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Patent Searching and Data


Title:
INFORMATION PROCESSING DEVICE AND ITS CONTROL METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/123247
Kind Code:
A1
Abstract:
Access right information on a user who has logged-in is acquired and according to the access right information, an object which can be accessed by the user who has logged-in is displayed in an area corresponding to the user in such manner that the object can be distinguished. When a plurality of users log-in and a collaboration mode is set for a cooperative work by the users, an object which can be accessed by each of the users who have logged-in is displayed in an area corresponding to each of the users in such a manner that the object can be distinguished.

Inventors:
ANNO MAKOTO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/055575
Publication Date:
October 16, 2008
Filing Date:
March 25, 2008
Export Citation:
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Assignee:
CANON KK (JP)
ANNO MAKOTO (JP)
International Classes:
B41J29/00; B41J29/38; G06F3/12; G06F13/00; G06F15/00; G06F21/31; G06F21/32; G06F21/34; H04N1/00
Foreign References:
JP2007072605A2007-03-22
JP2004110681A2004-04-08
JPH11205314A1999-07-30
JPH08279808A1996-10-22
JP2005129051A2005-05-19
Attorney, Agent or Firm:
OHTSUKA, Yasunori (KIOICHO PARK BLDG. 3-6, KIOICHO, CHIYODA-K, Tokyo 94, JP)
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Claims:
 複数のユーザがログイン可能な情報処理装置であって、
 ログインしたユーザのアクセス権情報を取得する取得手段と、
 前記取得手段により取得したアクセス権情報に基づいて、ログインしたユーザがアクセス可能なオブジェクトを当該ユーザに対応するエリアに識別可能に表示するオブジェクト表示手段と、
 複数のユーザがログインし当該複数のユーザで共同作業を行うためのコラボレーションモードを設定する設定手段と、
 前記設定手段でコラボレーションモードを設定しているか否かに応じて前記オブジェクト表示手段によるオブジェクト表示を変更する表示変更手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
 前記設定手段によりコラボレーションモードが設定されている場合と設定されていない場合のそれぞれにおける前記オブジェクト表示手段での表示設定情報を記憶する表示設定記憶手段を更に有し、
 前記表示変更手段は前記表示設定情報に従って、前記設定手段でコラボレーションモードが設定されている場合と設定されていない場合の前記オブジェクト表示手段によるオブジェクト表示を変更することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
 前記オブジェクト表示手段は、
 各ユーザに対応して、当該ユーザがアクセス可能なオブジェクトを識別可能に表示するワークエリアと、
 複数のユーザがログインしている場合、複数のユーザが共通にアクセス可能なオブジェクトを表示する共通ワークエリアとを表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
 前記設定手段でコラボレーションモードが設定された状態での操作状況を記憶する手段と、前記設定手段でコラボレーションモードが設定された場合に当該操作状況を読み出して再開する手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
 前記設定手段でコラボレーションモードが設定されている場合、ログイン中の複数のユーザに対し前記オブジェクトを配布するための配布指示手段を表示する手段と、当該配布指示手段が操作された場合、前記オブジェクトをログイン中の複数のユーザに配布する手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
 複数のユーザがログイン可能な情報処理装置における制御方法であって、
 ログインしたユーザのアクセス権情報を取得する取得工程と、
 前記取得工程で取得したアクセス権情報に基づいて、ログインしたユーザがアクセス可能なオブジェクトを当該ユーザに対応するエリアに識別可能に表示するオブジェクト表示工程と、
 複数のユーザがログインし当該複数のユーザで共同作業を行うためのコラボレーションモードを設定する設定工程と、
 前記設定工程でコラボレーションモードを設定しているか否かに応じて前記オブジェクト表示工程によるオブジェクト表示を変更する表示変更工程と、
を有することを特徴とする情報処理装置における制御方法。
 前記設定工程でコラボレーションモードが設定されている場合と設定されていない場合のそれぞれにおける前記オブジェクト表示工程での表示設定情報を記憶する表示設定記憶工程を更に有し、
 前記表示変更工程は前記表示設定情報に従って、前記設定工程でコラボレーションモードが設定されている場合と設定されていない場合の前記オブジェクト表示工程によるオブジェクト表示を変更することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置における制御方法。
 前記オブジェクト表示工程では、
 各ユーザに対応して、当該ユーザがアクセス可能なオブジェクトを識別可能に表示するワークエリアと、
 複数のユーザがログインしている場合、複数のユーザが共通にアクセス可能なオブジェクトを表示する共通ワークエリアとを表示することを特徴とする請求項6又は7に記載の情報処理装置における制御方法。
 前記設定工程でコラボレーションモードが設定された状態での操作状況を記憶する工程と、前記設定工程でコラボレーションモードが設定された場合に当該操作状況を読み出して再開する工程とを有することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置における制御方法。
 前記設定工程でコラボレーションモードが設定されている場合、ログイン中の複数のユーザに対し前記オブジェクトを配布するための配布指示手段を表示する工程と、当該配布指示手段が操作された場合、前記オブジェクトをログイン中の複数のユーザに配布する工程とを有することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置における制御方法。
 請求項6乃至10のいずれか1項に記載の制御方法をコンピュータにより実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータにより読取り可能な記憶媒体。
Description:
情報処理装置及びその制御方法

 本発明は、複数のユーザがログイン可能 情報処理装置及びその制御方法に関するも である。

 近年、不正アクセスや個人情報の持ち出 という問題が発生し、セキュリティ技術に って情報の管理を行うことが強く求められ きている。これには例えば、情報機器を使 前にIDとパスワードによる個人認証を行っ り、ファイルに対するアクセス権を設定し ユーザ毎に実行可能な操作を制御するもの ある。この要望は、パソコンに限らず、MFP( 機能装置)においても求められている。

 MFPは原稿をスキャンし、そのスキャンした 報を印刷したり保存、或は表示する機能を つため、PCを使用しないでビジネス業務を めるためのツールとしての役割を担ってい 。例えば、このMFPを会議室や打合せスペー 等の皆が集まる場所に設置し、会議や打合 で必要な文書を、そのMFPから取り出して参 者に見えるように表示する。更に、会議や 合せでの検討結果を保存し、参加者各自に 信するという業務を、そのMFPを用いて行う とが考えられる。そのためには参加者が所 するデータを、そのMFPが保持して、各参加 で容易に共有できることが求められる。こ 場合、セキュリティを確保しながら参加者 データを共有するために、会議の参加者全 が1台或は複数台のMFPにログインし、それら MFPがその参加者毎の作業エリアを持ち、各 業エリアに各参加者がアクセス権を保持す 仕組みが必要である。このように複数の人 同時にログインしてコラボレーション可能 状態をコラボレーションモード、それが可 なMFPをコラボレーション型MFPと称する。な 、ユーザがMFPにログインを行って使用する 術を開示するものとして下記の特許文献1が 知られている。

特開2005-175530号公報

 コラボレーションモードによる会議や打 せでは、各自のデータファイルを持ち寄っ 、大型のディスプレイやプロジェクタに表 して議論を進めていく。例えば、あるユー が自分のアクセス権があるデータファイル アクセスしようとした時、その操作がディ プレイに映し出され、他の参加者から見ら たくないデータファイルまで見られてしま ことがある。これは、データの共有を行う ラボレーションモードでは避けられないも であった。

 上記特許文献1は、MFPを使用するときにユ ーザ認証を行い、そのユーザに操作環境を提 供するという機能を実現している。しかしこ の文献では、MFPをシングルユーザで使用する ことを想定している。

 本発明の目的は、上記従来技術の問題点 解決することにある。

 本願発明の特徴は、複数のユーザで共同 業を行うためのコラボレーションモードが 定されているか否かに応じて、オブジェク の表示を変更することにより、他のユーザ の情報の漏洩を防止することにある。

 上記目的を達成するために本発明の一態様 係る情報処理装置は以下のような構成を備 る。即ち、
 複数のユーザがログイン可能な情報処理装 であって、
 ログインしたユーザのアクセス権情報を取 する取得手段と、
 前記取得手段により取得したアクセス権情 に基づいて、ログインしたユーザがアクセ 可能なオブジェクトを当該ユーザに対応す エリアに識別可能に表示するオブジェクト 示手段と、
 複数のユーザがログインし当該複数のユー で共同作業を行うためのコラボレーション ードを設定する設定手段と、
 前記設定手段でコラボレーションモードを 定しているか否かに応じて前記オブジェク 表示手段によるオブジェクト表示を変更す 表示変更手段と、
を有することを特徴とする。

 上記目的を達成するために本発明の一態様 係る情報処理装置における制御方法は以下 ような工程を備える。即ち、
 複数のユーザがログイン可能な情報処理装 における制御方法であって、
 ログインしたユーザのアクセス権情報を取 する取得工程と、
 前記取得工程で取得したアクセス権情報に づいて、ログインしたユーザがアクセス可 なオブジェクトを当該ユーザに対応するエ アに識別可能に表示するオブジェクト表示 程と、
 複数のユーザがログインし当該複数のユー で共同作業を行うためのコラボレーション ードを設定する設定工程と、
 前記設定工程でコラボレーションモードを 定しているか否かに応じて前記オブジェク 表示工程によるオブジェクト表示を変更す 表示変更工程と、
を有することを特徴とする。

 本発明によれば、複数のユーザで共同作 を行うためのコラボレーションモードが設 されているか否かに応じて、オブジェクト 表示を変更することにより、他のユーザへ 情報の漏洩を防止できる。

 本願発明の更なる特徴は、以下に添付図 を参照してなされる説明により明らかにな であろう。

 本実施の形態に組み込まれて本願の一部を 成する添付図面は、明細書とともに本願発 の実施の形態を例示し、その原理を説明し いる。
本発明の実施の形態に係るMFPが接続さ たネットワークシステムの構成例を示す図 ある。 本実施の形態に係るMFPを説明する図で る。 本実施の形態に係るMFPの機能構成を示 ブロック図である。 本実施の形態に係るMFPにおいて、ユー が誰もログインしていない状態のときの表 部の表示例を示す図である。 本実施の形態に係るMFPのカードリーダ にカードを読み込ませた時に、表示部に表 される表示内容の一例を示す図である。 本実施の形態に係るMFPにおける、ユー ごとにカスタマイズされたワーク領域の表 例を示す図である。 実施の形態に係るMFPにおいて、複数ユ ザのログインが完了した場合の、ユーザご にカスタマイズされたワーク領域の表示例 示す図である。 本実施の形態に係るMFPにおけるアクセ 制御を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係るMFPにおいて、ログ ンしているユーザの数を検出する処理を説 するフローチャートである。 2人以上のユーザがログインしている ラボレーションモードにおいて、各ユーザ ワーク領域以外に共有領域を設けた場合の 作画面の一例を示す図である。

 以下、添付図面を参照して本発明の好適 実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の 施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を 定するものでなく、また本実施の形態で説 されている特徴の組み合わせの全てが本発 の解決手段に必須のものとは限らない。

 図1は、本発明の実施の形態に係るMFPが接 続されたネットワークシステムの構成例を示 す図である。

 図において、105~107はMFP(多機能装置)であ 、102はファイルサーバである。また108は認 サーバであり、103,104はクライアントPCであ 。MFP105~107、ファイルサーバ102、認証サーバ 108、クライアントPC103~104はネットワーク101を 介して相互に通信可能に接続されている。

 次に図2を参照して本発明の実施の形態に 係るMFP105を説明する。尚、ここではMFP105の場 合で説明するが、他のMFP106,107の構成も同様 あるため、その説明を省略する。

 図2は、本実施の形態に係るMFP105を説明す る図である。

 図2において、201はMFP本体を示し、このMFP 105は印刷処理や原稿の読取り等の機能を有し ている。表示部202は、タッチパネルのような 操作入力を行う操作部(図3の302)と、その結果 等を同じ画面に表示する表示部とを含む。ま た203はプロジェクタで、表示部202に表示する 内容をスクリーンに表示できる。204は、この MFPでデータを保存するデータ保存部である。 205は、個人認証用のためにIDカードを読み込 カードリーダである。但し、MFP105の構成は にこれに限定されるものではない。例えば 表示部202が操作入力機能を有しない表示専 の機器であっても良く、その場合には、ユ ザの操作を受付けるキーなどを有する操作 が別途設けられる。またデータ保存部204が 本体装置201の中に収納するよう構成されて てもよい。更に、カードリーダ205に代えて 指紋認証や彩文認証等の個人認証方式を採 した装置が備えられていても良い。

 ここで、このMFP105を会議室に設置し、複 の参加者による会議に利用した場合の処理 ついて説明する。

 このMFP105の利用に先立ち、まず、最初の 加者(ユーザA)がカードリーダ205によりユー AのIDカードを読み込ませる。また必要に応 てパスワードを入力し、個人認証を行うこ でMFP105にログインする。続いて、次の参加 (ユーザB)がこのMFP105を利用すべく、カード ーダ205にユーザBのIDカードを読み込ませる この時、従来のMFPでは、既にユーザAがログ インしている状態であるため、ログイン画面 が表示されないか、或は、ログイン画面が表 示されたとしてもログインが拒否されていた 。

 これに対して本実施の形態に係るMFP105で 、ユーザaがログインした後でもユーザBの グイン画面が表示部202に表示される。そし 必要に応じてユーザBのパスワードを入力し 個人認証を行うことで、ユーザBもこのMFP105 にログインすることができる。更に会議に参 加する人数に応じて、必要な人数がログイン できるようにログイン画面が表示される。即 ち、本実施の形態に係るMFP105では、複数の参 加者がログインできるように構成されている 。そして、本実施形態では、ログインしたユ ーザが複数となると自動的にコラボレーショ ンモード(複数のユーザで共同作業を行うた のモード)が設定されるものとする。

 ただし、このように自動的にコラボレー ョンモードを設定するのに代えて、表示入 部202からコラボレーションモードの設定を 示するようにしてもよい。この場合は、ロ イン中のユーザの数に関わらずコラボレー ョンモードが設定される。

 続いて、MFP105における上記ログイン機能 ついて、図3を参照しながら説明する。

 図3は、本実施の形態に係るMFP105の機能構 成を示すブロック図である。なお、前述した ように、他のMFP106,107の構成も同様であるた 、それらの説明を省略する。

 制御部301は、MFP105全体を制御している。 の制御部301は、CPU301a、このCPU301aの制御プ グラムや各データを記憶しているROM301b、CPU3 01aの制御時にワークエリアを提供しているRAM 301c等を備えている。この制御部301の一つの 御機能としてログイン制御がある。ユーザ カードリーダ205を介してログイン作業を行 。このカードリーダ205にカードが挿入され と、そのカードに記録されている個人IDを読 み込む。そして、必要に応じてカードの内部 データを読み出すためのPINコードの入力を促 す画面を表示部202に表示する。その後、PINの 入力を操作部302から受け付けると、制御部301 ではカードの内部データを読み出して個人認 証を行う。この個人認証が正しく行うことが できた場合には、ユーザのアクセス制御リス ト(アクセス権情報)を取得する。このアクセ 制御リストを取得方法は、認証システムの 成に依存するので、ここではその一例を示 。NIC(Network Interface Card)部304経由でネット ーク101上の認証サーバ108にアクセスして、 のユーザのアクセス制御リストを取得する 制御部301は、こうして取得したアクセス制 リストを、アクセス制御部305と連携してア セス情報格納部306に保存する。

 MFP105は、内部にあるファイル格納部307や ァイルサーバ102にアクセスして、それらが 理するファイルを読み書きする。この時、 れらのファイルは認証サーバ108に登録され いるユーザのアクセス制御リストに従って クセス権の範囲が決められており、それへ アクセスが制御される。これらの動作は、 人認証とアクセス制御という技術で実現さ ており、一般的に知られているものである 尚、ここでファイル格納部307、アクセス情 格納部306は、前述の図2のデータ保存部204に 設けられている。

 尚、上述のように、個人認証の方法は、I Dカードを用いる以外に指紋認証や彩文認証 を利用することも可能であり、それらに従 て認証方法も変わってくるが、アクセス制 の本質は同じである。

 次に図4と図5とを参照してログイン時の ーザインタフェースについて説明する。

 図4及び図5は、MFP105の表示部202(タッチパ ル式になっていて入力機能も備える)に表示 される表示画面の一例を示す図である。

 図4は、本実施の形態に係るMFPにおいて、 ユーザが誰もログインしていない状態のとき の表示部202の表示例を示す図である。

 この例では、表示部202の画面上には、ロ インを行うためにIDカードをカードリーダ20 5により読み込ませることを促すメッセージ40 2(「IDカードをリーダに読み込ませてくださ 」)が表示されている。尚、この認証方法が 非接触方式や指紋認証である場合には、表 文字はそれに合わせた表記に変わることは うまでもない。

 図5は、カードリーダ205にカードを読み込 ませた時に、表示部202に表示される表示内容 を示す図である。

 ユーザが、IDカードをカードリーダ205に み込ませると、図5の表示画面が表示される 表示欄501には、読取ったIDカードのユーザ (Kiyanon Taro)が表示される。これによりユー は、ユーザ名を確認することができる。そ て、ユーザに対して、IDカード内の認証情報 を読み出すためのPINコード(パスワード)の入 を促すメッセージ(「下記に読み出し用パス ワードを入力してください」)を表示する。 示欄502は、パスワードの入力欄である。こ ようにして、ユーザ名とパスワードとの整 が確認されると、ユーザはMFP105にログイン ることができる。

 <ユーザのワーク領域>
 図6は、本実施の形態に係るMFPにおける、ユ ーザごとにカスタマイズされたワーク領域の 表示例を示す図である。

 ユーザ(Kiyanon Taro)によるログインが完了 ると、図6に示す、ユーザごとにカスタマイ ズされたワーク領域601が表示部202に表示され る。このワーク領域601は、複数のパーツから 構成されている。具体的には、ユーザ名を表 示する部分602、このユーザが利用可能なツー ル(コマンドアイコン)603、このユーザがアク ス権を持つ(アクセス可能)フォルダやファ ルを表示するオブジェクト表示領域604を含 でいる。オブジェクト表示領域604はフォル とファイルを表示するが、それぞれの名称 表示しているので、それらを簡単に識別し 選択することができる。またアクセス権と て、書き込みと読み出しの両方をもつフォ ダは、オブジェクト表示領域604のように、 が実線で表示される。また、読み出しのア セス権しか持たないフォルダは、オブジェ ト表示領域605のように、その枠が破線で表 される。このため、一目でアクセス権の状 を把握できる。また、ユーザがログイン中 本MFPの読取り機能によって原稿をスキャン て入力された画像データに対しては当該ユ ザのアクセス権が設定される。

 このようにして、ユーザごとにカスタマ ズされたワーク領域601が表示される。これ より、会議等において、各ユーザは目的の ァイルを簡単に見つけ出すことができ、そ ファイルを用いてプレゼンテーションを行 たり、そのファイルにアイデアを書き込ん りすることが可能である。また、任意のタ ミングで、MFPの印刷処理機能を用いて、そ ユーザがアクセス権を持つデータを記録紙 に印刷することが可能である。

 <複数ユーザのログイン>
 続いて、一人以上のユーザがログインして る状態において、別のユーザがログインす 場合のユーザインタフェースについて説明 る。

 既にログインしているユーザ(Kiyanon Taro) ついては、図6に示すワーク領域601が表示部 202に表示されている。この時、別のユーザが IDカードをカードリーダ205に読み込ませると 再び図5に示す画面が表示される。このとき ユーザは既に説明した方法でログインを行う 。このようなユーザインタフェースにより、 複数ユーザのIDカードの認証を行うことがで 、ログインが実行される。

 この時のMFP105の処理について図3を用いて 説明する。2人目以降のログインが行われる 、1人目と同様に、NIC部304経由でネットワー 101上の認証サーバ108にアクセスし、そのユ ザのアクセス制御リストを取得する。

 制御部301では、その取得したアクセス制 リストを、アクセス制御部305と連携してア セス情報格納部306に保存する。この時、複 ユーザ分のアクセス制御リストがアクセス 報格納部306に保存されるが、どのユーザの クセス制御リストであるかは、ユーザのID ら識別できる(識別可能)ので、混同されるこ と無く保存できる。

 <複数ユーザのワーク領域>
 図7は、複数ユーザのログインが完了した場 合の、ユーザごとにカスタマイズされたワー ク領域の表示例を示す図である。

 この場合、表示部202に、ワーク領域701と7 11とが表示される。ここで各ワーク領域701,711 のユーザ名を表示する部分702,712に、それぞ 対応するユーザ名が表示されるため、どち のワーク領域がどのユーザのものであるか 簡単に判別できる。

 図7の例では、ワーク領域701のユーザ(Kiyan on Taro)は、フォルダ704のファイルには読み書 きができるが、フォルダ705のファイルに対し ては、読み出しのみが許可されている。また ワーク領域711のユーザ(Liko Hanako)は、フォル 714のファイルには読み書きができるが、フ ルダ715のファイルに対しては、読み出しの が許可されている。この操作を行う場合、 際にファイルの操作を行っているユーザを 定する必要があるため、操作に際しては、 ーザを特定してからファイルの操作(読み出 しや書き込み)を許可する。具体的には、表 部202に表示された現在ログイン中のユーザ 内のいずれであるかを特定する操作を行い そのユーザが書き込みを許可されているユ ザである場合にファイルの書き込み(ファイ の保存や変更)を許可する。

 尚、図7の表示画面の例では、各ユーザ間 でワーク領域のデザインを同じように描画し ているが(702~705,712~715参照)、各ユーザごとに それぞれ対応するワーク領域のデザインを スタマイズできる。このため、ワーク領域 デザインをみれば一目で、どのユーザのワ ク領域であるかを識別できるようにもでき 。

 このように本実施の形態に係るMFP105では 複数のユーザがログインしている場合に、 ユーザに対応して複数のワーク領域が表示 れる。尚、図7の表示画面の例では、ワーク 領域を2つしか表示していないが、スクロー や頁をめくるなど、ユーザインタフェース 工夫することにより、2つ以上のワーク領域 表示することも可能である。

 <複数のユーザがログインした場合のアク セス制御方法>
 続いて、ログインしているユーザが単数で る場合のアクセス制御の方法について説明 た後、複数のユーザがログインした場合の クセス制御方法について説明する。

 図7において、ログインしているユーザは 、その表示されているアイコン等を指示する ことにより、目的のファイルを開いて表示部 202に表示させることができる。例えば、ユー ザ「ユーザ(Kiyanon Taro)A」のフォルダ704のフ イル「File101」を開く場合、ユーザAはワーク 領域701の「File101」のアイコンを指示して、 ファイルを開く」と指示する。この時、MFP10 5の内部では、次のような動作を行う。「フ イルを開く」と指示されたときに指し示し いるのがワーク領域701であることを操作部30 2が検知する。

 制御部301は、アクセス制御部305に対し、 ーク領域701の「ユーザA」のアクセス制御リ ストをアクセス情報格納部306から取得し、こ れを用いて、ファイル「File101」にアクセス る。この時、ファイル「File101」がネットワ ク101上のファイルサーバ102にあれば、NIC部3 04経由でアクセスし、MFP105内部のファイル格 部307にあれば、直接アクセスする。

 一方、「ユーザ(Liko Hanako)B」のフォルダ7 14のファイル「File501」を開く場合、ユーザは ワーク領域711の中にある「File501」のアイコ を指示して、「ファイルを開く」と指示す 。この時、MFP105の内部では、指し示してい のがワーク領域711であることを操作部302が 知する。アクセス制御部305では、ワーク領 711の「ユーザB」のアクセス制御リストをア セス情報格納部306から取得し、これを用い 、ファイル「File501」にアクセスする。この 時、ファイル「File501」がネットワーク101の ァイルサーバ102にあれば、NIC部304経由でア セスし、MFP105内部のファイル格納部307にあ ば、直接アクセスする。

 以上のようにして、アクセス指示された ーク領域のログインユーザのアクセス制御 ストを用いてそのファイルにアクセスする またこの方法は、ファイルに限らずアクセ 制御リストでアクセス制御が行われている ブジェクトに対しても適用できることはい までもない。

 <MFPにおける処理の流れ>
 図8は、本実施の形態に係るMFPにおけるアク セス制御を説明するフローチャートである。 なお、この処理を実行するプログラムはROM301 bに記憶されており、CPU301aの制御の下に実行 れる。

 まずステップS1で、複数ユーザがログイ している状態で、操作部302を介して、所定 オブジェクトへのアクセス指示を受け付け 。次にステップS2で、CPU301aは、どのワーク 域においてアクセス指示がなされたかを判 する。ここでワーク領域が特定されるとス ップS3に進み、そのワーク領域のユーザを特 定して、そのアクセス指示がなされたワーク 領域に該当するユーザのアクセス制御リスト を取得する。次にステップS4で、制御部301は ステップS3で取得したアクセス制御リスト 参照して、ユーザにより指示されたオブジ クトへのアクセスを制御する。

 このように、操作部302でなされたワーク 域のオブジェクトへのアクセス指示は、そ ワーク領域のユーザのアクセス制御リスト 用いて、そのアクセス権の範囲内で実行さ る。

 <ユーザのワーク領域の切り替え>
 上述したように、ユーザが単独でログイン ると、図6に示すようにワーク領域601が表示 される。このとき、ログイン時に表示する環 境を設定ファイルに予め記憶しておき、この 環境設定ファイルを呼び出すことにより、そ の画面を表示している。この環境設定ファイ ルを、ユーザの数が1(単独)の場合と複数の場 合とで(コラボレーションモードが設定され いる場合と設定されていない場合とで)異な ワーク領域を表示するように設定しておく これにより、ユーザ数が単数の場合と複数 場合とで(コラボレーションモードが設定さ れている場合と設定されていない場合とで) 表示設定情報に応じてそれぞれ異なる画面 表示することができる。

 例えば、図6は単独のユーザがログインし た場合のワーク領域の表示例を示し、図7は 数のユーザがログインした場合(コラボレー ョンモード)のワーク領域の表示例を示して いる。図6に示す単独のワーク領域では、フ ルダ名001~006の全てが表示されているが、図7 の複数ユーザのワーク領域では、フォルダ名 001~002だけが表示されて、残りは隠されてい 。このように、単独のユーザの場合のワー 領域の表示と、複数のユーザがログインし いる場合とでワーク領域の表示とを異なら ることができる。この場合、MFPの制御部301 、ユーザのログインを制御しているので、 グインしているユーザの数を把握できる。 って、ログインしているユーザ数によって どの環境設定ファイルを使用するかを選択 ればよい。

 また、フォルダ604,704やファイル101(File101) ,102(File102)などそれぞれに、ユーザ数に応じ 表示環境を設定しても良い。これにより、 独のユーザがログインしている場合と、複 のユーザがログインしている場合とで、各 ォルダやファイルを表示するか、しないか 設定して表示形態を変更しても良い。

 例えば、図6の単独のユーザがログインし ている場合では、ワーク領域601にフォルダ名 「003」~フォルダ名「005」を表示している。 かし図7の複数のユーザがログインしている 合では、ワーク領域702に、これらのフォル 名は表示していない。また図6のツール603に おいて、不用意に実行されては困る、例えば 「削除」のツールアイコン(ここではゴミ箱 アイコン607)の表示方法も変更しても良い。 えば、図6のように、単独のユーザがログイ ンしている場合には表示するが、図7の複数 ユーザがログインしている場合には、その イコンを表示しないようにしてもよい。

 これらは、単独ユーザのログイン時(単独 モード)と複数のユーザがログインしている 合(コラボレーションモード)とで異なる環境 設定ファイル(表示設定記憶)を用意し、MFPが 握するログインしているユーザの数によっ 表示する、しないを切り替えることにより 現できる。言うまでも無いが、一つの環境 定ファイルの中に単独モードとコラボレー ョンモードの設定値を記述し、それらを切 替える方法でも実現可能である。

 <ワーク領域の切り替え動作フロー>
 例えば、誰もログインしていないMFPにユー Aがログインした場合、ユーザA用の単独モ ドでのワーク領域の表示設定を使用する。 にユーザAがログインしている状態でユーザB がログインした場合、ユーザB用のコロ母レ ションモードでのワーク領域の表示設定を 用する。そして、同時にユーザAに対しては コラボレーションモードでのワーク領域の 示設定に切り替える。こうすることにより ユーザAへの表示は、図6に示す単独のワー 領域の表示設定から、図7の左半分に示す複 のユーザがログインしている場合のワーク 域の表示設定に切り替わる。またユーザBに 対しては、図7の右半分に示すような、コラ レーションモードでのワーク領域の表示設 が使用される。

 図9は、本実施の形態に係るMFPにおいて、 ログインしているユーザ数を検出する処理を 説明するフローチャートである。

 まずステップS11で、MFPに新規にユーザが グインする。次にステップS12に進み、制御 301はアクセス情報格納部306に保存されてい アクセス制御リストの数をカウントして、 の時点でログインしているユーザ数を検出 る。アクセス制御リストがなければ新規に グインしたユーザのみ(単独)であり、アク ス制御リストが一つ以上あれば複数ユーザ ログインしていると判断できる。このよう して、ログインしているユーザ数を検知す とステップS13で、そのユーザ数が単数か否 を判断する。ここでログインしているユー の数が単数の場合はステップS14に進み、新 ログインユーザに、単独モードでのワーク 域用の環境設定ファイルを使用する。

 一方、ログインしているユーザ数が複数 場合はステップS15に進み、新規ログインユ ザに、コラボレーションモードでのワーク 域用の環境設定ファイルを使用する。更に テップS16で、既存ユーザにも、コラボレー ョンモードでのワーク領域用の環境設定フ イルを使用する。

 通常、ユーザが単独でログインして行う 業とコラボレーションモードで行う作業と 異なる。例えば、コラボレーションモード は、会議でプレゼンしたり検討したりする ァイルが良く用いられるし、会議後にそれ のファイルを共有フォルダにコピーしたり メールに送信したりする作業が良くなされ 。従って、コラボレーションモードでのワ ク領域を表示し、これらファイルやフォル 、或は作業用ツールアイコン等をこのコラ レーションモードのワーク領域に配置して 示すると効率的である。

 例えば、図7に示すように、ユーザAは、 ラボレーションモード時に良く使うフォル 名701,702と、コラボレーションモード時に良 使うツールアイコン703とをワーク領域701の いやすいトップ画面に配置すると効率的で る。図7に示すレイアウトは一例であり、配 置するフォルダ、ファイルやツールアイコン 等はユーザ毎に異なる。

 以上説明したように本実施の形態に係るM FPによれば、複数のユーザがログインしてい 場合、複数ユーザ(コラボレーションモード )用のワーク領域の表示設定に切り替える。 の時にコラボレーションモードの環境設定 ァイルにおいて、表示するフォルダやファ ルやツールアイコンを特定し、その配置を 定することにより、各ユーザごとに使い勝 の良い画面を表示できる。したがって、各 ーザは単独で使用する場合と区別して、コ ボレーションモードで作業する場合の操作 面を構築できる。

 <会議履歴による環境設定の切り替え>
 各ユーザのアクセス条件を記憶するアクセ 情報格納部306には、会議や打合せの履歴が 録されている記憶領域がある。これは、複 のユーザがログインするコラボレーション ードになったとき、この記憶領域にその履 情報が記録される。その履歴情報としては ログインの日時、MFP名、ログインしたユー 名、使用したファイルやフォルダ、操作内 、使用したツールアイコン等が含まれる。 して、これらの履歴情報に基づき再びコラ レーションモードになったときに前回の操 状況が再表示される。これによって容易に 回までの作業を再開することができる。ま 、どのような原稿を読取り機能によって読 取ったか、どのような画像を印刷したかも 歴に含まれ、その画像データを再度読み出 ことも可能である。

 次に、その履歴情報を参照し、その中か 最適な候補を表示する方法を具体的に説明 る。

 例えば、ログインユーザの組み合わせか 検索する方法について説明する。いまユー A,B,C,Dがログインしている場合を考える。ま ず、ユーザA,B,C,Dの全てが参加した会議があ ば、全てのユーザユーザA,B,C,Dの会議履歴に 録されているので、この時の記録内容が読 出される。

 ユーザA,B,C,Dの全てが参加した会議が無い 場合、一部のメンバだけが参加している会議 を検出して、これらを選択肢の候補会議とし て表示し、参加者に選ばせるようにする。こ の時選択肢の候補として表示する優先順は、 メンバの参加者の数がより多い会議を最優先 としても良い。また或は開催日付が直近のも のを優先したり、或は会議の主催者が参加者 として入っているものを優先させて表示する 等が考えられる。

 具体例として、例えばユーザAが過去にB の打合せと、C,Dとの打合せを持ったことが り、これがユーザAの会議履歴に記録されて るとする。この場合、ユーザBの会議履歴に はAとの打合せの記録が、ユーザCの会議履歴 はAとDとの打合せの記録が、ユーザDの会議 歴にはAとCとの打合せの記録がそれぞれ記 されている。この場合、第一候補はユーザA, C,Dが参加した会議、第二候補はユーザA,Bが参 加した会議とした選択肢が表示される。

 これら選択肢の順番を決めるための履歴 らの検出方法は、この方法に限る必要は無 。最初にログインしたユーザを主催者とみ し、その主催者が参加したことがある会議 優先的に選択肢に載せる方法や、単純に開 日付順に並べる方法等のいずれでも良い。 らかの方法で示される選択肢からユーザが 議を選択すると、その会議の履歴を参照し 各ユーザのワーク領域が表示される。

 以上説明した検索方法によって、MFPは複 のユーザがログインしたコラボレーション ードになると、各ユーザの会議履歴から最 な会議を選択して、その会議の記録内容を み出すことができる。こうして使用ファイ やフォルダ、操作内容、使用したツールア コン等がワーク領域上に表示され、そのと の会議の続きが開始できる。これは、ログ ンしている全てのユーザにおいて行われる

 また、複数の会議履歴を一覧表示し、そ 中から選択した会議履歴に基づき前回まで 操作状況を再表示するようにしてもよい。

 <環境設定ファイル>
 各ユーザごとの環境設定ファイルや会議履 ファイル等は、MFP毎にその内部記憶領域に 持されている。ユーザがログインすると、 れらユーザ毎の環境設定ファイルや会議履 ファイル等を読み出して、適切な設定に切 替わる。また或は各ユーザの環境設定ファ ルや会議履歴ファイル等は、ユーザ毎にネ トワーク上のサーバ108に保持され、どこのM FPからでもアクセスできるようにしても良い ユーザがログインすると、それらユーザ毎 環境設定ファイルや会議履歴ファイル等を み出して適切な設定に切り替わる。この場 、どのMFPにログインしてもサーバ108に一元 理された環境設定ファイルや会議履歴ファ ル等を呼び出すことができる。

 また或は、各ユーザの環境設定ファイル 会議履歴ファイル等は、ユーザ毎に持つID ードに保持されていても良い。ユーザがIDカ ードを利用してログインすると、MFPがこのID ードから各ユーザの環境設定ファイルや会 履歴等を読み出して、それに応じた設定に り替わるようにしても良い。この場合、ど MFPにログインしても、各ユーザの環境設定 ァイルや会議履歴等を使うことができる。

 <共有領域>
 MFPに複数ユーザがログインしてコラボレー ョンモードで動作している場合は、これま に説明しているように、複数ユーザ用のワ ク領域がMFPの操作画面上に現れる。例えは 2人のユーザがログインしている場合は、図 7に示すように2つのワーク領域701とワーク領 702とが表示される。また3人以上のユーザが ログインしている場合は、同様にそれぞれの ユーザのワーク領域が表示される。

 図10は、2人以上のユーザがログインして るコラボレーションモードにおいて、各ユ ザのワーク領域以外に共有領域を設けた場 の操作画面の一例を示す図である。ここで 、ユーザA,B,Cの3人がログインした場合の操 画面の一例である。

 ログインしたユーザA,B,Cのワーク領域1002, 1003,1004が表示画面に表示されている。これら のワーク領域では、これまで説明してきたの と同様の表示がなされる。そして、これらワ ーク領域1002~1004とは別に共有領域1001が表示 れている。この共有領域1001は、ログインし いるユーザ全てのアクセス権限を論理積条 で表している。

 この共有領域1001は、コラボレーションモ ードにおいて参加ユーザが共同で参照したり ファイルを編集したりするために使われる。 例えば、ユーザAが保持している「ファイルA0 1」1005を参加者全員で参照して議論したい場 がある。これまでの説明では、ユーザAのワ ーク領域上の「ファイルA01」1005を直接開い 参照する方法を述べている。ここではこれ は別に、共有領域1001に「ファイルA01」をコ ーする。こうしてコピーした後の「ファイ A01」が1006で示されている。このコピーされ た「ファイルA01」1006を参照して参加者全員 議論することができる。

 同様に、ユーザCが保持している「ファイ ルC09」1007を共有領域1001にコピーする。こう て共有領域1001にコピーした後の「ファイル C09」を1008で示している。そして、その「フ イルC09」を参照して参加者全員が議論する ともできる。この場合の議論で、そのファ ルC09を全員で推敲(編集)する場合には、この ファイルを編集するアプリケーションを共有 領域1001で動作させて、その内容を編集する とができる。この編集作業中を示している がダイアログ1009である。

 こうして、そのファイルの編集が終了す と、その編集された内容を保存してファイ を閉じる。この動作は一般的なPC上で動作 るアプリケーションと同様であるので、詳 な説明を省略する。

 更に、こうして編集された「ファイルC09 1008を、その議論に参加したユーザ全員に配 布したい場合には、「ファイルC09」1008をユ ザA,B,Cの各ワーク領域にコピーするだけで配 布できる。このコピー動作は、共有領域1001 アクセス権に応じて行われる。この共有領 1001のアクセス権は、上述したようにユーザA ,B,Cのアクセス権限を論理積条件で持ってい ため、それぞれのワーク領域に書き込むこ が可能である。但し、同じファイル名が存 している場合は、上書きするか、名前を変 して保存するか、キャンセルするかのいず かの動作を選択可能である。この動作は一 的なPCで動作するアプリケーションと同様で あるので、詳細な説明を省略する。

 尚、この共有領域1001を表示させるかどう かは、設定によって決めることができる。ま た、ログインしているユーザ数が多くなれば 有限の広さの画面上に全てのユーザのワーク 領域を一概に表示させるのは非効率的である ため、画面レイアウト上の工夫が必要である 。例えば、普段はログインユーザのワーク領 域をアイコン化して小さく表示し、ファイル を共有領域1001にコピーするときだけ開いた すればよい。

 <簡単資料配布>
 また編集したファイルを参加ユーザ全員に 布したい場合は、そのファイルを各ユーザ ワーク領域にコピーすればよい。この場合 上記で説明したように参加ユーザが3名ぐら いなら手間はかからないが、10名以上になる 、コピー操作だけでも大変である。よって のような場合には、共有領域1001上のツール アイコン(図10では省略しているが、図7の703 713に表示している)の中に、参加しているユ ザ全員にコピーする機能のアイコンを表示 る。そして、そのアイコンを指示すること より、ログインしているユーザ全員に、そ 指定したファイル等をコピーする。このよ な機能を設けることにより、簡単な操作で 参加している全てのユーザに所望のファイ やデータを配布できる。

 この全員へのコピー配布機能の実現方法 説明する。既に説明しているように、MFPは グインしているユーザを特定でき、MFP上に れらのユーザのワーク領域が存在している また、共有領域1001はそれらのユーザのアク セス権限を全て持っている。そこで、共有領 域1001から全てのユーザに対するコピー作業 行うことにより、全員へのコピー機能を実 できる。なお、この配布用ツールアイコン 、複数のユーザがログインしている場合(コ ボレーションモードが設定されている場合) 表示され、単独のユーザがログインしている 場合(コラボレーションモードが設定されて ない場合)表示されないよう制御部301が制御 る。

 <簡単資料配布の拡張>
 また、共有領域1001は、メールサーバに対し てメーリングリストの作成を依頼する。この メーリングリストの参加者は、今回のコラボ レーションに参加したユーザのメールアドレ スを登録する。なお、このメールアドレスは 、ユーザとメールアドレスとの対応を管理す るサーバに問い合わせることで入手できる。 このメーリングリストを用いて、共有領域100 1で作業した全てのファイルや設定等を各ユ ザにメールで配布したり、その後の追加の 論をメーリングリストで行ったりすること できる。これにより、ユーザが再び集まら くてもバーチャルなコラボレーションが継 可能となる。

 また共有領域1001はファイルサーバに対し て共有フォルダの作成を依頼する。この共有 フォルダのアクセス権は、今回のコラボレー ションに参加したユーザの全てに与える。こ うしてサーバに共有フォルダが作成されると 、そこには共有領域1001で作業した全てのフ イルや設定等を保存することができる。こ フォルダを用いることで、再びコラボレー ョンのために複数のユーザが一箇所に集ま なくても、参加者が独自に又はバーチャル 共同作業を行うことが可能となる。

 更には、ネットワークの共有フォルダを 有領域1001とすることも可能である。例えば 、共有フォルダのエイリアスを共有領域1001 しても良い。またログインしているユーザ 共有領域1001を操作しているように見えるが その実態はネットワーク上の共有フォルダ 設けられているようにしても良い。又は、 ットワークファイルシステム(NFS)を用いて 共有領域1001と共有フォルダを一つのフォル として構成することでも実現可能である。

 以上説明したように本実施の形態によれ 、1台或は複数台のMFPを含むネットワークシ ステムにおいて、1つのMFPに複数のユーザが 時にログインできるようになる。このとき そのMFPの表示部には、各ユーザのワーク領 が表示され、各ワーク領域ごとのアクセス を守りながら、各ユーザがMFPが有している ソースにアクセスできる。会議システムに のようなネットワークを採用することによ 、会議を効率的に進行できるようになる。

 また、以上の説明では、MFPを例に行った 、複数のユーザが同時にログイン可能な装 であれば他の装置でも同様の処理を行える とは言うまでもない。

 (他の実施形態)
 以上、本発明の実施形態について詳述した 、本発明は、複数の機器から構成されるシ テムに適用しても良いし、また一つの機器 らなる装置に適用しても良い。

 なお、本発明は、前述した実施形態の機 を実現するソフトウェアのプログラムを、 ステム或いは装置に直接或いは遠隔から供 し、そのシステム或いは装置のコンピュー が該供給されたプログラムを読み出して実 することによっても達成され得る。その場 、プログラムの機能を有していれば、形態 、プログラムである必要はない。

 従って、本発明の機能処理をコンピュー で実現するために、該コンピュータにイン トールされるプログラムコード自体も本発 を実現するものである。つまり、本発明の レームでは、本発明の機能処理を実現する めのコンピュータプログラム自体も含まれ 。その場合、プログラムの機能を有してい ば、オブジェクトコード、インタプリタに り実行されるプログラム、OSに供給するス リプトデータ等、プログラムの形態を問わ い。

 プログラムを供給するための記録媒体と ては、様々なものが使用できる。例えば、 ロッピー(登録商標)ディスク、ハードディ ク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD-ROM 、CD-R、CD-RW、磁気テープ、不揮発性のメモリ カード、ROM、DVD(DVD-ROM,DVD-R)などである。

 その他、プログラムの供給方法としては クライアントコンピュータのブラウザを用 てインターネットのホームページに接続し 該ホームページからハードディスク等の記 媒体にダウンロードすることによっても供 できる。その場合、ダウンロードされるの 、本発明のコンピュータプログラムそのも 、もしくは圧縮され自動インストール機能 含むファイルであってもよい。また、本発 のプログラムを構成するプログラムコード 複数のファイルに分割し、それぞれのファ ルを異なるホームページからダウンロード ることによっても実現可能である。つまり 本発明の機能処理をコンピュータで実現す ためのプログラムファイルを複数のユーザ 対してダウンロードさせるWWWサーバも、本 明のクレームに含まれるものである。

 また、本発明のプログラムを暗号化してC D-ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布す 形態としても良い。その場合、所定の条件 クリアしたユーザに対し、インターネット 介してホームページから暗号化を解く鍵情 をダウンロードさせ、その鍵情報を使用す ことにより暗号化されたプログラムが実行 能な形式でコンピュータにインストールさ るようにする。

 また、コンピュータが、読み出したプロ ラムを実行することによって、前述した実 形態の機能が実現される形態以外の形態で 実現可能である。例えば、そのプログラム 指示に基づき、コンピュータ上で稼動して るOS等が、実際の処理の一部または全部を ない、その処理によっても前述した実施形 の機能が実現され得る。

 更に、記録媒体から読み出されたプログ ムが、コンピュータに挿入された機能拡張 ードやコンピュータに接続された機能拡張 ニットに備わるメモリに書き込まれるよう してもよい。この場合、その後で、そのプ グラムの指示に基づき、その機能拡張ボー や機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の 理の一部または全部を行ない、その処理に って前述した実施形態の機能が実現される

 以上実施の形態に従って本願発明を説明 たが、本願発明は上記例示した実施の形態 限定されるものでなく、以下の請求の範囲 、その変形例や等価な構成および機能を包 するように広く解釈されるべきである。

 本願は、2007年3月28日提出の日本国特許出 願特願2007-085888を基礎として優先権を主張す ものであり、その記載内容の全てを、ここ 援用する。