本発明に係る交換用アンテナ1について、 添付図面を参照して説明する。図1は一部を� �面で表して分離した交換用アンテナ1の斜視� ��である。交換用アンテナ1は、合成樹脂製の カバー2とアンテナ線7等から構成される。カ� ��ー2は、平面視形状が略舟形に成形され、装 着される車両の前方に相当する一端方が先細 りの形態となっている。カバー2の上面には� �平面視船形の突出部2aが一体成形されている 。突出部2aの内部のアンテナ線装入部2bは、� �バー2の内部3と連続している。カバー2の底� �開口の周縁部4には、後述する車両のルーフ� ��ネル100に接合する接合面5が形成されている 。接合面5には、両面粘着テープ6が取付けら� ��ている。

 上記カバー2の突出部2aのアンテナ線装入� ��2bは、ジグザク形に折り曲げたアンテナ線7� ��装入され、接着剤等で固定する。カバー2の 内部3にアンテナ線7の接続用リード線8が導き 出されている。接続用リード線8の先端には� �接続用の雌コネクタ8aが取付けられている。 接続用リード線8の雌コネクタ8aには、先端に リング形のラグ端子9を取り付けたラグ端子� �ーブル10の雄コネクタ10aが挿し込まれ、接続 用リード線8とラグ端子ケーブル10が接続され ている。

 一方、交換用アンテナ1を装着する車両の ルーフパネル100には、ポールアンテナ101の立 設用のベース102が装着されている。ベース102 は、取付け用ボルト103とポールアンテナ101を 螺着する雌ネジ104が一体成形されている。雌 ネジ104の部分には、リード線105の一端が接続 され、取り付けボルト103の中心に形成した貫 通孔103aに通して先端に内部配線(図示せず)に 接続するコネクタ106が取付けられている。こ のベース102は、ルーフパネル100に形成した取 付け穴107の表裏両側にゴムパッキン108を配置 し、取付け用ボルト103を挿し込んでナット109 で締着してある。

 上記交換用アンテナ1は、先ずベース102か らポールアンテナ101を取り外す。そして、締 着ネジ110にラグ端子ケーブル10のラグ端子9を 通して、ベース102の雌ネジ104に締着し、内部 配線と電気的接続を確保する。続いて、カバ ー2をベース102に被せて、底面開口4の接合面5 に取付けた両面粘着テープ6により、ルーフ� �ネル100に貼りつけて装着する。

 上記で説明したように交換用アンテナ1は 、アンテナ線7をアンテナ線装入部2bに装入し た合成樹脂製のカバー2を被せて、ポールア� �テナ101を取り外したベース102を覆うととも� �、アンテナ線7の接続用リード線8と、該接続 用リード線8に接続したラグ端子ケーブル10と により、内部配線と電気的接続を確保した後 、カバー2の周縁部4に形成した接合面5に取付 けた両面粘着テープ6により、ルーフパネル10 0に貼りつけて装着するもので、車両の純正� �品として取付けられたポールアンテナ101の� �設用のベース102を利用して、純正部品であ� �既設のポールアンテナと簡単に交換できる� �

 また、一端にラグ端子9を設けたラグ端子 ケーブル10の他端に雄コネクタ10aを取付けて� ��該雄コネクタ10aを接続用リード線8の先端に 取付けた雌コネクタ8aに接続し、ラグ端子9を 締着ネジ110に嵌めてポールアンテナの立設用 ベース102の雌ネジ104に締着することにより、 内部配線と電気的接続を確保するようにした から、締着ネジ110のネジ規格に対応したラグ 端子9のラグ端子ケーブル10を複数用意するこ とにより、ネジ規格の異なる車両におけるア ンテナ交換に即応することができる。

 図2は、変形例の交換用アンテナ11を示し� ��ものである。合成樹脂製カバー12は、平面� �形状が略舟形に成形され、車両の前方に相� �する一端方に流線型の膨出部12aが形成され� �該膨出部12aから他端方へ向かって高さが次� �に低くなる形態に成形されている。カバー12 の底面開口14の周縁部15には、車両のルーフ� �ネル100に接合する接合面16が形成されている 。接合面16には、両面粘着テープ17が取付け� �れている。

 カバー12の内部13の天井部18には、導電膜� ��ンテナ19が接着されている。導電膜アンテ� �19は、プラスチックフィルム20に導電パター� ��を形成したものである。導電膜アンテナ19� �は、接続用リード線21が取付けられている。 接続用リード線21の先端には、接続用の雌コ� ��クタ21aが取付けられている。接続用リード� ��21の雌コネクタ21aには、先端にリング形の� �グ端子22を取り付けたラグ端子ケーブル23の� ��コネクタ23aが挿し込まれ、接続用リード線2 1とラグ端子ケーブル23が接続されている。

 導電膜アンテナ19の導電パターンは、図3(a)� ��示すジグザクパターン24aや、図3(b)に示す渦 巻きパターン24b等があり、これらの導電パタ ーンに形成することにより、アンテナ効率が 高まる。さらに、締着ネジ110のネジ規格に対 応したラグ端子22のラグ端子ケーブル23を複� �用意することにより、締着ネジ規格の異な� �車両におけるアンテナ交換に即応すること� �できる。
 尚、上記合成樹脂製のカバー12の成形時に� �ンテナ線や導電パターンをインサートして� �体成形することもできる。

 変形例の交換用アンテナ11の取付け方法� �、上記交換用アンテナ1と同様であるので、� ��細な説明を省略する。

 交換用アンテナ11は、カバー12の車両の前 方に相当する一端方に流線型の膨出部12aが形 成され、該膨出部12aから他端方へ向かって高 さが次第に低くなる形態に成形したから、走 行抵抗が緩和され高速走行時の風切り音を低 減することができる。さらに、カバー12の内� ��13の天井部18に、プラスチックフィルム20に� ��電パターンを形成した導電膜アンテナ19を� �着したものであり、カバー12の高さを必要最 小限にしてルーフパネル100からの突出度を低 くすることができるとともに、アンテナ自体 の交換が容易になる。

 また、合成樹脂製のカバー2にアンテナ線 7を埋め込んで一体化したものは、カバー2の� ��さを必要最小限にしてルーフパネル100から� ��突出度を低くできるとともに、交換がより� ��単にできる。さらに、カバー2が少なくとも 車両の前方に向かって先細りに形成されてい るから、高速走行時の風切り音を低減するこ とができる。

 尚、カバー2,12のルーフパネル100への装着は 、ビスを用いて装着したり、接着
剤で直接接着したりすることもできる。