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Title:
TERMINAL, BASE STATION DEVICE, RADIO COMMUNICATION SYSTEM, PROGRAM, AND RADIO COMMUNICATION METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/155931
Kind Code:
A1
Abstract:
A terminal for communicating with a radio station device comprises a determination result receiving section for receiving the determination result after the base station device has determined whether or not to allocate a plurality of radio resources to the terminal from the base station device, a judgment section for judging whether or not each terminal has been allocated the radio resources according to the result of the determination received by the determination result receiving section, a first radio resource determining section for determining a radio resource used for the transmission of a signal to the base station device according to the result of the judgment of the judgment section, and a signal transmission section for transmitting the signal to the base station device by using the radio resource determined by the first radio resource determining section.

Inventors:
NAKASHIMA DAIICHIRO
YAMADA SHOHEI
Application Number:
PCT/JP2008/052960
Publication Date:
December 24, 2008
Filing Date:
February 21, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
NAKASHIMA DAIICHIRO
YAMADA SHOHEI
International Classes:
H04W72/04; H04W72/12; H04W74/08; H04J1/00; H04J11/00
Domestic Patent References:
WO2007007380A12007-01-18
Foreign References:
JPH09327072A1997-12-16
JP2007300508A2007-11-15
JP2008053864A2008-03-06
Attorney, Agent or Firm:
FUNAYAMA, Takeshi et al. (MarunouchiChiyoda-ku, Tokyo, JP)
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Claims:
 基地局装置と通信する端末装置であって、
 複数の無線リソースを端末装置に割り当てるか否かを前記基地局装置で決定した決定結果を前記基地局装置から受信する決定結果受信部と、
 前記決定結果受信部が受信した決定結果に基づいて各端末装置が無線リソースを割り当てられたか否かについて判定する判定部と、
 前記判定部の判定結果に基づいて前記基地局装置への信号の送信に利用する無線リソースを決定する第1の無線リソース決定部と、
 前記第1の無線リソース決定部が決定した無線リソースを利用して前記基地局装置に信号を送信する信号送信部と、
 を備えることを特徴とする端末装置。
 前記第1の無線リソース決定部において決定した無線リソースを用いて送信する信号は、前記基地局装置から受信した信号に対する受信応答信号であることを特徴とする請求項1記載の端末装置。
 端末装置と通信する基地局装置であって、
 複数の無線リソースに割り当て候補の端末装置を割り当てる候補端末装置割当部と、
 前記候補端末装置割当部が割り当てた複数の無線リソースの割り当て候補の端末装置に対して無線リソースを割り当てるか否かを決定する決定部と、
 前記決定部の決定結果を各端末装置に送信する第1の決定結果送信部と、
 前記決定部の決定結果に基づいて前記端末装置からの信号の受信に利用する無線リソースを決定する第2の無線リソース決定部と、
 を備えることを特徴とする基地局装置。
 前記第2の無線リソース決定部において決定した無線リソースを用いて受信する信号は、自基地局装置が送信した信号に対する受信応答信号であることを特徴とする請求項3記載の基地局装置。
 前記第2の無線リソース決定部において無線リソースを決定していない端末装置からの受信応答信号の受信に用いる無線リソースを決定する第3の無線リソース決定部と、
 前記第3の無線リソース決定部の決定結果を前記第1の決定結果送信部から前記決定部の決定結果を送信した端末装置とは異なる端末装置に送信する第2の決定結果送信部と、
 を備えることを特徴とする請求項4記載の基地局装置。
 基地局装置と端末装置とを備える無線通信システムであって、
 前記基地局装置は、
 複数の無線リソースに割り当て候補の端末装置を割り当てる候補端末装置割当部と、
 前記候補端末装置割当部が割り当てた複数の無線リソースの割り当て候補の端末装置に対して無線リソースを割り当てるか否かを決定する決定部と、
 前記決定部の決定結果を各端末装置に送信する第1の決定結果送信部と、
 前記決定部の決定結果に基づいて前記端末装置からの信号の受信に利用する無線リソースを決定する第2の無線リソース決定部とを備え、
 前記端末装置は、
 前記第1の決定結果送信部より送信された前記決定部の決定結果を受信する決定結果受信部と、
 前記決定結果受信部が受信した決定結果に基づいて各端末装置が無線リソースを割り当てられたか否かについて判定する判定部と、
 前記判定部の判定結果に基づいて前記基地局装置への信号の送信に利用する無線リソースを決定する第1の無線リソース決定部と、
 前記第1の無線リソース決定部が決定した無線リソースを利用して前記基地局装置に信号を送信する信号送信部とを備えることを特徴とする無線通信システム。
 前記第1の無線リソース決定部は、
 前記決定結果受信部が受信した決定結果に基づいて無線リソースを割り当てた端末装置に対して前記複数の無線リソース内の端末装置に割り当てた無線リソースの位置に応じて無線リソースを割り当てることにより前記基地局装置への信号の送信に利用する無線リソースを決定することを特徴とする請求項6に記載の無線通信システム。
 前記第1の無線リソース決定部は、
 前記決定結果受信部が受信した決定結果に基づいて無線リソースを割り当てた端末装置に対して前記複数の無線リソース内の端末装置に割り当てた無線リソースの位置から順に無線リソースを割り当てることにより前記基地局装置への信号の送信に利用する無線リソースを決定することを特徴とする請求項6に記載の無線通信システム。
 前記第1の無線リソース決定部は、
 無線リソースを利用可能な端末装置に対して前記複数の無線リソースの端から順に無線リソースを割り当てることを特徴とする請求項7又は8に記載の無線通信システム。
 前記第1の無線リソース決定部において決定した無線リソースを用いて送信する信号、及び前記第2の無線リソース決定部において決定した無線リソースを用いて受信する信号は、前記基地局装置が前記端末装置に対して送信した信号に対して前記端末装置が前記基地局装置に対して送信する受信応答信号であることを特徴とする請求項6記載の無線通信システム。
 基地局装置と通信する端末装置のコンピュータを、
 複数の無線リソースを端末装置に割り当てるか否かを前記基地局装置で決定した決定結果を前記基地局装置から受信する決定結果受信手段と、
 前記決定結果受信手段が受信した決定結果に基づいて各端末装置が無線リソースを割り当てられたか否かについて判定する判定手段と、
 前記判定手段の判定結果に基づいて前記基地局装置への信号の送信に利用する無線リソースを決定する第1の無線リソース決定手段と、
 前記第1の無線リソース決定手段が決定した無線リソースを利用して前記基地局装置に受信応答信号を送信する信号送信手段と、
 して機能させることを特徴とするプログラム。
 端末装置と通信する基地局装置のコンピュータを、
 複数の無線リソースに割り当て候補の端末装置を割り当てる候補端末装置割当手段と、
 前記候補端末装置割当手段が割り当てた複数の無線リソースの割り当て候補の端末装置に対して無線リソースを割り当てる下否かを決定する決定手段と、
 前記決定手段の決定結果を各端末装置に送信する第1の決定結果送信手段と、
 前記決定手段の決定結果に基づいて前記端末装置からの受信応答信号の受信に利用する無線リソースを決定する第2の無線リソース決定手段と、
 して機能させることを特徴とするプログラム。
 基地局装置と端末装置とを用いた無線通信方法であって、
 前記基地局装置は、
 複数の無線リソースに割り当て候補の端末装置を割り当てる候補端末装置割当過程と、
 前記候補端末装置割当過程で割り当てた複数の無線リソースの割り当て候補の端末装置に対して無線リソースを割り当てるか否かを決定する決定過程と、
 前記決定過程の決定結果を各端末装置に送信する第1の決定結果送信過程と、
 前記決定過程の決定結果に基づいて前記端末装置からの受信応答信号の受信に利用する無線リソースを決定する第2の無線リソース決定過程とを実行し、
 前記端末装置は、
 前記第1の決定結果送信過程より送信された前記決定過程の決定結果を受信する決定結果受信過程と、
 前記決定結果受信過程で受信した決定結果に基づいて各端末装置が無線リソースを割り当てられたか否かについて判定する判定過程と、
 前記判定過程の判定結果に基づいて前記基地局装置への受信応答信号の送信に利用する無線リソースを決定する第1の無線リソース決定過程と、
 前記第1の無線リソース決定過程で決定した無線リソースを利用して前記基地局装置に信号を送信する信号送信過程とを実行することを特徴とする無線通信方法。
Description:
端末装置、基地局装置、無線通 システム、プログラム及び無線通信方法

 本発明は、端末装置、基地局装置、無線通 システム、プログラム及び無線通信方法に する。
 本願は、2007年6月19日に、日本に出願された 特願2007-161270号に基づき優先権を主張し、そ 内容をここに援用する。

 3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、W CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式が セルラー移動通信の第三世代無線アクセス 式(3G)として標準化され、サービスが開始さ ている。また、3Gの進化(Evolved Universal Terre strial Radio Access、以下、「EUTRA」と称する。) 及び3Gネットワークの進化(Evolved Universal Terr estrial Radio Access Network、以下、「EUTRAN」と する。)が検討されている。また、EUTRAにお て、基地局装置から端末装置への無線リン (以下、「下りリンク」という)のアクセス方 式として、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multip le Access:直交周波数分割多元接続)方式が提案 されている。(端末装置から基地局装置への 線リンクを上りリンクという。)

 OFDMA方式において、無線リソースを有効 活用してパケットデータ伝送を効率よく行 スケジューリング方法(Channel dependent scheduli ng)の適用が検討されている。このスケジュー リング方法は、サブキャリアブロック(Physical  Resource Block:PRB)毎、又はサブキャリア毎に 端末装置のチャネル状況を監視し、そのチ ネル状況に基づいて各端末装置に無線リソ スを割り当てる方法である。基地局装置は 各端末装置に割り当てた無線リソースに関 る情報を、制御チャネルを用いて送信し、 端末装置は制御チャネルを受信し、自端末 置識別子を含む制御チャネルに含まれる無 リソースに関する情報を復号し、該当する ータチャネルの受信、復号を行う。

 また、端末装置毎にスケジューリング、 御チャネル送信を行うのではなく、端末装 群毎にスケジューリング、制御チャネル送 を行うグループスケジューリング方法が提 されている(非特許文献1)。提案されている ループスケジューリングは、端末装置に割 当てる無線リソースサイズ、無線リソース 置に制約を与えることにより端末装置毎の 線リソースに関する情報を圧縮し、一つの 御チャネルで多くの端末装置に無線リソー の割り当てを行う方法である。なお、無線 ソース割り当てに制約を与えないスケジュ リングをダイナミックスケジューリングと する。

 上記のようなスケジューリング方法によ 無線リソースを割り当てられ、データチャ ルを受信した端末装置は、受信応答信号を 地局装置に送信する。端末装置は、受信し データチャネルを誤りなく復号できた場合 は受信応答信号としてACK(Acknowledgement)信号 上りリンクで送信し、誤りを検出した場合 は受信応答信号としてNACK(Negative Acknowledgemen t)信号を上りリンクで送信する。基地局装置 、受信応答信号に基づいて下りリンクでパ ットデータの再送制御を行う。

 なお、端末装置が受信したデータチャネ を誤りなく復号できた場合にのみACKとして 信応答信号を送信し、誤りを検出した場合 何も送信を行わないでNACKを示すようにする こともできる。この場合、基地局装置は、例 えば受信応答信号の受信電力レベルの閾値判 定によりACKを受信したか否かの判定を行う。

 上りリンクにおける受信応答信号のデータ ャネルを伴わない送信方法について、言い えれば、受信応答信号からなる制御チャネ のみの送信方法について、端末装置間の多 はFDM(Frequency Division Multiplexing)とCDM(Code Divi sion Multiplexing)を併用した方法を適用するこ がEUTRAにおいて決定されている(非特許文献2) 。また、システム帯域幅の端の帯域幅を用い て送信することが推奨されている(非特許文 3)。このような送信方法において、端末装置 がどの無線リソースを用いて受信応答信号を 送信するかについては、下りリンクデータチ ャネルの無線リソースインデックスや下りリ ンク制御チャネルインデックスと上りリンク 受信応答信号の無線リソースインデックスを 予め対応付けしておくことにより端末装置が 認識する方法(インプリシット・マッピング(i mplicit mapping))や、受信応答信号の送信に用い る正確な無線リソース割り当て情報を基地局 装置が端末装置に送信する方法(エクスプリ ット・マッピング(explicit mapping))が提案され ている(非特許文献4)。
 なお、無線リソースインデックスとは、周 数インデックス、又は符号インデックス、 は周波数と符号を組み合わせたインデック である。

 また、下りリンクデータチャネルの無線リ ースインデックスと上りリンク受信応答信 の無線リソースインデックスが予め対応付 られた方法において、ある端末装置の下り ンクデータチャネルに複数の無線リソース 割り当てられた場合、端末装置は下りリン データチャネルの最初の無線リソースイン ックスに対応付けられた上りリンク受信応 信号の無線リソースインデックスを用いる いう方法も提案されている。
3GPP TSG-RAN-WG2#57 Tdoc R2-070758 St.Louis,USA,12 th-16th February,2007 "Scheduling for downlink" 3GPP,R1-070641,Draft Report of 3GPP TSG RAN WG1 #47bis(Sorrento,Italy,15-19 January 2007) 3GPP TSG RAN #47bis R1-070602 Sorrento,Italy,Juan uary 15-19,2007 "Data-non-associated control signaling" 3GPP TSG RAN1 #48 R1-070660 Feb 12th-16th,2007  St.Louis,USA"Mapping of UL ACK Transmission based on  DL VRB" 3GPP TSG RAN1 #48 R1-070661 Feb 12th-16th,2007  St.Louis,USA"Cyclic Shift Hopping and Link Performance of UL ACK and CQI Channels" 3GPP TSG RAN1 #48 R1-070782 St.Louis,USA Februar y 12-16,2007 "Multiplexing of UL L1/L2 control signal s in the absence of data"

 下りリンク制御チャネルインデックスの を用いたインプリシット・マッピングでは 1つの制御チャネルに複数の端末装置のリソ ース割り当てが含まれるグループスケジュー リングには適用することができない。

 下りリンクデータチャネルの無線リソー インデックスのみを用いたインプリシット マッピングでは、上りリンクの無線リソー の周波数効率の低下を招いてしまう場合が る。上りリンクの1つの周波数ユニットでCDM を用いて端末装置を多重する際、端末装置間 の直交性(符号間の直交性)を維持しつつ多重 きる数は制限される(非特許文献5、非特許 献6)。そのため、下りリンクデータチャネル の全ての無線リソースインデックスに対応す る上りリンク受信応答信号の無線リソースイ ンデックスを用意するということは、上りリ ンクの複数の周波数ユニットを予め確保して おくということになる。

 つまり、下りリンクデータチャネルの無 リソースインデックス数が25であり、上り ンクの1つの周波数ユニットの符号インデッ ス数が5であるとする。この場合、受信応答 信号の送信のために上りリンクの5つの周波 ユニットが必要となる。

 例えば、下りリンクデータチャネルの無 リソースインデックス「1」~「5」が上りリ クのある周波数ユニット(周波数インデック ス「1」)の符号インデックス「1」~「5」に対 し、下りリンクデータチャネルの無線リソ スインデックス「6」~「10」が上りリンクの ある周波数ユニット(周波数インデックス「2 )の符号インデックス「1」~「5」に対応し、 下りリンクデータチャネルの無線リソースイ ンデックス「11」~「15」が上りリンクのある 波数ユニット(周波数インデックス「3」)の 号インデックス「1」~「5」に対応し、下り ンクデータチャネルの無線リソースインデ クス「16」~「20」が上りリンクのある周波 ユニット(周波数インデックス「4」)の符号 ンデックス「1」~「5」に対応し、下りリン データチャネルの無線リソースインデック 「21」~「25」が上りリンクのある周波数ユニ ット(周波数インデックス「5」)の符号インデ ックス「1」~「5」に対応している場合を想定 する。

 端末装置が5つあり、5つの端末装置に対 てスケジューリングによりそれぞれ下りリ クデータチャネルの無線リソースインデッ スが割り当てられる場合を想定する。例え 、5つの端末装置のそれぞれには、下りリン データチャネルの無線リソースインデック 「1」~「5」、「6」~「10」、「11」~「15」、 16」~「20」、「21」~「25」の何れかがそれぞ れ割り当てられる可能性がある。したがって 、周波数インデックスとしては、「1」~「5」 の5つの周波数ユニットを確保しておく必要 ある。

 このように、各周波数ユニットにおいて5 つの端末装置までCDMにより多重化すれば、1 の周波数ユニットで5つの無線リソースを確 できるにもかかわらず、5つの周波数ユニッ トを確保する必要がある。したがって、この ような送信をすることは、無線リソースの無 駄であり、非常に非効率である。

 受信応答信号の送信に用いる正確な無線 ソース割り当て情報を基地局装置が端末装 に送信するエクスプリシット・マッピング 、上りリンクの受信応答信号の無線リソー の割り当てに柔軟性を持ち、上りリンクの 波数効率は高いが、非常に多くの端末装置 正確な無線リソース割り当て情報を送信す 必要がある場合、下りリンクの周波数効率 著しく劣化させてしまう。

 本発明は、このような事情に鑑みてなさ たもので、その目的は、基地局装置と通信 る端末装置に対して効率的に無線リソース 割り当てることができる端末装置、基地局 置、無線通信システム、プログラム及び無 通信方法を提供することにある。

(1) 本発明は、上記課題を解決するために されたもので、本発明の一態様による端末 置は、基地局装置と通信する端末装置であ て、複数の無線リソースを端末装置に割り てるか否かを前記基地局装置で決定した決 結果を前記基地局装置から受信する決定結 受信部と、前記決定結果受信部が受信した 定結果に基づいて各端末装置が無線リソー を割り当てられたか否かについて判定する 定部と、前記判定部の判定結果に基づいて 記基地局装置への信号の送信に利用する無 リソースを決定する第1の無線リソース決定 部と、前記第1の無線リソース決定部が決定 た無線リソースを利用して前記基地局装置 信号を送信する信号送信部とを備える。

(2) また、本発明の一態様による端末装置 、前記第1の無線リソース決定部において決 定した無線リソースを用いて、前記前記基地 局装置から受信した信号に対する受信応答信 号を送信する。

(3) また、本発明の一態様による基地局装 は、端末装置と通信する基地局装置であっ 、複数の無線リソースに割り当て候補の端 装置を割り当てる候補端末装置割当部と、 記候補端末装置割当部が割り当てた複数の 線リソースの割り当て候補の端末装置に対 て無線リソースを割り当てるか否かを決定 る決定部と、前記決定部の決定結果を各端 装置に送信する第1の決定結果送信部と、前 記決定部の決定結果に基づいて前記端末装置 からの信号の受信に利用する無線リソースを 決定する第2の無線リソース決定部とを備え 。

(4) また、本発明の一態様による基地局装 は、前記第2の無線リソース決定部において 決定した無線リソースを用いて、自基地局装 置が送信した信号に対する受信応答信号を受 信する。

(5) また、本発明の一態様による基地局装 は、前記第2の無線リソース決定部において 無線リソースを決定していない端末装置から の受信応答信号の受信に用いる無線リソース を決定する第3の無線リソース決定部と、前 第3の無線リソース決定部の決定結果を前記 1の決定結果送信部から前記決定部の決定結 果を送信した端末装置とは異なる端末装置に 送信する第2の決定結果送信部とを備える。

(6) また、本発明の一態様による無線通信シ テムは、基地局装置と端末装置とを備える 線通信システムであって、前記基地局装置 、複数の無線リソースに割り当て候補の端 装置を割り当てる候補端末装置割当部と、 記候補端末装置割当部が割り当てた複数の 線リソースの割り当て候補の端末装置に対 て無線リソースを割り当てるか否かを決定 る決定部と、前記決定部の決定結果を各端 装置に送信する第1の決定結果送信部と、前 記決定部の決定結果に基づいて前記端末装置 からの信号の受信に利用する無線リソースを 決定する第2の無線リソース決定部とを備え 前記端末装置は、前記第1の決定結果送信部 り送信された前記決定部の決定結果を受信 る決定結果受信部と、前記決定結果受信部 受信した決定結果に基づいて各端末装置が 線リソースを割り当てられたか否かについ 判定する判定部と、前記判定部の判定結果 基づいて前記基地局装置への信号の送信に 用する無線リソースを決定する第1の無線リ ソース決定部と、前記第1の無線リソース決 部が決定した無線リソースを利用して前記 地局装置に信号を送信する信号送信部とを える。
 本発明によれば、端末装置の第1の無線リソ ース決定部は、判定部の判定結果に基づいて 基地局装置への信号の送信に利用する無線リ ソースを決定するようにしたので、無線リソ ースの利用が許可されていない端末装置に対 して無線リソースを割り当てないようにする ことができ、基地局装置と通信する端末装置 に対して効率的に無線リソースを割り当てる ことができる。

(7) また、本発明の一態様による無線通信シ テムの前記第1の無線リソース決定部は、前 記決定結果受信部が受信した決定結果に基づ いて無線リソースを割り当てた端末装置に対 して前記複数の無線リソース内の端末装置に 割り当てた無線リソースの位置に応じて無線 リソースを割り当てることにより前記基地局 装置への信号の送信に利用する無線リソース を決定する。
 本発明によれば、第1の無線リソース決定部 が、決定結果受信部が受信した決定結果に基 づいて無線リソースを割り当てた端末装置に 対して複数の無線リソース内の端末装置に割 り当てた無線リソースの位置に応じて無線リ ソースを割り当てるようにしたので、基地局 装置と端末装置間で無線リソースの割り当て に関する情報、及び情報のやり取りを省略す ることができ、無線通信システムの周波数利 用効率を向上させることができる。

(8) また、本発明の一態様による無線通信シ テムの前記第1の無線リソース決定部は、前 記決定結果受信部が受信した決定結果に基づ いて無線リソースを割り当てた端末装置に対 して前記複数の無線リソース内の端末装置に 割り当てた無線リソースの位置から順に無線 リソースを割り当てることにより前記基地局 装置への信号の送信に利用する無線リソース を決定する。
 本発明によれば、第1の無線リソース決定部 が、決定結果受信部が受信した決定結果に基 づいて無線リソースを割り当てた端末装置に 対して複数の無線リソース内の端末装置に割 り当てた無線リソースの位置から順に無線リ ソースを割り当てるようにしたので、複数端 末装置が利用する無線リソースを周波数領域 上で連続させることができ、基地局装置と通 信する端末装置に対して効率的に無線リソー スを割り当てることができる。

(9) また、本発明の一態様による無線通信シ テムの前記第1の無線リソース決定部は、無 線リソースを利用可能な端末装置に対して前 記複数の無線リソースの端から順に無線リソ ースを割り当てる。
 また、本発明によれば、第1の無線リソース 決定部が、無線リソースを利用可能な端末装 置に対して前記複数の無線リソースの端から 順に無線リソースを割り当てるようにしたの で、複数の端末装置が利用する無線リソース を周波数領域上の端から連続させることがで きるので、基地局装置と通信する端末装置に 対してより効率的に無線リソースを割り当て ることができる。

(10) また、本発明の一態様による無線通信シ ステムの前記第1の無線リソース決定部にお て決定した無線リソースを用いて送信する 号、及び前記第2の無線リソース決定部にお て決定した無線リソースを用いて受信する 号は、前記基地局装置が前記端末装置に対 て送信した信号に対して前記端末装置が前 基地局装置に対して送信する受信応答信号 ある。
 また、本発明によれば、第1の無線リソース 決定部において決定した無線リソースを用い て受信応答信号を送信するようにし、第2の 線リソース決定部において決定した無線リ ースを用いて受信応答信号を受信するよう したので、効率的に受信応答信号を送受信 ることができる。

(11) また、本発明の一態様によるプログラ ムは、基地局装置と通信する端末装置のコン ピュータを、複数の無線リソースを端末装置 に割り当てるか否かを前記基地局装置で決定 した決定結果を前記基地局装置から受信する 決定結果受信手段と、前記決定結果受信手段 が受信した決定結果に基づいて各端末装置が 無線リソースを割り当てられたか否かについ て判定する判定手段と、前記判定手段の判定 結果に基づいて前記基地局装置への信号の送 信に利用する無線リソースを決定する第1の 線リソース決定手段と、前記第1の無線リソ ス決定手段が決定した無線リソースを利用 て前記基地局装置に受信応答信号を送信す 信号送信手段として機能させる。

(12) また、本発明の一態様によるプログラ ムは、端末装置と通信する基地局装置のコン ピュータを、複数の無線リソースに割り当て 候補の端末装置を割り当てる候補端末装置割 当手段と、前記候補端末装置割当手段が割り 当てた複数の無線リソースの割り当て候補の 端末装置に対して無線リソースを割り当てる 下否かを決定する決定手段と、前記決定手段 の決定結果を各端末装置に送信する第1の決 結果送信手段と、前記決定手段の決定結果 基づいて前記端末装置からの受信応答信号 受信に利用する無線リソースを決定する第2 無線リソース決定手段として機能させる。

(13) また、本発明の一態様による無線通信 方法は、基地局装置と端末装置とを用いた無 線通信方法であって、前記基地局装置は、複 数の無線リソースに割り当て候補の端末装置 を割り当てる候補端末装置割当過程と、前記 候補端末装置割当過程で割り当てた複数の無 線リソースの割り当て候補の端末装置に対し て無線リソースを割り当てるか否かを決定す る決定過程と、前記決定過程の決定結果を各 端末装置に送信する第1の決定結果送信過程 、前記決定過程の決定結果に基づいて前記 末装置からの受信応答信号の受信に利用す 無線リソースを決定する第2の無線リソース 定過程とを実行し、前記端末装置は、前記 1の決定結果送信過程より送信された前記決 定過程の決定結果を受信する決定結果受信過 程と、前記決定結果受信過程で受信した決定 結果に基づいて各端末装置が無線リソースを 割り当てられたか否かについて判定する判定 過程と、前記判定過程の判定結果に基づいて 前記基地局装置への受信応答信号の送信に利 用する無線リソースを決定する第1の無線リ ース決定過程と、前記第1の無線リソース決 過程で決定した無線リソースを利用して前 基地局装置に信号を送信する信号送信過程 を実行する。

 本発明の端末装置、基地局装置、無線通 システム、プログラム及び無線通信方法に れば、基地局装置と通信する端末装置に対 て効率的に無線リソースを割り当てること できる。

本発明の実施形態における下りリンク 線フレームの構成を示す図である。 ダイナミックスケジューリング用の制 チャネルに構成されるリソース割り当て情 の構成を示す図である。 グループスケジューリング用の制御チ ネルを構成するリソース割り当て情報を示 ている。 グループスケジューリング用の制御チ ネルにおいてシステム帯域幅が8個のPRBから 構成される場合の図である。 リソース割り当てスタート位置情報とP RBよる割り当ての開始位置との関係を示す図 ある。 グループスケジューリング用の制御チ ネルとPBRの割り当ての説明に用いる図であ 。 グループスケジューリング用の制御チ ネルとPBRの割り当ての説明に用いる図であ 。 制御チャネルの物理マッピングの説明 用いる図である。 制御チャネルの物理マッピングの説明 用いる図である。 制御チャネルをシステム帯域幅全体に 亘って均等に分散してマッピングした場合の 図である。 1OFDMシンボル目と2OFDMシンボル目で各 御チャネルのサブキャリアを同じ位置にマ ピングした場合の図である。 1OFDMシンボル目と2OFDMシンボル目で各 御チャネルのサブキャリアを異なる位置に ッピングした場合の図である。 上りリンクの受信応答信号の無線リソ ースインデックスの一例を示す図である。 上りリンクの受信応答信号の各無線リ ソースインデックスの物理配置を主に示す上 りリンク無線フレームの構成図である。 本発明の実施形態における基地局装置 の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における基地局装置 における送信処理部の構成を示すブロック図 である。 本発明の実施形態における基地局装置 における受信処理部の構成を示すブロック図 である。 本発明の実施形態における端末装置の 概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における端末装置に おける受信処理部の構成を示すブロック図で ある。 本発明の実施形態における端末装置に おける送信処理部の構成を示すブロック図で ある。 ダイナミックスケジューリングUEの場 の処理手順を示すシーケンス図である。 グループスケジューリングUEの場合の 理手順を示すシーケンス図である。

符号の説明

1・・・基地局装置、
2・・・端末装置、
101・・・無線リソース制御部、
102・・・制御部、
103・・・送信処理部、
104・・・受信処理部、
201-1~201-n・・・データチャネル処理部、
202・・・制御チャネル処理部、
203・・・多重部、
204・・・IFFT部、
205・・・GI挿入部、
206・・・D/A部、
207・・・送信RF部、
211・・・ターボ符号部、
212・・・データ変調部、
213・・・インターリーバ部、
214・・・S/P部、
221・・・畳み込み符号部、
222・・・QPSK変調部、
223・・・インターリーバ部、
224・・・S/P部、
301・・・受信RF部、
302・・・A/D部、
303・・・シンボルタイミング検出部、
304・・・GI除去部、
305・・・S/P部、
306・・・FFT部、
307・・・デマッピング部、
308・・・逆拡散部、
309・・・検出部、
310・・・チャネル推定部、
311・・・チャネル補償部、
312・・・IFF部、
313・・・P/S部、
314・・・デインターリーバ部、
315・・・データ復調部、
316・・・ターボ復号部、
401・・・制御部、
402・・・送信処理部、
403・・・受信処理部、
501・・・受信RF部、
502・・・A/D部、
503・・・シンボルタイミング検出部、
504・・・GI除去部、
505・・・FFT部、
506・・・多重分離部、
507・・・チャネル推定部、
508・・・チャネル補償部、
509・・・P/S部、
510・・・デインターリーバ部、
511・・・データ復調部、
512・・・ターボ復号部、
513・・・チャネル補償部、
514・・・デインターリーバ部、
515・・・QPSK復調部、
516・・・ビタビデコーダ部、
601・・・ターボ符号部、
602・・・データ変調部、
603・・・インターリーバ部、
604・・・S/P部、
605・・・FFT部、
606・・・拡散部、
607・・・マッピング部、
608・・・IFFT部、
609・・・GI挿入部、
610・・・D/A部、
611・・・送信RF部

 以下、図面を参照して、本発明の第1の実施 形態について説明する。
<下りリンク無線フレームの構成>
 図1は、EUTRAにおける3GPPの提案を基にした下 りリンク無線フレームの概略構成であり、本 実施形態における下りリンク無線フレームの 構成を示す図である。

 図1において、下りリンク無線フレームは 、無線リソース割り当てなどの単位であるPRB (物理リソースブロック)から構成されている 各PRBは周波数領域において1または複数のサ ブキャリアから構成され、時間領域において 1または複数のOFDMシンボルから構成される。

 図1において、システム帯域幅は、基地局 装置の通信帯域幅である。時間領域において は、複数のOFDMシンボルから構成されるスロ ト、複数のスロットから構成されるサブフ ーム、複数のサブフレームから構成される つの無線フレームというフレーム構成に基 いて以下の説明を行う。図1では、1スロット は7OFDMシンボルから構成され、1サブフレーム は2スロットから構成された場合を示してい 。

 各サブフレームには少なくとも、データ 送信に用いるデータチャネル、下りリンク 御データの送信に用いる制御チャネルがマ ピングされている。説明の便宜上、データ ャネル及び制御チャネルのチャネル推定に いる参照信号の図示は省略する。

 図1では、制御チャネルは1フレームの頭 ら1番目と2番目のOFDMシンボルにマッピング れ、データチャネルはその他のOFDMシンボル マッピングされた場合を示しているが、本 明はこれに限定されるものではない。例え 、制御チャネルは1番目と2番目と3番目のOFDM シンボルにマッピングされても良い。

 制御チャネルは、少なくともダイナミッ スケジューリング用の制御チャネルとグル プスケジューリング用の制御チャネルによ 構成され、基地局装置のスケジューリング 能を有する制御部に基づいて適応的に用い れる。ダイナミックスケジューリング用の 御チャネルは、端末装置識別子(移動局識別 子とも言う)、データチャネルのリソース割 当て情報、マルチアンテナ関連情報、変調 式(変調方式、符号化率)、ペイロードサイズ 、再送パラメータにより構成される。グルー プスケジューリング用の制御チャネルは、端 末装置群識別子、データチャネルのリソース 割り当て情報により構成される。

 なお、本発明はこのような制御チャネル 構成に限定されるものではない。その他の 御データにより構成されてもよく、本発明 各制御チャネルのリソース割り当て情報の 成に焦点をあてている。

<ダイナミックスケジューリング用の制御 ャネル>
 図2は、ダイナミックスケジューリング用の 制御チャネルに構成されるリソース割り当て 情報の構成を示している。図2に示すように ダイナミックスケジューリング用のリソー 割り当て情報は、リソース割り当てを行うPR B(Physical Resource Block)の数に相当するビット ら構成される。図2では、N個のPRB(PRB1~PRBN)に するリソース割り当て情報を示している。 PRBに対するビットが「0」の場合はそのPRBが 割り当てられないことを示し、ビットが「1 の場合はそのPRBが割り当てられることを示 。

 端末装置は、自端末装置識別子が示された 御チャネルのリソース割り当て情報を復号 、どのビットが「1」であるかを確認し、自 身に割り当てられた無線リソースを検出する 。
 なお、1つの制御チャネルにシステム帯域幅 の全てのPRBに対するリソース割り当て情報を 示すのではなく、システム帯域幅のPRBを複数 個のグループに分割し、グループ毎のリソー ス割り当て情報を制御チャネルに構成する制 御チャネル構造とすることもできる。

<グループスケジューリング用の制御チャ ル>
 図3は、グループスケジューリング用の制御 チャネルを構成するリソース割り当て情報を 示している。図3(a)~図3(c)に示すように、グル ープスケジューリング用のリソース割り当て 情報は、リソース割り当てを行う端末装置(UE 1~UEN)の数に相当するビットと、システム帯域 幅においてリソース割り当ての開始位置を示 すリソース割り当てスタート位置情報から構 成される。リソース割り当ての端末装置分の ビットに対して端末装置が該当するビット位 置は予め決められている。

 図3(a)では、端末装置が割り当てられるPRB数 は1個に限定された場合を示しており、N個のP RBからなるシステム帯域幅において最大でN個 の端末装置に同時にリソース割り当てを行う ことができる。すなわち、特定の1個のPRBが 特定の端末装置に割り当てられている。
 また、図3(b)に示すように、同時にリソース 割り当てを行う端末装置数を減らし、端末装 置が割り当てられるPRB数にある程度自由度を 持たせる構成とすることもできる。図3(b)で 、図3(a)と比較して同時にリソース割り当て 行う端末装置数を半減し、各端末装置に最 で2倍のPRB数まで割り当てを行うことができ る場合を示している。

 図3(b)において、各端末装置に該当する複数 のビットはTF(Transport Format)を示し、1PRBのみ リソースを割り当てるか、2PRBのリソースを り当てるか、リソースの割り当てを行わな などの情報を示す。
 例えば、図3(c)では、UE1のビットと、UE3のビ ットと、UE5のビットが「1」になっている。 3(c)に示すようなリソース割り当て情報の場 、UE1とUE3とUE5がリソースを割り当てられた とを示す。
 このようなグループスケジューリング用の 御チャネルに構成されるリソース割り当て 報について、更に詳細な説明を行う。

 ここでは、説明の便宜上、図4(a)に示すよ うに、システム帯域幅が8個のPRBから構成さ る場合について説明する。ここでは、端末 置が割り当てられるPRB数は1個に限定され、 4(b)に示すように各端末装置に対してリソー ス割り当てを行うか行わないかを示すために 8ビット、リソース割り当てスタート位置情 を示すために3ビットの併せて11ビットから ソース割り当て情報は構成されている。リ ース割り当てスタート位置情報に関して3ビ トで8個の情報を示すことができ、リソース 割り当てを開始する位置として8個のPRBのど PRBより割り当てを開始するかを示す。

 図5は、図4(b)における3ビットのリソース り当てスタート位置情報と、どのPRBよる割 当てを開始するかの関係を示すものである 図5に示すように、リソース割り当てスター ト位置情報が「000」なら、1PRBよりリソース 割り当て、リソース割り当てスタート位置 報が「001」なら、2PRBよりリソースを割り当 、以下同様に、3ビットのリソース割り当て スタート位置情報に応じて、PRBの割り当て開 始位置を定める。

 ここで、図6(a)に示すリソース割り当て情 報の場合には、UE1、UE3、UE5、UE7のビットが「 1」を示し、リソース割り当てスタート位置 報が「000」を示していたとする。図5に示す うに、リソース割り当てスタート位置情報 000」は1PRBよりリソース割り当てを開始する ことを示している。したがって、この場合、 図6(b)に示すようなリソース割り当てとなり UE1はPRB1、UE3はPRB2、UE5はPRB3、UE7はPRB4の各リ ースブロックに割り当てられる。

 また、図7(a)に示すように、リソース割り 当てスタート位置情報が「100」を示していた 場合、図7(b)に示すようなリソース割り当て なる。リソース割り当てスタート位置情報 100」は5PRBよりリソース割り当てを開始する とを示し、UE1はPRB5、UE3はPRB6、UE5はPRB7、UE7 PRB8の各リソースブロックを割り当てられる 。

 端末装置は、自端末装置群識別子が示さ た制御チャネルのリソース割り当て情報を 号し、自端末装置に該当するビットが「1」 であるか、又はTFを確認し、自端末装置にリ ース割り当てが行われることを検出すると その他の端末装置のリソース割り当て情報 確認すると共にリソース割り当てスタート 置情報を確認し、自身にリソースを割り当 られたPRBを検出する。

 なお、1つの制御チャネルにシステム帯域幅 のPRB数と同数の端末装置分のリソース割り当 て情報を示すのではなく、システム帯域幅の PRBを複数個のグループに分割し、そのグルー プのPRB数と同数の端末装置分のリソース割り 当て情報を制御チャネルに構成する制御チャ ネル構造とすることもできる。
 上記で説明した複数のPRBについて番号付け 行われ、その番号が下りリンクデータチャ ルの無線リソースインデックスである。

<制御チャネルの物理マッピング>
 次に、制御チャネルの物理マッピングにつ て詳細に説明する。制御チャネルがマッピ グされるOFDMシンボルにおいて複数の制御チ ャネル要素が構成される。制御チャネルは少 なくとも1つの制御チャネル要素から構成さ 、複数の制御チャネルが1サブフレームにマ ピングされる。制御チャネル要素は、複数 サブキャリアより構成される。以降は、各 御チャネルが1つの制御チャネル要素から構 成された場合について説明する。

 図1に示したように、1OFDMシンボル目と2OFD Mシンボル目に複数の制御チャネルがマッピ グされる。各制御チャネルは複数のサブキ リアから構成され、周波数ダイバーシチ効 を得るために各サブキャリアはシステム帯 幅全体に亘って分散してマッピングされる

 図8に示すように、5つの制御チャネル「1」~ 「5」がマッピングされる場合について説明 る。この場合、図9に示すように、各制御チ ネル「1」~「5」は複数のサブキャリアから 成される。図10に示すように、各制御チャ ル「1」~「5」の各サブキャリアは、システ 帯域幅全体に亘って均等に分散してマッピ グされる。すなわち、システム帯域幅は、 御チャネル1、制御チャネル2、制御チャネル 3、制御チャネル4、制御チャネル5という順序 の繰り返しによって占有される。
 なお、図11に示すように、一つのフレーム 1OFDMシンボル目と2OFDMシンボル目で各制御チ ネルのサブキャリアを同じ位置にマッピン しても良い。すなわち、1OFDMシンボル目で 、システム帯域幅を、制御チャネル1、制御 ャネル2、制御チャネル3、制御チャネル4、 御チャネル5という順序の繰り返しによって 占有するようにし、2OFDMシンボル目では、シ テム帯域幅は、制御チャネル1、制御チャネ ル2、制御チャネル3、制御チャネル4、制御チ ャネル5という順序の繰り返しによって占有 るようにしても良い。

 また、図12に示すように、更に周波数ダ バーシチ効果を得るために1OFDMシンボル目と 2OFDMシンボル目で各制御チャネルのサブキャ アを異なる位置にマッピングしても良い。 なわち、1OFDMシンボル目では、システム帯 幅を、制御チャネル1、制御チャネル2、制御 チャネル3、制御チャネル4、制御チャネル5と いう順序の繰り返しによって占有するように し、2OFDMシンボル目では、システム帯域幅は 制御チャネル4、制御チャネル5、制御チャ ル1、制御チャネル2、制御チャネル3という 序の繰り返しによって占有するようにして 良い。

 なお、サブキャリアがどのように異なる位 にマッピングされるかは予め決められてい 。ここでは、サブキャリア単位でシステム 域幅全体に亘って分散してマッピングする 法について示したが、複数サブキャリア単 でシステム帯域幅全体に亘って分散してマ ピングする方法でも良い。例えば、図10に いては、システム帯域幅は、1サブキャリア 位で制御チャネル1、制御チャネル2、制御 ャネル3、制御チャネル4、制御チャネル5と う順序の繰り返しによって占有する方法に いて示しているが、2サブキャリア単位で制 チャネル1、制御チャネル2、制御チャネル3 制御チャネル4、制御チャネル5という順序 繰り返しによって占有する方法でも良い。
 なお、制御チャネルのサブキャリアは、シ テム帯域幅におけるマッピング法則が端末 置に対して既知であるなら、システム帯域 全体に亘って不均等に分散してマッピング れる方法を用いることもできる。例えば、 地局装置毎に異なるマッピング法則を用い 、制御チャネルにおけるセル間干渉をラン マイズ化することができる。
 上記で説明した複数の制御チャネルについ 番号付けが行われ、その番号が制御チャネ インデックスである。

<無線リソースインデックス>
 次に、上りリンクの受信応答信号の無線リ ースインデックスについて説明する。

 図13は、上りリンクの受信応答信号の無線 ソースインデックス例を示している。ここ は、上りリンクの受信応答信号の送信用に6 の周波数ユニット「1」~「6」が予約され、 周波数ユニット「1」~「6」において、符号 ーケンス「1」~「5」により、5つの符号多重 が可能な場合について説明する。
 なお、数値は説明の便宜上のためであり、 発明はこれに限定されるものではない。ま 、周波数ユニットは、複数のサブキャリア より構成される。

 図13に示すように、周波数ユニット「1」 符号シーケンス「1」~「5」の組み合わせに してインデックスindex1~5を対応付け、周波 ユニット「2」の符号シーケンス「1」~「5」 組み合わせに対してインデックスindex6~10を 応付け、周波数ユニット「3」の符号シーケ ンス「1」~「5」の組み合わせに対してインデ ックスindex11~15を対応付け、周波数ユニット 4」の符号シーケンス「1」~「5」の組み合わ に対してインデックスindex16~20を対応付け、 周波数ユニット「5」の符号シーケンス「1」~ 「5」の組み合わせに対してインデックスindex 21~25を対応付け、周波数ユニット「6」の符号 シーケンス「1」~「5」の組み合わせに対して インデックスindex26~30を対応付ける。

 端末装置は、下りリンクで示された、又は 出したインデックスに対応した無線リソー を用いて上りリンクの受信応答信号の送信 行う。
 なお、これは少なくとも上りリンクデータ ャネルの送信を伴わない場合の、上りリン の受信応答信号の送信についてである。上 リンクデータチャネルの送信を伴わない場 の受信応答信号は、上りリンクの制御チャ ルを用いて送信する。
 また、ここでは上りリンク受信応答信号の 線リソースインデックスの数は30(index1~30)の 場合について説明したが、無線リソースイン デックスの数は少なくとも下りリンクのシス テム帯域幅内のPRB数分用意されることが望ま しい。

 下りリンクにおいてリソース割り当ての 小単位が1PRBである場合、基本的に一度に下 りリンクのデータチャネルに対してリソース 割り当て可能な端末装置数はシステム帯域幅 内のPRB数に等しく、一度に上りリンク受信応 答信号を送信する端末装置の最大数はPRB数で あるためである。しかしながら、MU-MIMO(MultiUs er-Multi InputMulti Output)を用いて下りリンクの1 PRBに複数の端末装置のデータチャネルを提供 する無線通信システムにおいては、上りリン ク受信応答信号の無線リソースインデックス の数は下りリンクのシステム帯域幅内のPRB数 分以上用意することが望ましい。

<無線リソースインデックスの物理配置>
 次に、上りリンクの受信応答信号の各無線 ソースインデックスの物理配置について説 する。

 図14は、上りリンクの受信応答信号の各無 リソースインデックスの物理配置を主に示 、上りリンク無線フレームの概略構成図を すものである。なお、図13で用いた無線リソ ースインデックス例を用いる。図14において システム帯域幅は複数の周波数ユニットに り構成される。ここでは、システム帯域幅 M個の周波数ユニットが構成された場合を示 している。
 上りリンク無線フレームは、複数のサブフ ームから構成され、1つのサブフレームは2 のスロットから構成される。

 端末装置の送信時間単位はサブフレームで り、サブフレーム毎のデータチャネルのリ ース割り当て情報が基地局装置から端末装 に下りリンク制御チャネルを用いて送信さ る。
 受信応答信号の送信帯域、つまり受信応答 号の送信に用いる周波数ユニットはシステ 帯域幅の端より予約され、用いられる。こ は、狭帯域幅の受信応答信号の送信をシス ム帯域幅の端よりで行い、広帯域幅のデー チャネルの送信をシステム帯域幅の中央よ で行うことにより、他無線通信システムへ 帯域外放射を抑えるためである。ここでは 周波数ユニット「1」と周波数ユニット「M がシステム帯域の端になる。

 上りリンクの受信応答信号の無線リソー インデックスは、サブフレーム毎に対応付 られる。図13の説明では、上りリンクの受 応答信号の送信用に6つの周波数ユニット「1 」~「6」を予約したが、ここでは、図14に示 ように、システム帯域の両端の周波数ユニ ト「1」~「3」、「(M-2)」~「M」の6つの周波数 ユニットを用い、上りリンクの受信応答信号 の無線リソースは、スロット間でシステム帯 域内において上下対象の周波数ユニットを用 いるようにしている。これにより周波数ダイ バーシチ効果が得られる。

 つまり、図14に示すように、インデック index1~5は、サブフレーム内の第1スロットの 波数ユニット「1」の符号シーケンス「1」~ 5」と、第2スロットの周波数ユニット「M」 符号シーケンス「1」~「5」とをそれぞれ用 る。第1スロットではシステム帯域の一端の 波数ユニット「1」が用いられるのに対して 、第2スロットではシステム帯域の他端の周 数ユニット「M」が用いられ、第1スロットと 第2スロットとの間でシステム帯域内におい 上下対象の周波数ユニットが使われること なる。

 以下、インデックスindex6~10は、サブフレ ム内の第1スロットの周波数ユニット「M」 符号シーケンス「1」~「5」、第2スロットの 波数ユニット「1」の符号シーケンス「1」~ 5」をそれぞれ用いる。インデックスindex11~1 5は、サブフレーム内の第1スロットの周波数 ニット「2」の符号シーケンス「1」~「5」、 第2スロットの周波数ユニット「(M-1)」の符号 シーケンス「1」~「5」をそれぞれ用いる。イ ンデックスindex16~20は、サブフレーム内の第1 ロットの周波数ユニット「(M-1)」の符号シ ケンス「1」~「5」、第2スロットの周波数ユ ット「2」の符号シーケンス「1」~「5」をそ れぞれ用いる。インデックスindex21~25は、サ フレーム内の第1スロットの周波数ユニット 3」の符号シーケンス「1」~「5」、第2スロ トの周波数ユニット「(M-2)」の符号シーケン ス「1」~「5」をそれぞれ用いる。インデック スindex26~30は、サブフレーム内の第1スロット 周波数ユニット「(M-2)」の符号シーケンス 1」~「5」、第2スロットの周波数ユニット「3 」の符号シーケンス「1」~「5」をそれぞれ用 いる。

<受信応答信号のマッピング>
 次に、本発明の上りリンク受信応答信号の ッピング方法について説明する。

 本発明の実施形態の無線通信システムで 、ダイナミックスケジューリングとグルー スケジューリングとが用いられる。ダイナ ックスケジューリングが行われる端末装置( 以下、ダイナミックスケジューリングUEと称 )には、下りリンクデータチャネルの中に受 信応答信号の送信に用いる正確な無線リソー ス割り当て情報を示すエクスプリシット・マ ッピング(explicit mapping)を適用し、グループ ケジューリングが行われる端末装置(以下、 ループスケジューリングUEと称す)には、リ ースを割り当てられた端末装置群における 端末装置の割り当て位置と上りリンク受信 答信号の無線リソースインデックスが対応 けられるインプリシット・マッピング(implic it mapping)を適用する。

 ダイナミックスケジューリングUEのエク プリシット・マッピングは、上りリンク受 応答信号の無線リソースインデックスの中 らどのインデックスを使うかを示す。例え 、30個のインデックスを示すためには5ビッ の無線リソース割り当て情報を用いること より示すことができる。基地局装置は、こ 無線リソース割り当て情報をデータチャネ 内に含め、端末装置に上りリンク受信応答 号の無線リソースインデックスを通知する

 グループスケジューリングUEのインプリ ット・マッピングは、下りリンクデータチ ネルのグループスケジューリング用の制御 ャネルに構成されるリソース割り当て情報 ら示される。グループスケジューリングで 、リソース割り当て情報によりリソースが り当てられた複数グループスケジューリン UEの情報フィールドの位置により、受信応答 信号の送信に用いる無線リソースを決定する 。これについて、以下、具体的に説明する。

 前述の図6(a)に示したように、リソース割 り当て情報の、UE1、UE3、UE5、UE7のビットが「 1」を示し、リソース割り当てスタート位置 報が「000」を示していたとする。この場合 4つの端末装置UE1、UE3、UE5、UE7に下りリンク ータチャネルのリソースが割り当てられて る。

 リソースを割り当てられた端末装置は、 ソースを割り当てられた全ての端末装置群 中で自端末装置が何番目に相当するのかを 識する。例えば、図6(b)において最上位ビッ トに近い端末装置から番号付けを行う。ここ では、UE1が1番、UE3が2番、UE5が3番、UE7が4番 なる。同様に、基地局装置も各端末装置が 番かを認識する。

 この番号は、上りリンクの受信応答信号 無線リソースインデックスに対応する。す わち、図6(a)に示したようなリソース割り当 て情報の場合、端末装置UE1に対して、インデ ックスindex1が対応付けられ、端末装置UE3に対 して、インデックスindex2が対応付けられ、端 末装置UE5に対して、インデックスindex3が対応 付けられ、端末装置UE7に対して、インデック スindex4が対応付けられる。

 ここで、グループスケジューリング用の 御チャネルに用いた制御チャネル要素(複数 サブキャリア)とは異なる制御チャネル要素 ダイナミックスケジューリング用の制御チ ネルを用いてダイナミックスケジューリン UEを割り当てる場合、ダイナミックスケジュ ーリングUEに対しては、第1スロットでは、周 波数ユニット1の符号シーケンス5を示す無線 ソース割り当て情報をデータチャネルに含 て伝える。

 図14で説明したように、インデックスindex 1~5は、サブフレーム内の第1スロットの周波 ユニット「1」の符号シーケンス「1」~「5」 用いる。よって、第1スロットでは、UE1は周 波数ユニット「1」の符号シーケンス「1」を い、UE3は周波数ユニット「1」の符号シーケ ンス「2」を用い、UE5は周波数ユニット「1」 符号シーケンス「3」を用い、UE7は周波数ユ ニット「1」の符号シーケンス「4」を用いて 受信応答信号を送信する。第2スロットでは 、第1スロットの無線リソースのシステム帯 幅において上下対象の無線リソースを用い 。

 基地局装置は、受信応答信号の送信に予約 れた周波数ユニットが受信応答信号の送信 実際に使用されない場合、そのサブフレー における予約を解放し、端末装置に上りリ クデータチャネルのリソース割り当て情報 示して、そのリソース割り当て情報を示さ た端末装置はリソース割り当て情報によっ 示される周波数ユニットを用いて上りリン のデータチャネルを送信する。
 また、ダイナミックスケジューリングUEに り当てる受信応答信号の送信に用いる無線 ソースは、グループスケジューリングUEが用 いる無線リソースと同一の周波数ユニットか ら優先的に用いる。

 例えば、グループスケジューリングにより1 8個の端末装置(グループスケジューリングUE) リソースが割り当てられ、ダイナミックス ジューリングにより2つの端末装置(ダイナ ックスケジューリングUE)にリソースが割り てられる場合を想定する。
 この場合、グループスケジューリングUE群 、受信応答信号の無線リソースインデック index1~18が対応付けられる。無線リソースイ デックスがindex1~18の18個ある場合、図14に示 たように、第1スロットでは、周波数ユニッ ト「1」の符号シーケンス「1」~「5」、周波 ユニット「M」の符号シーケンス「1」~「5」 周波数ユニット「2」の符号シーケンス「1 ~「5」、周波数ユニット「(M-1)」の符号シー ンス「1」~「3」が用いられる。第2スロット では、周波数ユニット「M」の符号シーケン 「1」~「5」、周波数ユニット「1」の符号シ ケンス「1」~「5」、周波数ユニット「(M-1) の符号シーケンス「1」~「5」、周波数ユニ ト「2」の符号シーケンス「1」~「3」が用い れる。

 ダイナミックスケジューリングUE群はそれ れ受信応答信号の無線リソースインデック index19、20が通知され、第1スロットでは、周 数ユニット「(M-1)」の符号シーケンス「4」 「5」を用いて受信応答信号が送信され、第 2スロットでは、周波数ユニット「2」の符号 ーケンス「4」、「5」を用いて受信応答信 が送信される。
 このように、周波数ユニット「3」、周波数 ユニット「(M-2」)は受信応答信号のリソース して使用されないので、基地局装置は、受 応答信号の送信に予約しておいた周波数ユ ット「3」、周波数ユニット「(M-2」)の予約 解放し、端末装置に上りリンクのデータチ ネルを割り当てることができる。

 以上の処理により、予約された周波数ユニ トにおいて、上りリンク受信応答信号の送 に用いる周波数ユニットでは符号シーケン を十分にできる限り使用し、上りリンク受 応答信号の送信に用いない周波数ユニット データチャネルに割り当てることができ、 りリンク無線リソースを有効に使用し、上 リンクの周波数効率を改善することができ 。
 また、グループスケジューリングにおいて ソースを割り当てられた端末装置群におけ 自端末装置の位置に応じて受信応答信号の ソースを用いることにより、グループスケ ューリングで同時にリソースを割り当てる 末装置数に制限を加えた無線通信システム 場合、上りリンク受信応答信号のために予 する周波数ユニットを少なくすることがで る。例えば、グループスケジューリングUE の一つの下りリンク制御チャネルにおいて ソース割り当て情報として20個の端末装置に それぞれ対応した20ビットのリソース割り当 情報が構成された場合について説明する。 お、ここでは予約した受信応答信号の無線 ソースはデータチャネルに割り当てること できない場合を想定する。同時にリソース 割り当てる端末装置数に制限がない場合、2 0個の受信応答信号のリソースを予約する必 がある。実際にリソースを割り当てる端末 置数の上限を10個にした場合、予約した20個 受信応答信号の無線リソースの内、10個し 使われないが、リソース割り当て情報の自 末装置の位置に対応した受信応答信号のリ ース割り当てでは、リソース割り当て結果 よっては、受信応答信号の無線リソースが 数周波数ユニット内で分散する。例えば、1 の周波数ユニットに5個の符号シーケンスが 構成され、4個の周波数ユニットが予約され いる場合、1番目の周波数ユニットで3個の符 号シーケンス、2番目の周波数ユニットで3個 符号シーケンス、3番目の周波数ユニットで 3個の符号シーケンス、4番目の周波数ユニッ で1個の符号シーケンスが選択される。そこ で、グループスケジューリングにおいてリソ ースを割り当てられた端末装置群における自 端末装置の位置に応じて受信応答信号のリソ ースを用いるようにすることにより、受信応 答信号の無線リソースに用いる周波数ユニッ トを集約することができる。リソースを割り 当てられた10個の端末装置における自端末装 の位置により受信応答信号の無線リソース 決定することができるので、1番目の周波数 ユニットで5個の符号シーケンス、2番目の周 数ユニットで5個の符号シーケンス、3番目 周波数ユニットで0個の符号シーケンス、4番 目の周波数ユニットで0個の符号シーケンス 選択される。つまり、3番目の周波数ユニッ 、4番目の周波数ユニットの使用を省略する ことができるので、その周波数ユニットを予 約する必要がない。このリソースをデータチ ャネルに用いることにより、周波数効率を向 上させることができる。
 また、グループスケジューリングUEに対し リソース割り当てスタート位置情報によら 上りリンク受信応答信号の送信をシステム 域幅の端で行うようにすることができ、帯 外放射を抑えることができる。

 なお、1つのサブフレームにダイナミック スケジューリングされるダイナミックスケジ ューリングUEは、下りリンク制御チャネルの ーバヘッドのため、数が少ない無線通信シ テムを想定しているため、上りリンク受信 答信号の無線リソース割り当て情報のオー ヘッドは比較的低く維持される。

<基地局装置の構成>
 図15は、本発明の実施形態における基地局 置1の概略ブロック図を示す。図15に示すよ に、基地局装置1は、無線リソース制御部101( 候補端末装置割当部とも称する)、制御部102( 定部、第2の無線リソース決定部、第3の無 リソース決定部とも称する)、送信処理部103( 第1の決定結果送信部、第2の決定結果送信部 も称する)、受信処理部104を有する。

 無線リソース制御部101は、端末装置の間 送受信サイクル、変調方式・符号化率、送 電力、無線フレームの制御チャネルのフォ マットなどを管理し、無線リソース制御情 を、送信処理部103を通して、端末装置2(図18 参照)に通知する。例えば、無線リソース制 部101は、複数の無線リソースにリソース割 当て候補の端末装置1を割り当てる(図2~図4参 照)。

 制御部102は、無線リソース制御部101が無 リソース割り当て候補として割り当てた無 リソースを、その無線リソースに割り当て れた無線リソース割り当て候補の端末装置2 に対して無線リソースを割り当てるか否かを 決定する。また、制御部102は、各端末装置2( ループスケジューリングUE、ダイナミック ケジューリングUE)からの受信応答信号に用 る無線リソースを決定する。また、制御部10 2は、無線リソース制御部101が管理する情報 基づき、変調方式、符号化率の決定及び制 、データチャネルのマッピングの制御を送 処理部103および受信処理部104に対して行う また、制御部102は、データチャネルのマッ ングの結果などからリソース割り当て情報 含む制御チャネルの情報(L1/L2制御データ:Laye r1/Layer2制御データ)を生成し、送信処理部103 送信を指示する。この制御チャネルの情報 、ダイナミックスケジューリングにおいて 少なくとも端末装置識別子、図2に示すよう リソース割り当て情報からなり、グループ ケジューリングにおいては少なくとも端末 置群識別子、図3に示すようなリソース割り 当て情報からなる。

 送信処理部103は、制御部102の決定結果を各 末装置2に送信する。また、送信処理部103は 、制御部102の指示に従い、入力されたデータ および制御チャネルの情報を送信する送信信 号(データチャネル、制御チャネル)を生成し 、送信アンテナにより送信する。
 受信処理部104は、制御部102の指示に従い、 信アンテナにより受信した受信信号からデ タおよび制御情報、下りリンクデータチャ ルに対する受信応答を抽出する。
受信処理部104は、受信応答の内容を制御部102 に出力する。

 図16は、本実施形態における基地局装置1 送信処理部103の内部構成を示す概略ブロッ 図である。基地局装置1の送信処理部103は、 複数のデータチャネル処理部201-1~201-nと、制 チャネル処理部202と、多重部203と、IFFT(Inver se Fast Fourier Transform:高速逆フーリエ変換)部 204と、GI(Guard Interval:ガードインターバル)挿 部205と、D/A(ディジタルアナログ変換)部206 、送信RF(Radio Frequency)部207とを有する。複数 のデータチャネル処理部201-1~201-nは同様の構 及び機能を有するので、その一つを代表し 説明する。

 データチャネル処理部201-1~201-nは、ターボ 号部211と、データ変調部212と、インターリ バ部213と、S/P(直並列変換)部214とを有する。
 制御チャネル処理部202は、畳み込み符号部2 21と、QPSK変調部222と、インターリーバ部223と 、S/P部224とを有する。
 複数のデータチャネル処理部201-1~201-nは、 ータをOFDM方式で伝送するためのベースバン 処理を行う。

 ターボ符号部211は、制御部102からの符号 率の指示に従い、データの誤り耐性を高め ための符号化を行う。データ変調部212は、Q PSK、16QAM、64QAM等のような変調方式のうち制 部102から指示された変調方式で、符号化さ たデータを変調する。AMCS(Adaptive Modulation Co ding Scheme)を用いるので、この変調方式は適 変更される。インターリーバ部213は、変調 れたデータの並ぶ順序を所定のパターンに って並べ換える。S/P部214は、インターリー 部213が出力した直列的な信号系列(ストリー )を並列的な信号系列に変換する。

 制御チャネル処理部202は、リソース割り当 情報、識別子(端末装置識別子、端末装置群 識別子)などの情報からなるL1/L2制御データを OFDM方式で伝送するためのベースバンド処理 行う。
 畳み込み符号部221は、L1/L2制御データの誤 耐性を高めるための符号化を行う。QPSK変調 222は、符号化されたL1/L2制御データをQPSK変 方式で変調する。適切ないかなる変調方式 採用されても良いが、L1/L2制御データは要 される信頼性が高いため、本実施形態では 耐性の強いQPSK変調方式を用いる。インター ーバ部223は、変調されたL1/L2制御データの ぶ順序を所定のパターンに従って並べ替え 。S/P部224は、インターリーバ部223が出力し 直列的な信号系列を並列的な信号系列に変 する。

 多重部203は、データチャネル処理部201-1~201- nが出力した変調及び符号化等の処理済のデ タと、制御チャネル処理部202が出力した処 済みのL1/L2制御データとを、制御部102のチャ ネルマッピングの結果に従い多重化する。デ ータチャネルと制御チャネル間のマッピング は図1に示したように時間多重で行い、制御 ャネル間のマッピングは図8に示したような 波数多重で行う。
 IFFT部204は、多重部203から入力された信号を 高速逆フーリエ変換し、OFDM方式の変調を行 。

 GI挿入部205は、変調済みの信号にガードイ ターバルを付加することで、OFDM方式におけ シンボルを生成する。周知のように、ガー インターバルは、伝送するシンボルの先頭 は末尾の一部を複製することによって得ら る。
 D/A部206は、GI挿入部205から入力されたベー バンドのディジタル信号をアナログ信号に 換する。送信RF部207は、入力されたアナログ 信号から、中間周波数の同相成分及び直交成 分を生成し、中間周波数帯域に対する余分な 周波数成分を除去し、中間周波数の信号を高 周波数の信号に変換(アップコンバート)し、 分な周波数成分を除去し、電力増幅し、送 アンテナA1に出力する。
 なお、説明の便宜上、データチャネル及び 御チャネルのチャネル推定に用いる参照信 の生成部などの図示は省略する。

 図17は、本実施形態における基地局装置1 受信処理部104の内部構成を示す概略ブロッ 図である。図17に示すように、基地局装置1 受信処理部104は、受信RF部301と、A/D(アナロ ディジタル変換)部302と、シンボルタイミン グ検出部303と、GI除去部304と、S/P部305と、FFT( 高速フーリエ変換)部306と、デマッピング部30 7と、逆拡散部308と、検出部309と、チャネル 定部310と、チャネル補償部311と、IFFT部312と P/S(並直列変換)部313と、デインターリーバ 314と、データ復調部315と、ターボ復号部316 を有する。

 受信RF部301は、受信アンテナで受信した信 を、適切に増幅し、中間周波数に変換し(ダ ンコンバート)、不要な周波数成分を除去し 、信号レベルが適切に維持されるように増幅 レベルを制御し、受信した信号の同相成分及 び直交成分に基づいて、直交復調する。A/D部 302は、直交復調されたアナログ信号をディジ タル信号に変換する。
 シンボルタイミング検出部303は、A/D部302か のディジタル信号に基づいて、シンボル(シ ンボル境界)のタイミングを検出する。

 GI除去部304は、シンボルタイミング検出部30 3からの制御信号に基づいて、A/D部302からの ィジタル信号からガードインターバルに相 する部分を除去する。
 S/P部305は、GI除去部304が出力した直列的な 号系列を並列的な信号系列に変換する。
 FFT部306は、S/P部305から入力された信号を高 フーリエ変換し、時間領域の信号を周波数 域の信号に変換し、デマッピング部307に出 する。このFFT部306のFFTポイント数は、端末 置2のIFFT部608(図20参照)のFFTポイント数と対 している。

 チャネル推定部310は、図示しない受信した 照信号に相当する信号と既知の参照信号を いてチャネルの状況を推定し、チャネル変 を補償するように、振幅及び位相を調整す ための制御信号を出力する。この制御信号 サブキャリア毎に出力される。
 デマッピング部307は、送信側である端末装 2でマッピングしたサブキャリア位置のデー タを分離・抽出する。ここで、データチャネ ルについてはチャネル補償部311に出力し、デ ータチャネルを伴わずに端末装置2から送信 れた制御チャネル(受信応答信号)については 逆拡散部308に出力する。

 なお、データチャネルは、制御チャネル 含まれる制御情報を含んで送信される場合 ある。端末装置2が送信した制御チャネルの 周波数位置に関する情報は、下りリンクで送 信した制御チャネルのリソース割り当て情報 及び下りリンクのデータチャネルに含めた上 りリンク受信応答信号(制御チャネルに相当 る。)の無線リソース割り当て情報より制御 102から入力されている。

 チャネル補償部311は、デマッピング部307に り分離されたデータチャネルの振幅及び位 を、チャネル推定部310からの制御信号に従 てサブキャリア毎に調整する。
 IFFT部312は、チャネル補償部311からの周波数 領域の入力信号を時間領域の信号に変換する 。このIFFT部312のFFTポイント数は、端末装置2 FFT部505(図19参照)のFFTポイント数と対応して いる。

 逆拡散部308は、デマッピング部307より入 された制御チャネルの信号に対して端末装 2が送信に用いた符号シーケンスを用いて逆 拡散処理を行い、検出部309に出力する。端末 装置2が送信した制御チャネルの符号シーケ スに関する情報は、下りリンクで送信した 御チャネルのリソース割り当て情報及び下 リンクのデータチャネルに含めた上りリン 受信応答信号(制御チャネルに相当する。)の 無線リソース割り当て情報より制御部102から 入力されている。

 検出部309は、逆拡散部308からの入力に対し 制御データの情報の検出を行い、制御デー を出力する。
 P/S部313は、IFFT部312からの並列的な信号系列 を直列の信号系列に変換する。
 デインターリーバ部314は、P/S部313からの信 の並ぶ順序を所定のパターンに従って変更 る。所定のパターンは、送信側のインター ーバ部で行われる並べ換えの逆パターンに 当する。

 データ復調部315は、デインターリーブし データチャネルの復調を行う。この復調に ける変調方式は、制御部102からの指示に基 き、送信側である端末装置2で用いた変調方 式に対応して行われる。また、Chase combining のHARQ機能として、誤りを検出したデータチ ネルと再送信されたデータチャネルの合成 データ復調部315において行われる。

 ターボ復号部316は、データを復号する。こ 復号における符号化率は、制御部102からの 示に基づき、送信側である端末装置2で用い た符号化率に対応して行われる。
また、HARQの機能のIncremental Redundancy法のHARQ 能として、誤りを検出したデータチャネル 再送信されたデータチャネルとを併せた復 がターボ復号部316において行われる。

<端末装置の構成>
 図18は、本発明の実施形態における端末装 2の概略ブロック図を示す。図18に示すよう 、端末装置2は、制御部401(判定部、第1の無 リソース決定部とも称する)、送信処理部402( 信号送信部とも称する)、受信処理部403(決定 果受信部とも称する)を有する。

 受信処理部403は、割り当て候補として割り てられた無線リソースを端末装置2に実際に 割り当てるか否かを基地局装置1で決定した 定結果を、基地局装置1から受信する。
 制御部401は、基地局装置1より制御チャネル 、データチャネルを用いて通知された制御情 報に基づいて、送信処理部402、受信処理部403 を制御する。また、制御部401は、受信処理部 403が受信した決定結果に基づいて各端末装置 2が無線リソースを割り当てられたか否かに いて判定し、その判定結果に基づいて基地 装置1への信号(受信応答信号)の送信に利用 る無線リソースを決定する。具体的には、 御部401は、受信処理部403が受信した決定結 に基づいて、受信応答信号の送信に用いる 数の無線リソースの端(所定の位置とも称す )から順に数えて決定結果における自端末装 置の位置に対応する無線リソースを割り当て ることにより、基地局装置1への信号(受信応 信号)の送信に利用する無線リソースを決定 する。
 また、送信処理部402は、制御部401が決定し 無線リソースを利用して、基地局装置1に信 号(受信応答信号)を送信する。

 図19は、本実施形態における端末装置2の 信処理部403の内部構成を示す概略ブロック である。端末装置2の受信処理部403は、受信 RF部501と、A/D部502と、シンボルタイミング検 部503と、GI除去部504と、FFT部505と、多重分 部506と、チャネル推定部507と、チャネル補 部(データチャネル用)508と、P/S部509と、デイ ンターリーバ部510と、データ復調部511と、タ ーボ復号部512と、チャネル補償部(制御チャ ル用)513と、デインターリーバ部514と、QPSK復 調部515と、ビタビデコーダ部516を有する。

 受信RF部501は、アンテナで受信した信号を 適切に増幅し、中間周波数に変換し(ダウン ンバート)、不要な周波数成分を除去し、信 号レベルが適切に維持されるように増幅レベ ルを制御し、受信した信号の同相成分及び直 交成分に基づいて、直交復調する。
 A/D部502は、直交復調されたアナログ信号を ィジタル信号に変換する。
 シンボルタイミング検出部503は、A/D部502の 力したディジタル信号に基づいて、シンボ (シンボル境界)のタイミングを検出する。

 GI除去部504は、A/D部502の出力したディジタ 信号からシンボルタイミング検出部503から 制御信号に基づいてガードインターバルに 当する部分を除去する。
 FFT部505は、入力された信号を高速フーリエ 換し、OFDM方式の復調を行う。
 多重分離部506は、受信した信号から制御チ ネル及びデータチャネルを分離して、出力 る。この分離方法は、送信側の無線フレー 内における多重化に対応して行われ、図1に 示す無線フレームの場合、時間多重化された 制御チャネルとデータチャネルの分離を行う 。

 チャネル推定部507は、図示しない受信した 照信号に相当する信号と既知の参照信号と 用いてチャネルの状況を推定し、チャネル 動を補償するように、振幅及び位相を調整 るための制御信号を出力する。この制御信 はサブキャリア毎に出力される。
 チャネル補償部513は、多重分離部506が分離 たデータチャネルの振幅及び位相を、チャ ル推定部507からの情報に従ってサブキャリ 毎に調整する。
 P/S部509は、チャネル補償部508が出力した並 的な信号系列を直列の信号系列に変換する

 デインターリーバ部510は、P/S部509が出力し 信号の並ぶ順序を所定のパターンに従って 更する。所定のパターンは、基地局装置1の インターリーバ部213で行われる並べ換えの逆 パターンに相当する。
 データ復調部511は、デインターリーブした ータチャネルの復調を行う。基地局装置1の データ変調部212で用いた変調方式に対応して 行われる。また、Chase combining法のHARQ機能と て、誤りを検出したデータチャネルと再送 されたデータチャネルの合成がデータ復調 511において行われる。

 ターボ復号部512は、データ復調部511が復調 たデータチャネルから、トラフィック情報 ータを復号する。また、HARQの機能のIncrement al Redundancy法のHARQ機能として、誤りを検出し たデータチャネルと再送信されたデータチャ ネルとを併せた復号がターボ復号部512におい て行われる。
 チャネル補償部513は、多重分離部506が分離 た制御チャネルの振幅及び位相を、チャネ 推定部507からの情報に従って調整する。

 デインターリーバ部514は、チャネル補償部5 13が出力した信号の並ぶ順序を所定のパター に従って変更する。所定のパターンは、基 局装置1のインターリーバ部223で行われる並 べ換えの逆パターンに相当する。
 QPSK復調部515は、デインターリーブした制御 チャネルのQPSK復調を行う。
 ビタビデコーダ部516は、QPSK復調部515が復調 した制御チャネルから、制御情報データを復 号する。

 ここで、制御チャネルに対する処理は、 線フレーム内にマッピングされた全ての制 チャネルに対して行う。検出した制御デー 内に含まれる端末装置識別子、又は端末装 群識別子が自端末装置識別子、又は自端末 置群識別子である場合に制御データ内に含 れるその他の情報、例えばリソース割り当 情報を使用して、データチャネルの受信処 を行う。

 なお、端末装置識別子、又は端末装置群 別子は、誤り検出用のCRC(Cyclic Redundancy Chec k)符号とは別に情報が構成されるのではなく 併せて情報を示す構成とすることもできる 例えば、予め決められた生成多項式を用い データからCRC符号を生成し、端末装置識別 、又は端末装置群識別子と排他的論理和を った情報を制御チャネル内に構成する。受 側は、前記操作の逆処理を行うことにより 誤り検出と共に自端末装置宛て、又は自端 装置群宛ての制御チャネルであるかを検出 る。

 制御部401は、ビタビデコーダ部516が復号 た制御データに基づき、データ復調部511、 ーボ復号部512、多重分離部506、送信処理部4 02を制御する。この制御データには、リソー 割り当て情報、変調方式・符号化率、ペイ ードサイズ、再送パラメータが含まれる。 お、グループスケジューリングUEに対する 御データには、変調方式・符号化率、ペイ ードサイズ、再送パラメータなどが省略さ る場合もある。

 図20は、本実施形態における端末装置2の 信処理部402の内部構成を示す概略ブロック である。図20に示すように、端末装置2の送 処理部402は、ターボ符号部601と、データ変 部602と、インターリーバ部603と、S/P部604と FFT部605と、拡散部606と、マッピング部607と IFFT部608と、GI挿入部609と、D/A部610と、送信R F部611とを有する。

 ターボ符号部601は、データの誤り耐性を高 るための符号化を行う。この符号化におけ 符号化率は、基地局装置1より送信される下 りリンクの制御チャネルを用いて通知され、 制御部401から指示される。
 データ変調部602は、符号化されたデータを 調する。この変調における変調方式は、基 局装置1より送信される下りリンクの制御チ ャネルを用いて通知され、制御部401から指示 される。

 インターリーバ部603は、変調されたデータ 並ぶ順序を所定のパターンに従って並べ換 る。
 S/P部604は、インターリーバ部603が出力した 列的な信号系列を並列的な信号系列に変換 る。
 FFT部605は、S/P部604からの時間領域の入力信 を周波数領域の信号に変換する。
 拡散部606は、制御データ(受信応答信号)を 散する。拡散部606において用いる符号シー ンスは制御部401より通知される。制御部401 り通知される符号シーケンスは、下りリン で受信した制御チャネルのリソース割り当 情報、又は下りリンクのデータチャネルに められた上りリンク受信応答信号(制御チャ ルに相当)の無線リソース割り当て情報より 決定される。
 マッピング部607は、レート変換を行って、 ブキャリア数(FFTポイント数)を拡大し、制 部401より通知された位置に、FFT部605、又は 散部606からの入力信号をマッピングして、 力する。

 制御チャネル(受信応答信号)のマッピン 位置(周波数位置)は、下りリンクで受信した 制御チャネルのリソース割り当て情報、又は 下りリンクのデータチャネルに含められた上 りリンク受信応答信号(制御チャネルに相当 る。)の無線リソース割り当て情報より決定 れる。データチャネルの位置は、受信した ソース割り当て情報により示される位置で る。なお、信号がマッピングされなかった ブキャリアには0を入力する。

 IFFT部608は、マッピング部607からの周波数領 域の入力信号を時間領域の信号に変換する。 ここで、このIFFT部608のポイント数はFFT部605 り大きい。
 GI挿入部609は、IFFT部608の出力信号にガード ンターバルを付加する。
 D/A部610は、GI挿入部609からのベースバンド ディジタル信号をアナログ信号に変換する
 送信RF部611は、D/A部610から入力されたアナ グ信号から、中間周波数の同相成分及び直 成分を生成し、中間周波数帯域に対する余 な周波数成分を除去し、中間周波数の信号 高周波数の信号に変換(アップコンバート)し 、余分な周波数成分を除去し、電力増幅し、 アンテナA2に出力する。

 なお、前記制御チャネルはデータチャネ を伴わない場合の制御データの送信に用い 。つまり、下りリンクでデータチャネルを 信し、上りリンクで送信する制御データと て受信応答信号のみを送信する場合などに 記制御チャネルを用いて送信する。また、 御チャネルの送信時にはガードインターバ を挿入しない構成とすることもできる。

<ダイナミックスケジューリングUEの場合の 処理手順>
 次に、端末装置2が受信応答信号を送信し、 基地局装置1が受信応答信号を受信するまで 処理手順について説明する。

 図21に、端末装置2がダイナミックスケジ ーリングUEの場合の手順について示す。図21 において、基地局装置1は、端末装置2よりフ ードバックされたCQI(Channel Quality Information) 、QoS(Quality of service)、バッファ状況などに じて端末装置2に無線リソースを割り当てる ケジューリングを実行する(ステップS101)。

 基地局装置1は、スケジューリング決定に 従って、制御チャネル及びデータチャネルを 構成する(ステップS102)。ダイナミックスケジ ューリングUEに対する制御チャネルは、端末 置識別子、データチャネルが配置されるリ ースを示したリソース割り当て情報、無線 ソース制御部101により決定された変調方式 符号化率、ペイロードサイズ、マルチアン ナ関連情報、再送パラメータが構成され、 ータチャネルは無線リソース制御部101によ 決定された変調方式・符号化率で変調され いる。また、リソースを割り当てた全ての 末装置(ダイナミックスケジューリングUE、 ループスケジューリングUE)の状況に応じて 端末装置が受信応答信号を送信する無線リ ースを決定し、その無線リソースに関する 報をデータチャネルに含める。

 次に、基地局装置1は制御チャネル及びデー タチャネルを送信する(ステップS103)。制御チ ャネルは、無線フレームの少なくとも一つの 制御チャネル用の無線リソースを用いて送信 され、データチャネルは割り当てられた無線 リソースを用いて送信される。
 端末装置2は、制御チャネル及びデータチャ ネルを受信する(ステップS104)。なお、この時 点では全てのデータチャネルを受信する。

 端末装置2は、受信した全ての制御チャネル 内の端末装置識別子を検出する(ステップS105) 。
 端末装置2は、端末装置識別子を検出した制 御チャネル内に示されたリソース割り当て情 報を基にデータチャネルを復調・復号し、デ ータチャネル内の受信応答信号の無線リソー ス情報を検出する(ステップS106)。

 端末装置2は、データを誤りなく検出したこ とを示す受信応答信号を、検出した受信応答 信号の無線リソース情報に示される無線リソ ースを用いて送信する(ステップS107)。
 基地局装置1は、端末装置に通知した無線リ ソースで受信応答信号を受信する(ステップS1 08)。なお、端末装置2はデータに誤りを検出 た場合には受信応答信号を送信しない。基 局装置1は、受信応答信号を検出しなかった 合、送信したデータチャネルが誤ったもの 認識する。ここで、受信応答信号の送信に り当てた無線リソースにおける受信信号の 力が任意の閾値より下回った場合に、受信 答信号を検出しなかったと判断する。

<グループスケジューリングUEの場合の処理 手順>
 図22に、端末装置2がグループスケジューリ グUEの場合の手順について示す。図22におい て、基地局装置1は、端末装置2よりフィード ックされたCQI、QoS、バッファ状況などに応 て端末装置に無線リソースを割り当てるス ジューリングを実行する(ステップS201)。
 なお、グループスケジューリングUEはCQIを ィードバックせず、基地局装置1はグループ ケジューリングUEに対してはCQIに基づくChann el dependent schedulingを適用しない。

 基地局装置1は、スケジューリング決定に従 って、制御チャネル及びデータチャネルを構 成する(ステップS202)。グループスケジューリ ングUEに対する制御チャネルは、端末装置群 別子、データチャネルが配置されるリソー を示したリソース割り当て情報が構成され データチャネルは予め決定された変調方式 符号化率で変調されている。
 なお、リソース割り当て情報を削減し、ペ ロードサイズ、変調方式・符号化率を含め 構成とすることもできる。また、基地局装 1は、グループスケジューリングUEのリソー 割り当て情報の構成に応じて、グループス ジューリングUEが受信応答信号を送信する 線リソースを認識する。

 次に、基地局装置1は制御チャネル及びデー タチャネルを送信する(ステップS203)。制御チ ャネルは、無線フレームの少なくとも一つの 制御チャネル用の無線リソースを用いて送信 され、データチャネルは割り当てられた無線 リソースを用いて送信される。
 端末装置2は、制御チャネル及びデータチャ ネルを受信する(ステップS204)。なお、この時 点では全てのデータチャネルを受信すること が基本だが、グループスケジューリングUEに しては制御チャネルを受信するタイミング 無線リソースを予め決めておいても良い。

 端末装置2は、基地局装置1から送信されて た制御チャネル及びデータチャネルを受信 (ステップS204)、受信した全ての制御チャネ 内の端末装置群識別子を検出する(ステップS 205)。
 端末装置2は、端末装置群識別子を検出した 制御チャネル内に示されたリソース割り当て 情報を基にデータチャネルを復調・復号し、 制御チャンネル内のリソース割り当て情報よ り受信応答信号の無線リソースを検出する( テップS206)。

 端末装置2は、データを誤りなく検出したこ とを示す受信応答信号を、リソース割り当て 情報の構成に基づいて無線リソースを決定し 、その無線リソースを用いて送信する(ステ プS207)。
 基地局装置1は、リソース割り当て情報の構 成に応じて認識した無線リソースで受信応答 信号を受信する(ステップS208)。

 なお、端末装置2はデータに誤りを検出した 場合には受信応答信号を送信しない。基地局 装置1は、受信応答信号を検出しなかった場 、送信したデータチャネルが誤ったものと 識する。ここで、受信応答信号の送信に割 当てた無線リソースにおける受信信号の電 が任意の閾値より下回った場合に、受信応 信号を検出しなかったと判断する。
 なお、ダイナミックスケジューリングUEに する上りリンク受信応答信号の無線リソー 情報はデータチャネルではなく、制御チャ ルに含めるようにすることもできる。

 上述した実施形態によれば、基地局装置1は グループスケジューリングを行う端末装置2 下りリンクデータチャネルのリソース割り て情報を下りリンク制御チャネルで通知し 端末装置2は下りリンク制御チャネルを受信 、下りリンク制御チャネルの下りリンクデ タチャネルのリソース割り当て情報の構成 応じて受信応答信号の無線リソースを検出 、また、基地局装置1は、リソース割り当て 情報の構成に応じて、グループスケジューリ ングが行われる端末装置2の受信応答信号の 信に用いる無線リソースを認識するように ている。
 これにより、予約された周波数ユニットに いて、上りリンク受信応答信号の送信に用 る周波数ユニットでは符号シーケンスを十 にできる限り使用し、上りリンク受信応答 号の送信に用いない周波数ユニットはデー チャネルに割り当てることができ、上りリ ク無線リソースを有効に使用し、上りリン の周波数効率を改善することができる。

<変形例、応用例>
 なお、上記実施形態では下りリンクのスケ ューリングについて説明したが、上りリン のスケジューリングにおいても適用できる 上りリンクのリソース割り当て情報は下り ンクのリソース割り当て情報と同様に下り ンク制御チャネルに含めて送信する。その 、リソース割り当て情報はダイナミックス ジューリング用、またはグループスケジュ リング用のリソース割り当て情報から構成 れる。上りリンクのデータ送信に対する下 リンク受信応答信号の無線リソースインデ クスは、上りリンクダイナミックスケジュ リングUEについては下りリンク制御チャネ 、または下りリンクデータチャネル内に受 応答信号の無線リソース情報含めて送信し 上りリンクグループスケジューリングUEにつ いては下りリンク制御チャネルに含めて送信 されたデータチャネルのリソース割り当て情 報の構成に応じて自端末装置に割り当てられ る無線リソースインデックスを認識する。
 なお、本発明はデータチャネルの初期送信 グループスケジューリングを適用した無線 信システムに限らず、再送信にのみグルー スケジューリングを適用した無線通信シス ムにも適用できる。

 なお、図15における無線リソース制御部10 1、制御部102、送信処理部103、受信処理部104 および、図18における制御部401、送信処理部 402、受信処理部403の機能又はこれらの機能の 一部を実現するためのプログラムをコンピュ ータ読み取り可能な記録媒体に記録して、こ の記録媒体に記録されたプログラムをコンピ ュータシステムに読み込ませ、実行すること によりこれら各部の処理を行っても良い。な お、ここでいう「コンピュータシステム」と は、OSや周辺機器等のハードウェアを含むも とする。

 本発明に関わる基地局装置及び端末装置 動作するプログラムは、本発明に関わる上 実施形態の機能を実現するように、CPU等を 御するプログラム(コンピュータを機能させ るプログラム)である。そして、これら装置 取り扱われる情報は、その処理時に一時的 RAMに蓄積され、その後、各種ROMやHDDに格納 れ、必要に応じてCPUによって読み出し、修 ・書き込みが行われる。

 プログラムを格納する記録媒体としては 半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリカ ード等)、光記録媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、 フレキシブルディスク等)等のいずれであっ も良い。

 また、ロードしたプログラムを実行する とにより、上述した実施形態の機能が実現 れるだけでなく、そのプログラムの指示に づき、オペレーティングシステムあるいは のアプリケーションプログラム等と共同し 処理することにより、本発明の機能が実現 れる場合もある。

 また市場に流通させる場合には、可搬型 記録媒体にプログラムを格納して流通させ り、インターネット等のネットワークを介 て接続されたサーバコンピュータに転送し りすることができる。この場合、インター ット等のネットワークや電話回線等の通信 線を介してプログラムを送信する場合の通 線のように、短時間の間、動的にプログラ を保持するもの、その場合のサーバコンピ ータとなるコンピュータシステム内部の揮 性メモリやハードディスクなどの記憶装置 ように、一定時間プログラムを保持してい ものも本発明の記録媒体に含まれる

 以上、この発明の実施形態を、図面を参 して詳述してきたが、具体的な構成はこの 施形態に限られるものではなく、この発明 要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求 範囲に含まれる。

 基地局装置と通信する端末装置に対して 率的に無線リソースを割り当てることがで る端末装置、基地局装置、無線通信システ 、プログラム及び無線通信方法に適用でき 。




 
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