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Title:
REMOTE MONITORING/DIAGNOSING SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/087910
Kind Code:
A1
Abstract:
A center processing system (1) is connected to monitor processing systems (3-1,...) to be monitored over a network (4). The center processing system (1) comprises means (11) for creating an algorithm for monitoring/diagnosing an object to be monitored, software program creating means (12) for creating a monitoring/diagnosing software program from the monitoring/diagnosing algorithm, means (18) for creating a schedule to transmit the monitoring/diagnosing software program, transmitting means (17) for transmitting the software program according to the transmission schedule, means (11) for correcting/altering the monitoring/diagnosing software program on the basis of the data received from the monitor processing system, and verifying means (22) for verifying the monitoring/diagnosing software program before the transmission. Each monitor processing system comprises means (31) for receiving the monitoring/diagnosing software program, execution processing means (32) for executing the monitoring/diagnosing software program, means (35) for automatically verifying the monitoring/diagnosing software program, and transmitting means (34) for transmitting data on the monitor/diagnosis to the center processing system.

Inventors:
OOBA YOSHIKAZU (JP)
SEKI YOSHIRO (JP)
IDEMORI KIMITO (JP)
KOBAYASHI SHUICHIRO (JP)
OOHASHI HIROYUKI (JP)
SUMI KATSUHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/050290
Publication Date:
July 24, 2008
Filing Date:
January 11, 2008
Export Citation:
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Assignee:
TOSHIBA KK (JP)
OOBA YOSHIKAZU (JP)
SEKI YOSHIRO (JP)
IDEMORI KIMITO (JP)
KOBAYASHI SHUICHIRO (JP)
OOHASHI HIROYUKI (JP)
SUMI KATSUHIRO (JP)
International Classes:
G05B23/02; G06Q50/00; G06Q50/06; G06Q50/10; H04M11/00; H04Q9/00
Foreign References:
JP2004005230A2004-01-08
JP2000047912A2000-02-18
JP3621935B22005-02-23
JP2003114294A2003-04-18
JP2003050719A2003-02-21
Attorney, Agent or Firm:
SUZUYE, Takehiko et al. (1-12-9 Toranomo, Minato-kuTokyo 01, JP)
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Claims:
 中央側処理系と監視対象を監視、診断する複数の監視処理系とが通信ネットワークで接続され、各監視対象の監視・診断を行う遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央側処理系は、
 前記監視対象に関連するデータ及び仕様を分析し、当該監視対象の監視・診断アルゴリズムを作成する第1のアルゴリズム作成手段と、この作成された監視・診断アルゴリズムをもとに、前記監視対象を監視・診断するための監視・診断ソフトを作成するソフト作成手段と、この作成された監視・診断ソフトを前記監視処理系に伝送する際の伝送スケジュールを作成する伝送スケジュール作成手段と、この伝送スケジュールに従って前記監視・診断ソフトを必要とする前記各監視処理系に前記通信ネットワークを通して伝送する伝送手段と、前記各監視処理系から監視・診断ソフトの実行結果である前記各監視対象の監視データ及び診断結果を受信する受信手段と、この受信手段で受信された監視データ及び診断結果を受け取り、前記各監視処理系による監視・診断ソフトの実行結果を確認し修正変更する第2のアルゴリズム作成手段とを備え
 前記各監視処理系は、
 前記伝送手段から伝送されてくる監視・診断ソフトを受信する受信手段と、この受信された監視・診断ソフトを実行するソフト実行処理手段と、このソフト実行処理手段による実行結果である前記監視対象の監視データ及び診断結果を前記通信ネットワークを介して前記中央側処理系に送信する送信手段とを備えた遠隔監視・診断システム。
 請求項1に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央側処理系は、
 前記受信手段で受信された監視データ及び診断結果をもとに、前記ソフト作成手段で作成される中央側処理系で必要とする監視・診断ソフトを用いて実行し、その監視・診断結果を出力する監視・診断ソフト実行処理手段と、前記各監視処理系から送られてくる監視データ及び診断結果を受信し、これら監視データ及び診断結果と前記監視・診断ソフト実行処理手段で得られる監視・診断結果とに基づき、各監視対象の保全支援情報を作成する予防保全支援情報作成手段と、この作成された予防保全支援情報を用いて、最適な保全計画を立てる予防保全計画最適化処理手段とを備えた遠隔監視・診断システム。
 請求項1または請求項2に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央側処理系は、
 前記伝送手段で監視・診断ソフトを伝送する際、当該伝送する監視・診断ソフトのバージョンを管理するソフトバージョン管理手段と、前記中央側処理系の受信手段で受信された前記各監視処理系からの監視データ、診断結果を保存し管理する保存管理手段とを備えた遠隔監視・診断システム。
 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央側処理系は、
 前記ソフト作成手段で作成された監視・診断ソフトを前記各監視処理系に伝送する前に事前に、前記中央側処理系内でシミュレーションによって検証するか、あるいは通信ネットワークに接続されるローカル監視対象実機を用いた監視・診断ソフト検証装置により検証し、前記各監視処理系に対して適正な監視・診断ソフトを伝送可能とする検証処理手段を備えた遠隔監視・診断システム。
 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記各監視処理系は、
 前記ソフト実行処理手段に所定のテスト信号を与えることにより、前記ソフト実行処理手段により実行される監視・診断ソフトの動作に想定外の誤動作、ソフトの改ざん、通常処理と異なる処理結果となるか否かを自動検証する自動検証手段を備えた遠隔監視・診断システム。
 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央側処理系は、
 少なくとも下記の条件(a)から(c)の中でいずれか1つの条件に基づいて監視・診断ソフトの更新要求を受付けたときに、更新トリガを発生する更新トリガ発生手段と、この更新トリガを受けたとき、ソフト更新用のアルゴリズムを作成する前記第1のアルゴリズム作成手段に代る更新トリガ対応アルゴリズム作成手段とを備えた遠隔監視・診断システム。
 (a)新しい診断方法が開発されたとき。
 (b)監視対象の保守実績のもとに更新必要と判断されたとき。
 (c)監視対象の監視項目や診断項目に増減による変更が生じたとき。
 請求項5に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記各監視処理系は、
 前記ソフト実行処理手段による実行結果である前記監視対象の監視データ、診断結果及び前記自動検証手段の検証結果のそれぞれに基づいて、少なくとも下記条件(d)から(f)の中でいずれか1つの条件に従って監視・診断ソフトの更新が必要と判断されたときに、当該監視・診断ソフトの更新要請のトリガを送信する更新トリガ発生手段を備え、
(d)前記診断結果から監視・診断ソフトの調整が必要なとき。
(e)前記監視データから劣化等の経年変化が生じているとき。
(f)前記検証結果から異常と検証されたとき。
 前記中央側処理系は、
 各監視処理系の更新トリガ発生手段から更新要請のトリガを受けたとき、ソフト更新用のアルゴリズムを作成する前記第1のアルゴリズム作成手段に代る更新トリガ対応アルゴリズム作成手段を備えている遠隔監視・診断システム。
 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央側処理系は、
 多数の前記監視処理系が前記通信ネットワークに接続されている場合、各監視対象側監視処理系の負荷状況や停止時間等を考慮し、前記監視・診断ソフトの更新タイミングを作成し、前記伝送手段を介して当該各監視対象側監視処理系へ伝送する前記伝送スケジュール作成手段に代る負荷考慮型伝送スケジュール作成手段を備え、
 前記各監視対象側監視処理系は、
 前記中央側処理系から前記通信ネットワークを介して伝送されてくる監視・診断ソフトを前記受信手段を通して受け取り、前記監視・診断ソフトの更新タイミングをもとに前記ソフト実行処理手段に対して監視・診断ソフトを更新するソフト更新処理手段を備えている遠隔監視・診断システム。
 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央側処理系の負荷考慮型伝送スケジュール作成手段は、前記各監視対象側監視処理系から受信した監視データ及び診断結果を、前記中央側処理系の負荷状況を考慮しつつ所要とする構成要素に送出するタイミングを決定し、この決定されたタイミングに従って当該所要とする構成要素に送出する構成である遠隔監視・診断システム。
 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央側処理系は、更新トリガ発生系を含むエルゴリズム作成系と、監視・診断ソフト作成・実行・検証系と、伝送スケジュールを含む伝送・受信及び管理系と、予防保全系とに分け、それぞれ個別の計算機で構成されている遠隔監視・診断システム。
 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記監視・診断ソフトはエージェントとして作成されている遠隔監視・診断システム。
Description:
遠隔監視・診断システム

 本発明は、多数の監視対象を監視・診断 る遠隔監視・診断システムに関する。

 従来、遠隔地の監視対象を監視し制御す 遠隔監視・診断システムとしては、様々な 隔監視方法を取り入れた技術が開発され、 に提案されている。以下、従来の幾つかの 隔監視・診断システムについて説明する。

 1つの遠隔監視・診断システムは、遠隔運 用・遠隔保守を実施するための電力系統保護 制御システムであって、監視対象のコントロ ーラと遠隔監視センタがイントラネットによ り接続され、HTML言語で作成されたホームペ ジを利用して監視する方法である(例えば、 特許文献1~3を参照)。

 また、他の遠隔監視・診断システムは、 隔監視拠点とプラント制御システムと監視 象プラントとからなり、遠隔監視拠点が搭 する監視・診断プログラムとプラント制御 ステムが搭載するプラント制御プログラム が互いに連携を取りつつ、遠隔監視拠点の 視・診断プログラムがプラント制御システ から送られてくるデータに基づいて、プラ トの監視・診断を行う構成である(例えば、 特許文献1を参照)。

 さらに、他の遠隔監視・診断システムと ては、複数の発電プラントを遠隔地から監 ・診断・保全するシステムがある(例えば、 特許文献2を参照)。

 さらに、もう1つの遠隔監視・診断システム は、各監視対象の負荷状況を考慮した監視・ 診断ソフトの更新を行うことにより、周期的 に繰り返し実行される複数の監視対象の監視 によるシステムへの負荷の影響を極力少なく するスケジューリング方法である(例えば、 許文献3を参照)。
「変革を遂げる電力系統監視制御・保護 システム」、津久井良一、増田文雄,鈴木邦 著、東芝レビュー、Vo154、No.6、26~29頁、1999 「イントラネット応用電力系統監視制御 システム」、長谷川義朗,江幡良雄,林秀樹著 東芝レビュー、Vo.154、No.6、30~33頁、1999。 「電力系統保護制御システムへのイント ラネット技術適用」、関口勝彦,竹中章二,白 義博著、東芝レビュー、Vo.154、No.6、34~37頁 1999。

特許第3621935号

特開2003-114294号

特開2001-282554号

 以上のような遠隔監視・診断システムの ち、非特許文献1~3及び特許文献1,2に記載さ るシステムは、監視対象が電力系統などの ラントを対象としており、また、イントラ ットによるデータ通信を主としている。ま 、特許文献3に記載されるシステムは、各監 視対象の負荷状況を考慮した監視・診断ソフ トの更新に関する提案がなされているが、多 数の監視対象が存在する場合、多数の監視対 象を含む全体システムとしての最適な監視・ 診断ソフトの更新を行うことは非常に難しい 。

 また、遠隔監視・診断ソフトの更新・変 要求に関しては、様々なものが考えられて るが、多数の監視対象を考慮した具体的な 新技術については明確に記載されていない その結果、以上のようなシステムでは、次 ような種々の問題が指摘されている。

(1)監視・診断ソフトの事前検証が困難であ る。

(2)様々な監視・診断ソフトの更新トリガへ の対応が困難である。

(3)多数の監視対象が接続されている場合、 それら各監視対象への監視・診断ソフトの更 新が難しい。

 そこで、本発明の目的は、監視・診断ソ トの事前検証を可能とし、様々に更新トリ に対応可能とし、また、多数の監視対象が 続されている場合でも効率的に監視・診断 フトを更新可能とする遠隔監視・診断シス ムを提供することにある。

 本発明の観点に係る遠隔監視・診断システ は、中央側処理系と監視対象を監視、診断 る複数の監視処理系とが通信ネットワーク 接続され、各監視対象の監視・診断を行う 隔監視・診断システムであって、
 前記中央側処理系は、前記監視対象に関連 るデータ及び仕様を分析し、当該監視対象 監視・診断アルゴリズムを作成する第1のア ルゴリズム作成手段と、この作成された監視 ・診断アルゴリズムのもとに、前記監視対象 を監視・診断するための監視・診断ソフトを 作成するソフト作成手段と、この作成された 監視・診断ソフトを前記監視処理系に伝送す る際の伝送スケジュールを作成する伝送スケ ジュール作成手段と、この伝送スケジュール に従って前記監視・診断ソフトを必要とする 前記監視処理系に前記通信ネットワークを通 して伝送する伝送手段と、前記監視処理系か ら監視・診断ソフトの実行結果である前記監 視対象の監視データ及び診断結果を受信する 受信手段と、この受信手段で受信された監視 データ及び診断結果を受け取り、前記監視・ 診断ソフトの実行結果を確認し修正変更する 第2のアルゴリズム作成手段とを備え、
 前記各監視処理系は、前記伝送手段から伝 されてくる監視・診断ソフトを受信する受 手段と、この受信された監視・診断ソフト 実行するソフト実行処理手段と、このソフ 実行処理手段による実行結果である前記監 対象の監視データ及び診断結果を前記通信 ットワークを介して前記中央側処理系に送 する送信手段とを備えた構成である。

 本発明の第2の観点に係る遠隔監視・診断 システムは、前記中央側処理系の構成に新た に、前記ソフト作成手段で作成された監視・ 診断ソフトを前記各監視処理系に伝送する前 に事前に、前記中央側処理系内でシミュレー ションによって検証するか、あるいは通信ネ ットワークに接続されるテスト用ローカル監 視対象実機を用いて検証し、前記各監視処理 系に対して適正な監視・診断ソフトを伝送可 能とする検証処理手段を設けた構成である。

 本発明の第3の観点に係る遠隔監視・診断 システムは、前記中央側処理系の構成に新た に、少なくとも下記の何れか1つの条件のも に監視・診断ソフトの更新要求を受付けた き、更新トリガを発生する更新トリガ発生 段と、この更新トリガを受けたとき、ソフ 更新用のアルゴリズムを作成する前記第1の ルゴリズム作成手段に代る更新トリガ対応 ルゴリズム作成手段とを設けた構成である

 本発明の第4の観点に係るに係る遠隔監視・ 診断システムは、前記中央側処理系の構成に 新たに、多数の前記監視処理系が前記通信ネ ットワークに接続されている場合、各監視対 象側監視処理系の負荷状況や停止時間等を考 慮し、前記監視・診断ソフトの更新タイミン グを作成し、前記伝送手段を介して当該各監 視対象側監視処理系へ伝送する前記伝送スケ ジュール作成手段に代る負荷考慮型伝送スケ ジュール作成手段を設け、
 また、前記各監視対象側監視処理系として 、前記中央側処理系から前記通信ネットワ クを介して伝送されてくる監視・診断ソフ を前記受信手段を通して受け取り、前記監 ・診断ソフトの更新タイミングをもとに前 ソフト実行処理手段に対して監視・診断ソ トを更新するソフト更新処理手段をさらに けた構成である。

図1は、本発明の第1の実施形態に係る 隔監視・診断システムの構成図である。 図2は、本発明の第2の実施形態に係る 隔監視・診断システムの構成図である。 図3は、本発明の第3の実施形態に係る 隔監視・診断システムの構成図である。 図4は、本発明に各実施形態に係る遠隔 監視・診断システムを実現するためのハード ウェア構成の一例を示す図である。 図5は、本発明の第4の実施形態に係る 隔監視・診断システムの構成図である。 図6は、本発明の第5の実施形態に係る 隔監視・診断システムの構成図である。 図7は、本発明の第6の実施形態に係る 隔監視・診断システムの構成図である。

 以下図面を参照して、本発明の各実施形 について説明する。

(第1の実施形態)
 図1は第1の実施形態に係る遠隔監視・診断 ステムの構成図である。

 この遠隔監視・診断システムは、中央セ タの役割を持った中央側処理系1と、各監視 対象2の監視・診断を行う監視対象側監視処 系3-1,…とが通信ネットワーク4で接続されて いる。

 中央側処理系1は、監視・診断ソフト用ア ルゴリズム作成部11と、監視・診断ソフト作 部12と、ソフト及びデータの受け渡しの基 ベースとなるフラットフォーム13と、監視・ 診断ソフト実行処理部14と、予防保全支援情 作成部15と、予防保全最適化処理部16とが設 けられている。

 監視・診断ソフト用アルゴリズム作成部1 1は、各監視対象の処理形態や各監視処理系3- 1,…の処理能力に応じた監視、診断の手順等 規定するソースコードのアルゴリズムを作 する。そのためには、事前に各監視対象2に 関するデータや仕様を入手し、これら入手し たデータや仕様に基づいて各監視対象2を監 及び診断する監視アルゴリズム及び診断ア ゴリズム(以下、監視・診断アルゴリズムと 称する)を作成する。

 ここで、処理形態は各監視処理系3-1,…に よる監視対象の処理内容や処理目的に依存し て異なる。また、処理能力は各監視対象2を 視・診断する各監視処理系3-1,…の処理速度 回転速度等の監視処理系自体の能力に依存 て異なる。また、事前に入手する各監視対 2に関するデータの例としては、各監視対象 2に設置される各センサの計測値、指令値等 挙げられる。例えば監視対象2として電動機 使用されている場合、その電動機に与えら る指令値と回転数の計測値等が挙げられる これらデータは、監視対象2から通信ネット ワーク4を介して送られてくるデータのケー や保守員が実際に現地に出向いて必要なデ タを収集し、中央側処理系1の計算機にアッ ロードもしくは手入力するケースもある。

 なお、中央側処理系1には、以上のように 監視対象2の必要なデータを確実に取り込む めに、プラットフォーム13が設けられている 。

 事前に入手する各監視対象の仕様の例と ては、各監視対象2に使用される部品等の仕 様である。例えば監視対2に電動機が使用さ る場合、その電動機の仕様等である。

 監視に関するアルゴリズムに関しては、 視したいデータを分析し、必要であればフ ルタリング処理を実施したり、監視対象2の データに最適なフィルタを選択することによ り、監視に最適なアルゴリズムを作成する。

 診断に関するアルゴリズムの例としては 例えば予め監視対象2の状態を表す監視デー タ(例えばセンサ計測値、操作指令値)に対す しきい値を設定し、1種類もしくは複数種類 の監視データがしきい値を超えたとき、警報 もしくは異常通報を表す診断結果を出力する アルゴリズムが一例となる。複数種類の監視 データを利用する場合、各しきい値を用いて 、監視データ判定用の式を作成することも考 えられる。例えば複数種類の監視データが1 のしきい値を超えたときに軽レベル異常、2 のしきい値を超えたとき中レベル異常、3つ 以上のしきい値を超えたとき重レベル異常等 と診断するごときである。

 さらに、監視対象2に操作を加える必要が ある場合には、必要な操作手順を記述した操 作用アルゴリズムを作成する。

 なお、アルゴリズムの作成方法としては プログラム文法によるソースファイルやフ ーチャート形式で作成する。

 また、監視・診断ソフト用アルゴリズム 成部11は、後記する監視・診断ソフト作成 12で作成された監視ソフト及び診断ソフト( 下、監視・診断ソフトと呼ぶ)の各監視対象 監視処理系3-1,…による実行結果である監視 データや診断結果等のフィードバックデータ を取り込み、アルゴリズム作成者が対話形式 を取りながら、作成された監視・診断ソフト 用アルゴリズムを適宜修正・変更し、各監視 対象2に最適な監視・診断ソフト用アルゴリ ムを作成する。

 監視・診断ソフト作成部12は、監視・診 ソフト用アルゴリズム作成部11で作成された 監視・診断用アルゴリズムのもとに、各監視 対象側監視処理系3-1,…にて動作可能な監視 診断ソフトを作成する。

 監視・診断ソフトを作成するトリガとして 、以下のようなタイミングに基づいてソフ を作成する。即ち、
(a)監視・診断ソフト用アルゴリズム作成部11 ら監視・診断ソフト用のアルゴリズムが送 れてきたタイミングである。

(b)監視・診断ソフト作成部12や中央側処理 1自体にヒューマンインタフェース(HMI)が具 されている場合、ヒューマンインタフェー を介してソフト作成用トリガを受けたタイ ングである。

 監視・診断ソフト作成部12は、ヒューマ インタフェースを通してソフト作成用トリ を受けたとき、監視・診断ソフト用アルゴ ズム作成部11に対してアルゴリズム作成用ト リガをかけ、必要とする監視用又は診断用ア ルゴリズムの作成を促す。

 監視・診断ソフトとしては、各監視・診 用アルゴリズムを実行するための純粋なプ グラムソフトに、入力データ(移動プログラ ム等)を参照するためのサブルーチン、各監 処理系3-1,…が診断結果等を出力するための ブルーチン、OSなどの他のプログラムとや 取りするためのサブルーチン等を追加する とにより作成する。

 監視・診断用ソフトの出力形式としては 各監視対象2の監視処理系3-1,…で実行可能 ものであれば、どのような形式でも良い。 えばそのまま実行可能なプログラムファイ 、Webページを作成する記述言語やSoap(Simple o bject access protocol)に基づいて作成されたファ イルであってもよい。

 さらに、監視・診断ソフトを自律的な判 ・実行機能を持たせたエージェントとして 成することも可能である。エージェントは (イ)自律的に移動・動作すること、(ロ)他の エージェントと連携を取ることが可能である こと、(ハ)周りの変化に順応しつつ動作する とが可能であること、(ニ)自発的に作業を 施することが可能である等の特徴を有する すなわち、エージェントは、ユーザの意図 理解しつつ自律的な判断に基づいて所要の 理を実行する機能を持たせたものであって JAVA(登録商標)やXML、エージェント間通信用 語(ACL)等を利用して作成する。

 しかし、監視・診断ソフトを利用する場 にはソフトを利用する実行環境が必要であ と同様に、エージェントを利用する場合に 利用するエージェントの実行環境を整える 要がある。なお、監視診断ソフトをエージ ントとして利用する場合、監視用エージェ ト、診断用エージェント、監視のために監 対象2を操作する操作用エージェントのよう に、個別ソフトに分けて作成することも可能 である。

 プラットフォーム13は、前述したように フト・データの受け渡しの基本ベースとな 機能を持つ部分であって、監視・診断ソフ 伝送部17と、監視・診断ソフト伝送スケジュ ール作成部18と、監視対象情報受信部19とで 成される。

 監視・診断ソフト伝送部17は、監視・診 ソフト作成部12で作成された監視・診断ソフ トのうち、監視対象側監視処理系3-1,…で必 とする処理内容を持ったソフトに送信先識 データを付した状態で、通信ネットワーク4 介して必要な監視対象側監視処理系3-1,…に 伝送する。

 通信ネットワーク4としては、インターネ ット、イントラネット、公衆回線等が用いら れる。通信ネットワーク4を利用してソフト データを伝送する場合、例えばTCP/IPプロト ルやSNMPプロトコルなどを使用して伝送する

 監視・診断ソフト伝送部17は、監視対象 監視処理系3-1,…で必要とする監視・診断ソ トを伝送するに当たり、監視・診断ソフト 送スケジュール作成部18で作成された伝送 ケジュールに従って監視・診断ソフトを伝 する。

 伝送スケジュールの一例としては、莫大 数の監視対象2,…が存在する場合、一定間 毎の伝送スケジュールを作成し、かつ、該 監視処理系例えば3-1が確実に受信したかの 認をとりつつ、伝送スケジュールにそって 送するための指示を監視・診断ソフト伝送 17に送出する。これにより、監視・診断ソフ ト伝送部17は伝送時のエラーを無くすことが 能となる。

 監視対象データ情報受信部19は、監視・ 断ソフト伝送部17から所要のソフトを監視処 理系例えば3-1に伝送し、当該監視処理系例え ば3-1からソフトの実行結果である監視対象2 監視データ、診断結果(フィードバックデー )が返送されてくると、その監視データ、診 断結果を受信し、監視・診断ソフト実行処理 部14及び予防保全支援情報作成部15に送出す 。

 監視・診断ソフト実行処理部14は、監視 診断ソフト作成部12で作成された監視・診断 ソフトのうち、中央側処理系1自身で処理す き処理内容を持った監視・診断ソフトを受 取り、監視データ、診断結果に対して更な 監視・診断を実行する。

 中央側処理系1で実施するソフトの一例と しては、例えば1つの監視対象側監視処理系3- 1,…の監視、診断処理を補完するソフト、或 は複数の監視対象側監視処理系3-1,…から受 け取るデータを考慮しつつ診断するソフトな どが挙げられる。

 また、監視・診断ソフト実行処理部14は 監視対象側監視処理系3-1,…から送信されて るデータをプラットフォーム13の監視対象 報受信部19を通して受け取り、前記中央側処 理系1で扱う監視・診断ソフトを用いて、監 及び診断を実行する。

 この監視・診断ソフト実行処理部14は、 監視対象側監視処理系3-1,…から送られてく 監視・診断ソフトの実行による診断結果や 視データを受信し、中央側処理系1自身で処 理されるべき内容を持った監視・診断ソフト を用いたシュミレーションモデル等を用いて 各監視対象側監視処理系3-1,…の処理能力不 を補完し、或いは連携関係にある複数の各 視対象側監視処理系3-1,…の状態を監視、診 し、例えば診断結果や監視データに基づき 既に管理保存中の類似性の高い過去の診断 果や監視データとを比較し、監視対象の構 部品の劣化や監視対象の能力低下や軽・中 重レベル異常等を見つけ出し、予防保全支 情報作成部15に送出する。

 この予防保全支援情報作成部15は、プラ トフォーム13の監視対象情報受信部19から受 取る各監視対象側監視処理系3-1,…の診断結 果及び監視データと、監視・診断ソフト実行 部14から得られる監視結果、監視データのも に、予防保全の支援となる情報、例えば部 の点検、交換予測時期、さらに軽・中・重 ベル異常等の警告が出たとき、そのレベル 見合う速やかな点検、交換予測時期等の予 保全支援情報を作成し、予防保全最適化処 部16に送出する。

 予防保全最適化処理部16は、予防保全支 情報作成部15で作成された予防保全支援情報 に基づき、マンマシンインタフェースを通し て対話形式で予防保全計画を作成する。例え ば各月の予定表等に既に書込み中の保守点検 場所と重複しないように調整したり、構成部 品の劣化や監視対象の能力低下に基づき、点 検周期を短くしたり、過去の経験等から致命 的な異常が発生する恐れがあるとき、該当部 品の交換を促すメッセージを出すなどである 。また、点検、交換予測時期を用いることに より、その時点における最適な点検保守、部 品交換計画を立てる。

 さらに、監視、診断を続けていくうちに 視対象2の状態が変化していくことが多いが 、初期の計画では最適な点検保守・部品交換 ができない可能性があるが、時々刻々変化し ていく状況を監視・診断することにより、劣 化傾向が明確となり、あるいは性能低下が顕 著に現れてくるので、最適な点検保守、部品 交換の計画を作成することができる。

 次に、各監視対象側監視処理系3-1,…にお いては、監視・診断ソフト受信部31と、監視 診断ソフト実行処理部32と、監視処理結果 データベース33と、監視対象情報送信部34と 構成される。

 監視・診断ソフト受信部31は、監視・診 ソフト伝送部17で扱う通信プロトコルと同一 の通信プロトコルを用いて、通信監視・診断 ソフト伝送部17から通信ネットワーク4を介し て伝送されてくる監視・診断ソフトを受信し 、監視・診断ソフト実行処理部32に送出する

 監視・診断ソフト実行処理部32は、監視 診断ソフト受信部31から受け取った監視ソフ トを実行し、監視対象2の監視データを取得 て監視処理結果用データベース33に格納し、 また診断ソフト実行し、データベース33に格 された監視対象2の監視データの診断結果を 取得する。

 監視・診断ソフトの実行に関しては、監 、診断ソフトがEXE(EXECUTE)ファイル等の実行 ァイルの場合、そのファイルを実行する。

 また、監視・診断ソフト実行処理部32は 監視・診断ソフトがエージェントである場 にはエージェント実行環境のもとに、監視 診断・操作用のエージェントを実行する。 監視対象側監視処理系3-1,…では、例えば監 、診断ソフトをエージェントで作成されて る場合、監視・診断・操作用のエージェン を実行するが、これらのエージェントは次 ような作用を有する。

(監視用エージェント)
 監視用エージェントは、監視対象2の監視デ ータを監視しつつ、中央側処理系1で必要と るデータを監視対象情報送信部34に通知する 。監視対象情報送信部34は、通知内容に基づ 、監視処理結果用データベース33からデー を読み出し、通信ネットワーク4を介して中 側処理系1に送信する。

(診断用エージェント)
 診断用エージェントは、監視対象2の状態を 診断する。診断用エージェントは、監視処理 結果用データベース33から監視対象2の監視デ ータを取得し、監視対象2がどのような状況 あるかを診断する。予め監視対象の状態を す監視データ(例えばセンサ計測値、操作指 値)に対するしきい値を設定し、1種類もし は複数種類の監視データがしきい値を超え とき、警報もしくは異常通報を表す診断結 を出力するアルゴリズムが一例となる。複 種類の監視データを利用する場合、各しき 値を用いて、監視データ判定用の式を作成 ることも考えられる。例えば複数種類の監 データが1つのしきい値を超えたときに軽レ ル異常、2つのしきい値を超えたとき中レベ ル異常、3つ以上のしきい値を超えたとき重 ベル異常等と診断するごときである。

(操作用エージェント)
 操作用エージェントは、所定周期ごとに監 対象2の各センサの出力を取り込むための指 令を出したり、診断の目的や監視対象の動作 改善のために、自律的に監視対象2の機能を スト動作させたり、パラメータやしきい値 変更する指令を出力する。

 前記監視処理結果用データベース33は、 視・診断ソフト実行処理部32からの命令に基 づいて、監視対象2との制御データ及び監視 ータのやり取りが可能な機能を有する。監 処理結果用データベース33は予め定める期間 分のデータを保持する。データの保持期間に 関しては、取得データの種類や各監視対象側 監視処理系3-1,…の性能、監視・診断ソフト 要求仕様により決定される。

 監視処理結果用データベース33と監視対 2とのデータのやり取りは、RS232C接続による 送やUSB接続、ネットワーク接続により実施 きる。

(システムの動作)
 次に、以上のような構成のシステムの動作 ついて説明する。

 監視・診断ソフト用アルゴリズム作成部1 1から監視・診断用アルゴリズムが送られて たことをトリガとし、監視・診断ソフト作 部12が監視・診断用アルゴリズムに基づいて 監視・診断ソフトを作成し、監視・診断ソフ ト伝送部17に送出する。

 このとき、監視・診断ソフト伝送部17は 監視、診断ソフトを伝送する際、伝送スケ ュールに従って監視、診断ソフトを所定の 信プロトコルにより通信ネットワーク4を介 て必要とする監視対象側監視処理系例えば3 -1に伝送する。

 また、監視対象側監視処理系例えば3-1の 視・診断ソフト実行処理部32は、監視・診 ソフト受信部31で受信された監視・診断ソフ トのもとに実行し、監視データ及び診断結果 を取得し、監視処理結果用データベース33に 納するとともに、診断結果及び所定の周期 いし中央側処理系1の要求のもとに監視デー タの送信通知を監視対象情報送信部34に送る 監視対象情報送信部34は、通知内容に基づ 、監視処理結果用データベース33から診断結 果及び必要な監視データを読み出し、通信ネ ットワーク4を介して中央側処理系1宛に送信 る。

 中央側処理系1の監視・診断ソフト実行処 理部14は、監視対象情報受信部19で受け取っ 現時点の各監視対象側監視処理系3-1,…の監 結果、監視データを受け取ると、監視・診 ソフト作成部12から提供される中央側処理 1のみで必要とする監視・診断ソフトを実行 、監視対象の状態変化、部品劣化の状態や 常のレベル等を診断し、予防保全支援情報 成部15に提供する。予防保全支援情報作成 15は、現時点の各監視対象側監視処理系3-1, の監視結果、監視データと監視・診断ソフ 実行処理部14の実行結果のデータとを用いて 、予防保全支援情報を作成し、予防保全最適 化処理部16に送出する。

 予防保全最適化処理部16は、予防保全支 情報のもとに、対話形式を取りながら現時 にて最適な予防保計画を作成し、保守セン や部品配送センタに送信する。

 また、監視・診断ソフト用アルゴリズム 成部11は、必要に応じて例えばアルゴリズ 作成時または適宜な時期に、監視対象情報 信部19で受信した各監視対象側監視処理系3-1 ,…の監視結果、監視データを取り込み、作 された監視・診断ソフト用アルゴリズムの 否を確認し、適宜修正・変更を加えること より、監視対象2にとって最適な監視・診断 フト用アルゴリズムを作成する。

 従って、以上のような実施形態によれば 中央側処理系1において、各監視対象側監視 処理系3-1,…の制御対象2の処理形態や各監視 象側監視処理系3-1,…自身の,処理能力に応 た監視・診断ソフトを作成し、各監視対象 監視処理系3-1,…に伝送するので、多数の監 対象が接続されている場合でも、個々の監 対象2を監視、診断する監視対象側監視処理 系3-1,…に十分対応でき、また、監視対象側 視処理系3-1,…の監視・診断ソフトの更新が 較的容易に行うことができる。

 また、中央側処理系1から監視・診断ソフ トを伝送する際、中央側処理系1の伝送スケ ュールに基づき、ソフト伝送の成功、不成 を確認することにより、監視・診断ソフト 必要とする監視対象側監視処理系3-1,…に確 に提供できる。

 さらに、監視・診断ソフト実行処理部14 、各監視対象側監視処理系3-1,…の監視結果 監視データを受け取ると、監視・診断ソフ 作成部12から提供される監視・診断ソフト 実行し、監視対象の状態変化、部品劣化の 態や異常のレベル等を診断し、予防保全支 情報作成部15に提供するので、適切な予防保 全支援情報を作成し、最適な予防保全計画を 作成できる。

 さらに、監視・診断ソフト用アルゴリズ 作成部11としては、例えばアルゴリズム作 時または適宜な時期に、監視対象情報受信 19で受信した各監視対象側監視処理系3-1,… 監視結果、監視データを取り込み、監視・ 断ソフト用アルゴリズムの良否を確認でき ので、監視対象2にとって最適な監視・診断 フト用アルゴリズムを作成できる。

 なお、中央側処理系1は、複数の監視対象 2,…がほぼ同じ監視・診断を行う場合には、 一の処理内容を持つ監視・診断ソフトを作 し、それら複数の監視対象2,…に一斉に監 ・診断ソフトを伝送するものである。以下 各実施の形態においても同様である。

(第2の実施形態)
 図2は、第2の実施形態に係る遠隔監視・診 システムの構成図である。

 この遠隔監視・診断システムは、中央セ タの役割を持った中央側処理系1と、各監視 対象2の監視・診断を行う監視対象側監視処 系3-1,…とが通信ネットワーク4で接続されて いる点で、実施の形態1と同様である。

 本実施形態において、特に異なるところ 、中央側処理系1のプラットフォーム13aにあ る。従って、プラットフォーム13aを除く他の 構成は、第1の実施形態と同様の構成である で、その説明を省略する。

 プラットフォーム13aは、前述したように 視・診断ソフト伝送部17、監視・診断ソフ 伝送スケジュール作成部18及び監視対象情報 受信部19の他、ソフトバージョン管理部20及 データベース管理部21が設けられている。

 ソフトバージョン管理部20は、監視、診 ソフト伝送部17から監視・診断ソフトを伝送 する際、その伝送されたソフトの管理を行う 。管理の一例としては、既に伝送済みのソフ トとは異なる新たなソフト名、ソフトの改定 内容を伴うバージョン、伝送先である相手側 の監視対象機器を特定する番号(ID等)を対と 、各監視対象2及び伝送された監視・診断ソ トのバージョンが把握可能となるように管 する。これにより、各監視対象2の監視・診 断ソフトのバージョンを管理できることから 、監視対象側監視処理系3-1,…と相互に通信 ることにより、ソフトバージョンを確認す ことで、ソフト伝送の際の成功、不成功の 認が可能となる。

 データベース管理部21は、監視対象情報 信部19で受信された各監視対象側監視処理系 3-1,…の診断結果、監視データ等の情報を一 期間にわたって保存する役割を持っている 保存する期間は、中央側処理系1の計算機の 能、監視対象2の数、監視項目の数、診断項 目の数等により決定する。

(システムの動作)
 次に、以上のようなシステムの動作につい 説明する。

 監視・診断ソフト用アルゴリズム作成部1 1から監視・診断用アルゴリズムが送られて たことをトリガとし、監視・診断ソフト作 部12が監視・診断用アルゴリズムに基づいて 監視・診断ソフトを作成し、監視・診断ソフ ト伝送部17に送出する。

 このとき、監視・診断ソフト伝送部17は 監視・診断ソフトを伝送する際、ソフトバ ジョン管理部20に対して、新たなソフト名、 ソフトの改定内容を伴うバージョン、伝送先 である相手側の監視対象機器を特定する番号 (ID等)を対として格納した後、伝送スケジュ ルに従って監視・診断ソフトを所定の通信 ロトコルによりソフトを必要とする監視対 側監視処理系例えば3-1に伝送する。

 また、監視対象側監視処理系例えば3-1の 視・診断ソフト実行処理部32は、監視・診 ソフト受信部31で受信された監視・診断ソフ トのもとに実行し、監視データ及び診断結果 を取得し、監視処理結果用データベース33に 納するとともに、診断結果及び所定の周期 いし中央側処理系1の要求のもとに監視デー タの送信通知を監視対象情報送信部34に送る 監視対象情報送信部34は、通知内容に基づ 、監視処理結果用データベース33から診断結 果及び必要な監視データを読み出し、通信ネ ットワーク4を介して中央側処理系1宛に送信 る。

 中央側処理系1の監視対象情報受信部19は 監視対象側監視処理系3-1,…から送られてく る診断結果及び必要な監視データを受信する と、データベース管理部21に一定期間にわた て保存し、必要に応じて中央側処理系1の構 成部から提供要請を受けたとき、データベー ス管理部21から読み出し、要請元に提供する

 また、監視・診断ソフト用アルゴリズム 成部11においては、各監視対象側監視処理 3-1,…からのフィードバックデータである診 結果及び監視データを取り込み、監視・診 ソフトの修正・変更等を行いつつ、該当監 対象2の監視、診断に最適な監視・診断ソフ トを作成することができる。

 従って、以上のような実施形態によれば 第1の実施形態と同様の効果を奏する他、中 央側処理系1にて監視・診断ソフトのバージ ン管理を行うことにより、監視・診断ソフ の誤伝送を無くして伝送先に確実に監視・ 断ソフトを提供できる。

 また、中央側処理系1の監視対象情報受信 部19は各監視対象側監視処理系3-1,…から送ら れてくる診断結果及び必要な監視データをデ ータベース管理部21に一定期間保存し、必要 ときに要請元に提供するので、例えば監視 診断ソフト実行処理14は、同一の監視対象2 関するデータと各監視対象側監視処理系3-1, …から受け取る現時点のデータとを比較しつ つ、監視対象2の変化の推移や劣化の進行状 を診断でき、また異常時の適切なレベルを 断でき、より精度の高い診断結果等を予防 全支援情報作成部15に提供できる。

(第3の実施形態)
 図3は、第3の実施形態に係る遠隔監視・診 システムの構成図である。

 この遠隔監視・診断システムは、中央セ タの役割を持った中央側処理系1と、各監視 対象2の監視・診断を行う監視対象側監視処 系3-1,…とが通信ネットワーク4で接続されて いる。

 中央側処理系1は、図2に示す全部の構成 素11~21の他、新たに監視・診断ソフト作成部 12に監視・診断ソフト検証処理部22を付加し 構成である。従って、図3に示す中央側処理 1の構成要素11~21は、第1及び2の各実施形態 同様のため説明を省略する。

 一方、各監視対象側監視処理系3-1,…は、 図1,図2に示す全部の構成要素31~34の他、新た 監視・診断ソフト自動検証処理部35が設け れている。従って、図3に示す構成要素31~34 、第1及び2の各実施形態と同様のため説明を 省略する。

 監視・診断ソフト検証処理部22は、監視 診断ソフト作成部12で作成された監視・診断 ソフトの検証処理を行う。すなわち、監視・ 診断ソフト検証処理部22は、予め実装される ュミレーションモデルを実装し、監視・診 ソフト作成部12から監視・診断ソフトを受 取り、仮想的に監視・診断ソフトを適用し その実行結果を評価することにより、検証 行う。この検証には、予め想定されるケー 及び実行結果を準備しておき、作成された 視・診断ソフトの実行結果とを比較し、評 することにより検証を行う。

 なお、この際、シュミレーションモデル しては、監視対象2と同等のハードモデル又 は監視対象2のサイズ縮小モデル、またはソ トシュミレーションソフトを用いることで 現できる。

 また、監視・診断ソフト検証処理部22は 通信ネットワーク4を介して各監視対象側監 処理系3-1,…の出力データや予めネットワー ク上に接続されるシミュレーションモデル群 となる試作のテスト用ローカル監視対象実機 36を用いて、仮想的に監視・診断ソフトを実 し、検証を行うことも可能である。

 そして、監視・診断ソフト検証処理部22 おいて、検証が終了した監視・診断ソフト 、監視・診断ソフト作成部12から監視・診断 ソフト伝送部17を介して監視対象側監視処理 3-1,…に送られ、監視対象2に対して実行さ る。

 一方、各監視対象側監視処理系3-1,…の監 視・診断ソフト自動検証処理部35は、監視・ 断ソフト実行処理部32で実行されている監 ・診断ソフトの実行状況から、監視・診断 フトが正常に動作しているかどうかを自動 証する。

 自動検証の例としては、監視・診断ソフ 自動検証処理部35が例えば仮想的にテスト 信号を、監視・診断ソフト実行処理部32に送 信し、監視・診断ソフトの処理状況を確認す るとか、監視・診断ソフトのプログラムサイ ズの監視を実施することにより、想定外の誤 動作、ソフトの改ざん、通常処理と異なる処 理結果となるか否かを自動検証する。

 監視・診断ソフト自動検証処理部35は、 視・診断ソフトが異常であると判断すると 監視・診断ソフトを停止し、これら監視・ 断ソフトのロールバックなど、監視・診断 フトが正常に実施されるような処理を行う また、監視・診断ソフト自動検証処理部35に よる検証結果は、監視対象情報送信部34に送 れ、中央側処理系1の監視対象情報受信部19 介してデータベース管理部21に格納し、必 なときに読み出して検証結果を把握可能と る。

 従って、以上のような実施形態によれば 前述した第1及び2の各実施形態と同様な効 を奏する他、監視・診断ソフト作成部12で作 成された監視・診断ソフトが監視・診断ソフ ト検証処理部22によりシミュレーションモデ で検証し、或いはネットワーク4上のローカ ル監視対象実機である監視・診断ソフト検証 装置36により、正常に動作しているかどうか 自動検証するので、一定の評価が得られた 質の監視・診断ソフトを各監視対象側監視 理系3-1,…に提供できる。

 また、各監視対象側監視処理系3-1,…に設 けられた監視・診断ソフト自動検証処理部35 、テスト用信号を監視・診断ソフト実行処 部32に送出し、監視・診断ソフト実行処理 32による監視・診断ソフトの実行結果を監視 し、異常時に正常な監視・診断ソフトの実施 を促すことできる。

(ハードウェア構成)
 図4は、前述した各実施形態を実現するため のハードウェア構成を示す図である。

 中央側処理系1には中央側計算機51が設置 れる。この中央側計算機51は、各種のアル リズムやソフトを作成するためのデータそ 他必要な制御指示を入力する入力手段、所 の処理を実行する処理フローを格納する記 媒体、この記憶媒体に格納される処理フロ に従って所定の機能を実現するCPU、メモリ 通信手段が設けられている。CPUにより実現 る機能部としては、監視・診断ソフト用ア ゴリズム作成部11、監視・診断ソフト作成部 12、監視・診断ソフト実行処理部13、予防保 支援情報作成部16、予防保全最適化処理部16 監視・診断ソフト検証処理部22が挙げられ 。メモリは、ソフトバージョン管理部20及び データベース管理部21等を構成するデータベ スとしての役割を有する。通信手段には、 ラットフォーム13、13a等に含む各構成部17~19 が設けられる。

 各監視対象側監視処理系3-1,…には、監視 対象2によって異なる各種の監視処理計算機52 の他、監視・診断ソフト検証機能を有する監 視処理計算機52aが設置されている。例えばサ ーバレベルの計算機、ノートPCレベルの計算 、ボードコンピュータレベルのものが用い れる。

 この監視処理計算機52,52aには、通信手段 CPU、ソフト実行結果のデータ等を格納する モリ、監視・診断ソフトを格納する記憶媒 の他、マンマシンインタフェース機能を持 たコンソール等で構成される。通信手段に 、監視・診断ソフト受信部31、監視対象情 送信部34等が設けられる。CPUとしては、機能 的には、監視・診断ソフト実行処理部32や監 ・診断ソフト自動検証処理部35を実現する メモリには、監視処理結果用データベース33 が設けられる。

 なお、図4に示すハードウェア構成は、以 下に説明する各実施形態でも同様に適用され ることは言うまでもない。

(第4の実施形態)
 図5は、第4の実施形態に係る遠隔監視・診 システムの構成図である。

 この遠隔監視・診断システムは、中央側 理系1と各監視対象側監視処理系3-1,…とが 信ネットワーク4で接続されている。

 中央側処理系1は、図1~図3と同様な構成要 素11~22の他、新たに監視・診断ソフト更新ト ガ発生部23及び前述する監視・診断ソフト アルゴリズム作成部11に相当する更新トリガ 対応監視・診断ソフト用アルゴリズム作成部 24が設けられている。よって、図5に示す構成 要素11~22については、第1から第3の実施形態 同様のため説明を省略する。

 各監視対象側監視処理系3-1,…は、同じく 図1~図3と同様の構成要素31~35の他、新たに監 ・診断ソフト更新トリガ発生部37が設けら ている。よって、図5に示す構成要素31~35は 第1から第3の実施形態と同様のため説明を省 略する。

 前記中央側処理系1の監視・診断ソフト更 新トリガ発生部23は、人為的な判断や監視対 側からの更新要請に基づき、監視・診断ソ トの更新が必要と判断されたとき、監視・ 断ソフトの更新トリガを発生する機能を有 る。

 監視・診断ソフトの更新が必要と判断さ るケースとしては、以下のような場合があ 。

(A1)新しい診断方法が開発された場合であ 。

(A2)監視対象2の保守実績から更新が必要と 断された場合である。

(A3)監視項目や診断項目が増減した場合で る。

 監視・診断ソフト更新トリガ発生部23は 前記A1~A3のようなケースが生じたとき、オペ レータがマンマシンインタフェースを介して 操作指示を入力し、監視、診断ソフトの更新 用トリガを発生する。

 更新トリガ対応監視・診断ソフト用アル リズム作成部24は、監視・診断ソフト更新 リガ発生部23から監視、診断ソフトの更新用 トリガを受けたとき、該当監視対象2に対応 る監視対象側監視処理系例えば3-1の監視・ 断ソフト用アルゴリズムを作成し、監視・ 断ソフト作成部12に送出する。

 一方、各監視対象側監視処理系3-1,…の監 視・診断ソフト更新トリガ発生部37は、実際 監視・診断ソフトを実行している状況下に って、ソフトの更新が必要であると判断さ た場合にソフト更新のトリガ信号を発生さ る。ソフトの更新が必要とするケースとし は、例えば監視・診断ソフト自動検証処理 35にて作成され監視対象側の検証結果や監 ・診断ソフト実行処理部32にて作成された監 視対象側の診断結果、監視処理結果用データ ベース33から得られた監視対象2の監視データ をもとに、監視・診断ソフトの更新の必要性 を評価する。

 監視対象側の監視・診断ソフトの更新を 要とする具体的なケースとしては、次のよ な場合が挙げられる。

(B1)監視・診断ソフトの実行による監視対 2の診断結果から更新が必要と判断された場 である。

(B2)一定期間の監視データから、監視対象 経年変化などが原因でソフト更新が必要と 断された場合である。

(B3)監視・診断ソフトの自動検証結果から 新が必要と判断された場合である。

 従って、本実施形態では、以上のような ースに基づいて、監視・診断ソフト更新ト ガ発生部37や監視・診断ソフト更新トリガ 生部23から更新トリガ信号が発生すると、こ の更新トリガ信号は、直接又は通信ネットワ ーク4を通して更新トリガ対応監視・診断ソ ト用アルゴリズム作成部24に送信される。

 更新トリガ対応監視・診断ソフト用アル リズム作成部24は、監視・診断ソフトの更 トリガを受け取ったとき、前述した監視・ 断ソフト用アルゴリズム作成部11に相当する 監視・診断用アルゴリズムを作成する。

 このアルゴリズムの作成例としては、前 した更新のケースに応じて次のような各種 アルゴリズムを作成する。

(A1)新しい診断方法が開発された場合
 統計手法やデータマイニング手法等の技術 上によって新しい診断方法が開発された場 、それらの技術を用いた診断方法を適用す ためにソフトを更新する。これによって、 り診断性能を向上させることができる。

(A2)監視対象2の保守実績から更新する必要が ると判断された場合
 例えば定期的な保守実績から監視・診断ソ トの診断結果が十分に対応していないと判 されたとき、ソフトの調整ないし更新を実 する。例えば監視・診断ソフトの診断結果 は、故障の確率が低く出ているが、実際に 障するケースが増えてきた場合等である。 た、診断性能または調整が悪いとか、現状 合っていない場合、新しい監視データのも に監視・診断ソフトのパラメータ等の調整 素を再調整するために、監視・診断ソフト 更新を行う。

(A3)監視項目や診断項目が増減した場合
 新規保守サービスの追加などにより、診断 たい項目が増加したり、監視対象2に新たな センサが設置され、監視する項目が増えた場 合、それらの項目増加に対応させるためにソ フトを更新する。また、監視対象2の設計仕 において、新しい設計仕様を利用する場合 は、その仕様に対応するためにソフトを更 する。また、監視項目が増加した場合、従 採用できなかった診断アルゴリズムが採用 能となるので、この場合には新しい診断ア ゴリズムへの更新が必要になる
 さらに、エージェントを採用する場合、診 項目毎に専用の診断エージェントを作成す 形式とした場合、新しく増加した診断項目 用の診断用エージェントを作成し、追加す 。

 ここで、前述のような場合に、監視・診 ソフトの更新を行なう。

(B1)監視・診断ソフトの実行による監視対象2 診断結果から更新が必要と判断された場合
 例えば監視対象2に対する監視・診断ソフト の診断結果から、診断のしきい値の設定が甘 いなどの理由でアラームが頻繁に発生する場 合等のごとき、監視・診断ソフトの調整が必 要と判断された場合にはソフトの更新を行う 。また、現在使用中の監視・診断ソフトの診 断性能や調整が悪いか、もしくは現状の監視 対象2と合っていない場合、新しい監視デー を用いて、新しい監視データのもとに監視 診断ソフトのパラメータ等の調整要素を再 整するために、監視・診断ソフトの更新を う。

(B2)一定期間の監視データから、監視対象の 年変化などが原因でソフト更新が必要と判 された場合
 経年変化や環境の変化に伴い、センサの計 値を利用して監視データや診断結果等を取 する際、新たな前処理もしくは現状とは別 高度な前処理が必要となったとき、ソフト 更新する必要がある。一例としては、監視 象2の監視項目において、ノイズを含む時系 列的な計測値を取り込む場合、システム設置 当初に監視・診断ソフト内にフィルタ機能( も簡単なものは移動平均等)を含める。通常 ノイズを含む時系列的な計測値であっても ノイズの傾向が変化しないときにはそのま 利用可能である。

 しかし、経年変化やノイズ発生原因要素( 電源等)が新たに発生する等により、ノイズ 傾向が大きく変化した場合、当初採用した ィルタではノイズの影響を削除できない場 が出てくる。

 そこで、適宜な時期にフィルタの高度化( 例えばフィルタの係数を調整したり、適応フ ィルタの高度なフィルタへの置換え等)を図 ためにソフトを更新する。

 また、外的要因によりノイズが増加し、 視・診断ソフトの性能が劣化した場合、監 ・診断ソフトの性能を向上させるために監 ・診断ソフトの更新を行う。

(B3)監視・診断ソフトの自動検証結果から更 が必要と判断した場合
 監視・診断ソフト自動検証処理部35の検証 果において、監視・診断ソフトが異常であ とする結果が得られたとき、同じバージョ の監視・診断ソフトを送信したり、解析の 果、バグがあると判明したとき、バグを除 したバージョンの監視・診断ソフトに更新( 換え)する。

 従って、以上のような実施形態によれば 前述した第1から第3の実施形態と同様の効 を奏する他、中央側処理系1及び各監視対象 監視処理系3-1,…にそれぞれ監視・診断更新 トリガ発生機能を設け、所定の条件のもとに 発生する監視・診断更新トリガを受付けるこ とにより、比較的容易に監視・診断ソフトの 更新を行うことができる。これにより、監視 対象の監視・診断能力アップに即座に対応で き、また監視対象の経年変化や環境変化に応 じて一定品質の監視及び診断を実施するため に監視・診断ソフトの更新が行うことができ る。

(第5の実施形態)
 図6は、第5の実施形態に係る遠隔監視・診 システムの構成図である。

 この遠隔監視・診断システムは、中央側 理系1と各監視対象側監視処理系3-1,…とが 信ネットワーク4で接続されている。

 中央側処理系1は、新たにプラットフォー ム13aの監視・診断ソフト伝送スケジュール作 成部18に代えて、負荷考慮形監視・診断ソフ 伝送スケジュール作成部25を設けた構成で る。よって、中央側処理系1は、負荷考慮形 視・診断ソフト伝送スケジュール作成部25 除けば、他の構成部分は、図1~図3、図5と同 な構成であるので、説明を省略する。

 一方、各監視対象側監視処理系3-1,…は、 新たに監視・診断ソフト受信部31と監視・診 ソフト実行処理部32との間に監視・診断ソ ト更新処理部38を設けたものであり、他の構 成部分は、図1~図3、図5と同様な構成である で、説明を省略する。

 前記負荷考慮形監視・診断ソフト伝送ス ジュール作成部25は、前述した監視・診断 フト伝送スケジュール作成部18に相当する機 能に対して更に能力アップを図ったものであ って、通信ネットワーク4を介して多数の監 対象側監視処理系3-1,…が接続されているこ から、これら多数の監視対象側監視処理系3 -1,…を総合的に考慮し、各監視対象側監視処 理系3-1,…の監視・診断ソフトの更新タイミ グ信号を作成する。

 更新タイミングの1つの作成例としては、 各監視対象2,…の動作状況である負荷状況や 止時間を評価関数とする最適化ソフトを用 て、最適な更新タイミングを作成する。

 負荷考慮形監視・診断ソフト伝送スケジ ール作成部25で作成された各監視対象側監 処理系3-1,…への監視・診断ソフトの更新タ ミング信号は通信ネットワーク4を介して該 当する監視対象側監視処理系例えば3-1に送信 する。

 また、負荷考慮形監視・診断ソフト伝送 ケジュール作成部25は、更新タイミング信 を作成するだけでなく、中央側処理系1にお る図4に示す中央側計算機51の演算負荷状況 応じて、フラットフォーム13aから監視対象 監視処理系3-1,…から受け取った診断結果及 び監視データを中央側処理系1内部の構成要 例えば14,15,24に送信する送信タイミングを決 定する機能も有する。従って、プラットフォ ーム13aは、決定された送信タイミングに基づ き、中央側処理系1内部の構成要素例えば14,15 ,24に対して、診断結果及び監視データの送信 を実施する。

 各監視対象側監視処理系3-1,…の監視・診 断ソフト更新処理部38は、通信ネットワーク4 を介して送られてくる負荷考慮形監視・診断 ソフト伝送スケジュール作成部25で作成され 監視・診断ソフトの更新タイミング信号を け取り、当該更新タイミングに従って監視 診断ソフトを更新する。

 この実施形態によれば、多数の監視対象2 ,…を有するシステムであっても、これら多 の監視対象2,…を考慮した場合の最適な監理 ・診断ソフトの更新タイミングを用いること ができる。また、中央装置1において、更新 イミングを作成しているので、システム全 として最適な更新タイミングを作成できる

 さらに、中央側処理系1のプラットフォー ム3aにおいて、装置内負荷の状況を考慮しつ 装置内部の必要な構成部分に必要な診断結 及び監視データを送信するので、計算機リ ースを有効に利用できる。

(第6の実施形態)
 図7は、第6の実施形態に係る遠隔監視・診 システムの構成図である。

 本実施形態は、第5の実施形態と同様な構 成である。本実施形態において、第5の実施 態と特に異なるところは、中央装置1に相当 る構成部分を複数の計算機により分担して 現する構成である。

 具体的には、アルゴリズム作成用計算機1 a、監視診断ソフト作成用計算機1b、プラット フォーム用計算機1c及び予防保全支援用計算 1dで構成される。

 アルゴリズム作成用計算機1aは、監視・ 断ソフト更新トリガ発生部23及び更新トリガ 対応監視・診断ソフト用アルゴリズム作成部 24による一連の処理を実行する。

 監視診断ソフト作成用計算機1bは、監視 診断ソフト作成部12、監視・診断ソフト実行 処理部14及び監視・診断ソフト検証処理部27 関する処理を実行する。

 プラットフォーム用計算機1cは、前述し プラットフォーム3,3aに関する処理を分担分 して受け持つ構成である。

 予防保全支援用計算機1dは、予防保全支 情報作成部15及び予防保全最適化処理部16の 連の処理を実行する。

 従って、以上のような実施形態によれば 中央側処理系1に相当する構成部分を複数の 計算機1a~1dに分担分けし、イントラネット等 接続すれば、専門部署ごとや専門機関ごと 分担して必要な処理作業を進めることがで る。また、プラットフォーム用計算機1cは ソフトの送信、バージョン監理、情報の送 信及びデータベース管理等を行うことから 情報の一元管理が可能となり、ソフト及び 報の管理が効率的に実施できる。

 その他、本発明は、前記各実施形態に限 されるものでなく、その要旨を逸脱しない 囲で種々変形して実施できる。

 本発明は、監視・診断ソフトの事前診断 検証でき、様々な条件のもとに更新トリガ 発生でき、また、多数の監視対象が接続さ ている場合でも効率良く監視・診断ソフト 更新できる遠隔監視・診断システムに適用 きる。