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Title:
HEALTH APPLIANCE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/099616
Kind Code:
A1
Abstract:
A health appliance (10) which is constructed by coating a rod-shaped core material (11) made of a hard material with an elastic resin foam (12) having a thickness of 10 to 20 mm and the total weight of which is controlled to 100 to 500 g. This health appliance (10) is usable in exercises similar to the existing dumbbells and, moreover, hand clasp exercises can be conducted by strongly clasping it against the elasticity of the resin foam (12) and then relaxing. Thus, it is expected that cerebral nerve functions can be sustained and improved by training and stimulating the hands and fingers. The above-described health appliance (10) is relatively lightweight and the resin foam (12) thickly coating the surface of the core material (11) absorbs the shock impact in dropping or collision, which makes it safely and easily usable even by aged or sick persons.

Inventors:
HIRAISHI TAKAO (JP)
ISHIZUKA MEION (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/000233
Publication Date:
August 21, 2008
Filing Date:
February 15, 2008
Export Citation:
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Assignee:
HIRAISHI TAKAO (JP)
ISHIZUKA MEION (JP)
International Classes:
A63B21/072; A61H39/04; A63B23/16
Foreign References:
JPS60102038U1985-07-11
JP2006043396A2006-02-16
JP3081330U2001-11-02
JP2003047671A2003-02-18
JPS60153881A1985-08-13
Attorney, Agent or Firm:
KOBAYASI, Ryohei et al. (7th Floor Hougen-Sizyokarasuma Building,37, Motoakuozi-tyo,Higasinotouin Sizyo-sagaru, Simogyo-k, Kyoto-si Kyoto 91, JP)
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Claims:
 ウエイトトレーニングと掌握運動の両方に使用可能な健康器具であって、
 硬質材料から成る棒状の芯材を厚さ10mm以上の弾性を有する樹脂発泡体によって被覆して成り、総重量が100~500gであることを特徴とする健康器具。
 少なくともユーザによって把持される部分における上記樹脂発泡体の厚さが20mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の健康器具。
 上記芯材が弧状に湾曲した形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の健康器具。
 更に、上記樹脂発泡体の表面に伸縮性を有する塗膜を形成して成ることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の健康器具。
 上記樹脂発泡体が、発泡倍率10~40倍のポリ塩化ビニル、ウレタン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ゴム、又はシリコンから成ることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の健康器具。
 弾性を有する樹脂発泡体から成るシート材を硬質材料から成る棒状の芯材の周面及び両端面に接着して成ることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の健康器具。
Description:
健康器具

 本発明は、健康器具に関する。

 従来より、家庭で使用可能なトレーニン 器具としてダンベルが広く知られている。 ンベルは、例えば、ユーザが片手で持って 下に動かすなどの反復運動を行うことによ 肩や腕等の筋肉を鍛錬する目的で使用され 。更に、近年では健康意識の高まりに伴っ 、ダンベルは上記のような筋力増強を目的 したトレーニングの他、痩身や健康維持を 的とした運動にも用いられており、年齢・ 別を問わず幅広い層に使用されるに至って る。

 しかし、上記ダンベルは、重力に抗した 調な反復運動を行って筋肉を鍛錬するもの 過ぎず、運動機能や脳神経機能の向上を含 た総合的な健康増進効果が期待できるもの はなかった。

 また、ダンベルは、一般的に全体が鉄等 金属で構成され、硬質で比較的重量が大き ものであるため病人や高齢者など体力の低 した者には扱いが難しかった。一方で、ト ーニングによる成果を得るためには、日常 身体活動水準よりも負荷の大きな運動を行 必要があるため(過負荷の原則)、単にダン ルの重量を小さくしたのでは、十分な運動 果が得られなくなるという問題があった。

 そこで、本発明が解決しようとする課題 一つは、体力や筋力のみならず運動機能や 神経機能の回復・向上を含めた総合的な健 増進効果を得ることができる健康器具を提 することである。また、本発明が解決しよ とする他の課題は、安全で手軽に使用でき なお且つ高い運動効果を得ることのできる 康器具を提供することである。

 上記課題を解決するために成された本発 に係る健康器具は、ウエイトトレーニング 掌握運動の両方に使用可能な健康器具であ て、硬質材料から成る棒状の芯材を厚さ10mm 以上の弾性を有する樹脂発泡体によって被覆 して成り、総重量が100~500gであることを特徴 している。

 ここで、上記芯材は全体の形状を維持す 支持体としての機能を有すると共に、健康 具全体に適度な重量を与える錘(ウエイト) 役割を果たすものである。上記構成の健康 具によれば、該健康器具を把持し、重力に して動かすことにより上記ダンベルと同様 ウエイトトレーニングを行うことができる 共に、該健康器具を上記樹脂発泡体の弾性 に抗して強く握ったり緩めたりすることで 握運動(グリップ運動)を行うことができる。

 従来より、体の各部の動きを司る脳の運 野と体の各部からの感覚を受け取る体性感 野においては、身体各部と脳の領域に対応 係があることが知られており、特に口及び 指に関する領域が大きな面積を占めている とが分かっている。更に、神経細胞は、刺 を受けることにより神経突起を増加させ、 ナプスの数を増やすことが分かっており、 指を動かしたり手指を刺激することが脳の 性化に効果的であることが、一般に広く知 れている。従って、本発明によれば、上記 様な掌握運動を行うことにより手指の動き コントロールする運動野を活性化させると 時に掌や指腹を刺激して体性感覚野を興奮 せることができるため、ウエイトトレーニ グによる筋力増強効果のみならず、運動機 や脳神経機能の維持又は改善効果が期待で る。

 更に、本発明の健康器具を上記樹脂発泡 の弾性力に抗して強く握ることで上肢、背 及び胸部の筋肉を適度に緊張させた状態で エイトトレーニングを行うこともできる。 れにより、該トレーニングの運動効果を増 させることができ、上記のような軽量のウ イトであっても十分な成果を得ることが可 となる。また、このとき健康器具を握る力 ユーザ自らが調節することで、個々の体力 応じて無理なく運動強度を高めることがで る。

 なお、本発明の健康器具によれば、ウエ トトレーニングによる上肢、背部、又は胸 の筋力増強効果に加え、掌握運動による握 増強効果を得ることもできる。

 また更に、本発明の健康器具は、軽量で ると共に芯材表面を厚く覆った樹脂発泡体 落下時や衝突時の衝撃を吸収するため、た え落下させても怪我をする恐れがなく、高 者や病人など握力の低下した者でも気軽に 用することができる。

 なお、本発明に係る健康器具は上記芯材 弧状に湾曲させた形状とすることもできる

 このような構成とした場合、該湾曲が手 ひらの窪みに沿うように把持することで手 のフィット感を高めることができると共に 該健康器具を適宜回転させることで手指の 部が受ける刺激の強度を様々に変化させる とができ、より効果的に脳の活性化を図る とができる。

 以上のように、上記構成を有する本発明 健康器具によれば、筋力の増強のみならず 動機能や脳神経機能の回復・向上を含めた 合的な健康増進効果を得ることができる。 た、本発明の健康器具は、安全且つ手軽に 用できると同時にユーザの意思に応じて無 なく運動強度を高めることが可能である。

本発明の第1の実施例に係る健康器具の 外観図。 同実施例に係る健康器具の断面図であ て、(a)は、図1のA-A’矢視断面図であり(b)は 、図1のB-B’矢視断面図である。 同実施例に係る健康器具の製造方法を 明するための概念図。 同実施例に係る健康器具を用いた運動 法の一例を示す図。 同実施例に係る健康器具を用いた運動 法の一例を示す図。 同実施例に係る健康器具を用いた運動 法の一例を示す図。 同実施例に係る健康器具を用いた運動 法の一例を示す図。 同実施例に係る健康器具を用いた運動 法の一例を示す図。 同実施例に係る健康器具を用いた運動 法の一例を示す図。 同実施例に係る健康器具を用いた運動 方法の一例を示す図。 同実施例に係る健康器具を用いた運動 方法の一例を示す図。 同実施例に係る健康器具を用いた掌握 運動を示す図。 本発明の第2の実施例に係る健康器具 外観図。

符号の説明

10…健康器具
11…芯材
12…被覆材
13…塗膜

 本発明の健康器具において、上記芯材は 硬質の素材から成り適度な重量を有するも であればいかなるものであってもよく、例 ば、ダンベルのウエイト等に一般的に使用 れる鉄、銅、鉛等の金属から成るものとす ことが望ましい。該芯材の重量は、上記樹 発泡体を含めた健康器具の総重量が100~500g 範囲内、好ましくは150~350gの範囲内となるよ うに適宜設定する。また、上記弾性を有する 樹脂発泡体としては、いかなるものを用いて もよいが、上記掌握運動に適した弾力を得る ためには、発泡倍率10倍~40倍、より好ましく 15~25倍のポリ塩化ビニル、ウレタン、ポリ ロピレン、ポリエチレン、ゴム、又はシリ ンから成る発泡体を用いることが望ましい また、樹脂発泡体の厚さは10mm以上とし、更 、少なくともユーザによって把持される部 における樹脂発泡体の厚さは20mm以下とする ことが望ましい。10mmより薄いと十分な弾力 得られず、20mmより厚いと柔軟性が高くなり ぎ、いずれも弾性力に抗した掌握運動を行 難くなる。

 更に、上記樹脂発泡体に汚れが付着する を防止するため、上記樹脂発泡体の表面に 伸縮性を有する塗膜を形成することが望ま い。塗膜に伸縮性を持たせることにより、 記樹脂発泡体の変形に塗膜を追従させるこ ができ、塗膜の割れや剥がれを防止するこ ができる。このような塗膜は、例えば、伸 性を有するウレタン系塗料又はポリ塩化ビ ル系塗料を前記樹脂発泡体表面に塗布する とによって形成することができる。

 本発明に係る健康器具の寸法は、特に限 されるものではないが、片手で扱いやすい う全長が120~200mmの範囲内となるようにする とが望ましい。また、掌握運動を行いやす ようユーザによって把持される部分の直径 40~50mmの範囲内とすることが望ましい。また 、上述のように芯材を弧状に湾曲させた構成 とする場合には、該芯材の中心軸の曲率半径 が350~450mmの範囲となるようにすることが望ま しい。この範囲を上回ると湾曲を設けたこと による効果が十分に得られず、この範囲を下 回ると把持し難くなって使用感が低下するお それがある。

 なお、本発明に係る健康器具は、いかな 方法によって製造してもよいが、例えば、 性を有する樹脂発泡体から成るシート材を 記芯材の周面及び両端面に接着することに って製造されるものとすることが望ましい このような構成とすることにより、特殊な 置を用いることなく、簡単且つ低コストに 造することが可能となる。

 以下、本発明の一実施例について図面を いて説明する。図1は本実施例に係る健康器 具の外観図であり、図2(a)は図1のA-A’矢視断 図、図2(b)は図1のB-B’矢視断面図である。 た、図3は本実施例に係る健康器具の製造方 を説明するための概念図である。

 本実施例の健康器具10は、長さL4=130mm、直 径D3=20mmの鉄製の芯材11を発泡倍率20倍の軟質 リ塩化ビニル発泡体(エアレックス社製、AIR EX S32・50)から成る被覆材12で被覆し、更に、 その表面に伸縮性を有するポリ塩化ビニル系 塗料による塗膜13を形成した構成を有してい 。被覆材12の厚さは、中央部で11mm、両端部 15mmであり、健康器具全体の寸法は、全長L1= 160mm、中央部の長さL2=80mm、両端部の長さL3=40m mであり、中央部の外径D1=42mm、両端部の外径D 2=50mmとなっている。また、本実施例の健康器 具10の総重量は約300gである。

 上記本実施例に係る健康器具10を製造す 際には、まず、芯材11の両端部約20mmに亘っ その外周面に所定の厚さの上記ポリ塩化ビ ル発泡体から成るシート材12aを巻き付けて 着し、更に、その上から芯材11の周面全体に 同様の素材から成る厚さ11mmのシート材12bを き付けて接着する。これにより、芯材11の両 端部が中央部に比べて被覆材12で厚く覆われ 形状となる。その後、上記芯材11の両端面 円形に切り出した上記同様の素材から成る さ15mmのシート材12cを貼付し、更に、表面全 を伸縮性を有するポリ塩化ビニル系塗料で ーティングする。

 以下に、本実施例に係る健康器具10を用 た運動方法を例示する。図4~11は、本実施例 健康器具10を用いた運動方法を示す図であ 、図4,5の運動は仰臥位、座位、又は立位に 行い、図6~9の運動は座位又は立位、図10の運 動は仰臥位、図11の運動は伏臥位にて行う。 ーザは本実施例に係る健康器具10を片手又 両手に持ち、図中の矢印に示すように腕を 伸又は上下させたり、肩又は手首を回動さ たりすることにより、上肢、背部及び胸部 の筋肉(上腕二頭筋、三角筋、僧帽筋、菱型 、大胸筋等)の鍛錬又は機能回復を図ること ができる。

 このとき、図12に示すように、健康器具10 の中央部を樹脂発泡体の弾性力に抗して強く 握ることにより、各部の筋肉を適度に緊張さ せながらウエイトトレーニングを行うことが でき、該ウエイトトレーニングの運動効果を より高めることができる。更に、本実施例の 健康器具10を強く握ったり緩めたりする掌握 動を行うことで手指を刺激して脳を活性化 ることができ、筋力の増強のみならず運動 能や脳神経機能の回復・向上を含めた総合 な健康増進効果を得ることができる。なお このような掌握運動は上記ウエイトトレー ングと組み合わせるほか、単独で行っても い。また、該掌握運動を行うことにより握 増強効果を得ることもできる。

 また、本実施例の健康器具10は、軽量で り且つ全体が弾性を有する被覆材12によって 厚く覆われているため、たとえ使用中に落下 しても怪我をする恐れがなく、高齢者や病人 など握力の低下した者でも気軽に用いること ができる。

 図13は、本発明に係る健康器具の他の実 例を示す外観図であり、該健康器具10の内部 に存在する芯材11を点線で示してある。

 本実施例の健康器具は、上記実施例1に係 る健康器具において芯材11を円弧状に湾曲さ たものであり、該芯材11の中心軸(図中の一 鎖線)の曲率半径が400mmとなっている。

 本実施例の健康器具10は、全体として緩 かに湾曲した形状を有しており、該湾曲が のひらの窪みに沿うように把持することで へのフィット感を高めることができる。ま 、該健康器具10を適宜回転させることで手指 及び掌の各部が受ける刺激の強度を様々に変 化させることができ、結果として一層効果的 に脳の活性化を図ることができる。