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Title:
METHOD FOR MANUFACTURING MULTILAYER PRINTED WIRING BOARD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/147936
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a method for manufacturing a multilayer printed wiring board having a built-in electronic component and excellent connection reliability. High connection reliability is achieved with high positional accuracy of a solder bump (18), since the solder bump is formed by arranging an opening (16a) based on an alignment mark (14) arranged on a metal foil (12).  Furthermore, since the solder bump (18) is arranged on the opening (16a) of a solder resist layer (16), the solder resist layer operates as a dam and the solder does not flow out in reflow.  Thus, the fine-pitch solder bump (18) can be formed with high connection reliability.

Inventors:
TANAKA HIRONORI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/058921
Publication Date:
December 10, 2009
Filing Date:
May 13, 2009
Export Citation:
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Assignee:
IBIDEN CO LTD (JP)
International Classes:
H05K3/46; H01L23/12
Foreign References:
JP2007019267A2007-01-25
JP2008010885A2008-01-17
JP2007049004A2007-02-22
JP2007088009A2007-04-05
Attorney, Agent or Firm:
TASHITA Akihito (JP)
Akito Tashimo (JP)
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Claims:
 第1面と前記第1面とは反対側の第2面を有する金属箔を準備する工程と、
 前記金属箔に位置決めマークを形成する工程と、
 前記位置決めマークを基準にして、前記金属箔の第1面上にバンプを形成する工程と、
 前記位置決めマークを基準にして、前記バンプと電子部品を位置合わせする工程と、
 前記バンプに前記電子部品を実装する工程と、
 前記電子部品を樹脂内に収容する工程と、
 前記位置決めマークを基準にして、前記バンプと接続するパッドを形成する工程と、からなるプリント配線板の製造方法。
 請求項1に記載のプリント配線板の製造方法は、さらに、前記金属箔の第1面上にソルダーレジスト層を形成する工程と、
 前記位置決めマークを基準にして、前記ソルダーレジスト層にバンプ形成用の開口を形成する工程と、
 前記位置決めマークを基準にして、前記バンプ形成用の開口により露出する金属箔上に半田ペーストを形成する工程と、
 前記半田ペーストをリフローする工程と、を有する。
 請求項1に記載のプリント配線板の製造方法は、さらに、前記金属箔の第1面上にめっきレジスト層を形成する工程と、
 前記位置決めマークを基準にして、前記めっきレジスト層にめっきバンプ形成用の開口を形成する工程と、
 前記バンプ形成用の開口により露出する金属箔上にめっきバンプを形成する工程と、を有する。
 請求項3に記載のプリント配線板の製造方法は、さらに、前記めっきレジストを剥離する工程を有する。
 請求項1に記載のプリント配線板の製造方法は、さらに、前記金属箔の第1面と前記電子部品との間にアンダーフィル樹脂を充填する工程を有する。
 請求項1に記載のプリント配線板の製造方法において、
 前記電子部品を樹脂内に収容する工程は、
 前記金属箔の第1面と前記電子部品上に樹脂フィルムを積層する工程と、
 電子部品を実装した金属箔と前記樹脂フィルムとを加熱プレスする工程と、とからなる。
 請求項6に記載のプリント配線板の製造方法は、さらに、前記樹脂フィルムを硬化することで、第1面と前記第1面とは反対側の第2面とを有する樹脂絶縁層を形成する工程と、
 前記樹脂絶縁層に貫通孔を形成する工程と、
 前記樹脂絶縁層の第1面と第2面に導体回路を形成する工程と、
 前記貫通孔にスルーホール導体を形成することで、樹脂絶縁層の第1面と第2面に形成されている導体回路を接続する工程と、を有し、
 前記樹脂絶縁層の第1面は電子部品を実装した金属箔の第1面に対向している面である。
 請求項1に記載のプリント配線板の製造方法において、
 前記電子部品を樹脂内に収容する工程は、
 電子部品を収容するための開口部を有し、第1面と第1面とは反対側の第2面を有する絶縁フィルムを準備する工程と、
 前記絶縁フィルムと電子部品を位置合わせする工程と、
 前記金属箔の第1面上に前記絶縁フィルムの第1面を積層する工程と、
 前記絶縁フィルムと前記金属箔を接着する工程と、
 前記開口部に充填樹脂を充填する工程と、からなる。
 請求項8に記載のプリント配線板は、さらに、前記絶縁フィルムの第2面上に第2の絶縁フィルムを積層する工程と、
 電子部品を実装した金属箔と絶縁フィルムと第2の絶縁フィルムとを加熱プレスする工程と、
 前記絶縁フィルムと前記第2の絶縁フィルムから第1面と前記第1面とは反対側の第2面を有する絶縁基板を形成する工程と、を有する。
 請求項9に記載のプリント配線板の製造方法は、さらに、前記絶縁基板に貫通孔を形成する工程と、
 前記絶縁基板の第1面と第2面に導体回路を形成する工程と、
 前記貫通孔にスルーホール導体を形成することで、絶縁基板の第1面と第2面に形成されている導体回路を接続する工程と、を有し、
 絶縁基板の第1面は電子部品を実装した金属箔の第1面に対向している面である。
 請求項7に記載のプリント配線板の製造方法は、さらに、前記樹脂絶縁層の第1面と第2面上に層間樹脂絶縁層を形成する工程と、
 前記層間樹脂絶縁層上に導体回路を形成する工程と、
 層間樹脂絶縁層の導体回路と樹脂絶縁層の導体回路とを接続するビア導体を形成する工程と、を有する。
 請求項10に記載のプリント配線板の製造方法は、さらに、前記絶縁基板の第1面と第2面上に層間樹脂絶縁層を形成する工程と
 前記層間樹脂絶縁層上に導体回路を形成する工程と、
 層間樹脂絶縁層の導体回路と絶縁基板の導体回路とを接続するビア導体を形成する工程と、を有する。
請求項8に記載のプリント配線板の製造方法において、前記絶縁フィルムはプリプレグである。
Description:
多層プリント配線板の製造方法

この発明は、電子部品を内蔵する多層プリ ント配線板の製造方法に係り、特に、ICチッ 等の電子部品を内蔵する多層プリント配線 の製造方法に関する。

電子部品の高性能化、小型化の要求に伴い、 回路部品の高密度化が一層求められている。
このために、電子部品をプリント配線板の表 面に実装するのでは無く、電子部品をプリン ト配線板に内蔵する構成が開発されている。 特許文献1では、金属箔上に導電性接着剤を 成し、その導電性接着剤を介して金属箔上 電子部品を搭載している。その後、金属箔 に搭載された電子部品を無機フィラーと熱 化性樹脂からなる絶縁基板内に内蔵してい 。

特開平11-220262号

しかしながら、プリント配線板内に電子部 品を内蔵すると、樹脂層に内蔵された電子部 品の端子とその端子に接続するプリント配線 板の導体回路とを精度よく合わせることが困 難であった。

本発明の目的は、電子部品を内蔵し、接続 信頼性の高い多層プリント配線板の製造方法 を提供することを目的とする。

上記目的を達成するため、本願発明の製造方 法は、
 第1面と前記第1面とは反対側の第2面を有す 金属箔を準備する工程と、
 前記金属箔に位置決めマークを形成する工 と、
 前記位置決めマークを基準にして、前記金 箔の第1面上にバンプを形成する工程と、
 前記位置決めマークを基準にして、前記バ プと電子部品を位置合わせする工程と、
 前記バンプに前記電子部品を実装する工程 、
 前記電子部品を樹脂内に収容する工程と、
 前記位置決めマークを基準にして、前記バ プと接続するパッドを形成する工程と、を している。

本発明の第1実施例に係る多層プリント 配線板の製造方法を示す工程図である。 第1実施例の多層プリント配線板の製造 方法を示す工程図である。 第1実施例の多層プリント配線板の製造 方法を示す工程図である。 第1実施例の多層プリント配線板の製造 方法を示す工程図である。 第1実施例の多層プリント配線板の製造 方法を示す工程図である。 第1実施例の多層プリント配線板の製造 方法を示す工程図である。 第1実施例の多層プリント配線板を示す 断面図である。 第1実施例の改変例に係る多層プリント 配線板の製造方法を示す工程図である。 図9(A)は、第1実施例の改変例に係る多 プリント配線板の製造方法を示す工程図で り、図9(B)は、導体回路とパッドとの説明図 ある。 第2実施例の多層プリント配線板の製 方法を示す工程図である。 第2実施例の多層プリント配線板を示 断面図である。 図12(A)は第3実施例の多層プリント配線 板の製造方法を示す工程図であり、図12(B)は 4実施例の多層プリント配線板の製造方法を 示す工程図であり、図12(C)は第5実施例の多層 プリント配線板の製造方法を示す工程図であ る。 第7実施例の多層プリント配線板の製 方法を示す工程図である。 第7実施例の多層プリント配線板の製 方法を示す工程図である。

[実施形態]
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る多層プリント配 板10の製造方法について図1~図6を参照して説 明する。ここでは先ず、ICチップを内蔵する ア基板の製造方法について説明する。
(1)出発材料として、キャリア付き金属箔100を 準備する(図1(A))。キャリア付き金属箔は支持 体101と金属箔12とからなる。金属箔は、厚さ 1.5~36μmであって、銅、アルミニューム、ニ ケル等の導電性金属から成る。支持体とし はアルミニューム、鋼、銅などの導電性材 やエポキシ、ポリイミドなどの絶縁性フィ ムなどを用いることができる。支持体の厚 は18~100μm程度である。金属箔は剥離層を介 て支持体上に積層することができる。金属 は第1面と第1面とは反対側の第2面を有して る。金属箔の第2面が支持体上に形成されて いる。出発材料は図12(A)に示すように金属箔1 2でもよい。まず、金属箔にレーザにより位 決めマーク14を形成する(図1(B))。

(2)金属箔の第1面上にソルダーレジスト層( 2のソルダーレジスト層)16を形成する(図1(C)) 。次いで、位置決めマーク14を基準にして、 ルダーレジスト層16にバンプ形成用の開口16 aを形成する(図1(D))。

(3)ソルダーレジスト層16の開口16aにより露 した金属箔160上に半田ペースト18αを印刷す る(図2(A))。半田としては、Sn/Pb、Sn/Ag、Sn/Sb、 Sn/Ag/Cuなどが主成分となる金属を用いること できる。そして、200~280℃でリフローを行い 、開口16aに半田バンプ18を形成する(図2(B))。 田ペーストの代わりに、半田ボールを金属 160上に搭載することもできる。ソルダーレ スト層の開口16aにより露出している金属箔 に電解めっきで半田や金などの金属バンプ 形成することができる。半田ペーストや半 ボールは、位置決めマーク14を基準にして 属箔160上に形成することができる。第1実施 態においては、金属箔12に設けた位置決め ーク14に基づき開口16aを設け半田バンプを形 成するため、半田バンプ18の位置精度が高く る。半田バンプと金属箔との接続信頼性が くなる。また、ソルダーレジスト層16の開 16aに半田バンプ18を設けるため、ソルダーレ ジスト層がダムの働きをして半田がリフロー の際に流れ出さず、ファインピッチな半田バ ンプを高い接続信頼性で形成することができ る。また、ソルダーレジスト層により、半田 バンプ間での短絡を防止することができる。

(4)半田バンプ18にICチップ20の端子22が接続 るよう、位置決めマーク14に基づき、ICチッ プ20の搭載位置を決定する。その後、ICチッ 20などの電子部品を金属箔上に搭載する。続 いて、リフローにより半田バンプ18と端子22 を接続する(図2(C))。位置決めマーク14を用い ICチップ20の搭載位置を位置決めするため、 い位置精度を実現できる。半田バンプ18とIC ップ20の端子22との接続信頼性を高めること ができる。また、フルグリッドの端子22を有 るICチップを搭載することができる。

(5)ソルダーレジスト層16とICチップ20との間 にアンダーフィル24を充填する(図2(D))。これ より、半田バンプ18の信頼性を高めること できる。図1(A)から図2(D)の工程により、金属 箔12に電子部品が搭載された基板(電子部品搭 載基板)200が完成する。

(6)ICチップ20を搭載した金属箔12上に、Bステ ジの樹脂フィルム26α、及び、厚さ1.5~36μmの 属箔28を積層する(図3(A))。樹脂フィルム26α 、熱硬化性樹脂と無機フィラーとからなる とが好ましい。無機フィラーには、たとえ 、Al2O3、MgO、BN、AlNまたはSiO2などを用いる とができ、その場合の無機フィラー量は、30 ~60wt%であることが好ましい。熱硬化性樹脂に は、たとえば、耐熱性が高いエポキシ樹脂、 フェノール樹脂、ポリイミド樹脂またはシア ネート樹脂が好ましく、この中でも、耐熱性 が優れるエポキシ樹脂が特に好ましい。次い で、電子部品搭載基板200と樹脂フィルム26α 金属箔28とを加熱プレスし、ICチップ20を樹 絶縁層26内に内蔵する。その後、支持体101を 銅箔12から剥離し、図3(B)に示す途中基板201を 得る。このとき、樹脂フィルムは硬化し、樹 脂絶縁層26となる。樹脂絶縁層26は第1面と第1 面とは反対側の第2面を有する。図3(B)に示す うに、第1面は出発材料の金属箔と対向する 面である。
金属箔12と金属箔28は同じ厚みの金属箔が好 しい。途中基板201の反りが減少する。
位置決めマーク14に樹脂が埋まり、位置決め ークの位置の認識が困難になることがある その場合、位置決めマーク14を基準にして 第2の位置決めマーク(貫通孔)140を形成して よい(図9(A)参照)。位置決めマーク14の認識は X線などで行うことができる。第2の位置決め ーク140は、位置決めマーク14と同じ位置に 成してもよいし、位置決めマーク14と異なる 位置に形成してもよい。

(7)途中基板201にスルーホール導体用の貫通 孔36aを形成する(図3(C))。貫通孔36aは位置決め マーク14、あるいは、第2の位置決めマーク140 を基準に形成される。次に、無電解めっき処 理および電解めっき処理を施し、貫通孔の内 壁にスルーホール導体36を形成する(図3(D))。 のとき、金属箔12と金属箔28上にも、無電解 めっき膜と電解めっき膜が形成される。

(9)次に、樹脂と粒子とからなる充填剤37を ルーホール導体36内へ充填し、乾燥、硬化 せる(図4(A))。

(10)途中基板201の表面に無電解銅めっき膜 形成する。更に、電解銅めっき膜を形成す 。この時、同時にスルーホール導体36内に充 填した充填剤37を無電解めっき膜330と電解め き膜33で覆う(図4(B))。

(11)電解めっき膜33上にエッチングレジストを 形成する。その後、エッチングレジストを露 光・現像してエッチングレジストをパターン ニングする。そして、エッチングレジストが 形成されていない部分のめっき膜(無電解め き膜と電解めっき膜)と金属箔12、28を、エッ チング液にて溶解除去する。さらに、エッチ ングレジストを剥離して、樹脂絶縁層26上の 体回路34、および、充填剤37を覆う導体回路 34を形成する(図4(C)参照)。同時に、コア基板 アライメントマーク(図示せず)1400を形成す 。これにより、コア基板30を完成する。導 回路34はバンプ18と接続しているパッド34Pを している(図9(B)参照)。
エッチングレジストのパターニングは位置決 めマーク14、あるいは、第2の位置決めマーク を基準に形成されている。

引き続き、コア基板上への層間樹脂絶縁層及 び導体回路の積層について説明する。
(12)コア基板30の両面に、層間樹脂絶縁層用樹 脂フィルムを貼り付けることにより層間樹脂 絶縁層50を形成する(図4(D))。

(13)次に、レーザにて層間樹脂絶縁層50にバ イアホール用開口50aを形成する(図5(A))。ここ では、レーザで開口を設けたが、フォトリソ により開口を形成することもできる。バイア ホール用開口50aはアライメントマーク1400を 準に形成されている。

(14)次に、バイアホール用開口50aの内壁を む層間樹脂絶縁層50の表面に無電解銅めっき 膜52を形成する(図5(B))。

(15)無電解銅めっき膜52にめっきレジスト54 設ける(図5(C))。ついで、電解めっきを施し めっきレジスト54非形成部に、厚さ15μmの電 解銅めっき膜56を形成する(図5(D))。

(16)さらに、めっきレジスト54を剥離する。 その後、そのめっきレジスト下の無電解めっ き膜をエッチング処理することにより、溶解 除去し、独立の導体回路58及びバイアホール6 0を形成する(図6(A))。

(17)上記(12)~(16)の工程を繰り返すことによ 、さらに上層の導体回路158、バイアホール16 0を有する層間絶縁層150を形成し、多層配線 を作製できる(図6(B))。

(18)次に、多層配線基板の両面に開口71、72 備えるソルダーレジスト層(第1のソルダー ジスト層)70を形成する(図6(C))。

(20)この後、開口71に半田ペーストを印刷し 、リフローすることにより上面に半田バンプ 78Uを、下面に半田バンプ78Dを形成し、多層プ リント配線板10を完成する(図7)。

[第1実施形態の改変例]
図8を参照して第1実施形態の改変例に係る多 プリント配線板の製造方法について説明す 。
(1)出発材料はキャリア(25~100μmの銅箔)101と剥 層(図示せず)と3~15μmの銅箔12とからなるキ リア付き銅箔である(図8(A))。まず、レーザ より金属箔(銅箔)に位置決めマーク14を形成 る(図8(B))。

(2)位置決めマーク14に基づき、ポッティン 又は印刷により、銅箔12上に半田ペースト 形成する。その後、リフローして銅箔12上に 半田バンプ18を形成する(図8(C))。

(3)位置決めマーク14に基づき、ICチップと 田バンプを、位置合わせし、ICチップ20を半 バンプ上に載置する。その後、リフローを い、半田バンプ18とICチップ20の端子22とを 続する(図8(D))。以降の工程は、第1実施形態 同様であるため、説明を省略する。第1実施 形態の改変例においても、金属箔12に設けた 置決めマークに基づき半田バンプを形成す 。その後、半田バンプを介して、金属箔上 ICチップを搭載している。ICチップの搭載と 半田バンプの形成が同じ位置決めマーク14を 準にして行われている。半田バンプ18とICチ ップ20との間の位置精度が高くなる。その結 、ICチップなどの電子部品とその電子部品 内蔵するプリント配線板との接続信頼性が くなる。第1実施形態の改変例では、第2のソ ルダーレジスト層を設けない分、第1実施形 よりも製造が容易である。

[第2実施形態]
引き続き第2実施形態の多層プリント配線板 製造方法について、図10を参照して説明する 。
(1)図1、図2を参照して上述した第1実施形態と 同様に、金属箔12上にソルダーレジスト層(第 2のソルダーレジスト層)16を設ける。その後 半田バンプ18を介してICチップ20を実装する( 10(A))。

(2)ICチップなどの電子部品を収容するための 口27aを有する絶縁フィルム27αとBステージ 第2の絶縁フィルム260αと銅箔28を準備する。 絶縁フィルム27αはガラスクロス、アラミド 維等の芯材とBステージの樹脂とからなり、 材にエポキシ等の熱硬化性樹脂、もしくは 熱硬化性樹脂及び熱可塑性樹脂とからなる 合樹脂を含浸させたフィルムである。絶縁 ィルム27αは位置決めマーク2800を有してい 。ICチップなどの電子部品を収容するための 開口27aは位置決めマーク2800を基準にして形 されている。第2の絶縁フィルム260αは、開 を有しないプリプレグ(ガラスクロス、ガラ 繊維、アラミド繊維の内の1つの心材と樹脂 とからなる絶縁フィルム)、あるいは、樹脂 ィルム26α、あるいは、熱硬化性樹脂と70~90wt %の無機フィラーからなるフィルムであるこ が好ましい。銅箔28の厚みは銅箔12と実質的 同じ厚みであることが好ましい。絶縁フィ ム27αには、ICチップよりも大きな開口27aが め形成されている。ICチップ20を実装した金 属箔と絶縁フィルム27αを位置あわせする。 置合わせは位置決めマーク14と絶縁フィルム 27αの位置決めマーク2800を基準にして行う。 置決め後、ICチップ20を実装した金属箔12上 、ICチップに対応する開口27aを有する絶縁 ィルム(厚さ150μm)27αを積層する。更に、該 縁フィルム27αの上に、厚さ50μmの第2の絶縁 ィルム260α、及び、厚さ1.5~36μmの金属箔28を 積層する(図10(B))。その後、加熱プレスする この時、絶縁フィルムの開口27a内に第2の絶 フィルム260αや絶縁フィルム27αから樹脂が みだし、開口27a内を充填する(図10(C))。また 、同時に、絶縁フィルムや第2の絶縁フィル 、開口27a内を充填する樹脂は硬化する。絶 フィルムと第2の絶縁フィルムが接着すると に硬化することで、絶縁基板270となる。
絶縁基板270は第1面と第1面とは反対側の第2面 を有する。図10(C)に示すように、第1面は出発 材料の金属箔と対向する面である。ここで、 開口内を充填する樹脂(充填樹脂)280は無機フ ラーと熱硬化性樹脂とからなり、無機フィ ー量は、30~90wt%である。図10(C)に示す中間基 板は、実施形態1の図3(B)に対応している。図1 0(C)の中間基板は、その後、実施形態1の図3(C) 以降と同様な工程を施される。図4(C)までの 程を行うことで、第2実施形態のコア基板が 成される。第2実施形態のコア基板は、開口 を有する樹脂基板27と樹脂絶縁層260と開口内 収容されるICチップ12と充填樹脂280と導体回 路34とスルーホール導体36とを有している。 脂基板27は絶縁フィルム27αが硬化した基板 ある。樹脂絶縁層260は第2の絶縁フィルム260 が硬化した樹脂層である。絶縁フィルムは 第2の絶縁フィルムと同様な材料(プリプレグ 、樹脂フィルムや無機フィラーと熱硬化性樹 脂からなるフィルム)を使用できる。

第2実施形態のコア基板30は、ガラスクロス 、アラミド繊維等の芯材を有する樹脂基板27 備える。そのため、コア基板30の強度が高 、ヒートサイクル試験を行っても高い信頼 を備えることができる。

[実施例]
[第1実施例]
次に、本発明の第1実施例に係る多層プリン 配線板10の構成について図7を参照して説明 る。多層プリント配線板10では、コア基板30 ICチップ20が内蔵されている。コア基板30の 1面と第2面(第1面と反対側の面)には、導体 路34が形成されている。コア基板30の第1面と 第2面の導体回路はスルーホール導体36を介し て接続されている。第1面の導体回路はICチッ プを搭載するためのパッド34Pを有している。 コア基板30上に、バイアホール60が形成され 層間樹脂絶縁層50と、バイアホール160が形成 された層間樹脂絶縁層150とが形成されている 。層間樹脂絶縁層150上にソルダーレジスト層 70が形成されている。層間樹脂絶縁層50と層 樹脂絶縁層150の間には導体回路58が形成され ている。導体回路58と導体回路34はバイアホ ル60で接続されている。また、層間樹脂絶縁 層150とソルダーレジスト層70の間には導体回 158が形成されている。導体回路158と導体回 58はバイアホール160で接続されている。上 側のソルダーレジスト層70には開口71が形成 れている。開口71には、ICチップ等の電子部 品を実装するための半田バンプ78Uが形成され ている。下面側のソルダーレジスト層70には 口72が形成されている。開口72には、ドータ ボード等の外部基板へ接続するための半田バ ンプ78Dが形成されている。

ICチップ20は、樹脂絶縁層26によりコア基板 30内に収容されている。ICチップ20の端子24と ッド34Pとは、半田バンプ18を介して接続さ ている。パッド34P上にはバンプ(めっきバン を含む)が形成されている。コア基板の第1 上の層間樹脂絶縁層50と樹脂絶縁層26の間に 第2のソルダーレジスト層16が形成されてい 。第2のソルダーレジスト層16とICチップ20と の間にはアンダーフィル24が充填されている 樹脂絶縁層26は、樹脂とシリカフィラーと らなり、シリカフィラー量は50wt%である。

引き続き、図7を参照して上述した多層プリ ト配線板10の製造方法について図1~図6を参照 して説明する。ここでは先ず、ICチップを内 するコア基板の製造方法について説明する
(1)三井金属工業株式会社製のキャリア付き銅 箔(MTSD-H、キャリア(銅箔):35μm、銅箔:5μm)を出 発材料とした(図1(A))。まず、レーザ、又はエ ッチングにより位置決めマーク14を形成した( 図1(B))。

(2)次に、市販のソルダーレジスト組成物を 20μmの厚さで塗布し、乾燥処理を行い第2のソ ルダーレジスト層16を形成した(図1(C))。位置 めマーク14を基準として、第2のソルダーレ スト層16にバンプ形成用の開口16aを形成し (図1(D))。ここでは、レーザにより開口16aを 成したが、この代わりに、位置決めマーク マスクを位置決めし、フォトリソにより開 を有するソルダーレジスト層を形成するこ も可能である。

(3)ソルダーレジスト層16の開口16aにより露 する金属箔上に印刷により半田ペースト18α を形成した(図2(A))。そして、200℃でリフロー を行い、開口16aにより露出した金属箔上に半 田バンプ18を形成した(図2(B))。

(4)半田バンプ18にICチップ20の端子22が接続 るよう、位置決めマーク14に基づきICチップ の搭載位置を決定した。その後、リフローに より半田バンプ18とICチップの端子22とを接続 することで、金属箔に半田バンプを介してIC ップを実装した(図2(C))。

(5)次いで、第2のソルダーレジスト層16とIC ップ20との間にアンダーフィル24を充填した (図2(D))。

(6)ICチップ20を実装した銅箔12上に、厚さ200 μmの樹脂フィルム(エポキシと50wt%のシリカフ ィラーとからなるBステージの樹脂フィルム)2 6α、及び、厚さ5μmの銅箔28を積層した(図3(A)) 。その後、ICチップが実装されているキャリ 付き銅箔と樹脂フィルムと銅箔28を加熱プ スして、一体化した。加熱プレスにより、IC チップは樹脂フィルム26α内に内蔵された(図3 (B))。加熱プレス条件は圧力0.45MPa、温度80℃ 圧着時間60秒である。続いて、170度で樹脂フ ィルムを硬化し、樹脂フィルムを樹脂絶縁層 26とした。

(7)ICチップを内蔵した基板30にドリルでス ーホール導体用の貫通孔36aを形成した(図3(C) )。その後、無電解めっき処理および電解め き処理を施し、スルーホール導体36を形成し た(図3(D))。同時に、銅箔12、28上に無電解銅 っき膜(第1の無電解めっき膜)と電解銅めっ 膜(第1の電解めっき膜)を形成した。

(8)スルーホール導体36を形成した基板30を水 いし、乾燥した。その後、NaOH(10g/l)、NaClO 2  (40g/l)、Na 3  PO 4  (6g/l)を含む水溶液で黒化処理した。続いて NaOH(10g/l)、NaBH4 (6g/l)を含む水溶液で還元処 を行い、スルーホール導体36及び電解銅め き膜の表面に粗化面を形成した(図示せず)。

(9)次に、平均粒径10μmのシリカ粒子とエポ シ樹脂と硬化剤とからなる充填剤37を、ス ーホール導体36内へスクリーン印刷によって 充填した。その後、充填材37を乾燥、硬化さ た(図4(A))。

引き続き、スルーホール導体36からはみ出 た充填剤37を研磨により除去した。

(10)基板表面に、パラジウム触媒(アトテック )を付与し、無電解銅めっきを施すことによ り、厚さ0.6μmの無電解銅めっき膜330を形成し た。更に、以下の条件で電解銅めっきを施し 、厚さ15μmの電解銅めっき膜を形成した。同 に、スルーホール導体36内に充填された充 剤37を無電解めっき膜(第2の無電解めっき膜) 330と電解めっき膜(第2の電解めっき膜)33で覆 た(図4(B))。
 〔電解めっき水溶液〕
   硫酸        180 g/l
   硫酸銅        80 g/l
   添加剤(アトテックジャパン製、商品名: パラシドGL)
               1 ml/l
 〔電解めっき条件〕
   電流密度       1A/dm
   時間           70分
   温度           室温

(11)電解めっき膜33上に、市販の感光性ドラ イフィルムを張り付け、露光現像処理するこ とにより、厚さ15μmのエッチングレジストを 成した。そして、エッチングレジストを形 してない部分の銅箔12、28と銅箔上のめっき 膜(めっき膜は金属箔上の第1の無電解めっき と第1の無電解めっき膜上の第1の電解めっ 膜と第1の電解めっき膜上の第2の無電解めっ き膜と第2の無電解めっき膜上の第2の電解め き膜とからなる)を、塩化第2銅を主成分と るエッチング液にて溶解除去した。さらに エッチングレジストを5%KOHで剥離除去して、 樹脂絶縁層26上の導体回路34、および、充填 37を覆う導体回路34、パッド34Pを形成した(図 4(C)参照)。これにより、コア基板30が完成し 。樹脂絶縁層26上の導体回路34とパッド34Pは 属箔と金属箔上の第1の無電解めっき膜と第 1の無電解めっき膜上の第1の電解めっき膜と 1の電解めっき膜上の第2の無電解めっき膜 第2の無電解めっき膜上の第2の電解めっき膜 とからなる。充填剤37を覆う導体回路34は第2 無電解めっき膜と第2の無電解めっき膜上の 第2の電解めっき膜とからなる。

引き続き、コア基板上への層間樹脂絶縁層及 び導体回路の積層について説明する。
先ず、導体回路34の表面をメック株式会社製 Cz8100を用いて粗化した(図示せず)。

(12)コア基板30の両面に、層間樹脂絶縁層用 樹脂フィルム(味の素社製:商品名;ABF-45SH)を真 空ラミネーター装置を用いて積層した。その 条件は真空度67Pa、圧力0.47MPa、温度85℃、圧 時間60秒である。その後、層間樹脂絶縁層用 樹脂フィルムを170℃で40分間熱硬化し、コア 板上に層間樹脂絶縁層50を形成した(図4(D)。

(13)次に、CO2 ガスレーザにて、層間樹脂絶 縁層50にバイアホール用開口50aを形成した(図 5(A))。

バイアホール用開口50aを形成した基板を、 60g/lの過マンガン酸を含む80℃の溶液に10分間 浸漬し、層間樹脂絶縁層50の表面に存在する 子を除去した。バイアホール用開口50aの内 を含む層間樹脂絶縁層50の表面に粗化面が 成された(図示せず)。

上記処理を終えた基板を、中和溶液(シプレ 社製)に浸漬してから水洗いした。
さらに、粗面化処理(粗化深さ3μm)した層間樹 脂絶縁層の表面およびバイアホール用開口の 内壁面に触媒核を付着させた。

(14)次に、上村工業社製の無電解銅めっき水 液(スルカップPEA)中に、触媒を付与した基板 を浸漬して、粗面全体に厚さ0.3~3.0μmの無電 銅めっき膜を形成した。バイアホール用開 50aの内壁を含む層間樹脂絶縁層50の表面に無 電解銅めっき膜52が形成された(図5(B))。
〔無電解めっき条件〕
34℃の液温度で45分

(15)無電解銅めっき膜52が形成された基板に市 販の感光性ドライフィルムを張り付け、露光 現像処理することにより、厚さ25μmのめっき ジスト54を設けた(図5(C))。ついで、以下の 件で電解めっきを施し、めっきレジスト54非 形成部に、厚さ15μmの電解銅めっき膜56を形 した(図5(D))。
〔電解めっき液〕
硫酸           2.24 mol/l
硫酸銅          0.26 mol/l
添加剤          19.5  ml/l
(アトテックジャパン社製、カパラシドGL)
〔電解めっき条件〕
電流密度          1 A/dm2
時間            70 分
温度            22±2 ℃

(16)さらに、めっきレジスト54を剥離した後 、そのめっきレジスト下の無電解めっき膜を 硫酸と過酸化水素との混合液でエッチング処 理して溶解除去した。独立の導体回路58及び イアホール60が形成された(図6(A))。ついで 上記と同様の処理を行い、導体回路58及びバ イアホール60の表面に粗化面を形成した(図示 せず)。

(17)上記(12)~(16)の工程を繰り返すことによ 、さらに上層の導体回路158、バイアホール16 0を有する層間絶縁層150を形成し、多層配線 を得た(図6(B))。

(18)次に、多層配線基板の両面に、市販の ルダーレジスト組成物を塗布した。その後 露光現像処理し、ソルダーレジスト組成物 開口71、72を形成した(図6(C))。そして、さら 、80℃で1時間、100℃で1時間、120℃で1時間 150℃で3時間の条件でそれぞれ加熱処理を行 て、開口71、72を有するソルダーレジスト層 (第1のソルダーレジスト層、厚さ:15~25μm)70を 成した。

(19)次に、ソルダーレジスト層70の開口71、7 2により露出した導体回路158やバイアホール16 0の表面にニッケル膜、金めっき膜の順で金 膜を形成した(図示せず)。

(20)この後、開口71、72内の金属膜上に半田 ーストを印刷した。その後、230℃でリフロ することにより上面に半田バンプ78Uを、下 に半田バンプ78Dを形成し、多層プリント配 板10を完成した(図7)。

[第1実施例の改変例]
図8を参照して第1実施例の改変例に係る多層 リント配線板の製造方法について説明する
(1)三井金属工業株式会社製のキャリア付き銅 箔(MTSD-H、キャリア(銅箔):35μm、銅箔:5μm)12を 発材料とした(図8(A))。まず、レーザにより 箔に位置決めマーク14を形成した(図8(B))。

(2)位置決めマーク14に基づき、ポッティン により半田ペースト18αを銅箔12上に形成し 。その後、リフローすることで、銅箔12上 半田バンプ18を形成した(図8(C))。

(3)位置決めマーク14に基づきICチップの搭 位置を決定し、半田バンプ18上にICチップ20 載置した。その後、リフローを行い、半田 ンプ18とICチップ20の端子22とを接続した(図8( C))。以降の工程は、第1実施例と同様である め、説明を省略する。

[第2実施例]
引き続き第2実施例の多層プリント配線板の 造方法について説明する。
図11は、第2実施例の多層プリント配線板の断 面を示している。
多層プリント配線板110のコア基板30は、ガラ クロス、ガラス繊維、アライミド繊維等の 材と硬化済みの樹脂からなる樹脂基板27を している。樹脂基板は、エポキシ等の熱硬 性樹脂、もしくは、熱硬化性樹脂及び熱可 性樹脂からなる複合樹脂を芯材に含浸した リプレグを硬化させた基板である。樹脂基 27は開口27aを有している。その開口27a内にIC ップが収容されている。充填樹脂280が開口2 7a内に充填されている。充填樹脂により、IC ップが開口内に内蔵されている。絶縁基板 第1面と第1面上の層間樹脂絶縁層との間には 、第2のソルダーレジスト層が形成されてい 。第2のソルダーレジスト層とICチップとの には、アンダーフィルが形成されている。

第2実施例の多層プリント配線板の製造方法 ついて、図10を参照して説明する。
(1)図1、図2を参照して上述した第1実施例と同 様に、銅箔12上にソルダーレジスト層(第2の ルダーレジスト層)16を設け、半田バンプ18を 介してICチップ20を実装する(図10(A))。

(2)ICチップ20を収容するための開口27aを有 る絶縁フィルムとして、プリプレグ27α(150μm 厚さ)を準備した。ICチップ20を実装した銅箔1 2上に、位置決めマーク14と位置決めマーク280 0を基準にしてプリプレグ27αを積層した。開 とICチップが精度よく位置合わせされた。 に、該プリプレグ27αの上に、厚さ50μmの第2 絶縁フィルム(日立化成工業社製のプリプレ グ)260α、及び、厚さ5μmの銅箔28を積層した( 10(B))。その後、ICチップを実装したキャリア 付き銅箔とプリプレグと絶縁フィルムと銅箔 とを真空プレス機で加熱プレスした。加熱プ レス時、プリプレグの開口27a内に第2の絶縁 ィルム26α及びプリプレグから樹脂が沁みだ た。同時に、プリプレグが硬化し樹脂基板2 7となった。第2の絶縁フィルムが硬化し絶縁 脂層260となった。開口内に沁みだした樹脂 硬化し充填樹脂280となった。(図10(C))。その 後、キャリアを剥離した。以降は、実施例1 図3(C)以降の工程を行い、ICチップを内蔵し コア基板にビルドアップ層を形成した。樹 基板と絶縁樹脂層が一体化した基板が絶縁 板である。

[第3実施例]
図12(A)に第3実施例の出発材料である銅箔(18μm 厚)を示す。以降は、第1実施例の図1(B)以降と 同様な工程でICチップを内蔵したプリント配 板を製造した。

[第4実施例]
図12(B)に第4実施例の出発材料である銅箔(18μm 厚)を示す。以降は、第1実施例の改変例の図8 (B)以降と同様な工程でICチップを内蔵したプ ント配線板を製造した。

[第5実施例]
図12(C)に第5実施例の出発材料である銅箔(18μm 厚)を示す。第2実施例では、出発材料にキャ ア付金属箔(銅箔)を用いたが、第5実施例で 、出発材料に金属箔(銅箔)を用いている。 れ以外は、第2実施例と同様にプリント配線 を製造した。

[第6実施例]
第6実施例の製造方法は、第1実施例の図1(A)か ら図1(D)までは同様な工程である。その後、 ルダーレジストの開口により露出する金属 12上に金バンプ(金めっきバンプ)を形成した 金めっきバンプは金属箔12をリードにして 田中貴金属社製のミクロファブAuを用いて形 成された。続いて、金スタッドバンプを有す るICチップと金バンプ(金めっきバンプ)を位 決めマーク14を基準にして位置あわせした。 その後、金バンプ(金めっきバンプ)と金スタ ドバンプを金属接合することで、金属箔上 ICチップを実装した。それ以降は、第1実施 の図2(D)から図7までの工程を行い、ICチップ を内蔵したプリント配線板を製造した。

[第7実施例]
図13を参照して第7実施例の改変例に係る多層 プリント配線板の製造方法について説明する 。
(1)三井金属工業株式会社製のキャリア付き銅 箔(MTSD-H、キャリア(銅箔):35μm、銅箔:5μm)100を 出発材料とした(図13(A))。まず、レーザによ 銅箔(金属箔)12と支持板101に位置決めマーク1 4を形成した(図13(B))。
(2)金属箔の第1面上に開口60aを有するめっき ジスト60を形成した(図13(C))。開口60aは位置 めマーク14を基準にして形成された。
(3)銅箔(金属箔)12をシードとして、開口60aに り露出する銅箔(金属箔)上に金めっきバンプ 60bを形成した(図13(D))。
(4)めっきレジスト60を剥離した(図14(A))。
(5)位置決めマーク14を基準にして、金スタッ バンプ22を有するICチップ20と金めっきバン 60bを位置合わせした。その後、その後、金 ンプ(金めっきバンプ)と金スタッドバンプ 金属接合することで、金属箔上にICチップを 実装した(図14(B))。以降は第2実施例の図10(A) 降の工程を行い、ICチップを内蔵したプリン ト配線板を作成した。

12 銅箔
14 位置決めマーク
16 (第2の)ソルダーレジスト層
18 半田バンプ
20 ICチップ
30 基板
36 スルーホール導体
50 層間樹脂絶縁層
58 導体回路
60 バイアホール
70 (第1の)ソルダーレジスト層