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Patent Searching and Data


Title:
WASHING DRYER AND DEODORANT DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/084281
Kind Code:
A1
Abstract:
A washing machine can deodorize belongings with purification air in a short time period. While the belongings are deodorized with purification air, a control section (120) controls a heater (100) to heat the air in the washing water tank (3) up to a predetermined temperature range. Consequently, deodorization with purification air can be accelerated to such an extent as the purification air is not decomposed by heating. As a result, the belongings can be deodorized sufficiently regardless of the operation time set in a timer (122), e.g. even when the belongings are deodorized with purification air in a short time period (shortest air wash operation).

Inventors:
TOBI YUKIO (JP)
MAMIYA HARUO (JP)
AKAGI TAKAYOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/065992
Publication Date:
July 09, 2009
Filing Date:
September 04, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SANYO ELECTRIC CO (JP)
TOBI YUKIO (JP)
MAMIYA HARUO (JP)
AKAGI TAKAYOSHI (JP)
International Classes:
D06F35/00; D06F33/02; D06F39/00; D06F39/08
Foreign References:
JP2007313231A2007-12-06
JP2007195896A2007-08-09
Other References:
See also references of EP 2228480A4
Attorney, Agent or Firm:
INAOKA, Kosaku et al. (Sun Mullion NBF Tower 21st Floor, 6-12, Minamihommachi 2-chome, Chuo-ku, Osaka-sh, Osaka 54, JP)
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Claims:
 浄化用空気を用いて身の回り品の消臭を行う消臭機能を有する洗濯乾燥機であって、
 洗濯水槽と、
 給水トラップ部を有し、前記洗濯水槽へ給水するための給水路と、
 排水トラップ部を有し、前記洗濯水槽の水を排水口から排水するための排水路と、
 前記洗濯水槽内の空気を加熱するための加熱手段と、
 前記洗濯水槽へ浄化用空気を供給するための浄化用空気供給手段と、
 前記洗濯水槽へ供給された浄化用空気を消滅させるための浄化用空気消滅手段と、
 消臭運転時間を設定するための運転時間設定手段と、
 運転開始信号に基づいて前記給水トラップ部および前記排水トラップ部にそれぞれトラップを形成し、トラップ形成後に前記浄化用空気供給手段に浄化用空気を供給させ、かつ、前記加熱手段によって前記洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲内に加熱させ、前記運転時間設定手段で設定された消臭運転時間が経過するときに前記供給された浄化用空気が消滅するように、前記運転時間設定手段で設定された消臭運転時間が経過する所定時間前に前記浄化用空気供給手段の浄化用空気の供給を停止させ、前記浄化用空気消滅手段を機能させる制御手段と、
を含むことを特徴とする、洗濯乾燥機。
 前記加熱手段は、強駆動および弱駆動に切換え可能なヒータを含み、
 前記制御手段は、前記運転時間設定手段で設定された運転時間が予め定める最短運転時間以外の運転時間の場合は、前記ヒータを弱駆動して前記洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲内に保つことを特徴とする、請求項1記載の洗濯乾燥機。
 前記制御手段は、前記運転時間設定手段で設定された運転時間が予め定める最短運転時間の場合は、前記ヒータを強駆動または弱駆動して、前記洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲内に保つことを特徴とする、請求項2記載の洗濯乾燥機。
 前記洗濯水槽には、前記給水路とは別に設けられ、前記洗濯水槽の排水口へ直接水を供給するための別水路が含まれており、
 前記制御手段は、前記給水路に所定量の水を流すことにより、前記給水トラップ部に水を溜めて給水トラップを形成し、かつ、前記別水路から前記排水口へ直接所定量の水を流すことにより、前記排水トラップ部に水を溜めて排水トラップを形成することを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載の洗濯乾燥機。
 前記洗濯水槽に一端および他端が接続された循環風路と、前記洗濯水槽内の空気を前記循環風路を用いて循環させるための送風手段とを備え、
 前記浄化用空気消滅手段は、前記送風手段を所定の態様で駆動させて前記洗濯水槽内の空気を循環させることを含む、請求項4に記載の洗濯乾燥機。
 浄化用空気を用いて身の回り品の消臭を行う消臭機能を有する洗濯乾燥機であって、
 密閉可能な洗濯水槽と、
 前記洗濯水槽内の空気を加熱するための加熱手段と、
 前記洗濯水槽へ浄化用空気を供給するための浄化用空気供給手段と、
 前記洗濯水槽へ供給された浄化用空気を消滅させるための浄化用空気消滅手段と、
 消臭運転時間を設定するための運転時間設定手段と、
 運転開始信号に基づいて前記浄化用空気供給手段に浄化用空気を供給させ、かつ、前記加熱手段によって前記洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲内に加熱させ、前記運転時間設定手段で設定された消臭運転時間が経過するときに前記供給された浄化用空気が消滅するように、前記運転時間設定手段で設定された消臭運転時間が経過する所定時間前に前記浄化用空気供給手段の浄化用空気の供給を停止させ、前記浄化用空気消滅手段を機能させる制御手段と、
を含むことを特徴とする、洗濯乾燥機。
 前記加熱手段は、強駆動および弱駆動に切換え可能なヒータを含み、
 前記制御手段は、前記運転時間設定手段で設定された運転時間が予め定める最短運転時間以外の運転時間の場合は、前記ヒータを弱駆動して前記洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲内に保つことを特徴とする、請求項6記載の洗濯乾燥機。
 前記制御手段は、前記運転時間設定手段で設定された運転時間が予め定める最短運転時間の場合は、前記ヒータを強駆動または弱駆動して、前記洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲内に保つことを特徴とする、請求項7記載の洗濯乾燥機。
 前記洗濯水槽に一端および他端が接続された循環風路と、前記洗濯水槽内の空気を前記循環風路を用いて循環させるための送風手段とを備え、
 前記浄化用空気消滅手段は、前記送風手段を所定の態様で駆動させて前記洗濯水槽内の空気を循環させることを含む、請求項6~8のいずれかに記載の洗濯乾燥機。
 浄化用空気を用いて身の回り品の消臭を行う消臭装置であって、
 密閉可能な収容室と、
 前記収容室内の空気を加熱するための加熱手段と、
 前記収容室へ浄化用空気を供給するための浄化用空気供給手段と、
 前記収容室へ供給された浄化用空気を消滅させるための浄化用空気消滅手段と、
 運転時間を設定するための運転時間設定手段と、
 運転開始信号に基づいて前記浄化用空気供給手段に浄化用空気を供給させ、かつ、前記加熱手段によって前記収容室内の空気温度を所定の温度範囲内に加熱させ、前記運転時間設定手段で設定された消臭運転時間が経過するときに前記供給された浄化用空気が消滅するように、前記運転時間設定手段で設定された消臭運転時間が経過する所定時間前に前記浄化用空気供給手段の浄化用空気の供給を停止させ、前記浄化用空気消滅手段を機能させる制御手段と、
を含むことを特徴とする、消臭装置。
 前記加熱手段は、強駆動および弱駆動に切換え可能なヒータを含み、
 前記制御手段は、前記運転時間設定手段で設定された運転時間が予め定める最短運転時間以外の運転時間の場合は、前記ヒータを弱駆動して前記収容室内の空気温度を所定の温度範囲内に保つことを特徴とする、請求項10記載の消臭装置。
 前記制御手段は、前記運転時間設定手段で設定された運転時間が予め定める最短運転時間の場合は、前記ヒータを強駆動または弱駆動して、前記収容室内の空気温度を所定の温度範囲内に保つことを特徴とする、請求項11記載の消臭装置。
 前記浄化用空気消滅手段は、前記収容室内の空気を攪拌するための送風手段を含む、請求項10~12のいずれかに記載の消臭装置。
Description:
洗濯乾燥機および消臭装置

 この発明は、洗濯乾燥機および消臭装置 関する。

 ハウジング内にドラム(洗濯水槽に相当する 。)を有し、このドラムに洗濯物を収容して 濯を行う洗濯機が公知である。さらに、オ ンを含む空気(浄化用空気ということがある )をドラム内に供給して、浄化用空気でドラ ム内の洗濯物の消臭を行う洗濯機も知られて いる(たとえば、特許文献1参照)。
 特許文献1に記載の洗濯機では、通常の洗濯 および乾燥とは独立した処理として、浄化用 空気による洗濯物の浄化運転(エアウォッシ 運転と呼ばれる。)が行われる。

特開2007-195896号公報

 オゾンを含む浄化用空気は、ユーザにとっ 不快なオゾン臭を発生させるので、浄化用 気がハウジングの外へ漏れないようにしな ればならない。
 そのため、エアウォッシュ運転では、浄化 空気をドラム内に供給する前に、ハウジン 内において浄化用空気が蔓延する領域を外 から遮断する(密閉する)前処理を所定時間 施する必要があり、浄化用空気の供給後に 、ハウジング内の浄化用空気に含まれるオ ンを消滅させる後処理を所定時間実施する 要がある。

 ここで、特許文献1に記載の洗濯機では、通 常のエアウォッシュ運転が、たとえば30分間 われるが、ユーザが外出する直前で急いで る場合や、洗濯物の臭いが軽微な場合には 通常よりも短時間でエアウォッシュ運転を ませたい。
 しかし、短時間のエアウォッシュ運転を行 場合であっても、上述した前処理および後 理は必ず所定時間実施しなければならない で、浄化用空気をドラム内に供給する正味 間は、通常のエアウォッシュ運転の場合に べて大幅に短くなる。そのため、短時間の アウォッシュ運転を行う場合には、ドラム への浄化用空気の供給量が不足するので、 濯物を十分に消臭できない虞がある。

 また、洗濯物として、衣類に限らず、靴、 子および鞄などの身の回り品を消臭できる 使い勝手がよい。
 この発明は、かかる背景のもとになされた ので、浄化用空気による身の回り品の消臭 短時間で行う場合であっても身の回り品を 分に消臭することができる洗濯乾燥機を提 することを主たる目的とする。

 この発明は、浄化用空気による身の回り の消臭を短時間で行う場合であっても身の り品を十分に消臭することができる消臭装 を提供することを他の目的とする。

 この発明は、浄化用空気を用いて身の回 品の消臭を行う消臭機能を有する洗濯乾燥 であって、洗濯水槽と、給水トラップ部を し、前記洗濯水槽へ給水するための給水路 、排水トラップ部を有し、前記洗濯水槽の を排水口から排水するための排水路と、前 洗濯水槽内の空気を加熱するための加熱手 と、前記洗濯水槽へ浄化用空気を供給する めの浄化用空気供給手段と、前記洗濯水槽 供給された浄化用空気を消滅させるための 化用空気消滅手段と、消臭運転時間を設定 るための運転時間設定手段と、運転開始信 に基づいて前記給水トラップ部および前記 水トラップ部にそれぞれトラップを形成し トラップ形成後に前記浄化用空気供給手段 浄化用空気を供給させ、かつ、前記加熱手 によって前記洗濯水槽内の空気温度を所定 温度範囲内に加熱させ、前記運転時間設定 段で設定された消臭運転時間が経過すると に前記供給された浄化用空気が消滅するよ に、前記運転時間設定手段で設定された消 運転時間が経過する所定時間前に前記浄化 空気供給手段の浄化用空気の供給を停止さ 、前記浄化用空気消滅手段を機能させる制 手段と、を含むことを特徴とする、洗濯乾 機である。

 また、この発明は、前記加熱手段は、強駆 および弱駆動に切換え可能なヒータを含み 前記制御手段は、前記運転時間設定手段で 定された運転時間が予め定める最短運転時 以外の運転時間の場合は、前記ヒータを弱 動して前記洗濯水槽内の空気温度を所定の 度範囲内に保つことを特徴とする洗濯乾燥 である。
 この発明は、前記制御手段は、前記運転時 設定手段で設定された運転時間が予め定め 最短運転時間の場合は、前記ヒータを強駆 または弱駆動して、前記洗濯水槽内の空気 度を所定の温度範囲内に保つことを特徴と る洗濯乾燥機である。

 さらにこの発明は、前記洗濯水槽には、 記給水路とは別に設けられ、前記洗濯水槽 排水口へ直接水を供給するための別水路が まれており、前記制御手段は、前記給水路 所定量の水を流すことにより、前記給水ト ップ部に水を溜めて給水トラップを形成し かつ、前記別水路から前記排水口へ直接所 量の水を流すことにより、前記排水トラッ 部に水を溜めて排水トラップを形成するこ を特徴とする洗濯乾燥機である。

 また、この発明は、前記洗濯水槽に一端お び他端が接続された循環風路と、前記洗濯 槽内の空気を前記循環風路を用いて循環さ るための送風手段とを備え、前記浄化用空 消滅手段は、前記送風手段を所定の態様で 動させて前記洗濯水槽内の空気を循環させ ことを含む洗濯乾燥機である。
 この発明は、浄化用空気を用いて身の回り の消臭を行う消臭機能を有する洗濯乾燥機 あって、密閉可能な洗濯水槽と、前記洗濯 槽内の空気を加熱するための加熱手段と、 記洗濯水槽へ浄化用空気を供給するための 化用空気供給手段と、前記洗濯水槽へ供給 れた浄化用空気を消滅させるための浄化用 気消滅手段と、消臭運転時間を設定するた の運転時間設定手段と、運転開始信号に基 いて前記浄化用空気供給手段に浄化用空気 供給させ、かつ、前記加熱手段によって前 洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲内 加熱させ、前記運転時間設定手段で設定さ た消臭運転時間が経過するときに前記供給 れた浄化用空気が消滅するように、前記運 時間設定手段で設定された消臭運転時間が 過する所定時間前に前記浄化用空気供給手 の浄化用空気の供給を停止させ、前記浄化 空気消滅手段を機能させる制御手段と、を むことを特徴とする、洗濯乾燥機である。

 さらにこの発明は、前記加熱手段は、強駆 および弱駆動に切換え可能なヒータを含み 前記制御手段は、前記運転時間設定手段で 定された運転時間が予め定める最短運転時 以外の運転時間の場合は、前記ヒータを弱 動して前記洗濯水槽内の空気温度を所定の 度範囲内に保つことを特徴とする洗濯乾燥 である。
 また、この発明は、前記制御手段は、前記 転時間設定手段で設定された運転時間が予 定める最短運転時間の場合は、前記ヒータ 強駆動または弱駆動して、前記洗濯水槽内 空気温度を所定の温度範囲内に保つことを 徴とする洗濯乾燥機である。

 さらにこの発明は、前記洗濯水槽に一端お び他端が接続された循環風路と、前記洗濯 槽内の空気を前記循環風路を用いて循環さ るための送風手段とを備え、前記浄化用空 消滅手段は、前記送風手段を所定の態様で 動させて前記洗濯水槽内の空気を循環させ ことを含む洗濯乾燥機である。
 また、この発明は、浄化用空気を用いて身 回り品の消臭を行う消臭装置であって、密 可能な収容室と、前記収容室内の空気を加 するための加熱手段と、前記収容室へ浄化 空気を供給するための浄化用空気供給手段 、前記収容室へ供給された浄化用空気を消 させるための浄化用空気消滅手段と、運転 間を設定するための運転時間設定手段と、 転開始信号に基づいて前記浄化用空気供給 段に浄化用空気を供給させ、かつ、前記加 手段によって前記収容室内の空気温度を所 の温度範囲内に加熱させ、前記運転時間設 手段で設定された消臭運転時間が経過する きに前記供給された浄化用空気が消滅する うに、前記運転時間設定手段で設定された 臭運転時間が経過する所定時間前に前記浄 用空気供給手段の浄化用空気の供給を停止 せ、前記浄化用空気消滅手段を機能させる 御手段と、を含むことを特徴とする、消臭 置である。

 さらにこの発明は、前記加熱手段は、強駆 および弱駆動に切換え可能なヒータを含み 前記制御手段は、前記運転時間設定手段で 定された運転時間が予め定める最短運転時 以外の運転時間の場合は、前記ヒータを弱 動して前記収容室内の空気温度を所定の温 範囲内に保つことを特徴とする消臭装置で る。
 また、この発明は、前記制御手段は、前記 転時間設定手段で設定された運転時間が予 定める最短運転時間の場合は、前記ヒータ 強駆動または弱駆動して、前記収容室内の 気温度を所定の温度範囲内に保つことを特 とする消臭装置である。

 さらにこの発明は、前記浄化用空気消滅 段は、前記収容室内の空気を攪拌するため 送風手段を含む消臭装置である。

 この発明によれば、この洗濯乾燥機では、 臭機能により、浄化用空気を用いて、衣類 靴、帽子および鞄などの身の回り品の消臭 行うことができる。なお、浄化用空気とし は、たとえば、オゾンが挙げられる。
 具体的には、制御手段が、身の回り品の消 に先立って、運転開始信号に基づいて給水 の給水トラップ部および排水路の排水トラ プ部にそれぞれトラップを形成するので、 濯水槽が密閉される。そして、トラップ形 後に、洗濯水槽に収納された身の回り品は 浄化用空気供給手段が洗濯水槽へ供給する 化用空気によって消臭される。このとき、 濯水槽が密閉されているので、洗濯水槽か 洗濯乾燥機の外部へ洗浄用空気が漏れる心 はない。

 身の回り品を浄化用空気によって消臭し いるときに、制御手段が、加熱手段によっ 洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲内 加熱させるので、洗浄用空気が加熱によっ 分解されない程度で、浄化用空気による消 を促進することができる。その結果、運転 間設定手段でどのような運転時間が設定さ ても、たとえば、浄化用空気による身の回 品の消臭を短時間で行う場合であっても、 の回り品を十分に消臭することができる。

 そして、制御手段は、運転時間設定手段で 定された消臭運転時間が経過するときに、
洗濯水槽に供給された浄化用空気が消滅する ように、運転時間設定手段で設定された消臭 運転時間が経過する所定時間前に浄化用空気 供給手段の浄化用空気の供給を停止させ、さ らに浄化用空気消滅手段を機能させる。これ により、上述したように浄化用空気による身 の回り品の消臭を短時間で行う場合であって も、消臭運転時間が経過したときには、洗濯 水槽に供給された浄化用空気が消滅しており 、洗濯水槽から身の回り品を取り出すときに 、ユーザが浄化用空気の臭いを嗅いで不快に なることはない。

 この発明によれば、制御手段は、運転時間 定手段で設定された運転時間が予め定める 短運転時間以外の運転時間の場合は、強駆 および弱駆動に切換え可能なヒータを弱駆 して洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範 内に保つので、ヒータを無駄に強駆動せず も洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲 に保つことができる。
 またこの発明によれば、制御手段は、運転 間設定手段で設定された運転時間が予め定 る最短運転時間の場合は、ヒータを強駆動 たは弱駆動して、洗濯水槽内の空気温度を 定の温度範囲内に保つので、限られた時間 中で効率よく洗濯水槽内の空気温度を所定 温度範囲内に保つことができる。

 この発明によれば、洗濯水槽には、給水 とは別に設けられ、洗濯水槽の排水口へ直 水を供給するための別水路が含まれている そして、制御手段は、給水路に所定量の水 流すことにより、給水トラップ部に水を溜 て給水トラップを形成し、かつ、別水路か 排水口へ直接所定量の水を流すことにより 排水トラップ部に水を溜めて排水トラップ 形成する。つまり、排水トラップを形成す ときには、給水路でなく、別水路から排水 へ直接所定量の水を流すので、洗濯水槽内 身の回り品を濡らすことなく、排水トラッ を形成できる。

 さらにこの発明によれば、浄化用空気消滅 段は、送風手段を所定の態様で駆動させて 洗濯水槽内の浄化用空気を、循環風路を用 て循環させる。このような単純な処理によ 、洗濯水槽へ供給された浄化用空気を確実 消滅させることができる。
 また、この発明によれば、この洗濯乾燥機 は、消臭機能により、浄化用空気を用いて 衣類、靴、帽子および鞄などの身の回り品 消臭を行うことができる。なお、浄化用空 としては、たとえば、オゾンが挙げられる

 具体的には、洗濯水槽に収納された身の回 品が、浄化用空気供給手段が洗濯水槽へ供 する浄化用空気によって消臭される。この き、洗濯水槽が密閉されているので、洗濯 槽から洗濯乾燥機の外部へ洗浄用空気が漏 る心配はない。
 身の回り品を浄化用空気によって消臭して るときに、制御手段が、加熱手段によって 濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲内に 熱させるので、洗浄用空気が加熱によって 解されない程度で、浄化用空気による消臭 促進することができる。その結果、運転時 設定手段でどのような運転時間が設定され も、たとえば、浄化用空気による身の回り の消臭を短時間で行う場合であっても、身 回り品を十分に消臭することができる。

 そして、制御手段は、運転時間設定手段で 定された消臭運転時間が経過するときに、
洗濯水槽に供給された浄化用空気が消滅する ように、運転時間設定手段で設定された消臭 運転時間が経過する所定時間前に浄化用空気 供給手段の浄化用空気の供給を停止させ、さ らに浄化用空気消滅手段を機能させる。これ により、上述したように浄化用空気による身 の回り品の消臭を短時間で行う場合であって も、消臭運転時間が経過したときには、洗濯 水槽に供給された浄化用空気が消滅しており 、洗濯水槽から身の回り品を取り出すときに 、ユーザが浄化用空気の臭いを嗅いで不快に なることはない。

 この発明によれば、制御手段は、運転時間 定手段で設定された運転時間が予め定める 短運転時間以外の運転時間の場合は、強駆 および弱駆動に切換え可能なヒータを弱駆 して洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範 内に保つので、ヒータを無駄に強駆動せず も洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲 に保つことができる。
 さらに、この発明によれば、制御手段は、 転時間設定手段で設定された運転時間が予 定める最短運転時間の場合は、ヒータを強 動または弱駆動して、洗濯水槽内の空気温 を所定の温度範囲内に保つので、限られた 間の中で効率よく洗濯水槽内の空気温度を 定の温度範囲内に保つことができる。

 この発明によれば、浄化用空気消滅手段は 送風手段を所定の態様で駆動させて、洗濯 槽内の浄化用空気を、循環風路を用いて循 させる。このような単純な処理により、洗 水槽へ供給された浄化用空気を確実に消滅 せることができる。
 また、この発明によれば、この消臭装置で 、浄化用空気を用いて、衣類、靴、
帽子および鞄などの身の回り品の消臭を行う ことができる。なお、浄化用空気としては、
たとえば、オゾンが挙げられる。

 具体的には、収容室に収納された身の回り が、浄化用空気供給手段が収容室へ供給す 浄化用空気によって消臭される。このとき 収容室が密閉されているので、収容室から 臭装置の外部へ洗浄用空気が漏れる心配は い。
 身の回り品を浄化用空気によって消臭して るときに、制御手段が、加熱手段によって 容室内の空気温度を所定の温度範囲内に加 させるので、洗浄用空気が加熱によって分 されない程度で、浄化用空気による消臭を 進することができる。その結果、運転時間 定手段でどのような運転時間が設定されて 、たとえば、浄化用空気による身の回り品 消臭を短時間で行う場合であっても、身の り品を十分に消臭することができる。

 そして、制御手段は、運転時間設定手段で 定された消臭運転時間が経過するときに、
収容室に供給された浄化用空気が消滅するよ うに、運転時間設定手段で設定された消臭運 転時間が経過する所定時間前に浄化用空気供 給手段の浄化用空気の供給を停止させ、さら に浄化用空気消滅手段を機能させる。これに より、上述したように浄化用空気による身の 回り品の消臭を短時間で行う場合であっても 、消臭運転時間が経過したときには、収容室 に供給された浄化用空気が消滅しており、収 容室から身の回り品を取り出すときに、ユー ザが浄化用空気の臭いを嗅いで不快になるこ とはない。

 この発明によれば、制御手段は、運転時間 定手段で設定された運転時間が予め定める 短運転時間以外の運転時間の場合は、強駆 および弱駆動に切換え可能なヒータを弱駆 して収容室内の空気温度を所定の温度範囲 に保つので、ヒータを無駄に強駆動せずと 収容室内の空気温度を所定の温度範囲内に つことができる。
 さらに、この発明によれば、制御手段は、 転時間設定手段で設定された運転時間が予 定める最短運転時間の場合は、ヒータを強 動または弱駆動して、収容室内の空気温度 所定の温度範囲内に保つので、限られた時 の中で効率よく収容室内の空気温度を所定 温度範囲内に保つことができる。

 また、この発明によれば、浄化用空気消 手段の送風手段が収容室内の浄化用空気を 拌するといった単純な処理により、収容室 供給された浄化用空気を確実に消滅させる とができる。

この発明の一実施形態に係る洗濯乾燥 1の縦断面右側面図である。 この発明の一実施形態に係る洗濯乾燥 1を斜め前方から見た斜視図であり、筐体2 取り外された内部構造が示されている。 洗濯乾燥機1を斜め後方から見た斜視図 であり、筐体2が取り外された内部構造が示 れている。 洗濯乾燥機1の水路および風路を中心と する構成を図解的に示す図である。 洗濯乾燥機1のエアウォッシュ運転に係 る電気的な制御回路の構成を説明するための ブロック図である。 エアウォッシュ運転を説明するタイミ グ図である。 洗濯乾燥機1の最短エアウォッシュ運転 における制御の内容を説明するためのフロー チャートである。 本発明が適用された消臭装置90の模式 である。

符号の説明

 1   洗濯乾燥機
 3   洗濯水槽
 19  オゾン発生器
 20  乾燥風路
 21  ブロア
 30  給水路
 39  水路
 41  水路
 42  排水口
 49  排水路
 68  給水トラップ部
 69  排水トラップ部
 70  フィルタブロアユニット
 71  エアーチューブ
 90  消臭装置
 91  収容室
 92  ヒータ
 93  オゾン供給装置
 94  ファン
 100 ヒータ
 120 制御部
 122 タイマ

 以下では、この発明の一実施形態に係る洗 乾燥機1(消臭装置)を、添付図面を参照して 細に説明する。
<洗濯乾燥機の構成および動作の概要>
 図1は、この発明の一実施形態に係る洗濯乾 燥機1の縦断面右側面図である。
 図1に示すように、洗濯乾燥機1は、筐体2内 斜めに配置された洗濯水槽3を備えている。 洗濯水槽3には、洗濯時に水を溜めるための 槽4と、外槽4内に回転自在に収容されたドラ ム5とが含まれている。ドラム5は、外槽4の後 方に備えられたDDモータ6によって回転軸7を 心に回転される。回転軸7は、前方に向かっ 斜め上方へ延びており、いわゆる斜めドラ 構造をしている。ドラム5の出入口8および 槽4の出入口9は、筐体2に取り付けられたド 10によって開閉される。ドア10が開けられ、 入口8、9を通ってドラム5内への衣類(洗濯物 )の出し入れがされる。

 この洗濯乾燥機1には、洗濯水槽3の下方に 使用水(リサイクル水)を貯留するためのタン ク11が備えられている。このタンク11は、約8. 5リットルの内容積を有し、すすぎに使用さ た水が溜められ、その水が乾燥工程におい 熱交換用水および循環風路内を流れるリン 等の洗浄水として活用される。
 また、筐体2の正面上部(ドア10の上方)には 操作・表示部13が配置されている。操作・表 示部13には、複数の操作キー(図示せず)およ 表示器(図示せず)が配列されており、操作キ ー(図示せず)を操作することで洗濯乾燥機1の 運転を制御でき、表示器(図示せず)には洗濯 燥機1の運転状況が表示される。

 筐体2内の上方には、さらに、後述する乾 燥工程において回転駆動されるブロア21(浄化 用空気消滅手段および送風手段)、および、 ロア21により洗濯水槽3内へ循環される空気 加熱する(換言すれば洗濯水槽3内の空気を加 熱する)ためのヒータ100(加熱手段)が配置され ている。ヒータ100は、乾燥ヒータA124および 燥ヒータB125によって構成されている。

 図2は、この発明の一実施形態に係る洗濯乾 燥機1を斜め前方から見た斜視図であり、
筐体2が取り外された内部構造が示されてい 。また、図3は、洗濯乾燥機1を斜め後方から 見た斜視図であり、筐体2が取り外された内 構造が示されている。
 図2および図3において、3は洗濯水槽であり 洗濯水槽3には外槽4およびドラム5が含まれ いる。洗濯水槽3はコイルばねおよびダンパ ーを含む弾性支持部材14で支持されている。 して洗濯水槽3の下方にタンク11が配置され いる。タンク11の前方右側にはフィルタユ ット15が配置されており、フィルタユニット 15は、所定のホースやパイプにより洗濯水槽3 およびタンク11と接続されている。

 洗濯水槽3の上部には、水栓16と、水栓16 ら入った水を水路へ供給するのを制御する めの給水バルブ17と、注水口ユニット18と、 ゾン(浄化用空気)を発生するオゾン発生器19 と、乾燥工程において乾燥風路20(循環風路) で空気を循環させるためのブロア21と、ブロ ア21により乾燥風路20を循環される空気中に まれるリント等の異物を捕獲するための乾 用フィルタユニット22とが備えられている。

 洗濯工程(洗い工程またはすすぎ工程)で 、給水バルブ17が制御されて、水栓16から供 される水道水が洗濯水槽3内に溜められる。 その際、水が注水口ユニット18内の洗剤容器2 9(図4参照)を通過して洗濯水槽3に至るように れば、洗剤が解けた水を洗濯水槽3に溜める ことができる。洗濯工程では、DDモータ6によ りドラム5が回転される。また、循環ポンプ25 によって洗濯水槽3内の水がフィルタユニッ 15を経由して汲み出され、汲み出された水は 循環水路(第2循環水路57)を通って外槽4の後面 上方へ導かれ、その後、上から下へと落下す るように流されて、洗濯水槽3(外槽4)の後面 方から洗濯水槽3内へ戻るように循環される 循環水路の途中には気液混合器27が介在さ ていて、気液混合器27において、上から下へ 流れる水にオゾン発生器19で発生するオゾン 混入される。水にオゾンが混入されると、 ゾンの強力な酸化、殺菌作用により水が浄 される。すなわち、洗濯水槽3内の水は、洗 濯工程において循環され、循環水中にオゾン が混入されることによって浄化されつつ、洗 濯に利用される。なお、図3に示すように、 液混合器27の近傍には、外槽4の後面から後 へ突出する突起82が設けられており、外槽4 揺れて筐体2(図1参照)とぶつかった場合等に 外槽4の後面に取り付けられた気液混合器27 保護するようにされている。

 乾燥工程では、洗濯水槽3内の後面下方か ら空気が吸い出されて乾燥風路20を通って上 へ導かれ、乾燥用フィルタユニット22で異 が濾過されて洗濯水槽3の上部前面側から洗 水槽3内へ流入するように循環される。乾燥 風路20内を空気が循環する際に、高温多湿の 気は水と熱交換されることによって冷却除 される。そのため、乾燥風路20内には水が 給される。すなわち、タンク11内の水が乾燥 用ポンプ23により汲み出され、たとえばホー により構成された風路水供給路24を介して 燥風路20の所定位置(第1位置)へ供給される構 成が備えられている。また、図示が省略され ているが、給水バルブ17により水栓16から供 される水道水を、必要に応じて乾燥風路20へ 供給する水路も備えられている。

 以上が洗濯乾燥機1の構成および動作の概要 である。次に、図4を参照して、洗濯乾燥機1 水路および風路を中心とする全体構成につ てより詳細に説明をする。
<洗濯乾燥機の水路および風路の構成>
 図4は、洗濯乾燥機1の水路および風路を中 とする構成を図解的に示す図である。
 水栓16は給水バルブ17の流入口に接続されて いる。給水バルブ17には4つの出口があり、い ずれの出口から水を出すかを切換えることが できる。給水バルブ17の第1出口28は注水口ユ ット18に接続されている。注水口ユニット18 内には、図示を省略したが、第1出口28から供 給される水を給水路32へと導く水路と、呼び 水路33へと導く水路とに分ける2分岐水路が まれている。第1出口28から注水口ユニット1 8へ供給される水は、主として呼び水水路33を 通って風呂水ポンプ34を経由し、水路37を通 て洗剤容器29へと流れる。そして洗剤容器29 に区画された洗剤収容室を経由して給水路3 0から洗濯水槽3へと流入するようにされてい 。また、分岐されて給水路32へ流れる一部 水は、洗濯水槽3の前面に備えられたドア10( 1参照)の上部からドア10の内面を伝って洗濯 水槽3内へ流れ込むようにされている。給水 ルブ17の第2出口31も注水口ユニット18に接続 れており、第2出口31を開いたときに第2出口 31から供給される水は、洗剤容器29内に区画 れた柔軟剤収容室を通って給水路30から洗濯 水槽3へと流れ込むようにされている。

 一方、風呂水ポンプ34が駆動されると、浴 35の残り湯が風呂水ホース36を介して汲み上 られて水路37から注水口ユニット18へ流入し 、洗剤容器29の洗剤収容室を通り、給水路30 ら洗濯水槽3へと供給される。
 このように、給水路30によって、洗濯水槽3 の給水が行われる。
 給水バルブ17の第3出口38は水路39によって乾 燥風路20の所定位置に接続されている。また 給水バルブ17の第4出口40は水路41によって乾 燥風路20の所定位置に接続されている。第3出 口38は相対的に小径の出口であり、第4出口40 相対的に大径の出口である。このため、第3 出口38が開かれると、相対的に少量の水が水 39を経由して乾燥風路20に供給される。この 水は、乾燥風路20内で高温多湿の循環空気と 触され熱交換に寄与する。第4出口40が開か ると、水路41を介して乾燥風路20に相対的に 多量の水が供給される。この水は、乾燥風路 20内を上昇してくる循環空気に含まれるリン その他の異物や、乾燥風路20の内壁に付着 たリントその他の異物を洗い流すのに寄与 る。

 洗濯工程(洗い工程またはすすぎ工程)に いて、洗濯水槽3に水が溜められる。洗濯水 3の底面最下部(より具体的には外槽4の底面 下部)には排水口42が形成されている。排水 42には水路43を介して第1排水バルブ44の流入 口が接続されており、第1排水バルブ44の流出 口は水路45を介してフィルタユニット15の流 口151と接続されている。第1排水バルブ44が じられることにより、洗濯水槽3(外槽4)内に を溜めることができる。洗濯水槽3内の水位 は、水路43から分岐し、上方へ延びたエアー ース46内の圧力変化に基づき、水位センサ47 により検知される。

 フィルタユニット15は、ケース150を有し おり、ケース150内に異物を捕獲するための ィルタ本体83が備えられている。ケース150に は、上述した流入口151に加え、排水口152、第 1流出口153および第2流出口154が形成されてい 。排水口152には第2排水バルブ48の流入口が 続されており、第2排水バルブ48の流出口は 水路49を介して外部排水ホース50および排水 トラップ51と接続されている。よって、第1排 水バルブ44および第2排水バルブ48が開かれる 、洗濯水槽3内の水は、排水口42、水路43、 1排水バルブ44、水路45、フィルタユニット15 排水口152、第2排水バルブ48、排水路49、外 排水ホース50を通って排水トラップ51へと排 される。

 このように、排水路49などによって、洗濯 槽3の水が排水口42から排水される。
 排水路49には溢水用水路52の一端(下端)が合 している。溢水用水路52の他端(上端)は外槽 4に設けられた溢水口53に連通している。よっ て、洗濯水槽3に水が溜まり過ぎ、その水位 所定水位以上になった場合は、溢水口53から 水が溢れ、第2排水バルブ48の開閉の如何に関 わらず、その水は溢水用水路52から排水路49 よび外部排水ホース50を通って排水トラップ 51へと排出される。

 なお、溢水用水路52の上下方向途中部と、 ィルタユニット15の流入口151との間には気圧 調整用のホース54が接続されている。このホ ス54を設けたことにより、洗濯水槽3内の気 とフィルタユニット15の流入口151側の気圧 が等しくなり、フィルタユニット15内におい て水が逆流する等の不具合が防止されている 。
 フィルタユニット15の第1流出口153には第1循 環水路55の一端が接続され、第1循環水路55の 端は循環ポンプ25の吸い込み口に接続され いる。循環ポンプ25の吐出口には第2循環水 57の一端が接続されている。第2循環水路57の 他端側は、洗濯水槽3内に溜められる水の通 の水位よりも高い位置まで上方へ延びてい 。そして、その先には、上から下向きにUタ ンしたUターン部26が接続されている。そし Uターン部26には気液混合器27としてのベン ュリー管58の上端が接続されている。ベンチ ュリー管58の下端には第3循環水路59の一端(上 端)が接続され、第3循環水路59の他端(下端)は 洗濯水槽3(外槽4)の背面下方に接続されてい 。

 上述の構成を有しているため、洗い工程 よび/またはすすぎ工程において、洗濯水槽 3に一定量の水が溜められ、第1排水バルブ44 開けられ、第2排水バルブ48が閉じられた状 で、循環ポンプ25が駆動されることにより、 洗濯水槽3内に溜められた水は、排水口42→水 路43→第1排水バルブ44→水路45→流入口151→ ース150→第1流出口153→第1循環水路55→循環 ンプ25→第2循環水路57→Uターン部26→ベン ュリー管58→第3循環水路59→洗濯水槽3へと 環される。

 ここで、ベンチュリー管58には空気流入 60が備えられていて、空気流入口60にはエア チューブ61を介してオゾン発生器19が接続さ れている。ベンチュリー管58に水が流れると に、オゾン発生器19が作動されると、オゾ 発生器19で生成されるオゾンを含む空気(浄 用空気)は、エアーチューブ61を介して空気 入口60からベンチュリー管58内へ流入される 流入原理は、ベンチュリー管58内を流れる により生じる圧力差(負圧)のためである。循 環される水にオゾンが混入されると、オゾン の強い酸化力および殺菌力によって循環水が 浄化され、浄化された水を用いて洗濯水槽3 での洗濯を行うことができる。

 フィルタユニット15の第2流出口154には貯 用水路62の一端(上端)が接続されており、貯 水用水路62の他端(下端)は貯水バルブ63の流入 口に接続されている。貯水バルブ63の流出口 タンク11に接続されている。たとえばすす 工程終了後、第1排水バルブ44が開かれ、第2 水バルブ48が閉じられ、循環ポンプ25が停止 した状態で、貯水バルブ63が開かれると、洗 水槽3内に溜まっているすすぎに使用された 水は、重力(自然落下)により排水口42→水路43 →第1排水バルブ44→水路45→流入口151→ケー 150→第2流出口154→貯水用水路62→貯水バル 63→タンク11へと流れる。これにより、タン ク11内にすすぎで使用した既使用水を、リサ クル水として貯留することができる。

 タンク11の上方には溢水口64が備えられて おり、溢水口64には水路65の一端が接続され 水路65の他端は溢水用水路52の途中に合流さ ている。よって、タンク11内に所定量以上 水が溜まろうとする場合には、その水は溢 口64→水路65→溢水用水路52→排水路49→外部 排水ホース50→排水トラップ51へと流れて、 出される。

 この洗濯乾燥機1では、タンク11に溜められ 既使用水が、リサイクル水として、乾燥工 において再利用される。
 洗濯乾燥機1には、乾燥機能を行うために、 上述した乾燥風路20が備えられている。
乾燥風路20は、洗濯水槽3(外槽4)の外側に配置 され、外槽4の背面下方部から洗濯水槽3内の 気を吸い出し、その空気を外槽4の前方側上 方部から洗濯水槽3内へ流入させるように空 を循環させるための風路である。乾燥風路20 には、接続パイプ66、フィルタブロアユニッ 70(ブロア21および乾燥用フィルタユニット22 が含まれる)および接続パイプ67が含まれてい る。つまり、乾燥風路20の一端(下端)が洗濯 槽3の下部に接続され、乾燥風路20の他端(接 パイプ67)が洗濯水槽3の上部に接続されてい る。そして、ブロア21が回転駆動されると、 濯水槽3内の空気が乾燥風路20と洗濯水槽3と の間で循環する。換言すれば、ブロア21が、 濯水槽3内の空気を乾燥風路20を用いて循環 せる。

 乾燥風路20において、フィルタブロアユニ ト70から接続パイプ67へつながる風路内には 図1で説明したように、ヒータ100、つまり、 乾燥ヒータA124および乾燥ヒータB125(図示せず )が備えられており、循環される空気が加熱 れる。乾燥ヒータは、たとえば半導体ヒー を用いることができる。
 図4を参照して、乾燥風路20内では、洗濯水 3から吸い出された空気が除湿される。また 、乾燥風路20内を循環する空気に含まれるリ トなどの異物および乾燥風路20の内壁に付 した異物が洗い流される。そのために、タ ク11に溜められたリサイクル水が乾燥風路20 を通るように循環される。

 タンク11には乾燥用ポンプ23の吸い込み口 が接続されている。乾燥用ポンプ23の吐出口 は風路水供給路24の一端が接続され、風路 供給路24の他端は乾燥風路20の上述した第1位 置に接続されている。乾燥工程において、乾 燥用ポンプ23が駆動されると、風路水供給路2 4を介して乾燥風路20の第1位置から乾燥風路20 内へ水が供給される。供給される水は、上述 したように、乾燥風路20内を下方から上方へ 循環する空気と熱交換するとともに、空気 のリントなどの異物を洗い流し、かつ、乾 風路20内の内壁に付着しようとする異物も い流す。そして、乾燥風路20内を下方へ流れ 落ちた水は、リントなどの異物を伴って外槽 4の下方から排水口42を通り、水路43→第1排水 バルブ44→水路45→フィルタユニット15へと流 れる。そしてフィルタユニット15において、 ント等の異物は捕獲されて除去され、異物 除去された後の水は第2流出口154から貯水用 水路62および貯水バルブ63を通ってタンク11内 へ戻る。

 なお、乾燥風路20内を流れ落ちた水が外 4へ流入せず、たとえば乾燥風路20内の第2位 としてのたとえば下端から排出され、タン 11内へと戻る構成としてもよい。乾燥工程 は、乾燥風路20内で行う熱交換および乾燥風 路20の内壁に付着するリント等の異物の洗浄 ために多量の水が必要になる。この洗濯乾 機1によれば、熱交換および異物の洗浄に必 要な水は、タンク11に溜めた既使用水をリサ クルする構成としているため、極めて大幅 節水を実現できる。また、タンク11の水を 環させる構成であるから、タンク11の容量を 小さくでき、タンク11を設けても、洗濯乾燥 の外観は大きくならない構成とすることが きる。

 さらに、フィルタブロアユニット70には エアーチューブ71を介してオゾン発生器19が 続されている。このため、乾燥工程におい 、オゾン発生器19が作動されると、オゾン 生器19が発生するオゾンを含む浄化用空気は 、フィルタブロアユニット70内へ吸い込まれ 洗濯水槽3へ循環される空気にオゾンを含む 空気を混入することができる。なお、オゾン 、および、オゾンを含む空気のいずれもが浄 化用空気とされる。この浄化用空気によって 、乾燥する衣類の消臭や除菌(エアウォッシ )を行うことができる。なお、エアウォッシ に関して、浄化用空気(エア)によって、衣 があたかもエアで洗われ、除菌・消臭がさ るかのごとくであるから、本願出願人は、 化用空気を用いて行う衣類の除菌・消臭を アウォッシュと称している。そして、フィ タブロアユニット70、エアーチューブ71およ オゾン発生器19は、洗濯水槽3へ浄化用空気 供給するための浄化用空気供給手段として 能する。

 また、このようなエアウォッシュ機能(消 臭機能)を有する洗濯乾燥機1では、上述した 燥工程に伴ってエアウォッシュを行うのと 別に、洗濯工程および乾燥工程から独立し エアウォッシュのみを行う運転(エアウォッ シュ運転)が実行される。なお、エアウォッ ュ運転では、洗濯水槽3内において、上述し 衣類に限らず、靴、帽子および鞄などの身 回り品全般の消臭を行うことができる。な 、以下では、説明の便宜上、衣類がエアウ ッシュされる場合を想定している。

 ここで、エアウォッシュに関し、給水路3 0の途中には、給水トラップ部68が設けられ、 排水路49の途中には、排水トラップ部69が設 られている。エアウォッシュを実行する場 には、予め、給水路30に所定量の水が流され る・BR>アとによって給水トラップ部68に水 溜められて給水トラップが形成され、かつ 排水路49に所定量の水が流されることによ て排水トラップ部69に水が溜められて排水ト ラップが形成される。これにより、洗濯水槽 3の内部が密閉され、エアウォッシュ中に洗 水槽3内の浄化用空気が洗濯乾燥機1の外部へ 漏れることが防止されている。なお、給水路 30は、外部に連通する洗剤容器29に接続され おり、また、排水路49は、外部排水ホース50 介して外部に連通している。そのため、給 路30および排水路49は、洗濯水槽3内の洗浄 空気の漏れが最も懸念される箇所であり、 れらの箇所では、エアウォッシュに先立っ トラップを形成する必要がある。

 一方、給水路30および排水路49以外の箇所 、たとえば、給水路32、呼び水水路33および 路37には、逆止弁(図示せず)が設けられてい 。また、給水バルブ17の流入口および出口 閉じられると、洗濯水槽3内の洗浄用空気が 栓16側へ漏れることはない。つまり、給水 30および排水路49以外の箇所で洗濯水槽3内の 洗浄用空気が外部への漏れることはほとんど ない。

 給水トラップ部68および排水トラップ部69に ついては、以降で詳説する。
<エアウォッシュ運転に係る制御回路の構 >
 図5は、洗濯乾燥機1のエアウォッシュ運転 係る電気的な制御回路の構成を説明するた のブロック図である。図5のブロック図は、 濯乾燥機1がエアウォッシュ運転を実行する 場合に必要な要素だけが示されている。

 制御部120(制御手段)は、洗濯乾燥機1の制御 枢であり、マイクロコンピュータで構成さ ていて、たとえば、筐体2の正面下方に配置 された電装部品12(図1参照)に含まれている。 た、制御部120には、タイマ122(運転時間設定 手段)が内蔵されている。
 制御部120には、操作・表示部13、温度セン 123、水位センサ47、給水バルブ17、第1排水バ ルブ44、第2排水バルブ48、オゾン発生器19、 ロア21、ヒータ100(乾燥ヒータA124および乾燥 ータB125)、およびDDモータ6が電気的に接続 れている。ここで、温度センサ123は、洗濯 槽3内の空気の温度を検出する。

 操作・表示部13(図1参照)において、ユーザ 、エアウォッシュ運転を実行させるための 作キー(図示せず)を操作すると、その操作( 転開始信号)に基づいて、制御部120は、制御 120に接続されている各部品の作動または駆 を制御して、エアウォッシュ運転を実行す 。この際、タイマ122が、時間設定したり、 過時間を測定したりする。
<エアウォッシュ運転の制御動作>
 図6は、エアウォッシュ運転を説明するタイ ミング図である。図7は、洗濯乾燥機1の最短 アウォッシュ運転における制御の内容を説 するためのフローチャートである。

 この洗濯乾燥機1では、運転時間に応じて6 ターンのエアウォッシュ運転が行われ、
さらに、各運転時間におけるエアウォッシュ 運転では、ドラム5を回転させる場合とドラ 5を回転させない場合とを選べるので、合計1 2パターンのエアウォッシュ運転が行われる これらのパターン選択は、ユーザが操作・ 示部13(図1参照)の操作キー(図示せず)を操作 ることによって行われる。パターン選択が われると、上述したタイマ122が、選択され パターンに応じてエアウォッシュの運転時 (消臭運転時間とも言う。)を設定する。な 、靴や鞄などをエアウォッシュする場合に 、これらが散乱することを防止するため、 ラム5は回転されない。

 具体的には、図6の左欄で示すように、運 転時間(消臭運転時間)に応じて、エアウォッ ュ運転が、10分設定、20分設定、30分設定、4 0分設定、50分設定、60分設定とパターン分け れている。たとえば、図6の左欄における10 設定とは、タイマ122(図5参照)によって設定 れたエアウォッシュの運転時間(消臭運転時 間)が10分間であることを示す(20分設定~60分設 定においても同様)。そして、図6の右欄では 運転時間に応じた6パターンのエアウォッシ ュ運転のそれぞれにおけるオゾン発生器19お びヒータ100(乾燥ヒータA124および乾燥ヒー B125)の作動状態および駆動状態が経時的に示 されている。なお、各パターンのエアウォッ シュ運転では、太線Xでオゾン発生器19の作動 状態を示し、細線Yでヒータ100の駆動状態を している。

 ここで、10分設定のエアウォッシュ運転 、最短エアウォッシュ運転と呼び、20分設定 ~60分設定の他のエアウォッシュ運転と区別す る。最短エアウォッシュ運転における10分の 臭運転時間は、この洗濯乾燥機1で予め定め られた最短運転時間である。最短エアウォッ シュ運転は、ユーザが外出する直前で急いで いる場合や、衣類の臭いが軽微な場合に実施 される。そして、最短エアウォッシュ運転以 外のエアウォッシュ運転における20分~60分の 臭運転時間は、最短運転時間以外の運転時 である。なお、20分設定のエアウォッシュ 転が、通常エアウォッシュ運転とされ、60分 設定のエアウォッシュ運転が、最長エアウォ ッシュ運転とされる。最長エアウォッシュ運 転では、浄化用空気が衣類に比較的長時間浴 びせられるので、衣類の消臭に加えてシミ抜 きも可能である。

 ここで、どのエアウォッシュ運転(上記した 12パターンのエアウォッシュ運転)でも、それ ぞれの運転時間(消臭運転時間)において、最 から順に、前処理、浄化処理、後処理が行 れる。
 前処理は、浄化用空気を洗濯水槽3内に供給 する前に、洗濯水槽3内部を密閉する処理で る。具体的には、図4を参照して、制御部120( 図5参照)が、上述した運転開始信号に基づい 、ドア10(図1参照)が完全に閉じられている を判断し、ドア10が完全に閉まっていない場 合には、ドア10回りにおいて洗濯水槽3内が密 閉されないので、操作・表示部13(図5参照)の 示器(図示せず)に警告を表示して、ユーザ ドア10を閉めるように促す。

 そして、ドア10が完全に閉じられている とが確認されると、制御部120は、給水バル 17を制御して、給水バルブ17の第2出口31を間 的に開く。ここで、制御部120は、たとえば 第2出口31を0.5秒間開いた後に20秒間閉じる いった1セットの開閉を2セット行う。これに より、水栓16から所定量の水が第2出口31およ 洗剤容器29を経由して給水路30に流れるので 、上述したように、適量の水が給水トラップ 部68に溜められて給水トラップが形成される 給水トラップ(給水トラップ部68に溜められ 水)によって、洗濯水槽3の内部が給水路30に おいて密閉される。

 給水トラップを形成するのと同時に、制 部120は、給水バルブ17を制御して、給水バ ブ17の第3出口38または第4出口40を連続的に開 く。これにより、水栓16からの水が、上述し ように、水路39または水路41を介して乾燥風 路20を流れ落ち、洗濯水槽3(詳しくは外槽4)の 底に溜まる。洗濯水槽3に溜まる水の水位は 水位センサ47によって検出されている。洗濯 水槽3の水位がドラム5の下端より下の所定水 (リセット水位)まで上昇すると、水位セン 47によるリセット水位検出に応じて、制御部 120が、第3出口38または第4出口40を閉じ、かつ 、第1排水バルブ44および第2排水バルブ48を開 く。これにより、リセット水位まで溜まった 洗濯水槽3内の水が、上述したように排水口42 から排水路49へ流れるので、上述したように 排水トラップ部69に水が溜められて排水ト ップが形成される。換言すれば、制御部120 、水路39または水路41と、乾燥風路20とから 水口42へ直接所定量の水を流すことにより、 排水トラップを形成する。排水トラップ(排 トラップ部69に溜められた水)によって、洗 水槽3の内部が排水路49において密閉される ここで、水路39、水路41および乾燥風路20は 別水路とされ、洗濯水槽3に対して、給水路3 2とは別に設けられている。そして、上述し ように、制御部120は、給水路30に所定量の水 を流すことにより、給水トラップ部68に水を めて給水トラップを形成し、かつ、この別 路から排水口42へ直接所定量の水を流すこ により、排水トラップ部69に水を溜めて排水 トラップを形成する。つまり、排水トラップ を形成するときには、給水路30でなく、この 水路から排水口42へ直接所定量の水を流す で、洗濯水槽3(詳しくはドラム5)内の身の回 品を濡らすことなく、排水トラップを形成 きる。なお、制御部120が第3出口38および第4 出口40の両方を開けば、洗濯水槽3では、リセ ット水位まで早く水を溜めることができる。

 このように、前処理では、制御部120が、給 トラップ部68および排水トラップ部69にそれ ぞれトラップを形成し、洗濯水槽3の内部を 閉する。そして、前処理では、制御部120(図5 参照)が、ブロア21を比較的低速(たとえば2000r pm)で連続回転させている。
 なお、上述したように排水トラップ部69に を溜めるために給水バルブ17の第3出口38およ び第4出口40を開くことによって、水栓16が故 していないかをチェックすることができる すなわち、第3出口38および/または第4出口40 を開いてから所定時間経過しても水位センサ 47がリセット水位を検出しなければ、水栓16 故障していることが判明する。

 そして、前処理(トラップ形成)の後に浄化 理が行われる。浄化処理では、ブロア21が、 前処理に引き続いて比較的低速で連続回転し ている。
 浄化処理では、制御部120(図5参照)が、ブロ 21の回転中に、オゾン発生器19を作動させる 。これにより、オゾン発生器19が発生するオ ン(浄化用空気)が、乾燥工程で説明したの 同様に、エアーチューブ71からフィルタブロ アユニット70内へ吸い込まれ、洗濯水槽3に供 給される。これにより、洗濯水槽3(詳しくは ラム5)内の衣類が浄化用空気によってエア ォッシュ(消臭)される。なお、洗濯水槽3に 給された浄化用空気は、洗濯水槽3および乾 風路20の間で循環される。

 なお、ユーザがエアウォッシュ運転におい ドラム5を回転させることを選択している場 合には、制御部120(図5参照)が、浄化処理にお いて、DDモータ6を駆動してドラム5を回転さ る。これにより、衣類がドラム5のバッフル7 3(図1参照)によって攪拌されるので、浄化用 気を衣類に良好に浴びせることができる。
 このように、浄化処理において、衣類が浄 用空気によって浄化される。なお、衣類の 臭に寄与したオゾンは分解される。また、 述した前処理によって洗濯水槽3の内部が密 閉されているので、洗濯水槽3に供給された 化用空気(特にオゾン)が洗濯水槽3から外部 漏れることはない。そして、浄化処理の終 時に、制御部120は、オゾン発生器19を停止さ せる。

 そして、浄化処理に引き続いて後処理が行 れる。
 後処理では、制御部120が、浄化処理から引 続き回転しているブロア21の回転速度を、 とえば2000rpmから2500pmへ上げる。これにより 乾燥風路20および洗濯水槽3における空気の 環速度が上昇する。そのため、浄化用空気 オゾンが、比較的高速で循環することとな 、その結果、酸化反応して分解する。つま 、このようにブロア21が機能する(ブロア21 このような所定の態様で駆動させる)ことに って、洗濯水槽3内の浄化用空気が循環し、 洗濯水槽3へ供給された浄化用空気が消滅す 。そして、このように浄化用空気を循環さ ることが、浄化用空気消滅手段による浄化 空気の消滅処理の一例とされる。そして、 のようにブロア21を所定の態様で駆動させて 乾燥風路20を用いて洗濯水槽3内の浄化用空気 を循環させるといった単純な処理により、洗 濯水槽3へ供給された浄化用空気を確実に消 させることができる。

 このように、後処理は、浄化処理後に洗 乾燥機1(詳しくは、洗濯水槽3およひ乾燥風 20)に残存するオゾンを消滅する処理である 後処理を実施するので、上述した消臭運転 間が経過するときには、洗濯水槽3に供給さ れた浄化用空気が消滅している。そして、こ のように消臭運転時間が経過するときには洗 濯水槽3に供給された浄化用空気が消滅する うに、制御部120が、消臭運転時間が経過す 所定時間前(つまり、浄化処理の終了時)にオ ゾン発生器19を停止させて洗濯水槽3への浄化 用空気の供給を停止させ、後処理において、 浄化用空気が消滅するようにブロア21を機能 せる(ブロア21の回転速度を上げる)。

 以上が、どのエアウォッシュ運転でも行わ る前処理、浄化処理および後処理である。
ここで、図5を参照して、制御部120が、前処 、浄化処理および後処理に亘って、ヒータ10 0(乾燥ヒータA124および乾燥ヒータB125)を適宜 動して、ヒータ100によって洗濯水槽3内の空 気温度を所定の温度範囲内に加熱させている 。詳しくは、ヒータ100において、乾燥ヒータ A124および乾燥ヒータB125のいずれか一方を駆 するということは、ヒータ100は弱駆動され ということであり、乾燥ヒータA124および乾 燥ヒータB125の両方を駆動するといことは、 ータ100が強駆動されるということである。 まり、ヒータ100は、乾燥ヒータA124および乾 ヒータB125のいずれか一方または両方を駆動 することによって、強駆動および弱駆動に切 換え可能である。

 そして、ヒータ100の駆動に伴い、温度セン 123が、エアウォッシュ運転における洗濯水 3内の空気温度を監視している。
 ここで、オゾンの性質上、ヒータ100を駆動 て洗濯水槽3内の浄化用空気をある程度あた ためることによって、洗濯水槽3内の湿度が とえば80%の湿度に最適化されると、オゾン よる衣類の消臭作用を促進することができ 。この場合、衣類から臭い成分が蒸発し、 ゾンに分解される。その一方で、洗濯水槽3 の空気温度(浄化用空気の温度)が所定の上 温度(たとえば50℃)を超えるとオゾンが加熱 よって分解されてしまい、オゾンによる衣 の消臭作用が逆に妨げられてしまう。そこ 、エアウォッシュ運転では、効率の良いエ ウォッシュを実現するために、46℃をしき 値として、ドラム5内の温度が46℃に到達す と、制御部120が、ヒータ100を強駆動から弱 動に切換えたり、ヒータ100の駆動を停止さ たりする。

 次に、図6および図7を参照して、運転時 に応じた6パターンのエアウォッシュ運転を れぞれ説明する。なお、図6において、T0は 短エアウォッシュ運転の開始タイミングを し、T1、T2およびT3は、最短エアウォッシュ 転中の所定のタイミングを示す。また、オ ン発生器19の作動状態を示す太線Xにおいて 前処理の期間に相当する部分を破線で示し 浄化処理の期間に相当する部分を実線で示 、後処理の期間に相当する部分を1点鎖線で 示している。また、図6における、オゾン発 器19の作動状態を示す太線Xにおいて、上側 凸になっている部分では、オゾン発生器19が 作動しており、それ以外の部分では、オゾン 発生器19が停止している。また、図6における 、ヒータ100の作動状態を示す細線Yにおいて 上側へ凸になっている部分では、ヒータ100 強駆動されており、それ以外の部分では、 ータ100が弱駆動されているか停止している

 まず、10分設定の最短運転時間によるエ ウォッシュ運転(最短エアウォッシュ運転)で は、運転開始から30秒間(図6におけるタイミ グT0からタイミングT1までの間)、ヒータ100が 弱駆動される。これは、この後でヒータ100を 強駆動する場合に急激な電流変動(いわゆる 入電流)が生じることを防止するためである そして、運転開始から30秒経過後(タイミン T1)に、ヒータ100の駆動が弱駆動から強駆動 切換えられる。また、ヒータ100の駆動とは に、前処理が運転開始から1分間(図6におけ タイミングT0からタイミングT2までの間)実 された後、浄化処理が6分間(図6におけるT2か らT3までの間)実施される。つまり、タイミン グT2からタイミングT3までの間において、オ ン発生器19が作動する。

 そして、浄化処理では、洗濯水槽3内の空 気温度が46℃に到達しないように、ヒータ100 適宜駆動される。つまり、運転開始(タイミ ングT0)から30秒経過後(タイミングT1)にヒータ 100の駆動が弱駆動から強駆動へ切換えられて から、洗濯水槽3内の空気温度が46℃に到達す ると、ヒータ100の駆動が強駆動から弱駆動へ 切換えられる。そして、洗濯水槽3内の空気 度が、46℃より低い所定の下限温度(たとえ 43℃)まで低下すると、ヒータ100の駆動が弱 動から強駆動へ再び切換えられる。最短エ ウォッシュ運転の浄化処理では、制御部120 、このようにヒータ100の駆動を適宜切換え( まりヒータ100を適宜強駆動または弱駆動し )、洗濯水槽3内の空気温度を、43℃から46℃ での所定の温度範囲内に保つ。そのため、 られた6分間の時間の中で効率よく洗濯水槽 3内の空気温度を所定の温度範囲内に保つこ ができるので、効果的なエアウォッシュが 能となる。なお、ヒータ100を強駆動から弱 動に切換えても洗濯水槽3内の温度が46℃を 回らなければ、ヒータ100を停止させてもよ 。

 そして、浄化処理が終了すると(図6のタイ ングT3)、オゾン発生器19は停止されて後処理 が開始される。そして、後処理が開始される と同時にヒータ100の駆動が強駆動から弱駆動 へ切換えられる。最短エアウォッシュ運転で は、後処理は3分間実施される。
 次に、図7のフローチャートを参照して、最 短エアウォッシュ運転をさらに詳しく説明す る。

 最短エアウォッシュ運転が開始されると 前処理が実施される(ステップS1)。つまり、 上述したように、給水トラップ部68および排 トラップ51に水が溜められて給水トラップ よび排水トラップが形成され、洗濯水槽3の 部が密閉される。なお、給水トラップおよ 排水トラップが形成されると、洗濯水槽3の 内部を一層完全に密閉するために、給水バル ブ17、第1排水バルブ44および第2排水バルブ48( 図4参照)が閉じられる。

 そして、最短エアウォッシュ運転が開始 れてから30秒以内においては(ステップS2のYE S)、ヒータ100が弱駆動される(ステップS3)。そ の一方で、最短エアウォッシュ運転が開始さ れてから30秒経過した場合には(ステップS2のN O)、ヒータ100の駆動が弱駆動から強駆動に切 えられる(ステップS4)。つまり、ステップS3 、図6におけるタイミングT0からタイミングT 1までの期間の処理に相当し、ステップS4は、 タイミングT1での処理に相当する。

 上述したように最短エアウォッシュ運転が 始されてから1分が経過して前処理が完了す ると(S5のYES)、浄化処理が実施される(ステッ S6)。つまり、ステップS6は、図6におけるタ ミングT2の処理に相当する。ここでは、オ ン発生器19が作動され、ヒータ100が強駆動さ れる。
 浄化処理において、洗濯水槽3内の空気温度 が、上述したしきい値(46℃)に到達していな れば(ステップS7のNO)、ステップS7から引き続 いて、オゾン発生器19が作動し、ヒータ100が 駆動される。しかし、洗濯水槽3内の空気温 度が、しきい値(46℃)に到達すると(ステップS 7のYES)、上述したように、ヒータ100の駆動が 駆動から弱駆動へ切換えられる(ステップS8) 。なお、ヒータ100の駆動の切換えに伴って、 オゾン発生器19を停止してもよい。これによ 、無駄にオゾン発生器19を作動させること 防止される。

 そして、浄化処理が開始されてから、つ り、オゾン発生器19が作動してから6分経過 ると(ステップS9のYES)、浄化処理が終了して 、後処理が実施される(ステップS10参照)。な 、ステップS10は、図6におけるタイミングT3 処理に相当する。一方、オゾン発生器19が 動してから6分経過していなければ(ステップ S9のNO)、ステップS6からの処理が繰り返され 。ここで、ステップS8においてヒータ100の駆 動が強駆動から弱駆動へ切換えられてオゾン 発生器19が停止された場合には、洗濯水槽3内 の空気温度が上述した下限温度(43℃)を下回 ているのであれば、ステップS6において、ヒ ータ100の駆動が弱駆動から強駆動へ切換えら れてオゾン発生器19が再び作動される。

 そして、後処理を実施してから3分経過する と(ステップS11のYES)、最短エアウォッシュ運 が終了する。
 このように、10分間の最短エアウォッシュ 転では、前処理が1分間実施され、浄化処理 6分間実施され、後処理が3分間実施される
 図6を参照して、20分設定の通常エアウォッ ュ運転では、前処理が4分間実施され、浄化 処理が10分間実施され、後処理が6分間実施さ れる。詳しくは、浄化処理では、オゾン発生 器19が3.5分間作動した後に、3分間停止し、そ の後再び3.5分間作動する。つまり、オゾン発 生器19は、合計で7分間作動するように、間欠 的に作動される。また、ヒータ100は、前処理 、浄化処理および後処理を通して、連続的に 弱駆動される。

 30分設定のエアウォッシュ運転では、前 理が4分間実施され、浄化処理が20分間実施 れ、後処理が6分間実施される。詳しくは、 化処理では、オゾン発生器19が3.5分間作動 た後に3分間停止する動作を1セットとすると 、この動作が3セット実施された後に、オゾ 発生器19が30秒間作動する。つまり、オゾン 生器19は、合計で11分間作動するように、間 欠的に作動される。また、ヒータ100は、前処 理、浄化処理および後処理を通して、連続的 に弱駆動される。

 40分設定のエアウォッシュ運転では、前 理が4分間実施され、浄化処理が30分間実施 れ、後処理が6分間実施される。詳しくは、 化処理では、オゾン発生器19が3.5分間作動 た後に3分間停止する動作を1セットとすると 、この動作が4セット実施された後に、オゾ 発生器19が4分間作動する。つまり、オゾン 生器19は、合計で18分間作動するように、間 的に作動される。また、ヒータ100は、前処 、浄化処理および後処理を通して、連続的 弱駆動される。

 50分設定のエアウォッシュ運転では、前 理が4分間実施され、浄化処理が40分間実施 れ、後処理が6分間実施される。詳しくは、 化処理では、オゾン発生器19が3.5分間作動 た後に3分間停止する動作を1セットとすると 、この動作が6セット実施された後に、オゾ 発生器19が1分間作動する。つまり、オゾン 生器19は、合計で22分間作動するように、間 的に作動される。また、ヒータ100は、前処 、浄化処理および後処理を通して、連続的 弱駆動される。

 60分設定の最長エアウォッシュ運転では 前処理が4分間実施され、浄化処理が49分間 施され、後処理が7分間実施される。詳しく 、浄化処理では、オゾン発生器19が5分間作 した後に5分間停止する動作を1セットとす と、この動作が4セット実施された後に、オ ン発生器19が9分間作動する。つまり、オゾ 発生器19は、合計で29分間作動するように、 間欠的に作動される。また、ヒータ100は、前 処理、浄化処理および後処理を通して、連続 的に弱駆動される。

 このように各エアウォッシュ運転を参照 て、エアウォッシュ運転の運転時間が長く ると、オゾン(浄化用空気)の供給時間が増 るので洗濯水槽3内へのオゾンの供給量が増 ることとなり、衣類からより頑固な汚れ(臭 いおよび雑菌)を除去することができる。こ 場合、オゾンの供給量が増えるので、最短 アウォッシュ運転に比べて後処理の時間が くなっている。

 また、最短エアウォッシュ運転以外のエ ウォッシュ運転(つまり最短運転時間以外の 運転時間の場合)では、制御部120(図5参照)が ヒータ100を常に弱駆動して、洗濯水槽3内の 気温度を、上述した43℃から46℃までの所定 の温度範囲内に保っている。そのため、ヒー タ100を無駄に強駆動せずとも洗濯水槽3内の 気温度を所定の温度範囲内に保つことがで る。

 なお、すべてのエアウォッシュ運転におい 、後処理ではヒータ100が弱駆動されている で衣類が過熱されておらず、後処理後、つ り、エアウォッシュ運転後に、ユーザは、 アウォッシュされた衣類を洗濯水槽3から容 易に取り出すことができる。
 以上のように、この洗濯乾燥機1では、制御 部120(図5参照)が、衣類の消臭(エアウォッシ )に先立って、上述した運転開始信号に基づ て給水路30の給水トラップ部68および排水路 49の排水トラップ部69にそれぞれトラップを 成するので、洗濯水槽3が密閉される(図4参 )。そして、トラップ形成後に、洗濯水槽3に 収納された衣類は、洗濯水槽3へ供給される 化用空気によって消臭される。このとき、 濯水槽3が密閉されているので、洗濯水槽3か ら洗濯乾燥機1の外部へ洗浄用空気が漏れる 配はない。

 衣類を浄化用空気によって消臭している きに、制御部120が、ヒータ100によって洗濯 槽3内の空気温度を所定の温度範囲内に加熱 させるので(図5および図6参照)、洗浄用空気 加熱によって分解されない程度で、浄化用 気による消臭を促進することができる。そ 結果、タイマ122(図5参照)でどのような運転 間が設定されても、たとえば、浄化用空気 よる衣類の消臭を短時間で行う場合(最短エ ウォッシュ運転)であっても、衣類を十分に 消臭することができる。

 そして、制御部120は、タイマ122で設定され 消臭運転時間が経過するときに、
洗濯水槽3に供給された浄化用空気が消滅す ように、タイマ122で設定された消臭運転時 が経過する所定時間前に洗濯水槽3への浄化 空気の供給を停止させ(図7のステップS8)、 らに、上述したようにブロア21を機能させる (ブロア21の回転速度を上げる)。これにより 上述した最短エアウォッシュ運転であって 、消臭運転時間が経過したときには、洗濯 槽3に供給された浄化用空気が消滅しており 洗濯水槽3から衣類を取り出すときに、ユー ザが浄化用空気の臭いを嗅いで不快になるこ とはない。

 この発明は、以上説明した実施形態に限定 れるものではなく、請求項記載の範囲内に いて種々の変更が可能である。
 たとえば、浄化用空気として、オゾンを例 したが、オゾンに限らず、消臭、除菌とい た浄化作用を有するすべての気体は、浄化 空気に含まれる。
 図8は、本発明が適用された消臭装置90の模 図である。

 上記実施形態では、本発明を、洗濯乾燥 1を例にとって説明したが、本発明を洗濯乾 燥機能がない装置に適用することより、図8 示す消臭装置90を構成してもよい。消臭装置 90では、密閉可能な収容室91を有し、収容室91 の内部に、衣類95などの身の回り品が収容さ る。そして、消臭装置90は、ヒータ92、ファ ン94(送風手段)およびオゾン供給装置93を有し ている。ヒータ92は、上記実施形態における ータ100(加熱手段)に相当し、ファン94は、上 記実施形態におけるブロア21(浄化用空気消滅 手段)に相当し、オゾン供給装置93は、上記実 施形態におけるオゾン発生器19およびエアー ューブ71(浄化用空気供給手段)に相当する( 4参照)。

 消臭装置90では、オゾン供給装置93が収容 室91内に供給したオゾン(浄化用空気。図示破 線矢印参照)によって、上記実施形態と同様 、衣類95のエアウォッシュ運転が実行される 。なお、収容室91が密閉されているので、エ ウォッシュ運転中に収容室91から外部に浄 用空気が漏れることはない。また、消臭装 90でのエアウォッシュ運転は、上記した洗濯 乾燥機1でのエアウォッシュ運転と同じなの 、消臭装置90では、洗濯乾燥機1でのエアウ ッシュ運転における効果と同様の効果を奏 ることができる。

 そして、エアウォッシュ運転の終盤には 上述した後処理が実施され、ここで、ファ 94が回転駆動されて収容室91内の空気を攪拌 し、収容室91内の浄化空気が攪拌に伴って酸 反応して分解する。つまり、このようにフ ン94が収容室91内の浄化用空気を攪拌すると いった単純な処理により、収容室91へ供給さ た浄化用空気を確実に消滅させることがで る。