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Patent Searching and Data


Title:
PAPER SHEET HANDLING MACHINE AND PAPER SHEET HANDLING SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/040944
Kind Code:
A1
Abstract:
A paper sheet handling machine (100) has a main display section (20) for displaying information on accumulation of paper sheets in each accumulation section (106), and also has auxiliary display sections (31-34) arranged to correspond to the accumulation sections (106). The main display section (20) is adapted to display information on accumulation of banknotes in the accumulation sections (20) by using different colors. The auxiliary display sections (31-34) arranged to correspond to the individual accumulation sections (106) are each adapted to perform display by using the same color as a color that is displayed on the main display section (20) and is related to information on accumulation in a corresponding accumulation section (106).

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Inventors:
UESAKA SADAAKI (JP)
OZAKI HIROFUMI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/069031
Publication Date:
April 02, 2009
Filing Date:
September 28, 2007
Export Citation:
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Assignee:
GLORY KOGYO KK (JP)
UESAKA SADAAKI (JP)
OZAKI HIROFUMI (JP)
International Classes:
G07D3/00; G07D11/00
Foreign References:
JP2000259882A2000-09-22
JPS58103088A1983-06-18
Attorney, Agent or Firm:
YOSHITAKE, Kenji et al. (Room 323 Fuji Bldg., 2-3,Marunouchi 3-chom, Chiyoda-ku Tokyo 05, JP)
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Claims:
 外部から紙葉類を内部に取り込み、この取り込まれた紙葉類を収容するような紙葉類処理機であって、
 外部から取り込まれた紙葉類を、紙葉類の特徴により分類して収容する複数の集積部と、
 前記各集積部における紙葉類の集積情報をそれぞれ表示する主表示部であって、各集積情報を様々な色により表示するような主表示部と、
 前記各集積部に対応するよう複数設けられた従表示部であって、前記主表示部において表示される対応する集積部の集積情報に係る色と同色の色により表示を行う従表示部と、
 を備えたことを特徴とする紙葉類処理機。
 紙葉類の特徴は、紙幣の新旧、正損、真偽、金種、方向および表裏からなる群から選択された少なくとも1つのものであることを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理機。
 前記主表示部に表示される、前記各集積部における紙葉類の集積情報は、紙幣の新旧、正損、真偽、金種、方向、表裏および枚数からなる群から選択された少なくとも1つのものに関することを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理機。
 前記主表示部は、前記各集積部における紙葉類の集積情報をそれぞれ表示するにあたり、集積部に集積されるべき紙葉類の特徴が同一である場合には同色で、集積部に集積されるべき紙葉類の特徴が異なる場合には互いに異なる色で表示するようになっていることを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理機。
 前記主表示部は、前記各集積部における紙葉類の集積情報を表示するにあたり、全ての集積部における紙葉類の集積情報を同時に表示するようになっていることを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理機。
 前記主表示部は、前記各集積部における紙葉類の集積情報を表示するにあたり、各集積情報を選択的に表示するようになっていることを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理機。
 前記各集積部を収容する筐体を更に備え、
 前記主表示部は前記筐体に設けられていることを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理機。
 前記各従表示部は、前記主表示部において表示される対応する集積部の集積情報に係る色と同色で発光するようになっていることを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理機。
 前記各従表示部は発光ダイオードであることを特徴とする請求項8記載の紙葉類処理機。
 前記各従表示部は、前記主表示部において表示される対応する集積部における紙葉類の集積情報の全部または一部を、この主表示部において表示される前記集積部の集積情報に係る色と同色の色で表示するようになっていることを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理機。
 前記各従表示部は、当該従表示部に収容される紙葉類の枚数を、前記主表示部において表示される対応する集積部の集積情報に係る色と同色の色で表示するようになっていることを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理機。
 各集積部において収容されるべき紙葉類のそれぞれの特徴を設定するために、予め設定された複数の分類パターンから一の分類パターンを選択する選択部を更に備え、
 前記主表示部は、前記選択部により選択された分類パターンにおける、各集積部において収容されるべき紙葉類のそれぞれの特徴を含む紙葉類の集積情報を様々な色により表示するようになっていることを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理機。
 前記予め設定された複数の分類パターンにおける各々の分類パターンについて、各々の紙葉類の特徴には対応する色が予め設定されており、
 前記主表示部は、前記各集積部における紙葉類の集積情報をそれぞれ表示するにあたり、前記選択部により選択された分類パターンにおける紙葉類の特徴に対応する色で表示を行うことを特徴とする請求項12記載の紙葉類処理機。
 前記予め設定された複数の分類パターンにおける各々の分類パターンについて、各々の紙葉類の一の特徴が同一であれば他の特徴が異なろうとも同色となるよう、対応する色が予め設定されており、
 前記主表示部は、前記各集積部における紙葉類の集積情報をそれぞれ表示するにあたり、前記選択部により選択された分類パターンにおける紙葉類の特徴に対応する色で表示を行うことを特徴とする請求項12記載の紙葉類処理機。
 前記予め設定された複数の分類パターンにおける各々の分類パターンについて、各々の紙葉類の特徴に対応する色を設定するための色設定手段を更に備えたことを特徴とする請求項12記載の紙葉類処理機。
 外部から紙葉類を内部に取り込み、この取り込まれた紙葉類を収容するような紙葉類処理機と、この紙葉類処理機に通信接続された上位装置とを備え、
 前記紙葉類処理機は、外部から取り込まれた紙葉類を収容する複数の集積部を有し、
 前記上位装置は、前記紙葉類処理機の各集積部における紙葉類の集積情報をそれぞれ表示する主表示部であって、各集積情報を様々な色により表示するような主表示部を有し、
 前記紙葉類処理機において、前記各集積部に対応するよう従表示部が複数設けられており、各従表示部は、前記主表示部において表示される対応する集積部の集積情報に係る色と同色の色により表示を行うようになっていることを特徴とする紙葉類処理システム。
Description:
紙葉類処理機および紙葉類処理 ステム

 本発明は、外部から紙葉類を内部に取り み、この取り込まれた紙葉類を収容するよ な紙葉類処理機、および紙葉類処理機を備 た紙葉類処理システムに関する。

 従来より、顧客から預かった紙幣を金種 に分類して内部に収容することができるよ な紙幣処理機が知られている。このような 幣処理機においては、紙幣の入金動作を行 際に、まず紙幣がホッパに受け入れられ、 のホッパに受け入れられた紙幣は紙幣繰出 置により1枚ずつ紙幣処理機の内部に繰り出 されるようになっている。

 紙幣処理機の内部に取り込まれた紙幣は まず、識別部により新旧、正損、真偽、金 、方向、表裏、搬送状態等が検知される。 の後、識別部において識別を行うことがで なかった紙幣(例えば、破損した紙幣である 損券等)や、識別が行われたが異常搬送状態( えば、斜行等)にあるためスタッカ部への収 容対象から除外された紙幣は、紙幣処理機に 設けられたリジェクト部に送られる。

 一方、紙幣処理機の内部に収容すべきで ると識別部により判定された紙幣は、識別 による識別結果に基づいて例えば金種別に 分けされ、各金種に対応するスタッカ部に 択的に送られる。そして、各スタッカ部に いて紙幣が例えば積層状態で収容される。 のようにして、紙幣処理機のホッパに受け れられた紙幣は金種別に分けられてこの紙 処理機に収容されることとなる。

 なお、上述のような紙幣処理機としては 例えば日本国特許公開公報である特開2000-25 9895号公報に開示されるものが知られている

 上述のような紙幣処理機においては、一 的に、各スタッカ部に収容される紙幣の金 等の情報をオペレータが認識するために、 スタッカ部の近傍には金種等が記載された テッカーが貼られている。このことにより オペレータは各スタッカに収容される紙幣 情報(例えば、金種等)を容易に知ることが きる。具体的には、例えば複数のスタッカ のうち一のスタッカ部において10ドルが収容 されるようになっている場合には、この一の スタッカ部の近傍に「10ドル紙幣」というス ッカーを貼る。このことにより、オペレー は一のスタッカ部に10ドル紙幣が収容され ことを容易に認識することができる。

 しかしながら、このような方法では、各 タッカ部に収容されるべき紙幣の金種等の 積情報が頻繁に変わる場合には、その都度 テッカーを貼り直さなければならない。こ ようなステッカーの貼り直し作業は、オペ ータにとって大きな手間となり、またステ カーの貼り間違いが生じる可能性がある。 かも、近年では紙幣処理機における紙幣の 類処理が多様化しているので、各スタッカ に収容されるべき紙幣の金種等の集積情報 頻繁に変わる場合が多い。

 一方、例えば日本国特許公開公報である 開2000-259895号公報に開示されるように、紙 処理機における各スタッカ部にそれぞれデ スプレイ等の表示部を設ける方法が知られ いる。各表示部には、対応するスタッカ部 収容されるべき紙幣の金種、表裏、正損、 らびに実際に収容された紙幣の枚数や金額 表示されるようになっている。各スタッカ に表示部が設けられていることにより、オ レータはこの表示部を見るだけで対応する タッカ部に収容される紙幣の情報(例えば、 種等)や枚数、金額等を知ることができる。

 しかしながら、特開2000-259895号公報に開 されるような紙幣処理機を用いた場合であ ても、オペレータが各スタッカ部に収容さ る紙幣の金種等を知るためには、オペレー は各スタッカ部に設けられた表示部に近づ てこの表示部における表示内容を読み取ら ければならないので、各スタッカ部に収容 れる紙幣の金種等の集積情報をひと目で確 することができなかった。また、各スタッ 部に対応してディスプレイ等の表示部を設 る必要があるため、紙幣処理機自体のコス アップにつながるという問題があった。

 本発明は、このような点を考慮してなさ たものであり、紙葉類処理機の各集積部に 容される紙葉類の集積情報をひと目で確認 ることができる紙葉類処理機および紙葉類 理システムを提供することを目的とする。

 本発明の紙葉類処理機は、外部から紙葉 を内部に取り込み、この取り込まれた紙葉 を収容するような紙葉類処理機であって、 部から取り込まれた紙葉類を、紙葉類の特 により分類して収容する複数の集積部と、 記各集積部における紙葉類の集積情報をそ ぞれ表示する主表示部であって、各集積情 を様々な色により表示するような主表示部 、前記各集積部に対応するよう複数設けら た従表示部であって、前記主表示部におい 表示される対応する集積部の集積情報に係 色と同色の色により表示を行う従表示部と を備えたことを特徴とする。

 ここで、紙葉類の特徴は、紙幣の新旧、 損、真偽、金種、方向および表裏からなる から選択された少なくとも1つのものである 。また、前記主表示部に表示される、前記各 集積部における紙葉類の集積情報としては、 紙幣の新旧、正損、真偽、金種、方向、表裏 および枚数からなる群から選択された少なく とも1つのものに関する。

 このような紙葉類処理機によれば、オペ ータは、従表示部における表示の色を確認 るだけで、主表示部においてこの色と同色 表示される紙葉類の集積情報を見ることに り、紙葉類処理機の各集積部に収容される 葉類の集積情報をひと目で確認することが きるようになる。すなわち、オペレータは 表示部における表示を見るだけで、各集積 に対応して設けられる従表示部に顔を近づ なくとも、この従表示部における表示の色 確認することさえできれば、各集積部にど ような種類(例えば、金種等)の紙葉類が収 されているか、あるいは紙葉類が何枚収容 れているかを主表示部における同色の表示 容から知ることができる。

 本発明の紙葉類処理機においては、前記 表示部は、前記各集積部における紙葉類の 積情報をそれぞれ表示するにあたり、集積 に集積されるべき紙葉類の特徴が同一であ 場合には同色で、集積部に集積されるべき 葉類の特徴が異なる場合には互いに異なる で表示するようになっていることが好まし 。この場合には、主表示部における表示の と、紙葉類の特徴とが1対1で対応するよう なるので、オペレータが主表示部を見るこ により確認することができる各集積部に収 される紙葉類の集積情報と、実際に各集積 に収容される紙葉類の集積情報との間に差 が生じることを防止することができる。

 本発明の紙葉類処理機においては、前記 表示部は、前記各集積部における紙葉類の 積情報を表示するにあたり、全ての集積部 おける紙葉類の集積情報を同時に表示する うになっていてもよい。あるいは、前記主 示部は、前記各集積部における紙葉類の集 情報を表示するにあたり、各集積情報を選 的に表示するようになっていてもよい。

 本発明の紙葉類処理機においては、前記 集積部を収容する筐体を更に備え、前記主 示部は前記筐体に設けられていてもよい。 の場合には、オペレータは筐体に設けられ 主表示部を主に見るようになり、従表示部 おける表示の色を確認するだけで、紙葉類 理機の各集積部に収容される紙葉類の集積 報を、筐体にある主表示部においてひと目 確認することができるようになる。

 本発明の紙葉類処理機においては、前記 従表示部は、前記主表示部において表示さ る対応する集積部の集積情報に係る色と同 で発光するようになっていることが好まし 。ここで、前記各従表示部は発光ダイオー であることが特に好ましい。このような紙 類処理機によれば、各従表示部は、発光ダ オードのような、単に発光を行う構成とな ているので、従表示部の材料コストを低減 せることができ、紙葉類処理機自体のコス ダウンを図ることができる。

 本発明の紙葉類処理機においては、前記 従表示部は、前記主表示部において表示さ る対応する集積部における紙葉類の集積情 の全部または一部を、この主表示部におい 表示される前記集積部の集積情報に係る色 同色の色で表示するようになっていること 好ましい。このような紙葉類処理機によれ 、オペレータは単に従表示部を見るだけで 、この従表示部における対応する集積部の 積情報についての表示から、当該集積部に のような種類(金種等)の紙葉類が収容され いるか、あるいは紙葉類が何枚収容されて るかを知ることができるようになる。

 本発明の紙葉類処理機においては、前記 従表示部は、当該従表示部に収容される紙 類の枚数を、前記主表示部において表示さ る対応する集積部の集積情報に係る色と同 の色で表示するようになっていることが好 しい。このような紙葉類処理機によれば、 ペレータは単に従表示部を見るだけでも、 の従表示部における紙葉類の枚数について 表示から、集積部に紙葉類が何枚収容され いるかを知ることができるようになる。

 本発明の紙葉類処理機においては、各集 部において収容されるべき紙葉類のそれぞ の特徴を設定するために、予め設定された 数の分類パターンから一の分類パターンを 択する選択部を更に備え、前記主表示部は 前記選択部により選択された分類パターン おける、各集積部において収容されるべき 葉類のそれぞれの特徴を含む紙葉類の集積 報を様々な色により表示するようになって ることが好ましい。このような紙葉類処理 によれば、オペレータは予め設定された複 の分類パターンから一の分類パターンを選 部により選択することによって、各集積部 おいて収容されるべき紙葉類のそれぞれの 徴を設定することができ、しかも、主表示 において、前述の選択された分類パターン 基づいた各集積部において収容される紙葉 の集積情報を、様々な色により表示させる とができるようになる。

 ここで、前記予め設定された複数の分類 ターンにおける各々の分類パターンについ 、各々の紙葉類の特徴には対応する色が予 設定されており、前記主表示部は、前記各 積部における紙葉類の集積情報をそれぞれ 示するにあたり、前記選択部により選択さ た分類パターンにおける紙葉類の特徴に対 する色で表示を行うことがより好ましい。 るいは、前記予め設定された複数の分類パ ーンにおける各々の分類パターンについて 各々の紙葉類の一の特徴が同一であれば他 特徴が異なろうとも同色となるよう、対応 る色が予め設定されており、前記主表示部 、前記各集積部における紙葉類の集積情報 それぞれ表示するにあたり、前記選択部に り選択された分類パターンにおける紙葉類 特徴に対応する色で表示を行うことがより ましい。

 また、前記予め設定された複数の分類パ ーンにおける各々の分類パターンについて 各々の紙葉類の特徴に対応する色を設定す ための色設定手段を更に備えたことが好ま い。このような紙葉類処理機によれば、オ レータは色設定手段により、予め設定され 複数の分類パターンにおける各々の分類パ ーンについて、各々の紙葉類の特徴に対応 る色を事前に設定したり途中で変更したり ることができる。

 本発明の紙葉類処理システムは、外部か 紙葉類を内部に取り込み、この取り込まれ 紙葉類を収容するような紙葉類処理機と、 の紙葉類処理機に通信接続された上位装置 を備え、前記紙葉類処理機は、外部から取 込まれた紙葉類を収容する複数の集積部を し、前記上位装置は、前記紙葉類処理機の 集積部における紙葉類の集積情報をそれぞ 表示する主表示部であって、各集積情報を 々な色により表示するような主表示部を有 、前記紙葉類処理機において、前記各集積 に対応するよう従表示部が複数設けられて り、各従表示部は、前記主表示部において 示される対応する集積部の集積情報に係る と同色の色により表示を行うようになって ることを特徴とする。

 このような紙葉類処理システムによれば オペレータは、紙葉類処理機に設けられた 表示部における表示の色を確認するだけで 上位装置に設けられた主表示部においてこ 色と同色で表示される紙葉類の集積情報を ることにより、紙葉類処理機の各集積部に 容される紙葉類の集積情報をひと目で確認 ることができるようになる。すなわち、オ レータは上位装置に設けられた主表示部に ける表示を見るだけで、各集積部に対応し 設けられる従表示部に顔を近づけなくとも この従表示部における表示の色を確認する とさえできれば、各集積部にどのような種 (例えば、金種等)の紙葉類が収容されてい か、あるいは紙葉類が何枚収容されている を上位装置の主表示部における同色の表示 容から知ることができる。

本発明の一の実施の形態における紙幣 理機の外観を示す斜視図である。 図1の紙幣処理機の内部構成の概略を示 す概略構成図である。 図1に示す紙幣処理機における主表示部 の表示内容を示す説明図である。 紙幣の搬送方向を説明するための説明 である。 紙幣処理機の記憶部に格納された、各 タッカ部において収容されるべき紙幣のそ ぞれの特徴を設定するための複数の分類パ ーンの表である。 本発明の一の実施の形態における他の 幣処理機の外観を示す斜視図である。 本発明の一の実施の形態における更に の紙幣処理機の外観を示す斜視図である。

 以下、図面を参照して本発明の一の実施 形態について説明する。この実施の形態に いて、紙幣を処理するための紙幣処理機と て、本発明の紙葉類処理機を用いた場合に いて説明を行っている。しかしながら、本 明の紙葉類処理機の処理対象となる紙葉類 ついて紙幣以外のもの(例えば、小切手等) することもできる。なお、以下の記載は、 発明の実施の一形態に過ぎず、本発明の範 を限定するものではない。

 まず、図1および図2により、本発明の一 実施の形態における紙幣処理機の全体構成 ついて説明する。

 図1は、本発明の一の実施の形態に係る紙 幣処理機100の外観を示す斜視図である。図1 示すように、紙幣処理機100は、筐体110、ホ パ101、2つのリジェクト部102、操作部103、4つ のスタッカ部106、全体表示部(主表示部)20、 び各スタッカ部106に対応して設けられた4つ 個別表示部(従表示部)31~34を備えている。こ こで、4つのスタッカ部106について、図2にお る左端のスタッカ部106を第1のスタッカ部106 とし、右方に向かって順に第2、第3および第4 のスタッカ部106とする(すなわち、右端のス ッカ部106が第4のスタッカ部106となる)。

 ホッパ101は、オペレータによって複数の 幣が積層状態で載置されるようになってお 、紙幣繰出機構10によってこのホッパ101に 容された紙幣が紙幣処理機100の内部に取り まれるようになっている。紙幣繰出機構10は 、紙幣の繰り出しを行うフィードローラ12、 ィードローラ12に対向するよう設けられ当 フィードローラ12との間にゲート部を形成す るゲートローラ(逆転ローラ)14、およびホッ 101に収容された紙幣をフィードローラ12に向 かって蹴り出すキッカローラ16、18から構成 れている。なお、図2においてはキッカロー 16、18が前後に2つ設けられた例について図 しているが、このような例に限定されるこ はなく、キッカローラが一つ(例えばキッカ ーラ16)のみ設けられるようになっていても い。紙幣繰出機構10により紙幣処理機100の 部に取り込まれた紙幣は搬送部201(後述)によ り搬送されるようになっている。

 各リジェクト部102は、ホッパ101から取り まれた紙幣がリジェクト紙幣(例えば偽券等 )である場合に当該紙幣を排出するようにな ている。ここで、2つのリジェクト部102のう 下方にあるリジェクト部102が例えば偽券等 排出するために用いられ、上方にあるリジ クト部102は、後述する識別部220により識別 行われたが仕分け対象から除外されたよう 紙幣を収容するために用いられるようにな ている。

 操作部103は、オペレータからの指示を受 付けるための入力キーを有している。この 作部103の構成の詳細については後述する。

 各スタッカ部106は、紙幣繰出機構10によ てホッパ101から取り込まれた紙幣を当該紙 の特徴(例えば紙幣の新旧、正損、真偽、金 、方向、表裏等)毎に集積するようになって いる。図1に示すように、各スタッカ部106に 積された紙幣はオペレータにより取り出し 在となっている。

 図2は、図1に示す紙幣処理機100の内部構 の概略を示す概略構成図であり、主に搬送 とセンサ系を示している。

 図2に示すように、ホッパ101から各スタッ カ部106に紙幣を搬送する搬送部201が紙幣処理 機100の内部に設けられている。この搬送部201 は通常の場合、ベルト搬送機構が組み合わさ れたものからなる。このベルト搬送機構は、 一対または3以上のローラおよび各ローラに 架された例えばゴムベルトから構成されて る。

 搬送部201に沿って種々のセンサ202~214が設 けられている。ホッパ101の出口側に設けられ た紙幣繰出検知センサ202および後述する識別 部220の入口側に設けられたセンサ203は、それ ぞれ、紙幣が確実に取り込まれたことを検知 するようになっている。搬送部201に設けられ た識別部220は様々な検知手段から構成されて おり、ホッパ101から取り込まれた紙幣の新旧 、正損、真偽、金種、方向、表裏、および搬 送状態等を検知するようになっている。また 、搬送部201には例えば透過センサからなるセ ンサ204が設けられている。

 搬送部201における識別部220の下流側には2 つの分岐部材231が直列に設けられている。各 分岐部材231は、識別部220において識別を行う ことができなかった紙幣や識別が行われたが 仕分け対象から除外された紙幣を、対応する リジェクト部102に送るようになっている。セ ンサ205、206は、分岐部材231からリジェクト部 102に紙幣が送られたことを検知するものであ る。仕分け対象とされた紙幣はセンサ207によ り搬送状態が検知され、更に搬送部201で搬送 される。搬送部201における分岐部材231の下流 側には3つの分岐部材232~234が直列に設けられ おり、各分岐部材232~234は紙幣の特徴(例え 、金種等)に応じて分岐部材231から搬送され 紙幣を4つのスタッカ部106のうち対応するス タッカ部106に送るようになっている。このよ うにして、識別部220により紙幣の特徴につい ての識別が行われた紙幣は、4つのスタッカ 106のうち適合するスタッカ部106に収納され 。センサ208~214は、搬送部201から各スタッカ 106への紙幣の仕分けが的確に行われたか否 を検知するようになっている。更に、図2に 示すようにホッパ101には透過センサ215が設置 されており、この透過センサ215は、ホッパ101 に紙幣が収容されているときにこのことを検 知するようになっている。なお、各スタッカ 部106における紙幣の収納状況は残留検知セン サ221~224により検知されるようになっている

 図1に示すように、例えばディスプレイか らなる全体表示部20が紙幣処理機100の筐体110 設けられている。全体表示部20は、各スタ カ部106における紙幣の集積情報をそれぞれ 示するようになっている。具体的には、図3 示すように、全体表示部20は、4つのスタッ 部106における、収容されるべき紙幣の金種 正損(正券であるか損券であるか)、ならび 収容された紙幣の枚数および合計金額をそ ぞれ表示するようになっている。ここで、 体表示部20は、図3に示すような表示内容以 にも、各スタッカ部106に収容されるべき紙 の新旧、真偽、方向、表裏等を表示するよ になっていてもよい。

 なお、全体表示部20において、各スタッ 部106における紙幣の集積情報はスタッカ部10 6毎に様々な色により表示されるようになっ いる。具体的には、図3に示すような全体表 部20において、例えば、第1のスタッカ部106 対応する紙幣の集積情報は枠21内において 色の文字で表示され、第2のスタッカ部106に 応する紙幣の集積情報は枠22内において青 の文字で表示され、第3のスタッカ部106に対 する紙幣の集積情報は枠23内において緑色 文字で表示され、第4のスタッカ部106に対応 る紙幣の集積情報は枠24内において黄色の 字で表示されるようになっている。ここで 全体表示部20において、紙幣の集積情報を様 々な色により表示するにあたり、文字を様々 な色により表示する方法以外にも、例えば文 字の色は黒や白等で統一し、各枠21、22、23、 24内の背景の色を様々な色により表示する方 も考えられる。

 より具体的には、全体表示部20は、各ス ッカ部106における紙幣の集積情報をそれぞ 表示するにあたり、スタッカ部106に集積さ るべき紙幣の特徴(例えば、金種等)が同一で ある場合には同色で、スタッカ部106に集積さ れるべき紙幣の特徴が異なる場合には互いに 異なる色で表示するようになっている。この ように、全体表示部20における表示の色と、 幣の特徴とが1対1で対応しているので、オ レータが全体表示部20を見ることにより確認 することができる各スタッカ部106に収容され る紙幣の集積情報と、実際に各スタッカ部106 部に収容される紙幣の集積情報との間に差異 が生じることを防止することができる。

 また、図3に示すように、全体表示部20は 各スタッカ部106における紙幣の集積情報を 示するにあたり、全てのスタッカ部106(合計 4つのスタッカ部106)における紙幣の集積情報 同時に表示するようになっているが、各ス ッカ部106における紙幣の集積情報を交互に( 選択的に)切り換えて表示するようになって てもよい。

 各個別表示部31~34は、図1に示すように各 タッカ部106に対応して設けられており、例 ば発光ダイオードから構成されている。な 、個別表示部31~34としては、発光を行うこ ができるものであれば発光ダイオード以外 部材を用いることもできる。そして、各個 表示部31~34の発光ダイオードは、全体表示部 20において表示される、対応するスタッカ部1 06の集積情報に係る色と同色で発光するよう なっている。すなわち、個別表示部31の発 ダイオードは赤色で発光し、個別表示部32の 発光ダイオードは青色で発光し、個別表示部 33の発光ダイオードは緑色で発光し、個別表 部34の発光ダイオードは黄色で発光するよ になっている。

 なお、図1では、リジェクト部が2つであ とともにスタッカ部及び各個別表示部がそ ぞれ4つである場合について図示したが、こ らの構成要素の数はこれに限定されること なく変更することができる。

 図1および図2に示すような紙幣処理機100 おいては、オペレータは、操作部103の入力 ーを操作することにより、各スタッカ部106 おいて収容されるべき紙幣のそれぞれの特 を設定することができる。すなわち、各ス ッカ部106において収容されるべき紙幣のそ ぞれの特徴を設定するにあたり、オペレー は予め設定された複数の分類パターンから の分類パターンを選択し、この一の分類パ ーンにおける各スタッカ部106の紙幣の特徴 、各スタッカ部106において収容されるべき 幣のそれぞれの特徴とすることができる。

 より具体的には、図5に示すような、各ス タッカ部106の紙幣の特徴に係る分類パターン が複数予め設定されている(図5のパターン1~15 )。このような予め設定された複数の分類パ ーンは、例えば紙幣処理機100内に設けられ メモリ等の記憶部(図示せず)に記憶されてい る。そして、オペレータは、操作部103の入力 キーを操作することにより、図5に示された 数の分類パターンから一の分類パターンを 択することができる。例えば、オペレータ 図5における分類パターン1(図5では「パター 1」と表記)を選択した場合には、第1のスタ カ部106には第1金種(例えば、1ドル紙幣)が、 第2のスタッカ部106には第2金種(例えば5ドル 幣)が、第3のスタッカ部106には第3金種(例え 10ドル紙幣)が、そして第4のスタッカ部106に は第4金種(例えば20ドル紙幣)が収容されるよ になる。

 ここで、図5に示すように、予め設定され た複数の分類パターンにおける各々の分類パ ターンについて、各々の紙幣の特徴(例えば 金種等)には対応する色が予め設定されてい 。具体的には例えば、分類パターン1におい ては、第1金種には赤色が、第2金種には青色 、第3金種には緑色が、そして第4金種には 色がそれぞれ割り当てられている。

 そして、全体表示部20において、オペレ タにより選択された分類パターンにおける 各スタッカ部106において収容されるべき紙 のそれぞれの特徴を含む紙幣の集積情報が 々な色により表示される。すなわち、図5に すような色の設定に従って、第1のスタッカ 部106に対応する枠21内における文字が赤色で 示され、第2のスタッカ部106に対応する枠22 における文字が青色で表示され、第3のスタ ッカ部106に対応する枠23内における文字が緑 で表示され、そして第4のスタッカ部106に対 応する枠24内における文字が黄色で表示され 。

 この際に、第1のスタッカ部106に対応する 個別表示部31の発光ダイオードは赤色で発光 、第2のスタッカ部106に対応する個別表示部 32の発光ダイオードは青色で発光し、第3のス タッカ部106に対応する個別表示部33の発光ダ オードは緑色で発光し、そして第4のスタッ カ部106に対応する個別表示部34の発光ダイオ ドは黄色で発光する。このことにより、オ レータは、個別表示部31~34における表示の を確認するだけで、全体表示部20においてこ の色と同色で表示される紙幣の集積情報(枠21 ~24内の情報)を見ることにより、紙幣処理機10 0の各スタッカ部106に収容される紙幣の集積 報をひと目で確認することができるように る。

 なお、オペレータは、操作部103の入力キ を操作することにより、図5に示すような予 め設定された複数の分類パターンにおける各 々の分類パターンについて、各々の紙幣の特 徴に対応する色を設定したり変更したりする ことができるようになっている。このように 、操作部103は、予め設定された複数の分類パ ターンから一の分類パターンを選択する選択 部としての機能を有するとともに、予め設定 された複数の分類パターンにおける各々の分 類パターンについて、各々の紙幣の特徴に対 応する色を設定するための色設定手段として の機能をも有するようになっている。操作部 103が色設定手段としての機能をも有すること により、予め設定された複数の分類パターン における各々の分類パターンについて、各々 の紙幣の特徴に対応する色を事前に設定した り途中で変更したりすることができる。

 オペレータが他の分類パターンを選択した 合について以下に検討する。オペレータが 操作部103の入力キーを操作することにより 図5に示された複数の分類パターンから分類 パターン4を選択した場合には、各スタッカ 106における紙幣の特徴の割り当ては以下の うになる。すなわち、オペレータが図5にお る分類パターン4を選択した場合には、第1 よび第2のスタッカ部106には第1金種が100枚バ ッチ方式で収容され、一方、第3および第4の タッカ部106には第2金種が100枚バッチ方式で 収容されるようになる。
 ここで、100枚バッチ方式とは、例えばまず 1金種の紙幣が第1のスタッカ部106に送られ この第1のスタッカ部106において紙幣の枚数 100枚に達したときに、第1金種の紙幣が引き 続き第2のスタッカ部106に送られ、その間に ペレータが第1のスタッカ部106に収容された1 00枚の紙幣を取り出すような方式のことをい 。

 また、図5に示すように、分類パターン4 おいては、第1金種に対応する第1および第2 スタッカ部106には赤色が、第2金種に対応す 第3および第4のスタッカ部106には青色がそ ぞれ割り当てられている。

 そして、全体表示部20において、第1およ 第2のスタッカ部106に対応する枠21、22内に ける文字が赤色で表示され、第3および第4の スタッカ部106に対応する枠23、24内における 字が青色で表示される。この際に、第1およ 第2のスタッカ部106に対応する個別表示部31 32の発光ダイオードは赤色で発光し、第3お び第4のスタッカ部106に対応する個別表示部 33、34の発光ダイオードは青色で発光する。

 このような分類パターン4においても、オ ペレータは、個別表示部31~34における表示の を確認するだけで、全体表示部20において の色と同色で表示される紙幣の集積情報(枠2 1~24内の情報)を見ることにより、紙幣処理機1 00の各スタッカ部106に収容される紙幣の集積 報をひと目で確認することができるように る。

 オペレータが更に他の分類パターンを選択 た場合について以下に検討する。オペレー が、操作部103の入力キーを操作することに り、図5に示された複数の分類パターンから 分類パターン8を選択した場合には、各スタ カ部における紙幣の特徴の割り当ては以下 ようになる。すなわち、オペレータが図5に ける分類パターン8を選択した場合には、第 1のスタッカ部106には第1金種の正券が、第2の スタッカ部106には第1金種の損券が、第3のス ッカ部106には第2金種の正券が、そして第4 スタッカ部106には第2金種の損券が収容され ようになる。
 ここで、正券とは破損していないような正 な紙幣のことをいい、損券とは破損したよ な紙幣のことをいう。

 また、図5に示すように、分類パターン8 おいては、第1のスタッカ部106には赤色が、 2のスタッカ部106は青色が、第3のスタッカ 106は緑色が、そして第4のスタッカ部106には 色がそれぞれ割り当てられている。

 そして、全体表示部20において、第1のス ッカ部106に対応する枠21内における文字が 色で表示され、第2のスタッカ部106に対応す 枠22内における文字が青色で表示され、第3 スタッカ部106に対応する枠23内における文 が緑色で表示され、そして第4のスタッカ部1 06に対応する枠24内における文字が黄色で表 される。この際に、第1のスタッカ部106に対 する個別表示部31の発光ダイオードは赤色 発光し、第2のスタッカ部106に対応する個別 示部32の発光ダイオードは青色で発光し、 3のスタッカ部106に対応する個別表示部33の 光ダイオードは緑色で発光し、第4のスタッ 部106に対応する個別表示部34の発光ダイオ ドは黄色で発光する。

 このような分類パターン8においても、オ ペレータは、個別表示部31~34における表示の を確認するだけで、全体表示部20において の色と同色で表示される紙幣の集積情報(枠2 1~24内の情報)を見ることにより、紙幣処理機1 00の各スタッカ部106に収容される紙幣の集積 報をひと目で確認することができるように る。

 オペレータが更に他の分類パターンを選 した場合について以下に検討する。オペレ タが、操作部103の入力キーを操作すること より、図5に示された複数の分類パターンか ら分類パターン11を選択した場合には、各ス ッカ部106における紙幣の特徴の割り当ては 下のようになる。すなわち、オペレータが 5における分類パターン11を選択した場合に 、第1および第2のスタッカ部106には第1金種 正券が収容され、一方、第3および第4のス ッカ部106には第1金種の損券が収容されるよ になる。

 また、図5に示すように、分類パターン11 おいては、第1金種の正券に対応する第1お び第2のスタッカ部106には赤色が、第1金種の 損券に対応する第3および第4のスタッカ部106 は青色がそれぞれ割り当てられている。

 そして、全体表示部20において、第1およ 第2のスタッカ部106に対応する枠21、22内に ける文字が赤色で表示され、第3および第4の スタッカ部106に対応する枠23、24内における 字が青色で表示される。この際に、第1およ 第2のスタッカ部106に対応する個別表示部31 32の発光ダイオードは赤色で発光し、第3お び第4のスタッカ部106に対応する個別表示部 33、34の発光ダイオードは青色で発光する。

 このような分類パターン11においても、 ペレータは、個別表示部31~34における表示の 色を確認するだけで、全体表示部20において の色と同色で表示される紙幣の集積情報(枠 21~24内の情報)を見ることにより、紙幣処理機 100の各スタッカ部106に収容される紙幣の集積 情報をひと目で確認することができるように なる。

 オペレータが更に他の分類パターンを選択 た場合について以下に検討する。オペレー が、操作部103の入力キーを操作することに り、図5に示された複数の分類パターンから 分類パターン15を選択した場合には、各スタ カ部における紙幣の特徴の割り当ては以下 ようになる。すなわち、オペレータが図5に おける分類パターン15を選択した場合には、 1のスタッカ部106にはA方向に搬送される紙 が、第2のスタッカ部106にはB方向に搬送され る紙幣が、第3のスタッカ部106にはC方向に搬 される紙幣が、そして第4のスタッカ部106に はD方向に搬送される紙幣が収容されるよう なる。
 ここで、紙幣の搬送方向におけるA方向~D方 は図4に示す通りである。なお、図4におい 紙幣は天地が揃った状態となっている。こ で、紙幣の表面が上向きとなった状態にお る紙幣の短手方向の搬送方向をA方向、B方向 (A方向およびB方向は互いに反対方向)とし、 幣の裏面が上向きとなった状態における紙 の短手方向の搬送方向をC方向、D方向(C方向 よびD方向は互いに反対方向)としている。

 また、図5に示すように、分類パターン15 おいては、第1のスタッカ部106には赤色が、 第2のスタッカ部106は青色が、第3のスタッカ 106は緑色が、そして第4のスタッカ部106には 黄色がそれぞれ割り当てられている。

 そして、全体表示部20において、第1のス ッカ部106に対応する枠21内における文字が 色で表示され、第2のスタッカ部106に対応す 枠22内における文字が青色で表示され、第3 スタッカ部106に対応する枠23内における文 が緑色で表示され、第4のスタッカ部106に対 する枠24内における文字が黄色で表示され 。この際に、第1のスタッカ部106に対応する 別表示部31の発光ダイオードは赤色で発光 、第2のスタッカ部106に対応する個別表示部3 2の発光ダイオードは青色で発光し、第3のス ッカ部106に対応する個別表示部33の発光ダ オードは緑色で発光し、第4のスタッカ部106 対応する個別表示部34の発光ダイオードは 色で発光する。

 このような分類パターン15においても、 ペレータは、個別表示部31~34における表示の 色を確認するだけで、全体表示部20において の色と同色で表示される紙幣の集積情報(枠 21~24内の情報)を見ることにより、紙幣処理機 100の各スタッカ部106に収容される紙幣の集積 情報をひと目で確認することができるように なる。

 以上のように本実施の形態の紙幣処理機 よれば、全体表示部20は、各スタッカ部106 おける紙幣の集積情報を様々な色により表 するようになっており、各スタッカ部106に 応するよう複数設けられた個別表示部31~34は 、全体表示部20において表示される、対応す スタッカ部106の集積情報に係る色と同色の により表示を行うようになっている。この とにより、オペレータは、個別表示部31~34 おける表示の色を確認するだけで、全体表 部20においてこの色と同色で表示される紙幣 の集積情報(枠21~24内の情報)を見ることによ 、紙幣処理機100の各スタッカ部106に収容さ る紙幣の集積情報(例えば紙幣の金種や収容 数等)をひと目で確認することができるよう になる。すなわち、オペレータは全体表示部 20における表示を見るだけで、各スタッカ部1 06に対応して設けられる個別表示部31~34に顔 近づけなくとも、この個別表示部31~34におけ る表示の色を確認することさえできれば、各 スタッカ部106にどのような種類の紙幣が収容 されているか、あるいは紙幣が何枚収容され ているかを全体表示部20における同色の表示 容から知ることができる。

 また、各個別表示部31~34として、例えば 光ダイオードのような、単に発光を行う部 を用いることにより、各個別表示部31~34の材 料コストを低減させることができ、紙幣処理 機100自体のコストダウンを図ることができる 。

 また、各スタッカ部106において収容され べき紙幣のそれぞれの特徴を設定するため 、予め設定された複数の分類パターン(図5 照)から一の分類パターンを選択する操作部1 03(選択部)が設けられており、全体表示部20は 、操作部103により選択された分類パターンに おける、各スタッカ部106において収容される べき紙幣のそれぞれの特徴を含む紙幣の集積 情報を様々な色により表示するようになって いる。このような紙幣処理機100によれば、オ ペレータは予め設定された複数の分類パター ンから一の分類パターンを操作部103によって 選択することにより、各スタッカ部106におい て収容されるべき紙幣のそれぞれの特徴を設 定することができ、しかも、全体表示部20に いて、前述の選択された分類パターンに基 いた各スタッカ部106において収容される紙 の集積情報を、様々な色により表示させる とができるようになる。

 なお、本実施の形態による紙幣処理機は 上記の態様に限定されるものではなく、様 の変更を加えることができる。

 例えば、各スタッカ部106に対応して設け れる複数の個別表示部としては、図1に示す ような例えば発光ダイオード等からなる発光 のみの機能を有するものに限定されることは ない。代わりに、図6に示すように、各スタ カ部106に対応して設けられる複数の個別表 部41~44として、文字の表示が可能なディスプ レイからなるものを用いてもよい。具体的に は、このような各個別表示部41~44には、全体 示部20における、対応するスタッカ部106の (例えば枠21)内の表示内容をそのまま表示す ことができるようになっている。すなわち 各個別表示部41~44には、対応するスタッカ 106における、収容されるべき紙幣の金種、 損、および収容された紙幣の枚数および合 金額を表示するようになっている。この際 、各個別表示部41~44における表示の色(各個 表示部41~44における文字の色、または文字の 背景の色)は、全体表示部20において表示され る対応するスタッカ部106の集積情報に係る色 と同色となっている。なお、このようなディ スプレイからなる各個別表示部41~44は、上記 表示項目(金種、正損、枚数、および合計金 額)のうち少なくとも1つのものを表示するよ になっていてもよい。

 このように、図6に示すような紙幣処理機 100においては、各個別表示部41~44は、全体表 部20において表示される対応するスタッカ 106における紙幣の集積情報の全部または一 を、この全体表示部20において表示される当 該スタッカ部106の集積情報に係る色と同色で 表示するようになっている。この場合、オペ レータは単に個別表示部を見るだけでも、こ の個別表示部における対応するスタッカ部106 の集積情報についての表示から、当該スタッ カ部106にどのような種類(例えば、金種等)の 幣が収容されているか、あるいは紙幣が何 収容されているかを知ることができるよう なる。

 とりわけ、各個別表示部41~44は、当該個 表示部41~44に収容される紙幣の枚数を、全体 表示部20において表示される対応するスタッ 部106の集積情報に係る色と同色の色で表示 るようになっていることが好ましい。この 合には、オペレータは単に個別表示部を見 だけでも、この個別表示部における紙幣の 数についての表示から、当該スタッカ部106 紙幣が何枚収容されているかを知ることが きるようになる。

 また、他の変形例としては、全体表示部2 0が紙幣処理機100の筐体110に設けられる代わ に、図7に示すように紙幣処理機100の上位装 200に全体表示部20aが設けられるようになっ いてもよい。ここで、図7に示す全体表示部 20aは、図1および図5に示す全体表示部20と同 の構成となっている。また、紙幣処理機100 この紙幣処理機100に通信接続された上位装 200とにより、紙幣処理システム300が構成さ ている。紙幣処理機100および上位装置200は 信ケーブルにより接続されていてもよく、 るいは無線で相互に通信を行うことができ ようになっていてもよい。

 図7に示すような紙幣処理システム300によ れば、オペレータは、紙幣処理機100に設けら れた個別表示部31~34における表示の色を確認 るだけで、上位装置200に設けられた全体表 部20aにおいてこの色と同色で表示される紙 の集積情報を見ることにより、紙幣処理機1 00の各スタッカ部106に収容される紙幣の集積 報をひと目で確認することができるように る。すなわち、オペレータは上位装置200に けられた全体表示部20aにおける表示を見る けで、各スタッカ部106に対応して設けられ 個別表示部31~34に顔を近づけなくとも、こ 個別表示部31~34における表示の色を確認する ことさえできれば、各スタッカ部106にどのよ うな種類(金種等)の紙幣が収容されているか あるいは紙幣が何枚収容されているかを上 装置200の全体表示部20aにおける同色の表示 容から知ることができる。

 なお、図7に示すような紙幣処理システム 300においては、オペレータは、予め設定され た複数の分類パターンから一の分類パターン を上位装置200において選択し、この選択され た一の分類パターンに係る信号を上位装置200 から紙幣処理機100に送ることにより、各スタ ッカ部106において収容されるべき紙幣のそれ ぞれの特徴を設定することができるようにな っていてもよい。あるいは、オペレータは、 複数の分類パターンにおける各々の分類パタ ーンについて、各々の紙幣の特徴に対応する 色を上位装置200において設定し、この設定さ れた色に係る信号を上位装置200から紙幣処理 機100に送るようになっていてもよい。

 更に他の変形例としては、各スタッカ部1 06において収容されるべき紙幣のそれぞれの 徴を設定するために用いられる分類パター は、図5に示すようなものに限定されること はない。例えば、分類パターンは、各々の紙 幣の一の特徴(正損等)が同一であれば、他の 徴(金種等)が異なろうとも、同じ色となる う設定されるようになっていてもよい。具 的には、ある分類パターンにおいて、第1の タッカ部106には第1金種の正券が収容され、 第2のスタッカ部106には第1金種の損券が収容 れ、第3のスタッカ部106には第2金種の正券 収容され、そして第4のスタッカ部106には第2 金種の損券が収容されるようになっており、 第1および第3のスタッカ部106には赤色が割り てられ、第2および第4のスタッカ部には青 が割り当てられるようになっている。この 合でも、オペレータは各個別表示部におけ 表示の色を見るだけで、各スタッカ部106に 容される紙幣が正券なのかあるいは損券な かをひと目で確認することができるように る。

 更に他の変形例としては、発光ダイオー やディスプレイからなる個別表示部が設け れる集積部としては、スタッカ部106に限定 れることはない。代わりに、紙幣の排出を うための各リジェクト部102に、スタッカ部1 06に設けられる個別表示部と同様の個別表示 を設けるようにしてもよく、あるいは、各 ジェクト部102と各スタッカ部106の両方に個 表示部を設けるようにしてもよい。

 この場合、全体表示部20には、各リジェ ト部102におけるリジェクト紙幣の集積情報 表示されることとなる。具体的には、主表 部20には、各リジェクト部102に送られるべき 紙幣が、偽券や異常搬送状態である紙幣であ ることが表示されたり、各リジェクト部102に 送られたリジェクト紙幣の枚数が表示された りする。ここで、全体表示部20において、各 ジェクト部102におけるリジェクト紙幣の集 情報はリジェクト部102毎に様々な色により 示され、各リジェクト部102に対応するよう けられた個別表示部は、全体表示部20にお て表示される、対応するリジェクト部102の 積情報に係る色と同色の色により表示を行 。

 このことにより、オペレータは、各リジ クト部102に対応して設けられた個別表示部 おける表示の色を確認するだけで、全体表 部20においてこの色と同色で表示されるリ ェクト紙幣の集積情報を見ることにより、 幣処理機100の各リジェクト部102に収容され リジェクト紙幣の集積情報をひと目で確認 ることができるようになる。

 また、各リジェクト部102に個別表示部を ける場合、一のリジェクト部102に様々なリ ェクト要因を有する紙幣を送るようにして よい。すなわち、一のリジェクト部102に、 券が送られるとともに異常搬送状態にある 幣も送られるようになっていてもよい。こ 場合、リジェクト部102に送られた紙幣が一 リジェクト要因であるときのみに、具体的 は例えばリジェクト部102に送られた紙幣が 券であるときのみに個別表示部が例えば赤 に発光し、同時に、全体表示部20において 該リジェクト部102に対応するリジェクト紙 の集積情報(すなわち、リジェクト紙幣が偽 であること)が赤色となるようになっていて もよい。このことにより、オペレータは、各 リジェクト部102に対応して設けられた個別表 示部における表示の色を確認するだけで、全 体表示部20においてこの色と同色で表示され リジェクト紙幣の集積情報を見ることによ 、紙幣処理機100のリジェクト部102に送られ リジェクト紙幣のリジェクト要因等をひと で確認することができるようになる。




 
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