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Title:
OFDMA RECEPTION DEVICE AND OFDMA RECEPTION METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/142974
Kind Code:
A1
Abstract:
A base station (12) which communicates with a mobile station according to the OFDMA method includes: a reception gain decision unit (42) which decides a gain for a reception signal; an AGC amplifier (24) which controls a reception level of the reception signal in accordance with the gain decided by the reception gain decision unit (42); an RSSI detection unit (32) which detects an RSSI indicating the reception level controlled by the AGC amplifier (24) for each of sub channels; and an RSSI judgment unit (40) which acquires a demodulation-enabled range indicating the range of the reception level required for demodulation of the reception signal and judges whether each of the RSSI detected by the RSSI detection unit (32) is within the demodulation-enabled range. The reception gain decision unit (42) decides the gain according to the maximum RSSI among the RSSI detected by the RSSI detection unit (32) and the demodulation-enabled range of the sub channel in which the maximum RSSI has been detected.

Inventors:
TOTA KAZUYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/058334
Publication Date:
November 27, 2008
Filing Date:
May 01, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KYOCERA CORP (JP)
TOTA KAZUYUKI (JP)
International Classes:
H04J11/00; H04B1/16; H04J1/00
Domestic Patent References:
WO2006011471A12006-02-02
Foreign References:
JP2000332659A2000-11-30
JP2004260775A2004-09-16
JP2003060605A2003-02-28
JP2005260720A2005-09-22
JP2006324822A2006-11-30
JP2005045504A2005-02-17
JP2008017102A2008-01-24
Attorney, Agent or Firm:
HARUKA PATENT & TRADEMARK ATTORNEYS (28-4 Yotsuya 4-chome,Shinjuku-k, Tokyo 04, JP)
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Claims:
 直交周波数分割多元接続方式に基づく複数のサブチャネルを用いて、複数の通信装置それぞれから送信される信号を受信するOFDMA受信装置であって、
 前記受信された信号に対する利得を決定する受信利得決定手段と、
 前記受信利得決定手段により決定された利得に応じて、前記受信された信号の受信レベルを制御する受信レベル制御手段と、
 前記受信レベル制御手段により制御された受信レベルを前記サブチャネルごとに検出する受信レベル検出手段と、
 前記受信された信号の復調に要する受信レベルの範囲である復調可能レンジを前記サブチャネルごとに取得するとともに、前記受信レベル検出手段により検出された各受信レベルが前記復調可能レンジ内にあるか否かを判定する受信レベル判定手段と、
 を含み、
 前記受信利得決定手段は、前記受信レベル検出手段により検出された受信レベルのうち最大の受信レベルと、該最大の受信レベルが検出されたサブチャネルの復調可能レンジとに基づいて、前記利得を決定する、
 ことを特徴とするOFDMA受信装置。
 請求の範囲第1項に記載のOFDMA受信装置において、
 前記受信利得決定手段は、前記最大の受信レベルが、該最大の受信レベルが検出されたサブチャネルの復調可能レンジの上限値と等しくなるよう、前記利得を決定する、
 ことを特徴とするOFDMA受信装置。
 請求の範囲第1項または第2項に記載のOFDMA受信装置において、
 前記受信レベル判定手段は、前記OFDMA受信装置の受信ダイナミックレンジと前記各サブチャネルの変調方式とに基づいて、該各サブチャネルの復調可能レンジを取得する、
 ことを特徴とするOFDMA受信装置。
 請求の範囲第3項に記載のOFDMA受信装置において、
 前記受信レベル検出手段により検出された受信レベルが復調可能レンジの下限値未満であるサブチャネルの変調方式を、該受信レベルが復調可能レンジ内となるよう、より所要受信品質の低い変調方式に変更する変調方式変更手段をさらに含む、
 ことを特徴とするOFDMA受信装置。
 請求の範囲第3項に記載のOFDMA受信装置において、
 前記受信ダイナミックレンジは、前記OFDMA受信装置が有するA/Dコンバータのダイナミックレンジである、
 ことを特徴とするOFDMA受信装置。
 直交周波数分割多元接続方式に基づく複数のサブチャネルを用いて、複数の通信装置それぞれから送信される信号を受信するOFDMA受信方法であって、
 前記各サブチャネルで受信された信号の受信レベルを検出する受信レベル検出ステップと、
 前記受信された信号の復調に要する受信レベルの範囲である復調可能レンジを前記サブチャネルごとに取得する復調可能レンジ取得ステップと、
 前記受信レベル検出ステップで検出された受信レベルのうち最大の受信レベルと、該最大の受信レベルが検出されたサブチャネルの復調可能レンジとに基づいて、前記受信された信号に対する利得を制御する受信利得制御ステップと、
 前記受信レベル検出ステップで検出された各受信レベルが前記復調可能レンジ内にあるか否かを判定する受信レベル判定ステップと、
 を含むことを特徴とするOFDMA受信方法。
Description:
OFDMA受信装置およびOFDMA受信方法

 本発明は、OFDMA受信装置およびOFDMA受信方 法に関し、特に、OFDMAによる受信信号の受信 ベルを制御する技術に関する。

 無線受信装置では、受信レベルがその受 回路構成で決まるダイナミックレンジ(以下 「受信ダイナミックレンジ」という。)内に る受信信号だけが正しく復調される。この め、無線受信装置の中には、受信レベルが 信ダイナミックレンジ内に維持されるよう チャネルごとに受信レベルを制御している のがある。

 この点、所定の周波数帯域内で複数のサ チャネルを用いて通信を行うOFDMA(Orthogonal F requency Division Multiple Access:直交周波数分割 元接続)では、1サブチャネルを構成するサブ キャリア(副搬送波)の数や周波数が可変であ ため、サブチャネルごとにアナログフィル を適用することが難しい。このため、AGC(Aut omatic Gain Control:自動利得制御)では、サブチ ネルごとに受信レベルを制御することがで ず、受信帯域全域で一律に変更することに り、それまで通信可能であったサブチャネ がAGCによって通信不可能となってしまう場 がある。

 図7は、3台の移動局(PS#A~C)それぞれから送 信される無線信号の基地局における受信レベ ルを示す図である。ここでは、同図(A)に示す ように、移動局PS#Cの受信レベルが基地局の 信ダイナミックレンジを超えており、逆に 移動局PS#Aの受信レベルが受信ダイナミック ンジ内にあるものする。ここで、移動局PS#C の受信レベルが受信ダイナミックレンジ内に 収まるよう受信信号に対してAGCを適用すると 、同図(B)に示すように、受信帯域全域の受信 レベルが一律に低下し、それまで受信ダイナ ミックレンジ内にあった移動局PS#Aの受信レ ルが受信ダイナミックレンジを下回ってし う場合がある。

 こうした問題を回避するため、従来、サブ ャネルまたはサブキャリアごとに送信信号 送信レベルを制御する送信電力制御により 各サブチャネルの受信レベルを制御してい (たとえば、特許文献1参照)。

特開2000-332723号公報

 しかしながら、上記従来の送信電力制御 は、送信信号の送信レベルを上げることが 制されている上、逆に送信レベルを下げる 送信の際に十分なCNR(Carrier to Noise Ratio:搬 波対雑音電力比)を確保することができない という問題があった。

 本発明は、上記従来の課題に鑑みてなさ たものであり、送信電力制御によらず、OFDM Aによる受信信号の受信レベルを好適に制御 ることができるOFDMA受信装置およびOFDMA受信 法を提供することを目的とする。

 上記課題を解決するために、本発明に係 OFDMA受信装置は、直交周波数分割多元接続 式に基づく複数のサブチャネルを用いて、 数の通信装置それぞれから送信される信号 受信するOFDMA受信装置であって、前記受信さ れた信号に対する利得を決定する受信利得決 定手段と、前記受信利得決定手段により決定 された利得に応じて、前記受信された信号の 受信レベルを制御する受信レベル制御手段と 、前記受信レベル制御手段により制御された 受信レベルを前記サブチャネルごとに検出す る受信レベル検出手段と、前記受信された信 号の復調に要する受信レベルの範囲である復 調可能レンジを前記サブチャネルごとに取得 するとともに、前記受信レベル検出手段によ り検出された各受信レベルが前記復調可能レ ンジ内にあるか否かを判定する受信レベル判 定手段と、を含み、前記受信利得決定手段は 、前記受信レベル検出手段により検出された 受信レベルのうち最大の受信レベルと、該最 大の受信レベルが検出されたサブチャネルの 復調可能レンジとに基づいて、前記利得を決 定することを特徴とする。

 本発明によれば、OFDMAによるサブチャネ ごとに復調可能レンジが取得される。また サブチャネルごとに検出された受信レベル うち最大の受信レベルを持つサブチャネル 基準として、その受信レベルが復調可能レ ジ内(望ましくは復調可能レンジの上限値付 )となるよう受信信号に対する利得が制御さ れる。このため、受信レベルの高い(CNRの高 )サブチャネルにおける通信が優先的に維持 れるようになる。また、利得制御後の受信 ベルと復調可能レンジとに基づいて、受信 号の復調可否がサブチャネルごとに判定さ るようになる。こうして本発明では、送信 力制御によらず、OFDMAによる受信信号の受 レベルを好適に制御することができる。な 、利得制御により受信レベルが復調可能レ ジの下限値未満となるサブチャネルでは、 のまま通信を継続することができないため ハンドオーバその他のチャネル切替処理が われる。

 また、本発明の一態様では、前記受信利 決定手段は、前記最大の受信レベルが、該 大の受信レベルが検出されたサブチャネル 復調可能レンジの上限値と等しくなるよう 前記利得を決定する。この態様によれば、 大の受信レベルを持つサブチャネルを基準 して、各サブチャネルの受信レベルがそれ れの復調可能レンジ内で増幅されるため、 ループットの高い通信を実現することがで る。

 また、本発明の一態様では、前記受信レ ル判定手段は、前記OFDMA受信装置の受信ダ ナミックレンジと前記各サブチャネルの変 方式とに基づいて、該各サブチャネルの復 可能レンジを取得する。この態様によれば 受信回路構成で決まる受信ダイナミックレ ジと、各サブチャネルの変調方式に係る所 受信品質(たとえば所要CNR)とに基づいて、復 調可能レンジが決定される。このため、所要 受信品質の低い(シンボルレートの低い)変調 式を適用するサブチャネルでは、復調可能 ンジの下限値が下がり、受信レベルの低い( CNRの低い)信号による通信が従来よりも維持 れやすくなる。

 この態様では、前記受信レベル検出手段 より検出された受信レベルが復調可能レン の下限値未満であるサブチャネルの変調方 を、該受信レベルが復調可能レンジ内とな よう、より所要受信品質の低い(シンボルレ ートの低い)変調方式に変更する変調方式変 手段をさらに含んでもよい。こうすれば、 信レベルの低いサブチャネルにおいても通 が維持されやすくなり、たとえばハンドオ バの起動頻度が低減されるようになる。

 また、本発明の一態様では、前記受信ダ ナミックレンジは、前記OFDMA受信装置が有 るA/Dコンバータのダイナミックレンジであ 。

 また、本発明に係るOFDMA受信方法は、直 周波数分割多元接続方式に基づく複数のサ チャネルを用いて、複数の通信装置それぞ から送信される信号を受信するOFDMA受信方法 であって、前記各サブチャネルで受信された 信号の受信レベルを検出する受信レベル検出 ステップと、前記受信された信号の復調に要 する受信レベルの範囲である復調可能レンジ を前記サブチャネルごとに取得する復調可能 レンジ取得ステップと、前記受信レベル検出 ステップで検出された受信レベルのうち最大 の受信レベルと、該最大の受信レベルが検出 されたサブチャネルの復調可能レンジとに基 づいて、前記受信された信号に対する利得を 制御する受信利得制御ステップと、前記受信 レベル検出ステップで検出された各受信レベ ルが前記復調可能レンジ内にあるか否かを判 定する受信レベル判定ステップと、を含むこ とを特徴とする。

本発明の実施形態に係る移動通信シス ムの全体構成図である。 本発明の実施形態に係る基地局の受信 能に係るブロック図である。 RSSI閾値テーブルの一例を示す図である 。 変調方式別の所要CNRを示す図である。 64QAMおよびπ/4シフトQPSKに係る復調可能 レンジを示す図である。 基地局の受信処理の一部を示すフロー である。 3台の移動局(PS#A~C)それぞれから送信さ る無線信号の基地局における受信レベルを す図である。

 以下、本発明の一実施形態を図面に基づ て詳細に説明する。

 図1は、本発明の一実施形態に係る移動通 信システム10の全体構成図である。同図に示 ように、移動通信システム10は、基地局12と 複数の移動局14(ここでは3つとする。)を含ん 構成されている。移動局14は、たとえば可 型の携帯電話機、携帯情報端末、またはデ タ通信用カードである。

 基地局12は、TDD(Time Division Duplex:時分割 信)方式により移動局14それぞれと無線信号 送受信を行い、またOFDMA(Orthogonal Frequency Div ision Multiple Access:直交周波数分割多元接続) 式およびTDMA(Time Division Multiple Access:時分割 多元接続)方式により多重通信を行う。

 以下では、無線信号の受信に関し、基地 12が備える構成および機能についてより詳 に説明する。

 図2は、基地局12の受信機能に係るブロッ 図である。同図に示すように、基地局12は アンテナ20、受信部22、AGCアンプ24、ADC(A/Dコ バータ)26、DAC(D/Aコンバータ)28、復調部30、 御部34を含んで構成されている。

 アンテナ20は、移動局14から送信される無 線信号を受信し、受信した無線信号を受信部 22に出力する。受信部22は、アンテナ20で受信 される無線信号をベースバンド信号にダウン コンバートし、さらにシンボル同期、ガード インターバル(Guard Interval)の除去などを行っ ベースバンド信号をAGCアンプ24に出力する

 AGCアンプ24は、DAC28から入力される利得制 御電圧に応じて、受信部22から入力されるベ スバンド信号の受信レベルを制御(増幅また は減衰)する可変利得アンプである。DAC28から 入力される利得制御電圧は、後述する受信利 得決定部42により決定される利得に応じた電 である。

 ADC26は、AGCアンプ24により利得制御された ベースバンド信号をディジタル信号に変換し 、変換されたディジタル信号を復調部30に出 する。ただし、正常にディジタル変換され ベースバンド信号は、受信レベルがADC26の イナミックレンジ(ノイズフロアから許容入 レベルまでの範囲)内にある信号に限られる 。このダイナミックレンジは、ADC26の有効ビ ト数(ENOB:Effective Number Of Bits)により決まる SNR(Signal to Noise Ratio:信号対雑音電力比)であ り、たとえば有効ビット数が12bitのADCでは72dB となる。

 復調部30は、ADC26から入力されるディジタ ル信号を、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier T ransform)により各サブキャリアの位相と振幅を 表す複素シンボルのサブキャリア成分に変換 する。そして、復調部30は、各サブキャリア 変調方式に応じて、これら複素シンボルを 応するバイナリデータに変換し、変換され バイナリデータを制御部34に出力する。

 また、復調部30は、AGCアンプ24による利得 制御後の受信レベルをサブチャネルごとに検 出するRSSI検出部32を含んでいる。RSSI検出部32 は、上記FFTにより得られた複素シンボルのサ ブキャリア成分をサブチャネルごとに分類し 、分類された複素シンボルから各サブチャネ ルの受信レベルを示すRSSI(Receive Signal Strength  Indication:受信信号強度)を検出する。

 制御部34は、CPUやメモリなどから構成さ るものであり、基地局12の各部を制御する。 また、RSSI閾値テーブル36、変調方式管理部38 RSSI判定部40、受信利得決定部42、チャネル 御部44を含み、AGCアンプ24の制御、変調方式 変更などを行う。これらの機能は、メモリ 記憶される各種制御プログラムをCPUが実行 ることにより実現される。

 RSSI閾値テーブル36は、変調方式ごとに、 要CNRおよびその変調方式により変調された 号の復調に要するRSSIの下限値(RSSI閾値)を記 憶している。図3は、RSSI閾値テーブル36の一 を示す図である。同図における所要CNRは、 調方式および所望BER(Bit Error Rate:ビット誤 率)に応じて決定される。また、RSSI閾値は、 ADC26のダイナミックレンジと変調方式に応じ 所要CNRとに基づいて決定される。以下、RSSI 閾値の決定方法について具体的に説明する。

 図4は、変調方式別の所要CNRを示す図であ る。同図に示すように、所定のBERを維持する ために必要とされるCNRは、シンボルレートの 高い変調方式ほど高くなる。また、いずれの 変調方式でも、BERを低く抑えようとすればす るほど高いCNRが必要となる。たとえば、64QAM おいてBER=0.001%とするために要するCNRは25.6dB である。これは、64QAMで変調された信号のBER 0.001%以下とするためには、ノイズフロアか 25.6dB以上のRSSIが必要であることを意味して いる。一方、π/4シフトQPSKにおいてBER=0.001%と するために要するCNRは12.9dBである。

 また、上記のとおり、受信信号を正しく 調するためには、RSSIが少なくともADC26のダ ナミックレンジ内になければならない。図2 に示すブロック図において、アンテナ20から 調部30までの受信ゲインが40dBであって、ADC2 6のダイナミックレンジが72dB(有効ビット数12b it)であるとすれば、ADC26により信号が正しく ィジタル変換されるRSSIの範囲(ADC使用可能 ンジ)は、アンテナ20入力換算値で(アンテナ2 0での入力レベルを0dBmとして)-112~-40dBmとなる

 以上より、受信信号の復調に要するRSSIの 範囲を示す復調可能レンジは、復調可能レン ジは、ノイズフロアより所要CNRだけ高いレベ ルから、ADC26の許容入力レベルまでとなる。 なわち、RSSI閾値テーブル36に記憶される各R SSI閾値は、ノイズフロアレベルに各変調方式 に応じた所要CNRを加えた値である。

 図5は、アンテナ20から復調部30までの受 ゲインが40dB、ADC26のダイナミックレンジが72 dBであって、所望BERを0.001%とした場合におけ 、64QAM(A)およびπ/4シフトQPSK(B)に係る復調可 能レンジを示す図である。同図(A)に示すよう に、64QAMに係る復調可能レンジは、ADC26のダ ナミックレンジ72dBから所要CNR25.6dBを引いた4 6.4dB(アンテナ20入力換算値で-86.4~-40dBm)であり 、RSSI閾値は-86.4dBmとなる。また、同図(B)に示 すように、π/4シフトQPSKに係る復調可能レン は、59.1dB(-99.1~-40dBm)、RSSI閾値は-99.1dBmとな 。図3に示す他の変調方式についても、同様 方法でRSSI閾値が決定される。

 変調方式管理部38は、各サブチャネルに 用されている変調方式を管理するものであ 、RSSI判定部40からの要求に応じて、それら サブチャネルの変調方式をRSSI判定部40に通 する。本移動通信システム10では、π/4シフ QPSK、16QAM、64QAM、256QAMなどの変調方式が用い られる。

 RSSI判定部40は、RSSI検出部32により検出さ た各サブチャネルのRSSIから最大のRSSIを選 し、最大RSSIを受信利得決定部42に通知する

 また、RSSI判定部40は、各サブチャネルの 調方式を変調方式管理部38から取得すると もに、それら各変調方式に応じたRSSI閾値をR SSI閾値テーブル36から取得する。そして、RSSI 判定部40は、サブチャネルごとに、RSSI検出部 32により検出されたRSSIが復調可能レンジ内(RS SI閾値以上、ADC26の許容入力レベル以下)にあ か否かを判定する。RSSIがRSSI閾値を下回る ブチャネルについては、そのRSSIが復調可能 ンジ内となるような、より所要CNRの低い(シ ンボルレートの低い)好適な変調方式が存在 るか否かをRSSI閾値テーブル36に基づいてさ に判定する。こうして、RSSI判定部40は、好 な変調方式が存在すれば当該変調方式およ そのサブチャネルを、存在しなければその ブチャネルだけを、判定結果としてチャネ 制御部44に通知する。

 受信利得決定部42は、RSSI判定部40から通 される最大RSSIとADC26の許容入力レベル(復調 能レンジの上限値)とに基づいて、受信部22 ら入力されるベースバンド信号のRSSIを調整 するための利得を決定する。このとき、最大 RSSIがADC26の許容入力レベルと等しくなるよう 、利得を決定することが望ましい。こうすれ ば、最大RSSIを持つサブチャネルを基準とし 、各サブチャネルのRSSIがそれぞれの復調可 レンジ内で増幅されるため、よりスループ トの高い通信を実現できるようになる。こ して決定された利得は、DAC28で利得制御電 に変換された後、AGCアンプ24に入力される。

 チャネル制御部44は、RSSI判定部40から通 される判定結果に基づき、通知されたサブ ャネルの変調方式を変更する、もしくはそ サブチャネルが割り当てられた移動局14にハ ンドオーバを指示する。すなわち、チャネル 制御部44は、RSSI判定部40から変調方式および ブチャネルが通知された場合(よりシンボル レートの低い好適な変調方式が存在する場合 )には、該サブチャネルの変調方式を通知さ た変調方式に変更し、サブチャネルだけが 知された場合には、そのサブチャネルが割 当てられた移動局14に対してハンドオーバを 指示する。これにより、RSSIの低いサブチャ ルにおいても通信が維持されやすくなり、 ンドオーバの起動頻度が低減されるように る。

 次に、基地局12の受信処理を図6に基づい 説明する。図6は、基地局12の受信処理の一 を示すフロー図である。

 同図に示すように、無線信号が受信され と、RSSI検出部32は、FFTにより得られた複素 ンボルのサブキャリア成分をサブチャネル とに分類し、各サブチャネルのRSSIを検出す る(S100)。次に、受信利得決定部42は、S100で検 出されたRSSIのうち最大のRSSIがADC26の許容入 レベルと等しくなるよう利得を決定する(S102 )。こうして、決定された利得に応じて、AGC ンプ24は、受信部22から入力されるベースバ ド信号の受信レベルを制御する。

 AGCアンプ24により利得制御されたベース ンド信号のRSSIがRSSI検出部32により検出され と(S104)、RSSI判定部40は、各サブチャネルの 調方式を変調方式管理部38から取得すると もに(S106)、それら各サブチャネルの変調方 に応じたRSSI閾値をRSSI閾値テーブル36から取 する(S108)。そして、RSSI判定部40は、サブチ ネルごとに、S104で検出されたRSSIが復調可 レンジ内(S108で取得したRSSI閾値以上、ADC26の 許容入力レベル以下)にあるか否かを判定す (S110)。ここで、RSSIが復調可能レンジ内にあ サブチャネルについては、そのまま本処理 終了する。

 一方、S110においてRSSIが復調可能レンジ にない(RSSI閾値を下回っている)と判定され サブチャネルについては、そのRSSIが復調可 レンジ内となるような、より所要CNRの低い( シンボルレートの低い)好適な変調方式が存 するか否かをRSSI閾値テーブル36に基づいて 定する(S112)。ここで、好適な変調方式が存 すれば、チャネル制御部44は、そのサブチャ ネルの変調方式を当該好適な変調方式に変更 する(S114)。一方、好適な変調方式が存在しな ければ、チャネル制御部44は、そのサブチャ ルが割り当てられた移動局14に対してハン オーバを指示する。

 以上説明した移動通信システム10によれ 、基地局12において、受信された信号の受信 レベルをAGCアンプ24により制御するとともに ADC26のダイナミックレンジと各サブチャネ の変調方式とに基づいて取得される復調可 レンジに応じて、サブチャネルごとに信号 復調可否を判定する。こうして、移動局14の 送信電力制御によることなく、OFDMAによる受 信号の受信レベルを好適に制御することが きる。

 なお、本発明は、上記実施形態に限定さ るものではなく、種々の変形実施が可能で る。

 たとえば、上記実施形態では、OFDMA方式 よびTDMA/TDD方式を採用した移動通信システム に本発明を適用したが、本発明はOFDMA方式を 用する通信システム全般に適用可能である

 また、上記実施形態では、ADC26のダイナ ックレンジおよび変調方式に応じた所要CNR みに基づいて復調可能レンジを決定したが 受信回路を構成する他の要素にさらに基づ て復調可能レンジを決定してもよい。なお 上記実施形態では、復調可能レンジの上限 が全サブチャネルで同じ(ADC26の許容入力レ ル)であったが、復調可能レンジの上限値が ブチャネルによって異なるOFDMA受信装置に 、本発明は適用可能である。

 また、1サブチャネルを構成するサブキャ リアの数がサブチャネルによって異なる通信 システムでは、RSSI判定部40が、RSSI検出部32に より検出される各サブキャリアのRSSIを該各 ブキャリアを構成するサブキャリアの数で った平均RSSIに基づいて、最大RSSIの選出やRSS Iの閾値判定を行うようにしてもよい。