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Patent Searching and Data


Title:
PRINTER CONTROL DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/105346
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To provide a printer control device which can automatically select a printer appropriate for operator's needs from a plurality of printers, thereby reducing the load on the operator. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] A printer server (PS) acquires request information on creation of an operator tag label outputted from a terminal PC and selects a printer compatible with the tag attribute information or the communication type information on a radio tag circuit element (To) contained in the request information, from a plurality of tag label printers (P). The printer server (PS) outputs a signal corresponding to the request information to the selected tag label printer (P).

Inventors:
SUGIYAMA KOICHI (JP)
ICHIKAWA YASUHISA (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/053104
Publication Date:
September 04, 2008
Filing Date:
February 22, 2008
Export Citation:
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Assignee:
BROTHER IND LTD (JP)
SUGIYAMA KOICHI (JP)
ICHIKAWA YASUHISA (JP)
International Classes:
G06F3/12
Foreign References:
JP2006099338A2006-04-13
JP2001249781A2001-09-14
JP2006330803A2006-12-07
JPH07334333A1995-12-22
JP2003067157A2003-03-07
JPH06324823A1994-11-25
JP2003271346A2003-09-26
JP2001331292A2001-11-30
Attorney, Agent or Firm:
MASUDA, Hirofumi (2nd Floor 1-7-13 Higashiueno,Taito-k, Tokyo 15, JP)
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Claims:
 被印刷物(303)に印刷データの印刷を行う印刷手段(305)、及び前記被印刷物(303)又はこれに関連づけられるタグ媒体物(303)に備えられ情報を記憶するIC回路部(150)及び情報を送受信するタグ側アンテナ(151)を備えた無線タグ回路素子(To)と無線通信により情報送受信を行う通信手段(306)を備えた複数のプリンタ(P 1 ,P 2 ,・・・,P n )と、印刷操作信号を出力する少なくとも1つの操作端末(PC 1 ,PC 2 ,・・・,PC n )とに接続され、前記複数のプリンタ(P 1 ,P 2 ,・・・,P n )を制御するプリンタ制御装置(PS)であって、
 前記印刷操作信号に含まれる操作者の要求情報を取得する要求情報取得手段(S430)と、
 前記要求情報取得手段(S430)で取得した前記要求情報に含まれる前記無線タグ回路素子(To)のタグ属性パラメータ又は通信パラメータに対応可能なプリンタ(P 1 ,P 2 ,・・・,P n )を前記複数のプリンタ(P 1 ,P 2 ,・・・,P n )から選択するプリンタ選択手段(S500)と、
 前記プリンタ選択手段(S500)で選択されたプリンタ(P 1 ,P 2 ,・・・,P n )に対し、前記印刷操作信号に対応した印刷指示信号を出力する指示信号出力手段(S440)と
を有することを特徴とするプリンタ制御装置(PS)。
 請求項1記載のプリンタ制御装置において、
 前記プリンタ選択手段(S500)は、
 前記複数のプリンタ(P 1 ,P 2 ,・・・,P n )に対し予め定められた優先順位に沿って前記プリンタ(P 1 ,P 2 ,・・・,P n )の選択を行う
ことを特徴とするプリンタ制御装置(PS)。
 請求項2記載のプリンタ制御装置において、
 複数の前記操作端末(PC 1 ,PC 2 ,・・・,PC n )ごとに設定された前記優先順位に関する順位相関を記憶する相関記憶手段(202C)を有することを特徴とするプリンタ制御装置(PS)。
 請求項2又は請求項3記載のプリンタ制御装置において、
 前記複数のプリンタ(P 1 ,P 2 ,・・・,P n )の動作状況情報を取得する動作状況情報取得手段(S410)を有し、
 前記プリンタ選択手段(S500)は、
 前記要求情報と、前記動作状況情報取得手段(S410)で取得した前記動作状況情報とに応じて、前記複数のプリンタ(P 1 ,P 2 ,・・・,P n )のうち対応するプリンタ(P 1 ,P 2 ,・・・,P n )を選択する
ことを特徴とするプリンタ制御装置(PS)。
 請求項4記載のプリンタ制御装置において、
 前記動作状況情報取得手段(S410)は、
 前記動作状況情報として、前記プリンタ(P 1 ,P 2 ,・・・,P n )が前記被印刷物(303)への印刷動作中であるかどうかの情報、及び、前記プリンタ(P 1 ,P 2 ,・・・,P n )の前記被印刷物(303)への印刷動作終了までの残り時間のうち、少なくとも一方を取得する
ことを特徴とするプリンタ制御装置(PS)。
 請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載のプリンタ制御装置において、
 前記プリンタ選択手段(S500)は、
 前記要求情報に含まれる、前記被印刷物(303)の形状に係わる被印刷物情報に対応可能な前記プリンタ(P 1 ,P 2 ,・・・,P n )を優先して選択する
ことを特徴とするプリンタ制御装置(PS)。
 請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載のプリンタ制御装置において、
 前記プリンタ選択手段(S500)は、
 前記タグ属性パラメータとして、対応する前記無線タグ回路素子(To)の前記タグ側アンテナ(151)の感度、前記IC回路部(150)のメモリ容量、前記被印刷物(303)又は前記タグ媒体物(303)上における無線タグ回路素子(To)配置間隔のうち少なくとも1つに対応可能な前記プリンタ(P 1 ,P 2 ,・・・,P n )を優先して選択する
ことを特徴とするプリンタ制御装置(PS)。
 請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載のプリンタ制御装置において、
 前記プリンタ選択手段(S500)は、
 前記通信パラメータとして、前記無線通信に使用する電磁波の周波数及び通信プロトコルのうち少なくとも1つに対応した前記プリンタ(P 1 ,P 2 ,・・・,P n )を優先して選択する
ことを特徴とするプリンタ制御装置(PS)。
 請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載のプリンタ制御装置において、
 前記印刷手段(305)による印刷及び前記通信手段(306)による前記無線タグ回路素子(To)への情報送受信を行った前記被印刷物(303)又は前記タグ媒体物(303)を用いて無線タグラベル(T)を作成する前記プリンタ(P 1 ,P 2 ,・・・,P n )による前記無線タグラベル(T)の作成に応じ、当該プリンタ(P 1 ,P 2 ,・・・,P n )による無線タグラベル作成履歴情報を更新処理するための第1更新処理信号出力手段(S455)を有することを特徴とするプリンタ制御装置(PS)。
 請求項1乃至請求項9のいずれか1項記載のプリンタ制御装置において、
 前記印刷手段(305)による印刷及び前記通信手段(306)による前記無線タグ回路素子(To)への情報送受信を行った前記被印刷物(303)又は前記タグ媒体物(303)を用いて無線タグラベル(T)を作成する前記プリンタ(P 1 ,P 2 ,・・・,P n )による前記無線タグラベル(T)の作成に応じ、前記無線タグ回路素子(To)の識別情報と前記無線タグ回路素子(To)に関連づけられる対象物情報とのタグ相関を少なくとも格納したデータベースに対し、前記データベース内の情報を更新処理するための第2更新処理信号出力手段(S460)
を有することを特徴とするプリンタ制御装置(PS)。
 請求項1乃至請求項10のいずれか1項記載のプリンタ制御装置において、
 前記プリンタ選択手段(S500)での選択結果に対応する選択情報を前記操作端末(PC 1 ,PC 2 ,・・・,PC n )へ出力する選択情報出力手段(S445)
を有することを特徴とするプリンタ制御装置(PS)。
Description:
プリンタ制御装置

 本発明は、ネットワークに接続された複 のプリンタの制御を行うプリンタ制御装置 関する。

 近年、複数のPC(Personal Computer)等の操作端 末と複数のプリンタをLAN(Local Area Network)等 ネットワークで接続し、複数の操作者で1台 プリンタを共有したり又は複数のプリンタ 使い分けること等がなされている。このと 、一般に操作端末と複数のプリンタとはプ ンタ制御装置を介して接続されており、こ プリンタ制御装置によって複数のプリンタ 制御が行われる。

 上記プリンタ制御装置の従来技術として 、例えば特許文献1に記載のものが知られて いる。このプリンタ制御装置は、操作者(ク イアント)から印刷データを受信すると、操 者により指定されたプリンタの動作状態を 別し、当該プリンタが動作不良であったり の操作者からの印刷指令によりビジー状態 ある場合に、印刷データを出力するプリン を他のプリンタに切り替えるようになって る。

特開平6-4239号公報

 上記従来技術では、操作者はネットワー に接続された複数のプリンタから自分のニ ズに適したプリンタを指定する必要がある このときの操作者のニーズとしては、例え 用紙のサイズ、カラー/白黒印刷、両面/片 印刷等操作者が印刷しようとする印刷の態 や、プリンタの設置位置が操作者から近い と等、多種多様に存在する。このため、こ らのニーズに応じたプリンタを印刷の度に 回指定する場合には、各プリンタの印刷設 や機能等を確認する必要があり、操作者の 間を要する。

 本発明の目的は、複数のプリンタから操 者のニーズに適したプリンタを自動的に選 可能とすることにより操作者の手間を低減 ることができるプリンタ制御装置を提供す ことにある。

 上記目的を達成するために、第1の発明は 、被印刷物に印刷データの印刷を行う印刷手 段、及び前記被印刷物又はこれに関連づけら れるタグ媒体物に備えられ情報を記憶するIC 路部及び情報を送受信するタグ側アンテナ 備えた無線タグ回路素子と無線通信により 報送受信を行う通信手段を備えた複数のプ ンタと、印刷操作信号を出力する少なくと 1つの操作端末とに接続され、前記複数のプ リンタを制御するプリンタ制御装置であって 、前記印刷操作信号に含まれる操作者の要求 情報を取得する要求情報取得手段と、前記要 求情報取得手段で取得した前記要求情報に含 まれる前記無線タグ回路素子のタグ属性パラ メータ又は通信パラメータに対応可能なプリ ンタを前記複数のプリンタから選択するプリ ンタ選択手段と、前記プリンタ選択手段で選 択されたプリンタに対し、前記印刷操作信号 に対応した印刷指示信号を出力する指示信号 出力手段とを有する。

 本願第1発明においては、プリンタの通信 手段でタグ媒体物に備えられた無線タグ回路 素子に対し無線通信により情報送受信を行う とともに、当該タグ媒体物に関連付けられた 被印刷物に対し印刷手段で対応する印刷を行 うことにより、所望の無線タグ情報を有する 印字付き無線タグ媒体を作成する。このよう にして印字付き無線タグ媒体を作成する場合 には、プリンタで印刷のみを行う場合のよう に被印刷物のサイズや形状、カラー/白黒印 等の印刷態様に関するニーズの他に、無線 グ回路素子のタグ属性、通信周波数及びプ トコル等の無線通信に関するニーズが加わ ため、操作者のニーズはさらに多種多様と る。このため、操作者がプリンタを選択す 際に手間を要するという前述した従来技術 課題はさらに顕著となる。

 ここで本願第1発明においては、操作者の 要求情報に含まれる無線タグ回路素子のタグ 属性パラメータ又は通信パラメータに対応可 能なプリンタを、プリンタ選択手段で選択す る。これにより、作成しようとする印字付き 無線タグ媒体の無線タグ回路素子に適したタ グ属性パラメータ、通信パラメータで通信可 能な通信手段を有するプリンタを選択して印 字付き無線タグ媒体の作成を行うことができ る。このようにして、本願第1発明によれば 複数のプリンタから操作者の無線通信に関 るニーズに適したプリンタを自動的に選択 ることができる。その結果、操作者がプリ タを選択する際の手間を大幅に低減するこ ができる。

 第2の発明は、上記第1発明において、前 プリンタ選択手段は、前記複数のプリンタ 対し予め定められた優先順位に沿って前記 リンタの選択を行うことを特徴とする。

 本願第2発明においては、予め定められた 優先順位に沿いつつ要求情報に対応するプリ ンタをプリンタ選択手段で選択する。これに より、複数のプリンタに対し予め操作者のニ ーズに応じて優先順位を定めておけば、操作 者のニーズにさらに適したプリンタを自動的 に選択することが可能となる。

 第3の発明は、上記第2発明において、複 の前記操作端末ごとに設定された前記優先 位に関する順位相関を記憶する相関記憶手 を有することを特徴とする。

 本願第3発明においては、相関記憶手段に 記憶された優先順位に関する順位相関を用い 、各操作端末ごとに設定された優先順位に沿 いつつ各操作端末からの要求情報に対応する プリンタをプリンタ選択手段で選択する。そ の結果、各操作端末ごとにその端末に対応す る操作者のニーズに応じたプリンタの優先順 位を予め定めておき、順位相関として相関記 憶手段に記憶しておけば、各操作端末の操作 者のニーズにそれぞれ適したプリンタを自動 的に選択することが可能となる。

 第4の発明は、上記第2又は第3発明におい 、前記複数のプリンタの動作状況情報を取 する動作状況情報取得手段を有し、前記プ ンタ選択手段は、前記要求情報と、前記動 状況情報取得手段で取得した前記動作状況 報とに応じて、前記複数のプリンタのうち 応するプリンタを選択することを特徴とす 。

 本願第4発明においては、要求情報と動作 状況情報取得手段で取得した動作状況情報と に応じて、複数のプリンタのうち対応するプ リンタをプリンタ選択手段で選択する。これ により、操作者の要求情報に対応するプリン タが例えば何らかの原因により動作不良状態 であったり、他の操作者からの印刷ジョブで ビジー状態であるような場合に、これを回避 して他のプリンタを選択することが可能とな る。その結果、印刷を迅速に行うことができ るとともに、複数のプリンタの稼働効率を向 上できる。

 第5の発明は、上記第4発明において、前 動作状況情報取得手段は、前記動作状況情 として、前記プリンタが前記被印刷物への 刷動作中であるかどうかの情報、及び、前 プリンタの前記被印刷物への印刷動作終了 での残り時間のうち、少なくとも一方を取 することを特徴とする。

 これにより、操作者の要求情報に対応す プリンタについて、例えばその印刷動作終 までの残り時間が所定の時間より大きい場 にはこれを回避して他のプリンタを選択し 残り時間が所定の時間以下である場合には のプリンタを選択するといったような、き 細かな制御が可能となる。

 第6の発明は、上記第1乃至第5発明のいず かにおいて、前記プリンタ選択手段は、前 要求情報に含まれる、前記被印刷物の形状 係わる被印刷物情報に対応可能な前記プリ タを優先して選択することを特徴とする。

 これにより、複数のプリンタから操作者 被印刷物の形状に係わるニーズに適したプ ンタを自動的に選択することができる。

 第7の発明は、上記第1乃至第6発明のいず かにおいて、前記プリンタ選択手段は、前 タグ属性パラメータとして、対応する前記 線タグ回路素子の前記タグ側アンテナの感 、前記IC回路部のメモリ容量、前記被印刷 又は前記タグ媒体物上における無線タグ回 素子配置間隔のうち少なくとも1つに対応可 な前記プリンタを優先して選択することを 徴とする。

 これにより、作成しようとする印字付き 線タグ媒体の無線タグ回路素子のタグ側ア テナの感度、IC回路部のメモリ容量、被印 物又はタグ媒体物上における無線タグ回路 子配置間隔に対応して無線通信可能な通信 段を有したプリンタを自動的に選択するこ ができる。

 第8の発明は、上記第1乃至第6発明のいず かにおいて、前記プリンタ選択手段は、前 通信パラメータとして、前記無線通信に使 する電磁波の周波数及び通信プロトコルの ち少なくとも1つに対応した前記プリンタを 優先して選択することを特徴とする。

 これにより、作成しようとする印字付き 線タグ媒体の無線タグ回路素子との無線通 に適した通信周波数及び通信プロトコルに 応可能な通信手段を有するプリンタを自動 に選択することができる。

 第9の発明は、上記第1乃至第8発明のいず かにおいて、前記印刷手段による印刷及び 記通信手段による前記無線タグ回路素子へ 情報送受信を行った前記被印刷物又は前記 グ媒体物を用いて無線タグラベルを作成す 前記プリンタによる前記無線タグラベルの 成に応じ、当該プリンタによる無線タグラ ル作成履歴情報を更新処理するための第1更 新処理信号出力手段を有することを特徴とす る。

 本願第9発明においては、第1更新処理信 出力手段で無線タグラベル作成履歴情報を 新処理する。このように、プリンタで無線 グラベルを作成する毎に無線タグラベル作 履歴情報を更新し記憶させておくことで、 えば一定期間ごとに履歴情報を参照して複 のプリンタの稼働状況をそれぞれチェック ることが可能となる。

 第10の発明は、上記第1乃至第9発明のいず れかにおいて、前記印刷手段による印刷及び 前記通信手段による前記無線タグ回路素子へ の情報送受信を行った前記被印刷物又は前記 タグ媒体物を用いて無線タグラベルを作成す る前記プリンタによる前記無線タグラベルの 作成に応じ、前記無線タグ回路素子の識別情 報と前記無線タグ回路素子に関連づけられる 対象物情報とのタグ相関を少なくとも格納し たデータベースに対し、前記データベース内 の情報を更新処理するための第2更新処理信 出力手段を有することを特徴とする。

 これにより、プリンタで作成した無線タ ラベルを使用する際に、リーダで読み取っ 当該無線タグラベルの無線タグ回路素子の 別情報に基づきデータベースに格納された グ相関を参照し、無線タグ回路素子に関連 けられた対象物情報を取得することができ 。

 第11の発明は、上記第1乃至第10発明のい れかにおいて、前記プリンタ選択手段での 択結果に対応する選択情報を前記操作端末 出力する選択情報出力手段を有することを 徴とする。

 これにより、操作者は各操作端末から出 した印刷データが複数のプリンタのうちど プリンタで印刷されるのかを認識すること できる。

 本発明によれば、複数のプリンタから操 者のニーズに適したプリンタを自動的に選 可能とすることにより操作者の手間を低減 ることができる。

 以下、本発明の一実施の形態を図面を参 しつつ説明する。本実施形態は、本発明を 線タグラベルの生成システムに適用した場 の実施形態である。

 図1は、本発明のプリンタ制御装置の一実 施形態であるプリンタサーバを備えた無線タ グ生成システムを表すシステム構成図である 。

 図1に示すこの無線タグ生成システムTSにお て、プリンタサーバPS(プリンタ制御装置)は 、有線あるいは無線による通信回線NWを介し 複数の端末PC 1 ~PC n (操作端末。以下適宜「端末PC」と記載する) 接続されている。これら各端末PC 1 ~PC n は例えばパーソナルコンピュータであり、各 種入力画面等の表示を行う表示部101と、操作 者が入力等を行うための操作部102とを有して いる。またプリンタサーバPS(プリンタ制御装 置)は、タグテープ303(後述)に印刷データの印 刷を行う印刷機能及びタグテープ303に備えら れる無線タグ回路素子To(後述)と無線通信に り情報送受信を行う無線通信機能を有し、 線タグラベルTを作成するための複数のタグ ベルプリンタP 1 ~P n に接続されると共に、各種データを登録可能 なデータサーバDSに接続されている。

 上記タグラベルプリンタP 1 ~P n (プリンタ。以下適宜「タグラベルプリンタP と記載する)は、それぞれ予め設定された通 信機能及び印刷機能を有するとともに、予め 設定されたカートリッジ(後述)が装着される とにより、各プリンタに対応する無線タグ ベルTを作成するようになっている。例えば 、プリンタP n では解像度の高い印刷が行われるとともにUHF 帯でISO/IEC 18000-6のタイプCによる無線通信が われ、ラベル幅及びラベル長さの大きな無 タグラベルTが作成される、またプリンタP n-1 では解像度は低いが速度の速い印刷が行われ 、且つHF帯でISO/IEC 18000-3 mode2による無線通 が行われ、ラベル幅及びラベル長さの小さ 無線タグラベルTが作成される、といった具 である。

 上記構成の無線タグ生成システムTSにお ては、操作者が端末PCの操作部102を用いてタ グラベル作成開始指示の入力を行うと、操作 者が所望する無線タグラベルTを作成可能で り且つ操作者のニーズに最適なタグラベル リンタPがプリンタサーバPSによって選択さ 、その選択されたタグラベルプリンタPによ 無線タグラベルTの作成が行われる(詳細は 述)。

 図2はタグラベルプリンタPの全体構成の 例を概念的に表す概念構成図である。

 図2において、このタグラベルプリンタP 、操作者が操作を行うための操作部310と、 グテープロール304(本来は渦巻き状であるが 略化して同心円で図示している)に巻回され たタグテープ303(被印刷物、タグ媒体物。所 間隔で無線タグ回路素子Toが備えられている )を連続的に供給するカートリッジ300を着脱 能なカートリッジホルダ308と、このタグテ プロール304から繰り出されたタグテープ303 備えられた被印字テープ層(図示せず)のうち 各無線タグ回路素子Toに対応した領域に所定 印字を行う印字ヘッド305(印刷手段)と、無 タグ回路素子Toとの間で無線通信により情報 の送受信を行うアンテナ306(通信手段)と、高 波回路301及び制御回路302と、タグテープ303 の印字及び無線タグ回路素子Toへの上記情 書き込みが終了したタグテープ303を所定の さに切断して上記無線タグラベルTとするカ タ307と、印字ヘッドに対向して設けられ、 御回路302により制御されてタグテープ303を 送する搬送装置309とを有する。

 高周波回路301及び制御回路302は、詳細な 明を省略するが、無線タグ回路素子ToのIC回 路部150へのアクセス情報を生成し、アンテナ 306を介して無線タグ回路素子Toへ送信し、無 タグ回路素子ToのIC回路部150へ情報書き込み を行う。また制御回路302はプリンタサーバPS 接続されており、情報の送受が可能となっ いる。

 なお、以上ではUHF帯(例えば915MHz)で通信を うタグラベルプリンタを例にとって説明し が、上述したようにタグラベルプリンタP 1 ~P n の中にはHF帯(例えば13.56MHz)で通信を行うもの も含まれる。このプリンタでは、特に図面を 用いて説明はしないが、上記高周波回路301の 代わりに送信回路、受信回路及びアンテナ共 用器が設けられる。

 図3は、上記タグテープ303に備えられた無 線タグ回路素子Toの機能的構成の一例を表す ロック図である。なお、図中に示す矢印は 号の流れの一例を示すものであり、信号の れ方向を限定するものではない。

 図3において、無線タグ回路素子Toは、上 タグラベルプリンタPのアンテナ306とHF帯、U HF帯、又はマイクロ波帯等の高周波を用いて 接触で信号の送受信を行うアンテナ151(タグ 側アンテナ)と、このアンテナ151に接続され IC回路部150とを有している。

 IC回路部150は、アンテナ151により受信さ た質問波を整流する整流部152と、この整流 152により整流された質問波のエネルギを蓄 しIC回路部150の駆動電源とするための電源部 153と、上記アンテナ151により受信された質問 波からクロック信号を抽出して制御部(後述)1 57に供給するクロック抽出部154と、所定の情 信号を記憶し得る情報記憶部として機能す メモリ部155と、上記アンテナ151に接続され 変復調部156と、上記整流部152、クロック抽 部154、及び変復調部156等を介して上記無線 グ回路素子Toの作動を制御するための制御 157とを備えている。

 変復調部156は、アンテナ151により受信さ た上記タグラベルプリンタPのアンテナ306か らの通信信号の復調を行うと共に、上記制御 部157からの返信信号に基づき、上記アンテナ 151で受信した質問波を変調反射し、アンテナ 151より応答波として再送信する。

 制御部157は、上記変復調部156により復調 れた受信信号を解釈し、上記メモリ部155に いて記憶された情報信号に基づいて返信信 を生成し、上記変復調部156により返信する 御等の基本的な制御を実行する。

 クロック抽出部154は受信した信号からク ック成分を抽出して制御部157にクロックを 出するものであり、受信した信号のクロッ 成分の周波数に対応したクロックを制御部1 57に供給する。

 図4は、タグラベルプリンタPで上記無線 グ回路素子Toを備えた無線タグラベルTを作 するときに上記制御回路302によって実行さ る制御手順を表すフローチャートである。

 図4において、まずステップS115において 例えば搬送装置309に制御信号を出力し、カ トリッジ用モータ(図示せず)の駆動力によっ てタグテープロール304からタグテープ303を繰 り出させる。

 その後、ステップS120に移り、タグテープ 303が所定値C(例えば、先行する無線タグ回路 子Toに対する無線タグ情報書き込みが終了 、次の無線タグ回路素子Toがアンテナ306にほ ぼ対向する位置に到達するだけの搬送距離) け搬送されたかどうかを判定する。この搬 距離判定は、例えばタグテープ303に設けた ーキングを公知のテープセンサ(不図示)で検 出することにより行えば足りる。判定が満た されたら、ステップS300に移る。

 ステップS300ではタグ情報書き込み・印刷 処理を行う。すなわち、プリンタサーバPSか 送信された、印刷データ及び無線タグ情報 含む要求情報(印刷指示信号)を受信し、こ に基づいてタグテープ303上の無線タグ回路 子Toに無線タグ情報の書き込みを行うととも に、印字ヘッド305によりタグテープ303の対応 する領域に印刷データの印刷を行う(詳細手 は後述)。このステップS300が終了したらステ ップS135に移る。

 ステップS135では、タグテープ303のうちこ の時点で処理対象としている無線タグ回路素 子Toに対応する領域への印字がすべて完了し いるかどうかを確認した後、ステップS140へ 移る。

 ステップS140では、タグテープ303がさらに 所定量(例えば、対象とする無線タグ回路素 To及び印字領域のすべてがカッタ307を所定の 長さ(余白量)分越えるだけの搬送距離)だけ搬 送されたかどうかを判断する。このときの搬 送距離判定も例えば前述のステップS120と同 にすれば足りる。判定が満たされたら、ス ップS145に移る。

 ステップS145では、上記搬送装置309に制御 信号を出力して上記カートリッジ用モータの 駆動を停止して、タグテープロール304からの タグテープ303の繰り出し及び搬送を停止させ る。

 その後、ステップS150で、例えば図示しな いソレノイド駆動回路に制御信号を出力して カッター用ソレノイド(図示せず)を駆動し、 ッタ307によってタグテープ303の切断を行う 前述したように、この時点で、例えば処理 象の無線タグ回路素子To及び印字領域を含 タグテープ303のすべてがカッタ307を十分に えており、このカッタ307の切断によって、 線タグ回路素子Toに無線タグ情報が書き込ま れかつこれに対応する所定の印字が行われた ラベル状の無線タグラベルTが生成される。

 その後、ステップS155に移り、上記ステッ プS150でラベル状に生成された無線タグラベ TがタグラベルプリンタP外へと排出される( 途設けた排出用ローラを駆動制御してもよ し、操作者が手で抜き取るようにしてもよ )。

 次のステップS160では、プリンタサーバPS 対し、タグラベルTの作成が完了した旨を表 すタグラベル作成完了信号を送信する。そし て、本フローを終了する。

 なお、上記フローは本発明を上記フロー 示す手順に限定するものではなく、発明の 旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手 の追加・削除又は順番の変更等をしてもよ 。

 図5は、上述のステップS300の詳細手順を すフローチャートである。

 この図5において、まず、ステップS305に いて、プリンタサーバPSから送信された要求 情報(印刷指示信号)を受信し、これに含まれ 無線タグ情報を取得する。

 その後、ステップS310において、プリンタ サーバPSから受信した要求情報に含まれる印 データを取得する。

 その後、ステップS335に移り、例えば図示 しない印刷駆動回路に制御信号を出力し、上 記印字ヘッド305を通電して、タグテープ303の うち処理対象となる無線タグ回路素子Toに対 する領域に、上記ステップS310で取得した印 刷データの印刷を開始させる。

 そして、ステップS340に移り、所望のデー タを無線タグ回路素子Toのメモリ部155に書き む「Program」コマンド信号を生成して高周波 回路301を介して情報書き込み対象の無線タグ 回路素子Toに送信し、そのメモリ部155に情報 書き込まれる。なおこのとき上記「Program」 コマンド信号には、上記ステップS305で取得 た無線タグ情報が含まれている。

 その後、ステップS345において、通信結果 の可否確認のための「Verify」コマンド信号を 生成して高周波回路301を介して情報書き込み 対象の無線タグ回路素子Toに送信され、返信 促す。

 その後ステップS350において、上記「Verify 」コマンド信号に対応して書き込み対象の無 線タグ回路素子Toから送信されたリプライ信 をアンテナ306を介して受信し、高周波回路3 01を介し取り込む。

 次に、ステップS355において、リプライ信 号に基づき、当該無線タグ回路素子Toのメモ 部155内に記憶された情報を確認し、前述の 信した所定の情報がメモリ部155に正常に記 されたか否かを判定する。判定が満たされ 場合にはこのフローを終了する。これによ 、書き込み対象とする無線タグ回路素子To の情報書き込みが完了し、このフローを終 する。判定が満たされない場合はステップS3 40に戻って同様の手順を繰り返す。

 以上のルーチンにより、タグテープ303上 書き込み対象の無線タグ回路素子Toに対し 対応する情報を書き込むとともに、タグテ プ303上の対応する印字領域に対し上記所定 印字を印刷することができる。

 なお、上記フローは本発明を上記フロー 示す手順に限定するものではなく、例えば テップS305とステップS310の手順を入れ替え 等、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しな 範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更 をしてもよい。

 図6は、プリンタサーバPSの機能構成を表 機能ブロック図である。

 図6において、プリンタサーバPSは、端末PC 1 ~PC n 、データサーバDS、及びタグラベルプリンタP 1 ~P n との信号送受を行うためのインターフェース 制御部201と、制御回路202とを有している。上 記制御回路202は、いわゆるマイクロコンピュ ータであり、中央演算処理装置であるCPU202A ROM202B、RAM202C等から構成され、RAM202Cの一時 憶機能を利用しつつROM202Bに予め記憶された ログラムに従って信号処理を行うようにな ている。

 図7は、上記プリンタサーバPSの制御回路2 02によって実行される制御手順を表すフロー ャートである。なお、このフローは、例え プリンタサーバPSの電源投入時に開始され 。

 まずステップS405では、操作者が端末PCの 作部102を用いてタグラベル作成開始指示の 力を行うことにより、端末PCから通信回線NW を介してラベル作成指令信号が入力されたか 否かを判定する。ラベル作成指令信号が入力 されていない場合には、判定が満たされずに ステップS410に移る。

 ステップS410では、各プリンタPから送信 れるステータス情報を取得する。このステ タス情報とは、例えばプリンタサーバPSより 印刷・タグ情報を受信してタグラベル作成中 であるか否か、タグラベル作成中である場合 には作成が終了するまでの所要時間はどのく らいかといったジョブ状態や、装着されたカ ートリッジ300のタグテープが切れてラベル作 成ができない状態、又は故障等による動作不 良状態等、各プリンタPの動作状況を表す動 状況情報であり(後述の図11参照)、各プリン Pは、これらのステータス情報を例えば一定 周期ごとにプリンタサーバPSに送信するよう なっている。

 次のステップS415では、上記ステップS410 取得した各プリンタPのステータス情報をス ータステーブル(後述の図11参照)として適宜 の記憶手段(例えばRAM202C。またはデータサー DSでもよい)に記憶させる。そして、先のス ップS405に戻る。

 このように、操作者がラベル作成指令を わない場合には、ステップS405~ステップS415 繰り返しつつ、各プリンタPのステータス情 報からなるステータステーブルを更新する。 そして、ステップS405~ステップS415を繰り返す 間にラベル作成指令信号が入力された場合に は、ステップS405の判定が満たされてステッ S420に移る。

 ステップS420では、インターフェース制御部 201及び通信回線NWを介してラベル作成指令信 が送信された端末PCに対し表示信号を送信 る。これにより、端末PCの表示部101には、予 めプリンタサーバPSの適宜の場所(例えばRAM202 C等)に記憶された複数の無線タグラベルTのテ ンプレートが表示される。各テンプレートに は、操作者が無線タグラベルTを作成するに たり要求する要求情報、すなわち、ラベル 状(幅、長さ等)、無線タグ回路素子Toとの情 送受信に用いる通信の種類(通信パラメータ 。通信周波数、プロトコル等)、無線タグ回 素子Toの属性(属性パラメータ。アンテナ感 、メモリ容量等)、及びラベルの印刷態様(フ ォント、文字色、背景の有無等)等が予め設 されており、また当該要求情報を満足する( い換えればテンプレートに対応する無線タ ラベルTを作成可能な)タグラベルプリンタP( P 1 ~P n の少なくとも1台。複数台の場合もある)と対 付けがなされている。すなわち、操作者が 数のテンプレートから所望のテンプレート 選択することによって、操作者の要求情報( 形状、通信種類、タグ属性、印刷態様等)が 定されるようになっている。なお、上記要 情報は一例であり、その他の要求要素を含 てもよい。また、各テンプレートはテキス 情報及び無線タグ情報等の必要なデータの 力部を有しており、操作者がこの入力部に キスト情報及び無線タグ情報の入力を行う とにより、ラベルに印刷する印刷データ及 無線タグ回路素子Toに書き込む無線タグ情報 が決定されるようになっている。

 次のステップS425では、操作者によりテン プレートの選択が行われたか否かを判定する 。この判定は、端末PCからテンプレートの選 に対応した選択信号(印刷操作信号)が通信 線NWを介して入力されたか否かを検出するこ とにより行われる。テンプレートの選択が行 われると、判定が満たされて次のステップS43 0に移る。

 ステップS430では、端末PCから送信される テンプレートの選択に対応した選択信号に まれる上記要求情報(形状、通信種類、タグ 属性、印刷態様等)を取得する。なお、この 求情報には、操作者により上記テンプレー の入力部に入力された印刷データ及び無線 グ情報が含まれる。

 次のステップS500では、各操作者の優先度 テーブル(後述の図8参照)及び各タグラベルプ リンタPのステータスを表すステータステー ル(後述の図11参照)に基づき、操作者の上記 求情報を満たすタグラベルプリンタPを選択 するプリンタ選択処理を行う(詳細は後述の 10参照)。

 次のステップS440では、上記ステップS500 選択したタグラベルプリンタPに対し、上記 テップS430で取得した要求情報に対応する信 号(印刷指示信号)を送信する。

 次のステップS445では、インターフェース制 御部201及び通信回線NWを介してラベル作成指 信号が送信された端末PCに対し表示信号を 信する。これにより、端末PCの表示部101には 選択されたタグラベルプリンタPがいずれで るかを表す表示(例えば「プリンタP n で作成しています」)が行われる。

 次のステップS450では、無線タグラベルT 作成が終了したか否かを判定する。この判 は、タグラベルプリンタPからインターフェ ス制御部201を介してタグラベル作成完了信 が入力されたか否かを検出することにより われる。無線タグラベルTの作成が終了する と、判定が満たされて次のステップS455に移 。

 ステップS455では、適宜の記憶手段(例え RAM202C。またはデータサーバDSでもよい)に記 された、各操作者(各端末PC)が要求した無線 タグラベルTの作成をどのプリンタPが行った を表すタグラベル作成履歴情報(後述の図12 照)を更新する。

 次のステップS460では、タグラベルプリン タPで作成された無線タグラベルTにおいて、 線タグ回路素子Toに書き込まれた無線タグ 報(識別情報としてのIDを含む)と、これに対 して印字ヘッド305により印字領域に印字さ た印字情報との組み合わせを、インターフ ース制御部201を介し出力し、データサーバD Sに記憶させる。なお、この記憶データは必 に応じて端末PCより参照可能にデータサーバ DSのデータベース内に格納保持される。

 次のステップS465では、プリンタサーバPS 電源がOFFとされたか否かを判定する。電源 OFFでない場合には判定が満たされずに先の テップS405に戻る。一方、電源がOFFとされた 場合には、このフローを終了する。

 なお、上記フローは本発明を上記フロー 示す手順に限定するものではなく、例えば 記ステップS455とステップS460とを入れ替え 等、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しな 範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更 をしてもよい。

 また、上記フローにおけるステップS430の 手順が、特許請求の範囲各項記載の印刷操作 信号に含まれる操作者の要求情報を取得する 要求情報取得手段を構成し、ステップS500の 順が、要求情報に含まれる無線タグ回路素 のタグ属性パラメータ又は通信パラメータ 対応可能なプリンタを複数のプリンタから 択するプリンタ選択手段を構成し、ステッ S440の手順がプリンタ選択手段で選択された リンタに対し、印刷操作信号に対応した印 指示信号を出力する指示信号出力手段を構 する。

 また、上記フローにおけるステップS410の 手順は、複数のプリンタの動作状況情報を取 得する動作状況情報取得手段を構成し、ステ ップS455の手順は、プリンタによる無線タグ ベル作成履歴情報を更新処理するための第1 新処理信号出力手段を構成する。また、ス ップS460の手順は、無線タグ回路素子の識別 情報と無線タグ回路素子に関連づけられる対 象物情報とのタグ相関を少なくとも格納した データベースに対し、データベース内の情報 を更新処理するための第2更新処理信号出力 段を構成し、ステップS445の手順は、プリン 選択手段での選択結果に対応する選択情報 操作端末へ出力する選択情報出力手段を構 する。

 図8は、優先度テーブルの一例を表す図で ある。

 この図8において、優先度テーブルは、各操 作者(各端末PC)ごとに所定の基準を用いて予 設定されたタグラベルプリンタPの優先度の 位を一覧にしたテーブルである。この図8に 示す例では、端末PC 1 (の操作者)に対しては優先度が高い方から順 プリンタP 4 ,P 1 ,P 3 ,P 2 ,・・・と設定されている。また、端末PC 2 (の操作者)に対しては優先度が高い方から順 プリンタP 1 ,P 3 ,P 4 ,P 2 ,・・・と設定されており、端末PC 3 (の操作者)に対しては優先度が高い方から順 プリンタP 3 ,P 2 ,P 1 ,P 4 ,・・・と設定されている。

 図9は、上記優先度を設定する際の基準項 目の一例を表す図である。

 この図9に示すように、優先度の基準項目 としては、各タグラベルプリンタPの操作者( 末PC)からの距離が一例として挙げられる。 なわち、操作者からの距離が小さい(席に近 い)プリンタほど優先するといった場合であ 。また他の優先度の基準項目として、作成 れる無線タグラベルTの形状(幅、長さ)が一 として挙げられる。すなわち、操作者がな べく幅の大きい無線タグラベルTを作成した 場合には、装着されたカートリッジ300から 給されるタグテープ幅が大きいプリンタほ 優先し、操作者がなるべく長い無線タグラ ルTを作成したい場合には、装着されたカー トリッジ300から供給されるタグテープにおけ る無線タグ回路素子Toの配置間隔が大きいプ ンタほど優先することになる。

 また他の優先度の基準項目として、タグ ベル作成の際に無線タグ回路素子Toとの間 行われる無線通信の種類(通信周波数、通信 ロトコル)が一例として挙げられる。すなわ ち、UHFタグよりもHFタグを優先する場合や、I SO/IEC 18000-6のタイプAよりもタイプCを優先す といった場合である。さらに他の優先度の 準項目として、無線タグ回路素子Toの属性( ンテナ感度、メモリ容量等)が一例として挙 げられる。すなわち、無線タグ回路素子Toの モリ部155の容量が大きいほど優先するとい た場合である。

 また他の優先度の基準項目として、プリ タの機能(解像度、階調、印刷速度等)が一 として挙げられる。すなわち、印刷速度が いほど優先する場合や、印刷解像度が高い ど優先するといった場合である。さらに他 優先度の基準項目として、作成履歴(後述の 12参照)から得られるプリンタの使用頻度が 例として挙げられる。すなわち、使用頻度 多いほど優先するといった場合である。

 図10は、上述のステップS500の詳細手順を すフローチャートである。

 まずステップS510では、各操作者(各端末PC )ごとに所定の基準(図9参照)を用いて予め設 されたタグラベルプリンタPの優先度の順位 表す変数Nを0に初期化する。

 次のステップS520では、上記変数Nに1を加 て次のステップS530に移る。

 ステップS530では、適宜の相関記憶手段(例 ばRAM202C。またはデータサーバDSでもよい)に 憶された優先度テーブル(図8参照)を参照し 優先度がNであるタグラベルプリンタPを特 し、この特定したプリンタPのスペック等(通 信、印刷機能)に関するプリンタ情報を取得 る。なお、上記優先度テーブルは、前述し ように各操作者(各端末PC)ごとに所定の基準 用いて予め設定されたタグラベルプリンタP の優先度の順位を一覧にしたテーブルである 。前述した図8にこの優先度テーブルの一例 示したが、例えばこの図8に示す例において 末PC 1 の優先度が端末から近い位置に存在するプリ ンタほど高く設定されているとした場合では 、本ステップS530において、端末PC 1 からタグラベル作成指令を行っている場合で N=1の場合には端末PC 1 から最も近いタグラベルプリンタP 4 の情報を取得することになる。また、各タグ ラベルプリンタPのスペック等のプリンタ情 については、予めデータサーバDSに登録され ており、優先度がNであるタグラベルプリン Pを特定した後データサーバDSを参照してそ 情報を取得するようになっている。

 次のステップS540では、上記ステップS530 取得した優先度NのタグラベルプリンタPのプ リンタ情報と、操作者の要求情報とを比較し 、優先度NのタグラベルプリンタPが要求情報 満たすか否かを判定する。操作者の要求を たさない場合には、判定が満たされずに先 ステップS520に移る。そして、変数Nに1を加 、次の優先度N+1であるタグラベルプリンタP に対し上記ステップS530及びステップS540の手 を繰り返す。一方、上記ステップS540におい て操作者の要求を満たす場合には、判定が満 たされて次のステップS550に移る。

 なお、ここでは優先度NのプリンタPのプリ タ情報を取得して操作者の要求情報と比較 ることによりプリンタPが所望の無線タグラ ルTを作成可能か否かを判定するようにした が、これに限られない。すなわち、前述の図 7のステップS425においてテンプレートが選択 れた際に、当該テンプレートに対応する無 タグラベルTを作成可能なタグラベルプリン タP群(P 1 ~P n の少なくとも1台。複数台の場合もある)が適 の記憶手段から読み出され、優先度テーブ を参照して特定した優先度がNであるタグラ ベルプリンタPが上記タグラベルプリンタP群 含まれるか否かを判定するようにしてもよ 。

 ステップS550では、適宜の記憶手段(例え RAM202C。またはデータサーバDSでもよい)に記 された上記ステータステーブル(後述の図11 照)を参照し、優先度がNであるタグラベル リンタPのステータス情報を取得する。

 次のステップS560では、上記ステップS550で 得したステータス情報に基づき、優先度がN あるタグラベルプリンタPがタグラベル作成 を行えるか否かを判定する。後述する図11に テータステーブルの一例を示しているが、 えばこの図11に示す例では、プリンタP 2 の場合には直ちにタグラベル作成可能である と判定し、プリンタP 3 の場合にはタグラベル作成が不可能であると 判定することになる。なお、プリンタP 1 又はP 4 の場合にどう判定するかは、各操作者(端末PC )ごとに設定が可能である。例えば、ジョブ 了までの所要時間が1分よりも長い場合には ベル作成不可と判定し、1分以内であれば作 成可と判定するようにしてもよい。タグラベ ル作成不可能と判定された場合には、先のス テップS520に戻る。一方、タグラベル作成可 と判定された場合には、次のステップS570に る。

 ステップS570では、優先度Nのタグラベル リンタPを選択し、本フローを終了する。

 なお、上記フローは本発明を上記フロー 示す手順に限定するものではなく、発明の 旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手 の追加・削除又は順番の変更等をしてもよ 。

 図11は、前述したステータステーブルの 例を表す図である。

 この図11において、ステータステーブルは 前述したように各プリンタPの動作状態を表 情報からなるテーブルである。この図11に す例では、プリンタP 1 は印刷・通信ジョブを有する状態(タグラベ 作成中)であり、残り3枚の無線タグラベルT 作成ジョブを有し、それらのラベルの作成 完了するまでに約2分の時間を要する。また リンタP 2 はジョブを有しない状態であり、直ちにタグ ラベル作成を開始することが可能である。ま たプリンタP 3 は装着されたカートリッジ300のタグテープロ ール304から全タグテープ303の供給を終え、タ グテープ切れとなっている状態である。また 、プリンタP 4 は印刷・通信ジョブを有する状態(タグラベ 作成中)であり、残り1枚の無線タグラベルT 作成ジョブを有し、それらのラベルの作成 完了するまでに約30秒の時間を要する。

 ここで、前述の図8及び上記図11に示す例 用いて、前述の図10に示したプリンタ選択 理における具体的なプリンタ選択手順を説 する。

 例えばタグラベル作成指令を出力したのが 末PC 1 である場合、図8に示すように優先度N=1であ プリンタはプリンタP 4 である。すなわち、図10中ステップS530でプリ ンタP 4 のプリンタ情報を取得する。そして、このプ リンタP 4 が操作者の要求情報を満たす場合、ステップ S540の判定が満たされてステップS550に移り、 テータステーブルを参照してプリンタP 4 のステータス情報を取得する。図11に示すよ にプリンタP 4 は残り1枚の無線タグラベルTの作成ジョブを し、そのラベルの作成を完了するまでに約3 0秒の時間を要する。このとき、端末PC 1 ではジョブがあるものについてはラベル作成 不可と判定するように設定されているものと する。この結果、ステップS560の判定は満た れずにステップS520に戻り、優先度をN=2とす 。図8に示すように優先度N=2であるプリンタ はプリンタP 1 であるので、図10中ステップS530でプリンタP 1 のプリンタ情報を取得する。その後上記と同 様にステップS550に進み、ステータステーブ を参照してプリンタP 1 のステータス情報を取得する。図11に示すよ にプリンタP 1 は残り3枚の無線タグラベルTの作成ジョブを し、そのラベルの作成を完了するまでに約2 分の時間を要する。したがって、ステップS56 0の判定は満たされずにステップS520に戻り、 先度をN=3とする。優先度N=3であるプリンタP 3 について同様の手順を繰り返す。プリンタP 3 のステータス情報はタグテープ切れであるの で、ステップS560の判定は満たされずに再度 テップS520に戻り、優先度をN=4とする。優先 N=4であるプリンタP 2 について同様の手順を繰り返し、プリンタP 2 のステータス情報はジョブ無しであるので、 図10中ステップS560の判定が満たされ、ステッ プS570でプリンタP 2 を最終的に選択する。

 一方、例えばタグラベル作成指令を出力し のが端末PC 2 である場合、図8に示すように優先度N=1であ プリンタはプリンタP 1 である。すなわち、図10中ステップS530でプリ ンタP 1 のプリンタ情報を取得する。そして、このプ リンタP 1 が操作者の要求情報を満たす場合、ステップ S540の判定が満たされてステップS550に移り、 テータステーブルを参照してプリンタP 1 のステータス情報を取得する。図11に示すよ にプリンタP 1 は残り3枚の無線タグラベルTの作成ジョブを し、そのラベルの作成を完了するまでに約2 分の時間を要する。このとき、端末PC 1 ではジョブ完了までの所要時間が1分より長 ものについてはラベル作成不可と判定し、1 以内のものについてはラベル作成可と判定 るように設定されているものとする。この 果、ステップS560の判定は満たされずにステ ップS520に戻り、優先度をN=2とする。次に優 度N=2であるプリンタP 3 について同様の手順を繰り返し、プリンタP 3 のステータス情報はタグテープ切れであるの で、ステップS560の判定は満たされずに再度 テップS520に戻り、優先度をN=3とする。次に 先度N=3であるプリンタP 4 について同様の手順を繰り返す。プリンタP 4 のステータス情報は、図11に示すように残り1 枚の無線タグラベルTの作成ジョブを有し、 のラベルの作成を完了するまでに約30秒の時 間を要する。したがって、図10中ステップS560 の判定が満たされ、ステップS570でプリンタP 4 を最終的に選択する。

 一方、例えばタグラベル作成指令を出力し のが端末PC 3 である場合、図8に示すように優先度N=1であ プリンタはプリンタP 3 である。プリンタP 3 のステータス情報はタグテープ切れであるの で、ステップS560の判定は満たされずに再度 テップS520に戻り、優先度をN=2とする。優先 N=2であるプリンタP 2 について同様の手順を繰り返し、プリンタP 2 のステータス情報はジョブ無しであるので、 図10中ステップS560の判定が満たされ、ステッ プS570でプリンタP 2 を最終的に選択する。

 図12は前述したタグラベル作成履歴の一 を表す図である。

 この図12において、タグラベル作成履歴は 前述したように適宜の記憶手段(例えばRAM202C 。またはデータサーバDSでもよい)に記憶され た、各操作者(各端末PC)が要求した無線タグ ベルTの作成をどのプリンタPが行ったかを各 操作者(各端末PC)ごとに表す履歴情報である この図12に示す例では、例えば端末PC 1 の場合、作成回数が最も多いのがプリンタP 4 であり、作成回数が最も少ないのがプリンタ P 2 となっている。また例えば端末PC 2 の場合、作成回数が最も多いのがプリンタP 1 であり、作成回数が最も少ないのがプリンタ P 2 となっている。また例えば端末PC 3 の場合、作成回数が最も多いのがプリンタP 3 であり、作成回数が最も少ないのがプリンタ P 4 となっている。

 以上説明した本実施形態においては、タ ラベルプリンタPのアンテナ306を介してタグ テープ303に備えられた無線タグ回路素子Toに し無線通信により情報送受信を行うととも 、当該タグテープ303に対し印字ヘッド305で 応する印刷を行うことにより、所望の無線 グ情報を有する無線タグラベルTを作成する 。このようにして無線タグラベルTを作成す 場合には、無線通信機能を有しない通常の リンタで印刷のみを行う場合のように被印 物のサイズや形状、カラー/白黒印刷等の印 態様に関するニーズの他に、無線タグ回路 子Toのタグ属性、通信周波数及びプロトコ 等の通信種類に関するニーズが加わるため 操作者のニーズはさらに多種多様となる。 のため、操作者が自らのニーズに最適なプ ンタを選択する際に手間を要するという前 した従来技術の課題はさらに顕著となる。

 ここで本実施形態においては、操作者が 数のテンプレートの中から所望のテンプレ トを選択することにより、作成する無線タ ラベルTに備えられる無線タグ回路素子Toの グ属性又は通信種類に対応可能なプリンタP が、自動的に選択される。これにより、作成 しようとする無線タグラベルTの無線タグ回 素子Toに適したタグ属性、通信種類で通信可 能なアンテナ306を有するタグラベルプリンタ Pを選択して無線タグラベルTの作成を行うこ ができる。このようにして、本実施形態に れば、複数のタグラベルプリンタPから操作 者の無線通信に関するニーズに適したプリン タを自動的に選択することができる。その結 果、操作者がタグラベルプリンタPを選択す 際の手間を大幅に低減することができる。

 また、本実施形態では特に、各操作者(各 端末PC)ごとに予め定められた複数のプリンタ に対する優先順位に沿ってタグラベルプリン タPの選択を行う。これにより、複数のタグ ベルプリンタPに対し予め操作者のニーズに じて優先順位を定めておけば、操作者のニ ズにさらに適したプリンタを自動的に選択 ることができる。

 また、本実施形態では特に、操作者のタ ラベル作成に関するニーズ(操作者が複数の テンプレートの中から所望のテンプレートを 選択等することにより設定される要求情報) 、各タグラベルプリンタPの動作状況を表す テータス情報とに応じて、複数のタグラベ プリンタPのうち対応するプリンタを選択す る。これにより、操作者の要求情報を満足す るタグラベルプリンタPが例えば何らかの原 により動作不良状態であったり、他の操作 からの印刷ジョブを有することによりビジ 状態であるような場合に、これを回避して のタグラベルプリンタPを選択することがで る。その結果、ラベル作成を迅速に行うこ ができるとともに、複数のタグラベルプリ タPの稼働効率を向上できる。

 また、本実施形態では特に、ステータス 報が、タグラベルプリンタPがタグラベル作 成中であるかどうかの情報、及び、作成中で ある場合にはそのジョブの終了までの残り時 間情報を含む。これにより、操作者のニーズ に対応するタグラベルプリンタPについて、 のラベル作成動作終了までの残り時間が所 の時間より大きい場合にはこれを回避して のプリンタを選択し、残り時間が所定の時 以下である場合にはそのプリンタを選択す といったような、きめ細かな制御を行うこ ができる。

 また、本実施形態では特に、操作者が所 のテンプレートを選択することにより、所 の無線タグラベルTの形状(幅、長さ等)を作 可能であるタグラベルプリンタPを選択する ことができる。これにより、複数のタグラベ ルプリンタPから操作者の無線タグラベルTの 状に係わるニーズに適したプリンタを自動 に選択することができる。

 また、本実施形態では特に、操作者が所 のテンプレートを選択することにより、所 のアンテナ感度(無線タグ回路素子Toのアン ナ151の感度)、及び所望のメモリ容量(無線 グ回路素子ToのIC回路部150のメモリ容量)のう ち少なくとも1つを有する無線タグラベルTを 成可能であるタグラベルプリンタPを選択す ることができる。これにより、作成しようと する無線タグラベルTの無線タグ回路素子Toの タグ属性に係わるニーズに適したプリンタを 自動的に選択することができる。

 また、本実施形態では特に、操作者が所 のテンプレートを選択することにより、無 通信に使用する所望の電磁波の周波数及び 望の通信プロトコルのうち少なくとも1つに 対応して無線通信を行い無線タグラベルTを 成可能なプリンタを自動的に選択すること できる。これにより、無線タグラベルTの作 の際に行われる無線通信の通信種類に係わ ニーズに適したプリンタを自動的に選択す ことができる。

 また、本実施形態では特に、各タグラベ プリンタPで無線タグラベルTの作成を完了 るごとに、各操作者(各端末PC)が要求した無 タグラベルTの作成をどのプリンタPが行っ かを表すタグラベル作成履歴情報を更新す 。これにより、例えば一定期間ごとに作成 歴情報を参照して各タグラベルプリンタPの 働状況をそれぞれチェックすること等が可 である。

 また、本実施形態では特に、各タグラベ プリンタPで無線タグラベルTの作成を完了 るごとに、無線タグ回路素子Toに書き込まれ た無線タグ情報(識別情報としてのIDを含む) 、これに対応して印字ヘッド305により印字 域に印字された印字情報との組み合わせ(相 情報)を、データサーバDSに記憶させる。こ により、タグラベルプリンタPで作成した無 線タグラベルTを使用する際に、リーダで読 取った当該無線タグラベルTの無線タグ回路 子ToのIDに基づきデータサーバDSに格納され 相関情報を参照し、無線タグ回路素子Toに 連づけられた情報(印字情報等)を取得するこ とができる。

 また、本実施形態では特に、プリンタ選 時に端末PCに対し表示信号を送信し、端末PC の表示部101に選択されたタグラベルプリンタ Pがいずれであるかを表示させる。これによ 、操作者は各端末PCから要求した無線タグラ ベルTが複数のタグラベルプリンタPのうちど プリンタで作成されるのかを認識すること できる。

 なお、本発明は、上記実施形態に限られ ものではなく、その趣旨及び技術思想を逸 しない範囲で種々の変形が可能である。以 、そのような変形例を順を追って説明する

 (1)テンプレート表示を行わない場合
 上記実施形態では、端末PCの表示部101に表 された複数のテンプレートの中から操作者 所望のテンプレートを選択することにより 操作者のタグラベル作成に関する要求情報( 状、通信種類、タグ属性、印刷態様等)が決 定され、プリンタサーバPSでその要求情報に 応したタグラベルプリンタPを選択するよう にしたが、これに限られない。すなわち、操 作者がテンプレートの選択を行うことなく、 端末PCからラベル作成指令信号を送信するの で、プリンタサーバPSが受信した信号に基 き最適なタグラベルプリンタPを選択するよ にしてもよい。

 この場合、タグラベル作成を開始する際 最初に端末PCから出力されるラベル作成指 信号が無線タグラベルTの要求情報(形状、通 信種類、タグ属性、印刷態様等)を含むよう すればよい。特に、印刷態様に関する要求 報については、操作者が端末PCで作成した印 刷態様をそのまま画像データとしてラベル作 成指令信号に含ませておき、プリンタサーバ PSがその画像データを解析して必要な印刷機 (解像度、階調等)を有するプリンタを選択 るようにすればよい。

 本変形例によれば、テンプレートを選択 る手間が省けるので、操作者がタグラベル リンタPを選択する際の手間をさらに低減す ることができる。

 (2)その他
 以上においては、タグラベルプリンタPが、 印字及び無線タグ回路素子Toへのアクセス(読 み取り又は書き込み)の終了したタグテープ30 3をカッタ307で切断して無線タグラベルTを作 する場合を例にとって説明したが、これに られない。すなわち、ラベルに対応した所 の大きさに予め分離されたラベル台紙(いわ ゆるダイカットラベル)がロールから繰り出 れるテープ上に連続配置されているような 合には、カッタ307で切断しなくても、テー が排出口16から排出されてきた後にラベル台 紙(アクセス済みの無線タグ回路素子Toが備え られかつ対応する印字がなされたもの)のみ テープから剥がしてタグラベルTを作成して 良く、本発明はこのようなものに対しても 用できる。

 また、以上においては、タグテープ303に えられた被印字テープ層に印字を行う方式( 貼りあわせを行わないタイプ)であったが、 れに限られず、無線タグ回路素子Toを備えた 基材テープとは別のカバーフィルムに印字を 行ってこれらを貼り合わせる方式に本発明を 適用してもよい。さらに、無線タグ回路素子 ToのIC回路部151から無線タグ情報の読み出し は書き込みを行うと共に、印字ヘッド305に ってその無線タグ回路素子Toを識別するため の印刷を行うものにも限られない。この印刷 は必ずしも行われなくともよく、無線タグ情 報の読み出し又は書き込みのみを行うものに 対し本発明を適用することもできる。

 さらに、以上は、タグテープ303がリール 材の周りに巻回されてタグテープロール304 構成し、カートリッジ300内にそのタグテー ロール304が配置されてタグテープ303が繰り される場合を例にとって説明したが、これ 限られない。例えば、無線タグ回路素子To 少なくとも一つ配置された長尺平紙状ある は短冊状のテープやシート(ロールに巻回さ たテープを繰り出した後に適宜の長さに切 して形成したものを含む)を、所定の収納部 にスタックして(例えばトレイ状のものに平 み積層して)カートリッジ化し、このカート ッジをタグラベル作成装置2側のカートリッ ジホルダに装着して、上記収納部から移送、 搬送して印字及び書き込みを行いタグラベル を作成するようにしてもよい。

 さらには上記タグテープロール304を直接 グラベルプリンタP側に着脱可能に装着する 構成や、長尺平紙状あるいは短冊状のテープ やシートをタグラベルプリンタP外より1枚ず 所定のフィーダ機構によって移送しタグラ ルプリンタP内へ供給する構成も考えられ、 さらにはカートリッジ300のようなタグラベル プリンタ本体側に着脱可能なものにも限られ ず、装置本体側に着脱不能のいわゆる据え付 け型あるいは一体型としてタグテープロール 304を設けることも考えられる。この場合も同 様の効果を得る。

 なお、以上で用いた「Verify」コマンド信 、「Program」コマンド信号等は、EPC globalが 定した仕様に準拠しているものとする。EPC globalは、流通コードの国際機関である国際EA N協会と、米国の流通コード機関であるUniforme d Code Council(UCC)が共同で設立した非営利法人 である。なお、他の規格に準拠した信号でも 、同様の機能を果たすものであればよい。

 また、以上既に述べた以外にも、上記実 形態や各変形例による手法を適宜組み合わ て利用しても良い。

 その他、一々例示はしないが、本発明は その趣旨を逸脱しない範囲内において、種 の変更が加えられて実施されるものである

本発明のプリンタ制御装置の一実施形 であるプリンタサーバを備えた無線タグ生 システムを表すシステム構成図である。 タグラベルプリンタの全体構成の一例 概念的に表す概念構成図である。 タグテープに備えられた無線タグ回路 子の機能的構成の一例を表すブロック図で る。 タグラベルプリンタで無線タグ回路素 を備えた無線タグラベルを作成するときに 御回路によって実行される制御手順を表す ローチャートである。 ステップS300の詳細手順を表すフローチ ャートである。 プリンタサーバの機能構成を表す機能 ロック図である。 プリンタサーバの制御回路によって実 される制御手順を表すフローチャートであ 。 優先度テーブルの一例を表す図である 優先度を設定する際の基準項目の一例 表す図である。 ステップS500の詳細手順を表すフロー ャートである。 ステータステーブルの一例を表す図で ある。 タグラベル作成履歴の一例を表す図で ある。

符号の説明

 150     IC回路部
 151     アンテナ(タグ側アンテナ)
 202     制御回路
 202C    RAM(相関記憶手段)
 303     タグテープ(被印刷物、タグ媒体 )
 305     印字ヘッド(印刷手段)
 306     アンテナ(通信手段)
 P 1 ~P n      タグラベルプリンタ(プリンタ)
 PC 1 ~PC n    端末(操作端末)
 PS      プリンタサーバ(プリンタ制御装 )
 To       無線タグ回路素子