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Patent Searching and Data


Title:
BRIGHTNESS INFORMATION DISPLAY AND METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/075027
Kind Code:
A1
Abstract:
A display method and device capable of easily and accurately grasping the brightness level of a video regardless of whether the user has experience. The brightness level of the video signal of a video is converted into color information to display the variation in the brightness of the video. It is desirable that the conversion is a method for converting the brightness level into the color information of the three primary colors of red, green, and blue depending on each of a plurality of weights, a method for converting the brightness level in a predetermined range into color information having a variation ratio larger than that of the brightness level, a method for converting the brightness level out of the predetermined range into the maximum or minimum level of color information, or the like. Furthermore, it is desirable that the inputted and converted videos are lined up or superposed on each other for display.

Inventors:
YANO KOJI (JP)
IMAMURA GENICHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/073873
Publication Date:
June 18, 2009
Filing Date:
December 11, 2007
Export Citation:
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Assignee:
LEADER ELECTRONICS (JP)
YANO KOJI (JP)
IMAMURA GENICHI (JP)
International Classes:
H04N5/445; H04N17/00
Foreign References:
JPH06351048A1994-12-22
JP2003333629A2003-11-21
Other References:
See also references of EP 2227032A4
Attorney, Agent or Firm:
SHAMOTO, Ichio et al. (Section 206 New Ohtemachi Bldg., 2-1, Ohtemachi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 04, JP)
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Claims:
 ビデオ映像の輝度レベルを表示する表示装置であって、
 ビデオ映像のビデオ信号を入力し、前記ビデオ信号の輝度レベルを出力する信号処理回路と、
 前記輝度レベルを入力し、前記輝度レベルを1色または複数色の色信号に変換したビデオ信号を出力する変換回路と、
 前記変換したビデオ信号のビデオ映像を表示する表示手段と
を備えた表示装置。
 請求項1記載の表示装置であって、
 前記変換回路が、複数の重み付けのそれぞれに応じて、前記輝度レベルを赤色、緑色、青色の三原色の色信号に変換する変換回路である表示装置。
 請求項1記載の表示装置であって、
 前記変換回路が、所定の範囲の輝度レベルを、輝度レベルの変化率よりも大きな信号レベルの変化率をもつ色信号に変換する変換回路である表示装置。
 請求項1記載の表示装置であって、
 前記変換回路が、所定の範囲外にある輝度レベルを、最大または最小の信号レベルの色信号に変換する変換回路である表示装置。
 請求項1記載の表示装置であって、
 前記表示手段が、前記信号処理回路に入力したビデオ信号のビデオ映像と、前記変換したビデオ信号のビデオ映像とを、並べて表示する表示手段である表示装置。
 請求項1記載の表示装置がさらに、
 前記輝度レベルが所定範囲内にあるか否かを判定し、判定結果により前記信号処理回路に入力したビデオ映像のビデオ信号と、前記変換したビデオ信号とを選択的に出力する選択回路を備え、かつ、
 前記表示手段が前記選択回路からの出力されたビデオ信号によるビデオ映像を表示する表示手段である表示装置。
 ビデオ映像の輝度レベルを表示する表示方法であって、
 入力されたビデオ映像のビデオデータの輝度レベルを求める処理ステップと、
 前記ビデオデータの色情報を、前記輝度レベルに応じて1色または複数色の色情報に変換したビデオデータを生成する変換ステップと、
 前記変換したビデオデータのビデオ映像を表示する表示ステップと
を含む表示方法。
 請求項7記載の表示方法であって、
 前記変換ステップが、前記輝度レベルを、複数の重み付けのそれぞれに応じて、赤色、緑色、青色の三原色の色情報に変換するステップである表示方法。
 請求項7記載の表示方法であって、
 前記変換ステップが、所定の範囲の輝度レベルを、輝度レベルの変化率よりも大きな変化率をもつ色情報に変換するステップである表示方法。
 請求項7記載の表示方法であって、
 前記変換ステップが、所定の範囲外にある輝度レベルを、最大または最小のレベルの色情報に変換するステップである表示方法。
 請求項7記載の表示方法であって、
 前記表示ステップが、前記入力されたビデオ映像と、前記変換したビデオデータのビデオ映像とを、並べて表示するステップである表示方法。
 請求項7記載の表示方法において、
 前記変換ステップが、輝度レベルが所定範囲内の場合のみ、輝度レベルを色情報に変換したビデオデータを生成するステップである表示方法。
Description:
輝度情報表示装置および方法

 本発明は、輝度情報を表示する装置およ 方法に関し、特にビデオ映像の輝度レベル 表示する装置等に関する。

 テレビ番組の制作や映画制作などの映像コ テンツの制作においては、撮影環境やビデ カメラの性能などに応じて、最適な輝度で 影できるように、撮影現場で照明や撮影条 を調整しながら撮影を行うことが一般的で る。このためには、撮影されたビデオ映像 輝度レベルが撮影者の意図に沿うものか否 を、撮影現場でリアルタイムで判断するこ が必要となる。ビデオ映像の輝度レベルを 握する方法としては、撮影された映像その のをピクチャーモニタで表示して把握する 法や、特許文献1の図7(b)に記載された波形 ニタの解析画像により把握する方法が一般 である。

特開2004-147005号公報

 このうち、前者のピクチャーモニタで把 する方法は、ユーザが撮影した映像そのも を直接視覚で確認できるという利点がある 面、モニタの表示性能の限界により輝度情 の全てを表示することができないという問 があった。撮影現場では編集現場で用いる うな輝度の表現性能の高いピクチャーモニ を利用することができないため、映像の高 度領域の白とびや低輝度領域の黒潰れによ 、仕上がった映像が撮影者の意図と異なる 合があった。

 この点、後者の波形モニタは、ビデオ映 を輝度レベルの大きさでグラフ化した解析 果を表示するものであるため、高輝度から 輝度まで正確に表示ができるという利点が る。しかし、表示される波形からビデオ映 の輝度レベルが意図どうりのものであるか かを判断するためには熟練が必要であった

 そこで、ユーザの経験の有無を問わず、 易にかつ精度よくビデオ映像の輝度レベル 把握できる表示および当該方法を用いた表 装置が求められていた。

 上述した課題は、ビデオ映像の輝度レベ を表示する表示装置であって、ビデオ映像 ビデオ信号を入力し、前記ビデオ信号の輝 レベルを出力する信号処理回路と、前記輝 レベルを入力し、前記輝度レベルを1色また は複数色の色信号に変換したビデオ信号を出 力する変換回路と、前記変換したビデオ信号 のビデオ映像を表示する表示手段とを備えた 表示装置により解決することができる。

 すなわち、ビデオ映像のビデオ信号の輝 レベルを色情報に変換して、ビデオ映像の 度の変化を色の変化として表示する。これ より、ユーザが容易にビデオ映像の輝度レ ルを把握することができ、また輝度の表現 能が悪いピクチャーモニタであっても、低 度領域や高輝度領域の輝度レベルを表示す ことができる。

 ここで、前記変換回路が、複数の重み付 のそれぞれに応じて、前記輝度レベルを赤 、緑色、青色の三原色の色信号に変換する 換回路であることが望ましい。3原色を使っ たカラー表示により表現の幅が広がるため、 輝度レベルの把握がより容易になる。また、 輝度の表現性能が悪いピクチャーモニタであ っても、低輝度領域から高輝度領域までより 精度よく輝度レベルを表示することができる 。

 さらに、前記変換回路が、所定の範囲の 度レベルを、輝度レベルの変化率よりも大 な信号レベルの変化率をもつ色信号に変換 る変換回路であることが望ましい。すなわ 、所定範囲の輝度レベルの輝度の変化を強 して表示することにより、ユーザが特に注 したい部分の輝度レベルを把握することも 能となる。例えば、夕闇の映像のように全 的に輝度レベルが低いビデオ映像の場合に 、低輝度領域の変化率を大きくした色信号 変換することにより、従来であれば黒潰れ 正しく表示できなかった部分の輝度レベル 、容易に把握することができる。

 さらに、前記変換回路が、所定の範囲外 ある輝度レベルを、最大または最小の信号 ベルの色信号に変換する変換回路であるこ が望ましい。すなわち、所定範囲外の輝度 ベルを、最大の信号レベル(例えば白色)ま は最小の信号レベル(例えば黒色)に変換する ことにより、ユーザが注目したい輝度情報を 容易に把握することができる。

 さらに、前記表示手段が、前記信号処理 路に入力したビデオ信号のビデオ映像と、 記変換したビデオ信号のビデオ映像とを、 べて表示する表示手段であることが望まし 。すなわち、撮影したビデオ映像自体と、 度レベルを色信号に変換したビデオ映像と 表示手段に並べて表示する。これにより、 ーザが両映像の対応関係を容易に把握する とが可能となる。

 さらに、表示装置が、前記輝度レベルが 定範囲内にあるか否かを判定し、判定結果 より前記信号処理回路に入力したビデオ映 のビデオ信号と、前記変換したビデオ信号 を選択的に出力する選択回路をさらに備え かつ、前記表示手段が前記選択回路からの 力されたビデオ信号によるビデオ映像を表 する表示手段である表示装置であることが ましい。選択回路から出力されるビデオ信 のビデオ映像は、所定範囲の輝度レベルを つ画素のビデオ信号のみを色信号に変換し ビデオ映像となる。これにより、ユーザが 影映像と輝度情報の関係をより容易に把握 ることが可能となる。

 また、上述した課題は、ビデオ映像の輝 レベルを表示する表示方法であって、入力 れたビデオ映像のビデオデータの輝度レベ を求める処理ステップと、前記ビデオデー の色情報を、前記輝度レベルに応じて1色ま たは複数色の色情報に変換したビデオデータ を生成する変換ステップと、前記変換したビ デオデータのビデオ映像を表示する表示ステ ップとを含む表示方法によっても解決するこ とができる。

 近年のデジタル化により、ビデオ映像の 像情報はデジタル化されたビデオデータで 送されることが一般的となった。このよう デジタルデータの輝度情報を色情報に変換 る処理はソフトウェアで記述することも可 な、一般的な表示方法として把握すること 可能である。

 ここで、前記変換ステップを、複数の重 付けのそれぞれに応じて、赤色、緑色、青 の三原色の色情報に変換するステップとし り、所定の範囲の輝度レベルを輝度レベル 変化率よりも大きな変化率をもつ色情報に 換するステップとしたり、さらには、所定 範囲外にある輝度レベルを最大または最小 レベルの色情報に変換するステップとした することにより、ユーザが所望する輝度レ ルの範囲をより容易に把握することが可能 なる。

 また、前記表示ステップにおいて、前記 力されたビデオ映像と前記変換したビデオ ータのビデオ映像とを並べて表示する、あ いは、前記変換ステップにおいて、輝度レ ルが所定範囲内の場合のみ輝度レベルを色 報に変換したビデオデータを生成してもよ 。すなわち、撮影したビデオ映像と変換さ たビデオ映像を並べてあるいは重ねて表示 ることにより、ユーザが両ビデオ映像の対 関係をより容易に把握することができる。

 本発明により、ユーザの経験の有無を問 ず、容易にかつ精度よくビデオ映像の輝度 ベルを把握できる方法およびその装置を提 することができる。

 本発明のその他の特徴、態様および利点 、以下の説明、添付の請求の範囲および添 の図面を参照することにより、より良く理 されよう。

本発明に係る輝度情報表示装置の概略 成図である。 本発明に係る輝度情報表示装置の動作 示すフローチャートである。 輝度レベルに対する各色信号の重み付 を示す図である。 輝度レベルと色信号に変換する処理の ローチャートである。 輝度レベルに対するG信号の重み付けを 示す図である。 所定範囲を強調して変換する変換処理 フローチャートである。 輝度レベルに対する色信号の重み付け 示す図である。 輝度情報表示装置の表示例である。 輝度情報表示装置の別の表示例である 本発明に係る別の輝度情報表示装置の 概略構成図である。 本発明に係る別の輝度情報表示装置の 動作を示すフローチャートである。

符号の説明

 11 信号処理回路
 12 変換回路
 13 選択回路
 14 表示制御回路
 15 表示装置

 図1は、本発明に係る輝度情報表示装置10の 略構成図である。図中の矢印はビデオ信号 流れを示す。輝度情報表示装置10は、ビデ 映像のビデオ信号V o を入力し、当該ビデオ信号の輝度レベルYを 力する信号処理回路11と、輝度レベルYを入 し、当該輝度レベルYを色信号に変換したビ オ信号V t を出力する変換回路12と、輝度レベルYおよび ビデオ信号V o 、V t の3つの信号を入力し、輝度レベルYに基づい ビデオ信号V o とビデオ信号V t のいずれか一方のビデオ信号V s を選択的に出力する選択回路13と、ビデオ信 V o 、V s および他のビデオ映像のビデオ信号V 1 を入力し、信号処理を施してディスプレイ15 表示するビデオ映像のビデオ信号V c を生成する表示制御回路14と、ビデオ信号V c のビデオ映像を表示するディスプレイ15とか 構成される。

 信号処理回路11は、入力されたビデオ映像 ビデオ信号V o の輝度レベルYを求める回路である。本実施 の輝度情報表示装置10では、入力されるビデ オ信号V o はデジタルのコンポジット信号であるため、 信号処理回路11はコンポジット信号のビデオ ータから輝度レベルYを分別する回路で構成 されているが、回路構成は入力するビデオ信 号が準拠する規格に応じて適宜設計可能であ る。例えば、入力するビデオ信号がRGB信号で ある場合には、RGBの各信号の信号レベルに係 数を掛けてたし合わせることによって輝度レ ベルYを算出することができる。また、入力 号がアナログ信号である場合には、Y/C分離 路によりアナログ信号の輝度レベルYを求め もよいし、D/A変換によりデジタルのビデオ ータとしてから数値処理により輝度レベルY を求めてもよい。

 変換回路12は、輝度レベルYを色信号に変換 たビデオ信号V t を出力する回路である。本実施例の輝度情報 表示装置10に入力するコンポジット信号は、 度レベルYが10ビット(0から1023までの1024階調 )のデジタルデータで、色信号は赤色(R)、緑 (G)、青色(B)それぞれ8ビット(0から255までの25 6階調)のデジタルデータである。このため、 換回路12は、10ビットの輝度レベルYを、そ ぞれ8ビットのRGBの色情報に変換したビデオ 号V t を生成する。

 変換する色情報は単色でもカラーでもよ が、カラーに変換する際には、予めユーザ よって指定された重み付けに従って、輝度 ベルYを赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色の色 信号に変換する。また、輝度レベルYの変化 対する色信号の変化を、ある特定の輝度レ ルの範囲だけ大きくしたり、入力された輝 レベルが所定範囲以外の場合には、最大(例 ば白色)または最小(例えば黒色)の信号レベ に変換するなどの方法により、ユーザが所 する範囲の輝度レベルを強調して変換する 能も有する。変換方法の詳細は後述する。 お、入力された輝度レベルYがアナログ信号 である場合には、D/A変換によりデジタルのビ デオデータに変換してからデジタル数値処理 により色情報に変換してもよいし、アナログ 信号処理で色信号に変換したアナログビデオ 信号を出力してもよい。

 選択回路13は、入力された輝度レベル信号Y 、ユーザが予め指定した所定の範囲にある 合には、変換回路12から出力されたビデオ 号V t を出力し、所定範囲外の場合には、信号処理 回路11に入力したビデオ映像のビデオ信号V o を出力する回路である。選択回路13は、輝度 ベルYが所定範囲にあるか否かを判定して判 定結果信号を出力する判定回路と、判定結果 信号に基づいてビデオ信号V o とビデオ信号V t のいずれか一方のビデオ信号V s を選択的に出力するマルチプレクサとから構 成されている。なお、本実施例の輝度情報表 示装置10では、ビデオ信号V o がコンポジット信号であるのに対して選択回 路13から出力するビデオ信号V s はRGB信号であるため、選択回路13にてコンポ ット信号をRGB信号に変換を行っている。

 表示制御回路14は、入力ビデオ映像のビデ 信号V o 、選択回路13から出力されたビデオ信号V s 、および他のビデオ映像V 1 を入力し、それぞれのビデオ映像をユーザが 設定した表示位置・表示方法でディスプレイ 15で表示するために、ビデオ映像の画素数を 定の画素数に変換し、各ビデオ映像を所定 位置にレイアウトしたビデオ信号V c を生成する回路である。本実施例の輝度情報 表示装置10は、波形モニタや、入力されたビ オ映像の信号レベルが放送規格に則してい かを判定する機能等も備えているため、こ らの結果をビデオ信号V 1 として表示制御回路14に入力して、ビデオ信 V o やV s と並べたビデオ画像のビデオ信号V c を生成する。

 ディスプレイ15は、ビデオ信号V c のビデオ映像をカラー表示するディスプレイ である。本実施例の輝度情報表示装置10では 液晶ディスプレイを使用しているが、ブラ ン管モニタやなどの他のカラー映像表示デ イスであってもよい。

 次に、輝度情報表示装置10の動作を図2のフ ーチャートにそって説明を行う。撮影され ビデオ映像のビデオ信号V o が入力されると、信号処理回路11においてビ オ信号V o から輝度レベルYを求める(ステップ21)。次に 変換回路12において輝度レベルYを色信号に 換したビデオ信号V t を生成する(ステップ22)。次に、選択回路13に おいて輝度レベルYが所定の範囲にあるか否 を判定して(ステップ23)、所定範囲内であっ 場合には変換したビデオ信号V t を選択し(ステップ24)、所定範囲外の場合に 入力したビデオ映像のビデオ信号V o を選択して(ステップ25)、選択したビデオ信 V s を出力する。

 ビデオ信号V s は、入力されたビデオ映像V o のうち、輝度レベルYが所定範囲内にある画 のビデオ信号がビデオ信号V t に置き換わったビデオ信号となる。よって出 力されたビデオ信号V s のビデオ映像は、図8のように、変換された デオ映像(図8では領域82)と、入力されたビデ オ映像V o (図8では領域83)との重ね合わせ映像81となる なお、輝度レベルの範囲を全範囲(0%から100% で)に設定することにより、変換されたビデ オ信号V t のみをビデオ信号V s として出力させることができる。

 次に、表示制御回路14において、ビデオ信 V s 、V o を適当な表示画素数に変換し、波形モニター 等のビデオ映像V 1 とともに指定の表示形式にレイアウトを行っ たビデオ映像のビデオ信号V c を生成する(ステップ26)。最後に、ビデオ信 V c の映像をディスプレイ15で表示する(ステップ 27)。

 図9は、ディスプレイ15の画面を4分割し、入 力されたビデオ映像V o を領域93に、変換したビデオ信号V t のビデオ映像を領域94に、波形モニタのビデ 映像V w を領域91に、ビデオ映像V o の信号レベルと放送規格との対応関係を示す ビデオ映像V p を領域92にそれぞれ並列して表示した様子を す。この場合には、ステップ26において、 示制御回路14にぞれぞれのビデオ映像のビデ オ信号V o 、V s 、V w 、V p が入力され、ぞれぞれディスプレイ15の画面 1/4の解像度に相当する映像に解像度変換さ て、適当な位置に配置されたビデオ信号V c が生成されている。

 次に、変換回路12において輝度レベルYを色 号に変換したビデオ信号V t を生成するステップ22を、いくつかの実施例 より、さらに詳細に説明する。

 はじめに、図3に示す重み付けに従って、 輝度レベルYを色信号レベルに変換する例を 明する。具体的な処理手順の説明の前に、 度レベルYと変換される色情報との関係を簡 に説明する。図3の各グラフにおいて、横軸 を輝度レベルY、縦軸を変換された色信号の 号レベルを示し、図3(a)は輝度レベルYに対す る赤色(R)の色信号の重み付けを、図3(b)は輝 レベルYに対する緑色(G)の色信号の重み付け 、図3(c)は輝度レベルYに対する青色(B)の色 号の重み付けを、それぞれ示している。

 Y=0が入力されるとR=G=0、B=255となるため、 変換された色情報は青色となる。0<Y≦255の 領域では、R信号のレベル(0)とB信号のレベル( 255)は不変だが、G信号のレベルがYのレベルの 増加とともに増加する。このため、変換され た色情報は、青色からシアン色に連続的に変 化する。255<Y≦511の領域では、R信号のレベ ル(0)とG信号のレベル(255)は不変だが、B信号 レベルがYのレベルの増加に従って減少する このため、変換された色情報は、シアン色 ら緑色に連続的に変化する。511<Y≦767の 域では、G信号のレベル(255)とB信号のレベル( 0)は不変だが、R信号のレベルがYのレベルの 加とともに増加する。このため、変換され 色情報は、緑色から黄色に連続的に変化す 。767<Y≦1023の領域では、R信号のレベル(255 )とB信号のレベル(0)は不変だが、G信号のレベ ルがYのレベルが増加に従って減少する。こ ため、変換された色情報は、黄色から赤色 連続的に変化する。結局、Yのレベルの増加 従って、青色、シアン色、緑色、黄色、赤 と徐々に変化する色信号に変換される。

 次に、図3の重み付けに応じた変換の具体 的な処理方法について、図4のフローチャー を参照しながら説明する。まず、R=Y-511、B=51 1-Yの数値演算によりR信号とB信号の仮信号レ ルを求める(ステップ221)。次に、輝度レベ Yが511よりも小さいか否かを判定し(ステップ 222)、大きい場合にはG=1023-Yの演算によりG信 の仮信号レベルを算出し(ステップ223)、小さ い場合(YES)には輝度レベルYをG信号の仮信号 ベルとする(ステップ224)。なお、仮信号レベ ルの段階では、ビデオデータ値がマイナスの 値や255を超える値になることがある。

 次に、ステップ221~224で求めたR、G、Bの各 色信号の仮信号レベルが負数である場合には (ステップ225)、当該色信号の信号レベルを0と する(ステップ226)。また、R、G、Bの各色信号 仮信号レベルが255よりも大きな場合には(ス テップ227)、当該色信号の信号レベルを255と る(ステップ228)。仮信号レベルのデータ値が 0~255の間にある場合には、当該データ値を変 された色信号の信号レベルとする。以上に り、図3に示した重み付けに応じて、輝度レ ベルYを、赤色、緑色、青色の三原色の色信 に変換する。

 図5に別の重み付けの例を示す。図6では 5%から10%の範囲(所定範囲)の輝度レベルYを緑 色単色の濃淡の色情報に変換する。なお、本 例の説明においては、説明の都合上、レベル を最大値に対する割合で表記することがある 。例えば、輝度レベルYのデータ値の範囲は0 ら1023であるので、5%は51(=1023*5/100)、10%は102( =1023*10/100)に相当する。また、色信号の信号 ベルの範囲は0から255であるので、50%は126(=25 5*50/100)、100%は255(=255*100/100)に相当する。

 まず、図5の変換について簡単に説明を行 う。所定範囲外となる0%≦Y<5%の領域および 10%<Y≦100%の領域では、G信号の信号レベル それぞれ最小(0%)および最大(100%)とする。ま 、5%≦Y≦10%の所定範囲では、Yのレベルが1% 加するとG信号のレベルが10%増加するように 変換する。つまり、輝度レベルYの変化率よ も色信号のレベルの変化率が大きくなるよ に変換する。

 次に、図5の重み付けに応じた変換の具体 的な処理方法について、図6のフローチャー を参照しながら説明する。まず、輝度レベ Yが所定範囲の一方の境界値である102より大 いか否かを判定し(ステップ231)、大きな場 にはG信号の信号レベルを最大の信号レベル ある255に設定する(ステップ232)。また、輝 レベルYが他方の境界値である51より小さい 否かを判定し(ステップ233)、小さな場合には G信号の信号レベルを最小の信号レベルであ 0に設定する(ステップ234)。輝度レベルYが所 範囲内(51≦Y≦102)にある場合には、G=5Y-255の 式に従ってG信号の信号レベルに変換する。 上により、図5に示した重み付けに応じて、 度レベルYを緑色の色信号に変換する。なお 、本例では緑色単色の色情報に変換するため 、R信号とB信号の信号レベルは常に0である。

 本実施例の輝度情報表示装置10は、強調 示する輝度レベルの範囲の境界値は、ユー が任意のデータ値または最大値に対する割 として設定することができる。また、輝度 ベルYと色信号の信号レベルの対応関係もさ ざまな設定が可能である。例えば、図7(a)の ように所定範囲以外の信号レベルを全て0%に 定すれば、所定範囲内の輝度レベルの分布 変化をより容易に把握することができる。 た、図7(b)で示すように、輝度レベルYと信 レベルとの対応関係が非線形となる重み付 に設定することも可能である。

 本発明の別の輝度情報表示装置30の概略 成図を図10に示す。輝度情報表示装置30では 表示を除く全ての処理をソフトウェアの演 処理で実現している。このため、輝度情報 示装置30は、数値演算機能を有するマイク プロセッサユニット(MPU)31と、MPU31に接続さ たメモリ32とディスプレイ15という単純なハ ドウェア構成となっている。

 MPU31は、入力されたビデオ映像のビデオデ タV o と、波形モニタ等の他のビデオ映像のビデオ データV 1 とを入力し、ディスプレイ15に表示するビデ 映像のビデオデータV c を出力するユニットで、デジタルデータの数 値演算回路と外部回路とのインターフェイス により構成されている。

 メモリ32には、輝度レベルYと変換する色 報の重み付けを示したルックアップテーブ 33が格納されている。例えば、図3、5、7の 軸(輝度レベルY)の各値に対応する縦軸(RGBの 情報)の値がテーブルとして記録されている 。

 次に、輝度情報表示装置30の動作を図11のフ ローチャートを参照しながら説明する。ビデ オ映像のビデオデータV o が入力されると、まずMPU31がビデオデータか 輝度レベルYを求める(ステップ31)。次に、MP U31が輝度レベルYが所定の範囲にあるか否か 判定する(ステップ32)。所定範囲内であった 合には、メモリ32に格納されたテーブルの み付けに応じて、輝度レベルYを色情報に変 したビデオデータに書き換える(ステップ33) 。

 この書き換えにより、入力されたビデオ映 のビデオデータV o のうち輝度レベルが所定範囲にあるビデオデ ータのみの色情報が書き換えられた図8のビ オ映像81が得られる。なお、所定範囲を全範 囲(0%から100%まで)に設定することにより、ビ オデータの全ての色情報を書き換えること 可能である。次に、得られたビデオデータ 表示に応じた画素数に変換し、波形モニタ 等のビデオデータとともにレイアウトした デオデータV c を生成する(ステップ34)。最後に、ディスプ イ15により、当該ビデオデータV c のビデオ映像を表示する(ステップ35)。

 以上、本発明に係る技術的思想を特定の 施態様を参照しつつ詳細にわたり説明した 、本発明の属する分野における当業者には 請求項の趣旨及び範囲から離れることなく 々な変更及び改変を加えることが出来るこ は明らかである。上述した説明は、例示を 的として述べたものであり、網羅的である とまたは開示された形に限定されることを 図したものではない。変形および修正が可 であり、それらは添付の特許請求の範囲に 載される上述の実施形態の範囲に含まれる

 例えば、図2のフローチャートをソフトウ ェアで記述して輝度情報表示装置30で実行し もよい。この場合、ステップ22で全てのビ オデータの輝度レベルを色情報に変換する とになるため、MPU31に要求される数値処理性 能は高くなる。この対策として、図1に示し 輝度情報表示装置の各回路のうち高速処理 必要な部分の機能を電子回路で実現し、他 部分をソフトウェアで実現してもよい。