Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
LIBRARY DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/016696
Kind Code:
A1
Abstract:
A low-cost and reliable library device. The library device comprises an active robot (16) for carrying a magnetic tape (13) having an identification bar cord within a housing and a standby robot (50) standing by as a backup of the active robot (16) at a standby position (59). These two robots each include a reading unit (18) having an image sensor for optically reading the barcode of the magnetic tape (13), and the standby robot (50) further includes an air spray unit for spraying air toward the image sensor of the active robot (16) which has moved to relatively predetermined position and posture.

Inventors:
TANAKA KIYOTAKA (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/064776
Publication Date:
February 05, 2009
Filing Date:
July 27, 2007
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
FUJITSU LTD (JP)
FUJITSU PERIPHERALS LTD (JP)
TANAKA KIYOTAKA (JP)
International Classes:
B65G1/137; B65G1/00
Foreign References:
JPS6460502A1989-03-07
JP2007015780A2007-01-25
JP2004196439A2004-07-15
JPH1035827A1998-02-10
JPS50119654A1975-09-19
Attorney, Agent or Firm:
YAMADA, Masaki et al. (3-3 Nishi-shimbashi 3-chome, Minato-k, Tokyo 03, JP)
Download PDF:
Claims:
 筐体、該筐体内に配備された、複数の情報記録媒体を収納する記録媒体収納棚、前記筐体内に情報記録媒体を搬入し又は搬出するための記録媒体出入口、前記情報記録媒体が装填され装填された情報記録媒体に情報を入出力する入出力装置、前記記録媒体出入口と前記記録媒体収納棚との間、および前記記録媒体収納棚と前記入出力装置との間の情報記録媒体の搬送を行う運用系ロボット、および前記運用系ロボットの予備として所定の待機位置に待機する待機系ロボット、および前記2台のロボットの動作を制御する制御装置を有するライブラリ装置において、
 前記情報記録媒体は、識別用のバーコードを有するものであり、
 前記運用系ロボットおよび前記待機系ロボットは、前記情報記録媒体のバーコードを光学的に読み取る撮像素子を有する読取ユニットをそれぞれ備え、
 前記待機系ロボットは、さらに、相対的に所定の位置および姿勢に移動してきた運用系ロボットの撮像素子に向けてエアーを噴射するエアースプレイユニットを備えたことを特徴とするライブラリ装置。
 さらに、前記運用系ロボットは、前記待機系ロボットに対し相対的に所定の位置および姿勢に移動して該待機系ロボットの撮像素子に向けてエアーを噴射するエアースプレイユニットを備えたことを特徴とする請求項1記載のライブラリ装置。
 前記筐体は、前記運用系ロボットの基準位置を測定するための基準マークを有するものであり、
 前記制御装置は、前記運用系ロボットによる前記バーコードの読取りにエラーが発生したとき、該運用系ロボットに前記基準マークを読み取らせ、該基準マークの読取りにエラーが発生した場合に、前記待機系ロボットのエアースプレイユニットで該運用系ロボットの撮像素子にエアーを吹き付けさせるものであることを特徴とする請求項1又は2記載のライブラリ装置。
 前記制御装置は、前記運用系ロボットおよび前記待機系ロボットを相対的に移動させながら撮像素子にエアーを吹き付けさせるものであることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項記載のライブラリ装置。
Description:
ライブラリ装置

 本発明は、磁気テープなどの情報記録媒 が複数格納され、それらの情報記録媒体に 報を入出力するライブラリ装置に関する。

 筐体内に複数の磁気テープなどの情報記 媒体が格納可能で、それらの情報記録媒体 ロボットで磁気テープドライブなどの情報 出力装置に搬送して情報の入出力を行うラ ブラリ装置が知られている。情報記録媒体 は識別用のバーコードが付されている。ロ ットにはバーコード読取装置が取り付けら ており、ロボットはそのバーコード読取装 により、情報記録媒体搬入口に置かれた情 記録媒体のバーコードを読み取り、その情 記録媒体を搬送し所定の格納棚に格納する バーコード読取装置としては、CCD(Charge Coup led Device)などの撮像素子を使用した光学式の バーコード読取装置が広く用いられている。

 このライブラリ装置の筐体内には、放熱 のファンがいくつか配備されており、電源 入とともに駆動される。ファンが駆動して 体内に空気流が生じることにより、装置外 塵埃が空気流とともに吸引されて筐体内に 入することがある。また、筐体内において 情報記録媒体と収納棚などとの摩擦で発生 た塵埃が筐体内を浮遊しており、それらの 埃がバーコード読取装置のCCDレンズに付着 てCCDレンズが汚れ、バーコードを正常に読 れなくなる読取りエラーが発生することが る。

 この読取りエラーが発生したときは保守 当者に通報され、保守担当者によるCCDレン のクリーニング作業が行われることとなる 、そのクリーニング作業が完了するまでの は、ライブラリ装置の機能は停止してしま 。

 従来、例えば、複数のカートリッジ磁気テ プが収納されるライブラリ装置において、 ートリッジ磁気テープを収納する複数のセ と、カートリッジ磁気テープを掴んだり離 たりするハンド機構と、ハンド機構をセル に移動させるアクセッサとを備え、ハンド 構の内部およびアクセッサの内部にはそれ れ空気管路が形成され、ハンド機構がセル のカートリッジ磁気テープを掴む位置に位 決めされたときに、ハンド機構とアクセッ との接触部分に、双方の空気管路が連通す 連通部が形成されており、このハンド機構 はエアーコンプレッサから圧縮空気が吹き まれるようになっており、この圧縮空気を ハンド機構の空気管路、上記連通部、アク ッサの空気管路を経てアクセッサの開口部 らセル内に吹き込むことにより、カートリ ジ磁気テープに付着した塵埃を吹き飛ばす うにしたライブラリ装置が開示されている( 特許文献1参照)。

特開平2-35651号公報

 しかし、上記特許文献1に開示された装置 では、ハンド機構がカートリッジ磁気テープ を掴む位置に位置決めされたときにハンド機 構の空気管路とアクセッサの空気管路とが上 記連通部で完全に連通するように構成する必 要があるため、高精度で加工されたハンド機 構、アクセッサ、位置決め装置などを用意し なければならずコスト高になりやすいという 問題がある。

 本発明は、上記事情に鑑み、低コストで かつ信頼性に優れたライブラリ装置を提供 ることを目的とする。

 上記目的を達成する本発明のライブラリ 置は、筐体、該筐体内に配備された、複数 情報記録媒体を収納する記録媒体収納棚、 記筐体内に情報記録媒体を搬入し又は搬出 るための記録媒体出入口、上記情報記録媒 が装填され装填された情報記録媒体に情報 入出力する入出力装置、上記記録媒体出入 と上記記録媒体収納棚との間、および上記 録媒体収納棚と上記入出力装置との間の情 記録媒体の搬送を行う運用系ロボット、お び上記運用系ロボットの予備として所定の 機位置に待機する待機系ロボット、および 記2台のロボットの動作を制御する制御装置 を有するライブラリ装置において、上記情報 記録媒体は、識別用のバーコードを有するも のであり、上記運用系ロボットおよび上記待 機系ロボットは、上記情報記録媒体のバーコ ードを光学的に読み取る撮像素子を有する読 取ユニットをそれぞれ備え、上記待機系ロボ ットは、さらに、相対的に所定の位置および 姿勢に移動してきた運用系ロボットの撮像素 子に向けてエアーを噴射するエアースプレイ ユニットを備えたことを特徴とする。

 本発明のライブラリ装置によれば、待機 ロボットに、運用系ロボットの撮像素子に けてエアーを噴射することのできるエアー プレイユニットを備えたことにより、簡単 構成で運用系ロボットの撮像素子に付着し 塵埃を除去することができるので、低コス で、かつ信頼性に優れたライブラリ装置を ることができる。

 ここで、さらに、上記運用系ロボットは 上記待機系ロボットに対し相対的に所定の 置および姿勢に移動して該待機系ロボット 撮像素子に向けてエアーを噴射するエアー プレイユニットを備えたことを特徴とする

 本発明のライブラリ装置を上記のように 成した場合は、運用系ロボットに、待機系 ボットの撮像素子に向けてエアーを噴射す ことのできるエアースプレイユニットを備 たことにより、簡単な構成2台のロボット双 方の撮像素子に付着した塵埃を除去すること ができるので、低コストで、かつ信頼性に優 れたライブラリ装置を得ることができる。

 ここで、上記筐体は、上記運用系ロボッ の基準位置を測定するための基準マークを するものであり、上記制御装置は、上記運 系ロボットによる上記バーコードの読取り エラーが発生したとき、該運用系ロボット 上記基準マークを読み取らせ、該基準マー の読取りにエラーが発生した場合に、上記 機系ロボットのエアースプレイユニットで 運用系ロボットの撮像素子にエアーを吹き けさせるものであることが好ましい。

 本発明のライブラリ装置を上記のように 成した場合は、運用系ロボットで読取りエ ーが発生した場合に基準マークの読取りを い基準マークの読取りにおいてもエラーが 生したときには撮像素子の塵埃除去を行う うになっているので、運用系ロボットで発 した読取りエラーの原因を特定することが き、保守費用の低減および稼働率の向上を ることができる。

 また、上記制御装置は、上記運用系ロボ トおよび上記待機系ロボットを相対的に移 させながら撮像素子にエアーを吹き付けさ るものであることも好ましい。

 本発明のライブラリ装置を上記のように 成した場合は、待機系ロボットおよび運用 ロボットを移動させながらエアー噴射する とができるので、塵埃を効果的に除去する とが可能である。

 本発明によれば、低コストで、かつ信頼 に優れたライブラリ装置を実現することが きる。

本発明のライブラリ装置の第1の実施形 態を示す外観図である。 本実施形態のライブラリ装置の内部構 を示す概要図である。 本実施形態におけるロボットの駆動機 を示す側面図(a)および上面図(b)である。 本実施形態における記録媒体収納棚に 納されている磁気テープを示す図である。 本実施形態における運用系ロボット、 取ユニット、および磁気テープの関係を示 図である。 本実施形態のライブラリ装置に備えら た基準バーコードラベルを示す図である。 本実施形態のライブラリ装置における 機系ロボットによるエアー噴射機構を示す である。 本実施形態のライブラリ装置における アー噴射動作を示す図である。

 以下図面を参照して本発明の実施の形態 説明する。

 図1は、本発明のライブラリ装置の第1の 施形態を示す外観図である。

 この第1の実施形態のライブラリ装置10は 本発明の第1のライブラリ装置の一例に相当 するものである。

 図1(a)および図1(b)には、このライブラリ 置10の筐体11、およびこのライブラリ装置10 磁気テープを搬入し、搬出するための2つの 録媒体出入口12が示されている。各記録媒 出入口12には、外側に開く扉12aがそれぞれ設 けられており、この扉12aを開いてマガジン12b に収められた磁気テープをライブラリ装置10 に搬入し、搬出することができるようにな ている。

 このマガジン12bには、図1(b)に示したよう に、最大10巻の、内部に磁気テープ(図示せず )が収納されたカセット12cを入れることがで る。

 なお、以下の説明では、カセットに納め れた磁気テープを単に磁気テープという。

 図2は、本実施形態のライブラリ装置の内 部構造を示す概要図である。

 図2に示すように、このライブラリ装置10 は、磁気テープ13をライブラリ装置10に搬入 し搬出するための記録媒体出入口12、複数の 気テープ13を収納する記録媒体収納棚14、磁 気テープ13が装填され装填された磁気テープ1 3に情報を入出力する磁気テープドライブ15、 記録媒体出入口12と記録媒体収納棚14との間 および記録媒体収納棚14と磁気テープドライ ブ15との間の情報記録媒体の搬送を行う運用 ロボットである第1のロボット16、第1のロボ ット16の予備として所定の待機位置59に待機 る待機系ロボットである第2のロボット50、 よびこれら第1のロボットおよび第2のロボッ トの動作を制御する制御装置20が配備されて る。

 図2に破線で示した記録媒体出入口12は、 1(b)に示すマガジン12bに対応するものであり 、この破線部には4巻の磁気テープ13が示され ているのみであるが、実際には、図1(b)に示 ように、最大10巻の磁気テープ13を収納する とができるようになっている。

 なお、本実施形態における磁気テープ13 、本発明にいう情報記録媒体の一例に相当 るものであり、本実施形態における磁気テ プドライブ15は、本発明にいう入出力装置の 一例に相当するものである。

 第1のロボット16は、制御装置20により運 系ロボットとして制御されているときは、 録媒体出入口12と記録媒体収納棚14との間の 気テープの搬送、記録媒体収納棚14と磁気 ープドライブ15との間の磁気テープの搬送、 第2のロボット50と共同で行う撮像素子へのエ アー噴射処理などの動作を行う。そのため、 第1のロボット16を矢印A,B,C,D方向に移動させ ための軌条31,32を含む移動機構を備えている 。移動機構の詳細については後述する。

 第2のロボット50は、第1のロボット16が運 系ロボットとして動作している間は、待機 ロボットとして所定の待機位置59に待機し いるが、第1のロボット16に何らかの障害が 生したときには、制御装置20からの制御に基 づき第1のロボット16と交代して運用系ロボッ トとして動作する。

 また、第2のロボット50も、記録媒体出入 12と記録媒体収納棚14との間の磁気テープの 搬送、記録媒体収納棚14と磁気テープドライ 15との間の磁気テープの搬送、第1のロボッ 16と共同で行う撮像素子へのエアー噴射処 などの動作を行うための軌条56,57を含む移動 機構を備えている。

 この第2のロボット50の移動機構は、上記 1のロボット16の移動機構とは別々の機構と て構成されており、制御装置20によりそれ れ独立に制御される。

 なお、図2には、記録媒体収納棚14は1面し か図示されていないが、図3(b)に示すように 上記2台のロボットを間に挟むようにして並 して2面の記録媒体収納棚14,14’設置されて る。そして、上記2台のロボットは両側の記 録媒体収納棚14,14’のいずれの面にもアクセ が可能な構造となっている。

 これら2面の記録媒体収納棚14,14’には、 気テープ13が収納される複数のセル14aがそ ぞれ設けられており、各セルにはそれぞれ 有のセル番号が付されている。

 磁気テープ13には、各磁気テープを識別 るためのバーコードが印刷されたバーコー ラベル(図示せず)が貼付されている。このバ ーコードは、このライブラリ装置10に新たに 入されるべき磁気テープが記録媒体出入口1 2に置かれているときに、第1のロボット16に り付けられた読取ユニット18によって読み取 られ、制御装置20からの制御信号に基づき、 録媒体収納棚14,14’の所定のセルに格納す ための情報として用いられる。

 図3は、本実施形態におけるロボットの駆 動機構を示す側面図(a)および上面図(b)である 。

 図3に示すロボットの駆動機構は、第1の ボット16および第2のロボット50に共通な機構 なので、以下の説明では、第1のロボット16の 駆動機構についてのみ説明し、第2のロボッ 50の駆動機構についての説明は省略する。

 前述のように、この実施形態のライブラ 装置では、ロボット16を間に挟むようにし 2面の記録媒体収納棚14,14’が設けられてお 、ロボット16は、ロボットの両側に設けられ ている2面の記録媒体収納棚14,14’のうちの所 望の面の記録媒体収納棚のセルに格納されて いる磁気テープにアクセスできるようになっ ている。

 図3(a)に示すように、ロボット16は、上下 向(矢印A,B)に延びる軌条31にスライド自在に 支持されており、上下方向に循環移動するタ イミングベルト33およびそのタイミングベル 33を駆動するサーボモータ35により、上下方 向に移動するようになっている。

 図3(b)に示すように、ロボット16をスライ 自在に支持する軌条31は、奥行き方向(矢印C ,D)に延びる軌条32にスライド自在に支持され おり、奥行き方向に循環移動するタイミン ベルト34およびそのタイミングベルト34を駆 動するサーボモータ36により、奥行き方向に 動するようになっている。

 このように構成された駆動機構により、 ボット16は、制御装置20(図2参照)から指示さ れたセル14a(図2参照)の位置まで移動し、その セルに格納されている磁気テープにアクセス する。

 第2のロボット50も上記第1のロボット16と 様の駆動機構を備えている。

 図4は、本実施形態における記録媒体収納 棚に収納されている磁気テープを示す図であ る。

 図4には、記録媒体収納棚のセル14aに収納 されている磁気テープ13が示されている。各 気テープ13には、磁気テープを相互に識別 るためのバーコード21が付されている。

 制御装置20(図1参照)は、記録媒体出入口12 (図1参照)にある磁気テープ13のバーコード21 運用系ロボットに取り付けられた読取ユニ トによって読み取らせ、読み取ったバーコ ドに基づき、その磁気テープ13を格納すべき 記録媒体収納棚のセル番号を調べて運用系ロ ボットに通知する。通知を受けた運用系ロボ ットは、その磁気テープ13をそのセル番号に 応するセル14aまで搬送しそこに格納する。

 図5は、本実施形態における運用系ロボッ ト、読取ユニット、および磁気テープの関係 を示す図である。

 図5に示すように、運用系ロボット16上部 設けられたプリント基板16aには、マグネッ 17が取り付けられ、読取ユニット18を磁力で 吸着するようになっている。読取ユニット18 はCCD18aが内蔵されている。

 ロボット16のプリント基板16aには、LED(Ligh t Emitting Diode)16bが設置されている。LED16bは 磁気テープ13のバーコード21に向かって光を 射するものであり、CCD18aは、LED16bによって 明されたバーコード21を読み取るようにな ている。

 なお、本実施形態におけるCCD18aは、本発 にいう撮像素子の一例に相当するものであ 。

 ところで、前述のように、このライブラ 装置の筐体内には、外部から侵入した塵埃 内部で発生した塵埃が浮遊しており、それ の塵埃が上記CCD18aのレンズに付着してバー ード読取りエラーを発生させることがある そこで、本実施形態のライブラリ装置は、 記の読取りエラーが発生した場合に、その 取りエラーの原因がCCDレンズへの塵埃の付 に起因するものであるか否かを検出するた の基準バーコードラベルを備えている。

 図6は、本実施形態のライブラリ装置に備 えられた基準バーコードラベルを示す図であ る。

 図6に示すように、このライブラリ装置10 は、筐体11に、運用系ロボットの基準位置 測定するための基準バーコードラベル24が貼 付されている。

 この基準バーコードラベル24は、本発明 いう基準マークの一例に相当するものであ 。なお、本発明における基準マークはバー ードラベルのみに限られるものではなく、 取ユニットの運用系ロボットへの取付位置 測定することができるものであればどのよ なマークであってもよい。

 本実施形態では、制御装置20(図2参照)は 運用系ロボットによるバーコードの読取り エラーが発生したときは、運用系ロボット 上記基準バーコードラベル24を読み取らせる 。制御装置20は、基準バーコードラベル24の 取りでエラーが発生したか否かを判定し、 準バーコードラベル24の読取りでエラーが発 生した場合には、読取りエラーの原因は、運 用系ロボットのCCD(撮像素子)のレンズに塵埃 付着したことによるものと考えられるので 次に説明するように、制御装置20は、待機 ロボットのエアースプレイユニットで運用 ロボットのCCDレンズにエアーを吹き付けさ るよう制御する。

 なお、基準バーコードラベル24の読取り エラーが発生しなかった場合には、読取り ラーの原因は、運用系ロボットのCCDレンズ の塵埃付着によるものとは考えられないの 、制御装置20は、待機系ロボットのエアース プレイユニットによるエアー吹き付けは行わ ずに、それまでの運用系ロボットを、所定の 待機位置に移動させ待機させるとともに、そ れまで待機していた待機系ロボットを新たな 運用系ロボットとする。今回の異常発生によ り待機系ロボットとなったロボットは、保守 担当者によるサービスを待つこととなる。

 前述のように、本実施形態では、運用系 ボットおよび待機系ロボットは、相対的に 定の位置および姿勢に移動して互いのCCDに けてエアーを噴射できるようになっており そのためのエアースプレイユニットによる アー噴射機構をそれぞれ備えている。

 図7は、本実施形態のライブラリ装置にお ける待機系ロボットによるエアー噴射機構を 示す図である。

 図7(a)に示すように、待機系ロボット50の 取ユニット18には、常時は読取ユニット18の 筐体18c内に収納されるエアースプレイユニッ ト18bと、このエアースプレイユニット18bの先 端部18eを筐体18c外に突出させ、また、筐体18c 内に引き込むためのカム機構18dとが備えられ ている。

 エアースプレイユニット18bには小型のエ ーコンプレッサ18hが内蔵され、先端部18eに エアー噴射ノズル18fが配備されており、エ ーコンプレッサ18hからの圧縮空気が図示し い配管を経由してエアー噴射ノズル18fに供 されるようになっている。なお、エアーコ プレッサ18hの代わりに、例えば交換式のエ ーカートリッジなどを用いてもよい。

 図7(b)に示すように、エアー噴射時には、 カム機構18dを矢印方向に回動させることによ りエアースプレイユニット18bの先端部18eが筐 体18c外に突出し、先端部18eに設けられたエア ー噴射ノズル18fから運用系ロボットのCCDに向 けてエアー18gが噴射される。

 次に、この実施形態における待機系ロボ トによる運用系ロボットの撮像素子へのエ ー噴射動作について説明する。

 図8は、本実施形態のライブラリ装置にお けるエアー噴射動作を示す図である。

 図8に示すように、運用系ロボット16およ 待機系ロボット50は、相対的に所定の位置 よび姿勢に移動して互いのCCD18aに向けてエ ーを噴射することのできるエアースプレイ ニット18bをそれぞれ備えている。

 前述のように、制御装置20(図2参照)は、 用系ロボット16によるバーコードの読取りに エラーが発生したときは、運用系ロボット16 基準マーク24(図6参照)を読み取らせる。基 マーク24の読取りでエラーが発生した場合に は、制御装置20は、運用系ロボット16および 機系ロボット50が、互いに接近して互いのCCD に向けてエアー噴射可能な姿勢となるまでの 時間が最短となる場所を探し、その場所に対 応する運用系ロボット16の軌条31,32(図2参照) の位置まで運用系ロボット16を移動させると ともに、その場所に対応する待機系ロボット 50の軌条57,58(図2参照)上の位置まで待機系ロ ット50を移動させた後、待機系ロボット50の アースプレイユニット18bによる運用系ロボ ト16のCCD18aへのエアー噴射を行わせる。

 このように構成したことにより、運用系 ボットで塵埃付着による読取りエラーが発 した場合に、運用系ロボットおよび待機系 ボットは、互いにエアー噴射が可能な位置 短時間で到達し、待機系ロボットのエアー プレイユニットからエアー噴射が行われて 用系ロボットの読取りエラーが迅速に解消 れるので、ライブラリ装置の稼働率を向上 せることができる。