュール1の等価回路を す。この電磁結合モジュール1は、図示しな リーダライタから放射される高周波信号(例 えば、UHF周波数帯)を放射体25で受信し、放射 体25と主として磁気的に結合している共振回 16(インダクタンス素子Lとキャパシタンス素 子C1,C2からなるLC直列共振回路)を共振させ、 定の周波数帯の受信信号のみを無線ICチッ 5に供給する。一方、この受信信号から所定 エネルギーを取り出し、このエネルギーを 動源として無線ICチップ5にメモリされてい 情報を、共振回路16にて所定の周波数に整 させた後、インダクタンス素子Lから、磁界 合を介して放射体25に送信信号を伝え、放 体25からリーダライタに送信、転送する。

 なお、共振回路16と放射体25との結合は、 磁界を介しての結合が主であるが、電界を介 しての結合が存在していてもよい。本発明に おいて、「電磁界結合」とは、電界及び/又 磁界を介しての結合を意味する。

 前記共振回路16においては、インダクタ ス素子Lとキャパシタンス素子C1,C2で構成さ た共振回路にて共振周波数特性が決定され 。放射体25から放射される信号の共振周波数 は、共振回路16の自己共振周波数によって実 的に決まる。従って、放射体25はどのよう 形状のものであっても使用することができ 電磁結合モジュール1の放射体25に対する相 的な位置は任意である。従って、電磁結合 ジュール1の貼着位置をそれほど高精度に管 する必要はない。

 さらに、インダクタンス素子Lを構成する コイル状電極パターンは、その巻回軸が放射 体25と平行に形成されているため、中心周波 が変動しないという利点を有している。ま 、無線ICチップ5の後段に、キャパシタンス 子C1,C2が挿入されているため、この素子C1,C2 で低周波数のサージをカットすることができ 、無線ICチップ5をサージから保護できる。

 ところで、共振回路16は無線ICチップ5の ンピーダンスと放射体25のインピーダンスを 整合させるためのマッチング回路を兼ねてい る。給電回路基板10は、インダクタンス素子 キャパシタンス素子で構成された、共振回 16とは別に設けられたマッチング回路を備 ていてもよい。共振回路16にマッチング回路 の機能をも付加しようとすると、共振回路16 設計が複雑になる傾向がある。共振回路16 は別にマッチング回路を設ければ、共振回 、マッチング回路をそれぞれ独立して設計 きる。

 以上説明した第1実施例によれば、放射体 25及び電磁結合モジュール1が包装材20の内側 配置されているため、包装材20の平坦性を なうことなく、無線ICチップ5が外部からの 撃や環境の変化から保護される。また、送 信信号の周波数は、給電回路基板10の共振回 路16の共振周波数で実質的に決まるため、放 体25と電磁結合モジュール1との接合に高精 を要求されることなく、組立てが容易であ 。また、電磁結合モジュール1と放射体25と 電磁界結合をしており、放射体25は任意の 状が採用でき、放射特性が良好で、安定し 周波数特性を得ることができる。

 (第2実施例、図8及び図9参照)
 第2実施例は、図8及び図9に示すように、導 材からなる針金状の放射体25を芯材23の波形 の凹部に配置し、該放射体25に隣接して電磁 合モジュール1を接着剤19で芯材23に接着し ものである。本発明における電磁結合モジ ール1では、給電回路基板10内のインダクタ ス素子Lで発生する磁界を介して放射体25と 合している。このため、電磁結合モジュー 1と放射体25とを離して配置することができ 。なお、給電回路基板10に含まれる整合回路 では、芯材23の誘電率等を考慮して整合条件 設定している。第2実施例の作用効果は前記 第1実施例と同様である。

 (第3実施例、図10参照)
 第3実施例は、図10に示すように、導電材か なる針金状の放射体25を芯材23の波形の凹部 に配置し、ライナー22の該放射体25に隣接し 位置に形成した穴22aに電磁結合モジュール1 配置し、接着剤19で固定したものである。 3実施例の作用効果は前記第1実施例と同様で ある。

 (第4実施例、図11参照)
 第4実施例は、図11に示すように、芯材23の 製時に芯材23に糸状の導電材(図示せず)を複 本織り込んで芯材23の表面及び内部に帯状 放射体を形成したもので、糸状の導電材は 材23の波形の稜線と平行する方向に、あるい は、波形の稜線と直交する方向に織り込まれ ている。本第4実施例においては、糸状の導 材が織り込まれた部分が放射体として機能 、該織り込み部分に電磁結合モジュール1が 着剤19にて固定されている。第4実施例の作 効果は前記第1実施例と同様である。

 (第5実施例、図12参照)
 第5実施例は、図12に示すように、芯材23の 面に薄膜もしくは厚膜状の放射体25を配置し 、他面に電磁結合モジュール1を接着剤19にて 固定したものである。本第5実施例における 射体25は、芯材23を作製する際に同時に形成 ることができる。つまり、平板状の芯材に 望の形状の放射体25を導電性ペースト等の 刷等により形成しておく。その後、波形に 工することにより所定の芯材23を得ることが できる。なお、放射体25は、印刷等により簡 に形成できるため、矩形、円形などどのよ な形状でも作製でき、波形に平行あるいは 直に配置してもよく、十字状に交差して配 してもよい。また放射体25を複数本配置し もよい。このように放射体25を所望の形状や 個数にすることにより、放射体25の放射特性 向上させることができ、RFIDとしての通信可 能距離を長くしたり、通信可能範囲を広くす ることができる。第5実施例の他の作用効果 前記第1実施例と同様である。

 (第6実施例、図13参照)
 第6実施例は、図13に示すように、ライナー2 2の内側面であって芯材23の波形の凹部に、放 射体25を接合した電磁結合モジュール1を接着 剤19にて固定したものである。なお、放射体2 5は、ライナー22の内側面に導電性ペーストな どを印刷して形成したものであってもよい。 第6実施例の作用効果は前記第1実施例と同様 ある。

 (第7実施例、図14参照)
 第7実施例は、図14に示すように、放射体25 ライナー22と芯材23の波形の凸部との間に配 し、該放射体25と対向する芯材23の波形の凹 部に電磁結合モジュール1を接着剤19にて固定 したものである。なお、放射体25は、ライナ 22の内側面に導電性ペーストなどを印刷し 形成したものであってもよい。第7実施例の 用効果は前記第1実施例と同様である。

 (他の実施例)
 なお、本発明に係る電磁結合モジュール付 包装材は前記実施例に限定するものではな 、その要旨の範囲内で種々に変更すること できる。

 特に、前記各実施例において、電磁結合 ジュール及び放射体を取り付けた包装材は 紙製のダンボールを示したが、樹脂製であ てもよい。また、給電回路基板の内部構成 細部、放射体の細部形状は任意であり、給 回路基板をフレキシブルな材料で形成して よい。さらに、無線ICチップを給電回路基 上に接続するのに、金属バンプ以外の処理 用いてもよい。

 また、図8と図10~図14に示す各実施例にお て、無線ICチップを放射体側に向けて電磁 合モジュールを配置しても構わない。なお 前記各実施例において放射体は芯材の波形 対して平行もしくは垂直に配置したが、特 その形状に限られるものではなく、波形に めに配置しても、平面視で十字形状に配置 ても構わない。

産業上の利用分野

 以上のように、本発明は、電磁結合モジュ ル付き包装材に有用であり、特に、包装材 平坦性を損なうことなく、無線ICチップが 部からの衝撃や環境の変化から保護され、 射体と電磁結合モジュールとの組立てが容 で、放射特性が良好である点で優れている

                                                                                      




 
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