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Patent Searching and Data


Title:
COMMUNICATION DEVICE, COMMUNICATION SYSTEM, AND PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/017040
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To improve user-friendliness of the function to report information registered in an address book by rearranging the information. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] When one of the users registered in the address book is selected, a mobile telephone acquires position information on the mobile telephone owned by the selected user from the position search server. The mobile telephone decides the display order of communication addresses registered in the address book for the selected user by comparing the position information on the home and the working place of the user registered in the address book to the position information on the mobile telephone acquired from the position search server.

Inventors:
YAMADA KAZUHIRO (JP)
YAMADA EIJU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/063363
Publication Date:
February 05, 2009
Filing Date:
July 25, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NTT DOCOMO INC (JP)
YAMADA KAZUHIRO (JP)
YAMADA EIJU (JP)
International Classes:
H04M1/2745; H04M1/72457
Foreign References:
JPH1188495A1999-03-30
JP2003224681A2003-08-08
JP2006262332A2006-09-28
JP2004032208A2004-01-29
JPH1155389A1999-02-26
JP2002300263A2002-10-11
Other References:
See also references of EP 2175623A4
Attorney, Agent or Firm:
ASAHI PATENT FIRM (Toyo Bldg. 2-10, Nihonbashi 1-chome, Chuo-k, Tokyo 27, JP)
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Claims:
 一人のユーザについて複数の通信アドレスが記憶されており、そのうちの1つの通信アドレスは前記ユーザが所有する移動機の通信アドレスであり、残りの1以上の通信アドレスの各々には、当該通信アドレスを用いて前記ユーザが通信を行う場所を表す第1の位置情報が対応付けて記憶されている記憶手段と、
 前記移動機の位置を表す第2の位置情報を取得する移動機位置取得手段と、
 前記記憶手段に記憶されている複数の通信アドレスの報知順序を決定する決定手段であって、前記移動機の通信アドレス以外の各通信アドレスに対応付けられて記憶されている前記第1の位置情報のうち、前記移動機位置取得手段により取得された第2の位置情報と一致する第1の位置情報、又は、当該第2の位置情報が表す位置から所定の範囲内の位置を表す第1の位置情報から始まる前記報知順序を決定する決定手段と、
 前記決定手段により決定された報知順序に従って前記複数の通信アドレスを報知する報知制御手段と
 を備えることを特徴とする通信装置。
 前記決定手段は、前記移動機の通信アドレス以外の各通信アドレスに対応付けられて記憶されている複数の前記第1の位置情報のうち、前記移動機位置取得手段により取得された第2の位置情報と一致する第1の位置情報、又は、当該第2の位置情報が表す位置から所定の範囲内の位置を表す第1の位置情報がない場合には、前記移動機の通信アドレスから始まる前記報知順序を決定する
 ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
 時刻を計時する計時手段と、
 前記決定手段によって決定された報知順序を前記計時時刻に基づいて補正する順序補正手段を備え、
 前記報知制御手段は、補正手段によって補正された報知順序に従って前記複数の通信アドレスを報知する
 ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
 前記移動機位置取得手段により取得された位置情報から、当該位置情報によって示される位置が外国であるか否かを判別する判別手段と、
 前記判別手段により外国であると判別された場合に、前記位置との時差を求め、当該時差の分だけ前記計時手段による計時時刻を補正する時差補正手段とをさらに備え、
 前記順序補正手段は、前記時差補正手段によって補正された計時時刻に基づいて報知順序を補正する
 ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
 自装置の位置情報を取得する自装置位置取得手段と、
 時刻を計時する計時手段と、
 前記移動機位置取得手段により取得された位置情報と、前記自装置位置取得手段により取得された位置情報とに基づいて、前記移動機の位置における時刻と自装置の位置における時刻との時差を求め、当該時差の分だけ前記計時手段による計時時刻を補正する時差補正手段と、
 前記決定手段によって決定された報知順序を、前記時差補正手段によって補正された前記計時時刻に基づいて補正する順序補正手段と
 を備えることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
 前記報知制御手段により報知された複数の通信アドレスの中から、いずれかの通信アドレスを選択する選択手段と、
 前記選択手段により選択された通信アドレスを用いて通信を行う通信手段をさらに備える
 ことを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の通信装置。
 時刻を計時する計時手段をさらに備え、
 前記移動機位置取得手段は、
 前記移動機の位置情報を予め定められたタイミング毎に取得し、当該位置情報を、取得した時刻を示す時刻情報と対応付けてメモリに蓄積する蓄積手段と、
 前記メモリに蓄積されている位置情報の中から、前記時刻情報が最新の位置情報を読み出す読出手段とを備える
 ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
 時刻を計時する計時手段をさらに備え、
 前記移動機位置取得手段は、
 前記移動機の位置情報を予め定められたタイミング毎に取得し、当該位置情報を、取得した時刻を示す時刻情報と対応付けてメモリに蓄積する蓄積手段と、
 前記メモリに蓄積されている位置情報の履歴を用いて前記移動機の現在位置を予測する予測手段とを備える
 ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
 通信相手となるユーザ毎に、ユーザ名と、ユーザが所有する移動機の通信アドレスが記憶されている記憶手段と、
 前記記憶手段に通信アドレスが記憶されている各移動機の位置情報を取得する移動機位置取得手段と、
 自装置の位置情報を取得する自装置位置取得手段と、
 前記移動機位置取得手段により取得された位置情報と、前記自装置位置取得手段により取得された位置情報とに基づいて、自装置と前記各移動機との距離を算出する算出手段と、
 前記記憶手段に記憶されている各ユーザ名または各通信アドレスの報知順序を決定する決定手段であって、前記算出手段により算出された距離が近い移動機を所有するユーザ名又は当該距離が近い移動機の通信アドレスから始まる報知順序を決定する決定手段と、
 前記決定手段により決定された報知順序に従って前記各ユーザ名または前記各通信アドレスを報知する報知制御手段と
 を備えることを特徴とする通信装置。
 前記決定手段は、自装置との距離が近い移動機ほどユーザ名または通信アドレスの報知順序を高くした報知順序を決定する
 ことを特徴とする請求項9に記載の通信装置。
 前記報知制御手段は、前記決定手段により決定された報知順序に従って前記各ユーザ名または前記各通信アドレスを報知するとともに、前記算出手段により算出された前記各移動機との距離を報知する
 ことを特徴とする請求項9に記載の通信装置。
 報知順序を決定するユーザ名または通信アドレスを前記記憶手段の中から複数選択する選択手段をさらに備える
 ことを特徴とする請求項9に記載の通信装置。
 通信装置と、前記通信装置用のアドレス帳を管理する管理装置とを備える通信システムであって、
 前記管理装置は、
 一人のユーザについて複数の通信アドレスが登録されており、そのうちの1つの通信アドレスは前記ユーザが所有する移動機の通信アドレスであり、残りの1以上の通信アドレスの各々には、当該通信アドレスを用いて前記ユーザが通信を行う場所を表す第1の位置情報が対応付けられている前記通信装置用のアドレス帳と、
 前記移動機の位置を表す第2の位置情報を取得する移動機位置取得手段と、
 前記アドレス帳に登録されている複数の通信アドレスの報知順序を決定する決定手段であって、前記移動機の通信アドレス以外の各通信アドレスに対応付けられて登録されている前記第1の位置情報のうち、前記移動機位置取得手段により取得された第2の位置情報と一致する第1の位置情報、又は、当該第2の位置情報が表す位置から所定の範囲内の位置を表す第1の位置情報から始まる前記報知順序を決定する決定手段と、
 前記アドレス帳と、前記決定手段により決定された報知順序を前記通信装置へ送信する送信手段とを備え、
 前記通信装置は、
 前記アドレス帳と前記報知順序を受信する受信手段と、
 前記受信手段により受信されたアドレス帳に登録されている複数の通信アドレスを、前記受信手段により受信された報知順序に従って報知する報知制御手段とを備える
 ことを特徴とする通信システム。
 通信装置と、前記通信装置用のアドレス帳を管理する管理装置とを備える通信システムであって、
 前記管理装置は、
 通信相手となるユーザ毎に、ユーザ名と、ユーザが所有する移動機の通信アドレスが登録されている前記通信装置用のアドレス帳と、
 前記アドレス帳に通信アドレスが登録されている各移動機の位置情報と、前記通信装置の位置情報とを取得する取得手段と、
 前記取得手段により取得された位置情報に基づいて、前記通信装置と前記各移動機との距離を算出する算出手段と、
 前記アドレス帳に登録されている各ユーザ名または各通信アドレスの報知順序を決定する決定手段であって、前記算出手段により算出された距離が近い移動機を所有するユーザ名又は当該距離が近い移動機の通信アドレスから始まる報知順序を決定する決定手段と、
 前記アドレス帳と、前記決定手段により決定された報知順序を前記通信装置へ送信する送信手段とを備え、
 前記通信装置は、
 前記アドレス帳と前記報知順序を受信する受信手段と、
 前記受信手段により受信されたアドレス帳に登録されている各ユーザ名または各通信アドレスを、前記受信手段により受信された報知順序に従って報知する報知制御手段とを備える
 ことを特徴とする通信システム。
 コンピュータを、
 一人のユーザについて複数の通信アドレスが記憶されており、そのうちの1つの通信アドレスは前記ユーザが所有する移動機の通信アドレスであり、残りの1以上の通信アドレスの各々には、当該通信アドレスを用いて前記ユーザが通信を行う場所を表す第1の位置情報が対応付けて記憶されている記憶手段と、
 前記移動機の位置を表す第2の位置情報を取得する移動機位置取得手段と、
 前記記憶手段に記憶されている複数の通信アドレスの報知順序を決定する決定手段であって、前記移動機の通信アドレス以外の各通信アドレスに対応付けられて記憶されている前記第1の位置情報のうち、前記移動機位置取得手段により取得された第2の位置情報と一致する第1の位置情報、又は、当該第2の位置情報が表す位置から所定の範囲内の位置を表す第1の位置情報から始まる前記報知順序を決定する決定手段と、
 前記決定手段により決定された報知順序に従って前記複数の通信アドレスを報知する報知制御手段と
 して機能させるためのプログラム。
 コンピュータを、
 通信相手となるユーザ毎に、ユーザ名と、ユーザが所有する移動機の通信アドレスが記憶されている記憶手段と、
 前記記憶手段に通信アドレスが記憶されている各移動機の位置情報を取得する移動機位置取得手段と、
 自装置の位置情報を取得する自装置位置取得手段と、
 前記移動機位置取得手段により取得された位置情報と、前記自装置位置取得手段により取得された位置情報とに基づいて、自装置と前記各移動機との距離を算出する算出手段と、
 前記記憶手段に記憶されている各ユーザ名または各通信アドレスの報知順序を決定する決定手段であって、前記算出手段により算出された距離が近い移動機を所有するユーザ名又は当該距離が近い移動機の通信アドレスから始まる報知順序を決定する決定手段と、
 前記決定手段により決定された報知順序に従って前記各ユーザ名または前記各通信アドレスを報知する報知制御手段と
 して機能させるためのプログラム。
Description:
通信装置、通信システムおよび ログラム

 本発明は、アドレス帳に登録されている 報を並べ替えて報知する技術に関する。

 例えば、特開平11-55389号公報には、1つの 手先名に対して3つの電話番号(業務用の電 番号、私用の電話番号、携帯電話の電話番 )を登録することができる電話帳データを備 、1つの相手先名に対する3つの電話番号を 現在の日時が月曜日の午前10時であれば、“ 業務用”→“携帯電話”→“私用”の順に並 べ替えて表示する一方、現在の日時が週末で あれば、“私用”→“携帯電話”→“業務用 ”の順に並び替えて表示する携帯電話装置が 記載されている。また、特開2002-300263号公報 も、アドレス帳に登録されている電話番号 メールアドレスの表示順序を時間帯や曜日 応じて変更することが記載されている。

 上述したように特開平11-55389号公報には 現在の日時が月曜日の午前10時(業務時間中) あれば、“業務用”→“携帯電話”→“私 ”の順に相手の電話番号を表示することが 載されているが、この場合、相手が会社内 いれば問題ないが、相手が出張等で外出し おり会社にいない場合は、表示順序が1番目 の“業務用”ではなく、表示順序が2番目の 携帯電話”の電話番号に電話をかけた方が い。また、相手が会社を休んでおり自宅に る場合は、表示順序が3番目の“私用”の電 番号に電話をかけた方がよい。同様に、特 平11-55389号公報には、現在の日時が週末(休 )であれば、“私用”→“携帯電話”→“業 務用”の順に相手の電話番号を表示すること が記載されているが、相手が休日出勤をして いる場合は、表示順序が1番目の“私用”で なく、表示順序が3番目の“業務用”の電話 号に電話をかけた方がよい。また、相手が 出しており自宅にいない場合は、表示順序 2番目の“携帯電話”の電話番号に電話をか けた方がよい。

 このように特開平11-55389号公報に記載さ た発明においては、表示順序が1番目の電話 号を選択して電話をかけても相手と通話で ず、電話帳データを再度閲覧して表示順序 2番目以降の電話番号を調べ、電話をかけ直 さなければならない場合がある。これは特開 2002-300263号公報に記載された発明についても 様である。

 本発明は、以上説明した事情に鑑みてな れたものであり、その目的は、アドレス帳 登録されている情報を並べ替えて報知する 能の利便性を高めることである。

 上記課題を解決するために、本発明は、 人のユーザについて複数の通信アドレスが 憶されており、そのうちの1つの通信アドレ スは前記ユーザが所有する移動機の通信アド レスであり、残りの1以上の通信アドレスの 々には、当該通信アドレスを用いて前記ユ ザが通信を行う場所を表す第1の位置情報が 応付けて記憶されている記憶手段と、前記 動機の位置を表す第2の位置情報を取得する 移動機位置取得手段と、前記記憶手段に記憶 されている複数の通信アドレスの報知順序を 決定する決定手段であって、前記移動機の通 信アドレス以外の各通信アドレスに対応付け られて記憶されている前記第1の位置情報の ち、前記移動機位置取得手段により取得さ た第2の位置情報と一致する第1の位置情報、 又は、当該第2の位置情報が表す位置から所 の範囲内の位置を表す第1の位置情報から始 る前記報知順序を決定する決定手段と、前 決定手段により決定された報知順序に従っ 前記複数の通信アドレスを報知する報知制 手段とを備えることを特徴とする通信装置 提供する。

 本発明によれば、通信装置は、記憶手段 記憶されている複数の通信アドレスの報知 序を、移動機の通信アドレス以外の各通信 ドレスに対応付けられて記憶されている第1 の位置情報のうち、移動機位置取得手段によ り取得された第2の位置情報と一致する第1の 置情報、又は、当該第2の位置情報が表す位 置から所定の範囲内の位置を表す第1の位置 報から始まる報知順序を決定する構成であ ので、相手の現在位置を考慮し、より連絡 つきやすい通信アドレスを優先的に報知す ことが可能である。

 前記決定手段は、前記移動機の通信アド ス以外の各通信アドレスに対応付けられて 憶されている複数の前記第1の位置情報のう ち、前記移動機位置取得手段により取得され た第2の位置情報と一致する第1の位置情報、 は、当該第2の位置情報が表す位置から所定 の範囲内の位置を表す第1の位置情報がない 合には、前記移動機の通信アドレスから始 る前記報知順序を決定する構成でもよい。

 また、時刻を計時する計時手段と、前記 定手段によって決定された報知順序を前記 時時刻に基づいて補正する順序補正手段を え、前記報知制御手段は、補正手段によっ 補正された報知順序に従って前記複数の通 アドレスを報知する構成であってもよい。

 また、前記移動機位置取得手段により取 された位置情報から、当該位置情報によっ 示される位置が外国であるか否かを判別す 判別手段と、前記判別手段により外国であ と判別された場合に、前記位置との時差を め、当該時差の分だけ前記計時手段による 時時刻を補正する時差補正手段とをさらに え、前記順序補正手段は、前記時差補正手 によって補正された計時時刻に基づいて報 順序を補正する構成であってもよい。

 また、通信装置は、自装置の位置情報を 得する自装置位置取得手段と、時刻を計時 る計時手段と、前記移動機位置取得手段に り取得された位置情報と、前記自装置位置 得手段により取得された位置情報とに基づ て、前記移動機の位置における時刻と自装 の位置における時刻との時差を求め、当該 差の分だけ前記計時手段による計時時刻を 正する時差補正手段と、前記決定手段によ て決定された報知順序を、前記時差補正手 によって補正された前記計時時刻に基づい 補正する順序補正手段とを備える構成であ てもよい。

 また、前記報知制御手段により報知され 複数の通信アドレスの中から、いずれかの 信アドレスを選択する選択手段と、前記選 手段により選択された通信アドレスを用い 通信を行う通信手段をさらに備える構成で ってもよい。

 また、時刻を計時する計時手段をさらに え、前記移動機位置取得手段は、前記移動 の位置情報を予め定められたタイミング毎 取得し、当該位置情報を、取得した時刻を す時刻情報と対応付けてメモリに蓄積する 積手段と、前記メモリに蓄積されている位 情報の中から、前記時刻情報が最新の位置 報を読み出す読出手段とを備える構成であ てもよい。

 また、時刻を計時する計時手段をさらに え、前記移動機位置取得手段は、前記移動 の位置情報を予め定められたタイミング毎 取得し、当該位置情報を、取得した時刻を す時刻情報と対応付けてメモリに蓄積する 積手段と、前記メモリに蓄積されている位 情報の履歴を用いて前記移動機の現在位置 予測する予測手段とを備える構成であって よい。

 また、本発明は、通信相手となるユーザ に、ユーザ名と、ユーザが所有する移動機 通信アドレスが記憶されている記憶手段と 前記記憶手段に通信アドレスが記憶されて る各移動機の位置情報を取得する移動機位 取得手段と、自装置の位置情報を取得する 装置位置取得手段と、前記移動機位置取得 段により取得された位置情報と、前記自装 位置取得手段により取得された位置情報と 基づいて、自装置と前記各移動機との距離 算出する算出手段と、前記記憶手段に記憶 れている各ユーザ名または各通信アドレス 報知順序を決定する決定手段であって、前 算出手段により算出された距離が近い移動 を所有するユーザ名又は当該距離が近い移 機の通信アドレスから始まる報知順序を決 する決定手段と、前記決定手段により決定 れた報知順序に従って前記各ユーザ名また 前記各通信アドレスを報知する報知制御手 とを備えることを特徴とする通信装置を提 する。

 本発明によれば、通信装置は、記憶手段 通信アドレスが記憶されている各移動機の 置情報と、自装置の位置情報とを取得し、 装置と各移動機との距離を算出する。そし 、通信装置は、記憶手段に記憶されている ユーザ名または各通信アドレスの報知順序 、上記算出した距離に従って決定する。よ て、相手との距離を考慮し、記憶手段に記 されている各ユーザ名や各通信アドレスの 知順序を決定することが可能である。

 なお、前記決定手段は、自装置との距離 近い移動機ほどユーザ名または通信アドレ の報知順序を高くした報知順序を決定する 成であってもよい。

 また、前記報知制御手段は、前記決定手 により決定された報知順序に従って前記各 ーザ名または前記各通信アドレスを報知す とともに、前記算出手段により算出された 記各移動機との距離を報知する構成であっ もよい。

 また、報知順序を決定するユーザ名また 通信アドレスを前記記憶手段の中から複数 択する選択手段をさらに備える構成であっ もよい。

 また、本発明は、通信装置と、前記通信 置用のアドレス帳を管理する管理装置とを える通信システムであって、前記管理装置 、一人のユーザについて複数の通信アドレ が登録されており、そのうちの1つの通信ア ドレスは前記ユーザが所有する移動機の通信 アドレスであり、残りの1以上の通信アドレ の各々には、当該通信アドレスを用いて前 ユーザが通信を行う場所を表す第1の位置情 が対応付けられている前記通信装置用のア レス帳と、前記移動機の位置を表す第2の位 置情報を取得する移動機位置取得手段と、前 記アドレス帳に登録されている複数の通信ア ドレスの報知順序を決定する決定手段であっ て、前記移動機の通信アドレス以外の各通信 アドレスに対応付けられて登録されている前 記第1の位置情報のうち、前記移動機位置取 手段により取得された第2の位置情報と一致 る第1の位置情報、又は、当該第2の位置情 が表す位置から所定の範囲内の位置を表す 1の位置情報から始まる前記報知順序を決定 る決定手段と、前記アドレス帳と、前記決 手段により決定された報知順序を前記通信 置へ送信する送信手段とを備え、前記通信 置は、前記アドレス帳と前記報知順序を受 する受信手段と、前記受信手段により受信 れたアドレス帳に登録されている複数の通 アドレスを、前記受信手段により受信され 報知順序に従って報知する報知制御手段と 備えることを特徴とする通信システムを提 する。

 また、本発明は、通信装置と、前記通信 置用のアドレス帳を管理する管理装置とを える通信システムであって、前記管理装置 、通信相手となるユーザ毎に、ユーザ名と ユーザが所有する移動機の通信アドレスが 録されている前記通信装置用のアドレス帳 、前記アドレス帳に通信アドレスが登録さ ている各移動機の位置情報と、前記通信装 の位置情報とを取得する取得手段と、前記 得手段により取得された位置情報に基づい 、前記通信装置と前記各移動機との距離を 出する算出手段と、前記アドレス帳に登録 れている各ユーザ名または各通信アドレス 報知順序を決定する決定手段であって、前 算出手段により算出された距離が近い移動 を所有するユーザ名又は当該距離が近い移 機の通信アドレスから始まる報知順序を決 する決定手段と、前記アドレス帳と、前記 定手段により決定された報知順序を前記通 装置へ送信する送信手段とを備え、前記通 装置は、前記アドレス帳と前記報知順序を 信する受信手段と、前記受信手段により受 されたアドレス帳に登録されている各ユー 名または各通信アドレスを、前記受信手段 より受信された報知順序に従って報知する 知制御手段とを備えることを特徴とする通 システムを提供する。

 また、本発明は、コンピュータを、一人 ユーザについて複数の通信アドレスが記憶 れており、そのうちの1つの通信アドレスは 前記ユーザが所有する移動機の通信アドレス であり、残りの1以上の通信アドレスの各々 は、当該通信アドレスを用いて前記ユーザ 通信を行う場所を表す第1の位置情報が対応 けて記憶されている記憶手段と、前記移動 の位置を表す第2の位置情報を取得する移動 機位置取得手段と、前記記憶手段に記憶され ている複数の通信アドレスの報知順序を決定 する決定手段であって、前記移動機の通信ア ドレス以外の各通信アドレスに対応付けられ て記憶されている前記第1の位置情報のうち 前記移動機位置取得手段により取得された 2の位置情報と一致する第1の位置情報、又は 、当該第2の位置情報が表す位置から所定の 囲内の位置を表す第1の位置情報から始まる 記報知順序を決定する決定手段と、前記決 手段により決定された報知順序に従って前 複数の通信アドレスを報知する報知制御手 として機能させるためのプログラムを提供 る。

 また、本発明は、コンピュータを、通信 手となるユーザ毎に、ユーザ名と、ユーザ 所有する移動機の通信アドレスが記憶され いる記憶手段と、前記記憶手段に通信アド スが記憶されている各移動機の位置情報を 得する移動機位置取得手段と、自装置の位 情報を取得する自装置位置取得手段と、前 移動機位置取得手段により取得された位置 報と、前記自装置位置取得手段により取得 れた位置情報とに基づいて、自装置と前記 移動機との距離を算出する算出手段と、前 記憶手段に記憶されている各ユーザ名また 各通信アドレスの報知順序を決定する決定 段であって、前記算出手段により算出され 距離が近い移動機を所有するユーザ名又は 該距離が近い移動機の通信アドレスから始 る報知順序を決定する決定手段と、前記決 手段により決定された報知順序に従って前 各ユーザ名または前記各通信アドレスを報 する報知制御手段として機能させるための ログラムを提供する。

 本発明によれば、アドレス帳に登録され いる情報を並べ替えて報知する機能の利便 を高めることができる。

通信システムの構成を示す図である(第 1実施形態)。 携帯電話機10のハードウェア構成を示 ブロック図である(第1実施形態)。 アドレス帳16aのデータ構成を示す図で る(第1実施形態)。 携帯電話機10において実行されるアド ス帳閲覧処理のフローチャートである(第1実 施形態)。 携帯電話機10における画面表示例であ (第1実施形態)。 携帯電話機10における画面表示例であ (第1実施形態)。 携帯電話機10における画面表示例であ (第1実施形態)。 携帯電話機10における画面表示例であ (第1実施形態)。 携帯電話機10における画面表示例であ (第1実施形態)。 携帯電話機10における画面表示例であ (第1実施形態)。 携帯電話機10において実行される表示 序決定処理のフローチャートである(第2実 形態)。 携帯電話機10における画面表示例であ (第2実施形態)。 通信システムの構成を示す図である( 3実施形態)。 携帯電話機30とアドレス帳管理サーバ4 0の動作を示すシーケンスチャートである(第3 実施形態)。 携帯電話機30とアドレス帳管理サーバ4 0の動作を示すシーケンスチャートである(第4 実施形態)。

符号の説明

 10,30…携帯電話機、11…制御部、12…通信 、13…操作部、14…表示部、15…通話処理部 16…不揮発性メモリ、16a…アドレス帳、20… 位置検索サーバ、40…アドレス帳管理サーバ

 以下、図面を参照して本発明の実施形態に いて説明する。
[第1実施形態]
[構成]
 図1は、第1実施形態に係る通信システムの 成を示す図である。
 同図において、携帯電話機10は、移動電話 と移動パケット通信網に収容される移動機 あって、通話機能、パケット通信機能、メ ル機能を備えている。また、携帯電話機10は 、移動パケット通信網を介して位置検索サー バ20とパケット通信を行うことができる。
 一方、位置検索サーバ20は、携帯電話機10か らの測位要求に応じて、測位対象となる移動 機の位置を計測し、計測結果を携帯電話機10 返信する。なお、測位対象となる移動機は 簡易携帯電話網に収容されるPHS(登録商標) 末や、公衆無線LANに収容される無線通信端 等であってもよいが、本明細書では、携帯 話機10と同様に移動電話網や移動パケット通 信網に収容される携帯電話機であるものとす る。また、位置検索サーバ20は、例えば、以 に記載する(A)~(D)の方法で、測位対象となる 携帯電話機の位置を計測する。

(A)測位対象となる携帯電話機がGPS受信機を備 えている場合、位置検索サーバ20は、携帯電 機に対し、GPS受信機を用いた測位処理の実 と、測位結果の返信を要求する。
(B)位置検索サーバ20は、移動電話網や移動パ ット通信網に設けられたサービス制御局と 信を行い、測位対象となる携帯電話機と対 付けてホームメモリに登録されている交換 IDを取得する。
(C)位置検索サーバ20は、測位対象となる携帯 話機と通信を行い、この携帯電話機が在圏 ている無線エリアの識別情報(基地局ID)を取 得する。
(D)携帯電話機は、ハンドオーバに備え、自機 が在圏している無線エリアをカバーする基地 局に加え、付近の基地局から送信された電波 の受信強度を測定している。そこで、位置検 索サーバ20は、測位対象となる携帯電話機と 信を行い、この携帯電話機が測定した3ヶ所 以上の基地局についての電波受信強度を示す 情報を取得し、この情報と、電波の送信元と なる各基地局の位置に基づいて携帯電話機の 位置を求める。
 なお、位置検索サーバ20は、例えば、緯度 経度形式の位置情報を住所形式の位置情報 変換したり、交換機IDや基地局ID等の位置情 を住所形式の位置情報に変換する等、位置 報のデータ形式を他のデータ形式に変換す 機能を有しており、この変換機能によって 携帯電話機10から要求されたデータ形式で 帯電話機10に位置情報を通知することができ る。

 図2は、携帯電話機10のハードウェア構成を すブロック図である。
 同図において、制御部11は、CPU、ROM、RAM等 備え、ROMや不揮発性メモリ16に記憶されてい るプログラムを実行することで携帯電話機10 各部を制御する。通信部12は、移動電話網 移動パケット通信網の基地局と通信を行う 操作部13は、数字や文字を入力するためのテ ンキーや、カーソルキー等を備え、制御部11 対して操作信号を出力する。表示部14はLCD よって構成されている。通話処理部15は、マ イクロフォンやスピーカ、音声処理部等を備 え、通話処理を行う。不揮発性メモリ16には オペレーティングシステムやメーラーに加 、アドレス帳管理用のアプリケーションソ トウェアがインストールされている。また この不揮発性メモリ16にはアドレス帳16aが 憶されている。

 アドレス帳16aには、例えば、友人や家族 仕事仲間等、携帯電話機10を用いて通信を う際の相手の電話番号やメールアドレス等 登録されている。例えば、図3に示すように アドレス帳16aには、ユーザ名とともに、こ ユーザが所有する携帯電話機に関する情報 、このユーザの自宅に関する情報と、この ーザの勤務先に関する情報が登録されてい 。携帯電話機に関する情報としては、携帯 話機の電話番号と、携帯電話機のメールア レスが登録されている。また、自宅に関す 情報としては、自宅に設置されている固定 話機の電話番号と、自宅にあるパソコンの ールアドレスと、自宅の住所が登録されて る。また、勤務先に関する情報としては、 務先の電話番号と、勤務先で使用している ソコンのメールアドレスと、勤務先の住所 登録されている。

 このようにアドレス帳16aには、1つのユー ザ名に対し、3つの異なる電話番号と、3つの なるメールアドレスが登録されていること 加え、自宅の電話番号と自宅のメールアド スに対しては、これらの通信アドレスを用 てユーザ(相手)が通信を行う場所の位置情 として自宅の住所が、また、勤務先の電話 号と勤務先のメールアドレスに対しては、 れらの通信アドレスを用いてユーザ(相手)が 通信を行う場所の位置情報として勤務先の住 所が登録されている。

[動作]
 図4は、携帯電話機10において実行されるア レス帳閲覧処理のフローチャートである。 のアドレス帳閲覧処理は、操作部13が操作 れてアドレス帳16aの閲覧が指示されると、 御部11によって実行される。

 同図に示すように、まず、制御部11は、 ドレス帳16aに登録されているユーザ名の一 を図5に示すように表示部14に表示する(ステ プS101)。なお、このときのユーザ名の表示 序については、あいうえお順や、アドレス 16aへのデータの登録順等、予め定められた 示順序となる。この後、制御部11は、操作部 13が操作されて一覧の中からいずれかのユー 名が選択されると(ステップS102)、まず、選 されたユーザ名と対応付けてアドレス帳16a 登録されている携帯電話機の電話番号を読 出す(ステップS103)。例えば、図5に示す画面 表示例において「山田太郎」が選択されると 、制御部11は、アドレス帳16a(図2)に登録され いる「山田太郎」の携帯電話機の電話番号 090-1111-1111」を読み出す。

 次いで、制御部11は、読み出した携帯電 機の電話番号と、希望する位置情報のデー 形式(例えば住所形式)を指定する情報を含ん だ測位要求メッセージを生成し、通信部12を して位置検索サーバ20へ送信する(ステップS 104)。つまり、携帯電話機10は、利用者によっ て選択された相手が所持する携帯電話機の位 置情報を位置検索サーバ20に問い合わせる。 お、測位要求メッセージを生成する際に用 た携帯電話機の電話番号は、測位対象とな 携帯電話機を特定するための情報に過ぎな ので、携帯電話機のメールアドレスで代用 能である。

 携帯電話機10から送信された測位要求メ セージは、移動パケット通信網を介して位 検索サーバ20に転送される。位置検索サーバ 20は、測位要求メッセージを受信すると、測 要求メッセージ内に含まれている電話番号 よって特定される携帯電話機の位置を、前 した(A)~(D)のいずれかの方法によって計測す る。また、位置検索サーバ20は、計測の結果 られた携帯電話機の位置情報を携帯電話機1 0に返信する。なお、前述したように、位置 索サーバ20は、位置情報のデータ形式を変換 する機能を有しており、この変換機能によっ て、携帯電話機10から要求されたデータ形式 携帯電話機10に位置情報を通知することが きる。

 携帯電話機10の制御部11は、位置検索サー バ20から携帯電話機の位置情報を受信すると( ステップS105:YES)、まず、上記ステップS102に 選択されたユーザ名と対応付けてアドレス 16aに登録されている計6個の通信アドレスを み出す(ステップS106)。また、制御部11は、 記ステップS102にて選択されたユーザ名と対 付けてアドレス帳16aに登録されている自宅 勤務先の住所を読み出す(ステップS107)。次 で、制御部11は、上記ステップS106にて読み した6個の通信アドレスの表示順序を、上記 ステップS107にて読み出した自宅と勤務先の 所と、位置検索サーバ20から受信した携帯電 話機の位置情報(相手の現在位置)とを比較し 決定する(ステップS108)。そして、制御部11 、決定した表示順序に従って6個の通信アド スを表示部14に表示した後(ステップS109)、 ドレス帳閲覧処理を終える。

 例えば、上記ステップS102にてユーザ名「 山田太郎」が選択される一方、上記ステップ S105にて位置検索サーバ20から住所形式の位置 情報「東京都千代田区永田町2-11-1」を受信し た場合、受信した位置情報は、アドレス帳16a に登録されている「山田太郎」の勤務先の住 所と一致するので、「山田太郎」は勤務先に いることがわかる。よって、このような場合 には、「山田太郎」と対応付けてアドレス帳 16aに登録されている6個の通信アドレスの表 順序が、例えば、図6(a)に示すように、1番目 :勤務先の電話番号、2番目:勤務先のメールア ドレス、3番目:携帯電話機の電話番号、4番目 :携帯電話機のメールアドレス、5番目:自宅の 電話番号、6番目:自宅のメールアドレスとな 。つまり、アドレス帳16aに登録されている 数の住所のうち、位置検索サーバ20から取 した住所に一致する住所に対応する通信ア レスから始まる報知順序となる。

 なお、このように相手が勤務先にいる場 は、自宅に電話をかけても意味がないので 図6(b)に示すように、自宅の電話番号の表示 順序を最下位(6番目)にしてもよいし、現時点 において自宅に電話にかけても相手と連絡を とることはできない旨のメッセージを表示す る構成としてもよい。

 また、上記ステップS102にて「山田太郎」 が選択される一方、上記ステップS105にて位 検索サーバ20から「東京都大田区下丸子2-13-1 」を受信した場合、アドレス帳16aを参照する と、「山田太郎」は自宅にいることがわかる 。よって、このような場合には、通信アドレ スの表示順序が、例えば、図7に示すように 1番目:自宅の電話番号、2番目:自宅のメール ドレス、3番目:携帯電話機の電話番号、4番 :携帯電話機のメールアドレス、5番目:勤務 のメールアドレス、6番目:勤務先の電話番 となる。この場合も、アドレス帳16aに登録 れている複数の住所のうち、位置検索サー 20から取得した住所に一致する住所に対応す る通信アドレスから始まる報知順序となる。

 また、上記ステップS102にて「山田太郎」 が選択される一方、上記ステップS105にて位 検索サーバ20から「東京都千代田区丸の内1-9 -1」を受信した場合、「山田太郎」は勤務先 も自宅でもない場所に位置していることが かる。よって、このような場合には、通信 ドレスの表示順序が、例えば、図8に示すよ うに、1番目:携帯電話機の電話番号、2番目: 帯電話機のメールアドレス、3番目:勤務先の メールアドレス、4番目:自宅のメールアドレ 、5番目:勤務先の電話番号、6番目:自宅の電 話番号となる。また、このような場合には、 現時点において勤務先や自宅に電話にかけて も相手と連絡をとることはできない旨のメッ セージを表示する構成としてもよい。つまり 、つまり、アドレス帳16aに登録されている複 数の住所のうち、位置検索サーバ20から取得 た住所に一致する住所がない場合には、携 電話機の通信アドレスから始まる報知順序 なる。

 さらに、「山田太郎」が自宅ではないも の比較的自宅の近くにいる場合は、通信ア レスの表示順序が、例えば、図9(a)に示すよ うに、1番目:携帯電話機の電話番号、2番目: 帯電話機のメールアドレス、3番目:自宅のメ ールアドレス、4番目:勤務先のメールアドレ 、5番目:自宅の電話番号、6番目:勤務先の電 話番号となる。同様に、「山田太郎」が勤務 先ではないものの比較的勤務先の近くにいる 場合は、通信アドレスの表示順序が、例えば 、図9(b)に示すように、1番目:携帯電話機の電 話番号、2番目:携帯電話機のメールアドレス 3番目:勤務先のメールアドレス、4番目:自宅 のメールアドレス、5番目:勤務先の電話番号 6番目:自宅の電話番号となる。つまり、ア レス帳16aに登録されている複数の住所のう 、位置検索サーバ20から取得した住所に一致 する住所がない場合には、携帯電話機の通信 アドレスから始まる報知順序となるが、その 携帯電話機の通信アドレスの次順となる通信 アドレスは、アドレス帳16aに登録されている 複数の住所のうち、位置検索サーバ20から取 した住所に近い住所に対応する通信アドレ となる。

 なお、図4に示したアドレス帳閲覧処理を 終えた後、制御部11は、操作部13が操作され 、表示部14に表示された6個の通信アドレス 中からいずれかの通信アドレスが選択され と、選択された通信アドレスを用いた通信 理を開始する。例えば、制御部11は、電話番 号が選択されると、選択された電話番号を用 いて発呼処理を行なう。また、制御部11は、 ールアドレスが選択されると、選択された ールアドレスを宛先とする電子メールの作 処理を行った後、作成された電子メールを 信する。

 また、上述したアドレス帳閲覧処理にお て、位置検索サーバ20は、測位対象となる 帯電話機の主電源がOFFであったり、この携 電話機が移動電話網や移動パケット通信網 圏外に位置しており、位置情報を得られな った場合は、その旨を携帯電話機10に通知す る。この場合、携帯電話機10は、相手の位置 報が取得できなかった旨のメッセージを表 部14に表示する。また、この場合は、相手 の間で携帯電話機による通話ができないこ に加え、この携帯電話機に宛てて電子メー を送信しても、電子メールがすぐには携帯 話機に届かないので、携帯電話機のメール ドレスと、携帯電話機の電話番号の表示順 を最下位(5番目と6番目)にする。

 以上説明したように本実施形態によれば 携帯電話機10は、アドレス帳16aに登録され いるいずれかのユーザが選択されると、選 されたユーザが所持している携帯電話機の 置情報を位置検索サーバ20から取得する。そ して、携帯電話機10は、選択されたユーザ用 してアドレス帳16aに登録されている6個の通 信アドレスの表示順序を、アドレス帳16aに登 録されているこのユーザの自宅や勤務先の位 置情報と、位置検索サーバ20から取得した携 電話機の位置情報とを比較して決定する。

 したがって、例えば、相手が勤務先にい 場合は、勤務先についての電話番号やメー アドレスを優先して表示することができる 、相手が自宅にいる場合は、自宅について 電話番号やメールアドレスを優先して表示 ることができる。また、相手が勤務先でも 宅でもない別の場所にいる場合は、相手が 持している携帯電話機についての電話番号 メールアドレスを優先して表示することが きる。このように本実施形態によれば、携 電話機10は、相手の現在位置を考慮し、よ 連絡がつきやすい通信アドレスを優先的に 示することができる。よって、連絡がつき すい通信アドレスを簡単に選択して通信を 始することができる。また、電話をかけ直 必要がなくなる分だけ、従来に比べ通信料 の無駄を省くことができる。

[第1実施形態の変形例]
(1)通信アドレスの並べ替え表示は、図6~図9に 示したように6個の通信アドレスを一度に表 するのではなく、表示順序が高いものから に1個ずつ表示していく構成であってもよい また、アドレス帳16aには、1人のユーザに対 し、計6個の通信アドレスが全て登録されて なくてもよく、携帯電話機の通信アドレス( 話番号またはメールアドレス)を含む2個以 の通信アドレスが登録されていればよい。

(2)携帯電話機10は、相手の携帯電話機の位置 報を位置検索サーバ20に問い合わせて取得 るのではなく、相手の携帯電話機に直接問 合わせて取得する構成であってもよい。ま 、上述した実施形態では、住所形式の位置 報を利用した場合について説明したが、緯 ・経度形式の位置情報を利用してもよいし 交換機IDや基地局IDを位置情報として利用し もよい。但し、住所形式以外の位置情報を 用する場合、携帯電話機10は、アドレス帳16 aに登録されている自宅や勤務先の住所情報 、位置検索サーバ20に依頼する等して緯度・ 経度形式の位置情報等に変換しておく必要が ある。
 また、実施形態では、アドレス帳16aに登録 れている複数の住所のうち、位置検索サー 20から取得した住所に一致する住所に対応 る通信アドレスから始まる報知順序を決定 ていたが、このとき双方の住所が完全一致 る必要はなく、双方の住所が所定の範囲内( め決められた相当狭い範囲内)にあれば、こ れらを一致するとみなしてもよい。

(3)携帯電話機10は、通信アドレスの表示順 を決定する際、アドレス帳16aに登録されて る自宅や勤務先の位置情報と、位置検索サ バ20から取得した携帯電話機の位置情報に え、現在時刻を用いる構成であってもよい なお、この場合は、携帯電話機10に、時刻( 月日時分秒)を計時するタイマ等の計時機能 備わっている。このように現在時刻を加味 て通信アドレスの表示順序を決定する構成 あると、例えば、図7に示した通信アドレス の表示順序については、現在時刻が深夜や早 朝の時間帯(例えば、午前0時~午前6時)であれ 、緊急かつ重要な連絡でない限り、電話で 連絡は迷惑であると考えられるので、電話 号よりもメールアドレスの表示を優先し、 えば、図10(a)に示すように、1番目:自宅のメ ールアドレス、2番目:自宅の電話番号、3番目 :携帯電話機のメールアドレス、4番目:携帯電 話機の電話番号、5番目:勤務先のメールアド ス、6番目:勤務先の電話番号とすることが きる。あるいは図10(b)に示すように、1番目: 宅のメールアドレス、2番目:携帯電話機の ールアドレス、3番目:勤務先のメールアドレ ス、4番目:自宅の電話番号、5番目:携帯電話 の電話番号、6番目:勤務先の電話番号の順と してもよい。

(4)上述したように現在時刻を加味して通信 アドレスの表示順序を決定する場合、例えば 、携帯電話機10とその利用者は日本国内にい ものの、アドレス帳16aの中から選択された 手が外国にいると、携帯電話機10において 時されている現在時刻(日本時間)が午後1時( 間)であっても、相手がいる国の現地時間は 午前1時(深夜)である場合がある。そこで、相 手が外国にいる場合は、通信アドレスの表示 順序を決定する際に用いる現在時刻を、相手 がいる国の現地時間に補正する構成としても よい。

 この場合、携帯電話機10では、位置検索 ーバ20から位置情報を受信すると、まず、受 信した位置情報から相手が外国にいるか否か を判別する。例えば、位置検索サーバ20から 「東京都千代田区永田町2-11-1」や「アメリ 合衆国ニューヨーク州……」等といった住 形式の位置情報が送られてくるので、携帯 話機10では、この住所情報から相手が外国 いるか否かを判別する。そして、相手が外 にいる場合、携帯電話機10は、受信した住所 情報によって示される位置との時差を求める 。例えば、日本と世界各地との時差の情報が 格納されたデータテーブルを不揮発性メモリ 16に格納しておき、携帯電話機10では、この ータテーブルを参照して、受信した住所情 から時差を求めることができる。また、携 電話機10は、上記データテーブルを備えたサ ーバに問い合わせを行って時差の情報を得る 構成であってもよい。

 そして、携帯電話機10は、計時している 在時刻を時差の分だけ補正した後、通信ア レスの表示順序を、アドレス帳16aに登録さ ている自宅や勤務先の位置情報と、位置検 サーバ20から取得した携帯電話機の位置情報 と、上記補正した時刻情報に基づいて決定す る。このような構成であると、相手が外国に いる場合であっても、例えば、現地時間が深 夜である場合は、電話番号よりもメールアド レスの表示を優先することができる。

 また、例えば、アメリカ国内であれば西 岸と東海岸では時差が大きいので、同一国 であっても時差を補正することが望ましい この場合、携帯電話機10は、例えば、相手 所持する携帯電話機の位置に加え、自機10の 位置についても位置検索サーバ20に問い合わ を行う。そして、携帯電話機10は、位置検 サーバ20から取得した自機10の位置情報と相 の携帯電話機の位置情報とに基づいて、自 10いる位置と相手がいる位置との時差を求 る。なお、時差を求める際には、上述した ータテーブルを参照したり、2地点間の時差 計算することのできるサーバに問い合わせ 行う。そして、携帯電話機10は、計時して る現在時刻を時差の分だけ補正した上で、 信アドレスの表示順序を決定する際の時刻 報として用いる。なお、勿論であるが、携 電話機10は、自機10の位置情報を、位置検索 ーバ20に問い合わせて取得するのではなく 例えばGPS受信機を用いる等して自機10におい て計測する構成であってもよい。また、携帯 電話機10は、今いる位置の住所情報を入力す よう利用者に促し、これに応じて入力され 住所情報を自機10の位置情報として用いる ともできる。

[第2実施形態]
 次に、第2実施形態では、アドレス帳に登録 されているユーザ名を、相手との距離に応じ て並べ替えて表示する場合について説明する 。なお、本実施形態における携帯電話機と位 置検索サーバのハードウェア構成は、第1実 形態で説明したものと同じであるので説明 省略するとともに同じ符号を使用するもの する。

 図11は、携帯電話機10において実行される 表示順序決定処理のフローチャートである。 この表示順序決定処理は、例えば、携帯電話 機10の主電源がONである期間中において定期 (例えば15分間隔)に実行される。

 同図に示すように、表示順序決定処理が 始されると、まず、制御部11は、自機10の電 話番号に加え、アドレス帳16aに登録されてい る全ての携帯電話機の電話番号を読み出す( テップS201,S202)。例えば、アドレス帳16aに携 電話機の電話番号が4個登録されている場合 は、これに自機10の電話番号を加えた計5個の 電話番号が読み出されることになる。次いで 、制御部11は、読み出した全ての電話番号と 希望する位置情報のデータ形式を指定する 報を含んだ測位要求メッセージを生成し、 置検索サーバ20へ送信する(ステップS203)。 まり、携帯電話機10は、アドレス帳16aに登録 されている各携帯電話機の位置情報に加え、 自機10の位置情報を位置検索サーバ20に問い わせる。勿論、第1実施形態でも説明したよ に、測位要求メッセージを生成する際に用 た携帯電話機の電話番号は、携帯電話機の ールアドレスで代用可能である。

 位置検索サーバ20は、測位要求メッセー を受信すると、携帯電話機10から要求された 各携帯電話機(携帯電話機10を含む)の位置情 を、前述した(A)~(D)のいずれかの方法によっ 取得し、携帯電話機10に返信する。

 携帯電話機10の制御部11は、アドレス帳16a に登録されている各携帯電話機の位置情報と 、自機10の位置情報を位置検索サーバ20から 信すると(ステップS204:YES)、まず、受信した 置情報に基づいて自機10と各携帯電話機と 距離を算出する(ステップS205)。例えば、ア レス帳16aに登録されている携帯電話機が、 帯電話機A、携帯電話機B、携帯電話機Cおよ 携帯電話機Dの4台であった場合、制御部11は 自機10の位置情報と携帯電話機Aの位置情報 ら、自機10と携帯電話機Aの距離を求める。 た、自機10の位置情報と携帯電話機Bの位置 報から、自機10と携帯電話機Bの距離を求め 。携帯電話機C,Dについても同様である。

 制御部11では、このようにしてアドレス 16aに登録されている各携帯電話機との距離 算出した後、アドレス帳16aに登録されてい 各ユーザ名の表示順序を、上記ステップS205 て算出した各携帯電話機との距離が小さい 、すなわち相手との距離が近い順に決定す (ステップS206)。例えば、携帯電話機A(ユー 名:山田太郎)との距離が5.2Km、携帯電話機B( ーザ名:鈴木花子)との距離が15.7Km、携帯電話 機C(ユーザ名:佐藤次郎)との距離が0.8Km、携帯 電話機D(ユーザ名:母)との距離が7.1Kmであった 場合、制御部11は、各ユーザ名の表示順序を 1番目:佐藤次郎、2番目:山田太郎、3番目:母 4番目:鈴木花子とする。そして、制御部11は 、上記ステップS106にて決定された各ユーザ の表示順序を指定する表示順序指定データ 生成して不揮発性メモリ16に保存した後(ス ップS207)、表示順序決定処理を終える。

 なお、図11に示した表示順序決定処理は 期的に実行されるので、不揮発性メモリ16に 保存されている表示順序指定データは、表示 順序決定処理が実行される都度、更新される ことになる。そして、携帯電話機10において 用者が操作部13を操作し、アドレス帳16aの 覧を指示すると、制御部11は、不揮発性メモ リ16から表示順序指定データを読み出す。そ て、制御部11は、読み出した表示順序指定 ータによって指定される表示順序に従って アドレス帳16aに登録されている各ユーザ名 、例えば、図12(a)に示すように表示部14に表 する。なお、図12(b)に示すように、各ユー 名とともに、上記ステップS205にて算出した 手との距離を表示するようにしてもよい。

 このようにしてアドレス帳16aに登録され いるユーザ名の一覧を表示し終えた後、利 者が操作部13を操作して、一覧の中からい れかのユーザ名を選択すると、制御部11は、 選択されたユーザ名と対応付けてアドレス帳 16aに登録されている6個の通信アドレスを読 出して表示部14に表示する。この通信アドレ スの表示については、第1実施形態で説明し 方法を採用し、相手の現在位置に応じた並 替え表示を行ってもよいし、予め定められ 順序で6個の通信アドレスを表示する構成で ってもよい。

 また、上述した表示順序決定処理におい 、位置検索サーバ20は、測位対象となる携 電話機の主電源がOFFであったり、この携帯 話機が移動電話網や移動パケット通信網の 外に位置しており、位置情報を得られなか た場合は、その旨を携帯電話機10に通知する 。この場合、携帯電話機10は、相手の位置情 が取得できなかった旨のメッセージを表示 14に表示する。また、この場合、携帯電話 10は、該当するユーザ名の表示順序を最下位 にする。

 以上説明したように本実施形態によれば、 帯電話機10は、アドレス帳16aに登録されて る各携帯電話機の位置情報に加え、自機10の 位置情報を位置検索サーバ20から取得し、各 帯電話機との距離を算出する。そして、携 電話機10は、アドレス帳16aに登録されてい 各ユーザ名の表示順序を、算出した距離が さい順、すなわち相手との距離が近い順に 定する。このようにアドレス帳16aに登録さ ているユーザ名の表示順序を相手との距離 近い順にすると、例えば、急遽、飲み会を くことになり、近場にいる友人を集めたい 合や、遊び相手として近場にいる友人と連 を取りたい場合に役に立つ。
 なお、ユーザ名の表示順序は、相手との距 が近い順でなく、相手との距離が遠い順で ってもよい。

[第2実施形態の変形例]
(1)第2実施形態では、アドレス帳16aの閲覧が 示されてから、相手との距離に応じたユー 名の一覧が表示されるまでの時間を短縮す ため、携帯電話機10の主電源がONである期間 に表示順序決定処理を定期的に実行するよ にしたが、あくまで、アドレス帳16aの閲覧 指示されてから、アドレス帳16aに登録され いる各携帯電話機の位置情報や自機10の位 情報を位置検索サーバ20に問い合わせ、各ユ ーザ名の表示順序を決定する構成であっても よい。

(2)第2実施形態においてアドレス帳16aには 1人のユーザにつき、最低限、ユーザ名と、 のユーザの所有する携帯電話機の通信アド ス(電話番号またはメールアドレス)が登録 れていればよい。つまり、第2実施形態にお て使用するアドレス帳16aには、自宅に関す 情報(電話番号、メールアドレス、住所)や 勤務先に関する情報(電話番号、メールアド ス、住所)が登録されていなくてもよい。ま た、第2実施形態では、各ユーザ名の代わり 、アドレス帳16aに登録されている各携帯電 機の通信アドレスを並べ替えて表示する構 であってもよい。

(3)携帯電話機10は、アドレス帳16aに登録さ ている各携帯電話機の通信アドレスと、自 10の通信アドレスを、前もって位置検索サ バ20に通知しておき、位置検索サーバ20では 携帯電話機10から通知された各携帯電話機( 帯電話機10を含む)の位置情報を、予め定め れた周期毎(例えば15分間隔)に取得して記憶 装置に蓄積しておく構成であってもよい。こ の場合、位置検索サーバ20は、携帯電話機10 らの測位要求に応じて、記憶装置から各携 電話機の最新の位置情報を読み出して携帯 話機10に返信する。このような構成であると 、位置検索サーバ20を介して位置情報を取得 るのに要する時間を大幅に短縮できる。

(4)携帯電話機10は、自機10の位置情報を、 置検索サーバ20に問い合わせて取得するので はなく、自機10において計測する構成であっ もよい。例えば、携帯電話機10は、GPS受信 を備えていれば、このGPS受信機を用いて自 10の位置を計測することができる。また、携 帯電話機10は、3ヶ所以上の各基地局から送信 された電波の受信強度を測定し、この測定結 果と、電波の送信元となる各基地局の位置と に基づいて自機10の位置を算出することもで る。また、携帯電話機10は、自機10が在圏し ている無線エリアの識別情報(基地局のID)や 交換機IDを位置情報として用いることもでき る。さらに、携帯電話機10は、今いる場所に いて住所情報を入力するよう利用者に促し これに応じて入力された住所情報を自機10 位置情報として用いることもできる。

(5)第2実施形態では、アドレス帳16aに登録 れている全てのユーザ名を並べ替え表示の 象としたが、このような構成であると、例 ば、アドレス帳16aにユーザ名が100個登録さ ていると、携帯電話機10は、自機10の位置情 を含め計101台の携帯電話機の位置情報を取 しなければならなくなり、並べ替え表示を うのに多大な処理時間を要する。

 そこで、アドレス帳16aに登録されている ーザ名の中から、並べ替え表示の対象とす 複数のユーザ名を指定できる構成としても い。例えば、アドレス帳16aに登録されてい 100個のユーザ名のうち、携帯電話機10の利 者が操作部13を操作して選択した5個のユー 名のみを並べ替え表示の対象としてもよい この場合、携帯電話機10は、利用者によって 選択された5台の携帯電話機と、自機10との計 6台の携帯電話機の位置情報を取得するだけ よい。

 また、アドレス帳16aに登録されている100 のユーザ名のうち、通信頻度の高い上位10 のユーザ名を制御部11が選択し、この10個の ーザ名のみを並べ替え表示の対象としても い。但し、この場合は、不揮発性メモリ16 に、電話をかけたりメールを送信したこと 応じて、その相手のユーザ名や通信アドレ が格納される送信履歴テーブルや、電話が かってきたりメールを受信したことに応じ 、その相手のユーザ名や通信アドレスが格 される受信履歴テーブルを備え、制御部11は 、これらの送信履歴テーブルや受信履歴テー ブルを参照して、アドレス帳16aに登録されて いる100個のユーザ名の中から、通信頻度の高 い上位10個のユーザ名を選択する。

 なお、送信履歴テーブルのみを参照して 信頻度の高いユーザ名を複数選択する構成 あってもよいし、受信履歴テーブルのみを 照して受信頻度の高いユーザ名を複数選択 る構成であってもよい。また、送信履歴テ ブルと受信履歴テーブルを個別に設けず、 れら2つのテーブルを1つにまとめた通信履 テーブルを用いる構成であってもよい。ま 、利用者が操作部13を操作して選択するユー ザ名の数や、通信頻度に応じて制御部11が自 選択するユーザ名の数は、上述した例示に 定されず任意に定めることができる。

[第3実施形態]
 例えば、図13に示すように、携帯電話機30と 位置検索サーバ20の間にアドレス帳管理サー 40を設け、携帯電話機30用のアドレス帳16a( 3参照)を、携帯電話機30ではなく、アドレス 管理サーバ40に格納しておき、携帯電話機30 では、必要に応じてアドレス帳管理サーバ40 アクセスして、アドレス帳16aを閲覧する構 であってもよい。この場合、アドレス帳管 サーバ40が、位置検索サーバ20と通信を行っ て、アドレス帳16aに登録されている通信アド レスの表示順序を決定することになる。

 図14は、第3実施形態における携帯電話機3 0とアドレス帳管理サーバ40の動作を示すシー ケンスチャートである。なお、以下の動作説 明において、第1実施形態と共通する部分に いては説明を簡略化している。

 同図に示すように、まず、アドレス帳管 サーバ40は、携帯電話機30用のアドレス帳16a に登録されている全ての携帯電話機の電話番 号を読み出す(ステップS301)。次いで、アドレ ス帳管理サーバ40は、読み出した全ての電話 号を含んだ測位要求メッセージを生成し、 置検索サーバ20へ送信する(ステップS302)。 まり、アドレス帳管理サーバ40は、アドレス 帳16aに登録されている各携帯電話機の位置情 報を位置検索サーバ20に問い合わせる。位置 索サーバ20は、アドレス帳管理サーバ40から 要求された各携帯電話機の位置情報を、前述 した(A)~(D)のいずれかの方法によって取得し( テップS303)、アドレス帳管理サーバ40に返信 する(ステップS304)。

 アドレス帳管理サーバ40は、アドレス帳16 aに登録されている各携帯電話機の位置情報 位置検索サーバ20から受信すると、アドレス 帳16aに登録されているユーザ毎に、6個の通 アドレスの表示順序を、このユーザの自宅 勤務先の位置情報と、位置検索サーバ20から 受信したこのユーザの所持する携帯電話機の 位置情報とを比較して決定する(ステップS305) 。そして、アドレス帳管理サーバ40は、通信 ドレスの表示順序(ユーザ毎)を示す表示順 指定データを生成し、自装置40内に保存する (ステップS306)。

 例えば、アドレス帳16aに登録されている ーザが、ユーザA、ユーザBおよびユーザCの3 人であった場合、表示順序指定データには、 ユーザA用の6個の通信アドレスの表示順序を すデータと、ユーザB用の6個の通信アドレ の表示順序を示すデータと、ユーザC用の6個 の通信アドレスの表示順序を示すデータが格 納されることになる。なお、アドレス帳管理 サーバ40は、上記ステップS301~S306に示す処理 定期的(例えば15分間隔)に行う。よって、ア ドレス帳管理サーバ40内に保存されている表 順序指定データは、ステップS301~S306に示す 理が実行される都度、更新される。

 一方、携帯電話機30において、利用者が 作部を操作して、アドレス帳16aの閲覧を指 すると、アドレス帳16aの閲覧要求がアドレ 帳管理サーバ40へ送信される(ステップS307)。 アドレス帳管理サーバ40では、携帯電話機30 らの閲覧要求に応じて、自装置40内に保存し ているアドレス帳16aと表示順序指定データを 読み出し、携帯電話機30へ送信する(ステップ S308)。携帯電話機30では、アドレス帳16aと表 順序指定データを受信すると、まず、受信 たアドレス帳16aに登録されているユーザ名 一覧を表示する(ステップS309)。このときの ーザ名の表示順序については、あいうえお 等、予め定められた表示順序となる。この 、携帯電話機30は、操作部が操作されて一覧 の中からいずれかのユーザ名が選択されると (ステップS310)、このユーザ名と対応付けてア ドレス帳16aに登録されている6個の通信アド スを、アドレス帳管理サーバ40から受信した 表示順序指定データのうち、上記ステップS31 0にて選択されたユーザ用の表示順序に従っ 画面に表示する(ステップS311)。

 また、携帯電話機30は、操作部が操作さ 、表示された6個の通信アドレスの中からい れかの通信アドレスが選択されると、選択 れた通信アドレスを用いた通信処理を開始 る。例えば、携帯電話機30は、電話番号が 択されると、選択された電話番号を用いて 呼処理を行なう。また、携帯電話機30は、メ ールアドレスが選択されると、選択されたメ ールアドレスを宛先とする電子メールの作成 処理を行った後、作成された電子メールを送 信する。

 以上説明した構成であっても第1実施形態 と同様の効果を奏する。また、アドレス帳管 理サーバ40において、携帯電話機30のアドレ 帳16aを管理し、通信アドレスの並べ替え表 に関する大半の処理を行うので、第1実施形 で説明した構成に比べ、携帯電話機30での 理負荷を大幅に減らすことができる。なお [第1実施形態の変形例]に記載した内容は、 携帯電話機10」を「アドレス帳管理サーバ40 に置き代えることによって本実施形態にも 用される。

[第4実施形態]
 図13に示したシステム構成を採用し、アド ス帳管理サーバ40で、アドレス帳16aに登録さ れている各ユーザ名の表示順序を、相手との 距離に応じて決定するようにしてもよい。

 図15は、第4実施形態における携帯電話機3 0とアドレス帳管理サーバ40の動作を示すシー ケンスチャートである。なお、以下の動作説 明において、第2実施形態と共通する部分に いては説明を簡略化している。

 同図に示すように、まず、アドレス帳管 サーバ40は、携帯電話機30の電話番号に加え 、携帯電話機30用のアドレス帳16aに登録され いる全ての携帯電話機の電話番号を読み出 (ステップS401,S402)。次いで、アドレス帳管 サーバ40は、読み出した全ての電話番号を含 んだ測位要求メッセージを生成し、位置検索 サーバ20へ送信する(ステップS403)。つまり、 ドレス帳管理サーバ40は、携帯電話機30の位 置情報と、アドレス帳16aに登録されている各 携帯電話機の位置情報を位置検索サーバ20に い合わせる。位置検索サーバ20は、アドレ 帳管理サーバ40から要求された各携帯電話機 (携帯電話機30を含む)の位置情報を取得し(ス ップS404)、アドレス帳管理サーバ40に返信す る(ステップS405)。

 アドレス帳管理サーバ40は、アドレス帳16 aに登録されている各携帯電話機の位置情報 、携帯電話機30の位置情報を位置検索サーバ 20から受信すると、まず、受信した位置情報 基づいて、携帯電話機30と各携帯電話機と 距離を算出する(ステップS406)。次いで、ア レス帳管理サーバ40は、アドレス帳16aに登録 されている各ユーザ名の表示順序を、上記ス テップS406にて算出した各携帯電話機との距 が小さい順、すなわち相手との距離が近い に決定する(ステップS407)。そして、アドレ 帳管理サーバ40は、各ユーザ名の表示順序を 指定する表示順序指定データを生成し、自装 置40に保存する(ステップS408)。なお、アドレ 帳管理サーバ40は、上記ステップS401~S408に す処理を定期的(例えば15分間隔)に行う。よ て、アドレス帳管理サーバ40内に保存され いる表示順序指定データは、ステップS401~S40 8に示す処理が実行される都度、更新される

 一方、携帯電話機30において、利用者が 作部を操作して、アドレス帳16aの閲覧を指 すると、アドレス帳16aの閲覧要求がアドレ 帳管理サーバ40へ送信される(ステップS409)。 アドレス帳管理サーバ40では、携帯電話機30 らの閲覧要求に応じて、自装置40内に保存し ているアドレス帳16aと表示順序指定データを 読み出し、携帯電話機30へ送信する(ステップ S410)。携帯電話機30では、アドレス帳16aと表 順序指定データを受信すると、アドレス帳16 aに登録されている各ユーザ名を、表示順序 定データによって指定される表示順序で画 に表示する(ステップS411)。

 また、携帯電話機30は、アドレス帳16aに登 されているユーザ名の一覧を表示し終えた 、利用者が操作部を操作して、一覧の中か いずれかのユーザ名を選択すると、選択さ たユーザ名と対応付けてアドレス帳16aに登 されている6個の通信アドレスを読み出して 示する。この通信アドレスの表示について 、上述した第3実施形態で説明した方法を採 用し、相手の現在位置に応じた並べ替え表示 を行ってもよいし、予め定められた順序で6 の通信アドレスを表示する構成であっても い。
 なお、ユーザ名についての表示順序は、相 との距離が近い順でなく、遠い順であって よい。

 以上説明した構成であっても第2実施形態 と同様の効果を奏する。また、アドレス帳管 理サーバ40において、携帯電話機30のアドレ 帳16aを管理し、相手との距離に応じたユー 名の並べ替え表示に関する大半の処理を行 ので、第2実施形態で説明した構成に比べ、 帯電話機30での処理負荷を大幅に減らすこ ができる。なお、[第2実施形態の変形例]に 載した内容は、「携帯電話機10」を「アドレ ス帳管理サーバ40」に置き代えることによっ 本実施形態にも適用される。

[その他の変形例]
(1)例えば、第1実施形態において、位置検索 ーバ20が、携帯電話機10からの問い合わせに じて、アドレス帳16aに登録されている通信 手が所持する携帯電話機の位置を測定する に、この通信相手が高速道路のトンネルの を移動中であったり、地下鉄で移動中であ 場合等、移動電話網や移動パケット通信網 通信エリア外にいる場合は、この通信相手 所持する携帯電話機の電源が入っていたと ても、この携帯電話機の現在位置を取得す ことができなくなってしまう。

 そこで、このような場合に対処するため 例えば、位置検索サーバ20は、予め定めら たタイミング(例えば15分毎)で、アドレス帳1 6aに登録されている各携帯電話機の位置を取 するとともに、取得した位置情報をその取 時刻(年月日時分秒)と対応付けてメモリに 積しておく一方、携帯電話機10から問い合わ せがあった場合は、該当する各携帯電話機に ついて、取得時刻が最新の位置情報をメモリ から読み出して携帯電話機10に返信する構成 あってもよい。勿論、この場合、位置検索 ーバ20は、現在時刻を計時するタイマ等、 時機能を備えていなければならない。

 なお、位置情報を取得する周期は必ずし 一定でなくともよい。例えば、移動パケッ 通信網のトラフィックが予め定められた閾 以下であって、比較的すいている場合は、1 5分毎等、比較的短い時間間隔で位置情報を 得する一方、移動パケット通信網のトラフ ックが上記閾値よりも大きい場合は、位置 報の取得間隔を、トラフィックが閾値以下 場合よりも大きくしたり、あるいはトラフ ックが閾値以下になるまで位置情報の取得 延期するようにしてもよい。また、位置情 として、交換機IDや基地局IDを使用している 合は、携帯電話機の移動に伴って交換機ID 基地局IDが変更された場合にのみ、変更後の 交換機IDや基地局IDを、変更があった時刻を す時刻情報と対応付けてメモリに蓄積して けばよい。

 また、アドレス帳16aに登録されている各 帯電話機について、その位置情報を予め定 られたタイミングで取得し、取得時刻とと にメモリに蓄積しておくのは、位置検索サ バ20ではなく、携帯電話機10であってもよい 。

 また、このようにアドレス帳16aに登録さ ている携帯電話機毎に、位置情報とその取 時刻をメモリに順次蓄積しておく構成であ と、メモリに蓄積されている位置情報の履 を用いて、相手の携帯電話機について現在 置を予測することが可能になる。つまり、 モリに蓄積されている位置情報の履歴に基 いて、最新の取得時刻から現在時刻に到る での間の期間における移動距離やその方角 推定することができるから、これを取得時 が最新の位置情報に加えることによって、 手の携帯電話機について現在位置を予測す ことができる。したがって、取得時刻が最 の位置情報の代わりに、上述した予測処理 よって得られる現在位置を用いる構成とし もよい。

 さらに、(A)第2実施形態において、アドレ ス帳16aに登録されている各携帯電話機の位置 情報を取得する場合や、自機10の位置情報を 得する場合、(B)第3実施形態において、アド レス帳管理サーバ40が、アドレス帳16aに登録 れている各携帯電話機の位置情報を取得す 場合、(C)第4実施形態において、アドレス帳 管理サーバ40が、アドレス帳16aに登録されて る各携帯電話機や、携帯電話機30の位置情 を取得する場合についても、同様のことが える。つまり、第2~第4実施形態においても 例えば、15分毎等、予め定められたタイミン グで、アドレス帳16aに登録されている各携帯 電話機や自機の位置情報を取得し、これを取 得時刻と対応付けてメモリに蓄積しておく一 方、位置情報を取得する場合には、取得時刻 が最新の位置情報をメモリから読み出してこ れを用いるようにしたり、メモリに蓄積され ている位置情報の履歴を用いて現在位置を予 測し、予測した現在位置を用いるようにする ことができる。

 また、携帯電話機10が、自機10の位置情報 を予め定められたタイミング毎に取得して取 得時刻と対応付けて不揮発性メモリ16に蓄積 る機能に加え、加速度センサと、この加速 センサを用いた加速度の計測結果を不揮発 メモリ16に逐次蓄積する機能を有する場合 第2実施形態において携帯電話機10は、自機10 の位置情報を取得する場合に、不揮発性メモ リ16を参照し、蓄積されている自機10の位置 報のうち、取得時刻が最新の位置情報と、 速度センサによる計測結果のうち、最新の 置情報に対応付けられている取得時刻以降 計測結果とを用いて、自機10の現在位置を予 測することが可能になる。

(2)上述した第1~第4実施形態において、アド レス帳16a(図3参照)には、自宅の住所や勤務先 の住所を除いた各項目データが登録されてお り、自宅の住所や勤務先の住所については、 別途設けられた住所録にユーザ名と対応付け て登録がなされている構成であってもよい。 この場合は、アドレス帳と住所録の両方を参 照することによって、アドレス帳に登録され ている各通信相手について、自宅や勤務先の 位置情報を特定することができる。

 また、上述した第3実施形態のステップS30 8や、第4実施形態のステップS410において、ア ドレス帳管理サーバ40は、アドレス帳16aその のでなく、アドレス帳16aから読み出した、 び替え表示の対象となる複数の通信アドレ (または複数のユーザ名)のみを、その表示 序を指定する表示順序指定データとともに 帯電話機30へ送信する構成であってもよい。

(3)アドレス帳16aの閲覧に際し、アドレス帳 16aに登録されている通信アドレスやユーザ名 を、あいうえお順やデータの登録順等、予め 定められた表示順序で表示する通常表示モー ドに加え、第1実施形態で説明した通信アド スの並べ替え表示を行う表示モードや、第2 施形態で説明したユーザ名の並べ替え表示 行う表示モードを備え、携帯電話機10では 利用者が操作部13を操作して、これらの表示 モードを切り替える構成であってもよい。こ れは、第3,第4実施形態における携帯電話機30 ついても同様である。

(4)携帯電話機10(コンピュータ)は、不揮発 メモリ16にインストールされているアドレス 帳管理用のアプリケーションソフトウェア( ログラム)を実行することで、アドレス帳閲 処理(図4参照)や表示順序決定処理(図11参照) 等の本発明に係る処理を行うが、このような プログラムを通信により携帯電話機10に提供 るようにしてもよい。また、このようなプ グラムを磁気ディスク、フレキシブルディ ク、光記録媒体等の記録媒体に記録して提 するようにしてもよい。

(5)上述した各実施形態では、本発明を携帯 電話機に適用した場合について説明したが、 本発明が適用可能な通信装置は、携帯電話機 に限定されるものではない。例えば、簡易携 帯電話網に収容されるPHS端末や、公衆無線LAN に収容される無線通信端末に本発明を適用す ることができる。また、本発明をパーソナル コンピュータに適用することも可能である。 なお、外付けのディスプレイをコンピュータ の本体に接続して使用する形態から明らかと なるように、表示手段そのものは通信装置の 構成要件に含まれない場合もある。また、順 位付けした各通信アドレス(または各ユーザ )を、ディスプレイに表示するのではなく、 えば、通話処理部15に備わるスピーカや音 処理部を利用する等して、音声メッセージ より利用者に報知する構成としてもよい。 の場合は、報知順序に従った順番で、各通 アドレスが音声メッセージにより報知され 。