Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
PRIMER SET AND PROBE FOR DETECTION OF HUMAN PAPILLOMAVIRUS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/020079
Kind Code:
A1
Abstract:
The object is to detect two or more types of HPVs with high specificity and high sensitivity. Disclosed are: primer sets 1 to 23 (the individual primer sets are as described in the description); probes 1 to 23 (the individual probes are as described in the description); and a kit comprising each of the primer sets and each of the probes, all of which are used for the type-specific detection of HPVs.

Inventors:
MORISHITA ATSUSHI (JP)
MIYAGAWA ISAO (JP)
KOGOH KAZUHIKO (JP)
KAWAKAMI AKIKO (JP)
OGAWA NAOKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/063906
Publication Date:
February 12, 2009
Filing Date:
August 01, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
KURASHIKI BOSEKI KK (JP)
MORISHITA ATSUSHI (JP)
MIYAGAWA ISAO (JP)
KOGOH KAZUHIKO (JP)
KAWAKAMI AKIKO (JP)
OGAWA NAOKI (JP)
International Classes:
C12N15/09; C12M1/00; C12Q1/68; C12Q1/70
Foreign References:
JP2004121240A2004-04-22
Other References:
C JENEY ET AL.: "Detection and typing of 46 genital human papillomaviruses by the L1F/L1R primer system based multiplex PCR and hybridization", JOURNAL OF VIROLOGICAL METHODS, vol. 140, March 2007 (2007-03-01), pages 32 - 42, XP005870407
K SOTLAR ET AL.: "Detection and Typing of Human Papillomavirus by E6 Nested Multiplex PCR", JOURNAL OF CLINICAL MICROBIOLOGY, vol. 42, no. 7, 2004, pages 3176 - 3184, XP055352089
Attorney, Agent or Firm:
TAKASHIMA, Hajime (Bldg. 1-1, Fushimimachi 4-chome,Chuo-ku, Osaka-sh, Osaka 44, JP)
Download PDF:
Claims:
(1)配列番号1で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号1で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号2で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号2で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット1、
(2)配列番号3で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号3で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号4で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号4で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット2、
(3)配列番号5で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号5で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号6で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号6で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット3、
(4)配列番号7で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号7で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号8で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号8で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット4、
(5)配列番号9で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号9で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号10で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号10で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット5、
(6)配列番号11で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号11で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号12で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号12で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット6、
(7)配列番号13で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号13で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号14で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号14で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット7、
(8)配列番号15で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号15で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号16で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号16で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット8、
(9)配列番号17で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号17で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号18で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号18で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット9、
(10)配列番号19で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号19で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号20で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号20で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット10、
(11)配列番号21で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号21で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号22で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号22で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット11、
(12)配列番号23で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号23で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号24で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号24で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット12、
(13)配列番号25で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号25で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号26で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号26で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット13、
(14)配列番号27で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号27で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号28で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号28で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット14、
(15)配列番号29で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号29で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号30で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号30で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット15、
(16)配列番号31で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号31で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号32で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号32で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット16、
(17)配列番号33で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号33で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号34で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号34で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット17、
(18)配列番号35で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号35で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号36で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号36で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット18、
(19)配列番号37で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号37で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号38で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号38で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット19、
(20)配列番号39で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号39で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号40で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号40で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット20、
(21)配列番号41で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号41で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号42で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号42で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット21、
(22)配列番号43で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号43で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号44で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号44で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット22、及び
(23)配列番号45で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号45で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号46で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号46で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット23
からなる群より選択される少なくとも1種の、ヒトパピローマウイルス(HPV)遺伝子増幅用のPCRプライマーセット。
(1)配列番号49で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号49で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号49で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号49で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ1)、
(2)配列番号50で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号50で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号50で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号50で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ2)、
(3)配列番号51で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号51で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号51で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号51で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ3)、
(4)配列番号52で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号52で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号52で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号52で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ4)、
(5)配列番号53で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号53で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号53で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号53で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ5)、
(6)配列番号54で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号54で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号54で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号54で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ6)、
(7)配列番号55で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号55で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号55で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号55で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ7)、
(8)配列番号56で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号56で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号56で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号56で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ8)、
(9)配列番号57で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号57で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号57で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号57で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ9)、
(10)配列番号58で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号58で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号58で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号58で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ10)、
(11)配列番号59で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号59で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号59で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号59で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ11)、
(12)配列番号60で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号60で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号60で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号60で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ12)、
(13)配列番号61で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号61で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号61で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号61で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ13)、
(14)配列番号62で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号62で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号62で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号62で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ14)、
(15)配列番号63で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号63で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号63で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号63で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ15)、
(16)配列番号64で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号64で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号64で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号64で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ16)、
(17)配列番号65で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号65で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号65で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号65で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ17)、
(18)配列番号66で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号66で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号66で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号66で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ18)、
(19)配列番号67で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号67で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号67で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号67で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ19)、
(20)配列番号68で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号68で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号68で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号68で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ20)、
(21)配列番号69で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号69で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号69で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号69で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ21)、
(22)配列番号70で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号70で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号70で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号70で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ22)、及び
(23)配列番号71で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号71で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号71で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号71で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ23)
からなる群より選択される少なくとも1種の、ヒトパピローマウイルス(HPV)検出用のプローブ。
(1)配列番号1で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号1で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号2で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号2で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット1と、配列番号49で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号49で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号49で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号49で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ1)との組み合わせ、
(2)配列番号3で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号3で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号4で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号4で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット2と、配列番号50で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号50で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号50で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号50で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ2)との組み合わせ、
(3)配列番号5で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号5で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号6で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号6で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット3と、配列番号51で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号51で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号51で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号51で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ3)との組み合わせ、
(4)配列番号7で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号7で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号8で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号8で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット4と、配列番号52で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号52で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号52で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号52で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ4)との組み合わせ、
(5)配列番号9で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号9で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号10で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号10で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット5と、配列番号53で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号53で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号53で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号53で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ5)との組み合わせ、
(6)配列番号11で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号11で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号12で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号12で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット6と、配列番号54で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号54で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号54で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号54で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ6)との組み合わせ、
(7)配列番号13で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号13で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号14で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号14で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット7と、配列番号55で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号55で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号55で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号55で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ7)との組み合わせ、
(8)配列番号15で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号15で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号16で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号16で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット8と、配列番号56で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号56で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号56で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号56で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ8)との組み合わせ、
(9)配列番号17で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号17で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号18で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号18で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット9と、配列番号57で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号57で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号57で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号57で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ9)との組み合わせ、
(10)配列番号19で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号19で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号20で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号20で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット10と、配列番号58で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号58で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号58で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号58で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ10)との組み合わせ、
(11)配列番号21で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号21で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号22で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号22で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット11と、配列番号59で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号59で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号59で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号59で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ11)との組み合わせ、
(12)配列番号23で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号23で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号24で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号24で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット12と、配列番号60で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号60で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号60で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号60で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ12)との組み合わせ、
(13)配列番号25で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号25で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号26で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号26で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット13と、配列番号61で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号61で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号61で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号61で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ13)との組み合わせ、
(14)配列番号27で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号27で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号28で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号28で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット14と、配列番号62で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号62で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号62で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号62で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ14)との組み合わせ、
(15)配列番号29で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号29で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号30で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号30で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット15と、配列番号63で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号63で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号63で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号63で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ15)との組み合わせ、
(16)配列番号31で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号31で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号32で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号32で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット16と、配列番号64で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号64で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号64で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号64で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ16)との組み合わせ、
(17)配列番号33で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号33で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号34で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号34で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット17と、配列番号65で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号65で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号65で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号65で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ17)との組み合わせ、
(18)配列番号35で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号35で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号36で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号36で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット18と、配列番号66で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号66で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号66で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号66で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ18)との組み合わせ、
(19)配列番号37で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号37で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号38で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号38で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット19と、配列番号67で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号67で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号67で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号67で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ19)との組み合わせ、
(20)配列番号39で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号39で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号40で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号40で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット20と、配列番号68で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号68で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号68で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号68で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ20)との組み合わせ、
(21)配列番号41で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号41で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号42で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号42で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット21と、配列番号69で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号69で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号69で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号69で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ21)との組み合わせ、
(22)配列番号43で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号43で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号44で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号44で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット22と、配列番号70で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号70で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号70で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号70で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ22)との組み合わせ、及び
(23)配列番号45で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号45で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号46で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号46で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット23と、配列番号71で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号71で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号71で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号71で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ23)との組み合わせからなる群から選択される1以上の前記組み合わせ、並びに任意で
(24)配列番号47で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号47で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体と、配列番号48で示される塩基配列からなるプライマー又は配列番号48で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプライマーとしての機能を有するその変異体とからなるプライマーセット24と、配列番号72で示される塩基配列からなるプローブ又は配列番号72で示される塩基配列に相補的な塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体、或いは配列番号72で示される塩基配列に相補的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号72で示される塩基配列とストリンジェントな条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様にプローブとしての機能を有するその変異体(プローブ24)との組み合わせを含む、
ヒトパピローマウイルス(HPV)を検出するためのキット。
上記(1)~(23)の組み合わせからなる群から選択される組み合わせを2つ以上含むことを特徴とする、請求項3に記載のキット。
プライマーセット3とプローブ3との組み合わせ、及びプライマーセット4とプローブ4との組み合わせ、並びに任意でプライマーセット24とプローブ24との組み合わせを含む、請求項3又は4に記載のキット。
プライマーセット3とプローブ3との組み合わせ、プライマーセット4とプローブ4との組み合わせ、プライマーセット5とプローブ5との組み合わせ、プライマーセット6とプローブ6との組み合わせ、プライマーセット7とプローブ7との組み合わせ、プライマーセット9とプローブ9との組み合わせ、プライマーセット10とプローブ10との組み合わせ、プライマーセット13とプローブ13との組み合わせ、プライマーセット14とプローブ14との組み合わせ、プライマーセット15とプローブ15との組み合わせ、プライマーセット18とプローブ18との組み合わせ、プライマーセット19とプローブ19との組み合わせ、プライマーセット20とプローブ20との組み合わせ、及びプライマーセット23とプローブ23との組み合わせ、並びに任意でプライマーセット24とプローブ24との組み合わせを含む、請求項3又は4に記載のキット。
プライマーセット1とプローブ1との組み合わせ、プライマーセット2とプローブ2との組み合わせ、プライマーセット3とプローブ3との組み合わせ、プライマーセット4とプローブ4との組み合わせ、プライマーセット5とプローブ5との組み合わせ、プライマーセット6とプローブ6との組み合わせ、プライマーセット7とプローブ7との組み合わせ、プライマーセット8とプローブ8との組み合わせ、プライマーセット9とプローブ9との組み合わせ、プライマーセット10とプローブ10との組み合わせ、プライマーセット11とプローブ11との組み合わせ、プライマーセット12とプローブ12との組み合わせ、プライマーセット13とプローブ13との組み合わせ、プライマーセット14とプローブ14との組み合わせ、プライマーセット15とプローブ15との組み合わせ、プライマーセット16とプローブ16との組み合わせ、プライマーセット17とプローブ17との組み合わせ、プライマーセット18とプローブ18との組み合わせ、プライマーセット19とプローブ19との組み合わせ、プライマーセット20とプローブ20との組み合わせ、プライマーセット21とプローブ21との組み合わせ、プライマーセット22とプローブ22との組み合わせ、及びプライマーセット23とプローブ23との組み合わせ、並びに任意でプライマーセット24とプローブ24との組み合わせを含む、請求項3又は4に記載のキット。
請求項3~7のいずれか1項に記載のキットを用いて検体中のHPVの存在又は非存在を型特異的に検出するための方法であって、検体中から抽出したDNAを鋳型として、前記プライマーセットを用いてPCRを行う工程及び増幅されたDNA産物を検出する工程を含む、方法。
請求項3~7のいずれか1項に記載のキットを用いて検体中のHPVの存在又は非存在を型特異的に検出するための方法であって、検体中から抽出したDNAを鋳型として、前記プライマーセットを用いてPCRを行う工程、増幅したDNA産物を一本鎖にする工程、及び一本鎖DNAを前記プローブとハイブリダイズさせて検出する工程を含む、方法。
請求項2に記載のプローブ1~23からなる群から選択される少なくとも1種のプローブが固定化されている、HPVを検出するためのDNAマイクロアレイ。
請求項2に記載のプローブ1~23からなる群から選択される2以上のプローブが固定化されている、請求項10記載のDNAマイクロアレイ。
さらに、プローブ24が固定化されている請求項10又は11に記載のDNAマイクロアレイ。
Description:
ヒトパピローマウイルスを検出 るためのプライマーセット及びプローブ

 本発明は、ヒトパピローマウイルスを特 的に検出するためのプライマーセット及び ローブに関する。本発明はまた、これらを いてヒトパピローマウイルスを特異的に検 するための方法に関する。

 ヒトパピローマウイルス(HPV)は約8000塩基 の環状2本鎖DNAをゲノムとする小型のウイル スであり、ヒト特異的に感染する。HPVについ てこれまでに100種類以上のサブタイプが報告 されており、それらは疣等の皮膚病変におい て検出されたもの(皮膚指向性HPV)、及び粘膜 病変において検出されたもの(粘膜指向性HPV )に大別される。更に粘膜指向性HPVは、子宮 癌、肛門周囲癌、陰茎癌等の癌に関与して るハイリスク型(HPV16、HPV18等)と良性の尖圭 ンジローマ等に関与しているローリスク型(H PV6、HPV11等)とに分類される。WHOは、世界の女 性の悪性腫瘍の11%、約45万人にHPV感染が関わ ており、世界には3億人のHPV感染キャリアが 存在していると推定しており、これはHPVがご くありふれたウイルスであることを示唆して いる。特に子宮頸癌の患者の殆どからHPVが検 出されている。

 子宮頸癌は世界の女性の癌では2番目に多 く、世界中では年間約25万人、日本国におい は年間約2500人が子宮頸癌により死亡してい る。それゆえ、子宮頸癌の予防、診断、及び 治療は女性保健において非常に重要な問題で あると認識されている。幸いなことに、子宮 頸癌は予防可能な癌である。その理由は、子 宮頸癌の前癌病変である異形成は細胞診等に よって発見可能であり、異形成は簡単な治療 により完治することが出来るためである。ま た、異形成の開始はHPV感染に起因するもので あるため、より早期かつより確実に子宮頸癌 又は前癌病変を発見するためにHPV遺伝子の検 査に対する重要性への認識が高まっている。

 HPV遺伝子検査の方法は、HPVのDNAを直接検 する方法と、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を 用してHPVのDNAを増幅してから検出する方法 大別される。

 PCRを利用しない方法の代表は、ハイブリ ドキャプチャー法である。この方法は、RNA ローブを検体中のHPVのDNAとハイブリダイズ せ、生成したDNA/RNAハイブリッドを抗体を用 いてイムノアッセイで検出するものである。 この方法は手軽であるため現在主要なHPV遺伝 子検査の方法となっている。しかし、この方 法は感度が低く、またRNAプローブを利用する ため安定性が低く、また汚染の可能性を排除 出来ないため、信頼性が低い。また、この方 法は感染しているHPVがハイリスク型なのかロ ーリスク型なのかを識別するために利用され るが、そのサブタイプまで同定することは出 来ない。

 PCRを利用する方法において、増幅したDNAは 制限酵素で切断した後電気泳動してバンド 検出する方法、又はDNAマイクロアレイ上の ローブとハイブリダイズさせて検出する方 のいずれかにより検出される。電気泳動を 用する前者の検出方法は、通常の実験室設 により実施可能であり、経済性にも優れて るとはいえ、煩雑な作業を要し、またサブ イプの同定が完全でないという欠点がある 一方プローブとのハイブリダイゼーション 利用する後者の検出方法は、検出感度が高 サブタイプ同定の特異性が高いが、迅速性 経済性の面で問題がある。
 また、PCRによるDNA増幅について、型特異的 ライマーを用いて型特異的にHPV遺伝子を増 する方法と、ランダムプライマー又は型非 異的プライマーを用いて型非特異的にHPV遺 子を増幅する方法がこれまで知られている
 特許文献1及び2で開示された方法は、型特 的プライマーを用いたPCRによりDNAを増幅す 。増幅されたDNAは、特許文献1においてはプ ーブが増幅二本鎖DNAそのものであるDNAマイ ロアレイとのハイブリダイゼーションに供 れ、また特許文献2においては電気泳動に供 され、HPVのDNAの存在・非存在を検出する。こ れらの方法では、型特異的プライマーを用い ることで高い特異性及び高い感度での増幅を 達成しており、更に各プライマーを混合物と して用いた場合でも特定の型のHPVを特異的に 検出することが出来る。
 一方、特許文献3で開示された方法は、型非 特異的プライマーを用いてHPVのDNAを増幅した 後、プローブが短い一本鎖オリゴDNAであるDNA マイクロアレイとハイブリダイズさせること によりHPVのDNAを検出するものである。この方 法は、共通のプライマーを使用するため合成 コストや設計の容易さにおいて利点を持つ。 しかしながら、短いプローブを用いてハイブ リダイゼーションの特異性を高めることによ りPCRにおける特異性及び感度の低さをある程 度克服しているとはいえ、全体としてみれば 感度は低い。また、特許文献4で開示された 法は、HPVの型ごとにプライマーを作製して るとはいえ、それらのプライマー配列はほ んど同じ配列であるため、特許文献3の方法 ほぼ同様のプライマー作製であると考えら る。

 これらの状況から、複数の型のHPVを高い特 性及び感度で検出することが出来る、迅速 、簡易性及び経済性に優れた方法を開発す 必要がある。

特開2004-121240

特開2006-345800

特表2005-503177

特表2005-519611

 本発明は、複数の型のHPVを高い特異性及 感度で検出するためのプライマーセット及 プローブを提供することを目的とする。本 明はまた、前記プライマーセット及びプロ ブを利用して複数の型のHPVを高い特異性及 感度で検出するための方法を提供すること 目的とする。

 本発明者らは、上記課題を解決するため 、型特異的なプライマーを用いてHPV遺伝子 PCRにより増幅し、PCR増幅産物をDNAマイクロ レイとハイブリダイズさせて検出すること 特徴とするHPV遺伝子の検出方法に着目し鋭 検討を重ねた結果、本発明のプライマーセ ト及びプローブを用いることで複数の型のH PVを高い特異性及び感度で迅速かつ簡易に検 することが出来ることを見出し、本発明を 成するに至った。

 すなわち、本発明は以下の通りである。
[1](1)配列番号1で示される塩基配列からなる ライマー又は配列番号1で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号2で示される塩基配列からなる プライマー又は配列番号2で示される塩基配 に相補的な塩基配列とストリンジェントな 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 にプライマーとしての機能を有するその変 体とからなるプライマーセット1、
(2)配列番号3で示される塩基配列からなるプ イマー又は配列番号3で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ライマーとしての機能を有するその変異体 、配列番号4で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号4で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 とからなるプライマーセット2、
(3)配列番号5で示される塩基配列からなるプ イマー又は配列番号5で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ライマーとしての機能を有するその変異体 、配列番号6で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号6で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 とからなるプライマーセット3、
(4)配列番号7で示される塩基配列からなるプ イマー又は配列番号7で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ライマーとしての機能を有するその変異体 、配列番号8で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号8で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 とからなるプライマーセット4、
(5)配列番号9で示される塩基配列からなるプ イマー又は配列番号9で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ライマーとしての機能を有するその変異体 、配列番号10で示される塩基配列からなる ライマー又は配列番号10で示される塩基配列 に相補的な塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプライマーとしての機能を有するその変異 体とからなるプライマーセット5、
(6)配列番号11で示される塩基配列からなるプ イマー又は配列番号11で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号12で示される塩基配列からなる プライマー又は配列番号12で示される塩基配 に相補的な塩基配列とストリンジェントな 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 にプライマーとしての機能を有するその変 体とからなるプライマーセット6、
(7)配列番号13で示される塩基配列からなるプ イマー又は配列番号13で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号14で示される塩基配列からなる プライマー又は配列番号14で示される塩基配 に相補的な塩基配列とストリンジェントな 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 にプライマーとしての機能を有するその変 体とからなるプライマーセット7、
(8)配列番号15で示される塩基配列からなるプ イマー又は配列番号15で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号16で示される塩基配列からなる プライマー又は配列番号16で示される塩基配 に相補的な塩基配列とストリンジェントな 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 にプライマーとしての機能を有するその変 体とからなるプライマーセット8、
(9)配列番号17で示される塩基配列からなるプ イマー又は配列番号17で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号18で示される塩基配列からなる プライマー又は配列番号18で示される塩基配 に相補的な塩基配列とストリンジェントな 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 にプライマーとしての機能を有するその変 体とからなるプライマーセット9、
(10)配列番号19で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号19で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号20で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号20で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット10、
(11)配列番号21で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号21で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号22で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号22で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット11、
(12)配列番号23で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号23で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号24で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号24で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット12、
(13)配列番号25で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号25で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号26で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号26で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット13、
(14)配列番号27で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号27で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号28で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号28で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット14、
(15)配列番号29で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号29で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号30で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号30で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット15、
(16)配列番号31で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号31で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号32で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号32で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット16、
(17)配列番号33で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号33で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号34で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号34で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット17、
(18)配列番号35で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号35で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号36で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号36で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット18、
(19)配列番号37で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号37で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号38で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号38で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット19、
(20)配列番号39で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号39で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号40で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号40で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット20、
(21)配列番号41で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号41で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号42で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号42で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット21、
(22)配列番号43で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号43で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号44で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号44で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット22、及び
(23)配列番号45で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号45で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号46で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号46で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット23
からなる群より選択される少なくとも1種の ヒトパピローマウイルス(HPV)遺伝子増幅用の PCRプライマーセット。
[2](1)配列番号49で示される塩基配列からなる ローブ又は配列番号49で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プローブとしての機能を有するその変異体 或いは配列番号49で示される塩基配列に相補 的な塩基配列からなるプローブ又は配列番号 49で示される塩基配列とストリンジェントな 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 にプローブとしての機能を有するその変異 (プローブ1)、
(2)配列番号50で示される塩基配列からなるプ ーブ又は配列番号50で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号50で示される塩基配列に相補的 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号50 示される塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プローブとしての機能を有するその変異体( プローブ2)、
(3)配列番号51で示される塩基配列からなるプ ーブ又は配列番号51で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号51で示される塩基配列に相補的 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号51 示される塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プローブとしての機能を有するその変異体( プローブ3)、
(4)配列番号52で示される塩基配列からなるプ ーブ又は配列番号52で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号52で示される塩基配列に相補的 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号52 示される塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プローブとしての機能を有するその変異体( プローブ4)、
(5)配列番号53で示される塩基配列からなるプ ーブ又は配列番号53で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号53で示される塩基配列に相補的 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号53 示される塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プローブとしての機能を有するその変異体( プローブ5)、
(6)配列番号54で示される塩基配列からなるプ ーブ又は配列番号54で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号54で示される塩基配列に相補的 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号54 示される塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プローブとしての機能を有するその変異体( プローブ6)、
(7)配列番号55で示される塩基配列からなるプ ーブ又は配列番号55で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号55で示される塩基配列に相補的 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号55 示される塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プローブとしての機能を有するその変異体( プローブ7)、
(8)配列番号56で示される塩基配列からなるプ ーブ又は配列番号56で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号56で示される塩基配列に相補的 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号56 示される塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プローブとしての機能を有するその変異体( プローブ8)、
(9)配列番号57で示される塩基配列からなるプ ーブ又は配列番号57で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号57で示される塩基配列に相補的 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号57 示される塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プローブとしての機能を有するその変異体( プローブ9)、
(10)配列番号58で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号58で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号58で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号58 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ10)、
(11)配列番号59で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号59で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号59で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号59 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ11)、
(12)配列番号60で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号60で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号60で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号60 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ12)、
(13)配列番号61で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号61で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号61で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号61 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ13)、
(14)配列番号62で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号62で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号62で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号62 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ14)、
(15)配列番号63で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号63で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号63で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号63 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ15)、
(16)配列番号64で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号64で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号64で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号64 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ16)、
(17)配列番号65で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号65で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号65で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号65 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ17)、
(18)配列番号66で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号66で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号66で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号66 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ18)、
(19)配列番号67で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号67で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号67で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号67 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ19)、
(20)配列番号68で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号68で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号68で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号68 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ20)、
(21)配列番号69で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号69で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号69で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号69 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ21)、
(22)配列番号70で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号70で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号70で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号70 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ22)、及び
(23)配列番号71で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号71で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号71で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号71 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ23)
からなる群より選択される少なくとも1種の ヒトパピローマウイルス(HPV)検出用のプロー ブ。
[3](1)プライマーセット1とプローブ1との組み わせ、(2)プライマーセット2とプローブ2と 組み合わせ、(3)プライマーセット3とプロー 3との組み合わせ、(4)プライマーセット4と ローブ4との組み合わせ、(5)プライマーセッ 5とプローブ5との組み合わせ、(6)プライマ セット6とプローブ6との組み合わせ、(7)プラ イマーセット7とプローブ7との組み合わせ、( 8)プライマーセット8とプローブ8との組み合 せ、(9)プライマーセット9とプローブ9との組 み合わせ、(10)プライマーセット10とプローブ 10との組み合わせ、(11)プライマーセット11と ローブ11との組み合わせ、(12)プライマーセ ト12とプローブ12との組み合わせ、(13)プラ マーセット13とプローブ13との組み合わせ、( 14)プライマーセット14とプローブ14との組み わせ、(15)プライマーセット15とプローブ15と の組み合わせ、(16)プライマーセット16とプロ ーブ16との組み合わせ、(17)プライマーセット 17とプローブ17との組み合わせ、(18)プライマ セット18とプローブ18との組み合わせ、(19) ライマーセット19とプローブ19との組み合わ 、(20)プライマーセット20とプローブ20との み合わせ、(21)プライマーセット21とプロー 21との組み合わせ、(22)プライマーセット22と プローブ22との組み合わせ、及び(23)プライマ ーセット23とプローブ23との組み合わせ、並 に任意で(24)プライマーセット24とプローブ24 との組み合わせを含む、ヒトパピローマウイ ルス(HPV)を検出するためのキット。
[4]上記(1)~(23)の組み合わせからなる群から選 される組み合わせを2つ以上含むことを特徴 とする、上記[3]に記載のキット。
[5]プライマーセット3とプローブ3との組み合 せ、及びプライマーセット4とプローブ4と 組み合わせ、並びに任意でプライマーセッ 24とプローブ24との組み合わせを含む、上記[ 3]又は[4]に記載のキット。
[6]プライマーセット3とプローブ3との組み合 せ、プライマーセット4とプローブ4との組 合わせ、プライマーセット5とプローブ5との 組み合わせ、プライマーセット6とプローブ6 の組み合わせ、プライマーセット7とプロー ブ7との組み合わせ、プライマーセット9とプ ーブ9との組み合わせ、プライマーセット10 プローブ10との組み合わせ、プライマーセ ト13とプローブ13との組み合わせ、プライマ セット14とプローブ14との組み合わせ、プラ イマーセット15とプローブ15との組み合わせ プライマーセット18とプローブ18との組み合 せ、プライマーセット19とプローブ19との組 み合わせ、プライマーセット20とプローブ20 の組み合わせ、及びプライマーセット23とプ ローブ23との組み合わせ、並びに任意でプラ マーセット24とプローブ24との組み合わせを 含む、上記[3]又は[4]に記載のキット。
[7]プライマーセット1とプローブ1との組み合 せ、プライマーセット2とプローブ2との組 合わせ、プライマーセット3とプローブ3との 組み合わせ、プライマーセット4とプローブ4 の組み合わせ、プライマーセット5とプロー ブ5との組み合わせ、プライマーセット6とプ ーブ6との組み合わせ、プライマーセット7 プローブ7との組み合わせ、プライマーセッ 8とプローブ8との組み合わせ、プライマー ット9とプローブ9との組み合わせ、プライマ ーセット10とプローブ10との組み合わせ、プ イマーセット11とプローブ11との組み合わせ プライマーセット12とプローブ12との組み合 わせ、プライマーセット13とプローブ13との み合わせ、プライマーセット14とプローブ14 の組み合わせ、プライマーセット15とプロ ブ15との組み合わせ、プライマーセット16と ローブ16との組み合わせ、プライマーセッ 17とプローブ17との組み合わせ、プライマー ット18とプローブ18との組み合わせ、プライ マーセット19とプローブ19との組み合わせ、 ライマーセット20とプローブ20との組み合わ 、プライマーセット21とプローブ21との組み 合わせ、プライマーセット22とプローブ22と 組み合わせ、及びプライマーセット23とプロ ーブ23との組み合わせ、並びに任意でプライ ーセット24とプローブ24との組み合わせを含 む、上記[3]又は[4]に記載のキット。
[8]上記[3]~[7]のいずれか1つに記載のキットを いて検体中のHPVの存在又は非存在を型特異 に検出するための方法であって、検体中か 抽出したDNAを鋳型として、前記プライマー ットを用いてPCRを行う工程及び増幅されたD NA産物を検出する工程を含む、方法。
[9]上記[3]~[7]のいずれか1つに記載のキットを いて検体中のHPVの存在又は非存在を型特異 に検出するための方法であって、検体中か 抽出したDNAを鋳型として、前記プライマー ットを用いてPCRを行う工程、増幅したDNA産 を一本鎖にする工程、及び一本鎖DNAを前記 ローブとハイブリダイズさせて検出する工 を含む、方法。
[10]上記[2]に記載のプローブ1~23からなる群か 選択される少なくとも1種のプローブが固定 化されている、HPVを検出するためのDNAマイク ロアレイ。
[11]上記[2]に記載のプローブ1~23からなる群か 選択される2以上のプローブが固定化されて いる、上記[10]に記載のDNAマイクロアレイ。
[12]さらに、プローブ24が固定化されている上 記[10]又は[11]に記載のDNAマイクロアレイ。

 本発明は、複数の型のHPVを高い特異性及 感度で迅速かつ簡易に検出することが出来 、プライマーセット及びプローブを提供す 。本発明はまた、前記プライマーセット及 プローブを利用して、複数の型のHPVを高い 異性及び感度で迅速かつ簡易に検出するこ が出来る方法を提供する。

磁気ビーズを用いた一本鎖DNAの単離工 (アンチセンス鎖DNAを単離する場合)の概念 である。 増幅DNA産物をアガロースゲル電気泳動 た結果を示す図である。 作製したDNAマイクロアレイ上のスポッ 配置を示す図である。 単離した標識一本鎖DNAとDNAマイクロア イとのハイブリダイゼーションの結果を検 したスキャン画像を示す図である。 磁気ビーズを用いた一本鎖DNAの単離工 を行わない場合と行う場合との間の、HPV検 感度の違いを示す図である。

 本発明は、HPV遺伝子増幅用のPCRプライマー ット、特に型特異的なプライマーセットを 供する。プライマーセットとしては、以下( 1)~(23)に示すプライマーセットが挙げられる
(1)配列番号1で示される塩基配列からなるプ イマー又は配列番号1で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ライマーとしての機能を有するその変異体 、配列番号2で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号2で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 とからなるプライマーセット1、
(2)配列番号3で示される塩基配列からなるプ イマー又は配列番号3で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ライマーとしての機能を有するその変異体 、配列番号4で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号4で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 とからなるプライマーセット2、
(3)配列番号5で示される塩基配列からなるプ イマー又は配列番号5で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ライマーとしての機能を有するその変異体 、配列番号6で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号6で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 とからなるプライマーセット3、
(4)配列番号7で示される塩基配列からなるプ イマー又は配列番号7で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ライマーとしての機能を有するその変異体 、配列番号8で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号8で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 とからなるプライマーセット4、
(5)配列番号9で示される塩基配列からなるプ イマー又は配列番号9で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ライマーとしての機能を有するその変異体 、配列番号10で示される塩基配列からなる ライマー又は配列番号10で示される塩基配列 に相補的な塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプライマーとしての機能を有するその変異 体とからなるプライマーセット5、
(6)配列番号11で示される塩基配列からなるプ イマー又は配列番号11で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号12で示される塩基配列からなる プライマー又は配列番号12で示される塩基配 に相補的な塩基配列とストリンジェントな 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 にプライマーとしての機能を有するその変 体とからなるプライマーセット6、
(7)配列番号13で示される塩基配列からなるプ イマー又は配列番号13で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号14で示される塩基配列からなる プライマー又は配列番号14で示される塩基配 に相補的な塩基配列とストリンジェントな 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 にプライマーとしての機能を有するその変 体とからなるプライマーセット7、
(8)配列番号15で示される塩基配列からなるプ イマー又は配列番号15で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号16で示される塩基配列からなる プライマー又は配列番号16で示される塩基配 に相補的な塩基配列とストリンジェントな 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 にプライマーとしての機能を有するその変 体とからなるプライマーセット8、
(9)配列番号17で示される塩基配列からなるプ イマー又は配列番号17で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号18で示される塩基配列からなる プライマー又は配列番号18で示される塩基配 に相補的な塩基配列とストリンジェントな 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 にプライマーとしての機能を有するその変 体とからなるプライマーセット9、
(10)配列番号19で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号19で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号20で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号20で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット10、
(11)配列番号21で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号21で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号22で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号22で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット11、
(12)配列番号23で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号23で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号24で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号24で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット12、
(13)配列番号25で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号25で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号26で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号26で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット13、
(14)配列番号27で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号27で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号28で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号28で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット14、
(15)配列番号29で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号29で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号30で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号30で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット15、
(16)配列番号31で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号31で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号32で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号32で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット16、
(17)配列番号33で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号33で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号34で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号34で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット17、
(18)配列番号35で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号35で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号36で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号36で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット18、
(19)配列番号37で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号37で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号38で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号38で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット19、
(20)配列番号39で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号39で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号40で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号40で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット20、
(21)配列番号41で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号41で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号42で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号42で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット21、
(22)配列番号43で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号43で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号44で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号44で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット22、及び
(23)配列番号45で示される塩基配列からなるプ ライマー又は配列番号45で示される塩基配列 相補的な塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プライマーとしての機能を有するその変異 と、配列番号46で示される塩基配列からな プライマー又は配列番号46で示される塩基配 列に相補的な塩基配列とストリンジェントな 条件でハイブリダイズする塩基配列を有し同 様にプライマーとしての機能を有するその変 異体とからなるプライマーセット23。

 プライマーセット1における、「配列番号1 示される塩基配列からなるプライマー」及 「配列番号2で示される塩基配列からなるプ イマー」とは、それぞれ「配列番号1で示さ れる塩基配列からなるオリゴヌクレオチド」 及び「配列番号2で示される塩基配列からな オリゴヌクレオチド」と同義であり、以下 便宜上、それぞれ「配列番号1のプライマー 及び「配列番号2のプライマー」とも称する 。
 「配列番号1で示される塩基配列に相補的な 塩基配列とストリンジェントな条件でハイブ リダイズする塩基配列を有し同様にプライマ ーとしての機能を有するその変異体」とは、 上記配列番号1で示される塩基配列に相補的 塩基配列からなるオリゴヌクレオチドとス リンジェントな条件でハイブリダイズする リゴヌクレオチドであって、配列番号1で示 れる塩基配列からなるオリゴヌクレオチド 同様のプライマーとしての機能、すなわち 列番号2で示される塩基配列からなるプライ マーと組み合わせることによってHPV6遺伝子 特定の領域をPCR増幅させることのできる機 を有する。以下、当該変異体を、便宜上、 配列番号1のプライマーの変異体」とも称す 。同様に「配列番号2で示される塩基配列に 相補的な塩基配列とストリンジェントな条件 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様に プライマーとしての機能を有するその変異体 」とは、上記配列番号2で示される塩基配列 相補的な塩基配列からなるオリゴヌクレオ ドとストリンジェントな条件でハイブリダ ズするオリゴヌクレオチドであって、配列 号2で示される塩基配列からなるオリゴヌク オチドと同様のプライマーとしての機能、 なわち配列番号1で示される塩基配列からな るプライマーと組み合わせることによってHPV 6遺伝子の特定の領域をPCR増幅させることの きる機能を有する。以下、便宜上、「配列 号2のプライマーの変異体」とも称する。「 異体」は、プライマーとしての機能が維持 れる範囲で、もととなるオリゴヌクレオチ から1個又は複数個のヌクレオチドが置換、 欠失、挿入又は付加されている。
 ハイブリダイゼーション時のストリンジェ シーは、温度、塩濃度、プライマーの鎖長 プライマーのヌクレオチド配列のGC含量及 ハイブリダイゼーション緩衝液中のカオト ピック剤の濃度の関数であることが知られ いる。ストリンジェントな条件としては、 えば、Sambrook, J. et al. (1998) Molecular Cloning : A Laboratory Manual (2nd ed.), Cold Spring Harbor Laboratory Press, New Yorkに記載された条件など を用いることができる。ストリンジェントな 温度条件は、約30℃以上、より好ましくは約3 7℃以上、最も好ましくは約42℃以上である。 その他の条件としては、ハイブリダイゼーシ ョン時間、洗浄剤(例えば、SDS)の濃度、及び ャリアDNAの存否等であり、これらの条件を み合わせることによって、様々なストリン ェンシーを設定することができる。当業者 、所望するHPV遺伝子増幅用のPCRプライマー しての機能を有する変異体を得るための条 を適宜決定することができる。

 プライマーセット1は、「配列番号1のプ イマー」又は「配列番号1のプライマーの変 体」と「配列番号2のプライマー」又は「配 列番号2のプライマーの変異体」とから構成 れ、好ましくは「配列番号1のプライマー」 「配列番号2のプライマー」から構成される 。

 プライマーセット1と同様にしてプライマー セット2~23における各プライマーを定義付け ことができる。すなわち、
プライマーセット2は「配列番号3のプライマ 」又は「配列番号3のプライマーの変異体」 と「配列番号4のプライマー」又は「配列番 4のプライマーの変異体」とから、好ましく 「配列番号3のプライマー」と「配列番号4 プライマー」とから構成され、HPV11遺伝子の 特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット3は「配列番号5のプライマ 」又は「配列番号5のプライマーの変異体」 と「配列番号6のプライマー」又は「配列番 6のプライマーの変異体」とから、好ましく 「配列番号5のプライマー」と「配列番号6 プライマー」とから構成され、HPV16遺伝子の 特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット4は「配列番号7のプライマ 」又は「配列番号7のプライマーの変異体」 と「配列番号8のプライマー」又は「配列番 8のプライマーの変異体」とから、好ましく 「配列番号7のプライマー」と「配列番号8 プライマー」とから構成され、HPV18遺伝子の 特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット5は「配列番号9のプライマ 」又は「配列番号9のプライマーの変異体」 と「配列番号10のプライマー」又は「配列番 10のプライマーの変異体」とから、好まし は「配列番号9のプライマー」と「配列番号1 0のプライマー」とから構成され、HPV30遺伝子 の特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット6は「配列番号11のプライマ ー」又は「配列番号11のプライマーの変異体 と「配列番号12のプライマー」又は「配列 号12のプライマーの変異体」とから、好まし くは「配列番号11のプライマー」と「配列番 12のプライマー」とから構成され、HPV31遺伝 子の特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット7は「配列番号13のプライマ ー」又は「配列番号13のプライマーの変異体 と「配列番号14のプライマー」又は「配列 号14のプライマーの変異体」とから、好まし くは「配列番号13のプライマー」と「配列番 14のプライマー」とから構成され、HPV33遺伝 子の特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット8は「配列番号15のプライマ ー」又は「配列番号15のプライマーの変異体 と「配列番号16のプライマー」又は「配列 号16のプライマーの変異体」とから、好まし くは「配列番号15のプライマー」と「配列番 16のプライマー」とから構成され、HPV34遺伝 子の特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット9は「配列番号17のプライマ ー」又は「配列番号17のプライマーの変異体 と「配列番号18のプライマー」又は「配列 号18のプライマーの変異体」とから、好まし くは「配列番号17のプライマー」と「配列番 18のプライマー」とから構成され、HPV35遺伝 子の特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット10は「配列番号19のプライ ー」又は「配列番号19のプライマーの変異体 」と「配列番号20のプライマー」又は「配列 号20のプライマーの変異体」とから、好ま くは「配列番号19のプライマー」と「配列番 号20のプライマー」とから構成され、HPV39遺 子の特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット11は「配列番号21のプライ ー」又は「配列番号21のプライマーの変異体 」と「配列番号22のプライマー」又は「配列 号22のプライマーの変異体」とから、好ま くは「配列番号21のプライマー」と「配列番 号22のプライマー」とから構成され、HPV40遺 子の特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット12は「配列番号23のプライ ー」又は「配列番号23のプライマーの変異体 」と「配列番号24のプライマー」又は「配列 号24のプライマーの変異体」とから、好ま くは「配列番号23のプライマー」と「配列番 号24のプライマー」とから構成され、HPV42遺 子の特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット13は「配列番号25のプライ ー」又は「配列番号25のプライマーの変異体 」と「配列番号26のプライマー」又は「配列 号26のプライマーの変異体」とから、好ま くは「配列番号25のプライマー」と「配列番 号26のプライマー」とから構成され、HPV45遺 子の特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット14は「配列番号27のプライ ー」又は「配列番号27のプライマーの変異体 」と「配列番号28のプライマー」又は「配列 号28のプライマーの変異体」とから、好ま くは「配列番号27のプライマー」と「配列番 号28のプライマー」とから構成され、HPV51遺 子の特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット15は「配列番号29のプライ ー」又は「配列番号29のプライマーの変異体 」と「配列番号30のプライマー」又は「配列 号30のプライマーの変異体」とから、好ま くは「配列番号29のプライマー」と「配列番 号30のプライマー」とから構成され、HPV52遺 子の特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット16は「配列番号31のプライ ー」又は「配列番号31のプライマーの変異体 」と「配列番号32のプライマー」又は「配列 号32のプライマーの変異体」とから、好ま くは「配列番号31のプライマー」と「配列番 号32のプライマー」とから構成され、HPV53遺 子の特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット17は「配列番号33のプライ ー」又は「配列番号33のプライマーの変異体 」と「配列番号34のプライマー」又は「配列 号34のプライマーの変異体」とから、好ま くは「配列番号33のプライマー」と「配列番 号34のプライマー」とから構成され、HPV54遺 子の特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット18は「配列番号35のプライ ー」又は「配列番号35のプライマーの変異体 」と「配列番号36のプライマー」又は「配列 号36のプライマーの変異体」とから、好ま くは「配列番号35のプライマー」と「配列番 号36のプライマー」とから構成され、HPV56遺 子の特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット19は「配列番号37のプライ ー」又は「配列番号37のプライマーの変異体 」と「配列番号38のプライマー」又は「配列 号38のプライマーの変異体」とから、好ま くは「配列番号37のプライマー」と「配列番 号38のプライマー」とから構成され、HPV58遺 子の特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット20は「配列番号39のプライ ー」又は「配列番号39のプライマーの変異体 」と「配列番号40のプライマー」又は「配列 号40のプライマーの変異体」とから、好ま くは「配列番号39のプライマー」と「配列番 号40のプライマー」とから構成され、HPV59遺 子の特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット21は「配列番号41のプライ ー」又は「配列番号41のプライマーの変異体 」と「配列番号42のプライマー」又は「配列 号42のプライマーの変異体」とから、好ま くは「配列番号41のプライマー」と「配列番 号42のプライマー」とから構成され、HPV61遺 子の特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット22は「配列番号43のプライ ー」又は「配列番号43のプライマーの変異体 」と「配列番号44のプライマー」又は「配列 号44のプライマーの変異体」とから、好ま くは「配列番号43のプライマー」と「配列番 号44のプライマー」とから構成され、HPV66遺 子の特定の領域を増幅することができ、
プライマーセット23は「配列番号45のプライ ー」又は「配列番号45のプライマーの変異体 」と「配列番号46のプライマー」又は「配列 号46のプライマーの変異体」とから、好ま くは「配列番号45のプライマー」と「配列番 号46のプライマー」とから構成され、HPV68遺 子の特定の領域を増幅することができる。

 各プライマーセットの一例を表1に示す。 なお、後述するように、本発明では、内部標 準として利用されるG3PDH(グリセルアルデヒド 三リン酸脱水素酵素)遺伝子を増幅するため プライマーセットを任意で用いることがで る。G3PDH遺伝子を増幅するためのプライマー セット(プライマーセット24)は、配列番号47で 示される塩基配列からなるプライマー又は配 列番号47で示される塩基配列に相補的な塩基 列とストリンジェントな条件でハイブリダ ズする塩基配列を有し同様にプライマーと ての機能を有するその変異体と、配列番号4 8で示される塩基配列からなるプライマー又 配列番号48で示される塩基配列に相補的な塩 基配列とストリンジェントな条件でハイブリ ダイズする塩基配列を有し同様にプライマー としての機能を有するその変異体とからなる 。

 なお、上記表1において、各プライマーが 結合する、各ウイルスタイプ及びG3PDHのゲノ 上の位置(nt)は、表2に示す各遺伝子のGenBank( NCBI;National Center for Biotechnology Information)登 番号の遺伝子配列における位置である。

 本発明のプライマーは、各HPV遺伝子との 異性が高くなるよう(100%の相補性)、他の型 HPVと相同性の高い配列を有さないよう、及 Tm値がプライマーセット間で近くなるよう 設計されているため、これらを混合して1つ 試験管内でマルチプレックスPCRを行った場 に、試料中に存在する特定の型のHPV遺伝子 特異的に増幅することが可能である。

 各プライマーの変異体の配列は、表1に記 載される各プライマーの情報に基づいて設計 することができる。具体的には、配列番号1 プライマーの変異体は、配列番号2のプライ ー(又は配列番号2のプライマーの変異体)と PCR反応によって、配列番号1のプライマーと 配列番号2のプライマーとのPCR反応によって られるPCR産物と同一の、或いは相同性の高 PCR産物を得ることができるように設計され 。相同性の高さは、80%以上、好ましくは90% 上、特に好ましくは95%以上である。配列番 1のプライマーの5’末端は、HPV6(GenBank登録番 号:AF092932)ゲノム上7251位に結合するが、±50位 、好ましくは±20位、特に好ましくは±10位に 合するようなプライマーも配列番号1のプラ イマーの変異体として本発明の範疇である。

 相同性(%)は、当該分野で慣用のホモロジ 検索プログラム(例えば、BLAST、FASTA等)を初 設定で用いて決定することができる。また 別の局面では、相同性(%)は、当該分野で公 の任意のアルゴリズム、例えば、Needlemanら( 1970)(J.Mol.Biol.48:444-453)、Myers及びMiller(CABIOS,1988 ,4:11-17)のアルゴリズム等を使用して決定する ことができる。Needlemanらのアルゴリズムは、 GCGソフトウェアパッケージ(www.gcg.comで入手可 能)のGAPプログラムに組み込まれており、相 性(%)は、例えば、BLOSUM 62 matrix又はPAM250 mat rix、並びにgap weight:16、14、12、10、8、6若し は4、及びlength weight:1、2、3、4、5若しくは6 いずれかを使用することによって決定する とができる。また、Myers及びMillerのアルゴ ズムは、GCG配列アラインメントソフトウェ パッケージの一部であるALIGNプログラムに組 み込まれている。アミノ酸配列を比較するた めにALIGNプログラムを利用する場合、例えば PAM120 weight residue table、gap length penalty 12 gap penalty 4を用いることができる。

 本発明のプライマーセットの各ヌクレオ ドは、例えば汎用のDNA合成装置(例えば、App lied Biosystems社製 Model 394)を用いて化学的に 成することが出来る。オリゴヌクレオチド 、当該技術分野において良く知られる他の 法のいずれかを用いて合成しても良い。

 本発明は、前記PCR増幅産物と特異的にハイ リダイズするプローブも提供する。該プロ ブは、各PCR増幅産物の塩基配列に含まれる 本鎖DNAであり、センス鎖DNA又はアンチセン 鎖DNAのいずれであっても良い。具体的には 以下(1)~(23)に示すプローブが挙げられる。
(1)配列番号49で示される塩基配列からなるプ ーブ又は配列番号49で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号49で示される塩基配列に相補的 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号49 示される塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プローブとしての機能を有するその変異体( プローブ1)、
(2)配列番号50で示される塩基配列からなるプ ーブ又は配列番号50で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号50で示される塩基配列に相補的 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号50 示される塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プローブとしての機能を有するその変異体( プローブ2)、
(3)配列番号51で示される塩基配列からなるプ ーブ又は配列番号51で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号51で示される塩基配列に相補的 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号51 示される塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プローブとしての機能を有するその変異体( プローブ3)、
(4)配列番号52で示される塩基配列からなるプ ーブ又は配列番号52で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号52で示される塩基配列に相補的 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号52 示される塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プローブとしての機能を有するその変異体( プローブ4)、
(5)配列番号53で示される塩基配列からなるプ ーブ又は配列番号53で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号53で示される塩基配列に相補的 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号53 示される塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プローブとしての機能を有するその変異体( プローブ5)、
(6)配列番号54で示される塩基配列からなるプ ーブ又は配列番号54で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号54で示される塩基配列に相補的 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号54 示される塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プローブとしての機能を有するその変異体( プローブ6)、
(7)配列番号55で示される塩基配列からなるプ ーブ又は配列番号55で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号55で示される塩基配列に相補的 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号55 示される塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プローブとしての機能を有するその変異体( プローブ7)、
(8)配列番号56で示される塩基配列からなるプ ーブ又は配列番号56で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号56で示される塩基配列に相補的 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号56 示される塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プローブとしての機能を有するその変異体( プローブ8)、
(9)配列番号57で示される塩基配列からなるプ ーブ又は配列番号57で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号57で示される塩基配列に相補的 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号57 示される塩基配列とストリンジェントな条 でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 プローブとしての機能を有するその変異体( プローブ9)、
(10)配列番号58で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号58で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号58で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号58 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ10)、
(11)配列番号59で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号59で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号59で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号59 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ11)、
(12)配列番号60で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号60で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号60で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号60 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ12)、
(13)配列番号61で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号61で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号61で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号61 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ13)、
(14)配列番号62で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号62で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号62で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号62 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ14)、
(15)配列番号63で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号63で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号63で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号63 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ15)、
(16)配列番号64で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号64で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号64で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号64 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ16)、
(17)配列番号65で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号65で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号65で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号65 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ17)、
(18)配列番号66で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号66で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号66で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号66 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ18)、
(19)配列番号67で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号67で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号67で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号67 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ19)、
(20)配列番号68で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号68で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号68で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号68 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ20)、
(21)配列番号69で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号69で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号69で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号69 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ21)、
(22)配列番号70で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号70で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号70で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号70 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ22)、及び
(23)配列番号71で示される塩基配列からなるプ ローブ又は配列番号71で示される塩基配列に 補的な塩基配列とストリンジェントな条件 ハイブリダイズする塩基配列を有し同様に ローブとしての機能を有するその変異体、 いは配列番号71で示される塩基配列に相補 な塩基配列からなるプローブ又は配列番号71 で示される塩基配列とストリンジェントな条 件でハイブリダイズする塩基配列を有し同様 にプローブとしての機能を有するその変異体 (プローブ23)。

 プローブ1における、「配列番号49で示され 塩基配列からなるプローブ」とは、「配列 号49で示される塩基配列からなるオリゴヌ レオチド」と同義である。以下、便宜上、 配列番号49のプローブ」とも称する。
 「配列番号49で示される塩基配列に相補的 塩基配列とストリンジェントな条件でハイ リダイズする塩基配列を有し同様にプロー としての機能を有するその変異体」とは、 記配列番号49で示される塩基配列に相補的な 塩基配列からなるオリゴヌクレオチドとスト リンジェントな条件でハイブリダイズするオ リゴヌクレオチドであって、配列番号49で示 れる塩基配列からなるオリゴヌクレオチド 同様のプローブとしての機能、すなわちHPV6 遺伝子の特定の領域を検出することのできる 機能を有する。以下、当該変異体を、便宜上 、「配列番号49のプローブの変異体」とも称 る。「変異体」は、プローブとしての機能 維持される範囲で、もととなるオリゴヌク オチドから1個又は複数個のヌクレオチドが 置換、欠失、挿入又は付加されている。
 「配列番号49で示される塩基配列に相補的 塩基配列からなるプローブ」とは、「配列 号49で示される塩基配列に相補的な塩基配列 からなるオリゴヌクレオチド」と同義である 。以下、便宜上、「配列番号49と相補的なプ ーブ」とも称する。
 「配列番号49で示される塩基配列とストリ ジェントな条件でハイブリダイズする塩基 列を有し同様にプローブとしての機能を有 るその変異体」とは、上記配列番号49で示さ れる塩基配列からなるオリゴヌクレオチドと ストリンジェントな条件でハイブリダイズす るオリゴヌクレオチドであって、配列番号49 示される塩基配列に相補的な塩基配列から るオリゴヌクレオチドと同様のプローブと ての機能、すなわちHPV6遺伝子の特定の領域 を検出することのできる機能を有する。以下 、当該変異体を、便宜上、「配列番号49と相 的なプローブの変異体」とも称する。「変 体」は、プローブとしての機能が維持され 範囲で、もととなるオリゴヌクレオチドか 1個又は複数個のヌクレオチドが置換、欠失 、挿入又は付加されている。

 ハイブリダイゼーション時のストリンジ ンシーは、温度、塩濃度、プローブの鎖長 プローブのヌクレオチド配列のGC含量及び イブリダイゼーション緩衝液中のカオトロ ック剤の濃度の関数であることが知られて る。ストリンジェントな条件としては、例 ば、Sambrook, J. et al. (1998) Molecular Cloning:  A Laboratory Manual (2nd ed.), Cold Spring Harbor La boratory Press, New Yorkに記載された条件などを 用いることができる。ストリンジェントな温 度条件は、約30℃以上、より好ましくは約37 以上、最も好ましくは約42℃以上である。そ の他の条件としては、ハイブリダイゼーショ ン時間、洗浄剤(例えば、SDS)の濃度、及びキ リアDNAの存否等であり、これらの条件を組 合わせることによって、様々なストリンジ ンシーを設定することができる。当業者は 所望するHPV遺伝子検出用のプローブとして 機能を有する変異体を得るための条件を適 決定することができる。

 プローブ1は、「配列番号49のプローブ」、 配列番号49のプローブの変異体」、「配列 号49と相補的なプローブ」、又は「配列番号 49と相補的なプローブの変異体」のいずれか あり、好ましくは「配列番号49のプローブ 又は「配列番号49と相補的なプローブ」であ る。
 プローブ1と同様にしてプローブ2~23を定義 けることができる。すなわち、
プローブ2は、「配列番号50のプローブ」、「 配列番号50のプローブの変異体」、「配列番 50と相補的なプローブ」、又は「配列番号50 と相補的なプローブの変異体」のいずれかで あり、好ましくは「配列番号50のプローブ」 は「配列番号50と相補的なプローブ」であ 、HPV11遺伝子の特定の領域を検出することが でき、
プローブ3は、「配列番号51のプローブ」、「 配列番号51のプローブの変異体」、「配列番 51と相補的なプローブ」、又は「配列番号51 と相補的なプローブの変異体」のいずれかで あり、好ましくは「配列番号51のプローブ」 は「配列番号51と相補的なプローブ」であ 、HPV16遺伝子の特定の領域を検出することが でき、
プローブ4は、「配列番号52のプローブ」、「 配列番号52のプローブの変異体」、「配列番 52と相補的なプローブ」、又は「配列番号52 と相補的なプローブの変異体」のいずれかで あり、好ましくは「配列番号52のプローブ」 は「配列番号52と相補的なプローブ」であ 、HPV18遺伝子の特定の領域を検出することが でき、
プローブ5は、「配列番号53のプローブ」、「 配列番号53のプローブの変異体」、「配列番 53と相補的なプローブ」、又は「配列番号53 と相補的なプローブの変異体」のいずれかで あり、好ましくは「配列番号53のプローブ」 は「配列番号53と相補的なプローブ」であ 、HPV30遺伝子の特定の領域を検出することが でき、
プローブ6は、「配列番号54のプローブ」、「 配列番号54のプローブの変異体」、「配列番 54と相補的なプローブ」、又は「配列番号54 と相補的なプローブの変異体」のいずれかで あり、好ましくは「配列番号54のプローブ」 は「配列番号54と相補的なプローブ」であ 、HPV31遺伝子の特定の領域を検出することが でき、
プローブ7は、「配列番号55のプローブ」、「 配列番号55のプローブの変異体」、「配列番 55と相補的なプローブ」、又は「配列番号55 と相補的なプローブの変異体」のいずれかで あり、好ましくは「配列番号55のプローブ」 は「配列番号55と相補的なプローブ」であ 、HPV33遺伝子の特定の領域を検出することが でき、
プローブ8は、「配列番号56のプローブ」、「 配列番号56のプローブの変異体」、「配列番 56と相補的なプローブ」、又は「配列番号56 と相補的なプローブの変異体」のいずれかで あり、好ましくは「配列番号56のプローブ」 は「配列番号56と相補的なプローブ」であ 、HPV34遺伝子の特定の領域を検出することが でき、
プローブ9は、「配列番号57のプローブ」、「 配列番号57のプローブの変異体」、「配列番 57と相補的なプローブ」、又は「配列番号57 と相補的なプローブの変異体」のいずれかで あり、好ましくは「配列番号57のプローブ」 は「配列番号57と相補的なプローブ」であ 、HPV35遺伝子の特定の領域を検出することが でき、
プローブ10は、「配列番号58のプローブ」、 配列番号58のプローブの変異体」、「配列番 号58と相補的なプローブ」、又は「配列番号5 8と相補的なプローブの変異体」のいずれか あり、好ましくは「配列番号58のプローブ」 又は「配列番号58と相補的なプローブ」であ 、HPV39遺伝子の特定の領域を検出すること でき、
プローブ11は、「配列番号59のプローブ」、 配列番号59のプローブの変異体」、「配列番 号59と相補的なプローブ」、又は「配列番号5 9と相補的なプローブの変異体」のいずれか あり、好ましくは「配列番号59のプローブ」 又は「配列番号59と相補的なプローブ」であ 、HPV40遺伝子の特定の領域を検出すること でき、
プローブ12は、「配列番号60のプローブ」、 配列番号60のプローブの変異体」、「配列番 号60と相補的なプローブ」、又は「配列番号6 0と相補的なプローブの変異体」のいずれか あり、好ましくは「配列番号60のプローブ」 又は「配列番号60と相補的なプローブ」であ 、HPV42遺伝子の特定の領域を検出すること でき、
プローブ13は、「配列番号61のプローブ」、 配列番号61のプローブの変異体」、「配列番 号61と相補的なプローブ」、又は「配列番号6 1と相補的なプローブの変異体」のいずれか あり、好ましくは「配列番号61のプローブ」 又は「配列番号61と相補的なプローブ」であ 、HPV45遺伝子の特定の領域を検出すること でき、
プローブ14は、「配列番号62のプローブ」、 配列番号62のプローブの変異体」、「配列番 号62と相補的なプローブ」、又は「配列番号6 2と相補的なプローブの変異体」のいずれか あり、好ましくは「配列番号62のプローブ」 又は「配列番号62と相補的なプローブ」であ 、HPV51遺伝子の特定の領域を検出すること でき、
プローブ15は、「配列番号63のプローブ」、 配列番号63のプローブの変異体」、「配列番 号63と相補的なプローブ」、又は「配列番号6 3と相補的なプローブの変異体」のいずれか あり、好ましくは「配列番号63のプローブ」 又は「配列番号63と相補的なプローブ」であ 、HPV52遺伝子の特定の領域を検出すること でき、
プローブ16は、「配列番号64のプローブ」、 配列番号64のプローブの変異体」、「配列番 号64と相補的なプローブ」、又は「配列番号6 4と相補的なプローブの変異体」のいずれか あり、好ましくは「配列番号64のプローブ」 又は「配列番号64と相補的なプローブ」であ 、HPV53遺伝子の特定の領域を検出すること でき、
プローブ17は、「配列番号65のプローブ」、 配列番号65のプローブの変異体」、「配列番 号65と相補的なプローブ」、又は「配列番号6 5と相補的なプローブの変異体」のいずれか あり、好ましくは「配列番号65のプローブ」 又は「配列番号65と相補的なプローブ」であ 、HPV54遺伝子の特定の領域を検出すること でき、
プローブ18は、「配列番号66のプローブ」、 配列番号66のプローブの変異体」、「配列番 号66と相補的なプローブ」、又は「配列番号6 6と相補的なプローブの変異体」のいずれか あり、好ましくは「配列番号66のプローブ」 又は「配列番号66と相補的なプローブ」であ 、HPV56遺伝子の特定の領域を検出すること でき、
プローブ19は、「配列番号67のプローブ」、 配列番号67のプローブの変異体」、「配列番 号67と相補的なプローブ」、又は「配列番号6 7と相補的なプローブの変異体」のいずれか あり、好ましくは「配列番号67のプローブ」 又は「配列番号67と相補的なプローブ」であ 、HPV58遺伝子の特定の領域を検出すること でき、
プローブ20は、「配列番号68のプローブ」、 配列番号68のプローブの変異体」、「配列番 号68と相補的なプローブ」、又は「配列番号6 8と相補的なプローブの変異体」のいずれか あり、好ましくは「配列番号68のプローブ」 又は「配列番号68と相補的なプローブ」であ 、HPV59遺伝子の特定の領域を検出すること でき、
プローブ21は、「配列番号69のプローブ」、 配列番号69のプローブの変異体」、「配列番 号69と相補的なプローブ」、又は「配列番号6 9と相補的なプローブの変異体」のいずれか あり、好ましくは「配列番号69のプローブ」 又は「配列番号69と相補的なプローブ」であ 、HPV61遺伝子の特定の領域を検出すること でき、
プローブ22は、「配列番号70のプローブ」、 配列番号70のプローブの変異体」、「配列番 号70と相補的なプローブ」、又は「配列番号7 0と相補的なプローブの変異体」のいずれか あり、好ましくは「配列番号70のプローブ」 又は「配列番号70と相補的なプローブ」であ 、HPV66遺伝子の特定の領域を検出すること でき、
プローブ23は、「配列番号71のプローブ」、 配列番号71のプローブの変異体」、「配列番 号71と相補的なプローブ」、又は「配列番号7 1と相補的なプローブの変異体」のいずれか あり、好ましくは「配列番号71のプローブ」 又は「配列番号71と相補的なプローブ」であ 、HPV68遺伝子の特定の領域を検出すること できる。

 各プローブの一例(プローブがセンス鎖DNAの 場合)を表3に示す。なお、後述するように、 発明では、内部標準として利用されるG3PDH 伝子を検出するためのプローブを任意で用 ることができる。G3PDH遺伝子を検出するため のプローブ(プローブ24)は、配列番号72で示さ れる塩基配列からなるプローブ又は配列番号 72で示される塩基配列に相補的な塩基配列と トリンジェントな条件でハイブリダイズす 塩基配列を有し同様にプローブとしての機 を有するその変異体、或いは配列番号72で される塩基配列に相補的な塩基配列を有す プローブ又は配列番号72で示される塩基配列 とストリンジェントな条件でハイブリダイズ する塩基配列を有し同様にプローブとしての 機能を有するその変異体である。
 各プローブの塩基配列、Tm値、サイズ、及 ゲノム上の位置を表3に示す。

 位置(nt)は、センス鎖DNAであるプローブの 、各ウイルスタイプ及びG3PDHのゲノム上の位 (5’→3’)を示している。なお、位置は、表 2に示す各遺伝子のGenBank登録番号の遺伝子配 における位置で示している。

 該プローブは、長さが69~71bpと比較的短く 、かつ、他の型のHPVと相同性の高い配列を有 さないように設計されているため、各PCR増幅 産物と非常に高い特異性でハイブリダイズす る。例えば、PCR増幅産物を各HPVに特異的なプ ローブが支持体上に固定されている検出用DNA マイクロアレイとハイブリダイズさせること により、試料中における各HPVの存在又は非存 在を検出することが出来る。

 各プローブの変異体の配列は、表3に記載さ れる各プローブの情報に基づいて設計するこ とができる。具体的には、配列番号49のプロ ブの変異体は、HPV6のゲノム上7519位~7588位の 塩基配列に相補的な塩基配列を有するオリゴ ヌクレオチドとストリンジェントな条件下で ハイブリダイズし得る程度に相同性の高いオ リゴヌクレオチドとなるように設計される。 相同性の高さは、80%以上、好ましくは90%以上 、特に好ましくは95%以上である。配列番号49 プローブは、HPV6(GenBank登録番号:AF092932)ゲノ ム上7519位~7588位領域に相当するが、HPV6遺伝 を特異的に検出することができる場合には 5’末端側及び3’末端側のいずれも±50位、 ましくは±20位、特に好ましくは±10位変動し てもよい。
 プローブがアンチセンス鎖DNAの場合は、表3 に記載される各HPV遺伝子特異的配列に相補的 な配列に基づいて、所望するHPV型特異的なプ ローブを設計することができる。

 相同性(%)は、当該分野で慣用のホモロジ 検索プログラム(例えば、BLAST、FASTA等)を初 設定で用いて決定することができる。また 別の局面では、相同性(%)は、当該分野で公 の任意のアルゴリズム、例えば、Needlemanら( 1970)(J.Mol.Biol.48:444-453)、Myers及びMiller(CABIOS,1988 ,4:11-17)のアルゴリズム等を使用して決定する ことができる。Needlemanらのアルゴリズムは、 GCGソフトウェアパッケージ(www.gcg.comで入手可 能)のGAPプログラムに組み込まれており、相 性(%)は、例えば、BLOSUM 62 matrix又はPAM250 mat rix、並びにgap weight:16、14、12、10、8、6若し は4、及びlength weight:1、2、3、4、5若しくは6 いずれかを使用することによって決定する とができる。また、Myers及びMillerのアルゴ ズムは、GCG配列アラインメントソフトウェ パッケージの一部であるALIGNプログラムに組 み込まれている。アミノ酸配列を比較するた めにALIGNプログラムを利用する場合、例えば PAM120 weight residue table、gap length penalty 12 gap penalty 4を用いることができる。

 該プローブの各ヌクレオチドは、例えば 用のDNA合成装置(例えば、Applied Biosystems社  Model 394)を用いて化学的に合成することが 来る。オリゴヌクレオチドは、当該技術分 において良く知られる他の方法のいずれか 用いて合成しても良い。

 本発明の一つの側面として、HPVの型特異 なプライマーセットとプローブとの組み合 せを1種類以上、好ましくは2種類以上含有 る、HPV検出用のキットが提供される。該キ トを用いたHPVの検出は、型特異的なプライ ーセットを用いて対応する型のHPV遺伝子をPC Rにより増幅すること、及び各増幅産物に特 的にハイブリダイズするプローブを用いてHP Vの存在を検出すること、を含む。本発明の ライマーセットはそれぞれのTm値が近似する ように設計されており、従って、特に複数の プライマーセットを混合して用いるマルチプ レックスPCR反応を行なうのに好適である。

 プライマーセット1~23によって得られるPCR 増幅産物は、それぞれプローブ1~23によって 特異的に検出される。例えばプライマーセ ト1を用いた場合にはそのPCR増幅産物の検出 はプローブ1が用いられる。

 本発明のキットを用いたHPVの検出のため 、試料中のDNAが抽出され、該DNAが前記プラ マーセットを用いたPCRに付される。試料と ては、HPVに感染していると疑われる被験者 ら得られた組織試料、生検、スメア等を用 ることが出来る。更に、採取した細胞から 度勾配遠心操作により、通常HPVが感染する 宮頸部扁平上皮細胞を濃縮して用いること 出来る。或いは、培養細胞、例えばHeLa細胞 等を用いても良い。本発明に従ってHPV遺伝子 の存在を検出することが有用であると考えら れる対象疾病には、疣、上皮内新生物、皮膚 癌、口腔・口咽頭癌、性器新生物、子宮頸癌 、コンジローム、乳頭種等が含まれる。

 試料からDNAを抽出する方法は当該技術分 において良く知られており、例えば、フェ ール・クロロホルムによる抽出や、市販のD NA抽出試薬を用いる抽出により行うことが出 る。或いは、カラムキット(GENERATION(登録商 ) Capture Column Kit Gentra)による抽出を行っ も良い。

 このようにして試料から抽出されたDNAを ンプレートとして、前記プライマーセット 用いてPCRを行い、各型のHPV遺伝子を増幅す 。PCRの方法自体は、当該技術分野において 知であり(Saiki et al., Science,239:487-491, 1988) センス鎖にハイブリダイズするプライマー( リバースプライマー)とアンチセンス鎖にハ ブリダイズするプライマー(フォワードプラ マー)とを用い、これらのプライマー、鋳型 DNA(即ち、HPV遺伝子)及び耐熱性DNAポリメラー の存在下で、アニーリング、伸長、変性の 程から成るサイクルを20回ないし40回程度繰 り返すことにより行うことができる。本発明 のキットを用いたHPV検出において、前記DNAポ リメラーゼとしては、例えば、FastStart Taq DN A Polymerase(Roche)、Ex Taq(登録商標)(Takara)、Z-Taq 、AccuPrime Taq DNA Polymerase、M-PCRキット(QIAGEN) 含まれるポリメラーゼ等を用いることが出 る。プライマーのTm値に基づいて適当なPCR 応条件を選択する方法は当該技術分野にお て良く知られており、当業者は、プライマ の長さやGC含量、目的とする特異性や感度、 用いるポリメラーゼの特性等に基づいて、最 適な条件を選択することが出来る。例えば、 下記の実施例においては、95℃で4分間、次に 95℃で30秒間、60℃で30秒間、72℃で1分間を30 イクル、次に72℃で7分間でPCRを実施した。 た、所定の検出感度を達成し、かつ、ウイ スの型による検出感度のばらつきが少なく るように、PCR溶液に含めるプライマーの量 適宜調節することが出来る。

 PCRによって増幅されたDNA産物に対して、対 する型特異的にHPVを検出することができる 発明のプローブを用いてハイブリダイゼー ョン反応を実施する。ハイブリダイゼーシ ンは、例えば、標識プローブやマイクロア イを用いて簡便かつ高精度で行うことがで る。標識DNAプローブを用いたハイブリダイ ーション法としては、具体的には、例えばA llele-specific Oligonucleotide Probe法、Oligonucleotide Ligation Assay法、Invader法等の公知の方法を採 することができる。また、マイクロアレイ の診断は、例えば以下のとおりに行うこと できる。すなわち、被験者の生体試料(例え ば血液等)から単離したDNAを各型特異的なプ イマーセットを用いてPCR増幅する(DNA増幅産 )。その際に、標識dNTPを取り込ませて標識DN Aとする。この標識DNAをマイクロアレイに接 させ、マイクロアレイにあらかじめ固定化 れているプローブにハイブリダイズしたDNA 検出する。ハイブリダイゼーションは、0.2ml 若しくは1.5mlプラスチックチューブに分注し 標識DNA水溶液を、マイクロアレイ上に点着 ることによって実施することができる。点 の量は、5~100μl程度とすることができる。 イブリダイゼーションは、室温~70℃の温度 囲で、0.5~20時間の範囲で実施することが好 しい。ハイブリダイゼーション終了後、界 活性剤と緩衝液との混合溶液を用いて洗浄 行い、未反応の標識DNAを除去する。界面活 剤としては、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)又 はポリエチレン20ソルビタンモノラウレート( Tween20)を用いることが好ましい。緩衝液とし は、クエン酸緩衝液、リン酸緩衝液、ホウ 緩衝液、トリス緩衝液、グッド緩衝液等を いることができるが、クエン酸緩衝液を用 ることが好ましい。
 複数のDNA増幅産物を同時にプローブ生体高 子とハイブリダイズさせるための方法とし は、例えば特許第3860174号で開示された方法 を用いることができる。

 本発明は、プローブ1~23からなる群から選 択される少なくとも1種、好ましくは2又はそ 以上が固定化されている、HPVを検出するた のDNAマイクロアレイを提供する。該DNAマイ ロアレイは任意で内部標準としてプローブ2 4を固定化していてもよい。

 マイクロアレイの作製方法としては、支持 表面で直接オリゴヌクレオチドを合成する 法(オン・チップ法)と、予め調製したオリ ヌクレオチドを支持体表面に固定する方法 が知られている。本発明のマイクロアレイ 、このいずれの方法でも作製することがで るが、簡便には後者である。オン・チップ としては、光照射で選択的に除去される保 基の使用と、半導体製造に利用されるフォ リソグラフィー技術及び固相合成技術とを み合わせて、微少なマトリックスの所定の 域での選択的合成を行う方法(マスキング技 :例えば、Fodor, S.P.A. Science 251:767, 1991)等 よって行うことができる。一方、予め調製 たオリゴヌクレオチドを固相担体表面に固 する場合には、表面処理した支持体表面に リゴヌクレオチドを点着し、イオン結合又 共有結合させる(例えば、Lamture, J.B. et al.  Nucl. Acids Res. 22:2121-2125, 1994; Guo, Z. et al. Nucl. Acids Res. 22:5456-5465, 1994)。オリゴヌク オチドは、一般的には、表面処理した支持 にスペーサーやクロスリンカーを介して共 結合させる。ガラス表面にポリアクリルア ドゲルの微小片を整列させ、そこに合成オ ゴヌクレオチドを共有結合させる方法も知 れている(Yershov, G. et al. Proc. Natl. Acad. S ci. USA 94:4913, 1996)。
 また、ポリ-L-リジン又はアミノプロピルシ ンをコーティングしたガラス表面を支持体 して用いることもできる。支持体としては 例えば、ナイロン膜、ニトロセルロース膜 ガラス、シリコンチップ等が挙げられる。 た、プローブの固定は、当該技術分野で利 される任意の方法に従ってなされ得るが、 常、スポッター等を用いて支持体上にDNAを 定すれば良い。

 本発明のキットを用いてHPVを検出するた にDNAマイクロアレイを用いる場合には、ハ ブリダイゼーションに供する前に増幅DNA産 を予め標識しておくことが好ましく、増幅 に標識を行うことが特に好ましい。該標識 法としては、PCR増幅産物を作製する際、DNA リメラーゼ酵素の基質となるATCG4種のデオ シヌクレオチド(dATP、dCTP、dGTP、dTTP:総称し dNTP)と標識付きデオキシヌクレオチド(例え 、Cy3-dUTP)をそれぞれ調製して、各dNTPの終濃 を揃えることで、作製される増幅産物中に 識付きデオキシヌクレオチドを取り込ませ 方法、及び予め標識されたプライマーを用 てPCR反応を行いDNAを標識する方法の二つを げることが出来る。

 標識物質としては、蛍光物質又はビオチ のいずれか一つを含んでいることが、検出 度及び標識の簡便さの点から好ましい。好 しい蛍光物質としては、例えば、FITC、FAM、 Cy3、Cy5、Cy5.5、Cy7、TAMRA、Dabcyl、ROX、TET、Rhoda mine、Texas Red、HEX、Cyber Green等が挙げられ、 に好ましい蛍光物質はCy3である。ビオチン びジゴキシゲニンの場合は、各種ビオチン 合型の標識酵素タンパク質を反応させ、か る標識酵素タンパク質の酵素活性を指標と て、検出を可能とする。蛍光標識して利用 れる各種蛍光物質は、かかる蛍光物質に由 する蛍光強度を観測する光学的検出手段を 用することで、高感度の検出を可能とする また、前記標識酵素タンパク質の酵素活性 指標とする検出法も、酵素活性は、各種発 反応を利用するものとすることで、光学的 出手段の利用が可能であり、高感度の検出 可能とする。該光学的検出手段としては、 焦点、非共焦点レーザースキャナー又はCCD キャナーを用いて蛍光強度値を読み取れば い。

 増幅産物をDNAマイクロアレイとハイブリ イズさせるに当たって、二本鎖DNA産物をDNA イクロアレイとのハイブリダイゼーション 応に供しても良いし、ハイブリダイゼーシ ン反応前に増幅二本鎖DNA産物から一本鎖DNA 単離する工程を加えても良いが、検出感度 観点から、一本鎖DNAに単離する工程を加え ことが好ましい。

 二本鎖DNAからの一本鎖DNAの単離の方法は に限定されないが、例えば、特開2006-230342 開示された方法を挙げることが出来る。即 、以下の手順に従って一本鎖DNAは単離され 。検出しない側のタグ鎖を合成するための ライマーの5’端にビオチンを標識しておく 増幅後、ビオチンをストレプトアビジンが 定化されている磁気ビーズと結合させ、増 DNA産物-磁気ビーズの複合体を形成させる。 複合体にNaOH水溶液などのアルカリ溶液を加 て反応させることにより、増幅DNA産物の二 鎖を一本鎖に乖離させる。その後、磁気ビ ズをマグネットに吸着させることにより、 オチン標識されていないプライマーにより 長した一本鎖DNAのみを選択的に単離するこ が出来る。なお、磁気ビーズを用いてアン センス鎖DNAを単離する工程の概要を図1に示 た。図1記載の工程において、5’末端をビ チン修飾したフォワードプライマーの代わ に、5’末端をビオチン修飾したリバースプ イマーを用いれば、磁気ビーズを用いたセ ス鎖DNAの単離も同様になされ得る。

 HPV遺伝子検査は、臨床サンプルを用いた検 であるため、実験的な精度管理が非常に重 である。そのために、内部標準となる遺伝 (内部標準遺伝子)を設定することが望まし 。本明細書において内部標準遺伝子とは、 体由来のDNAと共にマルチプレックスPCRに供 れ、該増幅産物を認識するプローブとハイ リダイズさせて検出することにより、偽の の反応を検出するために利用される遺伝子 言う。この目的のために、細胞内での発現 が比較的多く、またその変動が少ない、ハ スキーピング遺伝子が利用されることが多 。具体的には、例えば、G3PDH、β-アクチン等 が挙げられる。
 本発明のキットは内部標準としてG3PDHを採 しており、G3PDH用のプライマーセット(プラ マーセット24)とプローブ(プローブ24)との組 合わせを任意で含む(上記表1及び表3を参照) 。該プライマーセットとプローブとの組み合 わせは、様々な型のHPV遺伝子に対する増幅反 応若しくはハイブリダイゼーション反応と同 時かつ同じ効率で増幅若しくはハイブリダイ ズするように設計されている。

 一つの実施態様において、本発明のキッ は、前記24種類のプライマーセットとプロ ブとの組み合わせのうち、プライマーセッ 3とプローブ3との組み合わせ、プライマーセ ット4とプローブ4との組み合わせ、及び任意 プライマーセット24とプローブ24との組み合 わせを含有する。この場合、該キットは、HPV 16及びHPV18の検出を可能とするが、これらのHP Vサブタイプは、子宮頸癌の発症について特 ハイリスクである。

 別の実施態様において、本発明のキット 、前記24種類のプライマーセットとプロー との組み合わせのうち、プライマーセット3 プローブ3との組み合わせ、プライマーセッ ト4とプローブ4との組み合わせ、プライマー ット5とプローブ5との組み合わせ、プライ ーセット6とプローブ6との組み合わせ、プラ イマーセット7とプローブ7との組み合わせ、 ライマーセット9とプローブ9との組み合わ 、プライマーセット10とプローブ10との組み わせ、プライマーセット13とプローブ13との 組み合わせ、プライマーセット14とプローブ1 4との組み合わせ、プライマーセット15とプロ ーブ15との組み合わせ、プライマーセット18 プローブ18との組み合わせ、プライマーセッ ト19とプローブ19との組み合わせ、プライマ セット20とプローブ20との組み合わせ、プラ マーセット23とプローブ23との組み合わせ、 及び任意でプライマーセット24とプローブ24 の組み合わせを含有する。この場合、該キ トは、HPV16、HPV18、HPV30、HPV31、HPV33、HPV35、HP V39、HPV45、HPV51、HPV52、HPV56、HPV58、HPV59及びHPV 68の検出を可能とするが、これらのHPVサブタ プは、子宮頸癌の発症についてハイリスク に分類される。

 更なる実施態様において、本発明のキッ は、HPVを検出するための前記23種類のプラ マーセットとプローブとの組み合わせの全 、及び任意でプライマーセット24とプローブ 24との組み合わせを含有する。

 本発明のキットは、前記各プライマーセ トとプローブとの組み合わせ以外に、以下 試薬全て、又はそれらの任意の組み合わせ 及びその他の試薬を含有し得る:緩衝液、耐 熱性DNAポリメラーゼ、ポジティブコントロー ルHPV DNA、非HPV DNA、内部標準G3PDH DNA、dNTP、 蛍光色素標識塩基(例、Cy3-dUTP)、及びストレ トアビジンが固定されている磁気ビーズ。

 本発明の別の側面として、上述した本発 のキットを用いて検体中のHPVの存在又は非 在を型特異的に検出するための方法が提供 れる。該方法は、検体中から抽出したDNAを 型として、前記プライマーセットを用いてP CRを行う工程及び増幅されたDNA産物を検出す 工程を含む。

 別の実施態様において、該方法は、検体 から抽出したDNAを鋳型として、前記プライ ーセットを用いてPCRを行う工程、増幅したD NA産物を一本鎖にする工程、及び一本鎖DNAを 記プローブとハイブリダイズさせて検出す 工程を含む。各工程における実際の手順は 特に限定されないが、キットの説明におい 記述した方法を適宜用いることが好ましい

 以下、実施例を挙げて本発明を更に詳し 説明するが、本発明は下記実施例等に何ら 限されるものではない。

 本実施例で用いる、各試薬(緩衝液、酵素 、溶液、化合物等)は、特に指定のない限り 当分野で通常用いられているものであり、 業的に入手可能であるか、以前に報告され ようにして調製することができる。

実施例1 プライマーの設計及び特 異性の確認
 HPV及び内部標準として用いるG3PDH(グリセル ルデヒド三リン酸脱水素酵素)の遺伝子配列 は公共データベースから入手した。本発明に おいて用いた24種類の遺伝子配列のGenBank登録 番号は、表2に示されている。

 各遺伝子の配列に基づいて、以下の基準を たすプライマーセットを設計した:融解温度 (Tm)が60~70℃の範囲内(Nearest Neighbor methodを用 た場合。Na +  Conc.:50mM)であること;増幅産物の長さが100~500 bpの範囲内であること;GC含量が50~60%の範囲内 あること;他の種類のHPVと相同性の高い配列 を有しないこと;分子内で二次構造を形成し いこと;及び、プライマー同士がハイブリダ ズしないこと。このようにして、各HPV及びG 3PDHに特異的なプライマーセットを設計した

 表1に示されるプライマーセットの配列に 基づいて、DNA合成機によりオリゴヌクレオチ ドDNAを合成した。

 HPV6、HPV11、HPV16、HPV18、HPV30、HPV31、HPV33、 HPV34、HPV35、HPV39、HPV40、HPV42、HPV45、HPV51、HPV5 2、HPV53、HPV54、HPV56、HPV58、HPV59、HPV61、HPV66及 びHPV68をコードするDNAをそれぞれプラスミドp UC18内に導入して、23種類のテンプレート用の プラスミドを作製した。

 次に、23種類のHPVテンプレート用のプラ ミド及びJurkat細胞(ヒト白血病Tリンパ腫)由 のゲノムの各DNAに対し、上述した通り作製 た各々のプライマーセットを用いて、個々 PCR反応を行った。反応液の組成は以下の通 である:

 用いたPCRの反応条件は次のとおりである: 95℃で4分間、次に95℃で30秒間、60℃で30秒間 72℃で1分間を30サイクル、次に72℃で7分間 後に4℃で保存。得られた増幅DNA産物をアガ ースゲル電気泳動により分離した。いずれ プライマーセットについても、予測される さの増幅産物が得られ、非特異的なハイブ ダイズに起因する夾雑増幅物がないことを 認した。

 次に、24種類のプライマーセットの混合 を用いて、23種類のHPVテンプレート用のプラ スミド及びJurkat細胞から抽出したゲノムを各 々、PCR反応に用いた。なお、各プライマーセ ットの増幅効率がほぼ同程度となるように濃 度を2パターンに分けて混合した。反応液の 成は以下のとおりであった。

 用いたPCRの反応条件は次のとおりであっ :95℃で4分間、次に95℃で30秒間、60℃で30秒 、72℃で1分間を30サイクル、次に72℃で7分 の後に4℃で保存。得られた増幅DNA産物をア ロースゲル電気泳動により分離した結果を 2に記載した。いずれのテンプレートについ ても、予測される長さの増幅産物が得られた ことから、プライマーを混合した場合におい ても非特異的なハイブリダイズに起因する夾 雑増幅物がないことを確認した。

実施例2 プローブの設計
 23種類のHPV及びG3PDHの各PCR増幅領域内に、以 下の基準を満たすプローブ(センス鎖DNA)を設 した:融解温度(Tm)が72~78℃の範囲内(GC% method を用いた場合。Na +  Conc.:50mM)であること;プローブの長さが69~71bp の範囲内であること;GC含量が45~55%の範囲内で あること;他の型のHPVと相同性の高い配列を しないこと;及び、分子内で二次構造を形成 ないこと。このようにして、各HPV及びG3PDH 特異的なプローブを設計した(表3)。

 表3に示されるプローブの配列に基づいて 、DNA合成機によりオリゴヌクレオチドDNAを合 成した。

実施例3 DNAマイクロアレイの作製
 実施例2で合成した24種類のプローブ各々に いて、表6のように混合し、接触又は非接触 型の市販スポッター(SpotArray又はPiezorray:PerkinE lmer社)にてポリ-L-リジンがコーティングされ ガラス基板に、図3に示す配置で各プローブ について2箇所ずつスポッティングを行い、 出用DNAマイクロアレイを作製した。

実施例4 HPVの増幅及び検出
(1)HPV及びG3PDHの増幅・標識
 24種類のプライマーセットの混合物(プライ ーミックス)を用いて、23種類のHPVテンプレ ト用のプラスミド及びJurkat細胞から抽出し ゲノムに対して各々、表7に示す反応液の組 成でPCR反応を行った。24種類のプライマーセ トは、各プライマーセットの増幅効率がほ 同程度となるように濃度を2パターンに分け て混合した。なお、PCR反応液にはHPV感染の有 無をDNAマイクロアレイ上で蛍光強度として検 出するために、蛍光色素標識塩基(Cy3-dUTP:GEヘ ルスケアバイオサイエンス社)を一緒に加え 。

 用いたPCRの反応条件は次の通りである:95℃ 4分間、次に95℃で30秒間、60℃で30秒間、72 で1分間を30サイクル、次に72℃で7分間の後 4℃で保存。
 以上により、Cy3標識された増幅DNA産物を得 。

 PCR反応後、市販PCR精製カラムを用いて反 に用いられなかった余分な酵素、蛍光色素 識塩基、プライマーの除去を行い、Cy3標識 れた増幅DNA産物を精製した。

(2)DNAマイクロアレイを用いたHPVの検出
 精製されたCy3標識増幅DNA産物を、表8に記載 したハイブリダイゼーション溶液と混和し、 95℃で2分間加熱変性、次に氷上で3分間静置 た後、8μLをDNAマイクロアレイとのハイブリ イゼーションに用いた。

 ハイブリダイゼーション反応は、特許第3 860174号で開示された方法を用いて、65℃の恒 槽で1時間行った。

 ハイブリダイゼーション反応後は、DNAマ クロアレイを2×SSC-0.1%SDS溶液、0.2×SSC-0.1%SDS 液で各5分間洗浄し、次に0.2×SSC、0.05×SSCで ンスを行い、窒素ガスエアーガン又はスラ ド遠心機を用いて乾燥させた。

 これを市販マイクロアレイスキャナー(Gen ePix4000B:Axon Instruments社)を用いてスキャンを った。波長532nmにおけるスポットの蛍光強度 値及びスポット周縁のバックグランド値から 検出可否を判定した。

 いずれのテンプレートについても、非特 的なハイブリダイズに起因する蛍光スポッ は検出されず、HPVの型特異的に蛍光スポッ を検出出来ることを確認した。

実施例5 磁気ビーズを用いた一本 鎖DNAの単離工程を追加したHPVの検出(図1参照)
 実施例1で設計した各プライマーセットのう ちプライマーFのみ、5’末端にビオチンを付 したものを新たに作製した。実際の合成は 受託DNA合成メーカーに発注し、汎用のDNA合 装置を用いて化学的に合成された。これを いて実施例4の(1)に記載しているHPV及びG3PDH 増幅・標識工程を同様に行い、Cy3標識増幅D NA産物を得た。

 次に、1.5mLチューブ内で精製されたCy3標 増幅DNA産物の溶液をストレプトアビジンが 定化されている磁気ビーズ(Dynabeads MyOne Stre ptavidin C1、Invtrogen社)と15分間反応させ、増幅 DNA産物-磁気ビーズの複合体を形成させた。 応液の組成は以下のとおりである:

 その後、マグネットに複合体を吸着させ がら反応液を完全に除去した。次にマグネ トを外し、複合体に10μLの0.1N NaOH(アルカリ )溶液を加えて10分間反応させることにより、 増幅DNA産物の二本鎖を一本鎖に乖離させた。 その後、再度マグネットにより表1のプライ ーFによりPCR反応で伸長したセンス鎖の(一本 鎖)DNAのみを吸着させ、アルカリ溶液を採取 ることによりプライマーRによりPCR反応で伸 したアンチセンス鎖DNAのみを選択的に単離 た。単離したアンチセンス鎖の(一本鎖)DNA 3M酢酸Naを1μL加えて中和した後、氷上で5分 静置した。

 次に、単離したアンチセンス鎖(一本鎖)DN Aを、実施例4の(2)に記載したDNAマイクロアレ とのハイブリダイゼーション反応に用いた なお、表8に記載した反応組成のCy3標識され た増幅DNA産物をアンチセンス鎖(一本鎖)DNAに き換える以外は、すべて実施例4の(2)と同様 に行った。

 スキャン画像を図4に記載する。いずれの テンプレートについても、非特異的なハイブ リダイズに起因する蛍光スポットは検出され ず、HPVの型特異的に蛍光スポットを検出出来 ることを確認した。さらに、磁気ビーズを用 いた一本鎖DNAの単離工程を追加したことで実 施例4の場合に比べて、いずれのテンプレー についてもより高感度に検出できることが 認できた(図5)。

 以上の結果より、本発明のプライマーセ ト及びプローブ、並びに本発明のHPVの検出 法を利用することにより、HPVを高い特異性 び感度で検出出来ることが示された。

 本発明は、複数の型のHPVを高い特異性及び 度で迅速かつ簡易に検出することが出来る プライマーセット及びプローブを提供する 本発明はまた、前記プライマーセット及び ローブを利用して、複数の型のHPVを高い特 性及び感度で迅速かつ簡易に検出すること 出来る方法を提供する。
 
 本発明は日本で出願された特願2007-203677(出 日2007年8月3日)を基礎としており、その内容 は本明細書に全て包含されるものである。

配列番号1:HPV6遺伝子増幅用フォワードPCRプラ イマー
配列番号2:HPV6遺伝子増幅用リバースPCRプライ マー
配列番号3:HPV11遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号4:HPV11遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号5:HPV16遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号6:HPV16遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号7:HPV18遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号8:HPV18遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号9:HPV30遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号10:HPV30遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号11:HPV31遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号12:HPV31遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号13:HPV33遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号14:HPV33遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号15:HPV34遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号16:HPV34遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号17:HPV35遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号18:HPV35遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号19:HPV39遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号20:HPV39遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号21:HPV40遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号22:HPV40遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号23:HPV42遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号24:HPV42遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号25:HPV45遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号26:HPV45遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号27:HPV51遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号28:HPV51遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号29:HPV52遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号30:HPV52遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号31:HPV53遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号32:HPV53遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号33:HPV54遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号34:HPV54遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号35:HPV56遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号36:HPV56遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号37:HPV58遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号38:HPV58遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号39:HPV59遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号40:HPV59遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号41:HPV61遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号42:HPV61遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号43:HPV66遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号44:HPV66遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号45:HPV68遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号46:HPV68遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号47:G3PDH遺伝子増幅用フォワードPCRプ イマー
配列番号48:G3PDH遺伝子増幅用リバースPCRプラ マー
配列番号49:HPV6遺伝子検出用プローブ
配列番号50:HPV11遺伝子検出用プローブ
配列番号51:HPV16遺伝子検出用プローブ
配列番号52:HPV18遺伝子検出用プローブ
配列番号53:HPV30遺伝子検出用プローブ
配列番号54:HPV31遺伝子検出用プローブ
配列番号55:HPV33遺伝子検出用プローブ
配列番号56:HPV34遺伝子検出用プローブ
配列番号57:HPV35遺伝子検出用プローブ
配列番号58:HPV39遺伝子検出用プローブ
配列番号59:HPV40遺伝子検出用プローブ
配列番号60:HPV42遺伝子検出用プローブ
配列番号61:HPV45遺伝子検出用プローブ
配列番号62:HPV51遺伝子検出用プローブ
配列番号63:HPV52遺伝子検出用プローブ
配列番号64:HPV53遺伝子検出用プローブ
配列番号65:HPV54遺伝子検出用プローブ
配列番号66:HPV56遺伝子検出用プローブ
配列番号67:HPV58遺伝子検出用プローブ
配列番号68:HPV59遺伝子検出用プローブ
配列番号69:HPV61遺伝子検出用プローブ
配列番号70:HPV66遺伝子検出用プローブ
配列番号71:HPV68遺伝子検出用プローブ
配列番号72:G3PDH遺伝子検出用プローブ