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Title:
SIGNAL PROCESSING DEVICE, PORTABLE COMMUNICATION TERMINAL, AND RADIO COMMUNICATION SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/084647
Kind Code:
A1
Abstract:
A signal processing device such as an RFIC having a function of holding therein control data, enabling stable operation of an integrated circuit because of stop of power supply during the intermittent reception stop period in the standby mode, and enabling further improvement of power saving. A portable communication terminal and a radio communication system are also provided. The signal processing device comprises an RFIC unit (12) and an ASIC unit (13) connected to the RFIC unit (12) via an input/output buffer circuit (140), making control such that power supply to the RFIC unit (12) is stopped during the reception stop period during which signaling information is not received in the standby mode and power is supplied to the RFIC unit (12) when signaling information is received, and including an SPI therein. The ASIC unit (13) makes a control simultaneously with stop of the power supply to the input/output buffer circuit (140), acquires a register value from a control register (34) before the power supply to the RFIC unit (12) is stopped, holds the register value in the SPI, and transfers the held register valued to the RFIC unit (12) and the control register (34) when the power supply is resumed.

Inventors:
KUMAMOTO TETSUSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/073768
Publication Date:
July 09, 2009
Filing Date:
December 26, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KYOCERA CORP (JP)
KUMAMOTO TETSUSHI (JP)
International Classes:
H04B1/40; H04M1/73
Foreign References:
JPH0879165A1996-03-22
JP2007243317A2007-09-20
JPH07212269A1995-08-11
JP2004112376A2004-04-08
Attorney, Agent or Firm:
SATOH, Takahisa (Toranomon Denki Building 2F 8-1, Toranomon 2-chom, Minato-kuTokyo 01, JP)
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Claims:
 電源のONおよびOFFを制御するための電源制御信号を生成する第1の集積回路と、
 前記第1の集積回路により生成される電源制御信号によって電源のON/OFFが行われる第2の集積回路と、
 前記第1の集積回路と前記第2の集積回路との間に入出力を行うために配置された入出力バッファ回路と、を有し、
 前記第1の集積回路は、
  前記入出力バッファ回路の入力または出力の状態を前記電源制御信号と連動して制御する
 信号処理装置。
 前記第2の集積回路は、
  記憶回路を有する
 請求項1に記載の信号処理装置。
 前記第1の集積回路は、
  前記電源制御信号により前記第2の集積回路の電源をOFFする前に、前記第2の集積回路が有する前記記憶回路から記憶内容を取り込んで内部に保持し、前記電源制御信号により前記第2の集積回路の電源をONに切替えたときに、前記保持した記憶内容を前記第2の集積回路の前記記憶回路に転送する
 請求項2に記載の信号処理装置。
 前記第1の集積回路は、
  前記第2の集積回路の電源をOFFにする前記電源制御信号に連動し、前記入出力バッファ回路に対する出力をフローティング状態に設定する
 請求項3に記載の信号処理装置。
 前記第1の集積回路は、
  前記第2の集積回路の電源をOFFにする前記電源制御信号に連動し、前記入出力バッファ回路に対する入力が不定レベルの場合、プルアップあるいはプルダウンのいずれかに固定するスイッチを有する
 請求項3に記載の信号処理装置。
 前記第1の集積回路は、
  前記第2の集積回路の電源をOFFにする電源制御信号に連動し、当該電源制御信号がローレベルの場合、前記入出力バッファ回路の出力レベルをローレベルに設定する
 請求項3に記載の信号処理装置。
 前記第1の集積回路は、
  前記第2の集積回路の電源をOFFにする前記電源制御信号に連動し、前記入出力バッファ回路の出力を入力に切替える
 請求項3に記載の信号処理装置。
 制御レジスタを含む高周波回路部と、
 前記高周波回路部とは入出力バッファ回路を介して接続され、待受け状態において報知情報を受信しない受信停止時に前記高周波回路部への電力供給を停止し、前記報知情報の受信時に前記高周波回路部へ電力供給を行うように制御する制御回路部と、を有し、
 前記制御回路部は、
  前記入出力バッファ回路を前記電力供給の停止と連動して制御し、前記高周波回路部への電力供給を停止する前に、前記高周波回路部の制御レジスタからレジスタ値を取り込んで前記高周波回路部に設定した制御レジスタの内容を保持しておき、前記高周波部への電力供給を再開したときに、前記保持したレジスタ値を前記高周波回路部の制御レジスタに転送する
 携帯通信端末装置。
 携帯通信端末装置と、
 基地局と、を有し、
 前記携帯通信端末装置は、
  制御レジスタを含み、前記基地局との無線通信を行う高周波回路部と、
  前記高周波回路部とは入出力バッファ回路を介して接続され、前記基地局との無線通信待受け状態において報知情報を受信しない受信停止時に前記高周波回路部への電力供給を停止し、前記報知情報の受信時に前記高周波回路部へ電力供給を行うように制御する制御回路部と、
  制御部と、を含み、
  前記制御部は、
   前記基地局との同期確立時に、以後の報知情報の受信タイミングに関する情報を取得し、当該受信タイミングを測定するタイマ機能を有し、
  前記制御回路部は、
   動作を停止あるいは低周波数により行う省電力モードを有し、
  前記制御部は、
   前記基地局からの報知情報待ち受け時には、前記制御回路部を前記省電力モードとし、前記タイマ機能により前記受信タイミングが近づいたことを検知すると、前記省電力モードを解除し、
  前記制御回路部は、
   前記入出力バッファ回路を前記電源供給の停止と連動して制御し、前記高周波回路部への電源供給を停止する前に、前記高周波回路部の制御レジスタからレジスタ値を取り込んで高周波回路部に設定した制御レジスタ内容を保持しておき、前記高周波部への電源供給を再開したときに、前記保持したレジスタ値を前記高周波回路部の制御レジスタに転送する
 無線通信システム。
Description:
信号処理装置、携帯通信端末装 および無線通信システム

 本発明は、例えば、RFIC(Radio Frequency IC) 、制御用データを内部に保持し、待受け時 間欠受信停止時に電力供給が停止される集 回路をシステム構成部品とする製品に用い 好適な信号処理装置、携帯通信端末装置お び無線通信システムに関するものである。

 携帯電話等の携帯通信端末装置は、待受 時に報知情報を受信しない場合には、ベン ーが提供するLSIのスタンバイモードまたは ャットダウンモードを使用してシステムの 電力化を図っている(例えば、特許文献1参 )。

 また、システム制御に関係する制御用デー を保持する部品については、電源を落とし 状態にすることなく、常に電力を供給して る状態で使用し、データを保持する必要の い部品のみに電力供給を停止することで省 力化を図ることも行われている。
 今までは個別部品(IC)であったためこの必要 はなかったが、ICを統合化により集積化する 向がある。その理由は、携帯電話の小型化 伴い省電力化や部品点数の削減が必須であ からである。

 また、携帯電話における電波の受信ならび 変復調を行うアナログ高周波回路としてRFIC が使用される。
 このRFICについても、待受け時に報知情報を 受信しない場合には、制御用データを内部に 保持しないタイプのRFブロックのICを用いる 合にのみRFICへの電力供給を停止して省電力 を図ることが行われている。

特開2006-211439号公報

 しかしながら、一般に、携帯通信端末装置 制御用データを内部に保持するタイプのRFIC を用いる場合、RFICの電力供給を停止する処 は行っていない。
 このようなタイプのRFICについても、システ ム上は電力供給を停止してできるだけ暗電流 を少なくして省電力化を図ることが望ましい 。
 しかしながら、携帯通信端末装置がRFICへの 電力供給を停止すると、全ての制御用データ が消滅してしまい、待受け時における報知情 報受信時に、RFICに再び電力を供給したとき 、制御用データを電力供給停止前の状態に 帰できなくなるといった問題があった。

 このため、RFICの内外にバックアップ用の不 揮発性メモリまたはメモリを付加し、本体側 のCPUによる制御の下で、RFICへの電力供給を 止する前に、RFICの制御レジスタからレジス 値を取り込んで付加した不揮発性メモリま はメモリに保持することが考えられる。
 この場合、携帯通信端末装置はRFICへの電力 供給を再開したときに、不揮発性メモリまた はメモリに保持したレジスタ値をRFICの制御 ジスタに転送する。
 しかしながら、電力供給が停止された場合 RFICの素子がダメージを受け、劣化、部品寿 命の短縮をきたし、場合によっては破壊等が 発生することがある。
 また、システム管理を行うために電源がON ている本体側でもRFICから不定データを取り むことにより動作が不安定になり、あるい 信号がふらつくため固定データより大きく 流を消費することになる。

 本発明、RFIC等、制御用データを内部に保 持する機能を有し、待受け時の間欠受信停止 時に電力供給が停止される集積回路の動作を 安定させることが可能で、一層の省電力化を 図ることが可能な信号処理装置、携帯通信端 末装置および無線通信システムを提供するこ とにある。

 本発明の第1の観点の信号処理装置は、電 源のONおよびOFFを制御するための電源制御信 を生成する第1の集積回路と、前記第1の集 回路により生成される電源制御信号によっ 電源のON/OFFが行われる第2の集積回路と、前 第1の集積回路と前記第2の集積回路との間 入出力を行うために配置された入出力バッ ァ回路と、を有し、前記第1の集積回路は、 記入出力バッファ回路の入力または出力の 態を前記電源制御信号と連動して制御する

 好適には、前記第2の集積回路は、少なく とも記憶回路を有する。

 好適には、前記第1の集積回路は、前記電 源制御信号により前記第2の集積回路の電源 OFFする前に、前記第2の集積回路が有する前 記憶回路から記憶内容を取り込んで内部に 持し、前記電源制御信号により前記第2の集 積回路の電源をONに切替えたときに、前記保 した記憶内容を前記第2の集積回路の前記記 憶回路に転送する。

 好適には、前記第1の集積回路は、前記第 2の集積回路の電源OFFにする前記電源制御信 に連動し、前記入出力バッファ回路に対す 出力をフローティング状態に設定する。

 好適には、前記第1の集積回路は、前記第 2の集積回路の電源OFFにする前記電源制御信 に連動し、前記入出力バッファ回路に対す 入力が不定レベルの場合、プルアップある はプルダウンのいずれかに固定するスイッ を有する。

 好適には、前記第1の集積回路は、前記第 2の集積回路の電源OFFにする電源制御信号に 動し、当該電源制御信号がローレベルの場 、前記入出力バッファ回路の出力レベルを ーレベルに設定する。

 好適には、前記第1の集積回路は、前記第 2の集積回路の電源OFFにする前記電源制御信 に連動し、前記入出力バッファ回路の出力 入力に切替える。

 本発明の第2の観点の携帯通信端末装置は 、制御レジスタを含む高周波回路部と、前記 高周波回路部とは入出力バッファ回路を介し て接続され、待受け状態において報知情報を 受信しない受信停止時に前記高周波回路部へ の電力供給を停止し、前記報知情報の受信時 に前記高周波回路部へ電力供給を行うように 制御する制御回路部と、を有し、前記制御回 路部は、前記入出力バッファ回路を前記電力 供給の停止と連動して制御し、前記高周波回 路部への電力供給を停止する前に、前記高周 波回路部の制御レジスタからレジスタ値を取 り込んで前記高周波回路部に設定した制御レ ジスタの内容を保持しておき、前記高周波部 への電力供給を再開したときに、前記保持し たレジスタ値を前記高周波回路部の制御レジ スタに転送する。

 本発明の第3の観点の通信システムは、携 帯通信端末装置と、基地局と、を有し、前記 携帯通信端末装置は、制御レジスタを含み、 前記基地局との無線通信を行う高周波回路部 と、前記高周波回路部とは入出力バッファ回 路を介して接続され、前記基地局との無線通 信待受け状態において報知情報を受信しない 受信停止時に前記高周波回路部への電力供給 を停止し、前記報知情報の受信時に前記高周 波回路部へ電力供給を行うように制御する制 御回路部と、制御部と、を含み、前記制御部 は、前記基地局との同期確立時に、以後の報 知情報の受信タイミングに関する情報を取得 し、当該受信タイミングを測定するタイマ機 能を有し、前記制御回路部は、動作を停止あ るいは低周波数により行う省電力モードを有 し、前記制御部は、前記基地局からの報知情 報待ち受け時には、前記制御回路部を前記省 電力モードとし、前記タイマ機能により前記 受信タイミングが近づいたことを検知すると 、前記省電力モードを解除し、前記制御回路 部は、前記入出力バッファ回路を前記電源供 給の停止と連動して制御し、前記高周波回路 部への電源供給を停止する前に、前記高周波 回路部の制御レジスタからレジスタ値を取り 込んで高周波回路部に設定した制御レジスタ 内容を保持しておき、前記高周波部への電源 供給を再開したときに、前記保持したレジス タ値を前記高周波回路部の制御レジスタに転 送する。

 本発明によれば、信号処理装置はRFIC等、 制御用データを内部に保持する機能を有し、 待受け時の間欠受信停止時に電力供給が停止 される集積回路の動作を安定させることが可 能で、一層の省電力化を図ることができる。

図1は、本発明の実施形態に係る携帯通 信端末装置の信号処理系の構成例を示すブロ ック図である。 図2は、図1に示すRFIC部とASIC部の外部接 続構成例を示す図である。 図3Aおよび図3Bは、本発明の実施形態に 係る信号処理装置の入出力バッファ回路周辺 の回路構成を示す図である。 図4Aおよび図4Bは、本発明の他の実施形 態に係る信号処理装置の入出力バッファ回路 周辺の回路構成を示す図である。 図5は、図2に示したRFIC部とASIC部の外部 接続構成例のうち、SPI制御部周辺の回路構成 例を示す図である。 図6Aおよび図6Bは、携帯電話と基地局を 含む無線通信システムの概念図である。 図7A~図7Cは、携帯電話の間欠受信時の 作例について説明するためのシーケンス図 ある。

符号の説明

 1…携帯電話、11…アンテナ、12…RFIC部、1 3…ASIC部、14…ベースバンド部、15…CPU、16…S PI制御部、31…RF制御部、32…4チャネルADC、33 PLL DAC、34…制御レジスタ、161…レジスタ群 、REG0~REG3…レジスタ、121、122…スイッチ、131 …BBブロック、132…RXブロック、133…TXブロッ ク、134…シリアルインタフェースブロック、 135…TPUブロック、136…GPIOブロック、137…共 バス、138…CPUインターフェース、140…入出 バッファ回路(I/O BUF)、141…マルチプレクサ( MUX)、142…アンドゲート、2…基地局、100…無 通信システム。

 以下、本発明の実施形態を図面に関連付 て説明する。

 図1は、本発明の実施形態に係る携帯通信 端末装置の信号処理系の構成例を示すブロッ ク図である。ここでは、携帯通信端末装置と して、携帯電話1が例示されている。

 携帯電話1は、図1に示すように、アンテ 11を介して相手側携帯電話と信号の送受信を 行うRFIC部12と、RFIC部12で送受信される信号を 処理するASIC部13とを有している。

 ASIC部13は、信号の変復調を行うベースバ ド部(BB)14と、制御部としてのCPU15と、RFIC部1 2の送受信に要する制御用データを出力するSP I(Serial parallel Interface)制御部16とを有する。

 また、RFIC部12は、RF制御部31と、4チャネ アナログデジタルコンバータ(ADC:Analog Digital  Converter)32と、PLL(Phase Locked Loop)デジタルア ログコンバータ(PLL DAC)33と、電源がONの場 には、SPI制御部16から出力された制御用デー タを保持する制御レジスタ34とを有している

 図1に示す携帯電話1は、さらに、液晶表 部(LCD)17と、音声信号のA/D、D/A変換を行うコ デック部18と、ユーザからの入力情報をCPU15 に与えるキー入力部19と、プログラムを格納 るメモリ20と、スピーカ21と、マイクロフォ ン22とを有している。

 RFIC部12の制御レジスタ34と、ASIC部13とのイ ターフェースにはSPIが用いられる。また、4 ャネルアナログデジタルコンバータ32と、PL Lデジタルアナログコンバータ33にもそのイン ターフェースとしてSPIが用いられる。
 インターフェースとしては、パラレルイン ーフェースが良いが、転送量が少ない場合 、SPIが有効であり、パッケージサイズにお ても利点があるため、ここでは、SPIを用い こととする。

 CPU15は、待ち受け時において報知情報を受 しない時(間欠受信における停止時)には、RFI C部12への電力供給を停止させ、待ち受け時に おいて報知情報を受信する時(間欠受信にお る受信時)には、RFIC部12への電力供給を行う うに制御する。
 CPU15は、RFIC部12の電源をOFFする前にSPIを介 て全ての制御レジスタ34の値をASIC部13に取り 込んでおき、復帰時には、自動再設定または CPUコマンドにより自動転送を実行して待ち受 け前の状態を維持する。
 これにより、CPU15はあたかも制御データを 持していたかのような挙動が可能である。
 CPU15による制御の具体例については、詳細 後述する。

 図2は、図1に示すRFIC部12と、ASIC部13の外部 続構成例を示す図である。
 図2に示されるように、RFIC部12とASIC部13間の 通信には、クロック信号CLK、データ受信信号 RX、データ送出信号TX、タイミングプロセッ ユニット信号(Timing Process Unit)TPU、シリアル I/O信号SIO、および汎用入出力信号(General Purpo se I/O)GPIOが用いられる。

 図2に示されるASIC部13は、RFIC部12との接続部 のみ抽出して示したものである。
 図2のASIC部13は、ベースバンドブロック(BB)13 1と、RXブロック132と、TXブロック133と、シリ ルインタフェース(I/F)ブロック134と、TPUブ ック135と、GPIOブロック136とが共通バス137経 でCPUインターフェース(I/F)138に接続され、 成される。
 上記した各ブロック131、132、133、134、135、1 36は、RFIC部12との間で、それぞれ、クロック 号CLK、データ受信信号RX、データ送出信号TX 、タイミングプロセッサユニット信号、シリ アルI/O信号SIO、汎用入出力信号GPIOの送受信 行う。
 なお、上記したデジタル部の各ブロックに 、水晶発振器(VCTCXO)10からPLL139経由でクロッ ク信号CLKが供給される。

 なお、TPUブロック135は、CPU15の管理下の とで、BBブロック131から待受け状態にあるか 否かを示す情報を取得し、間欠受信における 停止時には、RFIC部12への電力供給を停止し、 受信時には電力供給を行うようにウェイクア ップ(WAKE-UP)信号SWUPを生成してRFIC部12の電力 御を行う。

 図3Aおよび図3B、並びに、図4Aおよび図4Bは 本発明の実施形態に係る信号処理装置の回 構成例を示す図である。
 ここでは、信号処理装置が、RFIC部12の制御 ジスタ34とASIC部13のインターフェースとし 使用される例が示されている。
 なお、4チャネルアナログデジタルコンバー タ32、PLLデジタルアナログコンバータ33の間 同様に構成することが可能である。

 いずれの信号処理装置も、ASIC部13の制御 よりRFIC部12への電力供給をOFFした場合、両 に与える影響、たとえばRFIC部12に与える回 部品のダメージ(劣化、破壊)、およびASIC部1 3の不安定な動作を回避するために、インタ フェース上で改良された構成を有する。

 図3Aに示す回路構成によれば、ASIC部13Aは、R FIC部12の電源OFFに連動して、RFIC部12の出力、 体的には入出力バッファ回路(I/O BUF)140に対 する出力をフローティング状態に設定してい る。
 ここでは、入出力バッファ回路140には、マ チプレクサ(MUX)141を介してCPU15からのWAKE-UP マンドCWUP、もしくはTPUブロック175により生 されるWAKE-UP信号SWUPが供給される。
 ASIC部13は、このいずれか一方により電源ON/O FF制御信号(ENLDO)として入出力バッファ回路140 を制御することにより、入出力バッファ回路 140に対する出力をハイインピーダンス状態( ローティング)に設定する。
 なお、TPUブロック135は、BBブロック131から 帯電話1が待受け状態にあるか否かの情報を 得し、間欠受信における受信時に、RFIC部12 の電力供給が開始されると一義的に上記し WAKE-UP信号SWUPを生成する。
 このことにより、RFIC部12の電力供給が断た た場合にRFIC部12に与えるダメージを回避で る。

 一方、RFIC部12の入力、すなわち入出力バッ ァ回路140の出力については、消費電力低減 観点からフローティング状態ではない状態 する要求がある。
 このため、図3Bに示す回路構成によれば、AS IC部13Bは、入出力バッファ回路140への入力が 定レベルの場合、プルアップあるいはプル ウンのいずれかに固定するスイッチ121、122 有している。
 上記したスイッチ121、122は、いずれもASIC部 13BのCPU15による制御の下、電源ON/OFF制御信号E NLDOと、プルアップ/ダウン信号PU/PDの別を指 する信号のアンドゲート142による論理積に って制御される。
 このことにより、入出力バッファ回路145に する入力は、抵抗R1,R2によりプルアップあ いはプルダウンされるため、確定レベルの 号が入力されるようになる。
 したがって、ASIC部13BはRFIC部12から不定レベ ルの信号が入力されることによる誤動作を回 避することができる。

 図4Aおよび図4Bは、図3Aに代わる回路構成例 示す図である。
 プルアップ等により何もしていない状態で 力状態がハイレベルになるものがあるが、 の場合、フローティング状態、もしくはロ レベルに設定する又は、入力へ切り替える とでRFIC部12に与えるダメージを回避するこ ができる。

 例えば、図4Aに示す回路構成に示すように ASIC部13Cは、RFIC部12の出力信号のレベルをRFIC 部12の電源OFFに連動し、電源ON/OFF制御信号ENLD Oがローレベルの場合は、出力OUTがローレベ になるように設定してもよい。
 図4Aの例では、入出力バッファ回路140Cに、 ンドゲートAD1が配置されている。

 また、図4Bに示す回路構成によれば、ASIC部1 3Dは、RFIC部12の電源OFFに連動し、入出力バッ ァ回路145の出力を入力に切替えている。
 通常は出力であるが、電源ON/OFF制御信号ENLD Oがローレベルの時は、この電源ON/OFF制御信 ENLDOに連動して入力信号に切り替わるように 制御される。
 この場合、入出力バッファ回路145の出力バ ファ146は、TPUブロック135により生成されるW AKE-UP信号SWUPとCPU15により供給される電源ON/OFF 制御信号ENLDOの有効/無効信号ENLDO EN/DISとに り制御される。
 すなわち、RFIC部12がアクティブローであっ 場合、RFIC部12のダメージを回避するために 力と出力とを切り替えることが可能である

 以上説明のように、ASIC部13側でRFIC部12の電 供給をOFFしたとき、ASIC部13側では常に電力 供給されているため、RFIC部12は回路部品の 化、破壊等のダメージを受け、あるいは、A SIC部13側で不定な状態が入力されることが想 されるが、本発明の実施形態に係る信号処 装置によればこれらを回避することができ 。
 すなわち、本実施形態の信号処理装置によ ば、RFIC部12の出力信号に関してはフローテ ング状態に設定することでRFIC部12にダメー を与えることなく、かつ、余分な電流が流 ることなく、更に、RFIC部12の入力信号に関 てはRFIC部12側の信号レベルの変動に依存し いためASIC部13側の不定信号入力による誤動 を回避できる。

 図5は、図2に示したRFIC部12とASIC部13の外 接続構成図のうち、SPI制御部16周辺の回路構 成を示す図である。

 図5に示されるように、ASIC部13は、SPI制御 部16に関連して、レジスタ群161、セレクタ162 マルチプレクサ163、パラレル/シリアル変換 部164、シリアル/パラレル変換部165を有する

 レジスタ群161は、制御用データを保持する 数(図5では4)のレジスタREG0~REG3を有している 。
 これらのレジスタREG0~REG3は、SPI制御部16か 供給されるクロック信号CLKに同期して、セ クタ162で選択された制御用データの保持動 を行う。

 セレクタ162は、SPI制御部16によるデータDT、 およびシリアル/パラレル変換部165を通したRF IC部12の制御レジスタ34の値のいずれかをセレ クト信号SLに応じて選択し、対応するレジス REG0~REG3に出力する。
 セレクタ162は、レジスタ群161のレジスタ数 対応して入力AとBを対とする複数(ここでは4 組)の入力部を有する。
 セレクタ162の各入力AにはSPI制御部16のデー DTが供給され、各入力Bにはシリアル/パラレ ル変換部165でパラレル信号に変換されたRFIC 12の制御レジスタ34の値が供給される。

 マルチプレクサ163は、たとえばCPU15の制 の下、レジスタREG0~REG3の保持データを選択 、選択したデータをパラレル/シリアル変換 164に出出力する。

 パラレル/シリアル変換部164は、マルチプ レクサ163によるレジスタREG0~REG3の保持データ をシリアル信号に変換し、シリアル出力信号 SOとしてRFIC部12の制御レジスタ34に出力する

 シリアル/パラレル変換部165は、RFIC部12の 制御レジスタ34から転送されたシリアル入力 号SIをパラレル信号に変換し、変換したデ タをセレクタ162の複数の入力B側に供給する

 このような構成において、RFIC部12への電力 給を停止したために制御レジスタ34に保存 れていた制御用データが消滅した場合にお て、間欠受信における受信時に、RFIC部12へ 電力供給が開始される。
 RFIC部12への電力供給が開始されると、ASIC部 13において、TPUブロック135により生成されたW AKE-UP信号SWUP、またはCPU15により生成されるWAK E-UPコマンドCWUPによりASIC部13内部のレジスタR EG0~REG3に保存されていた制御用データがマル プレクサ163で選択される。
 そして、選択された制御データはパラレル/ シリアル変換部164でシリアル出力信号SOとし RFIC部12に転送され、転送された制御データ 制御レジスタ34に保存される。
 このようにして、一括転送が実行される。
 なお、RFIC部12とASIC部13間の通信には、チッ セレクト信号CSやクロック信号SCLKが用いら る。

 図5は、電源OFF前に、RFIC部12にある制御レジ スタ34が、チップセレクト信号CSおよびクロ ク信号SCLKを用いて、シリアルデータ入力信 SIをASIC部13へ格納する例を示している。
 そして図5は、RFIC部12より転送されたデータ はシリアル/パラレル変換部165でパラレルデ タに変換され、SPI制御部16あるいはCPU15によ 制御されるセレクタ162で、転送状態が、RFIC 部12の入力選択に選ばれた場合にレジスタREG0 ~REG3へ格納する場合を例として示している。

 なお、RFIC部12へ電力供給が開始されるとレ スタREG0~REG3に保存されていた制御用データ 一括転送が実行される。
 ただし、この転送には1m秒も要しないため この転送時間が他の処理に及ぼす影響は無 。
 例えば、24Mのクロックを使用したCPU15で、1 ットあたり41.6n秒転送に要するとした場合 ASIC部13が内蔵する8ビット構成の4個のレジス タREG0~REG3で、41.6n秒×8×4=1.33μ秒であり、CPU15 処理時間が2μ秒とすれば、合計で3.33μ秒要 る。

 以下、間欠受信時の携帯電話1の動作例につ いて説明する。
 図6Aおよび図6Bは、携帯電話1と基地局2を含 無線通信システム100の概念図である。

 図6Aに示すように、携帯電話1と基地局2とは 、無線通信を行う。
 図6Aに示す無線通信システム100は、例えばiB urst(登録商標)システムであり、図6Bに示すよ な順序で無線通信を行う。

 図6Bは、携帯電話1と基地局2との通信時の シーケンスの一例を示した図である。

 図6Bに示すように、まず基地局2から無線通 を行うための周波数(F)およびタイミング(T) 報(FT情報)が携帯電話1に対して送信される(S T1)。
 FT情報を取得した携帯電話1は、基地局2との 同期確立を行う(ST3)。
 同期を確立した後、基地局2が送出するPCH( ージングチャネル:報知情報)を携帯電話1が 信して、通信を行う。例えば電波が最も強 基地局2を選択し、通信を行う(ST3,ST4)。
 報知情報PCHは、基地局2から所定の周期、例 えば、2.56秒ごとや5.12秒ごとなどの周期で送 される。
 携帯電話1は、報知情報PCHを待ち受け、報知 情報PCHが送出されたときのみ受信処理を行う 。具体的には、RFIC部12の電源をONする。
 これを、本実施形態では間欠受信と称して る。

 図7A~図7Cは、携帯電話1の間欠受信時の動作 について説明するためのシーケンス図であ 。
 図7Aは受信位置RXPを、図7Bは電源ON/OFF制御信 号ENLDOを、図7CはASIC部13の動作モードMODをそ ぞれ示している。
 なお、ASIC部13の動作モードMODには、通常モ ドMOD1と省電力モードMOD2が含まれる。

 上述したように、CPU15は、待ち受け時にお て報知情報信号を受信しない時(間欠受信に ける停止時)には、RFIC部12への電力供給を停 止させ、待ち受け時において報知情報を受信 する時(間欠受信における受信時)には、RFIC部 12への電力供給を行うように制御する。
 すなわち、CPU15は、基地局2から報知情報が 出されるタイミングの情報を、あらかじめ 地局2と通信を行うことにより入手しておく 。
 すなわち、図7におけるFT8B、具体的には周 数、タイミング情報を含む通信、携帯電話1 基地局2との同期確立のための通信の部位に おいて、基地局2と通信を行い、報知情報PCH どのタイミングで送出されるかを示す情報 取得する。
 報知情報PCHが送出されるタイミングは基地 2側であらかじめ決まっている。図7Aに示す 信位置RXPのPCHで示す位置が、報知情報PCHが 出されるタイミングである。
 CPU15はそのタイミングに合わせてRFIC部12を 機状態から復帰させるように、タイマ等に り復帰時間の管理を行う。
 なお、携帯電話1と基地局2との同期確立の めの通信(FT8B)から所定回数の報知情報送信 含む一連の通信は、所定の周期で繰り返さ るように設定されている。図7では、例えば 例としてこの周期が10秒である場合を示し いる。

 すなわち、図7A~図7Cに示すように、CPU15は 、報知情報PCHの受信予定位置に合わせて、電 源ON/OFF制御信号ENLDOをあらかじめ送信し、RFIC 部12の電源の制御を行う。これにより、携帯 話1における間欠受信が実現される。

 加えて、CPU15を含むASIC部13は、いくつかの 作モードを有してもよい。前述したように ASIC部13は、通常モードMOD1、省電力モードMOD2 を有するが、さらに例えば、省電力モードMOD 2として、クロック完全停止モードMOD21、クロ ック32K動作モードMOD22、部分的クロック停止 ーMOD23ド等を含むことも可能である。
 すなわち、あらかじめ基地局2から報知情報 を受信するタイミングを取得しているために 、ASIC部13もそのタイミングに合わせて動作す るようにするためのモードである。

 クロック完全停止モードMOD21は、例えば、AS IC部13の動作をタイマによる割り込みがある で完全に停止するモードである。
 クロック32KモードMOD22は、ASIC部13がタイマ よる割り込みがあるまで、32KHzの低周波数で 動作させるモードである。
 部分的クロック停止モードMOD23は、ASIC部13 各構成を、高速クロックを供給して動作さ るブロックと、クロック停止させるブロッ とに分けて動作させるモードである。この ードも、タイマによる割り込みがあるまで けられるようになっている。
 上述した3つのモードMOD21~MOD23からは、ASIC部 13はCPU15のタイマによる割り込み信号に応じ 、通常モードへと復帰する。
 通常モードMOD1は、上述したような動作を行 う通常動作用のモードである。

 すなわち、CPU15は、図7A~図7Cに示すように、 あらかじめ取得した基地局2からの報知情報PC Hの送出タイミングに合わせて、ASIC部13の動 モードを適宜変更し、報知情報の送出タイ ングが近づいたことをタイマからの割り込 信号によって察知すると通常動作モードへ 復帰する。
 CPU15が変更するASIC部13の通常モード以外の ードは、動作を完全に停止、あるいは部分 に停止、あるいは低周波数で動作というよ に省電力での動作を行うことができるモー である。
 すなわち、ASIC部13が間欠動作しており、電 ON/OFF制御信号ENLDOがASIC部13に連動して送信 れるため、RFIC部12も基地局2からの報知情報 送出タイミングに合わせて間欠動作するこ になる。
 これにより、携帯電話1における待ち受け時 の省電力化が図られている。すなわち、上記 説明した3つのモードは、ASIC部13の省電力モ ドということができる。

 なお、CPU15は、ASIC部13とともに、上述した 電力モードMOD2における動作をしてもよいが CPU15のみは常に通常動作をするようにして よい。
 また、CPU15によりASIC部13の省電力モードMOD2 ら通常モードへの復帰は、報知情報の送出 イミングよりも少し早め(例えば5ms前等)で ることが望ましい。
 これは、CPU15によりすべての動作の制御を わせるためであり、ASIC部13が報知情報の送 タイミングよりも少し早めに復帰されるこ により、その後のRFIC部12の復帰もスムーズ 行われるからである。

 以上説明したように、本発明の実施形態に る信号処理装置は、例えば、図3において、 第1の集積回路(ASIC部13)と、第1の集積回路(ASIC 部13)により生成される電源制御信号(ENLDO)に って電源のON/OFFが行われる第2の集積回路(RFI C部12)と、第1と第2の集積回路(ASIC部13とRFIC部1 2)の間に設けられる入出力バッファ回路140と を有する。
 そして、信号処理装置は、第1の集積回路(AS IC部13)が、入出力バッファ回路140を電源制御 号(ENLDO)と連動して制御するように構成され ている。
 このように、入出力バッファ回路140とその 辺ロジックからなる少量のハードウェアを 加することにより、例えば、RFIC部12の構成 品に、劣化、破壊等のダメージを与えるこ なく、また、システム管理を行うために電 がONしているASIC部13もRFIC部12から不定デー を取り込むがことが無くなるため誤動作を 避できる。

 また、CPU15によりソフトウェア的に、ある はTPUブロック135によりハードウェア的に生 される電源制御信号を取得して以降、上記 た少量のハードウェアで制御を行うため、 フトウェア(CPU15)に負担をかけることなく、 電流対策として省電力化にも貢献すること できる。
 なお、上記した本発明の実施形態に係る信 処理装置によれば、電力供給が停止される にRFICを例示したが、RFICに限らず、データ 内部に保持するメモリ内蔵のICであれば代替 可能である。

 また、本実施形態の携帯電話1は、基地局2 無線通信を行うが、同期確立後の通信待ち け状態における報知情報(PCH:ページングチャ ネル)が基地局から送出されるタイミングを らかじめ基地局2から情報として入手してお 、このタイミングに合わせて、CPU15がタイ 機能によりASIC部13の動作モードを変更させ 。
 具体的には、報知情報待ち受け状態におい は、CPU15は、クロック完全停止モード、ク ック32Kモード、部分的クロック停止モード ど、ASIC部13の動作を停止あるいは制限する とにより省電力化を図るモードにしておく そして、CPU15は、タイマによる割り込みに応 じてASIC部13の動作を上述した省電力モードか ら通常の動作を行う通常モードへと復帰させ る。
 復帰したASIC部13により、RFIC部12の電源制御 号ENLDOによる電源ON制御を行う。
 したがって、本実施携帯の携帯電話1におい ては、基地局2からの報知情報待ち受け時に いて、基地局2からの報知情報送出タイミン に合わせてASIC部13の省電力モードからの復 、およびRFIC部12の電源ON制御を行うため、 ち受け時における強力な省電力化を図るこ ができる。

 また、本発明の実施形態に係る携帯通信端 装置は、例えば、図1~図5において、制御レ スタ34を内蔵する高周波回路部(RFIC部12)と、 高周波回路部(RFIC部12)とは入出力バッファ回 (図3の140)を介して接続されている。
 携帯通信端末装置は、待受け状態において 知情報を受信しない受信停止時に高周波部( RFIC部12)への電源供給を停止し、報知情報の 信時に高周波回路部へ電力供給を行うよう 制御する、内部にシリアルパラレルインタ ェース(図5のレジスタREG0~REG3)を有する制御 路部(ASIC部13)と、を有する。
 制御回路部(ASIC部13)は、入出力バッファ回 (図3で符号140で示される)を電力供給の停止 連動して制御し、高周波回路部(RFIC部12)への 電力供給を停止したときに、高周波回路部(RF IC部12)の制御レジスタ34からレジスタ値を取 込んでシリアルパラレルインタフェース(図5 のレジスタREG0~REG3)に保持する。
  制御回路部(ASIC部13)は、高周波回路部(RFIC 12)への電力供給を再開したときに、シリア パラレルインタフェース(図5のレジスタREG0~ REG3に保持したレジスタ値を高周波回路部(RFIC 部12)の制御レジスタ34に転送するように構成 たものである。

 本発明の実施形態に係る携帯通信端末装 によれば、例えば、RFIC等、制御用データを 内部に保持する機能を有し、待受け時の間欠 受信停止時に電力供給が停止されるタイプの 集積回路の動作を安定させるとともに、携帯 通信端末装置の信頼性向上に寄与し、一層の 省電力化をはかることができる。

 なお、実装上の制約について説明を補足す と、ICを統合化により集積化する傾向があ のに反し、上記した第1の集積回路(ASIC部13) 第2の集積回路(RFIC部12)とを電気的に一体化 ることは困難である。
 すなわち、半導体製造プロセスの観点から 1個の半導体ウエーハ上に上記した機能回路 を形成した場合、電源の供給を別個に制御す ることが困難になる。つまり、いずれか一方 に電力が供給されると、半導体ウエーハ上を 伝播して他方の集積回路へも電源をONしたこ による影響が及ぶためである。
 なお、1個のパッケージに、第1の集積回路 第2の集積回路を実装し、みかけ上1個の集積 回路とすることは可能であるが、この集積回 路の内部では第1の集積回路と第2の集積回路 を別個に製造し、適切に配置する必要があ 。