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Title:
COMMUNICATION SYSTEM, METHOD, DEVICE AND PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/051024
Kind Code:
A1
Abstract:
When a first communication device executes a session control protocol so as to establish the session for a media related protocol in connection with a data transfer, the first communication device determines a session identifier to identify a session and then executes the media related protocol to carry out communication in connection with the data transfer on the session. A second communication device executes the session control protocol so as to establish the session with the first communication device for the media related protocol and then executes the media related protocol to carry out communication with the first communication device in connection with the data transfer on the session.

Inventors:
NAITO KANAME (JP)
OCHIAI KATSUHIRO (JP)
MIURA SHUHEI (JP)
SATO JUNICHI (JP)
KIMURA MOTONOBU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/068042
Publication Date:
April 23, 2009
Filing Date:
October 03, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NEC CORP (JP)
NAITO KANAME (JP)
OCHIAI KATSUHIRO (JP)
MIURA SHUHEI (JP)
SATO JUNICHI (JP)
KIMURA MOTONOBU (JP)
International Classes:
H04L47/765; H04M3/00
Foreign References:
JP2005012655A2005-01-13
Other References:
EGAWA T. ET AL.: "Gijutsu kara Rikai suru NGN Nyumon Jisedai no Tsushin Infrastructure wa Koshite Tsukurareru!", NETWORK WORLD, vol. 12, no. 2, 1 February 2007 (2007-02-01), pages 130 - 133
Attorney, Agent or Firm:
MIYAZAKI, Teruo et al. (16th Kowa Bldg.9-20, Akasaka 1-chom, Minato-ku Tokyo 52, JP)
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Claims:
 セッション単位で品質を設定することのできる品質保障型ネットワークを介してデータを転送する通信システムであって、
 セッション制御プロトコルを実行することにより、前記データの転送に関与するメディア関連プロトコルのためのセッションを確立するときに、前記セッションを識別するためのセッション識別子を決定し、その後に前記メディア関連プロトコルを実行することにより、前記セッション上で前記データの転送に関する通信を行う第1の通信装置と、
 前記セッション制御プロトコルを実行することにより、前記第1の通信装置との間に前記メディア関連プロトコルのためのセッションを確立した後に、前記メディア関連プロトコルを実行することにより、前記セッション上で前記第1の通信装置と前記データの転送に関する通信を行う第2の通信装置と、を有する通信システム。
 前記メディア関連プロトコルには、前記データを配信するためのメディア配信プロトコルと、前記データの配信を制御するためのメディア制御プロトコルとが含まれ、
 前記第1の通信装置は、前記セッション制御プロトコルを実行することにより前記セッションを確立するときに、少なくとも前記メディア制御プロトコルのためのセッションのセッション識別子を決定する、請求項1に記載の通信システム。
 前記メディア制御プロトコルがSession Initiation Protocolであり、前記メディア配信プロトコルがReal Time Transport Protocolであり、前記メディア制御プロコトルがReal Time Streaming Protocolであり、前記Real Time Streaming ProtocolがTransmission Control Protocol上に実装されている、請求項2に記載の通信システム。
 前記メディア関連プロトコルには、更に、エラー訂正プロトコルとサービス品質レポートプロトコルのいずれか一方あるいは両方が含まれる、請求項2または3に記載の通信システム。
 前記第1の通信装置と前記第2の通信装置は、前記セッション制御プロトコルの実行により前記メディア関連プロトコルのセッションを確立するとき、前記セッション識別子を含む、前記メディア関連プロトコルの通信を開始するために必要なセッション情報を送受信し、前記メディア関連プロコトルを、即座に通信を開始できる状態にする、請求項1から4のいずれか1項に記載の通信システム。
 前記メディア関連プロトコルの状態は、前記セッション制御プロトコルと前記メディア関連プロトコルのいずれかの動作を契機として遷移する、請求項5に記載の通信システム。
 前記第1の通信装置と前記第2の通信装置のいずれか一方が前記データを配信する配信サーバであり、他方が前記配信サーバから前記データを受信する受信機であり、
 前記配信サーバと前記受信機が前記セッション上で前記データの転送に関する前記メディア関連プロトコルの通信を行うことにより、前記配信サーバから前記受信機に対して前記データを配信する、請求項1から6のいずれか1項に記載の通信システム。
 前記配信サーバから複数の前記受信機にマルチキャストで前記データを配信する、請求項7に記載の通信システム。
 前記配信サーバから前記受信機に配信される前記データは映像を含んでおり、前記受信機は受信した前記データを再生する、請求項7または8に記載の通信システム。
 前記第1の通信装置と前記第2の通信装置は、前記セッション識別子が決定されることにより前記メディア関連プロトコルを特定してのセッションの制御が可能な状態となると、前記メディア関連プロトコルの通信を開始する前に前記メディア関連プロトコルのセッションの品質を設定する、請求項1から9のいずれか1項に記載の通信システム。
 前記メディア関連プロトコルのためのセッションが維持されている間、前記セッションのセッション識別子を、前記第1の通信装置、前記第2の通信装置、前記品質保証型ネットワークのいずれか1つまたは複数または全てが管理する、請求項1から10のいずれか1項に記載の通信システム。
 前記第1の通信装置と前記第2の通信装置のいずれか一方または双方は1つまたは複数の装置で構成され、前記セッション制御プロトコルと前記メディア関連プロトコルを、前記1つまたは複数の装置で実行する、請求項1から11のいずれか1項に記載の通信システム。
 前記第1の通信装置は、前記セッション制御プロトコルで、前記第2の通信装置と通信することにより、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置の双方が受け入れ可能であることを確認してから最終的なセッション識別子を決定する、請求項1から12のいずれか1項に記載の通信システム。
 セッション単位で品質を設定することのできる品質保障型ネットワークを介してデータを転送する通信システムにおける通信方法であって、
 セッション制御プロトコルを実行することにより、前記データの転送に関与するメディア関連プロトコルのためのセッションを確立するときに、前記セッションを識別するためのセッション識別子を決定し、
 その後に、前記メディア関連プロトコルを実行することにより、前記セッション上で前記データの転送に関する通信を行う、通信方法。
 セッション単位で品質を設定することのできる品質保障型ネットワークを介してデータを転送する通信システムにおいて前記データを送信または受信する通信装置であって、
 セッション制御プロトコルを実行することにより、前記データの転送に関与するメディア関連プロトコルのためのセッションを確立するときに、前記セッションを識別するためのセッション識別子を決定するセッション制御プロトコル実行手段と、
 前記セッション制御プロトコル実行手段が前記セッション識別子を決定した後に前記メディア関連プロトコルを実行することにより、前記セッション上で前記データの転送に関する通信を行うメディア関連プロトコル実行手段と、を有する通信装置。
 セッション単位で品質を設定することのできる品質保障型ネットワークを介してデータを転送する通信システムにおいて前記データを送信または受信する通信装置としてコンピュータを動作させるためのプログラムであって、
 セッション制御プロトコルを実行することにより、前記データの転送に関与するメディア関連プロトコルのためのセッションを確立するときに、前記セッションを識別するためのセッション識別子を決定する手順と、
 その後に前記メディア関連プロトコルを実行することにより、前記セッション上で前記データの転送に関する通信を行う手順と、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
Description:
通信システム、方法、装置、お びプログラム

 本発明は、品質保証型ネットワークを介 たメディア配信技術に関する。

 NGN(Next Generation Network)に代表される品質 証型ネットワークでは、SIP(Session Initiation  Protocol:RFC3261-SIP:Session Initiation Protocol、June 2 002参照)に代表されるセッション制御プロト ルによって、セッションの品質(QoS(Quality of Service))に関する制御が行われる。この品質 関する制御には帯域制御や優先制御が含ま 、それらは認証を伴う。

 通信の品質は、映像の再生品質のような ービス品質と、通信に対する課金とに関連 る。通信品質が高ければユーザへのサービ の品質は高くなり、その一方でユーザへ課 される料金も高くなる。

 これまで、品質保証型ネットワークは双 向で通話を行う電話サービスに用いられる とが多かった。このような電話サービスで 双方向のメディアの送受信が1つのセッショ ンで実現される。

 しかし電話の他に、映像配信サービスに 品質保証型ネットワークを用いることが考 られる。映像配信サービスは、映像のデー を蓄積している配信サーバからユーザの受 機に映像を配信し、受信機に映像を再生さ るサービスである。映像配信サービスの実 にはメディア制御プロトコルとメディア配 プロトコルが用いられる。そのため、セッ ョン制御プロトコルは1つのサービスを実現 するために複数のセッションを制御すること となる。

 図1は、品質保証型ネットワークを介して 映像を配信する通信システムの構成を示すブ ロック図である。図1を参照すると、通信シ テムは配信サーバ91と受信機92を有している 配信サーバ91と受信機92とは品質保証型ネッ トワーク93を介して接続される。例えば、受 機92から配信サーバ91に映像の配信を要求し 、配信サーバ91は、その要求に応じて受信機9 2に映像を配信する。映像の配信は、RTSP(Real  Time Streaming Protocol)に代表されるメディア制 プロトコルと、RTP(Real time Transport Protocol) 代表されるメディア配信プロトコルによっ 実現される。

 メディア制御プロトコルは、映像の再生 停止、記録など映像配信の状態を制御する めのプロトコルである。その代表であるRTSP は、一般にTCP(Transmission Control Protocol)上に実 装される。

 メディア配信プロトコルは、実際に映像 データを転送するためのプロトコルである その代表であるRTPは、一般にUDP(User Datagram Protocol)上に実装される。

 配信サーバ92と受信機91には、メディア制 御プロトコルおよびメディア配信プロトコル と、それらのセッションを制御するセッショ ン制御プロトコルとが実装される。セッショ ン制御プロトコルはメディア制御プロトコル やメディア配信プロトコルの通信品質を保証 するためにセッション制御を行う。例えば、 メディア制御プロトコルの優先制御や、メデ ィア配信プロトコルの帯域確保の制御が行わ れることが考えられる。

 これらのプロトコルの開始手順としては まずセッション制御プロトコルが開始され セッション記述を品質保証型ネットワーク9 3に通知し、セッションの制御が可能な状態 なってから、セッション制御プロトコルに る制御の対象となるプロトコルが開始され 。上述した映像配信サービスの例ではセッ ョン制御プロトコルによる制御対象はメデ ア制御プロトコルとメディア配信プロトコ である。

 セッション制御プロトコルの制御対象の ち、メディア制御プロトコルは上述したよ にTCP上に実装される。TCPでは、TCPハンドシ ークが開始されるときに送信元ポート番号 決定される。そのため、TCPハンドシェーク 開始されるまではメディア制御プロトコル セッションをポート番号で特定することが きず、セッション制御プロトコルはメディ 制御プロトコルのセッションに対して品質 定等の制御を行うことができない。

 本発明の目的は、適切な品質設定の状態 メディア制御プロトコルを開始することの きる通信システム、方法、装置、およびプ グラムを提供することである。

 上記目的を達成するために、本発明の一態 による通信システムは、
 セッション単位で品質を設定することので る品質保障型ネットワークを介してデータ 転送する通信システムであって、
 セッション制御プロトコルを実行すること より、前記データの転送に関与するメディ 関連プロトコルのためのセッションを確立 るときに、前記セッションを識別するため セッション識別子を決定し、その後に前記 ディア関連プロトコルを実行することによ 、前記セッション上で前記データの転送に する通信を行う第1の通信装置と、
 前記セッション制御プロトコルを実行する とにより、前記第1の通信装置との間に前記 メディア関連プロトコルのためのセッション を確立した後に、前記メディア関連プロトコ ルを実行することにより、前記セッション上 で前記第1の通信装置と前記データの転送に する通信を行う第2の通信装置と、を有して る。

 本発明の一態様による通信方法は、
 セッション単位で品質を設定することので る品質保障型ネットワークを介してデータ 転送する通信システムにおける通信方法で って、
 セッション制御プロトコルを実行すること より、前記データの転送に関与するメディ 関連プロトコルのためのセッションを確立 るときに、前記セッションを識別するため セッション識別子を決定し、
 その後に、前記メディア関連プロトコルを 行することにより、前記セッション上で前 データの転送に関する通信を行う。

 本発明の一態様による通信装置は、
 セッション単位で品質を設定することので る品質保障型ネットワークを介してデータ 転送する通信システムにおいて前記データ 送信または受信する通信装置であって、
 セッション制御プロトコルを実行すること より、前記データの転送に関与するメディ 関連プロトコルのためのセッションを確立 るときに、前記セッションを識別するため セッション識別子を決定するセッション制 プロトコル実行手段と、
 前記セッション制御プロトコル実行手段が 記セッション識別子を決定した後に前記メ ィア関連プロトコルを実行することにより 前記セッション上で前記データの転送に関 る通信を行うメディア関連プロトコル実行 段と、を有している。

 本発明の一態様によるプログラムは、
 セッション単位で品質を設定することので る品質保障型ネットワークを介してデータ 転送する通信システムにおいて前記データ 送信または受信する通信装置としてコンピ ータを動作させるためのプログラムであっ 、
 セッション制御プロトコルを実行すること より、前記データの転送に関与するメディ 関連プロトコルのためのセッションを確立 るときに、前記セッションを識別するため セッション識別子を決定する手順と、
 その後に前記メディア関連プロトコルを実 することにより、前記セッション上で前記 ータの転送に関する通信を行う手順と、を ンピュータに実行させる。

品質保証型ネットワークを介して映像 配信する通信システムの構成を示すブロッ 図である。 本実施形態による通信システムの構成 示すブロック図である。 本実施形態による通信システムにおけ 映像配信を開始するときの動作を示すシー ンス図である。 本実施形態による配信サーバの構成を すブロック図である。 本実施形態による受信機の構成を示す ロック図である。 第1の実施例における通信システムの動 作を示すシーケンス図である。 第2の実施例における通信システムの動 作を示すシーケンス図である。 第3の実施例における通信システムの動 作を示すシーケンス図である。 第4の実施例における通信システムの動 作を示すシーケンス図である。 第5の実施例における通信システムの 作を示すシーケンス図である。 第6の実施例における通信システムの 作を示すシーケンス図である。

 本発明の実施形態について図面を参照し 詳細に説明する。

 図2は、本実施形態による通信システムの 構成を示すブロック図である。図2を参照す と、通信システムは配信サーバ11と受信機12 有している。配信サーバ11と受信機12とは品 質保証型ネットワーク13を介して相互に接続 れる。品質保証型ネットワーク13は通信に 保する帯域や優先度を設定し、設定された 質を保証するネットワークである。

 受信機12から品質保証型ネットワーク13を 介して配信サーバ11に映像の配信を要求し、 信サーバ11は、その要求に応じて品質保証 ネットワーク13を介して受信機12に映像を配 する。その際、受信機12と配信サーバ11との 間の通信に対して設定された品質が品質保証 型ネットワーク13によって保証される。

 このような映像配信サービスは、RTSPに代 表されるメディア制御プロトコルと、RTPに代 表されるメディア配信プロトコルというメデ ィアの配信に関連する2つのプロトコルによ て実現される。これらのプロトコルにはそ ぞれにセッションが確立され、そのセッシ ン単位で品質の設定が可能である。

 配信サーバ12と受信機11には、メディア制 御プロトコルおよびメディア配信プロトコル と、それらのセッションを制御するSIPに代表 されるセッション制御プロトコルとが実装さ れる。

 図3は、本実施形態による通信システムに おける映像配信を開始するときの動作を示す シーケンス図である。映像配信を開始すると き、配信サーバ12と受信機11は、まずセッシ ン制御プロトコルの実行を開始する。配信 ーバ12と受信機11は、セッション制御プロト ルによって、メディア制御プロトコルのた のセッションと、メディア配信プロトコル ためのセッションを確立する(ステップ101) その際、セッション制御プロトコルは、メ ィア制御プロトコルのセッションを特定す ためのセッション識別子を決定する。

 メディア制御プロトコルのセッション識 子が決定されることによりメディア制御プ トコルを特定してのセッション制御が可能 状態となる。この状態で、配信サーバ12と 信機11は、メディア制御プロトコルの開始前 にセッション確立の一環としてあるいはセッ ション確立の後、メディア制御プロトコルの セッションの優先制御等の品質を設定する制 御を行ってもよい(ステップ102)。メディア制 プロトコルの優先度を適切に設定すること より、メディア制御プロトコルの開始時か メディア制御の実行における応答性を確保 ることができる。

 なお、本実施形態では、メディア配信プ トコルはUDP上に実装されているため、開始 からポート番号によってセッションの特定 可能であるものとする。それ故、セッショ 制御プロトコルがメディア配信プロトコル セッション識別子を決定しなくても、メデ ア配信プロトコルのセッションを特定した 御が可能である。この状態で、配信サーバ1 2と受信機11は、メディア配信プロトコルの確 保帯域等の品質を適切に設定してもよい。

 続いて、配信サーバ12と受信機11は、受信 機11に対するユーザの操作に従って、メディ 制御プロトコルによるメディア制御を行う( ステップ103)。そのメディア制御に従って、 ディア配信プロトコルにより配信サーバ12か ら受信機11に映像が配信される(ステップ104) 受信機11は配信サーバ12から受信した映像を 生する。

 図4は、本実施形態による配信サーバの構 成を示すブロック図である。図4を参照する 、配信サーバ12は、セッション制御プロトコ ル実行部21、メディア制御プロトコル実行部2 2、メディア配信プロトコル実行部23、および メディア格納部24を有している。

 セッション制御プロトコル実行部21は、SI Pに代表されるセッション制御プロトコルを 行することにより、制御対象となるプロト ルのセッションの確立、変更、および切断 行う。映像配信サービスでは、セッション 御プロトコルによる制御対象となるプロト ルとして、RTSPに代表されるメディア制御プ トコルと、RTPに代表されるメディア配信プ トコルとがある。

 確立されたセッションには品質が設定さ 、そのセッション上では設定された品質で 信が行われる。セッションに設定される品 の項目として優先度と確保帯域とがある。 れらの品質設定は変更が可能である。

 メディア制御プロトコルでは、再生の開 や停止等の応答性が優先度の設定に依存す と想定される。また、メディア配信プロト ルでは映像の再生品質が確保帯域の設定に 存すると想定される。

 セッション制御プロトコル実行部21は、 ッションを確立するとき、受信機11と連携し て、メディア制御プロトコルのセッションを 特定するためのセッション識別子を決定する 。さらにセッション制御プロトコル実行部21 、決定したセッション識別子を用いてメデ ア制御プロトコルを特定することにより受 機11と連携し、メディア制御プロトコルの ッションの品質を適切に設定する制御を行 てもよい。

 メディア制御プロトコル実行部22は、メ ィア制御プロトコルを実行することにより 受信機11と連携して映像の再生や停止等のメ ディア制御を行う。メディア制御プロトコル は、これらのメディア制御のための受信機11 の通信を、セッション制御プロトコルによ て設定された品質で行う。

 メディア配信プロトコル実行部23は、メ ィア配信プロトコルを実行することにより メディア制御プロトコル実行部22によるメデ ィア制御に従って、メディア格納部24に格納 れている映像のデータを受信機11に配信す 。メディア配信プロトコルは、これらのメ ィア配信を、セッション制御プロトコルに って設定された品質で行う。

 メディア格納部24は、受信機11に配信する ための映像のデータを格納している。

 図5は、本実施形態による受信機の構成を 示すブロック図である。図5を参照すると、 信機11は、セッション制御プロトコル実行部 31、メディア制御プロトコル実行部32、およ メディア配信プロトコル実行部33を有してい る。また、この例では、受信機11は、操作部3 4、記憶部35、および再生部36を自身で備えて るものとする。ただし、操作部34、記憶部35 、および再生部36の1つまたは複数が受信機11 は別個の装置に備えられていてもよい。

 セッション制御プロトコル実行部31は、 ッション制御プロトコルを実行することに り、映像配信サービスのためのメディア制 プロトコルとメディア配信プロトコルのセ ションの確立、変更、および切断を行う。 立されたセッションには品質が設定される

 セッション制御プロトコル実行部31は、 ッションを確立するとき、配信サーバ12と連 携して、メディア制御プロトコルのセッショ ンを特定するためのセッション識別子を決定 する。さらにセッション制御プロトコル実行 部31は、決定したセッション識別子を用いて ディア制御プロトコルを特定することによ 配信サーバ12と連携し、メディア制御プロ コルのセッションの品質を適切に設定する 御を行ってもよい。

 メディア制御プロトコル実行部32は、メ ィア制御プロトコルを実行することにより 配信サーバ12と連携して映像の再生や停止等 のメディア制御を行う。メディア制御プロト コル実行部32による映像の再生や停止はユー による操作部34への操作に従って行われる メディア制御プロトコルは、これらのメデ ア制御のための配信サーバ12との通信を、セ ッション制御プロトコルによって設定された 品質で行う。

 メディア配信プロトコル実行部33は、メ ィア配信プロトコルを実行することにより メディア制御プロトコル実行部22によるメデ ィア制御に従って、配信サーバ12から配信さ た映像のデータを受信する。受信されたデ タは記憶部35に一旦記録された後に再生部36 で再生される。メディア配信プロトコルは、 これらのメディア配信を、セッション制御プ ロトコルによって設定された品質で行う。

 操作部34は、ユーザによる操作を受け付 、操作内容を各部に伝える。例えば、セッ ョン制御プロトコル実行部31によるセッショ ンの確立や切断はユーザの操作で起動されて もよい。また、メディア制御プロトコル実行 部32による映像再生の開始や停止はユーザの 作で起動されてもよい。

 記憶部35は、メディア配信プロトコル実 部33の受信した映像のデータを記憶する。再 生部36は、記憶部35に記録された映像のデー を再生する。

 以上説明したように、本実施形態によれ 、セッション制御プロトコルによってセッ ョンを確立するときに、メディア制御プロ コルのセッションを特定するためのセッシ ン識別子を決定するので、メディア制御プ トコル自体が開始する前に、そのメディア 御プロトコルのセッションの品質制御が可 となり、開始時から適切な品質を確保する とができる。また、本実施形態を実現する に品質保証型ネットワーク13に対して特殊 処理や機能を追加する必要が無いので、本 施形態では一般的な品質保証型ネットワー をそのまま用いることができる。

 本実施形態では、セッション制御プロト ルがセッションを確立するときに、メディ 制御プロトコルのセッションを特定するた のセッション識別子を決定している。その 、配信サーバ12と受信機11の間でセッション 識別子を含むセッション情報をやり取りする ことにより、セッション識別子を決定するこ とにしてもよい。例えば、配信サーバ12がセ ション識別子を決定し、それを受信機11に 知することにしてもよい。また、受信機11が セッション識別子を決定し、それを配信サー バ12に通知することにしてもよい。あるいは 配信サーバ12と受信機11が相互に確認しなが ら、双方で使用可能なセッション識別子を選 択することにしてもよい。また、決定した、 メディア制御プロトコルのセッション識別子 は、そのメディア制御プロトコルが維持され ている間、配信サーバ11、受信機12、品質保 型ネットワーク13内のセッション制御サーバ (不図示)のいずれか1つが管理することとして もよく、あるいはそれらの複数、あるいはそ れら全てがそれぞれに管理することにしても よい。

 また、本実施形態では、配信サーバ12と 信機11は、セッション識別子を決定するとき に、メディア制御に必要なセッション情報を 決定してしまうこととし、メディア制御プロ トコルの開始時のセッション情報の決定を省 略することにしてもよい。映像配信サービス の開始時の手順を簡略化することができる。

 一般的にはメディア制御プロトコルは初 状態から待機状態に移行することにより、 像の再生等が可能な状態となる。例えば、R TSPでは、メディア制御の動作を契機として、 “Initial”、“Ready”、“Playing”、“Recording という4つの状態を遷移する。メディア制御 “Initial”状態を経て“Ready”状態に移行す ことにより映像の再生が可能となる。

 しかし、上述したようにセッション確立 にセッション識別子およびその他のセッシ ン情報を決定することとした場合、セッシ ン制御プロトコルがセッションを確立した とを契機として、メディア制御プロトコル 初期状態を経ずに、映像の再生等が可能な 機状態になることにしてもよい。例えば、R TSPでは、“Initial”状態を経ずに“Ready”状態 に移行することにより映像の再生が可能な状 態になることにしてもよい。

 さらに、その場合、メディア制御プロト ルは初期状態という状態を持たず、セッシ ン制御プロトコルがセッションを切断した とを契機として、初期状態を経ずに状態管 を開放して終了することにしてもよい。

 また、本実施形態では、メディア配信プ トコルは、送信元/宛先IPアドレスと送信元/ 宛先ポート番号とのペアによってセッション を特定できるため、セッション制御プロトコ ルは、セッション確立時、メディア制御プロ トコルのセッション識別子だけを決定し、メ ディア配信プロトコルのセッション識別子を 決定しないとしていた。しかし、本発明はこ れに限定されるものではない。他の例として 、セッション制御プロトコルは、セッション 確立時、メディア制御プロトコルのセッショ ン識別子とメディア配信プロトコルのセッシ ョン識別子の両方を決定することにしてもよ い。そうすれば、メディア配信プロトコルに デフォルトのポートではなく、動的に選択し たポートを用いる場合でも、セッションを確 立した直後からメディア配信のための帯域確 保等のメディア配信プロトコルのセッション 制御が可能となる。

 また、本実施形態では、映像配信サービ がメディア制御プロトコルとメディア配信 ロトコルとで実現されている例を示した。 かし、本発明はこれに限定されるものでは い。他の例として、映像配信サービスの実 に、エラー訂正プロトコルとQoSレポートプ トコルの一方あるいは両方が更に用いられ いるものとしてもよい。その場合、セッシ ン制御プロトコルは、エラー訂正プロトコ のセッションとQoSレポートプロトコルのセ ションも制御することとなる。そのため、 ッション制御プロトコルは、セッション確 時に、エラー訂正プロトコルとQoSレポート ロトコルの一方あるいは両方のセッション セッション識別子も決定することにしても い。

 また、本実施形態では、配信サーバ12が 理的に1つの装置で構成されていることを想 した例を示した。しかし、本発明は、これ 限定されるものではない。他の例として、 信サーバ12は、セッション制御プロトコル 行部21、メディア制御プロトコル実行部22、 よびメディア配信プロトコル実行部23が複 の装置に分散して配置された構成であって よい。

 また、本実施形態では、受信機11が物理 に1つの装置で構成されていることを想定し 例を示した。しかし、本発明は、これに限 されるものではない。他の例として、受信 11は、セッション制御プロトコル実行部31、 メディア制御プロトコル実行部32、およびメ ィア配信プロトコル実行部33が複数の装置 分散して配置された構成であってもよい。 信サーバ12も同様であり、セッション制御プ ロトコル実行部21、メディア制御プロトコル 行部22、およびメディア配信プロトコル実 部23が複数の装置に分散して配置された構成 であってもよい。

 また、本実施形態ではユニキャストの映 配信を想定した例を示したが、本発明はこ に限定されるものではない。1つの配信サー バ12から複数の受信機11にマルチキャストで 像を配信する場合においても、セッション 立時にセッション識別子を決定することに てもよい。

 (第1の実施例)
 第1の実施例では、セッション制御プロトコ ルとしてSIPを用い、メディア制御プロトコル としてRTSPを用い、メディア配信プロトコル してRTPを用いるものとする。また第1の実施 では、配信サーバ12がメディア制御プロト ルのセッション識別子を決定するものとす 。

 図6は、第1の実施例における通信システ の動作を示すシーケンス図である。図6を参 すると、受信機11が品質保証型ネットワー 13に向けて、セッションの確立を要求する“ SIP INVITE”メッセージを送ると(ステップ201) 品質保証型ネットワーク13から配信サーバ12 “SIP INVITE”メッセージが送られる(ステッ 202)。

 “SIP INVITE”メッセージを受信した配信 ーバ12は、セッションの開始の要求を受け入 れることを示す“SIP 200 OK”メッセージを品 質保証型ネットワーク13に返送する(ステップ 203)。本実施例では、上述したように配信サ バ12がRTSPのセッション識別子を決定する。 信サーバ12の決定したRTSPのセッション識別 (図ではsession ID)は、この“SIP 200 OK”メッ ージのSIP-SDP(Session Description Protocol)に挿入 れる。

 “SIP 200 OK”メッセージを受信した品質 証型ネットワーク13は、受信機11に“SIP 200 OK”メッセージを送信する(ステップ204)。本 施例では、メディア制御プロトコルのセッ ョン識別子を含むセッション情報は、この SIP 200 OK”メッセージのSIP-SDPにも挿入され る。そうすることにより受信機11もメディア 御プロトコルのセッションを特定できるよ になる。ただし、セッション制御上、受信 11がメディア制御プロトコルのセッション 特定する必要が無ければ、品質保証型ネッ ワーク13から受信機11への“SIP 200 OK”メッ ージに、メディア制御プロトコルのセッシ ン識別子が挿入されていなくてもよい。

 “SIP 200 OK”メッセージを受信した受信 11は、セッションの確立を確認したことを す“SIP ACK”メッセージを品質保証型ネット ワーク13に送ると(ステップ205)、品質保証型 ットワーク13も配信サーバ12に“SIP ACK”メ セージを送る(ステップ206)。

 なお、本実施例では、ステップ203の“SIP 200 OK”メッセージには、RTSPのセッション識 別子を含むセッション情報が挿入されるもの とする。またSIP-SDPにセッション情報が挿入 れることにより、RTSPのセッションが開始さ るものとする。その結果として、このセッ ョンには適切な帯域が確保され、適切な優 度が設定されるので、RTSPにおいてSETUPやDESC RIBEの手順は省略される(ステップ207)。

 RTSPのSETUPやDESCRIBEを省略すれば、即座に 像を再生することができる“Ready”状態とな る。図6の例では、受信機11が配信サーバ12に RTSP PLAY”メッセージを送ることにより、映 像再生の要求を送る(ステップ208)。“RTSP PLAY ”メッセージを受信した配信サーバ12は、要 を受け入れることを示す“RTSP 200 OK”メッ セージを受信機11に返信し(ステップ209)、RTP より映像のデータを受信機11に配信する(ス ップ201)。映像のデータを受信した受信機11 、映像のデータを記憶部35に一旦格納した後 に再生部36で再生する。

 本実施例では、“Ready”状態から“Initial 状態を経ずにセッションを開放するものと る。そのためRTSP-TEARDOWNの手順は省略される (ステップ211)。ただし、本発明はこれに限定 れるものではなく、一般的な状態遷移に従 て“Ready”状態から“Initial”状態を経てセ ションを開放することとしてもよい。

 受信機11が品質保証型ネットワーク13に向 けて、セッションの切断を要求する“SIP BYE メッセージを送ると(ステップ212)、品質保 型ネットワーク13から配信サーバ12に“SIP BY E”メッセージが送られる(ステップ213)。

 “SIP BYE”メッセージを受信した配信サ バ12は、セッションの切断の要求を受け入れ ることを示す“SIP 200 OK”メッセージを品質 保証型ネットワーク13に送ると(ステップ214) 品質保証型ネットワーク13から受信機11にも SIP 200 OK”メッセージが送られる(ステップ 215)。これによりセッションが切断されて通 が終了する。

 (第2の実施例)
 第2の実施例では、第1の実施例と同様に、 ッション制御プロトコルとしてSIPを用い、 ディア制御プロトコルとしてRTSPを用い、メ ィア配信プロトコルとしてRTPを用いるもの する。ただし、第2の実施例では、第1の実 例と異なり、受信機11がメディア制御プロト コルのセッション識別子を決定するものとす る。

 図7は、第2の実施例における通信システ の動作を示すシーケンス図である。第2の実 例では、第1の実施例と同様に、受信機11が 質保証型ネットワーク13に向けて、セッシ ンの確立を要求する“SIP INVITE”メッセージ を送る(ステップ301)。しかし、図6に示した第 1の実施例ではステップ203の“SIP 200 OK”メ セージに挿入された、メディア制御プロト ルのセッション識別子(session ID)を含むセッ ョン情報が、本実施例では、“SIP INVITE” ッセージに挿入される。

 続いて、品質保証型ネットワーク13から 信サーバ12に“SIP INVITE”メッセージが送ら る(ステップ302)。本実施例では、メディア 御プロトコルのセッション識別子を含むセ ション情報は、この“SIP INVITE”メッセージ のSIP-SDPにも挿入される。そうすることによ 配信サーバ12もメディア制御プロトコルのセ ッションを特定できるようになる。

 “SIP INVITE”メッセージを受信した配信 ーバ12は、セッションの開始の要求を受け入 れることを示す“SIP 200 OK”メッセージを品 質保証型ネットワーク13に返送する(ステップ 303)。本実施例では、この“SIP 200 OK”メッ ージには、メディア制御プロトコルのセッ ョン識別子を挿入しなくてもよい。“SIP 200  OK”メッセージを受信した品質保証型ネッ ワーク13は、受信機11に“SIP 200 OK”メッセ ジを送信する(ステップ304)。それ以降は、 6に示した第1の実施例と同じである(ステッ 205~215)。

 (第3の実施例)
 第3の実施例では、第1の実施例と同様に、 ッション制御プロトコルとしてSIPを用い、 ディア制御プロトコルとしてRTSPを用い、メ ィア配信プロトコルとしてRTPを用いるもの する。また第3の実施例では、第1の実施例 同様に、配信サーバ12がメディア制御プロト コルのセッション識別子を決定するものとす る。ただし、第3の実施例では、第2の実施例 異なり、メディア制御プロトコルのセッシ ン識別子を含むセッション情報が“SIP 183  session progress”メッセージで通知される。

 図8は、第3の実施例における通信システ の動作を示すシーケンス図である。受信機11 が品質保証型ネットワーク13に向けて、セッ ョンの確立を要求する“SIP INVITE”メッセ ジを送ると(ステップ201)、品質保証型ネット ワーク13から配信サーバ12に“SIP INVITE”メッ セージが送られる(ステップ202)。

 “SIP INVITE”メッセージを受信した配信 ーバ12は、暫定的な応答として“SIP 183 sessi on progress”メッセージを品質保証型ネットワ ーク13に送信する(ステップ401)。この“SIP 183  session progress”メッセージのSIP-SDPには、配 サーバ12が決定した、メディア制御プロト ルのセッション識別子を含むセッション情 が挿入される。これにより、メディア制御 ロトコルのセッション情報が品質保証型ネ トワーク13に通知される。

 “SIP 183 session progress”メッセージを受 した品質保証型ネットワーク13は、その“SI P 183 session progress”メッセージを受信機11に 送信する(ステップ402)。

 “SIP 183 session progress”メッセージを受 した受信機11は、暫定的な応答を確認した とを示す“SIP PRACK”メッセージを品質保証 ネットワーク13に返送する(ステップ403)。“ SIP PRACK”メッセージを受信した品質保証型 ットワーク13は、“SIP PRACK”メッセージを 信サーバ12に送信する(ステップ404)。

 “SIP PRACK”メッセージを受信した配信サ ーバ12は、セッションの開始の要求を最終的 受け入れることを示す“SIP 200 OK”メッセ ジを品質保証型ネットワーク13に返送する( テップ405)。“SIP 200 OK”メッセージを受信 した品質保障型ネットワーク13は、“SIP 200  OK”メッセージを受信機11に送信する(ステッ 406)。それ以降は、図6に示した第1の実施例 同じである(ステップ205~215)。

 (第4の実施例)
 第4の実施例では、第1の実施例と同様に、 ッション制御プロトコルとしてSIPを用い、 ディア制御プロトコルとしてRTSPを用い、メ ィア配信プロトコルとしてRTPを用いるもの する。また第4の実施例では、第2の実施例 同様に、受信機11がメディア制御プロトコル のセッション識別子を決定するものとする。 第4の実施例では、第3の実施例と同様に、配 サーバ12から“SIP 183 session progress”メッ ージを送るが、そこにはメディア制御プロ コルのセッション識別子を含むセッション 報が挿入されない。第4の実施例では、メデ ア制御プロトコルのセッション識別子を含 セッション情報が、“SIP 183 session progress メッセージに対する確認を示す“SIP PRACK” メッセージにセッション情報が挿入される。

 図9は、第4の実施例における通信システ の動作を示すシーケンス図である。“SIP INV ITE”メッセージを受信した配信サーバ12は、 質保証型ネットワーク13に、暫定的な応答 して“SIP 183 session progress”メッセージを 信する(ステップ501)。“SIP 183 session progress ”メッセージを受信した品質保証型ネットワ ーク13は、“SIP 183 session progress”メッセー を受信機11に送信する(ステップ502)。

 “SIP 183 session progress”メッセージを受 した受信機11は、暫定的な応答を確認した とを示す“SIP PRACK”メッセージを品質保証 ネットワーク13に返送する(ステップ503)。こ の“SIP PRACK”メッセージに、メディア制御 ロトコルのセッション識別子を含むセッシ ン情報が挿入される。“SIP PRACK”メッセー を受信した品質保証型ネットワーク13は、 SIP PRACK”メッセージを配信サーバ12に送信 る(ステップ504)。それ以降は、図8に示した 3の実施例と同じである(ステップ405~406、205~2 15)。

 (第5の実施例)
 第5の実施例では、第1の実施例と同様に、 ッション制御プロトコルとしてSIPを用い、 ディア制御プロトコルとしてRTSPを用い、メ ィア配信プロトコルとしてRTPを用いるもの する。また第5の実施例では、配信サーバ12 SIPで受信機11と通信して、配信サーバ12と受 信機11の双方が受け入れ可能であることを確 してから、メディア制御プロトコルの最終 なセッション識別子を決定するものとする

 図10は、第5の実施例における通信システ の動作を示すシーケンス図である。品質保 型ネットワーク13から“SIP INVITE”メッセー ジを受信した配信サーバ12は、品質保証型ネ トワーク13に、“SIP 183 session progress”メ セージを送信する(ステップ601)。このメッセ ージには、配信サーバ12の選択した、メディ 制御プロトコルのセッション識別子が挿入 れる。“SIP 183 session progress”メッセージ 受信した品質保証型ネットワーク13は、メ ィア制御プロトコルのセッション識別子が 入された“SIP 183 session progress”メッセー を受信機11に送信する(ステップ602)。

 その後、受信機11が、配信サーバ12の選択 したセッション識別子の候補を受け入れるこ とができるか否かを配信サーバ12に通知し、 要に応じてセッション識別子を更新する(ス テップ603~610)。受信機11と配信サーバ12の双方 の合意のもとでメディア制御プロトコルのセ ッション識別子を決定すると共に、配信サー バ611において映像のデータを取り出す(ステ プ611~616)。

 配信サーバ12にて映像のデータが取り出 れると、配信サーバ12からの応答を契機とし てセッションの確立が完了する(ステップ617~6 20)。その後は、それ以降は、図6に示した第1 実施例と同じである(ステップ207~215)。

 なお、本実施例では、配信サーバ12の選 したセッション識別子を受信機11が受け入れ ることができるか否か判断し、その判断結果 を配信サーバ12に通知することとしたが、本 明はこれに限定されるものではない。その に、配信サーバ12と受信機11がそれぞれの受 け入れることのできるセッション識別子を互 いに通知しあいながら、実際に用いるセッシ ョン識別子を決定することにしてもよい。

 また、本実施例では、配信サーバ12にて 像のデータを取り出し中であることを、配 サーバ12から受信機11に“SIP 180 Ringing”メ セージによって通知する例を示した。しか 、本発明はこれに限定されるものではなく ステップ713、714の“SIP 180 Ringing”メッセー ジを省いてもよい。

 (第6の実施例)
 第6の実施例では、第5の実施形態とは逆に 信機11がSIPで配信サーバ12と通信して、配信 ーバ12と受信機11の双方が受け入れ可能であ ることを確認してから、メディア制御プロト コルの最終的なセッション識別子を決定する ものとする。

 図11は、第6の実施例における通信システ の動作を示すシーケンス図である。受信機1 1は、受信機11の選択した、メディア制御プロ トコルのセッション識別子を含むセッション 情報を挿入した“SIP INVITE”メッセージを品 保証型ネットワーク13に送信する(ステップ7 01)。“SIP INVITE”メッセージを受信した品質 証型ネットワーク13は、セッション識別子 含むセッション情報の挿入された“SIP INVITE ”メッセージを配信サーバ12に送信する(ステ ップ702)。

 その後、配信サーバ12が、受信機11の選択 したセッション識別子の候補を受け入れるこ とができるか否かを受信機11に通知し、必要 応じてセッション識別子を更新する(ステッ プ703~712)。受信機11と配信サーバ12の双方の合 意のもとでメディア制御プロトコルのセッシ ョン識別子を決定すると共に、配信サーバ611 において映像のデータを取り出す(ステップ71 3~716)。

 配信サーバ12にて映像のデータが取り出 れると、配信サーバ12からの応答を契機とし てセッションの確立が完了する(ステップ719~7 22)。その後は、それ以降は、図6に示した第1 実施例と同じである(ステップ207~215)。

 なお、上述した実施形態あるいは各実施 における受信機11は、セッション制御プロ コル実行部21、メディア制御プロトコル実行 部22、およびメディア配信プロトコル実行部2 3の動作を規定したソフトウェアプログラム コンピュータに実行させることにより実現 ることもできる。

 また、上述した実施形態あるいは各実施 における配信サーバ12も、セッション制御 ロトコル実行部31、メディア制御プロトコル 実行部32、およびメディア配信プロトコル実 部33の動作を規定したソフトウェアプログ ムをコンピュータに実行させることにより 現することもできる。

 以上、実施形態および実施例を参照して 発明を説明したが、本発明は実施形態およ 実施例に限定されるものではない。クレー に定義された本発明の構成や詳細には、発 のスコープ内で当業者が理解し得る様々な 更をすることができる。

 この出願は、2007年10月16日に出願された 本出願特願2007-268851を基礎として優先権の利 益を主張するものであり、その開示の全てを 引用によってここに取り込む。