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Title:
SMOKERS' ARTICLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/093738
Kind Code:
A1
Abstract:
A smokers' article that not only realizes heating of a filtering material capable of removing particulate phase components from tobacco smoke with high precision to a target temperature but also ensures smokers' safety. The smokers' article comprises holders (1,2) with a through-hole as a smoke flow channel adapted to detachably hold filtering material (20) in a midstream portion of the smoke flow channel; heater (4) fitted to the holder so as to lie upstream of the filtering material (20); heat insulator (3) fitted to the holder so as to lie upstream of the heater (4); and metal sheet (5) mounted so as to cover the faces of the heater (4) opposite to the filtering material and opposite to the smoke flow channel.

Inventors:
INAGAKI MICHIHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/051419
Publication Date:
August 07, 2008
Filing Date:
January 30, 2008
Export Citation:
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Assignee:
JAPAN TOBACCO INC (JP)
INAGAKI MICHIHIRO (JP)
International Classes:
A24F13/06; A24D3/17; A24F40/46; A24F40/485; A24F40/20
Domestic Patent References:
WO2004021810A12004-03-18
WO2004021810A12004-03-18
Foreign References:
JPS587275B21983-02-09
Other References:
See also references of EP 2119375A4
Attorney, Agent or Firm:
SUZUYE, Takehiko et al. (1-12-9 Toranomon,Minato-k, Tokyo 01, JP)
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Claims:
 煙流路をなす貫通孔を有し、煙流路の途中にろ過材を着脱可能に保持するホルダーと、
 前記ろ過材より上流側に位置するように前記ホルダーに取り付けられたヒーターと、
 前記ヒーターより上流側に位置するように前記ホルダーに取り付けられた断熱材と、
 前記ヒーターのろ過材対向面および煙流路対向面を覆うように設けられた金属板と
を具備したことを特徴とする喫煙用具。
 前記ヒーターによる加熱温度が100~200℃であることを特徴とする請求項1に記載の喫煙用具。
 前記ヒーターの温度をモニタリングする温度センサーを有することを特徴とする請求項1に記載の喫煙用具。
 前記ヒーターに電力を供給する電池を備えたことを特徴とする請求項1に記載の喫煙用具。
 前記金属板はOリングを介して前記ホルダーに取り付けられ、前記ヒーターのろ過材対向面および煙流路対向面を覆うように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の喫煙用具。
 前記ホルダーは、エンジニアリングプラスチックで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の喫煙用具。
 前記ホルダーの前記ろ過材より上流側の煙流路に、着脱可能に挿入される触媒充填層を備えたことを特徴とする請求項1に記載の喫煙用具。
Description:
喫煙用具

 本発明は喫煙用のろ過材を加熱するため 喫煙用具に関する。

 加熱手段を有する喫煙用具は、従来から 数知られているが、これらはシガレットを 所的に加熱してたばこ様のエアロゾルを生 するものがほとんどである。

 一方、ろ過材を有する喫煙用フィルター おいて、前記ろ過材または前記ろ過材周辺 加熱する手段を備える喫煙用フィルターが られている(特許文献1)。この喫煙用フィル ーでは、ろ過材を加熱手段で加熱すること よって、常温ではろ過材にトラップされる 子相成分の一部を揮発させるようにし、有 成分を取り除くとともにたばこの香喫味に する影響を少なくしている。

 このような喫煙用フィルターでは、ろ過材 目標温度に精度よく加熱するとともに、喫 者に対する安全性を確保することが求めら る。ここで、エアロゾル生成型の喫煙用具 制御温度が高いため、その加熱手段をろ過 加熱型の喫煙用具の加熱手段に転用するこ は極めて困難である。

国際公開第2004/021810号

 本発明の目的は、たばこ煙中の粒子相成 を除去するろ過材を目標温度に精度よく加 するとともに、喫煙者に対する安全性を確 した喫煙用具を提供することにある。

 本発明の一態様に係る喫煙用具は、煙流 をなす貫通孔を有し、煙流路の途中にろ過 を着脱可能に保持するホルダーと、前記ろ 材より上流側に位置するように前記ホルダ に取り付けられたヒーターと、前記ヒータ より上流側に位置するように前記ホルダー 取り付けられた断熱材と、前記ヒーターの 過材対向面を覆うように設けられた金属板 を具備したことを特徴とする。

 本発明の喫煙用具において、前記ヒータ による加熱温度は100~200℃であることが望ま しい。本発明の喫煙用具は、前記ヒーターに よる加熱温度をモニタリングするセンサーを 有していてもよい。本発明の喫煙用具は、前 記ヒーターに電力を供給する電池を備えてい てもよい。前記金属板はOリングを介して前 ホルダーに取り付けられ、前記ヒーターの 過材対向面および煙流路対向面を覆うよう 設けられていることが好ましい。前記ホル ーは、エンジニアリングプラスチックで形 されていることが望ましい。本発明の喫煙 具は、前記ホルダーの前記ろ過材より上流 の煙流路に、着脱可能に挿入される触媒充 層を備えていてもよい。

 本発明によれば、たばこ煙中の粒子相成 を除去するろ過材を目標温度に精度よく加 するとともに、喫煙者に対する安全性を確 した喫煙用具を提供することができる。

図1は本発明の一実施形態に係る喫煙用 具を示す断面図である。 図2は図1の喫煙用具に電池ボックスを り付けた状態を示す断面図である。 図3は本発明の一実施形態に係る喫煙用 具を用いてシガレットを喫煙するときの状態 を示す断面図である。

 以下、図面を参照して本発明をより詳細に 明する。 
 図1は、本発明の一実施形態に係る喫煙用具 を示す断面図である。この喫煙用具は、おね じを有するオスのホルダー1と、めねじを有 るメスのホルダー2とを有し、これらはねじ めされる。ホルダー1およびホルダー2を貫 して煙流路が形成されている。ホルダー1、2 は、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)やポリ テトラフルオロエチレン(PTFE)などのエンジニ アリングプラスチックで形成することが好ま しい。これらのエンジニアリングプラスチッ クは耐熱性が高く、加工性に優れ、サニタリ ー性にも優れている。後述するように、ホル ダー1の上流側(図中左側)の煙流路開口1aには ガレットが挿入され、ホルダー2の下流側( 中右側)の煙流路開口2aにはマウスピースが 入される。シガレットやマウスピースを簡 にかつリークなく取り付けることができる うに、煙流路開口1aおよび煙流路開口2aはテ パー構造となっている。また、ホルダー1と ホルダー2との間の煙流路の途中に、ろ過材20 が着脱可能に保持される。ろ過材20としては たとえばHEPAフィルター(high efficiency particul ate air filter)が用いられる。上記のように、 ルダー1とホルダー2をねじ止めする構造に っているので、ろ過材20の交換や喫煙用具内 部の清掃を容易に行うことができる。

 ホルダー1の後部には、断熱材3およびヒ ター4が取り付けられている。ヒーター4はろ 過材20に対向するようにろ過材20より上流側 位置し、一部が煙流路に面している。断熱 3は、煙流路対向面においてヒーター4より上 流側に位置し、ろ過材対向面においてヒータ ー4の外周に位置し、ヒーター4を包囲してい 。なお、ホルダー2にも断熱材を設けてもよ い。断熱材3としては、無機質ファイバーで 強したセラミック粉末からなる0.1μm以下の 閉鎖セルを有する構造物やケイ酸カルシウ などの極めて熱伝導率が小さいものを用い ことができる。ホルダー1の後部の煙流路対 面およびろ過材対向面には、断熱材3および ヒーター4を覆うように、金属板からなるヒ ターカバー5がOリング6、7を介して設けられ いる。ホルダー1およびホルダー2もOリング8 を介してねじ止めされている。Oリングはフ 素樹脂などの耐熱性樹脂からなるものを用 ることが好ましい。

 ホルダー1の内部にはヒーター通電用導線 9が配線されている。また、ヒーター4にはそ 温度をモニタリングする温度センサー(たと えば熱電対やサーミスタ)が接続されており ホルダー1の内部には温度センサー用導線10 配線されている。

 図2は、図1の喫煙用具と電池ボックスと 接続した状態を示す断面図である。図2に示 ように、図1の喫煙用具の下部に電池ボック ス11が取り付けられている。電池ボックス11 には、回路基板12および電池13が設けられて る。ヒーター通電用導線9および温度センサ ー用導線10は回路基板12に接続され、さらに 路基板12は電池13に接続されている。

 図3は、図2の電池ボックスつき喫煙用具を いてシガレットを喫煙するときの状態を示 断面図である。図1を参照して説明したよう 、ホルダー1とホルダー2との間にろ過材20を 着脱可能に保持する。ホルダー1の煙流路内 に触媒充填層21を挿入する。触媒充填層21に 、たばこ煙中の一酸化炭素を選択的に除去 きる酸化触媒、たとえばMnO 2 -CuO、CuO/ZnO、CuO/ZnO 2 、ZrO 2 /CeO 2 などが充填される。ホルダー2の煙流路開口2a にマウスピース22を装着する。この状態で、 ルダー1の煙流路開口1aに、たばこロッド23 吸着剤を分散させたシガレットフィルター24 を接続したシガレット25を挿入する。

 ヒーター4は、電池13から回路基板12に設 られた制御回路、安全回路を介して電力が 給されて100~200℃に加熱される。ヒーター4の 温度は温度センサーによってモニタリングさ れ、回路基板12の制御回路によって目標温度 制御される。制御回路はPID制御などの手法 制御を行う。

 なお、差圧センサーを設けて喫煙を感知 、喫煙時にのみ電池13から電力を供給して ーター4を目標温度に到達させるようにして よい。この場合、非喫煙時には電池13から 電力供給を停止してヒーター4の温度を目標 度よりも低くしてもよいので、消費電力を 減することができる。

 このとき、ヒーター4からの熱は金属板か らなるヒーターカバー5を介してろ過材20に伝 わるので、ろ過材20を均一に加熱することが きる。ヒーター4の周囲は断熱材3によって まれているので、ヒーター4の熱がホルダー 伝わるのを防止し、その表面温度を低く保 ことができ、喫煙者のやけどなどを防止で る。また、断熱材3を設けることにより、電 池13の消費電力を低減することもできる。

 さらに、ヒーター4のろ過材対向面および 煙流路対向面は、Oリング6、7でシールされた 状態で金属板からなるヒーターカバー5によ て覆われているので、たばこ煙がヒーター4 付着するのを防止するとともに、断熱材3の 飛沫がたばこ煙中へ飛散するのを防ぐことが できる。

 以上のように、本発明の喫煙用具は、た こ煙中の粒子相成分を除去するろ過材を目 温度に精度よく加熱するとともに、喫煙者 対する安全性を確保することができる。




 
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