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Patent Searching and Data


Title:
NEUTRALIZATION APPARATUS SET
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/129917
Kind Code:
A1
Abstract:
A neutralization apparatus set which easily fits for use in both portable and stationary applications. A neutralization apparatus set (100) comprises a neutralization apparatus (6) which a user can use while holding a box body with a discharge outlet (6d) directed toward an object being neutralized, and a support platform (20) equipped with a pedestal (22) and a leg section (23) to fix/support the pedestal (22). A V-shaped bump section (10a) formed of a bump built at a boundary between a reference plane and a protruding plane projecting anterior to the reference plane is provided at a front face (10) of the box body on the neutralization apparatus (6). A concave section (12a) is formed at a rear face (12) of the box body on the neutralization apparatus (6). A V-shaped bump socket section (22f), which supports the V-shaped bump section (10a) when the neutralization apparatus (6) is placed, is formed at a front face support body (22a) on the pedestal (22) of the support platform (20). An energizing member (21), which is fitted to the concave sections (12a) and (12b) at the rear face (12) of the box body when the neutralization apparatus (6) is placed, is attached to a rear face support body (22c).

Inventors:
IIDUKA ATUSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/055210
Publication Date:
October 30, 2008
Filing Date:
March 21, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHIMADZU CORP (JP)
IIDUKA ATUSHI (JP)
International Classes:
H05F3/04; H01T19/04; H01T23/00
Foreign References:
JP2006108015A2006-04-20
JP2006196380A2006-07-27
JP2001244044A2001-09-07
Attorney, Agent or Firm:
KASHIMA, Yoshio (409 Yuni Higashi-Umeda7-2, Minami Ogi-machi,Kita-ku, Osaka-city, Osaka 52, JP)
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Claims:
 箱体内にイオン生成機構が設けられるとともに、箱体表面にイオン含有空気を放出するための放出口(イオン放出部)が形成され、使用者が除電対象物に放出口を向けて箱体を持った状態で使用することが可能な除電器と、
 前記除電器の箱体表面のうち箱体前面、箱体後面及び箱体下面の各面の一部と面接する前面支持体、後面支持体及び下面支持体が形成された台座と、当該台座を固定支持する脚部とを備えた支持台とからなる除電器セットであって、
 前記除電器の箱体前面には、基準面と基準面より前方に突出する突出面、又は、基準面と基準面より後方に埋没する埋没面との境界に生じる段差により形成され、かつ、下方に向けて先細るように形成されたV字段差部が設けられ、
 前記除電器の箱体後面には、凹部が形成され、
 前記支持台の台座における前記前面支持体には、前記除電器が載置されたときにV字段差部を支持するV字段差受部が形成され、
 前記支持台の台座における前記後面支持体には、前記除電器が載置されたときに除電器の箱体を前方に付勢するとともに箱体後面の凹部に嵌入される付勢部材が取り付けられることを特徴とする除電器セット。
 前記支持台は、さらに台座を脚部に固定支持するときの台座の固定角度を調整する台座調整機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載の除電器セット。
 前記除電器の箱体後面に形成される凹部は、互いに離隔した位置に少なくとも2つ形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の除電器セット。
 前記V字段差部のV字の尖った方向が向く方向にイオン含有空気を放出する放出口が形成されることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載の除電器セット。
Description:
除電器セット

 本発明は、除電器とその支持台とからな 除電器セットに関し、特に除電器を単独で 帯して使用(携帯型使用)することができる ともに、除電器を支持台に固定して使用(据 型使用)することもできる除電器セットに関 する。

 従来から、除電対象物の静電気を低減す ために、種々の除電器が開発されてきた。 えば、コロナ放電式除電器では、針状のイ ン生成用電極に電圧を印加することにより イオン生成用電極の針端に電界が集中し、 端にコロナ放電が発生する。その結果、イ ン生成用電極の針端からイオンが生成する このようにして生成したイオンを、イオン 有空気として送風し、除電対象物に吹き付 ることで、除電対象物の静電気を中和して 減させるようにしている(例えば、特許文献 1参照)。

 また、除電器は、携帯して使用するタイプ 、据付けて使用するタイプとに大別され、 れぞれの使用状況に適した外形状にしてあ 。例えば、携帯使用される除電器は、手で ちやすいようにエアーガンのような把持部 有する形状にしてあるものが多い。また、 付使用される除電器は、据付時に除電器本 を支持するスタンドが取り付けられたもの 多い。それゆえ、除電対象物の状態や除電 的に応じて、使いやすいタイプの除電器を 択して使用することが行われている。

特開2005-332723号公報

 ところで、秤量室を備えた天びんによる 末状のサンプルの重量計測を行う場合に、 電気が問題になることがある。静電気の問 としては、“計量誤差”や“付着”等があ 。静電気による計量誤差は、例えば、粉末 のサンプルをビーカーの風袋に投入して重 を計測するときに、サンプルやビーカーの 袋が静電気を帯び、計量皿付近の風防ガラ 等と引き合う、もしくは、反発しあうこと より発生する。また、静電気による付着の 題は、ユーザがサンプルをはかりとる場合 、静電気でサンプルが周辺に散らばったり サンプルが計量スプーンに付着したりして 計量を阻害する等のことにより発生する。 えて、一旦計量したサンプルを試験管等に すとき、静電気でサンプルが試験管等の壁 に付着して、分析結果の誤差要因となって る。

 そのため、ビーカーの風袋やサンプルを除 しておく必要がある。この場合に、据付型 除電器を用いると、除電中に他のサンプル 測定を行う事ができるなど都合がよい。
 また、天びんに風防ガラスが設けられてい ときは、風防ガラスに静電気が生じている 、周囲の埃等を付着することがある。風防 ラスに付着した埃は、その後、風防ガラス ら離脱して秤量皿に載ってしまい、計量誤 となるおそれがある。そのため、風防ガラ 自体の除電も必要になる。この場合には、 防ガラス(天びん全体)を除電するため、携 型の除電器を用いる方が都合がよい。

 このように、除電対象物や除電目的によ ては、据付使用と携帯使用との両方を行い いことがある。従来の除電器では、据付使 型と携帯使用型とは、はっきりと分離され いたため、据付使用と携帯使用との両形態 使用するのに適した除電器は存在しなかっ 。

 そこで、本発明は、携帯使用でも据付使用 も容易に実施できる除電器セットを提供す ことを目的とする。
 また、本発明は、据付使用時に用いる支持 へ除電器をセットする際に、支持台に対す 除電器の位置決めが簡単に行える除電器セ トを提供することを目的とする。
 また、本発明は、据付使用時に用いる支持 への着脱を、ワンタッチで行うことができ ネジ止め作業等を不要にした除電器セット 提供することを目的とする。

 上記課題を解決するためになされた本発 の除電器セットは、箱体内にイオン生成機 が設けられるとともに、箱体表面にイオン 有空気を放出するための放出口(イオン放出 部)が形成され、使用者が除電対象物に放出 を向けて箱体を持った状態で使用すること 可能な除電器と、前記除電器の箱体表面の ち箱体前面、箱体後面及び箱体下面の各面 一部と面接する前面支持体、後面支持体及 下面支持体が形成された台座と、当該台座 固定支持する脚部とを備えた支持台とから る除電器セットであって、前記除電器の箱 前面には、基準面と基準面より前方に突出 る突出面、又は、基準面と基準面より後方 埋没する埋没面との境界に生じる段差によ 形成され、かつ、下方に向けて先細るよう 形成されたV字段差部が設けられ、前記除電 の箱体後面には、凹部が形成され、前記支 台の台座における前記前面支持体には、前 除電器が載置されたときにV字段差部を支持 するV字段差受部が形成され、前記支持台の 座における前記後面支持体には、前記除電 が載置されたときに除電器の箱体を前方に 勢するとともに箱体後面の凹部に嵌入され 付勢部材が取り付けられるようにしている

 ここで、除電器の箱体の外形形状は、箱体 面、箱体前面と対向する箱体後面、箱体前 と箱体後面の下方でこれら2面を連結する箱 体下面、の3面を有する箱体形状であれば、 に限定されない。具体的には、直方体形状 、その一部を変形した形状であることが好 しい。
 また、放出口からイオン含有空気を吹き出 ように構成されていれば、特に限定されな 。

 本発明によれば、除電器セットは、携帯可 な箱体である除電器と、この箱体を支持す 支持台とからなり、携帯使用するときは除 器を単独で使用し、据付使用するときは除 器を支持台に固定して使用する。
 除電器を支持台に固定して使用するときは まず、箱体前面にあるV字段差部のV字の尖 た方向を参考にして箱体前面、箱体後面、 体下面を確認し、続いて、V字段差部のV字が 台座の前面支持体に設けられたV字段差受部 上方にくるように持ち、そこから、箱体を 方に向けて移動させる。このとき台座の後 支持体に取付けた付勢部材が箱体を前方に 勢しているため、台座の前面支持体と箱体 面とは当接するようになる。そして、箱体 下方に移動するにつれ、V字段差部がV字段差 受部のV字の壁に案内され、最終的にはV字段 部のV字の尖端部分が、V字段差受部のV字の 底位置に到達して安定的に支持されるよう なる。このとき同時に、箱体後面の凹部に 付勢部材が嵌入されるようになり、箱体と 持台とが固定される。

 本発明の除電器セットによれば、携帯使 でも据付使用でも容易に実施することがで る。また、本発明によれば、据付使用時に いる支持台へ除電器をセットする際に、V字 段差部とV字段差受部とによる案内動作によ 、支持台に対する除電器の位置決めが簡単 行うことができる。また、本発明によれば 据付使用時に用いる支持台への着脱を、ワ タッチで行うことができ、ネジ止め作業等 煩雑な作業を不要にすることができる。

(他の課題を解決するための手段および効果)
 また、上記の発明において、前記支持台は さらに台座を脚部に固定支持するときの台 の固定角度を調整する台座調整機構を備え ようにしてもよい。
 台座調整機構で台座の固定角度を調整する とにより、放出口の向きを任意の方向に向 ることができ、据付使用の際の使い勝手を 好にすることができる。

 また、上記発明において、前記除電器の箱 後面に形成される凹部は、互いに離隔した 置に少なくとも2つ形成されるようにしても よい。
 1箇所の凹部で固定した場合には、台座の角 度が極端に傾斜すると力のモーメントによっ て、固定された凹部を中心に除電器が回転し 脱落するおそれがあるが、除電器が支持台に 2箇所以上で固定されることにより、回転し くなり、より安定に支持することができる

 また、上記発明において、V字段差部のV字 尖った方向が向く方向にイオン含有空気を 出する放出口が形成されるようにしてもよ 。
 これにより、V字の向きを確認することによ り、一見してイオンの吹き出し方向を確認す ることができる。

本発明に係る除電器を示す平面図であ 。 本発明に係る除電器を示す前面図であ 。 本発明に係る除電器を示す下面図であ 。 本発明に係る除電器を示す後面図であ 。 本発明に係る除電器を示す側面図であ 。 図1に示す除電器のA-A線の断面図である 。 本発明に係る支持台を示す平面図であ 。 本発明に係る支持台を示す前面図であ 。 本発明に係る支持台を示す側面図であ 。 除電器6を支持台20に固定したときの除 電器セットの全体構造を示す図である。 支持台20における電器6の取り付け高さ を調整するときの図である。 支持台20における除電器6の取り付け角 度を調整するときの図である。 本発明に係る除電器の他の例を示す図 である。

符号の説明

 1 電圧発生器
 2 イオン生成用電極
 6 除電器
 6d 放出口
 7 ファン(送風機構)
 10 箱体前面
 10a V字段差部
 11 箱体下面
 12 箱体後面
 12a、12b 凹部
 20 支持台
 21a、21b 凸部
 21 板バネ
 22 台座22a 前面支持体
 22c 後面支持体
 22d 下面支持体
 22f V字段差受部23 脚部
 100 除電器セット

 以下、本発明の実施形態について図面を用 て説明する。なお、本発明は、以下に説明 るような実施形態に限定されるものではな 、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の 様が含まれることはいうまでもない。
 図10は、除電器セットの全体構造を示す図 ある。本発明の除電器セット100は、放出口6d を箱体下面に有する直方体形状の除電器6と 除電器6を固定する支持台20とを備える。

 まず、本発明に係る除電器6について説明す る。図1は、本発明に係る除電器を示す平面 であり、図2は、本発明に係る除電器を示す 面図であり、図3は、本発明に係る除電器を 示す下面図であり、図4は、本発明に係る除 器を示す後面図であり、図5は、本発明に係 除電器を示す側面図であり、図6は、図1に す除電器のA-A線の断面図である。
 除電器6は、電圧発生器1と、電圧が印加さ ることによりイオンを生成するイオン生成 電極2と、空気を送風するファン7と、吸気口 6cと、イオン含有空気を放出するための放出 6dとを備える。なお、除電器6は、手で持ち すい大きさの直方体形状であり、箱体上面1 3と、箱体前面10と、箱体下面11と、箱体後面1 2と、2つの箱体側面で覆われている。

 ファン(送風機構)7は、空気の流れを作る めのものである。ファン7が回転すると、吸 気口6cから放出口6dへ空気の流れが生じるこ になる。

 吸気口6cは、除電器6の箱体上面13に配置さ 、例えば、平面視すると、約30mm角の正方形 の開口であり、開口には埃除去用のフィル (図示せず)が設置されている。
 放出口6dは、除電器6の箱体下面11に配置さ 、例えば、平面視すると、約30mm角の正方形 の開口であり、正イオン及び負イオンを含 イオン含有空気を一方向(開口面に垂直な方 向)に放出するためのものである。

 高電圧発生器1は、+入力リード線(図示せず) と-入力リード線(図示せず)との間に印加され た入力電圧を、圧電トランス(図示せず)で昇 し、交流化して出力する。
 なお、高電圧発生器1は、出力電圧調整部( 示せず)を有し、イオン生成用電極2への印加 する出力電圧を制御することにより、生成さ れるイオンの量は10万個/cm 3 ~100万個/cm 3 の範囲で変動させることができる。

 イオン生成用電極2は、例えば、厚さ0.1mm程 の金属板を加工して、針端を形成し、これ 放出口6dに向けた針状電極としてある。針 電極に高電圧出力線5で交流電圧が印加され ことにより、負イオンと正イオンとが交互 生成される。
 アース用電極3は、例えば、厚さ0.1mm程度の 属板を加工して、針端を形成し、これを放 口6dに向けた針状電極である。
 なお、イオン生成用電極2及びアース用電極 3とは、吸気口6cと放出口6dとの間に配置され かつ、ファン7の下流に配置されているので 、ファン7からの送風により、放出口6dからイ オン含有空気が放出されていくことになる。

 箱体前面10は、前面方向から見ると、V字段 部10aを有する。V字段差部10aは、基準面10sと 基準面より前方に突出する突出面10tとの境界 に生じる段差により形成され、かつ、下方に 向けて先細るように形成されている。これに より、除電器6と支持台20とを固定するときに は、V字段差部10aのV字の尖った方向を見るこ で、取り付け方法が確認できるようにして る。また、V字段差部10aを後述する支持台20 V字段差受部22fの上方にくるように持って、 そこから、除電器6を下方に向けて移動させ のであるが、このとき、V字段差部10aが、V字 段差受部22fに接することで行われる案内動作 により、除電器6と支持台20とが正確に位置合 わせできるようにしてある。
 上記段差は、約2mmにしてあり、V字段差受部 22fで係合するようにしてある。

 箱体後面12には、2つの凹部12a、12bが形成し ある。これら凹部12a、12bの内底はV字状にし てある。凹部12aと凹部12bとの間の離間する距 離は、例えば、約40mmにしてある。これによ 、除電器6と支持台20とを固定するときには 2つの凹部12a、12bは、後述する支持台20の板 ネ(付勢部材)21の2つの凸部21a、21bがそれぞれ 嵌入されることにより、すなわち板バネ21が 電器6を前方に付勢することにより、除電器 6と支持台20とが適度の強さのバネ力で固定さ れるようにしてある。
 なお、凹部12aの箱体後面12での位置は、V字 差部の頂部の箱体前面10での位置と対応す 反対の位置に設けられることが好ましい。

 次に、支持台20について説明する。図7は、 発明に係る支持台を示す平面図であり、図8 は、本発明に係る支持台を示す前面図であり 、図9は、本発明に係る支持台を示す側面図 ある。
 支持台20は、除電器6を固定するための台座2 2(22a、22b、22c、22d、22e)と、除電器6と台座22と を適度の強さで固定するための板バネ(付勢 材)21と、脚部23(23a、23b、23c)と、除電器6の取 り付け角度及び取り付け高さを調整する台座 調整機構24とを備える。

 板バネ(付勢部材)21は、前方から見ると、横 にしたコの字形状であり、下部に1つの凸部21 aを有する左部と、下部に1つの凸部21bを有す 右部と、左部の下端部と右部の下端部とを 結する連結部とからなる。
 なお、板バネ21は、後述する台座22の後面支 持体22bの後面に、左部の上部及び右部の上部 がネジ21cで固定されている。これにより、左 部の上部及び右部の上部を軸として、左部の 下端部と右部の下端部と連結部とは前後方向 に移動させることができるようになる。
 また、凸部21a、21bは、側面から見ると、「 」の字形状であり、上下方向から力が加わ ことにより、容易に、左部の下端部と右部 下端部と連結部とを後方向に移動させるこ ができる。

 台座22は、除電器6の箱体前面10に面接する 面支持体22aと、除電器6の箱体下面11に面接 る下面支持体22dと、除電器6の箱体後面12に 接する後面支持体22bと、保護部22cと、側面 持体22eとからなり、側方から見ると、横に たヨの字形状にしてある。前面支持体22aは 前方から見ると、V字段差受部22fを有する。 た、後面支持体22bの後面の上部で、板バネ2 1がネジ21cで固定されるとともに、後面支持 22bの下部には、板バネ21の2つの凸部21a、21b 後面から前面にそれぞれ貫通させるための2 の長方形状の貫通孔を有する。さらに、後 支持体22bと保護22cとの間は、板バネ21の左 の下端部と右部の下端部と連結部とを前後 向に移動させることを妨げないように、離 されている。そして、側面支持体22eには、 座調整機構24のネジ部24aが固定されている。
 上記V字段差受部の尖った部分の角度は、V 段差部と同様にしてある。

 脚部23は、前方から見ると、L字形状であ 、床面に載置させる長方形状の底面23aと、 面23aに垂直な台形状の垂直面23bとを有する 垂直面23bには、台座調整機構24を移動させ ための溝23cが上下方向に形成されている。

 台座調整機構24は、台座22の側面支持体22e に固定されるネジ部24aと、ハンドル部24bとを 有する。これにより、ネジ部24aは、脚部23の 23cを貫通して、ハンドル部24bで固定される とができる。よって、上下方向に形成され 溝23cの上部から下部の任意の位置で、ネジ 24aとハンドル部24bとを固定することにより 除電器6の取り付け高さを調整することがで きる(図11参照)。また、任意の角度で、ネジ 24aとハンドル部24bとを固定することにより 除電器6の取り付け角度を360°の範囲で調整 ることができる(図12参照)。

 以上のように、除電器セット100によれば、 電器6の箱体前面10にV字段差部10aを有すると ともに、除電器の箱体後面12に2つの凹部12a、 12bを有する除電器6とし、かつ、V字段差受部2 2fを有する箱体前面10を備えるとともに、2つ 凸部21a、21bを有し、凸部21a、21bを前後方向 移動可能とする板バネ21を備える支持台20と しているので、除電器6を支持台20に固定する ときには、除電器6の箱体前面10のV字段差部10 aを、支持台20のV字段差受部22fに接すること 行われる案内動作により、正確に位置合わ をするとともに、除電器6の箱体後面12の凹 12a、12bに、凸部21a、21bを有する板バネ21を嵌 入することにより、適度な強さのバネ力で固 定することができる(図10参照)。
 一方、除電器6を支持台20から外すときには ただ単純に除電器6を上方向に引くことによ り、除電器6の箱体前面10のV字段差部10aを支 台20のV字段差受部22fから外すとともに、除 器6の箱体後面12の凹部12a、12bから凸部21a、21 bを有する板バネ21を外すことができる。
 よって、据付使用時に用いる支持台20への 電器6の着脱を、ワンタッチで行うことがで 、容易に、除電器6を単独で携帯して使用し たり、除電器6を支持台20に固定して使用した りすることができる。

 さらに、除電器6を支持台20に固定しても、 座調整機構24により、除電器6の取り付け角 及び位置を自由に調整することができる。
 また、ファン7を用いて空気を送風する除電 器6を使用するので、空気の送風の力が強す て、ビーカー内のサンプルを飛散させたり ビーカーの周囲から内部に不純物を混入し しまったりすることもない。

(他の実施形態)
 (1)上述した除電器6では、V字段差部10aは、 準面10sと基準面より前方に突出する突出面10 tとの境界に生じる段差により形成され、か 、下方に向けて先細るように形成されてい 構成としたが、V字段差部30aは、基準面30sと 準面より後方に埋没する埋没面30tとの境界 生じる段差により形成され、かつ、下方に けて先細るように形成されているような構 としてもよい(図13参照)。
 なお、図13(a)は、本発明に係る除電器を示 前面図であり、図13(b)は、本発明に係る除電 器を示す下面図である。

 本発明の除電器セットは、除電器を単独 携帯して使用することができるとともに、 電器を支持台に固定して使用することもで る。