Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
GRAPHIC INSTRUCTION TRANSMITTER AND METHOD FOR GRAPHIC INSTRUCTION TRANSMISSION
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/072312
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] In related art, it takes time on a client to receive or draw a graphic element that is not important as data constituting graphics. Optimum graphic data is not transmitted to the client. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] To solve the above-described problems, the present invention proposes a graphic instruction transmitter having functions of selecting respective instructions constituting entire graphics according to information, such as client instruction execution capability information and information about graphic importance, and transmitting an instruction group generated on the basis of the selected instructions to the client.

Inventors:
WATANABE RYUSUKE
NAKAMURA HIROYUKI
SAKAMOTO KENJI
SASAKI JUN
MATSUYAMA SATOSHI
UEMICHI AKIO
Application Number:
PCT/JP2008/057580
Publication Date:
June 11, 2009
Filing Date:
April 18, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
SHARP KK (JP)
WATANABE RYUSUKE
NAKAMURA HIROYUKI
SAKAMOTO KENJI
SASAKI JUN
MATSUYAMA SATOSHI
UEMICHI AKIO
International Classes:
G06F13/00; G06F40/10
Foreign References:
JP2007164374A2007-06-28
JP2006031476A2006-02-02
Other References:
See also references of EP 2234019A4
Attorney, Agent or Firm:
KUDO, Ichiro (7-1 Yurakucho1-chome, Chiyoda-k, Tokyo 06, JP)
Download PDF:
Claims:
 クライアントにおいてグラフィック要素を描画させるための命令の実行能力をグラフィック要素ごとに示す情報である命令実行能力情報をクライアントから取得する命令実行能力情報取得部と、
 クライアントにグラフィック要素を描画させるための命令を描画させるべきグラフィック要素と関連付けて保持する命令保持部と、
 複数のグラフィック要素から構成される画面を生成するための命令集合を構成するために前記命令実行能力情報に応じてグラフィック要素ごとに命令を選択する命令選択部と、
 選択に応じて命令集合を構成する命令集合構成部と、
 構成した命令集合を送信する命令集合送信部と、
からなるグラフィック命令送信装置。
 任意のクライアントにおける各命令の実行能力及び各命令の特性に対応付けて命令選択部にてその命令を選択するか否かを定める対応情報を保持する対応情報保持部をさらに有する請求項1に記載のグラフィック命令送信装置。
 クライアントにおいてグラフィック要素を描画させるための命令の実行能力をグラフィック要素ごとに示す情報である命令実行能力情報をクライアントから取得するステップと、
 クライアントにグラフィック要素を描画させるための命令を描画させるべきグラフィック要素と関連付けて保持するために記録するステップと、
 複数のグラフィック要素から構成される画面を生成するための命令集合を構成するために前記命令実行能力情報に応じてグラフィック要素ごとに命令を選択するステップと、
 選択に応じて命令集合を構成するステップと、
 構成した命令集合を送信するステップと、
からなるグラフィック命令送信方法。
 任意のクライアントにおける各命令の実行能力及び各命令の特性に対応付けてその命令を選択するか否かを定める対応情報を保持するために記録するステップをさらに有する請求項3に記載のグラフィック命令送信方法。
Description:
グラフィック命令送信装置及び ラフィック命令送信方法

 本発明は、クライアント側で複数のグラ ィック要素から構成される画面を描画させ ための命令集合を送信するグラフィック命 送信装置に関する。

 今日において、パーソナルコンピュータ 他に、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistance) 等のモバイル機器が多く存在し、グラフィッ クデータを受信するクライアント端末の多様 化が進んでいる。これらのクライアント端末 は、一般にCPUの処理能力、専用ICの有無等の 能の面で異なっている。また、近年のマル メディアの発達により、ネットワーク等を して、静止画や動画データの多様なグラフ ックデータを電子機器等で取得することが 能になっており、ネットワークの通信速度 高速化に伴いグラフィックデータの容量も 大している。

 このような背景の下、クライアントの電子 器の種類等に応じてサーバ側でグラフィッ データの編集を行うことが行われている。 えば、特許文献1では、ユーザの表示環境を サーバ上で再現し、クライアントが閲覧を希 望するWebページが問題なく表示されるかをサ ーバ側で判断し、問題がある場合には適切な 変換を行った上でWebページデータをクライア ントに送信するサーバ装置が開示されている 。この装置により、クライアントはWebページ の記述言語やブラウザの性質に関わらず、自 己の表示環境に適した、閲覧しやすい表示を 確実に行うことが可能になる。

特開2006-31476

 しかし、上記のような従来技術では、ク イアントがグラフィック要素を描画する最 限の能力を有しているならば、当該グラフ ック要素を描画するための命令を含めた形 グラフィックデータを送信することになる このため、それ程重要でないグラフィック 素に対してもクライアント側で受信又は描 のために時間を要することになり、最適な ラフィックデータを送信しているとはいえ かった。

 以上の課題を解決するため、本発明は、 ラフィック要素を描画させるための命令実 能力情報をクライアントから取得し、命令 行能力情報とグラフィックの重要性などの 報に応じてグラフィック全体を構成する各 令を選択し、当該選択に基づいて生成した 令集合をクライアントに送信する機能を有 るグラフィック命令送信装置を提案する。

 本発明によれば、グラフィック要素の重 性などに鑑みて各命令の選択を行うため、 来技術と比較してクライアントの処理能力 不必要に消費することが少なくなる。

実施例1の概要図 実施例1に係るグラフィック命令送信装 置の機能ブロック図 実施例1に係るグラフィック命令送信装 置が取得する命令実行能力情報の一例を表す 図 実施例1に係るグラフィック命令送信装 置において保持されるラフィック要素を描画 させるための命令の一例を表す図 実施例1に係るグラフィック命令送信装 置に対してグラフィックデータの送信要求を 行ったクライアントの命令実行能力情報の一 例を表す図 実施例1に係るグラフィック命令送信装 置に対してクライアントが送信要求をした対 象であるグラフィックデータの一例を表す図 図6のグラフィックデータが実行された 場合に描画されるグラフィックを表す図 クライアント1の命令実行能力情報に基 づいて構成されるグラフィックデータを表す 図 図8のグラフィックデータが実行された 場合に描画されるグラフィックを表す図 実施例1に係るグラフィック命令送信 置の具体的な構成図 実施例1に係るグラフィック命令送信 置の処理の流れを示すフロー図 実施例2に係るグラフィック命令送信 置の機能ブロック図 実施例2に係るグラフィック命令送信 置において保持される対応情報の一例を表 図(「命令の特性」がタグの種類であるとし 場合) 実施例2に係るグラフィック命令送信 置において保持される、新たな属性が付与 れた命令の一例を表す図 実施例2に係るグラフィック命令送信 置において保持される対応情報の一例を表 図(「命令の特性」が要素の重要性であると た場合) 実施例2に係るグラフィック命令送信 置に対してクライアントが送信要求をした 象であるグラフィックデータの一例を表す クライアント1の命令実行能力情報及 対応情報に基づいて構成されるグラフィッ データを表す図 クライアント2の命令実行能力情報及 対応情報に基づいて構成されるグラフィッ データを表す図 図18のグラフィックデータが実行され 場合に描画されるグラフィックを表す図 実施例2に係るグラフィック命令送信 置の具体的な構成図 実施例2に係るグラフィック命令送信 置の処理の流れを示すフロー図

符号の説明

0200    グラフィック命令送信装置
0201    命令実行能力情報取得部
0202    命令保持部
0203    命令選択部
0204    命令集合構成部
0205    命令集合送信部

 以下に、本発明の実施例を説明する。実 例と請求項の相互の関係は、以下の通りで る。実施例1は主に請求項1、請求項3などに し、実施例2は主に請求項2、請求項4などに し、などにする。なお、本発明はこれら実 例に何ら限定されるものではなく、その要 を逸脱しない範囲内において、様々な態様 実施しうる。

<概要>
 本実施例のグラフィック命令送信装置は、 ラフィック要素を描画させるための命令実 能力情報をクライアントから取得し、当該 行能力の情報に応じてグラフィックを構成 る各命令を選択し、当該選択に基づいて生 された命令集合をクライアントに送信する 能を有するものである。本実施例のグラフ ック命令送信装置の概要を図1で説明する。 ここでは、グラフィック命令送信装置が、処 理能力が異なる二つのクライアント端末から ユーザインターフェイス(UI)データの送信要 を受けた場合を考える。どちらの端末もグ フィック命令送信装置に保持されているUIデ ータをそのまま実行することが可能であるが 、低処理能力の機種はアニメーション等の特 定のグラフィック命令の実行に対して多くの 処理時間を要する。この場合、本実施例のグ ラフィック命令送信装置は、低処理能力の機 種に対して処理時間を要する命令を含まない ように各命令の選択を行い、当該選択に基づ いてグラフィック命令集合を構成して送信す ることが可能である。このため、従来技術と 比較してクライアントの処理能力を不必要に 消費することが少なくなる。
<構成>

 図2は、本実施例のグラフィック命令送信装 置の機能ブロックの一例を示す図である。
本件発明の構成要素である各部は、ハードウ ェア、ソフトウェア、ハードウェアとソフト ウェアの両者、のいずれかによって構成され る。例えば、これらを実現する一例として、 コンピュータを利用する場合には、CPU、メイ ンメモリ、バス、インターフェイス、周辺機 器などから構成されるハードウェアと、これ らのハードウェア上にて実現可能なソフトウ ェアを挙げることができる。具体的には、メ インメモリ上に展開されたプログラムを順次 実行することで、メインメモリ上のデータや 、インターフェイスを介して入力されるデー タの加工、蓄積、出力などにより各部の機能 が実現される。

 同図において、本実施例の「グラフィッ 命令送信装置」0200は、「命令実行能力情報 取得部」0201と、「命令保持部」0202と、「命 選択部」0203と、「命令集合構成部」0204と 「命令集合送信部」0205とからなる。なお、 発明は、装置として実現できるのみでなく 方法としても実現可能である。(本明細書の 全体を通して同様である。)

 「命令実行能力情報取得部」は、クライ ントにおいてグラフィック要素を描画させ ための命令の実行能力をグラフィック要素 とに示す情報である命令実行能力情報をク イアントから取得するように構成されてい 。ここで「命令実行能力情報」として、例 ば図3に示すような情報が考えられる。この 図において、「タグ」はグラフィックデータ に含まれうるグラフィック要素の種類を表わ しており、「属性」は個々のグラフィック要 素に対して指定可能な性質を表わすものであ る。また、「対応状況」は個々のタグ又は属 性に対してクライアント側が実行する能力を 有しているか否か、又はどのレベルで実行す る能力があるかについて表わしている。具体 的に説明すると、テキストデータの描画命令 を表わす「text」タグの全ての属性に対して ライアントはハードウェアで対応すること できるが、「rect」タグに含まれる「stroke-wid th」属性に対してはソフトウェアで対応して ることが判断される。また、「audio」タグ 全ての属性に対して未対応であることが判 される。

 命令実行能力情報の取得方法としては、 えば以下の方法が考えられる。まず、クラ アントはグラフィック命令送信装置に自己 命令実行能力情報を送信し、登録を行う。 ラフィック命令送信装置は当該命令実行能 をクライアントIDに関連付けて記憶装置に 持し、当該IDをクライアントに対して送信す る。クライアントはグラフィックデータの送 信要求を送信する際に、自己のクライアント IDを合わせて送信することで、グラフィック 令送信装置はクライアントの命令実行能力 記憶装置から取得することが可能になる。

 また、その他の方法として、各クライア トが機種名及びソフトウェアのバージョン 報等をグラフィック命令送信装置に送信し グラフィック命令送信装置が、当該情報と 連付けて記憶装置に保持されている命令実 能力情報から各クライアントの命令実行能 を取得する方法が考えられる。

 「命令保持部」は、クライアントにグラ ィック要素を描画させるための命令を描画 せるべきグラフィック要素と関連付けて保 するように構成されている。例えば、図4に おいて、<text>タグは、テキスト要素を描 画させるための命令を表わしており、テキス トデータを表示するためのグラフィック要素 と関連づけて保持されている。この例では、 「コンテンツガイド」の文字が描画されるこ とになる。ここで、<text>タグに含まれる 「x」、「y」、「fill」、「font-size」は、タグ に関する属性を表わすもので、それぞれ、テ キストの描画始点のX座標、テキストの描画 点のY座標、テキストの色、テキストのサイ を指定する命令である。

 「命令選択部」は、複数のグラフィック 素から構成される画面を生成するための命 集合を構成するために前記命令実行能力情 に応じてグラフィック要素ごとに命令を選 するように構成されている。例えば、命令 含まれるタグ及び属性に対してクライアン 側が未対応である場合は、当該タグ及び属 を選択しないようにする構成が可能である 図3のクライアントの場合で説明すると、当 該クライアントは<audio>タグにのみ対応 ていないことから、命令に<audio>タグが まれている命令を選択せず、他の命令に関 ては選択することが可能である。また、命 に含まれるタグ及び属性に対してハードウ アで対応している場合のみ、当該命令を含 るとする構成も可能である。例えば、<rec t>タグの「x、y」、「fill」、「stroke」はハ ドウェアで対応しているので選択し、「stro ke-width」、「rx、ry」、「fill-opacity」はソフト ウェアでのみ対応しているため、選択しない ことになる。このような構成とすることで、 クライアントにおいて高速で表示可能な、ハ ードウェア対応のグラフィック要素のみを選 択することが可能になる。

 「命令集合構成部」は、選択に応じて命令 合を構成するように構成されている。
「選択に応じて命令集合を構成する」方法と しては、例えば、クライアントからグラフィ ックデータの送信要求があった場合、命令保 持部に存在する当該グラフィックデータから 、命令選択部で選択された命令のみを残すよ うに新たなグラフィックデータを構成するこ とが考えられる。また、命令選択部で選択さ れなかった命令を無効にするように、特定の 命令(コメントアウトの命令等)を付加して新 なグラフィックデータを構成することも可 である。

 「命令集合送信部」は、構成した命令集 を送信するように構成されている。「命令 合を送信する」方法としては、ネットワー を介してクライアントに送信する方法や、 線により送信する方法が考えられる。

 命令実行能力の違うクライアントで描画 れるグラフィックの差異を具体的に説明す 。各クライアントは、図5で示されるような 命令実行能力を有しているとする。クライア ント1、2は、<rect>タグの<rx、ry>属性 び<fill-opacity>属性、また<animate>タ について命令実行能力が異なる。<rect> グの<rx、ry>属性は、四角形の四つ角を くする属性であり、<fill-opacity>属性は背 景を半透明にする属性である。また、<anima te>タグはアニメーション機能に関するタグ で、文字のスクロール等を可能にする。ここ で、図6に示すXMLデータに対して、別々のク イアントから送信要求があった場合を考え 。当該XMLデータには、各クライアントで命 実行能力が異なる命令が含まれている。こ XMLデータがそのまま実行されると図7のよう グラフィックが表示されることになる。

 図5に示すように、クライアント1はXMLデ タに含まれる命令の全てについてハードウ アで対応している。このため、命令選択部 おいて、ハードウェアで対応しているグラ ィック要素の命令のみを選択する構成とし いる場合でも、上記全ての命令が選択され ことになる。このため、命令構成部にて構 されるクライアント1用のXMLデータは命令保 部にもともと存在する図6のXMLデータと相違 はない。よって、クライアント1において表 されるグラフィックも図7と同一である。

 次に、命令保持部に存在するXMLデータを 成する命令から図5で示すクライアント2の 令実行能力情報に基づいて各命令が選択さ ると、図8のようなXMLデータが構成されるこ になる。クライアント2は、<rect>タグの <rx、ry>及び<fill-opacity>属性について フトで対応、また<animate>タグについて 対応であるため、これらの命令については 択されていない。このため、クライアント2 用の当該XMLデータが実行されると、図9で示 ようなグラフィックが描画されることにな 。

 なお、上記の例では、グラフィックを構成 る各グラフィック要素の命令をクライアン に送信するデータとして残すか否かを「選 」して命令集合を構成しているが、個々の ラフィック要素に対して予め選択肢として 数の命令が存在する場合は、当該選択肢か 特定の命令を「選択」して命令集合を構成 ることも可能である。
<具体的な構成>

 次に、本実施例のグラフィック命令送信 置のそれぞれのハードウェア構成部の働き ついて説明する。図10は、本実施例のグラ ィック命令送信装置のハードウェア構成の 例を示す概略図である。この図にあるよう 、命令実行能力情報取得部と、命令選択部 、命令集合構成部は「CPU」1001と「メインメ リ」1002を備える。また、命令保持部は「記 憶装置(又は記憶媒体)」1003を備えている。ま た、命令集合送信部は「ネットワークインタ ーフェイス」1004を備えている。これらはシ テムバスなどのデータ通信経路によって相 に接続され、情報の送受信や処理を行う。

  記憶装置はCPUによって実行される各種 ログラムなどを記憶している。またメイン モリは、プログラムがCPUによって実行され 際の作業領域であるワーク領域を提供する また、このメインメモリや記憶装置にはそ ぞれ複数のアドレスが割り当てられており CPUで実行されるプログラムは、そのアドレ を特定しアクセスすることで相互にデータ やりとりを行い、処理を行うことが可能に っている。また、以下の説明では、プログ ムは予めメインメモリのワーク領域に展開 て常駐させておく構成としているが、必要 場合に記憶装置から呼び出す構成とするこ も可能である。

 ネットワークインターフェイスにおいて クライアントからグラフィック命令集合の 信要求及びクライアントIDを受信した場合 命令実行能力情報取得プログラムは、記憶 置に保持されている命令実行能力情報テー ルをメインメモリの所定のアドレスに格納 、上記クライアントIDに関連付けられた情報 を検索し、メインメモリの所定のアドレスに 抽出する。なお、ここではクライアントの命 令実行能力情報が予め各クライアントIDに関 付けられて記憶装置に保持されている構成 しているが、グラフィック命令集合の送信 求を受けると同時に命令実行能力情報をク イアントから直接取得する構成なども可能 ある。

 命令選択プログラムは、送信要求を行っ クライアントの命令実行能力情報がメイン モリに格納された場合、送信要求の対象で るグラフィック命令集合を記憶装置から取 し、メインメモリの所定のアドレスに格納 る。なお、グラフィック命令集合はネット ークインターフェイスを介して外部から取 する構成とすることも可能である。その後 令選択プログラムは、グラフィック要素を す各命令を選択するか否かを判断するため 処理を命令実行能力情報に基づいて行う。 令の選択判断の処理に際し、最低限の命令 行能力がない場合に当該命令を選択しない する構成も可能であるが、命令実行能力が 定の基準に達しない場合も当該命令を選択 ないとする構成も可能である。一定の基準 グラフィック命令送信装置において設定可 である。

 命令集合構成プログラムは、上記命令選択 ログラムの処理の結果に基づき、グラフィ ク命令集合を構成するための処理をCPUにて う。構成されたグラフィック命令集合は、 ットワークインターフェイスを介して、送 要求を行ったクライアントに対して送信さ る。
<処理の流れ>

 図11は本実施例のグラフィック命令送信 置における処理の流れの一例を示す図であ 。ここでは、クライアントにグラフィック 素を描画させるための命令を描画させるべ グラフィック要素と関連付けて保持するた に記録するステップが既に行われているも とする。同図の処理の流れは以下のステッ からなる。最初に、ステップS1101では、クラ イアントからのグラフィックデータの送信要 求を受信したか否か判断する。ここでの判断 が、受信したとの判断である場合は、ステッ プS1102に進む。ここでの判断が、受信してい いとの判断である場合は、待機する。ステ プS1102では、クライアントから送信要求が った命令集合を命令保持部から取得する。 テップS1103では、送信要求を行ったクライア ントの命令実行能力情報を取得可能か否か判 断する。ここでの判断が取得可能との判断で ある場合は、ステップS1104Aに進む。ここでの 判断が取得できないとの判断である場合は、 ステップS1104Bに進む。この処理は、主に命令 実行能力情報取得部によって実行される。ス テップS1104Bでは、命令保持部から取得した命 令集合をクライアントに対してそのまま送信 し、処理を終了する。ステップS1104Aでは、命 令実行能力情報に応じてグラフィック画面を 構成する各グラフィック要素の命令を選択す るか否か判断する。この処理は、主に命令選 択部によって実行される。ステップS1105Aでは 、命令選択部の選択に応じてグラフィック画 面を描画させるための命令集合を構成する。 この処理は、主に命令集合構成部によって実 行される。ステップS1106Aでは、送信要求をし たクライアントに対して命令集合構成部で構 成された命令集合を送信する。この処理は、 主に命令集合送信部によって実行される。

 以上の処理は、計算機に実行させるための ログラムで実行することができ、また、こ プログラムを計算機によって読取り可能な 録媒体に記録することができる(本明書書の 全体を通して同様である。)。
<効果>

 本件発明のグラフィック命令送信装置に いては、グラフィックデータにクライアン 側で描画する実行能力が低いグラフィック 素に関する命令が含まれている場合は、命 実行能力を有していても当該命令を含まな 態様でグラフィックデータを構成し、クラ アントに対して送信することが可能になる め、クライアントの処理能力を不必要に消 することが少なくなる。

<概要>
 本実施例のグラフィック送信装置は、基本 に実施例1の装置と共通するが、任意のクラ イアントにおける命令実行能力に加え、各命 令の特性に基づいてその命令を選択するか否 かを定める特徴を有する点で異なる。
<構成>

 図12は、本実施例のグラフィック命令送信 置の機能ブロックの一例を示す図である。
図12において、本実施例の「グラフィック命 送信装置」1200は、「命令実行能力情報取得 部」1201と、「命令保持部」1202と、「命令選 部」1203と、「命令集合構成部」1204と、「 令集合送信部」1205と「対応情報保持部」1206 からなる。構成は基本的に実施例1に記載の 置の構成と同じであるため、相違点となる 応情報保持部について以下詳述する。

 「対応情報保持部」は、任意のクライア トにおける各命令の実行能力及び各命令の 性に対応付けて命令選択部にてその命令を 択するか否かを定める対応情報を保持する うに構成されている。

 「命令の特性」は命令を特徴付ける性質 表すものである。例えばタグの種類を「命 の特性」とすることが考えられる。この場 、対応情報として、図13で示すようなデー を保持しておくことが考えられる。この例 おいては、<text>タグが含まれる命令は クライアントが未対応の場合は命令選択部 おいて選択せず、ハードウェアかソフトウ アで対応しているならば選択することにな 。また、<animate>タグが含まれる命令は クライアントが未対応又はソフトウェアで 応している場合は選択せず、ハードウェア 対応している場合のみ選択することになる ここで、同一のタグに関して命令実行能力 異なる属性が含まれる場合は、命令実行能 が低い属性に合わせて命令実行能力を判断 る構成が考えられる。たとえば、図5で示し クライアント2では、<rect>タグに関して 、<fill>属性と<fill-opacity>属性に対し 異なる命令実行能力を有している。この場 、<rect>タグに関しては、命令実行能力 低い<fill-opacity>属性に合わせて、「ソ トウェアで対応している」と判断すること なる。また、タグに含まれる各属性を「命 の特性」とし、各タグの属性ごとに対応情 を保持しておくことも同様に可能である。 

 さらに、命令に新たに付加された属性を 命令の特性」とすることも可能である。図1 4に示す例では、特定の命令に対して<rating& gt;(要素の重要性)が新たな属性として付加さ ており、当該属性を「命令の特性」として る。この場合、対応情報として、図15で示 ようなデータを保持しておくことが考えら る。ここで、重要性を「重要(high)」と設定 れた命令は、クライアントが未対応の場合 前記選択部において選択しないが、ハード ェアかソフトウェアで対応しているならば 択することになる。また、重要性を「通常(n ormal)」と設定された命令は、クライアントが 未対応又はソフトウェアで対応している場合 は選択せず、ハードウェアで対応している場 合にのみ選択することになる。ここでは、重 要性の基準を「重要(high)」と「通常(normal)」 2段階に分けているが、2段階より大きい数 設定することも可能である。

 また、新たな属性としては上記の<rating >(要素の重要性)に限られず、<datasize>( ラフィック要素のデータサイズ)とすること も考えられる。「命令の特性」を<datasize> ;とした場合、各グラフィック要素のデータ イズが一定の基準サイズを超えるか否かに り、当該要素を描画するための命令を選択 るか否かの判断を行うことが可能になる。

 なお、新たな属性を単純な識別符号等と ることも可能である。例えば、識別符号と て、「0、1」を特定の命令に付加する場合 考えられる。この場合、識別符号が「0」と 定された命令は、クライアントがハードウ アかソフトウェアで対応しているならば選 し、識別符号が「1」と設定された命令は、 クライアントがハードウェアで対応している 場合にのみ選択するという構成が可能である 。

 以下、「命令の特性」を<rating>(要素 重要性)とした場合について、命令実行能力 の違うクライアントごとに構成される命令集 合の差異を具体的に説明する。各クライアン トは、実施例1の図5で示した命令実行能力を しているとする。ここで、クライアント1、 2は、<rect>タグの<rx、ry>及び<fill-op acity>属性、また<animate>タグについて命 令実行能力が異なる。これらの命令が含まれ るグラフィックデータに対して各クライアン トから送信要求があった場合、命令選択部は 当該命令実行能力と図15で表わした対応情報 基づいて命令を選択するため、各クライア トに対して異なる命令集合が構成されるこ になる。

 例えば、図16のように、各クライアント 命令実行能力が異なる命令に<rating>属性 が付加されているXMLデータが命令保持部に保 持されている場合を考える。当該XMLデータが そのまま実行された場合、図7で示したよう グラフィックが描画されることになる。当 XMLデータで表わす命令集合から、図5で示す ライアント1の命令実行能力情報と図15で示 対応情報に基づいて命令が選択されると、 17に示すXMLデータが構成されることになる <rating>属性はクライアント側でグラフィ ックを描画する際には不要であるため削除す る構成としているが、当該<rating>属性の 述をそのまま残す構成とすることも可能で る。クライアント1はすべての命令に対して ハードウェアで対応しているため、実質的に は命令保持部に存在する図16のXMLデータと相 はない。よってクライアント1用のXMLデータ が実行されると、図7で示すグラフィックが 画されることになる。これに対して、図5で すクライアント2の命令実行能力情報及び図 15で示す対応情報に基づいて命令が選択され と、図18のようなXMLデータが構成されるこ になる。クライアント2は、<rect>タグの& lt;rx、ry>及び<fill-opacity>属性について フトウェアで対応しているが、重要度が「 要」である<rect>タグの<rx、ry>属性 選択され、重要度が「通常」である<rect> ;タグの<fill-opacity>属性に関しては選択さ れないことになる。また、<animate>タグに 関しては未対応であるから選択されない。こ のため、クライアント2用のXMLデータが実行 れると、図19で示すグラフィックが描画され ることになり、クライアント1のグラフィッ と相違することになる。

 なお、上記の例では、グラフィックを構成 る各グラフィック要素の命令をクライアン に送信するデータとして残すか否かを「選 」して命令集合を構成しているが、個々の ラフィック要素に対して予め選択肢として 数の命令が存在する場合は、当該選択肢か 特定の命令を「選択」して命令集合を構成 ることも可能である。
<具体的な構成> 

 図20は、本実施例のグラフィック命令送 装置のハードウェア構成の一例を示す概略 である。その構成は、基本的に図10を用いて 説明した実施例1の装置のハードウェア構成 共通する。ただし、本実施例の装置は、「 憶装置(又は記憶媒体)」に対応情報が保持さ れている。

 ネットワークインターフェイスにおいて グラフィック命令集合の送信要求及びクラ アントIDを受信した場合、命令実行能力情 取得プログラムは、記憶装置に保持されて る命令実行能力情報をメインメモリの所定 アドレスに格納し、上記クライアントIDに関 連付けられた情報を検索し、メインメモリの 所定のアドレスに抽出する。ここで、クライ アントの命令実行能力情報は予め各クライア ントIDに関連付けられて記憶装置に保持され いる構成としているが、グラフィック命令 合の送信要求を受けると同時に命令実行能 情報をクライアントから直接取得する構成 可能である。

 命令選択プログラムは、送信要求を行っ クライアントの命令実行能力情報がメイン モリに格納された場合、対応情報及び送信 求の対象であるグラフィック命令集合(命令 情報)を記憶装置から取得し、メインメモリ 所定のアドレスに格納する。なお、グラフ ック命令集合はネットワークインターフェ スを介して外部から取得する構成とするこ も可能である。その後命令選択プログラム 、グラフィック要素を表す各命令を選択す か否かを判断するための処理を命令実行能 及び対応情報に基づいて行う。

 命令集合構成プログラムは、上記命令選択 ログラムの処理の結果に基づき、グラフィ ク命令集合を構成するための処理をCPUにて う。構成されたグラフィック命令集合は、 ットワークインターフェイスを介して、送 要求を行ったクライアントに対して送信さ る。
<処理の流れ>

 図21は本実施例のグラフィック命令送信装 における処理の流れの一例を示す図である ここでは、クライアントにグラフィック要 を描画させるための命令を描画させるべき ラフィック要素と関連付けて保持するため 記録するステップが既に行われているもの する。また、任意のクライアントにおける 命令の実行能力及び各命令の特性に対応付 てその命令を選択するか否かを定める対応 報を保持するために記録するステップも既 行われているものとする。同図の処理の流 は以下のステップからなる。最初に、ステ プS2101では、クライアントからのグラフィッ クデータの送信要求を受信したか否か判断す る。ここでの判断が、受信したとの判断であ る場合は、ステップS2102に進む。ここでの判 が、受信していないとの判断である場合は 待機する。ステップS2102では、クライアン から送信要求があった命令集合を命令保持 から取得する。ステップS2103では、送信要求 を行ったクライアントの命令実行能力情報を 取得可能か否か判断する。ここでの判断が取 得可能との判断である場合は、ステップS2104A に進む。ここでの判断が取得できないとの判 断である場合は、ステップS2104Bに進む。この 処理は、主に命令実行能力情報取得部によっ て実行される。ステップS2104Bでは、命令保持 部から取得した命令集合をクライアントに対 してそのまま送信し、処理を終了する。ステ ップS2104Aでは、クライアントから送信要求の あったグラフィックデータに対する対応情報 を対応情報保持部から取得可能か否か判断す る。ここでの判断が、取得可能であるとの判 断である場合は、ステップS2105Aに進む。ここ での判断が取得できないとの判断である場合 は、ステップS2105Cに進む。ステップS2105C以降 は、実施例1の<処理の流れ>のステップS11 04A以降の処理と同様である。ステップS2105Aで は、命令実行能力情報及び対応情報に応じて グラフィック画面を構成する各グラフィック 要素の命令を選択するか否か判断する。この 処理は、主に命令選択部によって実行される 。ステップS2106Aでは、命令選択部の選択に応 じてグラフィック画面を描画させるための命 令集合を構成する。この処理は、主に命令集 合構成部によって実行される。ステップS2107A では、送信要求をしたクライアントに対して 命令集合構成部で構成された命令集合を送信 する。この処理は、主に命令集合送信部によ って実行される。
<効果>

 本件発明のグラフィック命令送信装置に いては、グラフィックデータにクライアン 側で描画する実行能力が低く、かつ描画す 必要性が少ないグラフィック要素に関する 令が含まれている場合は、当該命令を含ま い態様でグラフィックデータを構成し、ク イアントに対して送信することが可能にな ため、クライアントの処理能力を不必要に 費することが少なくなる。