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Patent Searching and Data


Title:
TONGS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/075008
Kind Code:
A1
Abstract:
In tongs (10A), a first arm (12) has a first garbage separating part (20) near a first pinching part (18). A second arm (14) has a second garbage separating part (26) near a second pinching part (24). The second garbage separating part (26) has second garbage separating apertures smaller than the first garbage separating apertures of the first garbage separating part (20). When the first pinching part (18) and the second pinching part (24) are pinched by a user and thus the first arm (12) and the second arm (14) approach each other from the initial states in which those pinching parts are separated from each other, a connection part (16) applies a biasing force to the first and the second arms so that the first and the second pinching parts can be returned to their initial states. The first pinching part (18) is provided with first pinching claws (32). The second pinching part (24) is provided with second pinching claws (34). The first pinching claws (32) and the second pinching claws (34) cross each other when the first arm (12) and the second arm (14) approach each other to the extent of a predetermined angle.

Inventors:
NOGUCHI MAKOTO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/001387
Publication Date:
June 18, 2009
Filing Date:
December 12, 2007
Export Citation:
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Assignee:
MAKOTO ORISAKI INTER WORKS LAB (JP)
NOGUCHI MAKOTO (JP)
International Classes:
A47L13/46
Foreign References:
JP3089366U2002-10-25
JP3071475U2000-09-08
Attorney, Agent or Firm:
MORISHITA, Sakaki (Ebisu-NishiShibuya-ku, Tokyo, JP)
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Claims:
 各々が一端に挟み部を有し他端が連結部を介して互いに連結される一対のアームを有するトングにおいて、
 前記一対のアームの少なくとも一方は、対象物分離孔が形成された対象物分離部を挟み部近傍に有することを特徴とするトング。
 前記一対のアームの各々は前記対象物分離部を有し、
 前記一対の対象物分離部の一方は、他方よりも小さい対象物分離孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトング。
 前記対象物分離部は、内面が凹んでいることを特徴とする請求項1または2に記載のトング。
 各々が一端に挟み部を有し他端が連結部を介して互いに連結される一対のアームを有するトングにおいて、
 前記連結部は、前記一対の挟み部が相互に離間した初期状態から前記一対のアームが閉じられたときに前記初期状態に復元させるよう前記一対のアームに付勢力を与え、
 前記一対の挟み部の各々は、前記初期状態より前記一対のアームが所定角度以上閉じられたときに交互に交差し、交互に交差した状態から前記連結部の付勢力によって交差が解除される方向に移動して対象物を挟む複数の挟み爪を有することを特徴とするトング。
 前記一対のアームの少なくとも一方は、他方のアームに向かって突出するスペーサを有し、
 前記スペーサは、前記複数の挟み爪が交互に交差した状態で、前記スペーサと前記連結部との間で前記一対のアームを閉じる方向に外力が与えられて前記一対のアームの各々が変形したときに他方のアームと当接し、
 前記複数の挟み爪は、前記スペーサと他方のアームとが当接したときに前記スペーサと前記連結部との間で前記一対のアームを閉じる方向に更に外力が与えられて前記スペーサを支点として前記一対のアームのうち前記スペーサより先端側が拡開することにより、交差が解除される方向に移動して対象物を挟むことを特徴とする請求項4に記載のトング。
Description:
トング

 本発明は、トングに関し、特に、対象物 挟持するトングに関する。

 一対の把手部が互いに一端において連結さ たトングが知られている(例えば、特許文献 1参照)。このようなトングは、かがまなくて ゴミを拾い取ることができるため、ゴミ拾 に広く利用されている。

実用新案登録第3117374号公報

 現在、ビーチクリーン活動が活発に行わ ている。ビーチクリーン活動では、砂浜に ちている缶やペットボトル、タバコの吸い 、紙くずなどのゴミを拾うことにより砂浜 美観を維持する。しかしながら、砂浜には 常に多くのゴミが落ちている場合も多い。 にタバコの吸い殻やモデルガンの弾など非 に小さいゴミは、トングを強く挟持してト グの先端を狭くしなければ拾うことは困難 ある。このため、ゴミを一つ一つ拾い上げ 作業は非常に煩雑なものとなっている。

 そこで、本発明は上述した課題を解決す ためになされたものであり、その目的は、 ングを用いて対象物を挟持する者の労力を 減することにある。

 上記課題を解決するために、本発明のあ 態様のトングは、各々が一端に挟み部を有 他端が連結部を介して互いに連結される一 のアームを有するトングにおいて、一対の ームの少なくとも一方は、対象物分離孔が 成された対象物分離部を挟み部近傍に有す 。

 この態様によれば、対象物分離部でゴミ どの対象物をすくい上げるようトングを操 することで、砂や土から対象物を分離しつ 対象物を拾い上げることが可能となる。こ ため、例えば小さい対象物を挟持するため 、先端部の間隔が小さくなるまでトングを い力で挟持することなく対象物を拾い上げ ことが可能となり、対象物を拾う者の労力 軽減することができる。

 一対のアームの各々は対象物分離部を有 てもよい。一対の対象物分離部の一方は、 方よりも小さい対象物分離孔が形成されて てもよい。この態様によれば、対象物の大 さに応じて対象物分離部を使い分けること でき、拾い上げたい対象物をより的確に拾 上げることが可能となる。

 対象物分離部は、内面が凹んでいてもよ 。この態様によれば、すくった対象物が対 物分離部から溢れ落ちることが抑制される

 本発明の別の態様もまた、トングである このトングは、各々が一端に挟み部を有し 端が連結部を介して互いに連結される一対 アームを有するトングにおいて、連結部は 一対の挟み部が相互に離間した初期状態か 一対のアームが閉じられたときに初期状態 復元させるよう一対のアームに付勢力を与 、一対の挟み部の各々は、初期状態より一 のアームが所定角度以上閉じられたときに 互に交差し、交互に交差した状態から連結 の付勢力によって交差が解除される方向に 動して対象物を挟む複数の挟み爪を有する

 この態様によれば、一対のアームを挟持 て複数の挟み爪を交互に交差した状態とし 交互に交差した複数の挟み爪の間に対象物 配置してアームを挟持する力を弱めること よって、連結部の付勢力を利用して挟み爪 対象物を挟持させることができる。このた 、アームを挟持する力を弱めた状態で対象 を拾い上げることが可能となり、対象物を うときのトングの操作力を低減させること できる。

 一対のアームの少なくとも一方は、他方 アームに向かって突出するスペーサを有し もよい。スペーサは、複数の挟み爪が交互 交差した状態で、スペーサと連結部との間 一対のアームを閉じる方向に外力が与えら て一対のアームの各々が変形したときに他 のアームと当接し、複数の挟み爪は、スペ サと他方のアームとが当接したときにスペ サと連結部との間で一対のアームを閉じる 向に更に外力が与えられてスペーサを支点 して一対のアームのうちスペーサより先端 が拡開することにより、交差が解除される 向に移動して対象物を挟んでもよい。

 この態様によれば、スペーサが他方のア ムに当接してからさらに一対のアームに同 に外力を与えることで、交互に交差した状 を解除する方向に複数の挟み爪を移動させ ことができる。このため、このようにアー に外力を与えることによっても、交互に交 した挟み爪によって対象物を拾い上げるこ が可能となる。

 本発明によれば、トングを用いて対象物 挟持する者の労力を軽減することできる。

第1の実施形態に係るトングの構成を示 す斜視図である。 第1ゴミ分離部を第1アームと第2アーム 間から見た図である。 第1ゴミ分離部でタバコの吸い殻を拾い 上げた状態を示す図である。 第2ゴミ分離部を第1アームと第2アーム 間から見た図である。 第2ゴミ分離部でBB弾などの小さいゴミ 拾い上げた状態を示す図である。 トングで缶を挟んだ状態を示す図であ 。 トングで紙くずを挟んだ状態を示す図 ある。 トングでタバコの吸い殻を挟んだ状態 示す図である。 第2の実施形態に係るトングの構成を示 す図である。 図9の状態から更に、スペーサと連結 との間で第1アームと第2アームとを強く挟持 した状態を示す図である。

符号の説明

 10A及び10B トング、 12 第1アーム、 14  2アーム、 16 連結部、 18 第1挟み部、 20 第1ゴミ分離部、 22 第1延在部、 24 第2挟 部、 26 第2ゴミ分離部、 28 第2延在部、 3 2 第1挟み爪、 34 第2挟み爪、 40 第1ゴミ分 離孔、 42 第2ゴミ分離孔、 50 スペーサ。

 以下、図面を参照して本発明の実施の形 (以下、実施形態という)について詳細に説 する。

(第1の実施形態)
 図1は、第1の実施形態に係るトング10Aの構 を示す斜視図である。トング10Aは、第1アー 12および第2アーム14の一端が連結部16におい て連結されて構成されている。

 第1アーム12は、第1挟み部18、第1ゴミ分離 部20、および第1延在部22を有する。第2アーム 14は、第2挟み部24、第2ゴミ分離部26、および 2延在部28を有する。第1ゴミ分離部20、第1延 在部22、連結部16、第2延在部28、および第2ゴ 分離部26は、周囲が金属の枠体で構成され その中に金属のワイヤが網状に張られた直 状の部材を中央で曲げることにより一体的 形成されている。なお、第1ゴミ分離部20と 1延在部22、および第2ゴミ分離部26と第2延在 28は網状に形成されていなくてもよく、例 ば板金によってこれらが形成されていても い。

 連結部16は弾性を有し、第1挟み部18およ 第2挟み部24が互いに離間した初期状態から ユーザによって挟持されることで第1アーム1 2および第2アーム14が互いに近づいたときに 初期状態に復元するよう第1アーム12および 2アーム14に付勢力を与える。

 第1挟み部18には、複数(第1の実施形態で 5本)の第1挟み爪32が設けられている。第1挟 爪32の各々は板金などによって細長く形成さ れ、互いに平行になるよう各々の一端が第1 ミ分離部20の側縁部に固定される。第2挟み 24には、複数(第1の実施形態では5本)の第2挟 爪34が設けられている。第2挟み爪34の各々 板金などによって細長く形成され、互いに 行になるよう各々の一端が第2ゴミ分離部26 側縁部に固定される。複数の第1挟み爪32お び複数の第2挟み爪34は、ユーザによって第1 ーム12および第2アーム14が挟持され初期状 から第1アーム12と第2アーム14とが所定の角 よりも近接したときに交互に交差するよう 互い違いの位置に配置されている。

 図2は、第1ゴミ分離部20を第1アーム12と第 2アーム14の間から見た図である。第1ゴミ分 部20は、第2アーム14に対向する内面が凹むよ う形成されている。これによって、地面に落 ちているゴミを第1挟み部18および第2挟み部24 で挟まずに、第1ゴミ分離部20ですくい上げる ことができ、さらにタバコの吸い殻などを数 本まとめて第1ゴミ分離部20に収容することが 可能となる。

 また、ワイヤが網状に配置されることに り、第1ゴミ分離部20には多数の第1ゴミ分離 孔40が形成されている。タバコの径は一般的 約8mmであり、また、つぶれたタバコの吸い を拾い上げることも考慮し、第1の実施形態 では、第1ゴミ分離孔40は一辺が6.2mmの四角形 なるようワイヤが網状に配置されている。 れにより、例えば図3に示すようにタバコの 吸い殻を拾い上げたとき、タバコの吸い殻を 噛み込むことなく拾い上げることができ、ま た、砂や土などを第1ゴミ分離孔40から落下さ せて分離することができる。

 なお、図2に示すように、第1挟み爪32は、 第1延在部22の延在方向から所定角度(第1の実 形態では約30度)傾いて延在するよう配置さ ている。なお、所定角度が30度に限られな ことは勿論である。また、第1ゴミ分離部20 外側の側縁部には、直線部20aが設けられて る。直線部20aの延在方向は、第1挟み爪32の 在方向と同一とされている。なお、直線部20 aが第1挟み爪32と別の方向に延在していても い。

 図4は、第2ゴミ分離部26を第1アーム12と第 2アーム14の間から見た図である。第2ゴミ分 部26は、第1アーム12に対向する内面が凹むよ う形成されている。これによって、第1ゴミ 離部20と同様に、地面に落ちているゴミを第 1挟み部18および第2挟み部24で挟まずに、第2 ミ分離部26ですくい上げることができる。

 また、ワイヤが網状に配置されることに り、第2ゴミ分離部26には多数の第2ゴミ分離 孔42が形成されている。例えば、モデルガン 使用されるBB弾の直径は約6mmであり、この うな小さいゴミも拾い上げることができる う、第2ゴミ分離孔42は一辺が4mmの四角形に るようワイヤが網状に配置されている。こ により、例えば図5に示すようにBB弾や、プ スチックのペレットなどの小さいゴミを拾 上げることができ、さらに砂や土などを第2 ミ分離孔42から落下させて分離することが きる。また、第2ゴミ分離孔42を第1ゴミ分離 40よりも小さく形成することにより、ゴミ 大きさに応じて第1ゴミ分離部20と第2ゴミ分 部26とを使い分けることで的確に拾いたい ミを拾い上げることができる。

 なお、図4に示すように、第2挟み爪34は、 第2延在部28の延在方向から所定角度(第1の実 形態では約30度)傾いて延在するよう配置さ ており、これにより、第2挟み爪34は第1挟み 爪32と同一の延在方向に延在する。なお、所 角度が30度に限られないことは勿論である また、第2ゴミ分離部26の外側の側縁部には 直線部26aが設けられている。直線部26aの延 方向は、第1挟み爪32の延在方向と同一とさ ている。なお、直線部26aが第1挟み爪32と別 方向に延在していてもよい。

 このように第1挟み爪32および第2挟み爪34 傾けて配置することにより、トング10Aを傾 た状態でゴミを拾うときに、第1挟み爪32お び第2挟み爪34の先端のラインと地面のライ とを平行にし易くなる。このため、前方に るゴミを容易に拾うことができる。また、 線部20aおよび直線部26aが下方に位置するよ トング10Aを持ち替えることにより、地面に ちているゴミを直線部20aおよび直線部26aで 持して拾い上げることが可能となる。この め、第1挟み爪32および第2挟み爪34では持ち くいゴミも拾い上げることができる。

 なお、第1ゴミ分離孔40および第2ゴミ分離 孔42のサイズは上記に限られないことは勿論 ある。また、第1ゴミ分離孔40および第2ゴミ 分離孔42の形状も上記に限られず、例えば板 の部材に開けられた丸孔や角孔、またはハ ト型の孔であってもよい。第1ゴミ分離孔40 たは第2ゴミ分離孔42は板金にレーザ加工を して開けられてもよく、プレス加工によっ 穿孔されてもよい。さらに、予め多数の孔 設けられたパンチングメタルによって第1ゴ ミ分離部20または第2ゴミ分離部26が形成され いてもよい。なお、第1アーム12と第2アーム 14のいずれか一方にのみ、このような分離孔 設けられていてもよい。

 図6は、トング10Aで缶100を挟んだ状態を示 す図である。第1ゴミ分離部20における第2ゴ 分離部26に対向する内面20bは、トング10Aの外 側に向かって円弧状に湾曲して凹んでいる。 第2ゴミ分離部26における第1ゴミ分離部20に対 向する内面26bもまた、トング10Aの外側に向か って円弧状に湾曲して凹んでいる。これによ り、強い力でトング10Aを握らなくても缶やペ ットボトルなどを堅固に保持することが可能 となっている。

 図7は、トング10Aで紙くず102を挟んだ状態 を示す図である。5本の第1挟み爪32の各々に 、同一平面上に形成される内面である挟み 32aが形成されている。また5本の第2挟み爪34 各々には、同一平面上に形成される内面で る挟み面34aが形成されている。第1アーム12 第2アーム14とがユーザに挟持されて互いに 定角度まで近接したときに、挟み面32aおよ 挟み面34aは同一平面状に位置する。これに り、互いに近接させるよう第1アーム12およ 第2アーム14を挟持して、挟み面32aおよび挟 面34aで紙くず102などのゴミを挟んで拾い上 ることができる。

 図8は、トング10Aでタバコの吸い殻104を挟 んだ状態を示す図である。上述したように、 第1アーム12と第2アーム14とが所定角度まで近 接すると、複数の第1挟み爪32と複数の第2挟 爪34とが交互に交差する。この結果、第1挟 爪32の外面である挟み面32bと第2挟み爪34の外 面である挟み面34bとによって物を挟持するこ とが可能となる。第1の実施形態では、タバ の吸い殻104を挟持することができるよう、 み面32bと挟み面34bとの間は最大10mmまで広げ ことが可能となっている。

 例えばユーザは、第1アーム12と第2アーム 14とを挟持して挟み面32bと23bとの間を最大幅 で広げた状態で、第1挟み爪32と第2挟み爪34 の間に地面に落ちているタバコの吸い殻104 位置するようにトング10Aの先端を地面につ る。次にユーザが第1アーム12と第2アーム14 を挟持する力を弱めると、連結部16の付勢 によって挟み面32bと挟み面34bとの距離が縮 られ、タバコの吸い殻104が挟持される。こ ように第1挟み爪32と第2挟み爪34とが交互に 差するよう構成することで、強い力で第1ア ム12と第2アーム14とを挟持することなく、 バコの吸い殻104などのゴミを挟持すること 可能となる。

(第2の実施形態)
 図9は、第2の実施形態に係るトング10Bの構 を示す図である。理解を容易なものとする めに、図9では、トング10Bの全長の割合を実 よりも小さく表している。なお、トング10B 構成は、特に言及しない限り第1の実施形態 に係るトング10Aと同様である。以下、第1の 施形態と同様の箇所は同一の符号を付して 明を省略する。

 トング10Bは、第2延在部28に対向する第1延 在部22の内面にスペーサ50が設けられた以外 、第1の実施形態に係るトング10Aと同様であ 。なお、第1延在部22の内面に代えて第2延在 部28の内面にスペーサ50が設けられてもよい スペーサ50は、第1延在部22の略中央に配置さ れる。スペーサ50は、図9に示すように、第1 み爪32と第2挟み爪34とが交互に交差するまで 第1アーム12と第2アーム14とが近接したときも 、スペーサ50の先端部と第2延在部28の内面と 間にわずかな隙間が空く高さに形成されて る。スペーサ50は金属によって形成されて てもよく、また樹脂により成形されていて よい。

 図10は、図9の状態から更に、スペーサ50 連結部16との間で第1アーム12と第2アーム14と を強く挟持した状態を示す図である。このよ うに第1アーム12と第2アーム14とを挟持すると 、スペーサ50と連結部16との間で第1延在部22 よび第2延在部28が互いに近づく方向に緩や に湾曲して変形する。このため、スペーサ50 を支点として、スペーサ50からトング10Bの先 側は第1延在部22と第2延在部28とが互いに広 られる。

 こうして第1挟み爪32と第2挟み爪34との間 縮まり、挟み面32bと挟み面34bとによってタ コの吸い殻104などのゴミを挟持することが 能となる。第1挟み爪32と第2挟み爪34との間 タバコの吸い殻104などのゴミを配置して第1 アーム12と第2アーム14とを挟持する力を弱め も、挟み面32bと挟み面34bとによって挟持す ことは可能である。しかし、このときにゴ を挟持する力は連結部16の付勢力に依存す ことになる。スペーサ50を設けるという簡易 な構成を採用することによって、このように 第1アーム12と第2アーム14とを挟持する力を逆 に強めることで、挟み面32bと挟み面34bとによ り強い力でゴミを挟持することが可能となる 。これにより、第1挟み爪32と第2挟み爪34とを 交互に交差させた状態でゴミを挟持させる場 合においても、例えば強い力でゴミを挟持し たいときには強い力で第1アーム12と第2アー 14とを挟持することでそれを実現することが できる。

 また、スペーサ50をさらに先端に近づけ ことにより、第1ゴミ分離部20の外面と第2ゴ 分離部26の外面との距離を大きく開くこと く、挟み面32bおよび挟み面34bによりゴミを むことが可能となる。例えば狭い隙間に入 たゴミなどを拾うときに、連結部16の付勢力 を利用しても第1ゴミ分離部20の外面と第2ゴ 分離部26の外面とに隙間の壁が当たってしま い、挟み面32bおよび挟み面34bによりゴミをう まく挟むことができない場合がある。このよ うな場合においても、逆にトング10Bを強く握 ることで、第1ゴミ分離部20の外面と第2ゴミ 離部26の外面を隙間の壁に当てることなく、 ゴミを挟むことが可能となる。

  本発明は上述の各実施形態に限定され ものではなく、各実施形態の各要素を適宜 み合わせたものも、本発明の実施形態とし 有効である。また、当業者の知識に基づい 各種の設計変更等の変形を各実施形態に対 て加えることも可能であり、そのような変 が加えられた実施形態も本発明の範囲に含 れうる。