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Title:
MOTOR CURRENT CALCULATION DEVICE AND AIR CONDITIONING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/063886
Kind Code:
A1
Abstract:
A motor current calculation device (9) includes: a GND wire (94); a current detection unit (95); a decision unit (96a); and a calculation unit (96b). In the GND wire (94) are flowing a motor current (Im) electrically connected to a second fan motor (81) and a drive current (Id) electrically connected to a second motor driver (82) for driving the second fan motor (81). The current detection unit (95) detects a sum of the motor current (Im) and the drive current (Id) flowing in the GND wire (94). The decision unit (96a) decides, as the drive current (Id), the detection result of the current detection unit (95) when the second fan motor (81) is not rotating. The calculation unit (96b) subtracts the drive current (Id) decided by the decision unit (96a) from the detection result of the current detection unit (95) when the second fan motor (81) is rotating so as to calculate the motor current (Im).

Inventors:
IKEDA MOTONOBU (JP)
YAGI SATOSHI (JP)
SHIMATANI KEISUKE (JP)
MAEDA HIROHITO (JP)
HASHIMOTO MASAFUMI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/070551
Publication Date:
May 22, 2009
Filing Date:
November 12, 2008
Export Citation:
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Assignee:
DAIKIN IND LTD (JP)
IKEDA MOTONOBU (JP)
YAGI SATOSHI (JP)
SHIMATANI KEISUKE (JP)
MAEDA HIROHITO (JP)
HASHIMOTO MASAFUMI (JP)
International Classes:
H02P6/16; F24F11/02; F24F11/04; F24F11/49; F24F11/62; F24F11/74; F24F11/88; F24F11/89; H02P6/06; H02P6/08; H02P6/28
Foreign References:
JP2003284374A2003-10-03
JPH10290592A1998-10-27
JP2005192358A2005-07-14
Other References:
See also references of EP 2221956A4
Attorney, Agent or Firm:
SHINJYU GLOBAL IP (1-4-19 Minamimori-machi, Kita-k, Osaka-shi Osaka 54, JP)
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Claims:
 モータ(81)に通電されたモータ電流と前記モータ(81)を駆動するためのモータ駆動部(82)に通電された駆動電流とが流れる第1配線(94)と、
 前記第1配線(94)上を流れる前記モータ電流と前記駆動電流との和を検出する電流検出部(95)と、
 前記モータ(81)が回転していない時の前記電流検出部(95)の検出結果を前記駆動電流として決定する決定部(96a)と、
 前記モータ(81)が回転している時の前記電流検出部(95)の検出結果から前記決定部(96a)により決定された前記駆動電流を減算して前記モータ電流を算出する演算部(96b)と、
を備える、モータ電流算出装置(9)。
 前記第1配線(94)上に流れる前の前記駆動電流を平準化する電流平準化部(93)を更に備える、
請求項1に記載のモータ電流算出装置(9)。
 前記駆動電流が流れる第2配線(92)を更に備え、
 前記電流平準化部(93)は、前記第2配線(92)上に直列に接続された抵抗(R1)と、前記抵抗(R1)に対し並列に前記第2配線(92)に接続されたコンデンサ(C1)とを有する、
請求項2に記載のモータ電流算出装置(9)。
 前記モータ(81)及び前記モータ駆動部(82)は、モータ装置(8)に含まれている、
請求項1~3のいずれかに記載のモータ電流算出装置(9)。
 請求項1~4のいずれかに記載のモータ電流算出装置(9)と、
 前記モータ駆動部(82)と共にモータ装置(8)に含まれ、前記モータ電流が通電されるファンモータ(81)と、
 前記ファンモータ(81)により回転駆動されるファン(6b)と、
 前記モータ電流算出装置(9)の前記演算部(96b)により算出された前記モータ電流に基づいて、前記ファン(6b)から室内に送られる風量の制御を行う制御部(11)と、
を備える、空気調和装置(1)。
Description:
モータ電流算出装置ならびに空 調和装置

 本発明は、モータ電流算出装置に関する また、本発明は、モータ電流算出装置を備 た空気調和装置に関する。

 空気調和装置は、圧縮機やファン等の各種 器を備えている。これらの機器の動力源と ては、モータが良く用いられる。モータは 複数のスイッチング素子からなるモータ駆 部(以下、ドライバと言う)と接続され、ド イバ内の各スイッチング素子がオン及びオ を行うことで出力される駆動電圧により、 転することができる。
 また、圧縮機やファン等の各種機器を適切 状態で動作させるために、モータの回転数 制御する場合がある。このようなモータの 転数制御には、モータに通電されるモータ 流が良く用いられる。ここで、モータ電流 検出する方法としては、例えば特許文献1に 開示されているように、電流検出用素子とし てのシャント抵抗をモータ電流が流れる配線 上に直列に接続し、シャント抵抗の両端電圧 に基づいてモータ電流を検出するする技術が 知られている。

特開2005-192358号公報

 ところで、モータとドライバとが個別に設 られる場合以外に、モータとドライバとが ータ装置中に内蔵されている場合がある。 かしながら、このようなモータ装置におい 、モータ部分に流れるモータ電流を検出す ために特許文献1に係る技術を適用した場合 、そのモータ装置の構成上、シャント抵抗が 直列に接続された配線上には、モータ電流に 加えてドライバを流れる駆動電流が流れてし まうため、モータ電流のみを検出することが 困難である。
 そこで、本発明は、モータ電流を簡単に求 ることができるモータ電流算出装置と、こ を備えた空気調和装置との提供を目的とす 。

 発明1に係るモータ電流算出装置は、第1配 と、電流検出部と、決定部と、演算部とを える。第1配線には、モータに通電されたモ タ電流とモータを駆動するためのモータ駆 部に通電された駆動電流とが流れる。電流 出部は、第1配線上を流れるモータ電流と駆 動電流との和を検出する。決定部は、モータ が回転していない時の電流検出部の検出結果 を駆動電流として決定する。演算部は、モー タが回転している時の電流検出部の検出結果 から決定部により決定された駆動電流を減算 してモータ電流を算出する。
 モータが回転していない時(即ち、モータの 回転数が約0rpmの時)、モータ電流は略0Aであ が、モータ駆動部には駆動電流が流れてい ため、電流検出部は、駆動電流を検出する とが可能となる。そこで、このモータ電流 出装置は、モータが回転している時の電流 出部の検出結果からモータが回転していな 時の電流検出部の検出結果を減算し、モー 電流を算出する。これにより、第1配線上に ータ電流と駆動電流とが流れる場合であっ も、モータ電流を簡単に求めることができ 。また、モータが回転していない時の電流 出部の検出結果を演算に用いるため、例え 演算部がマイクロコンピュータで構成され 場合、このマイクロコンピュータの容量を らすことができる。

 発明2に係るモータ電流算出装置は、発明1 係るモータ電流算出装置であって、電流平 化部を更に備える。電流平準化部は、第1配 上に流れる前の駆動電流を平準化する。
 これにより、第1配線上には、モータ電流と 平準化された駆動電流とが流れるため、電流 検出部は、モータ電流及び平準化された駆動 電流の和を検出することができる。従って、 演算部は、安定した駆動電流を含む検出結果 を用いてモータ電流を求めることができる。

 発明3に係るモータ電流算出装置は、発明2 係るモータ電流算出装置であって、第2配線 更に備える。第2配線には、駆動電流が流れ る。そして、電流平準化部は、抵抗と、コン デンサとを有する。抵抗は、第2配線上に直 に接続されている。コンデンサは、抵抗に し並列に第2配線に接続されている。
 このモータ電流算出装置における電流平準 部は、抵抗及びコンデンサからなるいわゆ フィルタ回路で構成されている。このよう 、モータ電流算出装置は、簡単な構成を有 る電流平準化部により、駆動電流を平準化 ることができる。

 発明4に係るモータ電流算出装置は、発明1~3 のいずれかに係るモータ電流算出装置であっ て、モータ及びモータ駆動部は、モータ装置 に含まれている。
 モータ及びモータ駆動部がモータ装置に内 されていると、その構造上、モータに通電 れたモータ電流が流れる配線とモータ駆動 に通電された駆動電流が流れる配線とを、 々に設けることが困難である。しかし、こ ような場合において本発明に係るモータ電 算出装置を適用すると、モータが回転して ない時の電流検出部の検出結果が駆動電流 して演算に用いられるため、モータ電流算 装置は、モータ電流を精度良く算出するこ ができる。

 発明5に係る空気調和装置は、モータ電流算 出装置と、ファンモータと、ファンと、制御 部とを備える。モータ電流算出装置は、発明 1~4のいずれかに係るモータ電流算出装置であ る。ファンモータは、モータ駆動部と共にモ ータ装置に含まれ、モータ電流が通電される 。ファンは、ファンモータにより回転駆動さ れる。制御部は、モータ電流算出装置の演算 部により演算されたモータ電流に基づいて、 ファンから室内に送られる風量の制御を行う 。
 この空気調和装置によると、モータ電流算 装置により演算された正確なモータ電流に づいて、例えば室内に送られる風量が一定 なるような制御を行うことができる。

 発明1に係るモータ電流算出装置によると、 第1配線上にモータ電流と駆動電流とが流れ 場合であっても、モータ電流を簡単に求め ことができる。また、モータが回転してい い時の電流検出部の検出結果を演算に用い ため、例えば演算部がマイクロコンピュー で構成される場合、このマイクロコンピュ タの容量を減らすことができる。
 発明2に係るモータ電流算出装置によると、 演算部は、安定した駆動電流を含む検出結果 を用いてモータ電流を求めることができる。
 発明3に係るモータ電流算出装置によると、 簡単な構成を有する電流平準化部により、駆 動電流は平準化される。
 発明4に係るモータ電流算出装置によると、 モータ及びモータ駆動部がモータ装置に内蔵 されている場合であっても、モータが回転し ていない時の検出結果が駆動電流として演算 に用いられるため、モータ電流算出装置は、 モータ電流を精度良く算出することができる 。
 発明5に係る空気調和装置によると、モータ 電流算出装置により演算された正確なモータ 電流に基づいて、例えば室内に送られる風量 が一定となるような制御を行うことができる 。

本実施形態に係る空気調和装置の構成 示す平面概略図。 本実施形態に空気調和装置の冷媒回路 。 空気調和装置が備えている第1及び第2 交換器の斜視図。 本実施形態に係るモータ電流算出装置 実装されたプリント基板内部の回路構成と このプリント基板に接続された第2ファンモ ータ装置の概略構成とを示す図。 電流平準化部が設けられていない場合 駆動電流Id’、モータ電流Im及びGND電流Igの 時的変化を示すグラフ。 電流平準化部を用いて平準化された駆 電流Id、モータ電流Im及びGND電流Igの経時的 化を示すグラフ。 第2ファンモータの回転停止時及び回転 時における平準化された駆動電流Id、モータ 流Im及びGND電流Igの経時的変化を示すグラフ 。 本実施形態に係る空気調和装置の構成 模式的に示すブロック図。 その他の実施形態(g)に係るモータ電流 出装置が実装されたプリント基板内部の回 構成と、このプリント基板に接続された第2 ファンモータ装置の概略構成とを示す図。 その他の実施形態(h)に係るモータ電流 算出装置が実装されたプリント基板内部の回 路構成と、このプリント基板に接続された第 2ファンモータ装置の概略構成とを示す図。

符号の説明

1 空気調和装置
2 ケーシング
3a 第1熱交換器
3b 第2熱交換器
4 圧縮機
5 圧縮機用モータ
6a 第1ファン
6b 第2ファン
7 第1ファンモータ
8 第2ファンモータ装置
9 モータ電流算出装置
10a モータ用電源装置
10b 駆動用電源装置
11 制御部
71 第1モータドライバ
81 第2ファンモータ
82 第2モータドライバ
91 モータ用電源配線
92 駆動用電源配線
93 電流平準化部
94 GND配線
95 電流検出部
96 マイクロコンピュータ
96a 決定部
96b 演算部
R1 抵抗
C1 コンデンサ
Rs シャント抵抗
OP1 オペアンプ
Im モータ電流
Id 駆動電流
Ig GND電流

 以下、本発明に係るモータ電流算出装置及 これを備えた空気調和装置について、図面 用いて説明する。
 (1)構成
 図1は、本発明の一実施形態に係る空気調和 装置1の構成を示す平面概略図である。図1の 気調和装置1は、熱交換器の表面にシリカゲ ル等の吸着剤を担持したデシカント式の外調 機であって、室内空間に供給される空気に対 して冷房除湿運転、あるいは暖房加湿運転を 行う。
 このような空気調和装置1は、図1~図4及び図 8に示すように、主として、ケーシング2、第1 及び第2熱交換器3a,3b、圧縮機4、圧縮機用モ タ5、第1及び第2ファン6a,6b、第1ファンモー 7、第2ファンモータ装置8、モータ電流算出 置9、及び制御部11を備える。そして、第1熱 換器3a、第2熱交換器3b及び圧縮機4は、図2に 示すような冷媒回路を構成している。

  (1-1)ケーシング
 ケーシング2は、略直方体の形状を有してお り、その内部には第1及び第2熱交換器3a,3bや 縮機4、第1及び第2ファン6a,6b等が収納されて いる。図1において、ケーシング2の左側面板2 1aには、室外空気OAをケーシング2内部に吸い むための第1吸込口22と、室内空気RAをケー ング2内部に吸い込むための第2吸込口23とが 成されている。一方、ケーシング2の右側面 板21bには、排出空気EAを室外に排出するため 第1吹出口24と、調湿後の空気SAを室内に供 するための第2吹出口25とが形成されている 尚、第2吹出口25には、室内に延びる配管が 続されており、調湿された後の空気SAはこの 配管を通じて室内に供給される。
 また、ケーシング2の内部には、ケーシング 2の内部を仕切る仕切板26が設けられている。 この仕切板26により、ケーシング2の内部は、 空気室S1と機械室S2とに分けられている。空 室S1には、第1及び第2熱交換器3a,3bや、各熱 換器3a,3bの仕切部材が配置されており、機械 室S2には、第1及び第2熱交換器3a,3bを除く他の 機器(具体的には、圧縮機4や第1及び第2ファ 6a,6b等)が配置されている。

  (1-2)熱交換器
 第1熱交換器3a及び第2熱交換器3bは、図3に示 すように、クロスフィン式のフィン・アンド ・チューブ型の熱交換器であって、略長方形 板状に形成されたアルミニウム製の多数のフ ィン31と、このフィン31を貫通する銅製の伝 管32とを備えている。各フィン31及び伝熱管3 2の外表面には、各熱交換器3a,3bを通過する空 気に含まれる水分を吸着させる吸着剤がディ ップ成形(浸漬成形)等によって担持されてい 。ここで、吸着剤としては、ゼオライト、 リカゲル、活性炭、親水性または吸水性を する有機高分子ポリマー系材料、カルボン 基またはスルホン酸基を有するイオン交換 脂系材料、感温性高分子等の機能性高分子 料等を使用することができる。
 このような第1及び第2熱交換器3a,3bは、図2 示すように、膨張弁13を介して互いに接続さ れている。例えば、第1熱交換器3aは、第2吸 口23から吸い込まれた室内空気RAと熱交換を い、第2熱交換器3bは、第1吸込口22から吸い まれた室外空気OAと熱交換を行う。熱交換 の室内空気RAは、排出空気EAとして室外に排 され、熱交換後の室外空気OAは、調湿後の 気SAとして室内に供給される。

 尚、上記第1及び第2熱交換器3a,3bは、第1 交換器3aが凝縮器、第2熱交換器3bが蒸発器と して機能する第1状態と、第1熱交換器3aが蒸 器、第2熱交換器3bが凝縮器として機能する 2状態とのいずれかを採り得るように、制御 11により制御される。第1状態においては、 1熱交換器3aが凝縮器として機能する際に吸 剤から水分を脱離させる吸着剤の再生動作 第2熱交換器3bが蒸発器として機能する際に 着剤に水分を吸着させる吸着動作が行われ 。また、第2状態においては、第1熱交換器3a が蒸発器として機能する際に吸着剤に水分を 吸着させる吸着動作、第2熱交換器3bが凝縮器 として機能する際に吸着剤から水分を脱離さ せる吸着剤の再生動作が行われる。このよう に、吸着動作と再生動作とが交互に行われる と共に、各熱交換器3a,3bを通過して室内外へ 給される空気EA,SAの流路が切り換わること 、吸着剤における水分の吸着と放出(即ち脱 )とを継続して行うことができる。従って、 空気調和装置1は、除湿性能或いは加湿性能 維持しつつ各種運転を行うことができる。

 ここで、各熱交換器3a,3bを通過して室内外 供給される空気EA,SAの流路切換は、図示しな い切換ダンパにより行われる。切換ダンパは 、室外空気OAや室内空気RAが第1熱交換器3a及 第2熱交換器3bのいずれかを通過した後第1吹 口24または第1吹出口25から吹き出されるよ に、空気の流路を切り換えるものである。
  (1-3)圧縮機及び圧縮機用モータ
 圧縮機4は、図2に示すように、四路切換弁12 を介して第1熱交換器3a及び第2熱交換器3bに接 続されている。圧縮機4は、蒸発器として機 する第1熱交換器3aまたは第2熱交換器3bから 冷媒を圧縮する。圧縮動作を行う圧縮機4は 圧縮機用モータ5により駆動される。
 圧縮機用モータ5は、圧縮機4と接続されて る。このような圧縮機用モータ5は、例えば ラシレスDCモータであって、圧縮機用モー 5用のドライバ51(図8)により回転駆動される

  (1-4)ファン及びファンモータ
 第1ファン6aは、図1に示すように、第1吹出 24に対応する位置に設けられており、排出空 気EAを第1吹出口24を介してケーシング2外部( 体的には室外)に送り出す。第2ファン6bは、 2吹出口25に対応する位置に設けられており 調湿後の空気SAを第2吹出口25を介してケー ング2外部(具体的には室内)に送り出す。第1 ァン6aは、第1ファンモータ7(図8)により回転 駆動され、第2ファン6bは、第2ファンモータ 置8により回転駆動される。
 第1ファンモータ7は、第1ファン6aと接続さ ている。第1ファンモータ7は、圧縮機用モー タ5と同様、例えばブラシレスDCモータであっ て、第1ファンモータ7用の第1モータドライバ 71により回転制御される。第2ファンモータ装 置8は、第2ファン6bと接続されており、図4及 図8に示すように、第2ファンモータ81と第2 ータドライバ82(モータ駆動部に相当)とを含 装置である。第2ファンモータ81は、例えば ラシレスDCモータであって、具体的には複 の磁極を有する永久磁石からなるロータと 駆動コイルを有するステータとを有してい 。第2モータドライバ82は、第2ファンモータ8 1を回転駆動させるためのものであって、第2 ァンモータ81の駆動コイルに電流を通電さ るためのスイッチング素子を含む。このよ な構成を有する第2モータドライバ82は、ス ータに対するロータの位置に応じた駆動電 を第2ファンモータ81に出力する。

  (1-5)モータ電流算出装置
 モータ電流算出装置9は、第2ファンモータ81 に通電されるモータ電流Imを算出するための のであって、図4に示すように、第2ファン ータ81供給用の電源(以下、モータ用電源と う)を生成するモータ用電源装置10a及び第2モ ータドライバ82供給用の電源(以下、駆動用電 源という)を生成する駆動用電源装置10bと共 プリント基板P1に実装されている。ここで、 モータ用電源装置10a及び駆動用電源装置10bの 種類としては、ドロッパー方式の電源やスイ ッチング電源等が挙げられる。また、プリン ト基板P1と第2ファンモータ装置8とは、プリ ト基板P1のインターフェースと第2ファンモ タ装置8のインターフェースとの間の3本のハ ーネスL1,L2,L3により接続されている。これら 3本のハーネスL1~L3のうち2本のハーネスL1,L2 、各電源装置10a,10bから出力される電源用の ハーネスであって、残りの1本のハーネスL3は 、第2ファンモータ装置8のGND用のハーネスで る。

 以下に、本実施形態に係るモータ電流算出 置9の構成について、主に図4を用いて説明 る。モータ電流算出装置9は、モータ用電源 線91、駆動用電源配線92(第2配線に相当)、電 流平準化部93、GND配線94(第1配線に相当)、電 検出部95、及びマイクロコンピュータ96を備 る。
   〔モータ用電源配線〕
 モータ用電源配線91は、モータ用電源装置10 aの出力とプリント基板P1のインターフェース とを繋ぐ配線であって、モータ用電源装置10a から出力されたモータ用電源が印加される。 そして、このモータ用電源は、ハーネスL1を して第2ファンモータ装置8の第2ファンモー 81に印加される。従って、モータ用電源配 91上には、第2ファンモータ81に通電されるモ ータ電流Imが流れる。

   〔駆動用電源配線〕
 駆動用電源配線92は、駆動用電源装置10bの 力とプリント基板P1のインターフェースとを 繋ぐ配線であって、駆動用電源装置10bから出 力された駆動用電源が印加される。そして、 この駆動用電源は、ハーネスL2を介して第2フ ァンモータ装置8の第2モータドライバ82に印 される。従って、駆動用電源配線92上には、 第2モータドライバ82に通電される駆動電流Id 流れる。
   〔電流平準化部〕
 電流平準化部93は、GND配線94上に流れる前の 駆動電流Id、具体的には駆動用電源配線92上 流れる駆動電流Idを平準化する。このような 電流平準化部93は、抵抗R1とコンデンサC1とか らなるフィルタ回路で構成されている。抵抗 R1は、駆動用電源配線92上に直列に接続され おり、コンデンサC1は、抵抗R1に対し並列に 動用電源配線92に接続されている。より具 的には、コンデンサC1の一端q1は、駆動用電 配線92のうち抵抗R1よりも駆動電流Id下流側 接続され、他端q2は、GND配線94に接続されて いる。

 ここで、抵抗R1の抵抗値及びコンデンサC1の 容量値は、例えば以下のようにして決定され る。先ず、電流平準化部93が備えられていな 場合における第2ファンモータ81回転中の駆 電流Id’において、駆動電流Id’が特に変化 するために平準化させるべき部分の周波数f 測定しておく(図5)。そして、この周波数fが 抵抗R1とコンデンサC1との時定数とほぼ等し くなるように、抵抗R1の抵抗値及びコンデン C1の容量値を求める。このようにして決定 れた抵抗R1及びコンデンサC1で構成されるフ ルタ回路により、駆動電流Id’は図6に示す うに平準化される。
   〔GND配線〕
 GND配線94は、各種電源装置10a,10bのGNDとプリ ト基板P1のインターフェースとを繋ぐ配線 あって、ハーネスL3を介して第2ファンモー 装置8のGNDと接続されている。従って、GND配 94上には、第2ファンモータ81に通電された ータ電流Imと、電流平準化部93により平準化 れると共に第2モータドライバ82に通電され 駆動電流Idとが流れる。以下より、説明の 宜上、GND配線94上を流れる電流(即ち、モー 電流Im及び平準化された駆動電流Id)を、GND電 流Igという。

   〔電流検出部〕
 電流検出部95は、GND配線94上を流れるGND電流 Ig、即ちモータ電流Imと平準化された駆動電 Idとの和を検出する。このような電流検出部 95は、主として、シャント抵抗Rsやオペアン OP1等で構成されている。シャント抵抗Rsは、 GND配線94に直列に接続されている。より具体 には、シャント抵抗Rsは、GND配線94上のうち 、電流平準化部93におけるコンデンサC1の他 q2よりもGND電流Ig下流側に接続されている。 ペアンプOP1の2つの入力端子は、それぞれシ ャント抵抗Rsの両端部に接続されており、出 端子は、マイクロコンピュータ96に接続さ ている。このようなオペアンプOP1は、入力 子から入力された電圧を所定のゲインによ 増幅させると、これをマイクロコンピュー 96に出力する。

   〔マイクロコンピュータ〕
 マイクロコンピュータ96は、RAMやROM等のメ リとCPUとで構成されており、電流検出部95の 検出結果を取り込むと、これを所定の時間間 隔でサンプリングしてA/D変換し、A/D変換後の 検出結果を用いて駆動電流Idの決定やモータ 流Imの算出を行う。このような動作を行う め、マイクロコンピュータ96は、決定部96a及 び演算部96bとして機能する。
 決定部96aは、第2ファンモータ81が回転して ない時の電流検出部95の検出結果を駆動電 Idとして決定する。ここで、第2ファンモー 81が回転していない状態とは、第2ファンモ タ81が起動していない状態であってその回転 数がほぼ0rpmである状態を言う(即ち、回転停 状態)。このように、第2ファンモータ81が回 転を停止している場合、図7の区間Aに示すよ に、第2ファンモータ81に通電されるモータ 流Imは略0Aであるが、第2モータドライバ82に は駆動電流Idが通電されている。従って、第2 ファンモータ81の回転停止時、GND配線94上に 平準化された駆動電流Idのみが流れる。そこ で、決定部96aは、第2ファンモータ81の回転停 止時に電流検出部95により検出されたGND電流I gが駆動電流Idであると判断し、このGND電流Ig 、モータ電流Imを算出するためのいわゆる フセット値として決定する(図7の値Y1)。駆動 電流Idとして決定されたGND電流Igの値は、マ クロコンピュータ96が有するメモリ内に格納 される。

 尚、上述した動作は、第2ファンモータ81が めて起動する場合にのみ行われても良い。 た、上述した動作は、第2ファンモータ81が 転を停止する毎に行われてもよい。
 また、上述した動作が行われるためには、 ずは第2ファンモータ81が回転を停止してい 状態にあるか否かを決定部96aが把握する必 がある。本実施形態では、決定部96aが、電 検出部95の検出結果(即ちGND電流Ig)に基づい 第2ファンモータ81が回転を停止している状 にあるか否かを把握する場合を例にとる。 体的には、図7の区間Aのように、GND電流Igの 値が0Aに近くかつ所定の範囲X1内に該当する 合には、決定部96aは、第2ファンモータ81が 止していると判断する。また、第2ファンモ タ81が回転すると、GND電流Igの値はモータ電 流Imが含まれる分大きくなるため、決定部96a 、図7の区間Bのように、GND電流Igの値が所定 の範囲X1を越えた場合には、第2ファンモータ 81が回転していると判断する。

 尚、モータ電流Imは周期的に第2ファンモー 81に通電されるため、決定部96aが第2ファン ータ81を回転中であると判断した後も、GND 流Igの値が再度所定の範囲X1内に該当してし う場合がある(図7の区間C)。このような場合 に第2ファンモータ81が回転停止状態であると 決定部96aが誤って判断することを防ぐため、 決定部96aは、GND電流Igの値が所定の範囲X1に 当している状態が所定時間以上続く場合を 第2ファンモータ81が回転していると判断す とよい。これにより、決定部96aは、第2ファ モータ81が回転を停止している状態にある 否かを、より正確に判断することができる ここで、所定の範囲X1及び所定時間について は、第2ファンモータ装置8の仕様や実験等に り予め定められているとする。
 演算部96bは、第2ファンモータ81が回転して る時の電流検出部95の検出結果Y2から決定部 96aにより決定された駆動電流Id(即ち、図7の Y1)を減算し、モータ電流Imを算出する(Im=Y2-Y1 )。尚、既に述べたように、第2ファンモータ8 1が回転していると、モータ電流Imが所定の範 囲X1に該当してしまう場合があるため、演算 96bは、所定の範囲X1を越えるGND電流Igの値Y2 ついて演算を行うとよい。

  (1-6)制御部
 制御部11は、RAMやROM等のメモリとCPUとで構 されるマイクロコンピュータであって、本 施形態では、モータ電流算出装置9のマイク コンピュータ96とは別に設けられている場 を例に取る。制御部11は、図8に示すように 四路切換弁12や膨張弁13、圧縮機用ドライバ5 1、第1モータドライバ71と接続されており、 続された各機器の制御を行う。例えば、制 部11は、四路切換弁12の経路切換制御や、圧 機用ドライバ51及び第1モータドライバ71の 動制御等を行う。
 特に、本実施形態に係る制御部11は、第2フ ンモータ装置8及びモータ電流算出装置9と 接続されており、これらの機器の制御を行 。具体的には、制御部11は、モータ電流算出 装置9により算出されたモータ電流Imに基づい て第2ファンモータ81の回転数制御を行うこと で、第2ファン6bから室内に送られる風量の制 御を行う。例えば、制御部11は、室内への風 がほぼ一定となるように、第2モータドライ バ82内の各スイッチング素子をオンオフさせ ための制御信号をモータ電流Imに基づいて 成し、生成した制御信号を第2ファンモータ 置8に出力する。これにより、第2ファンモ タ装置8の第2モータドライバ82からは、制御 11からの制御信号に基づいた駆動電圧が第2 ァンモータ81に出力され、第2ファンモータ8 1は回転する。

 上述したように、制御部11がモータ電流Imを 用いて第2ファンモータ81の回転数制御を行い 、室内への風量制御を行うことにより、例え ば第2吹出口25から室内に延びる配管の長さや 室内の広さにより変化する気圧等の影響を受 けやすい風量を、ほぼ一定に保つことができ る。
 (2)効果
  (A)
 第2ファンモータ81が回転していない時(即ち 、第2ファンモータ81の回転数が約0rpmの時)、 ータ電流Imは略0Aであるが、第2モータドラ バ82には駆動電流Idが流れているため、駆動 流Idを検出することが可能となる。そこで 本実施形態に係るモータ電流算出装置9は、 2ファンモータ81が回転している時の電流検 部95の検出結果から第2ファンモータ81が回 していない時の電流検出部95の検出結果を減 算し、モータ電流Imを算出する。これにより GND配線94上にモータ電流Imと駆動電流Idとが れる場合であっても、モータ電流Imを簡単 求めることができる。また、第2ファンモー 81が回転していない時の電流検出部95の検出 結果を演算に用いるため、演算部96bとして機 能するマイクロコンピュータ96の容量を減ら ことができる。

  (B)
 また、本実施形態に係るモータ電流算出装 9は、GND配線94を流れる前の駆動電流Idを平 化するための電流平準化部93を更に備えてい る。これにより、GND配線94上には、モータ電 Imと平準化された駆動電流Idとが流れるため 、電流検出部95は、モータ電流Im及び平準化 れた駆動電流Idの和を検出することができる 。従って、演算部96bとして機能するマイクロ コンピュータ96は、安定した駆動電流Idを含 検出結果を用いてモータ電流Imを求めること ができる。
  (C)
 特に、モータ電流算出装置9における電流平 準化部93は、抵抗R1及びコンデンサC1からなる いわゆるフィルタ回路で構成することができ る。このように、モータ電流算出装置9は、 単な構成を有する電流平準化部93により、駆 動電流Idを平準化することができる。

  (D)
 第2ファンモータ81及び第2モータドライバ82 第2ファンモータ装置8に内蔵されていると その構造上、第2ファンモータ81に通電され モータ電流Imが流れる配線と第2モータドラ バ82に通電された駆動電流Idが流れる配線と 、別々に設けることが困難である。しかし このような場合において本実施形態に係る ータ電流算出装置9を適用すると、第2ファ モータ81が回転していない時の電流検出部95 検出結果が駆動電流Idとして演算に用いら るため、モータ電流算出装置9は、モータ電 Imを精度良く算出することができる。
  (E)
 更に、モータ電流算出装置9は、空気調和装 置1における第2ファンモータ81の電流算出用 して用いることができる。このように、モ タ電流算出装置9が用いられた空気調和装置1 によると、制御部11は、モータ電流算出装置9 により演算された正確なモータ電流Imに基づ て、例えば室内に送られる風量が一定とな ような制御を行うことができる。

 <その他の実施形態>
  (a)
 上記実施形態では、空気調和装置1が熱交換 器を内部に備えるデシカント式外調機である 場合を例に取り説明した。しかし、本発明に 係る空気調和装置は、熱交換器が空気調和装 置とは別に備えられるようなタイプのデシカ ント式空調機や、デシカント以外の方式が採 用された空調機にも適用できる。
  (b)
 上記実施形態では、モータ電流算出装置9が 駆動用電源配線92上の駆動電流Idを平準化す 電流平準化部93を備える場合について説明し た。しかし、本発明に係るモータ電流算出装 置は、駆動電流Idを平準化せずとも、第2ファ ンモータ81が回転している時の電流検出部95 検出結果から第2ファンモータ81が回転して ない時の電流検出部95の検出結果を減算する ことによりモータ電流Imを算出できるのであ ば、電流平準化部を備えずともよい。

 また、上記実施形態では、電流平準化部93 、抵抗R1とコンデンサC1とからなるフィルタ 構成された場合について説明した。しかし モータ電流算出装置が電流平準化部を備え 場合、電流平準化部は、GND配線94上を流れ 前の駆動電流Idを平準化できるものであれば 、どのような構成であってもよい。
  (c)
 上記実施形態では、決定部96aが、GND電流Ig 値に基づいて第2ファンモータ81が回転を停 している状態にあるか否かを判断する場合 ついて説明した。しかし、決定部96aが第2フ ンモータ81の状態を判断する方法は、これ 限定されない。例えば、第2ファンモータ81 、ステータに対するロータの位置を検出す 位置検出部を有しており、第2ファンモータ 置8が位置検出部の検出結果を第2ファンモ タ装置8外部に出力可能な構成を有している 合には、この検出結果をマイクロコンピュ タ96に入力するための配線を設けておく。 れにより、決定部96aは、位置検出部の検出 果に基づいて、第2ファンモータ81が回転し いる状態にあるか否かを判断することがで る。

 尚、位置検出部の種類としては、例えばホ ル素子やホールICのように磁気検出センサ よりロータの位置を直接的に検出するもの 、駆動コイルに発生する誘起電圧を用いて ロータの位置を間接的に検出するもの等が げられる。
  (d)
 上記実施形態では、モータ電流算出装置9の 決定部96a及び演算部96bが、制御部11を構成し いるマイクロコンピュータとは別のマイク コンピュータで構成されている場合につい 説明した。しかし、決定部96a、演算部96b及 制御部11は、1つのマイクロコンピュータで 成されていてもよい。この場合、1つのマイ クロコンピュータのメモリには、駆動電流決 定用プログラム、モータ電流算出用プログラ ム及び各種機器制御用プログラムが格納され ているとする。このようなマイクロコンピュ ータは、メモリ内の駆動電流決定用プログラ ム、モータ電流算出用プログラムまたは各種 機器制御用プログラムのいずれかを読み出し て実行することで、決定部96a、演算部96bまた は制御部11として機能することができる。

  (e)
 上記実施形態では、第2ファンモータ装置8 第2ファンモータ81と第2モータドライバ82と 含み、モータ電流算出装置9が第2ファンモー タ装置8における第2ファンモータ81のモータ 流Imを検出する場合について説明したが、本 発明に係るモータ電流算出装置の用途は、こ れに限定されない。本発明に係るモータ電流 算出装置は、例えば、モータとドライバとが それぞれ個別に設けられているが、モータ電 流Imが流れるモータ電流用のGND配線と駆動電 Idが流れる駆動電流用のGND配線とが別々に けられているのではなく、モータ電流Imと駆 動用電流Idとが共に1つのGND配線上に流れてし まう場合にも適用できる。
  (f)
 上記実施形態では、室内に送られる調湿後 空気SAの風量制御を行うため、モータ電流 出装置9が、第2ファンモータ81を通電したモ タ電流Imを含むGND電流Igを検出し、このGND電 流Igからモータ電流Imを算出する場合につい 説明した。しかし、本発明に係るモータ電 算出装置が電流検出を行う対象は、第2ファ モータ81でなくともよい。モータ電流算出 置は、例えば第1ファンモータ7や圧縮機用モ ータ5の電流検出用として用いられても良い

 また、第1ファンモータ7は、第2ファンモー 81と同様に、第1モータドライバ71と共にフ ンモータ装置に含まれていてもよい。
  (g)
 上記実施形態の空気調和装置1において、図 9に示すように、モータ用電源装置10aの出力 GNDとの間に電圧検出部14を接続してもよい。 電圧検出部14は、モータ用電源装置10aから出 される電源の電圧値を検出する。尚、電圧 出部14が検出した電圧値は、制御部11に取り 込まれるとする。これにより、制御部11は、 出された電圧値と算出されたモータ電流Im を用いて、第2ファンモータ81のモータ電力 算出することができる。従って、制御部11は 、このモータ電力を用いて、空気調和装置1 含まれる第2ファンモータ81やその他の機器 各種制御等を行うことができる。

  (h)
 上記実施形態の空気調和装置1において、図 10に示すように、第2ファンモータ81の回転数 検出するための回転数検出部15を更に設け も良い。この回転数検出部15は、第2ファン ータ装置8に直接取り付けられて第2ファンモ ータ81の回転数を検出するタイプのものや、 テータに対するロータの位置を検出するホ ル素子からの位置検出信号を用いて回転数 検出するタイプ、第2モータドライバ82が第2 ファンモータ81に出力する駆動電圧に基づい ロータの位置を推定し、推定したロータの 置を用いて回転数を検出するタイプ等、ど ようなタイプのものであってもよい。尚、 述したタイプのうち、回転数検出部15が第2 ァンモータ装置8に直接取り付けられるタイ プ以外である場合は、回転数検出部15は、プ ント基板P1上に実装されていてもよいし、 リント基板P1とは異なる他の基板に実装され ていてもよい。図10では、回転数検出部15が リント基板P1とは別の他の基板に実装されて いる場合を示している。また、回転数検出部 15が検出した第2ファンモータ81の回転数は、 御部11に取り込まれるとする。

 これにより、制御部11は、検出された第2 ァンモータ81の回転数と算出されたモータ 流Imとを用いて、第2ファンモータ81のモータ トルクを算出することができる。従って、制 御部11は、このモータトルクを用いて空気調 装置1に含まれる第2ファンモータ81やその他 の機器の各種制御等を行うことができる。

 本発明に係るモータ電流算出装置は、モ タ電流を簡単に求めることができると共に 演算部として機能するマイクロコンピュー の容量を減らすことができるという効果を し、空気調和装置に適用することができる