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Title:
SNOW GUN
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/139265
Kind Code:
A1
Abstract:
Economic and efficient artificial snow is made by further fragmentation of an atomized fluid generated by mixing compressed air and pressurized water. One end of a compressed second air flow path (X) and one end of a pressurized second water flow path (Y) are respectively connected to an air flow path (4) and a water flow path (5) of a mixing element (3) housed in a snow gun main body (1). A jet port (9) for jetting a mixed atomized fluid (m) is provided on the downstream side of a chamber (7) formed in a mixing flow path (6) provided on the downstream side of the air flow path and the water flow path. A turbo nozzle (20) for jetting an ultra-atomized fluid (n) mixed by crushing/stirring the jetted atomized fluid (m) again by a pressured fluid (s) diverted from the compressed second air flow path (X) or the pressurized second water flow path (Y) is provided outside the jet port.

Inventors:
SUGIURA HIKOROKU (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/057727
Publication Date:
November 19, 2009
Filing Date:
April 17, 2009
Export Citation:
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Assignee:
SHINYU GIKEN CO LTD (JP)
SUGIURA HIKOROKU (JP)
International Classes:
F25C3/04
Foreign References:
US5090619A1992-02-25
JPH08509800A1996-10-15
US3301485A1967-01-31
Attorney, Agent or Firm:
TASHIRO, KAZUO (JP)
Kazuo Tashiro (JP)
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Claims:
 空気流路(4)と水流路(5)からの圧縮空気及び加圧水を混合させる混合エレメント(3)の下流側に噴出口(9)を設けたスノーガン本体(1)において、
 前記圧縮空気と加圧水を攪拌・混合させた微粒化流体(m)に圧力流体(s)を衝突させて再度粉砕して細分化させて生成した超微粒化流体(n)を噴射させるターボノズル(20)を前記噴出口(9)に設けてなることを特徴とするスノーガン。
 前記混合エレメント(3)は、圧縮空気パイプ(X)と加圧水パイプ(Y)の一端をスノーガン本体(1)に収容して設け、前記空気流路(4)と水流路(5)の下流側に設けた混合流路(6)に連結したチャンバー(7)の下流側に、前記圧縮空気と加圧水を混合させた微粒化流体(m)を噴射する噴出口(9)を形成してなり、前記圧縮空気パイプ(X)または加圧水パイプ(Y)のいずれか一方から分流した圧力流体(s)を噴射する過給パイプ(23)を前記タ-ボノズル(20)の延伸筒体(21)に連結し、該延伸筒体の噴射口(22)から噴射させることを特徴とする請求項1記載のスノーガン。
 前記ターボノズル(20)は、一端を前記混合エレメント(3)の噴出口(9)の下流側に接続して該噴出口から噴射した微粒化流体(m)を流通させる延伸筒体(21)と、
 前記延伸筒体(21)内を流通する前記微粒化流体(m)に前記圧縮空気パイプ(X)または加圧水パイプ(Y)から分流した圧力流体(s)を衝突させる少なくとも1以上の過給パイプ(23)と、
 前記過給パイプ(23)に一端を連結して他端を前記噴出口(9)に連結した圧縮空気パイプ(X)または加圧水パイプ(Y)のいずれか一方からの圧力流体(s)を供給する連結パイプ(26)とからなることを特徴とする請求項1又は2記載のスノーガン。
 前記ターボノズル(20)を構成する延伸筒体(21)は、前記過給パイプ(23)の取付位置と前記混合エレメント(3)の噴出口(9)までの距離(A)および過給パイプ(23)の取付位置と延伸筒体(21)の噴射口(22)までの距離(B)が過給パイプ(23)の直径(e)より長く形成し、前記延伸筒体(21)の内径(c)が前記過給パイプ(23)の内径(f)より大きく形成したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載のスノーガン。
 前記ターボノズル(20)の前記延伸筒体(21)に連結させる少なくとも1以上の各過給パイプ(23a)は、互いに並列または任意角度に取付けて各過給パイプ(23a)から噴射する圧力流体(s)が互いに衝突しない位置で、前記延伸筒部(21)の軸心方向に対して直交又は角度を付けて取付けることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1記載のスノーガン。
 第2混合エレメント(33)は、加圧水を送水する第2水流路(34)を中央、また、圧縮空気を送気する第2空気流路(35)を外側に配して二重に形成し、圧縮空気と加圧水が合流する付近の第2空気流路(35)の端部に第2水流路(34)の出口付近まで狭めた絞り部(36)を形成し、該絞り部の下流側に加圧水と圧縮空気を混合させた微粒化流体(m)を噴射する噴出口(37)を設け、前記第2空気流路(35)または第2水流路(35)から分流して前記微粒化流体(m)に衝突して細分化して生成した超微粒化流体(n)を噴射させるターボノズル(20)を前記噴出口(37)に設けたことを特徴とする請求項1記載のスノーガン。
 前記第2混合エレメント(33)の噴出口(37)に取付けた第3ターボノズル(50)は、一端を前記混合エレメント(33)の噴出口(37)に接続して微粒化流体(m)を流通させる延伸筒体(51)と該延伸筒体に設けた圧力流体(s)を供給する横流路(54)と第1縦流路(55)を連結してなる過給流路(53)を設けたことを特徴とする請求項7記載のスノーガン。
Description:
スノーガン

 本発明は、圧縮空気と加圧水を混合させ 形成した微粒化流体にさらに圧縮流体を衝 させて細分化した超微粒化流体をターボノ ルから噴霧させる噴霧ガス、特に、人工雪 効率よく生成するスノーガンに関するもの ある。

 従来、人工雪を生成する人工降雪器には 種多様なものがあり、比較的外気温度が高 ても(2℃程度)降雪が可能なスノーガン方式 降雪器が普及している。スノーガン方式の 雪器は、圧縮空気と加圧水をスノーガンの 端に設けた混合エレメントで混合させるこ により生成した微粒化流体を噴射ノズルか 大気中に噴霧すると、該微粒化流体に含ま る圧縮空気の断熱膨張によりノズル出口付 に低温域が形成され、該低温域を微粒化流 に含まれる霧状の水分が冷却されて飛ばさ ることにより人工雪を生成している。

 しかし、実際には噴射ノズルから噴射さ る水分子は断熱膨張により形成した低温域 一瞬で通過するため、噴射ノズルから噴射 れる水分子の多くを断熱膨張で凍結させる とは不可能である。そのため、水滴の多く 噴霧後に微小な氷粒の核となって付近に存 する同時に噴射された水滴を付着させなが 氷粒に成長して降雪させるものであるため ャーベット状に近い雪になりやすかった。 のため、自然雪に近い人工雪を得るために 、混合エレメントの改良や圧縮空気の使用 を増加させて低温域を広げるなどして水分 をさらに細分化して凍結率を向上させるこ が行われている。

 前記スノーガンに取付ける混合エレメン は、圧縮空気と加圧水を混合させるパイプ 二重に形成した二流体ノズル型と、圧縮空 と加圧水を内部に設けた混合室で瞬間混合 せて微粒化流体を生成するスタティックミ サー型などが広く知られている。前者の二 体ノズル型は、中央に加圧水を送水する内 イプを配し、該内パイプの外側に圧縮空気 圧送する外パイプを設け、外パイプの出口 内パイプの出口径近くまで絞って流出口を め、圧縮空気の圧力を高めて中央の水流に 縮空気を外側から衝突攪拌させて噴出口か 微粒化流体を噴射している(例えば、特許文 献1参照)。

特開平07-198238号

 この二流体ノズル型は、内パイプ内の水 柱に対し周囲から圧縮空気を噴射させたと 、該圧縮空気が水流柱の断面中心部分に至 に従って圧縮空気の圧力が弱くなって到達 間が遅れたり、部分的に届きにくくなるな 微粒化流体が不均一となってむらができや く、均一な微粒化流体を形成することが困 であった。さらに、前記噴出口から噴霧さ る微粒化流体の不均一を無くすため、圧縮 気の圧力をさらに上げて水流の中心部分に で圧縮空気を到達させて攪拌することによ 、均一な微粒化流体を形成することが行わ ている。しかし、圧縮空気の圧力を上げる は大型のコンプレッサーを必要とするなど 問題点を有していた。

 スタティックミキサー型の混合エレメン で圧縮空気と加圧水を混合させる場合、そ ぞれ別回路で送流された圧縮空気と加圧水 混合室内で攪拌・混合して微粒化流体を生 し、該微粒化流体を混合室の下流に設けた 出口から噴霧する。前記スタティックミキ ー型の混合エレメントで混合された微粒化 体は、微粒化流体に含まれる水分より圧縮 気の流動性が高いことなどから、噴出口か 噴霧された微粒化流体の内、気相部である 縮空気は瞬間的に噴出口の外側に多く集合 て断熱膨張し、水分の少ない又は水分のな 空間より多く噴出させつつ噴出口の周囲を 激に冷やすため、圧縮空気の消費量が非常 多くなって人工雪の生成効率が低下すると う問題点を有していた。即ち、スタティッ ミキサーの混合エレメント内において、水 子を微細化したにもかかわらず小口の噴出 に送られるため広域部から狭域部に強制的 押し込まれて水分が再結合してしまうため 工雪の生成効率が低下していた。

 前記微粒子流体は、重力の影響を受けて 間の経過と共に水と空気とに分離しやすく スタティックミキサーで混合された微粒子 体は噴出口付近で上方に軽い圧縮空気が押 上げられ、重い水分子が下側に集まりやす なるなど、混合された微粒化流体が均一化 ないなどの問題点を有している。さらには スノーガンで広い範囲で遠くまで微粒化流 を飛ばすため、混合エレメントを約45度か 水平方向に近い角度に設置して噴霧してい ので、前記のように微粒化流体は重力の影 を受けて均一になりにくくなって人工雪の 成効率が低下するなどの欠点があった。

 このスタティックミキサー型の混合エレ ントで生成される微粒化流体の不均衡を少 くするために、前記二流体ノズル型と同様 コンプレサーの容量を大きくして圧縮空気 圧力を上げて強制的に攪拌・混合させる必 があるが、コンプレサーの容量を大きくす ためには該コンプレサーが高額であり、し も消費電力が増大するなど大変不経済であ と共に騒音が大きくなるなどの問題点を有 ていた。

 そこで本発明は、大型コンプレッサーを 用して圧縮空気の圧力を上げて強制的に攪 ・混合することにより微粒化流体を生成す のではなく、混合エレメントに送気、すな ち供給される圧縮空気または加圧水の一部 再度前記微粒化流体に噴射させて水分子に 突させて攪拌・混合させることにより、よ 細分化した水分子からなる超微粒化流体を 成するターボノズルを有したスノーガンを 供することを目的とする。

 本願発明は、空気流路4と水流路5からの 縮空気及び加圧水を混合させる混合エレメ ト3の下流側に噴出口9を設けたスノーガン本 体1において、前記圧縮空気と加圧水を攪拌 混合させた微粒化流体mに圧力流体sを衝突さ せて再度粉砕して細分化させて生成した超微 粒化流体nを噴射させるターボノズル20を前記 噴出口9に設けてなることを特徴とする。ま 、前記混合エレメント3は、圧縮空気パイプX と加圧水パイプYの一端をスノーガン本体1に 容して設け、前記空気流路4と水流路5の下 側に設けた混合流路6に連結したチャンバー7 の下流側に、前記圧縮空気と加圧水を混合さ せた微粒化流体mを噴射する噴出口9を形成し なり、前記圧縮第2空気流路Xまたは加圧第2 流路Yから分流した圧力流体sを噴射する過 パイプ23を前記タ-ボノズル20の延伸筒体21に 結し、該延伸筒体の噴射口22から噴射させ ことを特徴とする。さらに、前記ターボノ ル20は、一端を前記混合エレメント3の噴出 9の下流側に接続して該噴出口から噴射した 粒化流体mを流通させる延伸筒体21と、前記 伸筒体21内を流通する前記微粒化流体mに前 圧縮空気パイプXまたは加圧水パイプYから 流した圧力流体sを衝突させる少なくとも1以 上の過給パイプ23と、前記過給パイプ23に一 を連結して他端を前記噴出口9に連結した圧 空気パイプXまたは加圧水パイプYのいずれ 一方からの圧力流体sを供給する連結パイプ2 6とからなることを特徴とする。さらにまた 前記ターボノズル20を構成する延伸筒体21は 前記過給パイプ23の取付位置と前記混合エ メント3の噴出口9までの距離Aおよび過給パ プ23の取付位置と延伸筒体21の噴射口22まで 距離Bが過給パイプ23の直径eより長く形成し 前記延伸筒体21の内径cが前記過給パイプ23 内径fより大きく形成したことを特徴とする さらに、前記ターボノズル20の前記延伸筒 21に連結させる少なくとも1以上の各過給パ プ23aは、互いに並列または任意角度に取付 て各過給パイプ23aから噴射する圧力流体sが いに衝突しない位置で、前記延伸筒部21の 心方向に対して直交又は角度を付けて取付 ることを特徴とする。また、第2混合エレメ ト33は、加圧水を送水する第2水流路34を中 、また、圧縮空気を送気する第2空気流路35 外側に配して二重に形成し、圧縮空気と加 水が合流する付近の第2空気流路35の端部に 2水流路34の出口付近まで狭めた絞り部36を形 成し、該絞り部の下流側に加圧水と圧縮空気 を混合させた微粒化流体mを噴射する噴出口37 を設け、前記第2空気流路35または第2水流路34 から分流して前記微粒化流体mに衝突させて 分化して生成した超微粒化流体nを噴射させ ターボノズル20を前記噴出口37に設けたこと を特徴とする。さらに、前記第2混合エレメ ト33の噴出口37に取付けた第3ターボノズル50 、一端を前記混合エレメント33の噴出口37に 接続して微粒化流体mを流通させる延伸筒体51 と該延伸筒体に設けた圧力流体sを供給する 流路54と第1縦流路55を連結してなる過給流路 53を設けたことを特徴とする。

 したがって、混合エレメント3、33の噴出 9、37にターボノズル20、40、50を取付けるこ により、微粒化流体mを再度せん断・攪拌・ 混合することにより、むらのない均一化した 超微粒化流体nを生成して噴出ノズルから噴 することにより効率的に人工雪を生成する とができ、また、大型コンプレッサーを不 とするため騒音も静かで圧縮空気の使用量 少なく、且つ消費電力が少ないため大変経 的である。

本発明に係るスノーガンの平面図であ 。 同側面図である。 混合エレメントにターボノズルを取付 た使用状態を示す断面図である。 チャンバーを有した混合エレメントに ーボノズルを取付けた使用状態を示す断面 である。 ターボノズルの要部拡大断面図である 複数の過給パイプを並列に取付けたタ ボノズルの断面図である。 過給パイプを延伸筒体に傾斜して取付 たターボノズルの断面図である。 複数の過給パイプをそれぞれ並列に傾 して延伸筒体に取付けたターボノズルの断 図である。 第2混合エレメントにターボノズルを取 付けた状態の断面図である。

 本発明の実施形態を図面により説明すると 図1は本発明に係るスノーガンの平面図、図 2は同側面図、図3は混合エレメントにターボ ズルを取付けた使用状態を示す断面図、図4 はチャンバーを有した混合エレメントにター ボノズルを取付けた使用状態を示す断面図、 図5はターボノズルの要部拡大断面図、図6は 数の過給パイプを並列に取付けたターボノ ルの断面図、図7は過給パイプを傾斜して延 伸筒体に取付けたターボノズルの断面図、図 8は複数の過給パイプをそれぞれ並列に傾斜 て延伸筒体に取付けたターボノズルの断面 、図9は第2混合エレメントにターボノズルを 取付けた状態の断面図である。
 人工降雪器(図示せず)に取付けたスノーガ 本体1は、一端に圧縮空気と加圧水を送るた の圧縮第2空気流路Xと加圧第2水流路Yを連結 し内部において圧縮空気と加圧水を攪拌・混 合させる混合エレメント3を設け、該混合エ メントの先端に設けた噴出口9にターボノズ 20または第2ターボノズル40を取付けて形成 てある。

 第1の実施形態に係る混合エレメント(ス ティックミキサー型)3は、図3に示すごとく 圧縮空気が送気される圧縮パイプXに連結し 空気流路4と、他方に加圧第2水流路Yに連通 た水流路5を設け、互いの流路の下流側に略 T字形、即ち下流側に拡径した混合水路6を形 し、該混合水路の下流に大径なチャンバー7 を設けてある。このチャンバー7に、前記混 流路6側を開口させて断面コ字形をした攪拌 筒8を取付けてある。該攪拌内筒8の内壁お びチャンバー7の内壁には、流入した圧力流 を乱反射させて攪拌・混合を効率よくする めの凹部(図示せず)を多数設けてある。こ チャンバー7の下流側壁面の任意箇所に噴出 9を形成し、さらに該噴出口9の外側にター ノズル20を設けてある。

 前記混合エレメント3は、図4に示すごと 、チャンバー7の下流側に設けた連結口11を してチャンバー室12を設け、該チャンバー室 の下流側壁面の偏心位置に噴出口13を形成し ある。この噴出口13をチャンバー室12の偏心 位置に設けることにより、該チャンバー室内 の微粒化流体がさらに乱流現象を起こし、小 径な噴出口13内に進入する際に衝突・攪拌す ことにより水分子を微細化する。

 前記ターボノズル20は、図1~5に示すごと 、前記混合エレメント3の噴出口9の外側に該 噴出口の口径と同一内径をした延伸筒体21を 付け、該延伸筒体の中間部分に該延伸筒体 を攪拌・混合しながら流通する微粒化流体m を再度せん断・攪拌して混合する圧力流体( または空気)sを外方から供給する過給パイプ 23を連結し、該過給パイプに一端を連結して 端を前記混合エレメント3に連結した圧縮空 気パイプXまたは加圧水パイプYのいずれかに 結している連結パイプ26を連結してある。 の連結パイプ26には流路を開閉して調節する 開閉弁28を設けてあるが必ずしも必要ではな 。

 前記ターボノズル20を構成する延伸筒体21 の内径を、前記噴出口9の内径と同径または や大きく形成することにより、該延伸筒体 を流通する微粒化流体mの摩擦抵抗が減少す のを防止している。また延伸筒体21の全長 、図5に示すごとく、前記過給パイプ23の取 け位置と前記混合エレメント3の噴出口9まで の距離Aと、過給パイプ23の位置と延伸筒体21 先端に設けた噴射口22までの距離Bとが過給 イプ23の直径eと同じかそれよりやや長く形 してあり、少なくとも3倍以内としてあるが 、3倍に限るものではない。前記延伸筒体21の 内径cは、前記過給パイプ23の内径fの少なく も3倍以内に形成することにより、過給パイ からの圧力流体sによって均一に攪拌・混合 することができ、また混合された超微粒化流 体nが再分離することなく効率的に噴射口か 外方に噴射することができるが、必ずしも3 以内に限るものではない。

 前記延伸筒体21内を流通する微粒化流体m 流体速度を例えば、60~100m/sとしたとき、延 筒体21内を流れる流体の摩擦抵抗Fは、F=L/αD (L:延伸筒体の長さ、D:延伸筒体の内径)の関係 にある。したがって、距離Aが長すぎると余 な摩擦抵抗が増えてエネルギーの損失が多 なり、また距離Bは、A方向から流入する微粒 化流体mと過給パイプ23から圧送された圧力流 体sとが衝突して攪拌混合して生成した超微 化流体nがB方向に流れると、超微粒化流体n 時間の経過(距離)と共に水粒子の再結合作用 が生じる。そのため、距離Bが長すぎると水 子が再結合した後に大気圧下に放出される で断熱膨張による人工降雪の効果が半減す 。したがって、A方向から流入する微粒化流 mと過給パイプ23から圧入された圧力流体sと が攪拌混合して生成した超微粒化流体nは、B 向に流れると水分子の再結合が生じる前の 微粒子状態(距離B)で放出させて効率的に人 雪を生成することができる。

 前記過給パイプ23から延伸筒体21内に噴射 される圧力流体sは、例えば、加圧水を圧力 体として使用する場合には、前記加圧水パ プY内を流通する水量の10~40%を分流して使用 る。また圧縮空気を使用する場合には、前 圧縮空気パイプX内を流通する空気量の10~20% を分流して使用する。分流された圧力流体の 流速は、加圧水は6m/s、圧縮空気は25m/sである ことが好ましい。

 前記条件により圧力流体sを過給パイプ23 ら噴射して延伸筒体21内を流通する微粒化 体mに衝突させて水粒子を再度細分化させる とにより、水分子がさらに細かくされて超 粒子流体(100μ以下)nを生成し、これを噴出 9から噴霧することにより、少ない圧縮空気 でより多くの人工雪を降雪させることがで るので消費電力が少なく経済的である。例 ば、山にかすむ煙のサイズは10μ程度であり 、これと同じサイズの水粒子をスノーガンで 生成してスノーを形成すると、粒子が小さす ぎて所定のゲレンデ以外の場所に拡散・飛散 して不具合となるので100μ程度が好ましい。

 前記第1のターボノズ20に取付ける過給パ プ23は、その数、取付角度などを多様に変 させることにより微粒化流体mの混合・攪拌 率を向上させることができる。以下、過給 イプ23の実施形態を図面に基づいて説明す と、図5は一本の過給パイプ23を延伸筒体21の 軸心方向に対して直角方向に連結することに より、圧力流体sが延伸筒体21内を流通する微 粒化流体mの中央部分を直角方向から噴射し その圧縮流体sが破裂的な勢いで大気圧に戻 時の伸縮作用を利用して水粒子をさらに細 化してせん断・攪拌すると共に、圧力流体s は矢印に示すごとくそのまま延伸筒体21の過 パイプ23と反対側の壁面に衝突して跳ね返 て再度微粒化流体mを攪拌・混合させること できる。

 図6に示すごとく、過給パイプ23aを延伸筒 体21の軸心方向に対して直角に複数本並べて 付けてもよい。過給パイプ23aを複数本取付 ることにより、各過給パイプ23内を外部か 流入する圧力流体sの噴射量を増大させて延 筒体21内を流通する微粒化流体mの中央部付 に集合している高密度水分子に対し強烈な 力流体sを衝突させることにより水分子を細 分化する。また、下流側の噴射口22から噴霧 れる微粒化流体mの水粒子が小さければ小さ いほど断熱膨張による氷結を効率的に行うこ とができることから、細分化された水分子は 空気中に飛ばされ断熱膨張効果を有した空気 に触れたことにより効率的に氷結長させて人 工雪を生成することができる。

 図7~8に示すごとく、少なくとも一本以上 過給パイプ23bを、前記延伸筒体21の上流側 たは下流側、好ましくは上流側にそれぞれ や角度をつけて取付けてもよい。この場合 30度以内の角度に傾斜して取付けるのが好ま しい。

 前記延伸筒体21内を流通する微粒化流体m 流速は60~100m/s、またはそれ以上の高速で流 するため、前記過給パイプ23bの出口を上流 に傾斜させて取付けると、該過給パイプか 噴射される圧力流体sを微粒化流体mに衝突 せてせん断・攪拌して混合させる時間を少 でも長くすることができる。過給パイプ23b 延伸筒体21に直交して取付けたり、下流側に 傾斜して取付けると噴射口22までの距離Bが短 いため、該圧力流体sが直ちに噴射口方向に 下するおそれがある。そのため、圧力流体s 上流側に噴射させるように角度を付して取 けることにより過給パイプ23b内の圧力流体s が、該過給パイプ23bの位置より上流側に位置 する微粒化流体mに衝突させて延伸筒体21内で 効率よく攪拌混合させて噴射口22から噴霧す 超微粒化流体nの粒子をより細分化さえて効 率的に人工雪を生成できる。ターボノズル20 構成する延伸筒体21の断面口形は、円形以 の楕円形またはその他の形状に形成しても いことは勿論である。

 図9は第2混合エレメント33の噴出口37にタ ボノズル20を取付けた実施形態を示すもの 、第2混合エレメント33は、それぞれ同一軸 上に形成した二重パイプの中央に、所定の 力水を送流する第2水流路34と該水流路の外 に圧縮空気を送気する第2空気流路35とから り、前記水流路34と第2空気流路35の一端はそ れぞれ圧縮空気パイプXおよび加圧水パイプY 連結してある。

前記第2混合エレメント33の第2空気流路35の 出口側先端を第2水流路34の出口径付近まで絞 った絞り部36を形成し、該絞り部で噴出口37 狭めることにより圧縮空気の圧力を高め、 央の第2水流路34の水流柱に外側から圧縮空 を噴射させて空気と水を混合させた微粒化 体mを噴射させる。この第2混合エレメント33 噴出口37に取付けたターボノズル40は、前記 した混合エレメント20に取付けたものと同一 ある

  1   スノーガン本体
  3   混合エレメント
  4   空気流路
  5   水流路
  6   混合流路
  7   チャンバー
  9   噴出口
  20  ターボノズル
  21  延伸筒体
  22  噴射口
  23  過給パイプ
  26  連結パイプ
  33  第2混合エレメント
  34  第2水流路
  35  第2空気流路
  36  絞り部
  37  噴出口
  X   圧縮第2空気流路
  Y   加圧第2水流路
  m   微粒化流体
  n   超微粒化流体
  s   圧力流体




 
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