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Title:
HOLE MAKING DEVICE WITH OIL FEEDING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/019982
Kind Code:
A1
Abstract:
A hole making device having an oil feeding tank placed at a position where the tank is less likely to collide with surrounding objects. The hole making device has a fixation member (12) fixed to a workpiece, a column (14) extending upward from the fixation member, a tubular slide body (16) slidable along the column, a tool body (18) set on the tubular slide body, and the oil feeding tank (20) placed between the tool body and the fixation member and removably fixed to the tubular slide body. The tool body is provided with a cutting oil feeding path having a cutting oil entrance (109) formed toward the fixation member. The oil feeding tank has an upwardly facing cutting oil exit. The tool body is moved upward on the column and the oil feeding tank is made to approach the tool body from its lower side. By this, the cutting oil exit of the oil feeding tank is connected to the cutting oil entrance of the tool body.

Inventors:
SHIMADA KEISUKE (JP)
ASANO OSAMU (JP)
HIDAKA TOSHIAKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/063178
Publication Date:
February 12, 2009
Filing Date:
July 23, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NITTO KOHKI CO (JP)
SHIMADA KEISUKE (JP)
ASANO OSAMU (JP)
HIDAKA TOSHIAKI (JP)
International Classes:
B23B47/00; B23B45/00
Foreign References:
JP2006022508A2006-01-26
JP2006061993A2006-03-09
JP2006192528A2006-07-27
JP2006026810A2006-02-02
Attorney, Agent or Firm:
ITOH, Shigeru et al. (21-18 Toranomon 1-chome, Minato-k, Tokyo 01, JP)
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Claims:
 被加工物に取り外し可能に固定される固定用部材と、
 該固定用部材から上方に延びるコラムと、
 該コラムの周囲に設定されて該コラムに沿って摺動可能とされた筒状摺動体と、
 該筒状摺動体の上端部に連結された工具本体と、
 該工具本体と該固定用部材との間に設定された給油タンクであって、該筒状摺動体に取り外し可能に固定された給油タンクと、
 を有し、
 工具本体は、
 該給油タンクからの切削油を受入れる切削油入口を備え、受け入れた切削油を切削工具まで導く切削油供給路であって、該切削油入口を該固定用部材に向けて下向きに設けた切削油供給路を有し、
 該給油タンクは、
 上向きに設けられて該切削油入口と連通される切削油出口を有し、
 該コラム上で上方に変位された該工具本体に対して、該給油タンクを、該切削油出口が該切削油入口に上下方向で整合させた状態で、下側から近づけることにより、該給油タンクの切削油出口が該工具本体の切削油入口に接続されるようにしたことを特徴とする給油装置付き穿孔装置。
 該工具本体が、該給油タンクに接続される加圧空気出口を備え、加圧空気を該給油タンクに供給するための加圧空気供給路を有する加圧空気供給装置であって、該加圧空気出口を該固定用部材に向けて下向きに設けた加圧空気供給装置を有し、
 該給油タンクは、上向きに設けられて該加圧空気出口と連通される加圧空気入口を有し、加圧空気供給装置からの加圧空気を受け入れることにより当該給油タンク内を加圧し、それにより、切削油を該切削油出口から排出し、該切削油供給路を介して切削工具へ給油するようにされ、
 該コラム上で上方に変位された該工具本体に対して、該切削油出口を該切削油入口に上下方向で整合させ、且つ、該加圧空気入口を該加圧空気出口に上下方向で整合させた状態で、該給油タンクを、下側から近づけることにより、該給油タンクの切削油出口及び該加圧空気入口が、それぞれ、該工具本体の切削油入口及び加圧空気出口に接続されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の給油装置付き穿孔装置。
 該工具本体が、該工具本体から該固定用部材に向けて突出するプラグであって、その中に該切削油入口及び加圧空気出口が相互に平行で下向きに設けられているプラグを有し、
 該給油タンクが、該工具本体の該プラグに嵌合するソケットであって、その中に該切削油出口及び該加圧空気入口が相互に平行で上向きに設けられているソケットを有し、
 該給油タンクを、該工具本体の下側から近づけて、該ソケットを該プラグに嵌合させることにより、該給油タンクの切削油出口及び該加圧空気入口が、それぞれ、該工具本体の切削油入口及び加圧空気出口に連結されるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の給油装置付き穿孔装置。
 該筒状摺動体が、
 その長さ方向に沿って設けられたスリットと、
 該スリットを介して相互に対向するようにして半径方向外側に延びる一対の固定用片と、
 該一対の固定用片の一方から延びるように取付けられた操作部材を有し、該操作部材を操作することにより、該固定用片を相互に近づけて該筒状摺動体を該コラム上に固定し、該固定用片を相互に離して該筒状摺動体が該コラム上で摺動可能なるようにする締着手段と
 を有し、
 該給油タンクが、
 該固定用片を介して該コラムに対向するように配置される切削油を収納するためのタンク本体と、
 該一対の固定用片の他方の側にある該タンク本体の側面に固定され、該筒状摺動体の方向に延出し、該筒状摺動体に固定するようにされたタンク取付部材を有し、
 該切削油出口が、該タンク取付部材に形成されている請求項1に記載の給油装置付き穿孔装置。
 該筒状摺動体が、
 その長さ方向に沿って設けられたスリットと、
 該スリットを介して相互に対向するようにして半径方向外側に延びる一対の固定用片と、
 該一対の固定用片の一方から延びるように取付けられた操作部材を有し、該操作部材を操作することにより、該固定用片を相互に近づけて該筒状摺動体を該コラム上に固定し、該固定用片を相互に離して該筒状摺動体が該コラム上で摺動可能なるようにする締着手段と
 を有し、
 該給油タンクが、
 該固定用片を介して該コラムに対向するように配置される切削油を収納するためのタンク本体と、
 該一対の固定用片の他方の側にある該タンク本体の側面に固定され、該筒状摺動体の方向に延出し、該筒状摺動体に固定するようにされたタンク取付部材を有し、
 該切削油出口及び加圧空気入口が、該タンク取付部材に形成されている請求項2に記載の給油装置付き穿孔装置。
 該筒状摺動体が、
 その長さ方向に沿って設けられたスリットと、
 該スリットを介して相互に対向するようにして半径方向外側に延びる一対の固定用片と、
 該一対の固定用片の一方から延びるように取付けられた操作部材を有し、該操作部材を操作することにより、該固定用片を相互に近づけて該筒状摺動体を該コラム上に固定し、該固定用片を相互に離して該筒状摺動体が該コラム上で摺動可能なるようにする締着手段と
 を有し、
 該給油タンクが、
 該固定用片を介して該コラムに対向するように配置される切削油を収納するためのタンク本体と、
 該一対の固定用片の他方の側にある該タンク本体の側面に固定され、該筒状摺動体の方向に延出し、該筒状摺動体に固定するようにされたタンク取付部材を有し、
 該ソケットが該タンク取付部材に設けられている請求項3に記載の給油装置付き穿孔装置。
 該工具本体は、該筒状摺動体の上端に固定されたケーシングと、該筒状摺動体の該
一対の固定用片が設けられた側とは直径方向で反対側において該ケーシングに上下方向で変位可能とされた電動ドリル部とを有し、
 該筒状摺動体は、該電動ドリル部を上下方向で案内するために設けられたガイド溝を有する請求項4乃至6のいずれかに記載の給油装置付き穿孔装置。
 該筒状摺動体が、該筒状摺動体の該一対の固定用片が設けられた側とは直径方向で反対側において延び、該ガイド溝を形成するガイド溝形成部を有し、
 該タンク取付部材は、該ガイド溝形成部の側面に固定される請求項7に記載の給油装置付き穿孔装置。
 該タンク本体は、該一対に固定用片を介して該筒状摺動体に対向するように配置された部分と、該部分から該一対の固定用片の該一方と該タンク取付部材との間を該ガイド溝形成部に向けて延出する延出部分とを有する請求項8に記載の給油装置付き穿孔装置。
 給油タンク及び該給油タンクから切削油を切削工具に供給する切削油供給路を備えた穿孔装置において、給油タンク内に加圧空気を供給する加圧空気供給装置を備え、該給油タンクを加圧空気により高圧にすることにより、切削油を該給油タンクから切削油供給路に供給するようにしたことを特徴とする穿孔装置。
Description:
給油装置付き穿孔装置

 本発明は、給油装置付き穿孔装置に関す 。

 被加工物に対して電磁石により固定可能 された固定用部材と、切削工具に対して切 油を供給する切削油供給装置を備えた穿孔 置が知られている。(特開2006-061993参照)

 このような穿孔装置における切削油供給 置は給油タンクを備えるが、当該穿孔装置 搬送や使用に当たって、周囲のものとぶつ って損傷を受けやすい。このため、給油タ クをそのような損傷を受けにくい位置に設 することが望まれる。

 上記特開2006-061993に開示された切削工具に いては、給油タンクを電磁石式の固定用部 と、該固定用部材の上方位置に取り付けら た切削刃駆動装置との間の隙間スペースに 定されるようになっている。

特開2006-061993号

特開2007-132252号

 特開2006-061993に開示された穿孔装置にお ては、給油タンクが上記のように配置され ので損傷を受けにくくなっているが、損傷 避けられず、適宜交換することが必要とな 。このため、給油タンクを容易に交換がで 、しかも、給油タンクから工具本体の給油 への接続も確実に行なえるようにすること 必要となる。

 本発明は、そのようなことを可能にする 油タンク付き穿孔装置を提供することを目 としている。

 すなわち、本発明は、
 被加工物に取り外し可能に固定される固定 部材と、
 該固定用部材から上方に延びるコラムと、
 該コラムの周囲に設定されて該コラムに沿 て摺動可能とされた筒状摺動体と、
 該筒状摺動体の上端部に連結された工具本 と、
 該工具本体と該固定用部材との間に設定さ た給油タンクであって、該筒状摺動体に取 外し可能に固定された給油タンクと、
 を有し、
 工具本体は、
 該給油タンクからの切削油を受入れる切削 入口を備え、受け入れた切削油を切削工具 で導く切削油供給路であって、該切削油入 を該固定用部材に向けて下向きに設けた切 油供給路を有し、
 該給油タンクは、
 上向きに設けられて該切削油入口と連通さ る切削油出口を有し、
 該コラム上で上方に変位された該工具本体 対して、該給油タンクを、該切削油出口が 切削油入口に上下方向で整合させた状態で 下側から近づけることにより、該給油タン の切削油出口が該工具本体の切削油入口に 続されるようにしたことを特徴とする給油 置付き穿孔装置を提供する。

 この穿孔装置においては、工具本体を上 位置にした状態で給油タンクを容易に取り けることができるとともに、工具本体を下 位置に戻して、該給油タンクを工具本体と 定用部材との間に挟むようにすることによ 、当該給油タンクを確実に固定することが きると共に、該給油タンクが周囲のものに つかって損傷を生じるのを少なくすること できる。更に、給油タンクを取り付けるの 、該給油タンクを工具本体の下に位置させ 上方に動かして行なうので、該給油タンク 横方向での出っ張りを少なくすることが可 であり、従って、該タンクの上記損傷をよ 少なくすることが可能となる。

 この穿孔装置においては、更に、
 該工具本体が、該給油タンクに接続される 圧空気出口を備え、加圧空気を該給油タン に供給するための加圧空気供給路を有する 圧空気供給装置であって、該加圧空気出口 該固定用部材に向けて下向きに設けた加圧 気供給装置を有し、
 該給油タンクは、上向きに設けられて該加 空気出口と連通される加圧空気入口を有し 加圧空気供給装置からの加圧空気を受け入 ることにより当該給油タンク内を加圧し、 れにより、切削油を該切削油出口から排出 、該切削油供給路を介して切削工具へ給油 るようにされ、
 該コラム上で上方に変位された該工具本体 対して、該切削油出口を該切削油入口に上 方向で整合させ、且つ、該加圧空気入口を 加圧空気出口に上下方向で整合させた状態 、該給油タンクを、下側から近づけること より、該給油タンクの切削油出口及び該加 空気入口が、それぞれ、該工具本体の切削 入口及び加圧空気出口に接続されるように ることができる。

 具体的には、
 該工具本体が、該工具本体から該固定用部 に向けて突出するプラグであって、その中 該切削油入口及び加圧空気出口が相互に平 で下向きに設けられているプラグを有し、
 該給油タンクが、該工具本体の該プラグに 合するソケットであって、その中に該切削 出口及び該加圧空気入口が相互に平行で上 きに設けられているソケットを有し、
 該給油タンクを、該工具本体の下側から近 けて、該ソケットを該プラグに嵌合させる とにより、該給油タンクの切削油出口及び 加圧空気入口が、それぞれ、該工具本体の 削油入口及び加圧空気出口に連結されるよ にすることができる。

 この穿孔装置においては、給油タンクを 圧空気で加圧することにより切削油を該給 タンクから排出し、工具へ給油するように ているのであるが、給油タンク及び工具本 との間における給油系統及び加圧空気供給 統の接続が、一箇所にまとめられ、それら 連結、連結解除が同時に行なわれるように ている。そして、ソケットとプラグとを嵌 、嵌合解除することによりそれらの連結、 結解除がおこなわれるようにしているので る。

 より具体的には、
 該筒状摺動体が、
 その長さ方向に沿って設けられたスリット 、
 該スリットを介して相互に対向するように て半径方向外側に延びる一対の固定用片と
 該一対の固定用片の一方から延びるように 付けられた操作部材を有し、該操作部材を 作することにより、該固定用片を相互に近 けて該筒状摺動体を該コラム上に固定し、 固定用片を相互に離して該筒状摺動体が該 ラム上で摺動可能なるようにする締着手段
 を有し、
 該給油タンクが、
 該固定用片を介して該コラムに対向するよ に配置される切削油を収納するためのタン 本体と、
 該一対の固定用片の他方の側にある該タン 本体の側面に固定され、該筒状摺動体の方 に延出し、該筒状摺動体に固定するように れたタンク取付部材を有し、
 該切削油出口が、該タンク取付部材に形成 れるようにすることができる。

 また、該工具本体は、該筒状摺動体の上端 固定されたケーシングと、該筒状摺動体の 一対の固定用片が設けられた側とは直径方 で反対側において該ケーシングに上下方向 変位可能とされた電動ドリル部とを有し、
 該筒状摺動体は、該電動ドリル部を上下方 で案内するために設けられたガイド溝を有 るようにすることができる。

 更に、
 該筒状摺動体が、該筒状摺動体の該一対の 定用片が設けられた側とは直径方向で反対 において延び、該ガイド溝を形成するガイ 溝形成部を有し、
 該タンク取付部材は、該ガイド溝形成部の 面に固定されるようにすることができる。

 また、
 該タンク本体は、該一対に固定用片を介し 該筒状摺動体に対向するように配置された 分と、該部分から該一対の固定用片の該一 と該タンク取付部材との間を該ガイド溝形 部に向けて延出する延出部分とを有するよ にすることができる。

 本発明はまた、給油タンク及び該給油タ クから切削油を切削工具に供給する切削油 給路を備えた給油タンク穿孔装置において 給油タンク内に加圧空気を供給する加圧空 供給装置を備え、該給油タンクを加圧空気 より高圧にすることにより、切削油を該給 タンクから切削油供給路に送り出すように たことを特徴とする給油装置付き穿孔装置 提供する。

 通常のこの種の穿孔装置においては、給 タンクから切削工具に至る切削油供給路内 ポンプを設定し、切削油を給油タンクから 引して切削工具に供給するようになってい が、本発明に係る穿孔装置においては、上 のようにされているので、ポンプ内を切削 が通ることがなく、従って、切削油に含ま るゴミによりポンプが詰まってしまったり また、冬季において、切削油がポンプ内で 結してポンプを破損してしまうといった問 が生じるのを回避することができる。

本発明に係る穿孔装置10の正面図であ 。 同穿孔装置の背面図である。 同穿孔装置から給油タンク20を外した 態を示す正面図である。 図1の穿孔装置において給油タンクが取 り付けられていないときの部分断面正面図で ある。 図1の穿孔装置の右側面図である。 図1の穿孔装置の左側面図である。 図4のVII-VII線断面図である。 給油タンクを取り付けた状態の穿孔装 を、図4におけるVII-VII線断面と同じ断面で た図である。 図1の穿孔装置を、その工具本体のケー シングのカバーを外して見た図であり、給油 タンクのタンク取付部材は図8のIX-IX線断面で 見た状態で示されている。 タンク取付部材を、該部材に形成され ている切削油通路に沿って断面にして見た図 である。 工具本体から取り外したプラグの部分 断面図である。 ユニモルフポンプの断面図である。

 以下、本発明に係る穿孔装置の実施形態 添付図面に基づき説明する。

 図示のように、本発明に係る穿孔装置10 、被加工物Wに電磁石により取り外し可能に 定される固定用部材12と、該固定用部材12か ら垂直に延びるコラム14(図3、図4)と、該コラ ムの周囲に設定されて該コラムに沿って摺動 可能とされた筒状摺動体16と、該筒状摺動体1 6の上端部上に連結された工具本体18と、該工 具本体18と該固定用部材12との間に設定され 給油タンク20であって、該筒状摺動体に取り 外し可能に固定された給油タンク20とを有す 。

 工具本体18は筒状摺動体16の上端部に一体 に形成されているケーシング22(図4)と、該ケ シングの(図4で見て)右側に上下方向で変位 能に設けられた電動ドリル部24とを有して る。電動ドリル部24は、電動モータ26を有し 該電動モータの出力軸28からギア30,32,34,36を 介してアーバー38を回転駆動するようになっ いる。アーバー38の下端には図示しない筒 刃物が、該アーバーと共軸状に取り付けら るようになっている。電動ドリル部24のハウ ジング39には、ラック40(図4)が固定されてお 、該ラックは工具本体のケーシング22に回転 可能に取り付けられたピニオン42が係合され おり、図2に示すハンドル44によって該ピニ ン42を回転することにより、電動ドリル部24 を上下動することができるようになっている 。図7に示すように、筒状摺動体16には、断面 が蟻継ぎ型のガイド溝48が上下方向に延びる うに形成されており、電動ドリル部のハウ ング39に形成された蟻継ぎ型凸条部50が摺動 係合されており、電動ドリル部が該ガイド溝 48によって案内されるようになっている。

 筒状摺動体16は、図4及び図7から分かるよ うに、その下端から上端近くまで当該筒状摺 動体16の軸線方向に延びたスリット54が形成 れており、該スリットを間に挟んで相互に 向するようにして半径方向外側に延びる一 の固定用片56が形成され、該固定用片には、 相互に整合されたネジなし穴57とネジ穴58が 成されて、レバー60によって回転されるクラ ンプネジ62が該ネジなし穴57を挿通されてネ 穴58にネジ係合されている。これにより、レ バー60を回動することにより、両固定用片56 相互に引き寄せたり離したりして、筒状摺 体16(従って工具本体18)をコラム14に締め付け て該筒状摺動体16をコラム上で固定したり、 コラム上で摺動可能としたりすることがで るようになっている。図4において67は電源 の接続コード、68は電動ドリル部24の電動モ ータ26及び(固定用部材12の図示しない)電磁石 に対するスイッチ手段の一部、70は該電磁石 対する電力供給線、71は工具本体18のケーシ ング22に取り付けられた取手73に沿って設け れた、電動ドリル24に対する電力供給線を示 す。

 図8は、給油タンク20を取り付けた状態の 孔装置10を、図4におけるVII-VII線断面と同じ 断面で見た図である。図示のように、給油タ ンク20は、筒状摺動体16の一部を囲むように 定されたタンク本体72と、該タンク本体の側 面にボルト77により固定されたタンク取付部 74とを有している。タンク取付部材74を図8 IX-IX線に沿った断面で示す図9及び図1などか 分かるように、タンク取付部材74は、給油 ンク20を正面から見た場合、全体として四角 形で補強のためのリブ76が碁盤の目のように 成され、タンク本体72から延出した延出部 72´にボルト78を通し、筒状摺動体16に固定す るようになっている。該タンク取付部材74の 動ドリル側にある延出部分72´は、穿孔作業 のときに発生するチップから該タンク取付部 材を保護するためのチップカバー80がビス82 より取り付けられている。また、該タンク 付部材74には、図9及び図10に示すように、当 該タンク取付部材の上方縁近くで上向きに開 口した加圧空気入口93から垂直下方に延びて その下端がタンク本体72の側壁に設けられ (図示しない)開口に連結されたエア通路94が けられ、同様の切削油通路96も該エア通路94 に平行に設けられている。

 これに対応して、工具本体18のケーシン 22の側壁外側面22´には、図9に示すように加 空気供給路100と、切削油供給路102が設けら 、それぞれ、エア通路94と切削油通路96に連 通されるようになっている。

 加圧空気供給路100は、エアフィルタ104か 、2つのユニモルフポンプ(圧電ポンプ)106を り、ダックビル形の逆止弁108付きの加圧空 出口107まで延びている。一方、切削油供給 102は、切削油通路96の上端出口すなわち切 油出口に連通された切削油入口109から開閉 110、オイルドロッパ112を介して、電動ドリ のハウジング39の外表面に開口された切削油 受入口に連通された切削油排出供給口114まで 延びている。オイルドロッパ112は、透明の筒 状の部材で、切削油の流れを外側から確認で きるようにするためのものである。側壁外側 面22´には、カバー23(図1)が取り外し可能に取 り付けられており、加圧空気供給路100や切削 油供給路102を保護している。

 図11が、ユニモルフポンプ106の断面図で り、ケーシング120内に、ユニモルフシート12 2が張設され、該ユニモルフシートに交番電 をかけることにより該ユニモルフシートを 動させ、それにより、逆止弁124,126を介する 圧空気供給路100内の流れを生じる。このユ モルフポンプに関しては、例えば、特開2007 -132252号などに開示があり、ここでは、その 細な説明は省略する。

 給油タンク20内には、エア通路94において 受け入れられた加圧空気供給路100からの加圧 空気が供給されて内部圧が上昇され、それに よって、該給油タンク内の切削油が、先端が 切削油内に浸漬されているチューブ130及び切 削油通路96を介して切削油供給路102に供給さ る。

 図示の実施形態においては、工具本体18 ケーシング22の側壁下端縁に、該下端縁から 下方に突出するようにプラグ130が設けられ、 加圧空気供給路100の逆止弁108付きの空気出口 107及び切削油供給路102の切削油入口109が、該 プラグ130内に相互に平行に設定されている。 図11は、ケーシング22から外したプラグ130を している。この図に明らかなように、逆止 108はダックビルタイプのものとされている これに対して、タンク取付部材72の上端面に は該プラグ130を受け入れるソケット132が形成 され、該ソケットにはエア通路94及び切削油 路96の上端部分が設定されており、該プラ 130と該ソケット132とを嵌合することにより エア通路94及び切削油通路96が、それぞれ、 圧空気供給路100及び切削油供給路102に連通 れるようになっている。

 この穿孔装置において、給油タンクの交 設定を行う場合には、レバー60を図4の位置 ら時計方向に回動することにより、筒状摺 体16の一対の固定用片56が相互に離れるよう にして、該筒状摺動体16のコラム14に対する め付けを緩め、該筒状摺動体16(従って、工 本体18)を上方に持ち上げる。また、給油タ ク20のタンク取付部材74からはチップカバー8 0を取り外し、タンク取付部材74を筒状摺動体 16に固定しているボルト78を露出させ、該ボ ト78を取り外して、給油タンク20を下方にさ れば、タンク取付部材74のソケット132は、 具本体18のケーシング22のプラグ130からはず 、当該給油タンク20は加圧空気供給路100及 切削油供給路102から外される。その後、交 すべき給油タンクを、工具本体のケーシン の下方に位置させ、これを持ち上げること より、ソケット132とプラグ130とを嵌合させ それにより、この給油タンク20と、加圧空気 供給路100及び切削油供給路102との連通を行な う。その後、ボルト78により該給油タンク20 筒状摺動体16に固定し、該筒状摺動体(従っ 、工具本体18)をコラム14に沿って下方に摺動 させ、取り付けた給油タンク20を該工具本体 ケーシング22と固定用部材12の間で挟着する ようにする。その後チップカバー80を取り付 る。