Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
WATERPROOF AND SNOW-PROOF VENTILATION LOUVER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/044847
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To provide a waterproof and snow-proof ventilation louver which achieves not only high waterproof performance and water drainage performance while achieving sufficient ventilation performance but also has reliable waterproof and snow-proof performance for rain water and snow blowing up from below. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] A vertical blade (7) is formed such that a cross-section of a frame (2) taken in the width direction (inside-outside direction) is substantially V shaped, and first and second arcuate surfaces (8, 9) bent in different directions are interconnected at the boundary which is the bend point (7a) at which the vertical blade (7) is bent. An opening (18a) for draining entered rain water is provided in the bottom of the louver, and a water drainage tilt surface (19) tilting downward from the inside toward the outside of the waterproof and snow-proof ventilation louver (1) is formed below the opening (18a). Further, a skirt portion (20) is fixed to cover the front face of the lower end of the louver (1) from the lower end of a horizontal blade (3), and a water drain opening (21) is formed between the skirt portion (20) and the water drainage tilt surface (19).

Inventors:
TOKUI TERUO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/068036
Publication Date:
April 09, 2009
Filing Date:
October 03, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
ROBIN HOOD CO LTD (JP)
TOKUI TERUO (JP)
International Classes:
E06B7/082
Foreign References:
JP2005194715A2005-07-21
JP2001324182A2001-11-22
Attorney, Agent or Firm:
ETO LAW & PATENT OFFICE CORP. (1-23 Asahi 1-Chome,Miyazaki -City, Miyazaki 03, JP)
Download PDF:
Claims:
 建物の開口部に設けられ、複数の羽根板を格子状に並設し、これら羽根板同士の間隙でもって通気可能に設けられると共に、該羽根板によって防水を行う防水及び防雪型換気ルーバにおいて、当該ルーバの下端部前面とルーバ底部に連通する排水用傾斜面を覆うスカート部を設けたことを特徴とする防水及び防雪型換気ルーバ。
 建物の開口部に設けられ、複数の羽根板を格子状に並設し、これら羽根板同士の間隙でもって通気可能に設けられると共に、該羽根板によって防水を行う防水及び防雪型換気ルーバにおいて、当該ルーバの前面に網体を設けたことを特徴とする請求項1記載の防水及び防雪型換気ルーバ。
Description:
防水及び防雪型換気ルーバ

 本発明は、建物の開口部等に取り付けて 気を良好にし、且つ雨水の侵入を防ぐため 使用される換気ルーバ、通称ガラリと呼ば る建具に関し、とくにその防水、防雪及び 抜き構造に関するものである。

 従来、工場、発電所、体育館、倉庫、ビ 、家屋等の建物の排気口などの開口部に、 気を目的として取付けられる換気ルーバは 基本的には複数の羽根板を所定の枠体に横 向あるいは縦方向に格子状に並べた構成と れている。

 ところで、従来の換気ルーバは、羽根板 横方向に並べたタイプのものが主流であっ 。もちろん、この従来型の換気ルーバも羽 板を下向きに傾斜させて配置して日光や雨 防ぐようにしてあるが、強風雨時の横なぐ の雨等に対しては、かなりの雨水が建物内 侵入してしまうという欠点があった。この め、室内に水受けを取り付けたり、外部に 途フードを取り付けたりする必要があった そこで、充分な通気性を確保し、尚且つ強 雨時の雨水の侵入を防止するために、羽根 を縦に配した縦ガラリ、あるいは横羽根板 縦羽根板とを交互に組み合わせた復層ガラ 等といった換気ルーバが開発されている。 の中でも、特許文献1あるいは特許文献2及 特許文献3所載のもののように、羽根板の幅 向の断面を略く字型やS字状に構成し、通気 性及び風雨に対する遮蔽効果の向上を目指し た換気ルーバが提案されている。

 そして、本出願人は、上記従来のような 気ルーバの更なる性能向上のために鋭意研 を重ね、建物の開口部に設けられ、複数の 根板を格子状に並設し、これら羽根板同士 間隙でもって通気可能に設けられると共に 該羽根板によって防水を行う防水及び防雪 換気ルーバにおいて、羽根板の幅方向断面 状を略く字型とすると共に、該羽根板の屈 点を境界にして互いに湾曲方向の異なる弧 面を設けたことを特徴とする防水及び防雪 換気ルーバを提案している(特許文献4参照 )。

 一方、換気ルーバ内で捕捉された雨水の 水を考慮して、ルーバ下部に水抜き部を設 ることが好ましく、特許文献5をもって排水 性能の良好な換気ルーバを提案している。

特開平5-044314号公報

特開平11-062419号公報

特開平11-166376号公報

特開2002-276256号公報

特開2005-194715号公報

 しかしながら、ルーバ下部に水抜き部を けることで、下方から巻き上がる雨水や雪 対する確実な防水及び防雪が必要になる。 こで、本発は換気ルーバの更なる性能向上 ために鋭意研究を重ね本発明をするに到っ 。本発明は、充分な通気性を確保しつつ、 い防水性能及び排水性能を得ることができ ばかりでなく、下方から巻き上がる雨水や に対する確実な防水及び防雪性能を得るこ ができる防水型及び防雪型換気ルーバを提 することを目的とするものである。

 このため本発明は、建物の開口部に設けら 、複数の羽根板を格子状に並設し、これら 根板同士の間隙でもって通気可能に設けら ると共に、該羽根板によって防水を行う防 及び防雪型換気ルーバにおいて、当該ルー の下端部前面とルーバ底部に連通する排水 傾斜面を覆うスカート部を設けたことを第1 の特徴とする。
 また、建物の開口部に設けられ、複数の羽 板を格子状に並設し、これら羽根板同士の 隙でもって通気可能に設けられると共に、 羽根板によって防水を行う防水及び防雪型 気ルーバにおいて、当該ルーバの前面に網 を設けたことを第2の特徴とする。

本発明に係る防水及び防雪型換気ルー の正面図である。 図1の平面断面図である。 図1の縦断面図である。 羽根板の要部拡大斜視図である。 羽根板の要部拡大平面断面図である。 ルーバ下部の要部縦断面図である。 本発明に係る防水及び防雪型換気ルー の他の実施例を示す正面図である。 図7の平面断面図である。 図7の縦断面図である。

 以下、本発明の実施の形態を図面に示す 施例に基づいて説明する。図1は本発明に係 る防水及び防雪型換気ルーバの一実施例を示 す正面図、図2は図1の平面断面図、図3は図1 縦断面図、図4は羽根板の要部拡大斜視図、 5は羽根板の要部拡大平面断面図、図6はル バ下部の要部縦断面図、図7は本発明に係る 水及び防雪型換気ルーバの他の実施例を示 正面図、図8は図7の平面断面図、図9は図7の 縦断面図である。

 図1乃至図3において、1は防水及び防雪型 気ルーバで、アルミサッシ製の矩形状枠体2 に複数の横羽根板3、3…が一体的に連設され 外側面4と、内側面5とを備えており、この 側面5が室内に臨む状態で、枠体2の上下端、 左右端に形成された取り付け部40が建物の開 部に設置された取り付け具40aに取り付けら る構成とされている。

 横羽根板3、3…はアルミ製の板材からな 、上下両端に防水及び防雪型換気ルーバ1の 部側に向く折り返し片を有する平板の内側 中央部からビス孔17を介して、内部下方に かって下方に湾曲した傾斜面3aが形成され、 この傾斜面3aの下端には平板が垂設され、略 く字形状をなしている。本実施例では、こ 傾斜面3aは下方に湾曲した形状に形成され いるが、上方に湾曲した形状であっても、 た、直線的な傾斜面であっても、内部下方 向かって傾斜していればよい。好ましくは 取り込まれた雨水を含む外気の流れを最良 するために、本実施例のように下方に湾曲 た形状で、内部下方に向かって傾斜して形 される。また、横羽根板3、3…は、上下方向 に一定間隔置きに配設されるので、同様に上 下方向に一定間隔置きに横長孔状の複数の換 気孔6、6…が形成される。また、横羽根板3の 幅方向(図3の垂直方向)の両端部にはそれぞれ ビス孔17が設けられ、このビス孔17を介して 羽根板3が枠体2にビス50で固定される。

 図中、7、7…は縦羽根板である。この縦 根板7は、枠体2の幅方向(内外方向)断面が略 字型をなし、当該縦羽根板7の屈折点7aを境 にして互いに湾曲方向の異なる第1の弧状面 8及び第2の弧状面9が連続して形成されている 。また、その屈折点7aの外側に第1の弧状面8 ら延出して、複数の折り返し片13を有し、断 面が逆L字型をした中間溝部材10が一体形成さ れ、更に第2の弧状面9の下端縁には、複数の り返し片14を有し、断面が逆L型をした下縁 部材11が一体成形されている。すなわち、 1及び第2の弧状面8及び9、中間溝部材10、下 溝部材11からなる断面形状が連続した型材に よって縦羽根板7が構成されている。さらに 第2の弧状面9の凹部側の表面には、鉛直方向 に形成された突条19が弧状面に沿って連続配 されている。そして、これら縦羽根7、7… 士の間隙12(通気路)でもって屋外から屋内に 気を流通させるものとされている。

 すなわち、上記のように構成される縦羽 板7、7…を互いに平行に並べ、矩形状枠体2 に固定する。その際、各縦羽根板7、7…は 隣接するもの同士の間において、一方の中 溝部材10を他方の下縁溝部材11と重なり合う うに位置させ、且つ、一方の縦羽根板7の内 側面と他方の縦羽根板7の外側面との間に断 が略く字状をした間隙(通気路)12が形成され ように並設する。

 また、防水及び防雪型換気ルーバ1の内側 底部には、開口部18aを有する底板18がビス50 より取り付けられ、その開口部18aのさらに 方には、防水及び防雪型換気ルーバ1の内部 ら前面外部に向かって下方に傾斜した排水 斜面19が形成されている。また、横羽根板3 下端からルーバ1の下端部前面を覆うスカー ト部20を取り付け、排水傾斜面19との間に排 口21を形成する。

 図4及び図5は、縦羽根板7の特徴部分を示 幅方向の要部拡大斜視図及び要部拡大平面 面図である。縦羽根板7は、上述したように 、図中符号7aとして示す一箇所を屈折点とし 、その上下両側部分が断面湾曲状あるいは 面円弧状に構成された第1の弧状面8及び第2 弧状面9が設けられており、その屈折点7aの 側に第1の弧状面8から延出して断面が逆L字 をした中間溝部材10が一体形成され、更に 2の弧状面9の下端縁には断面がL字型の下縁 部材11が内向に一体成形される。各弧状面8 び9の端部にはさらにそれぞれ折返片13ある は14を設けても良く、これらはそれぞれ中間 溝部材10、下縁溝部材11と共に一体的に形成 れる。また、第2の弧状面9の凹部側の表面に は、鉛直方向に形成された突条20が弧状面に って連続配設されており、断面視波状の粗 9aが形成されている。また、縦羽根板7の幅 向の両端部にはそれぞれビス孔15、16が設け られ、これらビス孔15、16を介して縦羽根板7 枠体2に固定される。各縦羽根板7、7…は、 の幅方向のほぼ中心において断面略く字状 且つ外側に向かって膨出した円弧状に形成 れているので、縦羽根板7間を流通する空気 に遠心力を付与し、流通空気の抵抗を大幅に 削減することができる。さらに、この流通空 気が第2の弧状面9に衝突すると、流通空気に まれる雨水や雪等の水分を捕捉することが きる。

 本発明では複数の羽根板7を縦方向に配置 するが、その羽根板7が幅方向に断面略く字 で且つ、2つの弧状面8及び9を設けているの 、屋外からの風雨や雪が各弧状面に倣って 滑に流動して充分な換気を行なうことがで る。また、これら弧状面8及び9の背部及び端 部に、中間溝部材10及び下縁溝部材11により 下方向に溝が形成され、さらに、弧状面9の 面に粗面が形成されており、これらの溝や 面によって屋外から屋内への風雨や雪の侵 を防止し、水滴を捕捉して集積して流下さ ることができる。

 詳しくは、外気は空隙12内を自由に通過 、上空から自然に降る雨水や雪は、そのほ んどが中間溝部材10に受け止められる。一方 、風と共に吹き込まれる雨水や雪は、先ず、 第1の弧状面8の膨出部分に衝突してほとんど 折り返し片13を有する中間溝部材10内に受け られるが、ここで反射した水しぶきや、風と 共に中間溝部材10上を通過した雨水も第1の弧 状面8及び隣接する第2の弧状面9に倣って風向 が曲げられる際に、遠心力によって、まず、 第2の弧状面9に衝突して水分が捕捉されて流 し、次に、第2の弧状面9で捕捉しきれなか た残りの水分は、折り返し片14を有する下縁 溝部材11に受け止められ流下するので、屋外 ら屋内への雨水の侵入は確実に防止される

 また、図6に示すように、本発明に係る防 水及び防雪型換気ルーバ1では、雨水を含ん 外気の取り入れ口近傍に設けられた横羽根 3が、防水及び防雪型換気ルーバ1の内部下方 に向かって下方に湾曲した傾斜面3aを有する 逆く字型に配されている。そして、上下方 に一定間隔置きに横長孔状の複数の換気孔6 、6…が設けられている。このため、外部か 風と共に吹き込まれる雨水は、横羽根板3の 斜面3aに沿って内側下方に向けて換気孔6を 過していく。このため、防水及び防雪型換 ルーバ1内部での水の吹き上がりを防止する ことができる。

 さらに、内部に溜まった雨水等は、下方 流れ落ち、底部に設けられた底板18の開口 18aを通過し、開口部18a下方に設けられた排 傾斜面19に沿って流れ、排水口21より外部に 水される。この排水傾斜面19の上方で且つ 横羽根板3の下端には前方に延出してスカー 部20が設けられており、雨水が内部に吹き まないようにされている。このように、ル バ1の下端部前面を覆うスカート部20により 下方から巻き上がる雨水や雪に対する確実 防水及び防雪性能を得ることができる。

 図7乃至図9において、1は防水及び防雪型 気ルーバで、アルミサッシ製の矩形状枠体2 に複数の横羽根板3、3…が一体的に連設され 外側面4と、内側面5とを備えており、この 側面5が室内に臨む状態で、枠体2の上下端、 左右端に形成された取り付け部40が建物の開 部に設置された取り付け具40aに取り付けら る構成とされている。尚、便宜上、実施例1 と同様の構成要素には同一の符号を付して説 明する。

 本実施例で特筆すべきことは、矩形状枠 2の全面に渡って、横羽根板3、3…と縦羽根 7、7…との間に網体(ネット)22を介在させた とにある。ネット22の網目度は60メッシュ程 度で、雪は捕捉するが、スムーズに通気でき る網目サイズを用いるのが好ましい。このよ うに、ルーバ1の前面を覆う網体22により、よ り確実な防雪性能を得ることができる。

 本発明に係る防水及び防雪型換気ルーバ おいては、外気は各羽根板間の空隙を流通 るが、外気の流れは横羽根板によってルー 内部下方に向けられるため、ルーバ内部に 着した水滴の吹き上りは解消される。また 縦羽根板の表面あるいは前面に設けられた ットにルーバ内部に取り込まれた雨水や雪 捕捉され、この捕捉された雨水や雪等が水 となってルーバ内下方に流れ落ちると、ル バ内の底部に形成された排水孔から排水用 斜面を通って排出される。また、ルーバの 端部前面を覆うスカート部により、下方か 巻き上がる雨水や雪に対する確実な防水及 防雪性能を得ることができる。