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Title:
STORAGE POWER SUPPLY SYSTEM, STORAGE DEVICE, AND THEIR CONTROL
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/090840
Kind Code:
A1
Abstract:
Power is supplied to a first and a second storage device connected to a network at least from an uninterruptible power source. When the first storage has received a signal of a state indicating supply of backup power generated in a power state signal generation circuit of the uninterruptible power source, the first storage performs a process corresponding to the state when the backup power is supplied to itself. When the second storage device has received the signal of the state indicating supply of the backup power to the first storage device from the power state signal generation circuit, the second storage performs a process corresponding to the state when the backup power is supplied to itself.

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Inventors:
SAITO SHINSUKE (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/050698
Publication Date:
July 31, 2008
Filing Date:
January 21, 2008
Export Citation:
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Assignee:
BUFFALO INC (JP)
SAITO SHINSUKE (JP)
International Classes:
H02J9/00; G06F1/26; G06F1/28
Foreign References:
JP2005078174A2005-03-24
JP2004070393A2004-03-04
JP2003036125A2003-02-07
Attorney, Agent or Firm:
YOKOI, Toshiyuki (27 Kurumada-cho1-chome, Showa-k, Nagoya-shi Aichi 01, JP)
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Claims:
 ネットワークに少なくとも第一および第二のストレージ装置が接続され、該第一および第二のストレージ装置に少なくとも無停電電源装置からの電源が供給されるストレージ電源供給システムであって、
 前記無停電電源装置は、商用電源の停電時にバックアップ電力を供給するバックアップ回路と、供給している電源の状態を表す信号を生成する電源状態信号生成回路とを備え、
 前記第一のストレージ装置は、前記電源状態信号生成回路に接続され、該電源状態信号生成回路で生成されるバックアップ電力の供給を表す状態の信号を入力したとき、自らに対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を行い、
 前記第二のストレージ装置は、前記電源状態信号生成回路から前記第一のストレージ装置へバックアップ電力の供給を表す状態の信号が入力されたことに応じて、自らに対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を行うことを特徴とするストレージ電源供給システム。
 前記第一のストレージ装置は、前記電源状態信号生成回路で生成されるバックアップ電力の供給を表す状態の信号を入力したとき、バックアップ電力の被供給に対応した情報を生成するとともに自らに対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を行い、
 前記第二のストレージ装置は、前記第一のストレージ装置でバックアップ電力の被供給に対応した情報が生成されたとき、自らに対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のストレージ電源供給システム。
 前記第一のストレージ装置は、前記電源状態信号生成回路に信号ケーブルで接続され、該信号ケーブルを介して前記電源状態信号生成回路からバックアップ電力の供給を表す状態の信号を入力したとき、前記第二のストレージ装置に対するシャットダウンの指示を前記ネットワークに出力するとともに自らに対してシャットダウンの処理を行い、
 前記第二のストレージ装置は、前記ネットワークからシャットダウンの指示を入力したとき、自らに対してシャットダウンの処理を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のストレージ電源供給システム。
 前記第一のストレージ装置は、前記電源状態信号生成回路で生成されるバックアップ電力の供給を表す状態の信号を入力したとき、前記第二のストレージ装置の存在を問い合わせる情報を前記ネットワークに出力し、
 前記第二のストレージ装置は、前記ネットワークから第二のストレージ装置の存在を問い合わせる情報を入力したとき、自らの存在を表す情報を前記ネットワークに出力し、
 前記第一のストレージ装置は、前記ネットワークから第二のストレージ装置の存在を表す情報を入力したとき、バックアップ電力の被供給に対応した情報を前記ネットワークに出力するとともに自らに対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を行い、
 前記第二のストレージ装置は、前記ネットワークからバックアップ電力の被供給に対応した情報を入力したとき、自らに対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を行うことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか一項に記載のストレージ電源供給システム。
 前記第一のストレージ装置は、前記電源状態信号生成回路で生成されるバックアップ電力の供給を表す状態の信号を入力したとき、前記第二のストレージ装置に対してバックアップ電力の被供給に対応した情報を出力し、
 前記第二のストレージ装置は、前記第一のストレージ装置からバックアップ電力の被供給に対応した情報を入力したとき、バックアップ電力が供給されている状態に対応した処理の開始が表された処理開始情報を前記第一のストレージ装置に出力するとともに自らに対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を行い、
 前記第一のストレージ装置は、前記第二のストレージ装置に対してバックアップ電力の被供給に対応した情報を出力してから所定期間内に該第二のストレージ装置から前記処理開始情報を入力したときには自らに対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を行う一方、前記所定期間内に前記第二のストレージ装置から前記処理開始情報が入力されないときに再び該第二のストレージ装置に対してバックアップ電力の被供給に対応した情報を出力する処理を所定の上限回数内で行い、該処理を前記上限回数行った後に前記所定期間内に前記第二のストレージ装置から前記処理開始情報が入力されないときには自らに対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を行うことを特徴とする請求項1~請求項4のいずれか一項に記載のストレージ電源供給システム。
 前記無停電電源装置は、自らの動作を制御するための信号を入力可能な制御信号入力回路を備え、バックアップ電力の供給を停止させる信号を前記制御信号入力回路に入力したときにバックアップ電力の供給を停止させる装置とされ、
 前記第一のストレージ装置は、前記制御信号入力回路に接続され、該制御信号入力回路にバックアップ電力の供給を停止させる信号を出力することにより、自らに対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を行った後に前記無停電電源装置に対してバックアップ電力の供給を停止させることを特徴とする請求項1~請求項5のいずれか一項に記載のストレージ電源供給システム。
 前記無停電電源装置は、自らの動作を制御するための信号を入力可能な制御信号入力回路を備え、バックアップ電力の供給を停止させる信号を前記制御信号入力回路に入力したときにバックアップ電力の供給を停止させる装置とされ、
 前記第一のストレージ装置は、前記制御信号入力回路に接続され、前記第二のストレージ装置に対してバックアップ電力の被供給に対応した情報を出力してから前記所定期間内に該第二のストレージ装置から前記処理開始情報を入力したときには前記制御信号入力回路にバックアップ電力の供給を停止させる信号を出力することにより自らに対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を行った後に前記無停電電源装置に対してバックアップ電力の供給を停止させる一方、前記所定期間内に前記第二のストレージ装置から前記処理開始情報が入力されないときに再び該第二のストレージ装置に対してバックアップ電力の被供給に対応した情報を出力する処理を前記上限回数行った後に前記所定期間内に前記第二のストレージ装置から前記処理開始情報が入力されないときには前記制御信号入力回路にバックアップ電力の供給を停止させる信号を出力せずに自らに対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を行うことを特徴とする請求項5に記載のストレージ電源供給システム。
 スレーブストレージ装置を接続したネットワークに接続され、供給している電源の状態を表す信号を生成する電源状態信号生成回路を有する無停電電源装置からの電源が供給されるストレージ装置であって、
 前記電源状態信号生成回路で生成される信号がバックアップ電力の供給を表す状態であるとき、前記スレーブストレージ装置に対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を実行させるとともに自らに対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を行うことを特徴とするストレージ装置。
 供給している電源の状態を表す信号を生成する電源状態信号生成回路を有する無停電電源装置からの電源が供給されるマスターストレージ装置を接続したネットワークに接続されるストレージ装置であって、
 前記電源状態信号生成回路から前記第一のストレージ装置へバックアップ電力の供給を表す状態の信号が入力されたことに応じて、自らに対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を行うことを特徴とするストレージ装置。
 スレーブストレージ装置を接続したネットワークに接続され、供給している電源の状態を表す信号を生成する電源状態信号生成回路を有する無停電電源装置からの電源が供給されるストレージ装置の制御方法であって、
 前記電源状態信号生成回路で生成される信号がバックアップ電力の供給を表す状態であるとき、前記スレーブストレージ装置に対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を実行させるとともに自らに対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を行うことを特徴とするストレージ装置の制御方法。
 供給している電源の状態を表す信号を生成する電源状態信号生成回路を有する無停電電源装置からの電源が供給されるマスターストレージ装置を接続したネットワークに接続されるストレージ装置の制御方法であって、
 前記電源状態信号生成回路から前記第一のストレージ装置へバックアップ電力の供給を表す状態の信号が入力されたことに応じて、自らに対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を行うことを特徴とするストレージ装置の制御方法。
 スレーブストレージ装置を接続したネットワークに接続され、供給している電源の状態を表す信号を生成する電源状態信号生成回路を有する無停電電源装置からの電源が供給されるストレージ装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
 前記電源状態信号生成回路で生成される信号がバックアップ電力の供給を表す状態であるとき、前記スレーブストレージ装置に対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を実行させるとともに自らに対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を行う機能をコンピュータに実現させることを特徴とするストレージ装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
 供給している電源の状態を表す信号を生成する電源状態信号生成回路を有する無停電電源装置からの電源が供給されるマスターストレージ装置を接続したネットワークに接続されるストレージ装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
 前記電源状態信号生成回路から前記第一のストレージ装置へバックアップ電力の供給を表す状態の信号が入力されたことに応じて、自らに対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を行う機能をコンピュータに実現させることを特徴とするストレージ装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
 ネットワークに少なくとも第一および第二のストレージ装置が接続され、該第一および第二のストレージ装置に少なくとも無停電電源装置からの電源が供給されるストレージ電源供給システムであって、
 前記無停電電源装置は、商用電源の停電時にバックアップ電力を供給するバックアップ回路と、供給している電源の状態を表す信号を生成する電源状態信号生成回路とを備え、
 前記第一のストレージ装置は、前記電源状態信号生成回路で生成される信号がバックアップ電力の供給を表す状態であるとき、バックアップ電力の被供給に対応した情報を生成するとともに自らに対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を行い、
 前記第二のストレージ装置は、前記第一のストレージ装置でバックアップ電力の被供給に対応した情報が生成されたとき、自らに対してバックアップ電力が供給されている状態に対応した処理を行うことを特徴とするストレージ電源供給システム。
 ネットワークに少なくとも第一および第二のストレージ装置が接続され、該第一および第二のストレージ装置に少なくとも無停電電源装置からの電源が供給されるストレージ電源供給システムであって、
 前記無停電電源装置は、商用電源の停電時にバックアップ電力を供給するバックアップ回路と、供給している電源の状態を表す信号を生成する電源状態信号生成回路と、自らの動作を制御するための信号を入力可能な制御信号入力回路とを備え、バックアップ電力の供給を停止させる信号を前記制御信号入力回路に入力したときにバックアップ電力の供給を停止させる装置とされ、
 前記第一のストレージ装置は、前記電源状態信号生成回路および前記制御信号入力回路に同じ信号ケーブルで接続され、該信号ケーブルを介して前記電源状態信号生成回路からバックアップ電力の供給を表す状態の信号を入力したとき、前記第二のストレージ装置の存在を問い合わせる情報を前記ネットワークに出力し、
 前記第二のストレージ装置は、前記ネットワークから第二のストレージ装置の存在を問い合わせる情報を入力したとき、自らの存在を表す情報を前記ネットワークに出力し、
 前記第一のストレージ装置は、前記ネットワークから第二のストレージ装置の存在を表す情報を入力したとき、該第二のストレージ装置に対するシャットダウンの指示を前記ネットワークに出力し、
 前記第二のストレージ装置は、前記ネットワークからシャットダウンの指示を入力したとき、シャットダウンの処理の開始が表された処理開始情報を前記ネットワークに出力するとともに自らに対してシャットダウンの処理を行い、
 前記第一のストレージ装置は、前記第二のストレージ装置に対するシャットダウンの指示を前記ネットワークに出力してから所定期間内に該ネットワークから前記処理開始情報を入力したときには前記信号ケーブルを介して前記制御信号入力回路にバックアップ電力の供給を停止させる信号を出力することにより自らに対してシャットダウンの処理を行った後に前記無停電電源装置に対してバックアップ電力の供給を停止させる一方、前記所定期間内に前記ネットワークから前記処理開始情報が入力されないときに再びバックアップ電力の被供給に対応した情報を前記ネットワークに出力する処理を所定の上限回数内で行い、該処理を前記上限回数行った後に前記所定期間内に前記ネットワークから前記処理開始情報が入力されないときには前記信号ケーブルを介して前記制御信号入力回路にバックアップ電力の供給を停止させる信号を出力せずに自らに対してシャットダウンの処理を行うことを特徴とするストレージ電源供給システム。
Description:
ストレージ電源供給システム、 トレージ装置、および、これらの制御

 本発明は、ストレージ装置に無停電電源 置からの電源が供給されるストレージ電源 給システム、該ストレージ電源供給システ を構成するストレージ装置、および、これ の制御に関する。

 ネットワーク接続ストレージ(Network Attach ed Storage、NAS)を保護するため、無停電電源装 置(Uninterrupted Power Supply、UPS)からの電力をNAS に供給することが行われている。商用電源の 停電時に供給されるバックアップ電力の供給 時間には限りがあるため、UPSとNASとをシリア ル信号ケーブルで接続し、停電時に停電を表 す信号をUPSで生成し、この信号に基づいてNAS をシャットダウン(shutdown)して保護するよう している。

 特開2005-253243号公報には、無停電電源装置 それから電源の供給を受ける機器間の通信 複数の同時通信の出来るインターフェイス 使用し、なおかつその通信を無停電電源装 とそれから電源の供給を受ける機器間をつ ぐ電源ケーブルを利用して行うことが記載 れている。

特開2005-253243号公報

 停電を表す信号を送信するための信号ケー ルを接続するためのコネクタは、UPSに一つ 、多くても二つしか設けられていない。こ ため、ネットワークに多くのNASを接続してU PSからの電力をこれらのNASに供給する場合、 電を表す信号を停電時に入力することがで ないNASが生じ、停電時にNASをシャットダウ して保護することができない可能性がある
 特開2005-253243号公報記載の技術では、UPSに 力線ネットワークインターフェイスを設け 必要があるため、UPSの回路が複雑になって まい、汎用のUPSを用いることができない。

 本発明は、上記課題に鑑みてなされたも で、簡素なシステム構成にて、バックアッ 電力が供給されている状態を無停電電源装 から直接知ることができないストレージ装 についても商用電源の停電時にバックアッ 電力が供給されている状態に対応した処理 行うことを可能にさせることを目的とする

 上記目的を達成するため、本発明は、ネッ ワークに少なくとも第一および第二のスト ージ装置が接続され、該第一および第二の トレージ装置に少なくとも無停電電源装置 らの電源が供給されるストレージ電源供給 ステムであって、
 前記無停電電源装置は、商用電源の停電時 バックアップ電力を供給するバックアップ 路と、供給している電源の状態を表す信号 生成する電源状態信号生成回路とを備え、
 前記第一のストレージ装置は、前記電源状 信号生成回路に接続され、該電源状態信号 成回路で生成されるバックアップ電力の供 を表す状態の信号を入力したとき、自らに してバックアップ電力が供給されている状 に対応した処理を行い、
 前記第二のストレージ装置は、前記電源状 信号生成回路から前記第一のストレージ装 へバックアップ電力の供給を表す状態の信 が入力されたことに応じて、自らに対して ックアップ電力が供給されている状態に対 した処理を行うことを特徴とする。

 また、本発明は、供給している電源の状態 表す信号を生成する電源状態信号生成回路 有する無停電電源装置からの電源が供給さ るマスターストレージ装置(第一のストレー ジ装置)を接続したネットワークに接続され ストレージ装置(第二のストレージ装置)であ って、
 前記電源状態信号生成回路から前記第一の トレージ装置へバックアップ電力の供給を す状態の信号が入力されたことに応じて、 らに対してバックアップ電力が供給されて る状態に対応した処理を行うことを特徴と る。

 上記第二のストレージ装置では、上記無停 電源装置の電源状態信号生成回路から上記 一のストレージ装置へバックアップ電力の 給を表す状態の信号が入力されたことに応 て、バックアップ電力が供給されている状 に対応した処理が行われる。
 従って、バックアップ電力が供給されてい 状態を無停電電源装置から直接知ることが きない第二のストレージ装置についても商 電源の停電時にバックアップ電力が供給さ ている状態に対応した処理を行うことがで 、同停電時に第二のストレージ装置が保護 れる。その際、第一および第二のストレー 装置のみをネットワークに接続しておけば これらのストレージ装置が保護されるので 簡素なシステム構成でストレージ装置が保 される。

 さらに、前記第一のストレージ装置は、 記電源状態信号生成回路で生成される信号 バックアップ電力の供給を表す状態である き、バックアップ電力の被供給に対応した 報を生成するとともに自らに対してバック ップ電力が供給されている状態に対応した 理を行い、前記第二のストレージ装置は、 記第一のストレージ装置でバックアップ電 の被供給に対応した情報が生成されたとき 自らに対してバックアップ電力が供給され いる状態に対応した処理を行ってもよい。

 上記第一のストレージ装置では、上記無 電電源装置の電源状態信号生成回路で生成 れる信号がバックアップ電力の供給を表す 態であるとき、バックアップ電力の被供給 対応した情報が生成される。上記第二のス レージ装置では、上記第一のストレージ装 でバックアップ電力の被供給に対応した情 が生成されたとき、バックアップ電力が供 されている状態に対応した処理が行われる 従って、上述したような効果が得られる。

 さらに、本発明は、スレーブストレージ装 (第二のストレージ装置)を接続したネット ークに接続され、供給している電源の状態 表す信号を生成する電源状態信号生成回路 有する無停電電源装置からの電源が供給さ るストレージ装置(第一のストレージ装置)で あって、
 前記電源状態信号生成回路で生成される信 がバックアップ電力の供給を表す状態であ とき、前記スレーブストレージ装置に対し バックアップ電力が供給されている状態に 応した処理を実行させるとともに自らに対 てバックアップ電力が供給されている状態 対応した処理を行うことを特徴とする。

 上記第一のストレージ装置では、上記無 電電源装置の電源状態信号生成回路で生成 れる信号がバックアップ電力の供給を表す 態であるとき、上記第二のストレージ装置 対してバックアップ電力が供給されている 態に対応した処理を実行させる。すると、 記第二のストレージ装置では、上記電源状 信号生成回路で生成される信号がバックア プ電力の供給を表す状態であるとき、バッ アップ電力が供給されている状態に対応し 処理が行われる。従って、上述したような 果が得られる。

 上記ネットワークには、Ethernet(登録商標)等 のLAN(Local Area Network)、等を適用することが きる。
 上記無停電電源装置が供給している電源の 態を表す信号には、バックアップ電力を供 していることを表す信号、バックアップ電 を供給していないことを表す信号、バック ップ電力を供給しているか否かを表す信号 商用電源を供給していることを表す信号、 用電源を供給していないことを表す信号、 用電源を供給しているか否かを表す信号、 ックアップ電力を供給可能な残り時間を表 信号、等が含まれる。また、バックアップ 力の供給を表す状態には、バックアップ電 を供給していることを表す状態、商用電源 供給していないことを表す状態、バックア プ電力が減少していることを表す状態、等 含まれる。
 バックアップ電力が供給されている状態に 応した処理には、例えば、シャットダウン 処理などを適用することができる。

 上記電源状態信号生成回路から上記第一の トレージ装置へバックアップ電力の供給を す状態の信号が入力されたことに応じて処 を行うことには、上記第一のストレージ装 がバックアップ電力の供給を表す状態の信 を入力したときにバックアップ電力の被供 に対応した情報や信号を上記第二のストレ ジ装置に出力して該情報や該信号を入力し 第二のストレージ装置がシャットダウン等 対応処理を行うこと、上記第二のストレー 装置からの問い合わせに応じて上記第一の トレージ装置がバックアップ電力の供給を す状態の信号を入力したときにバックアッ 電力の被供給に対応した情報や信号を生成 て該情報や該信号を読み込んだ第二のスト ージ装置がシャットダウン等の対応処理を うこと、等が含まれる。
 バックアップ電力の被供給に対応した情報( 信号を含む)には、バックアップ電力が供給 れていることを表す情報、バックアップ電 が減少していることを表す情報、等が含ま 、例えば、シャットダウンの指示を表す情 などを適用することができる。

 なお、本発明は、上述したシステムや装 の構成に対応した工程を有する制御方法、 述したシステムや装置の構成に対応した機 をコンピュータに実現させるプログラム、 プログラムを記録したコンピュータ読み取 可能な記録媒体、該プログラムを用いたプ グラムプロダクト、等としても適用可能で る。

 上述した制御方法、制御プログラム、記 媒体、プログラムプロダクト、の発明も、 述した作用、効果を奏する。

 請求項1、請求項14に係る発明によれば、 素なシステム構成にて、バックアップ電力 供給されている状態を無停電電源装置から 接知ることができない第二のストレージ装 についても商用電源の停電時にバックアッ 電力が供給されている状態に対応した処理 行うことが可能になり、商用電源の停電時 第二のストレージ装置を保護することが可 になる。

 請求項2に係る発明では、第二のストレー ジ装置についてバックアップ電力が供給され ている状態に対応した処理を行うことが容易 になる。

 請求項3に係る発明では、バックアップ電 力の供給を表す状態の信号を無停電電源装置 から直接入力することができない第二のスト レージ装置についても商用電源の停電時にシ ャットダウンの処理を行うことができ、同停 電時に第二のストレージ装置を保護すること ができる。

 請求項4に係る発明では、ネットワークに 接続された第二のストレージ装置の存在が確 認された後に第一のストレージ装置でバック アップ電力が供給されている状態に対応した 処理が行われるので、より確実に第二のスト レージ装置を保護することができる。

 請求項5に係る発明では、第二のストレー ジ装置が応答しない場合でも第一のストレー ジ装置でバックアップ電力が供給されている 状態に対応した処理が確実に行われるので、 より確実に第一のストレージ装置を保護する ことができる。

 請求項6に係る発明では、ストレージ装置 を保護しながら無停電電源装置のバックアッ プ電力の供給源を保護することができる。

 請求項7に係る発明では、第二のストレー ジ装置が応答しない場合には無停電電源装置 のバックアップ電力の供給が停止されないの で、より確実に第二のストレージ装置を保護 することができる。

 請求項8、請求項10、請求項12に係る発明 は、簡素なシステム構成で、無停電電源装 からバックアップ電力が供給されている状 を直接知ることができないスレーブストレ ジ装置についてもバックアップ電力が供給 れている状態に対応した処理を行うことが き、商用電源の停電時にスレーブストレー 装置を保護することができる。

 請求項9、請求項11、請求項13に係る発明 は、簡素なシステム構成で、無停電電源装 からバックアップ電力が供給されている状 を直接知ることができなくてもバックアッ 電力が供給されている状態に対応した処理 行うことが可能になり、商用電源の停電時 ストレージ装置を保護することが可能にな 。

 請求項15に係る発明では、バックアップ 力が供給されている状態を無停電電源装置 ら直接入力することができない第二のスト ージ装置についても商用電源の停電時にシ ットダウンの処理を適切に行うことが可能 なり、同停電時に第二のストレージ装置を 切に保護することが可能になる。

ストレージ電源供給システムの構成の を模式的に示すブロック図である。 無停電電源装置の構成の例を模式的に すブロック図である。 電源状態信号生成回路および信号入力 路の例を示す回路図である。 制御信号入力回路および信号出力回路 例を示す回路図である。 ストレージ装置のハードウェア構成の をUPSとともに示すブロック図である。 パーソナルコンピュータのハードウェ 構成の例をUPSとともに示すブロック図であ 。 パーソナルコンピュータが行う設定処 の例を示すフローチャートである。 メイン画面の表示例を示す図である。 ネットワークアドレス設定画面の表示 を示す図である。 UPS連動機能設定画面の表示例を示す図 である。 停止処理の例を示すフローチャートで ある。 UPSが行う処理の例を示すフローチャー トである。 停止処理の例を示すフローチャートで ある。 停止処理の例を示すフローチャートで ある。 停止処理の例を示すフローチャートで ある。 停止処理の例を示すフローチャートで ある。

符号の説明

100…無停電電源装置、140…電源供給回路、150 …バックアップ回路、
160…通信回路、162…電源状態信号生成回路、 164…制御信号入力回路、
166…コネクタ、180…信号ケーブル、
200…マスターストレージ装置(第一のストレ ジ装置)、201…電源コード、
220…通信回路、222…信号入力回路、224…信号 出力回路、
226…コネクタ、230…LAN用通信回路、
300…スレーブストレージ装置(第二のストレ ジ装置)、301…電源コード、
330…LAN用通信回路、
1000…ストレージ電源供給システム、
N1…ネットワーク、

 以下、(1)ストレージ電源供給システムの 成、(2)ストレージ電源供給システムの動作 よび作用、(3)その他の変形例、の順に、本 明の実施形態を説明する。

(1)ストレージ装置を含むストレージ電源供給 システムの構成:
 図1は、本発明の一実施形態に係るストレー ジ電源供給システム1000の構成を示している 本システム1000は、情報を双方向に通信可能 内部ネットワークN1を介してそれぞれ接続 れた、マスターNAS(マスターストレージ装置 第一のストレージ装置)200、スレーブNAS(ス ーブストレージ装置、第二のストレージ装 )300を少なくとも備えるとともに、NAS200,300に 少なくとも電源を供給するUPS(無停電電源装 )100を備えている。内部ネットワークの代表 は、Ethernet(登録商標)等のLANである。内部ネ ットワークは、有線LANのような有線のネット ワークでもよいし、無線LANのような無線のネ ットワークでもよい。むろん、同じUPSからの 電源をNASに供給することができれば、内部ネ ットワークは、WAN(Wide Area Network)、インター ネット(Internet)、等でもよい。本実施形態で 、ネットワークN1がLANであるとして説明する 。
 内部ネットワークには、NAS200,300のみ接続さ れてもよいし、パーソナルコンピュータ(PC)40 0、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲ ム機、等が接続されてもよい。
 本実施形態のスレーブNAS300は2台設けられて いるが、スレーブNASは、1台のみ設けられて よいし、複数設けられてもよい。また、マ ターNASは、1台のみ設けられる以外にも、複 設けられてもよい。UPS100の電源供給対象は NAS200,300のみでもよいし、本実施形態のよう にPC400等が含まれてもよい。

 ネットワークN1は、ルータ(router)902とモデム (modem)904を介してインターネット等の外部ネ トワークN2に接続されている。ルータ902は、 内部ネットワークN1内を流れるデータと外部 ットワークN2内を流れるデータとをプロト ル変換して中継する機器である。ルータ902 、例えば、内部ネットワークN1と物理的に接 続されるLANアダプタ回路、このLANアダプタ回 路とモデムとの間でデータの送受を実現する 回路、データの送受やNAS200,300等にIP(Internet P rotocol)アドレスを付与する処理等を制御する めのCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Mem ory)やRAM(Random Access Memory)やタイマ回路、等 備えている。モデム904は、ルータ902から送 れてくるデジタルデータを電話回線用の信 (光ファイバー通信用の信号を含む)に変換し て該信号を外部ネットワークN2に送信したり 外部ネットワークN2から送られてくる信号 デジタルデータに変換してルータ902に対し 出力したりする、変復調装置である。
 以上により、内部ネットワークに接続され PC400等から外部ネットワークN2を経由したデ ータの送受信を行ったり、外部ネットワーク N2に接続されるPCや携帯電話等から内部ネッ ワークに接続されたNAS等にアクセスしたり ることが可能とされる。

 本実施形態のUPS100は、停電を表す信号を 信する信号線を有する信号ケーブル180を接 するためのコネクタが一つしか設けられて ない。そこで、マスターNAS200とUPS100とを信 ケーブルで接続し、スレーブNAS300とUPS100と 信号ケーブルで接続していない。スレーブN AS300では、UPS100からマスターNAS200へ停電を表 信号が入力されたことに応じて、自らに対 てシャットダウンの処理を行うようにして る。

 UPS100は、互いに接続された制御部120、電 供給回路140、通信回路160、等を備え、NAS200, 300やPC400に電源供給回路140からの電力を供給 るとともに、信号ケーブル180の信号線を介 てマスターNAS200との間で信号を送受信する とが可能とされている。制御部120では、CPU1 20a、半導体メモリ120b,c、タイマ回路120d、等 所定のシステムバス121に接続され、互いに 報を入出力可能とされている。CPU120aは、ROM1 20bに書き込まれたプログラムを実行する処理 を行い、UPS全体の動作を制御している。

 図2はUPS100の構成の例が模式的に示され、図 3はUPSの電源状態信号生成回路162およびマス ーNASの信号入力回路222の回路図の例が示さ 、図4はUPSの制御信号入力回路164およびマス ーNASの信号出力回路224の回路図の例が示さ ている。むろん、UPSのハードウェア構成は 同図に示す構成に限定されない。
 図2では常時インバータ給電方式のUPSが示さ れているが、本発明を適用可能なUPSは、ライ ンインタラクティブ方式のUPS、常時商用給電 方式のUPS、等でもよい。UPS100には、制御部120 を構成する各部122,124、電源供給回路140を構 する各部141~149,151~155、通信回路160を構成す 各部162,164,166、等が設けられている。商用電 源の停電時にバックアップ電力を供給するバ ックアップ回路150は、電源供給回路に含まれ る各部151~155で構成される。電源状態信号生 回路162は、UPSが供給している電源の状態を す電源状態信号(BU信号)を生成する。BU信号 、図3に示すように、バックアップ電力を供 していない通常運転時にハイ(High、H)レベル となり、バックアップ電力を供給していると き(停電時)にロー(Low、L)レベルとなる負論理 信号とされている。従って、LレベルのBU信 は、バックアップ電力の供給を表す状態の 号(停電を表す信号)となる。本UPSはインバ タによる電力出力を基本としながら起動時 電力容量超過時に商用電源をそのまま使用 るため、通常運転時にはインバータによる 力出力時と商用電源の出力時とが含まれる なお、BU信号は、正論理の信号でもよいし、 通常運転時に導通状態となってバックアップ 電力供給時に電流の流れないオープン状態と なる信号でもよいし、この信号とは導通状態 とオープン状態とが逆の信号でもよい。

 UPSが供給している電源の状態を表す信号 は、バックアップ電力を供給しているか否 を表すBU信号の他、バックアップ電力を供 していることのみを表す信号(A1信号とする) バックアップ電力を供給していないことの を表す信号(A2信号とする)、商用電源を供給 していることのみを表す信号(A3信号とする) 商用電源を供給していないことのみを表す 号(A4信号とする)、商用電源を供給している 否かを表す信号(A5信号とする)、バックアッ プ電力を供給可能な残り時間を表す信号(A6信 号とする)、等が含まれる。A1~A6信号のバック アップ電力の供給を表す状態は、それぞれ、 UPSがA1信号を生成している状態、UPSがA2信号 生成していない状態、UPSがA3信号を生成して いない状態、UPSがA4信号を生成している状態 UPSが商用電源を供給していないことを表す 態、UPSのバックアップ電力が減少している とを表す状態とすることができる。

 制御信号入力回路164は、UPS自らの動作を 御するための制御信号(BS)信号を入力可能で ある。UPS100は、バックアップ電力の供給を停 止させるBS信号を制御信号入力回路164に入力 たとき、バックアップ電力の供給を停止さ る。BS信号は、図4に示すように、バックア プ電力の供給を停止させるときにロー(L)レ ルとし、それ以外のときにハイ(H)レベルと る負論理の信号とされている。LレベルのBS 号は、UPSをシャットダウンさせる指示を表 信号ともいえる。なお、BS信号は、正論理 信号でもよいし、バックアップ電力の供給 停止させるときにオープン状態としてそれ 外のときに導通状態とする信号でもよいし この信号とは導通状態とオープン状態とが の信号でもよい。

 図2に示すUPSでは、起動時や電力容量超過 時、切替スイッチ148が商用電源側とされ、AC1 00Vを電源入力端子等の電源入力部141に入力し 、ヒューズ等の過電流保護回路142、電源リレ ー143、スイッチ148、電源出力端子等の電源出 力部149を経て、NAS200,300等の外部機器に電源 供給する。インバータによる電力出力時、 イッチ148がインバータ側とされ、AC100Vを電 入力部141に入力し、過電流保護回路142、電 リレー143、ノイズフィルタ144、整流回路145 インバータ146、フィルタ147、スイッチ148、 源出力部149を経て、NAS200,300等の外部機器に 源を供給する。このとき、ノイズフィルタ1 44から、充電回路151、ダイオード152を経て、 電池であるバッテリ153が充電される。バッ アップ電力供給時、スイッチ148がインバー 側とされ、バッテリ153、昇圧コンバータ154 ダイオード155、インバータ146、フィルタ147 スイッチ148、電源出力部149を経て、NAS200,300 等の外部機器に電源を供給する。

 バッテリ153によるバックアップ電力の供給 間には限りがあるため、UPS100に、図3に示す 電源状態信号生成回路162や、図4に示す制御 号入力回路164が設けられている。電源状態 号生成回路162は、制御回路122に接続され、 制御回路の制御によりBU信号を生成して出力 する。制御信号入力回路164は、制御回路122に 接続され、BS信号を入力して制御回路122に対 て出力する。制御回路122は、BS信号がL(バッ クアップ電力の供給停止指示)となったとき バックアップ電力の供給を停止させる処理( えばスイッチ148を商用電源側に切り替える 理)を行う。
 ここで、電源状態信号生成回路162の出力部 制御信号入力回路164の入力部は汎用のシリ ル通信用のコネクタ166とされ、マスターNAS 信号入力回路222の入力部や信号出力回路224 出力部も汎用のシリアル通信用のコネクタ2 26とされている。そして、両コネクタ166,226が 汎用のシリアル通信用のシリアル信号ケーブ ル180で接続され、UPSで生成されるBU信号に基 いて停電時にマスターNASがシャットダウン れて保護されるようにされている。すなわ 、マスターNAS200は、電源状態信号生成回路1 62および制御信号入力回路164に同じ信号ケー ル180で接続されている。
 上記シリアル信号ケーブルには、USB(Universal  Serial Bus)規格の信号ケーブル、RS-232C規格の 信号ケーブル、等を用いることができる。む ろん、上記シリアル通信用のコネクタには、 USB規格のコネクタ、RS-232C規格のコネクタ、 を用いることができる。なお、信号ケーブ を流れる信号は、HレベルかLレベルかの接点 方式の信号でもよい。

 図2に示すように、本実施形態のマスター NAS200は、制御部210(図5の211~214)、通信回路220 LAN用通信回路230、記憶部240、等を備えてい 。スレーブNAS300は、制御部310(図5の311~314)、L AN用通信回路330、記憶部340、等を備えている PC400は、制御部410(図5の411~414)、LAN用通信回 450、等を備えている。これらの機器200,300,40 0は、LAN用通信回路230,330,450を介して互いにデ ータを送受信可能とされている。

 図5は、NAS200,300のハードウェア構成の例 UPSとともにブロック図により示している。NA S200,300の電源コード201,301はUPSの電源供給回路 140に接続されており、NAS200,300は、該電源供 回路140から電源の供給を受けて動作する。 スターNAS200では、CPU211、半導体メモリ212,213 タイマ回路214、通信回路220、LAN用通信回路2 30、記憶部240、出力装置250、等が、所定のシ テムバス260に接続され、互いに情報を入出 可能とされている。スレーブNAS300では、CPU3 11、半導体メモリ312,313、タイマ回路314、通信 回路320、LAN用通信回路330、記憶部340、出力装 置350、等が、所定のシステムバス360に接続さ れ、互いに情報を入出力可能とされている。 なお、ハードウェア上は通信回路220がスレー ブNASに設けられていてもよく、この場合には 該通信回路に信号ケーブル180が接続されない ことになる。出力装置250,350は、設けられな てもよいが、液晶表示器等の表示器251,351、 ープ音を出力する音声出力器252,352、等が用 いられる。CPU211,311は、ROM212,312に書き込まれ プログラムに従って、適宜、ストレージ装 の制御プログラムや各種情報を記憶部240,340 からRAM213,313へ読み出して制御プログラムを 行する処理を行い、NAS全体の動作を制御し いる。

 NAS200,300内では、例えばタイマ回路214,314 よるタイマ割り込みを利用した時分割方式 後述する処理が並列して行われる。LAN用通 回路230,330は、ネットワークN1に接続され、 えばTCP/IPによってネットワークN1を介して双 方向通信を行うことが可能である。本実施形 態では、商用電源の停電時にTCP/IPとは異なる 専用のプロトコルでNAS200,300間のデータ送受 を行うものとする。なお、専用のプロトコ でNAS間のデータ送受信を行う際には、デー の漏洩やいたずらを防ぐため、操作入力さ たパスワードを用いて所定の暗号化処理に りデータを暗号化して送信し、受信した暗 化データを所定の解読処理により元のデー に戻すようにしてもよい。記憶部240,340は、 ードディスク等の情報記憶媒体や該情報記 媒体に情報を読み書きするハードディスク ライブ等のドライブを有し、この情報記憶 体に、各種制御プログラムや各種情報が記 される。これらの情報を記憶する情報記憶 体には、ハードディスク等の磁気記憶媒体 CD-ROM、不揮発性半導体メモリ、電力をバッ アップされた揮発性半導体メモリ、等を用 ることができる。

 図6は、PC400のハードウェア構成の例をUPS ともにブロック図により示している。PC400 電源コード401はUPSの電源供給回路140に接続 れており、PC400は、該電源供給回路140から電 源の供給を受けて動作する。PC400では、CPU411 半導体メモリ412,413、タイマ回路414、入力装 置420、出力装置430、記憶部440、LAN用通信回路 450、等が、所定のシステムバス460に接続され 、互いに情報を入出力可能とされている。CPU 411は、ROM412に書き込まれた制御プログラムに 従って、適宜、オペレーティングシステム(OS )441およびブラウザ(browser)等のアプリケーシ ンプログラム(APL)442並びに各種情報を記憶部 440からRAM413へ読み出して制御プログラムを実 行する処理を行い、PC全体の動作を制御して る。

 PC400内では、例えばタイマ回路414による イマ割り込みを利用した時分割方式で後述 る処理が並列して行われる。LAN用通信装置45 0は、ネットワークN1に接続され、例えばTCP/IP によってネットワークN1を介して双方向通信 行うことが可能である。入力装置420は、マ ス等のポインティングデバイス421やキーボ ド422を操作用入力機器として有し、利用者 らの操作入力を受け付ける。出力装置430は ディスプレイ等の表示装置431や音声出力器 の音声出力装置432を情報出力機器として有 、利用者に情報を表示や音声出力により出 する。むろん、PCにプリンタ等の印刷装置 接続し、この印刷装置で情報を印刷するこ により、情報を出力するようにしてもよい 記憶部440は、ハードディスク等の情報記憶 体や該情報記憶媒体に情報を読み書きする ードディスクドライブ等のドライブを有し この情報記憶媒体に、OS231やAPL232や各種情報 が記憶される。これらの情報を記憶する情報 記憶媒体には、ハードディスク等の磁気記憶 媒体、CD-ROM、不揮発性半導体メモリ、電力を バックアップされた揮発性半導体メモリ、等 を用いることができる。

(2)ストレージ装置を含むストレージ電源供給 システムの動作および作用:
 図7は、PC400が行う設定処理の例を示してい 。本処理は本発明を実施するうえで必須で ないが、本処理が行われることにより、NAS マスターNASにするのかスレーブNASにするの がPCへの入力により容易に設定される。
 PCが本設定処理を開始すると、まず、LAN(内 ネットワークN1)に接続されたNASを検索する( ステップS102。以下、「ステップ」の記載を 略)。例えば、LANに接続された機器の存在を い合わせる情報をLANにブロードキャスト(bro adcast)送信し、該問い合わせ情報に応答した 器の名称を受信する。なお、ブロードキャ ト送信は、例えば、LANに接続されたすべて 機器にデータを送信するために使われる特 なブロードキャストアドレス(broadcast address) を用い、このブロードキャストアドレスに問 い合わせを意味する情報を送信する処理を行 うことにより、行われる。

 次に、検索結果に基づいて、図8に示すメ イン画面491をディスプレイに表示する(S104)。 同画面491には、メニュー選択領域491a~d、検索 された機器を選択するための機器選択領域491 e、選択された機器に関する情報を表示する 器情報表示領域491f、操作ボタン491g,h、等が けられている。機器選択領域491eでは、検索 された機器の名称がタブ形式で表示される。 本実施形態では、LANにマスターNAS1台とスレ ブNAS2台が接続されているため、3台のNASの名 称が表示される。同領域491eに表示される名 タブのいずれか一つがポインティングデバ ス等で選択操作されると、選択された名称 機器に関する情報が機器情報表示領域491fに 示される。表示される情報には、機器の名 、機器に設定されたグループ、機器に設定 れたIPアドレス(ネットワークアドレス)、機 器に設定されたネットマスク、機器に設定さ れたファーム、等がある。メニュー選択領域 491a~dでは、いずれか一つのメニュー選択領域 が選択操作されると、選択されたメニュー選 択領域のサブメニューが表示される。例えば 、「設定」領域491bが選択操作されると、図 のメニュー491b1,491b2等のサブメニューが一覧 表示される。

 機器選択領域491eの名称タブが適宜選択操 作され、メニュー選択領域491a~dのサブメニュ ーのいずれか一つが選択操作されるか、ボタ ン491g,hのいずれか一つが操作されると、PCの 用者から操作入力を受け付けたことになる( S106)。ここで、本実施形態では、処理を開始 てから初めてメニュー選択領域のサブメニ ーの選択操作を受け付ける場合にユーザ名 パスワードの確認をするログイン処理を行 ことにしている。そこで、ログイン済か否 を判断し(S108)、ログイン済でない場合には しいユーザ名とパスワードの操作入力をキ ボード等から受け付けた(S110)ときのみS112以 降の処理を行う一方で正しいユーザ名をパス ワードが操作入力されなかった場合には処理 を終了することにしている。なお、S108の処 は、例えば、ユーザ名とパスワードを格納 る領域をRAM内に設け、この領域にユーザ名 パスワードが格納されているか否かを判断 ることにより、行うことができる。また、S1 10の処理は、例えば、PCを使用する利用者の ーザ名およびパスワードを予め記憶部440に 憶しておき、ユーザ名とパスワードを操作 力させる入力欄を有する画面を表示し、記 されているユーザ名およびパスワードと同 ユーザ名およびパスワードが入力欄に操作 力されたとき、S112に進むようにすることに り、行うことができる。

 S112では、「IPアドレスの設定」メニュー 選択操作されたか否かを判断し、条件成立 にはS114~S116の処理を行ってS104に戻り、条件 不成立時にはS118に進む。S114では、図9に示す ネットワークアドレス設定画面492を表示する 。同画面492には、IPアドレスを自動的に取得 るか否かを選択するためのチェックボック 492a、IPアドレス入力欄492b、サブネットマス ク入力欄492c、管理者用パスワード入力欄492d 各種操作ボタン492e,f、等が設けられている チェックボックス492aがチェックされる操作 が行われると、機器選択領域491eで選択され NAS等の機器に対してルータ902からIPアドレス が自動的に付与され、該機器は付与されたIP ドレスを記憶部に記憶する。S116では、選択 されたNAS等の機器に設定するIPアドレスの操 入力をキーボード等から受け付ける。IPア レス入力欄492bにネットワークアドレスが操 入力されると、選択されたNAS等の機器に対 て同入力欄492bに操作入力されたIPアドレス 設定し、該機器は設定されたIPアドレスを 憶部に記憶する。OKボタン492eが操作される 、S104に戻る。

 S118では、「UPS連動機能設定」メニューが 選択操作されたか否かを判断し、条件成立時 にはS120~S122の処理を行ってS104に戻る。S120で 、図10に示すUPS連動機能設定画面493を表示 る。同画面493には、機器選択領域491eで選択 れたNAS等の機器をマスター機器として使用 るのかスレーブ機器として使用するのか使 しないのかを選択するための機能選択欄493a 、同機器に対して停電時にシャットダウンす るのかバッテリーローを検出した時にシャッ トダウンするのかを選択するためのシャット ダウン方式選択欄493b、同機器のシャットダ ン後にUPSの電力供給を停止させるのか停止 せないのかを選択するためのUPS動作選択欄49 3c、各種ボタン493f,g、等が設けられていると もに、機能選択欄493aで「マスターとして使 用」が選択された場合にはスレーブ機器への シャットダウン指示の再送信をする時間の間 隔t1の操作入力を受け付けるための期間入力 493d、シャットダウン指示の再送信の上限回 数n1の操作入力を受け付けるための回数入力 493e、も設けられる。S122では、選択されたNA S等の機器に設定する内容の操作入力を領域49 3a~eにて受け付ける。機器選択領域491eで選択 れた機器がNAS200,300であれば、UPS連動機能設 定画面ではNAS200,300に対する設定入力を受け けることになる。そして、機器選択領域491e 選択された機器に対して同領域493a~eで操作 力を受け付けた内容を設定し、該機器は設 された内容を記憶部に記憶する。OKボタン49 3fが操作されると、S104に戻る。

 他のサブメニューが選択された場合の処 も、同様にして行われる。そして、S124では 、メイン画面の終了ボタン491gが操作された 否かを判断する等して本設定処理を終了す か否かを判断し、終了しない場合にはS104に り、終了する場合には設定処理を終了する

 図11は、上記機能選択欄493aで「マスター して使用」が選択されたNAS(マスターNAS200) 上記機能選択欄493aで「スレーブとして使用 が選択されたNAS(スレーブNAS300)とで行われ 停止処理の例を示している。マスターNASの 止処理は、信号ケーブル180を介してUPSの電 状態信号生成回路162からバックアップ電力 供給を表すLレベルのBU信号を入力したとき 開始される。そして、マスターNASは、BU信号 がLレベル(バックアップ電力の供給を表す状 )であるとき、スレーブNASに対してシャット ダウンの処理を実行させるとともに自らに対 してシャットダウンの処理を行う。一方、ス レーブNASの停止処理は、LANを介してマスター NASから停止処理を行う際の問い合わせ情報を 受信したとき、開始される。そして、スレー ブNASは、電源状態信号生成回路162からマスタ ーNASへLレベルのBU信号が入力されたことに応 じて、自らに対してシャットダウンの処理を 行う。なお、マスターNASの信号出力回路224は 、HレベルのBS信号を生成して出力しているも のとする。

 UPSの電源状態信号生成回路162で生成されるB U信号がHレベルからLレベルに切り替わると、 マスターNASの信号入力回路222はLレベルのBU信 号を入力する。マスターNASは、UPSからLレベ のBU信号を入力すると、バックアップ電力の 供給を表すバックアップ信号を入力した旨を 外部に出力する(S202)。例えば、停電中である 旨を表示器251に表示したり、停電を意味する ビープ音を音声出力器252から出力したりすれ ばよい。S202は、省略可能である。
 S204では、停止処理を行う際にスレーブNASの 存在を問い合わせる旨の情報をLANに対して出 力する。例えば、図10に示すUPS連動機能設定 面でスレーブNASとされた各NASに対してLANを して停止処理を行う際の問い合わせ情報を 信する処理を行えばよい。スレーブNASに対 て問い合わせ情報を送信する際には、スレ ブNASのIPアドレスを指定して問い合わせ情 をLANに対して出力すればよい。以下も、同 である。

 送信先とされたスレーブNAS300では、LANから レーブNASの存在を問い合わせる情報を入力 たとき、停止処理を開始し、自らの存在を す存在情報をLANに対して出力する(S222)。例 ば、問い合わせ情報の入力先であるNASに対 て自らの名称を存在情報として送信する処 を行えばよい。マスターNASに対して存在情 を送信する際には、マスターNASのIPアドレ を指定して存在情報をLANに対して出力すれ よい。以下も、同様である。
 マスターNASでは、上記スレーブNASの存在を す存在情報をLANから入力し、該スレーブNAS ら該存在情報を受信する(S206)。マスターNAS 、この存在情報を入力したとき、同スレー NASに対するシャットダウンの指示(バックア ップ電力の被供給に対応した情報)をLANに対 て出力し、該指示を表す情報を同スレーブNA Sに送信する(S208)。

 送信先とされたスレーブNAS300では、シャ トダウンの指示をLANから入力し、マスターN ASからシャットダウンの指示を受信する(S224) 同スレーブNASは、シャットダウンの指示を 力したとき、シャットダウンの処理の開始 表された処理開始情報をLANに対して出力し 該処理開始情報をマスターNASに送信する(S22 6)。マスターNASでは、前記処理開始情報をLAN ら入力し、前記スレーブNASから該処理開始 報を受信する(S210)。

 また、上記スレーブNASでは、自らに対して ャットダウンの処理(バックアップ電力が供 給されている状態に対応した処理)を行う(S228 )。このシャットダウンの処理は、NASのオペ ーティングシステムを終了させてハードデ スクのヘッド等の記憶部を保護する処理を い、マスターNASの場合も同様である。
 以上により、スレーブNASは、シャットダウ の指示を入力したとき、自らに対してシャ トダウンの処理を行う。この処理が終了す と、同スレーブNASは、シャットダウンの処 の終了が表された処理終了情報をLANに対し 出力し、該処理終了情報をマスターNASに送 する(S230)。そして、同スレーブNASは、シャ トダウンの処理を終了した旨を外部に出力 (S232)、停止処理を終了する。例えば、シャ トダウン終了の旨を表示器351に表示したり シャットダウン終了を意味するビープ音を 声出力器352から出力したりすればよい。S232 は、省略可能である。なお、停止処理の終了 後、スレーブNASの電源が自動的に切られても よい。
 以上の処理により、スレーブNASは、マスタ NASでバックアップ電力の被供給に対応した 報が生成されたとき、自らに対してシャッ ダウンの処理を行う。

 マスターNASでは、上記処理終了情報をLANか 入力し、上記スレーブNASから該処理終了情 を受信する(S212)。次に、マスターNASは、自 に対してシャットダウンの処理(バックアッ プ電力が供給されている状態に対応した処理 )を行う(S214)。
 以上により、マスターNASは、シャットダウ の指示を入力したとき、自らに対してシャ トダウンの処理を行う。この処理が終了す と、マスターNASは、UPSの制御信号入力回路1 64に対してUPSのシャットダウンを指示するLレ ベルのBS信号(バックアップ電力の供給を停止 させる信号)を出力することにより、UPS100に してバックアップ電力の供給を停止させ(S216 )、停止処理を終了する。なお、停止処理の 了後、マスターNASの電源が自動的に切られ もよい。
 UPS100では、BS信号がHレベルからLレベルに切 り替わると、LレベルのBS信号が信号ケーブル 180を介して制御信号入力回路164に入力される 。

 図12は、UPS100が繰り返し行っているシャッ ダウン指示対応処理を示している。図に示 ように、UPSは、常時、バックアップ電力の 給を停止させる意味のシャットダウン指示(L レベルのBS信号)をマスターNASから受信したか 否かを判断し(S262)、シャットダウン指示を受 信したと判断したときには自らに対してシャ ットダウンの処理を行う(S264)ようにされてい る。これにより、LレベルのBS信号が制御信号 入力回路164に入力されると、UPSからのバック アップ電力の供給を停止させる処理が行われ る。その結果、UPSは、バックアップ電力の供 給を停止する。
 以上により、マスターNAS200は、制御信号入 回路164にバックアップ電力の供給を停止さ る信号を出力することにより、自らに対し シャットダウンの処理を行った後にUPSに対 てバックアップ電力の供給を停止させる。 って、本システム1000によれば、NAS200,300を 護しながらUPS100のバックアップ電力の供給 を保護することができる。

 以上説明したように、スレーブNASでは、UPS 電源状態信号生成回路からマスターNASへバ クアップ電力の供給を表す状態の信号が入 されたことに応じて、シャットダウンの処 が行われる。また、マスターNASでは、電源 態信号生成回路162で生成されるバックアッ 電力の供給を表す状態の信号が入力された き、バックアップ電力の被供給に対応した 報(シャットダウンの指示)が生成され、ス ーブNASに対してバックアップ電力が供給さ ている状態に対応した処理を実行させる。 って、バックアップ電力が供給されている 態をUPSから直接知ることができないスレー NASについても商用電源の停電時にバックア プ電力が供給されている状態に対応したシ ットダウン処理を行うことができ、商用電 の停電時にスレーブNASが保護される。その 、マスターNASおよびスレーブNASのみを内部 ットワークに接続しておけば、PC等のNAS以外 の機器を内部ネットワークに接続しなくても マスターNASおよびスレーブNASが保護されるの で、簡素なシステム構成でマスターNASおよび スレーブNASが保護される。
 また、内部ネットワークに接続されたスレ ブNASの存在が確認された後にマスターNASで ックアップ電力が供給されている状態に対 したシャットダウン処理が行われるので、 り確実にマスターNASが保護される。

 なお、図13に示すように、シャットダウン 処理の終了が表された処理終了情報の送受 が行われなくても、マスターNASとスレーブNA Sとで適切にシャットダウンの処理を行うこ ができる。同図の停止処理では、S216の代わ にS302の処理がマスターNAS側で行われ、スレ ーブNAS側のS230の処理が省略されている。
 同図のS202~S210,S222~S226の処理が行われ、マス ターNASがシャットダウンの処理の開始を表す 処理開始情報を受信すると、マスターNASは、 UPSの制御信号入力回路164にUPSのシャットダウ ンを指示するLレベルのBS信号を出力する(S302) 。すると、UPSは、図12で示したシャットダウ 指示対応処理を行うが、マスターNASがシャ トダウンの処理を行うための時間を確保す ためS264では所定の時間Tu(秒)待機した後にUP Sのシャットダウン処理を行う。この時間Tuは 、マスターNASおよびスレーブNASがシャットダ ウンの処理を行うのに十分な時間Tmより長く ればよい。また、UPSは、マスターNAS200から 間Tuの設定入力を受け付けて受け付けた時 Tuをメモリ120c等に記憶し、記憶した時間Tu( )待機した後に自らのシャットダウン処理を うようにしてもよい。さらに、PC400にて時 Tuの操作入力を受け付け、この入力された時 間TuをマスターNAS200へ送信してマスターNASの 憶部240に時間Tuを記憶させ、この記憶した 間TuをUPSへ例えばシリアル信号ケーブル180経 由で送信してUPSのメモリ等に記憶させてもよ い。

 なお、スレーブNASでは、S226で処理開始情報 を送信した後、S228で自らに対してシャット ウン処理を行い、適宜S232でシャットダウン 了の旨を出力して、停止処理を終了する。 方、マスターNASでは、S302でUPSへシャットダ ウン指示を送信した後、S214で自らに対して ャットダウン処理を行い、停止処理を終了 る。
 以上のようにして、マスターNASは、UPSの制 信号入力回路にバックアップ電力の供給を 止させる信号を出力することにより、自ら 対してバックアップ電力が供給されている 態に対応したシャットダウン処理を行った にUPSに対してバックアップ電力の供給を停 させる。これにより、マスターNASおよびス ーブNASを保護しながらUPSのバックアップ電 の供給源を保護することができる。

 また、図14に示すように、LANに接続された レーブNASのシャットダウン処理が行われる とを確認することができない場合、UPSへの ャットダウンを指示しないようにしてスレ ブNASを電源遮断から保護するようにしても い。同図では、マスターNASの停止処理のみ 示されている。スレーブNASでは、図11で示し た停止処理が行われる。
 マスターNAS200は、UPSの電源状態信号生成回 162からLレベルのBU信号を入力すると、本停 処理を開始し、スレーブNAS300の存在を問い わせる旨の情報をスレーブNASに対して出力 る(S204)。問い合わせ情報送信後、マスターN ASは、前記スレーブNASから該スレーブNASの存 を表す存在情報を受信すると(S206)、該スレ ブNASに対するシャットダウンの指示を該ス ーブNASに対して出力する(S208)。なお、後述 るS324,S326の処理を行うため、マスターNASは 例えば、シャットダウン指示を出力した時 タイマ回路214の時刻T1をRAM213に記憶し、シ ットダウン指示の再送信回数を表すカウン に0を代入する。ここで、スレーブNASは、シ ットダウンの指示を入力したとき、シャッ ダウンの処理の開始が表された処理開始情 をマスターNASに対して出力するとともに、 らに対してシャットダウンの処理を行うは である。

 マスターNASは、シャットダウン指示の送 後、上記処理開始情報を受信したか否かを 断する(S322)。該情報を受信したと判断した 合、上述したように、マスターNASは、シャ トダウン処理の終了が表された処理終了情 を受信し、自らに対してシャットダウンの 理を行い、UPSの制御信号入力回路に対してU PSのシャットダウンを指示するLレベルのBS信 を出力して(S212~S216)、停止処理を終了する すなわち、マスターNASは、信号ケーブルを して制御信号入力回路にシャットダウンの 示を出力することにより、自らに対してシ ットダウンの処理を行った後にUPSに対して ックアップ電力の供給を停止させる。

 S322で上記処理開始情報を受信していないと 判断した場合、マスターNASは、スレーブNASに 対してシャットダウンの指示を出力してから 所定期間t1秒(例えば1秒)が経過したか否かを 断する(S324)。マスターNASは記憶部240にt1を 憶しており、S324の判断処理は、例えば、現 のタイマ回路214の時刻T2と上述した記憶時 T1との時間差T2-T1(秒)がt1以上であるか否かを 判断することにより行うことができる。マス ターNASは、所定期間t1が経過していないと判 した場合にS322へ戻り、所定期間t1が経過し と判断した場合にスレーブNASに対するシャ トダウンの再指示を上限回数n1回(例えば1回 )送信したか否かを判断する(S326)。マスターNA Sは記憶部240にn1を記憶しており、S326の判断 理は、再送信回数を表すカウンタがn1以上か 否かを判断することにより行うことができる 。上限回数n1回送信していないと判断した場 、上記存在情報を受信したスレーブNASに対 てシャットダウンの指示を再送信し(S328)、 送信回数を表すカウンタに1を加算してS322 戻る。一方、上限回数n1回送信したと判断し た場合、自らに対してシャットダウンの処理 を行い(S330)、UPSに対するシャットダウンの指 示を送信しないで停止処理を終了する。
 すなわち、マスターNASは、S322~S328にて、シ ットダウンの指示を出力してから所定期間t 1秒内にスレーブNASから上記処理開始情報が 力されないときに再び該スレーブNASに対し シャットダウンの指示を出力する処理を所 の上限回数n1回内で行う。そして、該処理を 前記上限回数n1回行った後に前記所定期間t1 内に前記スレーブNASから前記処理開始情報 入力されないとき、制御信号入力回路164に ックアップ電力の供給を停止させるLレベル BS信号を出力せずに自らに対してシャット ウンの処理を行う。

 本変形例では、スレーブNASが応答しない 合でもマスターNASでバックアップ電力が供 されている状態に対応したシャットダウン 理が確実に行われるので、より確実にマス ーNASを保護することができる。また、スレ ブNASが応答しない場合にはUPSのバックアッ 電力の供給が停止されないので、より確実 スレーブNASを保護することができる。

 さらに、図15に示すように、スレーブNASに するシャットダウン指示をブロードキャス 送信して停止処理を行うようにしてもよい
 マスターNAS200は、UPSの電源状態信号生成回 162からLレベルのBU信号を入力すると、本停 処理を開始する。S402では、適宜、バックア ップ信号入力の旨を外部に出力する。S404で 、LANに接続されたすべての機器にデータを 信するブロードキャスト送信にてスレーブNA Sに対するシャットダウンの指示をLANに対し 出力する。

 スレーブNASは、LANからシャットダウンの指 を入力したとき、停止処理を開始し、シャ トダウンの処理の開始が表された処理開始 報をマスターNASに対して出力する(S422)。マ ターNASでは、同処理開始情報を受信する(S40 6)。スレーブNASでは、自らに対してシャット ウンの処理を行い(S424)、シャットダウンの 理の終了が表された処理終了情報をマスタ NASに対して出力し(S426)、適宜、シャットダ ン処理終了の旨を外部に出力して(S428)、停 処理を終了する。マスターNASでは、同処理 始情報を受信し、自らに対してシャットダ ンの処理を行い、UPSの制御信号入力回路に してUPSのシャットダウンを指示するLレベル のBS信号を出力して(S408~S412)、停止処理を終 する。
 本変形例では、内部ネットワークに接続さ たスレーブNASに対して個別にネットワーク ドレスを指定してバックアップ電力の被供 に対応した情報を送信する必要が無いので マスターNASの処理を軽減させることができ 。

 さらに、図16に示すように、スレーブNASか マスターNASに自らのシャットダウンが必要 否かを問い合わせて停止処理を行うように てもよい。ここで、スレーブNASが行う停止 理は、例えば、タイマ回路を利用した割り み処理により、所定の時間間隔(例えば5分間 隔)で繰り返し行われる。
 スレーブNASは、停止処理を開始すると、シ ットダウン指示の確認要求をマスターNASに して送信する(S522)。

 マスターNASは、上記確認要求を受信すると 停止処理を開始し、UPSの電源状態信号生成 路から電源状態信号(BU信号)を入力する(S502) 。S504では、UPSがバックアップ電力を供給し いる状態であるか否かを判断し、判断結果 スレーブNASに送信する。この判断処理は、 えば、BU信号の状態をI/Oポートから読み込む ことにより行うことができる。そして、BU信 がLレベルの場合に条件成立となってS204~S216 の処理が行われ、BU信号がHレベルの場合に条 件不成立となって停止処理が終了する。従っ て、マスターNASは、UPSの電源状態信号生成回 路がバックアップ電力の供給を表す状態の信 号を生成したとき、自らに対してシャットダ ウン処理を行うことになる。
 スレーブNASでは、上記判断結果を受信し、 判断結果に基づいてUPSがバックアップ電力 供給している状態であるか否かを判断する( S524)。そして、BU信号がLレベルの場合に条件 立となってS222~S234の処理が行われ、BU信号 Hレベルの場合に条件不成立となって停止処 が終了する。

 BU信号がLレベルの場合、マスターNASは、概 、スレーブNASに対するシャットダウンの指 を生成し、自らに対してシャットダウンの 理を行い、UPSに対してシャットダウンを指 するLレベルのBS信号を出力する処理を行い 停止処理を終了する。一方、スレーブNASは 概略、LANからシャットダウンの指示を入力 たとき、自らに対してシャットダウンの処 を行う。従って、スレーブNASでは、マスタ NASでシャットダウンの指示が生成されたと 、自らに対してバックアップ電力が供給さ ている状態に対応したシャットダウン処理 行われる。
 本変形例では、UPSからバックアップ電力が 給されているときにその旨の情報を常時出 するようにはされていないマスターNASを用 る場合でも、スレーブNASにて商用電源の停 時にバックアップ電力が供給されている状 に対応した処理を行うことが可能になり、 用電源の停電時にスレーブNASを保護するこ が可能になる。

(3)その他の変形例:
 上記内部ネットワークには、スレーブNAS(第 一のスレーブNAS)に対するスレーブNAS(第二の レーブNAS)が接続されてもよい。この場合、 第一のスレーブNASは、マスターNASでシャット ダウンの指示(バックアップ電力の被供給に 応した情報)が生成されたとき、第二のスレ ブNASに対してバックアップ電力が供給され いる状態に対応したシャットダウン処理を 行させるシャットダウンの指示(バックアッ プ電力の被供給に対応した情報)を生成する ともに、自らに対してシャットダウンの処 を行えばよい。また、第二のスレーブNASは 第一のスレーブNASでシャットダウンの指示 生成されたとき、自らに対してシャットダ ンの処理を行えばよい。シャットダウン処 を実行させるストレージ装置の階層構造は このような3層構造よりも多い階層構造とす こともできる。
 また、マスターNASとスレーブNASとをUSB規格 信号ケーブルのようなシリアル信号ケーブ 等の専用の信号線で接続し、上述した両NAS のデータ送受信を該信号線経由で行っても い。

 上記PC400は、UPSの電源状態信号生成回路 らマスターNASへバックアップ電力の供給を す状態の信号が入力されたことに応じて、 らに対してバックアップ電力が供給されて る状態に対応した処理を行ってもよい。ま 、内部ネットワークに接続されるNAS以外の 器も、UPSの電源状態信号生成回路からマス ーNASへバックアップ電力の供給を表す状態 信号が入力されたことに応じて、自らに対 てバックアップ電力が供給されている状態 対応した処理を行ってもよい。これらの場 、内部ネットワークに接続された機器は、 レーブNASの停止処理と同様の停止処理を行 ばよい。すると、バックアップ電力が供給 れている状態をUPSから直接知ることができ い機器についても商用電源の停電時にバッ アップ電力が供給されている状態に対応し 処理を行うことが可能になり、商用電源の 電時に同機器を保護することが可能になる

 なお、本発明は、上述した実施形態や変 例に限られず、上述した実施形態および変 例の中で開示した各構成を相互に置換した 組み合わせを変更したりした構成、公知技 並びに上述した実施形態および変形例の中 開示した各構成を相互に置換したり組み合 せを変更したりした構成、等も含まれる。