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Patent Searching and Data


Title:
SENSOR DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/122739
Kind Code:
A1
Abstract:
A sensor device comprises a time point measurement unit which measures time point information and adds the time point information to an output relating to the generation of a fault detection signal which is outputted from a portion subjected to fault diagnosis and an output relating to the generation of a sense signal. This allows associating the fault detection signal and the sense signal with each other by time information. Alternatively, the sensor device comprises an output circuit unit which outputs the fault detection signal and the sense signal at the same time point as the fault detection signal in association with each other by a time division system.

Inventors:
UEMURA TAKESHI
Application Number:
PCT/JP2009/001524
Publication Date:
October 08, 2009
Filing Date:
April 01, 2009
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
UEMURA TAKESHI
International Classes:
G01C19/00; G01C19/56; G01M99/00; G01P21/00
Domestic Patent References:
WO2007129494A12007-11-15
Foreign References:
JPH08327363A1996-12-13
JP2002174521A2002-06-21
JP2005331332A2005-12-02
JP2008002890A2008-01-10
JP2004023279A2004-01-22
JPH0698382A1994-04-08
JPH0944798A1997-02-14
JP2007285747A2007-11-01
Other References:
See also references of EP 2284489A4
Attorney, Agent or Firm:
NAITO, Hiroki et al. (JP)
Hiroki Naito (JP)
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Claims:
駆動信号を出力する駆動回路部と、
前記駆動回路部からの前記駆動信号が入力される検知素子と、
前記検知素子から応答信号を取り出す検出回路部と、
前記検出回路部からの前記応答信号からセンス信号を取り出す処理回路部と、
前記処理回路部からの前記センス信号を出力する出力回路部と、
前記検出回路部、前記処理回路部、前記出力回路部の内少なくともいずれか1つを被故障診断部とし、前記被故障診断部に電気的に接続され、前記被故障診断部が正常か異常かを判断し、判断結果に基づいた故障検知信号を出力する故障診断回路と、
時点情報を測定し、前記被故障診断部から出力される前記故障検知信号の生成に関する出力及び前記センス信号の生成に関する出力に前記時点情報を付加することで前記故障検知信号と前記センス信号とを前記時点情報により対応付ける時点測定部と、を備えた、
センサ装置。
前記出力回路部が、前記故障診断回路から前記被故障診断部が異常である旨の故障検知信号を受信した場合、前記出力回路部は前記故障検知信号が有する時点情報と同一時点の時点情報を有するセンス信号を前記出力回路部が出力しない、
請求項1記載のセンサ装置。
駆動信号を出力する駆動回路部と、
前記駆動回路部からの前記駆動信号が入力される検知素子と、
前記検知素子から応答信号を取り出す検出回路部と、
前記検出回路部からの前記応答信号からセンス信号を取り出す処理回路部と、
前記検出回路部、前記処理回路部の内少なくともいずれか1つを被故障診断部とし、前記被故障診断部に電気的に接続され、前記被故障診断部が正常か異常かを判断し、判定結果に基づいた故障検知信号を出力する故障診断回路と、
前記処理回路部からの前記センス信号と前記故障診断回路からの前記故障検知信号とを時分割方式により出力する出力回路部と、
時点情報を測定し、前記被故障診断部から出力される前記故障検知信号の生成に関する出力及び前記センス信号の生成に関する出力に前記時点情報を付加することで前記故障検知信号と前記センス信号とを前記時点情報により対応付ける時点測定部と、を備えた、
センサ装置。
前記出力回路部が、前記故障診断回路から前記被故障診断部が異常である旨の故障検知信号を受信した場合、前記出力回路部は前記故障検知信号が有する時点情報と同一時点の時点情報を有するセンス信号を前記出力回路部が出力しない、
請求項3記載のセンサ装置。
第1駆動信号を出力する第1駆動回路部と、
前記駆動回路部からの前記第1駆動信号が入力される第1検知素子と、
前記第1検知素子から応答信号を取り出す第1検出回路部と、
前記検出回路部からの前記応答信号から第1センス信号を取り出す第1処理回路部と、
前記第1駆動回路部、前記第1検出回路部、及び前記第1処理回路部の内少なくともいずれか1つを第1被故障診断部とし、前記第1被故障診断部に電気的に接続され、前記第1被故障診断部が正常か異常かを判断し、判定結果に基づいた第1故障検知信号を出力する第1故障診断回路と、
前記第1センス信号が正常時の結果であるのか異常時の結果であるのかを判断することができるように、前記第1故障診断回路からの前記第1故障検知信号と、前記第1故障検知信号と同一時点の前記第1処理回路部からの前記第1センス信号とを時分割方式にてデジタル出力する出力回路部と、を備えた、
センサ装置。
前記第1駆動回路部、前記第1検出回路部、及び前記第1処理回路部の内少なくともいずれか1つを第2被故障診断部とし、前記第2被故障診断部に電気的に接続され、前記第2被故障診断部が正常か異常かを判断し、判定結果に基づいた第2故障検知信号を出力する第2故障診断回路をさらに備え、
前記出力回路部は、前記第1故障診断回路からの前記第1故障検知信号と、前記第2故障診断回路からの前記第2故障検知信号と、前記第1処理回路部からの前記第1センス信号とを時分割方式にてデジタル出力する、
請求項5記載のセンサ装置。
第2駆動信号を出力する第2駆動回路部と、
前記第2駆動回路部からの前記第2駆動信号が入力される第2検知素子と、
前記第2検知素子から第2の応答信号を取り出す第2検出回路部と、
前記第2検出回路部からの前記第2の応答信号が入力されるとともに、前記第2の応答信号から第2のセンス信号を取り出す第2の処理回路部と、
前記第2駆動回路部、前記第2検出回路部、及び前記第2処理回路部の内少なくともいずれか1つを第2被故障診断部とし、前記第2被故障診断部に電気的に接続され、前記第2被故障診断部が正常か異常かを判断し、判定結果に基づいた第2故障検知信号を出力する第2故障診断回路と、をさらに備え、
前記出力回路部は、前記第1故障診断回路からの前記第1故障検知信号と、前記第2故障診断回路からの前記第2故障検知信号と、前記第1、第2の処理回路部からの前記第1、第2のセンス信号とを時分割方式にてデジタル出力する、
請求項5記載のセンサ装置。
第1駆動信号を出力する第1駆動回路部と、
前記駆動回路部からの前記第1駆動信号が入力される第1検知素子と、
前記第1検知素子から応答信号を取り出す第1検出回路部と、
前記検出回路部からの前記応答信号から第1センス信号を取り出す第1処理回路部と、
第2駆動信号を出力する第2駆動回路部と、
前記第2駆動回路部からの前記第2駆動信号が入力される第2検知素子と、
前記第2検知素子から第2の応答信号を取り出す第2検出回路部と、
前記第2検出回路部からの前記第2の応答信号が入力されるとともに、前記第2の応答信号から第2のセンス信号を取り出す第2の処理回路部と、
前記第1駆動回路部、前記第1検出回路部、及び前記第1処理回路部の内少なくともいずれか1つを第1被故障診断部とし、前記第2駆動回路部、前記第2検出回路部、及び前記第2処理回路部の内少なくともいずれか1つを第2被故障診断部とし、前記第1、第2被故障診断部に電気的に接続されるとともに、前記第1被故障診断部と前記第2被故障診断部の両方が正常か、前記第1被故障診断部と前記第2被故障診断部の少なくともいずれか一方が異常かを判断し、判定結果に基づいた故障検知信号を出力する故障診断回路と、
前記第1、第2のセンス信号が、正常時の結果であるのか異常時の結果であるのかを判断することができるように、前記故障診断回路からの前記故障検知信号と、前記故障検知信号と同一時点の前記第1、第2の処理回路部からの前記第1、第2のセンス信号とを時分割方式にてデジタル出力する出力回路部と、を備えた、
センサ装置。
Description:
センサ装置

 本発明は、自動車や各種電子機器等に用 られるセンサ装置に関する。

 図9は従来のセンサ装置の例である慣性セ ンサのブロック図である。このセンサ装置は 、駆動回路部1A、1Bと、検知素子2と、検出回 部3A、3Bと、処理回路部4A、4Bと、出力回路 5A、5Bと、故障診断回路6とを有する。駆動回 路部1A、1Bは駆動信号を出力する。検知素子2 は駆動回路部1A、1Bからの駆動信号が入力さ れる。検知素子2は角速度検出部と加速度検 部を含む。検出回路部3A、3Bは検知素子2から 応答信号を取り出す。処理回路部4A、4Bは検 回路部3A、3Bからの応答信号からセンス信号 取り出す。出力回路部5A、5Bは処理回路部4A 4Bからのセンス信号を出力する。故障診断 路6は被故障診断部が正常か異常かを判断し その結果に基づいた故障検知信号を出力す 。ここで、検出回路部3A、3B、処理回路部4A 4B、出力回路部5A、5Bの内少なくともいずれ 1つが被故障診断部とされる。なお、この出 願に関する先行技術文献情報としては、例え ば、特許文献1が知られている。

 このような従来のセンサ装置では、その信 性の向上に課題がある。すなわち、上記の 成では、センス信号と故障検知信号とが時 的に対応付けされていないため出力された ンス信号が正常時のものか故障時のものか 時に正確に判断することができない。その め、このセンサ装置の出力に基づいて制御 れる自動車等の制御対象が、故障時のセン 信号を用いて制御されてしまう可能性があ 。

特開平8-327363号公報

 本発明は、信頼性を向上させたセンサ装 である。本発明のセンサ装置は、時点情報 測定し、被故障診断部から出力される故障 知信号の生成に関する出力及びセンス信号 生成に関する出力に時点情報を付加する時 測定部を有する。これにより故障検知信号 センス信号とを時間情報により対応付ける とができる。あるいは、故障検知信号と、 の故障検知信号と同一時点のセンス信号と 対応付けて時分割方式にて出力する出力回 部を有する。

 このいずれかの構成により、故障検知信 とセンス信号とを時間的に対応付けること 可能となる。そのため、出力されたセンス 号が正常時のものか故障時のものかを正確 判断することができる。その結果、センス 号に基づく制御の信頼性を向上させること できる。

図1は本発明の実施の形態1におけるセ サ装置のブロック図である。 図2は図1に示すセンサ装置において時 情報が付加された応答信号を示す図である 図3は図1に示すセンサ装置において時 情報が付加された故障検知信号を示す図で る。 図4は本発明の実施の形態1における他 センサ装置のブロック図である。 図5は本発明の実施の形態2におけるセ サ装置のブロック図である。 図6は図5に示すセンサ装置の出力信号 変化を示す図である。 図7は本発明の実施の形態2における他 センサ装置のブロック図である。 図8は図7に示すセンサ装置の出力信号 変化を示す図である。 図9は従来のセンサ装置のブロック図で ある。

符号の説明

11A  第1駆動回路部(駆動回路部)
11B  第2駆動回路部(駆動回路部)
12  検知素子部
12A  角速度検知素子(第1検知素子)
12B  加速度検知素子(第2検知素子)
13A,113A  第1検出回路部(検出回路部)
13B,113B  第2検出回路部(検出回路部)
14A,114A  第1処理回路部(処理回路部)
14B,114B  第2処理回路部(処理回路部)
15A  第1出力回路部(出力回路部)
15B  第2出力回路部(出力回路部)
16  故障診断回路
16A  第1故障診断回路(故障診断回路)
16B  第2故障診断回路(故障診断回路)
17  時点測定部
18,19,20  出力回路部
30  端子
50A,51A  第1制御回路
50B,51B  第2制御回路

 (実施の形態1)
 図1は本発明の実施の形態1におけるセンサ 置のブロック図である。本実施の形態にお るセンサ装置は、第1制御回路50Aと、第2制御 回路50Bと、検知素子部12と、故障診断回路16 、時点測定部17とを有する。第1制御回路50A 第1駆動回路部(以下、駆動回路部)11Aと、第1 出回路部(以下、検出回路部)13Aと、第1処理 路部(以下、処理回路部)14Aと、第1出力回路 (以下、出力回路部)15Aとを含む。同様に第2 御回路50Bは第2駆動回路部(以下、駆動回路 )11Bと、第2検出回路部(以下、検出回路部)13B 、第2処理回路部(以下、処理回路部)14Bと、 2出力回路部(以下、出力回路部)15Bとを含む

 駆動回路部11A、11Bは駆動信号を出力する 検知素子部12の第1検知素子である角速度検 素子12Aには駆動回路部11Aからの駆動信号が 力される。また検知素子部12の第2検知素子 ある加速度検知素子12Bには駆動回路部11Bか の駆動信号が入力される。検出回路部13A、1 3Bは検知素子部12から応答信号を取り出す。 理回路部14A、14Bは検出回路部13A、13Bからの 答信号から第1、第2のセンス信号を取り出す 。また第1、第2のモニタ信号を同時に取り出 てもよい。出力回路部15A、15Bは処理回路部1 4A、14Bからのセンス信号を出力する。故障診 回路16は被故障診断部が正常か異常かを判 し、その結果に基づいた故障検知信号を出 する。ここで、検出回路部13A、13B、処理回 部14A、14B、出力回路部15A、15Bの内少なくと いずれか1つが被故障診断部とされる。

 処理回路部14A、14Bがモニタ信号を取り出 ている場合、駆動回路部11Aは、処理回路部1 4Aからの第1のモニタ信号に基づき第1の駆動 号の振動振幅を調整することができる。同 に、駆動回路部11Bは、処理回路部14Bからの 2のモニタ信号に基づき第2の駆動信号の振動 振幅を調整することができる。

 そして、時点測定部17は時点情報を測定 、被故障診断部からの出力にこの時点情報 付加することで、故障検知信号とセンス信 とを時点情報により対応付けている。

 一例として、検出回路部13A、13Bが被故障 断部である場合を、図1~図3を参照しながら 明する。図2は図1に示すセンサ装置におい 時点情報が付加された応答信号を示す図、 3は時点情報が付加された故障検知信号を示 図である。

 まず、時点測定部17を検出回路部13A、13B 電気的に接続する。これにより時点測定部17 は測定した時点情報を検出回路部13A、13Bに伝 達する。そして、図2に示すように、検出回 部13A、13Bから、応答信号(r011~r998)を出力する に際し、時点情報(t01~t99)が付加される。そし て、この時点情報(t01~t99)が付加された応答信 号(r011~r998)が、処理回路部14A、14Bを経由し、 力回路部15A、15Bよりセンス信号として出力 れる。この際にも、センス信号に時点情報( t01~t99)が付加された状態となっている。

 一方、故障診断回路16は被故障診断部で る検出回路部13A、13Bが正常か異常かを判断 ている。故障診断回路16はその結果に基づい た故障検知信号を出力する。そして検出回路 部13A、13Bが故障診断回路16へ向けて故障検知 関する情報を出力する際にも、上述した応 信号(r011~r998)と同一の時点情報(t01~t99)が付 される。そのため、故障診断回路16が故障検 知に関する情報から故障検知信号(f011~f998)を 成し、出力する際にも、図3に示すように、 故障検知信号(f011~f998)に時点情報(t01~t99)が付 される。

 このような構成により、故障検知信号(f01 1~f998)とセンス信号とを、時点情報(t01~t99)を いて時間的に対応付けることが可能となる すなわち、時点測定部17は、被故障診断部か ら出力される故障検知信号の生成に関する出 力及びセンス信号の生成に関する出力に時点 情報を付加する。これにより故障検知信号と センス信号とが時点情報により対応付けられ る。そのため、出力されたセンス信号が正常 時のものか故障時のものかを正確に判断する ことができる。その結果、センサ装置の出力 に基づき制御される自動車等の制御対象が、 故障時のセンス信号を用いて制御されてしま う可能性を低減することができる。このよう に、信頼性が向上する。

 なお、本実施の形態においては、検知素 部12として角速度検知素子12Aと加速度検知 子12Bとの2つが用いられている。そして、こ らに対応する回路構成として、駆動回路部1 1A、11B、検出回路部13A、13B、処理回路部14A、1 4Bを有する構成を用いて説明した。しかしな ら検知素子を1つとし、これに対応する回路 構成として、駆動回路部、検出回路部、処理 回路部をそれぞれ1つずつのみ設ける構成と ても構わない。

 なお、本実施の形態では被故障診断部を 出回路部13A、13Bとし、角速度検知系、加速 検知系それぞれにおける同一部分を被故障 断部とする例を説明したが、この構成に限 されない。第1の被故障診断部を出力回路部 15Aとし、第2の被故障診断部を処理回路部14B するように、2つの被故障診断部を角速度検 系、加速度検知系のそれぞれにおいて同一 分としない構成としても構わない。その際 は、出力回路部15Aからのセンス信号と、出 回路部15Aが故障診断回路16へ向けて出力す 故障検知に関する情報との双方に共通する 1の時点情報を、前記センス信号及び前記故 検知に関する情報に付加する必要がある。 方、処理回路部14Bからのセンス信号と、処 回路部14Bが故障診断回路16へ向けて出力す 故障検知に関する情報との双方に共通する 2の時点情報を、センス信号及び故障検知に する情報に付加する必要がある。

 また、本実施の形態においては、角速度 知系、加速度検知系それぞれにおける、あ 1つの部分を被故障診断部としたが、故障診 断回路16が複数の被故障診断部を有する構成 しても構わない。具体的には、例えば検出 路部13A、13B、処理回路部14A、14B、出力回路 15A、15Bの全てに故障診断回路16を電気的に 続し、それぞれの故障検知信号を出力する 成とすることが可能である。このような構 により、1つの被故障診断部では検知できな った故障を複数の被故障診断部で故障診断 ることにより検知することができ、故障検 の精度を向上させることができる。

 なお、本実施の形態においては、角速度 知素子12A、加速度検知素子12Bなどを用いて 明したが、圧力センサや温度センサなど、 の他の各種センサ装置についても実施する とが可能である。

 なお、被故障診断部は異常である旨の故 検知信号を故障診断回路16が出力した場合 は、故障検知信号が有する時点情報と同一 点の時点情報を有するセンス信号を出力回 部15A、15Bが出力しない構成とすることが望 しい。すなわち故障検知信号が有する時点 報と同一時点の時点情報を有するセンス信 を受けた場合、出力回路部15A、15Bは、出力 路部15A、15B自身に対しそのセンス信号を出 することを禁止する。あるいは、図示しな 制御部を設けて出力回路部15A、15Bに対しそ センス信号を出力することを禁止するよう してもよい。また、出力回路部15A、15B自身 あるいは上述の制御部により、自動車等の 御対象側で検出できないレベルの信号を出 回路部15A、15Bに出力させてもよい。出力回 部15A、15Bが実質的にセンス信号を出力しな ればよく、その手法は限定されない。

 この制御により自動車等の制御対象側で ンサ装置からの故障検知信号に基づき、そ に対応付けられたセンス信号の使用可否を 断する必要がなくなる。すなわち、故障検 信号に対応付けられたセンス信号を用いて 御対象が制御されることを防ぐことができ 。

 具体的な構成としては、故障診断回路16 電気的に接続されるか、あるいは故障診断 路16内又は出力回路部15A、15B内に出力回路部 制御回路(図示せず)を設ける。そして、被故 診断部の異常を示す故障検知信号を故障診 回路16が出力したか否かを出力回路部制御 路が判断する。出力回路部制御回路が故障 知信号の出力を判断した場合、出力回路部 御回路は、故障検知信号が有する時点情報 同一時点の時点情報を有するセンス信号を 力回路部15A、15Bから出力させない。このよ にして故障検知信号と同一時点の時点情報 有するセンス信号が出力されるのを防ぐこ ができる。

 次に本実施の形態によるセンサ装置の他 例を、図4を参照して説明する。図4は本実 の形態における他のセンサ装置のブロック である。この構成では、処理回路部14A、14B らの第1、第2のセンス信号と故障診断回路16 らの故障検知信号とを出力する出力回路部1 8が共通化されている。出力回路部18は、セン ス信号と故障検知信号とを時分割方式にてデ ジタル出力する。このような構成により端子 30の数を削減し、センサ装置を小型化するこ ができる。

 また、出力回路部18は、時点情報に基づ て対応付けられた第1、第2のセンス信号と故 障検知信号とを、時分割方式にて連結させて 出力する。そのため、制御対象側において、 時点情報に基づいて対応付けられたセンス信 号と故障検知信号とを連結させる処理を省略 することができるため望ましい。

 なお、図4に示す構成においても、被故障 診断部は異常である旨の故障検知信号を故障 診断回路16が出力した場合、故障検知信号が する時点情報と同一時点の時点情報を有す センス信号を出力回路部18が出力しないこ が望ましい。この制御により制御対象側で ンサ装置からの故障検知信号に基づき、そ に対応付けられたセンス信号の使用可否を 断する必要がなくなる。すなわち、故障検 信号に対応付けられたセンス信号を用いて 御対象が制御されることを防ぐことができ 。

 具体的な構成としては、故障診断回路16 電気的に接続されるか、あるいは故障診断 路16内又は出力回路部18内に出力回路部制御 路(図示せず)を設ける。そして、被故障診 部の異常を示す故障検知信号を故障診断回 16が出力したか否かを出力回路部制御回路が 判断する。出力回路部制御回路が故障検知信 号の出力を判断した場合、出力回路部制御回 路は、故障検知信号が有する時点情報と同一 時点の時点情報を有するセンス信号を出力回 路部18から出力させない。このようにして故 検知信号と同一時点の時点情報を有するセ ス信号が出力されるのを防ぐことができる

 なお、図4に示す構成でも、被故障診断部 は、角速度検知系、加速度検知系それぞれに おけるある1つの部分を被故障診断部として よい。また、複数の被故障診断部を有する 成としても構わない。複数の被故障診断部 有する構成とすれば、1つの被故障診断部で 検知できなかった故障を複数の被故障診断 で故障診断することにより検知することが き、故障検知の精度を向上させることがで る。

 なお、本実施の形態では時点情報を付加 る必要があるため、被故障診断部はデジタ 回路である必要がある。そのため駆動回路 11A、11Bは被故障診断部に含まれない。また 4の構成では故障診断回路16が出力回路部18 りも前段にあることから、出力回路部18が故 障している場合には異常状態にあるセンス信 号の出力が異常時のものか、正常時のものか 区別できない。したがって図4の構成におい は、被故障診断部には出力回路部18は含まれ ない。

 (実施の形態2)
 図5は本発明の実施の形態2におけるセンサ 置のブロック図である。本実施の形態にお るセンサ装置が図4に示す構成と異なる点は 第1制御回路50A、第2制御回路50Bに代わって 1制御回路51A、第2制御回路51Bを有し、時点測 定部17がないことである。また出力回路部18 代わって出力回路部19を有する。それ以外の 構成は実施の形態1と同様であるので説明を 略する。

 第1制御回路51Aは第1駆動回路部(以下、駆 回路部)11Aと、第1検出回路部(以下、検出回 部)113Aと、第1処理回路部(以下、処理回路部 )114Aとを有する。第2制御回路51Bは第2駆動回 部(以下、駆動回路部)11Bと、第2検出回路部( 下、検出回路部)113Bと、第2処理回路部(以下 、処理回路部)114Bとを有する。

 検出回路部113Aは角速度検知素子12Aから第 1の応答信号を取り出す。検出回路部113Bは加 度検知素子12Bからの第2の応答信号を取り出 す。処理回路部114Aには検出回路部113Aからの 1の応答信号が入力される。処理回路部114A 第1の応答信号から第1のセンス信号を取り出 す。また同時に第1のモニタ信号を取り出し もよい。処理回路部114Bには検出回路部113Bか らの第2の応答信号が入力される。処理回路 114Bは第2の応答信号から第2のセンス信号を り出す。また同時に第2のモニタ信号を取り してもよい。

 処理回路部114A、114Bがモニタ信号を取り している場合、駆動回路部11Aは、処理回路 114Aからの第1のモニタ信号に基づき第1の駆 信号の振動振幅を調整することができる。 様に、駆動回路部11Bは、処理回路部114Bから 第2のモニタ信号に基づき第2の駆動信号の 動振幅を調整することができる。

 故障診断回路16は駆動回路部11A、検出回 部113A、処理回路部114Aの内少なくとも1つに 気的に接続されている。また故障診断回路16 は駆動回路部11B、検出回路部113B、処理回路 114Bの内少なくとも1つにも電気的に接続され ている。すなわち、駆動回路部11A、検出回路 部113A、処理回路部114Aの内少なくとも1つは第 1被故障診断部である。駆動回路部11B、検出 路部113B、処理回路部114Bの内少なくとも1つ 第2被故障診断部である。出力回路部19は、 障診断回路16からの故障検知信号と処理回路 部114A、114Bからの第1、第2のセンス信号とを 分割方式にてデジタル出力する。

 図6は出力回路部19からのデジタル出力の 子を示す図である。処理回路部114A、114Bか 出力される第1、第2のセンス信号は時間に伴 って変化している。同様に故障診断回路16か 出力される故障検知信号も時間に伴って変 している。第1、第2のセンス信号と故障検 信号が出力回路部19に入力されると、出力回 路部19は各タイミングにおいて第1、第2のセ ス信号の情報と、これらに対応する故障検 信号とを時分割でデジタル出力する。

 このように出力回路部19は、故障検知信 と、故障検知信号と同一時点の第1、第2のセ ンス信号とを時分割方式にてデジタル出力す る。これにより第1、第2のセンス信号が、正 時の結果であるのか異常時の結果であるの を判断することができる。

 図6に示す例では、t s1 時点では故障検知信号による判断が「正常」 であるが、t s2 時点では「異常」となっている。この異常と 判断された故障検知信号情報と対応付けられ た第1、第2のセンス信号による出力は「異常 の結果」として扱われる。したがって、例 ば自動車の制御に本実施の形態に示すセン 装置を用いれば、「異常時の結果」と判断 れたt s2 時点における第1、第2のセンス信号を制御に 用しない等の判断を自動車の制御部(図示せ ず)が行う。この判断により、t s2 時点における第1、第2のセンス信号に基づい 自動車を制御することに起因する自動車自 の誤作動の発生を抑制することができる。

 このような構成により、故障診断回路16 出力端子を設けることなく、センス信号に1 1に対応した故障検知信号を出力回路部19の 力端子30から出力することができる。その 果、センサ装置を小型化することができる

 なお、本実施の形態においても、検知素 を1つとし、これに対応する回路構成として 、駆動回路部、検出回路部、処理回路部をそ れぞれ1つずつのみ設ける構成としても構わ い。

 例えば駆動回路部11A、検出回路部113A、処 理回路部114Aのみを設ける。この場合、出力 路部19は、故障診断回路16からの故障検知信 と、この故障検知信号と同一時点の処理回 部114Aからのセンス信号とを時分割方式にて デジタル出力する。これによりセンス信号が 正常時の結果であるのか異常時の結果である のかを判断することができる。

 また、本実施の形態においても、故障診 回路16が複数の故障診断回路からなってい もよい。そしてこの複数の故障診断回路の れぞれが駆動回路部11A、11B、検出回路部113A 113B、及び処理回路部114A、114Bの内少なくと いずれか1つに電気的に接続されていてもよ い。この場合、出力回路部は、この複数の故 障診断回路からの複数の故障検知信号と処理 回路部114A、114Bからのセンス信号とを時分割 式にてデジタル出力する。このような構成 可能である。このような構成について、図7 を参照して説明する。図7は本発明の実施の 態2における他のセンサ装置のブロック図で る。

 この構成例では故障診断回路16に代わっ 、第1故障診断回路16A、第2故障診断回路16B( 下、いずれも故障診断回路)が設けられてい 。それらが出力回路部20に電気的に接続さ ている。故障診断回路16Aは検出回路部113A、1 13Bに電気的に接続され、故障診断回路16Bは駆 動回路部11A、11Bに電気的に接続されている。

 このような構成では、出力回路部20から 出力信号は図8のようになる。すなわち、処 回路部114A、114Bから出力される第1、第2のセ ンス信号は時間に伴って変化している。同様 に、検出回路部113A、113Bに電気的に接続され 故障診断回路16Aから出力される第1の故障検 知信号も時間に伴って変化している。駆動回 路部11A、11Bに電気的に接続された故障診断回 路16Bから出力される第2の故障検知信号も時 に伴って変化している。この第1、第2のセン ス信号と第1、第2の故障検知信号が出力回路 20に入力される。出力回路部20は、各タイミ ングにおいて第1、第2のセンス信号の情報と これに対応する第1、第2の故障検知信号の 報とを時分割でデジタル出力する。

 図6に示す例では、t s1 時点では故障検知信号による判断が「正常」 であるが、t s2 時点では第1の故障検知信号は正常であるも の第2の故障検知信号が異常となっている。 のため、全体として「異常」の判断となっ おり、この異常と判断された第2の故障検知 信号情報と対応付けられた第1、第2のセンス 号による出力は「異常時の結果」として扱 れる。

 したがって、例えば自動車の制御に本実施 形態に示すセンサ装置を用いれば、「異常 の結果」と判断されたt s2 時点における第1、第2のセンス信号を制御に 用しない等の判断を自動車の制御部(図示せ ず)が行う。この判断により、t s2 時点における第1、第2のセンス信号に基づい 自動車を制御することに起因する自動車自 の誤作動の発生を抑制することができる。

 このような構成により、故障診断回路16A 16Bに出力端子を設けることなく、センス信 に1対1に対応した故障検知信号を出力回路 20の出力端子30から出力することができる。 の結果、センサ装置を小型化することがで る。

 さらに、複数の故障診断回路16A、16Bを用 ても、故障診断回路の数に比例して出力端 30の数が増えることがない。その結果、セ サ装置を小型化することができる。しかも 数の故障診断回路16A、16Bを用いることによ て被故障診断部の数が増え、信頼性がさら 向上する。

 また、検知素子を1つとし、これに対応す る回路構成として、駆動回路部、検出回路部 、処理回路部をそれぞれ1つずつのみ設ける 成に対し、複数の故障診断回路を設けても い。例えば図7に示す構成において、第2制御 回路51Bおよび加速度検知素子12Bを無くし、故 障診断回路16Aを検出回路部113Aに、故障診断 路16Bを駆動回路部11Aにそれぞれ接続しても い。

 この場合、検出回路部113Aは第1被故障診 部、駆動回路部11Aは第2被故障診断部である 故障診断回路16Aは検出回路部113Aが正常か異 常かを判断し、判定結果に基づいた第1故障 知信号を出力する。一方、故障診断回路16B 駆動回路部11Aが正常か異常かを判断し、判 結果に基づいた第2故障検知信号を出力する 出力回路部20は、故障診断回路16Aからの第1 障検知信号と、故障診断回路16Bからの第2故 障検知信号と、処理回路部114Aからの第1セン 信号とを時分割方式にてデジタル出力する このように第1制御回路51Aを構成する回路部 のうちの2つ以上に対し、それぞれ別個に対 する故障診断回路を設けることで故障診断 信頼性がさらに向上する。

 なお本実施の形態では実施の形態1のよう に時点情報を応答信号等に付加する必要がな い。したがって図6、図8に示すように、セン 信号はデジタル信号でなくてもよい。すな ち、被故障診断部は検出回路部113A、113B、 理回路部114A、114Bに加え、駆動回路部11A、11B でもよい。またこれらの回路部がアナログ回 路でもよい。外部へ時分割方式で信号を出力 する出力回路部19(20)がデジタル回路であれば よい。

 本発明のセンサ装置は、信頼性を向上さ ることができるという効果を有し、デジタ カメラ、カーナビゲーション等の各種電子 器や自動車において有用である。




 
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