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Patent Searching and Data


Title:
TRANSMITTING DEVICE AND RECEIVING DEVICE IN CELLULAR SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/081535
Kind Code:
A1
Abstract:
In a multicarrier cellular system, a second synchronizing code (a Walsh code or a GCL code), which is subjected to the mapping and which becomes a second synchronizing channel, is used as a signal for a mobile station terminal device itself to specify which base station cell it is in. A signal transmitted from the base station to the mobile station terminal device is subjected to the mapping, and becomes a wireless frame which has a two-dimensional expansion in a frequency direction and a time direction. A first synchronizing channel and the second synchronizing channel are subjected to the mapping, and becomes a synchronizing channel which is implanted at a plurality of portions in the wireless frame.In the case where a certain series number of the second synchronizing code to specify a cell or a cell group as the second synchronizing channel is subjected to the mapping and becomes the wireless frame, such a phase rotation that one wireless frame becomes one cycle or a circulating shift is provided to the second synchronizing code in accordance with a position where a synchronizing channel subjected to the mapping is in the wireless frame and the mapping is carried out for the second synchronizing code. On the receiving side, when the phase rotation angle or the circulating shift amount of the second synchronizing code is known, the head timing of the wireless frame is known.

Inventors:
SEYAMA TAKASHI (JP)
DATEKI TAKASHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2006/326223
Publication Date:
July 10, 2008
Filing Date:
December 28, 2006
Export Citation:
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Assignee:
FUJITSU LTD (JP)
SEYAMA TAKASHI (JP)
DATEKI TAKASHI (JP)
International Classes:
H04B1/707; H04J13/00; H04J13/18; H04W56/00
Foreign References:
JP2002204217A2002-07-19
JP2003152681A2003-05-23
JP2006074244A2006-03-16
JP2003244763A2003-08-29
JP2006074493A2006-03-16
JPH10126331A1998-05-15
Other References:
"Comparison of One-SCH and Two-SCH schemes for EUTRA Cell Search.R1-06111", 3GPP TSG RAN WG1 MEETING #45, 12 May 2006 (2006-05-12), pages 1 - 14, XP003024498
HANADA Y., HIGUCHI K., SAWAHASHI M.: "Broadband Multi-carrier CDMA Denso ni Okeru 2 Dankai Kosoku Cell Search Method oyobi Sono Tokusei/2-Step Fast Cell Search Method and Its Performance for Broadband Multi-carrier CDMA Wiriless Access.", IEICE TECHNICAL REPORT, vol. 100, no. 194, 11 July 2007 (2007-07-11), pages 119 - 126, XP003024497
See also references of EP 2117147A4
Attorney, Agent or Firm:
OSUGA, Yoshiyuki (Nibancho Bldg.8-20, Nibancho, Chiyoda-k, Tokyo 84, JP)
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Claims:
 複数の同期チャネルが時間方向に多重された無線フレームに信号を載せて送信する送信装置であって、
 1無線フレームを1周期とする変調を施した符号を、該同期チャネルにマッピングして送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする送信装置。
 前記符号は、直交符号であり、
 前記変調は、1無線フレームを1周期とする直交符号の位相回転であることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
 前記直交符号は、Walsh符号であることを特徴とする請求項2に記載の送信装置。
 前記直交符号は、系列の異なる複数のWalsh符号を連結したものであることを特徴とする請求項2に記載の送信装置。
 前記連結された複数のWalsh符号のそれぞれは、1つの符号に対し、他の符号が、位相回転のオフセットを有していることを特徴とする請求項4に記載の送信装置。
 前記符号は、Generalized Chirp Like(GCL)系列符号であり、
 前記変調は、1無線フレームを1周期とするGCL系列符号の循環シフトであることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
 前記符号は、セルラシステムにおいて、セルまたはセルグループを特定するために使用されることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
 符号をマッピングする同期チャネルが多重される無線フレーム内の位置に従った大きさの、1無線フレームを1周期とする変調を施した符号がマッピングされた無線フレームに載せられた信号を受信する受信装置であって、
 該同期チャネルにマッピングされた符号を特定する符号特定手段と、
 該同期チャネルにマッピングされた符号に与えられた変調の大きさを特定することにより、同期チャネルが多重されている無線フレーム内の位置から無線フレームの先頭のタイミングを取得する無線フレームタイミング取得手段と、
を備えることを特徴とする受信装置。
 前記符号は、直交符号であり、
 前記変調は、1無線フレームを1周期とする直交符号の位相回転であることを特徴とする請求項8に記載の受信装置。
 前記直交符号は、Walsh符号であることを特徴とする請求項9に記載の受信装置。
 前記直交符号は、系列の異なる複数のWalsh符号を連結したものであることを特徴とする請求項9に記載の受信装置。
 前記連結された複数のWalsh符号のそれぞれは、1つの符号に対し、他の符号が、位相回転のオフセットを有していることを特徴とする請求項11に記載の受信装置。
 前記符号の特定と、位相回転量の大きさの特定は、受信された同期チャネルにマッピングされていた信号と、符号のレプリカとを用いて得られた相関値のピークの大きさと、相関値の位相回転量を用いて行われることを特徴とする請求項9に記載の受信装置。
 前記符号は、Generalized Chirp Like(GCL)系列符号であり、
 前記変調は、1無線フレームを1周期とするGCL系列符号の循環シフトであることを特徴とする請求項8に記載の受信装置。
 前記GCL系列符号の特定は、受信された同期チャネルにマッピングされた信号の差動復号の結果を用いて行い、
 前記GCL系列符号の循環シフトの大きさは、受信された同期チャネルにマッピングされた信号と、GCL系列符号のレプリカをシフトした符号との相関値のピークを検出することにより行われることを特徴とする請求項14に記載の受信装置。
 前記符号は、セルラシステムにおいて、セルまたはセルグループを特定するために使用されることを特徴とする請求項8に記載の受信装置。
 複数の同期チャネルが時間方向に多重された無線フレームに信号を載せて送信する送信方法であって、
 1無線フレームを1周期とする変調を施した符号を、該同期チャネルにマッピングして送信する、
ことを特徴とする送信方法。
 符号をマッピングする同期チャネルが多重される無線フレーム内の位置に従った大きさの、1無線フレームを1周期とする変調を施した符号がマッピングされた無線フレームに載せられた信号を受信する受信方法であって、
 該同期チャネルにマッピングされた符号を特定し、
 該同期チャネルにマッピングされた符号に与えられた変調の大きさを特定することにより、同期チャネルが多重されている無線フレーム内の位置から無線フレームの先頭のタイミングを取得する、
ことを特徴とする受信方法。
 所定長の同期信号列に含まれる各同期信号を複数のサブキャリアに含まれる各サブキャリアに配置して、無線フレーム内で複数回送信する送信装置において、
 前記複数回の送信における各送信について、順に、前記同期信号と前記サブキャリアの割り当て関係を相対的に所定量ずつシフトさせる送信手段、
を備えることを特徴とする送信装置。
 所定長の同期信号列に含まれる各同期信号を複数のサブキャリアに含まれる各サブキャリアに配置して、無線フレーム内で複数回送信する送信装置において、
 前記複数回の送信における各送信について、順に、前記各同期信号のマッピング位相を、所定位相ずつシフトさせる送信手段、
を備えることを特徴とする送信装置。
Description:
セルラシステムにおける送信装 及び受信装置

 本発明は、セルラシステムの送信装置及 受信装置に関する。

 セルラシステムでは一般に、移動局端末 無線リンクを接続するセルを探すセルサー 処理を行う。セルサーチは下りリンクの無 フレームに含まれる同期チャネル(Synchronizat ion Channel, SCH)を用いて行われる。また、同 チャネルに加えて、セル固有パイロットチ ネルや報知情報チャネル(Broadcast Channel, BCH) を用いる場合もある(参考文献:非特許文献1)

 非特許文献2に記載された第1の従来技術を 1A、B及び図2を参照して説明する。
 この従来技術では、無線フレーム内に複数 SCHシンボルが送信される。各々のSCHシンボ には、周波数方向にGeneralized Chirp Like系列( GCL系列)が多重されている。

 図1A、Bは、SCHの多重の様子を示す図である
 図1Aでは、周波数方向を縦軸に、時間方向 横軸にとり、無線リソースを表現している また、この図では、SCHがどのように無線リ ースを使って伝送されるかが示されている SCHは、時間方向の所定の位置に置かれる。S 0 、S 1 、S 2 、S 3 、・・・、S N-1 は、それぞれGCL系列の符号の各シンボルを示 している。GCL系列の符号の各シンボルは、SCH の送信されるタイミングで、1つのサブキャ アを使って送信される。サブキャリアの数 Nの場合には、GCL系列の符号は、S 0 ~S N-1 のシンボルで構成される長さNの符号となる

 各々のSCHシンボルに多重されているGCL系列 系列番号は時間方向に変化する。変化のパ ーンは相互相関および自己相関特性のよい ターン(非特許文献2ではホッピング符号パ ーンと呼んでいる)になっており、このパタ ンがセル(もしくはセルグループ)を識別す 識別子および無線フレームタイミングを表 。すなわち、セルもしくはセルグループを 別する識別子gのセルから送信されるSCHシン ルの系列番号の時間変化パターンを
とすると(但し、N sync は無線フレーム内のSCHシンボル数を表す)、 線フレーム内のi番目のSCHシンボルに多重さ るGCL系列は
と表すことができる。ただし、N G はGCL系列の系列長である。また、kは、シン ルの番号を示す。k=0の場合には、このGCL系 符号の最初(0番目)のシンボルを示す。以下 k=1は、1番目、・・・、k=nは、n番目のシンボ ルをあらわす。

 図1Bは、縦軸を周波数、横軸を時間として 1無線フレームに4つのSCHが時間多重されてい る場合を例示している。この図では、識別子 gのGCL系列符号がSCHとして多重されている。h (g) i は、識別子gのGCL系列符号を生成する場合に 用するホッピング符号パターン(インデック 番号)である。図1Bでは、同じセルもしくは ルグループで特定される同じ識別子を持つ ホッピング符号パターンの系列番号が異な 4つのGCL系列符号が時間多重されている。

 図2は、ホッピング符号パターンの例を示し た図である。
 この表の中の何番目の列のホッピング符号 ターンかを示すのが識別子gである。たとえ ば、識別子gが0である場合には、ホッピング 号パターンとして{4、5、6、7、8}が列記され ている。ここでは、ホッピング符号パターン の長さは、5である。したがって、上の例で えば、各系列番号は、h (0) 0 =4、h (0) 1 =5、h (0) 2 =6、h (0) 3 =7、h (0) 4 =8である。したがって、図2のホッピング符号 パターンは、1無線フレームに5個のSCHを時間 重する場合に使用可能である。

 受信側では、セル(もしくはセルグループ) 識別子の検出処理に先立って行われるシン ルおよびサブフレームタイミング検出結果 基づいて、SCHシンボルをFFTし、周波数領域 変換する。周波数領域の信号から、GCL系列 号が多重されたサブキャリア成分を抜き出 、差動復調した系列をIDFTする。差動復調と 、n番目の符号のシンボルをS(n)とすると、S( n)×S * (n+1)=exp{j2πh (g) i (n+1)/N G }を計算することである。これより、差動復 することにより得られる値が、2πh (g) i /N G を整数倍回転したものとなるので、何度ずつ 回転しているかを知ることにより、N G を既知として、h (g) i を知ることが出来る。実際は、これを、無線 フレーム内の全てのSCHシンボルに対して行い 、IDFT出力をメモリに保存する。その後、ホ ピング符号パターンを軟判定して決定する めに、候補ホッピング符号パターンの全て 循環シフトパターンについて、metricを計算 、最大値を得る循環シフトのホッピング符 パターンをセル(もしくはセルグループ)の識 別子および無線フレームタイミングの検出値 とする。metric計算は、上記差動復号によって 得られたS(n)×S * (n+1)のIDFT出力値をホッピング符号パターンの 全て及び、その循環パターン全てについて、 それぞれ加算を行い、加算値の最も大きいも のが取得すべきホッピング符号パターンであ ると決めるものである。たとえば、上記の例 で言えば、無線フレームの0番目から4番目ま にについて得られた、IDFT出力値をnの関数 して保持しておき、0番目のSCHから得られたI DFT出力値については、n=4、1番目については n=5、2番目については、n=6、3番目については 、n=7、4番目については、n=8のときの値を取 、これらを加算して保持しておく。次に、n 与えるホッピング符号パターンを循環シフ して、同様に加算値を得、保持しておく。 して、その他の識別子のホッピング符号パ ーンについても同様の計算を行って、加算 を保持しておく。そして、全ての識別子の ッピング符号パターンについて加算値を得 ら、その中の最大値を探し、この最大値を えた、ホッピング符号パターンの識別子と 環シフト量を取得する。

 非特許文献3には、別の従来技術が記載され ている。非特許文献3の第2の従来技術を図3A Bを参照して説明する。
 この従来技術では、無線フレーム内に複数 SCHシンボルが送信される。各々のSCHシンボ には、周波数方向にセルグループ識別子お び無線フレームタイミングを示す直交符号( たとえば、Walsh符号)が多重される。前述の従 来技術とは異なり、時間方向の系列番号変化 パターンがセルグループ識別子および無線フ レームタイミングを表すのではなく、系列番 号そのものがセルグループ識別子および無線 フレームタイミング(および、その他の情報) 表す。

 また、Secondary SCH(第二同期チャネル)のコー ド数を増やすために、周波数方向に複数の直 交符号を多重する方式が示されている。図3A 、Walsh符号がSCHの周波数方向に多重されて る様子を示している。ここでは、各シンボ W i 、i=0~N-1が各サブキャリアに割り当てられて り、符号長は、Nである。Walsh符号の性質よ 、長さNのWalsh符号は、N種類しかない。そこ 、図3Bに示されるように、識別子がgとfの、 長さMのWalsh符号を周波数方向に多重するよう にする。ここで、2M=Nとしている。すると、 ブキャリア数NのSCHに使用できる符号の数は 長さMのWalsh符号に長さMのWalsh符号を組み合 せているので、M×Mとなる。例として、M=4、 N=8とした場合、図3Aの場合には、使用できるW alsh符号の数は、N=8であるのに対し、図3Bの場 合には、M×M=16となり、使用できる符号の数 多くなることがわかる。

 受信側では、セルグループの識別子の検 処理に先立って行われるシンボルおよびサ フレームタイミング検出結果に基づいて、S CHシンボルのFFTを行い、周波数領域でSCHの相 処理を行い、セルグループ識別子および無 フレームタイミングを検出する。

 特許文献1には、伝搬路推定の精度を改善す るために、各下りフレームの送信位相をTCHご とにずらして送信する技術が開示されている 。
3GPP TR25.814 V7.0.0 3GPP TSG-RAN WG1, R1-061117, “Comparison of On e-SCH and Two-SCH schemes for EUTRA Cell Search”,  ETRI 3GPP TSC-RAN WG1, R1-060780, “SCH Structure an d Cell Search Method for E-UTRA Downlink”, NTT DoC oMo, NEC

特開平10-126331号公報 上記従来技術では 無線フレーム内の各々のSCHに多重されてい 符号系列の系列番号が異なるため、受信側 SCH検出時において、受信SCH毎に、全ての系 番号の符号を使って、IDFT等や相関処理を行 う必要があり、処理量が大きいという問題が ある。

 本発明の課題は、同期チャネルの検出処理 処理量を減らすことの出来る構成を有する ルラシステムの送信装置と受信装置を提供 ることである。
 本発明の送信装置は、複数の同期チャネル 時間方向に多重された無線フレームに信号 載せて送信する送信装置であって、符号を ッピングする同期チャネルが多重される該 線フレーム内の位置に従った大きさの、1無 線フレームを1周期とする変調を施した符号 、該同期チャネルにマッピングして送信す 送信手段とを備えることを特徴とする。

 本発明の受信装置は、符号をマッピング る同期チャネルが多重される無線フレーム の位置に従った大きさの、1無線フレームを 1周期とする変調を施した符号がマッピング れた無線フレームに載せられた信号を受信 る受信装置であって、該同期チャネルにマ ピングされた符号を特定する符号特定手段 、該同期チャネルにマッピングされた符号 与えられた変調の大きさを特定することに り、同期チャネルが多重されている無線フ ーム内の位置から無線フレームの先頭のタ ミングを取得する無線フレームタイミング 得手段とを備えることを特徴とする。

 本発明によれば、同期チャネル検出時に いて、受信同期チャネル毎に、全ての系列 号の符号と相関処理を行う必要がないため 処理量を削減することができる。

SCHの多重の様子を示す図(その1)である 。 SCHの多重の様子を示す図(その2)である 。 ホッピング符号パターンの例を示した である。 従来技術の第2の例を説明する図(その1 )である。 従来技術の第2の例を説明する図(その2 )である。 本発明の第1の実施形態を説明する図( の1)である。 本発明の第1の実施形態を説明する図( の2)である。 本発明の第1の実施形態を説明する図( の3)である。 本発明の第2の実施形態を説明する図( の1)である。 本発明の第2の実施形態を説明する図( の2)である。 本発明の第3の実施形態を説明する図( の1)である。 本発明の第3の実施形態を説明する図( の2)である。 本発明の第3の実施形態を説明する図( の3)である。

 本発明の実施形態では、まず、第1の解決 手段として、無線フレーム内の各々のSCHシン ボルに多重されるWalsh符号の系列番号は同じ あるが、無線フレーム内の位置に応じて、W alsh符号を一定量だけ位相回転する。位相回 は1無線フレーム周期で閉じるようにする。

 あるいは、第2の解決手段として、無線フ レーム内の各々のSCHシンボルに多重されるGCL 系列の系列番号は同じであるが、無線フレー ム内の位置に応じて、GCL系列を一定量だけ循 環シフトする。循環シフトは1無線フレーム 期で閉じるようにする。

 以下、本発明の実施形態について詳細な 明を行う。なお、以下の実施形態は、第一 期チャネルを用いたタイミング同期、及び 第二同期チャネルを用いたセルグループ識 までを表し、パイロットチャネルを用いた3 段階セルサーチを元にした実施形態であるが 、本発明はそれに限定されるものではない。 例えば、他のタイミング同期方法(OFDMであれ 、ガードインターバル相関法)や第二同期チ ャネルがセル識別子を示す場合にでも、適用 可能である。

 図4~図6を用いて、本発明の第1の実施形態を 説明する。
 第1の実施形態は、第1の解決手段の最も基 的な実施形態である。
 基地局装置の構成例を図4に示す。データチ ャネル、パイロットチャネル、第一同期チャ ネル、位相回転処理部10によって位相回転さ た第二同期チャネルのデータ信号は、チャ ル多重部11において多重され、シリアル/パ レル変換処理部12において、シリアル/パラ ル変換される。パラレル信号に変換された 、データ信号は、IFFT処理部13において逆フ リエ変換され、時間領域の信号とされた後 ガードインターバル挿入部14において、ガ ドインターバルが付けられて、無線処理部15 、アンテナ16を介して、送信される。

 パイロットチャネルはデータチャネル復調 の参照信号である。第一同期チャネルはタ ミング同期用のセル間共通の信号である。 二同期チャネルはセルグループ識別子(もし くは、セル識別子)を示すWalsh符号である。Wal sh符号は、W-CDMA等で拡散符号として使用され いる符号であり、異なる識別子に属する符 間での相関は0となる性質を有する直交符号 である。セルグループ識別子gに属する基地 はg番目のWalsh符号W g を用いる。第二同期チャネルは位相回転処理 部10によって、無線フレーム内の位置に応じ 、位相回転される。具体的には、無線フレ ム内のi番目(i=0、1、2、・・・N sync -1、但しN sync は無線フレーム内のSCH数である)のSCHシンボ に多重される第二同期チャネルのWalsh符号は exp{j2πi/N sync }だけ位相回転される。これにより、無線フ ーム内で、位相回転が一周する、あるいは 位相回転の1周期が1無線フレームの長さとな る。すなわち、
となる。チャネル多重部11では、各チャネル 多重を行う。シリアル/パラレル変換処理部 12では、チャネル多重部11から入力される信 列のサブキャリアへのマッピングを行う。IF FT処理部13では、周波数領域の信号から時間 域の信号へ変換し、有効シンボルを生成す 。ガードインターバル挿入部14では、有効シ ンボルの後部をコピーし、有効シンボルの先 頭に付加する。無線処理部15でアップコンバ トなどの無線処理が施された後、アンテナ1 6から送信される。

 図5に無線フレームの構成例を示す。図5 例では、パイロットチャネルがサブフレー の先頭シンボルに、同期チャネルがサブフ ームの末尾のシンボルに配置されている。 た、第一同期チャネルと第二同期チャネル 交互に周波数多重されている。図5は、あく でチャネル多重方法の一例であって、本発 を限定するものではない。また、第二同期 ャネルのマッピング方法についても、いろ ろと考えられる。例えば、第一同期チャネ を参照信号とした同期検波を期待して、絶 位相でマッピングしてもよいし、差動符号 を行ってマッピングしてもよい。いずれに よ、本発明を限定するものではない。

 図6に移動局におけるセルサーチ処理部の構 成例を示す。
 第一段階処理部20では、第一同期チャネル プリカ信号記憶部21に格納されている、既知 パターンである第一同期チャネルのレプリカ 信号と受信信号の相関処理を相関処理部22で 間領域で行い、時間平均部23で平均化後、 ブフレームタイミング検出部24で最大の相関 値を得るタイミングを検出サブフレームタイ ミング及び検出FFTタイミングとして検出する 。

 第二段階処理部25では、第一段階処理部20で 検出したFFTタイミングに従い、ガードインタ ーバル除去部26でガードインターバルを除去 、FFT処理部27でFFT処理により周波数領域の 号へ変換する。続いて、第二同期チャネル 出部28で第二同期チャネルを抽出する。この とき、無線フレームタイミングは未知である ため、抽出した第二同期チャネルの位相も未 知であるが、SCHシンボルあたりの位相回転量 は、送信側で予め決められた位相回転量をWal sh符号に与えているので既知である。位相回 処理部29で受信SCHシンボル毎に送信側で施 た位相回転と逆の位相回転を施し、時間平 部30で時間平均を行う。ここで、送信側でSCH に与える位相回転量は、SCHシンボルの無線フ レーム内での位置によって異なるが、位相回 転の単位量は、式(2)より、2π/N sync とわかっているので、この単位量の逆位相回 転を施すようにする。相関処理部31にて、候 符号記憶部32に記憶されている候補Walsh符号 との相関を取り、第二同期チャネル無線フレ ームタイミング検出部33において、最大値を つ相関値とその位相回転量を判定すること より、第二同期チャネルと無線フレームタ ミングを検出する。すなわち、相関値の位 回転量は、2π(i-1)/N sync となるので、無線フレーム中のSCHシンボルの 先頭からの順番を示すiの値を求めることに り、無線フレーム中何番目のSCHシンボルで るかがわかる。無線フレーム中のi番目のSCH ンボルの位置は、無線フレームの先頭から められた位置となっているので、無線フレ ムの先頭の位置がわかる。

 第三段階処理部35では、パイロットチャ ル抽出部36において、パイロットチャネルが 多重されたサブキャリアからパイロット信号 を抽出する。抽出されたパイロット信号と、 候補スクランブルコード記憶部37に記憶され いる候補スクランブルコードとの相関を、 関処理部38で取り、時間平均部39で時間平均 する。そして、スクランブルコード検出部40 おいて、時間平均値から最大の相関値を得 候補スクランブルコードを検出スクランブ コードとして検出する。

 図7及び図8を用いて、本発明の第2の実施形 を説明する。
 図7及び図8において、図4及び図6と同じ構成 要素には、同じ参照番号を付す。
 第2の実施形態は非特許文献3で説明した第 同期チャネルのコード数を増やす方式に第1 解決手段を適用した実施形態である。

 図7に基地局の構成例を示す。第二同期チャ ネルが2つのコード(第二同期コード1、第二同 期コード2)から構成されている部分を除き、 1の実施形態の基地局構成例と同じである。 第二同期コード1と第二同期コード2はそれぞ 独立に位相回転処理を施される。すなわち 無線フレーム内のi番目(i=0、1、2、・・・、 N sync -1、但しN sync は無線フレーム内のSCHシンボル数である)のSC Hシンボルに多重される第二同期コード1、2は それぞれ
と表せる。d(=0、1、・・・、N sync -1)は、第二同期コード1の位相回転に対する 二同期コード2の位相回転のオフセットであ 。このオフセットと、第二同期コード1の系 列番号と、第二同期コード2の系列番号を組 合わせることにより、第二同期チャネルの ード数は、M×M×N sync となり、非特許文献3のN sync 倍に増やすことができる。ただし、Mは第二 期コード1と第二同期コード2の系列長である 。このように、位相回転処理部10-1で、第二 期コード1の位相回転を行い、位相回転処理 10-2で、第二同期コード2の位相回転を行っ 、チャネル多重部11で多重する構成となって いる。

 図8に移動局におけるセルサーチ処理部の構 成例を示す。
 第一段階処理部20および第三段階処理部35は 、第1の実施形態と同じである。第二段階処 部25aは、時間平均部30における時間平均後に コード分離部50があること、及び第二同期チ ネル無線フレームタイミング検出部33の処 が異なる。コード分離部50では、第二同期チ ャネルに多重されている2つの第二同期コー 1、2を分離する。相関処理部31では、それぞ の受信第二同期コードと候補Walsh符号との 関演算を行う。第二同期チャネル無線フレ ムタイミング検出部33において、最大値を持 つ相関値から第二同期コードそれぞれの系列 番号を特定し、第二同期コード1の相関値の 相回転量を判定し、無線フレームタイミン を検出し、第二同期コード1、2の最大相関値 の位相差を検出し、送信側における位相回転 オフセットを検出する。

 図9~図11を用いて、本発明の第3の実施形態 説明する。
 図9、図11においては、図4及び図6と同じ構 要素には、同じ参照符号を付す。
 第3の実施形態は第2の解決手段の実施形態 ある。

 図9に基地局装置の構成例を示す。第二同期 コードにはセルグループ識別子(もしくはセ 識別子)を示すGCL系列が用いられる。GCL符号 関しては、従来技術の項で説明したので、 の説明を参照されたい。第二同期コードは 環シフト処理部10aによって、無線フレーム の位置に応じて、循環シフトされる。具体 には、無線フレーム内のi番目(i=0、1、2、・ ・・、N sync -1、但しN sync は無線フレーム内のSCHシンボル数である)のSC Hシンボルに多重される第二同期チャネルはid だけ循環シフトされる。循環シフトは1無線 レームで1周期を終えるようになっている。 なわち、
の関係が成り立っている。ただし、L S-SCH は第二同期コードの系列長である。
 ところで、L S-SCH は式(3)で示されるように、整数の積の形で表 されるが、GCL系列の系列長は素数でなければ ならないため、L S-SCH と第二同期コードに使われるGCL系列の系列長 L GCL は等しくならない(L S-SCH は式(3)の関係から、素数にならない)。そこ 、L S-SCH より大きい最小の素数の系列長を持つGCL系列 を切り詰める方法や、L S-SCH より小さい最大の素数の系列長を持つGCL系列 を0で埋める、あるいは、符号の一部を繰返 て使う方法等が考えられる。GCL系列符号は 系列長が素数のときが、自己相関特性等の 性が最もよくなるが、上記のように、系列 の長さを調整しても、SCHにマッピングして うのには、十分な特性を有している。また 、IDFTベースのGCL系列の検出は系列長が素数 あることに関係ないため、L S-SCH に等しい長さのGCL系列(系列長が素数でない で、純粋にGCL系列と呼べないが、)を使うこ も考えられる。

 また、循環シフトに初期オフセットδ(=0 1、・・・、d-1)をつけることにより、第二同 期コードに用いられるGCL系列番号と初期オフ セットの組み合わせにより、第二同期コード として使えるコード数を増やすことができる 。

 図10に無線フレーム構成例を示す。
 図10の例では、パイロットチャネルがサブ レームの先頭シンボルに、同期チャネルが ブフレームの末尾のシンボルに配置されて る。また、第一同期チャネルと第二同期チ ネルは交互に周波数多重されている。図10は 、あくまでチャネル多重方法の一例であって 、本発明を限定するものではない。また、第 二同期チャネルのマッピング方法についても 、いろいろと考えられる。例えば、第一同期 チャネルを参照信号とした同期検波を期待し て、絶対位相でマッピングしてもよいし、差 動符号化を行ってマッピングしてもよい。い ずれにせよ、本発明を限定するものではない 。

 図10に示されるように、0番目の第二同期チ ネルのSCHシンボルには、循環シフトされて ないGCL系列符号(S 0 、S 1 、・・・、S L-2 、S L-1 )が使用されているが、i番目のSCHシンボルに いては、同じGCL系列符号をidだけ循環シフ したもの(S L-id 、S L-id+1 、・・・、S L-id-2 、S L-id-1 )が使用されている。

 図11に移動局におけるセルサーチ処理部の 成例を示す。
 第一段階処理部20および第三段階処理部35は 第1の実施形態と同じである。第二段階処理 25bでは、第一段階処理部20で検出したFFTタイ ミングに従い、ガードインターバル除去部26 ガードインターバルを除去し、FFT処理部27 FFT処理により周波数領域の信号へ変換する 続いて、第二同期チャネルにマッピングさ たGCL系列を抽出する。このとき、無線フレ ムタイミングは未知であるため、受信GCL系 の開始位置(無線フレーム内の何番目のSCHに ッピングされたGCL系列符号か)も未知である が、SCHシンボルの単位循環シフト量は既知で ある。従って、循環シフト処理部29aで、受信 SCHシンボル毎に送信側で施した単位循環シフ トと逆の循環シフトを受信側で施し、時間平 均を行う。差動復号部55において、受信GCL系 を差動復号化する。差動復号は、以下の式 表される処理を行う。

ただし、R(n)は受信GCL系列のn番目のシンボル 表す。IDFT処理部56にて、差動復号部出力をI DFT処理する。IDFT処理の結果は、以下の式の うになる。

IDFT出力ピーク検出部57では、IDFT処理部56の出 力電力|ψ(k)| 2 が最大となるk max を検出GCL系列番号とする。このGCL系列番号を 検出する原理は、従来技術で説明したものと 同様である。循環シフト相関処理部59では、G CL系列レプリカ記憶部60から検出GCL系列番号 GCL系列レプリカs(n-d)を読み込み、循環シフ d=0~L GCL -1について、受信GCL系列との相関処理を行う

循環シフト相関出力ピーク検出部60では、|ψ( d)| 2 が最大となるd max を検出循環シフトする。d max は、受信されたGCL系列符号の循環シフト量を 表すので、無線フレーム中の何番目のSCHにマ ッピングされたGCL系列符号かを示す。無線フ レームの先頭からSCHシンボルまでの時間差は 予めわかっているので、d max を知ることにより、無線フレームタイミング をしることができる。

 無線フレームタイミングがわかると、無 フレームの先頭の位置がわかるので、デー を受信することが出来るようになる。