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Title:
SLIDE DOOR DEVICE AND ELEVATOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/130762
Kind Code:
A1
Abstract:
A slide door device in which a first light emitter and first imaging means are arranged on one side of a doorway and a second light emitter and second imaging means are arranged on the other side. The first light emitter has a first light emission surface, and the second light emitter has a second light emission surface facing the first light emission surface. A control device controls the first and second light emitters and the first and second imaging means to detect an obstacle in the vicinity of the doorway, and the control device also controls opening and closing of a door depending on whether or not an obstacle is present. Further, the control device causes the first and second light emitters to emit light at timings offset from each other.

Inventors:
SHIKAI MASAHIRO (JP)
MASUDA TOSHIO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/057749
Publication Date:
October 29, 2009
Filing Date:
April 22, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI ELECTRIC CORP (JP)
SHIKAI MASAHIRO (JP)
MASUDA TOSHIO (JP)
International Classes:
B66B13/26
Foreign References:
JP2004338846A2004-12-02
JPH0769571A1995-03-14
JPH11311061A1999-11-09
JP2006512260A2006-04-13
JP2004338846A2004-12-02
Other References:
See also references of EP 2266911A4
Attorney, Agent or Firm:
SOGA, Michiharu et al. (JP)
Michiharu Soga (JP)
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Claims:
 水平に移動されることにより出入口を開閉するドア、
 上記出入口の一側に設けられ、第1の発光面を有する第1の発光器、
 上記出入口の他側に設けられ、上記第1の発光面に対向する第2の発光面を有する第2の発光器、
 上記出入口の一側に設けられている第1の撮像手段、
 上記出入口の他側に設けられている第2の撮像手段、及び
 上記第1及び第2の発光器と上記第1及び第2の撮像手段とを制御して上記出入口付近の障害物を検出するとともに、障害物の有無に応じて上記ドアの開閉を制御する制御装置
 を備え、
 上記制御装置は、互いにタイミングをずらして上記第1及び第2の発光器を点灯させるスライドドア装置。
 上記制御装置は、上記第1の発光器を点灯させる際に、上記第2の発光器を消灯させつつ上記第2の撮像手段により上記第1の発光面を撮像させ、上記第2の発光器を点灯させる際に、上記第1の発光器を消灯させつつ上記第1の撮像手段により上記第2の発光面を撮像させる請求項1記載のスライドドア装置。
 上記制御装置は、上記第1の発光器を点灯させる際に、上記第2の発光器を消灯させつつ上記第1の撮像手段により撮像させ、上記第2の発光器を点灯させる際に、上記第1の発光器を消灯させつつ上記第2の撮像手段により撮像させる請求項1記載のスライドドア装置。
 水平に移動されることにより出入口を開閉するドア、
 上記出入口の一側に設けられ、第1の発光面を有する第1の発光器、
 上記出入口の他側に設けられ、上記第1の発光面に対向する第2の発光面を有する第2の発光器、
 上記出入口の一側に設けられ、上記第2の発光面を撮像する第1の撮像手段、
 上記出入口の他側に設けられ、上記第1の発光面を撮像する第2の撮像手段、及び
 上記第1及び第2の発光器と上記第1及び第2の撮像手段とを制御して上記出入口付近の障害物を検出するとともに、障害物の有無に応じて上記ドアの開閉を制御する制御装置
 を備え、
 上記第1及び第2の発光器は、互いに異なる波長の光を発光し、
 上記第1及び第2の撮像手段は、対応する波長の光を撮像するスライドドア装置。
 上記第1及び第2の発光面は、上下方向に長尺かつ連続して上記第1及び第2の発光器に設けられている請求項1又は請求項4に記載のスライドドア装置。
 上記第1及び第2の発光器から出射される光は可視光である請求項1又は請求項4に記載のスライドドア装置。
 上記制御装置は、戸開開始前に障害物の検出動作を開始する請求項6記載のスライドドア装置。
 上記制御装置は、戸閉開始前に障害物の検出動作を開始する請求項6記載のスライドドア装置。
 昇降路内を昇降されるかご、
 水平に移動されることにより、上記かごと乗場との間に設けられた出入口を開閉するエレベータドア、
 上記出入口の一側に設けられ、第1の発光面を有する第1の発光器、
 上記出入口の他側に設けられ、上記第1の発光面に対向する第2の発光面を有する第2の発光器、
 上記出入口の一側に設けられている第1の撮像手段、
 上記出入口の他側に設けられている第2の撮像手段、及び
 上記第1及び第2の発光器と上記第1及び第2の撮像手段とを制御して上記出入口付近の障害物を検出するとともに、障害物の有無に応じて上記エレベータドアの開閉を制御する制御装置
 を備え、
 上記制御装置は、互いにタイミングをずらして上記第1及び第2の発光器を点灯させるエレベータ。
 昇降路内を昇降されるかご、
 水平に移動されることにより、上記かごと乗場との間に設けられた出入口を開閉するエレベータドア、
 上記出入口の一側に設けられ、第1の発光面を有する第1の発光器、
 上記出入口の他側に設けられ、上記第1の発光面に対向する第2の発光面を有する第2の発光器、
 上記出入口の一側に設けられている第1の撮像手段、
 上記出入口の他側に設けられている第2の撮像手段、及び
 上記第1及び第2の発光器と上記第1及び第2の撮像手段とを制御して上記出入口付近の障害物を検出するとともに、障害物の有無に応じて上記エレベータドアの開閉を制御する制御装置
 を備え、
 上記第1及び第2の発光器は、互いに異なる波長の光を発光し、
 上記第1及び第2の撮像手段は、対応する波長の光を撮像するエレベータ。
Description:
スライドドア装置及びエレベー

 この発明は、ドアを自動で水平に移動さ るスライドドア装置、及びそれを用いたエ ベータに関するものである。

 従来のスライドドア装置では、出入口の 右の縦枠に、長尺かつ連続な発光面を有す 一対の発光器と、対向する発光器の発光面 撮像する一対のカメラとが設けられており これにより出入口の全体が監視領域として バーされている(例えば、特許文献1参照)。

特開2004-338846号公報

 上記のような従来のスライドドア装置で 、両方の発光器が同時に発光されるため、 害物で反射された光がカメラに入射し、対 する発光器からの光が障害物により遮断さ たことを検出しにくくなり、検出精度が低 する恐れがある。

 この発明は、上記のような課題を解決す ためになされたものであり、広い監視領域 カバーしつつ、障害物をより確実に検出す ことができるスライドドア装置、及びそれ 用いたエレベータを得ることを目的とする

 この発明によるスライドドア装置は、水平 移動されることにより出入口を開閉するド 、出入口の一側に設けられ、第1の発光面を 有する第1の発光器、出入口の他側に設けら 、第1の発光面に対向する第2の発光面を有す る第2の発光器、出入口の一側に設けられて る第1の撮像手段、出入口の他側に設けられ いる第2の撮像手段、及び第1及び第2の発光 と第1及び第2の撮像手段とを制御して出入 付近の障害物を検出するとともに、障害物 有無に応じてドアの開閉を制御する制御装 を備え、制御装置は、互いにタイミングを らして第1及び第2の発光器を点灯させる。
 また、この発明によるスライドドア装置は 水平に移動されることにより出入口を開閉 るドア、出入口の一側に設けられ、第1の発 光面を有する第1の発光器、出入口の他側に けられ、第1の発光面に対向する第2の発光面 を有する第2の発光器、出入口の一側に設け れ、第2の発光面を撮像する第1の撮像手段、 出入口の他側に設けられ、第1の発光面を撮 する第2の撮像手段、及び第1及び第2の発光 と第1及び第2の撮像手段とを制御して出入口 付近の障害物を検出するとともに、障害物の 有無に応じてドアの開閉を制御する制御装置 を備え、第1及び第2の発光器は、互いに異な 波長の光を発光し、第1及び第2の撮像手段 、対応する波長の光を撮像する。
 また、この発明によるエレベータは、昇降 内を昇降されるかご、水平に移動されるこ により、かごと乗場との間に設けられた出 口を開閉するエレベータドア、出入口の一 に設けられ、第1の発光面を有する第1の発 器、出入口の他側に設けられ、第1の発光面 対向する第2の発光面を有する第2の発光器 出入口の一側に設けられている第1の撮像手 、出入口の他側に設けられている第2の撮像 手段、及び第1及び第2の発光器と第1及び第2 撮像手段とを制御して出入口付近の障害物 検出するとともに、障害物の有無に応じて レベータドアの開閉を制御する制御装置を え、制御装置は、互いにタイミングをずら て第1及び第2の発光器を点灯させる。
 また、この発明によるエレベータは、昇降 内を昇降されるかご、水平に移動されるこ により、かごと乗場との間に設けられた出 口を開閉するエレベータドア、出入口の一 に設けられ、第1の発光面を有する第1の発 器、出入口の他側に設けられ、第1の発光面 対向する第2の発光面を有する第2の発光器 出入口の一側に設けられている第1の撮像手 、出入口の他側に設けられている第2の撮像 手段、及び第1及び第2の発光器と第1及び第2 撮像手段とを制御して出入口付近の障害物 検出するとともに、障害物の有無に応じて レベータドアの開閉を制御する制御装置を え、第1及び第2の発光器は、互いに異なる波 長の光を発光し、第1及び第2の撮像手段は、 応する波長の光を撮像する。

この発明の実施の形態1によるエレベー タのかごドア装置をかご内から見た正面図で ある。 図1のかごドア装置の制御回路を示す概 略のブロック図である。 図2の主制御部による第1及び第2の発光 の点灯タイミングと第1及び第2のカメラの 像タイミングとを示す説明図である。 監視領域内に障害物が存在しないとき 図2の画像処理判定部で得られる差分画像を 示す説明図である。 監視領域内に障害物が存在するときに 2の画像処理判定部で得られる差分画像の第 1の例を示す説明図である。 監視領域内に障害物が存在するときに 2の画像処理判定部で得られる差分画像の第 2の例を示す説明図である。 図2の主制御部の戸開時の動作を示すフ ローチャートである。 図2の主制御部の戸閉時の動作を示すフ ローチャートである。 この発明の実施の形態2による第1及び 2の発光器の点灯タイミングと第1及び第2の メラの撮像タイミングとを示す説明図であ 。 この発明の実施の形態3によるエレベ タの乗場ドア装置を乗場から見た正面図で る。 この発明の実施の形態4によるエレベ タのかごドア装置を乗場側から見た背面図 ある。 図11のエレベータのかごドア装置及び 場ドア装置を示す平面図である。

 以下、この発明の好適な実施の形態につい 図面を参照して説明する。
 実施の形態1.
 図1はこの発明の実施の形態1によるエレベ タのかごドア装置(スライドドア装置)をかご 内から見た正面図である。図において、昇降 路内を昇降されるかご1には、かご出入口1aが 設けられている。かご出入口1aは、水平に移 されるエレベータドアとしての第1及び第2 かごドア2a,2bにより開閉される。かご出入口 1aの周囲には、かご出入口枠3が設けられてい る。

 かご出入口枠3は、かご出入口1aの左右に けられた第1及び第2の縦枠3a,3bと、第1及び 2の縦枠3a,3bの上端部間に設けられた上部水 枠3cと、かご出入口1aの床部に設けられた下 水平枠3dとを有している。

 第2の縦枠3bの前面には、かご操作パネル4 が設けられている。かご操作パネル4には、 示装置5、警報装置6、複数の階指定ボタン7 戸開ボタン8及び戸閉ボタン9が設けられてい る。上部水平枠3cの前面には、表示灯10が設 られている。

 第1の縦枠3aの第2の縦枠3bに対向する側面 は、第1の発光器11が設けられている。第1の 発光器11は、上下方向に長尺かつ連続な第1の 発光面11aを有している。第2の縦枠3bの第1の 枠3aに対向する側面には、第2の発光器12が設 けられている。第2の発光器12は、上下方向に 長尺かつ連続な第2の発光面12aを有している 第1及び第2の発光面11a,12aは、かご出入口1aの ほぼ全高に渡って設けられ、かご出入口1aを んで互いに対向している。

 第1の縦枠3aの第2の縦枠3bに対向する側面 上端部には、第2の発光面12aを撮像する第1 撮像手段としての第1のカメラ13が設けられ いる。第1のカメラ13は、第1の発光面11aの上 部に隣接して配置されている。第2の縦枠3b 第1の縦枠3aに対向する側面の下端部には、 1の発光面11aを撮像する第2の撮像手段とし の第2のカメラ14が設けられている。第2のカ ラ14は、第2の発光面12aの下端部に隣接して けられている。

 図2は図1のかごドア装置の制御回路を示 概略のブロック図である。図において、か ドア2a,2bの開閉動作は、開閉制御部15により 御される。開閉制御部15は、かご1上に搭載 れている。

 第1及び第2のカメラ13,14からの信号は、画 像処理判定部16に送られる。画像処理判定部1 6は、第1及び第2のかごドア2a,2bの開閉時に、 1及び第2のカメラ13,14からの信号に基づいて 、第1及び第2の発光器11,12からの光が障害物 より遮断されるかどうかを判定する。

 第1及び第2の発光器11,12、第1及び第2のカ ラ13,14、開閉制御部15及び画像処理判定部16 、主制御部17により制御される。主制御部17 は、かごドア2a,2bの開閉時に第1及び第2の発 器11,12から光を照射させ、かご出入口1a付近 障害物の有無を監視する。また、主制御部1 7は、障害物の有無に応じて、かごドア2a,2bの 開閉指令を開閉制御部15に送る。

 開閉制御部15、画像処理判定部16及び主制 御部17は、それぞれマイクロコンピュータに り構成されている。また、開閉制御部15、 像処理判定部16及び主制御部17のうちの少な とも2つを、共通のコンピュータにより構成 することも可能である。制御装置は、開閉制 御部15、画像処理判定部16及び主制御部17を有 している。

 次に、障害物の具体的な検出方法につい 説明する。図3は図2の主制御部17による第1 び第2の発光器11,12の点灯タイミングと第1及 第2のカメラ13,14の撮像タイミングとを示す 明図である。主制御部17は、ステップ1、2、 3の順に点灯及び撮像を実施する。また、障 物の監視を連続で行う場合には、ステップ1~ 3を所定の周期(例えば30msec)で繰り返し実施す る。

 まず、ステップ1では、第1の発光器11を点 灯させ、第2のカメラ14により第1の発光面11a 撮像し、取得したデータ、即ち第1の点灯時 像を画像処理判定部16へ送る。このとき、 2の発光器12は、消灯させておく。

 次に、ステップ2では、第2の発光器12を点 灯させ、第1のカメラ13により第2の発光面12a 撮像し、取得したデータ、即ち第2の点灯時 像を画像処理判定部16へ送る。このとき、 1の発光器11は、消灯させておく。

 この後、ステップ3では、第1及び第2の発 器11,12の両方を消灯させ、第1及び第2のカメ ラ13,14により第1及び第2の発光面11a,12aを撮像 、取得したデータ、即ち第1及び第2の消灯 画像を画像処理判定部16へ送る。

 画像処理判定部16は、第1の点灯時画像と 1の消灯時画像との差分画像を求めるととも に、第2の点灯時画像と第2の消灯時画像との 分画像を求める。このような差分処理を行 と、差分画像には第1及び第2の発光面11a,12a 像のみが残る。従って、カメラ13,14を頂点 して発光面11a,12aを底辺とする2つの三角形の 監視領域内に障害物が存在しない場合、差分 画像には、図4に示すような連続した1本の直 状の発光面像が残る。

 これに対して、監視領域内に障害物が存 する場合、発光器11,12からの光の一部が遮 されるため、差分画像には、図5又は図6に示 すような発光面像が残る。即ち、図5の差分 像では、発光面像が複数に分断され、不連 になっている。また、図6の差分画像では、 光面像の長さが通常時よりも短くなってい 。画像処理判定部16は、発光面像が不連続 なったこと、短くなったこと、又は発光面 が消失したことを検出すると、障害物が存 すると判定し、その旨の信号を主制御部17に 送る。

 次に、図7は図2の主制御部17の戸開時の動 作を示すフローチャートである。主制御部17 、かごドア2a,2bが実際に戸開動作を開始す 所定時間前(例えば数秒前)に上記のような障 害物の検出動作を開始し(ステップS1)、障害 の有無を判定する(ステップS2)。このとき、 害物が検出されなければ、通常戸開を開始 る(ステップS3)。

 これに対して、障害物が検出されると、 ご1内の乗客がかごドア2a,2bから離れるよう 、警報装置6により警告を発報させる(ステ プS4)。具体的には、予め記憶された音声、 えば「ドアが開きます。ドアから離れて下 い。」等のアナウンスを警報装置6から流す この後、再度障害物の有無を判定し(ステッ プS5)、障害物がなくなっていれば、通常戸開 を開始する(ステップS3)。

 通常戸開を開始すると、第1及び第2の発 器11,12を消灯し、障害物の検出動作を停止す る(ステップS6)。そして、全戸開するまで通 戸開動作を継続する(ステップS7)。

 一方、警告を発したにも拘わらず障害物 再度検出された場合は、例えば「ドアが開 ます。」等の警告を警報装置6により再度発 報させ(ステップS8)、通常よりも低速での戸 動作を開始する(ステップS9)。

 低速戸開を開始すると、第1及び第2の発 器11,12を消灯し、障害物の検出動作を停止す る(ステップS10)。そして、全戸開するまで低 戸開動作を継続する(ステップS11)。

 次に、図8は図2の主制御部17の戸閉時の動 作を示すフローチャートである。主制御部17 、かごドア2a,2bが実際に戸閉動作を開始す 所定時間前(例えば1秒前)に上記のような障 物の検出動作を開始し(ステップS12)、障害物 の有無を判定する(ステップS13)。そして、障 物が検出されなければ、戸閉を開始する(ス テップS14)。また、障害物が検出された場合 障害物が検出されなくなるまで待機し、障 物が検出されなくなってから戸閉を開始す 。

 戸閉動作中は、障害物の有無の判定を継 し(ステップS15)、障害物が検出されなけれ 戸閉動作を継続し(ステップS16)、かごドア2a, 2bが全戸閉位置に達したかどうかを確認する( ステップS17)。即ち、戸閉動作中は、全戸閉 態になるまで障害物の有無を繰り返し判定 る。

 戸閉動作中に障害物が検出されると、か ドア2a,2bを反転戸開させ(ステップS18)、最初 の動作に戻る。反転戸開中は、第1及び第2の 光器11,12を消灯し、障害物の検出動作を停 する。障害物が検出されないまま、全戸閉 態になると、第1及び第2の発光器11,12を消灯 、障害物の検出動作を停止して(ステップS19 )、図8の動作が終了する。

 このようなかごドア装置では、第1及び第 2の発光器11,12の点灯タイミングを互いにずら しているので、第1及び第2の発光器11,12と第1 び第2のカメラ13,14とをかご出入口1aの両側 配置して広い監視領域をカバーしつつ、第1 び第2の発光器11,12の一方が点灯している際 他方からの光の影響を排除して障害物をよ 確実に検出することができる。

 また、第1の発光器11を点灯させる際に、 2の発光器12を消灯させつつ第2のカメラ14に り第1の発光面11aを撮像させ、第2の発光器12 を点灯させる際に、第1の発光器11を消灯させ つつ第1のカメラ13により第2の発光面12aを撮 させるので、障害物で反射した光の影響を 除して障害物をより確実に検出することが きる。

 さらに、第1及び第2の発光器11,12が上下方 向に長尺かつ連続な第1及び第2の発光面11a,12a を有しているので、広範囲に渡って隙間無く 障害物を検出することができる。

 さらにまた、戸開開始前に障害物が検出さ ると、警告を発したり、低速戸開したりす ので、戸開時に乗客の衣服や荷物がかごド 2a,2bと縦枠3a,3bとの間に引き込まれるのをよ り確実に防止することができる。
 また、戸閉時に障害物が検出されると、全 開状態で待機、又は反転戸開させるので、 客や荷物がかごドア2a,2bに挟まれるのをよ 確実に防止することができる。

 実施の形態2.
 次に、図9はこの発明の実施の形態2による 1及び第2の発光器の点灯タイミングと第1及 第2のカメラの撮像タイミングとを示す説明 である。実施の形態2は、実施の形態1(図3) ステップ2とステップ3とを入れ替えたもので あり、他の構成及び制御方法は実施の形態1 同様である。

 このように、第2の点灯時画像を取得する 前に第1及び第2の消灯時画像を取得しても、 施の形態1と同様に、障害物で反射した光の 影響を排除して障害物をより確実に検出する ことができる。

 実施の形態3.
 次に、図10はこの発明の実施の形態3による レベータの乗場ドア装置(スライドドア装置 )を乗場から見た正面図である。図において 乗場には、乗場出入口21が設けられている。 乗場出入口21は、かごドア2a,2bに連動して水 に移動されるエレベータドアとしての第1及 第2の乗場ドア22a,22bにより開閉される。乗 出入口21の周囲には、乗場出入口枠23が設け れている。

 乗場出入口枠23は、乗場出入口21の左右に 設けられた第1及び第2の縦枠23a,23bと、第1及 第2の縦枠23a,23bの上端部間に設けられた上部 水平枠23cと、乗場出入口21の床部に設けられ 下部水平枠23dとを有している。

 第1の縦枠23aの前面には、表示装置24、警 装置25、上呼びボタン26及び下呼びボタン27 設けられている。上部水平枠23cの前面には 表示灯28が設けられている。

 第1の縦枠23aの第2の縦枠23bに対向する側 には、第1の発光器11が設けられている。第2 縦枠23bの第1の縦枠23aに対向する側面には、 第2の発光器12が設けられている。第1の縦枠23 aの第2の縦枠23bに対向する側面の上端部には 第2の発光面12aを撮像する第1のカメラ13が設 けられている。第2の縦枠23bの第1の縦枠23aに 向する側面の下端部には、第1の発光面11aを 撮像する第2のカメラ14が設けられている。他 の構成及び制御方法は、実施の形態1と同様 ある。

 このように、障害物検出装置を乗場ドア 置に設けた場合であっても、障害物で反射 た光の影響を排除して障害物をより確実に 出することができる。

 実施の形態4.
 次に、図11はこの発明の実施の形態4による レベータのかごドア装置を乗場側から見た 面図、図12は図11のエレベータのかごドア装 置及び乗場ドア装置を示す平面図である。図 において、第1の発光器11及び第1のカメラ13は 、かご1の第1のかごドア2aの戸袋近傍(第1のか ごドア2aよりも乗場側)に設けられている。ま た、第2の発光器12及び第2のカメラ14は、かご 1の第2のかごドア2bの戸袋近傍(第2のかごドア 2bよりも乗場側)に設けられている。そして、 第1及び第2の発光器11,12は、かごドア2a,2bと乗 場ドア22a,22bとの間の空間にかごドア2a,2bの開 閉方向と平行に光を照射する。他の構成及び 制御方法は、実施の形態1と同様である。

 このように、第1及び第2の発光器11,12からの 光をかごドア2a,2bと乗場ドア22a,22bとの間の空 間に照射する場合であっても、障害物で反射 した光の影響を排除して障害物をより確実に 検出することができる。
 また、実際にドア2a,2b,22a,22bに挟まれる障害 物をより確実に検出することができる。

 実施の形態5.
 次に、この発明の実施の形態5について説明 する。この例では、第1及び第2の発光器11,12 より互いに異なる波長の光を発光させる。 して、第1及び第2のカメラ13,14は、対応する 長の光を撮像する。第1及び第2の発光器11,12 の点灯タイミングは、実施の形態1のように らしても、ずらさなくてもよい。

 具体的には、第1の発光器11は波長λ1の光 発光し、第2の発光器12は波長λ2の光を発光 る。そして、第1の発光面11aを撮像する第2 カメラ14は、波長λ1の光を透過し波長λ2の光 を遮光する光学フィルタを有している。また 、第2の発光面12aを撮像する第1のカメラ13は 波長λ2の光を透過し波長λ1の光を遮光する 学フィルタを有している。これにより、第1 び第2のカメラ13,14は、対応する発光器11,12 らの光のみを撮像する。他の構成及び制御 法は、実施の形態1と同様と同様である。

 このようなかごドア装置では、障害物で 射した光の影響を排除して障害物をより確 に検出することができる。

 なお、上記の例では、障害物により遮光 れて発光面像が途切れたり短くなったりす ことで障害物を検出したが、障害物の検出 法はこれに限定されない。例えば、最新の 分画像と所定時間前の差分画像との差分で る時間差分画像を求め、時間差分画像に所 値以上の値が存在するかどうかを判定して よい。この方法では、障害物が存在しなけ ば、時間差分画像は全面でほぼ0の値となる 。また、動く障害物が存在すれば、時間差分 画像に所定値以上の部分が出現する。このた め、所定値以上の部分があれば、障害物が存 在すると判定できる。このような方法によれ ば、発光面11a,12aに付着し動かないゴミを障 物と誤検出するのを防止し、乗客等の動く 害物のみを効率良く検出することができる

 また、発光器11,12から出射される光を可 光としてもよい。この場合、かご1内や乗場 乗客が発光面11a,12aを視覚的に認識すること ができ、ドア2a,2b,22a,22bの動作を乗客に視覚 に示すことができる。例えば、図7のフロー ャートでは、戸開開始前に障害物の検出動 が開始され、発光器11,12が点滅されるため 乗客に戸開開始を事前に知らせることがで る。また、図8のフローチャートでは、戸閉 始前に障害物の検出動作が開始され、発光 11,12が点滅されるため、乗客に戸閉開始を 前に知らせることができる。

 さらに、点灯タイミング及び撮像タイミ グは上記の例に限定されるものではない。 えば、第1の発光器11を点灯させる際に、第2 の発光器12を消灯させつつ第1のカメラ13によ 撮像させ、第2の発光器12を点灯させる際に 第1の発光器11を消灯させつつ第2のカメラ14 より撮像させてもよい。この場合、第1及び 第2のカメラ13,14では、障害物が存在する場合 に障害物からの反射光が検出されることにな る。このような方法でも、第1及び第2の発光 11,12の一方を点灯している際に、他方から 光の影響を排除することができ、障害物を り確実に検出することができる。

 さらにまた、上記の例では、両開き式のス イドドア装置について説明したが、片開き であってもこの発明は適用でき、かごドア び乗場ドアの枚数も特に限定されない。
 また、上記の例では、この発明をエレベー のドア装置に適用したが、例えば建物に設 られた出入口、列車等の乗り物の乗降口、 は列車のプラットホームの乗降口にも、こ 発明のスライドドア装置を適用できる。