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Patent Searching and Data


Title:
REFRIGERATOR FOR CONTAINER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/019884
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a container refrigerator having a casing supporting structure for reducing a stress to act on a casing with a simple structure. The container refrigerator is mounted in a container body (1a) and equipped with a casing body (11) for partitioning the container inside and outside. In the lower portion of the casing body (11), a bulging portion (12) is formed to bulge into the container inside, and vertically extending side stays (50) are mounted on the two side portions of the back of the bulging portion (12). On the two side portions of the upper portion of the back of the casing body (11), on the other hand, there are mounted evaporator frames (40), which are positioned above the bulging portion (12) and which extend from the casing body (11) to the upper ends of the side stays (50). The leading end lower portions of the evaporator frames (40) and the upper end portions of the side stays (50) are fixed by means of bolts.

Inventors:
IKEMIYA MAKOTO (JP)
UO TAKAYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/002160
Publication Date:
February 12, 2009
Filing Date:
August 07, 2008
Export Citation:
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Assignee:
DAIKIN IND LTD (JP)
IKEMIYA MAKOTO (JP)
UO TAKAYUKI (JP)
International Classes:
F25D23/06; B65D88/12
Foreign References:
JPH08337287A1996-12-24
JPS5820190U1983-02-07
JPH1114243A1999-01-22
JPH10132452A1998-05-22
Other References:
See also references of EP 2187155A4
None
Attorney, Agent or Firm:
MAEDA, Hiroshi et al. (5-7 Hommachi 2-chome,Chuo-ku, Osaka-sh, Osaka 53, JP)
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Claims:
  コンテナ本体(1a)に取り付けられるコンテナ用冷凍機であって、
  庫内側と庫外側とを仕切るケーシング本体(11)の下部には、庫内側に膨出した膨出部(12)が形成され、
  上記ケーシング本体(11)における膨出部(12)の背面の両側部には、上下方向に延びるステー(50)が取り付けられる一方、
  上記ケーシング本体(11)における背面上部の両側部には、膨出部(12)の上方に位置し且つケーシング本体(11)からステー(50)の上端にまで延びる側枠(40)が取り付けられ、
  上記側枠(40)とステー(50)とが結合されている
ことを特徴とするコンテナ用冷凍機。
  請求項1において、
  上記側枠(40)とステー(50)とは、該側枠(40)の先端下部とステー(50)の上端部とが固定部材によって固定されて結合されている
ことを特徴とするコンテナ用冷凍機。
  請求項2において、
  上記ステー(50)の上端面は、水平な固定面(53)に形成される一方、
  上記側枠(40)の先端下部には、ステー(50)の固定面(53)が接触するように水平な固定面(43)が形成されている
ことを特徴とするコンテナ用冷凍機。
  請求項3において、
  上記固定部材は、上記側枠(40)の固定面(43)とステー(50)の固定面(53)とは互いに接触した状態で側枠(40)とステー(50)とを固定するボルトによって構成されている
ことを特徴とするコンテナ用冷凍機。
  請求項4において、
  上記ボルトは1本である
ことを特徴とするコンテナ用冷凍機。
  請求項2~5の何れか1項において、
  上記側枠(40)の固定面(43)とステー(50)の固定面(53)との間には、シール部材(64)が設けられている
ことを特徴とするコンテナ用冷凍機。
  請求項6において、
  上記シール部材(64)は、弾性体である
ことを特徴とするコンテナ用冷凍機。
Description:
コンテナ用冷凍機

  本発明は、コンテナ用冷凍機に関し、 に、ケーシングの支持構造に係るものであ 。

  従来より、海上輸送に用いるコンテナ を冷却するためにコンテナ用冷凍機がある

  特許文献1には、この種のコンテナ用冷 機が開示されている。このコンテナ用冷凍 は、一端が開放されたコンテナ本体の開口 に設けられている。コンテナ用冷凍機のケ シングの下部には、コンテナ本体の庫外に 通する庫外側収容空間が形成されている。 庫外側収容空間には、圧縮機、凝縮器、庫 ファン等が収容されている。

  一方、上記ケーシングの上部には、コ テナ本体の庫内に連通する庫内側収容空間 形成されている。また、ケーシングの背面 は、コンテナ本体の庫内と庫内側収容空間 を仕切るように仕切板が立設されている。 切板は、ケーシングの両側端部にそれぞれ けられるサイドステー(柱部材)に連結されて 支持されている。また、上記ケーシングには 、庫内側と庫外側とを仕切るケーシング本体 と仕切板との間に、空気の通風路が形成され ている。そして、上記庫内側収容空間には、 庫内ファンと蒸発器とが設けられている。

  上記コンテナ用冷凍機の運転時には、庫 ファンによって庫内の空気が庫内側収容空 へ吸引される。この空気は、蒸発器を通過 る際に冷却される。冷却後の空気は、通風 を流出し、コンテナの庫内へ再び送られる 以上のように、コンテナ用冷凍機では、庫 空気を通風路で冷却しながら循環させるこ で、庫内の貯蔵物の冷蔵や冷凍を行うよう している。

特開平9-24990号公報

  ところで、このようなコンテナに側面 らラッキング荷重を作用させると、ケーシ グ本体には、庫内方向に向かう応力が作用 る。この応力によってケーシング本体が破 されることもある。従来のコンテナ用冷凍 においては、図8に示すように、ケーシング 体(c)の背面上部の両端部には、側枠(a)が取 付けられ、この側枠(a)の背面からケーシン 本体(c)の背面下部に亘ってサイドステー(b) 取り付けられている。このため、コンテナ ラッキング荷重が作用しても、サイドステ (b)が強度を有しているため、ケーシング本 (c)が破壊されることはなかったが、上記ラ キング荷重に対して過剰な強度を備える構 となっていた。また、上記サイドステー(b) 、側枠(a)の背面からケーシング本体(c)の背 下部に亘ってサイドステー(b)が取り付けら ているため、製造時にサイドステー(b)の部 コストが増加するという問題があった。

  本発明は、斯かる点に鑑みてなされた のであり、ステーの部品コストを低減させ とともに、ラッキング荷重に対する十分な 度を備えたケーシングの支持構造とするこ を目的とする。

  本発明は、コンテナ用冷凍機のケーシ グの支持構造において、ステー(50)が側枠(40) を下方側から支持するようにしたものである 。

  具体的に、第1の発明は、コンテナ本体( 1a)に取り付けられるコンテナ用冷凍機を対象 としている。そして、庫内側と庫外側とを仕 切るケーシング本体(11)の下部には、庫内側 膨出した膨出部(12)が形成されている。更に 上記ケーシング本体(11)における膨出部(12) 背面の両側部には、上下方向に延びるステ (50)が取り付けられている。その上、上記ケ シング本体(11)における背面上部の両側部に は、膨出部(12)の上方に位置し且つケーシン 本体(11)からステー(50)の上端にまで延びる側 枠(40)が取り付けられている。加えて、上記 枠(40)とステー(50)とが結合されている。

  上記第1の発明では、ステー(50)をケーシ ング本体(11)における背面下部に取り付ける ステー(50)は、ケーシング本体(11)の上部の両 側に取り付けられた側枠(40)に当接する。こ 状態で、ステー(50)と側枠(40)とを結合してい る。このため、ケーシング本体(11)に作用す 庫内方向の力に対してケーシング本体(11)の 形を許容する。これにより、ケーシング本 (11)に作用する応力が低減する。

  第2の発明は、上記第1の発明において、 上記側枠(40)とステー(50)とは、該側枠(40)の先 端下部とステー(50)の上端部とが固定部材に って固定されて結合されている。

  上記第2の発明では、ステー(50)が側枠(40 )の先端下部に当接する。この状態で、ステ (50)の上端部と側枠(40)の先端下部を固定部材 により固定する。このため、ケーシング本体 (11)に作用する庫内方向の力に対して確実に ーシング本体(11)の変形を許容する。この結 、ケーシング本体(11)に作用する応力が低減 する。

  第3の発明は、上記第2の発明において、 上記ステー(50)の上端面は、水平な固定面(53) 形成される一方、上記側枠(40)の先端下部に は、ステー(50)の固定面(53)が接触するような 平な固定面(43)が形成されている。

  上記第3の発明では、ステー(50)の上端面 に形成された水平な固定面(53)と、側枠(40)の 端下部に形成された水平な固定面(43)が接触 する。ステー(50)は、上記固定面(43,53)を介し 側枠(40)を下方側から支持する。

  第4の発明は、上記第3の発明において、 上記固定部材は、上記側枠(40)の固定面(43)と テー(50)の固定面(53)とは互いに接触した状 で側枠(40)とステー(50)とを固定するボルトに よって構成されている。

  上記第4の発明では、側枠(40)の固定面(43 )とステー(50)の固定面(53)とを互いに接触させ た状態で、側枠(40)の固定面(43)をボルトによ ステー(50)の固定面(53)に固定する。これに り、ステー(50)は、側枠(40)を下方側から支持 した状態で、側枠(40)とステー(50)とを固定す 。

  第5の発明は、上記第4の発明において、 上記ボルトが1本である。

  上記第5の発明では、側枠(40)とステー(50 )とが1本のボルトで固定されているので、ボ トの軸心回りの回転方向に自由度が生ずる この自由度が確保されるので、ケーシング 体(11)の変形が許容され、ステー(50)の破損 防止される。

  第6の発明は、上記第2~5の発明の何れか1 の発明において、上記側枠(40)の固定面(43)と テー(50)の固定面(53)との間には、シール部 (64)が設けられている。

  上記第6の発明では、側枠(40)の固定面(43 )とステー(50)の固定面(53)との接触部にシール 部材(64)を配設する。これにより、側枠(40)の 定面(43)とステー(50)の固定面(53)との間に生 る隙間を塞ぐことができる。この結果、ケ シングの内部から空気や水が漏れるのを防 することができる。

  第7の発明は、上記第6の発明において、 上記シール部材(64)が弾性体である。

  上記第7の発明では、上記シール部材(64) が弾性を有するので、ステー(50)の長手方向 例えば、第6の発明のボルトの軸方向に自由 が生ずる。この自由度が確保されるので、 実にケーシング本体(11)の変形が許容される 。

  上記本発明によれば、ケーシング本体(1 1)の背面下部の両端部には、分割されたステ (50)が取り付けられている。この分割された ステー(50)は、側枠(40)を下方側から支持固定 ている。つまり、ラッキング荷重が作用し 場合に、ケーシング本体(11)に作用する庫内 方向の力に対してケーシング本体(11)は庫内 向に変形する。これにより、ケーシング本 (11)に作用する庫内方向の応力を低減させる とができる。この結果、ケーシング本体(11) は、ラッキング荷重に対して十分な強度を備 えることができる。一方で、本発明に係るス テー(50)は、従来のステーに対して分割され いるため、ステーの長手方向の寸法を短く ることができる。この結果、ステー(50)の部 コストを低減させることができる。

  上記第2の発明によれば、側枠(40)の先端 下部とステー(50)の上端部とが固定されてい ので、ラッキング荷重が作用した場合に、 ーシング本体(11)に作用する庫内方向の力に してケーシング本体(11)が確実に庫内方向に 変形する。これにより、ケーシング本体(11) 作用する庫内方向の応力を低減させること できる。

  上記第3の発明によれば、ステー(50)の上 端面には、水平な固定面(53)が形成されてい 。また、側枠(40)の先端下部には、水平な固 面(43)が形成されている。このため、ステー (50)を取り付ける際に、ステー(50)の上端面の 定面(53)と、側枠(40)の先端下部の固定面(43) を接触させて取り付けることができる。こ により、ステー(50)は、側枠(40)を下方側か 支持することができる。

  上記第4の発明によれば、側枠(40)の固定 面(43)と、ステー(50)の固定面(53)との接触部は 、ボルトで固定されている。このため、ステ ー(50)が、側枠(40)を下方側から支持した状態 、ステー(50)と側枠(40)とを固定することが きる。

  上記第5の発明によれば、側枠(40)とステ ー(50)とが1本のボルトで固定されているので ボルトの軸心回りの回転方向に自由度を確 することができる。この結果、上記ケーシ グ本体(11)の変形が許容され、上記ステー(50 )の破損を防止することができる。

  上記第6の発明によれば、側枠(40)の固定 面(43)と、ステー(50)の固定面(53)との間には、 シール部材(64)が配設されている。このため 側枠(40)の固定面(43)と、ステー(50)の固定面(5 3)との接触部に隙間が生じるのを防止するこ ができる。この結果、ケーシング(10)の内部 から空気や水が漏れるのを防止することがで きる。

  上記第7の発明によれば、上記シール部 (64)が弾性を有するので、ステー(50)の長手 向、例えば、第6の発明のボルトの軸方向に 由度を確保することができる。この自由度 確保されるので、確実にケーシング本体(11) の変形が許容される。

図1は、本発明の実施形態に係るコンテ ナ用冷凍機及びコンテナ本体の縦断面図であ る。 図2は、本発明の実施形態に係るコンテ ナ用冷凍機を外側から見た概略斜視図である 。 図3は、本発明の実施形態に係るケーシ ングの構造を示す取付図である。 図4は、本発明の実施形態に係るシール 部材の取り付けを示す取付図である。 図5は、本発明の実施形態に係るシール 部材を示す概略図である。 図6(A)は、従来技術に係る蒸発器枠とサ イドステーとの接続を示す概略図であり、図 6(B)は、本発明の実施形態に係る蒸発器枠と イドステーとの接続を示す概略図である。 図7は、本発明の実施形態に係るコンテ ナ用冷凍機をコンテナの庫内側から見た概略 斜視図である。 図8は、従来技術に係るコンテナ用冷凍 機をコンテナの庫内側から見た概略斜視図で ある。

符号の説明

  1a     コンテナ本体
  11     ケーシング本体
  12     膨出部
  40     蒸発器枠
  43     固定フランジ
  50     サイドステー
  53     固定片
  64     シール部材

  以下、本発明の実施形態を図面に基づ て詳細に説明する。

  図1及び図2に示すように、本実施形態の コンテナ用冷凍機(1)は、海上輸送等に用いら れるコンテナ内の冷却を行うものである。そ して、上記コンテナ用冷凍機(1)は、圧縮機(17 )と凝縮器(13)と蒸発器(32)とを有する冷媒回路 を備え、冷凍サイクルを構成している。

  上記コンテナ用冷凍機(1)のケーシング(1 0)は、コンテナ外である庫外側と、コンテナ である庫内側とを仕切るケーシング本体(11) 及びケーシング(10)の背面(庫内側)に設けられ る仕切り板(48)等を備えている。

  上記ケーシング本体(11)は、アルミニウ 製の庫内ケーシング(11a)とFRPの庫外ケーシ グ(11b)との二重構造に形成されている。そし て、上記庫内ケーシング(11a)と庫外ケーシン (11b)との間に発泡剤よりなる断熱層(11c)が形 成されている。

  更に、上記ケーシング本体(11)の下部に 、庫内側に膨出した膨出部(12)が形成されて いる。そして、上記膨出部(12)の内部が庫外 納空間(S1)に構成される一方、上記ケーシン (10)の背面の上部には、膨出部(12)の上方に 置する庫内収納空間(S2)が形成されている。

  上記庫外収納空間(S1)には、圧縮機(17)、 凝縮器(13)及び庫外ファン(14)が収納されると に、電装品ボックス(15)が収納される一方、 庫内収納空間(S2)には、蒸発器(32)及び庫内フ ン(31)が取り付けられている。

  また、上記ケーシング本体(11)の上部に 、点検窓(18)が設けられると共に、ベンチレ ータ(19)が設けられている。

  図3に示すように、上記ケーシング本体( 11)の膨出部(12)における背面両側部には、サ ドステー(50)が設けられる一方、該ケーシン 本体(11)の背面(庫内側)における上部の両側 には、側枠である蒸発器枠(40)が設けられて いる。

  上記サイドステー(50)は、本発明の特徴 するものであり、ケーシング本体(11)の下端 から膨出部(12)の上端で且つ上記蒸発器枠(40) 下端まで延びる長さに形成されている。つ り、上記サイドステー(50)は、従来よりも短 く構成され、分割方式に構成されている。

  具体的に、上記サイドステー(50)は、上 に延びる主板(54)の前後両側に取付片(51,52) 折り曲げ形成されている。この取付片(51,52) 、水平断面コ字状に形成されると共に、上 に固定片(53)が形成されている。上記取付片 (51,52)には、複数のボルト孔(51a,52a)が形成さ ている。一方の取付片(51)は、膨出部(12)の背 面にボルトによって取り付けられ、他方の取 付片(52)には、仕切り板(48)がボルトによって り付けられている。

  上記固定片(53)には、ボルト孔(53a)が形 されると共に、サイドステー(50)の上端面を 鎖するように水平に形成され、該固定片(53) の上面が水平な固定面に形成されている。

  一方、上記蒸発器枠(40)は、庫内収納空 (S2)を形成するものであり、ケーシング本体 (11)の背面から庫内側に延びている。上記蒸 器枠(40)は、アルミニウム製の板金部材によ て形成され、本体枠(47)の周囲に上部フラン ジ(45)と下部フランジ(44)と前部フランジ(41)と 後部フランジ(42)と固定フランジ(43)とが内側 折り曲げられて構成されている。

  上記本体枠(47)の前後長さは、ケーシン 本体(11)の背面からサイドステー(50)の背面 一致する長さに形成される一方、上記本体 (47)の上下長さは、ケーシング本体(11)の上端 部から膨出部(12)の上面に一致する長さに形 されている。

  上記前部フランジ(41)と後部フランジ(42) には、複数のボルト孔(41a,42a)が形成され、前 部フランジ(41)がケーシング本体(11)の背面に ルトによって取り付けられ、後部フランジ( 42)には、仕切り板(48)がボルトによって取り けられている。

  上記本体枠(47)の下端及び下部フランジ( 44)は、膨出部(12)の上面に沿って形成され、 内側である後方に向かって下方に傾斜して る。

  図4に示すように、上記固定フランジ(43) は、本体枠(47)の下端で且つ庫内側である後 部に形成されている。そして、上記固定フ ンジ(43)にはボルト孔(43a)が形成されると共 、下面は、サイドステー(50)の固定片(53)に対 応して水平な固定面を構成している。上記固 定フランジ(43)は、サイドステー(50)の固定片( 53)にボルトによって一体に固定されている。

  つまり、上記蒸発器枠(40)の先端下部と イドステー(50)の上端部とが固定部材である 1本のボルトによって固定されて上記蒸発器 (40)とサイドステー(50)とが結合されている。

  上記蒸発器枠(40)の固定フランジ(43)とサ イドステー(50)の固定片(53)との間には、シー 部材(64)が設けられている。図5に示すよう 、このシール部材(64)は、固定フランジ(43)に 形成される固定面と概ね同形状に形成されて いる。シール部材(64)は、弾性体で構成され 庫内ケーシング(11a)の内部から空気や水が漏 れるのを防止している。

  尚、図6の(A)に示すように、サイドステ (50)を分割すると、庫内側の取付片(52)に隙 が形成されてしまう。この隙間から庫内収 空間(S2)内の空気や水が漏れてしまう。しか ながら、本実施形態では、図6の(B)に示すよ うに、庫内側の取付片(52)の上端を上方に延 して隙間を塞ぐようにした。これにより庫 ケーシング(11a)の内部から空気や水が漏れる のを防止している。

  また、図7に示すように、上記左右の蒸 器枠(40)の間は、連結部材(46)によって連結 れる一方、上記ケーシング本体(11)の膨出部( 12)の背面には、上下方向に延びる複数のサブ ステー(56)が取り付けられている。そして、 央のサブステー(56)の上端は、連結部材(46)に 補助部材(55)を介して連結されている。

  上記仕切り板(48)は、一枚の板状に形成 れ、ケーシング本体(11)の後方を覆うように サイドステー(50)、蒸発器枠(40)及びサブステ (56)に取り付けられている。そして、上記ケ ーシング本体(11)の膨出部(12)の上方は、蒸発 枠(40)と仕切り板(48)とによって上記庫内収 空間(S2)が区画される一方、膨出部(12)と仕切 り板(48)との間が空気通路(S3)に構成されてい 。該空気通路(S3)の上端は、庫内収納空間(S2 )に連通する一方、下端が庫内に連通してい 。

    -運転動作-
  コンテナ用冷凍機(1)の運転を開始すると 圧縮機(17)、庫外ファン(14)及び庫内ファン(31 )を起動することによって運転が開始される コンテナ用冷凍機(1)の冷媒回路では、圧縮 (17)の吐出冷媒が凝縮器(13)へ送られる。凝縮 器(13)では、冷媒が庫外ファン(14)によって送 れる庫外空気と熱交換する。その結果、冷 は庫外空気に放熱して凝縮する。

  凝縮器(13)で凝縮した冷媒は、膨張弁で 圧された後、蒸発器(32)へ送られる。蒸発器 (32)では、冷媒が庫内ファン(31)によって送ら る庫内空気と熱交換する。その結果、冷媒 、庫内空気から吸熱して蒸発し、庫内空気 冷却される。

  次に、コンテナにラッキング荷重が作 した場合の動作について説明する。

  コンテナ用冷凍機(1)の外側の側面方向 らラッキング荷重が作用すると、コンテナ 冷凍機(1)には、ケーシング本体(11)に対して 内方向に作用する応力が発生する。従来は サイドステーが蒸発器枠の背面からケーシ グ本体の背面下部に亘って取り付けられ、 記応力に対して強度を有していた。このた 、ケーシング本体が破壊されることはなか た。しかしながら、本実施形態ではサイド テー(50)を分割して取り付けたため、ケーシ ング本体(11)に作用する庫内方向の力に対し 、ケーシング本体(11)は庫内方向に変形する これにより、ケーシング本体(11)に作用する 庫内方向の応力を低減させることができる。

    -実施形態の効果-
  上記本実施形態によれば、ケーシング本 (11)の背面下部の両端部には、分割されたサ ドステー(50)が取り付けられている。この分 割されたサイドステー(50)は、蒸発器枠(40)を 方側から支持するとともに、ボルトで固定 れている。このため、コンテナにラッキン 荷重が作用した場合に、ケーシング本体(11) に作用する庫内方向の力に対して、ケーシン グ本体(11)は庫内方向に変形する。これによ 、ケーシング本体(11)に作用する庫内方向の 力を低減させることができる。この結果、 ーシング本体(11)は、ラッキング荷重に対し て十分な強度を備えることができる。一方、 本実施形態に係るサイドステー(50)は、従来 サイドステーに対して分割されているため 長手方向の寸法を短くすることができる。 の結果、サイドステー(50)の部品コストを低 させることができる。

  また、上記蒸発器枠(40)の先端下部とサ ドステー(50)の上端部とが固定されているの で、ラッキング荷重が作用した場合に、ケー シング本体(11)に作用する庫内方向の力に対 てケーシング本体(11)が確実に庫内方向に変 する。これにより、ケーシング本体(11)に作 用する庫内方向の応力を低減させることがで きる。

  また、上記ステー(50)の上端面には、水 な固定面(53)が形成されている。また、側枠 (40)の先端下部には、水平な固定面(43)が形成 れている。このため、ステー(50)を取り付け る際に、ステー(50)の上端面の固定面(53)と、 枠(40)の先端下部の固定面(43)とを接触させ 取り付けることができる。これにより、ス ー(50)は、側枠(40)を下方側から支持すること ができる。

  また、上記蒸発器枠(40)の固定面(43)と、 サイドステー(50)の固定面(53)との接触部は、 ルトで固定されている。このため、上記サ ドステー(50)が、蒸発器枠(40)を下方側から 持した状態で、上記サイドステー(50)と蒸発 枠(40)とを固定することができる。

  また、上記蒸発器枠(40)とサイドステー( 50)とが1本のボルトで固定されているので、 ボルトの軸心回りの回転方向に自由度を確 することができる。この結果、上記ケーシ グ本体(11)の変形が許容され、上記ステー(50) の破損を防止することができる。

  また、上記蒸発器枠(40)の固定フランジ( 43)と、サイドステー(50)の固定片(53)との間に 、シール部材(64)が設けられている。これに より、サイドステー(50)の固定面と、蒸発器 (40)の固定面との接触部に生じる隙間を塞ぐ とができる。この結果、庫内ケーシング(11a )の内部から空気や水が漏れるのを防止して る。

  また、上記シール部材(64)が弾性を有す ので、サイドステー(50)の長手方向(ボルト 軸方向)に自由度を確保することができる。 の自由度が確保されるので、確実にケーシ グ本体(11)の変形が許容される。

  〈その他の実施形態〉
  本発明は、上記実施形態について、以下 ような構成としてもよい。

  本実施形態は、本発明をコンテナ用冷 機(1)のケーシング(10)の支持構造に適用した 、本発明は、その他のユニット等の支持構 に対しても適用することができる。

  尚、以上の実施形態は、本質的に好ま い例示であって、本発明、その適用物、あ いはその用途の範囲を制限することを意図 るものではない。

  以上説明したように、本発明は、コン ナ用冷凍機のケーシング支持構造について 用である。