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Title:
PROJECTOR AND PROJECTOR SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/156046
Kind Code:
A1
Abstract:
When a folder or a USB memory (21) containing a folder including a projectable file, a file, and the like is mounted on one of projectors (11 to 14), a CPU (41) of the projector on which the USB memory (21) is mounted sets the local projector as a main projector. The CPU (41) of the main projector transmits a sub setting report to the other projectors and CPUs (41) of the other projectors set the local projectors as sub projectors. The CPU (41) of the main projector allocates a folder including a projectable file of a route directory stored in the USB memory (21), a file, and the like to the local projector and the respective sub projectors.

Inventors:
HORI YUJI (JP)
TAKI KAZUNARI (JP)
UENO HIDEO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/060956
Publication Date:
December 24, 2008
Filing Date:
June 16, 2008
Export Citation:
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Assignee:
BROTHER IND LTD (JP)
HORI YUJI (JP)
TAKI KAZUNARI (JP)
UENO HIDEO (JP)
International Classes:
G09G5/00; G03B21/00; H04N5/74
Foreign References:
JP2003198994A2003-07-11
JP2000066646A2000-03-03
JP2005114785A2005-04-28
JPS6484330A1989-03-29
JP2006115259A2006-04-27
JP2000338941A2000-12-08
Attorney, Agent or Firm:
YAMANAKA, Ikuo et al. (Daiei Building 11-20, Nishiki 1-chomeNaka-ku, Nagoya-sh, Aichi 03, JP)
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Claims:
 他のプロジェクタと通信可能な通信装置と、
 複数の投影情報を保持している投影情報保持媒体から投影可能な投影情報を読み出す読取装置と、
 前記読取装置を介して読み出した投影可能な投影情報を、その投影情報に関する情報に基づいて自プロジェクタ及び他のプロジェクタに前記通信装置を介して割り付ける割り付け装置と、
 前記割り付け装置によって割り付けられた投影可能な投影情報を記憶する記憶装置と、
 を備え、
 前記記憶装置に記憶された投影情報を投影することを特徴とするプロジェクタ。
 請求項1に記載のプロジェクタを含む複数台のプロジェクタから構成されるプロジェクタシステムであって、
 前記割り付け装置は、前記投影情報保持媒体に保持されるルートディレクトリの投影可能な投影情報を自プロジェクタ及び他のプロジェクタに該投影情報に付された拡張子別に割り付けることを特徴とするプロジェクタシステム。
 請求項1に記載のプロジェクタを含む複数台のプロジェクタから構成されるプロジェクタシステムであって、
 前記割り付け装置は、前記投影情報保持媒体に保持されるルートディレクトリの投影可能な投影情報を自プロジェクタ及び他のプロジェクタに該投影情報に付された更新日時に基づいて割り付けることを特徴とするプロジェクタシステム。
 請求項1に記載のプロジェクタを含む複数台のプロジェクタから構成されるプロジェクタシステムであって、
 前記割り付け装置は、前記投影情報保持媒体に保持されるルートディレクトリの投影可能な投影情報を自プロジェクタ及び他のプロジェクタに均等に割り付けることを特徴とするプロジェクタシステム。
 前記投影情報保持媒体に保持されるルートディレクトリの投影可能な投影情報は、投影可能なファイルを含むことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のプロジェクタシステム。
 前記投影情報保持媒体に保持されるルートディレクトリの投影可能な投影情報は、投影可能なファイルを持つフォルダを含み、
 前記割り付け装置は、前記投影情報保持媒体に保持されるルートディレクトリの前記投影可能なファイルと前記フォルダとを異なるプロジェクタに割り付けることを特徴とする請求項5に記載のプロジェクタシステム。
 前記プロジェクタは、
   前記読取装置に投影可能な投影情報を保持する前記投影情報保持媒体が装着された場合には、自プロジェクタをメインプロジェクタとして設定するメインプロジェクタ設定装置と、
   自プロジェクタがメインプロジェクタに設定された場合には、前記通信装置を介して他のプロジェクタに対してサブプロジェクタとして設定するように指示するサブプロジェクタ設定指示を送信するサブ設定指示装置と、
   前記サブプロジェクタ設定指示を前記通信装置を介して受信した場合には、自プロジェクタをサブプロジェクタとして設定するサブプロジェクタ設定装置と、
 を備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載のプロジェクタシステム。
 前記プロジェクタは、
   投影可能なファイルの切り替えあるいは複数画面から構成される投影可能なファイルにおける画面切り替えを指示する切替指示を受信する切替受信装置と、
   前記メインプロジェクタに設定され、且つ、前記切替受信装置を介して切替指示を受信した場合には、前記通信装置を介して前記サブプロジェクタに対して投影可能なファイルの切り替えを指示するサブ切替指示を送信するサブ切替指示装置と、
   前記サブ切替指示を送信又は受信した場合には、自プロジェクタの投影可能なファイルの切り替えを行うファイル切替装置と、
 を備えたことを特徴とする請求項7に記載のプロジェクタシステム。
 前記サブプロジェクタ設定装置は、自プロジェクタがメインプロジェクタに設定されていても、前記サブプロジェクタ設定指示を前記通信装置を介して受信した場合には、自プロジェクタをサブプロジェクタとして設定することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のプロジェクタシステム。
 前記プロジェクタは、前記割り付け装置によって投影可能な投影情報を割り付けられた場合には、前記記憶装置に既に記憶している投影可能な投影情報に追加して記憶するように制御する記憶制御装置を備えたことを特徴とする請求項9に記載のプロジェクタシステム。
 前記プロジェクタは、
   自プロジェクタがメインプロジェクタに設定された状態で前記通信装置を介して前記サブプロジェクタ設定指示を受信した場合には、前記記憶装置に投影可能な投影情報が記憶されているか否かを判定する投影情報判定装置と、
   前記投影情報判定装置を介して前記記憶装置に投影可能な投影情報が記憶されていると判定した場合には、自プロジェクタをサブプロジェクタに設定することを拒否する拒否通知を新たなメインプロジェクタに設定された他のプロジェクタに対して前記通信装置を介して通知する拒否通知装置と、
   前記投影情報判定装置を介して前記記憶装置に投影可能な投影情報が記憶されていないと判定した場合には、前記サブプロジェクタ設定装置を介して自プロジェクタをサブプロジェクタに設定する設定変更装置と、
 を備えたことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のプロジェクタシステム。
 前記プロジェクタは、自プロジェクタがメインプロジェクタに設定された状態で前記通信装置を介して前記サブプロジェクタ設定指示を受信した場合には、自プロジェクタをサブプロジェクタに設定することを拒否する拒否通知を新たなメインプロジェクタに設定された他のプロジェクタに対して前記通信装置を介して通知する拒否通知装置を備えたことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のプロジェクタシステム。
 前記プロジェクタは、前記通信装置を介して前記拒否通知を受信した場合には、前記割り付け装置を介して該拒否通知を通知したプロジェクタを除いた他のプロジェクタ及び自プロジェクタに前記読取装置を介して読み出した投影可能な投影情報を割り付けるように制御する割り付け制御装置を備えたことを特徴とする請求項11又は請求項12に記載のプロジェクタシステム。
 前記プロジェクタは、前記割り付け制御装置によって投影可能な投影情報を割り付けられた場合には、前記記憶装置に既に記憶している投影可能な投影情報に追加して記憶するように制御する記憶制御装置を備えたことを特徴とする請求項13に記載のプロジェクタシステム。
Description:
プロジェクタ及びプロジェクタ ステム

 本発明は、プロジェクタ及び複数台のプ ジェクタから構成されるプロジェクタシス ムに関するものである。

 従来より、プロジェクタ及び複数台のプロ ェクタから構成されるプロジェクタシステ が種々提案されている。
 例えば、画像ソース(パーソナルコンピュー タ)から複数台のプロジェクタに画像信号が 給され、コントローラ(パーソナルコンピュ タ)からメインプロジェクタへコマンドを送 ることによって、全プロジェクタの画像を切 り替えるように構成されたプロジェクタシス テムがある(例えば、特許文献1)。

特開2000-338941号公報(段落(0021)~(0087)、図1~ 図6)

 しかしながら、上述した特許文献1に記載 される構成では、画像ソース(パーソナルコ ピュータ)において、ユーザは、各プロジェ タの画像を一つ一つ設定しなければならず 手間がかかるという問題がある。

 そこで、本発明は、上述した問題点を解 するためになされたものであり、各プロジ クタに投影情報を自動的に割り付けること 可能となり、ユーザが設定する手間を省く とが可能となるプロジェクタ及びプロジェ タシステムを提供する。

 前記目的を達成するため本発明のプロジ クタは、複数台のプロジェクタから構成さ るプロジェクタシステムであって、前記プ ジェクタは、他のプロジェクタと通信可能 通信装置と、複数の投影情報を保持してい 投影情報保持媒体から投影可能な投影情報 読み出す読取装置と、前記読取装置を介し 読み出した投影可能な投影情報を、その投 情報に関する情報に基づいて自プロジェク 及び他のプロジェクタに前記通信装置を介 て割り付ける割り付け装置と、前記割り付 装置によって割り付けられた投影可能な投 情報を記憶する記憶装置と、を備え、前記 憶装置に記憶された投影情報を投影するこ を特徴とする。

 このようなプロジェクタでは、投影可能 投影情報を保持する投影情報保持媒体をプ ジェクタに装着することによって、自プロ ェクタ及び他のプロジェクタに投影可能な 影情報が、その投影情報に関する情報に基 いて自動的に割り付けられる。そして、こ 割り付けられた投影情報が各プロジェクタ 記憶され、この記憶された投影情報が投影 れる。

 これにより、いずれかのプロジェクタに投 可能な投影情報を保持する投影情報保持媒 を装着するだけで、各プロジェクタに投影 報を自動的に割り付けることが可能となり ユーザが設定する手間を省くことが可能と る。また、投影可能な投影情報を各プロジ クタに供給するパーソナルコンピュータ等 設ける必要がないため、省スペース化及び 持コストの削減化を図ることが可能となる
 尚、投影情報保持媒体は、例えば、USBメモ 、SDメモリカード等の携帯型記憶媒体や、 ットワーク等によって接続される記憶媒体 である。

 また、本発明のプロジェクタシステムは 上記本発明のプロジェクタを含む複数台の ロジェクタから構成されるプロジェクタシ テムであって、前記割り付け装置は、前記 影情報保持媒体に保持されるルートディレ トリの投影可能な投影情報を自プロジェク 及び他のプロジェクタに該投影情報に付さ た拡張子別に割り付けることを特徴とする

 このようなプロジェクタシステムでは、 影情報保持媒体に保持されるルートディレ トリの投影可能な投影情報を自プロジェク 及び他のプロジェクタに該投影情報に付さ た拡張子別(例えば、.xls、.bmp、.jpg、.doc等 ある。)に割り付けるため、割り付け処理が 単になり、割り付け処理の迅速化を図るこ が可能となる。また、投影情報を風景画、 やグラフ、テキスト情報等に区分けして投 することが可能となり、更に見やすい映像 提供することが可能となる。

  また、本発明のプロジェクタシステム 、上記本発明のプロジェクタを含む複数台 プロジェクタから構成されるプロジェクタ ステムであって、前記割り付け装置は、前 投影情報保持媒体に保持されるルートディ クトリの投影可能な投影情報を自プロジェ タ及び他のプロジェクタに該投影情報に付 れた更新日時に基づいて割り付けることを 徴とする。

 このようなプロジェクタシステムでは、 影情報保持媒体に保持されるルートディレ トリの投影可能な投影情報を自プロジェク 及び他のプロジェクタに該投影情報に付さ た更新日時に基づいて割り付けるため、割 付け処理が簡単になり、割り付け処理の迅 化を図ることが可能となる。また、投影情 を更新日時順に並べて表示することが可能 なり、時間的に変化する画像等を同期させ 投影することが可能となる。

  また、本発明のプロジェクタシステム 、上記本発明のプロジェクタを含む複数台 プロジェクタから構成されるプロジェクタ ステムであって、前記割り付け装置は、前 投影情報保持媒体に保持されるルートディ クトリの投影可能な投影情報を自プロジェ タ及び他のプロジェクタに均等に割り付け ことを特徴とする。

 このようなプロジェクタシステムでは、 影情報保持媒体に保持されるルートディレ トリの投影可能な投影情報を自プロジェク 及び他のプロジェクタに均等に割り付ける め、割り付け処理が簡単になり、割り付け 理の迅速化を図ることが可能となる。

  また、本発明のプロジェクタシステム 、前記投影情報保持媒体に保持されるルー ディレクトリの投影可能な投影情報は、投 可能なファイルを含むようにしてもよい。

 このようなプロジェクタシステムでは、 影情報保持媒体に保持されるルートディレ トリの投影可能な投影情報は、投影可能な ァイルを含むため、各プロジェクタはファ ル毎に切り換えて投影することが可能とな 。

  また、本発明のプロジェクタシステム 、前記投影情報保持媒体に保持されるルー ディレクトリの投影可能な投影情報は、投 可能なファイルを持つフォルダを含み、前 割り付け装置は、前記投影情報保持媒体に 持されるルートディレクトリの前記投影可 なファイルと前記フォルダとを異なるプロ ェクタに割り付けるようにしてもよい。

 このようなプロジェクタシステムでは、 影情報保持媒体に保持されるルートディレ トリの投影可能なファイルと、ファイルを つフォルダとを異なるプロジェクタに割り けるため、フォルダを割り付けられたプロ ェクタは、そのフォルダ内のファイルを自 的に順次投影することが可能となる。

  また、本発明のプロジェクタシステム おいて、前記プロジェクタは、前記読取装 に投影可能な投影情報を保持する前記投影 報保持媒体が装着された場合には、自プロ ェクタをメインプロジェクタとして設定す メインプロジェクタ設定装置と、自プロジ クタがメインプロジェクタに設定された場 には、前記通信装置を介して他のプロジェ タに対してサブプロジェクタとして設定す ように指示するサブプロジェクタ設定指示 送信するサブ設定指示装置と、前記サブプ ジェクタ設定指示を前記通信装置を介して 信した場合には、自プロジェクタをサブプ ジェクタとして設定するサブプロジェクタ 定装置と、を備えるようにしてもよい。

 このようなプロジェクタシステムでは、 影可能な投影情報を保持する投影情報保持 体をプロジェクタに装着するだけで、メイ プロジェクタと各サブプロジェクタを自動 に設定することが可能となり、ユーザが設 する手間を省くことが可能となる。また、 影情報保持媒体を装着したプロジェクタが インプロジェクタに自動的に設定され、他 プロジェクタがサブプロジェクタに自動的 設定されるため、ユーザはメインプロジェ タを容易に識別することが可能となる。

  また、本発明のプロジェクタシステム おいて、前記プロジェクタは、投影可能な ァイルの切り替えあるいは複数画面から構 される投影可能なファイルにおける画面切 替えを指示する切替指示を受信する切替受 装置と、前記メインプロジェクタに設定さ 、且つ、前記切替受信装置を介して切替指 を受信した場合には、前記通信装置を介し 前記サブプロジェクタに対して投影可能な ァイルの切り替えを指示するサブ切替指示 送信するサブ切替指示装置と、前記サブ切 指示を送信又は受信した場合には、自プロ ェクタの投影可能なファイルの切り替えを うファイル切替装置と、を備えるようにし もよい。

 このようなプロジェクタシステムでは、 ーザはメインプロジェクタに対して投影可 なファイルの切り替えを指示する切替指示 送信することによって、メインプロジェク と各サブプロジェクタの投影可能なファイ の切り替えを同期させて行うことが可能と る。

  また、本発明のプロジェクタシステム おいて、前記サブプロジェクタ設定装置は 自プロジェクタがメインプロジェクタに設 されていても、前記サブプロジェクタ設定 示を前記通信装置を介して受信した場合に 、自プロジェクタをサブプロジェクタとし 設定するようにしてもよい。

 このようなプロジェクタシステムでは、 後に投影情報保持媒体が装着されたプロジ クタを優先的にメインプロジェクタに設定 、他のプロジェクタをサブプロジェクタに 定することが可能となる。

  また、本発明のプロジェクタシステム おいて、前記プロジェクタは、前記割り付 装置によって投影可能な投影情報を割り付 られた場合には、前記記憶装置に既に記憶 ている投影可能な投影情報に追加して記憶 るように制御する記憶制御装置を備えるよ にしてもよい。

 このようなプロジェクタシステムでは、 プロジェクタは、投影可能な投影情報を割 付けられた場合には、記憶装置に既に記憶 ている投影可能な投影情報に追加して記憶 るため、各投影情報保持媒体に保持される 影可能な投影情報をプロジェクタに装着さ た順に切り替えて連続投影することが可能 なる。

  また、本発明のプロジェクタシステム おいて、前記プロジェクタは、自プロジェ タがメインプロジェクタに設定された状態 前記通信装置を介して前記サブプロジェク 設定指示を受信した場合には、前記記憶装 に投影可能な投影情報が記憶されているか かを判定する投影情報判定装置と、前記投 情報判定装置を介して前記記憶装置に投影 能な投影情報が記憶されていると判定した 合には、自プロジェクタをサブプロジェク に設定することを拒否する拒否通知を新た メインプロジェクタに設定された他のプロ ェクタに対して前記通信装置を介して通知 る拒否通知装置と、前記投影情報判定装置 介して前記記憶装置に投影可能な投影情報 記憶されていないと判定した場合には、前 サブプロジェクタ設定装置を介して自プロ ェクタをサブプロジェクタに設定する設定 更装置と、を備えるようにしてもよい。

 このようなプロジェクタシステムでは、 影可能な投影情報を保持する投影情報保持 体が装着されたメインプロジェクタが投影 報を投影中に、投影可能な投影情報を保持 る投影情報保持媒体を他のプロジェクタに 着した場合には、ユーザは各投影情報保持 体を装着したプロジェクタが、それぞれメ ンプロジェクタに設定されていることを容 に識別することが可能となる。

 また、投影可能な投影情報を保持する投 情報保持媒体が装着されたメインプロジェ タが投影情報の投影を終了した後に、投影 報保持媒体を他のプロジェクタに装着した 合には、ユーザは後から投影情報保持媒体 装着したプロジェクタだけが、メインプロ ェクタに設定されていることを容易に識別 ることが可能となる。

  また、本発明のプロジェクタシステム おいて、前記プロジェクタは、自プロジェ タがメインプロジェクタに設定された状態 前記通信装置を介して前記サブプロジェク 設定指示を受信した場合には、自プロジェ タをサブプロジェクタに設定することを拒 する拒否通知を新たなメインプロジェクタ 設定された他のプロジェクタに対して前記 信装置を介して通知する拒否通知装置を備 るようにしてもよい。

 このようなプロジェクタシステムでは、 影可能な投影情報を保持する投影情報保持 体がメインプロジェクタに装着された状態 、投影可能な投影情報を保持する投影情報 持媒体をサブプロジェクタに装着した場合 は、ユーザは各投影情報保持媒体を装着し プロジェクタが、それぞれメインプロジェ タに設定されていることを容易に識別する とが可能となる。

  また、本発明のプロジェクタシステム おいて、前記プロジェクタは、前記通信装 を介して前記拒否通知を受信した場合には 前記割り付け装置を介して該拒否通知を通 したプロジェクタを除いた他のプロジェク 及び自プロジェクタに前記読取装置を介し 読み出した投影可能な投影情報を割り付け ように制御する割り付け制御装置を備える うにしてもよい。

 このようなプロジェクタシステムでは、 否通知を通知したプロジェクタを除いた各 ロジェクタに、後から装着された投影情報 持媒体に保持される投影可能な投影情報を 動的に割り付けることが可能となり、ユー が設定する手間を省くことが可能となる。

  更に、本発明のプロジェクタシステム おいて、前記プロジェクタは、前記割り付 制御装置によって投影可能な投影情報を割 付けられた場合には、前記記憶装置に既に 憶している投影可能な投影情報に追加して 憶するように制御する記憶制御装置を備え ようにしてもよい。

 このようなプロジェクタシステムでは、 否通知を通知したプロジェクタを除いた各 ロジェクタは、投影可能な投影情報を割り けられた場合には、記憶装置に既に記憶し いる投影可能な投影情報に追加して記憶す ため、拒否通知を通知したプロジェクタを いた各プロジェクタに記憶される投影可能 投影情報を順に切り替えて連続投影するこ が可能となる。

本実施例に係るプロジェクタシステム 概略構成を示す図である。 プロジェクタの要部の回路構成を示す 路ブロック図である。 各プロジェクタのうちのいずれかにUSB モリが装着された場合に、各プロジェクタ CPUが、それぞれ割り付けられた画像データ スクリーンに投影する「複数画像投影処理1 」を示すメインフローチャートである。 図3の「割り付け処理」のサブ処理を示 すサブフローチャートである。 図4の「ファイル割り付け処理」のサブ 処理を示すサブフローチャートである。 図4の「フォルダ割り付け処理1」のサ 処理を示すサブフローチャートである。 図4の「フォルダ割り付け処理2」のサ 処理を示すサブフローチャートである。 「ファイル割り付け処理」によって割 付けられた各プロジェクタが格納する画像 ータの一例を示す図である。 「フォルダ割り付け処理1」によって割 り付けられた各プロジェクタが格納する画像 データの一例を示す図である。 「フォルダ割り付け処理2」によって り付けられた各プロジェクタが格納する画 データの一例を示す図である。 図3の「投影処理」のサブ処理を示す ブフローチャートである。 各プロジェクタのいずれかにUSBメモリ が装着された後、更にサブプロジェクタのい ずれかにUSBメモリが装着された場合に、各プ ロジェクタのCPUが、それぞれ割り付けられた 画像データをスクリーンに投影する「複数画 像投影処理2」を示すメインフローチャート ある。 プロジェクタにUSBメモリが装着された 後に、更に、他のプロジェクタにUSBメモリが 装着された場合に実行される「ファイル割り 付け処理」の一例を示す図である。 他の実施例において、後からUSBメモリ を装着されたプロジェクタのCPUが、この装着 されたUSBメモリに記憶される投影可能な各フ ァイルを割り付けた一例を示す図である。 他の実施例において、「ファイル割り 付け処理」によって割り付けられた各プロジ ェクタが格納する画像データの一例を示す図 である。

 以下、本発明に係るプロジェクタシステ について具体化した一実施例に基づき図面 参照しつつ詳細に説明する。

 [プロジェクタシステムの概略構成]
 先ず、本実施例に係るプロジェクタシステ 1の概略構成について図1に基づき説明する 図1は本実施例に係るプロジェクタシステム1 の概略構成を示す図である。
 図1に示すように、プロジェクタシステム1 、4台の各プロジェクタ11、12、13、14から構 されている。尚、図1に示す構成は一例であ 図示の構成に限定されるものではない。

 また、各プロジェクタ11~14は、後述の通 インタフェース44(図2参照)を介して無線通信 や赤外線通信等により相互に通信可能に構成 されている。また、各プロジェクタ11~14のう 、プロジェクタ11の背面部には、投影情報 持媒体の一例としての投影情報を保持する 即ちフラッシュメモリを搭載したUSBメモリ21 が装着され、当該プロジェクタ11は後述のよ にメインプロジェクタに設定されている(図 3参照)。

 そして、各プロジェクタ11~14は、メイン ロジェクタ11からの指示により、スクリーン 18に各画像11A~14Aを並列投射する。また、後述 のように、ユーザは、リモコン25の各切替ボ ン25A、25Bや終了ボタン25Cを押下して、メイ プロジェクタ11に対して投影画像の切替信 や投影終了信号を赤外線等によって送信す ことによって、各プロジェクタ11~14の投影画 像の切り替えや投影停止を行うことができる ように構成されている(図3参照)。

 [プロジェクタの回路構成]
 次に、各プロジェクタ11~14の回路構成につ て図2に基づいて説明する。尚、各プロジェ タ11~14の回路構成はほぼ同じため、プロジ クタ11の回路構成について説明する。図2は ロジェクタ11の要部の回路構成を示す回路ブ ロック図である。
 図2に示すように、プロジェクタ11は、CPU41 RAM42、ROMやEEPROM等で構成される不揮発性メモ リ43、通信インタフェース44、操作パネル45、 読取部46、赤外受光部47、赤外線制御部48、ラ ンプ制御回路部50、ランプ51、照明光学系52、 光変調素子53、結像光学系54、画像処理回路 55、光変調素子ドライブ回路56等を備えてい 。

 また、CPU41、RAM42、ROMやEEPROM等で構成され る不揮発性メモリ43、通信インタフェース44 操作パネル45、読取部46、赤外線制御部48、 ンプ制御回路部50、画像処理回路部55は、バ 線58により相互に接続されて、相互にデー のやり取りが行われる。また、ランプ制御 路部50にはランプ51が接続されている。また 画像処理回路部55には光変調素子53を駆動制 御する光変調素子ドライブ回路56が接続され いる。

 また、CPU41は、プロジェクタ11全体を制御 し、プロジェクタ11の動作に関する全てのデ タを管理する。また、RAM42は、CPU41が種々の 制御を実行する際に、各種データを一時的に 記憶するものであり、後述のように投影情報 として割り付けられたファイルやフォルダ等 を記憶する。また、不揮発性メモリ43には、 源投入時にCPU41を起動させるための起動プ グラムや、後述の「複数画像投影処理1」(図 3参照)や「複数画像投影処理2」(図12参照)等 制御プログラムが格納されている。

 また、通信インターフェース44は、有線 信、無線通信や赤外線通信等により他のプ ジェクタと双方向データ通信が可能になっ いる。また、操作パネル45は、電源キー、投 射開始キー、投射停止キー、ズームアップ/ ウンキー等から構成されている。また、読 部46は、USBメモリ21が装着可能に構成され、 USBメモリ21に格納される投影情報としての ァイルやフォルダを読み出し可能に構成さ ている。尚、読取部21には、USBメモリ21に限 ず、SDメモリカード等の携帯型記憶媒体も 着可能に構成され、SDメモリカード等に格納 される投影情報としてのファイルやフォルダ を読み出し可能に構成されている。更に、読 取部21には、ハードディスク等のネットワー 上に設置された記憶装置も接続可能に構成 れ、このネットワーク上の記憶装置に記憶 れる投影情報としてのファイルやフォルダ 読み出し可能に構成されている。

 また、赤外受光部47は、リモコン25から送信 される赤外線信号を受信して電気信号に変換 し、赤外線制御部48に出力する。そして、赤 線制御部48は、赤外受光部47から入力された 電気信号を復調して、リモコン25からの指示 CPU41に出力可能に構成されている。
 また、ランプ制御回路部50は、操作パネル45 から入力されたON/OFF信号に基づいて超高圧水 銀ランプ等で構成される光源としてのランプ 51をON/OFFさせると共に、ランプ51の点灯に必 な電圧や電力を供給する。

 また、画像処理回路部55は、RAM42に記憶さ れる投影情報としてのファイルやファイルを 含むフォルダの画像データを所定フォーマッ トの映像信号に変換して光変調素子ドライブ 回路56に出力する。そして、光変調素子ドラ ブ回路56は、画像処理回路部55から入力され た映像信号に基づいて、透過型LCD(Liquid Crysta l Display)等で構成される光変調素子53を駆動 御して、ランプ51及びライトトンネルやレン ズ等から構成される照明光学系52を経て入射 れた光を変調し、投射されるべき画像を生 する。そして、光変調素子53によって変調 れた光は、絞りや投射用レンズ等から構成 れる結像光学系54によって拡大されてスクリ ーン18に対して所定サイズで投射される。

 [複数画像投影処理1]
 次に、上記のように構成された各プロジェ タ11~14が起動された後、いずれかにUSBメモ 21が装着された場合に、各プロジェクタ11~14 CPU41が、それぞれ割り付けられた画像デー をスクリーン18に投影する「複数画像投影処 理1」について図3乃至図11に基づいて説明す 。

 図3は各プロジェクタ11~14のうちのいずれ にUSBメモリ21が装着された場合に、各プロ ェクタ11~14のCPU41が、それぞれ割り付けられ 画像データをスクリーン18に投影する「複 画像投影処理1」を示すメインフローチャー である。図4は図3の「割り付け処理」のサ 処理を示すサブフローチャートである。図5 図4の「ファイル割り付け処理」のサブ処理 を示すサブフローチャートである。図6は図4 「フォルダ割り付け処理1」のサブ処理を示 すサブフローチャートである。図7は図4の「 ォルダ割り付け処理2」のサブ処理を示すサ ブフローチャートである。図8は「ファイル り付け処理」によって割り付けられた各プ ジェクタ11~14が格納する画像データの一例を 示す図である。図9は「フォルダ割り付け処 1」によって割り付けられた各プロジェクタ1 1~14が格納する画像データの一例を示す図で る。図10は「フォルダ割り付け処理2」によ て割り付けられた各プロジェクタ11~14が格納 する画像データの一例を示す図である。図11 図3の「投影処理」のサブ処理を示すサブフ ローチャートである。

 [複数画像投影処理1]
 図3に示すように、先ず、ステップ(以下、S 略記する)11において、各プロジェクタ11~14 CPU41は、読取部46に投影可能なファイルを含 フォルダやファイル等を記憶するUSBメモリ2 1が挿入されたか否か、即ち、読取部46にUSBメ モリ21が装着されたか否かを判定する判定処 を実行する。

 そして、読取部46に投影可能なファイルを むフォルダやファイル等を記憶するUSBメモ 21が装着された場合には(S11:YES)、CPU41は、S12 処理に移行する。S12において、CPU41は、RAM42 からメインプロジェクタフラグを読み出して ONに設定後、再度RAM42に記憶して、自プロジ クタをメインプロジェクタに設定する。
 尚、各プロジェクタ11~14の起動時には、メ ンプロジェクタフラグはOFFに設定されてRAM42 に記憶されている。

 続いて、S13において、CPU41は、通信イン フェース44を介して他のプロジェクタに対し てサブプロジェクタに設定するように指示す るサブ設定通知を送信後、後述のS16の処理に 移行する。

 一方、S11で読取部46に投影可能なファイル 含むフォルダやファイル等を記憶するUSBメ リ21が装着されていない場合には(S11:NO)、CPU4 1は、S14の処理に移行する。S14において、CPU41 は、通信インターフェース44を介して、サブ ロジェクタに設定するように指示するサブ 定通知を受信したか否かを判定する判定処 を実行する。
 そして、サブプロジェクタに設定するよう 指示するサブ設定通知を受信していない場 には(S14:NO)、CPU41は、再度S11以降の処理を実 行する。

 また一方、サブプロジェクタに設定する うに指示するサブ設定通知を受信した場合 は(S14:YES)、CPU41は、S15の処理に移行する。S1 5において、CPU41は、RAM42からメインプロジェ タフラグを読み出してOFFに設定後、再度RAM4 2に記憶して、自プロジェクタをサブプロジ クタに設定後、S16の処理に移行する。

 そして、S16において、CPU41は、後述の「割 付け処理」のサブ処理(図4参照)を実行する
 その後、S17において、CPU41は、後述の「投 処理」のサブ処理(図11参照)を実行後、当該 理を終了する。

 [割り付け処理]
 次に、上記S16で各プロジェクタ11~14のCPU41が 実行する「割り付け処理」のサブ処理につい て図4乃至図10に基づいて説明する。

 図4に示すように、先ず、S111において、各 ロジェクタ11~14のCPU41は、RAM42からメインプ ジェクタフラグを読み出し、ONに設定されて いるか否か、即ち、自プロジェクタがメイン プロジェクタに設定されているか否かを判定 する判定処理を実行する。
 そして、メインプロジェクタフラグがOFFに 定されている場合、即ち、自プロジェクタ サブプロジェクタに設定されている場合に (S111:NO)、CPU41は、当該サブ処理を終了して メインフローチャートに戻る。

 一方、メインプロジェクタフラグがONに 定されている場合、即ち、自プロジェクタ メインプロジェクタに設定されている場合 は(S111:YES)、CPU41は、S112の処理に移行する。S 112において、CPU41は、RAM42から割り付けフラ を読み出し、ONに設定されているか否か、即 ち、装着されたUSBメモリ21に記憶されている 影可能なファイルを含むフォルダや投影可 なファイル等の割り付け設定が終了してい か否かを判定する判定処理を実行する。尚 各プロジェクタ11~14の起動時には、割り付 フラグはOFFに設定されてRAM42に記憶されてい る。

 そして、割り付けフラグがONに設定されて る場合、即ち、装着されたUSBメモリ21に記憶 されている投影可能なファイルを含むフォル ダや投影可能なファイル等の割り付け設定が 終了している場合には(S112:YES)、CPU41は、当該 サブ処理を終了して、メインフローチャート に戻る。
 一方、割り付けフラグがOFFに設定されてい 場合、即ち、装着されたUSBメモリ21に記憶 れている投影可能なファイルを含むフォル や投影可能なファイル等の割り付け設定が 了していない場合には(S112:NO)、CPU41は、S113 処理に移行する。

 S113において、CPU41は、各プロジェクタ11~14 不揮発性メモリ43に予め格納されている当該 各プロジェクタ11~14を識別するプロジェクタ 別ID(例えば、各プロジェクタ11~14のプロジ クタ識別IDは、順番にP1、P2、P3、P4である。) を他のプロジェクタに対して自プロジェクタ へ送信するように指示する送信通知を通信イ ンターフェース44を介して送信する。そして CPU41は、他のプロジェクタから送信された ロジェクタ識別IDを順次RAM42に記憶すると共 、受信したプロジェクタ識別IDの個数をカ ント後、このカウント値に「1」加算して、 ロジェクタシステム1を構成するプロジェク タ台数として代数Nに代入して(例えば、N=4で る。)、RAM42に記憶する。
 尚、代数Nは、各プロジェクタ11~14の起動時 は、「0」が代入されてRAM42に記憶されてい 。

 そして、S114において、CPU41は、USB21に保 されている、即ち、記憶されている投影可 なファイル数をカウント後、このカウント をUSB21に記憶されている投影可能なファイル 数として代数Mに代入してRAM42に記憶する。

 また、S115において、CPU41は、USB21に保持さ ている、即ち、記憶されている投影可能な ァイルを含むフォルダ数をカウント後、こ カウント値をUSB21に記憶されている投影可能 なファイルを含むフォルダ数として代数Fに 入してRAM42に記憶する。
 尚、各代数M、Fは、各プロジェクタ11~14の起 動時には、「0」が代入されてRAM42に記憶され ている。

 続いて、S116において、CPU41は、投影可能 ファイルを含むフォルダ数を表す代数FをRAM 42から読み出し、代数Fが「0」か否か、即ち 投影可能なファイルを含むフォルダがUSBメ リ21に記憶されていないか否かを判定する判 定処理を実行する。

 そして、代数Fが「0」の場合、即ち、投 可能なファイルを含むフォルダがUSBメモリ21 に記憶されていない場合、即ち、投影可能な ファイルだけがUSBメモリ21に記憶されている 合には(S116:YES)、CPU41は、S117の処理に移行す る。S117において、CPU41は、後述の「ファイル 割り付け処理」のサブ処理(図5参照)を実行後 、S121の処理に移行する。

 一方、代数Fが「0」でない場合、即ち、 影可能なファイルを含むフォルダがUSBメモ 21に記憶されている場合には(S116:NO)、CPU41は S118の処理に移行する。S118において、CPU41は 、代数Fと代数NとをRAM42から読み出し、この 数Fが代数Nより少ないか否か、即ち、投影可 能なファイルを含むフォルダ数がプロジェク タ台数より少ないか否かを判定する判定処理 を実行する。

 そして、代数Fが代数Nより少ない場合、 ち、投影可能なファイルを含むフォルダ数 プロジェクタ台数より少ない場合には(S118:YE S)、CPU41は、S119の処理に移行する。S119におい て、CPU41は、後述の「フォルダ割り付け処理1 」のサブ処理(図6参照)を実行後、S121の処理 移行する。

 また一方、代数Fが代数N以上の場合、即 、投影可能なファイルを含むフォルダ数が ロジェクタ台数以上の場合には(S118:NO)、CPU41 は、S120の処理に移行する。S120において、CPU4 1は、後述の「フォルダ割り付け処理2」のサ 処理(図7参照)を実行後、S121の処理に移行す る。

 続いて、S121において、CPU41は、投影可能 ファイルやフォルダを自プロジェクタ及び のサブプロジェクタのそれぞれに割り付け 割り付け設定をRAM42に記憶する。また、CPU41 は、RAM42から割り付けフラグを読み出し、こ 割り付けフラグをONに設定して、再度RAM42に 記憶後、メインフローチャートに戻る。

 [ファイル割り付け処理]
 次に、上記S117でメインプロジェクタのCPU41 即ち、USBメモリ21が装着されたプロジェク のCPU41が実行する「ファイル割り付け処理」 のサブ処理について図5及び図8に基づいて説 する。

 図5に示すように、先ず、S211において、CPU41 は、RAM42からファイルカウント値mを読み出し 、このファイルカウント値mに「1」を代入し 、再度RAM42に記憶する。また、CPU41は、RAM42 らプロジェクタカウント値nを読み出し、こ のプロジェクタカウント値nに「1」を代入し 、再度RAM42に記憶する。
 尚、各プロジェクタ11~14の起動時には、フ イルカウント値m及びプロジェクタカウント nには、それぞれ「0」が代入されてRAM42に記 憶されている。

 そして、S212において、CPU41は、プロジェ タカウント値nとファイルカウント値mとをRA M42から読み出し、プロジェクタ識別IDが「Pn のプロジェクタに対してUSBメモリ21に記憶さ れているルートディレクトリの第m番目の投 可能なファイルmを割り付ける。つまり、CPU4 1は、自プロジェクタのプロジェクタ識別IDが 「Pn」の場合には、ルートディレクトリの第m 番目の投影可能なファイルmを投影情報とし RAM42に記憶する。また、CPU41は、他のサブプ ジェクタのプロジェクタ識別IDが「Pn」の場 合には、このプロジェクタ識別IDが「Pn」の ブプロジェクタに対してルートディレクト の第m番目の投影可能なファイルmを投影情報 として割り付ける。

 ここで、割り付け情報、即ち、プロジェ タとファイルとの対応関係は、メインプロ ェクタのRAM42に順次保存され、後述の「投 処理」のサブ処理(図11参照)において、この り付け情報に基づいて各プロジェクタに投 情報(ファイル)が送信される。つまり、こ では、メインプロジェクタが各ファイルと プロジェクタとの対応関係を決めるだけで り、実際のファイル転送は、後述のS512及びS 519の処理において実行される。

 続いて、S213において、CPU41は、ファイル ウント値mと投影可能なファイル数としての 代数MをRAM42から読み出し、ファイルカウント 値mと代数Mとが等しいか否かを判定する判定 理を実行する。即ち、CPU41は、USBメモリ21に 記憶される投影可能なファイルを全て各プロ ジェクタ11~14に割り付けたか否かを判定する 定処理を実行する。

 そして、ファイルカウント値mと代数Mと 等しくない場合、即ち、USBメモリ21に記憶さ れる投影可能なファイルを全て各プロジェク タ11~14に割り付けていない場合には(S213:NO)、C PU41は、S214の処理に移行する。S214において、 CPU41は、RAM42からファイルカウント値mを読み し、このファイルカウント値mに「1」加算 て、再度RAM42に記憶する。また、CPU41は、RAM4 2からプロジェクタカウント値nを読み出し、 のプロジェクタカウント値nに「1」加算し 、再度RAM42に記憶する。

 続いて、S215において、CPU41は、RAM42からプ ジェクタカウント値nとプロジェクタ台数と ての代数Nとを読み出し、このプロジェクタ カウント値nが代数Nより大きいか否かを判定 る判定処理を実行する。即ち、CPU41は、最 のプロジェクタに対して投影可能なファイ を割り付けたか否かを判定する判定処理を 行する。
 そして、プロジェクタカウント値nが代数N 下の場合には(S215:NO)、CPU41は、再度S212以降 処理を実行する。

 一方、プロジェクタカウント値nが代数N り大きい場合には(S215:YES)、CPU41は、S216の処 に移行する。S216において、CPU41は、RAM42か プロジェクタカウント値nを読み出し、この ロジェクタカウント値nに「1」を代入して 再度RAM42に記憶後、再度、S212以降の処理を 行する。

 他方、上記S213でファイルカウント値mと 数Mとが等しい場合には(S213:YES)、CPU41は、USB モリ21に記憶される投影可能なファイルを て各プロジェクタ11~14に均等に割り付けたと 判定して、当該サブ処理を終了して、「割り 付け処理」のサブ処理に戻り、S121の処理に 行する。

 [ファイル割り付け処理の一例]
 ここで、投影可能なファイルだけがUSBメモ 21に記憶されている場合に実行される「フ イル割り付け処理」の一例について図8に基 いて説明する。

 図8に示すように、各プロジェクタ11~14の ち、プロジェクタ11にUSBメモリ21が装着され ている。そして、このUSBメモリ21には、ルー ディレクトリの投影可能な各ファイル111~120 、123~126と、ルートディレクトリの投影でき い各ファイル121、122とが記憶されている。 た、各プロジェクタ11~14のプロジェクタ識別 IDは、順番にP1、P2、P3、P4である。

 従って、メインプロジェクタ11のCPU41は、 自プロジェクタ11に、投影可能な各ファイル1 11、115、119、125を割り付け、他のサブプロジ クタ12に、投影可能な各ファイル112、116、12 0、126を割り付ける。また、他のサブプロジ クタ13には、投影可能な各ファイル113、117、 123を割り付け、他のサブプロジェクタ14には 投影可能な各ファイル114、118、124を割り付 る。

 [フォルダ割り付け処理1]
 次に、上記S119でメインプロジェクタのCPU41 即ち、USBメモリ21が装着されたプロジェク のCPU41が実行する「フォルダ割り付け処理1 のサブ処理について図6及び図9に基づいて説 明する。

 図6に示すように、先ず、S311において、CPU41 は、RAM42からフォルダカウント値fを読み出し 、このフォルダカウント値fに「1」を代入し 、再度RAM42に記憶する。また、CPU41は、RAM42 らプロジェクタカウント値nを読み出し、こ のプロジェクタカウント値nに「1」を代入し 、再度RAM42に記憶する。
 尚、各プロジェクタ11~14の起動時には、フ ルダカウント値fには、「0」が代入されてRAM 42に記憶されている。

 そして、S312において、CPU41は、プロジェ タカウント値nとフォルダカウント値fとをRA M42から読み出し、プロジェクタ識別IDが「Pn のプロジェクタに対してUSBメモリ21に記憶さ れているルートディレクトリの第f番目の投 可能なファイルを含むフォルダfを割り付け 。つまり、CPU41は、自プロジェクタのプロ ェクタ識別IDが「Pn」の場合には、ルートデ レクトリの第f番目の投影可能なファイルを 含むフォルダfを投影情報としてRAM42に記憶す る。また、CPU41は、他のサブプロジェクタの ロジェクタ識別IDが「Pn」の場合には、この プロジェクタ識別IDが「Pn」のサブプロジェ タに対してルートディレクトリの第f番目の 影可能なファイルを含むフォルダfを投影情 報として割り付ける。

 続いて、S313において、CPU41は、フォルダ ウント値fと投影可能なファイルを含むフォ ルダ数としての代数FをRAM42から読み出し、こ のフォルダカウント値fと代数Fとが等しいか かを判定する判定処理を実行する。即ち、C PU41は、USBメモリ21に記憶される投影可能なフ ァイルを含むフォルダを全て割り付けたか否 かを判定する判定処理を実行する。

 そして、フォルダカウント値fと代数Fと 等しくない場合、即ち、USBメモリ21に記憶さ れる投影可能なファイルを含むフォルダを全 て割り付けていない場合には(S313:NO)、CPU41は S314の処理に移行する。S314において、CPU41は 、RAM42からフォルダカウント値fを読み出し、 このフォルダカウント値fに「1」加算して、 度RAM42に記憶する。また、CPU41は、RAM42から ロジェクタカウント値nを読み出し、このプ ロジェクタカウント値nに「1」加算して、再 RAM42に記憶後、再度S312以降の処理を実行す 。

 一方、フォルダカウント値fと代数Fとが しい場合、即ち、USBメモリ21に記憶される投 影可能なファイルを含むフォルダを全て割り 付けた場合には(S313:YES)、CPU41は、S315の処理 移行する。S315において、CPU41は、RAM42からプ ロジェクタカウント値nを読み出し、このプ ジェクタカウント値nに「1」加算して、再度 RAM42に記憶する。

 そして、S316において、CPU41は、RAM42からプ ジェクタカウント値nを読み出し、このプロ ェクタカウント値nをルートディレクトリの 投影可能なファイルを割り付ける最初のプロ ジェクタの順番として代数Xに代入してRAM42に 記憶する。
 続いて、S317において、CPU41は、RAM42からフ イルカウント値mを読み出し、このファイル ウント値mに「1」を代入して、再度RAM42に記 憶する。

 その後、S318において、CPU41は、プロジェ タカウント値nとファイルカウント値mとをRA M42から読み出し、プロジェクタ識別IDが「Pn のプロジェクタに対してUSBメモリ21に記憶さ れているルートディレクトリの第m番目の投 可能なファイルmを割り付ける。つまり、CPU4 1は、自プロジェクタのプロジェクタ識別IDが 「Pn」の場合には、ルートディレクトリの第m 番目の投影可能なファイルmを投影情報とし RAM42に記憶する。また、CPU41は、他のサブプ ジェクタのプロジェクタ識別IDが「Pn」の場 合には、このプロジェクタ識別IDが「Pn」の ブプロジェクタに対してルートディレクト の第m番目の投影可能なファイルmを投影情報 として割り付ける。

 続いて、S319において、CPU41は、ファイルカ ント値mと投影可能なファイル数としての代 数MをRAM42から読み出し、ファイルカウント値 mと代数Mとが等しいか否かを判定する判定処 を実行する。即ち、CPU41は、USBメモリ21に記 憶される投影可能なファイルを全て割り付け たか否かを判定する判定処理を実行する。
 そして、ファイルカウント値mと代数Mとが しくない場合、即ち、USBメモリ21に記憶され る投影可能なファイルを全て割り付けていな い場合には(S319:NO)、CPU41は、S320の処理に移行 する。

 S320において、CPU41は、RAM42からファイル ウント値mを読み出し、このファイルカウン 値mに「1」加算して、再度RAM42に記憶する。 また、CPU41は、RAM42からプロジェクタカウン 値nを読み出し、このプロジェクタカウント nに「1」加算して、再度RAM42に記憶する。

 続いて、S321において、CPU41は、RAM42から ロジェクタカウント値nとプロジェクタ台数 しての代数Nとを読み出し、このプロジェク タカウント値nが代数Nより大きいか否かを判 する判定処理を実行する。即ち、CPU41は、 後のプロジェクタに対して投影可能なファ ルを割り付けたか否かを判定する判定処理 実行する。

 そして、プロジェクタカウント値nが代数 N以下の場合には(S321:NO)、CPU41は、再度S318以 の処理を実行する。

 一方、プロジェクタカウント値nが代数N り大きい場合には(S321:YES)、CPU41は、S322の処 に移行する。S322において、CPU41は、RAM42か プロジェクタカウント値nと最初のプロジェ タの順番としての代数Xを読み出し、このプ ロジェクタカウント値nに代数Xを代入して、 度RAM42に記憶後、再度、S318以降の処理を実 する。これにより、CPU41は、投影可能なフ ルダを記憶していないプロジェクタのうち 1番目のプロジェクタ識別IDが「Pn」のプロジ ェクタに対してUSBメモリ21に記憶されている ートディレクトリの第m番目の投影可能なフ ァイルmを割り付けることが可能となる。

 他方、上記S319でファイルカウント値mと 数Mとが等しい場合には(S319:YES)、CPU41は、USB モリ21に記憶される投影可能なファイルを て投影可能なファイルを含むフォルダを記 していないプロジェクタに均等に割り付け と判定して、当該サブ処理を終了して、「 り付け処理」のサブ処理に戻り、S121の処理 移行する。

 [フォルダ割り付け処理1の一例]
 ここで、USBメモリ21に投影可能なフォルダ 2個と投影可能なファイルが14個記憶されて る場合に実行される「フォルダ割り付け処 1」の一例について図9に基づいて説明する。

 図9に示すように、各プロジェクタ11~14の ち、プロジェクタ11にUSBメモリ21が装着され ている。そして、このUSBメモリ21には、ルー ディレクトリの投影可能な各ファイル111~120 、123~126と、ルートディレクトリの投影でき い各ファイル121、122とが記憶されている。 た、USBメモリ21には、ルートディレクトリの 投影可能な複数のファイルが格納されている 各フォルダ201、202と、ルートディレクトリの 投影可能なファイルが格納されていないフォ ルダ203とが記憶されている。また、各プロジ ェクタ11~14のプロジェクタ識別IDは、順番にP1 、P2、P3、P4である。

 従って、メインプロジェクタ11のCPU41は、 ルートディレクトリの投影可能な複数のファ イルが格納されているフォルダ201を自プロジ ェクタ11に割り付け、ルートディレクトリの 影可能な複数のファイルが格納されている ォルダ202を他のサブプロジェクタ12に割り ける。また、プロジェクタ11のCPU41は、ルー ディレクトリの投影可能な各ファイル111~120 、123~126を他の各サブプロジェクタ13、14に順 に均等に割り付ける。例えば、他のサブプ ジェクタ13には、投影可能な各ファイル111 113、115、117、119、123、125が割り付けられる また、他のサブプロジェクタ14には、投影可 能な各ファイル112、114、116、118、120、124、126 が割り付けられる。

 [フォルダ割り付け処理2]
 次に、上記S120でメインプロジェクタのCPU41 即ち、USBメモリ21が装着されたプロジェク のCPU41が実行する「フォルダ割り付け処理2 のサブ処理について図7及び図10に基づいて 明する。
 図7に示すように、先ず、S411及びS412におい 、CPU41は、上記S311及びS312の処理を実行する 。

 そして、S413において、CPU41は、RAM42からフ ルダカウント値fを読み出し、このフォルダ ウント値fに「1」加算して、再度RAM42に記憶 する。
 続いて、S414において、CPU41は、フォルダカ ント値fと投影可能なフォルダ数としての代 数FをRAM42から読み出し、このフォルダカウン ト値fが代数Fより大きいか否かを判定する判 処理を実行する。即ち、CPU41は、USBメモリ21 に記憶される投影可能なフォルダを全て割り 付けたか否かを判定する判定処理を実行する 。

 そして、フォルダカウント値fが代数F以 の場合には(S414:NO)、CPU41は、S415の処理に移 する。S415において、CPU41は、RAM42からプロジ ェクタカウント値nを読み出し、このプロジ クタカウント値nに「1」加算して、再度RAM42 記憶する。

 続いて、S416において、CPU41は、RAM42から ロジェクタカウント値nとプロジェクタ台数 しての代数Nとを読み出し、このプロジェク タカウント値nと代数Nとが等しいか否かを判 する判定処理を実行する。即ち、CPU41は、 後の4番目のプロジェクタ14に対して投影可 なフォルダを割り付けようとしているか否 を判定する判定処理を実行する。

 そして、プロジェクタカウント値nと代数N が等しくない場合には(S416:NO)、CPU41は、再度 S412以降の処理を実行する。
 一方、プロジェクタカウント値nと代数Nと 等しい場合には(S416:YES)、CPU41は、S417の処理 移行する。S417において、CPU41は、RAM42から ロジェクタカウント値nを読み出し、このプ ジェクタカウント値nに「1」を代入して、 度RAM42に記憶後、再度S412以降の処理を実行 る。これにより、CPU41は、プロジェクタ識別 IDが「P1」~「P3」の各プロジェクタ11~13だけに 投影可能なファイルを含むフォルダを記憶さ せ、最後の4番目のプロジェクタ14に投影可能 なフォルダを記憶させないようにすることが できる。

 一方、上記S414でフォルダカウント値fが 数Fより大きい場合には(S414:YES)、CPU41は、S418 の処理に移行する。S418において、CPU41は、RAM 42からファイルカウント値mを読み出し、この ファイルカウント値mに「1」を代入して、再 RAM42に記憶する。

 そして、S419において、CPU41は、RAM42から ロジェクタカウント値nと代数Nとを読み出し 、プロジェクタカウント値nに代数Nを代入し 、即ち、プロジェクタカウント値nに「4」 代入して、再度RAM42に記憶する。

 その後、S420において、CPU41は、プロジェ タカウント値nとファイルカウント値mとをRA M42から読み出し、プロジェクタ識別IDが「Pn 、つまり、「PN」のプロジェクタに対してUSB メモリ21に記憶されているルートディレクト の第m番目の投影可能なファイルmを割り付 る。つまり、CPU41は、自プロジェクタの識別 IDが「P4」でない場合には、プロジェクタ識 IDが「P4」の最後の4番目のサブプロジェクタ 14に対してルートディレクトリの第m番目の投 影可能なファイルmを投影情報として割り付 る。

 尚、CPU41は、自プロジェクタの識別IDが「 P4」の場合、つまり、USBメモリ21がプロジェ タ14に装着された場合には、メインプロジェ クタ14のCPU41は、USBメモリ21に記憶されている ルートディレクトリの第m番目の投影可能な ァイルmを投影情報としてRAM42に記憶する。

 続いて、S421において、CPU41は、ファイル ウント値mと投影可能なファイル数としての 代数MをRAM42から読み出し、ファイルカウント 値mと代数Mとが等しいか否かを判定する判定 理を実行する。即ち、CPU41は、USBメモリ21に 記憶される投影可能なファイルを全て割り付 けたか否かを判定する判定処理を実行する。

 そして、ファイルカウント値mと代数Mと 等しくない場合、即ち、USBメモリ21に記憶さ れる投影可能なファイルを全て割り付けてい ない場合には(S421:NO)、CPU41は、S422の処理に移 行する。S422において、CPU41は、RAM42からファ ルカウント値mを読み出し、このファイルカ ウント値mに「1」加算して、再度RAM42に記憶 、再度S420以降の処理を実行する。

 一方、ファイルカウント値mと代数Mとが等 い場合、即ち、USBメモリ21に記憶される投影 可能なファイルを全て割り付けた場合には(S4 21:YES)、CPU41は、当該サブ処理を終了して、「 割り付け処理」のサブ処理に戻り、S121の処 に移行する。
 これにより、CPU41は、USBメモリ21に記憶され ているルートディレクトリの投影可能なファ イルを含むフォルダを記憶していない最後の 4番目のプロジェクタ14に対して、USBメモリ21 記憶されているルートディレクトリの投影 能な全てのファイルを記憶させることがで る。

 [フォルダ割り付け処理2の一例]
 ここで、USBメモリ21に投影可能なファイル 含むフォルダが4個と投影可能なファイルが1 4個記憶されている場合に実行される「フォ ダ割り付け処理2」の一例について図10に基 いて説明する。

 図10に示すように、各プロジェクタ11~14の うち、プロジェクタ11にUSBメモリ21が装着さ ている。そして、このUSBメモリ21には、ルー トディレクトリの投影可能な各ファイル111~12 0、123~126と、ルートディレクトリの投影でき い各ファイル121、122とが記憶されている。 た、USBメモリ21には、ルートディレクトリ 投影可能な複数のファイルが格納されてい 各フォルダ211~214が記憶されている。また、 プロジェクタ11~14のプロジェクタ識別IDは、 順番にP1、P2、P3、P4である。

 従って、メインプロジェクタ11のCPU41は、 ルートディレクトリの投影可能な各フォルダ 211、214を自プロジェクタ11に割り付け、ルー ディレクトリの投影可能なフォルダ212を他 サブプロジェクタ12に割り付け、更に、ル トディレクトリの投影可能なフォルダ213を のサブプロジェクタ13に割り付ける。また、 メインプロジェクタ11のCPU41は、ルートディ クトリの投影可能な全ての各ファイル111~120 123~126を他のサブプロジェクタ14に割り付け 。

 [投影処理]
 次に、上記S17で各プロジェクタ11~14のCPU41が 実行する「投影処理」のサブ処理について図 11に基づいて説明する。

 図11に示すように、先ず、S511において、 プロジェクタ11~14のCPU41は、RAM42からメイン ロジェクタフラグを読み出し、ONに設定さ ているか否か、即ち、自プロジェクタがメ ンプロジェクタに設定されているか否かを 定する判定処理を実行する。

 そして、メインプロジェクタフラグがON 設定されている場合、即ち、自プロジェク がメインプロジェクタに設定されている場 には(S511:YES)、当該メインプロジェクタのCPU4 1は、S512の処理に移行する。

 S512において、メインプロジェクタのCPU41 、RAM42から投影可能なファイルやフォルダ 自プロジェクタ及び他のプロジェクタのそ ぞれに割り付けた割り付け設定を読み出し 割り付け設定として作成されている自プロ ェクタ及び他のプロジェクタのそれぞれが 順次投影する投影可能なファイルやフォル 内のファイル等の投影順番を表す投影リス に基づきメインプロジェクタのCPU41は、他の 各サブプロジェクタに対して、それぞれ投影 すべき投影可能なファイルや投影可能なファ イルが収められたフォルダを投影情報として 通信インターフェース44を介して送信する。 方、他のサブプロジェクタのCPU41は、投影 能なファイルや投影可能なファイルを含む ォルダを投影情報として受信した場合には 受信した投影可能なファイルや投影可能な ァイルを含むフォルダを投影情報としてRAM42 に記憶する。

 そして、S513において、メインプロジェク タのCPU41は、自プロジェクタの投影リストをR AM42から読み出し、第1番目に投影する投影可 なファイルやフォルダ内のファイル等を特 する。そして、メインプロジェクタのCPU41 、この特定したファイル等の画像データをRA M42から読み出し、画像処理回路部55に出力し スクリーン18に所定サイズで投射する。

 続いて、S514において、メインプロジェク タのCPU41は、赤外線制御部48を介してリモコ 25から切替指示が入力されたか否か、即ち、 ユーザがリモコン25の各切替ボタン25A、25Bを 下して送り操作を行ったか否かを判定する 定処理を実行する。

 そして、赤外線制御部48を介してリモコ 25から切替指示が入力されていない場合には (S514:NO)、メインプロジェクタのCPU41は、後述 S518の処理に移行する。

 一方、赤外線制御部48を介してリモコン25 から切替指示が入力された場合には(S514:YES) メインプロジェクタのCPU41は、S515の処理に 行する。S515において、メインプロジェクタ CPU41は、自プロジェクタの投影リストをRAM42 から読み出し、次に投影する投影可能なファ イルやフォルダ内のファイル等を特定する。 そして、メインプロジェクタのCPU41は、この 定したファイル等の画像データをRAM42から み出し、画像処理回路部55に出力してスクリ ーン18に所定サイズで投射する。

 続いて、S516において、メインプロジェクタ のCPU41は、通信インターフェース44を介して 他のメインプロジェクタに対してサブプロ ェクタの設定を拒否する拒否通知を送信し か否かを判定する判定処理を実行する。具 的には、CPU41は、後述の拒否通知フラグ(図12 のS618参照)をRAM42から読み出し、この拒否通 フラグがONに設定されているか否かを判定す る判定処理を実行する。
 尚、拒否通知フラグは、各プロジェクタ11~1 4の起動時には、OFFに設定されてRAM42に記憶さ れている。

 そして、他のメインプロジェクタに対し サブプロジェクタの設定を拒否する拒否通 を送信した場合、即ち、RAM42から読み出し 拒否通知フラグがONに設定されている場合に は(S516:YES)、メインプロジェクタのCPU41は、後 述のS518の処理に移行する。

 一方、他のメインプロジェクタに対して ブプロジェクタの設定を拒否する拒否通知 送信していない場合、即ち、RAM42から読み した拒否通知フラグがOFFに設定されている 合には(S516:NO)、メインプロジェクタのCPU41は 、S517の処理に移行する。S517において、メイ プロジェクタのCPU41は、他のサブプロジェ トのそれぞれに対して、次の順番の投影可 なファイルやフォルダ内のファイル等をス リーン18に投射するように指示する送り信号 を送信する。

 続いて、S518において、メインプロジェク タのCPU41は、自プロジェクタの投影リストをR AM42から読み出し、最後の順番の投影可能な ァイルやフォルダ内のファイル等を投影し か否か、即ち、RAM42に記憶する投影可能なフ ァイルやフォルダ内のファイル等を全て投影 したか否かを判定する判定処理を実行する。 また、メインプロジェクタのCPU41は、赤外線 御部48を介してリモコン25から投影終了指示 が入力されたか否か、即ち、ユーザがリモコ ン25の終了ボタン25Cを押下して投影停止を行 たか否かを判定する判定処理を実行する。

 そして、RAM42に記憶する投影可能なファ ルやフォルダ内のファイル等を全て投影し いない場合で、且つ、赤外線制御部48を介し てリモコン25から投影終了指示が入力されて ない場合には(S518:NO)、メインプロジェクタ CPU41は、再度S514以降の処理を実行する。

 一方、RAM42に記憶する投影可能なファイ やフォルダ内のファイル等を全て投影した 合、又は、赤外線制御部48を介してリモコン 25から投影終了指示が入力された場合には(S51 8:YES)、メインプロジェクタのCPU41は、スクリ ン18への投射を停止すると共に、他のサブ ロジェクタのそれぞれに対して、投影停止 指示する終了信号を送信後、当該サブ処理 終了してメインフローチャートに戻る。

 他方、上記S511でメインプロジェクタフラ グがOFFに設定されている場合、即ち、自プロ ジェクタがサブプロジェクタに設定されてい る場合には(S511:NO)、当該サブプロジェクタの CPU41は、S519の処理に移行する。S519において サブプロジェクタのCPU41は、通信インターフ ェース44を介して、順次投影する投影可能な ァイルやフォルダ内のファイル等である投 情報を受信し、この投影情報をRAM42に記憶 る。

 そして、S520において、サブプロジェクタ のCPU41は、投影可能なファイルやフォルダ内 ファイル等をRAM42から読み出し、第1番目に 影する投影可能なファイルやフォルダ内の ァイル等を特定する。そして、サブプロジ クタのCPU41は、この特定したファイル等の 像データをRAM42から読み出し、画像処理回路 部55に出力してスクリーン18に所定サイズで 射する。

 尚、サブプロジェクタのCPU41は、メイン ロジェクタから投影可能なファイルやフォ ダ内のファイル等の投影リストを受信し、 の投影リストの順番に従ってファイル等の 像データをRAM42から読み出し、画像処理回路 部55に出力してスクリーン18に所定サイズで 射するようにしてもよい。

 続いて、S521において、サブプロジェクタの CPU41は、通信インターフェース44を介して、 の順番の投影可能なファイルやフォルダ内 ファイル等をスクリーン18に投射するように 指示する送り信号を受信したか否かを判定す る判定処理を実行する。
 そして、次の順番の投影可能なファイルや ォルダ内のファイル等をスクリーン18に投 するように指示する送り信号を受信してい い場合には(S521:NO)、サブプロジェクタのCPU41 は、後述のS523の処理に移行する。

 一方、次の順番の投影可能なファイルや ォルダ内のファイル等をスクリーン18に投 するように指示する送り信号を受信した場 には(S521:YES)、サブプロジェクタのCPU41は、S5 22の処理に移行する。S522において、サブプロ ジェクタのCPU41は、次の順番の投影可能なフ イルやフォルダ内のファイル等をRAM42から み出し、画像処理回路部55に出力してスクリ ーン18に所定サイズで投射する。

 続いて、S523において、サブプロジェクタ のCPU41は、最後の順番の投影可能なファイル フォルダ内のファイル等を投影したか否か 即ち、RAM42に記憶する投影可能なファイル フォルダ内のファイル等を全て投影したか かを判定する判定処理を実行する。また、 ブプロジェクタのCPU41は、通信インターフェ ース44を介して、投影停止を指示する終了信 を受信したか否かを判定する判定処理を実 する。

 そして、RAM42に記憶する投影可能なファ ルやフォルダ内のファイル等を全て投影し いない場合で、且つ、通信インターフェー 44を介して、投影停止を指示する終了信号を 受信していない場合には(S523:NO)、サブプロジ ェクタのCPU41は、再度S521以降の処理を実行す る。

 一方、RAM42に記憶する投影可能なファイ やフォルダ内のファイル等を全て投影した 合、又は、通信インターフェース44を介して 、投影停止を指示する終了信号を受信した場 合には(S523:YES)、サブプロジェクタのCPU41は、 スクリーン18への投射を停止後、当該サブ処 を終了してメインフローチャートに戻る。

 [複数画像投影処理2]
 次に、各プロジェクタ11~14のいずれかにUSB モリ21が装着された後、更にサブプロジェク タのいずれかにUSBメモリ21が装着された場合 、各プロジェクタ11~14のCPU41が、それぞれ割 り付けられた画像データをスクリーン18に投 する「複数画像投影処理2」について図12及 図13に基づいて説明する。

 図12は各プロジェクタ11~14のいずれかにUSB メモリ21が装着された後、更にサブプロジェ タのいずれかにUSBメモリ21が装着された場 に、各プロジェクタ11~14のCPU41が、それぞれ り付けられた画像データをスクリーンに投 する「複数画像投影処理2」を示すメインフ ローチャートである。図13はプロジェクタ11 USBメモリ21が装着された後に、更に、プロジ ェクタ12にUSBメモリ61が装着された場合に実 される「ファイル割り付け処理」の一例を す図である。

 図12に示すように、先ず、S611において、 プロジェクタ11~14のCPU41は、読取部46に投影 能なファイルを含むフォルダやファイル等 記憶するUSBメモリ21が挿入されたか否か、 ち、読取部46にUSBメモリ21が装着されたか否 を判定する判定処理を実行する。

 そして、読取部46に投影可能なファイル 含むフォルダやファイル等を記憶するUSBメ リ21が装着された場合には(S6111:YES)、CPU41は S612の処理に移行する。S612において、CPU41は RAM42からメインプロジェクタフラグを読み してONに設定後、再度RAM42に記憶して、自プ ジェクタをメインプロジェクタに設定する

 続いて、S613において、新たなメインプロ ジェクタのCPU41は、通信インタフェース44を して他のプロジェクタに対してサブプロジ クタに設定するように指示するサブ設定通 を送信後、後述のS619の処理に移行する。

 一方、S611で読取部46にUSBメモリ21が装着さ ていない場合には(S611:NO)、CPU41は、S614の処 に移行する。S614において、CPU41は、通信イ ターフェース44を介して、サブプロジェクタ に設定するように指示するサブ設定通知を受 信したか否かを判定する判定処理を実行する 。
 そして、サブプロジェクタに設定するよう 指示するサブ設定通知を受信していない場 には(S614:NO)、CPU41は、再度S611以降の処理を 行する。

 また一方、サブプロジェクタに設定する うに指示するサブ設定通知を受信した場合 は(S614:YES)、CPU41は、S615の処理に移行する。 S615において、CPU41は、RAM42からメインプロジ クタフラグを読み出してONに設定されてい か否か、即ち、メインプロジェクタに設定 れているか否かを判定する判定処理を実行 る。

 そして、メインプロジェクタフラグがOFF 場合、即ち、メインプロジェクタに設定さ ていない場合には(S615:NO)、CPU41は、S616の処 に移行する。S616において、CPU41は、RAM42か メインプロジェクタフラグを再度読み出し OFFに設定後、RAM42に記憶して、自プロジェク タをサブプロジェクタに設定後、後述のS619 処理に移行する。

 一方、メインプロジェクタフラグがONの 合、即ち、メインプロジェクタに設定され いる場合には(S615:YES)、メインプロジェクタ CPU41は、S617の処理に移行する。S617において 、メインプロジェクタのCPU41は、RAM42に未投 の投影可能なファイルを含むフォルダやフ イル等を記憶しているか否かを判定する判 処理を実行する。

 そして、RAM42に未投影の投影可能なファ ルを含むフォルダやファイル等を記憶して ない場合には(S617:NO)、メインプロジェクタ CPU41は、上記S616の処理に移行する。

 また一方、RAM42に未投影の投影可能なフ イルを含むフォルダやファイル等を記憶し いる場合には(S617:YES)、メインプロジェクタ CPU41は、S618の処理に移行する。S618において 、メインプロジェクタのCPU41は、サブ設定通 を送信した他の新たなメインプロジェクタ 対して、通信インターフェース44を介して サブプロジェクタの設定を拒否する拒否通 を自プロジェクタを識別するプロジェクタ 別IDを付して送信する。また、メインプロジ ェクタのCPU41は、RAM42から拒否通知フラグを み出し、この拒否通知フラグをONに設定して 、再度RAM42に記憶後、S619の処理に移行する。

 そして、S619において、各プロジェクタ11~14 CPU41は、上記S16の「割り付け処理」のサブ 理を実行する。
 但し、上記S113の処理において、新たなメイ ンプロジェクタのCPU41は、サブプロジェクタ 設定を拒否する拒否通知とプロジェクタ識 IDとを通信インターフェース44を介して受信 した場合には、このプロジェクタ識別IDをサ プロジェクタの設定を拒否した他のメイン ロジェクタのプロジェクタ識別IDとしてRAM42 に記憶する。

 続いて、CPU41は、プロジェクタ識別IDを他 の各プロジェクタに対して自プロジェクタへ 送信するように指示する送信通知を通信イン ターフェース44を介して送信する。そして、C PU41は、他の各プロジェクタから送信された ロジェクタ識別IDを順次RAM42に記憶する。そ 後、この受信したプロジェクタ識別IDから ブプロジェクタの設定を拒否したメインプ ジェクタのプロジェクタ識別IDを除いたプロ ジェクタ識別IDの個数をカウントし、このカ ント値に「1」加算して、プロジェクタシス テム1を構成するプロジェクタ台数として代 Nに代入して(例えば、N=3である。)、RAM42に記 憶する。

 また、上記S117、S119、S120の処理において、C PU41は、上記S113の処理で受信した他のプロジ クタ識別IDからサブプロジェクタの設定を 否したメインプロジェクタのプロジェクタ 別IDを除いた各プロジェクタ識別IDが付され 各サブプロジェクタと、自プロジェクタと 対して、USBメモリ21に記憶される投影可能 ファイルを含むフォルダやファイル等を割 付ける。また、USBメモリ21に記憶される投影 可能なファイルを含むフォルダやファイル等 を割り付けられた自プロジェクタ及び他の各 サブプロジェクタのCPU41は、この割り付けら た投影可能なファイルを含むフォルダやフ イル等を、既に記憶している投影可能なフ イルを含むフォルダやファイル等に追加し 記憶する。
 そして、各プロジェクタ11~14のCPU41は、S620 おいて、上記S17の「投影処理」のサブ処理 実行後、当該処理を終了する。

 [ファイル割り付け処理の一例]
 ここで、プロジェクタ11に投影可能なファ ルを含むフォルダやファイル等を記憶するUS Bメモリ21が装着された後に、更に、プロジェ クタ12に投影可能なファイルを含むフォルダ ファイル等を記憶するUSBメモリ61が装着さ た場合に実行される「ファイル割り付け処 」の一例について図13に基づいて説明する。

 図13に示すように、プロジェクタ11に装着 されたUSBメモリ21には、ルートディレクトリ 投影可能な各ファイル111~120、123~126と、ル トディレクトリの投影できない各ファイル12 1、122とが記憶されている。また、USBメモリ21 には、ルートディレクトリの投影可能な複数 のファイルが格納されている各フォルダ221、 222が記憶されている。また、各プロジェクタ 11~14のプロジェクタ識別IDは、順番にP1、P2、P 3、P4である。

 従って、メインプロジェクタ11のCPU41は、 上記「フォルダ割り付け処理1」(S119)を実行 て、ルートディレクトリの投影可能なフォ ダ221を自プロジェクタ11に割り付け、ルート ディレクトリの投影可能なフォルダ222を他の サブプロジェクタ12に割り付ける。また、メ ンプロジェクタ11のCPU41は、ルートディレク トリの投影可能な各ファイル111~120、S123~126を 他の各サブプロジェクタ13、14に順番に均等 割り付ける。例えば、他のサブプロジェク 13には、投影可能な各ファイル111、113、115、 117、119、123、125が割り付けられる。また、他 のサブプロジェクタ14には、投影可能な各フ イル112、114、116、118、120、124、126が割り付 られる。

 その後、他のサブプロジェクタ12にUSBメモ 61が装着され、このUSBメモリ61には、ルート ィレクトリの投影可能な各ファイル311~320が 記憶されている。
 そして、サブプロジェクタ12は、メインプ ジェクタに設定され、この新たなメインプ ジェクタ12のCPU41は、サブ設定通知を他の各 ロジェクタ11、13、14に送信した場合には、 インプロジェクタ11のCPU41は、RAM42に投影可 なファイルを含むフォルダ221を記憶してい ため、当該新たなメインプロジェクタ12に して拒否通知とプロジェクタ識別ID「P1」と 送信する(S614:YES~S615:YES~S617:YES~S618)

 このため、新たなメインプロジェクタ12 CPU41は、各プロジェクタ13、14をサブプロジ クタとして選択し、上記「ファイル割り付 処理」(S117)を実行する。従って、新たなメ ンプロジェクタ12のCPU41は、自プロジェクタ1 2に、投影可能な各ファイル311、314、317、320 割り付け、投影可能なファイルを含むフォ ダ222に追加してRAM42に記憶する。また、新た なメインプロジェクタ12のCPU41は、他のサブ ロジェクタ13には、投影可能な各ファイル312 、315、318を割り付け、更に、他のサブプロジ ェクタ14には、投影可能な各ファイル313、316 319を割り付ける。そして、サブプロジェク 13のCPU41は、この割り付けられた投影可能な 各ファイル312、315、318を、投影可能な各ファ イル111~125に追加してRAM42に記憶する。また、 サブプロジェクタ14のCPU41は、この割り付け れた投影可能な各ファイル313、316、319を、 影可能な各ファイル112~126に追加してRAM42に 憶する。

 [実施例の効果]
 以上説明した通り、本実施例に係るプロジ クタシステム1では、各プロジェクタ11~14の ずれかに、投影可能なファイルを含むフォ ダやファイル等を記憶するUSBメモリ21を装 した場合には、このUSBメモリ21が装着された プロジェクタのCPU41は、自プロジェクタをメ ンプロジェクタに設定する。そして、メイ プロジェクタのCPU41は、他のプロジェクタ 対してサブプロジェクタに設定するように 示するサブ設定通知を送信し、このサブ設 通知を受信した他の各プロジェクタのCPU41は 、自プロジェクタをサブプロジェクタに設定 する(S11~S15)。そして、メインプロジェクタの CPU41は、自プロジェクタ及び他の各サブプロ ェクタにUSBメモリ21に記憶されるルートデ レクトリの投影可能なファイルを含むフォ ダやファイル等を割り付ける(S16)。

 これにより、各プロジェクタ11~14のうち いずれかのプロジェクタに、投影可能なフ イルを含むフォルダやファイル等を記憶す USBメモリ21を装着するだけで、メインプロジ ェクタと各サブプロジェクタを自動的に設定 することが可能となり、ユーザが設定する手 間を省くことが可能となる。また、このUSBメ モリ21を装着したプロジェクタがメインプロ ェクタに自動的に設定され、他のプロジェ タがサブプロジェクタに自動的に設定され ため、ユーザはメインプロジェクタを容易 識別することが可能となる。

 また、各プロジェクタ11~14のうちのいず かのプロジェクタに、USBメモリ21を装着する だけで、このUSBメモリ21に記憶されるルート ィレクトリの投影可能なファイルを含むフ ルダやファイル等を各プロジェクタ11~14に 動的に割り付けることが可能となり、ユー が設定する手間を省くことが可能となる。 た、ルートディレクトリの投影可能なファ ルを含むフォルダやファイル等を各プロジ クタ11~14に供給するパーソナルコンピュータ 等を設ける必要がないため、省スペース化及 び維持コストの削減化を図ることが可能とな る。

 また、メインプロジェクタのCPU41は、S117 処理において、USBメモリ21に記憶されるル トディレクトリの投影可能なファイルを各 ロジェクタ11~14に対して均等に割り付ける、 つまり、USB21に記憶されている順序に従って り返し順番に割り付けるため、割り付け処 が簡単になり、割り付け処理の迅速化を図 ことが可能となる。また、各プロジェクタ1 1~14のCPU41は、スクリーン18に投射する画像デ タをファイル毎に切り替えて投影すること 可能となる。

 また、メインプロジェクタのCPU41は、S119 びS120の処理において、USBメモリ21に記憶さ るルートディレクトリの投影可能なファイ と、ファイルを含むフォルダとを異なるプ ジェクタに割り付けるため、フォルダを割 付けられたプロジェクタのCPU41は、そのフ ルダ内のファイルを自動的に順次投影する とが可能となる。

 また、メインプロジェクタのCPU41は、赤 線制御部48を介してリモコン25から切替指示 入力された場合には、次の画像データをス リーン18に投射すると共に、他の各サブプ ジェクタに対して次の画像データをスクリ ン18に投射するように指示する送り信号を送 信して、次の画像データをスクリーン18に投 させる(S17)。

 これにより、ユーザはリモコン25を操作 て、メインプロジェクタに対して次の画像 ータをスクリーン18に投射するように指示す ることによって、メインプロジェクタと各サ ブプロジェクタのスクリーン18に投射する次 画像データの切り替えを同期させて行うこ が可能となる。

 また、各プロジェクタ11~14のいずれかにUS Bメモリ21が装着された後、更にサブプロジェ クタのいずれかにUSBメモリ21が装着された場 には、このUSBメモリ21が装着されたサブプ ジェクタは、自プロジェクタを新たなメイ プロジェクタに設定する。そして、この新 なメインプロジェクタのCPU41は、他のプロジ ェクタに対してサブプロジェクタに設定する ように指示するサブ設定通知を送信する(S611~ S613)。また、このサブ設定通知を受信した各 ブプロジェクタのCPU41は、自プロジェクタ サブプロジェクタに設定する(S614:YES~S615:NO~S6 16)。また、このサブ設定通知を受信したメイ ンプロジェクタのCPU41は、RAM42に未投影の投 可能なファイルを含むフォルダやファイル を記憶している場合には、サブプロジェク の設定を拒否する拒否通知を自プロジェク を識別するプロジェクタ識別IDを付して送信 する(S614:YES~S615:YES~S617:YES~S618)。一方、メイン プロジェクタのCPU41は、RAM42に未投影の投影 能なファイルを含むフォルダやファイル等 記憶していない場合には、自プロジェクタ サブプロジェクタに設定する(S614:YES~S615:YES~S 617NO~S616)。

 これにより、投影可能なファイルを含む ォルダやファイル等を記憶するUSBメモリ21 装着されたメインプロジェクタが画像デー をスクリーン18に投射中に、他のサブプロジ ェクタに投影可能なファイルを含むフォルダ やファイル等を記憶するUSBメモリ21を装着し 場合には、ユーザは各USBメモリ21を装着し プロジェクタが、それぞれメインプロジェ タに設定されていることを容易に識別する とが可能となる。

 また、投影可能なファイルを含むフォル やファイル等を記憶するUSBメモリ21を装着 れたメインプロジェクタが、RAM42に記憶する 投影可能なファイルを含むフォルダやファイ ル等を全てスクリーン18に投射した後に、他 サブプロジェクタに投影可能なファイルを むフォルダやファイル等を記憶するUSBメモ 21を装着した場合には、ユーザは後からUSB モリ21を装着したプロジェクタだけが、メイ ンプロジェクタに設定されていることを容易 に識別することが可能となる。

 また、後からUSBメモリ21を装着されたメ ンプロジェクタのCPU41は、サブプロジェクタ の設定を拒否する拒否通知とプロジェクタ識 別IDとを受信した場合には、このプロジェク 識別IDのプロジェクタを除いた他の各プロ ェクタと自プロジェクタとに装着されたUSB モリ21に記憶される投影可能なファイルを含 むフォルダやファイル等を割り付ける(S619)。

 これにより、各プロジェクタ11~14のうち 拒否通知を通知したメインプロジェクタを いた各プロジェクタに、後から装着されたUS Bメモリ21に記憶される投影可能なファイルを 含むフォルダやファイル等を自動的に割り付 けることが可能となり、ユーザが設定する手 間を省くことが可能となる。

 また、このプロジェクタ識別IDのプロジ クタを除いた他の各プロジェクタと自プロ ェクタのCPU41は、割り付けられたフォルダや ファイル等をRAM42に既に記憶している投影可 なファイルを含むフォルダやファイル等に 加して記憶する(S619)。

 これにより、拒否通知を通知したメイン ロジェクタを除いた各プロジェクタに記憶 れる投影可能なファイルを含むフォルダや ァイル等を順に切り替えて連続投影するこ が可能となる。

 尚、本発明は前記実施例に限定されるこ はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内 種々の改良、変形が可能であることは勿論 ある。例えば、以下のようにしてもよい。

 (A)上記ステップ619において、図14に示す うに、後からUSBメモリ61を装着されたプロジ ェクタ12のCPU41は、各プロジェクタ13、14をサ プロジェクタとして選択後、投影可能なフ イルを含むフォルダをRAM42に記憶していな 各プロジェクタ13、14だけに、USBメモリ61に 憶されている投影可能な各ファイル311~320を り付けるようにしてもよい。ここで、図14 後からUSBメモリ61を装着されたプロジェクタ 12のCPU41が、この装着されたUSBメモリ61に記憶 される投影可能な各ファイルを割り付けた一 例を示す図である。

 これにより、投影可能なファイルと、フ イルを含むフォルダとを異なるプロジェク に割り付けることが可能となり、フォルダ 割り付けられたプロジェクタのCPU41は、そ フォルダ内のファイルを自動的に順次投影 ることが可能となる。

 (B)また、図15に示すように、メインプロ ェクタのCPU41は、上記ステップ117の「ファイ ル割り付け処理」のサブ処理において、USB21 記憶されている投影可能なファイルを、各 ァイルに付されている拡張子別に自プロジ クタ及び他の各サブプロジェクタに割り付 るようにしてもよい。ここで、図15は「フ イル割り付け処理」によって割り付けられ 各プロジェクタが格納する画像データの一 を示す図である。

 例えば、図15に示すように、メインプロ ェクタ11のCPU41は、自プロジェクタに拡張子 .bmp」の各ファイル411~416を割り付け、サブ ロジェクタ12に拡張子「.jpg」の各ファイル51 1~514を割り付け、更に、サブプロジェクタ13 拡張子「.doc」の各ファイル611~614を割り付け る。尚、メインプロジェクタ11のCPU41は、サ プロジェクタ14には、他の拡張子が付された 投影可能なファイルがUSBメモリ21に記憶され いないため、投影可能なファイルを割り付 ない。

 これにより、メインプロジェクタ11のCPU41 は、USB21に記憶されている投影可能なファイ を、各ファイルに付されている拡張子別に プロジェクタ及び他の各サブプロジェクタ 割り付けるため、割り付け処理が簡単にな 、割り付け処理の迅速化を図ることが可能 なる。また、USB21に記憶されている投影可 なファイルの画像データを風景画、表やグ フ、テキスト情報等に区分けして投影する とが可能となり、更に見やすい映像を提供 ることが可能となる。

 (C)また、メインプロジェクタのCPU41は、 記ステップ117の「ファイル割り付け処理」 サブ処理において、USB21に記憶されている投 影可能なファイルを、各ファイルに付された 更新日時情報(例えば、年月日、曜日、時間 などである。)に基づいて、自プロジェクタ び各サブプロジェクタに割り付けるように てもよい。

 これにより、メインプロジェクタのCPU41 、USB21に記憶されている投影可能なファイル を、各ファイルに付された更新日時情報に基 づいて割り付けるため、割り付け処理が簡単 になり、割り付け処理の迅速化を図ることが 可能となる。また、USB21に記憶されている投 可能なファイルを更新日時順に並べて表示 ることが可能となり、時間的に変化する画 等を同期させてスクリーン18に投影するこ が可能となる。

 (D)また、各プロジェクタ11~14のCPU41は、上 記ステップ617及びステップ618に替えて、上記 ステップ616の処理を実行するようにしてもよ い。これにより、最後にUSBメモリ21が装着さ たプロジェクタを優先的にメインプロジェ タに設定するため、ユーザは、メインプロ ェクタを容易に識別することが可能となる また、各USBメモリ21に記憶される投影可能 ファイルを含むフォルダやファイル等を効 的に各プロジェクタ11~14に割り付けることが 可能となる。

 (E)また、各プロジェクタ11~14のCPU41は、メ インプロジェクタフラグがONの場合、即ち、 インプロジェクタに設定されている場合に (S615:YES)、CPU41は、上記ステップ617の処理を 行せず、上記ステップ618の処理に移行する うにしてもよい。これにより、ユーザは、 インプロジェクタを更に容易に識別するこ が可能となる。