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Title:
ROPE INSPECTION DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/063549
Kind Code:
A1
Abstract:
In order to inspect shape abnormality in the profile of an outer circumferential surface of a wire rope, a rope inspection device includes a comb-shaped detection plate including an inspection recess having an inspection edge extending while bending along at least a part of the outer circumference of the substantially circular cross-section of the wire rope and receiving the wire rope while bringing it into close proximity to the inspection edge or in contact therewith; and a support device for supporting the detection plate rotatably while bringing it into close proximity to the wire rope or in contact therewith and releasing the force by permitting rotation of the detection plate when it receives a force from an abnormal part of the wire rope. When an inspection string is stretched across the opening of the inspection recess, the surface which is not in close proximity to the inspection edge or in contact therewith can be inspected.

Inventors:
NISHIYORI KOICHIRO (JP)
SASAI HIROSHI (JP)
YOSHIOKA TAKASHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/071995
Publication Date:
May 22, 2009
Filing Date:
November 13, 2007
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI ELECTRIC CORP (JP)
NISHIYORI KOICHIRO (JP)
SASAI HIROSHI (JP)
YOSHIOKA TAKASHI (JP)
International Classes:
B66B7/12
Foreign References:
JPS5313752A1978-02-07
JP2001063938A2001-03-13
JPH09290973A1997-11-11
Attorney, Agent or Firm:
SOGA, Michiharu et al. (8th Floor Kokusai Building,1-1, Marunouchi 3-chom, Chiyoda-ku Tokyo 05, JP)
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Claims:
 ワイヤロープの断面形状の少なくとも一部の外周に沿って湾曲して延びた検査縁部を持ち、ワイヤロープを上記検査縁部に近接あるいは接触するように受け入れる凹部を持つ検出プレートを備えたことを特徴とするロープ検査装置。
 上記検出プレートをテスト位置で上記ワイヤロープに近接あるいは接触させて回転可能に支持し、上記検出プレートがワイヤロープの異常部から力を受けたときに上記検出プレートの回転を許容して上記力を逃がす支持装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載のロープ検査装置。
 上記検出プレートが、上記凹部を閉じるように設けられ、上記凹部内に受け入れられたワイヤロープに上記検査縁部に近接あるいは接触した外周と異なる外周で近接あるいは接触する検査ストリングを備えたことを特徴とする請求項1あるいは2に記載のロープ検査装置。
 上記検出プレートが、上記凹部が検査すべきワイヤロープの数に対応して複数個設けられた櫛状部材であることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のロープ検査装置。
 上記検査ストリングが、上記櫛状部材の上記凹部の開口を形成する歯部に設けられた溝内に設けられていることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のロープ検査装置。

 上記検出プレートが、上記櫛状部材と、上記櫛状部材を別個の部品として保持し、上記支持装置に連結されるベースとを備えたことを特徴とする請求項2~5のいずれか一項に記載のロープ検査装置。
 上記櫛状部材が、上記ベースに対して位置調節可能に保持されていることを特徴とする請求項6に記載のロープ検査装置。
 上記検出プレートの形状が、漏洩磁束計測型のロープテスタの取付位置を位置決めする形状であることを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載のロープ検査装置。
 上記検出プレートが、上記ロープテスタを受け入れる切欠部を備えたことを特徴とする請求項8に記載のロープ検査装置。
 上記支持装置が、上記テスト位置でワイヤロープの走行方向に対して直角に延びた取付軸と、上記取付軸に跨って延びて上記検出プレートに結合されたUボルトとを備えたことを特徴とする請求項2~9のいずれか一項に記載のロープ検査装置。
 上記Uボルトが、湾曲部が多角形状に曲げられた多角形ボルトであることを特徴とする請求項10に記載のロープ検査装置。
 上記取付軸が、位置調節可能に支持されていることを特徴とする請求項10あるいは11に記載のロープ検査装置。
Description:
ロープ検査装置

 この発明は、エレベータ用ロープの異常 容易に検知するロープ検査装置に関するも である。

 従来のロープ検査装置においては、ロー 素線破断、ストランド破断、径膨張、異物 着等の異常を検知するために、ワイヤを張 たフレーム構造の検査装置を手で持ってロ プに近接させ、エレベータを駆動してロー を走行させながらワイヤをロープに当接さ 、ワイヤの振動の変化を作業員の手で感知 て素線破断を判別している(例えば特許文献 1参照)。

特開2001-63938号公報

 このような検査装置では、ワイヤがロー の一部分にしか当接していないので、ロー 外周面の1部分だけについての検査しかでき ず、残りのロープ表面の大部分は検査が未実 施の状態となる。さらに、検査装置を作業員 が手で支持しているため、安全上エレベータ の駆動速度は制限され、検査時間が長時間に 及ぶ。

 従ってこの発明は、ロープ表面の大部分 検査できるロープ検査装置を得ることを目 としている。

 この発明に係るロープ検査装置は、ワイ ロープの断面形状の少なくとも一部の外周 沿って湾曲して延びた検査縁部を持ち、ワ ヤロープを上記検査縁部に近接あるいは接 するように受け入れる凹部を持つ検出プレ トを備えたことを特徴とするものである。

 この発明によれば、検出プレートがロー の外周面に沿って湾曲した検査縁部でロー 径方向の突出物に衝突することにより、広 囲にわたりロープ表面の異常を検出できる

本発明の実施例1によるロープ検査装置 を示す概略側面図である。(実施例1) 図1のロープ検査装置を示す斜視図であ る。(実施例1) 検出プレートを示す平面図である。(実 施例1) 検出プレートの別の例を示す平面図で る。(実施例1) 検出プレートと取付軸との結合部を示 図である。(実施例1) 検出プレートの検査ストリングを示す 面図である。(実施例1) 図1のロープ検査装置の検出プレートの 下方から見た詳細を示す斜視図である。(実 例1) 図1のロープ検査装置のロープ側から見 た詳細を示す斜視図である。(実施例1)

 本発明の実施するための最良の形態を以 に説明する。

 図1~図8は本発明の実施の形態1によるロー プ検査装置を示す図である。図1はロープ検 装置をエレベータのワイヤロープの異常検 に用いた場合を示す概略側面図であり、図2 ロープ検査装置の斜視図、図3はロープ検査 装置の検出プレートの一例を示す平面図、図 4は検出プレートの別の例を示す平面図であ 。図5は検出プレートと取付軸との結合部を す図であり、図6は検出プレートの検査スト リングを示す断面図である。また図7はロー 検査装置を検出プレートの下方から見た詳 を示す斜視図、図8はロープ検査装置をロー 側から見た詳細を示す斜視図である。

 図1において、エレベータの昇降路1の頂 には機械台2が設けられていてその上に機械 3が形成されている。機械室3内には巻上機4 よびそらせ車5が設けられ、かごを昇降させ るワイヤロープ6が巻き掛けられている。機 台2上で巻上機4とそらせ車5との間に張られ ワイヤロープ6に近接した位置にはこの発明 ロープ検査装置7が設けられている。

 ロープ検査装置7は、走行するワイヤロー プ6の外周面に近接あるいは接触してワイヤ ープ6の表面の異常を検出する検出プレート8 と、この検出プレート8をワイヤロープ6に近 したテスト位置に保持する支持装置9とを備 えている。

 図3に最も良く示されているように、検出 プレート8は、ワイヤロープ6のほぼ円形の断 形状の少なくとも一部の外周に沿って湾曲 て延びた検査縁部10を持ち、ワイヤロープ6 検査縁部10に近接あるいは接触するように け入れる凹部11を持っている。図示の例では 凹部11の検査縁部10はワイヤロープ6の円形断 形状の外周のほぼ1/2に沿って延びている。

 検出プレート8は、凹部11が検査すべきワ ヤロープ6の数に対応して複数個設けられた 櫛状部材12を備えているが、これは一度のワ ヤロープ6の走行により複数のワイヤロープ 6を同時に検査できる点で望ましい。図3に示 例では、櫛状部材12は、ワイヤロープが12本 であるので、12個の凹部11と、間に凹部11を形 成する13本の平行に延びた歯部13とを備えて る。

 検出プレート9の凹部11の数は、検出すべ ワイヤロープ6に対応した数とするのが望ま しいが、例えばワイヤロープ6が一本である 合に複数の凹部11を持った検出プレート8を いることもできる。検出プレート8の凹部11 湾曲部の形状は円形であるのが望ましいが ワイヤロープ6の外周に近接あるいは接触し ほぼ周方向に延びる検出縁部10が形成でき ば多角形でも良い。

 検出プレート8は、単一の板状部材として 構成することもできるが、図示の例では、凹 部11が形成された櫛状部材12と、櫛状部材12を 別個の部品として保持し、後に詳述する支持 装置9に連結されるベース14とを備えている。 このような構成によれば、ロープピッチや本 数が異なるエレベータに使用する場合にも、 櫛状部材12だけを交換することで対応できる 例えば図示のようにワイヤロープ6が12本の 合には図3に示す検出プレート8を用い、ワ ヤロープ6が6本の場合には図4に示すような6 の凹部11と7本の歯部13とを持つ櫛状部材15を 用いることができる。また、ロープの突出部 と近接あるいは接触する櫛状部分は消耗品で あり、この消耗部を極力減らすことができる 。

 櫛状部材12とベース14との間は、例えば長 孔16と蝶ネジ17とによる結合手段により着脱 能かつ位置調節可能に保持されていて、櫛 部材12を容易に交換できるようにされており 、また蝶ネジ17を緩めて長孔16に沿って移動 せると櫛状部材12をベース14に対して容易に 置調整をすることができるようにもされて る。このような結合手段はビス、クリップ トグルクランプ等を用いることもできる。

 図6において、検出プレート8はまた、凹 11を閉じるように櫛状部材12の歯部13の先端 くに設けられ、凹部11内に受け入れられたワ イヤロープ6に対して検査縁部10に近接あるい は接触した外周と異なる外周で近接あるいは 接触する検査ストリング18を備えている。検 ストリング18は、櫛状部材12の凹部11の開口 形成するそれぞれの歯部13に設けられた溝19 内に配置されるように張り渡されている。

 この検査ストリング18により、ワイヤロ プ6の外周面のうち、櫛状部材12の検査縁部10 によって検査できない側の外周面に近接ある いは接触しているので、その部分についての 検査をすることができる。歯部13に設けた溝1 9は、糸状の検査ストリング18を所定位置に配 置するとともに、ワイヤロープ6に接触した 合にも所定位置から移動してしまわないよ に保持している。検査ストリング18はワイヤ ロープ6の異常部である突出物に接触して切 したりほどけが生じるような材質であり、 れによりワイヤロープ6の表面の異常を検出 きる。

 例えば溝19後を変えて、検査ストリング18 の歯部19上の固定位置を図6に示す位置よりも 右側にして、ワイヤロープ6に部分的に巻き くようにすれば、検査ストリング18がワイヤ ロープ6の外周面に線接触することになり、 り広い範囲の外周面を検査することができ 。

 検出プレート8をワイヤロープ6に関連し テスト位置に支持する支持装置9は、検出プ ート8を櫛状部材12でワイヤロープ6に近接あ るいは接触させながら、回転可能に支持し、 検出プレート8がワイヤロープ6の表面から突 した異常部から力を受けたときには検出プ ート8が回転してワイヤロープ6からの力を がすように構成されている。

 ロープ検査装置7の支持装置9は、図2、図7 および図8によく示されてように、テスト位 に設けられ、図2の矢印Aで示すワイヤロープ 6の走行方向に対して直角であって、複数の イヤロープ6の配列方向に平行な方向に延び 取付軸20を備えている。

 取付軸20は、図示の例では機械台2上に固 された2本の支柱21によって支持された円筒 の軸部材であり、支柱21に設けた複数の取 穴22に選択的に挿入されて支持されていて、 必要に応じて高さを変更できるようにしてあ る。支柱21自体の高さを調節できるようにし も良い。支柱21は機械台2に図7によく示され ているような万力型のクランプ機構28によっ 着脱式に固定されているが、機械的締結の に磁気吸引力や真空吸引力あるいはこれら 組合せを用いることもできる。

 ロープ検査装置7の支持装置9はまた、図5 示すように取付軸20に跨って延びて検出プ ート8のベース14に結合されたクランプであ Uボルト23を備えている。Uボルト23は、両端 がベース14を貫通して延びてナット24と蝶ネ 25とにより締め付けられ、蝶ネジ25の締付具 合によって取付軸20と検出プレート8との間の 結合強度を決定できる。Uボルト23は湾曲部が 円形の通常のU字型あるいはJ字型のものでも 湾曲部が折れ曲がって多角形をなす多角形 ルトでも良い。

 図示のUボルト23は、湾曲部が多角形状に げられた多角形ボルトであり、Uボルト23と 付軸20とが殆ど点接触とも言える僅かな接 部分26でだけ摩擦接触することになるので、 蝶ネジ25の締結力が取付軸20に伝わりやすく 締付を容易にでき、締付力を適正にするこ ができる。

 上述のような櫛状部材12とベース14との間 の長孔16および蝶ネジ17等の位置調節手段と 取付軸20およびUボルト23による回転許容締結 手段と、支柱21に設けた複数の取付穴22によ 高さ調節手段とにより、検出プレート8のワ ヤロープ6に対する正確な配置が容易になる 。

 即ち、このような構造によれば、あらか め櫛状部材12とベース14とを組み合わせた検 出プレート8の長さ寸法が最大となるように 櫛状部材12とベース14とを長孔16を利用して らして連結して、櫛状部材12がワイヤロープ 6と接するようにし、また検出プレート8が取 軸20回りに回転運動可能な位置に取付軸20を 設置する。その後、蝶ネジ17によって櫛状部 12とベース14との間の締結力を緩め、櫛状部 材12を取付軸20側へずらすと櫛状部材12に設け た長孔16の大きさだけ移動することになり、 イヤロープ6と検出プレート8の櫛状部材12と の間のすき間の大きさを一定に保つことが容 易にできる。

 また、櫛状部材12の長孔16の大きさを適当 に選択することにより、機械台2に対して支 21あるいは取付軸20を固定してしまった後で 、櫛状部材12とベース14との間の摺動移動で ワイヤロープ6と検出プレート8との間の位置 調整ができる。

 このようにして検出プレート8は、ワイヤ ロープ6に関連したテスト位置に支持されて 櫛状部材12をワイヤロープ6に近接あるいは 触させながら、櫛状部材12がワイヤロープ6 ら力を受けたときには検出プレート8が回転 て力を逃がすようにしてある。この動作に り容易にまたワイヤロープ6に損傷を与える こともなくワイヤロープ6の異常を検知でき 。

 ロープ検査装置7は漏洩磁束計測型のロー プテスタと組み合わせて用いることがあるが 、そのような場合のために、この発明のロー プ検査装置7の検出プレート8の形状を、漏洩 束計測型のロープテスタの取付位置を位置 めできるような形状にしてあり、検出プレ ト8のベース14にはロープテスタを受け入れ 位置決めする切欠部27が設けられている。 の切欠部27を用いれば、この発明のロープ検 査装置7を用いた検査を完了した後に、磁束 洩測定型のロープテスタを取付軸20に正確に 位置決めして取付けることが容易になる。

 また、図2の取付軸20にワイヤロープ6の断 線を検出する漏洩磁束測定型のロープテスタ を取付けた場合、この発明のロープ検査装置 7における検出プレート8の櫛状部材12の先端 と取付軸20との間の距離は、ロープテスタを 同じ取付軸20に設置した時の取付軸20とワイ ロープ6との間の距離と同じとなるよう検出 レート8の大きさを決めてある。ロープテス タを図2にある取付軸20に取付ける場合、検出 プレート8を取付軸20から取外すことなく取付 軸20回りに反転させるだけで、ロープテスタ 取付けが可能となるように検出プレート8は ベース14が取付軸20側に大きな切欠部27が設け られている。

 この明細書において発明を実施するため 最良の形態として説明した実施例は、この 明を実施する場合の具体例を示すものであ て、発明を限定するものではない。また様 な実施例の特徴を適宜組み合わせて実施す こともできる。




 
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