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Title:
RADIO COMMUNICATION BASE STATION DEVICE AND RADIO COMMUNICATION METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/084859
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a radio communication base station device capable of suppressing degradation of a signal error ratio characteristic for a mobile station in the vicinity of the cell center when a plurality of signals whose transmission power is to be controlled are frequency-multiplexed or code-multiplexed. In the device (100), a classification unit (118) classifies a plurality of DPCCH according to the MCS of SCCH into a plurality of groups based on tbe transmission power intensity. A spread code is allocated for each DPCCH according to the classification result. A spread code for spreading a response signal (ACK signal/NACK signal) is instructed to spread units (103-1 to 103-n). The spread units (103-1 to 103-n) spread the response signal by the spread code instructed from the classification unit (118). According to the classification result in the classification unit (118), a mapping unit (104) maps the response signal after the spread to one of the subcarriers constituting the OFDM symbol.

Inventors:
FUKUOKA MASARU
NISHIO AKIHIKO
NAKAO SEIGO
HIRAMATSU KATSUHIKO
Application Number:
PCT/JP2008/050298
Publication Date:
July 17, 2008
Filing Date:
January 11, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MATSUSHITA ELECTRIC IND CO LTD (JP)
FUKUOKA MASARU
NISHIO AKIHIKO
NAKAO SEIGO
HIRAMATSU KATSUHIKO
International Classes:
H04J11/00; H04B1/707; H04B7/26; H04W72/06; H04J13/00; H04J13/16
Other References:
NTT DOCOMO: "Fast Trasmission Power Control in E-UTRA", 3GPP TSG RAN WG1 LTE AD HOC, vol. R1-061668, June 2006 (2006-06-01), pages 1 - 6
MOTOROLA: "Downlink Acknowledgment and Group Transmit Indicator Channels", 3GPP RAN1 LTE ADHOC, vol. R1-061900, June 2006 (2006-06-01), pages 1 - 4
NTT DOCOMO, FUJITSU, NEC, CQI-BASED: "Transmission Power Control for Control Channel in Evolved UTRA", 3GPP TSG RAN WG1 #42 ON LTE, vol. R1-050852, September 2005 (2005-09-01), pages 1 - 6
KDDI: "Hybrid FDM/CDM Based Multiplexing for ACK/NACK Signals in E-UTRA Downlink", 3GPP TSG RAN WG1 MEETING #50, vol. R1-073784, August 2007 (2007-08-01), pages 1 - 5
MOTOROLA: "Downlink Acknowledgment Channel", 3GPP TSG RAN1 #49, vol. R1-072166, May 2007 (2007-05-01), pages 1 - 3
Attorney, Agent or Firm:
WASHIDA, Kimihito (Shintoshicenter Bldg. 24-1, Tsurumaki1-chome, Tama-sh, Tokyo 34, JP)
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Claims:
 マルチキャリア信号を構成する複数のサブキャリアに複数の個別制御チャネルをコード多重する無線通信基地局装置であって、
 前記複数の個別制御チャネルを送信電力の大きさに応じた複数のグループに分類する分類手段と、
 同一のグループに属する個別制御チャネルを同一のサブキャリアにマッピングしてコード多重するとともに、異なるグループに属する個別制御チャネルを異なるサブキャリアにマッピングしてコード多重するマッピング手段と、
 を具備する無線通信基地局装置。
 前記分類手段は、前記複数の個別制御チャネルにそれぞれ対応する複数の共有制御チャネル各々のMCSに基づいて前記複数の個別制御チャネルを前記複数のグループに分類する、
 請求項1記載の無線通信基地局装置。
 前記分類手段は、無線通信移動局装置が有するしきい値と同一のしきい値と前記MCSとを比較し、比較結果に従って前記複数の個別制御チャネルを前記複数のグループに分類する、
 請求項2記載の無線通信基地局装置。
 前記分類手段は、前記複数のグループ各々に属する個別制御チャネルの数が均等になるように前記複数の個別制御チャネルを前記複数のグループに分類する、
 請求項1記載の無線通信基地局装置。
 前記分類手段は、前記複数の無線通信移動局装置を前記複数の共有制御チャネル各々のMCSレベルの順に並べ、その順に従って前記複数の個別制御チャネルを前記複数のグループに分類する、
 請求項4記載の無線通信基地局装置。
 前記複数のグループと前記複数の共有制御チャネルとが対応付けられており、
 前記分類手段での分類結果に従って前記複数の共有制御チャネルを前記複数の無線通信移動局装置に割り当てる割当手段、をさらに具備する、
 請求項1記載の無線通信基地局装置。
 前記マッピング手段は、送信電力がより大きいグループに属する個別制御チャネルをより多くのサブキャリアにマッピングする、
 請求項1記載の無線通信基地局装置。
 前記分類手段は、前記複数の個別制御チャネルにそれぞれ対応する複数の共有制御チャネル各々が占有するCCEのアグリゲーションサイズに基づいて前記複数の個別制御チャネルを前記複数のグループに分類する、
 請求項1記載の無線通信基地局装置。
 前記分類手段は、無線通信移動局装置が有するしきい値と同一のしきい値と前記アグリゲーションサイズとを比較し、比較結果に従って前記複数の個別制御チャネルを前記複数のグループに分類する、
 請求項8記載の無線通信基地局装置。
 マルチキャリア信号を構成する複数のサブキャリアに複数の個別制御チャネルをコード多重する無線通信基地局装置における無線通信方法であって、
 前記複数の個別制御チャネルを送信電力の大きさに応じた複数のグループに分類し、
 同一のグループに属する個別制御チャネルを同一のサブキャリアにマッピングしてコード多重するとともに、異なるグループに属する個別制御チャネルを異なるサブキャリアにマッピングしてコード多重する、
 無線通信方法。
Description:
無線通信基地局装置および無線 信方法

 本発明は、無線通信基地局装置および無 通信方法に関する。

 近年、無線通信、特に移動体通信では、 声以外に画像やデータなどの様々な情報が 送の対象になっている。今後は、さらに高 な伝送に対する要求がさらに高まるであろ と予想され、高速伝送を行うために、限ら た周波数資源をより効率よく利用して、高 伝送効率を実現する無線伝送技術が求めら ている。

 このような要求に応え得る無線伝送技術 一つにOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexin g)がある。OFDMは、多数のサブキャリアを用い てデータを並列伝送するマルチキャリア伝送 技術であり、高い周波数利用効率、マルチパ ス環境下のシンボル間干渉低減などの特徴を 持ち、伝送効率の向上に有効であることが知 られている。

 このOFDMを下り回線に用い、無線通信基地 局装置(以下、単に基地局という)が複数の無 通信移動局装置(以下、単に移動局という) のデータを複数のサブキャリアに周波数多 することが検討されている。

 また、上り回線で複数の移動局からそれぞ 基地局へ伝送されるデータに対してARQ(Automa tic Repeat Request)を適用し、上り回線データの 誤り検出結果を示す応答信号をOFDMを用いて 数のサブキャリアに周波数多重およびコー 多重することが検討されている(非特許文献1 参照)。上り回線データに誤り無しであればAC K(Acknowledgment)信号が、誤り有りであればNACK(Ne gative Acknowledgment)信号が応答信号として各移 局へそれぞれフィードバックされる。また この応答信号はDPCCH(Dedicated Physical Control C hannel;個別制御チャネル)で伝送される。また DPCCHは移動局毎に送信電力制御がなされる つまり、それぞれ個別に送信電力制御がな れる複数のDPCCHが複数のサブキャリアに周波 数多重およびコード多重される。この際、図 1に示すように、セル中心付近の移動局(MS1,MS2 )に対するDPCCH(DPCCH1,DPCCH2)は低い送信電力に、 セル境界付近の移動局(MS3,MS4)に対するDPCCH(DPC CH3,DPCCH4)は高い送信電力に制御されて複数の ブキャリア(f 1 ~f 8 )に周波数多重およびコード多重される。
3GPP RAN WG1 Meeting document, R1-061900, “Dow nlink Acknowledgment and Group Transmit Indicator Chan nels”, Motorola

 図1に示すように複数のDPCCHを複数のサブ ャリアにコード多重した場合、伝搬路にお るフェージングの影響によりコード間での 交性が崩れ、それら複数のDPCCH間において ード間干渉が生じて誤り率特性が劣化する この際、各DPCCHにおける誤り率特性の劣化度 合いは、同一周波数リソースにコード多重さ れるDPCCH間での送信電力の大きさの相対関係 よる。すなわち、図1に示すように、同一サ ブキャリアに送信電力が小さいDPCCH(DPCCH1,DPCCH 2)と送信電力が大きいDPCCH(DPCCH3,DPCCH4)とがコ ド多重されると、送信電力が大きいDPCCHは送 信電力が小さいDPCCHから受けるコード間干渉 影響が小さく誤り率特性の劣化は小さいが 送信電力が小さいDPCCHは送信電力が大きいDP CCHから受けるコード間干渉の影響が大きく誤 り率特性が大きく劣化する。つまり、セル中 心付近の移動局に対するDPCCHの誤り率特性が きく劣化する。

 これを防ぐために、セル中心付近の移動 に対するDPCCHの送信電力を、セル境界付近 移動局に対するDPCCHの送信電力と同等なレベ ルまで大きくすることが考えられる。しかし 、基地局の送信電力リソースには上限がある ため、すべてのDPCCHの送信電力を大きくする とはできない。

 本発明の目的は、送信電力制御がなされ 複数の信号が周波数多重およびコード多重 れる場合に、セル中心付近の移動局に対す 信号の誤り率特性の劣化を抑えることがで る基地局および無線通信方法を提供するこ である。

 本発明の基地局は、マルチキャリア信号 構成する複数のサブキャリアに複数の個別 御チャネルをコード多重する基地局であっ 、前記複数の個別制御チャネルを送信電力 大きさに応じた複数のグループに分類する 類手段と、同一のグループに属する個別制 チャネルを同一のサブキャリアにマッピン してコード多重するとともに、異なるグル プに属する個別制御チャネルを異なるサブ ャリアにマッピングしてコード多重するマ ピング手段と、を具備する構成を採る。

 本発明によれば、送信電力制御がなされ 複数の信号が周波数多重およびコード多重 れる場合に、セル中心付近の移動局に対す 信号の誤り率特性の劣化を抑えることがで る。

DPCCHのマッピング例 実施の形態1に係る基地局の構成を示す ブロック図 実施の形態1に係るシーケンス図 実施の形態1に係るMCSテーブル 実施の形態1に係るDPCCHのマッピング例( 例1) 実施の形態1に係るDPCCHのマッピング例( 例2) 実施の形態1に係るDPCCHのマッピング例( 例3) 実施の形態1に係るDPCCHのマッピング例( 例4) 実施の形態2に係るMCS設定結果 実施の形態2に係る分類結果 実施の形態3に係るSCCHテーブル 実施の形態4に係る基地局の構成を示 ブロック図 実施の形態4に係るアグリゲーション (4CCE) 実施の形態4に係るアグリゲーション (2CCE) 実施の形態4に係るアグリゲーション (1CCE) 実施の形態4に係るアグリゲーション イズと使用DPCCHとの対応関係 実施の形態4に係るDPCCHとグループとの 対応付け(例1) 実施の形態4に係るDPCCHのマッピング例 (例1) 実施の形態4に係るDPCCHのマッピング例 (例2) 実施の形態4に係るDPCCHとグループとの 対応付け(例2) 実施の形態5に係る基地局の構成を示 ブロック図 実施の形態5に係るDPCCHとグループとの 対応付け(例1) 実施の形態5に係るDPCCHのIQ多重例(例1) 実施の形態5に係るDPCCHのIQ多重例(例2) 実施の形態5に係るDPCCHとグループとの 対応付け(例2) 実施の形態5に係るDPCCHのIQ多重例(例3) 実施の形態5に係るDPCCHのIQ多重例(例4) 実施の形態6および7に係るアグリゲー ョンサイズと使用DPCCHとの対応関係 実施の形態6に係るDPCCHとグループとの 対応付け 実施の形態7に係るDPCCHとグループとの 対応付け

 以下、本発明の実施の形態について、添 図面を参照して詳細に説明する。

 (実施の形態1)
 本実施の形態に係る基地局100の構成を図2に 示す。基地局100は、マルチキャリア信号であ るOFDMシンボルを構成する複数のサブキャリ に複数のDPCCHを周波数多重およびコード多重 するものである。

 なお、説明が煩雑になることを避けるた に、図2では、本発明と密接に関連する上り 回線データの受信、および、その上り回線デ ータに対する応答信号の下り回線での送信に 係わる構成部を示し、本実施の形態では、下 り回線データの送信に係わる構成部の図示お よび説明を省略する。

 基地局100において、DPCCH用の変調部101-1~10 1-n、DPCCH用の拡散部103-1~103-n、SCCH(Shared Control  Channel;共有制御チャネル)用の符号化部11お び変調部12からなる符号化・変調部105-1~105-n DPCCH用の復調部21および復号部22からなる復 ・復号部116-1~116-n、および、データチャネ 用の復調部31、復号部32およびCRC(Cyclic Redunda ncy Check)部33からなる復調・復号部120-1~120-nは 、基地局100が通信可能な移動局の数nだけ移 局1~nにそれぞれ対応して備えられる。

 変調部101-1~101-nは、移動局毎のDPCCHで送信 される移動局毎の応答信号(ACK信号またはNACK 号)に対して変調処理を行って送信電力制御 部102に出力する。

 送信電力制御部102は、各移動局から報告 れた受信品質情報に基づいて、応答信号の 信電力を制御して拡散部103-1~103-nに出力す 。この際、送信電力制御部102は、移動局毎 受信品質情報に基づいてDPCCH毎に応答信号の 送信電力を制御する。各移動局のDPCCHの送信 力は、各移動局が所要誤り率を満たすこと できる十分な受信品質で応答信号を受信で る送信電力に設定される。より具体的には 送信電力制御部102は、受信品質が低いほど 信電力を大きくし、受信品質が高いほど送 電力を小さくする。これにより、セル境界 近の移動局に対するDPCCHは大きい送信電力 、セル中心付近の移動局に対するDPCCHは小さ い送信電力に制御される。

 拡散部103-1~103-nは、分類部118から指示さ る拡散コードで応答信号を拡散してマッピ グ部104に出力する。

 マッピング部104は、分類部118でのDPCCHに する分類結果に従って、拡散後の応答信号 、OFDMシンボルを構成する複数のサブキャリ のいずれかにマッピングして多重部107に出 する。つまり、マッピング部104は、移動局 のDPCCHを、OFDMシンボルを構成する複数のサ キャリアのいずれかにマッピングする。マ ピング部104でのこのマッピング処理により 複数のDPCCHが複数のサブキャリアに周波数 重およびコード多重される。マッピング部10 4でのマッピング処理の詳細については後述 る。

 符号化・変調部105-1~105-nにおいて、各符 化部11は、移動局毎のSCCHで送信される移動 毎の制御信号に対して符号化処理を行い、 変調部12は、符号化後の制御信号に対して変 調処理を行ってマッピング部106に出力する。 このときのMCS(Modulation and Coding Scheme)はMCS設 定部117によって設定されるMCSに従う。

 マッピング部106は、各移動局への制御信 を、OFDMシンボルを構成する複数のサブキャ リアのいずれかにマッピングして多重部107に 出力する。つまり、マッピング部106は、移動 局毎の複数のSCCHを、OFDMシンボルを構成する 数のサブキャリアのいずれかにマッピング る。マッピング部106でのこのマッピング処 により、複数のSCCHが同一時刻に周波数多重 される。

 多重部107は、マッピング部104から入力さ る応答信号、マッピング106から入力される 御信号、および、パイロット信号を時間多 してIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部108に出 する。制御信号の多重は例えばサブフレー 毎に行われ、制御信号は各サブフレームの 頭に多重される。また、パイロット信号の 重は所定の時間間隔にて行われる。

 IFFT部108は、複数のサブキャリアにマッピ ングされた応答信号、制御信号、または、パ イロット信号に対してIFFTを行ってOFDMシンボ を生成する。

 CP(Cyclic Prefix)付加部109は、OFDMシンボルの 後尾部分と同じ信号をCPとしてOFDMシンボルの 先頭に付加する。

 無線送信部110は、CP付加後のOFDMシンボル 対しD/A変換、増幅およびアップコンバート の送信処理を行ってアンテナ111から各移動 へ送信する。

 一方、無線受信部112は、最大n個の移動局 から同時に送信されたn個のOFDMシンボルをア テナ111を介して受信し、これらのOFDMシンボ ルに対しダウンコンバート、A/D変換等の受信 処理を行う。

 CP除去部113は、受信処理後のOFDMシンボル らCPを除去する。

 FFT(Fast Fourier Transform)部114は、CP除去後の OFDMシンボルに対してFFTを行って、周波数領 で多重された移動局毎の信号を得る。各移 局は互いに異なるサブキャリアを用いて信 を送信している。また、移動局毎の受信信 は、各移動局から報告される受信品質情報 含まれている制御信号と、各移動局からの り回線データとに区別され、制御信号と上 回線データとは時間多重されている。なお 各移動局では、パイロット信号を用いた受 品質の測定を、受信SNR、受信SIR、受信SINR、 信CINR、受信電力、干渉電力、ビット誤り率 、スループット、所定の誤り率を達成できる MCS等により行うことができる。また、受信品 質情報は、CQI(Channel Quality Indicator)やCSI(Channe l State Information)等と表されることがある。

 分離部115は、受信信号を制御信号と上り 線データとに分離して、移動局毎の制御信 をそれぞれ対応する復調・復号部116-1~116-n 出力し、移動局毎の上り回線データをそれ れ対応する復調・復号部120-1~120-nに出力する 。

 復調・復号部116-1~116-nにおいて、各復調 21は、FFT後の制御信号に対して復調処理を行 い、各復号部22は、復調後の制御信号に対し 復号処理を行って送信電力制御部102およびM CS設定部117に出力する。

 復調・復号部120-1~120-nにおいて、各復調 31は、FFT後の上り回線データに対して復調処 理を行い、各復号部32は、復調後の上り回線 ータに対して復号処理を行う。また、各CRC 33は、復号後の上り回線データに対してCRC 行って、上り回線データに誤り無しであれ ACK信号を、誤り有りであればNACK信号を応答 号として変調部101-1~101-nに出力する。

 MCS設定部117は、各移動局から報告された 信品質情報に基づいて、符号化・変調部105- 1~105-nにおけるMCSを設定する。この際、MCS設 部117は、移動局毎の受信品質情報に基づい SCCH毎に制御信号のMCSを設定する。各移動局 SCCHのMCSは、各移動局が所要誤り率を満たす ことができる十分な受信品質で制御信号を受 信できるMCSに設定される。より具体的には、 MCS設定部117は、受信品質が低いほどMCSレベル を低くし、受信品質が高いほどMCSレベルを高 くする。これにより、セル境界付近の移動局 に対するSCCHのMCSレベルは低く、セル中心付 の移動局に対するSCCHのMCSレベルは高く設定 れる。また、MCS設定部117は、符号化・変調 105-1~105-nにおけるMCSの設定結果を分類部118 出力する。

 なお、変調方式についてはMCSレベルが高 なるほど変調レベルが高く(変調多値数が多 く)なり、符号化率についてはMCSレベルが高 なるほど符号化率が高くなる。つまり、MCS ベルが高くなるほど伝送レート(ビットレー )が高くなる一方で、誤り率特性は劣化する 。

 分類部118は、MCSの設定結果に従って、複 のDPCCHを送信電力の大きさに応じた複数の ループに分類し、分類結果をマッピング部10 4に出力する。また、分類部118は、分類結果 従って各DPCCHに対して拡散コードを割り当て 、応答信号を拡散するための拡散コードを拡 散部103-1~103-nに指示する。また、分類部118は どの移動局へのDPCCHにどの拡散コードを割 当てたかを示す拡散コード情報を制御信号 成部119に出力する。分類部118での分類処理 詳細については後述する。

 制御信号生成部119には、拡散コード情報 他に、各移動局の上り回線データへの割当 ブキャリアを各移動局へ指示する割当情報 入力される。制御信号生成部119は、拡散コ ド情報および割当情報からなる制御信号を 動局毎に生成して、それぞれ対応する符号 部11に出力する。

 次いで、分類部118での分類処理の詳細お びマッピング部104でのマッピング処理の詳 について説明する。

 上記のように、送信電力制御部102は各移 局から報告された受信品質情報に基づいて 答信号の送信電力を制御する。一方で、MCS 定部117は各移動局から報告された受信品質 報に基づいて符号化・変調部105-1~105-nにお るMCSを設定する。つまり、DPCCHの送信電力と SCCHのMCSとは、同一の受信品質情報に基づい 設定される。

 また、上記のように、DPCCHの送信電力は 信品質が低いほど大きくなり、受信品質が いほど小さくなる。一方で、SCCHのMCSレベル 、受信品質が低いほど低くなり、受信品質 高いほど高くなる。

 よって、DPCCHの送信電力とSCCHのMCSレベル の間には対応関係がある。つまり、SCCHのMCS レベルが低くなるほどDPCCHの送信電力は大き なり、SCCHのMCSレベルが高くなるほどDPCCHの 信電力は小さくなる。

 よって、分類部118は、複数のDPCCHを複数 SCCH各々のMCSに基づいて複数のグループに分 することにより、複数のDPCCHを送信電力の きさに応じた複数のグループに分類するこ ができる。

 また、図3に示すように、各サブフレーム において、まず基地局が、SCCHのMCSを設定し 割当情報を含むSCCHを各移動局へ送信する。 いで、各移動局が、割当情報に従って上り 線データを割当サブキャリアにマッピング てデータチャネルで基地局へ送信する。次 で、基地局が上り回線データに対するCRCを って、応答信号をDPCCHで各移動局へフィー バックする。このように、各サブフレーム おいて、SCCHは、DPCCHの送信先と同一の送信 の移動局へDPCCHより前に送信される。

 よって、分類部118は、複数のDPCCHを複数 SCCH各々のMCSに基づいて複数のグループに分 することができる。

 以下、具体的に説明する。以下の説明で 、MCS設定部117で設定可能なMCSを図4のテーブ ルに示すMCS1~4の4つのMCSとする。また、SCCHが り当てられた移動局が、移動局1~4(MS1~4)であ ったとする。また、移動局1~4のうちセル中心 付近の移動局を移動局1,2とし、セル境界付近 の移動局を移動局3,4とする。また、MCS設定部 117によって、移動局1へのSCCHおよび移動局2へ のSCCHに対してMCS4が設定され、移動局3へのSCC Hおよび移動局4へのSCCHに対してMCS2が設定さ たものとする。また、MCSレベルのしきい値 MCS3とする。

 分類部118は、各SCCHのMCSとしきい値(MCS3)と を比較し、比較結果に従って各移動局へのDPC CHを複数のグループ、すなわち、送信電力が きいDPCCHが属する第1グループと送信電力が さいDPCCHが属する第2グループとに分類する 分類部118は、しきい値未満のMCSが設定され SCCHの送信先の移動局3,4に対するDPCCH(DPCCH3,4) を第1グループに分類し、しきい値以上のMCS 設定されたSCCHの送信先の移動局1,2に対するD PCCH(DPCCH1,2)を第2グループに分類する。

 また、分類部118は、第1グループに属する DPCCH3,4に対して互いに異なる拡散コードを割 当てるともに、第2グループに属するDPCCH1,2 対して互いに異なる拡散コードを割り当て 。例えば、分類部118は、DPCCH3に対して拡散 ード1、DPCCH4に対して拡散コード2、DPCCH1に して拡散コード1、DPCCH2に対して拡散コード2 をそれぞれ割り当てる。

 そして、マッピング部104は、分類部118で 分類結果に従って、同一のグループに属す DPCCHを同一のサブキャリアにマッピングす とともに、異なるグループに属するDPCCHを異 なるサブキャリアにマッピングする。マッピ ング部104でのマッピング例1~4を以下に示す。

 <マッピング例1(図5)>
 本マッピング例では、マッピング部104は、 5に示すように、第1グループに属するDPCCH3 よびDPCCH4をサブキャリアf 1 ~f 4 にマッピングし、第2グループに属するDPCCH1 よびDPCCH2をサブキャリアf 5 ~f 8 にマッピングする。つまり、マッピング部104 は、移動局3への応答信号と移動局4への応答 号をサブキャリアf 1 ~f 4 にマッピングしてコード多重するとともに、 移動局1への応答信号と移動局2への応答信号 サブキャリアf 5 ~f 8 にマッピングしてコード多重する。

 このようなマッピングによって、送信電力 大きい応答信号同士が同一の周波数リソー (サブキャリアf 1 ~f 4 )にコード多重されるとともに、送信電力が さい応答信号同士が同一の周波数リソース( ブキャリアf 5 ~f 8 )にコード多重される。また、送信電力が大 い応答信号と送信電力が小さい応答信号と 互いに異なる周波数リソースにコード多重 れる。このようにして、本マッピング例で 、同一周波数リソースにコード多重されるDP CCH間での送信電力差を小さくすることができ る。

 上記のようにコード間干渉の発生による DPCCHにおける誤り率特性の劣化度合いは、DP CCH間での送信電力の大きさの相対関係による 。よって、本マッピング例によれば、送信電 力が大きいDPCCHからの、送信電力が小さいDPCC Hに対するコード間干渉の影響を抑えて、送 電力が小さいDPCCHの誤り率特性、すなわち、 セル中心付近の移動局に対する応答信号の誤 り率特性の劣化を抑えることができる。

 <マッピング例2(図6)>
 マッピング例1では第1グループに属するDPCCH をサブキャリアf 1 ~f 4 にまとめてマッピングし、第2グループに属 るDPCCHをサブキャリアf 5 ~f 8 にまとめてマッピングしたのに対し、本マッ ピング例では、第1グループに属するDPCCHおよ び第2グループに属するDPCCHを周波数リソース 上に分散させてマッピングする点においてマ ッピング例1と異なる。具体的には、マッピ グ部104は、図6に示すように、第1グループに 属するDPCCH3およびDPCCH4をサブキャリアf 1 ,f 3 ,f 5 ,f 7 に分散させてマッピングし、第2グループに するDPCCH1およびDPCCH2をサブキャリアf 2 ,f 4 ,f 6 ,f 8 に分散させてマッピングする。

 よって、本マッピング例によれば、マッ ング例1よりも大きな周波数ダイバーシチ効 果を得ることができる。

 <マッピング例3(図7)>
 マッピング例1では第1グループに属するDPCCH の拡散率(SF;Spreading Factor)と第2グループに属 るDPCCHの拡散率とが同じであったのに対し 本マッピング例では、双方の拡散率が互い 異なる点においてマッピング例1と異なる。 体的には、分類部118は、第1グループに属す るDPCCH3およびDPCCH4に対してSF=6の拡散コード 割り当て、第2グループに属するDPCCH1およびD PCCH2に対してSF=2の拡散コードを割り当てる。 つまり、本マッピング例では、送信電力がよ り大きいDPCCHをより高い拡散率の拡散コード 拡散する点においてマッピング例1と異なる 。

 そして、マッピング部104は、図7に示すよう に、第1グループに属するDPCCH3およびDPCCH4を ブキャリアf 1 ~f 6 にマッピングし、第2グループに属するDPCCH1 よびDPCCH2をサブキャリアf 7 ,f 8 にマッピングする。つまり、マッピング部104 は、送信電力がより大きいグループに属する 個別制御チャネルをより多くのサブキャリア にマッピングする。

 これにより、隣接セルからの干渉の影響 受けやすいセル境界の移動局に対するDPCCH 周波数ダイバーシチ効果を増大させること できる。また、本マッピング例によれば、 7に示すように、図5に比べ、1サブキャリア たりの送信電力のサブキャリア間での差を さくして隣接セルへの干渉電力を均一にす ことができるため、干渉電力の影響による 接セルにおける誤り率特性の劣化を抑える とができる。

 <マッピング例4(図8)>
 本マッピング例は、図8に示すように、マッ ピング例2とマッピング例3とを組み合わせた のである。よって、本マッピング例によれ 、マッピング例2の効果とマッピング例3の 果を同時に得ることができる。

 以上、マッピング例1~4について説明した

 ここで、本実施の形態では、各移動局は、 地局100の分類部118におけるしきい値と同一 しきい値を共有する。つまり、MCSレベルの 移動局におけるしきい値もMCS3である。この ように、基地局100と各移動局とにおいて同一 のしきい値を用いることにより、各移動局は 、SCCHのMCSとしきい値との比較結果から、自 へのDPCCHがマッピングされるサブキャリアを 特定することができる。例えば、DPCCHがマッ ング例1(図5)のようにマッピングされる場合 、移動局1(MS1)は、自局へのSCCHのMCSであるMCS4 しきい値であるMCS3とを比較し、SCCHのMCSが きい値以上であるため、自局へのDPCCH(DPCCH1) サブキャリアf 5 ~f 8 にマッピングされると判断することができる 。よって、本実施の形態では、基地局100は、 分類部118での分類結果を示す情報、および、 どの移動局へのDPCCHをどのサブキャリアにマ ピングしたかを示すマッピング結果情報の 移動局への通知は必要ない。

 なお、各移動局は、SCCHのMCSをブラインド 判定する。例えば、各移動局は、SCCHをMCS1~4 すべてのMCSで復調および復号し、復号され 結果に誤りが生じないMCSをSCCHのMCSと判定す 。また、各移動局は、拡散コード情報に従 て応答信号を逆拡散する。

 このように、本実施の形態によれば、セ 中心付近の移動局への送信電力が小さい応 信号と、セル境界付近の移動局への送信電 が大きい応答信号とを互いに異なる周波数 ソースにマッピングするため、送信電力制 がなされる複数の応答信号が周波数多重お びコード多重される場合に、セル中心付近 移動局に対する応答信号の誤り率特性の劣 を抑えることができる。

 また、本実施の形態では、MCSレベルのし い値が基地局と移動局とで同一であるため 各移動局が自局への応答信号がマッピング れた周波数リソースを判断するための新た 通知情報(分類結果を示す情報およびマッピ ング結果情報)を不要とすることができ、下 回線でのオーバヘッドを増加させることな 、セル中心付近の移動局に対する応答信号 誤り率特性の劣化を抑えることができる。

 (実施の形態2)
 本実施の形態では、各グループに属するDPCC Hの数が均等になるように複数のDPCCHを各グル ープに分類する点において実施の形態1と異 る。以下、実施の形態1と異なる点について み説明する。

 例えば、SCCHが割り当てられた移動局が移 動局1~6(MS1~6)であり、セル中心からセル境界 向かい、移動局2,5,6,3,1,4の順に位置していた とする。そして、図9に示すように、MCS設定 117によって、移動局2へのSCCH、移動局5へのSC CHおよび移動局6へのSCCHに対してMCS4が設定さ 、移動局3へのSCCHに対してMCS3が設定され、 動局1へのSCCHに対してMCS2が設定され、移動 4へのSCCHに対してMCS1が設定されたものとす 。

 分類部118は、まず、移動局1~6をSCCHのMCSレ ベルの順に並べる。例えばMCSレベルが高いも のから順に並べるとすると、その結果は図10 示すようになる。そして、分類部118は、各 ループに属するDPCCHの数が均等になるよう 移動局1~6へそれぞれ送信されるDPCCH1~6を第1 ループと第2グループとに分類する。つまり 分類部118は、SCCHのMCSレベルの順に従って、 第1グループおよび第2グループのそれぞれに3 つずつのDPCCHを分類する。その結果、図10に すように、DPCCH2,5,6は第1グループに分類され 、DPCCH3,1,4は第2グループに分類される。

 そして、分類部118は、第1グループと第2 ループとの境界になるMCSレベルをMCSレベル しきい値に設定する。よって、ここではMCS4 しきい値に設定される。また、分類部118は このしきい値を示すしきい値情報を制御信 生成部119に出力する。制御信号生成部119は 拡散コード情報、割当情報およびしきい値 報からなる制御信号を移動局毎に生成して それぞれ対応する符号化部11に出力する。

 各移動局は、SCCHのMCSと、しきい値情報に より通知されたしきい値との比較結果から、 自局へのDPCCHがマッピングされているサブキ リアを特定する。

 このように、本実施の形態によれば、各 ループに属するDPCCHの数が均等になるよう 複数のDPCCHを各グループに分類するため、実 施の形態1の効果に加え、下り回線でのオー ヘッドの増加を最小限に抑えつつ、多くのDP CCHが一部の周波数リソースに偏ってマッピン グされてコード多重されることを防ぐことが できる。よって、本実施の形態によれば、DPC CHがコード多重される周波数リソースを万遍 く使用することができる。

 (実施の形態3)
 本実施の形態では、DPCCHの分類結果に基づ て複数のSCCHをそれぞれ複数の移動局に割り てる点において実施の形態1および2と相違 る。以下、実施の形態1および2と異なる点に ついてのみ説明する。

 分類部118が、DPCCH2,5,6を第1グループに分 し、DPCCH3,1,4を第2グループに分類する(図10) での動作は実施の形態2と同じであるため説 を省略する。なお、本実施の形態では、実 の形態2で行ったしきい値の設定は不要であ る。

 分類部118は、分類結果をマッピング部104 よびマッピング部106に出力する。

 マッピング部106は、図11に示すような、 数のグループと複数のSCCHとが対応付けて設 されたテーブルを有する。ここでは、第2グ ループにSCCH1~3が対応付けられ、第1グループ SCCH4~6が対応付けられている。そして、マッ ピング部106は、分類部118でのDPCCHに対する分 結果に従ってこのテーブルを参照して、SCCH 1~6をそれぞれ移動局1~6に割り当てる。分類部 118では、図10に示すように、移動局3,1,4が第1 ループに分類され、移動局2,5,6が第2グルー に分類されたため、マッピング部106は、第2 グループにおいて、SCCH1を移動局2に、SCCH2を 動局5に、SCCH3を移動局6に割り当て、第1グ ープにおいて、SCCH4を移動局3に、SCCH5を移動 局1に、SCCH6を移動局4に割り当てる。そして マッピング部106は、この割当に従って、各 動局への制御信号を各SCCHにそれぞれ対応す サブキャリアにマッピングする。

 各移動局は、SCCHの番号をブラインド判定 して自局に割り当てられたSCCHの番号を特定 、その特定したSCCHの番号から、自局へのDPCC Hがマッピングされるサブキャリアを特定す 。例えば、複数のサブキャリアからなる周 数リソースをいくつかの領域に区分し、そ らの領域の各々とSCCHの番号とを予め対応付 て複数のSCCHを設定しておくことによりSCCH 番号のブラインド判定を可能とする。

 このように、本実施の形態によれば、DPCC Hの分類結果に基づいて複数のSCCHをそれぞれ 数の移動局に割り当てるため、実施の形態2 のように各グループに属するDPCCHの数が均等 なるように複数のDPCCHを各グループに分類 る場合でも、各移動局へのしきい値情報の 知を不要とすることができる。よって、本 施の形態によれば、実施の形態1の効果に加 、下り回線でのオーバヘッドを増加させる となく実施の形態2の効果を得ることができ る。

 (実施の形態4)
 本実施の形態では、SCCHが1つまたは複数のCC E(Control Channel Element)を占有し、複数のDPCCHを CCEのアグリゲーション(aggregation)サイズに基 いて複数のグループに分類する点において 施の形態1と異なる。以下、実施の形態1と異 なる点についてのみ説明する。

 本実施の形態に係る基地局200の構成を図1 2に示す。なお、図12において図2(実施の形態1 )と同一の構成部分には同一符号を付し説明 省略する。

 制御信号生成部201は、拡散コード情報の に、各移動局の上り回線データへの割当サ キャリアを各移動局へ指示する割当情報が 力される。制御号信号生成部201は、拡散コ ド情報および割当情報からなる制御信号を 動局毎に生成して、それぞれ対応する符号 部11に出力する。

 また、制御信号生成部201は、符号化・変 部105-1~105-nにおけるMCSの設定結果をMCS設定 117から入力される。

 ここで、各SCCHは符号化・変調部105-1~105-n おけるMCSに応じて1つまたは複数のCCEを占有 する。例えば、符号化率2/3の制御情報を通知 するためのSCCHが1つのCCEを占有する場合、符 化率1/3の制御情報を通知するためのSCCHは2 のCCEを占有し、符号化率1/6の制御情報を通 するためのSCCHは4つのCCEを占有する。また、 1つのSCCHが複数のCCEを占有する場合、そのSCCH は連続する複数のCCEを占有する。例えば、CCE #1~CCE#8が定義される通信システムにおいて、1 つのSCCHが4つのCCEを占有する場合、そのSCCHは 、図13Aに示すように、CCE#1~CCE#4またはCCE#5~CCE# 8の4つのCCEを占有する。すなわち、図13Aの場 は4つのCCEがアグリゲーションされ、アグリ ゲーションサイズは4CCEとなる。また例えば 1つのSCCHが2つのCCEを占有する場合、そのSCCH 、図13Bに示すように、CCE#1,#2、CCE#3,#4、CCE#5, #6またはCCE#7,#8の2つのCCEを占有する。すなわ 、図13Bの場合は2つのCCEがアグリゲーション され、アグリゲーションサイズは2CCEとなる また例えば、1つのSCCHが1つのCCEを占有する 合、そのSCCHは、図13Cに示すように、CCE#1,#2,# 3,#4,#5,#6,#7または#8の1つのCCEを占有する。す わち、図13Cの場合、アグリゲーションサイ は1CCEとなる。

 また、1サブフレームにおいて、1つのCCE 複数のSCCHに重複して占有されることはない 例えば、CCE#1~CCE#4の4つのCCEがアグリゲーシ ンされた領域が1つのSCCHに占有される場合 は、CCE#1,#2の2つのCCEがアグリゲーションさ た領域、CCE#3,#4の2つのCCEがアグリゲーショ された領域、および、CCE#1,#2,#3,#4のそれぞれ 1つのCCEからなる領域は他のSCCHに占有される とはない。同様に、CCE#5~CCE#8の4つのCCEがア リゲーションされた領域が1つのSCCHに占有 れる場合には、CCE#5,#6の2つのCCEがアグリゲ ションされた領域、CCE#7,#8の2つのCCEがアグ ゲーションされた領域、および、CCE#5,#6,#7,#8 のそれぞれ1つのCCEからなる領域は他のSCCHに 有されることはない。つまり、1サブフレー ムにおいて、同一CCEに複数のSCCHが多重され ことはない。

 そこで、制御信号生成部201は、符号化・ 調部105-1~105-nでのMCSに従って、制御情報を 知するために必要なCCE数(CCE占有数)に応じた SCCH割当を各移動局に対して行い、割り当て SCCHに対応するCCE番号をマッピング部203に出 する。また、制御信号生成部201は、符号化 変調部105-1~105-nでのMCSに従ってSCCH毎にアグ ゲーションサイズを決定し、決定したアグ ゲーションサイズを分類部202に出力する。

 分類部202は、制御信号生成部201で決定さ たアグリゲーションサイズに従って、複数 DPCCHを送信電力の大きさに応じた複数のグ ープに分類し、分類結果をマッピング部204 出力する。また、分類部202は、分類結果に って各DPCCHに対して拡散コードを割り当て、 応答信号を拡散するための拡散コードを拡散 部103-1~103-nに指示する。また、分類部202は、 の移動局へのDPCCHにどの拡散コードを割り てたかを示す拡散コード情報を制御信号生 部201に出力する。分類部202での分類処理の 細については後述する。

 マッピング部203は、各移動局への制御信号 、制御信号生成部201から入力されるCCE番号 従って、OFDMシンボルを構成する複数のサブ キャリアのいずれかにマッピングして多重部 107に出力する。つまり、マッピング部203は、 移動局毎の複数のSCCHを、OFDMシンボルを構成 る複数のサブキャリアにおいてCCE番号に対 するサブキャリアにマッピングする。なお ここでは、CCE#1~#8がそれぞれサブキャリアf 1 ~f 8 に対応するものとする。

 マッピング部204は、分類部202でのDPCCHに する分類結果に従って、拡散後の応答信号 、OFDMシンボルを構成する複数のサブキャリ のいずれかにマッピングして多重部107に出 する。つまり、マッピング部204は、移動局 のDPCCHを、OFDMシンボルを構成する複数のサ キャリアのいずれかにマッピングする。マ ピング部204でのこのマッピング処理により 複数のDPCCHが複数のサブキャリアに周波数 重およびコード多重される。マッピング部20 4でのマッピング処理の詳細については後述 る。

 次いで、分類部202での分類処理の詳細お びマッピング部204でのマッピング処理の詳 について説明する。

 なお、以下の説明では、応答信号の送信 用いるDPCCHを基地局から各移動局へ通知す ためのシグナリングを不要にして下り回線 通信リソースを効率よく使用するために、CC EとDPCCHとを1対1で対応付けるものとする。つ り、CCE#1~#8がそれぞれDPCCH1~8に対応するもの とする。

 また、1つのSCCHが複数のCCEを占有する場 、すなわち、アグリゲーションサイズが4CCE( 図13A)または2CCE(図13B)の場合、応答信号は、 グリゲーションされた複数のCCEのうち最小 号のCCEに対応するDPCCHを用いて送信されるも のとする。よって例えば、図13Aに示すように して4つのCCEがアグリゲーションされる場合( グリゲーションサイズが4CCEの場合)には、 14に示すように、DPCCH1またはDPCCH5を用いて応 答信号が送信される。また例えば、図13Bに示 すようにして2つのCCEがアグリゲーションさ る場合(アグリゲーションサイズが2CCEの場合 )には、図14に示すように、DPCCH1,DPCCH3,DPCCH5ま はDPCCH7を用いて応答信号が送信される。ま 、図13Cに示すようにアグリゲーションサイ が1CCEの場合には、図14に示すように、DPCCH1~ 8のうちいずれか1つを用いて応答信号が送信 れる。

 上記のように、送信電力制御部102は各移 局から報告された受信品質情報に基づいて 答信号の送信電力を制御する。一方で、MCS 定部117は各移動局から報告された受信品質 報に基づいて符号化・変調部105-1~105-nにお るMCSを設定する。さらに、CCEのアグリゲー ョンサイズは、符号化・変調部105-1~105-nにお けるMCSに応じて決定される。つまり、DPCCHの 信電力とSCCHにおけるCCEのアグリゲーション サイズとは、同一の受信品質情報に基づいて 設定される。

 また、上記のように、DPCCHの送信電力は 信品質が低いほど大きくなり、受信品質が いほど小さくなる。一方で、SCCHのMCSレベル 、受信品質が低いほど低くなり、受信品質 高いほど高くなる。また、アグリゲーショ サイズは、MCSレベルが低いほど大きくなり MCSレベルが高いほど小さくなる。

 よって、DPCCHの送信電力とSCCHにおけるCCE アグリゲーションサイズとの間には対応関 がある。つまり、SCCHにおけるCCEのアグリゲ ーションサイズが大きくなるほどDPCCHの送信 力は大きくなり、SCCHにおけるCCEのアグリゲ ーションサイズが小さくなるほどDPCCHの送信 力は小さくなる。

 よって、分類部202は、複数のDPCCHを複数 SCCH各々におけるCCEのアグリゲーションサイ に基づいて複数のグループに分類すること より、複数のDPCCHを送信電力の大きさに応 た複数のグループに分類することができる

 以下、具体的に説明する。以下の説明で 、SCCHが割り当てられた移動局が、移動局1~3 (MS1~3)であったとする。また、移動局1~3のう セル中心付近の移動局を移動局1,2とし、セ 境界付近の移動局を移動局3とする。また、 動局1は移動局2よりも基地局200の近くに位 するものとする。また、制御信号生成部201 よって、移動局1へのSCCHに対して1CCEのアグ ゲーションサイズが設定され、移動局2へのS CCHに対して2CCEのアグリゲーションサイズが 定され、移動局3へのSCCHに対して4CCEのアグ ゲーションサイズが設定されたものとする つまり、移動局1への応答信号はDPCCH1~8のう のいずれか1つを用いて送信され、移動局2へ の応答信号はDPCCH1,DPCCH3,DPCCH5またはDPCCH7を用 て送信され、移動局3への応答信号はDPCCH1ま たはDPCCH5を用いて送信される。また、アグリ ゲーションサイズのしきい値を図14に示すよ に4CCEとする。また、各移動局は、基地局200 の分類部202におけるしきい値(図14)と同一の きい値を共有する。

 ここで、本実施の形態では、分類部202での ループ分けを、図15に示すような、DPCCHとグ ループとの対応付けに従って行う。図15では DPCCH1~4が第1グループを形成してサブキャリ f 1 ~f 4 の同一周波数帯にコード多重され、DPCCH5~8が 2グループを形成してサブキャリアf 5 ~f 8 の同一周波数帯にコード多重される。

 よって、分類部202は、各移動局へのDPCCH 、制御信号生成部201で決定されたアグリゲ ションサイズに従って複数のグループ、す わち、送信電力が大きいDPCCHが属するグルー プと送信電力が小さいDPCCHが属するグループ に分類することができる。

 また、分類部202は、第1グループに属する DPCCH1~4に対して互いに異なる拡散コードを割 当てるともに、第2グループに属するDPCCH5~8 対して互いに異なる拡散コードを割り当て 。

 そして、マッピング部204は、分類部202で 分類結果に従って、同一のグループに属す DPCCHを同一のサブキャリアにマッピングす とともに、異なるグループに属するDPCCHを異 なるサブキャリアにマッピングする。

 具体的には、例えば、アグリゲーション イズが4CCEである移動局3に対するDPCCHがDPCCH5 であり、アグリゲーションサイズが2CCEであ 移動局2に対するDPCCHがDPCCH3であり、アグリ ーションサイズが1CCEである移動局1に対する DPCCHがDPCCH1である場合は、各DPCCHは図16に示す ようにマッピングされる。

 また例えば、アグリゲーションサイズが4 CCEである移動局3に対するDPCCHがDPCCH1であり、 アグリゲーションサイズが2CCEである移動局2 対するDPCCHがDPCCH5であり、アグリゲーショ サイズが1CCEである移動局1に対するDPCCHがDPCC H7である場合は、各DPCCHは図17に示すようにマ ッピングされる。

 つまり、アグリゲーションサイズがしき 値以上である(アグリゲーションサイズが大 きい)移動局3に対するDPCCH(送信電力が大きいD PCCH)とアグリゲーションサイズがしきい値未 である(アグリゲーションサイズが小さい) 動局1,2に対するDPCCH(送信電力が小さいDPCCH) が互いに異なる周波数リソースにコード多 される。

 よって、このようなマッピングによって 送信電力が大きい応答信号同士が同一の周 数リソースにコード多重されるとともに、 信電力が小さい応答信号同士が同一の周波 リソースにコード多重される。また、送信 力が大きい応答信号と送信電力が小さい応 信号とは互いに異なる周波数リソースにコ ド多重される。このようにして、本実施の 態では、同一周波数リソースにコード多重 れるDPCCH間での送信電力差を小さくするこ ができる。

 上記のようにコード間干渉の発生による DPCCHにおける誤り率特性の劣化度合いは、DP CCH間での送信電力の大きさの相対関係による 。よって、本実施の形態によれば、送信電力 が大きいDPCCHからの、送信電力が小さいDPCCH 対するコード間干渉の影響を抑えて、送信 力が小さいDPCCHの誤り率特性、すなわち、セ ル中心付近の移動局に対する応答信号の誤り 率特性の劣化を抑えることができる。

 なお、分類部202でのグループ分けを、図1 8に示すような、DPCCHとグループとの対応付け に従って行ってもよい。この対応付けを用い ても上記同様、アグリゲーションサイズがし きい値以上である(アグリゲーションサイズ 大きい)移動局3に対するDPCCH(送信電力が大き いDPCCH)とアグリゲーションサイズがしきい値 未満である(アグリゲーションサイズが小さ )移動局1,2に対するDPCCH(送信電力が小さいDPCC H)とを互いに異なる周波数リソースにコード 重することができる。

 (実施の形態5)
 本実施の形態では、DPCCHの多重方法として ード多重だけでなくIQ多重も用いる点におい て実施の形態4と異なる。以下、実施の形態4 異なる点についてのみ説明する。

 ここで応答信号のIQ多重では、2つの移動 へのそれぞれ1ビットの2つの応答信号をBPSK 調して2つのBPSKシンボルを生成し、それら2 のBPSKシンボルをIチャネルとQチャネルとに けて多重する。例えば、移動局1への応答信 号をIチャネルに多重し、移動局2への応答信 をQチャネルに多重する。これにより、1シ ボル当たりの伝送ビット数を増加させるこ ができる。一方で、移動局におけるチャネ 推定精度が劣化するような通信環境では、I ャネルとQチャネルとの間の送信電力差が大 きい場合に、IQ間での干渉の発生により特性 化が生じる。つまり、上記のようにコード 干渉が発生した場合と同様に、IQ間での干 の発生による各DPCCHにおける誤り率特性の劣 化度合いは、DPCCH間での送信電力の大きさの 対関係による。

 本実施の形態に係る基地局300の構成を図1 9に示す。なお、図19において図2(実施の形態1 )および図12(実施の形態4)と同一の構成部分に は同一符号を付し説明を省略する。

 変調部101-1~101-nは、移動局毎のDPCCHで送信 される移動局毎の応答信号をBPSK変調してBSPK ンボルを生成し、送信電力制御部102に出力 る。

 分類部301は、制御信号生成部201で決定さ たアグリゲーションサイズに従って、複数 DPCCHを送信電力の大きさに応じた複数のグ ープに分類し、分類結果をIQ多重部302に出力 する。また、分類部301は、分類結果に従って 各DPCCHに対して拡散コードを割り当て、応答 号を拡散するための拡散コードを拡散部303- 1~303-mに指示する。また、分類部301は、どの 動局へのDPCCHにどの拡散コードを割り当てた かを示す拡散コード情報を制御信号生成部201 に出力する。分類部301での分類処理の詳細に ついては後述する。

 IQ多重部302は、分類部301でのDPCCHに対する 分類結果に従ってBPSKシンボルをIQ多重して拡 散部303-1~303-mに出力する。IQ多重部302でのIQ多 重の詳細については後述する。

 拡散部303-1~303-mは、分類部301から指示さ る拡散コードでIQ多重後の応答信号を拡散し てマッピング部304に出力する。なお、変調部 101-1~101-nからそれぞれ出力されるBPSKシンボル がIQ多重部302によってIQ多重されるため、m=n/2 となる。

 マッピング部304は、拡散後の応答信号を OFDMシンボルを構成する複数のサブキャリア のいずれかにマッピングして多重部107に出力 する。つまり、マッピング部304は、移動局毎 のDPCCHを、OFDMシンボルを構成する複数のサブ キャリアのいずれかにマッピングする。

 次いで、分類部301での分類処理の詳細お びIQ多重部302でのIQ多重の詳細について説明 する。

 以下の説明では、実施の形態4同様、SCCH 割り当てられた移動局が、移動局1~3(MS1~3)で ったとする。また、移動局1~3のうちセル中 付近の移動局を移動局1,2とし、セル境界付 の移動局を移動局3とする。また、移動局1 移動局2よりも基地局200の近くに位置するも とする。また、制御信号生成部201によって 移動局1へのSCCHに対して1CCEのアグリゲーシ ンサイズが設定され、移動局2へのSCCHに対 て2CCEのアグリゲーションサイズが設定され 移動局3へのSCCHに対して4CCEのアグリゲーシ ンサイズが設定されたものとする。つまり 移動局1への応答信号はDPCCH1~8のうちのいず か1つを用いて送信され、移動局2への応答 号はDPCCH1,DPCCH3,DPCCH5またはDPCCH7を用いて送信 され、移動局3への応答信号はDPCCH1またはDPCCH 5を用いて送信される。また、アグリゲーシ ンサイズのしきい値を図14に示すように4CCE する。また、各移動局は、基地局300の分類 301におけるしきい値(図14)と同一のしきい値 共有する。

 ここで、本実施の形態では、分類部301で グループ分けを、図20に示すような、DPCCHと グループとの対応付けに従って行う。図20で 、DPCCH1~4が第1グループを形成し、DPCCH5~8が 2グループを形成する。また、DPCCH1とDPCCH2がI Q多重され、DPCCH3とDPCCH4がIQ多重され、DPCCH5と DPCCH6がIQ多重され、DPCCH7とDPCCH8がIQ多重され 。

 よって、分類部301は、各移動局へのDPCCH 、制御信号生成部201で決定されたアグリゲ ションサイズに従って複数のグループ、す わち、送信電力が大きいDPCCHが属するグルー プと送信電力が小さいDPCCHが属するグループ に分類することができる。

 また、分類部301は、DPCCH1およびDPCCH2に対 てコード#1を割り当て、DPCCH3およびDPCCH4に してコード#2を割り当て、DPCCH5およびDPCCH6に 対してコード#3を割り当て、DPCCH7およびDPCCH8 対してコード#4を割り当てる。よって、DPCCH 1とDPCCH2とがIQ多重された信号がコード#1で拡 され、DPCCH3とDPCCH4とがIQ多重された信号が ード#2で拡散され、DPCCH5とDPCCH6とがIQ多重さ た信号がコード#3で拡散され、DPCCH7とDPCCH8 がIQ多重された信号がコード#4で拡散される

 そして、IQ多重部302は、分類部301での分 結果に従って各移動局へのDPCCHをIQ多重する

 具体的には、例えば、アグリゲーション イズが4CCEである移動局3に対するDPCCHがDPCCH5 であり、アグリゲーションサイズが2CCEであ 移動局2に対するDPCCHがDPCCH3であり、アグリ ーションサイズが1CCEである移動局1に対する DPCCHがDPCCH1である場合は、各DPCCHは図21に示す ようにIQ多重される。

 また例えば、アグリゲーションサイズが4 CCEである移動局3に対するDPCCHがDPCCH1であり、 アグリゲーションサイズが2CCEである移動局2 対するDPCCHがDPCCH5であり、アグリゲーショ サイズが1CCEである移動局1に対するDPCCHがDPCC H7である場合は、各DPCCHは図22に示すようにIQ 重される。

 つまり、アグリゲーションサイズがしき 値以上である(アグリゲーションサイズが大 きい)移動局3に対するDPCCH(送信電力が大きいD PCCH)とアグリゲーションサイズがしきい値未 である(アグリゲーションサイズが小さい) 動局1,2に対するDPCCH(送信電力が小さいDPCCH) が互いに異なるコードリソースにIQ多重され る。

 よって、このようなIQ多重によって、送 電力が大きい応答信号同士が同一のコード ソースにIQ多重されるとともに、送信電力が 小さい応答信号同士が同一のコードリソース にIQ多重される。また、送信電力が大きい応 信号と送信電力が小さい応答信号とは互い 異なるコードリソースにIQ多重される。こ ようにして、本実施の形態では、同一コー リソースにIQ多重されるDPCCH間での送信電力 を小さくすることができる。

 上記のようにIQ間での干渉の発生による DPCCHにおける誤り率特性の劣化度合いは、DPC CH間での送信電力の大きさの相対関係による よって、本実施の形態によれば、送信電力 大きいDPCCHからの、送信電力が小さいDPCCHに 対するIQ間干渉の影響を抑えて、送信電力が さいDPCCHの誤り率特性、すなわち、セル中 付近の移動局に対する応答信号の誤り率特 の劣化を抑えることができる。

 なお、分類部301でのグループ分けを、図2 3に示すような、DPCCHとグループとの対応付け に従って行ってもよい。この対応付けを用い ても上記同様、アグリゲーションサイズがし きい値以上である(アグリゲーションサイズ 大きい)移動局3に対するDPCCH(送信電力が大き いDPCCH)とアグリゲーションサイズがしきい値 未満である(アグリゲーションサイズが小さ )移動局1,2に対するDPCCH(送信電力が小さいDPCC H)とを互いに異なるコードリソースにIQ多重 ることができる。

 さらに、図23に示すような対応付けを用 ることにより、図24に示すように、アグリゲ ーションサイズがしきい値以上である(アグ ゲーションサイズが大きい)移動局3に対する DPCCH(送信電力が大きいDPCCH)がQチャネルに多 される場合に、アグリゲーションサイズが きい値未満である(アグリゲーションサイズ 小さい)移動局1,2に対するDPCCH(送信電力が小 さいDPCCH)をIチャネルに多重することができ 。また、図25に示すように、アグリゲーショ ンサイズがしきい値以上である(アグリゲー ョンサイズが大きい)移動局3に対するDPCCH(送 信電力が大きいDPCCH)がIチャネルに多重され 場合に、アグリゲーションサイズがしきい 未満である(アグリゲーションサイズが小さ )移動局1,2に対するDPCCH(送信電力が小さいDPC CH)をQチャネルに多重することができる。よ て、図23に示すような対応付けを用いること により、IQ間での干渉の発生による誤り率特 の劣化のみならず、コード間干渉の発生に る誤り率特性の劣化も抑えることができる

 (実施の形態6)
 本実施の形態では、アグリゲーションサイ のしきい値を図26に示すように2CCEとする点 おいて実施の形態4と異なる。また、本実施 の形態では、分類部202(図12)でのグループ分 を、図27に示すような、DPCCHとグループとの 応付けに従って行う点において実施の形態4 と異なる。

 よって、本実施の形態では、第1グループ に属するDPCCHはアグリゲーションサイズがし い値以上である(アグリゲーションサイズが 大きい)移動局に対するDPCCHとして使用される ことがあるのに対し、第2グループに属するDP CCHはアグリゲーションサイズがしきい値以上 である(アグリゲーションサイズが大きい)移 局に対するDPCCHとして使用されることがな 。換言すれば、第2グループに属するDPCCHは グリゲーションサイズがしきい値未満であ (アグリゲーションサイズが小さい)移動局に 対するDPCCHとしてのみ使用される。

 つまり、本実施の形態では、第1グループ および第2グループの各グループをアグリゲ ションサイズの大小に従って形成する。

 よって、本実施の形態によれば、実施の 態4同様、アグリゲーションサイズがしきい 値以上である(アグリゲーションサイズが大 い)移動局に対するDPCCH(送信電力が大きいDPCC H)とアグリゲーションサイズがしきい値未満 ある(アグリゲーションサイズが小さい)移 局に対するDPCCH(送信電力が小さいDPCCH)とを いに異なる周波数リソースにコード多重す ことができる。

 よって、本実施の形態によれば、実施の 態4同様、送信電力が大きいDPCCHからの、送 電力が小さいDPCCHに対するコード間干渉の 響を抑えて、送信電力が小さいDPCCHの誤り率 特性、すなわち、セル中心付近の移動局に対 する応答信号の誤り率特性の劣化を抑えるこ とができる。

 (実施の形態7)
 本実施の形態では、アグリゲーションサイ のしきい値を図26に示すように2CCEとする点 おいて実施の形態5と異なる。また、本実施 の形態では、分類部301(図19)でのグループ分 を、図28に示すような、DPCCHとグループとの 応付けに従って行う点において実施の形態5 と異なる。

 よって、本実施の形態では、第1グループ に属するDPCCHはアグリゲーションサイズがし い値以上である(アグリゲーションサイズが 大きい)移動局に対するDPCCHとして使用される ことがあるのに対し、第2グループに属するDP CCHはアグリゲーションサイズがしきい値以上 である(アグリゲーションサイズが大きい)移 局に対するDPCCHとして使用されることがな 。換言すれば、第2グループに属するDPCCHは グリゲーションサイズがしきい値未満であ (アグリゲーションサイズが小さい)移動局に 対するDPCCHとしてのみ使用される。

 つまり、本実施の形態では、第1グループ および第2グループの各グループをアグリゲ ションサイズの大小に従って形成する。

 よって、本実施の形態によれば、実施の 態5同様、アグリゲーションサイズがしきい 値以上である(アグリゲーションサイズが大 い)移動局に対するDPCCH(送信電力が大きいDPCC H)とアグリゲーションサイズがしきい値未満 ある(アグリゲーションサイズが小さい)移 局に対するDPCCH(送信電力が小さいDPCCH)とを いに異なるコードリソースにIQ多重すること ができる。

 よって、本実施の形態によれば、実施の 態5同様、送信電力が大きいDPCCHからの、送 電力が小さいDPCCHに対するIQ間干渉の影響を 抑えて、送信電力が小さいDPCCHの誤り率特性 すなわち、セル中心付近の移動局に対する 答信号の誤り率特性の劣化を抑えることが きる。

 以上、本発明の実施の形態について説明 た。

 なお、上記実施の形態ではサブキャリア のマッピング処理を一例に挙げて説明した 、マッピング処理は複数のサブキャリアを くつかまとめてブロック化したリソースブ ック毎に行ってもよい。また、リソースブ ックは、サブバンド、サブチャネル、サブ ャリアブロック、または、チャンクと称さ ることもある。

 また、上記説明で用いたサブフレームは 例えばタイムスロットやフレーム等、他の 信時間単位であってもよい。

 また、移動局はUE、基地局装置はNode B、 ブキャリアはトーンと称されることもある また、CPは、ガードインターバル(Guard Interv al:GI)と称されることもある。

 また、DPCCHでは、応答信号(ACK信号/NACK信 )の他、PI(Paging Indicator)、ランダムアクセス 答等の制御信号を送信してもよい。

 また、本発明は、応答信号だけでなく、 信電力制御がなされ、かつ、周波数多重お びコード多重されるすべての信号に対して 用することができる。

 また、上記説明では、SCCHはDPCCHより先に 信されていればよく、例えばSCCHはサブフレ ームの2番目のOFDMシンボル等、サブフレーム 先頭以外の位置に時間多重されてもよい。

 また、周波数領域と時間領域との間の変 を行う方法は、IFFT、FFTに限られない。

 また、周波数多重の方法はOFDMに限られな い。

 また、コード多重の方法は拡散コードを いた拡散によるものに限られない。例えば 本発明では、DFT(Discrete Fourier Transform)を用 た拡散多重、CAZAC(Constant Amplitude Zero Autocor relation)コードを用いたコード多重等を使用す ることもできる。

 また、上記実施の形態では、SCCHのMCS基づ いてセル中心付近の移動局とセル境界付近の 移動局とを区別したが、基地局が設定する上 り回線用パラメータ(例えば、上り回線デー のMCS、上り回線での送信電力、または、上 回線データの送信タイミングの遅延量等)に づいても、セル中心付近の移動局とセル境 付近の移動局とを区別することができる。 って、上り回線データのMCS、上り回線での 信電力、または、上り回線データの送信タ ミングの遅延量等に基づいて、複数のDPCCH 送信電力の大きさに応じた複数のグループ 分類することもできる。

 また、上記のように送信電力制御部102は 移動局から報告された受信品質情報に基づ て応答信号の送信電力を制御するため、分 部118は、複数のDPCCHを各移動局から報告さ た受信品質情報に基づいて複数のグループ 分類してもよい。このような分類方法を採 ても、上記同様に、複数のDPCCHを送信電力の 大きさに応じた複数のグループに分類するこ とができる。

 また、上記実施の形態の説明で用いたDPCC Hは、上記のようにARQにおいてACK信号またはNA CK信号をフィードバックするためのチャネル して使用されるため、ACK/NACKチャネルまた PHICH(Physical Hybrid ARQ Indicator Channel)と称さ ることもある。

 また、上記実施の形態の説明で用いたSCCH は、上り回線データのリソース割当結果を通 知するための制御チャネルであれば如何なる チャネルであってもよい。例えば、SCCHに代 てPDCCH(Physical Downlink Control Channel)を用いて よい。

 また、アグリゲーションサイズが8CCEや16C CE等、4CCEより大きい値の場合であっても上記 同様にして本発明を実施することができる。

 また、SCCHが占有するCCEがアグリゲーショ ンサイズ毎に限定される場合でも上記同様に して本発明を実施することができる。

 また、アグリゲーションされた複数のCCE うち最大番号のCCEに対応するDPCCHを用いて 答信号が送信される場合でも上記同様にし 本発明を実施することができる。つまり、CC EとDPCCHとの対応関係は、基地局と移動局との 間での既知のルールに従ってさえいればよい 。

 また、基地局と各移動局とが共有するし い値は、報知チャネルまたは制御チャネル 用いて基地局から各移動局へ通知されるし い値であってもよく、また、基地局および 移動局が予め保持する固定のしきい値であ てもよい。

 また、上記実施の形態では、本発明をハ ドウェアで構成する場合を例にとって説明 たが、本発明はソフトウェアで実現するこ も可能である。

 また、上記実施の形態の説明に用いた各 能ブロックは、典型的には集積回路であるL SIとして実現される。これらは個別に1チップ 化されてもよいし、一部または全てを含むよ うに1チップ化されてもよい。ここでは、LSI したが、集積度の違いにより、IC、システム LSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されるこ ともある。

 また、集積回路化の手法はLSIに限るもの はなく、専用回路または汎用プロセッサで 現してもよい。LSI製造後に、プログラムす ことが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array) 、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成 能なリコンフィギュラブル・プロセッサー 利用してもよい。

 さらには、半導体技術の進歩または派生 る別技術によりLSIに置き換わる集積回路化 技術が登場すれば、当然、その技術を用い 機能ブロックの集積化を行ってもよい。バ オ技術の適用等が可能性としてありえる。

 2007年1月12日出願の特願2007-005154および2008 年1月7日出願の特願2008-000795の日本出願に含 れる明細書、図面および要約書の開示内容 、すべて本願に援用される。

 本発明は、移動体通信システム等に適用 ることができる。