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Patent Searching and Data


Title:
STEERING LOCK DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/123073
Kind Code:
A1
Abstract:
A steering lock device has a rod guide section (4) erected on a frame body (3), and a lock rod (11), which is composed of a hanger section (12) and a lock body (13) connected to the hanger section (12), is provided in the rod guide section (4) so as to be movable between a steering lock position and a steering unlock position. Weakened sections (17, 18) are respectively provided on the lock guide section (4) and the hanger section (12) of the lock rod (11). The steering lock device further has deadlock means (30) which, when the lock guide section (4) and the lock rod (11) are split at the positions of their respective weakened sections (17, 18), locks a portion of the lock rod (11), which portion is located forward from weakened section (18), to a position at which the split occurred. An engagement projection (15), which functions as a connection section for the hanger, and the weakened section (18) are together arranged at the forward end of the hanger section (12).

Inventors:
OKADA TAKAHIRO
Application Number:
PCT/JP2008/054986
Publication Date:
October 16, 2008
Filing Date:
March 18, 2008
Export Citation:
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Assignee:
ALPHA CORP (JP)
OKADA TAKAHIRO
International Classes:
B60R25/0215; B60R25/023; B60R25/24; E05B83/00
Foreign References:
JP2004314965A2004-11-11
JPH10264770A1998-10-06
JP2005335430A2005-12-08
JP2004231122A2004-08-19
JP2004231122A2004-08-19
Other References:
See also references of EP 2130726A4
Attorney, Agent or Firm:
MIYOSHI, Hidekazu et al. (2-8 Toranomon 1-chom, Minato-ku Tokyo, JP)
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Claims:
 ステアリングロック装置であって、
 フレーム本体に突設されたロッドガイド部であって脆弱部を有するものと、
 前記ロッドガイド部内にステアリングロック位置とステアリングアンロック位置との間で移動自在に配置され、且つハンガー部とこのハンガー部に連結されたロック本体から成るロックロッドであって、脆弱部を有するものと、
 過大な外力が加わった際に、双方の脆弱部の位置で前記ロッドガイド部と前記ロックロッドが分断され、前記ロックロッドの前記脆弱部より先端側を分断時点の位置にロックするデッドロック手段と、を備え、
 前記ハンガー部の先端箇所にハンガー側連結部と共に前記脆弱部を設けたステアリングロック装置。
 請求項1記載のステアリングロック装置であって、
 前記ハンガー部の前記ハンガー側連結部は、係合凹部であり、前記ロック本体の本体側連結部は前記係合凹部に嵌合する係合突起部であり、前記ハンガー部の前記脆弱部は、前記係合凹部の両側壁にそれぞれ形成された一対のくびれ部によって構成されたステアリングロック装置。
 請求項1記載のステアリングロック装置であって、
 前記ハンガー部の前記ハンガー側連結部は、くびれ部であり、前記ロック本体の本体側連結部は前記くびれ部に係合される一対の係合フック部であり、前記ハンガー部の前記脆弱部は、前記くびれ部によって構成されたステアリングロック装置。
Description:
ステアリングロック装置

 本発明は、自動車等に搭載され、いわゆ デッドロック手段を備えたステアリングロ ク装置に関する。

 この種の従来のステアリングロック装置 しては、特許文献1に開示されたものがある 。この電動ステアリングロック装置100は、図 1及び図2に示すように、フレーム101とこのフ ーム101の上面を覆うカバー(図示せず)とを えている。フレーム101は、フレーム本体102 このフレーム本体102より突設されたロッド イド部103とを備えている。ロッドガイド部10 3には取付部(図示せず)が設けられ、この取付 部を介して電動ステアリングロック装置100が ステアリングポスト(図示せず)に固定される

 カバーで覆われたフレーム本体102の上面 は、電子キーを携帯した者による押しボタ 式の始動・停止スイッチの押圧操作によっ 電子キーと制御部(図示せず)とが交信し、 子キーが認証されると、制御部によって駆 される駆動モータ(図示せず)と、この駆動モ ータの駆動によって回転するカム部材(図示 ず)等が収容されている。ロッドガイド部103 には、図中の上端側がフレーム本体102上に 出しているロックロッド105が移動自在に収 されている。このロックロッド105は、上記 たカム部材(図示せず)の回転によってステ リングシャフト110をロックするロック位置( 1の位置)とステアリングシャフト110の回転 許容するアンロック位置(図2の位置)との間 移動する。ロックロッド105は、カム部材(図 せず)に追従するハンガー部105aとこれに連 されたロック本体105bとから2部材で構成され ている。ハンガー部105aとロック本体105b間は ハンガー部105aの先端箇所の連結用ピン108a ロック本体105bの長孔108bに挿入され、且つ、 双方の間に圧縮コイルバネ109が介在されるこ とによって連結されている。

 ロッドガイド部103の基端箇所とロックロ ド105のハンガー部105aの中間箇所には、他の 箇所より肉厚が薄い脆弱部106,107が設けられ いる。

 デッドロック手段120は、ロッドガイド部1 03の脆弱部106より下方位置に収容されたロッ ピン121と、このロックピン121を突出方向に 勢する第1バネ122と、ロックピン121の突出方 向への移動を規制するトリガー部材123と、ト リガー部材123を上方に付勢する第2バネ124と トリガー部材123の上方への移動を規制する レーム本体102側のストッパー125と、ハンガ 部105aに形成された第1及び第2係止溝126,127と 備えている。

 上記構成において、電子キーを携帯した が車両を走行するべく始動・停止スイッチ 押圧操作すると、駆動モータ(図示せず)の 動によってロックロッド105が移動し、電動 テアリングロック装置100が図1のステアリン ロック位置から図2のステアリングアンロッ ク位置に移動する。その後、ステアリングロ ックを解除したことが車体側に送信され、エ ンジンが始動される。車両走行中に急激減速 し、その際にドライバーの膝がステアリング ロック装置100に当たる等して所定値以上の衝 撃が加わると、ロッドガイド部103及びロック ロッド105が脆弱部106,107の箇所で分断し、こ によってドライバーが受ける衝撃が軽減さ る。

 そして、ロッドガイド部103及びロックロ ド105が脆弱部106,107で分断されると、図3に すように、トリガー部材123が第2バネ124のバ 力によって上方に移動し、ロックピン121が ックロッド105の第2係止溝127に係止される。 これによって、電動ステアリングロック装置 100は分断された後もステアリングアンロック 状態を保持し、車両走行中に自由にハンドル を切ることができ、運転安全性が確保される 。

 又、電子キーを携帯した者が車両駐車す べく始動・停止スイッチを押圧操作すると エンジンが停止されると共に、駆動モータ( 図示せず)の駆動によってロックロッド105が 動し、電動ステアリングロック装置100が図2 ステアリングアンロック位置から図1のステ アリングロック位置に移動する。

 このステアリングロック状態にあって、 動ステアリングロック装置100を不正解錠し うとする者が外部からアタックして所定値 上の衝撃がステアリングロック装置100に加 ると、ロッドガイド部103及びロックロッド1 05が脆弱部106,107の箇所で分断される。すると 、図4に示すように、トリガー部材123が第2バ 124のバネ力によって上方に移動し、ロック ン121がロックロッド105の第1係止溝126に係止 される。これによって、電動ステアリングロ ック装置100は分断された後もステアリングロ ック状態を保持し、防盗性に優れている。

 しかし、前記従来例では、ハンガー部105aの 脆弱部107がロック本体105bとの連結箇所(連結 ピン108aの位置)より遙か上方位置に設けら ているため、ステアリングアンロック状態 ステアリングロック装置100が分断された場 に、図3に示すように、ロッドガイド部103の 断箇所よりハンガー部105aの破断箇所が大き く突出し、安全性の観点から好ましくない。

特開2004-231122号公報

 これを解決する手段として、図5に示す電 動ステアリングロック装置130が考えられる。 この電動ステアリングロック装置130は、ロッ クロッド105のロック本体105bに第1係止溝126及 第2係止溝127を設け、ハンガー部105aの連結 所の直ぐ上方に脆弱部107を設けたものであ 。これによれば、前記従来例に較べて脆弱 107の高さ位置を低くできる。

 尚、図5において、前記従来例と同一構成 箇所には同一符号を付して重複説明を省略す る。

 しかしながら、図5の電動ステアリングロ ック装置にあっても、ステアリングアンロッ ク状態でステアリングロック装置100が分断さ れた場合に、ロッドガイド部103の破断箇所よ りハンガー部105aの破断箇所が突出する。

 又、図5にあっては、前記従来例に較べて ハンガー部105aの長さ寸法を短くできる。し し、電動ステアリングロック装置130の小型 のためには、ハンガー部105aの更なる短寸法 が望まれる。

 そこで、本発明は、装置の小型化を図る とができると共に、ステアリングアンロッ 状態でステアリングロック装置が分断した も極力安全性が確保できるステアリングロ ク装置を提供することを目的とする。

 上記目的を達成するために、本発明の第1 のアスペクトは、ステアリングロック装置で あって、フレーム本体に突設されたロッドガ イド部であって脆弱部を有するものと、前記 ロッドガイド部内にステアリングロック位置 とステアリングアンロック位置との間で移動 自在に配置され、且つハンガー部とこのハン ガー部に連結されたロック本体から成るロッ クロッドであって、脆弱部を有するものと、 過大な外力が加わった際に、双方の脆弱部の 位置で前記ロッドガイド部と前記ロックロッ ドが分断され、前記ロックロッドの前記脆弱 部より先端側を分断時点の位置にロックする デッドロック手段と、を備え、前記ハンガー 部の先端箇所にハンガー側連結部と共に前記 脆弱部を設けたものである。

 上記の構成によれば、ハンガー部の先端 所にハンガー側連結部と共に脆弱部を設け ため、ハンガー部の長さ寸法をその分短く き、その結果、ステアリングロック装置の 型化を図ることができる。

 又、ハンガー部の先端箇所にハンガー側 結部と共に脆弱部を設けたため、ステアリ グポスト側に残存するロックロッドの残存 所が短く、ロッドガイド部の破断箇所より ンガー部の破断箇所が突出しないようにで るため、ステアリングアンロック状態でス アリングロック装置が分断した後も極力安 性を確保できる。

 また、上記の構成において、前記ハンガ 部の前記ハンガー側連結部は係合凹部であ 、前記ロック本体の本体側連結部は前記係 凹部に嵌合する係合突起部であり、前記ハ ガー部の前記脆弱部は、前記係合凹部の両 壁にそれぞれ形成された一対のくびれ部に って構成するようにしてもよい。

 また、上記の構成において、前記ハンガ 部の前記ハンガー側連結部はくびれ部であ 、前記ロック本体の本体側連結部は前記く れ部に係合される一対の係合フック部であ 、前記ハンガー部の前記脆弱部は、前記く れ部によって構成するようにしてもよい。

図1は、従来例の電動ステアリングロッ ク装置のステアリングロック状態を示す断面 図である。 図2は、従来例の電動ステアリングロッ ク装置のステアリングアンロック状態を示す 断面図である。 図3は、従来例の電動ステアリングロッ ク装置のステアリングアンロック状態でデッ ドロック手段が作動した際の断面図である。 図4は、従来例の電動ステアリングロッ ク装置のステアリングロック状態でデッドロ ック手段が作動した際の断面図である。 図5は、電動ステアリングロック装置の 一例のステアリングロック状態を示す断面図 である。 図6は、本発明に係る電動ステアリング ロック装置の一実施形態を示し、電動ステア リングロック装置の正面図である。 図7は、本発明の一実施形態を示し、図 6の7-7線に沿うステアリングアンロック状態 拡大断面図である。 図8は、本発明の一実施形態を示し、図 6の7-7線に沿うステアリングロック状態の拡 断面図である。 図9は、本発明の一実施形態を示し、ハ ンガー部とロック本体の分解斜視図である。 図10は、本発明の一実施形態を示し、( a)はハンガー部の側面図、(b)はハンガー部の 面図である。 図11は、本発明の一実施形態を示し、 テアリングアンロック状態でデッドロック 段が作動した際の断面図である。 図12は、本発明の一実施形態を示し、 テアリングロック状態でデッドロック手段 作動した際の断面図である。 図13は、本発明の他の実施形態を示し ハンガー部とロック本体の分解斜視図であ 。 図14は、本発明の他の実施形態を示し ハンガー部とロック本体の連結状態の正面 である。

 以下、本発明の一実施形態を図面に基づ て説明する。

 図6~図8に示すように、ステアリングロッ 装置である電動ステアリングロック装置1は 、フレーム2を有し、このフレーム2はフレー 本体3とこのフレーム本体3の下方側に突設 れたロッドガイド部4とを備えている。ロッ ガイド部4には、適所にボルト取付孔5が設 られ、このボルト取付孔5を利用して電動ス アリングロック装置1がステアリングポスト (図示せず)に固定されている。

 カバー10で覆われたフレーム本体3の上面 は、電子キーを携帯した者が回転操作する とができるイグニッションキーシリンダ(図 示せず)と、このイグニッションキーシリン の回転操作によって駆動制御されるモータ ニット6と、このモータユニット6の出力軸に 固定されたカム部材7と、このカム部材7に追 移動するロックロッド11の図中の上端側が 容されている。

 ロッドガイド部4内にはロッドガイド孔8 形成されている。このロッドガイド孔8にロ クロッド11が移動自在に配置されている。 ックロッド11は、ステアリングシャフト(図 せず)と係合する箇所を少なくとも剛性の高 部材で構成する必要があることから、剛性 低く、且つ、加工容易な材質のハンガー部1 2と、これに連結され、剛性の高い金属製の ック本体13の二部材から構成されている。ハ ンガー部12とロック本体13の連結構造につい は、下記に詳述する。

 ハンガー部12の上端側はフレーム本体3上 に突出し、その上端の突出壁12aがカム部材7 と連係している。ハンガー部12の上端面には ックロッド11をロック位置側に付勢するバ 9が配置されている。このバネ9のバネ力でハ ンガー部12の突出壁12aがカム部材7に圧接して いる。ロックロッド11は、カム部材7のカム面 に追従移動し、ステアリングシャフト(図示 ず)をロックする図8のステアリングロック位 置とステアリングシャフト(図示せず)の回転 許容する図7のステアリングアンロック位置 間を移動する。

 又、ロッドガイド部4の基端箇所とロック ロッド11のハンガー部12とには、他の箇所よ 強度的に弱い脆弱部17,18がそれぞれ設けられ ている。ロッドガイド部4及びロックロッド11 に所定値以上の外力が加わると、ロッドガイ ド部4及びロックロッド11が共に脆弱部17,18の 所で分断するようになっている。ロッドガ ド部4の脆弱部17は、他の箇所より肉厚を薄 形成することによって構成されている。ハ ガー部12の脆弱部18の位置及び構造について は、下記に詳述する。

 デッドロック手段20は、ロッドガイド部4 脆弱部17より先端側に配置され、ロックロ ド11をロックしない待機位置とロックロッド 11をロックするロック位置の間で変移可能で るロックピン21と、このロックピン21をロッ ク位置側に付勢するバネ22と、ロックピン21 ロック位置に移動しないよう待機位置に保 するトリガー部材23と、ロックロッド11のロ ク本体13に形成された第1及び第2係止溝24,25 を備えている。

 トリガー部材23は、カバー10とフレーム本 体3間の組み付け力によって支持されている ロッドガイド部4が脆弱部17で分断されたり カバー10がフレーム本体3より外されると、 リガー部材23はロックピン21の移動規制を解 する。

 第1係止溝24は、ロックロッド11がロック 置に位置する場合に、ロックピン21に対向す る位置に設定されている。第2係止溝25は、ロ ックロッド11がアンロック位置に位置する場 に、ロックピン21に対向する位置に設定さ ている。

 次に、ロックロッド11のハンガー部12とロ ック本体13との連結構造、及び、ハンガー部1 2の脆弱部18の位置及び構造について説明する 。図9及び図10(a)、(b)に詳しく示すように、ハ ンガー部12の先端には、ハンガー側連結部で る係合凹部14が形成されている。係合凹部14 は、貫通部14aとこの貫通部14aの下方に形成さ れた溝部14bとから構成されている。ロック本 体13の上端には、係合凹部14の形状に一致す 本体側連結部である係合突起部15が設けられ ている。ハンガー部12の係合凹部14にロック 体13の係合突起部15が係合することによって ンガー部12とロック本体13が連結されている 。ハンガー部12の脆弱部18は、係合凹部14の両 側壁で、且つ、貫通部14aの位置にそれぞれ形 成された一対のくびれ部18aによって構成され ている。従って、脆弱部18の長手方向の位置 、ハンガー側連結部である係合凹部14の長 方向に位置が一致している。

 上記構成において、電子キーを携帯した が車両を走行するべくイグニッションキー リンダ(図示せず)をオフ位置からオン位置 回転すると、モータユニット6の駆動によっ ロックロッド11が移動して図8のステアリン ロック位置から図7のステアリングアンロッ ク位置に変移する。その後、イグニッション キーシリンダをエンジン始動位置まで移動す ると、エンジンが始動される。

 車両走行中に急激減速し、その際にドラ バーの膝が電動ステアリングロック装置1に 当たって所定値以上の衝撃がロッドガイド部 4及びロックロッド11に加わると、ロッドガイ ド部4及びロックロッド11が脆弱部17,18の箇所 分断し、これによってドライバーが受ける 撃が軽減される。

 そして、ロッドガイド部4及びロックロッ ド11が脆弱部17,18で分断されると、図11に示す ように、トリガー部材23がロックピン21を規 しなくなり、ロックピン21がロックロッド11 第2係止溝25に係止される。これによって、 動ステアリングロック装置1は分断された後 も、ステアリングアンロック状態を保持する 。ステアリングアンロック状態を保持するこ とによって、車両走行中に自由にハンドルを 切ることができ、運転安全性が確保される。

 一方、電子キーを携帯した者が車両駐車 るべくイグニッションキーシリンダをエン ン始動位置からオフ位置に戻すと、エンジ が停止される。そして、モータユニット6の 駆動によってロックロッド11が移動し、図7の ステアリングアンロック位置から図8のステ リングロック位置に変移する。

 このステアリングロック状態にあって、 動ステアリングロック装置1を不正解錠しよ うとする者が外部からアタックして所定値以 上の衝撃がロッドガイド部4及びロックロッ 11に加わると、ロッドガイド部4及びロック ッド11が脆弱部17,18の箇所で分断される。す と、図12に示すように、トリガー部材23がロ ックピン21を規制しなくなり、ロックピン21 ロックロッド11の第1係止溝24に係止される。 これによって、電動ステアリングロック装置 1は分断された後もステアリングロック状態 保持し、不正解錠しようとした者がステア ングホイールを自由に回転することができ 、防盗性に優れている。

 そして、本実施形態では、ハンガー部12 先端箇所に、ハンガー側連結部である係合 部14と共に脆弱部18を設けたため、ハンガー 12の長さ寸法をその分短くできる。その結 、電動ステアリングロック装置1の小型化を ることができる。又、ハンガー部12の先端 所にハンガー側連結部である係合凹部14と共 に脆弱部18を設けた。このため、ステアリン ポスト(図示せず)側に残存するロックロッ 11の残存箇所が短くなり、ロッドガイド部4 破断箇所よりハンガー部12の破断箇所が突出 しないようにできる。このため、ステアリン グアンロック状態でステアリングロック装置 1が分断した後も極力安全性を確保できる。

 図13及び図14は本発明の他の実施形態を示 し、図13はハンガー部12Aとロック本体13Aの分 斜視図、図14はハンガー部12Aとロック本体13 Aの連結状態の正面図である。

 図13及び図14に示すように、ハンガー部12A の先端には、他の箇所より肉厚が薄いハンガ ー用連結部であるくびれ部14Aが形成されてい る。ロック本体13Aの上端には、本体側連結部 である一対の係合フック部15Aが設けられてい る。ハンガー部12Aのくびれ部14Aにロック本体 13Aの一対の係合フック部15Aが係合されること によってハンガー部12Aとロック本体13Aが連結 されている。ハンガー部12Aの脆弱部18は、上 のくびれ部14Aによって構成されている。つ り、くびれ部14Aがハンガー側連結部と脆弱 18を兼用している。従って、ハンガー側連 部であるくびれ部14Aの長手方向の位置と脆 部18の長手方向の位置が一致している。

 他の構成は、前記実施形態と同様である め、重複説明を回避する。

 この他の実施形態においても、前記実施 態と同様の作用・効果が得られる。

 なお、前記各実施形態以外にも、ハンガ 側連結部と本体側連結部の構造としては種 の変形例が考えられる。

 なお、前記各実施形態では、本発明を電 ステアリングロック装置1に適用した場合を 示したが、メカニカルキーからの操作力を動 力としてロックロッド11を移動するようなメ ニカルなステアリングロック装置にも適用 きることはもちろんである。