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Title:
SHAPE FORMING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/157542
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a shape forming device which is made compact with a simple structure by not attaching a hydraulic actuator, or the like, for forming/breaking up a stacked body, to an inner frame or a roll stand in order to make it possible to draw out a stacked body of a roll chock/yoke in a direction intersecting the advancing direction of a product from a forming roll stand perpendicularly and to replace the stacked body, thereby allowing a roll to be replaced easily.  An inner frame is arranged in a forming roll stand so as to be able to elevate/lower freely in order to accomplish the replacing.  A machine mechanism is arranged between the opposing surface of each roll chock/yoke and the inner frame.  After breaking connection with a screw down device, each roll chock/yoke is guided utilizing the lowering operation of the inner frame to form a stacked body sequentially so that the stacked body can be drawn out from the roll stand.  The stacked body is broken up utilizing the elevating operation of the frame, and each roll chock/yoke is guided to a required position in the stand and connected with the screw down device.

Inventors:
SATO TAKESHI (JP)
NINOMIYA MANABU (JP)
WATANABE TAKESHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/061722
Publication Date:
December 30, 2009
Filing Date:
June 26, 2009
Export Citation:
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Assignee:
NAKATA MFG CO LTD (JP)
SATO TAKESHI (JP)
NINOMIYA MANABU (JP)
WATANABE TAKESHI (JP)
International Classes:
B21B31/10; B21B31/08; B21D5/12
Foreign References:
JPS5732829A1982-02-22
JP3145480B22001-03-12
Attorney, Agent or Firm:
YANAGIDATE TAKAHIKO (JP)
Takahiko Yanagidate (JP)
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Claims:
少なくとも両サイドのロールチョック・ヨークと、その圧下装置とを備えた成形ロールスタンドと、製品進行方向に直交する水平方向に成形ロールスタンドよりロールチョック・ヨークの段積み体を挿入出可能にする交換用レールとを備えた成形装置において、成形ロールスタンド内に昇降可能に保持するインナーフレームを有し、インナーフレームはサイドロールヨークとの所要の対向面に、インナーフレームの昇降に際してサイドロールヨークを当該スタンド内の所要位置への案内と段積み体の形成・解除を可能にする機械機構を備えた成形装置。
インナーフレームは、さらにサイドロールヨークとの所要の対向面に、当該ヨークと圧下装置との接続又は離脱あるいはその位置調整の際に当該ヨークを位置決め又は解放可能にする機械機構を備えた請求項1に記載の成形装置。
上下ロール及び両サイドロールのロールチョック・ヨークと、その圧下装置とを備えた成形ロールスタンドと、製品進行方向に直交する水平方向に成形ロールスタンドよりロールチョック・ヨークの段積み体を挿入出可能にする交換用レールとを備えた成形装置において、成形ロールスタンド内に昇降可能に保持するインナーフレームを有し、インナーフレームは各ロールチョック・ヨークとの所要の対向面に、インナーフレームの昇降に際して各ロールチョック・ヨークを当該スタンド内の所要位置への案内と段積み体の形成・解除を可能にする機械機構を備えた成形装置。
インナーフレームは、さらに各ロールチョック・ヨークとの所要の対向面に、当該ヨークと圧下装置との接続又は離脱あるいはその位置調整の際に当該ヨークを位置決め又は解放可能にする機械機構を備えた請求項3に記載の成形装置。
 
Description:
成形装置

 この発明は、例えば4方の成形ロールスタ ンドで各ロールを軸支するロールチョック・ ヨークを順に載置した段積み体のみを、製品 進行方向に直交する水平方向に引き出しこれ を交換する構成の成形装置の改良に関し、成 形ロールスタンド内に昇降可能にインナーフ レームを配置し、各ロールチョック・ヨーク とインナーフレーム対向面に機械機構を配置 して、インナーフレームの昇降用以外に段積 みの形成・解除や位置決めするための油圧シ リンダなどのアクチュエータを要しない簡単 な構成と交換操作方法からなる成形装置に関 する。

 帯状鋼板より管を成形する電縫鋼管ミル 帯状材料より種々断面形状を成形するユニ ーサル圧延機などでは、製品品種や寸法に じて各成形ロールスタンドの成形ロールを 換する頻度が高く、従来よりロール交換を 単に短時間で行うため、種々の交換装置や 法が提案されてきた。

 ケージフォーミングでのインナーロール ニットのみを交換する場合は、ロールスタ ドの上方より当該インナーロールユニット 上昇させて、その後製品進行方向に直交す 材料幅方向に引き出して別途用意したイン ーロールユニットと交換を行い、交換した ニットを先とは逆工程でロールスタンドに している(特許文献1)。管溶接ロールスタン の上ロールユニットを交換する場合も同様 行うことが可能である(特許文献2)。

 電縫鋼管ミルや圧延機などの4方ロールス タンドの場合、4方ロールを装着したインナ スタンドをロールスタンドのポスト内に昇 可能にして配置する構成として、別途用意 る4方ロールを装着したインナースタンドと ンナースタンドごと交換する方法が実用化 れている(特許文献3)。しかし、インナース ンドには通常のロールスタンドと同様の圧 装置としてのジャッキ等の必要機器をほぼ てを装着しておく必要が有り、多くの機器 保有と複数のインナースタンドの保管場所 どに多大の投資を強いられる。

 そこで、成形ロールスタンドにおいて、 ロールを軸支する上ロールチョック、左右 サイドロールを軸支する左右のサイドロー ヨークおよび下ロールを軸支する下ロール ョックを順に相互嵌入により段積みあるい ピン接合して段積み組立てしてロールチョ ク段積み体となし、これを製品進行方向に 交する水平方向に引き出して別途用意した ールチョック段積み体と交換する構成が提 されている(特許文献4、特許文献5)。

特開昭58-168441号公報

特許第3938918号公報

特公昭58-55846号公報

特許第3145480号公報

特許第3779839号公報

 従来、4方の成形ロールを装着したインナ ースタンドを、製品進行方向上に固定するア ウタースタンドに対して、垂直方向又は水平 方向から挿入装着、脱離搬出する構成の成形 装置は、いずれの構成も複数のインナースタ ンドを準備しこれを保管するという、機器コ ストと保管場所の確保が必要である。さらに インナースタンドの脱着のための昇降、引出 し装置、かかる着脱を可能にする位置センサ ーやスタンドのロック装置などをインナーと アウターのスタンド双方で不可欠であり、装 置の構成が複雑であるとともにインナースタ ンドの着脱操作も煩雑である。

 ロールを軸支するロールチョック・ヨー を圧下装置との接続を解除して段積みする 成のロールチョック段積み体を、ロールス ンドより加工材幅方向に引き出すことがで る構成は、成形ロールスタンドに必須の圧 装置等の必要機器を前記のインナースタン のように複数用意する必要はないが、ロー チョック・ヨークを段積みして搬出するロ ルチョック段積み体を形成したり、逆にロ ルスタンドにロールチョック・ヨークを戻 て位置決めロックするための油圧昇降装置 アクチュエータをロールスタンドに設ける 要があり、やはりかかる脱着装置の構成の ならず脱着操作も煩雑である。

 この発明は、電縫鋼管ミルやユニバーサ 圧延機などにおいて、ロールを軸支するロ ルチョック・ヨークのみを段積みする構成 段積み体を成形ロールスタンドより製品進 方向に直交するに引き出して交換が可能な 成を採用した際に、ロールチョック段積み を形成・解除するための油圧アクチュエー などをインナーフレームやロールスタンド 装着することなく、できるだけ簡単な構成 して小型化を図り、ロール交換が容易に実 できる成形装置の提供を目的としている。

 発明者らは、各ロールチョック・ヨーク 順次段積みした段積み体を、成形ロールス ンドの製品進行方向に直交する水平方向に 入出可能にした成形装置において、できる け簡単な構成を採用してロールチョック・ ークの昇降や固定のための各種アクチュエ タを省略することを目的に種々検討し、イ ナーフレームを成形ロールスタンド内に昇 可能に装備し、そのインナーフレームの昇 動作をロールチョック・ヨークの段積み形 とその解除に利用することに着目した。

 発明者らは、さらにインナーフレームの 降動作を利用する機械機構について鋭意検 した結果、成形ロールスタンドにインナー レームとこれを昇降可能に保持する構造を 用し、各ロールチョック・ヨークとインナ フレームとの所要対向面に予め機械機構を 置しておき、例えば圧下装置との接続を解 後、インナーフレームの下降動作を利用し 各ロールチョック・ヨークを案内して順次 積み体を形成してロールスタンドより引き し可能にし、逆にインナーフレームの上昇 作を利用してロールチョック・ヨークの段 みを解除して、各ロールチョック・ヨーク スタンド内の所要位置へ案内し、次いで圧 装置との接続を行うことで配置固定を簡単 実施でき、段積み形成や解除に際して各ロ ルチョック・ヨークの昇降や固定のための クチュエータを省略できることを知見し、 の発明を完成した。

  すなわち、この発明は、少なくとも両 イドのロールチョック・ヨークと、その圧 装置とを備えた成形ロールスタンドと、製 進行方向に直交する水平方向に成形ロール タンドよりロールチョック・ヨークの段積 体を挿入出可能にする交換用レールとを備 た成形装置において、成形ロールスタンド に昇降可能に保持するインナーフレームを し、インナーフレームはサイドロールヨー との所要の対向面に、インナーフレームの 降に際してサイドロールヨークを当該スタ ド内の所要位置への案内と段積み体の形成 解除を可能にする機械機構、あるいはさら 、当該ヨークと圧下装置との接続又は離脱 るいはその位置調整の際に当該ヨークを位 決め又は解放可能にする機械機構を備えた とを特徴とする成形装置である。

  また、この発明は、上下ロール及び両 イドロールのロールチョック・ヨークと、 の圧下装置とを備えた成形ロールスタンド 、製品進行方向に直交する水平方向に成形 ールスタンドよりロールチョック・ヨーク 段積み体を挿入出可能にする交換用レール を備えた成形装置において、成形ロールス ンド内に昇降可能に保持するインナーフレ ムを有し、インナーフレームは各ロールチ ック・ヨークとの所要の対向面に、インナ フレームの昇降に際して各ロールチョック ヨークを当該スタンド内の所要位置への案 と段積み体の形成・解除を可能にする機械 構、あるいはさらに当該ヨークと圧下装置 の接続又は離脱あるいはその位置調整の際 当該ヨークを位置決め又は解放可能にする 械機構を備えたことを特徴とする成形装置 ある。

 この発明は、成形ロールスタンド内に昇 可能にインナーフレームを立設配置し、各 ールチョック・ヨークとインナーフレーム 向面に簡単な構成の機械機構を配置して、 ンナーフレームの昇降動作でロールチョッ ・ヨークの段積み体の形成又は解除を行い さらにサイドロールの位置決めもインナー レームと係合する機械機構を利用する構成 採用することで、インナーフレームの昇降 アクチュエータ以外に、従来は必須であっ 段積み体の形成や解除、ロールチョック・ ークの位置決め等に用いる油圧シリンダな のアクチュエータを設ける必要がなく、ロ ル交換に際しての前記アクチュエータの制 機構や操作機構も不要となるなど、極めて 単な構成の成形装置並びにロール交換操作 法が簡単な成形装置が得られる。

 この発明は、成形スタンドは例えばアウ ーフレームとインナーフレームとで構成し アウターフレームとインナーフレームは板 や枠体などで形成でき、ロールチョック・ ークと係合する機械機構には例えば直線移 で溝に係合するなどの簡単な構造が採用で 、成形ロールスタンド全体の簡素化と小型 が達成できる。例えば、サイドロールヨー とインナーフレームとの所要の対向面に製 ライン方向並びにこれに直交する垂直と水 方向に拘束可能な上述の機械機構を備える とで、サイドロールの荷重をインナーフレ ムにのみ負担させることが可能となり、上 ロールチョックの荷重はアウターフレーム 負荷させるなどの構造上合理的な設計が可 となる。

成形スタンドより段積み体を搬出した フライン状態の成形装置の一例を示す斜視 明図である。 図1の左右方向で90°異なる方向からみ 成形装置の斜視説明図である。 図1において段積み体とインナーフレー ムとの位置関係を示す斜視説明図である。 最下降している一対のインナーフレー 間に段積み体が挿入された際、製品進行方 の手前側インナーフレームと段積み体との 向面に設けられた機械機構のみを示した斜 説明図である。 段積み体を成形スタンド内に挿入した 態の成形装置の一例を示す斜視説明図であ 。 段積み体を成形スタンド内に挿入後、 ンナーフレームが上昇して段積みを解除し 状態の成形装置の一例を示す斜視説明図で る。 上ジャッキのジャッキ軸先端に設けた ね作動のクランパーの動作を示す説明図で り、中心線から右側がクランプ時、同左側 アンクランプ時を示す。 上ロールチョックのロール軸と接続す ジョイント部に設けたばね作動のクランパ の動作を示す説明図であり、図の右側が製 進行方向の入り側から見た正面図、同左側 側面図である。

 この発明において、成形ロールスタンド 、3方ロール、4方ロールなどの各成形ロー とそれらを軸支するロールチョック・ヨー と、前記各ロールチョック・ヨークと接続 て被加工材への圧下を行う圧下装置とを備 ることが可能であれば、実施例で示す板状 インナーフレームとこれを内蔵支持する矩 枠のアウターフレームとで形成した構成の か、公知のいずれの構成も採用できる。

 ロールチョック・ヨークの段積み体の構 は、例えば上下及び両サイドの各ロールチ ックの形状、寸法、重量に応じて、載置方 が面同士の当接接触、ピンと穴あるいは棒 溝の嵌合、面接触と機械機構との組合せな の構成が適宜選定される。また、各ロール ョック・ヨークと圧下装置との接続は、公 のいずれの構成も採用できる。

 アウターフレームは、実施例で用いた一 の矩形枠の他、門型や面板型など、公知の ずれの構成も採用できる。

 インナーフレームは、実施例で用いた十 型板材のほか、矩形板または八角形の面板 さらにそれら面板の所要箇所に軽量用の切 欠や盗み孔を設けるなど、特に形状は限定 れるものでない。しかし、実施例では、係 機構によってはサイドロールヨークの荷重 全て受けるように構成した場合は、荷重に える形状や寸法を適宜選択すると良い。イ ナーフレームの昇降機構には、実施例に示 ジャッキなど、公知のいずれの機構も採用 きる。

 ロールチョック・ヨークとインナーフレ ムとの対向面に設ける機械機構は、段積み が一対のインナーフレーム間に挿入した際 びに該フレームが上昇する際に、該フレー とサイドロールヨークあるいはさらに上下 ロールチョックとが係合又は当接して当該 タンド内の所要位置へ位置決めしたり案内 、各ロールチョックの段積みを解除可能に 、インナーフレームが上昇固定位置から下 する際に該フレームとサイドロールヨーク るいはさらに上下のロールチョックとの当 や係合が解除されたり、当該スタンド内の 要位置からの位置決めが解除されて、上ロ ルチョックがサイドロールヨークの上に載 され、サイドロールヨークがロールチョッ に載置されて段積み体の形成が可能となる 械機構であれば、実施例に示す溝嵌合のほ いずれの構成も採用できる。

 サイドロール軸と圧下装置との接続又は 続解除時やその位置調整の際にサイドロー ヨークをインナーフレームに位置決め又は 放可能にする機械機構は、実施例に示すご く、上述の段積み体の形成・解除のための 械機構と共用できる構成の他、別途独立し 機構を用いることができる。

 インナーフレームの昇降動作を利用して ールチョック・ヨークの段積み体を形成し 後、交換用レール上を走行させて搬入出し これを交換する構成は、公知のいずれの構 も採用できる。

 実施例1
 図1、2は、成形装置の一例を示す斜視説明 であり、成形ロールスタンド1よりロールチ ック・ヨークの段積み体60を図の左右方向 左側へ搬出したオフライン状態を示す。図3 、図1において段積み体60とインナーフレー 5,5との位置関係を示す図面であり、図示の とく、図の奥行き方向を製品進行方向と呼 、手前が入り側で奥を出側と呼び、図の左 方向の右側を駆動側と呼び、同左右方向の 側を操作側と呼ぶ。

 段積み体60は、下ロールチョック20の上に サイドロールヨーク30,40が載置され、さらに の上に上ロールチョック10が載置されて形 される。

 成形ロールスタンド1は、ここでは一対の 矩形枠3,3からなるアウターフレーム4とその 部に配置される一対のインナーフレーム5,5 で構成される。アウターフレーム4は、基台2 上に一対の矩形枠3,3を製品進行方向を挟んで 所定間隔で並列させ、矩形枠3,3の各長辺方向 を上下方向に各短辺方向を製品進行方向に立 設した構成からなる。なお、一対の矩形枠3,3 は、図示しないがその上下端部等で相互に接 続するための水平枠が適宜設けられる。

 インナーフレーム5,5は、製品進行方向に 定間隔で対向する一対の面板から形成され 詳述すると、製品進行方向に直交する垂直 、すなわち一対の矩形枠3,3の同じ垂直面内 ある各長辺内面部をレールとして各1枚の面 板を昇降可能に装着して形成してある。

 インナーフレーム5,5を構成する面板は、 十字型板の中央部に被加工材が通過する円 を設け、円孔の両側に位置する垂直部には 下ロールチョック10,20を上下方向に案内す 棒状の垂直ガイド51,52が設けられ、またその 反対面は矩形枠3,3の各長辺内面部と当接し、 さらに該垂直部端には矩形枠3,3の各長辺側面 部に設けたレール部材9に嵌合する係合部57を 設けてある。一方、円孔の水平方向には水平 部が形成され、この水平部にはサイドロール ヨーク30,40と係合するための水平方向の一対 短棒状の水平ガイド53,54がそれぞれ設けら ている。

 アウターフレーム4内の基台2上には垂直 向のジャッキ6,6が設けられて各インナーフ ーム5,5の下端メンバーと当接しており、イ ナーフレーム5,5を昇降可能に保持している

 アウターフレーム4の上下に位置する矩形 枠3,3の短辺方向の枠部には垂直方向の上下ジ ャッキ7,8が設けられ、それぞれ上ロールチョ ック10と下ロールチョック20と接続して上下 ロール11,21に被成形材への圧下力を付与でき る。

 インナーフレーム5,5の水平部の駆動側に 、右サイドロールヨーク30に接続する水平 向のジャッキ32とその駆動源Mが設けられる 同駆動側のジャッキ32は箱状で一対のインナ ーフレーム5,5間に係止配置されるため、イン ナーフレーム5,5とともに昇降する。

 操作側のサイドロールヨーク40には、こ に接続する水平方向のジャッキ42が設けられ るが、操作側の矩形枠3の外側に昇降用フレ ム45を配置し、前記ジャッキ42はこれに昇降 能に係合して該フレーム45より垂下する昇 ロッドに支持されている。すなわち、操作 の水平方向のジャッキ42が上昇することで、 同操作側の一対のインナーフレーム5,5間が開 放されることになり、段積み体60が挿入出可 になっている。

 一対のインナーフレーム5,5の面板間の下 で下ジャッキ8近傍には、製品進行方向に直 交して操作側に延びる交換用レール61が配置 てある。

 ロールチョック・ヨークの段積み体60は ここでは、一対のサイドロールヨーク30,40に は各上面と下面にそれぞれ所定間隔で4本の ン33,43が突設配置され、上ロールチョック10 下面と下ロールチョック20の上面の所要位 に嵌合穴を設けてあり、段積みに際して前 ピン33,43と嵌合穴とを嵌め合うことで段積み が完了する。また、下ロールチョック20の下 には、該段積み体60として上記交換用レー 61上を走行するための車輪が設けられている 。

 図示しないが、交換用レール61に沿ってL 係合具がチェーン駆動で走行するようにコ ベアが配置されて、L型係合具が下ロールチ ョック20の下部端の駆動側に設けた孔部に係 して該段積み体60をレール方向に移動させ ことができる。また図示しないが、交換用 ール61の操作側端には、別途用意する該段積 み体60との入換えを行うため、同レールの直 方向(製品進行方向)に移動可能にしたテー ル部が配置される。

 段積み体60のインナーフレーム5,5との対 面にいて説明すると、下ロールチョック20と 上ロールチョック10にはインナーフレーム5,5 垂直部に設けた垂直ガイド51,52と当接する イド面24,14が設けられ、さらに操作側のガイ ド面24,14の外側には垂直スライダーブロック1 5,25が突設されている。

 サイドロールヨーク30,40には、インナー レーム5,5の水平部に設けた一対の短棒状の 平ガイド53,54と当接する断面逆L字型で所要 平長さのガイド部材34,44がそれぞれ設けられ ている。サイドロールヨーク30,40のガイド部 34,44の下側には、一対の係止ブロック35,45が それぞれ突設されており、ガイド部材34,44と 止ブロック35,45とでインナーフレーム5,5の 平部に設けた水平ガイド53,54が嵌り込み可能 な断面コ字型凹部が形成されている。

 図3、4、5、6に基づいて、インナーフレー ム5,5の昇降時における段積み体60との係合状 を説明する。まず図3は、最下降している一 対のインナーフレーム5,5間より段積み体60が 出された状態を製品進行方向の入側より見 ものである。ここで、図5に示すごとく、最 下降している一対のインナーフレーム5,5間に 段積み体60が挿入された際、製品進行方向の 前側インナーフレーム5と段積み体60との対 面に設けられた機械機構のみを示したもの 図4である。図4で示す機械機構のパーツは 平面に斜線を施したものがインナーフレー 5側に設けられ、白抜きのものが段積み体60 に設けられるものである。

 図5に示す段積み体60が挿入された状態で 機械機構は、下ロールチョック20と上ロー チョック10のガイド面24,14は、インナーフレ ム5の垂直部に設けた垂直ガイド51,52と対向 ており、さらにインナーフレーム5,5の操作 に設ける垂直ガイド51,52の外側には上下ロ ルチョック10,20の垂直スライダーブロック14, 24が並列する。ここで、図3にも図示するごと く、インナーフレーム5,5の操作側に設ける垂 直ガイド51,52には短棒部材55,56が並列配置さ てその間にガイド溝が形成されている。

 サイドロールヨーク30,40のガイド部材34,44 並びに係止ブロック35,45は、インナーフレー 5,5の水平部に設けた水平ガイド53,54より上 に位置している。

 図6はインナーフレーム5,5が上昇して段積 みを解除した状態を示すが、上下ロールチョ ック10,20のガイド面24,14はインナーフレーム5, 5の垂直ガイド51,52と当接し、インナーフレー ム5,5が上昇する際に、垂直スライダーブロッ ク15,25が前記ガイド溝に嵌め込まれて垂直方 に摺動可能にすることで、上下ロールチョ ク10,20は製品進行方向に直交する水平方向 は拘束される。

 一方、インナーフレーム5,5に設ける水平 イド53,54はそれぞれ一対の短棒部材からな が、インナーフレーム5,5が上昇してガイド 材34,44に当接する際に前記係止ブロック35,45 衝突しないように、前記係止ブロック35,45 通過できるように間隔をおいて配置されて る。インナーフレーム5,5が上昇すると、水 ガイド53,54はサイドロールヨーク30,40のガイ 部材34,44と係止ブロック35,45との断面コ字型 凹部に嵌められ、上ロールチョック10を載置 ているサイドロールヨーク30,40を所要位置 で上昇させることができる。

 上述する機械機構により、インナーフレ ム5,5が上昇することで、段積み体60は解消 れるが、下ロールチョック20はそのままの位 置で、これよりサイドロールヨーク30,40が上 ールチョック10を載置したまま離れて所定 置まで上昇し、下ロールチョック20と上ロー ルチョック10は製品進行に直交する水平方向 は拘束される。

 図5に示すごとく、段積み体60が挿入され 状態で上ロールチョック10と上ジャッキ7と 、該チョック10の上面に設けたT型部材16が ャッキ7の軸先端部の嵌合溝内に嵌め込まれ 製品進行方向に拘束されている。

 また、インナーフレーム5,5と上ジャッキ7 との間に図7に示すレバー機構を配設してあ ため、インナーフレーム5,5の上昇により、 ロールチョック10は上ジャッキの軸先端部に 設けたばね作動のクランパー70に係合する。 ロールチョック20も下ジャッキの伸延によ て係合して所要位置に上昇移動する。従っ 、上下ロールチョック10,20の荷重はアウター フレーム4の矩形枠3,3によって支持されるこ になる。

 一方、駆動側のサイドロールヨーク30に 、インナーフレーム5,5の上昇前にジャッキ32 の伸延によってジャッキ軸先端が近接し、サ イドロールヨーク40には、ジャッキ42が下降 かつ伸延によってジャッキ軸先端が近接す 。インナーフレーム5,5の上昇に伴い、各ジ ッキ軸先端のピンが各ヨーク30,40端のU型係 具に嵌め込まれて、該上昇後に各ジャッキ32 ,42の伸延によっていずれも中心側へ移動する ことにより、係止ブロック35,45も水平ガイド5 3,54の隙間部から離れるために上下方向にロ クされ、水平方向はジャッキ32,42でロックさ れ、製品進行方向は一対のインナーフレーム 5,5間でロックされることになり、その荷重は 全てインナーフレーム5,5が受けることになる 。

 図6において、上記ジャッキ32を挟む上下 置には、上ロール軸12と下ロール軸22と図6 は図示しない駆動源からの駆動軸80とを接続 するためのジョイント部81が臨んでいる。図8 に示すごとく、ジョイント部81はインナーフ ーム5,5の下降時にインナーフレーム5,5に設 られるばね作動のクランパー82に保持され 、ロール軸との離脱を可能にし、インナー レーム5,5の上昇時には傾斜面とレバーの倣 機構にてばね作動のクランパー82から開放さ れる。

 以上の操作で4方の成形ロールチョック・ ヨークが当該スタンド内の所定の位置に固定 されて、圧下装置を作動させて4方ロール内 通過する被加工材に所要の成形を実施する とが可能となる。また、ロール交換のため 段積み体を形成して成形ロールスタンドよ 搬出するには、上述の操作を逆に行うこと なる。

 すなわち、サイドロールヨーク30,40は、 ジャッキ32,42を短縮移動させて該スタンドの 中心より外側の段積み用位置に戻される。次 にインナーフレーム5,5が下降することで、上 ロールチョック10の上面に設けたT型部材16の ランパー70が解除され、インナーフレーム5, 5に支持されるサイドロールヨーク30,40上に上 ロールチョック10が載置される。また、下ジ ッキ8が下降して下ロールチョック20が交換 レール61上に待機する。さらにインナーフ ーム5,5が下降することで、サイドロールヨ ク30,40が下ロールチョック20上に載置されて 積み体60が形成される。インナーフレーム5, 5が最下降することで、上下ロールチョック10 ,20とインナーフレーム5,5との係合が解除され 、段積み体60が交換用レール61方向に引き出 可能となる。

 この発明による成形装置は、実施例で明 かなように、インナーフレームの昇降動作 ロールチョック・ヨークの段積み体の形成 解除が可能であり、同様にサイドロールの 置決めもジャッキとの接続・位置調整でイ ナーフレームと係合して固定できる構成で り、インナーフレームの昇降用アクチュエ タ以外に、段積み体の形成や解除、ロール ョック・ヨークの位置決め等に用いる油圧 リンダなどのアクチュエータを設ける必要 ないため、極めて簡単な構成の装置となる また、ロール交換に際しては、インナーフ ームの昇降のみの操作であり、従来のアク ュエータの制御機構や操作なども不要なた 、極めて簡単なロール交換操作で操業する とが可能となる。