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Title:
ROADSIDE DEVICE, CONTROL METHOD AND PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/088066
Kind Code:
A1
Abstract:
A roadside device (15) is provided with a corresponding table in the case where there is an item of a new version of a taste data table to take over from user taste information in an item of an old version of the taste data table. In the corresponding table, item numbers “52”, “53”, “62” and “63” in the old version of the taste table, for example, are made to correspond to item numbers “52”, “53” and “63” in the new version of the taste table. An ITS vehicle-mounted instrument (17) sets user taste data in the item numbers of the old version corresponding to the item numbers of the new version to default values of the items in the new version for a transmitting-destination user of the taste data table of the new version and transmits the default data to an ITS vehicle-mounted instrument (17) of the transmitting-destination user. Because of the structure set forth above, a proper default value is set for a version change of the taste data table in the roadside device (15) corresponding to communication between road vehicles in a town car life multi-contents data format, thereby reducing user's input trouble.

Inventors:
NAGATOMO HIDEYUKI (JP)
SUZUKI HIROYUKI (JP)
HOTTA NOBUYUKI (JP)
SHIMOSHIMANO HIDEO (JP)
OGURA TAKUYA (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/050193
Publication Date:
July 16, 2009
Filing Date:
January 09, 2009
Export Citation:
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Assignee:
KENWOOD CORP (JP)
NAGATOMO HIDEYUKI (JP)
SUZUKI HIROYUKI (JP)
HOTTA NOBUYUKI (JP)
SHIMOSHIMANO HIDEO (JP)
OGURA TAKUYA (JP)
International Classes:
G06F17/30; G01C21/00; G06F13/00; G06Q30/00; G08G1/09; G08G1/0969; H04N7/16; H04W4/04; H04W8/20
Foreign References:
JP2005254986A2005-09-22
JP2004310301A2004-11-04
JP2001237788A2001-08-31
JP2001101578A2001-04-13
JP2004279509A2004-10-07
JP2005134707A2005-05-26
Other References:
See also references of EP 2244193A4
Attorney, Agent or Firm:
OKABE, Masao (Fuji Bldg.2-3, Marunouchi 3-chom, Chiyoda-ku Tokyo, JP)
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Claims:
 ユーザ嗜好情報に応じてコンテンツ情報を編成し、配信するセンター装置と、ユーザ嗜好情報をセンター装置に提供する車載器と、無線通信エリア内に進入した車載器へ嗜好データテーブルの情報をそのバージョン情報と共に送信するとともに、前記車載器からは該嗜好データテーブルに対するユーザ嗜好情報を含むアップリンク情報を受信する路側装置を含む配信システムであって、
 前記センター装置は、
  前記車載器からのユーザ嗜好情報を受信すると、該嗜好データテーブルの情報が最新バージョンに対応しているか否かを判断し、対応していない場合、最新バージョンに対応した嗜好データテーブルの情報を設定するための設定情報を生成し、
  該設定情報は、複数の項目に分類して嗜好データテーブルの情報を設定するものであり、
  該受信した旧版の嗜好データテーブルの情報のうち最新バージョンに対応する項目については、該旧版の嗜好データテーブルの情報を予め設定した設定情報を生成し、該車載器に送信する配信システム。
 請求項1に記載の配信システムにおいて、前記センター装置は、
 前記車載器からの新盤の嗜好データテーブルの情報に対応するユーザ嗜好情報の受信に応答して、該ユーザ嗜好情報に基づいて嗜好データテーブルの情報を編集し、前記車載器に送信する配信システム。
 請求項1又は2に記載の配信システムにおいて、前記車載器は、前記センター装置から新版の嗜好データテーブルの情報を設定するための設定情報を受信すると、嗜好データテーブルの情報のバージョンが更新された旨をユーザに通知する配信システム。
 請求項3に記載の配信システムにおいて、前記車載器は、入力手段及び表示手段を備え、前記設定情報をセンター装置から受信すると、新版の嗜好データテーブルの情報の設定を行う旨の指示が前記入力手段を介してなされた場合にのみ、前記受信した設定情報に基づいて新版の嗜好データテーブルの情報を設定するための操作画面を前記表示手段に表示させ、前記入力手段からの操作入力に応じて新版の嗜好データテーブルの情報を生成し、前記センター装置に送信する配信システム。
 請求項4に記載の配信システムにおいて、
 前記設定情報は、複数の項目を階層上に分類して嗜好データテーブルの情報を設定するものであり、
 前記車載器は、前記嗜好データテーブルの情報を設定するための操作画面において、複数の項目を階層状に構築する配信システム。
 請求項1に記載の配信システムにおいて、無線通信エリア内に進入した車載器へ嗜好データテーブルの情報をそのバージョン情報と共に送信するとともに、前記車載器からは該嗜好データテーブルに対するユーザ嗜好情報を含むアップリンク情報を受信する路側装置を含み、
 該路側装置は、
  旧版の嗜好データテーブルに対するユーザ嗜好情報を記憶装置に保存させる保存手段、
  新版の嗜好データテーブルの項目の内、旧版から改訂のあった項目を探索する改訂項目探索手段、
  旧版の嗜好データテーブルの項目と該項目に対するユーザ嗜好情報を受け継ぐ新版の嗜好データテーブルの項目との対応関係に基づき新版の嗜好データテーブルの改定項目のデフォルト値を旧版の嗜好データテーブルの対応項目のユーザ嗜好情報に設定するデフォルト値設定手段、及び
  デフォルト値を設定した新版の嗜好データテーブルの情報を含む送信情報を前記車載器へ送信する送信情報送信手段、を備えることを特徴とする配信システム。
 請求項6に記載の配信システムにおいて、前記デフォルト値設定手段は、前記対応関係からデフォルト値を設定できなかった改訂項目については、アップリンク情報に基づきデフォルト値を設定することを特徴とする配信システム。
 請求項6又は7に記載の配信システムにおいて、前記送信手段は、どれが改訂項目であるかを示す情報を新版の嗜好データテーブルの情報とともに送信情報に含めて送信することを特徴とする配信システム。
 無線通信エリア内に進入した車載器へ嗜好データテーブルの情報をそのバージョン情報と共に送信するとともに、前記車載器からは該嗜好データテーブルに対するユーザ嗜好情報を含むアップリンク情報を受信する路側装置の制御方法であって、
 旧版の嗜好データテーブルに対するユーザ嗜好情報を記憶装置に保存させる保存ステップ、
 新版の嗜好データテーブルの項目の内、旧版から改訂のあった項目を探索する改訂項目探索ステップ、
 旧版の嗜好データテーブルの項目と該項目に対するユーザ嗜好情報を受け継ぐ新版の嗜好データテーブルの項目との対応関係に基づき新版の嗜好データテーブルの改定項目のデフォルト値を旧版の嗜好データテーブルの対応項目のユーザ嗜好情報に設定するデフォルト値設定ステップ、及び
 デフォルト値を設定した新版の嗜好データテーブルの情報を含む送信情報を前記車載器へ送信する送信情報送信ステップ、を備えることを特徴とする制御方法。
 記録媒体に格納され、無線通信エリア内に進入した車載器へ嗜好データテーブルの情報をそのバージョン情報と共に送信すると共に前記車載器からは該嗜好データテーブルに対するユーザ嗜好情報を含むアップリンク情報を受信する路側装置の制御方法を実行するコンピュータ読み取り可能プログラムであって、該プログラムは、
 旧版の嗜好データテーブルに対するユーザ嗜好情報を保存手段によって記憶装置に保存させる保存ステップ、
 新版の嗜好データテーブルの項目の内、旧版から改訂のあった項目を改訂項目探索手段によって探索する改訂項目探索ステップ、
 旧版の嗜好データテーブルの項目と該項目に対するユーザ嗜好情報を受け継ぐ新版の嗜好データテーブルの項目との対応関係に基づき新版の嗜好データテーブルの改定項目のデフォルト値をデフォルト値設定手段によって旧版の嗜好データテーブルの対応項目のユーザ嗜好情報に設定するデフォルト値設定ステップ、及び
 デフォルト値を設定した新版の嗜好データテーブルの情報を含む送信情報を送信情報送信手段によって前記車載器へ送信する送信情報送信ステップ、を備えることを特徴とするプログラム。
Description:
路側装置、制御方法及びプログ ム

 本発明は、DSRC(Dedicated Short Range Communicat ion:狭域通信)等の路車間通信を利用して嗜好 ータテーブルに係る情報を送受する路側装 、制御方法及びプログラムに関する。

 特許文献1はDSRCを利用する路車間通信シ テムを開示する(特許文献1の図1)。該路車間 信システムでは、路側機の通信エリア内に 入した自動車の車載器は、路側機から広告 報を電波で受信して、ナビ部のディスプレ に表示するようにしている(特許文献1の段 0024)。また、車載器では、広告情報に含まれ る位置情報、URL及び電話番号に基づき自動的 に目的地設定、HP接続及びダイヤルが実施さ るようになっている(特許文献1の図4のS12、S 14、S16)。

 特許文献2は、車載情報端末装置が情報セ ンタから広告情報と共に、該広告情報に対応 付けられた地域情報及び時間帯情報を電波で 受信し(特許文献2の図1)、該広告情報(特許文 2の図4)を該地域情報に係る地域及び該時間 情報に係る時間帯に表示することを開示す (特許文献2の図5のS14~S16)。

 特許文献3はDSRCを利用した広告配信ステム 開示する(特許文献3の図1)。該広告配信シス ムでは、嗜好情報が車載器から路側装置へ 知され(特許文献3の段落0017)、路側装置は該 嗜好情報に基づき選別した広告情報を車載器 へ送信し、車載器がこれを再生するようにな っている(特許文献3の段落0028,0029)。

特開2001-101578号公報

特開2004-279509号公報

特開2005-134707号公報

 データ形式のデータは、基本的には5.8GHz DSRC通信における個別通信によるプッシュ型 情報配信方式で配信され、ダウンリンク情報 には嗜好データテーブルが含められていると ともに、アップリンク情報には該嗜好データ テーブルに対するユーザの回答結果としての ユーザ嗜好情報が含められている。路側装置 は、ユーザ嗜好情報に基づきユーザごとに適 切な広告情報を選別し、これを車載器へ送信 する。

 嗜好データテーブルは、サービス事業者 都合により改訂されることがある。嗜好デ タテーブルにおいて、ユーザが自分の嗜好 有無を入力しなければならない項目は計96 あり、ユーザはそのすべてを一々、入力す と、大変な手間になる。新版の嗜好データ ーブルの項目には、改訂のなかった項目も まれ、それらについては、旧版の嗜好デー テーブルのユーザ嗜好情報をそのままデフ ルト値を設定して、ユーザの手間を軽減す ことができるが、改訂項目についてのデフ ルト値設定は適切な対策が望まれる。

 特許文献1~3は、新版の嗜好データテーブ に対するユーザ入力の手間を改善する技術 ついてはなんら示唆していない。

 本発明の目的は、新版の嗜好データテー ルの項目に適切なデフォルト値を付与する とができる路側装置、制御方法及びプログ ムを提供することである。

 本発明によれば、旧版の嗜好データテー ルに対するユーザ嗜好情報を記憶装置に保 しておき、新版の嗜好データテーブルの項 と、それがデフォルト値として受け継ぐユ ザ嗜好情報をもつ旧版嗜好データテーブル 項目との項目対応関係が登録される。そし 、ユーザに新版の嗜好データテーブルの項 にデフォルト値を付けて送る場合には、項 対応関係に基づき旧版嗜好データテーブル 対応項目に対する該ユーザの嗜好情報を求 、該求めた嗜好情報を新版の嗜好データテ ブルの該項目のデフォルト値にする。

 本発明の第1の態様によれば、本発明の配 信システムは、ユーザ嗜好情報に応じてコン テンツ情報を編成し、配信するセンター装置 と、ユーザ嗜好情報をセンター装置に提供す る車載器と、無線通信エリア内に進入した車 載器へ嗜好データテーブルの情報をそのバー ジョン情報と共に送信するとともに、前記車 載器からは該嗜好データテーブルに対するユ ーザ嗜好情報を含むアップリンク情報を受信 する路側装置を含む配信システムであって、 前記センター装置は、前記車載器からのユー ザ嗜好情報を受信すると、該嗜好データテー ブルの情報が最新バージョンに対応している か否かを判断し、対応していない場合、最新 バージョンに対応した嗜好データテーブルの 情報を設定するための設定情報を生成し、該 設定情報は、複数の項目に分類して嗜好デー タテーブルの情報を設定するものであり、該 受信した旧版の嗜好データテーブルの情報の うち最新バージョンに対応する項目について は、該旧版の嗜好データテーブルの情報を予 め設定した設定情報を生成し、該車載器に送 信する配信システムである。

 本発明の第2の態様によれば、本発明の制御 方法は、無線通信エリア内に進入した車載器 へ嗜好データテーブルの情報をそのバージョ ン情報と共に送信するとともに、前記車載器 からは該嗜好データテーブルに対するユーザ 嗜好情報を含むアップリンク情報を受信する 路側装置の制御方法であって、旧版の嗜好デ ータテーブルに対するユーザ嗜好情報を記憶 装置に保存させる保存ステップ、
新版の嗜好データテーブルの項目の内、旧版 から改訂のあった項目を探索する改訂項目探 索ステップ、旧版の嗜好データテーブルの項 目と該項目に対するユーザ嗜好情報を受け継 ぐ新版の嗜好データテーブルの項目との対応 関係に基づき新版の嗜好データテーブルの改 定項目のデフォルト値を旧版の嗜好データテ ーブルの対応項目のユーザ嗜好情報に設定す るデフォルト値設定ステップ、及びデフォル ト値を設定した新版の嗜好データテーブルの 情報を含む送信情報を前記車載器へ送信する 送信情報送信ステップ、を備えることを特徴 とする制御方法である。

 本発明の第3の態様によれば、本発明のプ ログラムは、記録媒体に格納され、無線通信 エリア内に進入した車載器へ嗜好データテー ブルの情報をそのバージョン情報と共に送信 すると共に前記車載器からは該嗜好データテ ーブルに対するユーザ嗜好情報を含むアップ リンク情報を受信する路側装置の制御方法を 実行するコンピュータ読み取り可能プログラ ムであって、該プログラムは、旧版の嗜好デ ータテーブルに対するユーザ嗜好情報を保存 手段によって記憶装置に保存させる保存ステ ップ、新版の嗜好データテーブルの項目の内 、旧版から改訂のあった項目を改訂項目探索 手段によって探索する改訂項目探索ステップ 、旧版の嗜好データテーブルの項目と該項目 に対するユーザ嗜好情報を受け継ぐ新版の嗜 好データテーブルの項目との対応関係に基づ き新版の嗜好データテーブルの改定項目のデ フォルト値をデフォルト値設定手段によって 旧版の嗜好データテーブルの対応項目のユー ザ嗜好情報に設定するデフォルト値設定ステ ップ、及びデフォルト値を設定した新版の嗜 好データテーブルの情報を含む送信情報を送 信情報送信手段によって前記車載器へ送信す る送信情報送信ステップ、を備えることを特 徴とするプログラムである。

 本発明によれば、新旧の嗜好データテー ルの項目対応関係に基づき新版の嗜好デー テーブルの改訂項目について適切なデフォ ト値を設定して、新版の嗜好データテーブ に対するユーザの入力の手間を軽減するこ ができる。

本実施形態における配信システムを示 図である。 タウンカーライフナビマルチコンテン 形式のデータに基づく路車間DSRCシステムの 概略図である。 図1の車載器の機能的構成を示す図であ る。 センター装置の機能的構成を示す図で る。 タウンカーライフナビマルチコンテン 形式のデータ伝送態様の説明図である。 ダウンリンクで使用する各IDに割り当 る分類表である。 路側装置-ITS車載器間のトランザクショ ンで実施される各機器間の通信及び処理を示 す図である。 ITS車載器から路側装置へ送られるアッ リンク情報のデータ概説明略図である。 配信システムにおける処理の流れを説 する図である。 最新バージョン対応の嗜好情報を設定 するための操作画面の一例を示す図である。 路側装置からITS車載器へ送信する嗜好 データテーブルの一例を示す図である。 図11の嗜好データテーブルに基づきITS 載器において生成された嗜好データテーブ である。 新旧のバージョンの嗜好データテーブ ルを対比して示す図である。 路側装置が自動車のエリアイン時に自 動車の路側装置からアップリンク情報に含め て受信する自動車の立寄り地点情報を路側装 置が整理した後の情報を示す図である。 路側装置が設定している立寄り地点と 嗜好データとの関係を示す図である。 路側装置が新版の嗜好データテーブル における改訂項目について特別の情報をITS車 載器へ送信した場合にITS車載器で表示される 新旧の版の嗜好データテーブルの表示例を示 す図である。 路側装置のブロック図である。 路側装置制御方法のフローチャートで ある。

符号の説明

15:路側装置、51:保存手段、52:改訂項目探索 手段、53:デフォルト値設定手段、54:ダウンリ ンク情報送信手段、58:記憶装置、60:路側装置 制御方法

 まず、構成を説明する。
 図1に、本実施形態における配信システム100 を示す。
 配信システム100は、図1に示すように、車両 13に搭載された車載器17、路側装置15、センタ ー装置30を含んで構成され、センター装置30 路側装置15を介して車載器17にコンテンツ情 を配信する。路側装置15は路上や駐車場等 複数設置され、各路側装置15はネットワーク Nを介してセンター装置30と接続されている。 また、路側装置15と、路上を走行する車両13 車載器17とは無線通信が可能である。

 図2はタウンカーライフナビマルチコンテ ンツ形式のデータに基づく路車間DSRCシステ 10の概略図である。路側機11は、サーバ12と に路側装置15を構成し、有線又は無線でサー バ12へ接続されている。サーバ12は、さらに インタネット等のネットワークを介して別 サーバとデータを送受自在になっている。 側機11は、長さが数m~30mのエリアに存在する 動車13に搭載されているITS車載器17とは5.8GHz  帯の電波を使ってデータを送受する。ITS車 器17はDSRC部18及びナビ部19を有している。

 コンテンツ情報とは、店舗の広告や駐車場 医療施設の案内等のコンテンツ(テキスト情 報、画像情報、音情報)の他、コンテンツを 供する事業者に関する情報、コンテンツの 効期限の情報(例えば、有効期限の開始と終 の日時)、サービスを提供可能な対象地点の 情報(例えば、広告している店舗の地点を示 緯度経度や店舗名等)、コンテンツの通知を うポップアップ再生を行うべき再生地点(例 えば、再生地点を示す緯度経度、再生する道 路種別や車両の進入方向を指定する情報等) コンテンツの表示画面の遷移情報(次に表示 る画面を指定する情報等)、後述する嗜好情 報等を含めて、車載器17に送信される一まと りの情報をいう。
 また、コンテンツは嗜好情報で設定されて る項目により分類され、コンテンツ情報に その分類された項目を示す情報が含まれる

 車載器17は、車両13に搭載され、案内経路へ の誘導のための処理等を行うナビゲーション 機能の他、DSRCによるETC(Electronic Toll Collection  System)利用のための処理を行う機能等を有し ている。
 車載器17は、図3に示すように、カーナビ部1 9、VICSモジュール2、DSRC部18、制御部4を備え 構成されている。

 制御部4は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Rando m Access Memory)等から構成され、記憶部19fに記 憶された制御プログラムとの協働により各種 演算を行う他、各部の集中制御を行う。
 例えば、路側装置15との路者間通信を行う にはDSRC部18の通信動作を制御する。なお、DS RC部18の制御にあたってはDSRC部18のDSRC制御部1 8aとの協働により制御を行う。また、DSRC部18 介してセンター装置30から受信したコンテ ツ情報の保存、再生制御等を行う。

 カーナビ部19は、カーナビ制御部19a、現在 検出部19b、地図記憶部19c、入力部19d、表示 19e、記憶部19f等を備えて、車両13を案内経路 へ誘導するための処理を行う。
 カーナビ制御部19aは、現在地検出部19bから 得した現在地の情報及び地図記憶部19cに記 された地図情報等に基づいて、車両13の現 地から入力部19dを介して設定された目的地 での案内経路を算出する。そして、地図記 部19cに記憶されている地図情報を用いて算 した案内経路へ誘導するための地図画面を 成し、表示部19eにより表示させる。

 現在地検出部19bは、GPSアンテナ、角度セ サ、方位センサ、距離センサ等の各種セン を備え、これらセンサによる検出結果に基 いて車両13の現在地を検出する。GPSアンテ は、GPS衛星から送信されるGPS信号を検出す 。また、角度センサは移動方向の変化量を す車の加速度(単位時間あたりの水平方向へ 回転速度)を検出し、方位センサは地磁気の 検出を行い、車両の絶対方位を検出する。現 在地検出部19bは、これらセンサから取得した 各検出結果に基づいて車両の現在地を示す現 在地情報(経度、緯度等の情報)を生成し、カ ナビ制御部19aに出力する。

 地図記憶部19cは、メモリやDVD等の記録媒体 ら構成され、案内表示に必要な地図情報、V ICSモジュール2を介して受信されるガイド情 (道路情報、渋滞情報等)等を記憶している。
 入力部19dは、操作キーや表示部19eと一体に 成されるタッチパネル等から構成されてい 。入力部19dは、これらの操作に対応する操 信号を生成し、制御部4に出力する。
 表示部19eは、モニタを備え、制御部4の制御 に従ってモニタ上に各種情報を表示する。例 えば、設定画面や地図画面、センター装置30 ら受信したコンテンツ情報の表示画面等で る。

 記憶部19fは、メモリから構成され、制御部4 やカーナビ制御部19aにより実行される制御プ ログラム、プログラムの実行に必要なパラメ ータやデータ等を記憶している。
 また、記憶部19fは、センター装置30に提供 るアップリンク情報を記憶するとともに、 ンター装置30から受信したコンテンツ情報を 記憶する。ユーザがコンテンツ情報の配信に ついて契約をした配信事業者(以下、正規の 信事業者という。)が複数ある場合には、ア プリンク情報は各配信事業者に応じた内容 制御部4によりそれぞれ生成され、記憶部19f に記憶される。アップリンク情報は最新の内 容となるように制御部4が常に更新を行って 憶部19fに保存させる。

 VICSモジュール2は、光通信用、FM通信用、 2.4GHz電波通信用のアンテナをそれぞれ備え、 VICSセンターと光通信、FM通信、電波通信を行 う。VICSモジュール2はVICSセンターから渋滞情 報や道路交通情報等を受信し、制御部4に出 する。

 DSRC部18は、DSRCによるETC利用のための処理や 、センター装置30からコンテンツ情報を受信 るための通信処理等を行う。
 DSRC部18は、図3に示すようにDSRC制御部18a、 信部18b、記憶部18c、ETC処理部18e、ICカードI/F 18fを備えて構成されている。

 DSRC制御部18aは、CPU、RAM等から構成され、記 憶部18cに記憶されている制御プログラムとの 協働によりDSRC部18の各部の動作を制御する。
 例えば、ETCによる決済を行う際には、通信 18bの通信動作を制御してETC基地局(ETC決済を 行うためにETCゲート付近等に設けられる無線 基地局)と決済情報の送受信を行わせる。ま 、ETC処理部18eにより決済情報の書込処理を わせる。
 また、センター装置30からコンテンツ情報 受信する際には、制御部4の指示に従って記 部18cのアップリンク情報記憶領域Mに記憶さ れている情報を、通信部18bにより路側装置15 送信させる一方、通信部18bにより路側無線 置15を介してコンテンツ情報を受信した場 にはこれを制御部4に出力する。

 通信部18bは、車両13のダッシュボード上で ロントガラス近傍に固設されたアンテナを え、このアンテナを介して路側装置15やETC基 地局等と、DSRCの電波の送受信を行う。記憶 18cは、DSRC制御部18aにより実行される制御プ グラム等を記憶している。
 また、記憶部18cにはアップリンク情報記憶 域Mが設けられている。

 ETC処理部18eは、ICカードI/F18fに挿抜されるIC 付きクレジットカード又はデビットカード等 に対して決済情報等の読み書きを行う。
 ICカードI/F18fは、上記クレジットカード等 スロットを備え、このスロットに挿入され クレジットカード等のICとETC処理部18eの間で 情報のやりとりを仲介する。

 次に、センター装置30について説明する。
 センター装置30は、コンテンツ情報を記憶 、これを車載器17に配信する。
 なお、図1では1台のセンター装置30のみ示し たが、コンテンツ情報を配信する配信事業者 は複数あり、センター装置30は配信事業者毎 備えられるものである。
 図4に、センター装置30の機能的構成を示す
 図4に示すように、センター装置30は制御部3 1、入力部32、表示部33、記憶部34、通信部35を 備えて構成されている。

 制御部31は、CPU、RAM等から構成され、記憶 34に記憶された制御プログラムとの協働によ り各種演算を行う他、各部の集中制御を行う 。
 例えば、制御部31は記憶部34に保存されてい るコンテンツ情報を読み出して編成したり、 編成したコンテンツ情報の配信制御を行う。 なお、編成とは配信するコンテンツ情報をア ップリンク情報に基づいて選択すること等を いう。

 入力部32は、キーボード等を備えて操作入 を受け付け、当該操作入力に応じた操作信 を制御部31に出力する。
 表示部33はディスプレイを備え、制御部31の 表示制御に従ってディスプレイ上に各種画面 を表示する。

 記憶部34は、制御部31により実行されるプ ログラムの他、プログラムの実行に必要な各 種データを記憶する。また、記憶部34は配信 べきコンテンツ情報を記憶している。上述 ように、コンテンツ情報は嗜好情報の項目 よって分類されている。

 記憶部34は、コンテンツ情報の配信事業 に個別に付与されている事業者コードを記 している。また、ユーザはコンテンツ情報 配信サービスに加入する契約を行う際、会 登録を行うので、記憶部34はこの会員登録さ れたユーザの氏名、住所等の特定情報の他、 ユーザが所有する車載器17の車載器ID、ユー の嗜好情報等の情報をユーザ毎にデータベ ス化して記憶する。

 図5はデータ伝送態様の説明図である。ダ ウンリンクでは、データをその種類に応じて 分類し、分類ごとにIDコード“00”,“01”,“0 2”,~を割り振っている。マルチコンテンツ形 式のデータ伝送では、データが情報グループ を単位に括られ、各情報グループは先頭にID= “00”の分類データをもつ。ID=“00”の分類 ータは、その情報グループに含まれているID にはどのようなものがあるかの構成情報とな っている。

 図6はダウンリンクで使用する各IDに割り てる分類表である。ID=00は構成ID情報(デー を構成するIDを記述する領域)の分類となっ いる。ID=01は事業者の分類となっており、サ ービス事業者コード(サービス事業者を特定 きる事業者コード)、サービス事業者表示テ スト(ナビ表示用サービス事業社名(サービ 名)テキスト情報)、及びサービス事業者表音 文字列(ナビ発話用サービス事業社名(サービ 名)表音文字列情報)が含まれる。

 ID=02はコンテンツの分類となっており、 業コード(コンテンツの情報提供元を特定で るコード)、企業表示テキスト(ナビ表示用 報提供企業名テキスト情報)、企業表音文字 (ナビ発話用情報提供企業名表音文字列情報 )、情報コード(コンテンツを特定できる情報 ード)、情報表示テキスト(ナビ表示用コン ンツ内容テキスト情報)、情報表音文字列(ナ ビ発話用コンテンツ内容表音文字列情報)、 び嗜好データカテゴリー(情報が該当する情 カテゴリーを示すカテゴリーコード)が含ま れる。

 ID=03は、ID=02と同様に、コンテンツの分類 となっており、即時再生/蓄積コード(受信後 コンテンツ再生動作を表すコード)、及び再 生条件コード(情報提供エリアでのコンテン 再生条件を示すコード)が含まれる。

 ID=04は、有効期限の分類となっており、 始年月日時分秒(コンテンツの有効期限)、及 び終了年月日時分秒(コンテンツの有効期限) 含まれる。ID=05は、提供時間の分類となっ おり、営業時間(コンテンツ提供元の営業時 )、及び情報提供時間(コンテンツ提供時間) 含まれる。

 ID=10は、対象地点の分類となっており、 象地点座標(サービス提供可能な地点の緯度 度情報)、対象地点表示用テキスト(サービ 名称(店舗名称等))、提携駐車場情報(対象地 以外の提携駐車場情報)、アイコン表示画像 データ(サービス提供可能な場所を表すアイ ンのデータ)、表示用文字データ(サービスの 説明用テキスト情報)、表示画像データ(サー スを表す静止画情報)、表音文字列データ( ービスを表す表音文字列情報)、圧縮音声デ タ(圧縮音声データ情報)、音声再生順(表音 字列と圧縮音声の再生順序を表す)、ビデオ データ(ビデオデータ情報)、及びURL(サービス を表すURL情報)が含まれる。

 ID=20は、情報提供地点の分類となってお 、計5個の情報提供地点について、情報提供 心座標(ポップアップ情報を再生する緯度経 度情報)、情報提供エリア(ポップアップ情報 再生するエリアを定義する中心座標からの 径情報)、情報提供方向コード(ポップアッ 情報を再生する情報提供方向情報)、情報提 道路種別(ポップアップ情報を再生する道路 種別情報)、表示画像データ(ポップアップ再 する静止画のデータ)、表音文字列データ( ップアップ再生する表音文字列情報)、圧縮 声データ(ポップアップ再生する圧縮音声の データ)、及び音声再生順(ポップアップ再生 る音声データの再生順番を表すコード)が含 まれる。

 ID=30は、遷移情報の分類となっており、 8個の次再生情報コード( 画面遷移情報)が含 まれる。ID=40は、詳細情報の分類となってお 、計8個の各詳細情報について、表示用文字 データ(ナビ表示用詳細情報テキスト情報)、 び発話用表音文字列(ナビ発話用詳細情報表 音文字列情報)が含まれる。

 ID=50は、駐車場情報の分類となっており 計127個の駐車情報について、駐車場ID(駐車 を特定できるID)、詳細情報(駐車場の動的詳 情報)、特記事項(駐車場の特記事項)、及び 記事項表音文字列(ナビ発話用特記事項表音 文字列)が含まれる。ID=60は、運転支援の分類 であり、運転支援画像データ(運転支援画像 報)、運転支援表音文字列(データ運転支援表 音文字列情報)、運転支援圧縮音声(データ運 支援圧縮音声情報)、及び音声再生順(表音 字列と圧縮音声の再生順序を表す)が含まれ 。

 ID=80は、嗜好データの分類であり、計127 の各嗜好データのテーブルについて、嗜好 ータバージョン(嗜好データのテーブルのバ ジョン情報)、嗜好データテーブル( 嗜好デ ータのテーブルの表示用テキスト情報)、表 文字列(嗜好データのテーブルの発話用表音 字列情報)、及び詳細情報(嗜好データのテ ブルの詳細情報)が含まれる。

 図7は路側装置15-ITS車載器17間のトランザ ションで実施される各機器間の通信及び処 を示している。路側機11及びサーバ12は路側 装置15を構成する。ITS車載器17はDSRC部18及び ビ部19を有している。時間順に説明する。な お、路側機11-DSRC部18間の通信はDSRCの電波で われ、路側機11-サーバ12間及びDSRC部18-ナビ 19間の通信は通常、無線又は有線で行われる 。

 図8はITS車載器17から路側装置15へ送られ アップリンク情報のデータ概説明略図であ 。アップリンク情報は、複数のタグで送ら る。タグ1には、サービス事業者コード、目 地(緯度経度)、経由地(緯度経度)1~5、累計走 行距離、嗜好ジャンルデータバージョン、嗜 好ジャンルデータ、会員情報1~8が含められる 。タグ2には、サービス事業者コード、過去 寄り地(緯度経度)1~41が含められる。タグ3に 、サービス事業者コード、過去立寄り地(緯 度経度)42~82が含められる。

 タグ4には、サービス事業者コード、受信 /再生履歴(受信情報コード及び再生識別フラ )1~123が含められる。タグ5には、サービス事 業者コード、受信/再生履歴(受信情報コード び再生識別フラグ)124~246が含められる。

 ITS車載器17において電源が投入されるの 伴い、S10では、ナビ部19からDSRC部18へクライ アントインフォメーションデータが書き込ま れる。ITS車載器17を搭載する自動車13が路側 11との通信可能な距離(例:約30m)の電波到達エ リアに進入するのに伴い、S11では、路側機11- DSRC部18間でDSRC接続処理が実施される。

 S11のDSRC接続処理が終了すると、S12、S13で DSRC接続通知が行われる。S12の接続通知は路 機11からサーバ12へのものであり、S13の接続 知はDSRC部18からナビ部19へのものである。S1 4では、クライアントインフォメーションがDS RC部18から路側機11を経てサーバ12へ通知され 。

 サーバ12は、DSRC部18の一意に付番された 載器IDを読み取りITS車載器17のユーザが会員 非会員かを判別したり、通信確立後にDSRC部 18から通知されるクライアントインフォメー ョンに基づき、ITS車載器17でコンテンツを 正に再生するためのITS車載器17のハードウェ ア情報を知得する。S18では、サーバ12から路 機11及びDSRC部18を経てナビ部19へWelcome画面 のコンテンツを送信する。該コンテンツは ルチコンテンツフォーマットで編成されて る。ナビ部19は、マルチコンテンツフォーマ ットからサービス事業者を判断する。

 サーバ12は、S18後、ナビ部19がアップリン ク情報をDSRC部18に書き込むまで、S19でDSRC部18 に対して定期的にポーリングを行う。S20では 、ナビ部19は、ITS車載器17のユーザが該サー ス事業者の会員と判断すると、アップリン 情報をDSRC部18に書き込むのに対し、会員で ければ、何もしない。

 S24では、サーバ12は、路側機11及びDSRC部18 を経由してデフォルトのコンテンツ(例:公共 ービス情報等)をナビ部19へ送る。S29では、 ーバ12は、DSRC部18に対してメモリアクセス ーリングを実施する。これに対して、S30で 、DSRC部18は、ユーザが会員であれば、アッ リンク情報をサーバ12へ通知する。

 S33では、サーバ12は、アップリンク情報 ら取得した会員情報に基づき会員趣向に適 た蓄積型コンテンツをマルチコンテンツフ ーマット(図2)で編成してITS車載器17へ配信す る。S34では、蓄積型コンテンツの配信終了を 通知する。ITS車載器17を搭載する自動車13は 配信終了に伴い路側機11との通信エリアから 退出する。

 図9に示すように、センター装置30では制 部31により、送信されたアップリンク情報 含まれる嗜好情報が最新バージョンに対応 るものであるか否かを判断する(ステップS41) 。最新かどうかは、嗜好情報に含まれるバー ジョンの情報に基づいて判断することができ る。最新バージョンに対応する場合(ステッ S41;Y)、後述するステップS51の処理に移行す 。

 最新バージョンに対応しない場合(ステッ プS41;N)、制御部31は最新バージョン対応の嗜 情報を設定するための設定情報を生成し、 信部35を介して車載器17に送信する(ステッ S42)。制御部31は設定テーブルにおいて最新 ージョンの情報の他、最新バージョンに対 する項目の項目数、各項目の項目番号、表 用テキスト、階層を入力し、設定情報とす 。

 このとき、フラグを全てデフォルト値0に しておくこととしてもよいし、受信した旧バ ージョンの嗜好情報と照合して最新バージョ ンの項目のうち、旧バージョンの嗜好情報の 項目に対応する項目についてはフラグを1に て、旧バージョンの嗜好情報を予め設定し おくこととしてもよい。この場合、従来の バージョンの設定内容を最新バージョン対 の嗜好情報に反映させることができ、車載 17側で初めから全てを設定する必要がなくな るので利便性が良い。また、嗜好情報の中で 公共性の高い情報の項目については初期値と してフラグを1に設定しておくこととしても い。

 車載器17では設定情報を受信すると、制 部4が嗜好情報のバージョンが更新されたと 断し、その旨をユーザに通知する処理を行 。例えば、その旨を通知するメッセージ画 等を生成して表示部19eに表示させる(ステッ プS43)。

 一方、センター装置30では旧バージョン 応の嗜好情報において最新バージョンに対 する項目があり、旧バージョンの嗜好情報 用いてコンテンツ情報を編成できるのであ ば、制御部31が編成を行う。例えば、旧バー ジョンと最新バージョンとで共通する項目が ある場合、その項目に応じたコンテンツ情報 を編成する。編成したコンテンツ情報は車載 器17に送信する(ステップS44)。車載器17では制 御部4がコンテンツ情報を記憶部19fに保存さ る(ステップS45)。

 次いで、車載器17では制御部4の表示制御 より、最新バージョン対応の嗜好情報の設 を行うか否か、設定の有無をユーザが指示 るための操作画面を表示部19eに表示させる そして、入力部19dを介して設定を行う旨の 示入力があった場合のみ(ステップS46;Y)、制 御部4は最新バージョン対応の嗜好情報を設 するための操作画面を表示部19eに表示させ ユーザに操作入力を行わせる。

 図10に、その操作画面の一例を示す。
 図10に示すように、操作画面d1には最新バー ジョン対応の嗜好情報の項目をその階層構造 に応じて表示させる。具体的には、項目番号 順に嗜好情報を読み出し、表示用テキストを 用いて各項目の項目名を項目番号順に表示さ せるとともに、階層の情報に基づいて図19に すように各項目を階層状に構築する。つま 、階層「0」の項目は左詰めで表示させ、階 層「1」、「2」等の従属する項目は、階層が 位であるほど表示位置を右にずらして表示 せる。

 なお、表示領域は限られているため、項 は階層構造に応じてプルダウン表示する。 ず上位の項目のみを表示し、プルダウン表 の指示に応じてその項目に従属する下位の 目をプルダウン表示させる。

 また、各項目にはチェックボックスを表 させる。チェックボックスにはユーザの操 入力に応じてユーザが視聴したい項目であ ことを示すチェックマークを表示させる。 ェックマークは、個々の項目についてユー に個々に操作入力させることとしてもよい 、上位の項目について操作入力されたなら その項目に従属する下位の項目全てについ 操作入力されたとして、制御部4が自動的に チェックマークを表示させることとしてもよ い。この場合、下位の項目について設定不要 な項目があれば、後ほどユーザがチェックマ ークを外す操作入力を行うことにより設定を 解除できる構成とする。このような構成とす ることにより、項目数が多い場合には逐一ユ ーザが項目毎に操作入力を行う手間を省くこ とができる。

 設定の操作入力が終了すると、制御部4は 設定情報の各項目につき、ユーザの操作入力 に応じてユーザが視聴したいか否かを示すフ ラグを書き込んで最新バージョン対応の嗜好 情報とし、これをアップリンク情報記憶領域 Mに書き込む(ステップS48)。旧バージョンの嗜 好情報が既に書き込まれている場合には上書 きを行う。

 一方、センター装置30では車載器17に対し 定期的にポーリングを行い(ステップS47)、ア プリンク情報記憶領域Mに書き込まれたアッ プリンク情報を要求する。よって、車載器17 おいてアップリンク情報記憶領域Mに最新バ ージョン対応の嗜好情報が書き込まれると、 ポーリングに応じてDSRC部18が当該嗜好情報を センター装置30に送信する(ステップS49)。セ ター装置30では、嗜好情報の更新がいつ行わ れるかを把握することができないので、車載 器17が相互通信エリアZ内に存在する間は、定 期的にポーリングを行い、アップリンク情報 記憶領域Mにおける嗜好情報更新の有無を確 する。

 なお、最新バージョン対応の嗜好情報の 定を行わずに(ステップS46;N)、相互通信エリ アZからエリアアウトした場合、ステップS54 進む。その後、ユーザにより上記のように 新バージョン対応の嗜好情報の設定が行わ 、アップリンク情報としてアップリンク情 記憶領域Mに書き込まれると、次に相互通信 リアZにエリアインしたときにセンター装置 30に送信されることとなる。したがって、次 相互通信エリアZにエリアインした場合に、 ユーザにより更新された嗜好情報をアップリ ンクするため、その嗜好情報に基づいたコン テンツ情報を受け取ることができる。

 センター装置30が最新バージョン対応の 好情報を受信すると、制御部31は当該嗜好情 報に基づいて、記憶部34に記憶されている嗜 情報のうち該当するユーザの嗜好情報の更 を行う(ステップS50)。次いで、制御部31は最 新バージョン対応の嗜好情報や、その他のア ップリンク情報に基づいて最新バージョンの コンテンツ情報の編成を行い、車載器17に送 する(ステップS51)。具体的には記憶部34に記 憶されているコンテンツ情報のうち、嗜好情 報において「1」のフラグに設定されている 目に分類されているコンテンツ情報等を選 する。車載器17では受信したコンテンツ情報 を制御部4が記憶部19fに保存する(ステップS52) 。

 その後、センター装置30が配信すべきコ テンツ情報を全て配信すると、配信終了を 知するメッセージ情報を制御部31が生成して 車載器17に対し、送信する(ステップS53)。こ 配信終了のメッセージ情報はユーザに対し リアアウトを促すためのものである。その 、車載器17の制御部4は、一定時間路側装置15 との通信が途絶えると、センター装置30から コンテンツ情報の配信が途絶えると、配信 終了したと判断してアップリンク情報を削 する制御を行う(ステップS54)。この制御に じて、DSRC制御部18aはアップリンク情報記憶 域M内のアップリンク情報を削除する。

 図11は路側装置15からITS車載器17へ送信す 嗜好データテーブルの一例を示す。嗜好デ タテーブルは図4のS18で路側装置15からITS車 器17へ送信される。嗜好データテーブルの 目はデータ番号=0~127の計128個存在し、各デ タ番号に対応付けて表示用テキスト、表示 ネスト、対象識別子、デフォルト値等が存 する。表示用ネスト=0はトップの階層を意味 し、数値の増大に連れて下の階層となる。対 象識別子とは、各データ番号の項目がユーザ による嗜好の有無登録の対象になっているか 否かを示すフラグであり、後述の図7から分 るように、対象識別子=1、0は該項目がそれ れユーザによる嗜好の有無登録の対象及び 対象となっていることを意味する。デフォ ト値=0、1はそれぞれユーザが項目について 好無し及び嗜好有りを意味している。図11で は、対象識別子=1の“洋画”及び“邦画”の フォルト値は0となっている。

 図12は図11の嗜好データテーブルに基づき ITS車載器17において生成された嗜好データテ ブルである。図11との対比から分かるよう 、表示用ネストの値が大きくなるほど、小 類となる。また、対象識別子=1となっていた 表示テキストのみが嗜好データとしてユーザ による嗜好の有無登録の対象になる。図6で 、“洋画”及び“邦画”共にデフォルト値=0 となっているので、最初の嗜好データでは、 “洋画”及び“邦画”共に0(該0は実際の画面 例では四角の欄にチェック無しで表示される 。)になっている。それに対して、図12では、 ユーザが“洋画”について嗜好有りのチェッ クを付け、嗜好データ=1とされている。なお 図12では、ユーザは、一番下の階層の項目 ついてのみ、嗜好の有無を登録するように っているが、対象識別子=1をそれより上の階 層の項目に付ければ、大分類、中分類の項目 についても嗜好の有無を登録することができ るようになっている。

 図13は新旧のバージョンの嗜好データテ ブルを対比して示す図である。(a)の嗜好デ タテーブルは旧版であり、(b)の嗜好データ ーブルは新版である。旧版の“道北”、“ 南”、“西欧”及び“東欧”が新版ではそ ぞれ“稚内”、“函館”、“西ヨーロッパ 及び“東ヨーロッパ”に改訂されている。 た、路側装置15は、旧版の嗜好データテーブ ルに対して、ユーザごとに該ユーザが入力し て前回のエリアイン時に受信したアップリン ク情報を記憶装置に記憶している。すなわち 、図11(a)の旧版の“道北”、“道南”、“西 ”及び“東欧”には、いずれもチェックが けられているが、路側装置15はこのユーザ 好情報を記憶装置に記憶している。

 路側装置15のサービス事業者は、配信す 嗜好データテーブルのバージョンを変更す 場合、新旧の両版とも自分か作成したもの あるから、新版の嗜好データテーブルにお る改訂項目が旧版の嗜好データテーブルに けるどの項目に同一又は類似するものであ て、旧版のユーザ嗜好情報を新版へ引継ぎ 能となっているかを判断できる。なお、「 似」には、実質的な内容が同一であっても 半角と全角のテキストが違っている場合、 字と平仮名との表記が違っている場合を含 、「同一」とはテキストの完全同一とする

 路側装置15は、旧版の嗜好データテーブ の項目のユーザ嗜好情報を受け継がせる新 の嗜好データテーブルの項目があった場合 対応表を備える。該対応表における新旧の の嗜好データテーブルの項目対応関係は、 旧の版の嗜好データテーブルの項目の内容 同一又は類似の関係にあるものである。該 応表は通常、全部のユーザに共通とされる 具体的には、新版の嗜好データテーブルの 改訂項目の項目番号に対し、該改訂項目に 応する旧版の嗜好データテーブルの項目の 目番号を対応付ける。図13の例では、対応表 は、旧版の嗜好データテーブルの項目番号“ 32”、“33”、“52”、“53”が新版の嗜好デ タテーブルの項目番号“32”、“33”、“52 、“53”に対応付けられる。この例では、 旧の嗜好データテーブルの対応番号同士の 値が同一であるが、相違していてもかまわ いし、一般には相違している。

 路側装置15は、アップリンク情報に含ま るユーザIDに基づきその送信元のITS車載器17 ユーザを識別し、該ユーザの旧版の嗜好デ タテーブルのユーザ嗜好情報を検索してか 、該ユーザについて、対応表に基づき新版 各項目番号のデフォルト値を、旧版の嗜好 ータテーブルの対応項目番号の嗜好データ する。図13の例では、旧版バージョンの項 “道北”、“道南”、“西欧”及び“東欧 の嗜好データはそれぞれ“1”、“1”、“1 、“1”であるので、路側装置15は、新版の 稚内”、“函館”、“西ヨーロッパ”及び 東ヨーロッパ”のデフォルト値をそれぞれ 1”、“1”、“1”、“1”に設定する。

 図14は路側装置15が自動車13のエリアイン に自動車13の路側装置15からアップリンク情 報に含めて受信する自動車13の立寄り地点情 を路側装置15が整理した後の情報を示す。 14において、“オートフロンツ”、“OK堂” び“丸八屋”はそれぞれカー用品販売、レ タルビデオ及び釣具業の業者名を仮定して る。この自動車13は、各業者の店へ図14に示 す回数、立寄っている。路側装置15は、各立 り地点について最後に立寄った時間の情報 入手しなくてもよい。

 路側装置15は、実際には、これら立寄り の具体的名前をアップリンク情報から知る ではなく、アップリンク情報の立寄り地情 は例えば緯度経度で取得する。したがって 路側装置15は、これら緯度経度を地図データ と照合して、立寄り地の具体的な店名を知る ことになる。

 図15は路側装置15が、設定している立寄り 地点と嗜好データとの関係を示している。路 側装置15は、図14のデータから所定回数、例 ば3回以上の立寄り実績のある業者を選別す 。図14の場合、“オートフロンツ”と“丸 屋”が選別される。なお、路側装置15は、ITS 車載器17から入手した立寄り地の緯度経度を 分の地図データと照合して、該緯度経度の 点が“オートフロンツ”であるかとか“丸 屋”であるとかを把握する。そして、路側 置15のサービス事業者は、選別した各業者 関係して自分の今回の新版の嗜好データテ ブルの表示用テキストとして使っている語 を嗜好データとして選出する。

 路側装置15は、図14の情報元のユーザの新 版嗜好データテーブルのデフォルト値設定で は、新版の嗜好データテーブルにおいて図15 選出語句と同一となっている表示用テキス の項目のデフォルト値を“1”、すなわち、 嗜好有りとする。こうして、デフォルト値を 付けた嗜好データテーブルの情報がバージョ ン情報と共に情報元のユーザのITS車載器17へ 信される。ITS車載器17では、該嗜好データ ーブルがナビ部19の画面に表示されて、ユー ザは、変更の必要のない項目については入力 無しで済ませつつ、変更の必要な項目のみに ついて、チェックを付けたり(嗜好有りとし り)、チェックを外したり(嗜好無しとしたり )する。

 図16は路側装置15が新版の嗜好データテー ブルにおける改訂項目について特別の情報を ITS車載器17へ送信した場合にITS車載器17で表 される新旧の版の嗜好データテーブルの表 例を示している。図16(a)の嗜好データテーブ ルは旧版であり、(b)の嗜好データテーブルは 新版である。図13に関連して説明したように 路側装置15は、旧版の嗜好データテーブル 項目のユーザ嗜好情報をデフォルト値とし 受け継ぐ新版の嗜好データテーブルの項目 ついて旧版及び新版の項目対応表を装備し いる。図16の例では、該対応表には、新版の “札幌・室蘭”の項目番号52は旧版の“道央 の項目番号52に対応付けられ、新版の“イ リス”及び“フランス”の項目番号62、63は 版の“西欧”の項目番号62に対応付けられ いると仮定する。

 路側装置15は、該対応表に基づき新版の 好データテーブルの所定項目に旧版の嗜好 ータテーブルの対応項目の嗜好データの値 付けるとともに、新版の嗜好データテーブ における改訂項目がどれかがITS車載器17のユ ーザに分からせるようにするための情報を該 新版の嗜好データテーブルの情報と共に送信 する。具体例としては、嗜好データテーブル の表示用テキスト(図9参照)に特定のテキスト (例:※)を特定の場所(例:先頭)に挿入する(例: イギリス)。なお、嗜好データテーブルの表 示用テキストは、嗜好データテーブルの各項 目に対して1:1に対応している。図11の例では 新版の嗜好データテーブルの項目番号52、62 、63に改訂項目である旨の情報を嗜好データ ーブルの情報に付加して、路側装置15からIT S車載器17へ送られる。

 これに対して、ITS車載器17は、該特定の キストが特定の場所に存在する項目につい は、該特定のテキストを削除して、残りの キストだけをナビ部19の画面に表示するとと もに、該特定のテキストが挿入されていた項 目のテキストを色付きや斜体等でナビ部19の 面に表示する。この結果、ユーザは新版の 好データテーブルの改定項目を一目で理解 、そのデフォルト値を重点的に調べて、嗜 データの維持、又は変更を行うことになる

 図17は路側装置15のブロック図である。路 側装置15は、無線通信エリア内に進入した車 器へ嗜好データテーブルの情報をそのバー ョン情報と共に送信するとともに、車載器 らは該嗜好データテーブルに対するユーザ 好情報を含むアップリンク情報を受信する 路側装置15は、車載器とDSRCでデータを送受 るものに限定されない。路側装置15は、保 手段51、改訂項目探索手段52、デフォルト値 定手段53及びダウンリンク情報送信手段54を 備えている。

 保存手段51は、旧版の嗜好データテーブ に対するユーザ嗜好情報を記憶装置58に保存 させる。改訂項目探索手段52は、新版の嗜好 ータテーブルの項目の内、旧版から改訂の った項目を探索する。デフォルト値設定手 53は、旧版の嗜好データテーブルの項目と 項目に対するユーザ嗜好情報を受け継ぐ新 の嗜好データテーブルの項目との対応関係 基づき新版の嗜好データテーブルの改定項 のデフォルト値を、旧版の嗜好データテー ルの対応項目に対する今回の新版送信先ユ ザの嗜好情報に設定する。ダウンリンク情 送信手段54は、デフォルト値を設定した新版 の嗜好データテーブルの情報を含むダウンリ ンク情報を車載器へ送信する。

 嗜好データテーブルは、通常、サービス 業者が作成するので、旧版の嗜好データテ ブルの項目と該項目に対するユーザ嗜好情 を受け継ぐ新版の嗜好データテーブルの項 との対応関係は該サービス事業者により支 なく作成される。旧版の嗜好データテーブ の項目と該項目に対するユーザ嗜好情報を け継ぐ新版の嗜好データテーブルの項目と 対応関係は、全ユーザに共通にしてもよい 、性別、年齢別、所得層別等、ユーザごと きめ細かく用意することもできる。路側装 15は、新版の嗜好データテーブルの送信先 ユーザが誰であるかは、それに先立ち受信 たユーザIDにより把握することができる。ユ ーザは、旧版で入力した自分の嗜好情報に沿 ったデフォルト値を設定された嗜好データテ ーブルを路側装置15から受けることができ、 版の嗜好データテーブルに対する入力の手 を軽減される。

 好ましくは、デフォルト値設定手段53は 対応関係からデフォルト値を設定できなか た改訂項目については、アップリンク情報 基づきデフォルト値を設定する。デフォル 値は、例えばアップリンク情報に含まれる 寄り地情報、目的地や経由地の情報に基づ が設定される。この具体例は、図14及び図15 関連して説明した実施例である。

 典型的には、ダウンリンク情報送信手段5 4は、どれが改訂項目であるかを示す情報を 版の嗜好データテーブルの情報とともにダ ンリンク情報に含めて送信する。どれが改 項目であるかを示す情報は、タウンカーラ フナビマルチコンテンツのフォーマットで 、例えば嗜好データテーブルの表示用テキ トに挿入する。車載器は、該情報を識別し 、改訂項目のテキストを色付きや斜体等、 訂のあったことをユーザに容易に分からせ 態様で表示することができる。

 図18は路側装置制御方法60のフローチャー トである。路側装置制御方法60は路側装置50( 17)に適用される。S61では、旧版の嗜好デー テーブルに対するユーザ嗜好情報を記憶装 58に保存させる。S62では、新版の嗜好デー テーブルの項目の内、旧版から改訂のあっ 項目を探索する。S63では、旧版の嗜好デー テーブルの項目と該項目に対するユーザ嗜 情報を受け継ぐ新版の嗜好データテーブル 項目との対応関係に基づき新版の嗜好デー テーブルの改定項目のデフォルト値を旧版 嗜好データテーブルの対応項目のユーザ嗜 情報に設定する。S64では、デフォルト値を 定した新版の嗜好データテーブルの情報を むダウンリンク情報を車載器へ送信する。

 S61~S64の処理は、路側装置15(図17)の保存手 段51~ダウンリンク情報送信手段54の機能にそ ぞれ対応している。したがって、保存手段5 1~ダウンリンク情報送信手段54の機能につい 述べた具体的態様はS61~S64の処理についての 体的態様としても適用可能である。

 本発明を適用したプログラムは、コンピ ータを路側装置15の各手段として機能させ 。本発明を適用した別のプログラムは、路 装置制御方法60の各ステップをコンピュータ に実行させる。

 以上のように、本実施形態によれば、セ ター装置30は車載器17から嗜好情報を受信す ると、最新バージョン対応のものかどうかを 判断し、対応していない場合には最新バージ ョン対応の嗜好情報を設定するための設定情 報を生成し、車載器17に送信する。車載器17 は、設定情報を用いて最新バージョン対応 嗜好情報の設定を容易に行うことができる 従って、嗜好情報のバージョン更新に容易 対応することが可能となる。

 センター装置30は、設定情報を送信する 、受信した旧バージョンの嗜好情報におい 最新バージョンと対応する項目については その旧バージョンの嗜好情報を予め設定し 設定情報を生成して送信するので、車載器17 において全ての項目について逐一嗜好情報を 設定する手間を省くことができ、利便性が高 い。

 センター装置30は、受信した嗜好情報が バージョンであっても、最新バージョンに 応する項目があれば、当該項目に応じた最 バージョンのコンテンツ情報を送信するの 、できるだけコンテンツ情報の配信するよ 図ることができる。また、車載器17において 最新バージョン対応の嗜好情報が新たに設定 されてセンター装置30に送信されると、当該 新バージョンの嗜好情報に応じたコンテン 情報を編成、送信することができる。

 一方、車載器17ではセンター装置30から設 定情報を受信すると、バージョンが更新され た旨をメッセージ表示等によりユーザに通知 するので、ユーザはバージョン更新を容易に 把握することができる。また、設定情報を用 いて最新バージョン対応の嗜好情報の設定を 行うことが可能となる。従って、バージョン の更新に容易に対応することが可能となる。

 また、車載器17では最新バージョン対応 嗜好情報の設定の有無を指示するための操 画面を表示して、設定する旨の指示がなさ た場合のみ設定のための操作画面を表示し 操作入力に応じて嗜好情報の設定を行い、 ンター装置30に送信する。よって、ユーザの 都合に応じて嗜好情報の設定の操作入力を行 うことができる。

 設定のための操作画面では、階層構造を する嗜好情報の項目を階層状に構築するの 、嗜好情報の項目の構成をユーザが把握し すく、嗜好性を設定する操作入力をやりや いものとすることができる。

 本明細書は様々な範囲及びレベルの発明 開示している。それら発明は、本明細書で 明した様々な技術的範囲及び具体的レベル 各装置及び各方法だけでなく、当業者の自 の範囲内で、各装置及び各方法から独立の 用、効果を奏する1つ又は複数の要素を抽出 したものや、1つ又は複数の要素を自明の範 で変更したものや、さらに、各装置間及び 方法間で1つ又は複数の要素の組合せを入れ えたものを含む。