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Title:
DISPLAY DEVICE AND METHOD OF DRIVING THE DISPLAY DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/069368
Kind Code:
A1
Abstract:
An active-matrix-type display device has pixels (PIX) each including a plurality of sub pixels (2A, 2B). A selective element (30) of the pixel (PIX) comprises one field-effect transistor (30) for making or not making selection for all of the plurality of sub pixels (2A, 2B). At least one sub pixel (2A) of the plurality of sub pixels (2A, 2B)is connected to a conductive path branched and drawn from the middle of a channel forming region of the transistor (30), whereby lengths to be used as a charge/discharge path of the sub pixels (2A, 2B) for the channel forming region are different from each other. Since the sub pixels (2A, 2B) have their opposite electrodes (COMA, COMB) formed to be electrically separate from each other, the display device which has a reduced number of components and is easy to drive although one pixel is constituted of a plurality of sub pixels and its driving method are realized.

Inventors:
HIRATO SHINICHI
Application Number:
PCT/JP2008/066881
Publication Date:
June 04, 2009
Filing Date:
September 18, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
HIRATO SHINICHI
International Classes:
G02F1/1368; G02F1/133; G02F1/1343; G09G3/20; G09G3/36
Foreign References:
JP2007140521A2007-06-07
JP2006201764A2006-08-03
JP2006201356A2006-08-03
Attorney, Agent or Firm:
HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK (2-6 Tenjinbashi 2-chome Kita, Kita-ku, Osaka-sh, Osaka 41, JP)
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Claims:
 アクティブマトリクス型の表示装置であって、
 各画素が複数の副画素を備えており、
 前記画素の選択素子は前記複数の副画素の全てに対して選択および非選択を行う1つの電界効果型のトランジスタからなり、
 前記複数の副画素は、少なくとも1つの副画素が前記電界効果型のトランジスタのチャネル形成領域の途中から分岐して引き出された導通経路に接続されることにより、互いに前記チャネル形成領域に対して副画素の充放電経路に利用する長さが異なっており、
 前記複数の副画素どうしで、対向電極が互いに電気的に分離されて形成されていることを特徴とする表示装置。
 前記複数の副画素で共有される1つの補助容量配線を備えていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の表示装置。
 前記対向電極に印加するバイアス電圧は、前記副画素ごとに異なっていることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の表示装置。
 前記複数の副画素のそれぞれの充放電応答時間が、データ信号の前記画素への書き込み期間内に収まるように、走査信号の供給タイミングおよび前記データ信号の供給タイミングが設定されていることを特徴とする請求の範囲第1項から第3項までのいずれか1項に記載の表示装置。
 前記複数の副画素は第1の副画素と第2の副画素との2つの副画素からなり、
 前記第1の副画素と前記第2の副画素との画素電極面積比が1:1であることを特徴とする請求の範囲第1項から第4項までのいずれか1項に記載の表示装置。
 前記複数の副画素は第1の副画素と第2の副画素との2つの副画素からなり、
 前記第1の副画素と前記第2の副画素との画素電極面積比が1:2であることを特徴とする請求の範囲第1項から第4項までのいずれか1項に記載の表示装置。
 前記複数の副画素は第1の副画素と第2の副画素との2つの副画素からなり、
 前記第1の副画素と前記第2の副画素との画素電極面積比が1:3であることを特徴とする請求の範囲第1項から第4項までのいずれか1項に記載の表示装置。
 前記複数の副画素の対向電極にバイアス電圧を印加する配線が、マトリクス基板上の、データ信号に関連する配線の入力端子と同じ側から、対向基板へと接続されていることを特徴とする請求の範囲第1項から第7項までのいずれか1項に記載の表示装置。
 前記データ信号に関連する配線の入力端子は、表示部を挟む両側に設けられており、
 前記複数の副画素は第1の副画素と第2の副画素との2つの副画素からなり、
 前記第1の副画素の対向電極にバイアス電圧を印加する配線は、前記表示部に対して一方側に配置された前記データ信号に関連する配線の入力端子と同じ側から前記第1の副画素の対向電極に接続されており、
 前記第2の副画素の対向電極にバイアス電圧を印加する配線は、前記表示部に対して他方側に配置された前記データ信号に関連する配線の入力端子と同じ側から前記第2の副画素の対向電極に接続されていることを特徴とする請求の範囲第8項に記載の表示装置。
 前記第2の副画素の対向電極にバイアス電圧を印加する配線は、前記一方側に配置された前記データ信号に関連する配線の入力端子と同じ側から一旦マトリクス基板上を上記他方側まで引き回されてから、前記他方側に配置された前記データ信号に関連する配線の入力端子と同じ側から前記第2の副画素の対向電極に接続されていることを特徴とする請求の範囲第9項に記載の表示装置。
 前記複数の副画素の対向電極にバイアス電圧を印加する配線が、少なくとも1つの前記バイアス電圧については、マトリクス基板上の、データ信号に関連する配線の入力端子と同じ側から、対向基板へと接続されており、他の前記バイアス電圧については、前記マトリクス基板上の、走査信号に関連する配線の入力端子と同じ側から、前記対向基板へと接続されていることを特徴とする請求の範囲第1項から第7項までのいずれか1項に記載の表示装置。
 アクティブマトリクス型の表示装置を駆動する表示装置の駆動方法であって、
 前記表示装置の各画素が複数の副画素を備えており、
 前記画素の選択素子は前記複数の副画素の全てに対して選択および非選択を行う1つの電界効果型のトランジスタからなり、
 前記複数の副画素は、少なくとも1つの副画素が前記電界効果型のトランジスタのチャネル形成領域の途中から分岐して引き出された導通経路に接続されることにより、互いに前記チャネル形成領域に対して副画素の充放電経路に利用する長さが異なっており、
 前記複数の副画素どうしで、対向電極が互いに電気的に分離されて形成されており、
 前記複数の副画素に対応する前記対向電極のそれぞれに互いに異なるバイアス電圧を印加することを特徴とする表示装置の駆動方法。
 前記複数の副画素に対応する補助容量電圧のそれぞれを、互いに等しくすることを特徴とする請求の範囲第12項に記載の表示装置の駆動方法。
 前記複数の副画素のそれぞれの充放電応答時間を、データ信号の前記画素への書き込み期間内に収まるように、走査信号の供給タイミングおよび前記データ信号の供給タイミングを設定することを特徴とする請求の範囲第12項または第13項に記載の表示装置の駆動方法。
 ソースバスライン反転駆動することを特徴とする請求の範囲第12項から第14項までのいずれか1項に記載の表示装置の駆動方法。
 ドット反転駆動することを特徴とする請求の範囲第12項から第14項までのいずれか1項に記載の表示装置の駆動方法。
Description:
表示装置および表示装置の駆動 法

 本発明は、広視野角特性の表示パネルに するものである。

 特許文献1には、1つの画素を2つの副画素 構成するMVA方式の液晶表示装置が開示され いる。図24に、当該画素の構成の等価回路 示す。一方の副画素10aは液晶層13aおよび補 容量22aがTFT16aを介してデータ信号線14に接続 された構成であり、他方の副画素10bは液晶層 13bおよび補助容量22bがTFT16bを介してデータ信 号線14に接続された構成である。TFT16a・16bの ートは走査信号線12に接続されている。す わち、走査信号線12およびデータ信号線14は2 つの副画素10a・10bに共有されている。また、 対向電極17は2つの副画素10a・10bに共通である 。補助容量22aは画素電極18aと補助容量配線24a との間で形成され、補助容量22bは画素電極18b と補助容量配線24bとの間で形成されていて、 2つの副画素10a・10bどうしで別々の補助容量 線を用いるようになっている。

 図25の(a)~(f)に図24の画素の駆動に関する 号波形を示す。図25の(a)は、データ信号線14 電圧波形Vs、図25の(b)は補助容量配線24aの電 圧波形Vcsa、図25の(c)は補助容量配線24bの電圧 波形Vcsb、図25の(d)は走査信号線12の電圧波形V g、図25の(e)は副画素10aの画素電極18aの電圧波 形Vlca、図25の(f)は、副画素10bの画素電極18bの 電圧波形Vlcbをそれぞれ示している。また、 中の破線は、対向電極17の電圧波形COMMON(Vcom) を示している。

 図25の(d)に示されているように、時刻T1で 走査信号線12の電圧波形VgがVgLからVgHに変化 ると、TFT16a・16bがON状態となり、VgHを維持し ている時刻T1から時刻T2までの期間にデータ 号線14から図25の(a)の電圧波形Vsの電圧で画 電極18a・18bにデータが書き込まれる。図25の (b)および図25の(c)に示されているように、補 容量配線24aの電圧波形Vcsaと補助容量配線24b の電圧波形Vcsbとは、COMMONを中心として互い 逆相の関係となるように正負それぞれに振 Vadでパルス状に振動するように電圧制御さ ている。この結果、図25の(e)および図25の(f) 示されているように、画素電極18aの電圧波 Vlcaおよび画素電極18bの電圧波形Vlcbは、TFT16 a・16bがON状態からOFF状態となる時刻T2でとも 引き込み現象による電圧Vdだけの降下を経 後、互いに異なる電圧値でパルス状に振動 る。

 特許文献1では、これにより、2つの副画素10 a・10bの液晶印加電圧の実効値を互いに異な せて、MVA(Multi-domain Vertical Alignment)駆動を行 う液晶表示装置を斜め方向から見たときの白 表示時の階調反転現象を抑制して、広視野角 特性を実現している。

日本国公開特許公報「特開2004-62146号公 (公開日:2004年2月26日)」

日本国公開特許公報「特開2006-85204号公 (公開日:2006年3月30日)」

日本国公開特許公報「特開平11-109393号公 報(公開日:1999年4月23日)」

日本国公開特許公報「特開2005-316211号公 (公開日:2005年11月10日)」

 しかしながら、図24および図25の構成では 、副画素どうしの液晶印加電圧の実効値を異 ならせるには、1画素に、TFT16a・16bおよび補 容量配線24a・24bのように、最低2つのTFTと2本 の補助容量配線とが必要になる。従って、こ のような液晶表示装置では、部品点数が多く て駆動が煩雑になるという問題が生じる。こ れは装置のコストアップを招来するとともに 、画素の開口率を低下させる虞がある。特に 、小型パネルなどにおいては開口率を大きく したいという要求があるため、開口率が小さ くなる虞のある画素構成を採用するのは容易 でない。

 本発明は、上記従来の問題点に鑑みなさ たものであり、その目的は、1つの画素が複 数の副画素で構成されていながら、部品点数 が抑制されているとともに駆動が容易な表示 装置およびその駆動方法を実現することにあ る。

 本発明の表示装置は、上記課題を解決す ために、アクティブマトリクス型の表示装 であって、各画素が複数の副画素を備えて り、前記画素の選択素子は前記複数の副画 の全てに対して選択および非選択を行う1つ の電界効果型のトランジスタからなり、前記 複数の副画素は、少なくとも1つの副画素が 記電界効果型のトランジスタのチャネル形 領域の途中から分岐して引き出された導通 路に接続されることにより、互いに前記チ ネル形成領域に対して副画素の充放電経路 利用する長さが異なっており、前記複数の 画素どうしで、対向電極が互いに電気的に 離されて形成されていることを特徴として る。

 上記の発明によれば、各画素は複数の副 素を備えているが、これらの副画素にデー 信号を供給するのに、1つの電界効果型のト ランジスタを選択素子として用いる。当該電 界効果型トランジスタのチャネル形成領域は 、副画素ごとにその導通経路に利用される長 さが異なっており、この長さの違いによって 副画素間で充放電時間が異なることとなる。 そして、対向電極が各副画素に対応して電気 的に分離されて形成されているので、対向電 圧を各副画素の充放電応答に応じた電圧に設 定することができる。これにより、同じデー タ信号を書き込んでも、副画素間で保持電圧 の実効値を異ならせることができる。従って 、階調反転を抑制した広視野角特性を得るこ とができる。

 このような構成では、画素の選択素子は1 つで済み、また、補助容量電圧を副画素間で 異ならせる必要がない。

 以上により、1つの画素が複数の副画素で 構成されていながら、部品点数が抑制されて いるとともに駆動が容易な表示装置を実現す ることができるという効果を奏する。

 本発明の表示装置は、上記課題を解決す ために、前記複数の副画素で共有される1つ の補助容量配線を備えていることを特徴とし ている。

 上記の発明によれば、各画素について補 容量配線を1本で済ますことができるので、 画素構成を簡略化することができるという効 果を奏する。

 本発明の表示装置は、上記課題を解決す ために、前記対向電極に印加するバイアス 圧は、前記副画素ごとに異なっていること 特徴としている。

 上記の発明によれば、対向電極に印加す バイアス電圧を副画素ごとに異ならせるの 、副画素間で保持電圧の実効値を容易に異 らせることができるという効果を奏する。

 本発明の表示装置は、上記課題を解決す ために、前記複数の副画素のそれぞれの充 電応答時間が、データ信号の前記画素への き込み期間内に収まるように、走査信号の 給タイミングおよび前記データ信号の供給 イミングが設定されていることを特徴とし いる。

 上記の発明によれば、副画素間で充放電 答時間が異なるので、上記のタイミング設 を行うことにより、充放電応答をデータ信 の書き込み期間内に終了させることができ 目的の保持電圧の実効値を確実に得ること できるという効果を奏する。

 本発明の表示装置は、上記課題を解決す ために、前記複数の副画素は第1の副画素と 第2の副画素との2つの副画素からなり、前記 1の副画素と前記第2の副画素との画素電極 積比が1:1であることを特徴としている。

 上記の発明によれば、画素電極面積比が1 :1という単純な整数比であるので、画素が画 電極間にスリットが設けられたパターンで 成されるMVAモード駆動の表示装置に対して 適な構成となるという効果を奏する。

 本発明の表示装置は、上記課題を解決す ために、前記複数の副画素は第1の副画素と 第2の副画素との2つの副画素からなり、前記 1の副画素と前記第2の副画素との画素電極 積比が1:2であることを特徴としている。

 上記の発明によれば、画素電極面積比が1 :2という単純な整数比であるので、画素が画 電極間にスリットが設けられたパターンで 成されるMVAモード駆動の表示装置に対して 適な構成となるという効果を奏する。また 視野角特性が特に良好になるという効果を する。

 本発明の表示装置は、上記課題を解決す ために、前記複数の副画素は第1の副画素と 第2の副画素との2つの副画素からなり、前記 1の副画素と前記第2の副画素との画素電極 積比が1:3であることを特徴としている。

 上記の発明によれば、画素電極面積比が1 :3という単純な整数比であるので、画素が画 電極間にスリットが設けられたパターンで 成されるMVAモード駆動の表示装置に対して 適な構成となるという効果を奏する。また 視野角特性が特に良好になるという効果を する。

 本発明の表示装置は、上記課題を解決す ために、前記複数の副画素の対向電極にバ アス電圧を印加する配線が、マトリクス基 上の、データ信号に関連する配線の入力端 と同じ側から、対向基板へと接続されてい ことを特徴としている。

 上記の発明によれば、対向電極への配線 容易かつ確実に配置することができるとい 効果を奏する。

 本発明の表示装置は、上記課題を解決す ために、前記データ信号に関連する配線の 力端子は、表示部を挟む両側に設けられて り、前記複数の副画素は第1の副画素と第2 副画素との2つの副画素からなり、前記第1の 副画素の対向電極にバイアス電圧を印加する 配線は、前記表示部に対して一方側に配置さ れた前記データ信号に関連する配線の入力端 子と同じ側から前記第1の副画素の対向電極 接続されており、前記第2の副画素の対向電 にバイアス電圧を印加する配線は、前記表 部に対して他方側に配置された前記データ 号に関連する配線の入力端子と同じ側から 記第2の副画素の対向電極に接続されている ことを特徴としている。

 上記の発明によれば、副画素が2ある場合 に、対向電極への配線を容易かつ確実に配置 することができるという効果を奏する。

 本発明の表示装置は、上記課題を解決す ために、前記第2の副画素の対向電極にバイ アス電圧を印加する配線は、前記一方側に配 置された前記データ信号に関連する配線の入 力端子と同じ側から一旦マトリクス基板上を 上記他方側まで引き回されてから、前記他方 側に配置された前記データ信号に関連する配 線の入力端子と同じ側から前記第2の副画素 対向電極に接続されていることを特徴とし いる。

 上記の発明によれば、副画素が2ある場合 に、対向電極への配線を容易かつ確実に配置 することができるという効果を奏する。

 本発明の表示装置は、上記課題を解決す ために、前記複数の副画素の対向電極にバ アス電圧を印加する配線が、少なくとも1つ の前記バイアス電圧については、マトリクス 基板上の、データ信号に関連する配線の入力 端子と同じ側から、対向基板へと接続されて おり、他の前記バイアス電圧については、前 記マトリクス基板上の、走査信号に関連する 配線の入力端子と同じ側から、前記対向基板 へと接続されていることを特徴としている。

 上記の発明によれば、対向電極への配線 容易かつ確実に配置することができるとい 効果を奏する。

 本発明の表示装置の駆動方法は、上記課 を解決するために、アクティブマトリクス の表示装置を駆動する表示装置の駆動方法 あって、前記表示装置の各画素が複数の副 素を備えており、前記画素の選択素子は前 複数の副画素の全てに対して選択および非 択を行う1つの電界効果型のトランジスタか らなり、前記複数の副画素は、少なくとも1 の副画素が前記電界効果型のトランジスタ チャネル形成領域の途中から分岐して引き された導通経路に接続されることにより、 いに前記チャネル形成領域に対して副画素 充放電経路に利用する長さが異なっており 前記複数の副画素どうしで、対向電極が互 に電気的に分離されて形成されており、前 複数の副画素に対応する前記対向電極のそ ぞれに互いに異なるバイアス電圧を印加す ことを特徴としている。

 上記の発明によれば、表示装置の各画素 複数の副画素を備えているが、これらの副 素にデータ信号を供給するのに、1つの電界 効果型のトランジスタを選択素子として用い る。当該電界効果トランジスタのチャネル形 成領域は、副画素ごとにその導通経路に利用 される長さが異なっており、この長さの違い によって副画素間で充放電時間が異なること となる。そして、対向電極が各副画素に対応 して電気的に分離されて形成されていて各対 向電極に印加するバイアス電圧を異ならせる ので、対向電圧を各副画素の充放電応答に応 じた電圧に設定することができる。これによ り、同じデータ信号を書き込んでも、副画素 間で保持電圧の実効値を異ならせることがで きる。従って、階調反転を抑制した広視野角 特性を得ることができる。

 このような構成では、画素の選択素子は1 つで済み、また、補助容量電圧を副画素間で 異ならせる必要がない。

 以上により、表示装置を、1つの画素が複 数の副画素で構成されていながら、部品点数 が抑制されているとともに駆動が容易な構成 とすることのできる、表示装置の駆動方法を 実現することができるという効果を奏する。

 本発明の表示装置の駆動方法は、上記課 を解決するために、前記複数の副画素に対 する補助容量電圧のそれぞれを、互いに等 くすることを特徴としている。

 上記の発明によれば、補助容量電圧を1通 りに設定すればよいので、表示装置の駆動が 特に容易になるという効果を奏する。

 本発明の表示装置の駆動方法は、上記課 を解決するために、前記複数の副画素のそ ぞれの充放電応答時間を、データ信号の前 画素への書き込み期間内に収まるように、 査信号の供給タイミングおよび前記データ 号の供給タイミングを設定することを特徴 している。

 上記の発明によれば、副画素間で充放電 答時間が異なるので、上記のタイミング設 を行うことにより、充放電応答をデータ信 の書き込み期間内に終了させることができ 目的の保持電圧の実効値を確実に得ること できるという効果を奏する。

 本発明の表示装置の駆動方法は、上記課 を解決するために、ソースバスライン反転 動することを特徴としている。

 上記の発明によれば、液晶の表示特性を 好に保持することができるという効果を奏 る。

 本発明の表示装置の駆動方法は、上記課 を解決するために、ドット反転駆動するこ を特徴としている。

 上記の発明によれば、液晶の表示特性を 好に保持することができるという効果を奏 る。

 本発明の他の目的、特徴、および優れた は、以下に示す記載によって十分分かるで ろう。また、本発明の利点は、添付図面を 照した次の説明によって明白になるであろ 。

本発明の実施形態を示す図であり、(a) 画素の構成を示す平面図、(b)は画素の構成 示す等価回路図、(c)は画素の構成を示す断 図である。 図1の画素が備えるTFTの応答特性を示す グラフである。 図1の画素の動作を示す波形図である。 ソース入力電圧に対する応答時間を示 グラフであり、(a)は従来の場合、(b)は本実 形態の場合を示す。 正負両極性の液晶印加電圧についての 電応答特性を示すものであり、(a)は正負両 性の液晶印加電圧について各階調を得るた の充電応答時間を示すグラフ、(b)はtypeAお びtypeBについて、画素電極の、対向電圧に対 する各電位を得るための充電時間を示すグラ フである。 液晶表示装置の視覚特性を示すもので り、(a)は観察方向を示す平面図、(b)は各実 例についての液晶パネルの正面透過率特性 示すグラフ、(c)は各実施例について、ソー バスラインSLに出力するソース入力電圧と 調との関係を示すグラフである。 本発明の比較例の画素の構成を示すも であり、(a)は平面図、(b)は(a)のD-D’線断面 である。 図7の画素の視覚特性を示すグラフであ り、(a)は広範囲における視覚特性、(b)は(a)の 一部範囲における視覚特性である。 第1の画素の構成を示すものであり、(a) は平面図、(b)は(a)のE-E’線断面図である。 図9の画素の視覚特性を示すグラフで り、(a)は広範囲における視覚特性、(b)は(a) 一部範囲における視覚特性である。 第2の画素の構成を示すものであり、(a )は平面図、(b)は(a)のF-F’線断面図である。 図11の画素の視覚特性を示すグラフで り、(a)は広範囲における視覚特性、(b)は(a) 一部範囲における視覚特性である。 第3の画素の構成を示すものであり、(a )は平面図、(b)は(a)のG-G’線断面図である。 図13の画素の視覚特性を示すグラフで り、(a)は広範囲における視覚特性、(b)は(a) 一部範囲における視覚特性である。 第1の画素の構成を示す平面図であり (a)は対向電極のパターン平面図、(b)はTFT基 側のパターン平面図である。 対向電極への配線の第1の配置方法を す平面図である。 対向電極に対向電圧を印加する配線の 第2の配置方法を示す平面図である。 対向電極への配線の第3の配置方法を す平面図である。 対向電極と対向電極に対向電圧を印加 する配線との接続形態を示す平面図であり、 (a)および(b)はそれぞれ、対向電圧を印加する 配線と対向電極とが接続されている箇所のパ ターンを示している。 本発明の液晶表示装置をソースバスラ イン反転駆動するときの信号波形を示す波形 図である。 本発明の液晶表示装置をドット反転駆 動するときの信号波形を示す波形図である。 本発明の実施形態を示すものであり、 液晶表示装置の構成を示すブロック図である 。 図22の液晶表示装置がテレビ受信装置 組み込まれた状態の構成を示し、(a)はテレ 受信装置の分解斜視図、(b)は液晶表示装置 断面図である。 従来技術を示すものであり、2つの副 素を備える画素の構成を示す等価回路図で る。 図24の画素を駆動するときの信号波形 示す波形図を示し、(a)ないし(f)は各信号波 である。

符号の説明

 1      液晶表示装置(表示装置)
 2A     副画素(第1の副画素)
 2B     副画素(第2の副画素)
 30     TFT(選択素子、電界効果型のトラン ジスタ)
 COMA、COMB、77、78、79、80、81、82、83、84、99A 99B      対向電極

 本発明の実施形態について、図1ないし図 23を用いて説明すれば、以下の通りである。

 図22に、本実施形態に係る液晶表示装置( 示装置)1の構成を示す。液晶表示装置1は、 ータ信号線駆動回路としてのソースドライ 300と、走査信号線駆動回路としてのゲート ライバ400と、アクティブマトリクス型の表 部100と、ソースドライバ300およびゲートド イバ400を制御するための表示制御回路200と 階調電圧源600とを備えている。

 表示部100は、複数本(m本)の走査信号線と てのゲートバスラインGL1~GLmと、ゲートバス ラインGL1~GLmのそれぞれと交差する複数本(n本 )のデータ信号線としてのソースバスラインSL 1~SLnと、それらのゲートバスラインGL1~GLmとソ ースバスラインSL1~SLnとの交差点にそれぞれ 応して設けられた複数個(m×n個)の画素PIXと 含む。これらの画素PIXはマトリクス状に配 されて画素アレイを構成している。画素PIX MVA駆動される複数の副画素からなり、これ ついては後述の図1の(a)~(c)で説明する。また 、図1の(b)で説明するが、隣接するゲートバ ラインGL間に1本ずつ、補助容量バスラインCs Lが設けられている。

 表示制御回路200は、ソーススタートパル 信号SSP、ソースクロック信号SCK、および表 データDAをソースドライバ300に供給すると もに、ゲートスタートパルス信号GSPおよび ートクロック信号GCKをゲートドライバ400に 給する。

 ソースドライバ300は、表示データDA、ソ ススタートパルス信号SSP、およびソースク ック信号SCKに基づき、データ信号S(1)~S(n)を1 平走査期間毎に順次生成し、これらのデー 信号S(1)~S(n)をソースバスラインSL1~SLnにそれ ぞれ出力する。階調電圧源600は、データ信号 S(1)~S(n)として選択するための階調基準電圧と して電圧V0~Vpを生成してソースドライバ300に 給する。また、階調電圧源600は、補助容量 圧Vcsをも生成して出力する。

 ゲートドライバ400は、ゲートスタートパ ス信号GSPおよびゲートクロック信号GCKに基 き、各データ信号S(1)~S(n)を各画素PIX(の画素 容量)に書き込むためのゲート信号を生成し 各フレーム期間においてゲートバスラインGL 1~GLmをほぼ1水平走査期間ずつ順次選択する。

 なお、ソースドライバ300およびゲートド イバ400のそれぞれについて、表示部100を両 から挟むように、複数の辺に配置すること 可能である。この構成は、表示部100を複数 領域に分割して駆動するのに都合がよい。

 各画素PIXは、TFT(選択素子、電界効果型の トランジスタ)30、液晶容量Clc、および、補助 容量Ccsを備えている。TFT30のゲート(導通制御 端子)はゲートバスラインGLに、ソースはソー スバスラインSLに、ドレインは画素電極に、 れぞれ接続されている。液晶容量Clcは画素 極と対向電極との間に液晶層を挟んで形成 れている。対向電極には対向電圧(バイアス 電圧)Vcomが印加されている。補助容量Ccsは画 電極と補助容量バスラインCsLとの間で形成 れている。補助容量バスラインCsLには補助 量電圧Vcsが印加されている。

 上記液晶表示装置1は、全体として横長な 矩形状をなし、表示部100、ソースドライバ300 、ゲートドライバ400、および、階調電圧源600 が形成された、画像を表示可能な液晶パネル の裏側(背面側)に、液晶パネルに向けて光を 射可能な外部光源(照明装置)であるバック イトを配置してなる。液晶表示装置1は、テ ビ受信装置に適用することができる。テレ 受信装置は、図23の(a)に示すように、液晶 示装置1と、液晶表示装置1を挟むようにして 収容する表裏両キャビネットCa,Cbと、電源Pと 、テレビ放送などを受信するためのチューナ ーTと、スタンドSとを備えて構成される。

 バックライトは、図23の(b)に示すバック イトのように、表側(液晶パネル側)に向けて 開口した略箱形をなすケース12と、ケース12 に互いに平行に並んだ状態で収容される複 本の線状光源13(例えば冷陰極管)と、ケース1 2の開口部に積層した状態で配される複数の 学部材14(例えば裏側から順に拡散板、拡散 ート、レンズシート、及び輝度上昇シート) 、これら光学部材14群をケース12との間で挟 んで保持するための枠状のフレーム15とから 成される。各光学部材14は、各線状光源13か ら発せられる光を面状に変換するなどの機能 を有するものである。また、フレーム15は、 晶パネルを裏側で受ける受け部材として機 し、液晶パネルの表側から組み付けられて 晶パネルを押さえ付けるための枠状のベゼ 16(押さえ部材)との間で液晶パネルを挟持す ることができる。

 液晶パネルは、横長な矩形状をなす一対 透明な(透光性を有する)ガラス製の基板17,18 と、両基板17,18間に介在し、電界印加に伴っ 光学特性が変化する物質である液晶分子を む液晶層19と、両基板17,18間に介在し、液晶 層19の周りを取り囲んでこれを封止する枠状 シール部20とを備えている。両基板17,18は、 互いに対向するとともに間に所定のギャップ (間隔)を空けた状態で貼り合わせられる。液 層19中には、両基板17,18間のギャップを維持 するためのスペーサが多数個分散して設置さ れている。スペーサは、フェノール樹脂やエ ポキシ樹脂などの有機材料またはシリカなど の無機材料からなるとともに、アレイ基板18 うちゲートバスラインGL上、つまり遮光領 に設置されている。

 次に、図1の(a)~(c)に、画素PIXの構成を示 。

 図1の(a)に示すように、画素PIXは1つのTFT30 を備えている。TFT30は、ゲートバスラインGL ソースバスラインSLとの交差部付近に設けら れている。TFT30のゲート30gはゲートバスライ GLに接続されており、ソース30sはソースバ ラインSLに接続されている。ソース30sとチャ ネル形成領域を挟んでドレイン30dBが設けら ているとともに、上記チャネル形成領域の 中からドレイン30dAが分岐して引き出されて る。ドレイン30dAの引き出しパッド上はコン タクトホール31Aを介して、図示しない副画素 2Aに接続されており、ドレイン30dBの引き出し パッド上はコンタクトホール31Bを介して、図 示しない副画素2Bに接続されている。副画素2 A・2Bの具体的な構成については、後述の図11 図13、および図15で説明する。

 このように、本実施形態では1つの画素PIX にTFT30を1つだけ用い、TFT30のチャネル形成領 の途中からドレインを分岐させることによ 、2つの異なるTFTを動作させるかのように機 能させる。すなわち、TFT30のうち、副画素2A 接続される部分Aのゲート長Lは副画素2Bに接 される部分Bのゲート長Lよりも短く、ゲー 幅Wは部分Aと部分Bとで互いに等しい。このTF T30に関する具体的な諸元を、部分Aと部分Bと ついて表1に示す。

 図1の(b)に、画素PIXの等価回路を示す。画 素PIXは、前述のTFT30の他に、2つの副画素2A・2 Bを備えている。副画素(第1の副画素)2Aは液晶 容量ClcAおよび補助容量CcsAを備えており、副 素(第2の副画素)2Bは液晶容量ClcBおよび補助 量CcsBを備えている。

 副画素2Aにおいて、液晶容量ClcAは画素電 32Aと共通電極COMAとの間に液晶層が挟まれて なる容量であり、補助容量CcsAは画素電極32A 補助容量バスラインCsLとの間で形成される 量である。副画素2Bにおいて、液晶容量ClcB 画素電極32Bと共通電極COMBとの間に液晶層が まれてなる容量であり、補助容量CcsBは画素 電極32Bと補助容量バスラインCsLとの間で形成 される容量である。

 画素電極32Aは、コンタクトホール31Aを介 てTFT30のドレイン30dAに接続されている。画 電極32Bは、コンタクトホール31Bを介してTFT3 0のドレイン30dBに接続されている。共通電極C OMAには対向電圧VcAが印加されており、共通電 極COMBには対向電圧VcBが印加されている。補 容量バスラインCsLには補助容量電圧Vcsが印 されている。

 このように、本実施形態では、共通電極 副画素ごとに個別に備えられており、補助 量バスラインが全副画素に共通のものとし 備えられている。

 図1の(c)に、図1の(a)のTFT基板上におけるC- C’線断面構造の一例を示す。

 ガラス基板41上にTi/Al/TiN積層膜からなるゲ トメタル42が形成されており、ゲートメタル 42上をSiNxまたはSiOxからなるゲート絶縁膜43が 覆っている。ゲート絶縁膜43上の、ゲートメ ル42の上方の位置に、半導体層となるSiのi 45が形成されており、i層45上に、オーミック コンタクト層となるSiのn + 層46が形成されている。また、n + 層46上を覆って、Tiからなるソース下層メタ 46と、Alからなるソース上層メタル47とが順 形成されている。ソース下層メタル46および ソース上層メタル47は、ソースバスラインSL TFT30のソース30s、TFT30のドレイン30dA、および TFT30のドレイン30dBの、それぞれについて形成 されている。

 また、ここまでの積層パターンを覆って SiNxまたはSiOxからなるパッシベーション膜48 と、透明絶縁膜(JAS)49とがこの順に形成され いる。ドレイン30dBの引き出しパッドの上方 パッシベーション膜48および透明絶縁膜49に ソース下層メタル47が露出するようにコンタ トホール31Bが形成されており、当該コンタ トホール31B上を含んで透明絶縁膜49上にITO たはZnOからなる透明導電膜50が形成されてい る。ここでの透明導電膜50は、副画素2Bの画 電極32Bを構成する。

 次に、上記の構成の画素PIXにおけるTFT30 動作について説明する。

 一般に、TFTのドレイン電流I DS は、表1の物理量を用いると、非飽和領域で (式1)で、飽和領域では(式2)でそれぞれ表さ る。

 ただし、V GS はゲート・ソース間電圧、V DS はドレイン・ソース間電圧を表す。また、C GI =ε/tである。

 また、(式1)のドレイン電流による画素の 電応答は(式3)で、(式2)のドレイン電流によ 画素の充電応答は(式4)で表される。

 (式1)~(式4)に基づき、ゲート電圧VGを25Vとし ときのTFTの応答を図2に示す。TFT30の部分Aに よる充電経路をtypeA、TFT30の部分Bによる充電 路をtypeBとすると、typeAはtypeBよりも早く充 が進むため、例えばtypeBにおいてドレイン30 dBの電圧Vs(すなわち画素電極32Bの電圧)を30Vに しようとすると、図2の破線で示す充電応答 間τが掛かるが、このとき、typeAでは既に充 が完了していてドレイン30dAの電圧(すなわ 画素電極32Aの電圧)は16Vとなっている。

 この様子を図3の波形図に示す。ただし、走 査電圧Vgのハイ電圧は図2と異なっている。ま た、typeAの対向電圧VcAをグランド(一定値)に り、typeBの対向電圧VcBを5V(一定値)にとって る。補助容量電圧Vcsは一定としてもよいし 周期的に変化させてもよい。走査電圧Vgがハ イ電圧である間に副画素2A・2Bに充電が行わ 、ドレイン電圧(画素電極の電圧)VsはtypeAで16 V、typeBで30Vまで変化する。これにより、副画 素2Aと副画素2Bとで液晶印加電圧の実効値を ならせることができるため、副画素2Aと副画 素2Bとで輝度を異ならせて、階調反転を抑制 た広視野角特性を実現することができる。

 本実施形態の充電特性が上述のようであ ので、目的のドレイン電圧に対する充電応 時間τは、例えば、従来は図4の(a)のように 1つのソース入力電圧から複数の副画素に対 して図中のτgとして1通りに決められていた のが、本実施形態では図4の(b)のtypeAおよびty peBの曲線のように、1つのソース入力電圧に して複数の副画素のそれぞれで異なる値と る。また、図5の(a)に、本実施形態で正負両 性の液晶印加電圧について各階調を得るた の充電応答時間、すなわちソース信号が副 素に入力完了するのに要する時間の一例を し、図5の(b)にtypeAおよびtypeBについて、画 電極の、対向電圧に対する各電位を得るた の充電時間の一例を示す。

 このように、本実施形態では、各画素は 数の副画素を備えているが、これらの副画 にデータ信号を供給するのに、1つの電界効 果型のトランジスタを選択素子として用いる 。当該電界効果トランジスタのチャネル形成 領域は、副画素ごとにその導通経路に利用さ れる長さが異なっており、この長さの違いに よって副画素間で充放電時間が異なることと なる。そして、対向電極が各副画素に対応し て電気的に分離されて形成されているので、 対向電圧を各副画素の充放電応答に応じた電 圧に設定することができる。これにより、同 じデータ信号を書き込んでも、副画素間で保 持電圧の実効値を異ならせることができる。 従って、階調反転を抑制した広視野角特性を 得ることができる。

 このような構成では、画素の選択素子は1 つで済み、また、補助容量電圧を副画素間で 異ならせる必要がない。

 以上により、1つの画素が複数の副画素で 構成されていながら、部品点数が抑制されて いるとともに駆動が容易な表示装置を実現す ることができる。

 次に、本実施形態の液晶表示装置1の視覚 特性について説明する。

 図6の(a)に示すように、液晶パネルを、表 示部100の液晶分子が電圧印加時に偏光板の吸 収軸に対してほぼ45度、135度、225度、315度の4 方位へ倒れるMVAモードパネルとし、観察方向 を45度の方位とした。各偏光板の吸収軸の方 は、図23に示した液晶表示装置1の水平方向H -H’、あるいは、水平方向H-H’に直交する方 に一致している。MVAモードパネルのRGBの各 素は、上記4方位を反映させたジグザク形状 をなしていて、方向H-H’に順に隣接している 。各色のカラーフィルタどうしの間には、混 色を避けるためにブラックマトリクスBMが設 られている。また、図6の(b)に示すように、 以下の比較例および各実施例について、液晶 パネルの正面透過率に関するガンマ特性がγ= 2.2となるように構成した。ここで、「標準」 が比較例、「1:1」が実施例1、「1:2」が実施 2、「1:3」が実施例3を表している。また、図 6の(c)に、各実施例について、ソースバスラ ンSLに出力するソース入力電圧と階調との関 係を示した。

 以下に、画素構成およびその視覚特性の 価結果について実施例を挙げる。

 〔比較例〕
 図7の(a)に、まず後述する実施例に対する比 較例となる画素PIXrの概略構成を平面図で示 。この画素PIXrは図1の(a)の画素PIXからtypeBの 電経路を取り除き、typeAに属する複数の画 電極51を形成したものである。複数の画素電 極51は、行方向に隣接するものどうしの間にM VA駆動用の45度方向に延びるスリットが設け れた状態で配置され、補助電極バスラインCs Lの上方で接続電極51aにより互いに接続され いる。従って、画素PIXrは副画素を備えてい い。複数の画素電極51のうちの1つがコンタ トホール31AでTFT30に接続されている。また 対向電極は1つだけ設けられている。対向電 にもスリットが設けられており、TFT基板お び対向基板の両方でスリット電界を利用し MVAモード駆動であるPVA(Patterned Vertical Alignm ent)モードで駆動される。

 図7の(b)に、画素PIXrのD-D’線断面図を示 。

 画素PIXrは、TFT基板61と対向基板62との間 VA液晶層LCが配置された構成である。TFT基板6 1は、図1の(c)の透明絶縁膜49上に透明電極か なる画素電極51とVA配向膜60とがこの順に形 された構成である。対向基板62は、ガラス基 板71上に、カラーフィルタ72・ブラックマト クス73、パッシベーション膜74、透明電極か なる対向電極75、およびVA配向膜76がこの順 形成された構成である。透明電極75には対 電圧Vcが印加される。

 図8の(a)に方位45度から見た画素PIXrの透過 率特性を示し、そのうちの40度~70度の範囲を 8の(b)に拡大して示す。視覚60度の手前付近 ら視覚の大きくなる側に向って大きく階調 転が生じていることが分かる。

 〔実施例1〕
 図9の(a)に、画素PIXの実施例である画素PIX1 概略構成を平面図で示す。この画素PIX1は、 1の(a)の画素PIXにおいて、typeAに属する画素 極32Aとして複数の画素電極52を備えるとと に、typeBに属する画素電極32Bとして複数の画 素電極53を備えている。複数の画素電極52の 面積と、複数の画素電極53の総面積との比は 1:1である。複数の画素電極52・53は、行方向 隣接するものどうしの間にMVA駆動用の45度方 向に延びるスリットが設けられた状態で配置 され、補助電極バスラインCsLの上方で、画素 電極52どうしは接続電極52aにより、画素電極5 3どうしは接続電極53aにより互いに接続され いる。複数の画素電極52のうちの1つがコン クトホール31AでTFT30に接続されており、複数 の画素電極53のうちの1つがコンタクトホール 31BでTFT30に接続されている。また、画素電極5 2の対向電極と画素電極53の対向電極とは個別 に設けられている。対向電極にもスリットが 設けられており、PVAモードで駆動される。

 図9の(b)に、画素PIX1のE-E’線断面図を示 。

 画素PIX1は、TFT基板63と対向基板64との間 VA液晶層LCが配置された構成である。TFT基板6 3は、図1の(c)の透明絶縁膜49上にtypeAの透明電 極からなる画素電極52およびtypeBの透明電極 らなる画素電極53と、VA配向膜60とがこの順 形成された構成である。対向基板64は、ガラ ス基板71上に、カラーフィルタ72・ブラック トリクス73、パッシベーション膜74、透明電 からなる対向電極77・78、およびVA配向膜76 この順に形成された構成である。対向電極77 は画素電極52に対する対向電極であって対向 圧VcAが印加され、対向電極78は画素電極53に 対する対向電極であって対向電圧VcBが印加さ れる。

 図10の(a)に方位45度から見た画素PIXrの透 率特性を示し、そのうちの40度~70度の範囲を 図10の(b)に拡大して示す。比較例1で見られた ような60度より小さな視覚からの大きな階調 転は見られず、視野角が広がっていること 分かる。

 〔実施例2〕
 図11の(a)に、画素PIXの実施例である画素PIX2 概略構成を平面図で示す。この画素PIX2は、 図1の(a)の画素PIXにおいて、typeAに属する画素 電極32Aとして複数の画素電極54を備えるとと に、typeBに属する画素電極32Bとして複数の 素電極55を備えている。複数の画素電極54の 面積と、複数の画素電極55の総面積との比 1:2である。複数の画素電極54・55は、行方向 隣接するものどうしの間にMVA駆動用の45度 向に延びるスリットが設けられた状態で配 され、補助電極バスラインCsLの上方で、画 電極54どうしは接続電極54aにより、画素電極 55どうしは接続電極55aにより互いに接続され いる。複数の画素電極54のうちの1つがコン クトホール31AでTFT30に接続されており、複 の画素電極55のうちの1つがコンタクトホー 31BでTFT30に接続されている。また、画素電極 54の対向電極と画素電極55の対向電極とは個 に設けられている。対向電極にもスリット 設けられており、PVAモードで駆動される。

 図11の(b)に、画素PIX2のF-F’線断面図を示 。

 画素PIX2は、TFT基板65と対向基板66との間 VA液晶層LCが配置された構成である。TFT基板6 5は、図1の(c)の透明絶縁膜49上にtypeAの透明電 極からなる画素電極54およびtypeBの透明電極 らなる画素電極55と、VA配向膜60とがこの順 形成された構成である。対向基板66は、ガラ ス基板71上に、カラーフィルタ72・ブラック トリクス73、パッシベーション膜74、透明電 からなる対向電極79・80、およびVA配向膜76 この順に形成された構成である。対向電極79 は画素電極54に対する対向電極であって対向 圧VcAが印加され、対向電極80は画素電極55に 対する対向電極であって対向電圧VcBが印加さ れる。

 図12の(a)に方位45度から見た画素PIXrの透 率特性を示し、そのうちの40度~70度の範囲を 図12の(b)に拡大して示す。実施例1よりもさら に階調反転は小さくなり、視野角がさらに広 がっていることが分かる。

 〔実施例3〕
 図13の(a)に、画素PIXの実施例である画素PIX3 概略構成を平面図で示す。この画素PIX3は、 図1の(a)の画素PIXにおいて、typeAに属する画素 電極32Aとして複数の画素電極56を備えるとと に、typeBに属する画素電極32Bとして複数の 素電極57を備えている。複数の画素電極56の 面積と、複数の画素電極57の総面積との比 1:3である。複数の画素電極56・57は、行方向 隣接するものどうしの間にMVA駆動用の45度 向に延びるスリットが設けられた状態で配 され、補助電極バスラインCsLの上方で、画 電極56どうしは接続電極56aにより、画素電極 57どうしは接続電極57aにより互いに接続され いる。複数の画素電極56のうちの1つがコン クトホール31AでTFT30に接続されており、複 の画素電極57のうちの1つがコンタクトホー 31BでTFT30に接続されている。また、画素電極 56の対向電極と画素電極57の対向電極とは個 に設けられている。対向電極にもスリット 設けられており、PVAモードで駆動される。

 図13の(b)に、画素PIX3のG-G’線断面図を示 。

 画素PIX2は、TFT基板67と対向基板68との間 VA液晶層LCが配置された構成である。TFT基板6 7は、図1の(c)の透明絶縁膜49上にtypeAの透明電 極からなる画素電極56およびtypeBの透明電極 らなる画素電極57と、VA配向膜60とがこの順 形成された構成である。対向基板68は、ガラ ス基板71上に、カラーフィルタ72・ブラック トリクス73、パッシベーション膜74、透明電 からなる対向電極81・82、およびVA配向膜76 この順に形成された構成である。対向電極81 は画素電極56に対する対向電極であって対向 圧VcAが印加され、対向電極82は画素電極57に 対する対向電極であって対向電圧VcBが印加さ れる。

 図14の(a)に方位45度から見た画素PIXrの透 率特性を示し、そのうちの40度~70度の範囲を 図14の(b)に拡大して示す。実施例2と同様に、 実施例1よりもさらに階調反転は小さくなり 視野角がさらに広がっていることが分かる

 〔実施例4〕
 図15の(a)および図15の(b)に、画素PIXの実施例 である画素PIX4の概略構成を平面図で示す。 15の(a)は対向電極のパターン平面図を示し、 図15の(b)はTFT基板側のパターン平面図を示し いる。

 図15の(b)に示すように、この画素PIX4は、 1の(a)の画素PIXにおいて、typeAに属する画素 極32Aとして複数の画素電極58を備えるとと に、typeBに属する画素電極32Bとして複数の画 素電極59・59a・59bを備えている。複数の画素 極58の総面積と、複数の画素電極59・59a・59b の総面積との比は1:2である。複数の画素電極 58・59は、行方向に隣接するものどうしの間 MVA駆動用の45度方向に延びるスリットが設け られた状態で配置され、補助電極バスライン CsLの上方で、画素電極58どうしは接続電極58a より、画素電極59どうしは接続電極59cによ 互いに接続されている。複数の画素電極58の うちの1つがコンタクトホール31AでTFT30に接続 されており、複数の画素電極59のうちの1つが コンタクトホール31BでTFT30に接続されている

 また、画素電極59aは全ての画素電極59よ も列方向のTFT30側に配置されており、画素電 極59bは全ての画素電極59よりも列方向のTFT30 と反対側に隣接している。画素電極59aはコ タクトホール31BでTFT30に接続されており、画 素電極59bは画素電極59と接続電極59dにより接 されている。画素電極59a・59bも、スリット 設けられた画素電極58・59と同様の斜め方向 エッジを有している。

 図15の(b)に示すように、対向電極は透明 極からなる対向電極83と対向電極84とから構 されている。対向電極83は画素電極58に対す る対向電極であって、対向電圧VcAが印加され る。対向電極84は画素電極59・59a・59bに対す 対向電極であって、対向電圧VcBが印加され 。対向電極にもスリットが設けられており PVAモードで駆動される。

 なお、本実施例では複数の画素電極58の 面積と、複数の画素電極59・59a・59bの総面積 との比が1:2には限らず任意でよい。

 以上、画素PIXの各実施例について説明し 。

 次に、図16ないし図18を用い、typeAおよびt ypeBとの各画素電極に対応するように個別に 成された対向電極に、それぞれの電圧を印 するための種々の配線方法について説明す 。これらの構成では、TFT基板(マトリクス基 )91に対してより面積の小さな対向基板92をTF T基板91の中央部に位置合わせして張り合わせ たパネル構成において、走査配線入力端子93a と走査配線入力端子93bとが、また、データ配 線入力端子94aとデータ配線入力端子94bとが、 それぞれ表示部100を両側から挟むように設け られている構成となっているが、これに限ら ず、走査配線入力端子とデータ配線入力端子 とのそれぞれについて、表示部100に対して一 方側の辺に配置される構成も可能である。

 図16は、データ配線入力端子94aと同じ側 ら、TFT基板91から対向基板92へと引き回され 対向電圧VcAの配線95が複数設けられ、デー 配線入力端子94bと同じ側から、TFT基板91から 対向基板92へと引き回される対向電圧VcBの配 96が複数設けられた構成を示している。配 95・96は、点Pで示すように対向基板91に対し カーボンペースト、銀ペースト、導通スペ サなどの導通材料を介して接続される。

 図17は、データ配線入力端子94aと同じ側 ら、TFT基板91から対向基板92へと引き回され 対向電圧VcAの配線95が複数設けられ、走査 線入力端子93a・93bと同じ側から、TFT基板91か ら対向基板92へと引き回される対向電圧VcBの 線97が一旦、対向基板91の下方に位置するTFT 基板91上のデータ配線入力端子94b側のエッジ 近い領域を引き回された後、当該引き回し 域中から複数に分岐して対向基板92に接続 れた構成を示している。配線95・97は、点Pで 示すように対向基板91に対してカーボンペー ト、銀ペースト、導通スペーサなどの導通 料を介して接続される。

 図18は、データ配線入力端子94aと同じ側 ら、TFT基板91から対向基板92へと引き回され 対向電圧VcAの配線95が複数設けられ、デー 配線入力端子94aと同じ側から、TFT基板91から 対向基板92へと引き回される対向電圧VcBの配 98が一旦、対向基板91の下方に位置するTFT基 板91上の、走査配線入力端子93a側のエッジに い領域およびデータ配線入力端子94b側のエ ジに近い領域と、走査配線入力端子93b側の ッジに近い領域およびデータ配線入力端子9 4b側のエッジに近い領域とを引き回された後 当該引き回し領域中から複数に分岐して対 基板92に接続された構成を示している。配 95・98は、点Pで示すように対向基板91に対し カーボンペースト、銀ペースト、導通スペ サなどの導通材料を介して接続される。

 次に、図19の(a)および図19の(b)に、図16な し図18で説明した対向電圧を印加するため 配線の、対向電極との接続箇所のパターン 示す。

 図19の(a)は、対向電圧VcAを印加する配線95 と対向電極99Aとが接続されている箇所のパタ ーンを示している。TFT基板91から点Pで導通材 料によって対向基板92に接続された配線95は 対向基板92のエッジに沿ったパターンで終端 し、このパターンに、対向電極99Aのエッジ部 分が接続されている。

 図19の(b)は、対向電圧VcBを印加する配線96 ・97・98と対向電極99Bとが接続されている箇 のパターンを示している。TFT基板91から点P 導通材料によって対向基板92に接続された配 線96・97・98は、対向基板92のエッジに沿った ターンで終端し、このパターンに、対向電 99Bのエッジ部分が接続されている。

 次に、本実施形態の液晶表示装置1の交流 駆動について説明する。

 液晶表示装置1は、いずれの実施例につい てもソースバスライン反転駆動およびドット 反転駆動が可能である。

 図20にソースバスライン反転駆動の信号 形を示す。1つのソースバスラインには、各 平期間で同じ極性のデータ信号Vsmが出力さ 、隣接するソースバスラインどうしでは当 データ信号Vsmを互いに逆極性とするが、こ では正極性のフレームとなるソースバスラ ンについて信号が示されている。従って、 ータ信号Vsmは、対向電圧VcA・VcBのいずれよ も電圧値が大きい。n番目のゲートバスライ ンGLに接続された画素PIXは、ゲート信号Vgnに って選択され、そのときのデータ信号Vsmに り、typeAのドレイン電圧VsAおよびtypeBのドレ イン電圧VsBが決定され、typeAとtypeBとで互い 異なる電圧が次フレームまで保持される。 号波形に付記したτ(S)、τrf、τon、τ、およ τrは、充放電の応答時間を示している。

 図21にドット反転駆動の信号波形を示す 各ソースバスラインには、各水平期間で反 する極性のデータ信号Vsmが出力され、隣接 るソースバスラインどうしでも当該データ 号Vsmを互いに逆極性とする。ここでは正極 の水平期間となるソースバスラインについ 信号が示されている。従って、データ信号Vs mは、対向電圧VcA・VcBのいずれよりも電圧値 大きい。負極性となる水平期間では、デー 信号Vsmは、対向電圧VcA・VcBのいずれよりも 圧値が小さい。n番目のゲートバスラインGL 接続された画素PIXは、ゲート信号Vgnによっ 選択され、そのときのデータ信号Vsmにより typeAのドレイン電圧VsAおよびtypeBのドレイン 圧VsBが決定され、typeAとtypeBとで互いに異な る電圧が次フレームまで保持される。信号波 形に付記したτ(S)、τrf、τon、τ、およびτrは 、充放電の応答時間を示している。

 図20および図21では、複数の副画素のそれ ぞれの充放電応答時間が、データ信号の画素 への書き込み期間内に収まるように、走査信 号の供給タイミングおよびデータ信号の供給 タイミングが設定されている。この構成によ れば、副画素間で充放電応答時間が異なるの で、上記のタイミング設定を行うことにより 、充放電応答をデータ信号の書き込み期間内 に終了させることができ、目的の保持電圧の 実効値を確実に得ることができる。

 以上、本実施形態について説明した。

 選択素子に用いる電界効果型のトランジ タはTFTに限らず、単結晶基板上に形成され 電界効果型トランジスタであってもよい。 た、副画素の個数は任意でよい。

 本発明は上述した実施形態に限定される のではなく、請求項に示した範囲で種々の 更が可能である。すなわち、請求項に示し 範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わ て得られる実施形態についても本発明の技 的範囲に含まれる。

 本発明の表示装置は、以上のように、ア ティブマトリクス型の表示装置であって、 画素が複数の副画素を備えており、前記画 の選択素子は前記複数の副画素の全てに対 て選択および非選択を行う1つの電界効果型 のトランジスタからなり、前記複数の副画素 は、少なくとも1つの副画素が前記電界効果 のトランジスタのチャネル形成領域の途中 ら分岐して引き出された導通経路に接続さ ることにより、互いに前記チャネル形成領 に対して副画素の充放電経路に利用する長 が異なっており、前記複数の副画素どうし 、対向電極が互いに電気的に分離されて形 されている。

 本発明の表示装置の駆動方法は、以上の うに、アクティブマトリクス型の表示装置 駆動する表示装置の駆動方法であって、前 表示装置の各画素が複数の副画素を備えて り、前記画素の選択素子は前記複数の副画 の全てに対して選択および非選択を行う1つ の電界効果型のトランジスタからなり、前記 複数の副画素は、少なくとも1つの副画素が 記電界効果型のトランジスタのチャネル形 領域の途中から分岐して引き出された導通 路に接続されることにより、互いに前記チ ネル形成領域に対して副画素の充放電経路 利用する長さが異なっており、前記複数の 画素どうしで、対向電極が互いに電気的に 離されて形成されており、前記複数の副画 に対応する前記対向電極のそれぞれに互い 異なるバイアス電圧を印加することを特徴 している。

 以上により、1つの画素が複数の副画素で 構成されていながら、部品点数が抑制されて いるとともに駆動が容易な表示装置、および 、そのような表示装置を可能とする表示装置 の駆動方法を実現することができるという効 果を奏する。

 発明の詳細な説明の項においてなされた 体的な実施形態または実施例は、あくまで 、本発明の技術内容を明らかにするもので って、そのような具体例にのみ限定して狭 に解釈されるべきものではなく、本発明の 神と次に記載する請求の範囲内において、 ろいろと変更して実施することができるも である。

 本発明は、液晶表示装置に好適に使用す ことができる。