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Title:
INJECTION-MOLDED BODY, METHOD FOR MANUFACTURING INJECTION-MOLDED BODY AND MOLDING DIE FOR MANUFACTURING INJECTION-MOLDED BODY
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/087853
Kind Code:
A1
Abstract:
At the time of manufacturing a side winker (1) by having a primary molded lens section (2) and a housing (4) abut to each other and then integrating them by secondary injection, difference in size and appearance of a side winker (1) due to thermal shrinkage generated at the lens section (2) is eliminated. At the time of fitting the lens section (2) in the housing (4), a space (S) formed between a die surface (Ya) of a molding die (Y) and a lens outer circumference surface (2c) due to thermal shrinkage is eliminated by pushing the lens section (2) outward to be biased, and the side winker having uniform size and excellent appearance is manufactured by performing the secondary injection in a status wherein the lens section (2) is abutting to the molding die (Y).Loer

Inventors:
UMEZAWA TAKAO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/000003
Publication Date:
July 24, 2008
Filing Date:
January 08, 2008
Export Citation:
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Assignee:
OSHIMA ELECTRIC WORKS CO LTD (JP)
UMEZAWA TAKAO (JP)
International Classes:
B29C45/16; B29C45/14; B29C45/37; B29L22/00; B29L31/30
Foreign References:
JPH0584771A1993-04-06
JP2002113743A2002-04-16
JP2002113741A2002-04-16
JP2002036289A2002-02-05
Attorney, Agent or Firm:
HIROSE, Tetsuo (Nishikanda Chiyoda-k, Tokyo 65, JP)
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Claims:
 射出成形された第一、第二の半製品同士を突き合わせ、該突き合わせ面に樹脂材を射出して一体化して中空状の射出成形体を製造するにあたり、前記第一半製品と第二半製品とのあいだには、両半製品同士を突き合わせた場合に、第一半製品の外周縁部を外方に押し出し偏倚させて、第一半製品の外周面を金型内面に強制的に当接させたことを特徴とする射出成形体の製造方法。
 両半製品同士を突き合わせた場合の第一半製品の外周縁部の外方への押し出し偏倚は、突き合わせ面に形成される凹凸嵌合部を相互に位置ズレして形成することでなされることを特徴とする請求項1記載の射出成形体の製造方法。
 外方に押し出し偏倚される第一半製品のガラス転移点は、外方に押し出す第二半製品のガラス転移点以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の射出成形体の製造方法。
 射出成形により成形した第一、第二の半製品同士を突き合わせ、該突き合わせ面に樹脂材を射出して一体化して製造される中空状の射出成形体であって、前記第一半製品と第二半製品とのあいだには、両半製品同士を突き合わせた場合に、第一半製品の外周縁部を外方に押し出し偏倚させる偏倚手段が設けられていて、第一半製品の外周面を金型内面に強制的に当接するようにしたことを特徴とする射出成形体。
 射出成形された第一、第二の半製品同士を突き合わせ、該突き合わせ面に樹脂材を射出して一体化して中空状の射出成形体を製造するための金型であって、該金型には、両半製品同士を突き合わせた場合に、第一半製品の外周縁部を外方に押し出し偏倚させて、第一半製品の外周面を金型内面に強制的に当接させるための型面が形成されていることを特徴とする射出成形体製造用金型。
 射出成形された第一、第二の半製品同士を突き合わせ、該突き合わせ面に樹脂材を射出して一体化して中空状の射出成形体を製造するにあたり、前記第一半製品と第二半製品とのあいだには、両半製品同士を突き合わせた場合に、第一半製品の外周縁部を内方に引き寄せ偏倚させて、第一半製品の外周面と金型内面とのあいだに、前記一体化するための射出スペースと繋がる延長スペースを形成し、該延長スペースにまで射出をするようにしたことを特徴とする射出成形体の製造方法。
 第一、第二半製品同士を突き合わせた場合の第一半製品の外周縁部の内方への引き寄せ偏倚は、突き合わせ面に形成される凹凸嵌合部を相互に位置ズレして形成することでなされることを特徴とする請求項6記載の射出成形体の製造方法。
 内方に引き寄せ偏倚される第一半製品のガラス転移点は、内方に引き寄せる第二半製品のガラス転移点以下であることを特徴とする請求項6又は7記載の射出成形体の製造方法。
 射出成形された第一、第二の半製品同士を突き合わせ、該突き合わせ面に樹脂材を射出して一体化して製造される中空状の射出成形体であって、前記第一半製品と第二半製品とのあいだには、両半製品同士を突き合わせた場合に、第一半製品の外周縁部を内方に引き寄せ偏倚させる偏倚手段が設けられていて、第一半製品の外周面と金型内面とのあいだに、前記一体化するための射出スペースと繋がる延長スペースが形成され、該延長スペースにまで射出されていることを特徴とする射出成形体。
 射出成形された第一、第二の半製品同士を突き合わせ、該突き合わせ面に樹脂材を射出して一体化して中空状の射出成形体を製造するための金型であって、該金型には、第一、第二の半製品同士を突き合わせた場合に、第一半製品の外周縁部を内方に引き寄せ偏倚させて、第一半製品の外周面と金型内面とのあいだに、前記一体化するための射出スペースと繋がって射出される延長スペースを形成するための型面が形成されていることを特徴とする射出成形体製造用金型。
 射出成形体は車両用ランプであることを特徴とする請求項4または9記載の射出成形体。
Description:
射出成形体、射出成形体の製造 法および射出成形体製造用金型

 本発明は、自動車のボディに取り付けら るサイドウインカー等の中空状のランプに 表される射出成形体、射出成形体の製造方 および射出成形体製造用金型の技術分野に するものである。

 一般に、この種中空状の射出成形体を製造 る場合、これがサイドウインカーである場 に、透光性素材で形成されるレンズ部と、 ルブ(光源)が組込まれるハウジングとを第 、第二の半製品として射出成形した後、金 移動によってレンズ部とハウジングとを突 せ、その突合せ部に射出をして一体化して 空状のサイドウインカーを製造することが られている。
 ところでこのものにおいてレンズ部とハウ ングとを突合せ部にコーナー状の射出スペ スを形成し、ここに樹脂材を射出する場合 該一体化するために射出した樹脂材がレン 部外面と金型内面とのあいだに浸入する惧 があり、そこで一体化のための射出をする に、レンズ部外端縁(コーナー部)よりも内 に金型端縁(コーナー部)が位置するように位 置ずれさせ、これによって一体化するため射 出された樹脂材がレンズ部外面に流れ込まな いようにしたものが知られている(例えば特 文献1)。

特開2002-113743号公報

 ところが前記手法でレンズを製造する際 射出成形されたレンズ部の外端縁が熱収縮 より内方に僅かに偏倚し、これによってレ ズ部外周面と金型内周面とのあいだに隙間 形成されることがあり、この隙間が生じた 態でレンズ部とハウジングとを突き合わせ 突き合せ部に樹脂材を射出して一体化させ と、該一体化するため射出した樹脂材が前 隙間に入り込んでしまうことがあるという 題がある。そのうえ前記隙間は、レンズ部 肉厚や形状等によって大きさが部分的に異 って不揃いになり、しかもサイドウインカ のような小型製品でなく、フロントランプ テールランプのように大型製品になるほど きく不揃いな隙間になるため、このまま一 化するための射出をした場合、製造された ンプの一体化のための射出部位がバラバラ 波を打ったような状態になって外観性が損 われるといった問題があり、ここに本発明 解決しようとする課題がある。

 さらにまた、前記特許文献1の手法で製造し たものは、一体化するため射出した部位の外 周面とレンズ部外周面とのあいだに、僅かで はあるが前記位置ずれさせた分、凹嵌状の段 差が生じることになって意匠性が損なわれる る。しかもこの段差は、サイドウインカーの ように車両の左右側面に取付けられていて空 気が段差に沿って流れる場合にはあまり問題 にならないが、フロントランプやテールラン プのように車両の前後面に取付けられていて 空気が段差を横切るものである場合、この段 差がたとえ0.2mm程度と僅かなものであったと ても風切り音が発生し、これが騒音となっ しまうといった問題があり、ここに本発明 解決しようとする課題がある。
 さらには、中空状成形体がフロントランプ テールランプのように大型になると、射出 形した半製品の外周縁部が熱収縮により収 して半製品外周面が金型内面から離間して 間が生じてしまうため、この隙間に一体化 ための射出をして前記段差をなくすことが 唱されるが、前記隙間は、成形環境や中空 成形体の形状によって均一ではなくバラツ があり、この隙間に一体化のための射出を たときに製品間にバラツキが生じ、精度の 下を招くという問題もあり、ここにも本発 が解決しようとする課題がある。

 本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの 題を解決することを目的として創作された のであって、請求項1の発明は、射出成形さ れた第一、第二の半製品同士を突き合わせ、 該突き合わせ面に樹脂材を射出して一体化し て中空状の射出成形体を製造するにあたり、 前記第一半製品と第二半製品とのあいだには 、両半製品同士を突き合わせた場合に、第一 半製品の外周縁部を外方に押し出し偏倚させ て、第一半製品の外周面を金型内面に強制的 に当接させたことを特徴とする射出成形体の 製造方法である。
 請求項2の発明は、両半製品同士を突き合わ せた場合の第一半製品の外周縁部の外方への 押し出し偏倚は、突き合わせ面に形成される 凹凸嵌合部を相互に位置ズレして形成するこ とでなされることを特徴とする請求項1記載 射出成形体の製造方法である。
 請求項3の発明は、外方に押し出し偏倚され る第一半製品のガラス転移点は、外方に押し 出す第二半製品のガラス転移点以下であるこ とを特徴とする請求項1又は2記載の射出成形 の製造方法である。
 請求項4の発明は、射出成形により成形した 第一、第二の半製品同士を突き合わせ、該突 き合わせ面に樹脂材を射出して一体化して製 造される中空状の射出成形体であって、前記 第一半製品と第二半製品とのあいだには、両 半製品同士を突き合わせた場合に、第一半製 品の外周縁部を外方に押し出し偏倚させる偏 倚手段が設けられていて、第一半製品の外周 面を金型内面に強制的に当接するようにした ことを特徴とする射出成形体である。
 請求項5の発明は、射出成形された第一、第 二の半製品同士を突き合わせ、該突き合わせ 面に樹脂材を射出して一体化して中空状の射 出成形体を製造するための金型であって、該 金型には、両半製品同士を突き合わせた場合 に、第一半製品の外周縁部を外方に押し出し 偏倚させて、第一半製品の外周面を金型内面 に強制的に当接させるための型面が形成され ていることを特徴とする射出成形体製造用金 型である。
 請求項6の発明は、射出成形された第一、第 二の半製品同士を突き合わせ、該突き合わせ 面に樹脂材を射出して一体化して中空状の射 出成形体を製造するにあたり、前記第一半製 品と第二半製品とのあいだには、両半製品同 士を突き合わせた場合に、第一半製品の外周 縁部を内方に引き寄せ偏倚させて、第一半製 品の外周面と金型内面とのあいだに、前記一 体化するための射出スペースと繋がる延長ス ペースを形成し、該延長スペースにまで射出 をするようにしたことを特徴とする射出成形 体の製造方法である。
 請求項7の発明は、第一、第二半製品同士を 突き合わせた場合の第一半製品の外周縁部の 内方への引き寄せ偏倚は、突き合わせ面に形 成される凹凸嵌合部を相互に位置ズレして形 成することでなされることを特徴とする請求 項6記載の射出成形体の製造方法である。
 請求項8の発明は、内方に引き寄せ偏倚され る第一半製品のガラス転移点は、内方に引き 寄せる第二半製品のガラス転移点以下である ことを特徴とする請求項6又は7記載の射出成 体の製造方法である。
 請求項9の発明は、射出成形された第一、第 二の半製品同士を突き合わせ、該突き合わせ 面に樹脂材を射出して一体化して製造される 中空状の射出成形体であって、前記第一半製 品と第二半製品とのあいだには、両半製品同 士を突き合わせた場合に、第一半製品の外周 縁部を内方に引き寄せ偏倚させる偏倚手段が 設けられていて、第一半製品の外周面と金型 内面とのあいだに、前記一体化するための射 出スペースと繋がる延長スペースが形成され 、該延長スペースにまで射出されていること を特徴とする射出成形体である。
 請求項10の発明は、射出成形された第一、 二の半製品同士を突き合わせ、該突き合わ 面に樹脂材を射出して一体化して中空状の 出成形体を製造するための金型であって、 金型には、第一、第二の半製品同士を突き わせた場合に、第一半製品の外周縁部を内 に引き寄せ偏倚させて、第一半製品の外周 と金型内面とのあいだに、前記一体化する めの射出スペースと繋がって射出される延 スペースを形成するための型面が形成され いることを特徴とする射出成形体製造用金 である。
 請求項11の発明は、射出成形体は車両用ラ プであることを特徴とする請求項4または9記 載の射出成形体である。

 請求項1の発明とすることにより、射出成形 された第一半製品を外方に押し出し偏倚させ ることで、該半製品の外周面を金型面に強制 的に当接させた状態で一体化するための射出 をすることができる。
 請求項2の発明とすることにより、前記半製 品を射出成形する場合において、半製品の凹 凸嵌合部を相互に位置ズレさせて半製品を成 形することで、嵌合する際に第一半製品を第 二半製品によって外方に押し出し偏倚させる ことができる。
 請求項3の発明とすることにより、射出成形 された外方に偏倚する第一半製品のガラス転 移点は、第二半製品のガラス転移点以下であ るため、容易に偏倚させることができる。
 請求項4の発明とすることにより、偏倚手段 を設けることで外方への押し出し偏倚を保証 することができる。
 請求項5の発明とすることにより、偏倚を考 慮した金型としているため、第一半製品の外 周面を金型面に強制的に当接させることがで きる。
 請求項6の発明とすることにより、射出成形 された第一半製品を内方に偏倚させることで 、該成形体の外周面と金型面とのあいだに形 成された延長スペースに一体化するための射 出と同時に射出することができる。
 請求項7の発明とすることにより、前記第一 、第二半製品同士の凹凸嵌合部を相互に位置 ズレさせて成形体を成形することで、嵌合す る際に第一半製品を第二半製品によって内方 に偏倚させることができる。
 請求項8の発明とすることにより、射出成形 された内方に偏倚する第一半製品のガラス転 移点は、第二半製品のガラス転移点以下であ るため、容易に偏倚させることができる。
 請求項9の発明とすることにより、偏倚手段 を設けることで内方への偏倚を保証すること ができる。
 請求項10の発明とすることにより、偏倚を 慮した金型としているため、延長スペース 大きさを一定なものとすることができる。
 請求項11の発明とすることにより、車両用 ンプを精度よく製造することができる。

第一の実施の形態のサイドウインカー 側面図である。 同サイドウインカーの横断面図である 同レンズ部の一次射出工程を表した部 端面図である。 同ハウジングの一次射出工程を表した 分端面図である。 同二次射出工程を表した部分端面図で る。 同二次射出後の射出成形品の部分拡大 面図である。 第二の実施の形態のサイドウインカー 側面図である。 同サイドウインカーの横断面図である 第二の実施の形態を示すものであって (A)(B)は一次射出する状態を示した部分断面 、(C)は二次射出をする状態を示した部分断 図である。 同二次射出後の射出成形品の部分拡大 断面図である。

符号の説明

  2   レンズ部
  2c  レンズ外周面
  2g  開口端縁部
  2h  嵌合凹部
  4   ハウジング
  4e  嵌合凸部
  5   二次射出された樹脂材
  S   スペース
 12   レンズ部
 12c  レンズ外周面
 12g  開口端縁部
 12h  嵌合凹部
 14   ハウジング
 14e  嵌合凸部
 15   二次射出された樹脂材
 1S   スペース

 次に、本発明の第一の実施の形態につい 、図1~6に基づいて説明する。図面において 1はサイドウインカー(ランプ)であって、該 イドウインカー1は、レンズ部2と、電球(光 であればよく、例えば発光ダイオードでも 施することができる。)3が組み込まれるハ ジング4とで構成されるが、前記レンズ部2、 前記ハウジング4は半製品である一次製品と て固定型、可動型でそれぞれ成形された後 可動型をスライド移動させて両一次製品同 を突き合わせた後、後述するように該突き わせた面部の樹脂材5を二次射出して一体成 される従来から知られた手法により成形さ るもので、その詳細については省略する。 、一次射出した後、ハウジング内面に反射 を形成し、次いで二次射出して一体化する うにしても本発明を実施することができる

 前記一次の射出成形で成形されるレンズ 2は椀形状になっており、前後方向を向いた 開口端縁部2gには、水平状となった第一端面 2aが形成され、該第一端面部2aの外周縁から ハウジング4側に向けて段差状に突出する段 面部2b、該段差面部2bの先端縁から水平状に ってレンズ部2の外周面2cに続く第二端面部2 dが順次形成されている。また前記第一端面 2aの内側には、椀状となったレンズ部内周面 2eに続く状態でレンズ部底側ほど中央よりに 斜するテーパ面部(第一のテーパ部)2fがさら に形成されている。加えて、前記第一端面部 2aの内径側(テーパ面部2f側)には、ハウジング 4側に形成の後述する嵌合凸部4eを嵌合するた めの嵌合凹部2hが凹溝状に形成されている。 みに、レンズ部2を構成する材料は、光を透 過するポリメチルメタアクリレート樹脂であ る。

 一方、前記一次の射出成形で成形される ウジング4は、電球(バルブ)3および端子板3a 取付けられるソケット部4aと、該ソケット 4aの基端外周縁から水平方向(左右方向)フラ ジ状に突出するフランジ部4bとで一体形成 れるが、該フランジ部4bの端縁部には、前記 レンズ部嵌合凹部2hと嵌合する嵌合凸部4eと 前記レンズ部段差面部2bから離間する状態で 前記嵌合凸部4eの外周端面となる外端面部4d が形成されている。さらに、該フランジ部4b の外周縁には、前記テーパ面部2fと対向する う傾斜状になったテーパ面部(第二のテーパ 部)4fが嵌合凸部4eよりも内径側に形成されて る。因みに、ハウジング4の材料はポリカル ボネート(PC)樹脂であり、その溶融温度(ガラ 転移点)(145~147℃)はレンズ部2を構成する前 ポリメチルメタアクリレート(PMMA)樹脂の溶 温度(110~120℃)よりも高温になっている。

 そしてサイドウインカー1は、前記一次製 品として射出成形されたレンズ部2とハウジ グ4とを公知の金型移動の手法によって突き わせ対向せしめることになるが、このとき ハウジング嵌合凸部4eがレンズ部嵌合凹部2h に嵌合し、テーパー面部2f、4f同士が接触対 する状態となる。この場合に、ハウジング 合凸部4eは、レンズ部嵌合凹部2hに対して外 側に押し出し偏倚し、かつハウジングテー ー面部4fは、レンズ部テーパー面部2fに対し て外径側に押し出し偏倚する状態になるよう 一次射出で成形されている。尚、ハウジング 嵌合凸部4eの偏倚は、レンズ部嵌合凹部2h、 ンズ部外周面2cの開口端縁部2g等において熱 縮が発生した場合の偏倚よりも大きいもの する。そして、レンズ部2とハウジング4と 突合せた場合、ハウジング嵌合凸部4eがレン ズ部嵌合凹部2hを外径側に強制的に押し出し 倚させ、これによってレンズ部2の偏倚によ って生じる金型Yとレンズ部2の外周面2cの開 端縁部2gの外周面とのあいだのスペースSが くなり、レンズ部開口端縁部2gの外周面は前 記金型Yの型面Yaと当接する状態に変形し、こ の状態で樹脂材5を二次射出することで、安 してレンズを製造することが出来るように 定されている。なお、二次射出される樹脂 5は、本実施の形態では、レンズ部2と色、材 質とも同じポリメチルメタアクリレート樹脂 を採用することとするが、ハウジング4と色 材質とも同じポリメチルメタアクリレート(P MMA)樹脂を採用しても構わない。

 さらにこのものでは、サイドウインカー1 は楕円形状をしており、そして、車両ボディ Bに穿設された取付け孔6にハウジング4を嵌合 組み込みすることになるが、フランジ部裏面 4gの長径方向一側には、取り付け孔6に係止す るための係止溝4hを備えた係止突片4nが形成 れ、他側には弾性を有する係止脚4iが形成さ れている。そしてサイドウインカー1は、係 脚4iを中心側に弾性変形させるようにして取 付け孔6に無理嵌合し、係止溝4hが取付け孔6 孔縁に達した段階で係止脚4iを一部弾性復帰 させることで係止溝4hに取付け孔6の内周縁が 嵌合することになって簡単な弾性取付けがで きるようになっている。

 次に、図3~5を用いて一次射出、二次射出 る際の公知の金型移動の手法に基づく金型 型合わせ状態について詳細に説明する。Xを 固定側である第一金型、Yを可動側である第 金型と仮定した場合に、まず、一次射出す 際の型合わせ状態であるが、図3に示すよう 、レンズ部2側において、第一金型Xには、 ンズ部内周面2e、テーパ面部2f、嵌合凹部2h 第一端面部(接触水平面部)2a、段差面部(突出 面部)2b、第二端面部2d等の各面に対応する型 が形成されている。一方、第二金型Yには、 レンズ部外周面2cに対応する金型面である型 Ya等の型面が形成されている。これに対し 図4に示すように、ハウジング4側において、 第一金型Xには、フランジ部4bの裏面4g、二次 出する樹脂材5の射出領域の裏面、つまりフ ランジ部裏面4gとフラットになる型面Xa、さ に樹脂材5の射出領域の外面、つまり前記型 Xaと略L字状となる型面Xb等の型面が形成さ ている。一方、第二金型Yには、フランジ部4 bの外端面部4d、嵌合凸部4eの表面、テーパ面 4f等に対応する型面が形成されている。そ てこの型合わせ状態で一次の射出が実行さ 、レンズ部2、ハウジング4が一次製品として 型成形される。

 この一次の射出成形が実行されると、レ ズ部2側では第一金型Xが脱型され、ハウジ グ4側では二次金型Yが脱型される。次いで、 レンズ部2、ハウジング4とが突き合うように 移動がなされ、レンズ部嵌合凹部2hとハウ ング嵌合凸部4eとを嵌合させることで型合わ せされることになるが、レンズ部2は、第一 型Xの脱型により型移動がなされる間に、特 レンズ部開口端縁部2gが内径側に偏倚し、 型Yの型面Yaと開口端縁部2gの外周面とのあい だにスペースSが形成される。この状態でレ ズ部2とハウジング4とを突き合わせると、レ ンズ部嵌合凹部2hは、前記外側に位置ズレ形 されているハウジング嵌合凸部4eにより強 的に外方に偏倚させられ、これによって該 ペースSはなくなり、該レンズ部開口端縁部2 gは、金型Yと当接することになる。因みに、 の強制的な偏倚は、レンズ部2を形成する樹 脂材よりもハウジング4を形成する樹脂材の が溶融温度(ガラス転移点)が高いため、型温 度を例えば80℃に設定した場合に、ハウジン 4の方が早期に硬化することになり、この結 果、前記突き合わせた場合に、レンズ部2が ウジング4によって押し当てられる状態にな て前記偏倚の確実化が保証される。

 そして、この型合わせ状態で樹脂材5が二 次射出されることになるが、この二次射出の 領域は、外面が第一金型Xの型面Xbと、裏面が 該型面Xbと略L字状となる型面Xaとに形成され コーナー部位の帯状の空間であって、該空 に樹脂材5が射出されることになる。なお、 該型面Xbは、レンズ部外周面2cとレンズ部開 端縁部2gに対して、凹陥状になっているもの として設定されている。これにより、二次射 出された樹脂材5は、レンズ部2の第二端面部2 d、段差面部2b、第一端面部2a、そしてハウジ グ4の外端面部4dに接着するようにして肉盛 される設定になっており、このようにして 次製品であるレンズ部2とハウジング4とは 二次製品であるサイドウインカー1となった きの略L字形となったコーナー部位に面接触 状に突き合わされる設定になっている。そし て、二次射出される樹脂材5は、第一金型Xと ウジング4との隙間に浸入したとしても、嵌 合凹部2hと嵌合凸部4eとの嵌合部位までで食 止められることになって、この嵌合部位を えてレンズ部テーパ面部2fや、レンズ部内周 面2eにまで達してしまうことを回避できるよ になっている。さらに、このとき、レンズ 開口端縁部2gは、第二金型Yの型面Yaに当接 た状態で二次射出するため、レンズの大き は型の大きさとなり、一定の大きさのもの して成形される。

 叙述の如く構成された本発明の第一の実 の形態において、一次射出で成形されたレ ズ部2とハウジング4を突き合わせる時に、 ウジング4がレンズ部2を押し出し偏倚させて レンズ部外周面2cを金型Yの型面Yaに当接させ ことで、熱収縮によって発生する金型Yaと ンズ部開口端縁部2gとのあいだのスペースS なくし、この状態で樹脂材5を二次射出する とで、サイドウインカー1の大きさが製品ご とに不揃いなものとなることなく、一定のも のとすることができる。さらに、レンズ部2 発生する熱収縮の大きさが、部位によって が生じてレンズ部開口端縁部2gが波打つよう な形状になったものであっても、ハウジング 4に押し出し偏倚された状態で、樹脂材5を二 射出することで、該開口端縁部2gの波打ち 解消することができ、意匠性の優れた物と て製造することが容易にできる。

 さらに、一次射出において、レンズ部嵌 凹部2hとハウジング嵌合凸部4eとを相互に位 置ズレさせて成形体を成形することで、嵌合 する際にレンズ部2をハウジング4によって外 に押し出し偏倚させることができる。また レンズ部2のガラス転移点は、ハウジング4 ガラス転移点以下であるため、容易に偏倚 せることができる。このような偏倚手段を けることで、外方への押し出し偏倚を保証 ることができる。なお、金型Xはハウジング4 がレンズ部2を押し出し偏倚させることを考 したものとして構成されているため、レン 部外周面2cを金型面Yaに強制的に当接させる とができる。

 次に、本発明の第二の実施の形態につい 、図7~10に基づいて説明する。図面において 、11はサイドウインカー(ランプ)であって、 サイドウインカー11は、レンズ部12と、電球( 光源であればよく、例えば発光ダイオードで も実施することができる。)13が組み込まれる ハウジング14とで構成されるが、レンズ部12 ハウジング14は半割り製品である一次製品と して固定型、可動型でそれぞれ成形された後 、可動型をスライド移動させて両一次製品同 士を突き合わせた後、後述するように該突き 合わせた面部の樹脂材15を二次射出して一体 形される従来から知られた手法により成形 れるもので、その詳細については省略する 尚、一次射出した後、ハウジング内面に反 膜を形成し、次いで二次射出して一体化す ようにしても本発明を実施することができ 。

 前記一次の射出成形で成形されるレンズ 12は椀形状になっており、前後方向を向い 開口端縁部12gには、水平状となった第一端 部12aが形成され、該第一端面部12aの外周縁 らハウジング14側に向けて段差状に突出する 段差面部12b、該段差面部12bの先端縁から水平 状になってレンズ部12の外周面12cに続く第二 面部12dが順次形成されている。また前記第 端面部12aの内側には、椀状となったレンズ 内周面12eに続く状態でレンズ部底側ほど中 よりに傾斜するテーパ面部(第一のテーパ部 )12fがさらに形成されている。加えて、前記 一端面部12aの内径側(テーパ面部12f側)には、 ハウジング14側に形成の後述する嵌合凸部14e 嵌合するため嵌合凹部12hが凹溝状に形成さ ている。因みに、レンズ部12を構成する材 は、光を透過するポリメチルメタアクリレ ト樹脂である。

 一方、前記一次の射出成形で成形される ウジング14は、電球(バルブ)13および端子板1 3aが取付けられるソケット部14aと、該ソケッ 部14aの基端外周縁から水平方向(左右方向) ランジ状に突出するフランジ部14bとで一体 成されるが、該フランジ部14bの端縁部には 前記レンズ部嵌合凹部12hと嵌合する嵌合凸 14eと、前記レンズ部段差面部12bから離間す 状態で前記嵌合凸部14eの外周端面となる外 面部14dとが形成されている。さらに、該フ ンジ部14bの外周縁には、前記テーパ面部12f 対向するよう傾斜状になったテーパ面部(第 のテーパ部)14fが嵌合凸部14eよりも内径側に 形成されている。因みに、ハウジング14の材 はポリカルボネート(PC)樹脂であり、その溶 融温度(ガラス転移点)(145~147℃)はレンズ部12 構成する前記ポリメチルメタアクリレート(P MMA)樹脂の溶融温度(110~120℃)よりも高温にな ている。

 そしてサイドウインカー11は、前記一次 品として射出成形されたレンズ部12とハウジ ング14とを公知の金型移動の手法によって突 合わせ対向せしめることになるが、このと 、ハウジング嵌合凸部14eがレンズ部嵌合凹 12hに嵌合し、テーパー面部12f、14f同士が接 対向する状態となる。この場合に、ハウジ グ嵌合凸部14eは、レンズ部嵌合凹部12hに対 て内径側に偏倚し、かつハウジングテーパ 面部14fは、レンズ部テーパー面部12fに対し 内径側に偏倚する状態になるよう一次射出 成形されている。尚、ハウジング嵌合凸部1 4eの偏倚は、レンズ部嵌合凹部12h、レンズ部 周面12cの開口端縁部12gにおいて熱収縮が発 した場合の偏倚よりも大きいものとする。 してレンズ部12とハウジング14とを突合せた 場合、ハウジング嵌合凸部14eがレンズ部嵌合 凹部12hを内径側に強制的に偏倚させ、これに よって前記レンズ部開口端縁部12gの外周面12i は金型1Yの型面1Yaから離間する状態に変形し 金型1Yと開口端縁部12gの外周面とのあいだ スペース1Sが形成され、このスペースSに二 射出される樹脂材15が充填されることになり 、これによって二次射出された樹脂材15とレ ズ部外周面12cとのあいだに段差が生じない うに設定されている。なお、二次射出され 樹脂材15は、レンズ部12と色、材質とも同じ ポリメチルメタアクリレート樹脂を採用する こととする。

 さらにこのものでは、サイドウインカー1 1は楕円形状をしており、そして、車両ボデ Bに穿設された取付け孔16にハウジング14を嵌 合組み込みすることになるが、フランジ部裏 面14gの長径方向一側には、取り付け孔16に係 するための係止溝14hを備えた係止突片14nが 成され、他側には弾性を有する係止脚14iが 成されている。そしてサイドウインカー11 、係止脚14iを中心側に弾性変形させるよう して取付け孔16に無理嵌合し、係止溝14hが取 付け孔16の孔縁に達した段階で係止脚14iを一 弾性復帰させることで係止溝14hに取付け孔1 6の内周縁が嵌合することになって簡単な弾 取付けができるようになっている。

 次に、図9を用いて一次射出、二次射出す る際の公知の金型移動の手法に基づく金型の 型合わせ状態について詳細に説明する。1Xを 定側である第一金型、1Yを可動側である第 金型と仮定した場合に、まず、一次射出す 際の型合わせ状態であるが、図9(A)に示すよ に、レンズ部12側において、第一金型1Xには 、レンズ部内周面12e、テーパ面部12f、嵌合凹 部12h、第一端面部(接触水平面部)12a、段差面 (突出面部)12b、第二端面部12d等の各面に対 する型面、さらに、レンズ部外周面12cに連 り、後述する第二金型1Yの型面1Ybに対応する 型面1Xb等が形成されている。一方、第二金型 1Yには、レンズ部外周面12cに対応する金型面 ある型面1Ya、さらに、該型面1Yaに連なって 二次射出領域の外端面を形成する型面1Yb等 型面が形成されている。これに対し、図9(B) に示すように、ハウジング14側において、第 金型1Xには、フランジ部14bの裏面14g、二次 出する樹脂材15の射出領域の一面、つまりフ ランジ部裏面14gとフラットになる型面1Xaが形 成されている。一方、第二金型1Yには、フラ ジ部14bの外端面部14d、嵌合凸部14eの表面、 ーパ面部14f等に対応する型面が形成されて る。そしてこの型合わせ状態で一次の射出 実行され、レンズ部12、ハウジング14が一次 の半製品として型成形される。

 この場合において、レンズ部12のテーパ 部12f、嵌合凹部12hを形成するための第一金 1Xの型面1Xc、1Xdと、ハウジング14の嵌合凸部1 4e、テーパ面部14fを形成するための第二金型1 Yの型面1Yc、1Ydとは、後述するように二次射 して一体化するためレンズ部12とハウジング 14とを突き合わせた場合に、レンズ部12側の ーパ面部12f、嵌合凹部12hが、ハウジング14側 の嵌合凸部14e、テーパ面部14fに対して外側に 位置ズレ(偏倚)するように設定しており、こ によって前記突き合わせた場合に、レンズ 嵌合凹部12hがハウジング側嵌合凸部14eによ て内方に向けて強制的に引き寄せられて偏 してテーパ面部12f、14f同士が当接し、これ よってレンズ部外周面12cと金型1Yの内面1Ya のあいだにスペース1Sが形成されるようにな っている。

 この一次の射出成形が実行されると、レ ズ部12側では第一金型1Xが脱型され、ハウジ ング14側では二次金型1Yが脱型される。次い 、図9(C)に示すように、レンズ部12、ハウジ グ14とが突き合うように型移動がなされ、レ ンズ部嵌合凹部12hとハウジング嵌合凸部14eと を嵌合させることで型合わせされる。このと き、レンズ部嵌合凹部12hは、前記内側に位置 ズレ形成されているハウジング嵌合凸部14eに より強制的に内方に偏倚させ、これによって 前述したスペース1Sが金型1Yと開口端縁部12g 外周面とのあいだに形成される。因みに、 の強制的な偏倚は、レンズ部12を形成する樹 脂材よりもハウジング14を形成する樹脂材の が溶融温度(ガラス転移点)が高いため、型 度を例えば80℃に設定した場合に、ハウジン グ14の方が早期に硬化することになり、この 果、前記突き合わせた場合に、レンズ部12 ハウジング14側に引き寄せられる状態になっ て前記偏倚の確実化が保証される。

 そして、この型合わせ状態で樹脂材15が 次射出されることになるが、この二次射出 領域は、外面が第二金型1Yの型面1Ybと、裏面 が該型面1Ybと略L字状となる第一金型1Xの型面 1Xaとに形成されたコーナー部位の帯状の空間 、および、レンズ部12とハウジング14との嵌 によって生じたスペース1Sに射出されること になる。これにより、二次射出された樹脂材 15は、レンズ部12の第二端面部12d、段差面部12 b、第一端面部12a、そしてハウジング14の外端 面部14dに接着するようにして肉盛りされる設 定になっており、このようにして一次製品で あるレンズ部12とハウジング14とは、二次製 であるサイドウインカー11となったときの略 L字形となったコーナー部位に面接触状に付 合わされる設定になっている。そして、二 射出される樹脂材15は、第一金型1Xとハウジ グ14との隙間に浸入したとしても、嵌合凹 12hと嵌合凸部14eとの嵌合部位までで食い止 られることになって、この嵌合部位を越え レンズ部テーパ面部12fや、レンズ部内周面12 eにまで達してしまうことを回避できるよう なっている。さらに、このとき、レンズ部12 の開口端縁部12gは第二金型1Yの型面1Yaから僅 に離間してスペース1Sが形成されており、 のスペースSにも同時に樹脂材15が射出され ことで、レンズ外周面12cと樹脂材15の外端面 15aとが面一状となったものとして成形される 。

 叙述の如く構成された本発明の第二の実 の形態において、樹脂材15を二次射出する に、スペース1Sにまで射出することで、レン ズ外周面12cと樹脂材15の射出領域の外面とが 一状のものとしたサイドウインカー11が生 される。これにより、レンズ部の表面と樹 材15の外周面とのあいだに段差が発生するこ とがなくなるため、風切り音の発生を防ぐこ とができ、さらに、外観性の優れた高品質の サイドウインカー11を製造することができる また、レンズ部12では一次成形後に熱収縮 発生することがあるが、レンズ部12とハウジ ング14とを突き合わせる際に、ハウジング嵌 凸部14eによってレンズ部12を内径側に強制 に偏倚させることになるので、発生する熱 縮の大小に関わらず、スペース1Sを一定の大 きさのものとすることができ、例えば、レン ズ部12において熱収縮をさせないようにする 程を設ける必要がないため、効率が良く、 観性がより優れたものを製造することがで る。

 このとき、一次射出において、レンズ部 合凹部12hとハウジング嵌合凸部14eとは、相 に位置ズレさせて形成されているため、レ ズ部12とハウジング14とを突き合わせた時に 、レンズ部嵌合凹部12hを強制的に内方に偏倚 させることができ、また、レンズ部12のガラ 転移点は、ハウジング14のガラス転移点以 であるため、容易に偏倚させることができ 。一次成形体にこのような偏倚手段を設け ことで内方への偏倚を保証することができ 。さらに、該一次成形体を成形する金型は 偏倚を考慮した金型としているため、延長 ペースの大きさを一定なものとすることが きる。

 尚、本発明は前記実施の形態に限定され いものであることは勿論であって、第一、 二の半製品を、前記各実施の形態では一次 出によって成形し、二次射出によって両者 一体化しているが、一次射出した一方の半 品と別成形し他方の半製品とを突き合わせ その突き合わせ部に樹脂材を二次射出して 体化してもよく、またそれぞれ別成形した 半製品同士を突き合わせたものの突き合わ 部を射出して一体化するようにしても実施 ることができる。また半製品としては部品 込みないもの、両者に部品組み込みをする のであっても実施することができる。

 本発明は自動車のボディに取り付けられ サイドウインカー等の中空状のランプ等の 出成形体に有用であって、偏倚手段を設け ことで射出成形された第一半製品を外方へ 押し出し偏倚を保証することができるだけ なく、偏倚を考慮した金型を用いることで 半製品の外周面を金型面に強制的に当接さ ることになるため、大きさの揃った、外観 に優れたサイドウインカーを製造すること できる。