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Title:
MANUFACTURING METHOD OF PLASMA DISPLAY PANEL
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/133589
Kind Code:
A1
Abstract:
A plasma display panel (PDP) includes first and second substrates facing to each other. For example, the PDP is assembled through a virtual alignment coordinate calculation process, an alignment process and a sealing process. In the virtual alignment coordinate calculation process, a difference between a distance between first alignment marks provided on the first substrate and a distance between second alignment marks provided on the second substrate is calculated as a difference between quantities of expansion/contraction of the first and second substrates that have occurred during a process before the alignment process. A virtual alignment coordinate is then calculated for the first substrate based on the difference between the quantities of expansion/contraction and coordinates of the first alignment marks. In the alignment process, by aligning the first alignment coordinate and the second alignment marks, positions of the first and second substrates are aligned to each other. As a result, accuracy in the alignment between the first and second substrates may be improved.

Inventors:
KANAE TATSUTOSHI (JP)
SASAKI TAKASHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/001126
Publication Date:
November 05, 2009
Filing Date:
April 30, 2008
Export Citation:
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Assignee:
HITACHI LTD (JP)
KANAE TATSUTOSHI (JP)
SASAKI TAKASHI (JP)
International Classes:
H01J9/26; H01J11/12; H01J11/14
Foreign References:
JP2005215374A2005-08-11
JPH03192631A1991-08-22
JPH09281513A1997-10-31
JPS63285931A1988-11-22
JPH1055754A1998-02-24
JP2006324033A2006-11-30
JPH06251714A1994-09-09
Attorney, Agent or Firm:
FURUYA, Fumio et al. (JP)
History Wang of Furuya (JP)
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Claims:
 放電空間を介して互いに対向する第1基板および第2基板と、前記第1基板に設けられた複数の第1アライメントマークと、前記第2基板に前記第1アライメントマークに対応する位置に設けられた複数の第2アライメントマークとを備えたプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、
 前記第1および第2基板を互いに貼り合わせる際の前記第1アライメントマーク間の距離と前記第2アライメントマーク間の距離との差を、前記第1および第2基板を互いに貼り合わせる前の工程で発生した前記第1および第2基板の伸縮量の差として算出し、前記伸縮量の差と前記第1アライメントマークの座標とに基づいて、前記第1基板における仮想アライメント座標を算出する仮想アライメント座標算出工程と、
 前記仮想アライメント座標と前記第2アライメントマークとを合わせることにより、前記第1基板と前記第2基板との位置を互いに合わせる位置合わせ工程と、
 互いの位置が合わせられた前記第1基板および前記第2基板を互いに貼り合わせる封着工程とを有することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
 前記第1および第2アライメントマークは、前記第1および第2基板の少なくとも3隅にそれぞれ設けられ、
 前記仮想アライメント座標算出工程では、
 前記第1基板の第1方向に延在する辺および前記第1方向と交差する第2方向に延在する辺にそれぞれ沿う前記第1アライメントマーク間の距離である第1および第2距離をそれぞれ算出し、
 前記第2アライメントマーク間の距離における前記第1および第2距離にそれぞれ対応する第3および第4距離をそれぞれ算出し、
 前記第1距離と前記第3距離の差である第1差分および前記第2距離と前記第4距離の差である第2差分をそれぞれ算出し、
 前記仮想アライメント座標を、前記第1アライメントマークの座標から前記第1方向および前記第2方向に前記第1差分の半分および前記第2差分の半分それぞれずらした位置で、かつ、前記仮想アライメント座標間の前記第1および第2方向にそれぞれ沿う距離が前記第3および第4距離とそれぞれ同じ距離になる位置に設定することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
 維持電極、走査電極およびアドレス電極を前記第1基板に設け、
 放電空間を仕切るための隔壁を前記第2基板と一体に設けることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
 請求項3記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
 前記仮想アライメント座標算出工程では、
 前記第1および第2基板を互いに貼り合わせる際の前記第1基板における前記第1アライメントマークの座標を検出し、検出した座標に基づいて、前記第1アライメントマーク間の距離を算出し、
 前記第2アライメントマーク間の距離を、前記第2アライメントマークの座標を検出することなく、前記第2アライメントマークが前記第2基板に設けられる際の設計値に基づいて算出することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
 
Description:
プラズマディスプレイパネルの 造方法

 本発明は、プラズマディスプレイパネル 製造方法に関する。

 プラズマディスプレイパネル(PDP)は、2枚 ガラス基板(前面基板および背面基板)を互 に貼り合わせて構成されており、ガラス基 の間に形成される空間(放電空間)に放電を発 生させることで画像を表示する。画像におけ る画素に対応するセルは、自発光型であり、 放電により発生する紫外線を受けて赤、緑、 青の可視光を発生する蛍光体が塗布されてい る。そして、1画素は、これらの赤、緑、青 可視光を発生する3つのセルにより構成され いる。

 例えば、3電極構造のPDPは、X電極およびY 極間でサステイン放電を発生させることで 画像を表示する。サステイン放電を発生さ るセル(点灯させるセル)は、例えば、Y電極 よびアドレス電極間で選択的にアドレス放 を発生させることにより、選択される。

 一般的なPDPでは、X電極およびY電極は前面 板に配置され、アドレス電極は背面基板に 置されている。また、背面基板には、放電 間を仕切るための隔壁が設けられている。 して、前面基板および背面基板は、例えば 前面基板の電極(X電極、Y電極等)と背面基板 隔壁との相対的な位置が正しい位置関係に るように、互いに対向して配置される。例 ば、前面基板の電極と背面基板の隔壁との 置関係を正しい状態にしてPDPを組み立てる めに、前面基板および背面基板の位置を互 に合わせるためのアライメントマークが、 面基板の4隅と背面基板の4隅とにそれぞれ けられている(例えば、特許文献1参照)。

特開2005-216699号公報

 特許文献1のPDPの製造方法では、カメラを 用いて一視野内で画像認識しながら、背面基 板に設けられたアライメントマーク内に前面 基板に設けられたアライメントマークが収ま るように位置合わせを行う。一般的なPDPでは 、前面基板および背面基板は、互いに異なる 焼成工程を経て、互いに貼り合わせられる。 このため、焼成工程による熱収縮の量が前面 基板と背面基板とで異なり、焼成工程の前後 におけるアライメントマークの位置のずれ量 が、前面基板と背面基板とで異なる。

 例えば、特許文献1のPDPの製造方法では、 焼成工程による熱収縮の影響により、前面基 板の4隅に設けられた各アライメントマーク 背面基板の4隅に設けられた各アライメント ーク内に収まらない場合、前面基板および 面基板の互いの位置を精度よく合わせるこ は困難である。この場合、例えば、前面基 の電極と背面基板の隔壁との相対的な位置 正しい位置関係からずれた状態でPDPが組み てられるおそれがある。前面基板の電極と 面基板の隔壁との相対的な位置がずれた構 では、放電を正しく発生させることは困難 ある。

 本発明の目的は、前面基板および背面基 の位置を互いに合わせる際の位置合わせ精 を向上させることである。

 プラズマディスプレイパネル(PDP)は、放 空間を介して互いに対向する第1基板および 2基板を有している。第1基板には、複数の 1アライメントマークが設けられている。第2 基板には、第1アライメントマークに対応す 位置に複数の第2アライメントマークが設け れている。例えば、PDPは、仮想アライメン 座標算出工程、位置合わせ工程および封着 程を経て組み立てられる。

 例えば、仮想アライメント座標算出工程 は、第1および第2基板を互いに貼り合わせ 際の第1アライメントマーク間の距離と第2ア ライメントマーク間の距離との差を、第1お び第2基板を互いに貼り合わせる前の工程で 生した第1および第2基板の伸縮量の差とし 算出する。そして、第1基板における仮想ア イメント座標を、伸縮量の差と第1アライメ ントマークの座標とに基づいて算出する。位 置合わせ工程では、仮想アライメント座標と 第2アライメントマークとを合わせることに り、第1基板と第2基板との位置を互いに合わ せる。そして、封着工程では、互いの位置が 合わせられた第1および第2基板を互いに貼り わせる。

 本発明では、前面基板および背面基板の 置を互いに合わせる際の位置合わせ精度を 上できる。

一実施形態におけるPDPの概要を示す図 ある。 図1に示したPDPの要部を示す図である。 図1に示したPDPの製造方法の一例を示す 図である。 図3に示した仮想アライメント座標算出 工程および位置合わせ工程で実施される処理 の一例を示す図である。 図3に示した仮想アライメント座標算出 工程および位置合わせ工程の概要を示す図で ある。 図1に示したPDPを用いて構成されたプラ ズマディスプレイ装置の一例を示す図である 。 図1に示したPDPの変形例を示す図である 。 図7に示したPDPの製造方法における仮想 アライメント座標算出工程で実施される処理 の一例を示す図である。

 以下、本発明の実施形態を図面を用いて 明する。

 図1は、本発明の一実施形態におけるPDPの 概要を示している。図中の矢印D1は、第1方向 D1を示し、矢印D2は、第1方向D1に画像表示面16 に平行な面内で直交する第2方向D2を示してい る。プラズマディスプレイパネル10(以下、PDP とも称する)は、四角板形状を有する前面基 部12(第1基板)および背面基板部14(第2基板)を している。前面基板部12および背面基板部14 は、放電空間DSを介して互いに対向して配置 れ、図示しないシールにより、互いに貼り わされている。すなわち、前面基板部12と 面基板部14の間(より詳細には、背面基板部14 の凹部)に放電空間DSが形成される。

 前面基板部12は、前面基板部12および背面 基板部14を互いに貼り合わせる際に前面基板 12および背面基板部14の位置を互いに合わせ るための複数の第1アライメントマークMK1を している。例えば、第1アライメントマークM K1は、前面基板部12および背面基板部14が互い に重なる領域(図の破線で囲んだ領域)の3隅に それぞれ設けられている。前面基板部12に図 した仮想アライメント座標ACは、第1アライ ントマークMK1および第2アライメントマーク MK2に基づいて算出される仮想のアライメント マークの位置である。したがって、この実施 形態では、仮想アライメント座標ACは、実際 は前面基板部12に形成されていない。なお 仮想アライメント座標ACの算出方法の詳細は 、後述する図4で説明する。

 背面基板部14は、放電空間DSを仕切るため の隔壁BRと、排気空間ESから背面基板部14の外 面(図の下側)まで貫通する排気孔EHと、第1ア イメントマークMK1に対応する第2アライメン トマークMK2とを有している。そして、前面基 板部12および背面基板部14は、仮想アライメ ト座標ACと第2アライメントマークMK2とが互 に重なるように、放電空間DSを介して互いに 対向して配置されている。すなわち、この実 施形態では、仮想アライメント座標ACと第2ア ライメントマークMK2とを合わせることにより 、前面基板部12と背面基板部14との位置を互 に合わせる。これにより、この実施形態で 、例えば、前面基板部12および背面基板部14 互いに貼り合わせる前の工程で前面基板部1 2および背面基板部14の伸縮量に差が発生した 場合でも、前面基板部12および背面基板部14 互いに貼り合わせる際の位置合わせ精度を 上できる。

 図2は、図1に示したPDP10の要部の詳細を示 している。図中の矢印の意味は、上述した図 1と同じである。

 前面基板部12は、ガラス基材FSのガラス基 材RSに対向する面上(図では下側)に第1方向D1 延在して設けられ、互いに間隔を置いて配 された複数のXバス電極XbおよびYバス電極Yb 有している。また、Xバス電極Xbには、Xバス 極XbからYバス電極Ybに向けて第2方向D2に延 するX透明電極Xtが接続されている。Yバス電 Ybには、Yバス電極YbからXバス電極Xbに向け 第2方向D2に延在するY透明電極Ytが接続され いる。

 例えば、Xバス電極XbおよびYバス電極Ybは 金属材料等で形成された不透明な電極であ 、X透明電極XtおよびY透明電極Ytは、ITO膜等 形成された可視光を透過する透明電極であ 。そして、X電極XE(維持電極)は、Xバス電極X bおよびX透明電極Xtにより構成され、Y電極YE( 査電極)は、Yバス電極YbおよびY透明電極Ytに より構成され、X電極XEと対をなしている。そ して、互いに対をなすX電極XEおよびY電極YE間 で繰り返して放電を発生させる。

 なお、透明電極XtおよびYtは、それぞれが 接続されるバス電極XbおよびYbとガラス基材FS との間に全面に配置されてもよい。また、バ ス電極XbおよびYbと同じ材料(金属材料等)で、 バス電極XbおよびYbと一体の電極が透明電極Xt およびYtの代わりに形成されてもよい。

 電極Xb、Xt、Yb、Ytは、誘電体層DLに覆われ ている。そして、誘電体層DL上(図では下側) は、バス電極Xb、Ybの直交方向(第2方向D2)に 在する複数のアドレス電極AEが設けられてい る。このように、前面基板部12は、第1方向D1 延在する複数の電極XE、YEおよび第2方向D2に 延在する複数のアドレス電極AEを有している

 アドレス電極AEおよび誘電体層DLは、保護 層PLに覆われている。例えば、保護層PLは、 電を容易に発生させるために、陽イオンの 突による2次電子の放出特性の高いMgO膜で形 される。

 背面基板部14は、ガラス基材RS上(ガラス 材FSに対向する面上)に互いに平行に形成さ 、バス電極Xb、Ybに直交する方向(第2方向D2) 延在する隔壁(バリアリブ)BRを有している。 電空間DSは、互いに隣接する隔壁BR間に形成 される。例えば、放電空間DSは、サンドブラ ト法等により、ガラス基材RSを直接彫り込 で形成される。

 隔壁BRにより、セルの側壁が構成される さらに、隔壁BRの側面と、互いに隣接する隔 壁BRの間のガラス基材RS上とには、紫外線に り励起されて赤(R)、緑(G)、青(B)の可視光を 生する蛍光体PHr、PHg、PHbが、それぞれ塗布 れている。

 PDP10の1つの画素は、赤、緑および青の光 発生する3つのセルにより構成される。ここ で、1つのセル(一色の画素)は、例えば、バス 電極Xb、Ybと隔壁BRとで囲われる領域に形成さ れる。このように、PDP10は、カラー画像を表 するためにセルをマトリックス状に配置し かつ互いに異なる色の光を発生する複数種 セルを交互に配列して構成されている。特 図示していないが、バス電極Xb、Ybに沿って 形成されたセルにより、表示ラインが構成さ れる。

 PDP10は、前面基板部12および背面基板部14 、保護層PLと隔壁BRが互いに接するように貼 り合わせ、Ne、Xe等の放電ガスを放電空間DSに 封入することで構成される。例えば、放電ガ スは、上述した図1に示した排気孔EHおよび排 気空間ESを介して、組み立てられたPDPの放電 間DSに封入される。

 図3は、図1に示したPDPの製造方法の一例 示している。例えば、前面基板部12を製造す るための工程100-140と、背面基板部14を製造す るための工程200-220とは、互いに独立して実 される。

 前面基板部12を形成する工程では、まず 工程100において、透明電極Xt、Ytがガラス基 FS上に形成される。例えば、透明電極Xt、Yt 、スパッタ法等によりITO膜をガラス基材FS 表面に形成した後に、エッチング工程を用 て透明電極Xt、Ytのパターンにそれぞれ形成 れる。

 工程110において、バス電極Xb、Ybがガラス 基材FSおよび透明電極Xt、Yt上に形成される。 例えば、バス電極Xb、Ybは、スパッタ法等に り金属微粒子をガラス基材FSおよび透明電極 Xt、Ytの表面に付着(例えば、クロム、銅およ クロムの順に積層)した後に、エッチング工 程を用いてバス電極Xb、Ybのパターンにそれ れ形成される。

 ここで、例えば、バス電極Xb、Ybを形成す る際(工程110)に、第1アライメントマークMK1が バス電極Xb、Ybと同じ材料でガラス基材FSの3 に形成される。なお、第1アライメントマー MK1は、透明電極Xt、Ytを形成する際(工程100) 、透明電極Xt、Ytと同じ材料でガラス基材FS 3隅に形成されてもよい。

 工程120において、電極Xb、Xt、Yb、Ytを覆 誘電体層DLがガラス基材FS上に形成される。 えば、誘電体層DLは、ペースト状の低融点 ラスをガラス基材FS上に塗布した後、焼成し て形成される。低融点ガラスを焼成した際に 、ガラス基材FSに熱収縮が発生する。ガラス 材FSの熱収縮により、焼成後の第1アライメ トマークMK1の位置が、焼成前の第1アライメ ントマークMK1の位置(第1アライメントマークM K1をガラス基材FS上に設ける際の設計値)から れる。

 工程130において、アドレス電極AEが誘電 層DL上に形成される。例えば、アドレス電極 AEは、スパッタ法等により金属微粒子を誘電 層DLの表面に付着(例えば、クロム、銅およ クロムの順に積層)した後に、エッチング工 程を用いてアドレス電極AEのパターンに形成 れる。

 工程140において、アドレス電極AEを覆う 護層PLが誘電体層DL上に形成される。例えば 保護層PLは、蒸着法等によりMgOを誘電体層DL およびアドレス電極AEの表面に付着させるこ により形成される。

 背面基板部14を形成する工程では、まず 工程200において、隔壁BRがガラス基材RS上に 成される。例えば、隔壁BRのパターンを有 るフォトレジストがガラス基材RS上に形成さ れる。そして、ガラス基材RSのうち、フォト ジストで覆われていない部分(例えば、放電 空間DSが形成される領域)が、サンドブラスト 等により除去される。その後、フォトレジス トが除去され、隔壁BRが形成される。

 このように、この実施形態では、ガラス 材RSを選択的に除去することにより、隔壁BR がガラス基材RSと一体に形成される。また、 の実施形態では、隔壁BRを形成するための 成工程を必要としないため、ガラス基材RSに 熱収縮は発生しない。ここで、例えば、第2 ライメントマークMK2は、隔壁BRを形成する際 に、ガラス基材RSの3隅に形成される。

 例えば、隔壁BRのパターンを有するフォ レジストをガラス基材RS上に形成する際に、 フォトレジストで覆われた外周部分のうち、 第2アライメントマークMK2のパターンのみが ォトレジストで覆われないようにするため フォトマスクで露光、現像する。そして、 ラス基材RSのうち、フォトレジストで覆われ ていない部分(放電空間DSが形成される領域と 第2アライメントマークMK2)が、サンドブラス 等により除去される。その後、フォトレジ トが除去され、隔壁BRが形成されるが、同 に、第2アライメントマークMK2がその部分の ラス基材が除去されることにより形成され 。このように、第2アライメントマークMK2は 隔壁BRと同時に形成される。

 工程210において、蛍光体PHr、PHg、PHbが、 壁BR間(隔壁BRの側面と、互いに隣接する隔 BRの間のガラス基材RS上)にそれぞれ形成され る。例えば、ペースト状の蛍光体材料を隔壁 BR間に印刷等により塗布し、塗布した蛍光体 料を乾燥させることにより、蛍光体PHr、PHg PHbが形成される。

 工程220において、背面基板部12と前面基 部14とを互いに貼り合わせるためのシールが 、ガラス基材RSの外周部に形成される。例え 、低融点ガラス等のシール材をガラス基材R Sの外周部に塗布し、塗布したシール材を乾 させることにより、シールが形成される。 して、工程210で形成した蛍光体PHr、PHg、PHb シールとを同時に焼成する。

 なお、工程220の焼成では、焼成温度が低 ため、ガラス基材RSに熱収縮は、ほとんど 生しない。例えば、工程220では、焼成によ ガラス基材RSに熱収縮が発生した場合でも、 工程120(前面基板部12の誘電体層DLの製造工程) の焼成に比べて焼成温度が低いため、ガラス 基材RSの熱収縮の量は、工程120で発生したガ ス基材FSの熱収縮の量に比べて、非常に小 い。したがって、工程220後(焼成後)の第2ア イメントマークMK2の位置は、工程220前(焼成 )の第2アライメントマークMK2の位置(第2アラ イメントマークMK2をガラス基材RS上に設ける の設計値)からほとんどずれない。

 上述したように、工程100-140を経て形成さ れた前面基板部12と工程200-220を経て形成され た背面基板部14とでは、ガラス基材FS、RSの伸 縮量(熱収縮量)に差が発生する。このため、 えば、前面基板部12および背面基板部14を互 いに対向して配置した際の第1アライメント ークMK1の位置は、第2アライメントマークMK2 位置からずれる。したがって、この実施形 では、前面基板部12と背面基板部14との位置 を互いに合わせる際(後述する工程400)に、第2 アライメントマークMK2に対する第1アライメ トマークMK1の相対的な位置のずれを補正し 仮想アライメント座標ACが使用される。

 前面基板部12と背面基板部14とを組み立て る工程では、まず、工程300(仮想アライメン 座標算出工程)において、前面基板部12にお る仮想アライメント座標ACが算出される。例 えば、第1アライメントマークMK1間の距離と 2アライメントマークMK2間の距離との差が、 程100-140および工程200-220をそれぞれ経て形 された前面基板部12および背面基板部14の伸 量の差として算出される。

 すなわち、前面基板部12および背面基板 14を互いに貼り合わせる際の第1アライメン マークMK1間の距離と第2アライメントマークM K2間の距離との差が、前面基板部12および背 基板部14を互いに貼り合わせる前の工程で発 生した前面基板部12および背面基板部14の伸 量の差として算出される。そして、算出し 伸縮量の差と第1アライメントマークMKの座 とに基づいて、前面基板部12における仮想ア ライメント座標ACが算出される。上述したよ に、前面基板部12および背面基板部14の伸縮 量の差による第1アライメントマークMK1と第2 ライメントマークMK2との相対的な位置のず は、仮想アライメント座標ACにより補正さ る。

 工程400(位置合わせ工程)において、仮想 ライメント座標ACと第2アライメントマークMK とを合わせることにより、前面基板部12と背 基板部14との位置が互いに合わせられる。 れにより、この実施形態では、前面基板部12 および背面基板部14を互いに貼り合わせる際 位置合わせ精度を向上でき、前面基板部12 設けられた電極と背面基板部14に設けられた 隔壁との相対的な位置を精度よく合わせるこ とができる。

 工程500(封着工程)において、互いの位置 合わせられた前面基板部12および背面基板部 14が互いに貼り合わせられる。これにより、 の実施形態では、前面基板部12および背面 板部14の互いの位置が精度よく合わせられた PDP10を組み立てることができる。この結果、 の実施形態では、例えば、放電を発生させ ために各電極に印加される電圧のマージン 拡大でき、PDP10を安定して駆動できる。換 すれば、この実施形態では、画像を表示す ための放電を正しく発生させることができ PDP10の表示品質を向上できる。

 工程600において、放電空間DSにNe、Xe等の 電ガスが封入される。例えば、上述した図1 に示した排気孔EHおよび排気空間ESを介して 放電空間DSを真空状態にするための真空排気 (真空引き)が実施される。そして、放電空間D SにNe、Xe等の放電ガスが封入される。なお、 着(工程500)と真空排気とを同時に進行させ もよい。

 図4および図5は、図3に示した仮想アライ ント座標算出工程および位置合わせ工程の 例を示している。なお、図4は、仮想アライ メント座標算出工程および位置合わせ工程で 実施される処理を示している。例えば、図4 示した処理310-410は、2枚の基板の位置を互い に合わせる位置合わせ装置等により、その装 置の動作を制御するプログラムにしたがって 実施される。なお、例えば、処理310-350は、 述した図3に示した工程300で実施され、処理4 10は、工程400で実施される。また、各処理で 出された値は、例えば、位置合わせ装置等 メモリに記憶される。

 なお、図5は、画像表示面側(図1の上側)か ら見たアライメントマークMK1、MK2の状態およ び仮想アライメント座標ACの位置を示してい 。図中の矢印の意味は、上述した図1と同じ である。例えば、図5の前面基板部12および背 面基板部14は、位置合わせ装置等にセットさ た状態である。以下、図4を中心に、仮想ア ライメント座標算出工程および位置合わせ工 程の処理を説明する。

 仮想アライメント座標算出工程の処理310 おいて、第1アライメントマークMK1間の第1 離DT1および第2距離DT2がそれぞれ算出される ここで、第1距離DT1は、図5(a)に示すように 前面基板部12の第1方向D1に延在する辺に沿う 第1アライメントマークMK1間の距離である。 た、第2距離DT2は、図5(a)に示すように、前面 基板部12の第2方向D2に延在する辺に沿う第1ア ライメントマークMK1間の距離である。例えば 、前面基板部12および背面基板部14がセット れた位置合わせ装置は、各第1アライメント ークMK1の実際の座標(例えば、上述した図3 示した工程140後の前面基板部12における各第 1アライメントマークMK1の座標)を検出し、検 した座標に基づいて距離DT1、DT2をそれぞれ 出する。

 処理320において、第2アライメントマーク MK2間の第3距離DT3および第4距離DT4がそれぞれ 出される。ここで、第3距離DT3は、第1距離DT 1に対応する第2アライメントマークMK2間の距 であり、例えば、図5(a)に示すように、背面 基板部14の第1方向D1に延在する辺に沿う第2ア ライメントマークMK2間の距離である。また、 第4距離DT4は、第2距離DT2に対応する第2アライ メントマークMK2間の距離であり、例えば、図 5(a)に示すように、背面基板部14の第2方向D2に 延在する辺に沿う第2アライメントマークMK2 の距離である。

 例えば、位置合わせ装置は、各第2アライ メントマークMK2の実際の座標(例えば、図3に した工程220後の背面基板部14における各第2 ライメントマークMK2の座標)を検出し、検出 した座標に基づいて距離DT3、DT4をそれぞれ算 出する。なお、この実施形態では、上述した 図3で説明したように、前面基板部12および背 面基板部14を互いに貼り合わせる際の第2アラ イメントマークMK2の位置は、第2アライメン マークMK2を背面基板部14に設ける際の設計値 からほとんどずれない。

 したがって、この実施形態では、第2アラ イメントマークMK2間の設計値の距離を、前面 基板部12および背面基板部14の伸縮量の差を 出する際の距離DT3、DT4(仮想アライメント座 ACを算出する際の距離DT3、DT4)として使用し もよい。すなわち、この実施形態では、距 DT3、DT4を、第2アライメントマークMK2の実際 の座標を使用することなく、第2アライメン マークMK2が背面基板部14に設けられる際の設 計値に基づいて算出してもよい。

 処理330において、第1距離DT1と第3距離DT3 差((DT3-DT1)の絶対値)である第1差分DF1および 2距離DT2と第4距離DT4の差((DT4-DT2)の絶対値)で る第2差分DF2がそれぞれ算出される。

 処理340において、前面基板部12における 想アライメント座標ACの第1方向D1の座標が算 出される。この実施形態では、上述した図3 説明したように、前面基板部12の第1方向D1の 収縮量は、背面基板部14の第1方向D1の収縮量 比べて大きい。したがって、この実施形態 は、例えば、図5(b)に示すように、仮想アラ イメント座標ACの第1方向D1の座標は、第1アラ イメントマークMK1の実際の座標に対して、第 1差分DF1の半分(DF1/2=(DT3-DT1)/2)だけ第1方向D1に って外側の位置にそれぞれ設定される。こ により、仮想アライメント座標AC間の第1方 D1に沿う距離DT5は、距離DT3と同じに設定さ る。

 処理350において、仮想アライメント座標A Cの第2方向D2の座標が算出される。この実施 態では、上述した図3で説明したように、仮 アライメント座標ACの第2方向D2の座標は、 面基板部12の第2方向D2の収縮量が背面基板部 14の第2方向D2の収縮量に比べて大きい。した って、この実施形態では、例えば、図5(b)に 示すように、仮想アライメント座標ACの第2方 向D2の座標は、第1アライメントマークMK1の実 際の座標に対して、第2差分DF2の半分(DF2/2=(DT4 -DT2)/2)だけ第2方向D2に沿って外側の位置にそ ぞれ設定される。これにより、仮想アライ ント座標AC間の第2方向D2に沿う距離DT6は、 離DT4と同じに設定される。

 すなわち、処理340、350により、前面基板 12における仮想アライメント座標ACは、第1 ライメントマークMK1の実際の座標から第1方 D1および第2方向D2に第1差分DF1の半分(DF1/2)お よび第2差分DF2の半分(DF2/2)それぞれずらした 置で、かつ、仮想アライメント座標AC間の 1方向D1および第2方向D2にそれぞれ沿う距離DT 5、DT6が距離DT3、DT4とそれぞれ同じ距離にな 位置に設定される。

 処理410において、前面基板部12と背面基 部14との位置が互いに合わせられる。例えば 、図5(c)に示すように、仮想アライメント座 ACが第2アライメントマークMK2の座標に合う うに、前面基板部12の位置が調整され、前面 基板部12と背面基板部14との位置が互いに合 せられる。例えば、位置合わせ装置は、仮 アライメント座標ACと第2アライメントマー MKの座標とに基づいて、画像表示面16側から た前面基板部12および背面基板部14の相対的 な角度のずれ量、第1方向D1および第2方向D2の 位置のずれ量等を算出する。そして、位置合 わせ装置は、算出した角度のずれ量および各 方向D1、D2の位置のずれ量に基づいて、前面 板部12の位置を調整する。

 なお、例えば、位置合わせ装置は、背面 板部14の位置を調整することにより、仮想 ライメント座標ACと第2アライメントマークMK の座標とを互いに合わせてもよい。あるいは 、前面基板部12および背面基板部14の位置を いに調整することにより、仮想アライメン 座標ACと第2アライメントマークMKの座標とを 互いに合わせてもよい。

 この実施形態では、仮想アライメント座 ACの第1方向D1の座標の算出および第2方向D2 座標の算出は、互いに独立した処理(処理340 350)によりそれぞれ実施される。したがって 、この実施形態では、例えば、前面基板部12 熱収縮率に異方性がある場合(第1方向D1と第 2方向D2とで熱収縮率が異なる場合)でも、仮 アライメント座標ACと第2アライメントマー MKの座標とを互いに合わせることにより、前 面基板部12および背面基板部14を互いに貼り わせる際の位置合わせ精度を向上できる。

 図6は、図1に示したPDP10を用いて構成され たプラズマディスプレイ装置の一例を示して いる。プラズマディスプレイ装置(以下、PDP 置とも称する)は、四角板形状を有するPDP10 PDP10の画像表示面16側(光の出力側)に設けら る光学フィルタ20、PDP10の画像表示面16側に 置された前筐体30、PDP10の背面18側に配置さ た後筐体40およびベースシャーシ50、ベース ャーシ50の後筐体40側に取り付けられ、PDP10 駆動するための回路部60、およびPDP10をベー スシャーシ50に貼り付けるための両面接着シ ト70を有している。回路部60は、複数の部品 で構成されるため、図では、破線の箱で示し ている。光学フィルタ20は、前筐体30の開口 32に取り付けられる保護ガラス(図示せず)に 付される。なお、光学フィルタ20は、電磁 を遮蔽する機能を有してもよい。また、光 フィルタ20は、保護ガラスではなく、PDP10の 像表示面16側に直接貼付されてもよい。

 以上、この実施形態では、前面基板部12 おける仮想アライメント座標ACと、背面基板 部14に設けられた第2アライメントマークMK2と を互いに合わせることにより、前面基板部12 よび背面基板部14の互いの位置を合わせる この実施形態では、第2アライメントマークM K2に対する第1アライメントマークMK1の相対的 な位置のずれを補正した仮想アライメント座 標ACを使用するため、前面基板部12および背 基板部14の互いの位置を精度よく合わせるこ とができる。この結果、この実施形態では、 前面基板部12および背面基板部14を互いに貼 合わせる際の位置合わせ精度を向上でき、 像を表示するための放電を正しく発生させ ことができる。

 なお、上述した実施形態では、1つの画素 が、3つのセル(赤(R)、緑(G)、青(B))により構成 される例について述べた。本発明はかかる実 施形態に限定されるものではない。例えば、 1つの画素を4つ以上のセルにより構成しても い。あるいは、1つの画素が、赤(R)、緑(G)、 青(B)以外の色を発生するセルにより構成され てもよく、1つの画素が、赤(R)、緑(G)、青(B) 外の色を発生するセルを含んでもよい。

 上述した実施形態では、第2方向D2が、第1 方向D1に直交する例について述べた。本発明 かかる実施形態に限定されるものではない 例えば、第2方向D2は、第1方向D1と、ほぼ直 方向(例えば、90度±5度)に交差してもよい。 この場合にも、上述した実施形態と同様の効 果を得ることができる。

 上述した実施形態では、アライメントマ クMK1、MK2が前面基板部12および背面基板部14 の3隅にそれぞれ設けられる例について述べ 。本発明はかかる実施形態に限定されるも ではない。例えば、アライメントマークMK1 MK2は、前面基板部12および背面基板部14の4隅 にそれぞれ設けられてもよい。この場合にも 、上述した実施形態と同様の効果を得ること ができる。

 上述した実施形態では、第2方向D2に延在 る隔壁BRが、ガラス基材RS上に設けられる例 について述べた。本発明はかかる実施形態に 限定されるものではない。例えば、第1方向D1 に延在する隔壁と第2方向D2に延在する隔壁BR により構成される格子状の隔壁が、ガラス 材RS上に設けられてもよい。上述した実施 態で説明したように、前面基板部12の熱収縮 率に異方性がある場合でも、前面基板部12お び背面基板部14の互いの位置は、精度よく り合わせられる。すなわち、この場合にも 前面基板部12に設けられた電極と背面基板部 14に設けられた格子状の隔壁との相対的な位 を精度よく合わせることができ、画像を表 するための放電を正しく発生させることが きる。したがって、この場合にも、上述し 実施形態と同様の効果を得ることができる

 上述した実施形態では、隔壁BRがガラス 材RSと一体に形成される例について述べた。 本発明はかかる実施形態に限定されるもので はない。例えば、図7に示すように、隔壁BR2 、ガラス基材RS上に設けられた誘電体層DL2上 に設けられてもよい。例えば、隔壁BR2は、ペ ースト状の隔壁材料を塗布し、乾燥、サンド ブラスト、焼成工程を経て形成される。なお 、隔壁BR2は、印刷による積層で形成されても よい。図7の構成では、第2方向D2に延在する 数のアドレス電極AEは、背面基板部14のガラ 基材RS上に設けられ、誘電体層DL2に覆われ いる。そして、誘電体層DL2上には、隔壁BR2 形成されている。この場合にも、上述した 施形態と同様の効果を得ることができる。

 ここで、例えば、第2アライメントマーク MK2は、アドレス電極AEを形成する際に、アド ス電極AEと同じ材料でガラス基材RSの3隅に 成される。なお、この場合、誘電体層DL2を 成するための焼成工程および隔壁BR2を形成 るための焼成工程において、背面基板部14( ラス基材RS等)に熱収縮が発生する。背面基 部14の熱収縮により、焼成後の第2アライメ トマークMK2の位置が、焼成前の第2アライメ トマークMK2の位置(第2アライメントマークMK 2をガラス基材RS上に設ける際の設計値)から れる。

 また、図7の構成から誘電体層DL2を省いて 、隔壁BR2をガラス基材RS上に直接設けてもよ 。この場合でも、隔壁BR2は、ペースト状の 壁材料を塗布し、乾燥、サンドブラスト、 成工程を経て形成される。なお、隔壁BR2は 印刷による積層で形成されてもよい。この 合でも、第2方向D2に延在する複数のアドレ 電極AEは、背面基板部14のガラス基材RS上に けられており、その上に直接、隔壁BR2が形 されている。この場合にも、上述した実施 態と同様の効果を得ることができる。

 ここで、例えば、第2アライメントマーク MK2は、アドレス電極AEを形成する際に、アド ス電極AEと同じ材料でガラス基材RSの3隅に 成される。なお、この場合、隔壁BR2を形成 るための焼成工程において、背面基板部14( ラス基材RS等)に熱収縮が発生する。背面基 部14の熱収縮により、焼成後の第2アライメ トマークMK2の位置が、焼成前の第2アライメ トマークMK2の位置(第2アライメントマークMK 2をガラス基材RS上に設ける際の設計値)から れる。

 この両方の場合(第2アライメントマークMK 2の位置が設計値からずれる場合)、上述した 4に示した処理340(仮想アライメント座標ACの 第1方向D1の座標を算出する処理)および処理35 0(仮想アライメント座標ACの第2方向D2の座標 算出する処理)では、例えば、図8に示す処理 が実施される。

 前面基板部12における仮想アライメント 標ACの第1方向D1の座標を算出する処理では、 まず、処理341および処理342において、第1距 DT1と第3距離DT3との大小関係が比較される。 して、第1距離DT1と第3距離DT3とが同じ場合( 理341のYes)、処理344において、前面基板部12 おける仮想アライメント座標ACの第1方向D1 座標が第1アライメントマークMK1の第1方向D1 座標と同じ位置にそれぞれ設定される。

 第1距離DT1が第3距離DT3より小さい場合(処 341のNoおよび処理342のYes)、処理346において 仮想アライメント座標ACの第1方向D1の座標 、第1アライメントマークMK1の実際の座標に して、第1差分DF1の半分(DF1/2=(DT3-DT1)/2)だけ 1方向D1に沿って外側の位置にそれぞれ設定 れる。

 第1距離DT1が第3距離DT3より大きい場合(処 341のNoおよび処理342のNo)、処理348において 仮想アライメント座標ACの第1方向D1の座標は 、第1アライメントマークMK1の実際の座標に して、第1差分DF1の半分(DF1/2=(DT1-DT3)/2)だけ第 1方向D1に沿って内側の位置にそれぞれ設定さ れる。上述の処理(処理341-348)により、仮想ア ライメント座標AC間の第1方向D1に沿う距離DT5 、距離DT3と同じに設定される。

 前面基板部12における仮想アライメント 標ACの第2方向D2の座標を算出する処理では、 まず、処理351および処理352において、第2距 DT2と第4距離DT4との大小関係が比較される。 して、第2距離DT2と第4距離DT4とが同じ場合( 理351のYes)、処理354において、仮想アライメ ント座標ACの第2方向D2の座標が第1アライメン トマークMK1の第2方向D2の座標と同じ位置にそ れぞれ設定される。

 第2距離DT2が第4距離DT4より小さい場合(処 351のNoおよび処理352のYes)、処理356において 仮想アライメント座標ACの第2方向D2の座標 、第1アライメントマークMK1の実際の座標に して、第2差分DF2の半分(DF2/2=(DT4-DT2)/2)だけ 2方向D2に沿って外側の位置にそれぞれ設定 れる。

 第2距離DT2が第4距離DT4より大きい場合(処 351のNoおよび処理352のNo)、処理358において 仮想アライメント座標ACの第2方向D2の座標は 、第1アライメントマークMK1の実際の座標に して、第2差分DF2の半分(DF2/2=(DT2-DT4)/2)だけ第 2方向D2に沿って内側の位置にそれぞれ設定さ れる。上述の処理(処理351-358)により、仮想ア ライメント座標AC間の第2方向D2に沿う距離DT6 、距離DT4と同じに設定される。

 すなわち、上述の処理(処理341-358)により 前面基板部12における仮想アライメント座 ACは、第1アライメントマークMK1の実際の座 から第1方向D1および第2方向D2に第1差分DF1の 分(DF1/2)および第2差分DF2の半分(DF2/2)それぞ ずらした位置で、かつ、仮想アライメント 標AC間の第1方向D1および第2方向D2にそれぞ 沿う距離DT5、DT6が距離DT3、DT4とそれぞれ同 距離になる位置に設定される。

 この場合にも、上述の処理(処理341-358)に り、前面基板部12および背面基板部14の伸縮 量の差による第1アライメントマークMK1と第2 ライメントマークMK2との相対的な位置のず は、仮想アライメント座標ACにより補正さ る。したがって、背面基板部14に設けられる 隔壁BR2が焼成工程を経て形成される場合にも 、上述した実施形態と同様の効果を得ること ができる。

 以上、本発明について詳細に説明してき が、上記の実施形態およびその変形例は発 の一例に過ぎず、本発明はこれに限定され ものではない。本発明を逸脱しない範囲で 形可能であることは明らかである。

 本発明は、プラズマディスプレイパネル 製造方法に適用できる。




 
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