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Patent Searching and Data


Title:
SENSOR UNIT AND ELEVATOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2020/174775
Kind Code:
A1
Abstract:
This sensor unit comprises a support bracket and a sensor. The support bracket is fixed to a car side door hanger. The sensor is mounted to the support bracket. The sensor is installed between the top end of an opening and a door rail.

Inventors:
NAYA HIDEMITSU (JP)
HATORI TAKAHIRO (JP)
HOSHINO TAKAMICHI (JP)
ISHITSUKA SHINSUKE (JP)
Application Number:
PCT/JP2019/045075
Publication Date:
September 03, 2020
Filing Date:
November 18, 2019
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Assignee:
HITACHI LTD (JP)
International Classes:
B66B3/00; B66B11/02; B66B13/26
Foreign References:
JP2008273638A2008-11-13
JP2000103580A2000-04-11
JPH11292429A1999-10-26
JP2017124894A2017-07-20
Attorney, Agent or Firm:
SHIN-YU INTERNATIONAL PATENT FIRM (JP)
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Claims:
〇 2020/174775 27 卩(:171?2019/045075

請求の範囲

[請求項 1 ] 建築構造物に設置されたエレべーターの運行を制御する際に用いら れるセンサユニッ トにおいて、

前記エレべーターの乗りかごに設けられたかご側ドアを移動可能に 支持するかご側ドアハンガーに固定された支持ブラケッ トと、 前記支持ブラケッ トの下端部に取り付けられたセンサと、 を備え、 前記センサは、 前記乗りかごの開口部の上端部と、 前記かご側ドア ハンガーに設けられたドアレールの間に設置される センサユニッ ト。

[請求項 2] 前記支持ブラケッ トにおける前記センサが取り付けられる下端部は

、 前記かご側ドアよりも前記かご側ドアと対向する前記建築構造物に 設けられた建屋側ドアに向けて突出する

請求項 1 に記載のセンサユニッ ト。

[請求項 3] 前記センサは、 前記かご側ドアに取り付けられたセーフティーシュ

—の上端部に配置される

請求項 1 に記載のセンサユニッ ト。

[請求項 4] 前記支持ブラケッ トの下端部は、 前記乗りかごの開口部の上端部ま で延在する

請求項 1 に記載のセンサユニッ ト。

[請求項 5] 建築構造物に設けられた昇降路を昇降動作する乗りかごを備えたエ レべ—夕—において、 前記昇降路における前記乗りかごが停止する乗降場に設けられた建 屋側ドアと、

前記乗りかごに設けられ、 ドアレールを有するかご側ドアハンガー と、

前記ドアレールに移動可能に支持され、 前記建屋側ドアと対向する かご側ドアと、

前記かご側ドアハンガーに固定された支持ブラケッ トと、 〇 2020/174775 28 卩(:171?2019/045075

前記支持ブラケッ トの下端部に取り付けられたセンサと、 を備え、 前記センサは、 前記乗りかごの開口部及び前記建築構造物に設けら れた出入り口の上端部と、 前記かご側ドアハンガーに設けられた前記 ドアレールとの間に設置される

エレべ一夕一。

[請求項 6] 前記センサが検知したデータに基づいて、 前記乗りかご及び前記乗 りかごが停止する乗降場の状態を計測するセンサコントローラを有す る

請求項 5に記載のエレべ一夕一。

Description:
\¥0 2020/174775 1 卩(:17 2019/045075 明 細 書

発明の名称 : センサユニット及びエレべ一夕一

技術分野

[0001 ] 本発明は、 乗降場及び乗りかご内の状態を検知すること ができるセンサユ ニッ ト及びエレべ一夕一に関するものである。

背景技術

[0002] 従来から、 エレべーターは、 乗りかごの運行を効率良く行うために、 乗り かごのかご室内の状態や、 乗りかごが停止する乗降場の状態を検出する こと が行われている。 このような技術としては、 例えば、 特許文献 1 に記載され ているようなものがある。

[0003] 特許文献 1 には、 幕板と透明部材とカメラとブラケッ トとカバーとを備え たエレべーターが記載されている。 幕板は、 乗籠のドア装置の上部に配置さ れ、 乗場側に面した外壁から底壁にかけて開口し た窓部を有する。

先行技術文献

特許文献

[0004] 特許文献 1 :特開 2 0 1 7 - 1 2 4 8 9 5号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005] しかしながら、 特許文献 1 に記載された技術では、 カメラの検知範囲を確 保するために、 乗りかごのかご枠に窓部を設ける必要があり 、 設置作業が大 変煩雑なものとなっていた。

[0006] 本目的は、 上記の問題点を考慮し、 乗りかごのかご枠を加工することなく 、 乗降場とかご室内の両方の状態を検知可能な センサユニッ ト及びエレべ一 夕一を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0007] 上記課題を解決し、 目的を達成するため、 センサユニッ トは、 建築構造物 に設置されたエレべーターの運行を制御する 際に用いられるセンサユニッ ト 〇 2020/174775 2 卩(:171?2019/045075

である。 センサユニッ トは、 支持ブラケッ トと、 センサとを備えている。 支 持ブラケッ トは、 エレべーターの乗りかごに設けられたかご側 ドアを移動可 能に支持するかご側ドアハンガーに固定され る。 センサは、 支持ブラケッ ト の下端部に取り付けられる。 また、 センサは、 乗りかごの開口部の上端部と 、 かご側ドアハンガーに設けられたドアレール の間に設置される。

[0008] また、 エレべーターは、 建築構造物に設けられた昇降路を昇降動作す る乗 りかごを備えたエレべ一夕一において、 建屋側ドアと、 かご側ドアハンガー と、 かご側ドアと、 支持ブラケッ トと、 センサとを備えている。 建屋側ドア は、 昇降路における乗りかごが停止する乗降場に 設けられる。 かご側ドアハ ンガーは、 乗りかごに設けられ、 ドアレールを有する。 かご側ドアは、 ドア レールに移動可能に支持され、 建屋側ドアと対向する。 支持ブラケッ トは、 かご側ドアハンガーに固定される。 センサは、 支持ブラケッ トの下端部に取 り付けられる。 そして、 センサは、 乗りかごの開口部及び建築構造物に設け られた出入り口の上端部と、 かご側ドアハンガーに設けられたドアレール と の間に設置される。

発明の効果

[0009] 上述した構成を有するセンサユニッ ト及びエレべ一夕一によれば、 乗りか ごのかご枠を加工することなく、 乗降場とかご室内の両方の状態を検知する ことができる。

図面の簡単な説明

[0010] [図 1]第 1の実施の形態例にかかるエレべーターを示 概略構成図である。

[図 2]第 1の実施の形態例にかかるエレべ一夕一にお る建屋側ドア及びかご 側ドアを示すもので、 図 2八は側面図、 図 2巳は出入り口側から建屋側ドア を見た状態を示す正面図である。

[図 3]第 1の実施の形態例にかかるエレべーターにお るセンサの検知範囲を 示す説明図である。

[図 4]第 1の実施の形態例にかかるエレべ一夕一にお るセンサの設置の変形 例を示す説明図である。 20/174775 3 卩(:171?2019/045075

[図 5]第 1の実施の形態例にかかるエレべ一夕一にお るセンサの設置の他の 変形例を示す説明図である。

[図 6]第 2の実施の形態例にかかるエレべーターの建 側ドア及びかご側ドア を示すもので、 図 6八は側面図、 図 6巳は出入り口側から建屋側ドアを見た 状態を示す正面図である。

[図 7]第 3の実施の形態例にかかるエレべーターの建 側ドア及びかご側ドア を示すもので、 図 7八は側面図、 図 7巳は出入り口側から建屋側ドアを見た 状態を示す正面図である。

[図 8]第 1の実施の形態例にかかるエレべ一夕ーシス ムを示すシステム構成 図である。

[図 9]第 2の実施の形態例にかかるエレべ一夕ーシス ムを示すシステム構成 図である。

[図 10]第 3の実施の形態例にかかるエレべ一夕ーシス ムを示すシステム構 成図である。

[図 1 1]第 1の実施の形態例にかかるセンサコントロー を示すブロック図で ある。

[図 12]乗降場の状態を示す説明図である。

[図 13]乗降場の状態を示す説明図である。

[図 14]エレべーターシステムの第 1の動作例を示すフローチヤートである。 [図 15]エレべーターシステムの第 2の動作例を示すフローチヤートである。 [図 16]エレべーターシステムの第 3の動作例を示すフローチヤートである。 [図 17]第 2の実施の形態例にかかるセンサコントロー を示すブロック図で ある。

[図 18]エレべーターシステムの第 4の動作例を示すフローチヤートである。 [図 19]エレべーターシステムの第 5の動作例を示すフローチヤートである。 [図 20]エレべーターシステムの第 6の動作例を示すフローチヤートである。 [図 21]第 3の実施の形態例にかかるセンサコントロー を示すブロック図で ある。 \¥0 2020/174775 4 卩(:17 2019/045075

[図 22]エレべーターシステムの第 7の動作例を すフローチヤートである。 [図 23]エレべーターシステムの第 8の動作例を示すフローチヤートである。 [図 24]エレべーターシステムの第 9の動作例を示すフローチヤートである。 [図 25]エレべーターシステムの第 1 0の動作例を示すフローチヤートである

[図 26]第 4の実施の形態例にかかるセンサコントロー を示すブロック図で ある。

[図 27]データべースに格納されている個人認証 ーブルの一例を示す説明図 である。

[図 28]エレべ一夕ーシステムの第 1 1の動作例を示すフローチヤートである

[図 29]エレべーターシステムの第 1 2の動作例を示すフローチヤートである 発明を実施するための形態

[001 1] 以下、 センサ及びエレべ一夕一の実施の形態例につ いて、 図 1〜図 2 9を 参照して説明する。 なお、 各図において共通の部材には、 同 _ の符号を付し ている。

[0012] 1 . エレべーターの第 1の実施の形態例

まず、 第 1の実施の形態例 (以下、 「本例」 という。 ) にかかるエレべ一 夕一の構成について、 図 1〜図 5を参照して説明する。

図 1は、 本例のエレべーターの構成例を示す概略構成 図である。

[0013] 図 1 に示すように、 本例のエレべーター 1は、 建物構造物内に形成された 昇降路 1 1 〇内を昇降動作する。 エレべータ _ 1は、 人や荷物を載せる乗り かご 1 2 0と、 口ープ 1 3 0と、 釣合錘 1 4 0と、 卷上機 1 0 0とを備える 。 昇降路 1 1 〇は、 建築構造物内に形成され、 その頂部には機械室 1 6 0が 設けられている。

[0014] 卷上機 1 0 0は、 機械室 1 6 0に配置され、 ロープ 1 3 0を巻き掛けるこ とにより乗りかご 1 2 0を昇降させる。 また、 卷上機 1 0 0の近傍には、 口 〇 2020/174775 5 卩(:171?2019/045075

—プ 1 3 0が装架される反らせ車 1 5 0が設けられている。

[0015] 乗りかご 1 2 0は、 ロープ 1 3 0を介して、 釣合錘 1 4 0と連結され、 昇 降路 1 1 0内を昇降する。 また、 建築構造物 2 0 0における各階における乗 りかご 1 2 0が停止する乗降場 2 0 1 には、 人や物が乗りかご 1 2 0へ出入 りする出入り口 2 0 2が設けられている。

[0016] 図 2八は、 乗りかご 1 2 0が任意の階に停止した状態を示す側面図、 図 2 巳は、 出入り口 2 0 2側から建屋側ドアを見た状態を示す正面図 ある。 なお、 図 2八及び図 2巳に示すドアは、 両開きドアである。

[0017] 図 2八及び図 2巳に示すように、 出入り口 2 0 2には、 一対の建屋側ドア

1 1、 1 1 と、 一対の建屋側ドア 1 1、 1 1 を開閉可能に支持する建屋側ド アハンガー 2が設けられている。 建屋側ドアハンガー 1 2は、 出入り口 2 0 2の上端部に設けられている。 建屋側ドアハンガー 1 2は、 一対の建屋側 ドア 1 1、 1 1 を開閉可能に吊り下げる。

[0018] 乗りかご 1 2 0は、 人や物が乗り降りするかご室 2 0と、 一対のかご側ド ア 2 1、 2 1 と、 かご側ドアハンガ _ 2 2と、 センサ 3 0と、 支持ブラケッ 卜 3 1 と、 を有している。 かご室 2 0は、 一面が開口した開口部 2 0 3して いる。 そして、 この開口部 2 0 3から人や物が出入りする。

[0019] かご側ドアハンガー2 2は、 かご室 2 0における開口部 2 0 3の上端部に 設けられている。 設けられている。 かご側ドアハンガー 2 2は、 一対のかご 側ドア 2 1、 2 1 を開閉可能に吊り下げるドアレール 2 5を有している。 ま た、 かご側ドアハンガー 2 2には、 一対のかご側ドア 2 1、 2 1 を開閉駆動 させる不図示の開閉駆動部が設けられている 。

[0020] —対のかご側ドア 2 1、 2 1は、 かご室 2 0の開口部 2 0 3を塞ぐように して設けられている。 かご側ドア 2 1の上部には、 移動口ーラ 2 4が設けら れている。 移動口ーラ 2 4は、 かご側ドアハンガー 2 2に設けたドアレール 2 5に摺動可能に係合する。 そして、 移動口ーラ 2 4がドアレール 2 5に沿 って摺動することで、 かご側ドア 2 1は、 開閉移動する。

[0021 ] また、 一対のかご側ドア 2 1、 2 1は、 不図示の連動ロープにより連結さ 〇 2020/174775 6 卩(:171?2019/045075

れている。 一対のかご側ドア 2 1、 2 1は、 不図示の開閉駆動部が駆動する と、 連動ロープにより連動し、 互いに接近又は離反することで、 開口部 2 0 3の開口を開閉する。 また、 かご側ドア 2 1 には、 セーフティーシユー2 3 が設けられている。 乗りかご 1 2 0が任意の階に停止した際、 セーフティー シユ _ 2 3は、 かご側ドア 2 1 と建屋側ドア 1 1の間に配置される。

[0022] また、 支持ブラケッ ト 3 1は、 かご側ドアハンガー 2 2における開閉方向 の中央部に固定されている。 支持ブラケッ ト 3 1の下端部は、 かご側ドア 2 1 よりも建屋側ドア 1 1 に向けて突出している。

[0023] 支持ブラケッ ト 3 1 における下端部には、 センサ 3 0が設置されている。

センサ 3 0は、 支持ブラケッ ト 3 1 により、 開口部 2 0 3及び出入り口 2 0 2の上端部とドアレール 2 5の間に設置される。 また、 センサ 3 0は、 かご 側ドア 2 1 と建屋側ドア 1 1の間におけるセーフティーシユ _ 2 3の上端部 と対向する位置に配置される。 これにより、 一対のかご側ドア 2 1、 2 1及 び建屋側ドア 1 1、 1 1が開閉する際に、 センサ 3 0とかご側ドア 2 1、 2 1や建屋側ドア 1 1、 1 1 と干渉することがない。

[0024] 図 3は、 センサ 3 0の検知範囲を示す説明図である。

図 3に示すように、 センサ 3 0は、 かご室 2 0の開口部 2 0 3及び出入り 口 2 0 2の上端部の近傍に設置される。 これにより、 センサ 3 0の検知範囲 1- 1が開口部 2 0 3や出入り口 2 0 2の上端部によってセンサ 3 0の検知範 囲 !_ 1が遮られる領域を軽減することができる。 そして、 センサ 3 0の検知 範囲 !_ 1は、 例えば、 1 6 0度以上に設定される。

[0025] センサ 3 0の検知範囲 !_ 1は、 かご室 2 0の内部空間と乗降場 2 0 1の出 入り口 2 0 2の付近を覆う。 これにより、 かご室 2 0に乗車している乗客だ けでなく、 乗降場 2 0 1 に待機する乗客 4 0 0 (図 1 2参照) も、 センサ 3 0によって検知することができる。 その結果、 本例のエレべーター 1 によれ ば、 かご室 2 0のかご枠に開口部を設けることなく、 乗降場 2 0 1 とかご室 2 0の両方の状態を検知することができる。

[0026] センサ 3 0としては、 例えば、 画像センサ、 深度センサ等が挙げられる。 〇 2020/174775 7 卩(:171?2019/045075

深度センサとしては、 例えば、 ステレオカメラ、 丁〇 (丁 〇干 丨 \ g h I ) センサ、 電波を利用したセンサ等が挙げられる。 画像センサ 及びステレオカメラは、 レンズの画角によって検知範囲 !- 1が決定される。 丁〇 センサの場合には、 フレネルレンズによる画角により検知範囲 !_ 1が 決定される。 電波を利用したセンサの一例としてミリ波セ ンサの場合には、 アンテナの放射及び受信パターンによって検 知範囲 !_ 1が決定される。

[0027] センサ 3 0は、 撮像データのような 2次元データや、 距離画像データ及び ポイントクラウドと呼ばれる 3次元データを取得することができる。 そして 、 センサ 3 0が取得したデータを元に、 後述するセンサコントローラ 5 2に よって深層学習等の手段により、 乗降場 2 0 1及びかご室 2 0の内部におけ る人や荷物等の物体の存在の有無及び識別を 行うことができる。 さらに、 物 体の位置及び速度、 方向、 過速度、 さらに乗客の個人識別を行うことができ る。

[0028] また、 センサ 3 0と支持ブラケッ ト 3 1 によってセンサユニッ トが構成さ れる。

[0029] 図 4は、 センサの設置の変形例を示す説明図である。

図 4に示す例では、 センサ 3 0の検知範囲 !_ 2が例えば、 1 2 0度以下に 設定されている。 支持ブラケッ ト 3 1の下端部は、 出入り口 2 0 2側に向け て傾斜している。 この支持ブラケッ ト 3 1 に取り付けられるセンサ 3 0の検 知範囲 1- 2は、 かご室 2 0内部よりも乗降場 2 0 1側を向く。 これにより、 検知範囲 !_ 2が狭いセンサを用いる場合でも、 計測を重視したい側にセンサ 3 0を向けることで、 所望の検知範囲を得ることができる。

[0030] なお、 図 4に示す例では、 乗降場 2 0 1側にセンサ 3 0の検知範囲 !_ 2を 向けた例を説明したが、 これに限定されるものではなく、 かご室 2 0内部の 計測を重視した場合は、 センサ 3 0をかご室 2 0側に向けてもよい。

[0031 ] 図 5は、 センサの設置の他の変形例を示す説明図であ る。

図 3及び図 4に示す例では、 センサ 3 0を一つ設けた例を説明したが、 こ れに限定されるものではない。 図 5に示すように、 2つのセンサ 3 0八、 3 〇 2020/174775 8 卩(:171?2019/045075

0巳を乗りかご 1 2 0に設置してもよい。 第 1センサ 3 0八及び第 2センサ 3 0巳は、 それぞれ支持ブラケッ ト 3 1 に取り付けられている。 また、 第 1 センサ 3 0八は、 乗降場 2 0 1側を向くように設置され、 第 2センサ 3 0巳 は、 かご室 2 0側を向くように設置される。

[0032] そのため、 第 1センサ 3 0八の検知範囲 !_八は、 乗降場 2 0 1 を覆い、 第

2センサ 3 0巳の検知範囲 !_巳は、 かご室 2 0の内部空間を覆う。 このよう に、 複数のセンサ 3 0八、 3 0巳を乗りかご 1 2 0に設置することで、 検知 範囲が狭いセンサであつても検知可能な範囲 を広げることができる。

[0033] また、 かご室 2 0と乗降場 2 0 1の境界領域は、 第 1センサ 3 0八の検知 範囲 !_八と第 2センサ 3 0巳の検知範囲 !_巳が重なり合う。 これにより、 か ご室 2 0と乗降場 2 0 1の境界領域を 2つのセンサ 3 0 、 3 0巳で二重に 検知することにより、 検知精度の向上及び信頼性の向上を図ること ができる

[0034] なお、 乗りかご 1 2 0に設置するセンサ 3 0の数は、 1つ又は 2つに限定 されるものではなく、 3つ以上のセンサ 3 0を乗りかご 1 2 0に設置しても よい。

[0035] 2 . エレべーターの第 2の実施の形態例

次に、 図 6 及び図 6巳を参照して第 2の実施の形態例にかかるエレべ一 夕一について説明する。

図 6 及び図 6巳は、 第 2の実施の形態例にかかるかご側ドア及び建 側 ドアを示す側面図及び正面図である。

[0036] 図 6八及び図 6巳に示すように、 開口部 2 0 8の開口の上下方向の長さよ りも、 かご側ドア 2 1 八の上下方向の長さが長く設定されている。 同様に、 出入り口 2 0 2の開口の上下方向の長さよりも、 建屋側ドア 1 1 八の上下方 向の長さが長く設定されている。 そして、 かご側ドアハンガー 2 2は、 かご 側ドア 2 1 八の長さに対応して、 かご室 2 0における開口部 2 0 3の上端部 よりも上方に設置されている。 また、 建屋側ドアハンガー 1 2は、 建屋側ド ア 1 1 八の長さに対応して、 出入り口 2 0 2の上端部よりも上方に設置され 〇 2020/174775 9 卩(:171?2019/045075

ている。

[0037] なお、 かご側ドア 2 1 八に設置されるセーフテイーシュー 2 3の上下方向 の長さは、 開口部 2 0 3の開口の長さに対応している。

[0038] 支持ブラケッ ト 3 1 八は、 かご側ドアハンガー 2 2に固定されている。 そ して、 支持ブラケッ ト 3 1 八は、 かご側ドアハンガー 2 2から上下方向の下 方に向けて突出している。 支持ブラケッ ト 3 1 八の上下方向の下端部は、 開 口部 2 0 3及び出入り口 2 0 2の上端部の近傍に位置している。 そして、 支 持ブラケッ ト 3 1 八の下端部には、 センサ 3 0が取り付けられている。

[0039] このような、 長尺のかご側ドア 2 1 八及び建屋側ドア 1 1 八を有するエレ ベーターにおいても、 支持ブラケッ ト 3 1 八によってセンサ 3 0を開口部 2 0 3及び出入り口 2 0 2の上端部の近傍に配置することができる。 これによ り、 センサ 3 0によりかご室 2 0の内部と、 乗降場 2 0 1 を検知することが できる。

[0040] 3 . エレべ _夕 _の第 3の実施の形態例

次に、 図 7 及び図 7巳を参照して第 3の実施の形態例にかかるエレべ一 夕一について説明する。

図 7 及び図 7巳は、 第 3の実施の形態例にかかるかご側ドア及び建 側 ドアを示す側面図及び正面図である。

[0041 ] 図 7 及び図 7巳に示すかご側ドア 2 1 巳及び建屋側ドア 1 1 巳は、 一方 向にドアが移動する片開きドアである。 建屋側ドアハンガー 1 2巳には、 3 枚の建屋側ドア 1 1 巳が開閉可能に吊されている。 かご側ドアハンガー 2 2 巳には、 3本のドアレール 2 5巳が設置されている。 3本のドアレール 2 5 巳には、 それぞれ移動口ーラ 2 4巳を介して 3枚のかご側ドア 2 1 巳が摺動 可能に設置されている。 3枚のかご側ドア 2 1 巳のうち開閉方向の先頭のか ご側ドア 2 1 巳には、 セーフテイーシュ _ 2 3巳が取り付けられている。

[0042] また、 かご側ドアハンガー2 2巳における開閉方向の閉じ端部には、 支持 ブラケッ ト 3 1が固定されている。 この支持ブラケッ ト 3 1の下端部には、 センサ 3 0が取り付けられている。 そして、 センサ 3 0は、 支持ブラケッ ト 〇 2020/174775 10 卩(:171?2019/045075

3 1 により、 開口部 2 0 3及び出入り口 2 0 2の上端部の近傍に配置される 。 また、 センサ 3 0は、 3枚のかご側ドア 2 1 巳と 3枚の建屋側ドア 1 1 巳 の間に配置される。

[0043] このような片開きドアを有するエレべ一夕一 においても、 第 1の実施の形 態例にかかるエレべータ _ 1 と同様に、 センサ 3 0によりかご室 2 0の内部 と乗降場 2 0 1 を検知することができる。

[0044] なお、 図 7八及び図 7巳に示す例では、 センサ 3 0及び支持ブラケッ ト 3

1 をかご側ドアハンガー 2 2巳における閉じ端部に設置する例を説明し が 、 これに限定されるものではない。 例えば、 支持ブラケッ ト 3 1 をかご側ド アハンガー 2 2巳における開閉方向の中央部に設置しても い。

[0045] 4 . エレべ一夕ーシステムの第 1の実施の形態例

次に、 図 8を参照して上述したエレべ一夕一を備えた レべ一夕ーシステ ムの第 1の実施の形態例について説明する。

図 8は、 第 1の実施の形態例にかかるエレべ一夕ーシス ムを示すシステ ム構成図である。

[0046] 図 8に示すように、 エレべ一夕ーシステム 3 0 0は、 2つのエレべ一夕一

1 八、 1 巳と、 エレべーターシステムコントローラ 5 0と、 第 1エレべータ _コントローラ 5 1 八と、 第 2エレべーターコントローラ 5 1 巳と、 第 1セ ンサコントローラ 5 2八と、 第 2センサコントローラ 5 2巳とを有している

[0047] 第 1エレべ一夕ーコントローラ 5 1 八は、 第 1エレべータ _ 1 八の卷上機

1 0 0の駆動を制御する。 第 1エレべ一夕ーコントローラ 5 1 八は、 制御ネ ッ トワーク 5 3を介してエレべ一夕ーシステムコントロー 5 0に接続され ている。 第 2エレべーターコントローラ 5 1 巳は、 第 2エレべーター 1 巳の 卷上機 1 0 0の駆動を制御する。 第 2エレべ一夕ーコントローラ 5 1 巳は、 制御ネッ トワーク 5 3を介してエレべ一夕ーシステムコントロー 5 0に接 続されている。

[0048] エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0は、 乗客の所望する出発階から到 〇 2020/174775 1 1 卩(:171?2019/045075

着階への移動を効率良く各エレべータ _ 1 、 1 巳の乗りかご 1 2 0を乗客 に割り当てて運行を制御する。 そして、 エレべーターシステムコントローラ 5 0は、 制御ネッ トワーク 5 3を介して、 割り当てたエレべーター 1 八、 1 巳に対して、 どこの階から出発し、 どこの階へ到着させるかを指示する。

[0049] また、 第 1センサコントローラ 5 2八は、 第 1エレべーター 1 八の乗りか ご 1 2 0に設けたセンサ 3 0からセンサ信号を受信する。 第 2センサコント 口ーラ 5 2巳は、 第 2エレべーター 1 巳の乗りかご 1 2 0に設けたセンサ 3 0からセンサ信号を受信する。 なお、 センサコントローラ 5 2八、 5 2巳の 詳細な構成については、 後述する。

[0050] 第 1 センサコントローラ 5 2八及び第 2センサコントローラ 5 2巳は、 通 信路 5 4を介してエレべ一夕ーシステムコントロー 5 0に接続されている 。 通信路 5 4としては、 例えば、 等のシリア ル通信や、 イーサネッ ト(登録商標)のようなネッ トワーク通信である。

[0051 ] この第 1の実施の形態例にかかるエレべ一夕ーシス ム 3 0 0は、 既存の エレべ一夕ーシステムにセンサ 3 0及びセンサコントローラ 5 2を新たに設 置することで実現できる。 そして、 かご室 2 0の内部及び乗降場 2 0 1の状 況をセンサ 3 0によって検知することができ、 かご室 2 0や乗降場 2 0 1の 状況に応じて効率のより運行を、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0に よって行うことができる。

[0052] なお、 図 8に示す例では、 通信路 5 4を介してセンサコントローラ 5 2八 、 5 2巳とエレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0を接続する例を説明した が、 これに限定されるものではない。 例えば、 センサ 3 0が検知したデータ を、 制御ネッ トワーク 5 3を介して送信することで、 システムに影響を及ぼ さない場合には、 センサコントローラ 5 2八、 5 2巳を制御ネッ トワーク 5 3に接続してもよい。

[0053] 5 . エレべ一夕ーシステムの第 2の実施の形態例

次に、 図 9を参照してエレべ一夕ーシステムの第 2の実施の形態例につい て説明する。 〇 2020/174775 12 卩(:171?2019/045075

図 9は、 第 2の実施の形態例にかかるエレべ一夕ーシス ムを示すシステ ム構成図である。

なお、 第 1の実施の形態例にかかるエレべ一夕ーシス ム 3 0 0と共通す る部分には、 同一の符号を付して重複した説明を省略する 。

[0054] 図 9に示すように、 エレべ一夕ーシステム 3 0 0八は、 2つのエレべータ — 1 八、 1 巳と、 エレべーターシステムコントローラ 5 0と、 第 1 エレべ一 夕 _コントローラ 5 1 八と、 第 2エレべーターコントローラ 5 1 巳と、 第 1 かごコントローラ 5 5八と、 第 2かごコントローラ 5 5巳とを有している。

[0055] 第 1かごコントローラ 5 5八は、 第 1エレべーター 1 八の乗りかご 1 2 0 に設けたかご側ドア 2 1の開閉制御や、 かご室 2 0に設けた呼びボタンの管 理を行う。 また、 第 2かごコントローラ 5 5巳は、 第 2エレべーター 1 巳の 乗りかご 1 2 0に設けたかご側ドア 2 1の開閉制御や、 かご室 2 0に設けた 呼びボタンの管理を行う。 また、 第 1かごコントローラ 5 5八及び第 2コン トローラ 5 5巳は、 制御ネッ トワーク 5 3を介してエレべ一夕ーシステムコ ントローラ 5 0に接続されている。

[0056] さらに、 第 1かごコントローラ 5 5八は、 第 1 エレべータ _ 1 八の乗りか ご 1 2 0に設けたセンサ 3 0が検知したデータを取得し、 制御ネッ トワーク 5 3を介してエレべーターシステムコントロー 5 0に出力する。 同様に、 第 2かごコントローラ 5 5八は、 第 2エレべータ _ 1 巳の乗りかご 1 2 0の 設けたセンサ 3 0が検知したデータを取得し、 制御ネッ トワーク 5 3を介し てエレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0に出力する。

[0057] この第 2の実施の形態例にかかるエレべ一夕ーシス ム 3 0 0八において も、 第 1の実施の形態例にかかるエレべ一夕ーシス ム 3 0 0と同様に、 既 存のエレべーターシステムにセンサ 3 0を設けることで、 乗降場 2 0 1及び かご室 2 0内の状況を計測することができる。

[0058] 6 . エレべ一夕ーシステムの第 3の実施の形態例

次に、 図 1 0を参照してエレべ一夕ーシステムの第 3の実施の形態例につ いて説明する。 〇 2020/174775 13 卩(:171?2019/045075

図 1 0は、 第 3の実施の形態例にかかるエレべ一夕ーシス ムを示すシス テム構成図である。

なお、 第 1の実施の形態例にかかるエレべ一夕ーシス ム 3 0 0と共通す る部分には、 同一の符号を付して重複した説明を省略する 。

[0059] 図 1 0に示すように、 エレべ一夕ーシステム 3 0 0巳は、 2つのエレべ一 夕一 1 八、 1 巳と、 エレべーターシステムコントローラ 5 0と、 第 1エレべ —夕ーコントローラ 5 1 八とを有している。

[0060] 第 1エレべーターコントローラ 5 1 八は、 第 1エレべーター 1 八の卷上機

1 0 0の駆動を制御する。 第 1エレべ一夕ーコントローラ 5 1 八は、 制御ネ ッ トワーク 5 3を介してエレべ一夕ーシステムコントロー 5 0に接続され ている。 第 2エレべーターコントローラ 5 1 巳は、 第 2エレべーター 1 巳の 卷上機 1 0 0の駆動を制御する。 第 2エレべ一夕ーコントローラ 5 1 巳は、 制御ネッ トワーク 5 3を介してエレべ一夕ーシステムコントロー 5 0に接 続されている。

[0061 ] また、 第 1エレべ一夕ーコントローラ 5 1 八は、 第 1エレべーター 1 八の 乗りかご 1 2 0に設けたセンサ 3 0に接続されている。 そして、 第 1エレべ —夕ーコントローラ 5 1 八は、 センサ 3 0が検知したデータを取得し、 制御 ネッ トワーク 5 3を介してエレべ一夕ーシステムコントロー 5 0に出力す る。 同様に、 第 2エレべーターコントローラ 5 1 巳は、 第 2エレべーター 1 巳の乗りかご 1 2 0に設けたセンサ 3 0に接続されている。 そして、 第 2エ レべーターコントローラ 5 1 巳は、 センサ 3 0が検知したデータを取得し、 制御ネッ トワーク 5 3を介してエレべ一夕ーシステムコントロー 5 0に出 力する。

[0062] この第 3の実施の形態例にかかるエレべ一夕ーシス ム 3 0 0巳において も、 第 1の実施の形態例にかかるエレべ一夕ーシス ム 3 0 0と同様に、 セ ンサ 3 0によって乗降場 2 0 1及びかご室 2 0内の状況を計測することがで き、 良好な運行制御を行うことができる。

[0063] 7 . センサコントローラの第 1の実施の形態例 〇 2020/174775 14 卩(:171?2019/045075

次に、 図 1 1 を参照してセンサコントローラの第 1の実施の形態例につい て説明する。

図 1 1は、 第 1の実施の形態例にかかるセンサコントロー を示すブロッ ク図である。

[0064] 図 1 1 に示すように、 センサコントローラ 5 2は、 センサ 3 0が検知した データを取得する計測部 3 5と、 領域選択部 3 6と、 物体推定部 3 7とを有 している。 計測部 3 5は、 センサ 3 0から取得したデータに応じた、 例えば 八/ 0変換等の処理を行う。 領域選択部 3 6は、 計測部 3 5により / 0変 換した情報から所望の領域を抽出する。 領域選択部 3 6が抽出する領域は、 例えば、 乗降場 2 0 1全体、 かご室 2 0の内部、 かご側ドア 2 1及び建屋側 ドア 1 1から任意の距離までの領域である。 領域選択部 3 6は、 抽出した計 測データを物体推定部 3 7に出力する。

[0065] 物体推定部 3 7は、 領域選択部 3 6が抽出した計測データから物体の種別 や該物体の個数を出力する。 なお、 センサ 3 0が画像センサの場合、 物体推 定部 3 7で処理するデータは、 撮像データとなる。 そのため、 物体推定部 3 7は、 撮像データから物体と思われる複数の領域を 推測する。 なお、 推定方 法としては、 深層学習等が用いられる。

[0066] また、 センサ 3 0が深度センサ、 ミリ波センサの場合は、 距離画像やボイ ントクラウド等の 3次元データとなる。 そのため、 物体推定部 3 7は、 セン サ 3 0のデータから物体と思われる複数の領域を 測する。 なお、 推定方法 としては、 撮像データと同様に、 深層学習等が用いられる。

[0067] このように、 複数の物体の領域を推定し、 物体種別毎に領域数をカウント することで物体毎の個数、 例えば、 乗客の人数が分かる。 なお、 物体推定部 3 7における推定方法としては、 上述した例に限定されるものではない。

[0068] 8 . 第 1の動作例

次に、 エレべ一夕ーシステムの第 1の動作例について図 1 2〜図 1 4を参 照して説明する。

図 1 2及び図 1 3は、 乗降場 2 0 1の状態を示す説明図である。 図 1 4は 〇 2020/174775 15 卩(:171?2019/045075

、 第 1の動作例を示すフローチヤートである。

[0069] 図 1 4に示すように、 まずエレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0は、 セ ンサコントローラ 5 2が推測した乗降場 2 0 1の人数 (フロア人数) を取得 する (ステップ 3 1 1) 。 図 1 2に示すように、 例えば、 乗りかご 1 2 0が 任意の階に停止し、 かご側ドア 2 1及び建屋側ドア 1 1が開いた際に、 セン サ 3 0によって乗降場 2 0 1の乗客 4 0 0を検知する。 センサ 3 0が検知し たデータは、 センサコントローラ 5 2によって取得される。 そして、 センサ コントローラ 5 2によって乗降場 2 0 1 にいる乗客に人数が推測される。

[0070] また、 図 1 3に示すように、 2つのエレべータ _ 1の出入り口 2 0 2が併 設され、 センサ 3 0の検知範囲 !_ 1が隣接する乗降場 2 0 1 巳までカバーし ている場合、 センサ 3 0により隣接する乗降場 2 0 1 巳の乗客 4 0 0巳を検 知してもよい。 これにより、 隣接する乗降場 2 0 1 巳の情報もエレべ一夕一 システムコントローラ 5 0に出力することができる。

[0071 ] 次に、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0は、 推測した人数の有無を 確認する (ステップ 3 1 2) 。 ステップ 3 1 2の処理において、 乗降場 2 0 1 に乗客 4 0 0が存在すると判断した場合 (ステップ 3 1 2の有判定) 、 エ レべ タ システムコントロ ラ 5 0は、 所定の乗降場 2 0 1 に乗りかご 1 2 0のかごの呼び登録を行う (ステップ 3 1 3) 。 また、 ステップ 3 1 2の 処理において、 乗降場 2 0 1 に乗客 4 0 0がいないと判断した場合 (ステッ プ3 1 2の無判定) 、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0は、 呼び登録 を行わず、 処理を終了する。

[0072] これにより、 乗降場 2 0 1 における乗客 4 0 0の有無により呼び登録を行 うことで、 エレべ一夕ーシステム全体の運行効率を向上 させることができる

[0073] 9 . 第 2の動作例

次に、 図 1 5を参照してエレべ一夕ーシステムの第 2の動作例について説 明する。

図 1 5は、 第 2の動作例を示すフローチヤートである。 〇 2020/174775 16 卩(:171?2019/045075

[0074] 図 1 5に示すように、 まずエレべーターシステムコントローラ 5 0は、 セ ンサコントローラ 5 2が推測した乗降場 2 0 1の人数 (フロア人数) を取得 する (ステップ3 2 1) 。 なお、 図 1 5に示すステップ3 2 1の処理では、 図 1 3に示すように、 隣接する乗降場 2 0 1 巳ではなく、 乗りかご 1 2 0が 停止している乗降場 2 0 1 八の人数を取得する。

[0075] 次に、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0は、 推測した人数の有無を 確認する (ステップ 3 2 2) 。 ステップ 3 2 2の処理において、 乗降場 2 0 1 に乗客 4 0 0がいないと判断した場合 (ステップ 3 2 2の無判定) 、 エレ ベーターシステムコントローラ 5 0は、 かご側ドア 2 1及び建屋側ドア 1 1 の戸閉を実行する (ステップ 3 2 3) 。

[0076] なお、 ステップ 3 2 2の処理において、 乗降場 2 0 1 に乗客 4 0 0が存在 すると判断した場合 (ステップ 3 2 2の有判定) 、 エレべ一夕ーシステムコ ントローラ 5 0は、 処理を終了する。

[0077] これにより、 呼びが発生していた任意階に乗りかご 1 2 0が到着した際に 、 乗客 4 0 0がいない場合、 戸開待機時間を短縮させることができ、 エレべ —夕ーシステム全体の運行効率を向上させる ことができる。

[0078] 1 0 . 第 3の動作例

次に、 図 1 6を参照してエレべ一夕ーシステムの第 3の動作例について説 明する。

図 1 6は、 第 3の動作例を示すフローチヤートである。

[0079] 図 1 6に示す動作例は、 乗客 4 0 0の積み残しにおける再配車を実施する 際の動作例である。 図 1 6に示すように、 まずエレべーターシステムコント 口ーラ 5 0は、 センサコントローラ 5 2が推測した乗降場 2 0 1の人数 (フ ロア人数) を取得する (ステップ 3 3 1) 。 次に、 エレべ一夕ーシステムコ ントローラ 5 0は、 推測した人数の有無を確認する (ステップ 3 3 2) 。

[0080] ステップ 3 3 2の処理において、 乗降場 2 0 1 に乗客 4 0 0が存在してい ると判断した場合 (ステップ 3 3 2の有判定) 、 エレべ一夕ーシステムコン トローラ 5 0は、 乗降場 2 0 1 に乗客 4 0 0の積み残しが発生していると判 〇 2020/174775 17 卩(:171?2019/045075

断する。 そして、 エレべーターシステムコントローラ 5 0は、 所定の乗降場 2 0 1 に再び乗りかご 1 2 0を移動させる、 いわゆる再配車を実施する (ス テップ 3 3 3) 。

[0081 ] また、 ステップ 3 3 2の処理において、 乗降場 2 0 1 に乗客 4 0 0がいな いと判断した場合 (ステップ 3 3 2の無判定) 、 エレべ一夕ーシステムコン トローラ 5 0は、 処理を終了する。

[0082] これにより、 センサ 3 0のデータを下に、 効率の再配車を実施することが でき、 エレべ一夕ーシステム全体の運行効率を向上 させることができる。

[0083] 1 1 . センサコントローラの第 2の実施の形態例

次に、 図 1 7を参照してセンサコントローラの第 2の実施の形態例につい て説明する。

図 1 7は、 第 2の実施の形態例にかかるセンサコントロー を示すブロッ ク図である。 なお、 第 1の実施の形態例にかかるセンサコントロー 5 2と 共通する部分には、 同一の符号を付して重複した説明を省略する 。

[0084] 図 1 7に示すように、 センサコントローラ 6 2は、 センサ 3 0が検知した データを取得する計測部 3 5と、 領域選択部 3 6と、 挙動推定部 3 8とを有 している。 挙動推定部 3 8は、 領域選択部 3 6が抽出した計測データを取得 する。 挙動推定部 3 8は、 取得した計測データから挙動を推定し、 挙動デー 夕を出力する。 挙動推定部 3 8が出力する挙動データとしては、 物体の位置 、 速度、 加速度等のべクトルデータである。

[0085] この挙動推定部 3 8により挙動データを推定することで、 図 1 2に示すよ うの乗降場 2 0 1やかご室 2 0内にいる乗客 4 0 0の挙動 0 1 を把握するこ とができる。

[0086] 1 2 . 第 4の動作例

次に、 エレべ一夕ーシステムの第 4の動作例について図 1 8を参照して説 明する。

図 1 8は、 第 4の動作例を示すフローチヤートである。

[0087] 図 1 8に示すように、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0は、 戸閉時 〇 2020/174775 18 卩(:171?2019/045075

に、 センサコントローラ 6 2から所定の領域における推測した挙動デー を 取得する (ステップ 3 4 1) 。 次に、 ステップ 3 4 1 によって取得した挙動 データから、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0は、 出入り口 2 0 2や 開口部 2 0 3への接近に相当する速度と方向を持つ挙動 あるか否かを判定 する (ステップ 3 4 2) 。

[0088] ステップ 3 4 2の処理において、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0 は、 出入り口 2 0 2や開口部 2 0 3への接近に相当する挙動があったと判断 した場合 (ステップ 3 4 2の丫巳 3判定) 、 かご側ドア 2 1及び建屋側ドア 1 1の開き状態を延長させる (ステップ 3 4 3) 。 また、 ステップ 3 4 2の 処理において、 接近に相当する挙動がなかったと判断した場 合 (ステップ 3 4 2の N 0判定) 、 エレべーターシステムコントローラ 5 0は、 戸閉動作を 実行する。

[0089] これにより、 乗降場 2 0 1やかご室 2 0内での乗客 4 0 0の挙動に基づい て、 無駄な待ち時間の発生を抑制することができ 、 エレべ一夕ーシステム全 体の運行効率を向上させることができる。

[0090] 1 3 . 第 5の動作例

次に、 エレべ一夕ーシステムの第 5の動作例について図 1 9を参照して説 明する。

図 1 9は、 第 5の動作例を示すフローチヤートである。

[0091 ] 図 1 9に示すように、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0は、 戸閉時 に、 センサコントローラ 6 2から乗降場 2 0 1の所定の領域における推測し た挙動データを取得する (ステップ 3 5 1) 。 次に、 エレべ一夕ーシステム コントローラ 5 0は、 取得した複数の挙動データから乗客 4 0 0が向いてい る方向を演算する (ステップ 3 5 2) 。

[0092] 次に、 複数のエレべーター 1 八、 1 巳の出入り口 2 0 2 (図 1 3参照) の うちステップ3 5 2により演算した方向が向いているエレべー ー 1 八、 1 巳をエレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0は、 決定する (ステップ 3 5 3 ) 。 そして、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0は、 ステップ 3 5 3に 〇 2020/174775 19 卩(:171?2019/045075

よって決定されたエレべータ _ 1 八、 1 巳の乗降場 2 0 1 八、 2 0 1 巳に乗 りかご 1 2 0が到着するよう指定配車する (ステップ 3 5 4) 。

[0093] これにより、 複数のエレべ一夕一のうち多数の乗客 4 0 0が向いているエ レべーターに乗りかご 1 2 0を配車させることができるため、 乗客の無駄な 動きを抑制することができ、 エレべ一夕ーシステム全体の運行効率を向上 さ せることができる。

[0094] 1 4 . 第 6の動作例

次に、 エレべ一夕ーシステムの第 6の動作例について図 2 0を参照して説 明する。

図 2 0は、 第 6の動作例を示すフローチヤートである。

[0095] 図 2 0に示すように、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0は、 戸閉時 に、 センサコントローラ 6 2から乗降場 2 0 1の所定の領域における推測し た挙動データを取得する (ステップ 3 6 1) 。 次に、 エレべ一夕ーシステム コントローラ 5 0は、 取得した複数の挙動データから乗客 4 0 0の位置を演 算する (ステップ 3 6 2) 。

[0096] 複数のエレべーター 1 八、 1 巳の出入り口 2 0 2 (図 1 3参照) のうち最 も乗客 4 0 0が多いエレべーター 1 八、 1 巳を決定する (ステップ 3 6 3)

。 そして、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0は、 ステップ 3 6 3によ って決定されたエレべータ _ 1 八、 1 巳の乗降場 2 0 1 八、 2 0 1 巳に乗り かご 1 2 0が到着するよう指定配車する (ステップ 3 6 4) 。

[0097] これにより、 複数のエレべ一夕一のうち多数の乗客 4 0 0が待っているエ レべーターに乗りかご 1 2 0を配車することができるため、 乗客の無駄な動 きを抑制することができ、 エレべ一夕ーシステム全体の運行効率を向上 させ ることができる。

[0098] 1 5 . センサコントローラの第 3の実施の形態例

次に、 図 2 1 を参照してセンサコントローラの第 3の実施の形態例につい て説明する。

図 2 1は、 第 3の実施の形態例にかかるセンサコントロー を示すブロッ 〇 2020/174775 20 卩(:171?2019/045075

ク図である。 なお、 第 1の実施の形態例にかかるセンサコントロー 5 2と 共通する部分には、 同一の符号を付して重複した説明を省略する 。

[0099] 図 2 1 に示すように、 センサコントローラ 7 2は、 センサ 3 0が検知した データを取得する計測部 3 5と、 領域選択部 3 6と、 物体推定部 4 1 と、 面 積推定部 4 2と、 占有率演算部 4 3とを有している。

[0100] 物体推定部 4 1は、 領域選択部 3 6が抽出した計測データから物体の種別 や該物体の個数を面積推定部 4 2に出力する。 面積推定部 4 2は、 物体推定 部 4 1が推定した物体が実際に占有する面積を推 する。 そして、 面積推定 部 4 2は、 推定した面積情報を占有率演算部 4 3に出力する。

[0101 ] 占有率演算部 4 3は、 予め設定されているかご室 2 0の面積と、 推定され た複数の物体の面積を元に、 かご室 2 0内における物体の占有率を演算する

[0102] 1 6 . 第 7の動作例

次に、 エレべ一夕ーシステムの第 7の動作例について図 2 2を参照して説 明する。

図 2 2は、 第 7の動作例を示すフローチヤートである。

[0103] 図 2 2に示すように、 エレべーターシステムコントローラ 5 0は、 センサ コントローラ 7 2からかご室 2 0内における物体の占有率を取得する (ステ ップ 3 7 1) 。 次に、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0は、 取得した 占有率に基づいて、 かご室 2 0が満員であるか否かを判定する (ステップ 3 7 2) 0

[0104] ステップ 3 7 2の処理において、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0 は、 かご室 2 0に余裕が有りと判断した場合 (ステップ 3 7 2の余裕有判定 ) 、 当該乗りかご 1 2 0を配車可能な乗りかご 1 2 0として、 他の任意の階 の乗降場 2 0 1 に配車させる (ステップ 3 7 3) 。

[0105] また、 ステップ 3 7 2の処理において、 エレべ一夕ーシステムコントロー ラ 5 0は、 満員であると判断した場合 (ステップ 3 7 2の満員判定) 、 当該 乗りかご 1 2 0は、 乗客 4 0 0が降りる階まで任意の階の通過を決定させ 〇 2020/174775 21 卩(:171?2019/045075

(ステップ 3 7 4) 。 そして、 当該乗りかご 1 2 0が通過した階には、 再配 車を決定する (ステップ 3 7 5) 。

[0106] このように、 かご室 2 0内における物体の占有率を把握することが きる ため、 満員時に無駄な階に停止することを避けるこ とができ、 エレべ一夕一 システム全体の運行効率を向上させることが できる。

[0107] 1 7 . 第 8の動作例

次に、 エレべ一夕ーシステムの第 8の動作例について図 2 3を参照して説 明する。

図 2 3は、 第 8の動作例を示すフローチヤートである。

[0108] 図 2 3に示すように、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0は、 乗りか ご 1 2 0が任意の階に到着した際、 センサコントローラ 7 2から乗降場 2 0 1の人数を取得する (ステップ 3 8 1) 。 同時に、 エレべ一夕ーシステムコ ントローラ 5 0は、 センサコントローラ 7 2からかご室 2 0内の人数を取得 する (ステップ3 8 2) 。

[0109] 次に、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0は、 ステップ 3 8 1及びス テップ3 8 2で取得した人数の有無を判定する (ステップ 3 8 3) 。 ステッ づ 8 3の処理において、 人がいるとエレべ一夕ーシステムコントロー ラ 5 0が判断した場合 (ステップ 3 8 3の有判定) には、 処理を終了する。

[01 10] これに対して、 ステップ 3 8 3の処理において人がいないとエレべ一夕一 システムコントローラ 5 0が判断した場合 (ステップ 3 8 3の無判定) 、 戸 閉動作を実行する (ステップ 3 8 4) 。

[01 1 1 ] これにより、 乗りかご 1 2 0から乗客 4 0 0が全て降りてかご室 2 0内が 無人の場合に、 任意の階に乗りかご 1 2 0が停止した際に、 戸開待機時間を 短縮させることができ、 エレべーターシステム全体の運行効率を向上 させる ことができる。

[01 12] 1 8 . 第 9の動作例

次に、 エレべ一夕ーシステムの第 9の動作例について図 2 4を参照して説 明する。 〇 2020/174775 22 卩(:171?2019/045075

図 2 4は、 第 9の動作例として乗客や物体の挟まり防止動 を示すフロー チヤートである。

[01 13] 図 2 4に示すように、 エレべーターシステムコントローラ 5 0は、 センサ コントローラ 5 2からかご側ドア 2 1や建屋側ドア 1 1が通過する領域に存 在する物体情報 (ドア領域物体情報) を取得する (ステップ 3 9 1) 。 次に 、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0は、 ステップ 3 9 1で取得したド ア領域物体情報に基づいて、 ドア領域での物体の有無を判定する (ステップ 3 9 2) 0

[01 14] ステップ 3 9 2の処理において、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0 は、 ドア領域に物体が有ると判断した場合 (ステップ 3 9 2の有判定) 、 戸 開動作を継続させる (ステップ 3 9 3) 。 これに対して、 ステップ 3 9 2の 処理において、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0は、 ドア領域に物体 が無いと判断した場合 (ステップ 3 9 2の無判定) 、 処理を終了する。 これ により、 乗客や荷物がかご側ドア 2 1や建屋側ドア 1 1 によって挟まれるこ とを防止することができる。

[01 15] 1 9 . 第 1 0の動作例

次に、 エレべ一夕ーシステムの第 1 0の動作例について図 2 5を参照して 説明する。

図 2 5は、 第 1 0の動作例を示すフローチヤートである。

[01 16] 上述した第 2の実施の形態例にかかるセンサコントロー 6 2は、 挙動推 定部 3 8が推定した挙動データから物体の種別や物 の挙動を推定し、 さら に追跡することが可能である。 たとえば、 センサコントローラ 6 2は、 大人 と子供の区別や、 犬や猫といったペッ トを推定することができる。 なお、 推 定及び追跡の方法としては、 例えば、 深層学習等を利用したトラッキング技 術を手気宇用することができる。

[01 17] 図 2 5に示す第 1 0の動作例では、 このセンサコントローラ 6 2の物体の 推定及び追跡データを用いた動作例である。 図 2 5に示すように、 エレべ一 夕ーシステムコントローラ 5 0は、 センサコントローラ 6 2から追跡データ 〇 2020/174775 23 卩(:171?2019/045075

を取得する (ステップ 3 1 0 1 ) 。 次に、 エレべ一夕ーシステムコントロー ラ 5 0は、 物体の追跡の組み合わせを推定する (ステップ 3 1 0 2) 。 ステ ップ 3 1 0 2の処理において、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0が有 と判断した場合 (ステップ 3 1 0 2の有判定) 、 現在の状態を維持させる ( ステップ 3 1 0 3) 。

[01 18] ここで、 ステップ 3 1 0 2の処理では、 物体の追跡による軌跡によって、 乗降場 2 0 1 において一緒に移動した複数の物体のうち、 一部の物体だけが 乗りかご 1 2 0に乗車した等の状況を推測し、 判定する。 たとえば、 人と推 測される物体と、 ペッ トと推測される物体が、 位置、 速度、 方向から一緒に 行動していると推測される場合、 片方の物体が乗車したと判定した場合 (ス テップ3 1 0 2の有判定) には、 戸開動作等を一定時間継続させる (ステッ プ3 1 0 3) 0

[01 19] 2〇. センサコントローラの第 4の実施の形態例

次に、 図 2 6を参照してセンサコントローラの第 4の実施の形態例につい て説明する。

図 2 6は、 第 4の実施の形態例にかかるセンサコントロー 及びエレべ一 夕ーシステムコントローラ 5 0を示すブロック図である。 なお、 第 1の実施 の形態例にかかるセンサコントローラ 5 2と共通する部分には、 同一の符号 を付して重複した説明を省略する。

[0120] 図 2 6に示すように、 センサコントローラ 8 2は、 センサ 3 0が検知した データを取得する計測部 3 5と、 領域選択部 3 6とを有している。 領域選択 部 3 6は、 抽出した計測データをエレべ一夕ーシステム コントローラ 5 0に 設けた個人認証部 9 1 に出力する。 個人認証部 9 1 には、 データべース 9 2 が接続されている。 個人認証部 9 1は、 領域選択部 3 6から取得した計測デ —夕を、 データべース 9 2と照合し、 個人を認証する。

[0121 ] 図 2 7は、 記憶部であるデータべース 9 2に格納されている個人認証テー ブルの一例を示す説明図である。

図 2 7に示すように、 データべース 9 2には、 個人認証結果に対応した識 〇 2020/174775 24 卩(:171?2019/045075

別番号と、 識別番号に関連するフロア番号及び運行モー ド等が記憶されてい る。 これにより、 センサ 3 0の計測結果を元に、 個人認証により取得した識 別番号に応じて、 予めデータべース 9 2に登録されているフロア番号によっ て行先階を自動登録することができる。 さらに、 個人認証により取得した識 別番号に応じて、 予めデータべース 9 2に登録されている運行モードにより エレべータ _ 1 の運行制御が可能となる。

[0122] 2 1 . 第 1 1の動作例

次に、 エレべ一夕ーシステムの第 1 1の動作例について図 2 8を参照して 説明する。

図 2 8は、 第 1 1の動作例を示すフローチヤートである。

[0123] 図 2 8に示すように、 エレべーターシステムコントローラ 5 0は、 センサ コントローラ 8 2から取得した計測データを、 データべース 9 2と照合し、 個人認証を行う (ステップ 3 1 1 1) 。 次に、 エレべ一夕ーシステムコント 口ーラ 5 0は、 ステップ 3 1 1 1 によって個人認証が実施できたか否かを確 認する (ステップ 3 1 1 2) 。

[0124] ステップ 3 1 1 2の処理において、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5

0は、 データべース 9 2に該当する個人データが無いと判断した場 、 すな わち個人認証が実施できないと判断した場合 (ステップ 3 1 1 2の無判定)

、 処理を終了させる。

[0125] ステップ 3 1 1 2の処理において、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5

0は、 個人人証が実施できたと判断した場合 (ステップ 3 1 1 2の有判定)

、 データべース 9 2から識別番号に対応する属性情報を取得す (ステップ 3 1 1 3) 。 次に、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0は、 ステップ 3 1 1 3の処理で取得した属性情報からフロア番号 選択し、 当該フロア番号 を呼び登録する (ステップ 3 1 1 4) 。 そして、 エレべ一夕ーシステムコン トローラ 5 0は、 センサコントローラ 8 2から取得した計測データに基づい て全ての物体の個人認証が完了するまで上述 した処理を繰り返す。

[0126] 2 2 . 第 1 2の動作例 〇 2020/174775 25 卩(:171?2019/045075

次に、 エレべ一夕ーシステムの第 1 2の動作例について図 2 9を参照して 説明する。

図 2 9は、 第 1 2の動作例を示すフローチヤートである。

[0127] 図 2 9に示すように、 エレべーターシステムコントローラ 5 0は、 センサ コントローラ 8 2から取得した計測データを、 データべース 9 2と照合し、 個人認証を行う (ステップ 3 1 2 1) 。 次に、 エレべ一夕ーシステムコント 口ーラ 5 0は、 ステップ 3 1 2 1 によって個人認証が実施できたか否かを確 認する (ステップ 3 1 2 2) 。

[0128] ステップ 3 1 2 2の処理において、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5

0は、 データべース 9 2に該当する個人データが無いと判断した場 、 すな わち個人認証が実施できないと判断した場合 (ステップ 3 1 2 2の無判定)

、 処理を終了させる。

[0129] ステップ 3 1 2 2の処理において、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5

0は、 個人人証が実施できたと判断した場合 (ステップ 3 1 1 2の有判定)

、 データべース 9 2から識別番号に対応する属性情報を取得す (ステップ 3 1 2 3) 。 次に、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 0は、 ステップ 3 1 2 3の処理で取得した属性情報から運行モード 設定されているか否かを 判断する (ステップ 3 1 2 4) 。

[0130] ステップ 3 1 2 4の処理において、 エレべ一夕ーシステムコントローラ 5 〇は、 運行モードが設定されていると判断された場 合 (ステップ 3 1 2 3の 有判定) 、 当該運行モードを運転モードに変更する (ステップ 3 1 2 5) 。

[0131 ] このように、 予め登録された各人の属性情報を元に、 個人認証ができた場 合には、 個人に応じたエレべーター 1の運転モードを変更できるため、 該個 人に対する利便性を向上させることができる 。

[0132] なお、 本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態 に限定されるものでは なく、 請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しな い範囲内で種々の変形実 施が可能である。

[0133] なお、 本明細書において、 「平行」 及び 「直交」 等の単語を使用したが、 〇 2020/174775 26 卩(:171?2019/045075

これらは厳密な 「平行」 及び 「直交」 のみを意味するものではなく、 「平行 」 及び 「直交」 を含み、 さらにその機能を発揮し得る範囲にある、 「略平行 」 や 「略直交」 の状態であってもよい。

符号の説明

[0134] 1、 1 八、 1 巳 エレベーター、 1 1 建屋側ドア、 1 2 建屋側ド アハンガー、 20 かご室、 2〇 3 開口咅1 2 1 かご側ドア、

22 側ドアハンガー 223···開口部、 23· セーフテイーシユー、

25 ドアレール、 30、 30八、 30巳 センサ、 30八···センサ、

3 1 , 3 1 支持ブラケッ ト、 35 計測部、 36 領域選択部、

37, 4 1 物体推定部、 38 挙動推定部、 42 面積推定部、

43 占有率演算部、 50 エレべ一夕ーシステムコントローラ、 5 1 八、 5 1 巳 エレべ一夕ーコントローラ、 52、 62、 72、 82 セン サコントローラ、 9 1 個人認証部、 92 データべース、 1 00 巻上機、 1 1 〇 昇降路、 1 20 乗りかご、 1 30 ロープ、 1 4 〇 釣合錘、 1 60 機械室、 200 建築構造物、 201、 201 八、 201 巳 乗降場、 202 出入り口、 300、 300八、 300 巳 エレべ—ターシステム、 300八 エレべーターシステム、 400 、 400巳 乗客、 1_ 1、 !_ 2、 !_八、 !_巳 検知範囲