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Title:
RADIATION IMAGING SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/096276
Kind Code:
A1
Abstract:
A radiation imaging system using FPD, which efficiently compresses and decompresses data of a photographed image. A radiation image detector (6) and a controller (7) are provided with a plurality of common fixed compression dictionaries and select a common fixed compression dictionary according to information on photographing conditions to compress and decompress the image data using the selected fixed compression dictionary.

Inventors:
EGUCHI YOSHIHIKO (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/050822
Publication Date:
August 06, 2009
Filing Date:
January 21, 2009
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Assignee:
KONICA MINOLTA MED & GRAPHIC (JP)
EGUCHI YOSHIHIKO (JP)
International Classes:
A61B6/00; G03B42/04
Domestic Patent References:
WO2006101230A12006-09-28
Foreign References:
JPS62150473A1987-07-04
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Claims:
照射された放射線に基づいて放射線画像データを取得する撮像部と、画像データに圧縮処理を行い、圧縮画像データを作成する圧縮処理部と、圧縮画像データを送信する第1送受信部と、を備えた放射線画像検出装置と、前記放射線画像検出装置から送信された圧縮画像データを受信する第2送受信部と、受信した圧縮画像データを伸張処理する伸張処理部と、を備えた制御装置と、を有する放射線画像撮影システムにおいて、
前記放射線画像検出装置と前記制御装置とは、共通する複数の固定圧縮辞書を備え、撮影条件の情報に基づいて共通の固定圧縮辞書を選択し、選択した該固定圧縮辞書を用いて前記圧縮処理及び前記伸張処理を行うことを特徴とする放射線画像撮影システム。
前記放射線画像検出装置は、前記制御装置から送信された撮影条件の情報に基づいて固定圧縮辞書を選択することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の放射線画像撮影システム。
放射線を照射する放射線照射装置を有し、前記撮影条件の情報は、前記放射線照射装置から照射する放射線量であることを特徴とする請求の範囲第1項又は第2項に記載の放射線画像撮影システム。
前記撮影条件の情報は、前記放射線画像検出装置の放射線検出感度情報であることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の放射線画像撮影システム。
Description:
放射線画像撮影システム

 本発明は、被検体を透過した放射線を検 する放射線画像検出装置を用いた放射線画 撮像システムに関し、特に放射線画像検出 置が取得した画像データを圧縮して送受信 る放射線画像撮影システムに関する。

 被検体に放射線を照射し、被検体を透過 た放射線を検出して放射線画像を得る方法 しては、近年、デジタル方式の放射線画像 出装置が用いられている。このような放射 画像検出装置としては、いわゆるFPD(Flat Pan el Detector)がある。

 FPDとは、基板上に複数の検出素子を2次元 的に配列したものであり、被検体を透過した 放射線が蛍光体(シンチレータ)に照射され、 射された放射線量に応じて発光する可視光 検出素子により電荷に変換してコンデンサ 蓄積し、コンデンサに蓄積した電荷を読み すことにより放射線画像を得るものである

 また、半導体製造技術の向上により小型、 型化が図られており、更に、特許文献1にお いては、このような薄型FPDと無線通信可能な 通信手段を有したX線撮像装置が開示されて る。

特開2004-180931号公報

 操作者がFPDを用いて撮影した画像データ 確認するためには、制御端末等に送信する 要がある。画像データはファイルサイズが きいために非圧縮のままで送信すると送信 間がかかるという問題がある。特に通信手 として無線通信を用いたFPDでは、その影響 大きく、連続する放射線撮影を迅速に行え いという問題となる。

 送信する画像データのファイルサイズを さくするためには画像データに対して圧縮 理を行うことが有効であり、圧縮処理によ 送信するファイルサイズを小さくすること より送信時間は短くなるというメリットが る。しかし圧縮伸張処理のアルゴリズムに っては、圧縮レートが低く効率よく圧縮で なかったり、圧縮処理及び伸張処理に時間 かかったり、するという問題がある。

 本発明は上記問題に鑑み、放射線画像検 装置を用いた放射線画像撮影システムにお て、撮影した画像データに対して効率よく 縮伸張処理を行うことが可能な放射線画像 影システムを提供することを目的とする。

 上記の目的は、下記に記載する発明によ 達成される。

 1.照射された放射線に基づいて放射線画像 ータを取得する撮像部と、画像データに圧 処理を行い、圧縮画像データを作成する圧 処理部と、圧縮画像データを送信する第1送 信部と、を備えた放射線画像検出装置と、 記放射線画像検出装置から送信された圧縮 像データを受信する第2送受信部と、受信し た圧縮画像データを伸張処理する伸張処理部 と、を備えた制御装置と、を有する放射線画 像撮影システムにおいて、
前記放射線画像検出装置と前記制御装置とは 、共通する複数の固定圧縮辞書を備え、撮影 条件の情報に基づいて共通の固定圧縮辞書を 選択し、選択した該固定圧縮辞書を用いて前 記圧縮処理及び前記伸張処理を行うことを特 徴とする放射線画像撮影システム。

 2.前記放射線画像検出装置は、前記制御 置から送信された撮影条件の情報に基づい 固定圧縮辞書を選択することを特徴とする1. に記載の放射線画像撮影システム。

 3.放射線を照射する放射線照射装置を有 、前記撮影条件の情報は、前記放射線照射 置から照射する放射線量であることを特徴 する1.又は2.に記載の放射線画像撮影システ 。

 4.前記撮影条件の情報は、前記放射線画 検出装置の放射線検出感度情報であること 特徴とする3.に記載の放射線画像撮影システ ム。

 本発明によれば、放射線画像検出装置を いた放射線画像撮影システムにおいて、放 線画像検出装置と制御装置とが共通する固 圧縮辞書を選択し、選択した該固定圧縮辞 を用いて圧縮処理及び伸張処理を行うこと より、撮影した画像データに対して効率よ 圧縮伸張処理を行うことが可能な放射線画 撮影システムを提供することが可能となる

本実施形態における放射線画像撮影シ テムの概略構成を示す図である。 FPD6の斜視図である。 FPD6の撮像部6Aの回路構成図である。 FPD6及びコンソール7の要部構成を示す ロック図である。 本実施形態に係る放射線画像撮影シス ムでの制御フローを説明する図である。

符号の説明

 6 FPD
 6A 撮像部
 62 撮像パネル
 60 制御部
 601 圧縮部
 65 送受信部
 66 記憶部
 7 コンソール
 70 制御部
 72 伸張部
 75 送受信部
 77 表示部
 78 入力操作部

 本発明を実施の形態に基づいて説明する 、本発明は該実施の形態に限られない。

 本実施形態における放射線画像撮影シス ムについて図1乃至図5に基づいて説明する 図1は、本実施形態における放射線画像撮影 ステム1の概略構成を示す図である。

 放射線画像撮影システム1は、図1に示す うに、放射線撮影に関する操作を行う撮影 作装置4と、例えば無線LAN(Local Area Network)に より無線通信を行うためのアクセスポイント 5と、放射線画像検出装置6(以下、単にFPD6と す)により生成された放射線画像データに画 処理を行うコンソール7とがネットワークN 通じて接続されて構成されている。なお、 こでは図示してないが、放射線画像撮影シ テム1は、患者診断情報や会計情報を一元管 するHIS(Hospital Information System)や放射線診療 の情報を管理するRIS(Radiology Information System) ネットワークNを介して接続されている。ネ ットワークNは、当該システム専用の通信回 であってもよいが、システム構成の自由度 低くなってしまう等の理由のため、イーサ ット(登録商標)等の既存の回線である方が好 ましい。

 100は撮影室である。撮影室100には放射線 射装置3、撮影操作装置4、無線通信を行う クセスポイント5、当該アクセスポイントと 続されているルータ9を備えている。

 放射線照射装置3は、臥位撮影台11に横た っている被検体である患者12に対して放射 を照射するようになっており、臥位撮影台11 の下方には、FPD6を装着する検出装置装着口11 aが設けられている。放射線照射装置3は、撮 操作装置4により制御されて所定の撮影条件 で放射線撮影を行うようになっている。なお 放射線照射装置3と検出装置装着口11aに装着 たFPD6との撮影タイミングの同期は、両者間 アクセスポイント5を経由した無線通信によ り行うようにしてもよい。

 アクセスポイント5は、放射線照射装置3 備えた撮影室の所定領域内でFPD6とコンソー 7とが無線通信する際に、これらの通信を中 継する機能をもつ。なお、無線通信としては 無線LAN(例えば、IEEE802.11a/b/g準拠の通信方式) より行う例について説明するが、これに限 れず、電波(空間波)を用いるものの他に、 外線や可視光線等(レーザー等)を用いた光無 線通信(例えば、IrDA)、音波または超音波を用 いた音響通信により無線通信するようにして もよい。

 なお、図1の説明においては、無線アクセ スポイント5を経由した無線通信により通信 行う例について説明したが、これに限られ 、検出装置装着口11aにネットワークNと接続 る通信コネクタを設け、FPD6を当該検出装置 装着口11aに装着することにより、ネットワー クNと有線通信するようにしてもよい。

 [FPD6]
 FPD6は、放射線画像データ(以下、単に画像 ータという)を取得するものであり、カセッ にFPDとも呼ばれる撮像パネルが収容されて る可搬型のカセッテFPD装置である。

 以下、図2乃至図4を用いて、FPD6の構成に いて説明する。図2は、FPD6の斜視図である 図3は、FPD6の撮像部6Aの回路構成図である。 4は、FPD6及びコンソール7の要部構成を示す ロック図である。

 図2に示すように、FPD6は、内部を保護す 筐体61を備えており、カセッテとして可搬可 能に構成されている。筐体61の内部には、照 された放射線を電気信号に変換する撮像パ ル62が層を成して形成されている。この撮 パネル62における放射線の照射面側には、入 射された放射線の強度に応じて発光を行う発 光層64が設けられている。また撮像パネル全 の大きさは、例えば大角、半切、六切り等 撮影サイズに対応している。

 発光層64は、一般にシンチレータ層と呼 れるものであり、例えば、蛍光体を主たる 分とし、入射した放射線に基づいて、波長 300nmから800nmの電磁波、すなわち、可視光線 中心に紫外光から赤外光にわたる電磁波(光 )を出力する。

 この発光層64で用いられる蛍光体は、例え 、CaWO 4 等を母体とするものや、CsI:TlやGd 2 O 2 S:Tb、ZnS:Ag等の母体内に発光中心物質が賦活 れたものを用いることができる。また、希 類元素をMとしたとき、(Gd,M,Eu) 2 O 3 の一般式で示される蛍光体を用いることがで きる。特に、放射線吸収及び発光効率が高い ことよりセシウムアイオダイドCsI:Tl(以下、CS Iと称す)、ガドリニウムオキシサルファイドG d 2 O 2 S:Tb(以下、GOSと称す)、が好ましく、これらを 用いることで、ノイズの低い高画質の画像を 得ることができる。

 またこれらの蛍光体の発光効率によりFPD6 への照射された放射線量に対する放射線検出 感度が異なることになる。当該放射線検出感 度情報はそれぞれのFPD6に付与した識別情報 より、後述のコンソール7により管理されて る。

 この発光層の放射線が照射される側の面 反対側の面には、発光層から出力された電 波(光)を電気エネルギーに変換して蓄積し 蓄積された電気エネルギーに基づく画像信 の出力を行う検出素子がマトリクス状に配 された撮像パネル62が形成されている。

 図2乃至図4に示すように、FPD6は制御部60 圧縮処理部として機能する圧縮部601、送受 部65、記憶部66(660~662)、電源部63、接続端子69 などを備えている。

 送受信部65は「第1送受信部」として機能 、撮影室100の内部に設置されている無線ア セスポイント5を経由することにより無線通 信を行う。無線通信方式は、IEEE802.11規格に 拠した無線LAN方式を用いるが、これに限ら ずUWB(UltraWideBand)、Bluetooth等の他の電波方式 るいは、赤外線通信等の光学方式のものを いてもよい。

 記憶部66は、不揮発性メモリやフラッシ メモリなどの書き換え可能なメモリ等から る。この記憶部66は内蔵型のメモリでもよい し、メモリカード等の着脱可能なメモリでも よい。また記憶部66の内部メモリ領域は、図4 に示すように論理的に画像記憶部660、圧縮画 像データ一次記憶部661、圧縮辞書記憶部662が 形成されている。画像記憶部660には撮像パネ ル62から出力された数枚~数十枚程度の放射線 画像データを記憶することが可能である。圧 縮画像データ一次記憶部661、圧縮辞書記憶部 662に関しては、詳細は後述する。

 電源部63は、FPD6を構成する複数の駆動部( 制御部60、撮像パネル62、記憶部66など)に電 を供給する。この電源部63は、例えば予備電 池と充電自在な充電池とで構成されている。

 接続端子69は、不図示のクレードル端子 接続するための端子であり、クレードル端 と接続することにより電源部63への充電を行 う。また送受信部65を介してコンソール7と各 種情報の送受信を行ったりする。

 [撮像部6A]
 撮像部6Aの回路構成図である図3、に示すと り撮像部6Aは、撮像パネル62、走査駆動回路 609、信号選択回路608から構成されている。撮 像パネル62は光を電気信号に変換する複数の 光素子(以下検出素子と称す)620が2次元配置 れており、1つの検出素子620は放射線画像の 1画素に対応する。これらの画素は例えば200~4 00dpi(dots per inch)の密度で、被検体の撮影領 の大きさに渡って配置されている。

 また、検出素子620間には走査線(横ライン )623と信号線(縦ライン)624とが配設されており 、同図では両者が直交するように格子状に配 設されている。ここで、走査線623と信号線624 とで囲まれた1つの区画を1画素とすると、撮 パネル62の画素数は、例えば、一方向にm個 もう一方向にn個配置してなる場合にはm×n の画素数より構成されている。そして、撮 パネル62には、m×n個の画素数分に対応する ォトダイオード621-(1,1)~621-(m,n)とスイッチン 素子であるトランジスタ622-(1,1)~622-(m,n)が配 置され、画素間には、走査線623-1~623-m及び信 線624-1~624-nが直交するように配設されるこ になる。

 例えば、1つ目の受光素子内では、フォト ダイオード621-(1,1)にシリコン積層構造あるい は有機半導体で構成されたスイッチング素子 であるトランジスタ622-(1,1)が接続する。トラ ンジスタ622-(1,1)は、例えば、電界効果トラン ジスタが使用される。トランジスタ622-(1,1)の ドレイン電極あるいはソース電極が検出素子 620-(1,1)に接続されるとともに、ゲート電極は 走査線623-1と接続される。ドレイン電極が検 素子620-(1,1)と接続する場合はソース電極が 号線624-1と接続し、ソース電極が検出素子62 0-(1,1)に接続する場合はドレイン電極が信号 624-1と接続する。また、他の画素における検 出素子620、フォトダイオード621及びトランジ スタ622も同様に走査線623や信号線624と接続す る。

 また、撮像パネル62は、図3に示すように 号線624-1~624-nにドレイン電極を接続した初 化トランジスタ632-1~632-nを設けるものもあり 、この初期化トランジスタ632-1~632-nではソー 電極を接地し、ゲート電極をリセット線631 接続する。

 撮像パネル62では、これらの回路を介し 放射線画像をデジタルの画像信号に変換す 。すなわち、制御部60が、走査線623-1~623-m各 に、走査駆動回路609を介して読出信号RSを 給して画像走査を行い、走査線毎のデジタ 画像信号を取り込み、放射線画像をデジタ の画像信号に変換する。このことについて 以下詳述する。

 撮像パネル62の走査線623-1~623-mとリセット 線631は、図3に示すように走査駆動回路609と 続する。走査駆動回路609から走査線623-1~623-m のうち、任意の走査線623-p(pは1~mのいずれか 値)に読出信号RSが供給されると、この走査 623-pに接続したトランジスタ622-(p,1)~622-(p,n) オンの状態になり、フォトダイオード621-(p,1 )~621-(p,n)に蓄積した電荷を信号線624-1~624-n上 出力する。

 信号線624-1~624-nは、信号選択回路608の信 変換器671-1~671-nに接続し、信号変換器671-1~671 -nでは信号線624-1~624-n上に出力された電荷量 応じた電圧信号SV-1~SV-nを出力し、信号変換 671-1~671-nで出力した電圧信号SV-1~SV-nをレジス タ672に供給する。

 レジスタ672は、信号変換器671より供給さ た電圧信号を順次選択し、選択された電圧 号は、アナログ/デジタル(A/D)変換器673によ 、12ビット乃至14ビットの1つのデジタル画 信号に変換され、このデジタル画像信号は 御部に供給されて、放射線画像を画素単位 デジタル画像信号に変換する。

 また、撮像パネル62の初期化を行う場合 、最初に、走査駆動回路609からリセット信 RTがリセット線631に供給されて初期化トラン ジスタ632-1~632-nをオンの状態にした後、走査 623-1~623-mに読出信号RSを供給してトランジス タ622-(1,1)~622-(m,n)をオンの状態にする。そし 、フォトダイオード621-(1,1)~621-(m,n)に蓄えら ていた電荷を初期化トランジスタ632-1~632-n 介して放出することにより撮像パネル62の初 期化を行う。

 [コンソール7]
 FPD6及びコンソール7の要部構成を示すブロ ク図である図4、に示すようにコンソール7は 制御部70、「伸張処理部」として機能する伸 部72、表示部77、入力操作部78、「第2送受信 部」としての送受信部75、画像記憶部760、圧 画像データ一次記憶部761、圧縮辞書記憶部7 62を備えて構成されている。そして当該コン ール7が本願発明における「制御装置」とし て機能する。

 表示部77は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)や LCD(Liquid Crystal Display)等を備えて構成され、 御部70から送られる表示信号の指示に従っ 、FPD6で撮影した画像データ、撮影条件の情 、患者リスト、各種のメッセージや画像等 各種画面を表示するものである。

 入力操作部78は、例えば、キーボードや ウス等から構成されており、キーボードで 下操作されたキーの押下信号やマウスによ 操作信号を入力信号として制御部70に対して 出力するものである。なお、入力操作部78は 前記表示部77の表示画面を覆う透明なシー パネルに、指又は専用のスタイラスペンで れることにより入力される位置情報を入力 号として制御部70に出力する、いわゆる、タ ッチパネルにより構成されていてもよい。そ して当該入力操作部78により撮影条件の情報 入力を行う。ここでいう撮影条件の情報と 、放射線量や放射線検出感度情報等のこと ある。放射線量は、撮影部位や患者の条件 よって放射線照射装置3から照射する放射線 量を異ならせている。また放射線検出感度情 報は撮影に用いるFPD6に対応しており、当該FP D6に使用されている発光層64の種類(GOS、CSI等) や検出素子620の性能によって異なる放射線検 出感度を有することになる。

 [圧縮、伸張の制御フロー]
 図5は、実施形態に係る放射線画像撮影シス テムでの制御フローを説明する図である。図 4及び図5に基づいて圧縮、伸張の制御フロー ついて説明を行う。

 図5のステップS11では、操作者が入力操作 部78により撮影条件の情報(以下、単に撮影条 件ともいう)の設定を行う。撮影条件とは、 述のとおり照射放射線量や、撮影に用いるFP D6に対応した放射線検出感度の情報のことで る。

 ステップS12では、制御部70は、送受信部75 により撮影条件をFPD6に送信する。なおFPD6に いて放射線検出感度は原則としてハード構 で決定されるが、ハード構成に応じて固定 するか、患者情報等の撮影条件との組み合 せにより変更するようにしてもよい。後者 場合にはコンソール7側から撮影条件として 放射線検出感度の情報をFPD6に送信する。

 ステップS21において、撮影条件を受信し FPD6では撮像部6Aにより放射線画像の撮影を う。制御部60はステップS22で得られた画像 ータを画像記憶部660に記憶させる。

 ステップS23では、圧縮部601では、圧縮辞 記憶部662にあらかじめ記憶されている圧縮 書をコンソール7から送られた撮影条件の情 報に基づいて選択し、選択した圧縮辞書の呼 び出しを行う。

 一方、ステップS13においては、コンソー 7の伸張部72では送信した撮影条件の情報に づいて、圧縮辞書の呼び出しを行う。なお テップS23とステップS13で呼び出しを行う圧 辞書は共通の撮影条件に基づいているので 共通の圧縮辞書が選択されていることにな 。

 [圧縮辞書]
 ここで圧縮辞書について説明を行う。圧縮 アルゴリズムにおける符号化としてはハフ ン符号化、LZ78、算術符号化がある。ハフマ ン符号化とは各データを、重みを持った葉と 捉えハフマン木と呼ばれる発生頻度に応じて 作成される木構造のデータ(圧縮辞書)を構築 、当該データを用いて圧縮対象データの圧 及び、伸張を行う。このようにハフマン符 化は、発生頻度の高いデータに優先的に短 コードを割り当て、発生頻度の低いデータ は比較的長いコードを割り当てることによ 、全体としてデータの圧縮を行う可変長符 の一種である。また圧縮辞書の構築に当た ては画像データの種類による圧縮率のばら きを抑えるため、単一の画像、単一種類の 像データから作成するのではなく、撮影さ る可能性のある複数の画像、複数種類の画 データから構築すること好ましい。

 本実施形態においては、例えばハフマン 号化によりあらかじめ撮影条件の情報に適 た、データとコードの変換対応テーブルを 成しておき、当該対応テーブルを圧縮辞書 して撮影条件の情報と対応づけて圧縮記憶 662及び圧縮記憶部762に記憶しておく。なお 縮辞書の作成は制御部70と制御部60が協働す ることにより実行される。また複数のFPD6を いる場合には、それぞれのFPD6の圧縮辞書記 部662に記憶されている圧縮辞書はコンソー 7の圧縮辞書記憶部762に含まれていることに なる。

 本実施形態においては圧縮辞書をあらか め作成しておくことにより以下のメリット ある。(1)実際の圧縮処理時においては当該 書作成の処理を省略することができるので 圧縮、伸張処理の時間を短縮させることが 能となる。(2)圧縮画像データを送信する際 圧縮辞書を同時に送信する必要がなく送信 間を短くすることができる。

 また撮影条件に基づいて固定の圧縮辞書 選択することにより以下の理由により圧縮 が向上するというメリットがある。放射線 射装置3から照射する放射線量の大小によっ て、画像データの有効データ範囲が大きく変 わる。ベースライン補正のために用いる暗画 像撮影においては、放射線量は0にしておい 撮影を行うため、得られる画像データは、 ンサ、検出素子、アンプなどが持つ(あるい 起因する)オフセット値と電気的なノイズか らなるため、その値の範囲は、大きくても10b it程度である(全14bitにおいて)。しかし、通常 の放射線を照射して行う撮影では、放射線が 被検体を通過しないでFPDの撮影パネルに直接 到達する(素抜けとも呼ばれる状態)画素が存 する。このような画素における画像データ 露出オーバとならない程度で最大信号値付 に設定して使用するため、このような場合 おける画像データ範囲は、ほぼA/D変換器673 最大出力値となる。

 つまり撮影条件によって画像データの出 値の範囲は大きく異なることになる。従っ 、それぞれの撮影条件によって撮影された 像データに対して高い圧縮率を実現する最 な固定辞書の構成は、被検体の条件の変動 加味してそれぞれ異なることになる。この うに撮影条件によって、画像データ範囲が きく異なるため、それぞれの撮影条件に適 た固定辞書を用いることで、圧縮率の向上 図れる。更に撮影条件による圧縮率のばら きの抑制が可能になるというメリットもあ 。

 制御フローの説明に戻る。ステップS24で 圧縮部601はステップS23で呼び出した圧縮辞 を用いて画像データに対して圧縮処理を行 て圧縮画像データを作成し、作成した圧縮 像データを圧縮画像データ一次記憶部661に 憶する。

 ステップS25では、制御部60は送受信部65に より圧縮画像データをコンソール7に送信す 。

 コンソール7の制御部70は、受信した圧縮 像データを圧縮画像データ記憶部761に記憶 せる。ステップS14では伸張部72によりステ プS13で呼び出した、FPD6と共通の圧縮辞書を いて当該圧縮画像データに対して伸張処理 行う。

 制御部70は、復元した画像データを画像 憶部760に記憶させ(ステップS15)、続くステッ プS16で表示部77に当該復元した画像データを 示させて終了する。

 なお、ステップS21における本撮影(被検体 への撮影)に前後してベースライン補正用の 述の暗画像撮影を行い、両方の画像を用い 補正を行うようにしてもよい。このように ることにより暗電流に起因するオフセット を補正することができる。