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Title:
POSITIVE RADIATION-SENSITIVE RESIN COMPOSITION
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/149966
Kind Code:
A1
Abstract:
It is intended to provide a positive radiation-sensitive resin composition, with which a good resist pattern is obtained without causing a problem such as development defect, characterized by comprising (A) a polymer having a specific structural unit, (B) a compound generating an acid by radiation irradiation, (C) an ether compound having a specific structure, and (D) an organic solvent. By incorporating another resin, a modifier or a plasticizer in the positive radiation-sensitive resin composition of the invention, the flexibility of chemically amplified resist composition can be improved and toughness can be imparted to a resist film. The positive radiation-sensitive resin composition of the invention may contain a basic compound. By incorporation of a basic compound, for example, the diffusion rate of an acid in the resist film is suppressed thereby to further improve the resolution, the sensitivity variation after exposure is suppressed, the substrate or environment dependence is reduced, and the exposure margin, pattern profile or the like is further improved.

Inventors:
ITO KATSUHIRO
MIYAZAKI TSUNEAKI
Application Number:
PCT/JP2008/060422
Publication Date:
December 11, 2008
Filing Date:
June 06, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KYOWA HAKKO CHEMICAL CO LTD (JP)
ITO KATSUHIRO
MIYAZAKI TSUNEAKI
International Classes:
G03F7/039; C08G8/36; G03F7/004; H01L21/027
Foreign References:
JP2007025534A2007-02-01
JPH04368949A1992-12-21
JPS51120714A1976-10-22
JP2000298352A2000-10-24
JPH11160876A1999-06-18
Attorney, Agent or Firm:
IWAHASHI, Kazuyuki (Intellectual Property Department,6-1, Ohtemachi 1-chom, Chiyoda-ku Tokyo 85, JP)
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Claims:
(A)一般式(I)
(式中、R 1 およびR 2 は、同一または異なって、水素原子、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしく非置換のアリールまたは置換もしくは非置換のアラルキルを表すか、R 1 とR 2 が、隣接する炭素原子と一緒になって置換もしくは非置換のシクロアルカン環を形成してもよく、Aは、酸素原子または硫黄原子を表し、R 3 は、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、または置換もしくは非置換の酸素原子もしくは/および硫黄原子を含む複素環基を表すか、R 2 とR 3 が、隣接するCH-CH-Aと一緒になって環を形成してもよく、R 4 、R 5 およびR 6 は、同一または異なって、水素原子、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしく非置換のアリールまたは置換もしくは非置換のアラルキルを表し、nは1~3の整数を表し、nが2または3である場合、2つまたは3つのR 4 は同一でも異なっていてもよい)で表される構造単位を有する重合体、(B)放射線の照射により酸を発生する化合物、(C)一般式(II)
(式中、R 7 は、水素原子、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしく非置換のアリールまたは置換もしくは非置換のアラルキルを表し、R 8 、R 9 及びR 10 は、同一または異なって、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしく非置換のアリールまたは置換もしくは非置換のアラルキルを表す)
で表される化合物及び(D)有機溶剤を含有することを特徴とするポジ型感放射線性樹脂組成物。
 一般式(I)で表される構造単位を有する重合体の重量平均分子量が1000~100000である請求項1記載のポジ型感放射線性樹脂組成物。
 R 1 およびR 2 が同一または異なって水素原子またはアルキルであり、R 3 がアルキルであり、R 4 がアルキルであり、R 5 およびR 6 がともに水素原子であり、nが1である請求項1または2記載のポジ型感放射線性樹脂組成物。
 R 7 が水素原子または炭素数1~8のアルキルであり、R 8 、R 9 およびR 10 が炭素数1~8のアルキルである請求項1~3のいずれかに記載のポジ型感放射線性樹脂組成物。
Description:
ポジ型感放射線性樹脂組成物

 本発明は、ポジ型感放射線性樹脂組成物 関する。

 半導体分野やMEMS(Micro Electro Mechanical Systems )分野などにおいて、より微細な加工に対応 るため、解像度に優れるなどの理由からポ 型フォトレジストが多く用いられている。 来のナフトキノンジアジドを感光剤とする ボラック樹脂系ポジ型レジストでは、解像 が低いなどの理由から今後の微細化への対 が難しく、また、レジストの厚膜化に対し も感度の面で問題があった。このような問 を解決するため、ノボラック樹脂系の化学 幅型ポジ型レジストが知られているが、露 部において酸不安定基の脱保護反応による ジ型パターン形成とともにネガパターン化 進行し、現像液に難溶な残渣が見られるな の現像不良が発生するという問題があった( 許文献1)。そのため、良好なポジ型のレジ トパターンを得るためには、ネガパターン を抑制するために厳密な露光量制御を行う 要があった。

特開2007-25534号公報

 本発明の目的は、以上のような課題を解 するためのものであり、現像不良といった 具合が発生することなく良好なレジストパ ーンが得られるポジ型感放射線性樹脂組成 を提供することにある。

 本発明は、以下の(1)~(4)を提供する。
(1)(A)一般式(I)

(式中、R 1 およびR 2 は、同一または異なって、水素原子、置換も しくは非置換のアルキル、置換もしく非置換 のアリールまたは置換もしくは非置換のアラ ルキルを表すか、R 1 とR 2 が、隣接する炭素原子と一緒になって置換も しくは非置換のシクロアルカン環を形成して もよく、Aは、酸素原子または硫黄原子を表 、R 3 は、置換もしくは非置換のアルキル、置換も しくは非置換のアリール、置換もしくは非置 換のアラルキル、または置換もしくは非置換 の酸素原子もしくは/および硫黄原子を含む 素環基を表すか、R 2 とR 3 が、隣接するCH-CH-Aと一緒になって環を形成 てもよく、R 4 、R 5 およびR 6 は、同一または異なって、水素原子、置換も しくは非置換のアルキル、置換もしく非置換 のアリールまたは置換もしくは非置換のアラ ルキルを表し、nは1~3の整数を表し、nが2また は3である場合、2つまたは3つのR 4 は同一でも異なっていてもよい)で表される 造単位を有する重合体、(B)放射線の照射に り酸を発生する化合物、(C)一般式(II)

(式中、R 7 は、水素原子、置換もしくは非置換のアルキ ル、置換もしく非置換のアリールまたは置換 もしくは非置換のアラルキルを表し、R 8 、R 9 およびR 10 は、同一または異なって、置換もしくは非置 換のアルキル、置換もしく非置換のアリール または置換もしくは非置換のアラルキルを表 す)
で表される化合物および(D)有機溶剤を含有す ることを特徴とするポジ型感放射線性樹脂組 成物。
(2)一般式(I)で表される構造単位を有する重合 体の重量平均分子量が1000~100000である(1)項記 のポジ型感放射線性樹脂組成物。
(3) R 1 およびR 2 が同一または異なって水素原子またはアルキ ルであり、R 3 がアルキルであり、R 4 がアルキルであり、R 5 およびR 6 がともに水素原子であり、nが1である(1)項ま は(2)項記載のポジ型感放射線性樹脂組成物
(4)R 7 が水素原子または炭素数1~8のアルキルであり 、R 8 、R 9 およびR 10 が炭素数1~8のアルキルである(1)項~(3)項のい れかに記載のポジ型感放射線性樹脂組成物

 本発明により、現像不良といった不具合 発生することなく良好なレジストパターン 得られるポジ型感放射線性樹脂組成物が提 される。

 以下、一般式(I)で表される構造単位を有す 重合体を、重合体(A)と表現することもある
 一般式中の各基の定義において、アルキル しては、例えば、直鎖、分枝状、または環 の炭素数1~18のアルキルがあげられ、具体的 には、メチル、エチル、プロピル、イソプロ ピル、ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert- ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ クチル、ノニル、デシル、ドデシル、オクタ デシル、シクロプロピル、シクロブチル、シ クロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプ チル、シクロオクチル、シクロデカニル、シ クロドデカニル、アダマンチル、トリシクロ デカニル、テトラシクロドデカニル、ボルニ ル、ノルボルニル、イソノルボルニル、スピ ロヘプチル、スピロオクチル、メンチル等が あげられるが、中でも、炭素数1~6のアルキル が好ましい。

 R 1 とR 2 が隣接する炭素原子と一緒になって形成する シクロアルカン環としては、例えば、炭素数 3~8のシクロアルカン環があげられ、具体的に は、シクロプロパン環、シクロブタン環、シ クロペンタン環、シクロヘキサン環、シクロ ヘプタン環、シクロオクタン環、シクロペン テン環、1,3-シクロペンタジエン環、シクロ キセン環、シクロヘキサジエン環等があげ れる。

 アリールとしては、例えば、炭素数6~14のア リールがあげられ、具体的には、フェニルや ナフチル等があげられる。
 アラルキルとしては、例えば、炭素数7~15の アラルキルがあげられ、具体的には、ベンジ ル、フェノチル、ナフチルメチル、ナフチル エチル等があげられる。
 酸素原子もしくは/および硫黄原子を含む複 素環基の好ましい具体例としては、例えば、 フリル基、テトラヒドロフリル基、ピラニル 基、テトラヒロドピラニル基、ジオキソラニ ル基、ジオキサニル基、チエニル基、テトラ ヒドロチエニル基、ジチオラニル基、ジチオ サニル基、オキサチオラニル基、チアントレ ニル基、ラクトニル基、チオラクトニル基、 2-オキソ-1,3-ジオキソラニル基、2-オキソ-1,3- キサチオラニル基、2-チオキソ-1,3-ジオキソ ラニル基、2-チオキソ-1,3-オキサチオラニル 等があげられる。

 R 2 とR 3 が、CH-CH-Aと一緒になって形成する環として 、好ましくは、5~7員環のものがあげられ、 トラヒドロチオフェン環、テトラヒドロチ ピラン環、チアシクロペンタン環、テトラ ドロフラン環、テトラヒドロピラン環等が げられる。
 置換アルキルの置換基としては、例えば、 ドロキシル、アルコキシ、アルキルチオ、 リールオキシ、アリールチオ、アルカノイ 、メルカプト、オキソ、シアノ、ニトロ、 ロゲン原子、アルコキシカルボニル等があ られる。アルコキシ、アルキルチオおよび ルコキシカルボニルのアルキル部分は、前 のアルキルと同義である。アリールオキシ よびアリールチオのアリール部分は、前記 アリールと同義である。アルカノイルとし は、例えば、直鎖または分枝状の炭素数1~7 アルカノイルがあげられ、具体的には、ホ ミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル イソブチリル、バレリル、イソバレリル、 バロイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル等 あげられる。ハロゲン原子としては、フッ 、塩素、臭素、ヨウ素の各原子があげられ 。

 置換アリールおよび置換アラルキルの置 基としては、例えば、アルキル、ヒドロキ ル、アルコキシ、アルキルチオ、アリール キシ、アリールチオ、アルカノイル、メル プト、シアノ、ニトロ、ハロゲン原子、ア コキシカルボニル等があげられる。ここで アルキル、アルコキシ、アルキルチオおよ アルコキシカルボニルのアルキル部分、ア ールオキシおよびアリールチオのアリール 分、アルカノイルならびにハロゲン原子は それぞれ前記と同義である。

 R 1 とR 2 が隣接する炭素原子と一緒になって形成する シクロアルカン環の置換基としては、置換も しくは非置換のアルキル、置換もしく非置換 のアリールまたは置換もしくは非置換のアラ ルキル等があげられ、これらは、それぞれ前 記と同義である。
 酸素原子もしくは/および硫黄原子を含む複 素環基の置換基としては、例えば、オキソ、 チオキソ、アルキル、アルコキシ、アルカノ イル、シアノ、ニトロ、ハロゲン原子、アル コキシカルボニル等があげられる。置換基の 定義において、アルキル、アルコキシおよび アルコキシカルボニルのアルキル部分、アル カノイルならびにハロゲン原子は、それぞれ 前記と同義である。

 重合体(A)において、R 1 およびR 2 が同一または異なって水素原子またはアルキ ルであり、R 3 がアルキルであり、R 4 がアルキルであり、R 5 およびR 6 がともに水素原子であり、nが1であるのが好 しい。
 重合体(A)は、例えば、一般式(III)

(式中、R 4 、R 5 、R 6 およびnは、前記と同義である)で表される構 単位を有する重合体と対応するビニルエー ル、ビニルスルフィド、アルケニルエーテ もしくはアルケニルスルフィドまたはその ロゲン化物とを反応させることにより得る とができる。
 一般式(III)の構造単位を有する重合体中の ドロキシル基と、対応するビニルエーテル ビニルスルフィド、アルケニルエーテルも くはアルケニルスルフィドまたはそのハロ ン化物の当量比(モル比)は、1:0.03~1:2である とが好ましい。

 反応温度は、0~150℃であるのが好ましく、 らには0~100℃であるのが好ましく、さらには 0~50℃であるのがより好ましい。
 反応の際、酸触媒を使用してもよく、該酸 媒としては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、 ン酸等の無機酸、メタンスルホン酸、p-ト エンスルホン酸等の有機酸等があげられ、 でもp-トルエンスルホン酸が好ましい。該酸 触媒は、2種以上を組み合わせてもよい。該 触媒の使用量は、特に限定されないが、一 式(III)の構造単位を有する重合体中のヒドロ キシル基に対して、0.0001~0.5当量(モル比)であ るのが好ましく、0.001~0.1当量(モル比)である がより好ましい。

 また、反応の際に、必要に応じて有機溶媒 使用してもよい。該有機溶媒としては、例 ば、ヘキサン、トルエン、キシレン等の炭 水素系溶媒、ジオキサン、テトラヒドロフ ン等のエーテル系溶媒、アセトン、エチル チルケトン、イソブチルメチルケトン等の トン系溶媒等があげられる。これらは、1種 または2種以上を混合して用いてもよい。
 一般式(III)の構造単位を含有する重合体は その多くは市販品として入手可能であるが 例えば、m-クレゾール、p-クレゾール、2,3-キ シレノール、2,4-キシレノール、2,5-キシレノ ル、2,6-キシレノール、3,4-キシレノール、3, 5-キシレノール、2,3,4-トリメチルフェノール 2,3,5-トリメチルフェノール、3,4,5-トリメチ フェノール等のフェノール類と、例えば、 ルムアルデヒド、ベンズアルデヒド、フル ラル、アセトアルデヒド等のアルデヒド類 を酸性触媒(例えば、塩酸、硫酸、硝酸、リ ン酸等の無機酸、p-トルエンスルホン酸等の 機酸等)の存在下、重縮合して製造してもよ い。前記のフェノール類およびアルデヒド類 はそれぞれ単独または2種以上組み合わせて いることができる。

 対応するビニルエーテルの具体例として 、例えば、エチルビニルエーテル、プロピ ビニルエーテル、イソプロピルビニルエー ル、ブチルビニルエーテル、イソブチルビ ルエーテル、sec-ブチルビニルエーテル、ter t-ブチルビニルエーテル、ペンチルビニルエ テル、ヘキシルビニルエーテル、ヘプチル ニルエーテル、オクチルビニルエーテル、 ニルビニルエーテル、デシルビニルエーテ 、ドデシルビニルエーテル、シクロヘキシ ビニルエーテル、エチレングリコールモノ ニルエーテル、2-メトキシエチルビニルエ テル、2-エトキシエチルビニルエーテル、2- トキシエチルビニルエーテル、パーフルオ (プロピルビニルエーテル)等があげられる 対応するビニルエーテルまたはそのハロゲ 化物は、1種または2種以上組み合わせて用い ることができる。

 対応するビニルスルフィドの具体例として 、エチルビニルスルフィド、フェニルビニ スルフィド等があげられる。対応するビニ スルフィドまたはそのハロゲン化物は、1種 または2種以上組み合わせて用いることがで る。
 対応するアルケニルエーテルの具体例とし は、例えば、1-メトキシ-2-メチルプロペン 1-エトキシ-2-メチルプロペン、1-プロポキシ- 2-メチルプロペン、1-イソプロポキシ-2-メチ プロペン、1-ブトキシ-2-メチルプロペン、1- ソブトキシ-2-メチルプロペン、1-(tert-ブト シ)-2-メチルプロペン、1-ペンチルオキシ-2- チルプロペン、1-イソペンチルオキシ-2-メチ ルプロペン、1-ネオペンチルオキシ-2-メチル ロペン、1-(tert-ペンチルオキシ)-2-メチルプ ペン、1-ヘキシルオキシ-2-メチルプロペン 1-イソヘキシルオキシ-2-メチルプロペン、1-( 2-エチルヘキシルオキシ)-2-メチルプロペン、 1-ヘプチルオキシ-2-メチルプロペン、1-オク ルオキシ-2-メチルプロペン、1-ノニルオキシ -2-メチルプロペン、1-デカニルオキシ-2-メチ プロペン、1-ドデカニルオキシ-2-メチルプ ペン、1-オクタデカニルオキシ-2-メチルプロ ペン、1-[(2-テトラヒドロフリル)メトキシ]-2- チルプロペン、1-[(3-テトラヒドロフリル)メ トキシ]-2-メチルプロペン、1-(2-オキソプロポ キシ)-2-メチルプロペン、1-(3-オキソブトキシ )-2-メチルプロペン、1-メトキシ-2-メチル-1-ブ テン、1-エトキシ-2-メチル-1-ブテン、1-プロ キシ-2-メチル-1-ブテン、1-イソプロポキシ-2- メチル-1-ブテン、1-ブトキシ-2-メチル-1-ブテ 、1-イソブトキシ-2-メチル-1-ブテン、1-(tert- ブトキシ)-2-メチル-1-ブテン、1-ペンチルオキ シ-2-メチル-1-ブテン、1-イソペンチルオキシ- 2-メチル-1-ブテン、1-ネオペンチルオキシ-2- チル-1-ブテン、1-(tert-ペンチルオキシ)-2-メ ル-1-ブテン、1-ヘキシルオキシ-2-メチル-1-ブ テン、1-イソヘキシルオキシ-2-メチル-1-ブテ 、1-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-メチル-1-ブ ン、1-ヘプチルオキシ-2-メチル-1-ブテン、1- オクチルオキシ-2-メチル-1-ブテン、1-ノニル キシ-2-メチル-1-ブテン、1-デカニルオキシ-2 -メチル-1-ブテン、1-ドデカニルオキシ-2-メチ ル-1-ブテン、1-オクタデカニルオキシ-2-メチ -1-ブテン、1-メトキシ-2-エチル-1-ブテン、1- エトキシ-2-エチル-1-ブテン、1-プロポキシ-2- チル-1-ブテン、1-イソプロポキシ-2-エチル-1 -ブテン、1-ブトキシ-2-エチル-1-ブテン、1-イ ブトキシ-2-エチル-1-ブテン、1-(tert-ブトキ )-2-エチル-1-ブテン、1-ペンチルオキシ-2-エ ル-1-ブテン、1-イソペンチルオキシ-2-エチル -1-ブテン、1-ネオペンチルオキシ-2-エチル-1- テン、1-(tert-ペンチルオキシ)-2-エチル-1-ブ ン、1-ヘキシルオキシ-2-エチル-1-ブテン、1- イソヘキシルオキシ-2-エチル-1-ブテン、1-(2- チルヘキシルオキシ)-2-エチル-1-ブテン、1- プチルオキシ-2-エチル-1-ブテン、1-オクチ オキシ-2-エチル-1-ブテン、1-ノニルオキシ-2- エチル-1-ブテン、1-デカニルオキシ-2-エチル- 1-ブテン、1-ドデカニルオキシ-2-エチル-1-ブ ン、1-オクタデカニルオキシ-2-エチル-1-ブテ ン、1-(2-メトキシエトキシ)-2-メチルプロペン 、1-(2-エトキシエトキシ)-2-メチルプロペン、 1-(2-ブトキシエトキシ)-2-メチルプロペン、1-[ 2-(2-エトキシ)エトキシエトキシ]-2-メチルプ ペン、1-(2-エチルチオエトキシ)-2-メチルプ ペン、1-(2-メトキシエトキシ)-2-メチル-1-ブ ン、1-(2-エトキシエトキシ)-2-メチル-1-ブテ 、1-(2-ブトキシエトキシ)-2-メチル-1-ブテン 1-(2-メトキシエトキシ)-2-エチル-1-ブテン、1- (2-エトキシエトキシ)-2-エチル-1-ブテン、1-(2- ブトキシエトキシ)-2-エチル-1-ブテン、1-シク ロヘキシルオキシ-2-メチルプロペン、1-シク ヘキシルオキシ-2-メチル-1-ブテン、1-シク ヘキシルオキシ-2-エチル-1-ブテン、2,3-ジヒ ロフラン、3,4-ジヒドロ-2H-ピラン等があげ れる。対応するアルケニルエーテルまたは のハロゲン化物は、1種または2種以上組み合 わせて用いることができる。

 対応するアルケニルスルフィドの具体例と ては、1-エチルチオ-2-メチルプロペン、1-フ ェニルチオ-2-メチルプロペン等があげられる 。対応するアルケニルスルフィドまたはその ハロゲン化物は、1種または2種以上組み合わ て用いることができる。
 一般式(I)で表される構造単位を有する重合 の重量平均分子量は、1000~100000が好ましく 1000~50000がより好ましい。

 放射線の照射により酸を発生する化合物 しては、スルホニウム塩、ヨードニウム塩 スルホニルジアゾメタン、N-スルホニルオ シイミノまたはイミド型光酸発生剤、ベン インスルホネート型光酸発生剤、ピロガロ ルトリスルホネート型光酸発生剤、ニトロ ンジルスルホネート型光酸発生剤、スルホ 型光酸発生剤、グリオキシム誘導体型の光 発生剤等があげられ、中でも、スルホニウ 塩、ヨードニウム塩、スルホニルジアゾメ ン、N-スルホニルオキシイミノまたはイミド 型光酸発生剤等が好ましい。これらは単独で または2種以上にて混合して用いることがで る。放射線としては、例えば、電子線、EUV(E xrtreme-ultra Violet)エキシマレーザー、DUV(Deep-ul tra Violet)エキシマレーザー、KrFエキシマレー ザー、ArFエキシマレーザー、g線、h線、i線等 の近紫外線、可視光、遠赤外線等をあげるこ とができる。 

 スルホニウム塩は、スルホニウムカチオ とスルホネートの塩である。スルホニウム チオンとしては、例えば、トリフェニルス ホニウム、(4-tert-ブトキシフェニル)ジフェ ルスルホニウム、ビス(4-tert-ブトキシフェ ル)フェニルスルホニウム、トリス(4-tert-ブ キシフェニル)スルホニウム、(3-tert-ブトキ フェニル)ジフェニルスルホニウム、ビス(3-t ert-ブトキシフェニル)フェニルスルホニウム トリス(3-tert-ブトキシフェニル)スルホニウ 、(3,4-ジtert-ブトキシフェニル)ジフェニル ルホニウム、ビス(3,4-ジtert-ブトキシフェニ )フェニルスルホニウム、トリス(3,4-ジtert- トキシフェニル)スルホニウム、ジフェニル( 4-チオフェノキシフェニル)スルホニウム、(4- tert-ブトキシカルボニルメチルオキシフェニ )ジフェニルスルホニウム、トリス(4-tert-ブ キシカルボニルメチルオキシフェニル)スル ホニウム、(4-tert-ブトキシフェニル)ビス(4-ジ メチルアミノフェニル)スルホニウム、トリ (4-ジメチルアミノフェニル)スルホニウム、2 -ナフチルジフェニルスルホニウム、ジメチ -2-ナフチルスルホニウム、4-ヒドロキシフェ ニルジメチルスルホニウム、4-メトキシフェ ルジメチルスルホニウム、トリメチルスル ニウム、2-オキソシクロヘキシルシクロヘ シルメチルスルホニウム、トリナフチルス ホニウム、トリベンジルスルホニウム等が げられる。スルホネートとしては、例えば トリフルオロメタンスルホネート、ノナフ オロブタンスルホネート、ヘプタデカフル ロオクタンスルホネート、2,2,2-トリフルオ エタンスルホネート、ペンタフルオロベン ンスルホネート、4-トリフルオロメチルベン ゼンスルホネート、4-フルオロベンゼンスル ネート、トルエンスルホネート、ベンゼン ルホネート、4-(4-トルエンスルホニルオキ )ベンゼンスルホネート、ナフタレンスルホ ート、カンファースルホネート、オクタン ルホネート、ドデシルベンゼンスルホネー 、ブタンスルホネート、メタンスルホネー 等があげられる。

 ヨードニウム塩は、ヨードニウムカチオ とスルホネートの塩である。ヨードニウム チオンとしては、例えば、ジフェニルヨー ニウム、ビス(4-tert-ブチルフェニル)ヨード ウム、(4-tert-ブトキシフェニル)フェニルヨ ドニウム、(4-メトキシフェニル)フェニルヨ ードニウム等のアリールヨードニウムカチオ ン等があげられる。スルホネートとしては、 例えば、トリフルオロメタンスルホネート、 ノナフルオロブタンスルホネート、ヘプタデ カフルオロオクタンスルホネート、2,2,2-トリ フルオロエタンスルホネート、ペンタフルオ ロベンゼンスルホネート、4-トリフルオロメ ルベンゼンスルホネート、4-フルオロベン ンスルホネート、トルエンスルホネート、 ンゼンスルホネート、4-(4-トルエンスルホニ ルオキシ)ベンゼンスルホネート、ナフタレ スルホネート、カンファースルホネート、 クタンスルホネート、ドデシルベンゼンス ホネート、ブタンスルホネート、メタンス ホネート等があげられる。

 スルホニルジアゾメタンとしては、例え 、ビス(エチルスルホニル)ジアゾメタン、 ス(1-メチルプロピルスルホニル)ジアゾメタ 、ビス(2-メチルプロピルスルホニル)ジアゾ メタン、ビス(1,1-ジメチルエチルスルホニル) ジアゾメタン、ビス(シクロヘキシルスルホ ル)ジアゾメタン、ビス(パーフルオロイソプ ロピルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(フェ ルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(4-メチル フェニルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(2,4- ジメチルフェニルスルホニル)ジアゾメタン ビス(2-ナフチルスルホニル)ジアゾメタン、( 4-メチルフェニル)スルホニルベンゾイルジア ゾメタン、(tert-ブチルカルボニル)-(4-メチル ェニルスルホニル)ジアゾメタン、(2-ナフチ ルスルホニル)ベンゾイルジアゾメタン、(4- チルフェニルスルホニル)-(2-ナフトイル)ジ ゾメタン、メチルスルホニルベンゾイルジ ゾメタン、(tert-ブトキシカルボニル)-(4-メチ ルフェニルスルホニル)ジアゾメタン等のビ スルホニルジアゾメタン、スルホニルカル ニルジアゾメタン等があげられる。

 N-スルホニルオキシイミノ型光酸発生剤 しては、例えば、[5-(4-メチルフェニルスル ニルオキシイミノ)-5H-チオフェン-2-イリデン ]-(2-メチルフェニル)アセトニトリル、(5-プロ ピルスルホニルオキシイミノ-5H-チオフェン-2 -イリデン)-(2-メチルフェニル)アセトニトリ (CGI-1397)、(5-カンファースルホニルオキシイ ノ-5H-チオフェン-2-イリデン)-(2-メチルフェ ル)アセトニトリル、α-(9-カンファースルホ ニルオキシイミノ)-4-メトキシベンゼンアセ ニトリル、α-(4-メチルフェニルスルホニル キシイミノ)ベンゼンアセトニトリル、α-(4- チルフェニルスルホニルオキシイミノ)-4-メ トキシベンゼンアセトニトリル等があげられ る。

 N-スルホニルオキシイミド型光酸発生剤 しては、例えば、コハク酸イミド、ナフタ ンジカルボン酸イミド、フタル酸イミド、 クロヘキシルジカルボン酸イミド、5-ノルボ ルネン-2,3-ジカルボン酸イミド、7-オキサビ クロ[2.2.1]-5-ヘプテン-2,3-ジカルボン酸イミ 等のイミド骨格とトリフルオロメタンスル ネート、ノナフルオロブタンスルホネート ヘプタデカフルオロオクタンスルホネート 2,2,2-トリフルオロエタンスルホネート、ペ タフルオロベンゼンスルホネート、4-トリフ ルオロメチルベンゼンスルホネート、4-フル ロベンゼンスルホネート、トルエンスルホ ート、ベンゼンスルホネート、4-(4-トルエ スルホニルオキシ)ベンゼンスルホネート、 フタレンスルホネート、カンファースルホ ート、オクタンスルホネート、ドデシルベ ゼンスルホネート、ブタンスルホネート、 タンスルホネート等の組み合わせからなる 合物等があげられる。

 ベンゾインスルホネート型光酸発生剤とし は、例えば、ベンゾイントシレート、ベン インメシレート、ベンゾインブタンスルホ ート等があげられる。
 ピロガロールトリスルホネート型光酸発生 としては、例えば、ピロガロール、フロロ リシン、カテコール、レゾルシノール、ヒ ロキノン等のヒドロキシル基の全てをトリ ルオロメタンスルホネート、ノナフルオロ タンスルホネート、ヘプタデカフルオロオ タンスルホネート、2,2,2-トリフルオロエタ スルホネート、ペンタフルオロベンゼンス ホネート、4-トリフルオロメチルベンゼン ルホネート、4-フルオロベンゼンスルホネー ト、トルエンスルホネート、ベンゼンスルホ ネート、4-(4-トルエンスルホニルオキシ)ベン ゼンスルホネート、ナフタレンスルホネート 、カンファースルホネート、オクタンスルホ ネート、ドデシルベンゼンスルホネート、ブ タンスルホネート、メタンスルホネート等で 置換した化合物等があげられる。

 ニトロベンジルスルホネート型光酸発生 としては、例えば、2,4-ジニトロベンジルス ルホネート、2-ニトロベンジルスルホネート 2,6-ジニトロベンジルスルホネート等があげ られ、スルホネートとしては、具体的には、 トリフルオロメタンスルホネート、ノナフル オロブタンスルホネート、ヘプタデカフルオ ロオクタンスルホネート、2,2,2-トリフルオロ エタンスルホネート、ペンタフルオロベンゼ ンスルホネート、4-トリフルオロメチルベン ンスルホネート、4-フルオロベンゼンスル ネート、トルエンスルホネート、ベンゼン ルホネート、4-(4-トルエンスルホニルオキシ )ベンゼンスルホネート、ナフタレンスルホ ート、カンファースルホネート、オクタン ルホネート、ドデシルベンゼンスルホネー 、ブタンスルホネート、メタンスルホネー 等があげられる。またベンジル側のニトロ をトリフルオロメチル基で置き換えた化合 も同様に用いることができる。

 スルホン型光酸発生剤としては、例えば ビス(フェニルスルホニル)メタン、ビス(4- チルフェニルスルホニル)メタン、ビス(2-ナ チルスルホニル)メタン、2,2-ビス(フェニル ルホニル)プロパン、2,2-ビス(4-メチルフェ ルスルホニル)プロパン、2,2-ビス(2-ナフチル スルホニル)プロパン、2-メチル-2-(p-トルエン スルホニル)プロピオフェノン、2-(シクロヘ シルカルボニル)-2-(p-トルエンスルホニル)プ ロパン、2,4-ジメチル-2-(p-トルエンスルホニ )ペンタン-3-オン等があげられる。

 グリオキシム誘導体型の光酸発生剤とし は、例えば、ビス-O-(p-トルエンスルホニル) -α-ジメチルグリオキシム、ビス-O-(p-トルエ スルホニル)-α-ジフェニルグリオキシム、ビ ス-O-(p-トルエンスルホニル)-α-ジシクロヘキ ルグリオキシム、ビス-O-(p-トルエンスルホ ル)-2,3-ペンタンジオングリオキシム、ビス- O-(p-トルエンスルホニル)-2-メチル-3,4-ペンタ ジオングリオキシム、ビス-O-(n-ブタンスル ニル)-α-ジメチルグリオキシム、ビス-O-(n- タンスルホニル)-α-ジフェニルグリオキシム 、ビス-O-(n-ブタンスルホニル)-α-ジシクロヘ シルグリオキシム、ビス-O-(n-ブタンスルホ ル)-2,3-ペンタンジオングリオキシム、ビス- O-(n-ブタンスルホニル)-2-メチル-3,4-ペンタン オングリオキシム、ビス-O-(メタンスルホニ ル)-α-ジメチルグリオキシム、ビス-O-(トリフ ルオロメタンスルホニル)-α-ジメチルグリオ シム、ビス-O-(1,1,1-トリフルオロエタンスル ホニル)-α-ジメチルグリオキシム、ビス-O-(ter t-ブタンスルホニル)-α-ジメチルグリオキシ 、ビス-O-(パーフルオロオクタンスルホニル) -α-ジメチルグリオキシム、ビス-O-(シクロヘ シルスルホニル)-α-ジメチルグリオキシム ビス-O-(ベンゼンスルホニル)-α-ジメチルグ オキシム、ビス-O-(p-フルオロベンゼンスル ニル)-α-ジメチルグリオキシム、ビス-O-(p-ter t-ブチルベンゼンスルホニル)-α-ジメチルグ オキシム、ビス-O-(キシレンスルホニル)-α- メチルグリオキシム、ビス-O-(カンファース ホニル)-α-ジメチルグリオキシム等があげ れる。

 本発明のポジ型感放射線性樹脂組成物にお て、放射線の照射により酸を発生する化合 の含有量としては、重合体(A)100重量部に対 て0.1~20重量部が好ましく、0.3~10重量部がよ 好ましい。上記放射線の照射により酸を発 する化合物は単独または2種以上混合して用 いてもよい。
 さらに、本発明のポジ型環放射線性樹脂組 物は、光増感剤、例えば、アントラセン類 アントラキノン類、クマリン類、ピロメテ 類等の色素を必要に応じて含有していても い。

 一般式(II)で表される化合物の具体例とし ては、例えば、オルトギ酸トリメチル、オル トギ酸トリエチル、オルトギ酸ジエチルフェ ニル、オルトギ酸トリプロピル、オルトギ酸 トリイソプロピル、オルトギ酸トリブチル、 オルトギ酸トリイソブチル、オルトギ酸トリ -sec-ブチル、オルトギ酸トリ-tert-ブチル、オ トギ酸トリペンチル、オルトギ酸トリヘキ ル、オルトギ酸トリヘプチル、オルトギ酸 リオクチル、オルトギ酸トリノニル、オル ギ酸トリデシル、オルトギ酸トリドデシル オルトギ酸トリオクタデシル、オルト酢酸 リメチル、オルト酢酸トリエチル、オルト 酸トリプロピル、オルト酢酸トリイソプロ ル、オルト酢酸トリブチル、オルト酢酸ト イソブチル、オルト酢酸トリ-sec-ブチル、 ルト酢酸トリ-tert-ブチル、オルト酢酸トリ ンチル、オルト酢酸トリヘキシル、オルト 酸トリヘプチル、オルト酢酸トリオクチル オルト酢酸トリノニル、オルト酢酸トリデ ル、オルト酢酸トリドデシル、オルト酢酸 リドデシル、オルト酢酸トリオクタデシル オルトプロピオン酸トリメチル、オルトプ ピオン酸トリエチル、オルトプロピオン酸 リプロピル、オルトプロピオン酸トリイソ ロピル、オルトプロピオン酸トリブチル、 ルトプロピオン酸トリイソブチル、オルト ロピオン酸トリ-sec-ブチル、オルトプロピオ ン酸トリ-tert-ブチル、オルトプロピオン酸ト リペンチル、オルトプロピオン酸トリヘキシ ル、オルトプロピオン酸トリヘプチル、オル トプロピオン酸トリオクチル、オルトプロピ オン酸トリノニル、オルトプロピオン酸トリ デシル、オルトプロピオン酸トリドデシル、 オルトプロピオン酸トリオクタデシル、オル ト酪酸トリメチル、オルト酪酸トリエチル、 オルト酪酸トリプロピル、オルト酪酸トリイ ソプロピル、オルト酪酸トリブチル、オルト 酪酸トリイソブチル、オルト酪酸トリ-sec-ブ ル、オルト酪酸トリ-tert-ブチル、オルト酪 トリペンチル、オルト酪酸トリヘキシル、 ルト酪酸トリヘプチル、オルト酪酸トリオ チル、オルト酪酸トリノニル、オルト酪酸 リデシル、オルト酪酸トリドデシル、オル 酪酸トリオクタデシル、オルトイソ酪酸ト メチル、オルトイソ酪酸トリエチル、オル イソ酪酸トリプロピル、オルトイソ酪酸ト イソプロピル、オルトイソ酪酸トリブチル オルトイソ酪酸トリイソブチル、オルトイ 酪酸トリ-sec-ブチル、オルトイソ酪酸トリ-t ert-ブチル、オルトイソ酪酸トリペンチル、 ルトイソ酪酸トリヘキシル、オルトイソ酪 トリヘプチル、オルトイソ酪酸トリオクチ 、オルトイソ酪酸トリノニル、オルトイソ 酸トリデシル、オルトイソ酪酸トリドデシ 、オルトイソ酪酸トリオクタデシル、オル 吉草酸トリメチル、オルト吉草酸トリエチ 、オルト吉草酸トリプロピル、オルト吉草 トリブチル、オルト吉草酸トリイソブチル オルト吉草酸トリ-sec-ブチル、オルト吉草酸 トリ-tert-ブチル、オルト吉草酸トリペンチル 、オルト吉草酸トリヘキシル、オルト吉草酸 トリヘプチル、オルト吉草酸トリオクチル、 オルト吉草酸トリノニル、オルト吉草酸トリ デシル、オルト吉草酸トリドデシル、オルト 吉草酸トリオクタデシル、オルトイソ吉草酸 トリメチル、オルトイソ吉草酸トリエチル、 オルトイソ吉草酸トリプロピル、オルトイソ 吉草酸トリイソプロピル、オルトイソ吉草酸 トリブチル、オルトイソ吉草酸トリイソブチ ル、オルトイソ吉草酸トリ-sec-ブチル、オル イソ吉草酸トリ-tert-ブチル、オルトイソ吉 酸トリペンチル、オルトイソ吉草酸トリヘ シル、オルトイソ吉草酸トリヘプチル、オ トイソ吉草酸トリオクチル、オルトイソ吉 酸トリノニル、オルトイソ吉草酸トリデシ 、オルトイソ吉草酸トリドデシル、オルト ソ吉草酸トリオクタデシル、オルトピバル トリメチル、オルトピバル酸トリエチル、 ルトピバル酸トリプロピル、オルトピバル トリイソプロピル、オルトピバル酸トリブ ル、オルトピバル酸トリ-sec-ブチル、オル ピバル酸トリ-tert-ブチル、オルトピバル酸 リペンチル、オルトピバル酸トリヘキシル オルトピバル酸トリヘプチル、オルトピバ 酸トリオクチル、オルトピバル酸トリノニ 、オルトピバル酸トリデシル、オルトピバ 酸トリドデシル、オルトピバル酸トリオク デシル、オルトヘキサン酸トリメチル、オ トヘキサン酸トリエチル、オルトヘキサン トリプロピル、オルトヘキサン酸トリイソ ロピル、オルトヘキサン酸トリブチル、オ トヘキサン酸トリイソブチル、オルトヘキ ン酸トリ-sec-ブチル、オルトヘキサン酸トリ -tert-ブチル、オルトヘキサン酸トリペンチル 、オルトヘキサン酸トリヘキシル、オルトヘ キサン酸トリヘプチル、オルトヘキサン酸ト リオクチル、オルトヘキサン酸トリノニル、 オルトヘキサン酸トリデシル、オルトヘキサ ン酸トリドデシル、オルトヘキサン酸トリオ クタデシル、オルトヘプタン酸トリメチル、 オルトヘプタン酸トリエチル、オルトヘプタ ン酸トリプロピル、オルトヘプタン酸トリイ ソプロピル、オルトヘプタン酸トリブチル、 オルトヘプタン酸トリイソブチル、オルトヘ プタン酸トリ-sec-ブチル、オルトヘプタン酸 リ-tert-ブチル、オルトヘプタン酸トリペン ル、オルトヘプタン酸トリヘキシル、オル ヘプタン酸トリヘプチル、オルトヘプタン トリオクチル、オルトヘプタン酸トリノニ 、オルトヘプタン酸トリデシル、オルトヘ タン酸トリドデシル、オルトヘプタン酸ト オクタデシル、オルトオクタン酸トリメチ 、オルトオクタン酸トリエチル、オルトオ タン酸トリプロピル、オルトオクタン酸ト イソプロピル、オルトオクタン酸トリブチ 、オルトオクタン酸トリイソブチル、オル オクタン酸トリ-sec-ブチル、オルトオクタ 酸トリ-tert-ブチル、オルトオクタン酸トリ ンチル、オルトオクタン酸トリヘキシル、 ルトオクタン酸トリヘプチル、オルトオク ン酸トリオクチル、オルトオクタン酸トリ ニル、オルトオクタン酸トリデシル、オル オクタン酸トリドデシル、オルトオクタン トリオクタデシル等があげられ、1種または2 種以上組み合わせて用いることができる。

 一般式(II)で表される化合物としては、R 7 が水素原子または炭素数1~8のアルキルであり 、R 8 、R 9 およびR 10 が炭素数1~8のアルキルであるのが好ましく、 さらには、R 7 が水素原子または炭素数1~8のアルキルであり 、R 8 、R 9 およびR 10 が炭素数1~4のアルキルであるのがより好まし い。 
 一般式(II)で表される化合物の添加量は特に 限定されないが、好ましくは重合体(A)100重量 部に対して0.1~30重量部であり、より好ましく は0.1~20重量部である。

 本発明のポジ型環放射線性樹脂組成物に 有される有機溶剤としては、例えば、アセ ン、シクロヘキサノン、シクロペンタノン 2-ヘプタノン、3-ヘプタノン、4-ヘプタノン のケトン類、3-メトキシブタノール、3-メチ ル-3-メトキシブタノール、プロピレングリコ ールモノメチルエーテル、エチレングリコー ルモノメチルエーテル、プロピレングリコー ルモノエチルエーテル、プロピレングリコー ルジメチルエーテル、ジエチレングリコール ジメチルエーテル、エチレングリコール-tert- ブチルエーテルメチルエーテル(1-tert-ブトキ -2-メトキシエタン)、エチレングリコール-te rt-ブチルエーテルエチルエーテル(1-tert-ブト シ-2-エトキシエタン)等の直鎖または分枝状 のエーテル類、ジオキサン等の環状エーテル 類、プロピレングリコールモノメチルエーテ ルアセテート、プロピレングリコールモノエ チルエーテルアセテート、乳酸エチル、ピル ビン酸エチル、酢酸ブチル、メチル-3-メトキ シプロピオネート、エチル-3-エトキシプロピ オネート、酢酸tert-ブチル、プロピオン酸tert -ブチル、β-メトキシイソ酪酸メチル等のエ テル類、キシレン、トルエン等の芳香族系 剤等があげられる。これらの中では、レジ ト成分の溶解性、安全性が優れているプロ レングリコールモノメチルエーテルアセテ トが好ましく使用される。なお、上記有機 剤は、単独または2種以上を組み合わせて用 ることができる。該有機溶媒の含有量は、 発明のポジ型環放射線性樹脂組成物中、0.1~ 80重量%であるのが好ましい。

 さらに本発明のポジ型感放射線性樹脂組 物は、例えば、ベンジルエチルエーテル、 ヘキシルエーテル、ジエチレングリコール ノメチルエーテル、ジエチレングリコール ノエチルエーテル、ジエチレングリコール ノブチルエーテル、アセトニルアセトン、 ソホロン、カプロン酸、カプリル酸、1-オ タノール、1-ノナノール、ベンジルアルコー ル、酢酸ベンジル、安息香酸エチル、シュウ 酸ジエチル、マレイン酸ジエチル、γ-ブチロ ラクトン、炭酸エチレン、炭酸プロピレン、 酢酸フェニルセロソルブ等の高沸点溶剤を含 有していてもよい。

 本発明のポジ型感放射線性樹脂組成物は、 基性化合物を含有してもよい。塩基性化合 の配合により、例えば、レジスト膜中での の拡散速度が抑制されて解像度がより向上 、露光後の感度変化が抑制されたり、基板 環境依存性が少なくなり、露光余裕度やパ ーンプロファイル等がより向上する。
 塩基性化合物としては、例えば、第一級、 二級または第三級の脂肪族アミン類、混成 ミン類、芳香族アミン類、複素環アミン類 カルボキシル基を有する含窒素化合物、ス ホニル基を有する含窒素化合物、ヒドロキ フェニル基を有する含窒素化合物、アルコ ル性含窒素化合物、アミド誘導体、イミド 導体等があげられる。

 具体的には、第一級の脂肪族アミン類と ては、アンモニア、メチルアミン、エチル ミン、n-プロピルアミン、イソプロピルア ン、n-ブチルアミン、イソブチルアミン、sec -ブチルアミン、tert-ブチルアミン、ペンチル アミン、tert-アミルアミン、シクロペンチル ミン、ヘキシルアミン、シクロヘキシルア ン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、ノ ルアミン、デシルアミン、ドデシルアミン セチルアミン、メチレンジアミン、エチレ ジアミン、テトラエチレンペンタミン等が 示され、第二級の脂肪族アミン類としては ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジn-プ ピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジn-ブ チルアミン、ジイソブチルアミン、ジsec-ブ ルアミン、ジペンチルアミン、ジシクロペ チルアミン、ジヘキシルアミン、ジシクロ キシルアミン、ジヘプチルアミン、ジオク ルアミン、ジノニルアミン、ジデシルアミ 、ジドデシルアミン、ジセチルアミン等が 示され、第三級の脂肪族アミン類としては トリス(2-メトキシエチル)アミン、トリメチ アミン、トリエチルアミン、トリn-プロピ アミン、トリイソプロピルアミン、トリn-ブ チルアミン、トリイソブチルアミン、トリsec -ブチルアミン、トリペンチルアミン、トリ クロペンチルアミン、トリヘキシルアミン トリシクロヘキシルアミン、トリヘプチル ミン、トリオクチルアミン、トリノニルア ン、トリデシルアミン、トリドデシルアミ 、トリセチルアミン、N,N,N’,N’-テトラメチ ルメチレンジアミン、N,N,N’,N’-テトラメチ エチレンジアミン等が例示される。

 混成アミン類の具体例としては、ベンジル ミン、フェネチルアミン、ベンジルジメチ アミン等が例示される。
 芳香族アミン類および複素環アミン類の具 例としては、アニリン誘導体(例えば、アニ リン、N-メチルアニリン、N-エチルアニリン N-プロピルアニリン、N,N-ジメチルアニリン 2-メチルアニリン、3-メチルアニリン、4-メ ルアニリン、エチルアニリン、プロピルア リン、トリメチルアニリン、2-ニトロアニリ ン、3-ニトロアニリン、4-ニトロアニリン、2, 4-ジニトロアニリン、2,6-ジニトロアニリン、 3,5-ジニトロアニリン、N,N-ジメチルトルイジ 、ジフェニル(p-トリル)アミン、メチルジフ ェニルアミン、トリフェニルアミン、フェニ レンジアミン等)、ナフチルアミン、ジアミ ナフタレン、ピロール誘導体(例えば、ピロ ル、1-メチルピロール、2,4-ジメチルピロー 、2,5-ジメチルピロール等)、オキサゾール 導体(例えば、オキサゾール、イソオキサゾ ル等)、チアゾール誘導体(例えば、チアゾ ル、イソチアゾール等)、イミダゾール誘導 (例えば、イミダゾール、4-メチルイミダゾ ル、4-メチル-2-フェニルイミダゾール等)、 ラゾール誘導体、フラザン誘導体、ピロリ 誘導体(例えば、ピロリン、2-メチル-1-ピロ ン等)、ピロリジン誘導体(例えば、ピロリ ン、N-メチルピロリジン、ピロリジノン等) イミダゾリン誘導体、イミダゾリジン誘導 、ピリジン誘導体(例えば、ピリジン、メチ ピリジン、エチルピリジン、プロピルピリ ン、ブチルピリジン、2-ヒドロキシピリジ 、4-(1-ブチルペンチル)ピリジン、ジメチル リジン、トリメチルピリジン、トリエチル リジン、フェニルピリジン、3-メチル-2-フェ ニルピリジン、4-tert-ブチルピリジン、ジフ ニルピリジン、ベンジルピリジン、メトキ ピリジン、ブトキシピリジン、ジメトキシ リジン、4-ピロリジノピリジン、2-(1-エチル ロピル)ピリジン、アミノピリジン、ジメチ ルアミノピリジン等)、ピリダジン誘導体、 リミジン誘導体、ピラジン誘導体、ピラゾ ン誘導体、ピラゾリジン誘導体、ピペリジ 誘導体、ピペラジン誘導体、モルホリン誘 体、インドール誘導体、イソインドール誘 体、インダゾール誘導体、インドリン誘導 、キノリン誘導体(例えば、キノリン、3-キ リンカルボニトリル等)、イソキノリン誘導 、シンノリン誘導体、キナゾリン誘導体、 ノキサリン誘導体、フタラジン誘導体、プ ン誘導体、プテリジン誘導体、カルバゾー 誘導体、フェナントリジン誘導体、アクリ ン誘導体、フェナジン誘導体、1,10-フェナ トロリン誘導体、アデニン誘導体、アデノ ン誘導体、グアニン誘導体、グアノシン誘 体、ウラシル誘導体、ウリジン誘導体等が 示される。

 さらに、カルボキシル基を有する含窒素 合物としては、例えば、アミノ安息香酸、 ンドールカルボン酸、アミノ酸またはアミ 酸誘導体(例えば、ニコチン酸、アラニン、 アルギニン、アスパラギン酸、グルタミン酸 、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、グ リシルロイシン、ロイシン、メチオニン、フ ェニルアラニン、スレオニン、リジン、3-ア ノピラジン-2-カルボン酸、メトキシアラニ 等)等が例示され、スルホニル基を有する含 窒素化合物としては、例えば、3-ピリジンス ホン酸、p-トルエンスルホン酸ピリジニウ 等が例示され、ヒドロキシフェニル基を有 る含窒素化合物等またはアルコール性含窒 化合物としては、例えば、アミノクレゾー 、2,4-キノリンジオール、3-インドールメタ ールヒドレート、ジエタノールアミン、ト エタノールアミン、N-エチルジエタノールア ミン、N,N-ジエチルエタノールアミン、トリ ソプロパノールアミン、2,2’-イミノジエタ ール、2-アミノエタノール、3-アミノ-1-プロ パノール、4-アミノ-1-ブタノール、4-(2-ヒド キシエチル)モルホリン、2-(2-ヒドロキシエ ル)ピリジン、1-(2-ヒドロキシエチル)ピペラ ン、1-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エチル]ピペ ラジン、ピペリジンエタノール、1-(2-ヒドロ シエチル)ピロリジン、1-(2-ヒドロキシエチ )-2-ピロリジノン、3-ピペリジノ-1,2-プロパ ジオール、3-ピロリジノ-1,2-プロパンジオー 、8-ヒドロキシユロリジン、3-キヌクリジノ ール、3-トロパノール、1-メチル-2-ピロリジ エタノール、1-アジリジンエタノール、N-(2- ドロキシエチル)フタルイミド、N-(2-ヒドロ シエチル)イソニコチンアミド等が例示され る。アミド誘導体としては、ホルムアミド、 N-メチルホルムアミド、N,N-ジメチルホルムア ミド、アセトアミド、N-メチルアセトアミド N,N-ジメチルアセトアミド、プロピオンアミ ド、ベンズアミド等が例示される。イミド誘 導体としては、フタルイミド、サクシンイミ ド、マレイミド等が例示される。

 塩基性化合物は、単独または2種以上を組み 合わせて用いることができ、その配合量は、 重合体(A)100重量部に対して0.01~5重量部である のが好ましく、0.01~2重量部であるのがより好 ましい。
 本発明のポジ型感放射線性樹脂組成物は、 布性を向上させるため、界面活性剤を含有 ていてもよい。

 界面活性剤としては、特に限定されるも ではないが、例えば、ポリオキシエチレン ウリルエーテル、ポリオキシエチレンステ アルエーテル、ポリオキシエチレンセチル ーテル、ポリオキシエチレンオレイルエー ル等のポリオキシエチレンアルキルエーテ 類、ポリオキシエチレンオクチルフェニル ーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニ エーテル等のポリオキシエチレンアルキル リールエーテル類、ポリオキシエチレンポ オキシプロピレンブロックコポリマー類、 ルビタンモノラウレート、ソルビタンモノ ルミテート、ソルビタンモノステアレート のソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキ エチレンソルビタンモノラウレート、ポリ キシエチレンソルビタンモノパルミテート ポリオキシエチレンソルビタンモノステア ート、ポリオキシエチレンソルビタントリ レエート、ポリオキシエチレンソルビタン リステアレート等のポリオキシエチレンソ ビタン脂肪酸エステル等のノニオン系界面 性剤、エフトップEF301、EF303、EF352(いずれも トーケムプロダクツ社製)、メガファックF171 F172、F173(いずれも大日本インキ化学工業社 )、フロラードFC430、FC431(いずれも住友スリ エム社製)、アサヒガードAG710、サーフロンS -381、S-382、SC101、SC102、SC103、SC104、SC105、SC106 、サーフィノールE1004,KH-10、KH-20、KH-30、KH-40( いずれも旭硝子社製)等のフッ素系界面活性 、オルガノシロキサンポリマーKP341、X-70-092 X-70-093(いずれも信越化学工業社製)、アクリ ル酸系またはメタクリル酸系ポリフローNo.75 No.95(いずれも共栄社油脂化学工業社製)等が あげられる。界面活性剤は、単独または2種 上を組み合わせて用いることができ、その 合量は、重合体(A)100重量部に対して0.01~2重 部であるのが好ましく、0.1~1重量部であるの がより好ましい。

 本発明のポジ型感放射線性樹脂組成物は、 像度をより向上させるために、溶解阻止剤 含有していてもよい。
 溶解阻止剤としては、分子内にフェノール ヒドロキシル基を2つ以上有する化合物の該 フェノール性ヒドロキシル基の水素原子がter t-ブチル、tert-ブトキシカルボニル、ブトキ カルボニルメチル、2-テトラヒドロピラニル 、2-テトラヒドロフラニル、エトキシエチル エトキシプロピル等の酸不安定基により全 として平均10~100モル%の割合で置換された化 合物が好ましい。前記の化合物の重量平均分 子量は、100~1,000であるのが好ましく、150~800 あるのがより好ましい。溶解阻止剤の配合 は、重合体(A)100重量部に対して0.01~50重量部 あるのが好ましく、5~40重量部であるのがよ り好ましく、さらに好ましくは10~30重量部で り、これらは単独または2種以上を混合して 使用できる。

 溶解阻止剤としては、例えば、ビス[4-(2 -テトラヒドロピラニルオキシ)フェニル]メ ン、ビス[4-(2’-テトラヒドロフラニルオキ )フェニル]メタン、ビス(4-tert-ブトキシフェ ル)メタン、ビス(4-tert-ブトキシカルボニル キシフェニル)メタン、ビス(4-tert-ブトキシ ルボニルメチルオキシフェニル)メタン、ビ ス[4-(1’-エトキシエトキシ)フェニル]メタン ビス[4-(1’-エトキシプロピルオキシ)フェニ ル]メタン、2,2-ビス[4’-(2’’-テトラヒドロ ラニルオキシ)フェニル]プロパン、2,2-ビス[ 4’-(2’’-テトラヒドロフラニルオキシ)フェ ニル]プロパン、2,2-ビス(4’-tert-ブトキシフ ニル)プロパン、2,2-ビス(4’-tert-ブトキシカ ボニルオキシフェニル)プロパン、2,2-ビス(4 -tert-ブトキシカルボニルメチルオキシフェニ ル)プロパン、2,2-ビス[4’-(1’’-エトキシエ キシ)フェニル]プロパン、2,2-ビス[4’-(1’ -エトキシプロピルオキシ)フェニル]プロパ 、4,4-ビス[4’-(2’’-テトラヒドロピラニル キシ)フェニル]吉草酸tert-ブチル、4,4-ビス[4 ’-(2’’-テトラヒドロフラニルオキシ)フェ ル]吉草酸tert-ブチル、4,4-ビス(4’-tert-ブト シフェニル)吉草酸tert-ブチル、4,4-ビス(4’- tert-ブトキシカルボニルオキシフェニル)吉草 酸tert-ブチル、4,4-ビス(4’-tert-ブトキシカル ニルメチルオキシフェニル)吉草酸tert-ブチ 、4,4-ビス[4’-(1’’-エトキシエトキシ)フ ニル]吉草酸tert-ブチル、4,4-ビス[4’-(1’’- トキシプロピルオキシ)フェニル]吉草酸tert- ブチル、トリス[4-(2’-テトラヒドロピラニル オキシ)フェニル]メタン、トリス[4-(2’-テト ヒドロフラニルオキシ)フェニル)メタン、 リス(4-tert-ブトキシフェニル)メタン、トリ (4-tert-ブトキシカルボニルオキシフェニル) タン、トリス(4-tert-ブトキシカルボニルメチ ルオキシフェニル)メタン、トリス[4-(1’-エ キシエトキシ)フェニル]メタン、トリス[4-(1 -エトキシプロピルオキシ)フェニル]メタン 1,1,2-トリス[4’-(2’’-テトラヒドロピラニ オキシ)フェニル]エタン、1,1,2-トリス[4’-(2 ’’-テトラヒドロフラニルオキシ)フェニル] エタン、1,1,2-トリス(4’-tert-ブトキシフェニ )エタン、1,1,2-トリス(4’-tert-ブトキシカル ニルオキシフェニル)エタン、1,1,2-トリス(4 -tert-ブトキシカルボニルメチルオキシフェ ル)エタン、1,1,2-トリス[4’-(1’’-エトキシ エトキシ)フェニル]エタン、1,1,2-トリス[4’-( 1’’-エトキシプロピルオキシ)フェニル]エ ン等があげられる。

 本発明のポジ型感放射線性樹脂組成物は 必要に応じて、ハレーションの防止等を目 として、紫外線吸収剤、例えば、2,2’,4,4’ -テトラヒドロキシベンゾフェノン、4-ジメチ ルアミノ-2’,4’-ジヒドロキシベンゾフェノ 、5-アミノ-3-メチル-1-フェニル-4-(4-ヒドロ シフェニルアゾ)ピラゾール、4-ジメチルア ノ-4’-ヒドロキシアゾベンゼン、4-ジエチル アミノ-4’-エトキシアゾベンゼン、4-ジエチ アミノアゾベンゼン、クルクミン、1,7-ビス (3-メトキシ-4-ヒドロキシフェニル)-1,6-ヘプタ ジエン-3,5-ジオン、5-ヒドロキシ-4-(4-メトキ フェニルアゾ)-3-メチル-1-フェニルピラゾー 等を含有していてもよい。紫外線吸収剤は 単独でまたは2種以上を組み合わせて用いる ことができ、その配合量は、重合体(A)100重量 部に対して0.01~2重量部であるのが好ましく、 0.01~1重量部であるのがより好ましい。

 本発明のポジ型感放射線性樹脂組成物に他 樹脂や改質材あるいは可塑剤を含有させる とにより、該化学増幅型レジスト組成物の 撓性を向上させ、レジスト膜に強靭性を付 することができる。
 他の樹脂としては、特に限定されるもので ないが、例えば、前記重合性不飽和単量体 単独重合体または共重合体、多酸塩基と多 基酸の縮合反応によって得られるポリエス ル樹脂、前記フェノールまたはクレゾール アルデヒドとの縮合反応によって得られる ェノール樹脂、ポリオールとイソシアナー から得られるポリウレタン樹脂、環状また 非環状アルキル基をもつエポキシ樹脂およ その誘導体等が挙げられる。これらの樹脂 単独でもあるいは2種以上混合して用いるこ とができる。また、これらの樹脂の重量平均 分子量は、1,000~1,000,000が好ましく、3,000~600,00 0がより好ましい。

 改質材としては、特に限定されるもので ないが、例えば、ポリエチレングリコール ポリプロピレングリコール、ポリブタジエ ポリオールおよびポリオレフィン系ポリオ ル、α-ヒドロキシエチル-ω-ヒドロキシメチ ルポリ(1-エトキシエチレン)(協和発酵ケミカ (株)製)、ポリテトラメチレンエーテルグリ ール、ポリマーポリオール、ポリエステル リオール、ポリカプロラクトンポリオール ポリカーボネートポリオール等のグリコー 、あるいはポリブタジエン系ジカルボン酸 の多塩基酸オリゴマー等が挙げられる。こ らのオリゴマーは単独でもあるいは2種以上 混合して用いる事ができる。また、これらの 樹脂の重量平均分子量は、300~30,000が好まし 、500~10,000がより好ましい。

 可塑剤としては、特に限定されるものでは いが、例えばジオクチルフタレート、ジイ ノニルフタレート、ジイソデシルフタレー 、ジトリデシルフタレート等のフタル酸系 塑剤 、ジブチルアジペート、ジオクチル ジペート等のアジピン酸系可塑剤、あるい コハク酸、2,4-ジエチルグルタル酸等の多塩 酸エステルが挙げられる。
 他の樹脂や改質材あるいは可塑剤の配合量 、本発明の化学増幅型レジスト組成物に対 て0.1~50重量%が好ましく、0.5~30重量%がより ましい。

 さらに、本発明のポジ型感放射線性樹脂組 物は、必要に応じて保存安定剤、消泡剤等 含有していてもよい。
 本発明のポジ型感放射線性樹脂組成物を用 たレジストパターンの好適な形成方法につ て、以下に説明する。
 例えば、シリコン基板上に、本発明のポジ 感放射線性樹脂組成物および必要に応じて 基性化合物を均一に溶かして得られる溶液 、スピンナー、スリットコーター等で塗布 、塗膜を形成する。

 次いで、この塗膜が形成されたシリコン 板を60~140℃で加熱乾燥(プリベーク)して感 層を形成させる。次いで、放射線を発生す 光源、例えば、低圧水銀灯、高圧水銀灯、 高圧水銀灯、キセノンランプなどを用い、 望のマスクパターンを介して選択的露光を う。露光後、塗膜が形成されたシリコン基 を60~140℃で加熱処理をした後、アルカリ現 に付することにより、例えば、該シリコン 板に1~10重量%テトラメチルアンモニウムヒド ロキシド(TMAH)水溶液のようなアルカリ性水溶 液をカーテンフロー方式等により塗布するか 、または、該シリコン基板をアルカリ水溶液 に浸漬等し、洗浄、乾燥することにより、ポ ジ型レジストパターンを形成することができ る。

 アルカリ現像液としては、例えば、水酸 ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ ム、硅酸ナトリウム、メタ硅酸ナトリウム アンモニア水、エチルアミン、n-プロピル ミン、ジエチルアミン、ジn-プロピルアミン 、トリエチルアミン、メチルジエチルアミン 、ジメチルエタノールアミン、トリエタノー ルアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロ キシド、テトラメチルアンモニウムヒドロキ シド(TMAH)、コリン、ピロール、ピペリジン等 を水に溶解して得られるアルカリ性水溶液等 が使用される。また該現像液には、水溶性有 機溶媒、例えばメタノール、エタノール等の アルコール類や界面活性剤を適量添加して使 用することもできる。

 なお、実施例においては、ポジ型感放射線 樹脂組成物は、液状であるが、フィルム状 たはペースト状であってもよい。
 以下、参考例、実施例および試験例により 本発明をさらに具体的に説明するが、本発 はこれらの実施例等に制限されるものでは い。
合成例1:攪拌機、冷却管および温度計を装着 たフラスコに、エチルメチルケトン100g、ノ ボラック樹脂EP-4000B(旭有機材工業株式会社製 )100gを仕込み、室温で溶解させた。その後、1 -クロロ-1-プロポキシ-2-メチルプロパン31.0gお よびトリエチルアミン23.7gを添加し、室温で2 時間反応を行った。反応後、水洗および分液 を行い、得られた油層から溶媒を減圧留去す ることにより目的とする樹脂(P-1)105gを得た。 この樹脂(P-1)の 1 H-NMR分析より、ヒドロキシル基の保護率は20 ル%であった。
合成例2:ノボラック樹脂EP-4000B(旭有機材工業 式会社製)とエチルビニルエーテルを酸触媒 存在下、公知の方法により反応させて、前記 樹脂のヒドロキシル基が1-エトキシエチル基 保護された樹脂(P-2)を得た。この樹脂(P-2)の 1 H-NMR分析より、ヒドロキシル基の保護率は20 ル%であった。
合成例3:合成例1において、1-クロロ-1-プロポ シ-2-メチルプロパンのかわりに1-クロロ-1- クロヘキシルオキシ-2-メチルプロパンを用 た以外は同様の条件により反応および後処 を行うことにより目的とする樹脂(P-3)を得た 。この樹脂(P-3)の 1 H-NMR分析より、ヒドロキシル基の保護率は20 ル%であった。
合成例4:合成例1において、1-クロロ-1-プロポ シ-2-メチルプロパンのかわりに1-クロロ-1-(2 -エチルチオ)エトキシ-2-メチルプロパンを用 た以外は同様の条件により反応および後処 を行うことにより目的とする樹脂(P-4)を得 。この樹脂(P-4)の 1 H-NMR分析より、ヒドロキシル基の保護率は20 ル%であった。

 合成例1で調製した樹脂(P-1)10.0gに、光酸 生剤CGI1397(チバスペシャリティケミカルズ社 製)30mg、オルトギ酸トリエチル1.00gおよびプ ピレングリコールモノメチルエーテルアセ ート15.0gを配合し、組成物1を調製した。

 合成例1で調製した樹脂(P-1)10.0gに、光酸 生剤CGI1397(チバスペシャリティケミカルズ社 製)30mg、オルトプロピオン酸トリメチル1.00g よびプロピレングリコールモノメチルエー ルアセテート15.0gを配合し、組成物2を調製 た。

 合成例2で調製した樹脂(P-2)10.0gに、光酸 生剤CGI1397(チバスペシャリティケミカルズ社 製)30mg、オルトギ酸トリエチル1.00gおよびプ ピレングリコールモノメチルエーテルアセ ート15.0gを配合し、組成物3を調製した。

 合成例2で調製した樹脂(P-2)10.0gに、光酸 生剤CGI1397(チバスペシャリティケミカルズ社 製)30mg、オルトプロピオン酸トリメチル1.00g よびプロピレングリコールモノメチルエー ルアセテート15.0gを配合し、組成物4を調製 た。

 合成例3で調製した樹脂(P-3)10.0gに、光酸 生剤CGI1397(チバスペシャリティケミカルズ社 製)30mg、オルトギ酸トリエチル1.00gおよびプ ピレングリコールモノメチルエーテルアセ ート15.0gを配合し、組成物5を調製した。

 合成例3で調製した樹脂(P-3)10.0gに、光酸 生剤CGI1397(チバスペシャリティケミカルズ社 製)30mg、オルトプロピオン酸トリメチル1.00g よびプロピレングリコールモノメチルエー ルアセテート15.0gを配合し、組成物6を調製 た。

 合成例4で調製した樹脂(P-4)10.0gに、光酸 生剤CGI1397(チバスペシャリティケミカルズ社 製)30mg、オルトギ酸トリエチル1.00gおよびプ ピレングリコールモノメチルエーテルアセ ート15.0gを配合し、組成物7を調製した。

 合成例4で調製した樹脂(P-4)10.0gに、光酸発 剤CGI1397(チバスペシャリティケミカルズ社製 )30mg、オルトプロピオン酸トリメチル1.00gお びプロピレングリコールモノメチルエーテ アセテート15.0gを配合し、組成物8を調製し 。
比較例1:合成例1で調製した樹脂(P-1)10.0gに、 酸発生剤CGI1397(チバスペシャリティケミカル ズ社製)30mgおよびプロピレングリコールモノ チルエーテルアセテート15.0gを配合し、組 物9を調製した。
比較例2:合成例2で調製した樹脂(P-2)10.0gに、 酸発生剤CGI1397(チバスペシャリティケミカル ズ社製)30mgおよびプロピレングリコールモノ チルエーテルアセテート15.0gを配合し、組 物10を調製した。
比較例3:合成例3で調製した樹脂(P-3)10.0gに、 酸発生剤CGI1397(チバスペシャリティケミカル ズ社製)30mgおよびプロピレングリコールモノ チルエーテルアセテート15.0gを配合し、組 物11を調製した。
比較例4:合成例4で調製した樹脂(P-4)10.0gに、 酸発生剤CGI1397(チバスペシャリティケミカル ズ社製)30mgおよびプロピレングリコールモノ チルエーテルアセテート15.0gを配合し、組 物12を調製した。
[試験例]
 実施例1~8および比較例1~4で調製した組成物1 ~12を、それぞれ0.2μmのメンブランフィルター でろ過した。4インチのシリコンウェハーに スピンコーター(回転数1000rpm、30秒)で塗布し 、ホットプレート(100℃、5分)でプリベークを 行った。次に、マスクアライナー(ズース・ イクロテック社製MA-4)を用いて、露光波長と してi線を用いてマスクを介して露光した。 光後、ホットプレート(95℃、5分)で加熱(ポ トエクスポージャーベーク)した後、2.38重量 %のTMAH水溶液で現像を行い(23℃、5分)、純水 洗浄してレジストパターンを形成した。

 形成したレジストパターンの顕微鏡観察 行い、露光部に残膜が見られない場合を○ し、露光部に残膜が見られた場合を×とし 。試験結果を表1に示す。

 本発明により、現像不良といった不具合 発生することなく良好なレジストパターン 得られるポジ型感放射線性樹脂組成物が提 される。