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Title:
ROTATION TYPE WORKING VEHICLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/020002
Kind Code:
A1
Abstract:
A rotation type working vehicle having an operation section mounted on a support table (30) supported on a rotation table (7). The support table (30) is shaped in a polygon in a plan view. Vibration damping members (46) are respectively placed between each of corners (30a, 30b, 30c, 30d, 30e) of the support table (30) and the rotation table (7). The operation section is constructed by arranging an operation seat, operation devices, a step, an air conditioner, etc. on the support table (30). The support table (30) is supported in a vibration damping manner on the rotation table (7) with sufficient strength, and the operation section is stably held on the support table (30).

Inventors:
OYAMADA YASUYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/063517
Publication Date:
February 12, 2009
Filing Date:
July 28, 2008
Export Citation:
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Assignee:
YANMAR CO LTD (JP)
OYAMADA YASUYUKI (JP)
International Classes:
E02F9/16; B62D25/08
Foreign References:
JP2006168621A2006-06-29
JP2004268802A2004-09-30
Attorney, Agent or Firm:
YANO, Juichiro (Twin 21 MID Tower 34th Floor1-61, Shiromi 2-chome,Chuo-k, Osaka-shi Osaka 34, JP)
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Claims:
 旋回台に支持した支持台上に運転操作部を備えた旋回作業車であって、前記支持台を平面視多角形状に構成し、該支持台の各角部と旋回台との間に防振部材を介装したことを特徴とする旋回作業車。
 前記支持台に、運転席、操作具、ステップ、空気調和装置を含む運転操作部構成要素を支持して、前記運転操作部を構成したことを特徴とする請求項1に記載の旋回作業車。
 前記支持台の角部と旋回台との間に、該支持台の下方への移動を規制するストッパ構造を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の旋回作業車。
Description:
旋回作業車

 本発明は、旋回台に支持した支持台上に 転操作部を備えた旋回作業車に関する。

 従来、ターニングフレーム(旋回台)に複数 支柱を立設し、これらの支柱上にキャビン どを支持するフロアフレームを載置して溶 などの手段で一体的に固定した旋回作業車 公知となっている(例えば、特許文献1参照。 )。

特開2001-26945号公報

 前述のような旋回作業車においては、エ ジン等からの振動がキャビンや当該キャビ で覆う運転操作部などに伝わりやすいとい 問題があった。

 本発明の目的は、旋回台に支持台を十分 強度をもって防振支持し、該支持台上の運 操作部を安定した状態に保持するよう構成 た旋回作業車を提供することである。

 この目的を達成すべく、本発明において 、旋回台に支持した支持台上に運転操作部 備えた旋回作業車において、前記支持台を 面視多角形状に構成し、該支持台の各角部 旋回台との間に防振部材を介装する。

 前記防振部材により、支持台を十分な強 をもって防振支持することが可能となり、 転操作部を水平に安定した状態に保持する とができる。また、支持台を多角形状とす ことで、該支持台を旋回台に配置する際に 該旋回台の外周形状にあわせて配置するこ が可能となり、該支持台上の運転操作部を くすることができる。

 前記旋回作業車においては、前記支持台 、運転席、操作具、ステップ、空気調和装 を含む運転操作部構成要素を支持して、前 運転操作部を構成する。

 このように、支持台上に運転席や操作具 どの運転操作部構成要素を組み付けた後、 支持台を旋回台に支持することで、運転操 部を旋回作業車に設置することが可能とな 、組立性の向上を図ることができる。

 前記旋回作業車においては、前記支持台 角部と旋回台との間に、該支持台の下方へ 移動を規制するストッパ構造を備える。

 前記ストッパ構造により、支持台が過度 下方へ移動して、防振部材の設置部やその 辺の部材などを損傷させるのを防止するこ ができる。

本発明の一実施例に係る旋回作業車の 体構成を示した側面図。 旋回台と支持台の構成を示した後方斜 図。 旋回台に支持台を支持した場合の構成 示した前方斜視図。 旋回台に支持台を支持した場合の構成 示した側面斜視図。 旋回台に支持台を支持した場合の構成 示した平面斜視図。 支持台の前側支持部の構成を示した正 図。図6(a)は左支持部の正面図。図6(b)は右 持部の正面図。 支持台の後側支持部の構成を示した背 図。 運転操作部の構成を示した斜視図。

符号の説明

 1   旋回作業車
 7   旋回台
 30  支持台
 30a 角部
 30a 角部
 30a 角部
 30a 角部
 30a 角部
 50  運転席
 51  操作具
 52  ステップ
 53  空気調和装置

 本発明の一実施例に係る旋回作業車1の概 略構成について説明する。図1に示すように 旋回作業車1は、クローラ式走行装置2と、該 クローラ式走行装置2の上部中央に左右旋回 能に支持される旋回体3と、該旋回体3の前部 左右中央に装着される掘削作業装置4とを備 て構成されている。クローラ式走行装置2で 、前後一側に排土装置6が上下回動可能に取 り付けられて、該排土装置6により掘削作業 伴う整地作業を行うことができるようにな ている。

 旋回体3では、旋回台7後部にエンジン8が けられ、その後方および左右両側方からボ ネット11で覆われている。旋回台7の左側前 から後部にかけては後述する支持台30が設 られ、該支持台30の下方に前記エンジン8や 圧ポンプなどが配置される一方、該支持台30 の上方に運転操作部が運転席50や操作具51な を備えて構成され、キャビン18で覆われてい る。

 掘削作業装置4は、ブーム21と、アーム22 、バケット23とを備えて構成されている。ブ ーム21と、アーム22と、バケット23とはそれぞ れシリンダ24・25・26の一端と連結されて、そ の伸縮駆動により回動可能とされている。そ して、これらの各部材が運転操作部の操作具 51の操作で回動するように構成されて、掘削 業装置4にて掘削作業や積込作業などを行う ことができるようになっている。

 前記旋回台7に支持台30を支持する構成に いて説明する。図2から図5に示すように、 記旋回台7は平面視で前端外周部を左右一直 状とする略半円状に形成されている。この 回台7では、支持部7aが前端外周部の左右中 から前方に突出するように形成されて、該 持部7aに前記掘削作業装置4が支持可能とさ ている。旋回台7の前後左右中央には開口部 7bが形成されて、該開口部7bに配設された旋 台軸受を介して当該旋回台7が前記クローラ 走行装置2に旋回可能に支持されている。

 また、旋回台7の左側には複数の支持体41~ 44が前端部と、前後中途部と、後端部とに分 れて当該旋回台7と一体的に設けられ、これ らの支持体41~44により運転操作部(運転席50や 作具51やレバーや操作パネル等)や、該運転 作部を覆うキャビン18等を支持する支持台30 が旋回台7上に支持可能とされている。

 旋回台7の左側前端部には第一支持体41と 二支持体42とがそれぞれ左右両側に具備さ ており、そのうち左側の第一支持体41は旋回 台7の左前角部に取り付けられたカバー32の上 下中途部に設けられ、右側の第二支持体42は 回体7の支持部7aと一体的に構成されている 左右の第一支持体41と第二支持体42とは互い の高さが等しくなるように形成されて、その 上面に防振部材46を取り付けることができる うになっている。

 旋回台7の左側前後中途部には第三支持体 43が具備されており、これは略逆U字形のフレ ームで構成されて、旋回台7の最も左側に膨 する外周部に配置されている。この第三支 体43は高さが前記第一支持体41や第二支持体4 2の高さと等しくなるように旋回台7上に立設 れて、その上面に防振部材46を取り付ける とができるようになっている。

 旋回台7の左側後部には第四支持体44が具 されており、前記キャビン18の後部を支持 るためのフレームと兼用されている。第四 持体44は支持プレート44aを左右方向に延伸し て、該支持プレート44aの左右両側端部をそれ ぞれ旋回台7から立設した支持フレーム44b・44 cで支持し、更に該支持プレート44aの左右中 部を前方に突出して、その突出部を旋回台7 ら立設した支持フレーム44dで支持する構成 され、旋回台7に固定されている。

 この第四支持体44では、支持プレート44a 前方の前記第一ないし第三支持体41~43よりも 高く配置されて、その上面に左右一対の防振 部材46・46を左寄りに取り付けることができ ようになっている。なお、後述するように これらの防振部材46・46を介して、第四支持 44に支持台30の後部が支持され、これにキャ ビン18の後部が固定されるようになっている

 このように旋回台7の左側で前端部から後 端部にかけての間に複数の支持体41~44が適宜 間隔をおいて配置されている。そして、第 支持体41および第二支持体42と、第三支持体 43とに防振部材46がそれぞれ高さを等しくし 取り付けられるとともに、第四支持体44に左 右一対の防振部材46が互いに高さを等しくし 取り付けられて、各々の防振部材46・46を介 して支持台30が支持体41~44に強固で安定的に 振支持可能とされている。

 前記支持台30は水平部30Aと、段部30Bと、 直部30Cとを備え、平面視台形状の水平部30A 後端部に前低後高に斜設された段部30Bの下 部を連結して前後方向の階段状に形成され 更に該水平部30Aおよび段部30Bの右端部に垂 部30Cの下端部を連結して構成されている。 平部30Aには中央に開口部が設けられ、ここ らその下方の旋回台7に備えた油圧機器など メンテナンスを容易に行うことができるよ になっている。

 この支持台30は平面視で多角形状、ここ は五角形状に形成されて、五つの角部30a~30e それぞれ旋回台7上の前記支持体41~44の上方 位置し、旋回台7の内側に収まるように配置 されている。

 具体的には、支持台30はその水平部30Aに えた左および右前の角部30a・30bがそれぞれ 回台7の前端部における左側の第一支持体41 右側の第二支持体42の上方に位置し、水平部 30Aに備えた左後の角部30cが旋回台7の前後中 部の第三支持体43の上方に位置し、段部30Bの 左後および右後に備えた角部30d・30eが旋回台 7の後端部の第四支持体44の上方に位置して、 旋回台7の外周形状にあわせて左側に膨出す ように配置されている。

 そして、支持台30の角部30a~30eと、これら 各角部30a~30eと対向配置された支持体41~44と 間に前記防振部材46が介装されている。こ で支持台30がその五つの角部30a~30eで支持体41 ~44上の防振部材46を介して旋回台7の左側に前 後にわたって防振支持されている。なお、支 持台30は平面視で五角形状に限定するのもの はなく、旋回台7の外周形状にあわせて屈曲 して、幅広に構成することが好ましい。

 このように支持台30を平面視五角形状に 成し、その角部30a~30eで防振支持する、つま 前後左右の四隅と左側前後中途部で防振支 することによって、その上に備える運転操 部を安定して強固に支持し、作業時に生じ オペレータへの振動を低減して、操縦性を 上させることができるようになっている。

 また、前記支持台30の前側角部30a・30bと 回台7の左側前端部との間、および、支持台3 0の後側角部30d・30eと旋回台7の左側後端部と 間には、該支持台30の下方への移動を規制 るストッパ構造が備えられている。

 図6に示すように、前側のストッパ構造は 、支持台30を旋回台7上の第一および第二支持 体41・42に防振部材46を介して防振支持した状 態で、該支持台30を第一支持体41を備えたカ ー32と、第二支持体42を備えた支持部7aとに 複するように配置するとともに、該支持台30 の下面とカバー32および支持部7aの上面との に所定の上下幅L1を有する間隙を設けて構成 されている。

 よって、カバー32および支持部7aの上面が それぞれ第一および第二支持体41・42の上面 りも高い位置となるように設定されている とから、支持台30の前部に上下幅L1を超えて 方へ移動させる力が働いても、その移動途 で支持台30がカバー32および支持部7aに接触 、それ以上の下方への移動が規制されるよ になっている。

 図7に示すように、後側のストッパ構造は 、支持台30を旋回台7上の第四支持体44に防振 材46を介して防振支持した状態で、該支持 30を第四支持体44の支持プレート44aと重複す ように配置するとともに、該支持台30の下 にブラケット48を固設し、該ブラケット48の 面と支持プレート44aの上面と間に所定の上 幅L2を有する間隙を設けて構成されている

 こうして、支持台30の後部に上下幅L2を超 えて下方へ移動させる力が働いても、その移 動途中で支持台30のブラケット48が第四支持 44の支持プレート44aに接触し、それ以上の下 方への移動が規制されるようになっている。

 そして、このように旋回台7に防振支持さ れた多角形状の支持台30に運転席50や操作具51 やステップ52や空気調和装置53などがキャビ 18で覆われるように集中的に支持されて、該 支持台30上にそのスペースを有効に活用して 転操作部が構成されている。

 たとえば、この運転操作部では、図8に示 すように、支持台30の段部30Bの上下中途部に 転席50が設けられ、その左右両側方に操作 バーなどの操作具51が配置されている。水平 部30Aにはステップ52が運転席50の前下方で左 方向に延びるように設けられ、垂直部30Cに 空気調和装置53がステップ52の右側上に位置 るように取り付けられるとともに、操作パ ルや計器パネルなどが設けられている。さ に、支持台30の角部30a~30eからキャビン18の 柱が立設されて、該キャビン18が支持可能と されている。

 以上のように、旋回台7に支持した支持台 30上に運転操作部を備えた旋回作業車1であっ て、前記支持台30を平面視多角形状に構成し 該支持台30の各角部30a~30eと旋回台7(支持体41 ~44)との間に防振部材46を介装したことにより 、該防振部材46により支持台30を十分な強度 もって防振支持することが可能となり、運 操作部を水平に保持することができる。ま 、支持台30を多角形状として、旋回台7にそ 外周形状にあわせて配置することが可能と り、該支持台30上の運転操作部を広くするこ とができる。

 また、前記旋回作業車1において、前記支 持台30に、運転席50、操作具51、ステップ52、 気調和装置53を含む運転操作部構成要素を 持して、前記運転操作部を構成する。この うに運転席50や操作具51などの運転操作部構 要素が組み付けられて運転操作部を構成し 後の該支持台30を旋回台7に支持するだけで 運転操作部を当該旋回作業車1に設置するこ とが可能となり、組立性の向上を図ることが できる。

 また、前記旋回作業車1において、前記支 持台30の角部と旋回台7との間に、該支持台30 下方への移動を規制するストッパ構造を備 たことによって、該支持台30が過度に下方 移動して、防振部材46の設置部やその周辺の 部材などを損傷させるのを防止することがで きる。